JP2022042951A - おむつ、及び、おむつの製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】おむつのずり落ちを抑制する。【解決手段】おむつ2は、吸収体21よりも腹側端部2f側で幅方向に延在する軟領域5と、腹側端部2fの少なくとも一部を含み、幅方向に延在するとともに軟領域5に隣接して軟領域5よりも腹側端部2f側に設けられ、軟領域5よりも硬い硬領域6とを備えている。【選択図】図3

Description

本件は、吸収体を備えたおむつ、及びその製造方法に関する。
一般に、おむつには、排泄物の液体成分を吸収するマット状の吸収体が設けられる。この吸収体に対し、肌側には液透過性をもつトップシート(表面シート)が配置され、非肌側には液不透過性をもつバックシート(防漏シート)やおむつの外面をなすカバーシート(外面シート)が配置される。これらのトップシート,バックシート及びカバーシートはいずれも、吸収体を厚み方向から覆うように設けられる。さらに、おむつの後身頃には、ウェストギャザーをなすウェストシート(伸縮性シート)が配置される(例えば特許文献1参照)。
特開2013-166076号公報
ところで、おむつの吸収体よりも長手方向の外側部分は、吸収体の設けられた部分と比べて変形しやすく、例えば着用者がおむつの外側(非肌側)に着用したズボン等の衣服を脱ぐ際に、この衣服に引きずられて変形することがある。特におむつの腹側端部の周辺は、ウェストギャザーの設けられた背側端部の周辺よりも軟らかいため、上記のような衣服による引きずりが生じると幅方向に沿う軸まわりに丸まりやすい。
腹側端部が丸まると、厚み寸法が増大することから外側の衣服に更に引きずられやすくなり、おむつのずり落ちを招く。従来のおむつは、このようなずり落ちを抑制するうえで改善の余地がある。
本件は、上記のような課題に鑑みて創案されたものであり、おむつのずり落ちを抑制することを目的の一つとする。
本件のおむつは、吸収体よりも腹側端部側で幅方向に延在する軟領域と、前記腹側端部の少なくとも一部を含み、幅方向に延在するとともに前記軟領域に隣接して前記軟領域よりも前記腹側端部側に設けられ、前記軟領域よりも硬い硬領域と、を備えたことを特徴としている。
本件のおむつの製造方法は、前記軟領域には、肌側の表面に延在する内側シートと非肌側の表面に延在する外側シートとが積層され、前記硬領域には、前記内側シート及び前記外側シートに加えて補強用シートが積層され、弾性部材が伸長した状態で伸縮用シートに固定されてなり、背側端部の少なくとも一部を含む領域に配置されたウェストシートを備え、前記補強用シートは、前記伸縮用シートと幅方向の寸法及び材料が同一であり、前記補強用シートは、前記ウェストシートとなる伸縮部を含むウェストシート片が製造過程で切断された際に前記伸縮部から切り離された余剰部であることを特徴とする前記おむつとなる単体部が切断予定部を介して流れ方向に連続するとともに前記ウェストシート片が前記切断予定部を流れ方向に跨いで切断方向に重なって配置された連続体を用意する前工程と、前記前工程で用意された前記連続体を前記切断予定部で切断し、切断された前記単体部のそれぞれから形成される前記おむつにおける前記背側端部に前記ウェストシートを配置するとともに前記腹側端部に前記補強用シートを配置する後工程と、を備えたことを特徴としている。
本件によれば、おむつのずり落ちを抑制できる。
おむつの分解斜視図である。 おむつを肌側から視た平面図である。 おむつの前身頃を非肌側から視た平面図である。 おむつの製造過程で連続体が切断される様子を例示した平面図である。 おむつの製造方法を例示したフローチャートである。 変形例に係るおむつの前身頃を非肌側から視た平面図(図2に対応する図)である。 変形例に係るおむつの着用状態における前身頃の一部を模式的に示す長手方向断面図(図6のA-A矢視断面図)である。
本件を実施するための形態を説明する。この実施形態はあくまでも例示に過ぎず、下記の実施形態で明示しない種々の変形や技術の適用を排除する意図はない。本実施形態の各構成は、それらの趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施できる。また、必要に応じて取捨選択でき、あるいは適宜組み合わせることができる。
[1.おむつ]
[1-1.全体構成]
図1,2に示すように、本実施形態のおむつ2は、着用者に装着された装着状態において、着用者の腹部に対向する前身頃2Aと、着用者の背部に対向する後身頃2Bとが、止着テープ1(以下、単に「テープ1」という)で互いに連結されるテープ型のものである。ここでは、おむつ2として紙おむつ(いわゆる使い捨ておむつ)を例示する。なお、おむつ2には、上記の前身頃2A及び後身頃2Bに加えて、装着状態で着用者の股間に対向する股下部2Cが設けられる。股下部2Cは、おむつ2が平面状に広げられた展開状態で、前身頃2Aと後身頃2Bとの間に位置する。
以下、展開状態で前身頃2Aと後身頃2Bとを結ぶ方向を「長手方向」とする。また、装着状態で、着用者の肌に向かう側を「肌側」とし、この反対側を「非肌側」とする。さらに、肌側と非肌側とを結ぶ方向を「厚み方向」とし、長手方向と厚み方向とのいずれにも直交する方向を「幅方向」とする。
本実施形態のおむつ2は、幅方向の中心線Oを基準として対称に形成されている。おむつ2は、テープ1と、吸収体21と、種々のシート22~26と、種々のギャザー27~29とを備えている。以下、これらの構成について順に説明する。
<テープ>
テープ1は、後身頃2Bの幅方向の両側に突設され、前身頃2Aに着脱可能である。テープ1の個数は特に限定されないが、ここではテープ1が後身頃2Bの幅方向の両側に一つずつ(合計一対)設けられた例を示す。
<吸収体>
吸収体21は、吸液性をもつマット状の部材である。吸収体21は、例えば、高吸水性樹脂(SAP;Super Absorbent Polymer)がフラッフパルプに混合されたマットを、親水性の不織布やティシュペーパ等のコアラップシートで被包することにより形成される。吸収体21は、テープ1やシート22~26よりも厚み寸法(厚み方向の寸法)が大きい。
吸収体21は、前身頃2Aと股下部2Cと後身頃2Bとにわたって長手方向に延びる。吸収体21は、尿や便等の排泄物が着用者から排泄されうる箇所を含む領域に配置される。ここでは、後述のトップシート22に対して非肌側かつ幅方向の中央部であって、後述のバックシート24及びカバーシート25に対して肌側かつ幅方向の中央部に設けられた吸収体21を例示する。本実施形態の吸収体21は、厚み方向視で矩形状をなす。
<シート>
シート22~26はいずれも、展開状態で長手方向及び幅方向に沿って広がるシート状の部材である。
吸収体21の肌側には、液透過性をもつトップシート22(内側シート)が配置される。トップシート22は、吸収体21よりも長手方向及び幅方向に長く形成され、吸収体21を肌側から覆う。トップシート22は、おむつ2の幅方向の中央部において肌側の表面(内面)に延在し、着用者の肌に対向する肌対向面をなす。トップシート22は、例えば、織布や不織布で形成される。ここでは、厚み方向視で矩形状をなすトップシート22を例示する。
本実施形態のトップシート22は、おむつ2の長手方向の全域にわたって設けられている。すなわち、図2に示すようにトップシート22は、おむつ2の長手方向の一縁部2fと他縁部2rとの間にわたって延びる。以下、おむつ2の長手方向の一縁部2f及び他縁部2rのうち、前身頃2A側で幅方向に延びる一方の端縁を「腹側端部2f」ともいい、後身頃2B側で幅方向に延びる他方の端縁を「背側端部2r」ともいう。
トップシート22の幅方向の外側には、吸収体21から幅方向の外側への液漏れを防ぐために、液不透過性をもつサイドシート23(内側シート)が配置される。サイドシート23は、好ましくは、通気性と柔軟性をもつ材料で形成される。サイドシート23に適用される材料としては、例えば、SMS(Spunbond Meltblown Spunbond)不織布やSMMS(Spunbond Meltblown Meltblown Spunbond)不織布が挙げられる。
サイドシート23は、トップシート22の幅方向の両側に一対設けられて長手方向に延在する。ここでは、各サイドシート23における幅方向の内側の部分がトップシート22の肌側に重なって配置された例を示す。本実施形態のサイドシート23は、トップシート22と同様に、おむつ2の長手方向の全域にわたって設けられている。サイドシート23は、おむつ2の幅方向の両側において肌側の表面(内面)に延在し、着用者の肌に対向する肌対向面をなす。
図1に示すように、吸収体21の非肌側には、吸収体21から非肌側への液漏れを防ぐために、液不透過性をもつバックシート24が配置される。バックシート24は、吸収体21よりも長手方向及び幅方向に長く形成され、吸収体21を非肌側から覆う。本実施形態のバックシート24は、おむつ2の腹側端部2f及び背側端部2rの間にわたって延びる。バックシート24は、例えばフィルムで形成される。
バックシート24の非肌側には、バックシート24を補強するとともに触感(例えば手触り)を向上させるためにカバーシート25(外側シート)が配置される。本実施形態のカバーシート25は、バックシート24よりも幅方向に長く、かつ、吸収体21よりも長手方向及び幅方向に長く形成され、バックシート24を非肌側から覆う。カバーシート25は、おむつ2において非肌側の表面(外面)に延在する。カバーシート25は、おむつ2の腹側端部2f及び背側端部2rの間にわたって延びる。カバーシート25は、例えば、織布や不織布で形成される。
おむつ2の幅方向の中央部において厚み方向に積層されたトップシート22、吸収体21、バックシート24及びカバーシート25は、公知の接着剤(例えばホットメルト接着剤)で固定される。同様に、おむつ2の幅方向の両側において厚み方向に積層されたサイドシート23及びカバーシート25は、公知の接着剤で固定される。なお、カバーシート25とサイドシート23との間には、テープ1が挟装される。
図2に示すように、以下、サイドシート23とカバーシート25とが重なる領域のうち、バックシート24よりも幅方向の外側の部分をサイドパネル部3ともいう。サイドパネル部3は、吸収体21よりも幅方向の外側に設けられる。本実施形態のサイドパネル部3は、触感を向上させる観点から、その大部分がサイドシート23及びカバーシート25のみで構成されており、他部に比べて柔軟な性質をもつ。
前身頃2Aにおける非肌側の表面(カバーシート25の非肌側の表面)には、テープ1が止着されるターゲットシート26が貼り付けられる。ターゲットシート26は、テープ1の止着先としての機能をもつシート状の部材である。本実施形態のターゲットシート26は、厚み方向視において、長手方向の寸法よりも幅方向の寸法が大きい矩形状であり、幅方向に延在する。ここでは、吸収体21と厚み方向において重複するターゲットシート26を例示する。より詳細に言えば、ターゲットシート26における長手方向の外側の端部26aは、吸収体21の腹側端部21fと厚み方向において重なっている。
ターゲットシート26は、テープ1に設けられる止着材(図示略)とともにファスニング機構を構成する。このファスニング機構としては、例えば、フック材(雄部材)とループ材(雌部材)とで機械的に結合する面状ファスナーを適用できる。
<ギャザー>
ギャザー27~29は、ゴムや伸縮フィルムやポリウレタンといった弾性部材により、サイドシート23やカバーシート25等が襞状に皴寄せられて構成される。ギャザー27~29は、おむつ2の着用者へのフィット性を高める機能をもつ。なお、図1,2及び後述の図3,4には、ギャザー27~29の皺が伸ばされたおむつ2を示す。
立体ギャザー27は、サイドシート23の幅方向の内側部分が弾性部材27aにより長手方向に伸縮可能に皺寄せられて構成される。立体ギャザー27は、トップシート22に対して肌側かつ幅方向の両側に一対設けられ、長手方向に延在する。ここでは、長手方向に沿って延在する糸状の複数の弾性部材27aが幅方向に間隔をあけて設けられた立体ギャザー27の例を示す。立体ギャザー27は、弾性部材27aが長手方向に収縮することで肌側に起立する。
レッグギャザー28は、おむつ2において着用者の脚部に沿う箇所に設けられる。本実施形態のレッグギャザー28は、トップシート22よりも幅方向の外側に一対設けられ、長手方向に延在する。レッグギャザー28は、例えば、サイドシート23とバックシート24とカバーシート25とが弾性部材28aにより長手方向に伸縮可能に皺寄せられて構成される。ここでは、長手方向に沿って延在する糸状の複数の弾性部材28aが幅方向に間隔をあけて設けられた例を示す。
図1,2に示すように、ウェストギャザー29は、おむつ2において着用者の腰部(臀部の上方)に対向する箇所に設けられる。ウェストギャザー29は、着用者の腰部に対する後身頃2Bのフィット性を高める機能をもつ。本実施形態のウェストギャザー29は、シート22~25がウェストシート4により幅方向に伸縮可能に皺寄せられて構成されている。
ウェストシート4は、弾性部材4aが幅方向に伸長した状態で不織布4b(伸縮用シート)に固定されたものである。ここでは、同一の矩形状をなすとともに厚み方向に重ね合わされた二枚の不織布4bどうし間に、幅方向に沿って延在する糸状の複数の弾性部材4aが長手方向に間隔をあけて設けられたウェストシート4を例示する。なお、二枚の不織布4bを重ね合わせる構成に代えて、一枚の不織布をV字状に折り返した構成を採用してもよい。
ウェストシート4は、背側端部2rの少なくとも一部を含む領域に配置される。言い換えれば、ウェストシート4における長手方向の外側の端部は、背側端部2rと厚み方向において重なる。ここでは、幅方向の両端部がサイドパネル部3まで延在するウェストシート4を例示する。
[1-2.要部構成]
図3に示すように、おむつ2の吸収体21よりも腹側端部2f側には、幅方向に延びるとともに互いに硬さ(柔軟性)の異なる二つの領域5,6が設けられている。以下、これらの領域5,6のうち、軟らかい(折れ曲がりやすい)一方を軟領域5ともいい、硬い(折れ曲がりにくい)他方を硬領域6ともいう。
本実施形態の軟領域5は、吸収体21及びターゲットシート26の長手方向の外側(腹側端部2f側)に隣接している。言い換えれば、吸収体21及びターゲットシート26は、軟領域5の長手方向の内側(股下部2C側)に隣接している。一方、硬領域6は、軟領域5の長手方向の外側に隣接し、軟領域5よりも腹側端部2f側に設けられている。このように、軟領域5及び硬領域6は、長手方向において互いに隣り合っており、厚み方向において吸収体21と重なっていない。
軟領域5は、厚み方向視で吸収体21と硬領域6との間の領域に相当する。本実施形態の軟領域5には、トップシート22とバックシート24とカバーシート25との三枚のシートが積層されている。なお、ここで例示する軟領域5は吸収体21の幅方向寸法と同一の幅方向寸法であり、軟領域5の幅方向の両端部には、サイドシート23も更に積層されている。
硬領域6は、軟領域5よりも長手方向の外側の領域であって、腹側端部2fの少なくとも一部を含む。ここでは、腹側端部2fの幅方向の両端部を除く大部分を含み、軟領域5よりも幅方向に長く形成された硬領域6を例示する。本実施形態の硬領域6は、吸収体21よりも幅方向の外側に位置するサイドパネル部3まで延在する。
以下、硬領域6のうち、軟領域5と長手方向において隣接する部分6aを中央硬領域6aともいい、中央硬領域6aよりも幅方向の外側(すなわち、軟領域5と長手方向において隣接しない部分)6bを外側硬領域6bともいう。
硬領域6は、上記のとおり軟領域5よりも硬く形成される。本実施形態の硬領域6は、軟領域5には配置されていない補強用シート7が配置されることで、軟領域5よりも硬く形成されている。すなわち、本実施形態の硬領域6は、厚み方向視において補強用シート7と重なる領域に対応する。
中央硬領域6aには、トップシート22とバックシート24とカバーシート25との三枚のシートに加えて補強用シート7が積層されている。中央硬領域6aの幅方向の両端部には、サイドシート23も更に積層されている。このように、中央硬領域6aにおけるシートの積層枚数は、軟領域5におけるシートの積層枚数よりも多く設定されている。
外側硬領域6bには、サイドシート23及びカバーシート25に加えて補強用シート7が積層されている。外側硬領域6bの幅方向の内側には、トップシート22及びバックシート24も更に積層されている。
このように、硬領域6には、おむつ2の肌面側の表面をなすトップシート22及びサイドシート23の少なくとも一方と、おむつ2の非肌側の表面をなすカバーシート25とに加えて、補強用シート7が配置されている。
前身頃2Aにおけるサイドパネル部3(以下、前サイドパネル部3という)には、外側硬領域6bの一部が設けられている。前サイドパネル部3における外側硬領域6bには、上記のとおりサイドシート23及びカバーシート25に加えて補強用シート7が積層されている。
これに対し、前サイドパネル部3における外側硬領域6b以外の部分には、サイドシート23及びカバーシート25の二枚のみが積層されている。このように、前サイドパネル部3では、外側硬領域6bにおけるシートの積層枚数が、他の部分のシートの積層枚数よりも多く設定されている。
補強用シート7は、バックシート24とトップシート22との間に挟装される。ここでは、長手方向の寸法よりも幅方向の寸法が大きい矩形状をなす補強用シート7を例示する。補強用シート7における長手方向の外側の端部は、腹側端部2fと厚み方向において重なる。
図2に示すように、本実施形態の補強用シート7は、ウェストシート4の不織布4bに対して幅方向の寸法W(幅寸法W)及び材料が同一である。これは、補強用シート7が、おむつ2の製造過程でウェストシート4の不織布4bから切り離された切れ端(後述の余剰部7′)で構成されるためである。したがって、本実施形態の補強用シート7は、ウェストシート4と同様に、二枚の不織布(シート材)が重ね合わされた二層構造をなす。
本実施形態の補強用シート7は、疎水性をもつ。ここでは、補強用シート7をなす二枚の不織布がいずれも疎水性をもつシート材である例を示す。換言すれば、本実施形態の補強用シート7は、疎水性をもつシート材で形成されている。
ただし、疎水性をもつ補強用シート7の構成はこれに限定されない。補強用シート7をなすシート材に疎水性をもたせることに代えて(あるいは加えて)、シート材どうしを貼り合わせる接着剤に疎水性をもたせてもよい。すなわち、補強用シート7は、疎水性をもつ接着剤により互いに貼り合わせられた複数のシート材で形成されてもよい。
[2.おむつの製造方法]
図4に示すように、おむつ2の製造過程では、帯状の連続体20から複数のおむつ2(又はその半製品)が切り出される。連続体20は、おむつ2に対応する単体部2′が切断予定部Cを介して長手方向に連続して設けられた長尺体であって、上記の吸収体21やシート22~26やギャザー27~29に対応する構成を含んでいる。なお、図4ではテープ1を省略している。
連続体20は、単体部2′の並ぶ方向に沿って搬送される。以下、連続体20が搬送される方向をMD方向(流れ方向)ともいい、MD方向に基づいて上流及び下流を定める。また、連続体20の延在面においてMD方向と直交する方向をCD方向とし、MD方向及びCD方向のいずれにも直交する方向をTD方向(切断方向)とする。連続体20のMD方向,CD方向,TD方向は、おむつ2の長手方向,幅方向,厚み方向にそれぞれ対応する。
切断予定部Cは、連続体20においてCD方向に沿って直線状に延び、MD方向に等間隔で配置される。連続体20は、切断予定部Cにおいて切断されることより、単体部2′が互いに切り離されて複数のおむつ2となる。
切断予定部Cは、おむつ2において腹側端部2f及び背側端部2rとなる。詳細に言えば、隣接する二つの単体部2′間に延びる切断予定部Cは、これらの単体部2′から形成される二つのおむつ2のうち、一方(図4では上流側)のおむつ2の背側端部2rとなるとともに、他方(図4では下流側)のおむつ2の腹側端部2fとなる。
連続体20には、ウェストシート4となる伸縮部4′を含むウェストシート片8が配置されている。ウェストシート片8は、上記の弾性部材4aを含む伸縮部4′に加えて、不織布のみで構成された余剰部7′を含む。ウェストシート片8は、より詳細には、TD方向に重ね合わされた二枚の不織布(あるいはV字状に折り返された一枚の不織布)どうしの間に弾性部材4aが固定されたものである。ウェストシート片8における不織布は、おむつ2の長手方向に対応するMD方向において、ウェストシート4の不織布4bよりも余剰部7′の分だけ長く形成されている。
ウェストシート片8は、切断予定部Cと同様にMD方向に等間隔で配置されており、切断予定部CをMD方向に跨ぎ、切断予定部CとTD方向に重なる。すなわち、ウェストシート片8は、互いに隣接する単体部2′に跨って配置されている。
本実施形態のウェストシート片8は、TD方向視において、全ての弾性部材4aが切断予定部Cに対して上流側又は下流側(図4では上流側)に配置されるように位置決めされる。このように位置決めされたウェストシート片8において、伸縮部4′と余剰部7′とは切断予定部Cを介して隣接する。したがって、ウェストシート片8では、切断予定部Cに対して上流側と下流側との一方に伸縮部4′が配置され、他方に余剰部7′が配置される。なお、余剰部7′は、MD方向において吸収体21と離間して配置される。MD方向における余剰部7′と吸収体21との間の領域は、おむつ2で軟領域5となる。
ウェストシート片8は、連続体20が切断予定部Cで切断された際に、伸縮部4′と余剰部7′とに分離する。そして、互いに隣接する二つの単体部2′から形成される二つのおむつ2のうち、一方(図4では上流側)のおむつ2において伸縮部4′がウェストシート4となり、他方(図4では下流側)のおむつ2において余剰部7′が補強用シート7となる。このように、本実施形態の補強用シート7は、おむつ2の製造過程でウェストシート片8が切断された際に、伸縮部4′から切り離された余剰部7′である。
図5は、おむつ2を製造する手順(おむつ2の製造方法)を例示したフローチャートである。
本実施形態の製造方法では、ステップS1で上記の連続体20を用意する(前工程)。そしてステップS2では、ステップS1で用意した連続体20を切断予定部Cで切断する(後工程)。これにより、ステップS2では、上記のとおり、互いに隣接する二つの単体部2′の一方から形成されるおむつ2にウェストシート4を配置するとともに、他方から形成されるおむつ2に補強用シート7を配置する。すなわち、切断予定部Cで切断されて連続体20から単体部2′を切り出すステップS2では、単体部2′のそれぞれから形成されるおむつ2における背側端部2rにウェストシート4を配置するとともに腹側端部2fに補強用シート7を配置する。
[3.作用及び効果]
(1)一般に、おむつの吸収体よりも長手方向の外側部分は、吸収体の設けられた部分と比べて厚み寸法が小さいため変形しやすく、例えば着用者が非肌側の衣服(ズボン等)を脱ぐ際に、この衣服に引きずられて変形することがある。特に、おむつの腹側端部の周辺は、ウェストギャザーの設けられた背側端部の周辺と比べて、幅方向に沿う軸まわりに丸まりやすい。おむつにこのような丸まりが生じると、厚み寸法が増大することで衣服に更に引きずられやすくなり、ずり落ちを招く。また、このような腹側端部の丸まりで厚み寸法が増大すると、非肌側の衣服の伸縮部材やベルト等からの圧力により着用者の腹部への圧迫や食い込みが生じ、着用者に違和感を与える虞がある。これにより、着用者(特に乳児や幼児)は、おむつを適正な装着位置から自発的にずらしてしまう可能性もある。
これに対し、上記のおむつ2によれば、腹側端部2fの少なくとも一部を含む硬領域6が、隣接する軟領域5よりも硬いため、上記のような衣服による引きずりが生じた場合に硬領域6を丸まりにくくできる。そのうえ、硬領域6よりも軟らかい軟領域5が折れ曲がることで、硬領域6が丸まらずに非肌側へ捲れやすく(折り返されやすく)なるため、上記のような丸まりによる厚み寸法の増大を回避できる。これにより、おむつ2をずり落とす方向の力を逃がしやすく(去なしやすく)なることから、おむつ2のずり落ちを抑制できる。
また、上記のとおり丸まりによる厚み寸法の増大が回避されることで、着用者の腹部への圧迫や食い込みも抑制できる。よって、おむつ2の着け心地の向上に寄与する。
さらに、へそが敏感な着用者(例えば新生児)に対しては、硬領域6を軟領域5から非肌側へ折り返した状態でおむつ2を着用させることにより、おむつ2とへそとの接触を回避しやすくなる。よって、着用者のへその肌トラブルも抑制できる。
(2)トップシート22及びカバーシート25が積層された軟領域5に対し、硬領域6には、トップシート22及びサイドシート23の少なくとも一方とカバーシート25とに加えて、補強用シート7が積層されている。このように、肌側の表面に延在するトップシート22やサイドシート23と非肌側の表面に延在するカバーシート25との間に補強用シート7が積層されて軟領域5よりも硬くされた硬領域6によれば、上記のとおりおむつ2のずり落ちを抑制しつつも、見栄えや触感の低下を抑えられる。
また、補強用シート7を軟領域5には積層せずに硬領域6のみに積層することにより、簡素な構成で硬領域6を軟領域5よりも硬くできる。よって、製造コストの抑制にも寄与する。
(3)補強用シート7は、ウェストシート4の不織布4bと幅寸法W及び材料が同一であるため、補強用シート7を不織布4bと同一部材から容易に形成できる。このように、ウェストシート4の一要素である不織布4bと補強用シート7とを同一部材から形成すれば、不織布4bと補強用シート7とで個々に部材を用意する必要がなくなることから、製造コストを抑制できる。
(4)補強用シート7は、おむつ2の製造過程でウェストシート片8が切断された際に伸縮部4′から切り離された余剰部7′であるため、ウェストシート片8から伸縮部4′に対応するウェストシート4を切断するのと同時に補強用シート7を形成できる。よって、製造コストを更に抑制できる。また、ウェストシート片8の伸縮部4′から切り離された余剰部7′を補強用シート7として有効活用できるため、材料コストの抑制にも寄与するとともに廃材を低減できる。
(5)補強用シート7は疎水性をもつため、排泄物の液体成分(以下、「排泄液」ともいう)が吸収体21から腹側端部2f側へ流出して軟領域5を通過したとしても、補強用シート7において排泄液を堰き止められる。このため、腹側端部2fからの排泄液の漏れ(いわゆる腹漏れ)を抑制できる。
特に、シート22~25どうしを貼り合わせる接着剤が断続的に塗布されている場合は、接着剤の塗布されていない非接着部に設けられる隙間を通じて、排泄液が硬領域6まで流れる虞がある。また、排泄液は、糸状の弾性部材27a,28aの延長線上に形成される隙間を通じて硬領域6まで流れる虞もある。これに対し、疎水性をもつ補強用シート7によれば、上記のように排泄液がシート22~25間の隙間を通じて硬領域6まで流れたとしても、補強用シート7で排泄液の動きを止められるため、腹漏れを抑制できる。
(6)補強用シート7は疎水性をもつシート材で形成されているため、補強用シート7を簡素な構成としつつも、上記のとおり補強用シート7で排泄液を堰き止めることにより腹漏れを抑制できる。
(7)一方、補強用シート7が、疎水性をもつ接着剤により互いに貼り合わせられた複数のシート材で形成されていれば、補強用シート7をなすシート材のコストを抑えつつ、上記のとおり補強用シート7で腹漏れを抑制できる。
(8)硬領域6は、吸収体21よりも幅方向の外側まで延在するため、硬領域6が軟領域5から非肌側へより適切に捲れやすくなるとともに、吸収体21の幅寸法よりも幅方向に長い範囲で腹側端部2fの丸まりを抑制できる。これにより、おむつ2のずり落ちを更に抑制できるとともに、着用者の腹部への圧迫や食い込みも更に抑制されることから、おむつ2の着け心地の向上に一層寄与する。
(9)硬領域6は、吸収体21よりも幅方向の外側に設けられたサイドパネル部3まで延在するため、硬領域6でサイドパネル部3を補強できる。これにより、サイドパネル部3の形状が維持されやすくなるため、おむつ2の適切な装着状態を維持しやすくなり、装着状態のおむつ2において位置ずれの抑制に寄与する。
なお、サイドパネル部3は、触感を向上させる観点から他部に比べて柔軟な性質をもつように形成されることが多い。これに対し、上記のようにサイドパネル部3の一部を硬領域6で補強することにより、サイドパネル部3の柔軟性を確保しつつも、サイドパネル部3の形状維持性能を高められる。よって、おむつ2の触感の低下を抑えながら、適切な装着状態を維持できる。
(10)テープ1の止着先となるターゲットシート26が、軟領域5の長手方向の内側に隣接して設けられるため、軟領域5よりも長手方向の内側部分をターゲットシート26で硬くできる。これにより、硬領域6が非肌側へ捲れた場合に、軟領域5よりも長手方向の内側部分まで捲れが進行することを確実に抑制できる。このため、硬領域6や軟領域5の丸まりを更に抑制できる。よって、上記のとおりおむつ2のずり落ちを更に抑制できるとともに、おむつ2の着け心地の向上に更に寄与する。
(11)上記のおむつ2の製造方法によれば、軟領域5及び硬領域6を備えたおむつ2が製造されるため、上記のとおりおむつ2のずり落ちを抑制できる。また、複数のおむつ2が切り出される連続体20′では、ウェストシート片8が切断予定部CをMD方向に跨いでTD方向に重なって配置されるため、連続体20を切断予定部Cで切断するのと同時にウェストシート4及び補強用シート7を適切な位置に配置できる。よって、ずり落ち抑制の効果をもつおむつ2を効率よく製造でき、製造コストの抑制に寄与する。
また、ウェストシート片8に余剰部7′が設けられるため、連続体20においてウェストシート片8に求められる位置精度を緩和できる。すなわち、連続体20において、ウェストシート片8の端部の位置を切断予定部Cの位置に同期(一致)させる必要がないため、ウェストシート片8の位置決めが容易となる。よって、おむつ2の製造効率の向上に寄与する。
[4.変形例]
図6に示すように、軟領域5には、おむつ2の幅方向に伸縮する弾性部材9が設けられてもよい。弾性部材9は、前身頃2Aにおいて着用者へのフィット性を高める機能をもつ。
図6には、弾性部材9が伸長した状態のおむつ2を示す。なお、図6及び後述の図7には、上記の実施形態で説明した要素と同一又は対応する要素に同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
本変形例では、トップシート22とバックシート24との間で幅方向に沿って延在する糸状の(糸ゴムである)弾性部材9を例示する。ただし、弾性部材9の構成、個数及び配置は、この例示に限定されない。弾性部材9は、伸縮フィルムやポリウレタン等であってもよいし、複数が設けられてもよいし、バックシート24とカバーシート25との間に配置されてもよい。
図7に示すように、上記の弾性部材9を備えたおむつ2が着用者に装着された状態では、幅方向に収縮した弾性部材9により軟領域5が着用者の肌Hに密着することから、硬領域6が着用者の肌Hから離れやすくなる。軟領域5及び硬領域6を備えない一般的なおむつにおいて、このように腹側端部の周辺(硬領域6に対応する部分)が着用者の肌Hから離隔していると、腹側端部が幅方向に沿う軸まわりに一層丸まりやすくなる。
これに対し、軟領域5及び硬領域6を備えたおむつ2では、上記の実施形態で説明したとおり、硬領域6が丸まりにくいうえに硬領域6が非肌側へ捲れやすい(折り返されやすい)ため、弾性部材9が設けられていても、上記のような丸まりによる厚み寸法の増大を回避できる。したがって、弾性部材9によりフィット性を高めながら、おむつ2のずり落ちを抑制できる。
軟領域5と硬領域6との硬さの差異は、上記のようなシートの積層枚数に限らず、シートの材質や厚み寸法に応じて調整されてもよい。少なくとも硬領域6が軟領域5よりも硬く形成されていれば、上記のとおりおむつ2のずり落ちを抑制できる。
硬領域6は、腹側端部2fの少なくとも一部を含んでいればよく、サイドパネル部3まで延在していなくてもよい。例えば、硬領域6は、吸収体21と同程度の幅寸法となるように設けられてもよい。
上記の補強用シート7は一例である。補強用シート7は、ウェストシート4の不織布4Bと幅寸法W及び材料の少なくとも一方が異なっていてもよい。さらに言えば、補強用シート7は、ウェストシート4の不織布4Bとは別の部材から構成されてもよい。また、補強用シート7は、疎水性をもっていなくてもよい。なお、上記のおむつ2の製造方法も一例である。
ターゲットシート26は、長手方向の外側の端部26aが吸収体21の腹側端部21fと厚み方向において重複していなくてもよい。また、ターゲットシート26の設けられないパンツ型のおむつに上記の軟領域5及び硬領域6が設けられてもよい。
1 テープ
2 おむつ
2′ 単体部
2A 前身頃
2B 後身頃
2C 股下部
2f 腹側端部
2r 背側端部
3 サイドパネル部
4 ウェストシート
4′ 伸縮部
4a 弾性部材
4b 不織布(伸縮用シート)
5 軟領域
6 硬領域
6a 中央硬領域
6b 外側硬領域
7 補強用シート
7′ 余剰部
8 ウェストシート片
9 弾性部材
20 連続体
21 吸収体
21f 腹側端部
22 トップシート(内側シート)
23 サイドシート
24 バックシート
25 カバーシート(外側シート)
26 ターゲットシート
26a 端部
27 立体ギャザー
27a 弾性部材
28 レッグギャザー
28a 弾性部材
29 ウェストギャザー
C 切断予定部
H 肌
O 幅方向の中心線
W 幅寸法

Claims (11)

  1. 吸収体よりも腹側端部側で幅方向に延在する軟領域と、
    前記腹側端部の少なくとも一部を含み、幅方向に延在するとともに前記軟領域に隣接して前記軟領域よりも前記腹側端部側に設けられ、前記軟領域よりも硬い硬領域と、を備えた
    ことを特徴とする、おむつ。
  2. 前記軟領域には、肌側の表面に延在する内側シートと非肌側の表面に延在する外側シートとが積層され、
    前記硬領域には、前記内側シート及び前記外側シートに加えて補強用シートが積層された
    ことを特徴とする、請求項1に記載のおむつ。
  3. 弾性部材が伸長した状態で伸縮用シートに固定されてなり、背側端部の少なくとも一部を含む領域に配置されたウェストシートを備え、
    前記補強用シートは、前記伸縮用シートと幅方向の寸法及び材料が同一である
    ことを特徴とする、請求項2に記載のおむつ。
  4. 前記補強用シートは、前記ウェストシートとなる伸縮部を含むウェストシート片が製造過程で切断された際に前記伸縮部から切り離された余剰部である
    ことを特徴とする、請求項3に記載のおむつ。
  5. 前記補強用シートは、疎水性をもつ
    ことを特徴とする、請求項2~4のいずれか一項に記載のおむつ。
  6. 前記補強用シートは、疎水性をもつシート材で形成された
    ことを特徴とする、請求項5に記載のおむつ。
  7. 前記補強用シートは、疎水性をもつ接着剤により互いに貼り合わせられた複数のシート材で形成された
    ことを特徴とする、請求項5又は6のいずれか一項に記載のおむつ。
  8. 前記硬領域は、前記吸収体よりも幅方向の外側まで延在する
    ことを特徴とする、請求項1~7のいずれか一項に記載のおむつ。
  9. 前記硬領域は、前記吸収体よりも幅方向の外側に設けられたサイドパネル部まで延在する
    ことを特徴とする、請求項8に記載のおむつ。
  10. 後身頃の幅方向の両側に突設されたテープと、
    前身頃における非肌面側の表面に貼り付けられ、前記軟領域の長手方向の内側に隣接し、前記テープの止着先となるターゲットシートと、を備えた
    ことを特徴とする、請求項1~9のいずれか一項に記載のおむつ。
  11. 請求項4に記載のおむつとなる単体部が切断予定部を介して流れ方向に連続するとともに前記ウェストシート片が前記切断予定部を流れ方向に跨いで切断方向に重なって配置された連続体を用意する前工程と、
    前記前工程で用意された前記連続体を前記切断予定部で切断し、切断された前記単体部のそれぞれから形成される前記おむつにおける前記背側端部に前記ウェストシートを配置するとともに前記腹側端部に前記補強用シートを配置する後工程と、を備えた
    ことを特徴とする、おむつの製造方法。
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