JP2022040578A - 表示パネル用基板の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】セルギャップ異常による表示ムラを抑制する。【解決手段】一対の基板20,30の一方を構成する表示パネル用基板20の製造方法であって、絶縁性基板21上に層状構造物22を形成し、層状構造物22から絶縁性基板21の板面と交わる方向に突出するように、一対の基板20,30の間隔を保持するスペーサ15を複数形成し、複数のスペーサ15の形成後に、層状構造物22の表面に付着した異物Fを研削し、異物Fの中心から平面に視て所定の距離Lの範囲内に位置する複数のスペーサ15Nを研削する。【選択図】図7

Description

本願明細書に記載の技術は、表示パネル用基板の製造方法に関する。
従来、液晶表示装置の主要部品である液晶パネルは、一対の基板間に液晶層を封入した構成をなしており、基板間には液晶層を貫く形で柱状のスペーサ(フォトスペーサ)が設けられている。スペーサにより基板間の間隔、すなわちセルギャップ(セル厚、液晶層の厚さ)が面内にわたって一定に保持されている。
スペーサは、製造工程において、一方の基板(CF基板)上に突出するように形成されることが一般的である。このCF基板の製造工程において、その表面に塵、金属粉、レジスト残渣等の異物が付着すると、セルギャップ異常による表示ムラ(例えば斑点の発生)、各基板の電極同士のショート等を招くことが知られている。そこで特許文献1には、スペーサを含む構造物が形成されたCF基板の表面に異物が検出されると、超音波振動させたマイクロプローブによって異物を剥離し、剥離した異物をエアブロー又は真空吸着によって除去する方法が開示されている。
特開2010-152078号公報
しかしながら、上記方法によって異物を除去しても、セルギャップ異常による表示ムラを抑制できないことがある。スペーサは、透光性を有する樹脂材料からなり、既知のフォトリソグラフィ法によって形成されるが、異物の付着後にスペーサ用樹脂材料が塗布されると、スペーサ用樹脂材料は異物を中心に盛り上がるように塗布されるようになる。その結果、異物の近隣に位置するスペーサの高さが設計値(正常値)より大きくなってしまい、セルギャップの異常が生じてしまう。特に、スペーサが高密度で形成される高精細機種においては、異物の近隣に位置するスペーサに起因する表示ムラが顕著に現れることがある。
本願明細書に記載の技術は上記のような実情に基づいて完成されたものであって、セルギャップ異常による表示ムラを抑制することを目的とする。
本願明細書に記載の技術に関わる表示パネル用基板の製造方法は、一対の基板と、前記一対の基板間に配され機能性有機分子を含む媒質層と、を有する表示パネルに用いられ、前記一対の基板の一方を構成する表示パネル用基板の製造方法であって、絶縁性基板上に層状構造物を形成し、前記層状構造物から前記絶縁性基板の板面と交わる方向に突出するように、前記一対の基板の間隔を保持するスペーサを複数形成し、前記複数のスペーサの形成後に、前記層状構造物の表面に付着した異物を研削し、前記異物の研削後に、前記異物の中心から平面に視て所定の距離の範囲内に位置する前記複数のスペーサを研削する。
このようにすれば、異物の近隣に位置し、異物によって高さが正常値より大きく形成されているスペーサ(近隣スペーサ)を研削して、近隣スペーサの高さを正常値に近付けることができる。その結果、近隣スペーサに起因するセルギャップの異常が抑制され、セルギャップ異常による表示ムラを抑制可能となる。
本願明細書に記載の技術によれば、セルギャップ異常による表示ムラを抑制することができる。
第1実施形態に係る液晶パネルの断面図 CF基板の一部を拡大した部分断面図 CF基板の一部を拡大した部分平面図 CF基板の製造工程において異物が付着した状態を示す断面図 CF基板の製造工程において異物が付着した状態を示す平面図 CF基板の製造工程において異物を研削した状態を示す断面図 CF基板の製造工程において異物を研削した状態を示す平面図 CF基板の製造工程において近隣スペーサを研削した状態を示す断面図 CF基板の製造工程において近隣スペーサを研削した状態を示す平面図 評価実験1におけるCF基板の電子顕微鏡写真 評価実験1の実験結果の表
<第1実施形態>
第1実施形態に係る液晶パネル10(表示パネルの一例)、及び液晶パネル10を構成するCF基板20(カラーフィルタ基板、対向基板、表示パネル用基板の一例)について、図1から図11を参照して説明する。なお、図11を除く各図の一部にはX軸、Y軸及びZ軸を示しており、各軸方向が各図面で共通する方向となるように描かれている。
液晶パネル10は、図1に示すように、一対の基板20,30と、電界印加に伴って光学特性が変化する液晶分子(機能性有機分子の一例)を含む液晶層14(媒質層の一例)と、を備えている。基板20,30間には、液晶層14を貫く形で柱状のスペーサ(フォトスペーサ)15が設けられており、これにより基板間の間隔(セルギャップ、セル厚)が面内にわたって一定に保持されている。製造工程においては、スペーサ15は、基板20,30のうち、いずれか一方に形成される(本実施形態では基板20)。両基板20,30は、液晶層14の厚さ分のセルギャップを維持した状態でシール剤11によって貼り合わされており、その内部空間に液晶層14が封入されている。一対の基板20,30は、面内における中央部が、画像が表示される表示領域A1とされ、表示領域A1を取り囲む額縁状の外周縁部が、画像が表示されない非表示領域A2とされる。また、両基板20,30の外面側には、それぞれ偏光板18,19が貼り付けられている。
両基板20,30は、図1に示すように、ほぼ透明なガラス基板(絶縁性基板の一例)21,31をそれぞれ有しており、各ガラス基板21,31の内面側には既知のフォトリソグラフィ法によって形成された層状構造物(パターン化された各種の膜)22,32が形成されている。また、両基板20、30において最も内側(液晶層14の近く)には、ポリイミド樹脂等の有機絶縁材料からなる配向膜がそれぞれベタ状に形成されている。配向膜は、液晶層14に接して液晶層14に含まれる液晶分子を配向させる。
両基板20,30のうち、一方の基板がCF基板20とされ、他方の基板がアレイ基板(アクティブマトリクス基板、TFT基板)30とされる。アレイ基板30の表示領域A1における層状構造物32には、互いに直交するソース配線(Y方向に沿う配線)及びゲート配線(X方向に沿う配線)、ソース配線及びゲート配線に接続されたスイッチング素子(例えばTFT)、スイッチング素子に接続された画素電極、共通電極、並びに各種の絶縁膜が含まれている。
CF基板20の表示領域A1における層状構造物22には、図2に示すように、カラーフィルタ23と、遮光部(ブラックマトリクス)25と、オーバーコート膜27と、が含まれている。カラーフィルタ23は、図3に示すように、マトリクス状に配列されたR(赤色)、G(緑色)、B(青色)の各着色部23R,23G,23Bからなる。CF基板20の各着色部23R,23G,23Bは、アレイ基板30の画素電極と平面に視て重畳するように形成され、3色の着色部23R,23G,23Bと3つの画素電極の組(3つの着色画素)によって液晶パネル10の表示単位である1つの表示画素が構成されている。各着色部23R,23G,23Bは、その透過光が各色を呈するように、樹脂材料中に顔料が配合された構成をなしている。
遮光部25は、例えば例えばチタン(Ti)や黒色樹脂等の遮光材料からなり、着色部23R,23G,23Bを透過する各色の光が混ざり合う混色を防いでいる。遮光部25は、図3に示すように、行列状(格子状)に形成されており、アレイ基板30に形成されたソース配線及びゲート配線に対して平面に視て重畳している。遮光部25のうち、Y方向に沿って形成されている部分を第1遮光部25A、X方向に沿って形成されている部分を第2遮光部25B、とする。第1遮光部25Aは、異なる色の着色部23R,23G,23Bの間に介在して、これらを仕切ることで混色を防いでいる。第2遮光部25Bは、同色の着色部23R,23G,23Bを表示画素に応じて仕切ることで、表示画素の表示の独立性を担保している。
オーバーコート膜27は、図2に示すように、カラーフィルタ23の上にベタ状に形成されている。オーバーコート膜27は、透明な樹脂材料からなり、カラーフィルタ23を保護すると共に、カラーフィルタ23の平坦性を高めて光学特性を向上している。なお、図3、図5、図7、及び図9の各平面図においては、他の構成要素を明示するために、オーバーコート膜27の図示は省略されている。
スペーサ15は、図2に示すように、オーバーコート膜27の上に柱状に形成されている。スペーサ15は、ほぼ透明な感光性樹脂材料からなり、既知のフォトリソグラフィ法によって形成されている。スペーサ15は、図3に示すように、第2遮光部25Bと平面に視て重畳するように、第2遮光部25Bの延在方向に沿って所定の間隔を空けて形成されている。第2遮光部25Bは、第1遮光部25Aより幅広に形成されており、スペーサ15全体が平面に視て第2遮光部25Bと重畳している。スペーサ15は、ほぼ透明なため、その全体が第2遮光部25Bと重畳することで、スペーサ15の配設箇所からの光漏れが第2遮光部25Bによって抑制されている。
スペーサ15は、図3に示すように、平面に視て横長の円形をなしており、第2遮光部25Bにおいて第1遮光部25Aと交わる部分(第1遮光部25Aと第2遮光部25Bとが重畳する部分)に形成されている。換言すると、スペーサ15は、平面視で略矩形状をなす各着色部23R,23G,23Bの角部毎に形成されている。スペーサ15は、その1つ当たりのCF基板20(ガラス基板21)の板面における占有面積が100μm2以下となるように高密度に形成されている。
続いて、上記した構成のCF基板20の製造方法を図4から図9を参照して説明する。まず、図4及び図5に示すように、ガラス基板21上に既知のフォトリソグラフィ法によって遮光部25(第1遮光部25A及び第2遮光部25B)、カラーフィルタ23、オーバーコート膜27を順に形成する。そして、オーバーコート膜27が形成された状態において、オーバーコート膜27の表面から異物Fが突出(付着)している場合を想定する。異物Fは、オーバーコート膜27を形成するまでの製造工程において混入した塵、金属粉、レジスト残渣等とされる。
次に、オーバーコート膜27上に、セルギャップを維持するためのスペーサ15を形成する。スペーサ15は、オーバーコート膜27の表面から柱状に突出するように、フォトリソグラフィ法によって形成される。より詳しくは、まずスペーサ15の原材料である感光性樹脂材料(スペーサ15用樹脂材料S)が、ローラーコートやスピンコート等によってオーバーコート膜27の表面に塗布(成膜)される。この際、スペーサ15用樹脂材料Sは、所定の粘性を有することから、図4に示すように、異物Fを中心に盛り上がって塗布される。従って、スペーサ15用樹脂材料Sの膜厚は、異物Fの近隣ではその他の部分より大きいものとなる。
次に、成膜したスペーサ15用樹脂材料Sを、スペーサ15の形成位置のみ透光するパターンマスクで被覆し、パターンマスクで覆われたスペーサ15用樹脂材料Sに対して所定波長の光を所定時間だけ照射する。これにより、スペーサ15用樹脂材料Sのうち、露光部位が硬化される。その後、未硬化部分を取り除く現像を行うことで、所定位置に所定の平面形状のスペーサ15が複数形成される。このようにスペーサ15を形成すると、上記したようにスペーサ15用樹脂材料Sの膜厚は、異物Fの近隣ではその他の部分より大きいことから、スペーサ15のうち異物Fの近隣に位置するスペーサ15Nの高さH15Nは、図4に示すように、それ以外のスペーサ15の高さH15(スペーサ15の高さの設計値、正常値)より大きいものとなる。
スペーサ15を形成した後、図6及び図7に示すように、オーバーコート膜27の表面に付着した異物Fを研削する。異物Fの研削は、表面に砥粒が固着されたテープ状の研削部材(研削テープ)を異物Fの先端部に接触させて振動させることで行われる。研削テープによって異物Fの先端部を徐々に削り取ることで、異物Fの高さを十分低くするが、異物Fが完全に除去される程度まで研削を進めると、オーバーコート膜27の表面等に傷をつける可能性がある。そこで、本実施形態における異物Fの研削は、異物Fを完全に除去せず、僅かに残留する程度まで高さを低くするものとなっている。なお、研削方法はこれに限定されず、例えば、砥粒が固着されたブラシ毛が多数設けられた研削部材(研削ブラシ)を異物Fの先端に接触させつつ振動させたり、回転させたりすることによって、異物Fの先端部を徐々に削り取る方法であっても構わない。
このようにして異物Fを研削した後に、図8及び図9に示すように、異物F(研削後の異物F)の中心Pから平面に視て所定の距離Lの範囲内(近隣領域NA)に位置するスペーサ(近隣スペーサ)15Nを研削する。スペーサ15は、その一部でも近隣領域NAと平面視で重畳するものは、研削対象である近隣スペーサ15Nとなる。近隣スペーサ15Nは、上記した異物Fの研削と同様の研削テープによって、その高さH15Nが、その他の近隣スペーサ15の高さ(正常値、設計値)H15以下となるように研削される。例えば、図6から図9においては、近隣スペーサ15Nが3つの場合であって、近隣スペーサ15Nの高さH15Nが設計値H15と同じになるように研削された場合を図示している。
近隣領域NAを規定する距離Lは、近隣スペーサ15Nが10個未満となるように、スペーサ15の配置(形成パターン及び形成密度)に応じて設定される。仮に、近隣スペーサ15Nを10個以上にすると近隣領域NAにおいて、セルギャップを維持することが難しくなり、アレイ基板30と貼り合わせた場合に、CF基板20の近隣領域NAと対向するアレイ基板30の一部が、CF基板20に近付くように反ってしまう可能性がある。そこで本実施形態のように、近隣スペーサ15Nが10個未満となるようにスペーサ15の配置に応じて距離Lを調整することで、このような事態を回避可能となる。
以上説明したように、本実施形態に係るCF基板20の製造方法は、一対の基板20,30と、一対の基板20,30間に配され液晶分子を含む液晶層14と、を有する液晶パネル10に用いられ、一対の基板20,30の一方を構成するCF基板20の製造方法であって、ガラス基板21上に層状構造物22を形成し、層状構造物22からガラス基板21の板面と交わる方向に突出するように、一対の基板20,30の間隔を保持するスペーサ15を複数形成し、複数のスペーサ15の形成後に、層状構造物22の表面に付着した異物Fを研削し、異物Fの研削後に、異物Fの中心から平面に視て所定の距離Lの範囲内に位置する複数のスペーサ15Nを研削する。
このようにすれば、異物Fの近隣に位置し、異物Fに起因して高さが正常値より大きく形成されてしまうスペーサ15を研削して、当該スペーサ15の高さを正常値に近付けることができる。その結果、異物Fの近隣に位置するスペーサ15によるセルギャップの異常が抑制される。
スペーサ15は、本実施形態において、その1つ当たりのCF基板20(ガラス基板21)の板面における占有面積が100μm2以下となるように高密度に形成されている。このようにスペーサ15を高密度に形成すると、異物Fの近隣に位置するスペーサ15の数が多くなるため、高さが正常値より大きいスペーサ15が増えてしまう。上記したCF基板20の製造方法によれば、このようにスペーサ15が高密度で形成される高精細機種においても、セルギャップの異常による表示ムラを抑制可能となる。
<評価実験1>
上記のような作用及び効果を実証するため、評価実験1を行った。評価実験1では、異物Fの研削後、近隣スペーサ15Nの研削実施前後における表示ムラの不良発生率の変化を評価した。評価結果を図11に示す。また、評価実験1に用いたCF基板20の一部について、異物F及び近隣スペーサ15Nの研削前後に写した電子顕微鏡写真を図10に示す。図10において、研削対象である近隣スペーサ15Nの数が10個未満(6個)となるように、近隣領域NAは異物Fの中心から距離(半径)Lが110μmの範囲に設定されている。
<条件>
・CF基板20の平面サイズ:4.0mm×4.0mm
・1画素の平面サイズ:66.3μm×198.9μm
・スペーサ15の平面視における横長方向(X軸方向)の寸法:20μm
・スペーサ15の高さ(Z軸方向)の寸法(正常値、設計値):2.5μm
・近隣スペーサ15Nの高さ方向の研削長:0.5μmから2.0μm程度
・評価個体(ロット)数:10000枚
<表示ムラの不良発生率の評価方法>
評価実験1の実験結果について説明する。図11に示すように、近隣スペーサ15Nの研削前では、色斑不良(白黒斑点)の発生率が9.78%であったのに対し、研削後では2.47%と、7.31%低減された。また、液晶パネル10として組み立てた場合の異物発生率は、近隣スペーサ15Nの研削前では4.32%であったのに対し、研削後では3.00%と、1.32%低減された。従って、近隣スペーサ15Nの研削を実施することで、色斑不良(白黒斑点)及び液晶パネル10として組み立てた場合の異物発生率が共に低減し、セルギャップ異常による表示ムラが抑制できたことが確認された。
<他の実施形態>
本願明細書に記載の技術は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)CF基板20の層状構造物22の構造は一例に過ぎず、適宜変更可能である。例えば、オーバーコート膜27は含まれていなくても構わず、液晶パネル10がモノクロ表示の場合には、カラーフィルタ23が含まれていなくても構わない。また、CF基板20には、共通電極、対向電極が形成されていても構わない。
(2)スペーサ15は、層状構造物22から突出するように形成されていれば、オーバーコート膜27上以外に形成されていても構わない。例えば、スペーサ15は、カラーフィルタ23の各着色層23R,23G,23Bを形成する際に、これらと同じ材質によって形成されていても構わない。
(3)第2遮光部25Bは、形成されていなくても構わない。その場合、スペーサ15からの光漏れを防止するために、各スペーサ15の形成部分にスペーサ用遮光部がそれぞれ形成されていても構わない。
(4)図示におけるスペーサ15の形成パターン、及び大きさは、一例に過ぎず、適宜変更可能である。
(5)液晶層14は、液晶分子以外の機能性有機分子を含む媒質層であっても構わない。例えば有機ELパネル等の表示パネルにおいて、パネル基板間の間隔規制に関し必要に応じ本明細書に記載した製造方法を適用することができる。
10…液晶パネル(表示パネルの一例)、14…液晶層(媒質層の一例)、15…スペーサ、20…CF基板(表示パネル用基板の一例)、21…ガラス基板(絶縁性基板の一例)、22…層状構造物、23…カラーフィルタ、23R,23G,23B…着色部、25…遮光部、25A…第1遮光部(遮光部),25B…第2遮光部(遮光部)、F…異物、L…距離

Claims (6)

  1. 一対の基板と、前記一対の基板間に配され機能性有機分子を含む媒質層と、を有する表示パネルに用いられ、前記一対の基板の一方を構成する表示パネル用基板の製造方法であって、
    絶縁性基板上に層状構造物を形成し、
    前記層状構造物から前記絶縁性基板の板面と交わる方向に突出するように、前記一対の基板の間隔を保持するスペーサを複数形成し、
    前記複数のスペーサの形成後に、前記層状構造物の表面に付着した異物を研削し、
    前記異物の研削後に、前記異物の中心から平面に視て所定の距離の範囲内に位置する前記複数のスペーサを研削する表示パネル用基板の製造方法。
  2. 前記所定の距離は、前記所定の距離の範囲内に位置する前記複数のスペーサが10個未満となるように、前記スペーサの配置に応じて調整される請求項1に記載の表示パネル用基板の製造方法。
  3. 前記複数のスペーサは、前記スペーサ1つ当たりの占有面積が平面視で100μm2以下となるように配されている請求項1または請求項2に記載の表示パネル用基板の製造方法。
  4. 前記異物の研削は、テープ状の研削部材を前記異物に接触しつつ振動することで行われ、前記スペーサの研削は、テープ状の研削部材を前記スペーサに接触しつつ振動することで行われる請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の表示パネル用基板の製造方法。
  5. 前記層状構造物は、複数の着色部を有するカラーフィルタと、遮光材料からなり前記各着色部間の混色を防ぐための遮光部と、を有し、
    前記複数のスペーサは、前記遮光部と平面に視て重畳するように形成される請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の表示パネル用基板の製造方法。
  6. 前記表示パネル用基板は、前記媒質層が液晶層である液晶パネル用基板である請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の表示パネル用基板の製造方法。
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