JP2020010500A - 電動機 - Google Patents
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Abstract
【課題】トルクを効率的に向上させることができる電動機を提供すること。【解決手段】回転軸部材と、回転軸部材に固設されたロータコア並びにロータコアに埋設された磁石及び界磁コアを有するロータと、円筒状のステータコア及びステータコイルを有するステータと、軸線方向に延在する円筒状の側板部、及び、径方向に延在し、軸線方向にて側板部を挟んで対向する一対の端板部を有し、ロータ及びステータを内包した界磁ヨークと、界磁ヨークの端板部に設けられ、界磁ヨークとロータコアとの間に磁気回路を形成することによって、ロータコアとステータコアとの間での磁束量を制御可能な界磁巻線と、を備えた電動機であって、回転軸部材には、軸線方向にてロータコアを挟んで一対の円筒状の磁性部材が固設されており、界磁ヨークの端板部と径方向にて重なる位置に、磁性部材が位置する。【選択図】図1
Description
本発明は、電動機に関する。
特許文献1には、ロータとステータと界磁ヨークと磁性リングとによる界磁磁路を形成する電動機が開示されている。この電動機は、界磁ヨークの径方向に延在する延在部と、この延在部から軸線方向ロータ側に突出した突出部とを有しており、前記界磁磁路として、前記延在部と前記突出部とをそれぞれ経由して、界磁ヨークから磁性リングを介してロータに磁束を通す2つの界磁磁路が形成されている。
しかしながら、前記2つの界磁磁路は、延在部経由と突出部経由とに分離したり屈曲したりしているため、界磁ヨークから磁性リングに効率的に磁束を通すことができず、トルクの効率が低下する。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであって、その目的は、トルクを効率的に向上させることができる電動機を提供することである。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る電動機は、回転可能な回転軸部材と、前記回転軸部材に固設されたロータコア、前記ロータコアに埋設された磁石、及び、前記磁石よりも径方向内側にて前記ロータコアに埋設された界磁コアを有するロータと、前記ロータコアの径方向外方に所定の間隔をあけて配置された円筒状のステータコア、及び、前記ステータコアに設けられたステータコイルを有するステータと、軸線方向に延在する円筒状の側板部、及び、径方向に延在し、軸線方向にて前記側板部を挟んで対向する一対の端板部を有し、前記ロータ及び前記ステータを内包した界磁ヨークと、前記界磁ヨークの前記端板部に設けられ、前記界磁ヨークと前記ロータコアとの間に磁気回路を形成することによって、前記ロータコアと前記ステータコアとの間での磁束量を制御可能な界磁巻線と、を備えた電動機であって、前記回転軸部材には、軸線方向にて前記ロータコアを挟んで一対の円筒状の磁性部材が固設されており、前記界磁ヨークの前記端板部と径方向にて重なる位置に、前記磁性部材が位置することを特徴とするものである。
本発明に係る電動機においては、界磁ヨークから回転軸部材に設けられた磁性部材に効率的に磁束を通すことができ、その磁性部材からロータコアに埋設された界磁コアに磁束が入るため、界磁コイルによる増磁作用によって、トルクを効率的に向上させることができるという効果を奏する。
以下に、本発明に係る電動機の一実施形態について説明する。なお、本実施形態により本発明が限定されるものではない。
図1は、実施形態に係る電動機1の断面図である。図2は、軸線方向から見たロータ3を部的に示した図である。図1に示すように、実施形態に係る電動機1は、シャフト2、ロータ3、ステータ4、界磁ヨーク5、界磁コイル6、及び、磁性リング7などを備えている。
シャフト2は、金属製の回転軸部材である。ロータ3は、ロータコア31、磁石32及び界磁コア33などを有している。ロータコア31は、複数の電磁鋼板を軸線方向に積層して構成されており、シャフト2と共に回転可能にシャフト2に固設されている。ロータコア31は、軸線方向にて電磁鋼板間に隙間があるため、軸線方向の磁気抵抗が、径方向及び周方向の磁気抵抗よりも大きい。そのため、ロータコア31内では、磁束が軸線方向に流れ難く、径方向及び周方向に磁束が流れやすくなっている。
磁石32は、ロータコア31の内部において径方向外側に開けられた、軸線方向に貫通する貫通孔35に挿入されてロータコア31に埋設されている。磁石32は、軸線方向と直交する断面が長方形状であり、ロータコア31の軸線方向にわたって延在している。そして、磁石32の軸線方向両端面は、それぞれロータコア31の軸線方向両端面と略面一になっている。また、磁石32は、ロータコア31の周方向に90度間隔にて4つ配置されている。
界磁コア33は、ロータコア31の内部において磁石32よりも径方向内側に開けられた、軸線方向に貫通する貫通孔34に挿入されてロータコア31に埋設されている。界磁コア33は、磁性材からなり、ロータコア31の軸線方向にわたって延在している。そして、界磁コア33の軸線方向両端面は、それぞれロータコア31の軸線方向両端面と略面一になっている。また、界磁コア33は、図2に示すように、ロータコア31の周方向に90度間隔であって、磁石32とは周方向に45度ずれた位置関係にて4つ配置されている。なお、界磁コア33の軸線方向の磁気抵抗は、ロータコア31の軸線方向の磁気抵抗よりも小さくなっている。そのため、界磁コア33では、ロータコア31内よりも軸線方向に磁束が流れやすくなっている。
ステータ4は、ロータコア31の径方向外方に所定の間隔をあけて配置された円筒状のステータコア41と、ステータコア41に巻き付けられたステータコイル42とを有している。ステータコア41は、複数枚の電磁鋼板を軸線方向に積層して構成されており、軸線方向にて電磁鋼板間に隙間があるため、軸線方向の磁気抵抗が、径方向及び周方向の磁気抵抗よりも大きい。そのため、ステータコア41内では、磁束が軸線方向に流れ難く、径方向及び周方向に磁束が流れやすくなっている。
界磁ヨーク5は、磁性材からなり、軸線方向に延在する円筒状の側板部51と、径方向に延在し、軸線方向にて側板部51を挟んで対向する一対の端板部52とによって、ロータ3及びステータ4を内包している。側板部51は、ステータ4よりも軸線方向外方まで延在しており、ステータコア41の外周面に側板部51の内周面が固設されている。端板部52は、軸線方向にてロータ3及びステータ4から離れて配置され、一端部が側板部51の軸線方向端部と繋がっており、他端部がシャフト2と径方向にて所定の間隔をあけて対向している。
また、端板部52の軸線方向ロータ3側の面521には、界磁巻線である界磁コイル6が設けられている。界磁コイル6は、界磁ヨーク5とロータコア31との間に磁気回路を形成することによって、ロータコア31とステータコア41との間での磁束量を制御可能である。
シャフト2には、軸線方向にてロータコア31を挟むように一対の磁性リング7が固設されている。磁性リング7は、円筒状の磁性材料からなる。磁性リング7の軸線方向ロータ3側の端面71は、界磁コア33の軸線方向の端面331と接触している。また、磁性リング7の軸線方向ロータ3側とは反対側の端面72は、端板部52の軸線方向ロータ3側とは反対側の面522よりも軸線方向外方に位置している。さらには、端板部52の他端部側の端面523と磁性リング7の外周面73とは、径方向にて所定の間隔をあけて対向している。
実施形態に係る電動機1においては、磁石32からステータコア41を介して界磁ヨーク5の側板部51に達した磁束が、図1中矢印Aで示すように、界磁ヨーク5内を側板部51から端板部52に流れて、端板部52から磁性リング7を通って界磁コア33に入る。この際、端板部52と径方向にて重なる位置に磁性リング7が配置されているため、端板部52から磁性リング7に磁束を効率的に通すことができる。そして、界磁コア33に入った後磁束は、界磁コア33から磁石32に戻る。
また、実施形態に係る電動機1においては、磁束が端板部52から磁性リング7を通って界磁コア33に至る磁気回路を形成するため、界磁コイル6による磁束が、端板部52から磁性リング7に効率的に通されて界磁コア33に入る。これにより、実施形態に係る電動機1では、界磁コイル6による増磁作用によってトルクを効率的に向上させることができる。
また、実施形態に係る電動機1においては、界磁ヨーク5の端板部52と磁性リング7の外周面との径方向の間隔が小さく、安定するため、磁束量の低下を抑えることができ、トルクの向上や安定化を図ることができる。
1 電動機
2 シャフト
3 ロータ
4 ステータ
5 界磁ヨーク
6 界磁コイル
7 磁性リング
31 ロータコア
32 磁石
33 界磁コア
34 貫通孔
35 貫通孔
41 ステータコア
42 ステータコイル
51 側板部
52 端板部
71 端面
72 端面
73 外周面
331 端面
521 面
522 面
523 端面
2 シャフト
3 ロータ
4 ステータ
5 界磁ヨーク
6 界磁コイル
7 磁性リング
31 ロータコア
32 磁石
33 界磁コア
34 貫通孔
35 貫通孔
41 ステータコア
42 ステータコイル
51 側板部
52 端板部
71 端面
72 端面
73 外周面
331 端面
521 面
522 面
523 端面
Claims (1)
- 回転可能な回転軸部材と、
前記回転軸部材に固設されたロータコア、前記ロータコアに埋設された磁石、及び、前記磁石よりも径方向内側にて前記ロータコアに埋設された界磁コアを有するロータと、
前記ロータコアの径方向外方に所定の間隔をあけて配置された円筒状のステータコア、及び、前記ステータコアに設けられたステータコイルを有するステータと、
軸線方向に延在する円筒状の側板部、及び、径方向に延在し、軸線方向にて前記側板部を挟んで対向する一対の端板部を有し、前記ロータ及び前記ステータを内包した界磁ヨークと、
前記界磁ヨークの前記端板部に設けられ、前記界磁ヨークと前記ロータコアとの間に磁気回路を形成することによって、前記ロータコアと前記ステータコアとの間での磁束量を制御可能な界磁巻線と、
を備えた電動機であって、
前記回転軸部材には、軸線方向にて前記ロータコアを挟んで一対の円筒状の磁性部材が固設されており、
前記界磁ヨークの前記端板部と径方向にて重なる位置に、前記磁性部材が位置することを特徴とする電動機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018129403A JP2020010500A (ja) | 2018-07-06 | 2018-07-06 | 電動機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018129403A JP2020010500A (ja) | 2018-07-06 | 2018-07-06 | 電動機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2020010500A true JP2020010500A (ja) | 2020-01-16 |
Family
ID=69152634
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018129403A Pending JP2020010500A (ja) | 2018-07-06 | 2018-07-06 | 電動機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2020010500A (ja) |
-
2018
- 2018-07-06 JP JP2018129403A patent/JP2020010500A/ja active Pending
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