JP2022037461A - マスクケース - Google Patents

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啓祐 椎名
Keisuke Shiina
憲光 花松
Norimitsu Hanamatsu
透 岡山
Toru Okayama
志津子 椎名
Shizuko Shiina
一郎 今
Ichiro Kon
真一郎 千葉
Shinichiro Chiba
翔汰 成田
Shota Narita
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Abstract

Figure 2022037461000001
【課題】 抗菌性能及び/または消臭性能の向上を図る。
【解決手段】 本体10の対面させた一方面1及び他方面2間にマスクMを収納するもので、本体10を、一方面1を有した矩形状の第1シート11と、第1シート11の一辺3に折り畳み可能に連設され他方面2を有した矩形状の第2シート12と、第1シート11の他辺4に折り畳み可能に連設され折り畳まれて第2シート12の表面に接合する蓋シート13と、第1シート11の一辺3及び他辺4に直交し互いに平行な一対の直交辺5の少なくとも何れか一方に折り畳み可能に連設されたフラップ14とを備えて構成し、一方面1及び他方面2の少なくとも何れか一方に、収納したマスクMに接触し、抗菌性及び/または消臭性を有する多孔状シート30を付帯させた。
【選択図】 図1

Description

本発明は、マスクを衛生的に保管するマスクケースに関する。
一般に、人の吐く息や唾の飛沫を遮断するようにしてウイルスや細菌等の病原体の人への感染あるいは人からの感染を防護するマスクを用いるが、その使用頻度が高まると、繰り返し使用することになるので、非使用時には衛生的に保管しておくことが望まれる。そのため、従来から、マスクを衛生的に保管するマスクケースが種々提案されている。
従来、この種のマスクケースとしては、例えば、実用新案登録第3222103号公報に掲載されている技術が知られている。このマスクケースは、折り畳まれて互いに対面可能な一方面及び他方面を有し比較的厚手の紙で形成されたシート状の本体と、この本体に収納され同様に折り畳まれて互いに対面可能な一方面及び他方面を有し紙で形成された内側シートと、この内側シートに収納され同様に折り畳まれて互いに対面可能な一方面及び他方面を有するとともに抗菌性を有した紙で形成された保護シートとから構成されている。このマスクケースを用いるときは、未使用のあるいは使いかけのマスクを先ず保護シートに挟み、このマスクを挟んだ保護シートを内側シートに挟み、マスク及び保護シートを挟んだ内側シートを本体に挟んで収納する。これにより、マスクを抗菌性の保護シートに挟んで、更に内側シート及び本体に収納するので、マスクを衛生的に保管しておくことができる。
実用新案登録第3222103号公報
ところで、この従来のマスクケースにあっては、マスクを抗菌性の保護シートに挟んで、更に内側シート及び本体に収納するが、保護シートは紙製なので、皺になって嵩張り易く、ウイルス,細菌あるいは悪臭成分との接触性が必ずしも良いとは言えず、また、耐久性も悪く、それだけ抗菌性能あるいは消臭性能に劣るという問題があった。
本発明は、この点に鑑みてなされたもので、抗菌性能及び/または消臭性能の向上を図ったマスクケースを提供することを目的とする。
このような目的を達成するための本発明のマスクケースは、マスクを収納するマスクケースにおいて、
収納したマスクに接触し、抗菌性及び/または消臭性を有する多孔状シートを設けた構成としている。
マスクは人体のうち顔の一部を覆う一般的なものである。ガーゼ等の布マスク,不織布マスク,ウレタンマスク等種々ある。布タイプのガーゼは主に綿織物を重ね合わせたもので古くから広く使われている。布マスクやウレタンマスクは洗浄して再利用できるため経済的である。不織布マスクは、使い捨てになるが機能付加が容易で近年急速に普及している。
多孔状シートとは、シートに多数の貫通する孔が設けられたものをいい、例えば、多数の孔のある網、多数の孔を穿設した板、不織布や織物等の繊維状シート、スポンジ状シート等をいう。多孔状シートの孔は、規則的な大きさのパターンで形成され、あるいは、不規則な大きさに形成されていても良い。孔の形状は問わず、格子状、蜂の巣状、ランダムな形状等がある。多孔状シートの素材についても、例えば、樹脂材料、金属材料、繊維材料、これらの複合体等、任意である。
多孔状シートに抗菌性及び/または消臭性を持たせる方法としては、多孔状シートそのものを抗菌性及び/または消臭性の材料で構成し、あるいは、基材に抗菌性及び/または消臭性の材料を被覆したものであって良い。被覆する方法は、めっき法、蒸着法、塗装法等、種々の方法により実現できる。
これにより、このマスクケースを使用するときは、未使用のあるいは使いかけのマスクを収納すると、マスクは、抗菌性及び/または消臭性の多孔状シートに接触した状態で衛生的に保管される。この場合、多孔状シートは、無数の小さい凹部が形成されていることから、ウイルス,細菌や悪臭成分の接触効率が良くなり、抗菌性及び/または消臭性能を大幅に向上させることができる。また、マスクは無数の小さい凹部のある多孔状シートに接触するので、多孔状シートの摩擦抵抗によりずれにくくなり、ケースから離脱しにくくすることができる。
より具体的には、互いに対面可能な一方面及び他方面を有した本体を備え、該本体の対面させた一方面及び他方面間にマスクを収納するマスクケースにおいて、
上記一方面及び他方面の少なくとも何れか一方に、収納したマスクに接触し、抗菌性及び/または消臭性を有する多孔状シートを付帯させた構成としている。
本体は、その材質としては、樹脂,金属,木材,紙,布,皮等種々のものを用いることができる。また、本体は、シート状に形成し、あるいは、箱状に形成する等、要するに、一方面及び他方面間にマスクを存在させるように収納することができるのであれば、どのような形態をとっても良い。
これにより、このマスクケースを使用するときは、未使用のあるいは使いかけのマスクを本体の一方面及び他方面間に収納する。一方面及び他方面の少なくとも何れか一方には、抗菌性及び/または消臭性の多孔状シートが付帯されているので、マスクはこの多孔状シートに接触した状態で衛生的に保管される。この場合、マスクは多孔状シートに接触するので、多孔状シートは、無数の小さい凹部が形成されていることから、ウイルス,細菌や悪臭成分の接触効率が良くなり、抗菌性及び/または消臭性能を大幅に向上させることができる。また、マスクは無数の小さい凹部のある多孔状シートに接触するので、多孔状シートの摩擦抵抗によりずれにくくなり、本体から抜け落ちる事態を防止することができる。
また、必要に応じ、上記多孔状シートを、上記本体に止着手段により止着した構成としている。止着したので、容易に離脱する事態を防止することができる。
止着手段としては、粘着材,接着剤,粘着テープ,接着テープ,ホック,マグネット,クリップ,ボタン等適宜の手段を用いることができる。また、多孔状シートのコーナを差し込み固定する切込みや、多孔状シートのコーナを差し込み固定する差込片などによっても構成することができる。
そして、必要に応じ、上記多孔状シートを、その厚さTaを、0.01mm≦Ta≦2mmとし、10メッシュ以上にした構成としている。望ましくは、0.05mm≦Ta≦1mmとし、20メッシュ以上にした構成としている。上限が規定できる多孔状シートでは、0.01mm≦Ta≦2mm、10~800メッシュ、望ましくは、0.05mm≦Ta≦1mm、20~200メッシュである。
これにより、確実に抗菌機能及び/または消臭機能を発揮させることができ、抗菌性及び/または消臭性能を大幅に向上させることができる。また、軽量化することができ、価格も安くすることもできる。
この場合、上記多孔状シートを、多孔状の基材に、銅,銀,ニッケル,亜鉛,錫,パラジウム,コバルト,ロジウム,ルテニウム,ビスマス,クロム,チタンから選択される金属,これらの合金,これらの酸化物からなる少なくとも1種以上を抗菌性及び/または消臭性を有するように被覆して形成したことが有効である。この場合、皮膜の厚さは0.001μm~100μmにすることが望ましい。さらに望ましくは0.1μm~10μm、最も望ましくは0.5μm~5μmである。
基材としては、樹脂,金属等種々の材質のものを選択することができる。被覆の方法としては、上述したように種々あるが、例えば、めっきにより行うことができる。めっきは電解めっき,無電解めっき,気相めっき等を選択することができる。めっきによるので、抗菌性及び/または消臭性の多孔状シートを容易に作製することができる。
これにより、多孔状シートを、多孔状の基材に、金属,合金やこれらの酸化物を被覆して形成したので、丈夫であり、抗菌性及び/または消臭性の持続性が良く、耐久性を大幅に向上させることができる。
また、必要に応じ、互いに対面可能な一方面及び他方面を有した本体を備え、該本体の対面させた一方面及び他方面間にマスクを収納するようにするとともに、上記一方面及び他方面の少なくとも何れか一方に、上記多孔状シートを付帯させ、
上記本体を、上記一方面を有した矩形状の第1シートと、該第1シートの一辺に折り畳み可能に連設され上記他方面を有した矩形状の第2シートとを備え、上記第1シートに折り畳まれて重畳した第2シートを解除可能に重畳状態で保持する保持手段を設けた構成としている。
保持手段としては、第1シートの一部と第2シートの一部との係合,粘着材,線上に並んだ務歯が噛み合う線ファスナ,工業用ファスナ(面ファスナ),ホック,マグネット,クリップ,ボタン等適宜の手段を選択することができる。保持手段を設けたので、マスクが本体から容易に離脱する事態を防止することができる。
この場合、上記本体を、上記本体の第1シートの上記第2シートが連設する一辺と平行な他辺に折り畳み可能に連設され折り畳まれて上記第2シートの表面に接合する蓋シートを備えて構成し、上記保持手段を、上記第2シートに接合した蓋シートを該第2シートに止着する構成にしている。蓋シートを第2シートに止着する手段としては、上記と同様に、係合,粘着材,線上に並んだ務歯が噛み合う線ファスナ,工業用ファスナ(面ファスナ),ホック,マグネット,クリップ,ボタン等適宜の手段を選択することができる。
これにより、蓋シートを設けたので、マスクの保持を確実にすることができる。また、マスクを収納するときは、第1シート,第2シート及び蓋シートを開いて、一方面若しくは他方面にマスクを置き、再び、第1シート,第2シート及び蓋シートを閉じ、蓋シートを第2シートに止着する。第1シート,第2シート及び蓋シートを開いて折り畳むだけで良いので、操作が極めて容易であり、使い勝手を向上させることができる。一方、マスクを取出すときは、第1シート,第2シート及び蓋シートを開いて、マスクを持ち上げる。第1シート,第2シート及び蓋シートを開くだけで良いので、操作が極めて容易であり、この点でも使い勝手を向上させることができる。
また、必要に応じ、上記本体を、上記第1シートの一辺及び他辺に直交し互いに平行な一対の直交辺の少なくとも何れか一方の直交辺に折り畳み可能に連設されたフラップを備えて構成している。直交辺にフラップを設けたので、マスクが本体から抜け落ちる事態を防止することができ、より一層マスクの保持を確実にすることができる。
この場合、上記フラップを、上記一対の直交辺のうち何れか一方の直交辺にのみに連設したことが有効である。1つのフラップでも、マスクが本体から抜け落ちる事態を十分に防止することができる。また、マスクを収納するときは、第1シート,第2シート,蓋シート及びフラップを開いて、一方面若しくは他方面にマスクを置くが、フラップは1つなので、フラップが2つある場合にはマスクが何れかのフラップに引っ掛かるようになって邪魔になることがあるが、これに比較して、邪魔になりにくく収納を容易にすることができる。一方、マスクを取出すときに、第1シート,第2シート,蓋シート及びフラップを開いて、マスクを持ち上げるが、フラップが左右に2つある場合には、マスクが何れかのフラップに引っ掛かるようになるので若干取出しにくいところがあるが、これに比較して、ほとんどフラップに引っ掛かることなくマスクを持ち上げることができるので、取り出しを容易にすることができる。
また、必要に応じ、上記多孔状シートを、止着手段としての粘着材を介して上記本体に着接した構成としている。多孔状シートを粘着材を介して本体に着接したので、多孔状シートの取付け取外しが容易になり、多孔状シートが汚れて交換する際に、交換が容易であり、清潔を保持し易くなる。また、使用により、本ケースを廃棄するときに、多孔状シートを取り外して分別処理することができるという利点がある。
更に、必要に応じ、上記多孔状シートの外周縁を含む外周縁部をその表裏面に亘って止着手段としての帯状の被覆テープで被覆し、該多孔状シートの裏面側に在って上記被覆テープの上記本体に接する部位を止着手段としての粘着材で着接した構成としている。
多孔状シートの外周縁部を被覆テープで覆うので、この多孔状シートの外周縁に、マスクが引っ掛かったり、手が触れて傷をつけてしまうような事態を防止することができ、安全を確保することができる。また、被覆テープに文字,図形や模様を付す等すれば、デザイン性を向上させ、外観品質を向上させることができる。
そして、本発明のマスクケースは、互いに対面可能な一方面及び他方面を有した本体を備え、該本体の対面させた一方面及び他方面間にマスクを収納するマスクケースにおいて、
上記本体を、樹脂シートで構成し、上記一方面を有した矩形状の第1シートと、該第1シートの一辺に折り畳み可能に連設され上記他方面を有した矩形状の第2シートと、上記第1シートの上記第2シートが連設する一辺と平行な他辺に折り畳み可能に連設され折り畳まれて上記第2シートの表面に接合する蓋シートと、上記第1シートの一辺及び他辺に直交し互いに平行な一対の直交辺の少なくとも何れか一方の直交辺に折り畳み可能に連設されたフラップとを備えて構成し、上記第2シートに接合した蓋シートを該第2シートに止着する保持手段を設け、該保持手段を、上記第2シートに切込みを入れることにより上記第1シートの一辺側に支持されて形成されるとともに引起こされて裏面が上記蓋シートの先端縁部の表面に当接し該先端縁部を上記第2シートの表面の一般部に対して押さえる舌片で構成し、
上記一方面及び他方面の少なくとも何れか一方に、収納したマスクに接触し、抗菌性を有する多孔状シートを付帯させ、該多孔状シートを、多孔状の基材に、ニッケルをめっきにより被覆して形成し、上記多孔状シートを、その厚さTaを、0.05mm≦Ta≦1mmとし、20~50メッシュにし、
上記多孔状シートを矩形状に形成し、該多孔状シートの外周縁を含む外周縁部をその表裏面に亘って止着手段としての帯状の被覆テープで被覆し、該多孔状シートの裏面側に在って上記被覆テープの上記本体に接する部位を止着手段としての粘着材で上記本体に着接した構成としている。
上記の作用,効果に加えて、第2シートに接合した蓋シートを第2シートに止着する保持手段を、第2シートに切込みを入れることにより形成される舌片で構成したので、構造が極めて簡易であり、製造を容易にしかも安価にすることができる。
本発明によれば、未使用のあるいは使いかけのマスクを収納した際、抗菌性及び/または消臭性の多孔状シートに接触するので、マスクはこの多孔状シートに接触した状態で衛生的に保管される。この場合、マスクは多孔状シートに接触するので、多孔状シートは、無数の小さい凹部が形成されていることから、ウイルス,細菌や悪臭成分の接触効率が良くなり、抗菌性及び/または消臭性能を大幅に向上させることができる。特に、多孔状シートを、多孔状の基材に、金属,合金やこれらの酸化物を被覆して形成した場合には、丈夫であり、抗菌性及び/または消臭性の持続性が良く、耐久性を大幅に向上させることができる。
本発明の実施の形態に係るマスクケースの展開状態を収納するマスクとともに示す斜視図である。 本発明の実施の形態に係るマスクケースを示し、(a)はマスクを収納する途中の状態を示す斜視図、(b)はマスクを収納したときの状態を示す斜視図である。 本発明の実施の形態に係るマスクケースを展開状態で示し、(a)は表面から見た平面図、(b)は網状体を付帯した裏面から見た裏面図である。 本発明の実施の形態に係るマスクケースにおいて、第1シートの一方面と第2シートの他方面との間にマスクを収納した状態を示す要部拡大断面図である。 本発明の実施の形態に係るマスクケースの製造工程を示す工程図である。 本発明の別の実施の形態に係るマスクケースの展開状態を収納するマスクの状態とともに示す斜視図である。 本発明の別の実施の形態に係るマスクケースを展開状態で示し、(a)は表面から見た平面図、(b)は網状体を付帯した裏面から見た裏面図である。 本発明のまた別の実施の形態に係るマスクケースの展開状態を示す斜視図である。
以下、添付図面に基づいて、本発明の実施の形態に係るマスクケースについて詳細に説明する。
図1乃至図4に示すように、実施の形態に係るマスクケースCは、ガーゼ等の布タイプや不織布タイプ等の一般的なマスクMを収納するものである。マスクMは、一般に、顔を覆うマスク本体Maとマスク本体Maを耳に掛ける紐Mbとを備えて構成されている。実施の形態のマスクケースCは、主に、マスクMのマスク本体Maを平坦に展開し、紐Mbは適宜にマスク本体Maに重ねて収納するタイプである。このマスクケースCは、互いに対面可能な一方面1及び他方面2を有した本体10を備え、この本体10の対面させた一方面1及び他方面2間にマスクMを収納する。この本体10の一方面1及び他方面2の少なくとも何れか一方(実施の形態では両方)に、収納したマスクMに接触し、抗菌性及び/または消臭性を有する多孔状シート30が付帯されている。多孔状シート30は、止着手段により本体10に止着されている。
詳しくは、本体10は、その材質として、樹脂,金属,木材,紙,布,皮等種々のものを用いることができる。実施の形態では、本体10は、例えば、ポリプロピレン(PP),ポリエチレンテレフタレート(PET),ポリ塩化ビニル(PVC)等からなる樹脂シートで構成されている。樹脂シートは、透光性のものであっても良く、色が付されていても良い。材質はこれに限定されない。
本体10は、一方面1を有した矩形状の第1シート11と、この第1シート11の一辺3に折り畳み可能に連設され他方面2を有した矩形状の第2シート12と、第1シート11の第2シート12が連設する一辺3と平行な他辺4に折り畳み可能に連設され折り畳まれて第2シート12の表面に接合する蓋シート13と、第1シート11の一辺3及び他辺4に直交し互いに平行な一対の直交辺5の少なくとも何れか一方の直交辺5(実施の形態では何れか一方の直交辺5(a)のみ)に折り畳み可能に連設されたフラップ14とを備えて構成されている。第1シート11の第2シート12が連設する一辺3,蓋シート13が連設する他辺4及びフラップ14が連設する直交辺5(a)には折れ目が形成されており、この折れ目は樹脂ヒンジを構成している。
本体10の厚さThは、0.05mm≦Th≦5mmに設定されている。実施の形態では、Th=0.2mmに設定されている。
また、第1シート11の大きさは、平坦にした一般的なマスクMの大きさより僅かに大きく形成されており、横寸法をH1、縦寸法をL1としたとき、100mm≦H1≦200mm、50mm≦L1≦120mmにしている。第2シート12の大きさは、その横寸法が第1シート11と同じ寸法H1であり、縦寸法をL2とすると、この縦寸法L2は、第1シート11の縦寸法L1と同じ若しくはそれより僅かに小さく形成されており、L2≦L1、50mm≦L2≦120mmにしている。
蓋シート13の大きさは、その横寸法が第1シート11と同じ寸法H1であり、縦寸法をL3とすると、この縦寸法L3は、第1シート11の縦寸法L2より小さく形成されており、L3<L2、30mm≦L3≦100mmにしている。フラップ14の大きさは、その縦寸法が第1シート11と同じ寸法L1であり、横寸法をH2とすると、この横寸法H2は、10mm≦H2≦50mmにしている。フラップ14の両側は、傾斜形成されている。
実施の形態では、L1=110mm、L2=105mm、L3=80mm、H1=185mm、H2=20mmにしている。寸法はこれに限定されるものではない。
更に、本体10においては、第2シート12に接合した蓋シート13を、第2シート12に止着する保持手段20が設けられている。保持手段20は、第2シート12に半円形の切込み21を入れることにより第1シート11の一辺3側に支持されて形成されるとともに引起こされて裏面が蓋シート13の先端縁部13aの表面に当接し、この先端縁部13aを第2シート12の表面の一般部に対して押さえる舌片22で構成されている。舌片22は、蓋シート13の先端縁部13aの位置に合わせて第2シート12の第1シート11の一辺3側であって、第2シート12の横方向の中央に形成されている。
多孔状シート30は、シートに多数の貫通する孔が設けられたものをいい、例えば、多数の孔のある網、多数の孔を穿設した板、不織布や織物等の繊維状シート、スポンジ状シート等をいう。多孔状シートの孔は、規則的な大きさのパターンで形成され、あるいは、不規則な大きさに形成されていても良い。孔の形状は問わず、格子状、蜂の巣状、ランダムな形状等がある。多孔状シートの素材についても、例えば、樹脂材料、金属材料、繊維材料、これらの複合体等、任意である。
多孔状シート30に抗菌性及び/または消臭性を持たせる方法としては、多孔状シートそのものを抗菌性及び/または消臭性の材料で構成し、あるいは、基材に抗菌性及び/または消臭性の材料を被覆したものであって良い。被覆する方法は、めっき法、蒸着法、塗装法等、種々の方法により実現できる。
この場合、上記多孔状シート30を、多孔状の基材に、銅,銀,ニッケル,亜鉛,錫,パラジウム,コバルト,ロジウム,ルテニウム,ビスマス,クロム,チタンから選択される金属,これらの合金,これらの酸化物からなる少なくとも1種以上を抗菌性及び/または消臭性を有するように被覆して形成したことが有効である。この場合、皮膜の厚さは0.001μm~100μmにすることが望ましい。さらに望ましくは0.1μm~10μm、最も望ましくは0.5μm~5μmである。
基材としては、樹脂,金属等種々の材質のものを選択することができる。被覆の方法としては、上述したように種々あるが、例えば、めっきにより行うことができる。めっきは電解めっき,無電解めっき,気相めっき等を選択することができる。
実施の形態では、ステンレス製の孔が規則的なパターンで形成される網状の基材に、ニッケルをめっきにより被覆して形成してある。この多孔状シート30において、その厚さTaを、0.01mm≦Ta≦2mm、10~800メッシュに設定している。望ましくは、0.05mm≦Ta≦1mmとし、20~200メッシュにした構成としている。実施の形態では、Ta=0.14mm、40メッシュに設定している。
多孔状シート30は、矩形状に形成されており、多孔状シート30の外周縁31を含む外周縁部32は、その表裏面に亘って止着手段としての帯状の被覆テープ33で被覆されている。被覆テープ33には、文字,図形や模様が付されている。デザイン性を向上させ、外観品質を向上させることができる。また、多孔状シート30の裏面側に在って被覆テープ33の本体10に接する部位は、止着手段としての粘着材34で本体10に着接されている。例えば、粘着材34としては、両面粘着テープを用いることができる。この多孔状シート30,被覆テープ33および粘着材34の層状の部分の厚さTbは、0.2mm≦Tb≦1.5mm、望ましくは、0.2mm≦Tb≦0.7mmである。
また、露出した多孔状シート30の大きさは、横寸法をHa、縦寸法をLaとしたとき、90mm≦Ha≦180mm、40mm≦La≦110mmにしている。実施の形態では、Ha=140mm、La=75mmにしている。寸法はこれに限定されるものではない。
次に、実施の形態に係るマスクケースCの製造工程を示す。図5に示すように、マスクケースCの製造工程は、本体10を形成する本体形成工程(1)と、多孔状シート30を形成する多孔状シート形成工程(2)と、多孔状シート形成工程で形成された多孔状シート30を本体形成工程で形成された本体10に付帯させる付帯工程(3)とを備えて構成されている。以下、各工程について説明する。
(1)本体形成工程
樹脂シートを所要形状に裁断し、第2シート12に保持手段20を構成する舌片22の切込み21を入れ、第1シート11の上記第2シート12が連設する一辺3,蓋シート13が連設する他辺4及びフラップ14が連設する直交辺5(a)に折れ目を形成して樹脂ヒンジを構成する。この本体形成工程において、本体10を、樹脂ヒンジによる折畳み機能や舌片22による保持機能を備えて樹脂シートで一体形成できるので、極めて容易に作製することができる。
(2)多孔状シート形成工程
網状のステンレス製の基材を、めっき槽に入れたニッケルの金属イオン源,還元剤及び錯化剤を含む無電解めっき液内の無電解めっき液に浸漬するか、若しくは、めっき槽に入れたニッケルの金属イオン源、及び錯化剤を含む電解めっき液内の電解めっき液に浸漬、通電し、基材の表面に無電解めっきまたは電解めっきによりニッケルを抗菌性及び消臭性を有するように被覆する。ニッケルの被膜厚さは、0.5μm~5μmにした。
この無電解めっきまたは電解めっきの前後何れかにおいて基材を所要形状に裁断する。
これにより、多孔状シート形成工程において、多孔状シート30をニッケルの無電解めっきまたは電解めっきで作製するので、多孔状シート30を容易に作製できるとともに、多孔状シート30に、高い抗菌性及び消臭性を付与することができる。
(3)付帯工程
多孔状シート30の外周縁部32を被覆テープ33で被覆し、多孔状シート30の裏面側に在って被覆テープ33の本体10に接する部位を粘着材34で上記本体10に着接する。この場合、多孔状シート30を粘着材34を介して樹脂製の本体10に着接するので、多孔状シート30の取付けが容易になる。
従って、このように製造されたマスクケースCを使用するときは以下のようになる。先ず、マスクMをマスクケースCに収納するときは、図1及び図3に示すように、第1シート11,第2シート12,蓋シート13及びフラップ14を開いて、一方面1若しくは他方面2にマスクMを置き、図2(a)(b)に示すように、再び、第1シート11,第2シート12,蓋シート13及びフラップ14を閉じ、蓋シート13を第2シート12に止着する。第1シート11,第2シート12,蓋シート13及びフラップ14を開いて折り畳むだけで良いので、操作が極めて容易であり、使い勝手を向上させることができる。
また、マスクMを収納するときは、第1シート11,第2シート12,蓋シート13及びフラップ14を開いて、一方面1若しくは他方面2にマスクMを置くが、フラップ14は1つなので、フラップ14が2つある場合には邪魔になることがあるが、これに比較して、邪魔になりにくく収納を容易にすることができる。
更に、この場合、多孔状シート30の外周縁部32は被覆テープ33で覆われているので、多孔状シート30の外周縁31に、マスクMが引っ掛かったり、手が触れて傷をつけてしまうような事態を防止することができ、安全を確保することができる。
このマスクケースCにおいて、図2(b)及び図4に示すように、マスクMを収納した状態においては、マスクMは多孔状シート30に接触した状態で衛生的に保管される。この場合、マスクMは多孔状シート30に接触するので、多孔状シート30は、無数の小さい凹部が形成されていることから、ウイルス,細菌や悪臭成分の接触効率が良くなり、抗菌性及び消臭性能を大幅に向上させることができる。特に、多孔状シート30をニッケルの無電解めっきまたは電解めっきで作製するので、多孔状シート30に、高い抗菌性及び消臭性を付与することができる。金属なので、丈夫であり、抗菌性及び消臭性の持続性が良く、耐久性を大幅に向上させることができる。
また、マスクMは無数の小さい凹部のある多孔状シート30に接触するので、多孔状シート30の摩擦抵抗によりずれにくく、本体10から抜け落ちる事態を防止することができる。また、本体10は、蓋シート13を備え、直交辺5(a)にフラップ14を備えているので、マスクMが本体10から抜け落ちる事態を防止することができ、より一層マスクMの保持を確実にすることができる。
そして、マスクケースCからマスクMを取出すときは、第1シート11,第2シート12,蓋シート13及びフラップ14を開いて、マスクMを持ち上げるが、フラップ14が左右に2つある場合には、マスクMが何れかのフラップ14に引っ掛かるようになるので若干取出しにくいところがあるが、これに比較して、ほとんどフラップ14に引っ掛かることなくマスクMを持ち上げることができるので、取り出しを容易にすることができる。第1シート11,第2シート12,蓋シート13及びフラップ14を開くだけで良いので、操作が極めて容易であり、使い勝手を向上させることができる。
また、多孔状シート30を粘着材34を介して樹脂製の本体10に着接したので、多孔状シート30の取外しも容易になる。そのため、多孔状シート30が汚れて交換する際に、交換が容易であり、清潔を保持し易くなる。また、使用により、本ケースCを廃棄するときに、多孔状シート30を取り外して分別処理することができるという利点がある。
図6及び図7には、本発明の別の実施の形態に係るマスクケースCを示している。このマスクケースCは、主に、マスクMのマスク本体Maを半分に折畳み、紐Mbは適宜にマスク本体Maに重ねて収納するコンパクトタイプである。このマスクケースCは、上記とほぼ同様に形成されるが、上記とは寸法が異なっている。
第1シート11の大きさは、横寸法をH1、縦寸法をL1としたとき、100mm≦H1≦120mm、100mm≦L1≦120mmにしている。第2シート12及び蓋シート13の大きさは、その横寸法が第1シート11と同じ寸法H1であり、縦寸法L2及びL3は、上記と同様であり、L2≦L1、100mm≦L2≦120mm、L3<L2、30mm≦L3≦100mmにしている。フラップ14の大きさは、その縦寸法が第1シート11と同じ寸法L1であり、横寸法H2は、10mm≦H2≦30mmにしている。フラップ14の両側は、傾斜形成されている。
実施の形態では、L1=105mm、L2=95mm、L3=75mm、H1=100mm、H2=15mmにしている。寸法はこれに限定されるものではない。
多孔状シート30においては、露出した多孔状シート30の大きさは、横寸法をHa、縦寸法をLaとしたとき、60mm≦Ha≦110mm、50mm≦La≦100mmにしている。実施の形態では、Ha=75mm、La=60mmにしている。寸法はこれに限定されるものではない。
従って、この実施の形態に係るマスクケースCによれば、マスクMのマスク本体Maを半分に折畳み、紐Mbは適宜にマスク本体Maに重ねて収納する。これにより、コンパクトになり、洋服やカバンへの収納が容易になり、持ち運びも容易になる。他の作用,効果は上記と同様である。
尚、上記の実施の形態においては、一方面1及び他方面2の両方に多孔状シート30を付帯させたが、必ずしもこれに限定されるものではなく、図8に示すように、何れか一方でも良く、適宜変更して差支えない。また、多孔状シート30の付帯の仕方も上記の粘着材34を用いることに限定されるものではなく、例えば、接着剤で接着する等適宜変更して差支えない。
また、上記実施の形態において、蓋シート13を第2シート12に止着する保持手段20としては、蓋シート13が係合して押さえられる舌片22により実現したが、必ずしもこれに限定されるものではなく、蓋シート13の先端部に舌片を突設してこの舌片を第2シート12に設けた切込みに差し込むようにする等の他の係合手段を採用してよい。また、蓋シート13を第2シート12に止着する手段としては、粘着材,線上に並んだ務歯が噛み合う線ファスナ,工業用ファスナ(面ファスナ),ホック,マグネット,クリップ,ボタン等適宜の手段を選択することができることは勿論である。
更に、上記実施の形態では、第1シート11と第2シート12とを直交辺5において縫合する等予め止着するようにしても良く、適宜変更して差支えない。また、上記実施の形態では、蓋シート13を設けたが、必ずしもこれに限定されるものではなく、蓋シート13を設けることなく、第1シート11と第2シート12とを保持手段で保持するように構成しても良い。この場合にも、保持手段としては、第1シート11の一部と第2シート12の一部との係合をはじめ、粘着材,線上に並んだ務歯が噛み合う線ファスナ,工業用ファスナ(面ファスナ),ホック,マグネット,クリップ,ボタン等適宜の手段を選択し、第1シート11と第2シート12とを解除可能に止付けるようにしてよく、適宜変更して差支えない。更にまた、本体10や多孔状シート30の形状も上述した形状に限定されるものではなく、適宜変更して差支えない。
また、実施の形態では、多孔状シート30を、止着手段としての粘着材34で本体10に着接し、止着手段としての帯状の被覆テープ33で被覆したが、止着手段はこれに限定されるものではなく、止着手段としては、接着剤,接着テープ,ホック,マグネット,クリップ,ボタン等適宜の手段を用いることができる。また、多孔状シート30のコーナを差し込み固定する切込みや、多孔状シート30のコーナを差し込み固定する差込片などによっても構成することができる。
更に、上記実施の形態では、本体10をシート状に形成したが、必ずしもこれに限定されるものではなく、底壁内面に多孔状シートを付帯した皿状の容器と、内面に多孔状シートを付帯し容器の開口を閉じる蓋とからなる箱状に形成する等、適宜変更して差支えない。要するに、一方面1及び他方面2間にマスクMを存在させるように収納することができるのであれば、どのような形態をとっても良い。要するに、当業者は、本発明の新規な教示及び効果から実質的に離れることなく、これら例示である実施の形態に多くの変更を加えることが容易であり、これらの多くの変更は本発明の範囲に含まれる。
C マスクケース
M マスク
Ma マスク本体
Mb 紐
1 一方面
2 他方面
3 一辺
4 他辺
5 直交辺
10 本体
11 第1シート
12 第2シート
13 蓋シート
13a 先端縁部
14 フラップ
20 保持手段
21 切込み
22 舌片
30 多孔状シート
31 外周縁
32 外周縁部
33 被覆テープ
34 粘着材
(1)本体形成工程
(2)多孔状シート形成工程
(3)付帯工程

Claims (12)

  1. マスクを収納するマスクケースにおいて、
    収納したマスクに接触し、抗菌性及び/または消臭性を有する多孔状シートを設けたことを特徴とするマスクケース。
  2. 互いに対面可能な一方面及び他方面を有した本体を備え、該本体の対面させた一方面及び他方面間にマスクを収納するマスクケースにおいて、
    上記一方面及び他方面の少なくとも何れか一方に、収納したマスクに接触し、抗菌性及び/または消臭性を有する多孔状シートを付帯させたことを特徴とするマスクケース。
  3. 上記多孔状シートを、止着手段により止着したことを特徴とする請求項1または2記載のマスクケース。
  4. 上記多孔状シートを、その厚さTaを、0.01mm≦Ta≦2mmとし、10メッシュ以上にしたことを特徴とする請求項1乃至3何れかに記載のマスクケース。
  5. 上記多孔状シートを、多孔状の基材に、銅,銀,ニッケル,亜鉛,錫,パラジウム,コバルト,ロジウム,ルテニウム,ビスマス,クロム,チタンから選択される金属,これらの合金,これらの酸化物からなる少なくとも1種以上を抗菌性及び/または消臭性を有するように被覆して形成したことを特徴とする請求項1乃至4何れかに記載のマスクケース。
  6. 互いに対面可能な一方面及び他方面を有した本体を備え、該本体の対面させた一方面及び他方面間にマスクを収納するようにするとともに、上記一方面及び他方面の少なくとも何れか一方に、上記多孔状シートを付帯させ、
    上記本体を、上記一方面を有した矩形状の第1シートと、該第1シートの一辺に折り畳み可能に連設され上記他方面を有した矩形状の第2シートとを備え、上記第1シートに折り畳まれて重畳した第2シートを解除可能に重畳状態で保持する保持手段を設けたことを特徴とする請求項1乃至5何れかに記載のマスクケース。
  7. 上記本体を、上記本体の第1シートの上記第2シートが連設する一辺と平行な他辺に折り畳み可能に連設され折り畳まれて上記第2シートの表面に接合する蓋シートを備えて構成し、上記保持手段を、上記第2シートに接合した蓋シートを該第2シートに止着する構成にしたことを特徴とする請求項6記載のマスクケース。
  8. 上記本体を、上記第1シートの一辺及び他辺に直交し互いに平行な一対の直交辺の少なくとも何れか一方の直交辺に折り畳み可能に連設されたフラップを備えて構成したことを特徴とする請求項6または7記載のマスクケース。
  9. 上記フラップを、上記一対の直交辺のうち何れか一方の直交辺にのみに連設したことを特徴とする請求項8記載のマスクケース。
  10. 上記多孔状シートを、止着手段としての粘着材を介して上記本体に着接したことを特徴とする請求項6乃至8何れかに記載のマスクケース。
  11. 上記多孔状シートの外周縁を含む外周縁部をその表裏面に亘って止着手段としての帯状の被覆テープで被覆し、該多孔状シートの裏面側に在って上記被覆テープの上記本体に接する部位を止着手段としての粘着材で着接したことを特徴とする請求項10記載のマスクケース。
  12. 互いに対面可能な一方面及び他方面を有した本体を備え、該本体の対面させた一方面及び他方面間にマスクを収納するマスクケースにおいて、
    上記本体を、樹脂シートで構成し、上記一方面を有した矩形状の第1シートと、該第1シートの一辺に折り畳み可能に連設され上記他方面を有した矩形状の第2シートと、上記第1シートの上記第2シートが連設する一辺と平行な他辺に折り畳み可能に連設され折り畳まれて上記第2シートの表面に接合する蓋シートと、上記第1シートの一辺及び他辺に直交し互いに平行な一対の直交辺の少なくとも何れか一方の直交辺に折り畳み可能に連設されたフラップとを備えて構成し、上記第2シートに接合した蓋シートを該第2シートに止着する保持手段を設け、該保持手段を、上記第2シートに切込みを入れることにより上記第1シートの一辺側に支持されて形成されるとともに引起こされて裏面が上記蓋シートの先端縁部の表面に当接し該先端縁部を上記第2シートの表面の一般部に対して押さえる舌片で構成し、
    上記一方面及び他方面の少なくとも何れか一方に、収納したマスクに接触し、抗菌性を有する多孔状シートを付帯させ、該多孔状シートを、多孔状の基材に、ニッケルをめっきにより被覆して形成し、上記多孔状シートを、その厚さTaを、0.05mm≦Ta≦1mmとし、20~50メッシュにし、
    上記多孔状シートを矩形状に形成し、該多孔状シートの外周縁を含む外周縁部をその表裏面に亘って止着手段としての帯状の被覆テープで被覆し、該多孔状シートの裏面側に在って上記被覆テープの上記本体に接する部位を止着手段としての粘着材で上記本体に着接したことを特徴とするマスクケース。
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