JP2022042579A - 車体構造 - Google Patents

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Abstract

Figure 2022042579000001
【課題】車体構造に関し、車室の居住性を改善しつつリヤゲートまわりの剛性及び強度を確保する。
【解決手段】ここで開示する車体構造は、車両のフロアパネル8の後端部に接合されて車室4の背面をなす第一面部21と、第一面部21の上端部26から後方へ延設される第二面部22と、第二面部22の後端部27からリヤゲート開口部3に向かって上方へ延設される第三面部23とを備える。また、第二面部22と第三面部23とに挟まれる入隅部25を車室4の内側へ膨出させてなり、入隅部25を補強するビード10を備える。
【選択図】図3

Description

本発明は、車両の車室内におけるリヤゲートまわりの車体構造に関する。
従来、車両の後端部にリヤゲートが取り付けられた車両において、リヤゲートの左右側方にリヤピラーを配置するとともに、リヤゲートの下端部に梁状構造体(クロスメンバ,リヤエンドメンバ)を配置した構造が知られている。リヤピラーや梁状構造体の断面形状は、例えば矩形状の閉断面に形成される。また、車室のフロアパネルは、梁状構造体に対して接合される。このような構造により、リヤゲートまわりの剛性や強度が改善されうる(特許文献1~3参照)。
特開平10-244963号公報 特開2006-123686号公報 特開2009-208610号公報
車室空間の体積(室内スペース)を増大させるには、リヤゲートをできるだけ車両の後端部へ配置することが考えられる。一方、リヤゲートの下方にはリヤバンパーが配置されることから、車室のフロアパネルと梁状構造体との接合位置を後方へ移動させることが難しい。そのため、上記の接合位置が梁状構造体の前面よりも車両前方にオフセットした構造になってしまい、リヤゲートまわりの剛性や強度が確保しにくいという課題がある。
このような課題に対し、リヤゲートの位置を車両前方側へ移動させることで上記のオフセットを解消することも考えられる。しかしこの場合、車室空間の体積(室内スペース)が減少し、車室の居住性や快適性が低下するおそれがある。
本件の目的の一つは、上記のような課題に照らして創案されたものであり、車室の居住性を改善しつつリヤゲートまわりの剛性及び強度を確保できるようにした車体構造を提供することである。なお、この目的に限らず、後述する「発明を実施するための形態」に示す各構成から導き出される作用効果であって、従来の技術では得られない作用効果を奏することも、本件の他の目的として位置付けることができる。
開示の車体構造は、車両のフロアパネルの後端部に接合されて車室の背面をなす第一面部と、第一面部の上端部から後方へ延設される第二面部と、第二面部の後端部からリヤゲート開口部に向かって上方へ延設される第三面部とを備える。また、この車体構造は、第二面部と第三面部とに挟まれる入隅部を車室の内側へ膨出させてなり、入隅部を補強するビードを備える。
開示の車体構造によれば、車室の居住性を改善しつつリヤゲートまわりの剛性及び強度を確保できる。
実施例としての車体構造が適用された車両の斜視図である。 図1のリヤゲートの下部構造を示す模式的な縦断面図である。 図1のリヤゲートの下部を車室内から見たときの模式的な斜視図である。 (A)~(C)は図3に示すビードの三面図であり、(A)は正面視の図、(B)は側面視の図(部分断面図)、(C)は上面視の図である。 (A)~(C)は変形例としてのビードを示す模式的な斜視図である。
[1.構成]
図1は、実施例としての車体構造が適用された車両1を示す斜視図である。車両1の後端部には、リヤゲート開口部3を開放可能に閉塞するリヤゲート2が枢着される。リヤゲート2を開放することで、車両1の後方側から車室4(荷室)の内部へのアクセスが容易となる。また、リヤゲート開口部3の周囲には、開口補強枠7が配置される。開口補強枠7は、開口補強枠7の縁に沿って延在する筒状に形成される。開口補強枠7のうち、リヤゲート開口部3の左右側方に位置する部分は、リヤゲートピラーとも呼ばれる。
図2は、開口補強枠7のうち、リヤゲート開口部3の下方側に位置する部分の構造を示す縦断面図である。ここに示す開口補強枠7(下枠)は、リヤエンドインナーパネル5とリヤエンドアウターパネル6とが接合した閉断面の梁状に形成されて、車幅方向に延設される。開口補強枠7よりも下方側には、図示しないリヤバンパーやバンパーカバーなどが配置されうる。同様に、開口補強枠7の上側や後側には、図示しない保護カバーや美装部品などが配置されうる。本実施例では、それらの構造に関する説明を省略する。
リヤエンドインナーパネル5には、第一面部21,第二面部22,第三面部23,第四面部24が設けられる。これらの面部21~24は、単一の板状部材(鋼板や他の金属板)を屈曲させることで形成される。第一面部21は、車両1のフロアパネル8(リヤフロアパネル)の後端部に接合されて車室4の背面をなす面状の部位である。第一面部21の向き(面の向き,面勾配)は、ほぼ鉛直である。また、第二面部22は、第一面部21の上端部26から後方へ延設された面状の部位である。第二面部22の向きは、ほぼ水平にしてもよいし、第一面部21との境界が最も低くなるように傾斜させてもよい。
第三面部23は、第二面部22の後端部27からリヤゲート開口部3に向かって上方へ延設される面状の部位である。第三面部23の向きは、ほぼ鉛直である。第三面部23を第一面部21よりも後方へオフセットさせることで、車室4の内部空間が拡大され、車室4の居住性や快適性が向上する。また、第四面部24は、第三面部23の上端部28から後方へ延設された面状の部位である。第四面部24の向きは、ほぼ水平である。
リヤエンドアウターパネル6には、縦面部31と横面部32とが設けられる。縦面部31は、リヤエンドインナーパネル5の第三面部23に接合される面状の部位である。縦面部31の向きは、ほぼ鉛直である。縦面部31の上端部33は、第三面部23の後端部29と重合した状態で接合される。なお、図2に示す例では、縦面部31の上端部33と第三面部23の後端部29とがフランジ状に屈曲して突出した形状になっているが、このような突出形状は必須ではない。横面部32は、縦面部31の下端部34から前方へ延設された面状の部位である。横面部32の向きは、ほぼ水平にしてもよいし、前方に向かって下り勾配になるように傾斜させてもよい。横面部32の前端部35は、第二面部22と重合した状態で接合される。
図3は、リヤゲート開口部3の下部を車室4内から見たときの模式的な斜視図である。車室4の床面をなすフロアパネル8の下方には、サイドメンバ9(リヤサイドメンバ)が設けられる。サイドメンバ9は、車長方向に延在するサブフレーム(あるいはフレーム)であり、車幅方向に所定の間隔をあけて左右に一対設けられる。各々のサイドメンバ9は、断面形状が上方に向かって開かれたハット型に形成され、フロアパネル8の下面に接合されてフロアパネル8との間に閉断面を形成する。サイドメンバ9の車幅方向の間隔は、リヤゲート開口部3よりもやや狭く設定される。また、車幅方向におけるサイドメンバ9の配設位置は、リヤゲートピラーよりもやや内側に設定される。
第二面部22と第三面部23とに挟まれる入隅部25には、ビード10が設けられる。ビード10は、入隅部25を補強するものであり、入隅部25を車室4の内側へ膨出させた形状に形成される。図3に示す例では、複数(五つ)のビード10が設けられている。また、各ビード10は、車両1の前面視においてサイドメンバ9の直上方の領域R(図3中に破線でハッチングされた部分)内に配置されている。領域Rの位置は、リヤゲート開口部3の下方であって、リヤゲートピラーよりもやや内側に設定される。
図4(A)~(C)はビード10の具体的な形状を例示する三面図である。このビード10は三角錐状に形成された例であり、第一錐面11と第二錐面12とを有する。第一錐面11は、第二面部22と第三面部23とに交差する平面状であって、その法線が車両1の前方かつ上方かつ右側へ向かう面勾配に形成される。一方、第二錐面12は、第二面部22と第三面部23と第一錐面11とに交差する平面状であって、その法線が車両1の前方かつ上方かつ左側へ向かう面勾配に形成される。本実施例では、第一錐面11及び第二錐面12が互いに左右鏡面対称の形状とされる。
また、第一錐面11と第二錐面12との境界をなす稜線13は、図4(B)に示すように、第一面部21の上端部26と第三面部23との間を接続するように設けられる。言い換えれば、ビード10は、第一面部21の上端部26と第三面部23との間を接続する稜線13を有する立体形状に形成される。したがって、上面視におけるビード10の大きさ(第三面部23からの膨出寸法)は、第二面部22の幅寸法dに相当する大きさとなる。
[2.作用・効果]
(1)上記の実施例では、第三面部23が第一面部21よりも後方へオフセットした構造において、車室4の第二面部22と第三面部23とに挟まれる入隅部25にビード10が設けられる。このような構造により、車室4を拡大して車室4の居住性を改善しつつリヤゲート2まわりの車体剛性や強度を向上させることができ、走行時に車体に入力される外力に対する変形を抑制することができる。また、第二面部22と第三面部23とを屈曲成形する際に生じうるシワをビード10で伸ばすことができ、成形品質を向上させることができる。
(2)上記の実施例では、ビード10が、第一面部21の上端部26と第三面部23との間を接続する稜線13を有する立体形状に形成される。このような構造により、第一面部21と第三面部23との間における荷重伝達効率を向上させることができ、例えば開口補強枠7に入力された荷重をフロアパネル8やサイドメンバ9へと効率よく伝達することができる。したがって、リヤゲート2まわりの車体剛性や強度をさらに向上させることができる。
(3)上記の実施例では、ビード10が、第一錐面11と第二錐面12とを有する三角錐状に形成される。第一錐面11は、第二面部22と第三面部23とに交差する面状であり、第二錐面12は、第二面部22と第三面部23と第一錐面11とに交差する面状である。このような構造により、ビード10自体の剛性及び強度を高めることができ、入隅部25の変形を抑えることができる。したがって、リヤゲート2まわりの車体剛性や強度をさらに向上させることができる。
(4)上記の実施例では、フロアパネル8の下面に接合されて閉断面を形成するサイドメンバ9が設けられる。また、ビード10が、車両1の前面視においてサイドメンバ9の直上方の領域R内に配置される。このような構造により、サイドメンバ9と第三面部23との間の重伝達効率を向上させることができる。したがって、リヤゲート2まわりの車体剛性や強度をさらに向上させることができる。
[3.変形例]
上記の実施例はあくまでも例示に過ぎず、本実施例で明示しない種々の変形や技術の適用を排除する意図はない。本実施例の各構成は、それらの趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。また、必要に応じて取捨選択することができ、あるいは適宜組み合わせることができる。
上記の実施例では、図4(B)に示すように、稜線13が第一面部21の上端部26に接続された構造を例示したが、稜線13を第一面部21の上端部26に接続しなくてもよく、ビード10と第一面部21の上端部26との間に若干の間隔を設けてもよい。また、上記の実施例では、ビード10が車両1の前面視においてサイドメンバ9の直上方の領域R内に配置されたものを例示したが、ビード10の配設位置はこれに限定されず、領域Rの外側に配置してもよい。なお、リヤゲート2まわりからサイドメンバ9にかけての車体構造の剛性や強度を高めるには、入隅部25のうち少なくともサイドメンバ9に近い部分にビード10を配設することが好ましい。
また、上記の実施例では、三角錐状のビード10を例示したが、ビード10の具体的な形状はこれに限定されない。例えば、図5(A)に示すように、ビード10の形状を扁平な三角柱状に形成してもよい。また、図5(B)に示すように、ビード10の形状を直方体状に形成してもよいし、図5(C)に示すように、扁平な四分円柱状に形成してもよい。少なくとも、入隅部25を車室4の内側へ膨出させたビード10を設けることで、上述の実施例と同様の作用・効果を奏する構造を実現することができる。
1 車両
2 リヤゲート
3 リヤゲート開口部
4 車室
5 リヤエンドインナーパネル
6 リヤエンドアウターパネル
7 開口補強枠
8 フロアパネル(リヤフロアパネル)
9 サイドメンバ(リヤサイドメンバ)
10 ビード
11 第一錐面
12 第二錐面
13 稜線
21 第一面部
22 第二面部
23 第三面部
24 第四面部
25 入隅部
26 上端部
27 後端部
28 上端部
29 後端部
31 縦面部
32 横面部
33 上端部
34 下端部
35 前端部
R 領域

Claims (4)

  1. 車両のフロアパネルの後端部に接合されて車室の背面をなす第一面部と、
    前記第一面部の上端部から後方へ延設される第二面部と、
    前記第二面部の後端部からリヤゲート開口部に向かって上方へ延設される第三面部と、
    前記第二面部と前記第三面部とに挟まれる入隅部を前記車室の内側へ膨出させてなり、前記入隅部を補強するビードと、
    を備えることを特徴とする、車体構造。
  2. 前記ビードが、前記第一面部の上端部と前記第三面部との間を接続する稜線を有する立体形状に形成される
    ことを特徴とする、請求項1記載の車体構造。
  3. 前記ビードが、前記第二面部と前記第三面部とに交差する面状の第一錐面と、前記第二面部と前記第三面部と前記第一錐面とに交差する面状の第二錐面と、を有する三角錐状に形成される
    ことを特徴とする、請求項1または2記載の車体構造。
  4. 前記フロアパネルの下面に接合されて閉断面を形成するサイドメンバを備え、
    前記ビードが、前記車両の前面視において前記サイドメンバの直上方の領域内に配置される
    ことを特徴とする、請求項1~3のいずれか1項に記載の車体構造。
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