JP2022043669A - 液体吐出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】キャリッジ間の組付けのばらつきによる描画のずれを解消すること。【解決手段】所定の色の液体を吐出する第一のヘッドを有する第一のキャリッジと、所定の色とは異なる色の液体を吐出する第二のヘッドを有する第二のキャリッジとを備え、第一及び第二のヘッドは、液体を吐出するノズルを複数配列したノズル列を有し、ノズルの配列方向と直交する走査方向へ走査させながら、ノズルから液体を吐出する液体吐出装置であって、ノズルによって描画される画像の位置は、複数のノズルのうち、ノズルの先頭の位置によって規定され、ノズルの先頭の位置を、第一のヘッドのノズル列において第一の先頭ノズルの位置を固定し、第二のヘッドでは第二のヘッドのノズル列において第二の先頭ノズルを順次ずらすことによって、第一のヘッドのノズル列に対する第二のヘッドのノズル列の組付け位置のずれを認識できる画像を形成する調整部を、さらに備える。【選択図】図7

Description

本発明は、液体吐出装置に関する。
液体を吐出するヘッドを有するキャリッジを二個以上搭載し、主走査方向に液体を吐出する液体吐出装置が知られている。
例えば、白インクのヘッドを搭載するキャリッジと、カラーインクのヘッドを搭載するキャリッジを有する液体吐出装置において、今までの液体吐出装置では白インクのキャリッジでの描画が終わってから、カラーインクのキャリッジで頭出しを行い、カラーインクのキャリッジでの描画を行っていた。しかし、印字速度をあげるために、白インクのキャリッジでの描画とカラーインクのキャリッジでの描画を同時に行う場合には、キャリッジ間距離のばらつきによる白インクの描画とカラーインクの描画のずれが発生する問題があった。
例えば、特許文献1には、キャリッジ上のヘッド部を、他のキャリッジ上のヘッド部に対して、キャリッジの移動方向と直交する方向に位置調整する技術が開示されているが改善の余地がある。
本発明は、キャリッジ間の組付けのばらつきによる描画のずれを解消することを目的とする。
上述した課題を解決するために、本発明は、所定の色の液体を吐出する第一のヘッドを有する第一のキャリッジと、前記所定の色とは異なる色の液体を吐出する第二のヘッドを有する第二のキャリッジとを備え、
前記第一及び第二のヘッドは、液体を吐出するノズルを複数配列したノズル列を有し、前記ノズルの配列方向と直交する走査方向へ走査させながら、前記ノズルから液体を吐出する液体吐出装置であって、
前記ノズルから液体を吐出することによって描画される画像の位置は、前記ノズル列を構成する複数の前記ノズルのうち、液体を吐出するノズルの先頭の位置によって規定され、
前記液体を吐出するノズルの先頭の位置を、前記第一のヘッドのノズル列において第一の先頭ノズルの位置を固定し、前記第二のヘッドでは前記第二のヘッドのノズル列において第二の先頭ノズルを順次ずらすことによって、前記第一のヘッドのノズル列に対する前記第二のヘッドのノズル列の組付け位置のずれを認識できる画像を形成する調整部を、さらに備えることを特徴とする。
本発明によれば、キャリッジ間の組付けのばらつきによる描画のずれを解消することができる。
インクジェット記録装置の概略構成例について説明する模式図である。 インクジェット記録装置が有する制御部の概要について説明する図である。 インクジェット記録装置の機能を説明するブロック図である。 プロッタ制御部の機能を説明するブロック図である。 キャリッジ間距離調整のチャート例を説明する図である。 キャリッジ間距離調整のチャートの描画方法を説明する図である。 キャリッジ間の組付け誤差の有無により、利用するノズルを変更している例を説明する図である。 キャリッジ間距離調整の画面のフロー例を説明する図である。 キャリッジ間距離調整部の制御動作例を説明するフローチャートである。
以下、添付の図面に基づき、本発明の実施形態について説明する。なお、本発明の実施形態を説明するための各図面において、同一の機能もしくは形状を有する部材や構成部品等の構成要素については、判別が可能な限り同一符号を付すことにより一度説明した後ではその説明を省略する。
一実施形態の液体吐出装置は、所定の色の液体を吐出する第一のヘッドを有する第一のキャリッジと、所定の色とは異なる色の液体を吐出する第二のヘッドを有する第二のキャリッジとを備え、第一及び第二のヘッドは、液体を吐出するノズルを複数配列したノズル列を有し、ノズルの配列方向と直交する走査方向へ走査させながら、ノズルから液体を吐出する液体吐出装置であって、以下の特徴を有する。
ノズルから液体を吐出することによって描画される画像の位置は、ノズル列を構成する複数のノズルのうち、液体を吐出するノズルの先頭の位置によって規定される。
液体を吐出するノズルの先頭の位置を、第一のヘッドのノズル列において第一の先頭ノズルの位置を固定し、第二のヘッドでは第二のヘッドのノズル列において第二の先頭ノズルを順次ずらすことによって、第一のヘッドのノズル列に対する第二のヘッドのノズル列の組付け位置のずれを認識できる画像を形成する調整部を、さらに備える。
このようにすることで、ヘッドの全ノズルを使わずに描画し、キャリッジ間距離に組付け誤差に合わせて、利用するノズルの位置をずらすことを特徴とする。
上記記載の本発明の特徴について、以下の図面を用いて詳細に解説する。
まず一実施形態の液体吐出装置の構成について、一例として、インクジェット記録装置の構成例を用いて説明する。
以降の説明では、一例として、所定の色の液体を白色の液体とし、前述の第一のヘッドを、白色の液体としての白インクを吐出する白ヘッドとし、第二のヘッドを、白色以外のカラー色の液体を吐出するカラーヘッドとする。また、第一のキャリッジを白キャリッジとし、第二のキャリッジとしてのカラーキャリッジは、一つまたは複数のカラーヘッドを有するものとする。
図1は、インクジェット記録装置の概略構成例について説明する模式図である。
インクジェット記録装置1は、白キャリッジ11と、カラーキャリッジ13と、セット台15とを有する。
白キャリッジ11は、白インクでの描画を行う白ヘッドを搭載したキャリッジである。白キャリッジ11は、図1の上下方向(矢印A)に移動しながらヘッドのノズル幅分の画像の描画を行うことが可能である。
カラーキャリッジ13は、C(シアン)、M(マセンダ)、Y(イエロー)、K(ブラック)等のインクでカラー画像の描画を行うカラーヘッドを搭載したキャリッジである。カラーキャリッジ13は、図1の上下方向(矢印B)に移動しながらカラーヘッドのノズル幅分の画像の描画を行うことが可能である。
セット台15は、Tシャツや布などの記録媒体をセットする台である。セット台15は、図1の左右方向(矢印C)に移動することができる。
各キャリッジで主走査方向の描画が終わった後に、セット台を副走査方向に移動させることでセット台全体の大きさの画像を描画する。
図2は、インクジェット記録装置1が有する制御部の概要について説明する図である。
制御部100は、CPU(Central Processing Unit)101と、ROM(Read Only Memory)103と、(Random Access Memory)と、NVRAM(Non-Volatile Random Access Memory)107と、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)109とを備える。
CPU101は、インクジェット記録装置1全体の制御を司る手段であり、セット台15の搬送動作と、各キャリッジ11、13の移動動作とに関する制御を司る手段を兼ねている。
ROM103は、CPU101が実行するプログラム、その他の固定データを格納する。
RAM105は、画像データ等を一時格納する。
NVRAM107は、装置の電源が遮断されている間もデータを保持するための書き換え可能な不揮発性メモリである。
ASIC109は、画像データに対する各種信号処理、並び替え等を行う画像処理やその他装置全体を制御するための入出力信号を処理する。
また、制御部100は、I/F(Interface)111、ヘッド制御部121W、121C、主走査モータ駆動部123W、123C、副走査モータ駆動部125、及び、I/O(Input/Output)113などを備える。さらに、制御部100は、操作パネル21と接続している。
ヘッド制御部121W、121C及び主走査モータ駆動部123W、123Cは、キャリッジ毎に同様のものが設けられているものであるため、特に区別しないときには、ヘッド制御部121、主走査モータ駆動部123と称する。また、後述するヘッドドライバ22W、22C、主走査モータ23W、23C、リニアエンコーダ24W、24Cについても同様に、ヘッドドライバ22、主走査モータ23、リニアエンコーダ24と称する。
I/F111は、ホスト側とのデータ、信号の送受を行う。
ヘッド制御部121は、記録ヘッドを駆動するための駆動波形を生成するとともに、記録ヘッドの圧力発生手段を選択駆動させる画像データ及びそれに伴う各種データをヘッドドライバ22に出力する。ヘッド制御部121は、駆動波形を生成する駆動波形生成部を有する。
主走査モータ駆動部123は、主走査モータ23を駆動する。
副走査モータ駆動部125は、副走査モータ25を駆動する。
I/O113は、リニアエンコーダ24、ホイールエンコーダ26からの検出パルス、及びその他の各種センサからの検知信号を入力する。
操作パネル21は、インクジェット記録装置1に必要な情報の入力及び表示を行う。また、操作パネル21は、利用者とのインタフェースを司る操作部として機能する。
ここで、制御部100は、パーソナルコンピュータ(PC)2等の情報処理装置などが生成した印刷データ等をケーブル或いはネットワークを介してI/F111で受信する。
そして、制御部100のCPU101は、I/F111に含まれる受信バッファ内の印刷データを読み出して解析し、ASIC109にて必要な画像処理、データの並び替え処理等を行ってヘッド制御部121に転送し、ヘッド制御部121から所要のタイミングでヘッドドライバ22に画像データや駆動波形を出力する。
ヘッド制御部121の駆動波形生成部は、ROM103に格納されてCPU101で読み出される駆動パルスのパターンデータをD/A変換するD/A変換器及び増幅器等で構成され、1つの駆動パルス或いは複数の駆動パルスで構成される駆動波形をヘッドドライバ22に対して出力する。
ヘッドドライバ22は、シリアルに入力される記録ヘッドの1行分に相当する画像データ(ドットパターンデータ)に基づいてヘッド制御部の駆動波形生成部から与えられる駆動波形を構成する駆動パルスを選択的に記録ヘッドの圧力発生手段に対して印加することで記録ヘッド17、19を駆動する。本実施形態では、ヘッドドライバ22Wは、白ヘッドとしての記録ヘッド17を駆動し、ヘッドドライバ22Cは、カラーヘッドとしての記録ヘッド19を駆動する。
なお、このヘッドドライバ22は、例えば、クロック信号及び画像データであるシリアルデータを入力するシフトレジスタと、シフトレジスタのレジスト値をラッチ信号でラッチするラッチ回路と、ラッチ回路の出力値をレベル変化するレベル変換回路(レベルシフタ)と、このレベルシフタでオン/オフが制御されるアナログスイッチアレイ(スイッチ手段)等を含み、アナログスイッチアレイのオン/オフを制御することで駆動波形に含まれる所要の駆動パルスを選択的に記録ヘッドの圧力発生手段に印加する。
次に、インクジェット記録装置1の機能を実現するソフトウェアについて説明する。
図3は、インクジェット記録装置の機能を説明するブロック図である。
インクジェット記録装置1は、プリンタアプリ201と、パネル制御202と、システム管理203と、メモリ管理204と、通信制御205と、プロッタ制御部210と、OS(Operating System)207とを有する。
プリンタアプリ201は、プリンタ機能に関する制御を行う。
パネル制御202は、パネルへの表示、パネルからのキー入力に関する制御を行う。
システム管理203は、NVRAM107や不揮発な設定値の管理を行う。
メモリ管理204は、RAM105の管理を行う。
通信制御205は、I/F111の制御を行う。
プロッタ制御部210は、印刷に関するハードウェアの制御を行う。
OS206は、オペーレティングシステムであり、機器の基本的な管理や制御のための機能や、多くのソフトウェアが共通して利用する基本的な機能などを実装した、システム全体を管理するソフトウェアである。
上述したソフトウェアは、例えば、プログラムによって実現される。プログラムは、例えば、ROM103等の記録媒体に予め記録されていてもよいし、または、外部からI/F111を介して入手してNVRAM1107等の記録媒体に記録されてもよい。CPU101は、例えば、ROM103等の記録媒体に記録されたプログラムを読み出し、プログラムの命令群を、RAM105をワークエリアとして実行させる。
ここで、前述のプロッタ制御部210について詳述する。
図4は、プロッタ制御部の機能を説明するブロック図である。
プロッタ制御部210は、印刷制御部211と、主走査モータ駆動制御部212と、副走査モータ駆動制御部213と、調整部としてのキャリッジ間距離調整部214を備える。
印刷制御部211は、印刷処理全体を制御する。
主走査モータ駆動制御部212は、図2の主走査モータ駆動部123の制御を行う。
副走査モータ駆動制御部213は、図2の副走査モータ駆動部125の制御を行う。
キャリッジ間距離調整部214は、白キャリッジとカラーキャリッジとの間の距離のばらつきの調整制御を行う。
次に、キャリッジ間距離調整部214がキャリッジ間の距離を調整する処理について詳細を説明する。
一実施形態の液体吐出装置は、ヘッドが有するノズル列すべてを使って描画するのではなく、1スキャンの描画幅(=副走査送り量)をノズル列数より少なくすることで、キャリッジ間の組付けのばらつきが調整可能とすることを特徴とする。ノズルから液体を吐出することによって描画される画像の位置は、ノズル列を構成する複数のノズルのうち、液体を吐出するノズルの先頭の位置によって規定される。
キャリッジ間距離調整部214は、記録ヘッド17、19の描画幅の先頭となるノズル(先頭ノズル)を調整する。詳細には、描画幅の先頭を、白ヘッド(第一のヘッド)のノズル列では白先頭ノズル(第一の先頭ノズル)、カラーヘッド(第二のヘッド)ではカラー先頭ノズル(第二の先頭ノズル)とするときに、白先頭ノズルに対して、カラー先頭ノズルを調整する。
ここで、先頭ノズル(「開始ノズル」とも称する)は、ヘッドのノズル列が副走査方向に沿って移動するときに、ノズル列の複数のノズルのうち、利用するノズル(液体を吐出させるノズル)の先頭に位置するノズルとする。
キャリッジ間距離調整部214は、例えば、液体を吐出するノズルの先頭の位置を、白ヘッドでは、白ヘッドのノズル列において白先頭ノズルの位置を固定し、カラーヘッドでは、カラーヘッドのノズル列においてカラー先頭ノズルを順次し、固定した白先頭ノズルに対して、カラー先頭ノズルを順次ずらして複数描画する。このようにして、キャリッジ間距離調整部214は、白ヘッドのノズル列に対するカラーヘッドのノズル列の組付け位置のずれを認識できる画像を形成する。
キャリッジ間距離調整部214は、例えば、白先頭ノズルの位置を特定する情報を保持する。情報の保持は、予め設定された情報を保持する場合、または、外部から入力された情報(例えば、操作パネル21から入力された情報)を保持する場合であってもよい。キャリッジ間距離調整部214は、保持する白先頭ノズルの情報を用いて、カラーノズルが有するノズル列のうち、白先頭ノズルが描画するラインに重ねて描画可能なノズルを、カラー先頭ノズルに決定する。
例えば、キャリッジ間距離調整部214は、白先頭ノズルを中央部とする複数のノズルにより描画される第一の描画へ、カラーヘッドの一部分のノズル(カラー先頭ノズルの候補となる複数のノズル)による第二の描画を重ねたときに、中央部に描画するノズルを、第二の先頭ノズルに決定する。このとき、キャリッジ間距離調整部214は、キャリッジ間距離調整のためのチャートを作成し、チャートを参照してカラー先頭ノズルを選択することを、利用者に促す画面を操作パネル21に表示する。チャートは、例えば、前述の第一の描画へ、第二のヘッドのノズルを順次ずらして描画した第二の描画を重ねた複数の描画結果を、並べて作成したものを用いる。
利用者がカラー先頭ノズルを選択すると、キャリッジ間距離調整部214は、操作パネル21を介して入力されたカラー先頭ノズルを特定する情報を、保持手段としてのNVRAM107へ格納する。
図5は、キャリッジ間距離調整のチャート例を説明する図である。図5に示すチャートは、複数の描画結果の一例である。
図5のキャリッジ間距離調整のチャートは、キャリッジ間の組付け誤差が無い(ゼロ)の場合の5つの描画結果例を示し、図中の1から5の数値は、複数の描画結果を識別する番号とする。
図の灰色部分は、記録媒体の色のままの部分を表している。白色部分は、白ヘッドで描画した第一の描画を示す。黒色部分は、カラーヘッドとして黒ヘッドを用いて第一の描画へ重ねた第二の描画を示す。
図6は、キャリッジ間距離調整のチャートの描画方法を説明する図である。1から5の数値は、図5の描画結果を識別する数値と対応する。上段は、白キャリッジの白ヘッドのヘッド列、下段は、カラーキャリッジのKヘッド(黒ヘッド)のヘッド列を示す。各ノズル列は10個のノズルを配列した例を示す。
各ノズル列のうち、黒色にしたノズルは、図5に示すキャリッジ間距離調整のチャートの各番号の部分を描画する時に使用するノズルを表す。図6に示すように、スキャン毎にカラーキャリッジのKヘッドのノズルをずらしたキャリッジ間距離調整のチャートを作成する。作成したキャリッジ間距離調整のチャートを利用者に示し、キャリッジ間距離調整チャートの印字結果で、白枠の中央に黒ラインが来ている番号を利用者に選択することを促し、操作パネル21から入力してもらう。キャリッジ間距離調整部214は、操作パネル21に入力された情報を受け取ることで、簡単にキャリッジ間の調整を行うことが可能となる。
このように、キャリッジ間距離調整部214は、図5に一例と示すチャートを操作パネル21に表示し、チャートに印刷している黒線が真ん中に近い描画結果(パッチ)横の数字を利用者に操作パネル21で入力してもらう方式を用いる。
図5に示すキャリッジ間距離調整のチャート例の場合には、キャリッジ間の組付けの誤差がない、図6の3番のノズル列の組合せが選択される。
図7は、キャリッジ間の組付け誤差の有無により、利用するノズルを変更している例を説明する図である。
上段に白キャリッジ、下段にカラーキャリッジのノズル列を示す。黒色にしたノズルは、液体を吐出するノズルである。また、左側の組合せは、キャリッジ間距離が設計の通りであり、キャリッジ誤差がない場合、右側の組合せは、キャリッジ間距離が設計とずれ、キャリッジ誤差がある場合であり、白ヘッドに対してカラーヘッドの位置が上方へずれて組付けられている。
図7の右側のようなずれが生じている場合、本実施形態では、白ヘッドの絶対位置(設計された位置)に対する組付け誤差、または、カラーヘッドの絶対位置に対する組付け誤差に着目するのではなく、白ヘッドとカラーヘッドとの間の組付け誤差を問題とする。本実施形態の画像形成装置は、白ヘッドで頭出しするので、白ヘッドを基準としてカラーヘッドで利用するノズルを選択して相対距離を調整することにより、この問題を解消する。
具体的には、キャリッジ間距離調整部214は、操作パネル21を介して、利用者がチャートを参照して選択したパッチの番号に基づいて、白先頭ノズルに対するカラー先頭ノズルを特定し、白ヘッドとカラーヘッドとの相対距離を調整する。
左側の組合せでは、白キャリッジとカラーキャリッジとは、同じ位置の3番目のノズルから利用する。一方、右側の組合せでは、白キャリッジでは3番目のノズルから、カラーキャリッジでは4番目のノズルから利用する。このように、吐出幅をノズル列が有するノズル数より少なくし、ノズル列のうち、利用するノズルを変更することにより、キャリッジ間の組付け誤差を解消することが可能になる。
図8は、キャリッジ間距離調整の画面のフロー例を説明する図である。
パネル制御202は、第1画面として、「印刷位置調整」と「キャリッジ間距離調整」のいずれかを選択可能な画面を表示し、調整する機能の選択と、「次へ」のボタンの押下とを、利用者に促す画面を表示する。パネル制御202は、例えば、電源が投入されたときなどに第1画面を表示する。
利用者が「キャリッジ間距離調整」を選択し、「次へ」のボタンを押下すると、キャリッジ間距離調整部214は、第2画面として、キャリッジ間距離調整のチャートを印刷する媒体のセットし、「印刷」ボタンの押下を、利用者に促す画面を表示する。
「印刷」ボタンが押下されると、キャリッジ間距離調整部214は、セットされた媒体にキャリッジ間距離調整のチャートを印刷した後、第3の画面として、複数の描画結果のうち、適切な描画結果の番号の入力を、利用者に促す画面を表示する。
キャリッジ間距離調整部214は、入力された番号の描画結果を印刷したKノズルに関する情報をNVRAM107に保存する。
図9は、キャリッジ間距離調整部の制御動作例を説明するフローチャートである。キャリッジ間距離調整部214が実施するキャリッジ間距離の調整は、印刷処理を実施する前の、最初にキャリッジを動作させる前に実施する。例えば、印刷制御部211は、キャリッジ間距離の調整を実施するタイミングを調整する。キャリッジ間距離調整部214は、例えば、印刷制御部211からの指示を受けて、キャリッジ間調整の動作を開始し、以下に記載するステップS301からS304を実行する。
S301:ASIC109に白キャリッジの開始ノズル(白先頭ノズル)を3番目のノズルから使用するように設定する。
S302:NVRAM107からキャリッジ間調整値を読み出す。
S303:ステップS102で読みだした値が1の時は1番目のノズルから、2の時は2番目のノズルから、3の時は3番目のノズルから、4の時は4番目のノズルから、5の時は5番目のノズルから使用すると決定する。
S304:ASIC109にカラーキャリッジのノズルはステップS103で決定したノズルから使用するように設定する。
上述の制御動作終了後、印刷処理へ移行する。
その他の実施形態.
図5に示すキャリッジ間距離調整のチャートは一例であり、白キャリッジが描画する第一描画のノズル数が、カラーキャリッジが描画する第二描画のノズル数の複数倍(図5では3倍)となる例を示したが、これに限られるわけではない。例えば、白キャリッジとカラーキャリッジとが描画するノズルを同じ数にして、白キャリッジの白先頭ノズルが描画する第一描画に重なるカラーキャリッジのカラー先頭ノズルを選択するようにしてもよい。
また、上述の実施形態では、第一のヘッドと白ヘッド、第二のヘッドをカラーヘッドとして説明したが、本発明はこれに限るものではなく、第二のヘッドが、第一のヘッドの色と異なる色の液体と吐出する構成であれば適用することが可能である。
上述した通り、一実施形態の液体吐出装置は、キャリッジ間距離に組付け誤差が発生している場合、利用するノズルの位置をずらすことで、複数のキャリッジ間の描画位置を合わせ、白インクの描画とカラーインクの描画のずれが発生しないようにする。このようにすることで、キャリッジ間の組付けのばらつきによる白インクの描画とカラーインクの描画のずれを解消することができる。
なお、本発明は上記に示す実施形態に限定されるものではない。本発明の範囲において、上記実施形態の各要素を、当業者であれば容易に考えうる内容に変更、追加、変換することが可能である。
1 インクジェット記録装置
11 白キャリッジ(第一のキャリッジ)
13 カラーキャリッジ(第二のキャリッジ)
15 セット台
17 記録ヘッド(第一のヘッド)
19 記録ヘッド(第二のヘッド)
21 操作パネル(操作部)
100 制御部
210 プロッタ制御部
214 キャリッジ間距離調整部(調整部)
特開平11‐58877号公報

Claims (5)

  1. 所定の色の液体を吐出する第一のヘッドを有する第一のキャリッジと、前記所定の色とは異なる色の液体を吐出する第二のヘッドを有する第二のキャリッジとを備え、
    前記第一及び第二のヘッドは、液体を吐出するノズルを複数配列したノズル列を有し、前記ノズルの配列方向と直交する走査方向へ走査させながら、前記ノズルから液体を吐出する液体吐出装置であって、
    前記ノズルから液体を吐出することによって描画される画像の位置は、前記ノズル列を構成する複数の前記ノズルのうち、液体を吐出するノズルの先頭の位置によって規定され、
    前記液体を吐出するノズルの先頭の位置を、前記第一のヘッドのノズル列において第一の先頭ノズルの位置を固定し、前記第二のヘッドでは前記第二のヘッドのノズル列において第二の先頭ノズルを順次ずらすことによって、前記第一のヘッドのノズル列に対する前記第二のヘッドのノズル列の組付け位置のずれを認識できる画像を形成する調整部を、さらに備えることを特徴とする液体吐出装置。
  2. 前記調整部は、前記第一の先頭ノズルの位置を特定する情報を保持し、前記第二のヘッドが有する前記ノズル列のうち、前記第一の先頭ノズルが描画するラインに重ねて描画可能なノズルを、前記第二の先頭ノズルとする
    ことを特徴とする請求項1に記載の液体吐出装置。
  3. 前記調整部は、前記第一の先頭ノズルを中央部とする複数のノズルにより描画される第一の描画へ、前記第二のヘッドのノズルを順次ずらして描画する第二の描画を重ねたときに、前記中央部に描画するノズルを、前記第二の先頭ノズルとする
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の液体吐出装置。
  4. 前記第二の先頭ノズルを特定する情報を保持する保持手段と、
    利用者とのインタフェースを司る操作部と、をさらに備え、
    前記調整部は、
    前記第一の描画へ、前記第二のヘッドのノズルを順次ずらして描画した前記第二の描画を重ねた複数の描画結果を作成し、
    前記複数の描画結果を参照して前記第二の先頭ノズルを選択して入力することを、利用者に促す画面を前記操作部へ表示し、
    前記操作部に入力された、前記第二の先頭ノズルを特定する情報を前記保持手段へ格納する
    ことを特徴とする請求項3に記載の液体吐出装置。
  5. 前記第一のヘッドは、白色の液体を吐出し、前記第二のヘッドは、白色以外の液体を吐出する
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の液体吐出装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP4364955A1 (en) * 2022-11-07 2024-05-08 Ricoh Company, Ltd. Image forming apparatus, image forming system, image forming method, and carrier medium

Cited By (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP4364955A1 (en) * 2022-11-07 2024-05-08 Ricoh Company, Ltd. Image forming apparatus, image forming system, image forming method, and carrier medium

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