JP2022040915A - 接着装置及び画像形成装置 - Google Patents

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祐臣 松崎
Hiroomi Matsuzaki
拓 渡辺
Hiroshi Watanabe
考平 松田
Kohei Matsuda
努 嶋野
Tsutomu Shimano
祐樹 西沢
Yuki Nishizawa
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Abstract

【課題】シートを折り畳んだ際に、粉末接着剤を付着させたシートの異なる領域が互いに対向しなくなることを防ぐ技術を提供する。【解決手段】付着装置は、電子写真プロセスにより、搬送されるシートに粉末接着剤を付着させる付着手段と、粉末接着剤が付着されたシートを折り畳む折り手段と、折り畳まれたシートを加熱、かつ、加圧することで、折り畳まれたシートを粉末接着剤により接着させる加熱加圧手段と、シートの搬送方向において、折り手段によるシートの折り目の目標位置より前側の第1領域に粉末接着剤を付着させ、目標位置より後側の第2領域に粉末接着剤を付着させる様に付着手段を制御する制御手段と、を備え、第1領域と第2領域は、目標位置でシートを折り畳んだ際に少なくとも部分的に対向し、第1領域の搬送方向の第1幅と第2領域の搬送方向の第2幅は異なる。【選択図】図7

Description

本発明は、電子写真プロセスによりシートに粉末接着剤を付着させた後、当該シートを折り畳んで接着する接着装置及び画像形成装置に関する。
特許文献1は、電子写真プロセスによりシートにトナーを付着させて画像を形成すると共に、電子写真プロセスによりシートの所定領域(以下、接着剤領域)に粉末接着剤を付着させる装置を開示している。特許文献1においては、シート周囲の4辺の内、シートの搬送方向に平行な1辺を除く3辺の端部を接着剤領域として粉末接着剤を付着させている。粉末接着剤が付着されたシートは、搬送方向とは直交する幅方向の折り目に沿って折り畳まれた後、加熱・加圧される。これにより、特許文献1においては、画像形成された(印刷された)袋を形成している。なお、折り目の搬送方向の位置は、シートの中央であり、搬送方向においてシートの先端側の接着剤領域と後端側の接着剤領域が互いに接着される。
特開2008-36957号公報
特許文献1の構成においてシートがカール(湾曲)すると、シートの折り目の位置が搬送方向の中央からズレ、これにより、折り畳んだ状態において先端側の接着剤領域と後端側の接着剤領域とが互いに対向しなくなる。これにより、接着力が弱くなって成果物である袋が形成されなくなり得る。
本発明は、シートを折り畳んだ際に、粉末接着剤を付着させたシートの異なる領域が互いに対向しなくなることを防ぐ技術を提供するものである。
本発明の一側面によると、付着装置は、電子写真プロセスにより、搬送されるシートに粉末接着剤を付着させる付着手段と、前記付着手段により前記粉末接着剤が付着された前記シートを折り畳む折り手段と、前記折り手段により折り畳まれた前記シートを加熱、かつ、加圧することで、前記折り手段により折り畳まれた前記シートを前記粉末接着剤により接着させる加熱加圧手段と、前記シートの搬送方向において、前記折り手段による前記シートの折り目の目標位置より前側の第1領域に前記粉末接着剤を付着させ、前記目標位置より後側の第2領域に前記粉末接着剤を付着させる様に前記付着手段を制御する制御手段と、を備え、前記第1領域と前記第2領域は、前記目標位置で前記シートを折り畳んだ際に少なくとも部分的に対向し、前記第1領域の前記搬送方向の第1幅と前記第2領域の前記搬送方向の第2幅は異なることを特徴とする。
本発明によると、シートを折り畳んだ際に、粉末接着剤を付着させたシートの異なる領域が互いに対向しなくなることを防ぐことができる。
一実施形態による画像形成装置の構成図。 一実施形態によるプロセスカートリッジの構成図。 一実施形態による折り器における処理の説明図。 一実施形態によるシートに付着される各粉体の位置関係を示す図。 一実施形態による成果物と、接着剤領域を示す図。 カールが生じた場合に折り目の位置が移動することの説明図。 課題の説明図。 一実施形態による接着剤領域を示す図。 目標位置と、先端領域及び後端領域との関係を示す図。 一実施形態による接着剤領域を示す図。
以下、添付図面を参照して実施形態を詳しく説明する。なお、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。実施形態には複数の特徴が記載されているが、これらの複数の特徴の全てが発明に必須のものとは限らず、また、複数の特徴は任意に組み合わせられてもよい。さらに、添付図面においては、同一若しくは同様の構成に同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
図1は、本実施形態による、電子写真プロセスにより画像形成を行う画像形成装置1の構成図である。画像形成装置1は、画像形成ユニット10と、後処理ユニット30と、を有する。画像形成ユニット10は、画像データに基づきカセット8に格納されたシートPに画像を形成し、かつ、画像データで指定されたシートPの領域(以下、接着剤領域)に粉末接着剤を付着させる。このため、画像形成ユニット10は、4つのプロセスカートリッジ7n、7y、7m及び7cと、プロセスカートリッジ7n、7y、7m及び7cそれぞれに対応する一次転写ローラ4と、を備えている。各プロセスカートリッジ7n、7y、7m及び7cは、画像形成装置1の交換部品であり、画像形成装置1の本体に対して着脱可能に構成される。
各プロセスカートリッジ7n、7y、7m及び7cの構成は同様であり、以下では、纏めてプロセスカートリッジ7と表記する。但し、プロセスカートリッジ7y、7m及び7cと、プロセスカートリッジ7nには、異なる種別の粉体が収納される。具体的には、粉体の種別"トナー"がプロセスカートリッジ7y、7m及び7cに収納され、粉体の種別"粉末接着剤"がプロセスカートリッジ7nに収納される。なお、プロセスカートリッジ7y、7m及び7cに収納されるトナーの色は、それぞれ、イエロー、マゼンタ及びシアンである。
図2は、プロセスカートリッジ7の構成図である。プロセスカートリッジ7は、感光体ユニットCCと、現像ユニットDTと、を備えている。感光体ユニットCCは、感光体101と、帯電ローラ102と、クリーニング部材103と、を備え、現像ユニットDTは、図2に示す残りの部材を備えている。感光体101は、画像形成時、図の時計回り方向に回転駆動される。帯電ローラ102は、帯電電圧を出力することにより、感光体101の表面を一様な電位に帯電させる。帯電された感光体101の表面は、スキャナユニット2(図1)により露光され、これにより感光体101に静電潜像が形成される。クリーニング部材103は、感光体101に残留した粉体を除去する。
現像ユニットDTの収容部104には、粉体が収納される。搬送部材108は、図の時計回り方向(矢印f方向)に回転駆動される。これにより、収容部104に収納された粉体は、撹拌されると共に、現像室109に搬送される。供給ローラ106は、図の時計回り方向に回転駆動され、粉体を現像ローラ105に供給すると共に、現像ローラ105に残留した粉体を現像ローラ105からは剥ぎ取る。現像ブレード107は、現像ローラ105上の粉体の厚みを規制するために設けられる。現像ローラ105は、図の反時計回り方向に回転駆動され、現像電圧を出力する。現像電圧により、現像ローラ105が担持している粉体は感光体101の静電潜像(露光領域)に付着する。これにより、プロセスカートリッジ7y、7m及び7cの場合には、感光体101に、イエロー、マゼンタ及びシアンのトナー像が形成される。また、プロセスカートリッジ7nの場合には、感光体101に粉末接着剤による像(パターン)が形成される。以下の説明では、プロセスカートリッジ7y、7m及び7cにより形成されるトナー像と、プロセスカートリッジ7nにより形成される粉末接着剤の像(パターン)と、を纏めて粉体像と表記する。
図1に戻り、各プロセスカートリッジ7に対応して設けられた一次転写ローラ4は、一次転写電圧を出力することで、各感光体101の粉体像を転写ベルト3に転写する。なお、転写ベルト3は、画像形成時、図の反時計回り方向(V方向)に回転駆動される。プロセスカートリッジ7y、7m及び7cの各感光体101に形成されたトナー像を重ねて転写ベルト3に転写することで、イエロー、マゼンタ及びシアン以外の色を形成することができる。例えば、黒色は、イエロー、マゼンタ、シアンのトナーを重畳したプロセスブラックとして形成することができる。転写ベルト3に転写された粉体像は、二次転写ローラ5の対向位置に搬送される。
カセット8に格納されたシートPは、主搬送路1mに給送され、二次転写ローラ5の対向位置に搬送される。二次転写ローラ5は、二次転写電圧を出力することで、転写ベルト3の粉体像をシートPに転写する。この様に、プロセスカートリッジ7、一次転写ローラ4、スキャナユニット2、転写ベルト3及び二次転写ローラ5は、シートPに粉体を付着させる付着部を構成している。また、プロセスカートリッジ7、一次転写ローラ4、スキャナユニット2、転写ベルト3及び二次転写ローラ5は、シートPに粉体像を形成する粉体像形成部を構成している。さらに、各プロセスカートリッジも、それぞれ、感光体101に各色のトナーTy、Tm若しくはTcによる粉体像、又は、粉末接着剤Tnによる粉体像を形成する、狭義の粉体像形成部を構成している。なお、電子写真プロセスとは、上述した様に、感光体101に静電潜像を形成し、静電潜像を粉体によって現像し、現像した画像をシートPに転写(付着)させるプロセスである。
粉体像の転写後、シートPは、第1定着器6に搬送される。第1定着器6は、シートPを加熱・加圧することで、シートPに粉体像を定着させる。シートPの両面に粉体像を形成する場合、フラッパ33は、図の点線で示す様に、第1排出ローラ34aと中間ローラ34bとによるニップ領域にシートPを導く向きに設定される。そして、シートPは、第1排出ローラ34a及び中間ローラ34bにより、排出トレイ13の方に向けて挟持搬送される。シートPの後端が、フラッパ33を超えると、第1排出ローラ34a及び中間ローラ34bの回転方向は、それまでとは逆方向に切り替えられる。また、フラッパ33は、図の実線で示す様に、両面搬送路1rにシートPを導く向きに設定される。これにより、シートPは両面搬送路1rに向けて搬送される。その後、シートPは、両面搬送路1rを介して、再度、画像形成位置(転写位置)である二次転写ローラ5の対向位置に搬送される。
両面に粉体像が形成されたシートP、或いは、シートPの片面のみに粉体像を形成する場合において片面に粉体像が形成されたシートPは、第1定着器6を通過した後、第2排出ローラ34c及び中間ローラ34bにより挟持搬送される。なお、この際、フラッパ33は、図の実線で示す様に、第2排出ローラ34cと中間ローラ34bとによるニップ領域にシートPを導く向きに設定される。
シートPに形成される粉体像は、粉末接着剤Tnが使用されるものと、粉末接着剤Tnが使用されず、トナーのみによるものとに分類される。以下の説明においては、粉末接着剤Tnが使用される粉体像を"第1種別"の粉体像と表記し、トナーのみによる粉体像を"第2種別"の粉体像と表記する。第1種別の粉体像が形成されたシートPは、後処理ユニット30による後処理が必要であり、第2種別の粉体像が形成されたシートPは、後処理ユニット30による後処理が不要である。したがって、第2種別の粉体像が形成されたシートPは、排出トレイ13に排出される。この際、フラッパ13aは、図の点線で示す様に、トレイ13にシートPを導く向きに設定される。一方、第1種別の粉体像が形成されたシートPは、後処理ユニット30の中間パス15に向けて搬送される。この際、フラッパ13aは、図の実線で示す様に、中間パス15にシートPを導く向きに設定される。
第1定着器6の下流側に設けられる後処理ユニット30は、折り器31と、第2定着器32と、排出ユニット35と、を有する。折り器31において、シートPを折り畳む折り処理が実行される。図3は、折り処理の説明図である。図3(A)は、シートPが、第1ガイドローラ31c及び第2ガイドローラ31dにより中間パス15において挟持搬送されている状態を示している。シートPの先端qが、第1ガイドローラ31c及び第2ガイドローラ31dの位置を通過すると、シートPの先端qは、ガイド壁31f(図3(B))により図の下向きに案内される。そして、シートPの先端qは、図3(B)に示す様に、互いに対向している第1折りローラ31aと第2ガイドローラ31dに引き込まれて引き込み部31eの壁31gに当接する。その後、シートPは、第1ガイドローラ31c及び第2ガイドローラ31dによって押し込まれることにより、壁31gに摺接しながら引き込み部31eの奥へと進む。そして、図3(C)に示す様に、先端qは、引き込み部31eの端部31hに突き当たる。なお、引き込み部31eは、図1に示す様に、中間パス15の下方側で中間パス15と略平行に形成されており、図3(C)の段階において、シートPは第2ガイドローラ31dに巻き付いてU字型に曲がった状態となる。
図3(C)の状態から第1ガイドローラ31c及び第2ガイドローラ31dによってシートPがさらに押し込まれると、図3(D)に示す様に、シートPの位置rに撓みが生じる。撓みが生じた位置rが第2折りローラ31bに接すると、シートPの位置rは、図3(E)に示す様に、第2折りローラ31bから受ける摩擦力によって、第1折りローラ31aと第2折りローラ31bとのニップに引き込まれる。そして、図3(F)に示す様に、シートPは、位置rを折り目として折り畳まれた状態で、第1折りローラ31aと第2折りローラ31bにより挟持搬送され、位置rを先端側として折り器31から排出される。
位置rは、引き込み部31eの深さN(図3(E))により制御することができる。なお、引き込み部31eの深さNとは、第1折りローラ31aと第2折りローラ31bとのニップから引き込み部31eの端部31hまでの距離である。例えば、シートPの搬送方向の長さがLであり、位置rを、搬送方向におけるシートPの中央位置にする場合、深さNをL/2に設定する。この場合、折り器31においては、シートPの搬送方向の半分の位置で、シートPを2つ折りにする処理(中折り)が行われる。この様に、折り目の搬送方向の位置rは、深さNにより設定可能であるが、以下の説明においては、一例として深さNがL/2に設定されているものとする。つまり、位置rがシートPの搬送方向における中央位置に設定されているものとする。
なお、折り器31の構成は、図3の構成に限定されない。例えば、シートPにブレードを押し当ててローラ対のニップ領域に押し込むことで折り目を形成する折り機構を使用することができる。また、折り処理も2つ折りに限定されず、Z折り、3つ折り等の折り処理を実行するものとすることができる。なお、本実施形態の折り器31は、回転するローラと固定された引き込み部31eで構成されるため、往復運動をするブレードを用いる折り機構に比べて駆動機構の簡素化が可能である。また、本実施形態の折り器31は、4本のローラ以外に、シート長の半分の深さNを有する引き込み部31eを設ければよいため、後処理ユニット30の小型化が可能である。
図1に戻り、折り器31を通過したシートPは、第2定着器32に搬送される。第2定着器32は、第1定着器6と同様な定着構成を有する加熱加圧部である。具体的には、第2定着器32は、加熱部材としての加熱ローラ32bと、加圧部材としての加圧ローラ32aとを有する。加熱ローラ32bは、ハロゲンランプやセラミックヒータ等の発熱体や誘導加熱方式の発熱機構によって加熱される。加圧ローラ32aは、バネ等の付勢部材によって加熱ローラ32bに押圧されており、加熱ローラ32bと加圧ローラ32aとのニップ領域(圧着ニップ)を通過するシートPを加圧するための加圧力を発生させる。
折り器31で折り畳まれたシートPは、第2定着器32によって加熱・加圧される。加熱されることで、シートPの接着剤領域の粉末接着剤Tnが再溶融し、加圧されることで、再溶融した粉末接着剤Tnは接着剤領域の対向領域(折り畳まれた状態で、接着剤領域に対向する領域)に付着する。第2定着器32を通過後、粉末接着剤Tnが冷えて固まることで、シートPの接着剤領域と対向領域が接着される。第2定着器32を通過したシートPは、排出ユニット35に排出される。
なお、画像形成装置1の制御部100は、CPUや、揮発性メモリ及び不揮発性メモリ等の記憶デバイスを有し、画像形成装置1の全体を制御する。
図1に示す様に、本実施形態では、プロセスカートリッジ7n、7y、7m、7cの順で粉体像を転写ベルト3に転写する。したがって、図4に示す様に、各粉体像を重ねる場合、転写ベルト3においては、粉末接着剤Tnが最下層(転写ベルト3に接触する層)となり、その上にイエロー、マゼンタ、シアンのトナーTy、Tm及びTcが重ねられる。よって、図4に示す様に、シートPにおいては、粉末接着剤Tnの層が最上位となる。粉末接着剤Tnの層が最上位となるため、第2定着器32により、折り畳んだシートPを接着することができる。
図5は、画像形成装置1が生成する成果物の例と、各成果物の生成のための接着剤領域を示している。なお、以下の説明における"位置"とは、他のものであることを明記しない限り、折り器31により折り畳まれる前のシートPの搬送方向における位置であるものとする。同様に、以下の説明における"先端"、"後端"、"前側"、"後側"等の用語は、他のものであることを明記しない限り、折り器31により折り畳まれる前のシートPの搬送方向における"先端"、"後端"、"前側"、"後側"であるものとする。なお、シートPの搬送方向とは直交する方向を"幅方向"と呼ぶものとする。
図5(A)は、成果物が給与明細書50である場合を示している。この場合、シートPの片面の外周部の全周が接着剤領域(図の網掛け領域)になる。接着剤領域は、先端領域81Fと後端領域81Rを含む。先端領域81Fは、接着剤領域の内のシートPの先端側にあり、かつ、幅方向に沿って連続して延在する領域である。また、後端領域81Rは、接着剤領域の内のシートPの後端側にあり、かつ、幅方向に沿って連続して延在する領域である。シートPは、幅方向の折り目80で折り畳まれた状態で圧着される。なお、折り目80は、図3における位置rに対応し、シートPの中央位置である。したがって、折り目80に沿ってシートPを折り畳むことで、先端領域81Fと後端領域81Rが互いに対向した状態で接着される。図5(B)は、成果物が薬袋51である場合を示している。この場合、シートPの片面の外周部の内の搬送方向に平行な1辺を除く3つの辺が、接着剤領域(図の網掛け領域)となる。給与明細書50の場合と同様に、接着剤領域は、先端領域81Fと後端領域81Rを含む。また、給与明細書50の場合と同様に、シートPは、幅方向の折り目80で折り畳まれた状態で圧着される。したがって、先端領域81Fと後端領域81Rが互いに対向した状態で接着される。
図5(A)の給与明細書50の様に、折り畳まれた内側(接着面の側)に印刷された内容を特定の人が確認するための成果物の場合、その接着面を剥がすことが可能な様に、接着力、つまり、粉末接着剤Tnの付着量が調整される。一方、図5(B)の薬袋51の様に、接着面を維持することが必要な成果物の場合、接着面が剥がれない様に、接着力、つまり、粉末接着剤Tnの付着量が調整される。したがって、先端領域81F及び後端領域81Rに付着させる粉末接着剤Tnの量も、必要な接着力に基づき調整される。しかしながら、シートPにカールが生じた場合、折り器31による折り処理において、位置r(つまり、折り目80)がシートPの中央からズレ、これにより、折り畳んだ状態において先端領域81Fと後端領域81Rが対向しなくなる。
なお、カールは、例えば、第1定着器6を通過した際の熱の影響(熱膨張と熱収縮)により生じ得る。カールの量は、シートPの材質や厚み、シート上に形成される粉体剤のパターン、温度や湿度といった周囲環境等、様々な要因に依存し、一定ではない。以下、図6を用いて、シートPにカールが生じることで、位置rがシートPの中央からズレる理由について説明する。図6(A)及び図6(B)は、それぞれ、図3(D)に対応する状態を示している。なお、図6(A)は、シートPにカールが生じていない状態を示し、図6(B)は、シートにカールが生じている場合を示している。本実施形態において、引き込み部31eの深さNは、シートPの搬送方向の長さLの半分である。したがって、シートPにカールが生じていないと、位置rと、シートPの先端側との距離L1は、深さN=L/2に等しくなる。つまり、位置rは、シートPの中央位置になる。一方、シートPにカールが生じると、位置rと、シートPの先端側との距離L1が、深さN=L/2より大きくなる。したがって、位置rはシートPの中央位置より後側に移動することになる。
図7(A)は、成果物として図5(B)に示す薬袋51を作成する場合において、折り目80が、シートPの中央位置から後側にSだけ変動した場合を示している。なお、中央位置は、折り器31による折り目の目標位置であるため、以下の説明においては、中央位置ではなく目標位置82と表記する。図7(A)の網掛領域は、接着剤領域を示し、接着剤領域は、先端領域81F及び後端領域81Rを含んでいる。先端領域81Fは、目標位置82よりも搬送方向において前側に位置し、後端領域81Rは、目標位置82よりも搬送方向において後側に位置する。なお、先端領域81Fの前側位置83から目標位置82までの距離と、後端領域81Rの後側位置84から目標位置82までの距離は同じ値Mである。また、先端領域81F及び後端領域81Rそれぞれの搬送方向の長さ(以下、先端領域81F及び後端領域81Rの"幅"と表記する。)は同じ値(値Y)である。実際の折り目80が目標位置82に一致している場合、折り畳んだ状態において先端領域81Fの前側位置83と、後端領域81Rの後側位置84は一致する。しかしながら、折り目80が目標位置82よりSだけ後側にズレると、図7(B)に示す様に、前側位置83は、後側位置84に一致せず、2Sだけズレることになる。ここで、2SがYより大きい場合、図7(B)に示す様に、先端領域81Fは、シートPと対向せず、後端領域81Rは、シートPの先端側の粉末接着剤を付着させていない領域と対向する。結果、シートPの幅方向の辺においては、後端領域81Rの粉末接着剤のみにより接着が行われることになり、先端領域81Fの粉末接着剤は接着に寄与しなくなる。つまり、接着に寄与する粉末接着剤の量が減少し、必要な接着力を確保できず、成果物不良が生じ得る。なお、Sが非零であり、かつ、2SがYより小さい場合には、先端領域81Fの一部と、後端領域81Rの一部が対向する。しかしながら、対向する部分が小さい場合には、必要な接着力を確保できなくなり得る。
このため、本実施形態では、図8(A)に示す様に、先端領域81Fの幅を、後端領域81Rの幅より大きくする。例えば、カールによる折り目の目標位置82からの変動量の想定される最大値をXとする。この場合、カール量に応じて、折り目80の位置は、目標位置82から目標位置82よりXだけ後側までの範囲内で変化する。図8(A)では、折り目80の位置が目標位置82からS≦Xだけ後側にズレたものとしている。この場合、図8(B)に示す様に、折り目80でシートPを折り畳むと、前側位置83は、後側位置84に一致せず、2Sだけズレることになる。ここで、例えば、先端領域81Fの幅Zについては2X+Y以上にする。つまり、先端領域81Fの幅Zを後端領域81Rの幅Yより2X以上大きくする。そうすることで、図8(B)から明らかな様に、折り目80の位置の目標位置82からの変動量が0~Xの範囲において、後端領域81Rの全領域が、先端領域81Fの幅Yの部分と対向することになる。したがって、接着に寄与する粉末接着剤の量が減少することを防ぐことができる。
なお、本実施形態では、折り目の目標位置82をシートPの中央位置としたが、目標位置82は、シートPの任意の位置とすることができる。以下では、図9(A)を用いて、目標位置82と、先端領域81Fと、後端領域81Rと、カール量が最大の場合の折り目の位置87との関係を説明する。まず、本実施形態において、目標位置82は、シートにカールが生じていない場合の折り器31により折り目の位置である。なお、シートにカールが生じていない場合の折り器31により折り目の位置は、引き込み部31eの深さNにより調整することができる。つまり、目標位置82は、折り器31により調整することができる。図9(A)に示す様に、目標位置82が、先端領域81Fの前側位置83と後端領域81Rの後側位置84との中央位置となる様に、先端領域81Fの前側位置83と後端領域81Rの後側位置84は調整される。また、カール量が最大の場合の折り目の位置87が、先端領域81Fの後側位置85と後端領域81Rの前側位置86との中央位置となる様に、先端領域81Fの後側位置85と後端領域81Rの前側位置86は調整される。図9では、後側位置85と位置87との距離と、前側位置86と位置87との距離は、共にOである。
従って、シートにカールが生じず、よって、目標位置82でシートPが折り畳まれた場合、先端領域81Fの前側位置83と後端領域81Rの後側位置84とが一致することになる。この場合、後端領域81Rの全領域は先端領域81Fに対向し、先端領域81Fの後端領域81Rに対向する部分の後側には、後端領域81Rに対向しない先端領域81Fの部分が生じることになる。したがって、カールが生じることで、折り目の位置が後側に移動し、よって、折り畳んだ際の後側位置84が、先端領域81Fの後側位置85に近づく様に変動しても、後端領域81Rを、先端領域81Fに対向させることができる。ここで、シートに最大量のカールが生じ、よって、位置87でシートPが折り畳まれた場合、先端領域81Fの後側位置85と、後端領域81Rの前側位置86が一致することになる。したがって、シートに最大量のカールが生じても、後端領域81Rの全体を、先端領域81Fに対向させることができる。
本実施形態の折り器31は、前側位置83と後側位置84との中央位置(目標位置82)又は当該中央位置より後側でシートを折り畳む様に構成されているものということができる。より詳しくは、本実施形態の折り器31は、前側位置83と後側位置84との中央位置(目標位置82)から、後側位置85と前側位置86との中央位置(位置87)までの範囲でシートを折り畳む様に構成されている。この場合には、上述した様に、先端領域81Fの幅を後端領域81Rの幅より大きくすることで、先端領域81Fと後端領域81Rが対向しなくなることを防ぐことができる。
<第二実施形態>
続いて、第二実施形態について第一実施形態との相違点を中心に説明する。第一実施形態では先端領域81Fの幅を後端領域81Rの幅より大きくしていた。本実施形態では、後端領域81Rの幅を先端領域81Fの幅より大きくする。
まず、本実施形態では、折り器31の深さNを、シートの搬送方向の長さLの半分よりXだけ短くする。つまり、N=L/2-Xに設定する。なお、Xは、カールによる折り目80のズレ量の最大値である。したがって、カールが生じていない場合の折り目の位置、つまり、目標位置82は、図10(A)に示す様にシートPの中央位置88からXだけ前側に移動する。そして、カール量に応じて、実際の折り目80の位置は、目標位置82から後側に移動し、最大量のカールが生じた場合、折り目80の位置は、シートPの中央位置88になる。
図10(A)では、折り目80の位置が目標位置82からS≦Xだけ後側にズレたものとしている。この場合、図10(B)に示す様に、折り目80でシートPを折り畳むと、前側位置83と後側位置84との距離は、2(X-S)になる。ここで、例えば、後端領域81Rの幅Zについては2X+Y以上にする。つまり、後端領域81Rの幅Zを先端領域81Fの幅Yより2X以上大きくする。そうすることで、図10(B)から明らかな様に、折り目80の位置の目標位置82からの変動量が0~Xの範囲において、先端領域81Fの全領域が、後端領域81Rの幅Yの部分と対向することになる。したがって、接着に寄与する粉末接着剤の量が減少することを防ぐことができる。
なお、本実施形態では、カール量が最大の場合の折り目の位置がシートPの中央位置になる様に設定したが、カール量が最大の場合の折り目の位置はシートPの任意の位置とすることができる。以下では、図9(B)を用いて、目標位置82と、先端領域81Fと、後端領域81Rと、カール量が最大の場合の折り目の位置87との関係を説明する。まず、本実施形態においても、目標位置82は、シートにカールが生じていない場合の折り器31による折り目の位置である。図9(B)に示す様に、目標位置82が、先端領域81Fの後側位置85と後端領域81Rの前側位置86との中央位置となる様に、先端領域81Fの後側位置85と後端領域81Rの前側位置86は調整される。また、カール量が最大の場合の折り目の位置87が、先端領域81Fの前側位置83と後端領域81Rの後側位置84との中央位置となる様に、先端領域81Fの前側位置83と後端領域81Rの後側位置84は調整される。
従って、シートにカールが生じず、よって、目標位置82でシートPが折り畳まれた場合、先端領域81Fの後側位置85と後端領域81Rの前側位置86とが一致することになる。この場合、先端領域81Fの全領域は後端領域81Rに対向し、後端領域81Rの先端領域81Fに対向する部分の(折り畳まない状態での)後側には、先端領域81Fに対向しない後端領域81Rの部分が生じる。したがって、カールが生じることで、折り目の位置が後側に移動し、よって、後側位置85が、後端領域81Rの後側位置84に近づく様に変動しても、先端領域81Fを、後端領域81Rに対向させることができる。ここで、シートに最大量のカールが生じ、よって、位置87でシートPが折り畳まれた場合、先端領域81Fの前側位置83と、後端領域81Rの後側位置84が一致することになる。したがって、シートに最大量のカールが生じても、先端領域81Fの全領域を後端領域81Rに対向させることができる。
本実施形態の折り器31は、前側位置83と後側位置84との中央位置(位置87)又は当該中央位置より前側でシートを折り畳む様に構成されているものということができる。より詳しくは、本実施形態の折り器31は、前側位置83と後側位置84との中央位置(位置87)から、後側位置85と前側位置86との中央位置(目標位置82)までの範囲でシートを折り畳む様に構成されている。この場合には、上述した様に、後端領域81Rの幅を先端領域81Fの幅より大きくすることで、先端領域81Fと後端領域81Rが対向しなくなることを防ぐことができる。
なお、第一実施形態及び第二実施形態においては、先端領域81F及び後端領域81Rの内の細い方の幅をYとし、太い方の幅をZとし、Zを2X+Y以上にするとしていた。なお、Xは、カールによる折り目82のズレ量の最大値である。これは、必要な接着力を確保するためには、前側の幅Yに渡り粉末接着剤を付着させた領域と、後側の幅Yに渡り粉末接着剤を付着させた領域とを互いに接着させることが必要であることを前提としたものである。したがって、必要な接着力を確保するために互いに対向させる必要のある前側の接着剤領域と後側の接着剤領域の幅がY未満であっても良い場合には、太い方の幅Zを2X+Y以上にする必要はない。例えば、Zを2Xより大きくすることで、折り目80の位置が最大量Xだけズレても、接着剤領域81F及び81Rは、少なくとも部分的に対向することになる。したがって、太い方の幅Zを2Xより大きくする構成とすることができる。
なお、図9(A)及び図9(B)で説明した位置関係は、最大量のカールが生じても、先端領域81F及び後端領域81Rの内の細い方の全領域を他方に対向させることを前提としたものである。しかしながら、先端領域81F及び後端領域81Rの内の細い方の全領域を、他方の全領域に対向させる必要が無い場合には、対向させる必要がある搬送方向の長さに応じて、各位置関係の値は調整され得る。例えば、目標位置82や位置87でシートPを折り畳んだ際、先端領域81F及び後端領域81Rが少なくとも部分的に対向する構成とすることができる。なお、部分的に対向する搬送方向の長さは、接着力の確保に必要な粉末接着剤の量に基づき決定される。
なお、カールによる折り目82のズレ量の最大値Xは、例えば、実験等により決定しておく構成とすることができる。また、折り器31の構造等に基づき理論的に決定することもできる。なお、実験等により決定する場合には、実際に、最大値Xより大きいズレが生じる場合もある。しかしながら、その様なケースは稀であるため問題にはならない。よって、本実実施形態において、最大値Xとは、折り器31で生じ得る最大値という意味ではなく、あくまで、生じる可能性が高いと想定した所定値である。
[その他の実施形態]
図1の画像形成装置は、転写ベルト3を介してシートPに粉体像を形成するものであったが、各感光体101の粉体像を直接シートPに転写する構成とすることもできる。また、トナーにより画像を形成し、かつ、シートPに粉末接着剤を付着させる画像形成装置を例にして各実施形態を説明した。しかしながら、本発明は、画像形成を行わず、電子写真プロセスによりシートPに粉末接着剤を付着させる付着装置としても実現することもできる。付着装置は、例えば、図1のプロセスカートリッジ7nのみを設けて他のプロセスカートリッジを省略し、感光体101に形成した粉末接着剤を、直接、或いは、他の部材(転写ベルト3)を介してシートPに転写する構成とすることで実現することもできる。
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
発明は上記実施形態に制限されるものではなく、発明の精神及び範囲から離脱することなく、様々な変更及び変形が可能である。従って、発明の範囲を公にするために請求項を添付する。
7:プロセスカートリッジ、4:一次転写ローラ、3:転写ベルト、5:二次転写ローラ、31:折り器、32:第2定着器、100:制御部

Claims (16)

  1. 電子写真プロセスにより、搬送されるシートに粉末接着剤を付着させる付着手段と、
    前記付着手段により前記粉末接着剤が付着された前記シートを折り畳む折り手段と、
    前記折り手段により折り畳まれた前記シートを加熱、かつ、加圧することで、前記折り手段により折り畳まれた前記シートを前記粉末接着剤により接着させる加熱加圧手段と、
    前記シートの搬送方向において、前記折り手段による前記シートの折り目の目標位置より前側の第1領域に前記粉末接着剤を付着させ、前記目標位置より後側の第2領域に前記粉末接着剤を付着させる様に前記付着手段を制御する制御手段と、
    を備え、
    前記第1領域と前記第2領域は、前記目標位置で前記シートを折り畳んだ際に少なくとも部分的に対向し、
    前記第1領域の前記搬送方向の第1幅と前記第2領域の前記搬送方向の第2幅は異なることを特徴とする接着装置。
  2. 前記目標位置は、前記シートにカールが生じていない場合の前記折り手段による前記折り目の位置であることを特徴とする請求項1に記載の接着装置。
  3. 前記折り手段による前記折り目は、前記シートにカールが生じることにより前記搬送方向において前記目標位置より後側に移動することを特徴とする請求項1又は2に記載の接着装置。
  4. 前記第1幅は前記第2幅より大きく、
    前記目標位置で前記シートを折り畳んだ際に、前記第1領域の内の前記第2領域に対向する部分より前記搬送方向において後側には前記第2領域に対向しない前記第1領域の部分が生じることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の接着装置。
  5. 前記目標位置は、前記搬送方向において前記第1領域の前側の位置と、前記第2領域の後側の位置との中央位置であることを特徴とする請求項4に記載の接着装置。
  6. 前記第2幅は前記第1幅より大きく、
    前記目標位置で前記シートを折り畳んだ際に、前記第2領域の内の前記第1領域に対向する部分より前記搬送方向において後側には前記第1領域に対向しない前記第2領域の部分が生じることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の接着装置。
  7. 前記目標位置は、前記搬送方向において前記第1領域の後側の位置と、前記第2領域の前側の位置との中央位置であることを特徴とする請求項6に記載の接着装置。
  8. 電子写真プロセスにより、搬送されるシートに粉末接着剤を付着させる付着手段と、
    前記付着手段により前記粉末接着剤が付着された前記シートを折り畳む折り手段と、
    前記折り手段により折り畳まれた前記シートを加熱、かつ、加圧することで、前記折り手段により折り畳まれた前記シートを前記粉末接着剤により接着させる加熱加圧手段と、
    前記シートの第1領域と、前記シートの搬送方向において前記第1領域より後側の第2領域に前記粉末接着剤を付着させる様に前記付着手段を制御する制御手段と、
    を備え、
    前記第1領域と前記第2領域は、前記第1領域の前側の位置と、前記第2領域の後側の位置との中央位置で前記シートを折り畳んだ際に少なくとも部分的に対向し、
    前記第1領域の前記搬送方向の第1幅と前記第2領域の前記搬送方向の第2幅は異なることを特徴とする接着装置。
  9. 前記折り手段は、前記搬送方向において、前記中央位置又は前記中央位置より後側で前記シートを折り畳む様に構成されており、
    前記第1幅は、前記第2幅より大きいことを特徴とする請求項8に記載の接着装置。
  10. 前記折り手段は、前記シートにカールが生じていない場合に前記中央位置で前記シートを折り畳み、前記シートにカールが生じている場合、前記中央位置より後側で前記シートを折り畳むことを特徴とする請求項9に記載の接着装置。
  11. 前記折り手段は、前記搬送方向において、前記中央位置又は前記中央位置より前側で前記シートを折り畳む様に構成されており、
    前記第2幅は、前記第1幅より大きいことを特徴とする請求項8に記載の接着装置。
  12. 前記折り手段は、前記シートにカールが生じていない場合に前記中央位置より前側で前記シートを折り畳み、前記シートにカールが生じている場合、前記シートにカールが生じていない場合より前記中央位置に近い位置で前記シートを折り畳むことを特徴とする請求項11に記載の接着装置。
  13. 前記第1幅と前記第2幅との差は、前記シートにカールが生じた場合の前記折り手段による前記折り目の位置の変動量に基づき決定されることを特徴とする請求項1から12のいずれか1項に記載の接着装置。
  14. 前記第1領域及び前記第2領域は、前記搬送方向とは直交する幅方向において連続した領域であることを特徴とする請求項1から13のいずれか1項に記載の接着装置。
  15. 電子写真プロセスにより、搬送されるシートに粉末接着剤を付着させ、かつ、前記シートに画像を形成するために前記シートにトナーを付着させる付着手段と、
    前記付着手段により前記粉末接着剤が付着された前記シートを折り畳む折り手段と、
    前記折り手段により折り畳まれた前記シートを加熱、かつ、加圧することで、前記折り手段により折り畳まれた前記シートを前記粉末接着剤により接着させる加熱加圧手段と、
    前記シートの搬送方向において、前記折り手段による前記シートの折り目の目標位置より前側の第1領域に前記粉末接着剤を付着させ、前記目標位置より後側の第2領域に前記粉末接着剤を付着させる様に前記付着手段を制御する制御手段と、
    を備え、
    前記第1領域と前記第2領域は、前記目標位置で前記シートを折り畳んだ際に少なくとも部分的に対向し、
    前記第1領域の前記搬送方向の第1幅と前記第2領域の前記搬送方向の第2幅は異なることを特徴とする画像形成装置。
  16. 電子写真プロセスにより、搬送されるシートに粉末接着剤を付着させ、かつ、前記シートに画像を形成するために前記シートにトナーを付着させる付着手段と、
    前記付着手段により前記粉末接着剤が付着された前記シートを折り畳む折り手段と、
    前記折り手段により折り畳まれた前記シートを加熱、かつ、加圧することで、前記折り手段により折り畳まれた前記シートを前記粉末接着剤により接着させる加熱加圧手段と、
    前記シートの第1領域と、前記シートの搬送方向において前記第1領域より後側の第2領域に前記粉末接着剤を付着させる様に前記付着手段を制御する制御手段と、
    を備え、
    前記第1領域と前記第2領域は、前記第1領域の前側の位置と、前記第2領域の後側の位置との中央位置で前記シートを折り畳んだ際に少なくとも部分的に対向し、
    前記第1領域の前記搬送方向の第1幅と前記第2領域の前記搬送方向の第2幅は異なることを特徴とする画像形成装置。
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