JP2022042699A - 回転電機の冷却構造 - Google Patents

回転電機の冷却構造 Download PDF

Info

Publication number
JP2022042699A
JP2022042699A JP2020148232A JP2020148232A JP2022042699A JP 2022042699 A JP2022042699 A JP 2022042699A JP 2020148232 A JP2020148232 A JP 2020148232A JP 2020148232 A JP2020148232 A JP 2020148232A JP 2022042699 A JP2022042699 A JP 2022042699A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
core
field
stator
coil
electric machine
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2020148232A
Other languages
English (en)
Inventor
亮 阿久根
Ryo Akune
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2020148232A priority Critical patent/JP2022042699A/ja
Publication of JP2022042699A publication Critical patent/JP2022042699A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Motor Or Generator Cooling System (AREA)
  • Synchronous Machinery (AREA)
  • Permanent Magnet Type Synchronous Machine (AREA)

Abstract

【課題】本発明は、可変界磁型の回転電機において、界磁コイルの冷却性能を向上することを目的とする。【解決手段】この可変界磁型の回転電機は、シャフトに固設されたロータコアと、ロータコアの外周側に設けられたステータコアと、ステータコアに巻回される三相の巻線を有するステータコイルと、ステータコアの側面側に設けられた界磁コアと、界磁コアと前記ロータコアとの間に磁気回路を形成することで、ロータコアとステータコアとの間の磁束密度を制御可能な界磁コイルと、界磁コイルを保持するボビンと、を備える。ボビンは、シャフトの回転軸方向に界磁コイルを露出する切り欠きを有する。【選択図】図1

Description

本発明は、ロータコアとステータコアとの間の磁束密度を界磁コイルによって可変する可変界磁型回転電機に関する。
特許文献1には、シャフトに設けられた円筒状のロータコアを有するロータと、ロータコアに対して径方向に間隔をあけて配置された環状のステータコアを有するステータと、ロータ及びステータを内包した環状の界磁ヨークと、ロータコアとステータコアとの間での磁束量を制御可能な界磁コイルと、を備えた回転電機が開示されている。この回転電機では、ステータ外周部に界磁ヨークの磁路を形成し、ロータ内部に界磁コアで軸線方向の磁路を形成している。
特開2013-143863号公報
上記文献に記載された可変界磁機構では、界磁コイルの通電に伴い発生した熱や、ステータコイル等のモータの内部で発生する熱は界磁コアにより区画された空間に籠もり易い。とりわけ、界磁コイルはボビンにより覆われているため、冷媒との接触面積が少なく、冷却性能に改善の余地がある。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであって、その目的は、界磁コイルと冷媒との接触面積を大きくすることで、界磁コイルの冷却性能を向上させることができる回転電機を提供することにある。
本発明に係る回転電機は、回転可能なシャフトと、シャフトに固設された環状のロータコアと、ロータコアの外周側に設けられた環状のステータコアと、ステータコアに巻回される三相の巻線を有するステータコイルと、ステータコアの側面側に設けられた界磁コアと、界磁コアとロータコアとの間に磁気回路を形成することで、ロータコアとステータコアとの間の磁束密度を制御可能な界磁コイルと、界磁コイルを保持するボビンと、を備え、ボビンは、シャフトの回転軸方向に界磁コイルを露出する切り欠きを有する。
本発明によれば、界磁コアから流れてきた冷媒と界磁コイルとの接触する面積を大きくすることで、冷却性能を向上することができる。
本実施形態の一例である可変界磁モータを部分的に示す軸方向断面図である。 本実施形態の一例であるボビンを軸方向からみた図である
課題を解決するための形態
以下、本発明の具体的な実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、本発明は、ここに記載される実施形態に限定されるものではない。
図1は、本実施形態に係る可変界磁型の回転電機1を示す軸方向断面図である。なお、図1は、シャフト2の軸線を境に、回転電機1における径方向の半分を示している。
図1に示すように、可変界磁型の回転電機1は、シャフト2と、環状のロータコア22と磁石24とを含むロータ20と、環状のステータコア32とこれに巻回されるコイル34を含むステータ30を備える三相同期型回転電機を基本構成とする。この基本構成に、ステータコア32よりも軸方向の両端側に配置される界磁コア40と、界磁コア40とロータ20との間に磁気回路を形成することで、ロータコア22とステータコア32との磁束密度を制御可能な界磁コイル50と、界磁コイルを保持するボビン60と、を備える。
なお、以下では、「軸方向」とはシャフト2が伸びる方向をいい、「径方向」とは、シャフト2が伸びる方向と直交する方向をいう。「外周側」とは、径方向においてシャフト2から離れる方向をいい、「内周側」とは、径方向においてシャフト2に近づく方向をいう。また「側面」とは、軸方向における可変界磁モータ1の端面をいう。
ロータ20は、シャフト2に固定され、ロータコア22に設けられる磁石24と、ステータ30のコイル34に三相交流を通電することで発生する回転磁界との協働作用で回転する回転子である。ロータコア22は、電磁鋼板や圧粉磁粉などの磁性体で構成され、全体として丸状である。磁石24は永久磁石であり、ロータコア22に固定されている。
ステータ30は、内周側で、ロータ20の外周側に向かい合い、外周側で、図示されていないモータケースに固定されて保持される固定子である。ステータ30は、ステータコア32に分布巻あるいは集中巻の方法で巻き付けられるコイル34に三相交流を通電することで三相回転磁界を生成する。ステータコア32は、複数の電磁鋼板を積層して形成される。巻き付けられるコイル34は、ステータコア32の軸方向の両端部で突き出ることになるが、図1ではその部分をコイルエンド36として示してある。
界磁コア40は、ステータコア32よりも軸方向の両端側に配置され、中心にシャフト2を通す貫通穴を有する。この界磁コア40は、ステータコアから軸方向両側に伸びる環状の外壁部41と、内周側に伸びるドーナツ板状の側壁部42と、側壁部からロータコアの軸方向端面に向かって伸びる内壁部43を含み、磁性材で構成される。内壁部43の先端部は、ロータコア22の軸方向端面に対向している。本実施形態では、側壁部42の厚さが、径方向の外周側に向かうほど薄くなっている。外壁部41は、ステータのコイルエンド36よりも軸線方向外側まで延在している。
界磁コイル50は、側壁部42と内壁部43の交差部の内側に配置される導体である。この界磁コイル50に電流を流すことによって、界磁コア40が磁化され、弱め界磁、強め界磁などの制御が可能となっている。なお、界磁コイル50が配置される位置は、界磁コアを磁化できれば良いので、図1に限定されない。界磁コイル50の材質としては、例えば銅を用いることができる。
図1に示すように、界磁コイル50を保持する樹脂製の環状のボビン60がシャフト2を包囲するように止着されている。ボビン60は、筒形状の筒部61と、筒部61の両端にそれぞれ一体形成された環状のフランジとから構成されており、ここでは便宜上、軸方向において、側壁部42側の環状のフランジを側壁部側フランジ62といい、ロータ20およびステータ20側の環状のフランジをフランジ63と呼ぶ。
本実施形態において、筒部61は、内壁部43に面接合して止着されている。ボビン60には界磁コイル50が巻き回されている。なお、本実施形態では、側壁部側フランジ62が界磁コア40の側壁部42に面接合して止着されてもよく、また止着方法は、特に限定されない。
図1に示すように、矢印の向きに従って冷媒が流れることによって、コイルエンド33や界磁コイル50などが冷却される。図示しない冷却パイプがステータに沿うように設けられており、冷媒は、矢印で示す方向に界磁コア40に設けられる図示しない複数の貫通孔からステータ30のコイルエンド36に向けて冷却パイプから放出される。本実施形態では、界磁コア40に設けられる複数の貫通孔における開口は、コイル34のコイルエンド36に径方向に対向する。なお、冷媒は一例として、ATF(Automatic Transmission Fluid)が用いられる。
図1をおよび図2を用いて本発明の特徴部について説明する。図1に示すように、ボビン60は、側壁部側フランジ62またはフランジ63に切り欠き70を有する。図2はボビン60を軸方向から見た図を示している。より具体的には、側壁部側フランジ62から見たボビン60の全体を表す図である。図面奥行き方向には、ロータ20、ステータ30や界磁コイル50が配置されている。本実施形態では、切り欠き70の形状は丸状であるが、界磁コイル50との接触面積を大きくすることができれば、この形状は特に限定されない。
なお、本実施形態によれば、側壁部側フランジ62およびフランジ63のどちらにも切り欠き70を設ける構成としたが、側壁部側フランジ62またはフランジ63のうち、いずれか一方に切り欠き70があれば良く、本実施形態に限定されることはない。
以上のように、本実施形態に係る回転電機1においては、界磁コイルを保持するボビンに切り欠きを設けることによって界磁コイルと冷媒との接触面積を大きくすることができる。これにより、界磁コイルが高温となることを抑制することができるため、界磁コイルの冷却性能を向上することができる。
なお、可変界磁型の回転電機として、車両搭載用の三相同期型を説明したが、これ以外の形式であっても、コイルが巻回されるステータと、永久磁石を含むロータを備える回転電機を可変界磁型とするものであればよい。また、車両搭載用以外の用途に用いられるものであってもよい。本実施形態では、ロータの永久磁石をロータコアの内部に永久磁石を埋め込む構成として説明したが、ロータコアの先端に設ける構成としてもよい。
1 回転電機
2 シャフト
20 ロータ
22 ロータコア
24 磁石
30 ステータ
32 ステータコア
34 コイル
36 コイルエンド
40 界磁コア
41 外壁部
42 側壁部
43 内壁部
50 界磁コイル
60 ボビン
61 筒部
62 側壁部側フランジ
63 フランジ
70 切り欠き

Claims (1)

  1. 回転可能なシャフトと、
    前記シャフトに固設された環状のロータコアと、
    前記ロータコアの外周側に設けられた環状のステータコアと、
    前記ステータコアに巻回される三相の巻線を有するステータコイルと、
    前記ステータコアの側面側に設けられた界磁コアと、
    前記界磁コアと前記ロータコアとの間に磁気回路を形成することで、前記ロータコアと前記ステータコアとの間の磁束密度を制御可能な界磁コイルと、
    前記界磁コイルを保持するボビンと、を備える可変界磁型の回転電機であって、
    前記ボビンは、前記シャフトの回転軸方向に前記界磁コイルを露出する切り欠きを有する、
    ことを特徴とする回転電機。
JP2020148232A 2020-09-03 2020-09-03 回転電機の冷却構造 Pending JP2022042699A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020148232A JP2022042699A (ja) 2020-09-03 2020-09-03 回転電機の冷却構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020148232A JP2022042699A (ja) 2020-09-03 2020-09-03 回転電機の冷却構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2022042699A true JP2022042699A (ja) 2022-03-15

Family

ID=80641440

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020148232A Pending JP2022042699A (ja) 2020-09-03 2020-09-03 回転電機の冷却構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2022042699A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4995459B2 (ja) モータ
JP2020188637A (ja) 巻線界磁型同期機のロータ
JP2017208910A (ja) 同期電動機の回転子
JP7289717B2 (ja) 回転電機
JP2022042699A (ja) 回転電機の冷却構造
JP2020188674A (ja) 回転電機
JP2020188560A (ja) 回転電機
JPWO2019008930A1 (ja) ステータおよびモータ
JP2011109762A (ja) 単極モータ
JP7172979B2 (ja) 回転電機
US10784749B2 (en) Cooling structure of rotary electric machine and rotary electric machine
JP2005269693A (ja) 永久磁石モータ
JP2007116850A (ja) 永久磁石式回転電機および円筒型リニアモータ
JP2010011621A (ja) 回転電機用エンドプレート
JP2021093879A (ja) ロータ及び回転電機
JP7222341B2 (ja) 回転電機
JP2020108200A (ja) ロータの製造方法
JP6892219B2 (ja) 回転電機
JP2006087244A (ja) 回転電機
WO2021171663A1 (ja) ロータ、およびモータ
US20230115303A1 (en) Rotary electric machine
JP2021044902A (ja) 回転電機
JP4581468B2 (ja) 渦電流式減速装置
JP2021072753A (ja) 可変界磁モータ
JP2020010500A (ja) 電動機