JP2022034821A - 錠剤カセット - Google Patents
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Abstract
【課題】小さいうえ軽い錠剤であっても静電気の悪影響を抑制して速やかに逐次排出できる錠剤カセットを実現する。【解決手段】仕切部材を廃してブラシユニット50を装備する。そのブラシ53は、多数の柔軟な毛部材56を纏めたブラシ毛部55を下に向けて排出口81の上方に位置させることで、周縁部62の上に載っている錠剤5が整列盤60の軸回転に伴ってブラシ53の所に移動して来るとブラシ毛部55と干渉するようにする。また、毛部材56を導電性部材にする。さらに、ブラシ毛部55の先端部を区画室63よりも太くする。また、整列盤60の上面のうち央部61と周縁部62とに亘る部位に上向き突起65を形成し、周縁部62のうち上向き突起65に連なる部位に区画室不存在部64を確保する。【選択図】 図1
Description
この発明は、病院や薬局等で行われる調剤を自動化するための錠剤フィーダに関し、特に錠剤フィーダのうち上部の錠剤カセットに関する。
詳しくは、錠剤を収容する容器部とこの容器部の中で軸回転しうる整列盤とを具備していて整列盤が軸回転駆動されると整列盤の周縁部の区画室と容器部の排出口とを介して錠剤を逐次落下させる錠剤カセットに関し、更に詳しくは、錠剤の過剰落下を防止するための過剰落下防止部材を排出口の上方に装備した錠剤カセットに関する。
詳しくは、錠剤を収容する容器部とこの容器部の中で軸回転しうる整列盤とを具備していて整列盤が軸回転駆動されると整列盤の周縁部の区画室と容器部の排出口とを介して錠剤を逐次落下させる錠剤カセットに関し、更に詳しくは、錠剤の過剰落下を防止するための過剰落下防止部材を排出口の上方に装備した錠剤カセットに関する。
従来より多用されている錠剤フィーダ10+20は(例えば特許文献1~3,典型例の図11参照)、給電や制御のために錠剤分包機の引出棚などに取り付けて使用される駆動部20(ベース)と、錠剤補充作業の容易化などのため駆動部20に対して着脱自在になっている錠剤カセット10(錠剤フィーダ上部)とからなり(図11(a),(b)参照)、多数の錠剤を錠剤カセット10にランダム収容しておき、必要に応じて駆動部20を間欠動作や連続動作させて錠剤8を一つずつ錠剤カセット10から下方へ送り出すようになっている。
このような錠剤フィーダ10+20のうち、錠剤カセット10は(図11(b)参照)、上蓋を開けて補充された多数の錠剤(図11(f)の二点鎖線を参照)を内部空間に収容する容器部11と、容器部11の内部空間の内底部に軸回転可能に設けられている整列盤12と、整列盤12の下端部中央に突設されていて錠剤カセット10の駆動部20への装着時には駆動部20の駆動軸23と係合して駆動軸23の軸回転運動を整列盤11に伝達する回転軸18(容器部側伝動機構)と、仕切部材16(過剰落下防止部材)とを備えている。
それらのうち整列盤12は(図11(b),(f)参照)、錠剤の整列箇所である環状間隙を錠剤一つ分ずつ区切るために、環状間隙に突き出た羽根状の隔壁13が、整列盤12の外周面に等ピッチで多数形成されており、隣り合う隔壁13,13の間が、整列盤12の上から落ちてきた錠剤を一個ずつ或いは縦一列に並べて収める区画室になっている。
また、仕切部材16は(図11(b)~(f)参照)、容器部11と整列盤12との環状間隙の下端部を画する容器部21の底板に貫通形成された排出口17に対向させてその上方に設けられていて環状間隙の上端側の一部を仕切るようになっている。
また、仕切部材16は(図11(b)~(f)参照)、容器部11と整列盤12との環状間隙の下端部を画する容器部21の底板に貫通形成された排出口17に対向させてその上方に設けられていて環状間隙の上端側の一部を仕切るようになっている。
詳述すると、仕切部材16は、基部16aと作用部16bとを具備した小さな部材であり(図11(d)参照)、軟質材(例えば特許文献1,3参照)や金属(例えば特許文献2参照)などから作られるが、図示のものは、前者の軟質材製のものであり、基部16aも、作用部16bも、軟質プラスチック等(軟質部材)たとえばポリプロピレンで作られており、硬質プラスチック等(硬質部材)たとえばアクリルで作られた容器部11や整列盤12よりも、柔軟性に富んでいる。しかも、この仕切部材16は、作用部16bが平板状でなく櫛歯状に形成されているため、錠剤と当接した際、しなやかに変形しながら十分な反発力を生み出すことができるものとなっている。
さらに、仕切部材16は、取り扱いや取り替えの容易化等のため少し大きい外付部材15によって基部16aが保持され、容器部11に対して外側から外付部材15を着脱することで(図11(c)参照)、作用部16bが容器部11にスリットを介して容器部11に挿抜されるようになっている(図11(e),(f),特許文献1参照)。そのような基部を片持ち支持するようになったものもある(特許文献2,3参照)。そして、挿入状態で、区画室の中の最下の錠剤を上方の錠剤から切り分けることができる所に位置するよう、高低等の位置調整が施されてから、設置位置が固定される。
このような錠剤カセット10(錠剤フィーダ10+20)で取り扱う対象は、錠剤であって、散薬は対象外である。そして、よく取り扱われる錠剤としては、円板状の錠剤(図示した円板状錠剤)が典型的であるが、その他に、正多角形板状のものや、円筒状カプセル剤なども、しばしば錠剤カセット10(錠剤フィーダ)の取扱対象となる。
また、円形や球形あるいは正多角形や正多面形といった謂わば定形剤から外れた菱形板状の異形剤や、中央部の膨らんだ紡錘状の異形剤、一錠未満の単位で服用できるよう一錠を裁断等で2分割して作られた半錠なども、錠剤カセットで取り扱われることがある。
また、円形や球形あるいは正多角形や正多面形といった謂わば定形剤から外れた菱形板状の異形剤や、中央部の膨らんだ紡錘状の異形剤、一錠未満の単位で服用できるよう一錠を裁断等で2分割して作られた半錠なども、錠剤カセットで取り扱われることがある。
一方、駆動部20は(図11(a),(b)参照)、棚や筐体などに固定的に又は付け替え可能に取り付けられる基体21を具える他、装着された錠剤カセット10に対してその整列盤12の回転駆動を行うために、回転駆動源のモータ22と、その回転駆動力を外部へ伝達する駆動軸23(駆動部側伝動機構)とが、基体21に装備されている。また、錠剤排出の有無検出や排出錠剤の計数などのために、図示しない排出センサが排出路24の途中や排出先に付設されている。
そして、このような駆動部20に上述の錠剤カセット10が装着されると、両者10,20の伝動機構すなわち回転軸18と駆動軸23とが嵌合等にて連結されて協動可能となる。さらに、錠剤を逐次排出すべきタイミングでは、図示しない制御装置の制御に従ってモータ22が動作し、それに応じて上記の伝動機構18,23が軸回転し、更にそれに応じて整列盤12が軸回転することで、錠剤を一つずつ排出口17更には排出路24へ送り込んで落下させるようになっている。
このように、容器部中で整列盤を軸回転させて整列盤周縁部の区画室から容器部の排出口へ過剰落下を防止しつつ錠剤を逐次落下させる錠剤カセットの仕切部材の作用部について、素材に金属や軟質樹脂を使い分けたり、形状にも板状や櫛状を使い分けるようにしたことにより、硬軟いずれの錠剤でも多くのものを適切に逐次排出することができるようになっている。
しかしながら、錠剤にはサイズや材質の異なる多種のものが存在しているばかりか種類が増え続けているため、上述のような錠剤カセットでも使いづらい錠剤がある。
しかしながら、錠剤にはサイズや材質の異なる多種のものが存在しているばかりか種類が増え続けているため、上述のような錠剤カセットでも使いづらい錠剤がある。
例えば、供給当初から小さいうえ軽い錠剤や、或いは裁断等にて極小かつ軽量になった錠剤などが挙げられる。このような小さくて軽い錠剤の場合、材質にもよるが、カセット容器内部との擦れ等によって静電気を帯びると、その帯電量が例え僅かであっても、静電引力によって錠剤が仕切部材その他のカセット容器内部に貼り付いたり、さらには錠剤同士の反発や仕切部材の影響などで錠剤が跳ね上がったりもして、仕切部材の調整等が困難になったり場合によっては機能が損なわれたり、錠剤が整列盤周縁部の区画室に落ち込まなくなってしまったり、といった不所望な事態に至ることがある。
そこで、小さいうえ軽い錠剤であっても静電気の悪影響を抑制して速やかに逐次排出できる錠剤カセットを実現することが技術的な課題となる。
そこで、小さいうえ軽い錠剤であっても静電気の悪影響を抑制して速やかに逐次排出できる錠剤カセットを実現することが技術的な課題となる。
本発明の錠剤カセットは(解決手段1)、このような課題を解決するために創案されたものであり、
錠剤を収容する容器部と、前記容器部の中で軸回転しうる整列盤とを具備しており、前記錠剤を上から下へ通過させうる区画室が、前記整列盤の周縁部に形成されており、前記錠剤を前記容器部の中から外へ落下させうる排出口が、前記容器部の底部のうち前記整列盤の軸回転に伴って前記区画室が直上を移動する部位に形成されており、前記整列盤の軸回転時に錠剤逐次排出がなされる錠剤カセットにおいて、
多数の柔軟な毛部材を纏めた毛部を下に向けて前記排出口の上方に位置させる姿勢で台部が前記容器部に取り付けられたブラシを備え、前記ブラシの前記毛部が、前記錠剤のうち前記整列盤の前記周縁部の上に載っていて前記整列盤の軸回転に伴って移動して来たものと干渉するようになっていることを特徴とする。
錠剤を収容する容器部と、前記容器部の中で軸回転しうる整列盤とを具備しており、前記錠剤を上から下へ通過させうる区画室が、前記整列盤の周縁部に形成されており、前記錠剤を前記容器部の中から外へ落下させうる排出口が、前記容器部の底部のうち前記整列盤の軸回転に伴って前記区画室が直上を移動する部位に形成されており、前記整列盤の軸回転時に錠剤逐次排出がなされる錠剤カセットにおいて、
多数の柔軟な毛部材を纏めた毛部を下に向けて前記排出口の上方に位置させる姿勢で台部が前記容器部に取り付けられたブラシを備え、前記ブラシの前記毛部が、前記錠剤のうち前記整列盤の前記周縁部の上に載っていて前記整列盤の軸回転に伴って移動して来たものと干渉するようになっていることを特徴とする。
また、本発明の錠剤カセットは(解決手段2)、上記解決手段1の錠剤カセットであって、前記ブラシの前記毛部材が導電性部材からなることを特徴とする。
さらに、本発明の錠剤カセットは(解決手段3)、上記解決手段1,2の錠剤カセットであって、前記毛部の先端部が前記区画室よりも太いことを特徴とする。
また、本発明の錠剤カセットは(解決手段4)、上記解決手段3の錠剤カセットであって、前記毛部の先端部が前記整列盤の前記周縁部の上面に接触していることを特徴とする。
また、本発明の錠剤カセットは(解決手段5)、上記解決手段1~4の錠剤カセットであって、前記ブラシの前記台部が、前記容器部の内部空間で前記容器部の上部から下方に至るブラシ保持部材に装着されていることを特徴とする。
また、本発明の錠剤カセットは(解決手段6)、上記解決手段1~5の錠剤カセットであって、前記整列盤の上面のうち前記周縁部を含む部位に上向き突起が設けられていることを特徴とする。
また、本発明の錠剤カセットは(解決手段7)、上記解決手段6の錠剤カセットであって、前記整列盤の前記周縁部における前記区画室の形成部位が、前記上向き突起から周方向の双方または何れか一方向について前記ブラシの幅よりも遠い部位に限定されていることを特徴とする。
また、本発明の錠剤カセットは(解決手段8)、上記解決手段1~7の錠剤カセットであって、前記容器部が上面を開閉する蓋を具備しており、前記蓋の下面に乾燥剤を保持しうるようになっていることを特徴とする。
このような本発明の錠剤カセットにあっては(解決手段1)、底部に排出口が形成された容器部と、周縁部に区画室が形成された整列盤とを具備していて、整列盤の軸回転によって区画室と排出口とが上下に繋がったときに錠剤逐次排出がなされる、という基本事項を従来品から踏襲しつつも、錠剤が小さいうえ軽いため静電気を帯びやすいものであっても、錠剤の過剰落下を防止しながら錠剤逐次排出を速やかに行えるように、従前の仕切部材に代えて、毛部(ブラシ毛部)と台部(ブラシ台部)とを具備したブラシ(刷子,刷毛)が、過剰落下防止部材に採用されている。
このブラシは、作用部となるブラシ毛部に多数の柔軟な毛部材が採用され、それらが一列ではなく縦横に詰めた又は僅かな隙間を空けた可成り密な植毛的状態で纏めてブラシ台部に取り付けられている。
しかも、そのブラシは、ブラシ台部を容器部に取り付けると、ブラシ毛部が下向きになって、排出口の上方に位置し、整列盤の周縁部の上に載っていて整列盤の軸回転に伴って移動して来た錠剤と干渉するようになっている。
しかも、そのブラシは、ブラシ台部を容器部に取り付けると、ブラシ毛部が下向きになって、排出口の上方に位置し、整列盤の周縁部の上に載っていて整列盤の軸回転に伴って移動して来た錠剤と干渉するようになっている。
そのため、整列盤の周縁部の上の錠剤は、ブラシに当接すると、そこで堰き止められるとともに、材質が異なるうえ相対的に大きなブラシ毛部との接触放電にて帯電状態が緩和されるため、大きく跳ね飛んだりせずに留まるようになることから、空の区画室が直下に移動して来るとそこへ落下進入して排出口の上へ移送されるので、錠剤の排出時期の斑が減って錠剤の逐次排出が速やかに行われることになる。
また、仕切部材を廃したことで、錠剤微小化に伴って負担が増す仕切部材の加工や取付調整作業などに係る負担が軽減される、という更なる効果も奏する。
したがって、この発明によれば、小さいうえ軽い錠剤であっても静電気の悪影響を抑制して速やかに逐次排出できる錠剤カセットを実現することができる。
また、仕切部材を廃したことで、錠剤微小化に伴って負担が増す仕切部材の加工や取付調整作業などに係る負担が軽減される、という更なる効果も奏する。
したがって、この発明によれば、小さいうえ軽い錠剤であっても静電気の悪影響を抑制して速やかに逐次排出できる錠剤カセットを実現することができる。
また、本発明の錠剤カセットにあっては(解決手段2)、錠剤と直に接触する毛部材に導電性部材を採用したことにより、簡便ながらも、錠剤に対する除電能力を大きく強化することができる。
さらに、本発明の錠剤カセットにあっては(解決手段3)、毛部材は細いが、それらをたくさん並べたブラシ毛部は容易に太くできることを利用して、毛部の先端部を区画室よりも太くしたことにより、区画室の上端開口の全域に対して毛部材の先端が向き合うことになるので、整列盤の周縁部の上の錠剤に対する堰き止め機能を容易に高めることができる。
また、本発明の錠剤カセットにあっては(解決手段4)、ブラシ毛部の先端部が整列盤の周縁部の上面に接触するようにもしたことにより、簡便に、堰き止め機能を強化できるばかりか、錠剤を運ぶ整列盤と錠剤を堰き止めるブラシとの電位差も縮まるので静電気の悪影響の抑制まで強化することができる。
また、本発明の錠剤カセットにあっては(解決手段5)、容器部の内部空間で容器部の上部から下方に至るブラシ保持部材を導入して、それにブラシ台部を保持させるようにもしたことにより、ブラシばかりかブラシ保持部材までも容器部に内装されることになって、外装の仕切部材から作用部を挿入するために施される容器部の周壁の切り抜き加工といった高い精度を要する作業が不要になるので、製造負担が軽減されることとなる。それらの部材に係る装着位置調整作業も軽減される。
また、本発明の錠剤カセットにあっては(解決手段6)、整列盤の上面のうち周縁部を含む部位に上向き突起を設けたことにより、ブラシ毛部によって堰き止められた多数の錠剤が整列盤の周縁部の上で互いに支え合って例えば擬似的な塊状体になって整列盤の周縁部の区画室へ落ち込まなかったり落ち込み難くなってしまった場合でも、整列盤の軸回転に伴って周期的に上向き突起が堰き止め中の錠剤を掻き乱すため、錠剤が個別に動けるようになるので、錠剤が速やかに区画室へ落ち込むこととなる。
また、上向き突起との当たり具合にもよるが上向き突起によって強く押された錠剤はブラシ毛部に分け入ってから通り抜けて更に散らばりながら整列盤の周縁部によって一周させられるので、その間に錠剤が速やかに区画室へ落ち込むことにもなる。
そのため、ブラシが堰き止めタイプであっても錠剤を整列盤の周縁部の上へ散らせて効率良く区画室へ振り分けることができる。
また、上向き突起との当たり具合にもよるが上向き突起によって強く押された錠剤はブラシ毛部に分け入ってから通り抜けて更に散らばりながら整列盤の周縁部によって一周させられるので、その間に錠剤が速やかに区画室へ落ち込むことにもなる。
そのため、ブラシが堰き止めタイプであっても錠剤を整列盤の周縁部の上へ散らせて効率良く区画室へ振り分けることができる。
また、本発明の錠剤カセットにあっては(解決手段7)、上述の上向き突起を形成したことに加え、整列盤の周縁部について上向き突起から少なくとも片側においてブラシの幅より近い部位には区画室が存在しないようにしたことにより、その区画室不存在部が上向き突起の前になるような向きで整列盤を軸回転させれば、ブラシ毛部の中に挟まっていた錠剤が、上向き突起の突入によってブラシ毛部が変形したり揺さぶられたりして落下したとしても、その落下錠剤が錠剤排出直後の区画室に直ちに入って排出口まで通過してしまうという不所望な過剰排出が阻止されるので、上向き突起を設けたことの弱点を簡便に解消することができる。
また、本発明の錠剤カセットにあっては(解決手段8)、容器部の上面を開閉する蓋の下面に乾燥剤が保持されるようにもしたことにより、整列盤の軸回転やブラシの機能を損なうことなく容器の内部空間を乾燥させることができる。
そのため、湿気があると変質することが懸念される錠剤や、湿気によって錠剤同士が貼り付き易くなるような錠剤でも、不都合なく取り扱えることとなる。
そのため、湿気があると変質することが懸念される錠剤や、湿気によって錠剤同士が貼り付き易くなるような錠剤でも、不都合なく取り扱えることとなる。
このような本発明の錠剤カセットについて、これを実施するための具体的な形態を、以下の実施例1により説明する。
図1~図11に示した実施例1は、上述した解決手段1~8(出願当初の請求項1~8)を総て具現化したものである。
図1~図11に示した実施例1は、上述した解決手段1~8(出願当初の請求項1~8)を総て具現化したものである。
本発明の錠剤カセット30について、その具体的な構成を、図面を引用して説明する。図1(a)は外観正面図、図1(b)は縦断正面図、図2(a)は斜め上から見下ろした外観斜視図、図2(b)は斜め下から見上げた外観斜視図、図3は、斜め上から見下ろした展開斜視図、図4は、要部を斜め下から見上げた展開斜視図である。
また、図5は、上部を省いたカセット要部を一部断面で示したものであり、(a)が縦断正面図、(b)が縦断左側面図、(c)が左側面図に対応した平面図である。
また、図5は、上部を省いたカセット要部を一部断面で示したものであり、(a)が縦断正面図、(b)が縦断左側面図、(c)が左側面図に対応した平面図である。
錠剤カセット30は(図1~図4参照)、既述した錠剤カセット10と同様に、錠剤を収容する容器部70と、容器部70の中で軸回転しうる整列盤60と、容器部70の上面を開閉する蓋部40と、錠剤を上から下へ通過させて容器部70の中から外へ落下させうる排出口81を形成された排出部材80とを具備している。さらに、錠剤を上から下へ通過させうる区画室63が整列盤60の周縁部62に複数形成されており、それらの区画室63が整列盤60の軸回転に伴って移動する部位の直ぐ下に排出口81が位置していて、整列盤60を軸回転させると、錠剤が逐次排出されるようになっている。
錠剤カセット30が既述の錠剤カセット10と大きく異なるのは、小さいうえ軽いばかりか帯電し易い錠剤でも静電気の悪影響を抑制して逐次排出が円滑かつ速やかに行えるよう、従来の仕切部材16(図11参照)を廃した代わりに、新たな過剰落下防止部材としてブラシユニット50を導入したことである(図1(b)参照)。
以下、従来との相違点に注力して、錠剤カセット30の各部40,50,60,70,80の構成を説明する(図1~図5参照)。
以下、従来との相違点に注力して、錠剤カセット30の各部40,50,60,70,80の構成を説明する(図1~図5参照)。
容器部70は、下端部が従来の容器部11と同じく駆動部20に上から着脱しうる容器枠71と、容器枠71の中央に配置された縦置き円筒状の筒部72とを具備しており、筒部72の上端部は、拡張されて容器枠71の上端部に繋がっており、その拡張部にブラシユニット50のブラシ保持部材51の上端部が取り付けられるようになっている。
また、筒部72の下端部は、大部分が平板状の底板にて閉じられており、その底板の中央には、回転軸18と互換性を持った軸部66を挿通させうる丸穴が貫通形成されており、更に、その底板の周縁部や容器枠71の一角には、排出部材80を着脱しうる排出部材装着部73が切欠等にて形成されている。
また、筒部72の下端部は、大部分が平板状の底板にて閉じられており、その底板の中央には、回転軸18と互換性を持った軸部66を挿通させうる丸穴が貫通形成されており、更に、その底板の周縁部や容器枠71の一角には、排出部材80を着脱しうる排出部材装着部73が切欠等にて形成されている。
排出部材80は、錠剤を上から下方へ導く排出口81が形成されたものであり、上述の排出部材装着部73との係合にて容器部70の下部に装着できるようになっている。
排出部材80は(図1~図3参照)、容器部70を改造しなくても排出口81のサイズ変更で簡便に錠剤過剰排出防止能を強化する等のために着脱式になっており、錠剤が大きいときに加え、整列盤60の回転速度が速いときにも、大きめの排出口81を持った排出部材80が採用される。
排出部材80は(図1~図3参照)、容器部70を改造しなくても排出口81のサイズ変更で簡便に錠剤過剰排出防止能を強化する等のために着脱式になっており、錠剤が大きいときに加え、整列盤60の回転速度が速いときにも、大きめの排出口81を持った排出部材80が採用される。
蓋部40は(図1~図4参照)、容器部70の上端部に装着される蓋枠41と、蓋枠41の一辺で軸支された開閉板42と、開閉板42の下面に突設された乾燥剤保持部材43,43とを具備しており、開閉板42を揺動させることで容器部70の上部開口を開閉することができ、乾燥剤保持部材43,43に不図示の乾燥剤を保持させることで容器部70の内部を乾燥させることができるようになっている。乾燥剤は取替を要するので、乾燥剤保持部材43,43は、乾燥剤の差し込みや抜き取りがし易い構造になっている。
整列盤60は(図1~図5参照)、円錐の上端を丸めたような形状の央部61と、その下端部から平坦な裾野状に外径方向へ広がる環状板体の周縁部62と、周縁部62の上面から央部61の上面に至る部位に突設された上向き突起65と、央部61の下端部中央に下方へ突設された軸部66(容器部側伝動機構)とを具備したものであり、既述の整列盤12と同様に容器部70の筒部72の内部空間の内底部に収められている。
軸部66が既述の回転軸18と互換性を持ったものなので、やはり上述のように互換性を持った容器枠71を既述の駆動部20に上から装着すると、それに随伴して軸部66と駆動軸23とが係合することで、整列盤60が軸回転駆動されるようになっている。
また、上向き突起65は、図示の例では一個だけ設けられているが(図1,図3~図5参照)、その高さ、特に周縁部62の上の部分の突き出し高さは、錠剤の直径よりも大きいのが望ましい。
また、上向き突起65は、図示の例では一個だけ設けられているが(図1,図3~図5参照)、その高さ、特に周縁部62の上の部分の突き出し高さは、錠剤の直径よりも大きいのが望ましい。
さらに、(図3~図5参照)、整列盤60の周縁部62の大部分には、所定ピッチで複数の区画室63が形成されている。
区画室63は、縦の筒状貫通孔を図示したが、周縁部62の板厚ひいては区画室63の縦方向の長さが錠剤の直径等の対応値に合致しており、区画室63の横方向の直径など横断面形状が、錠剤の直径等の対応値より僅かに大きくて、央部61の上から周縁部62へ転げ落ちてきたりして更に区画室63に入り込んだ錠剤を筒部72の底板による底面の開閉状態(具体的には排出口81の上か否か)に応じて一個づつ通過させることや一個だけ収容することができる縦の貫通孔であれば良い。
区画室63は、縦の筒状貫通孔を図示したが、周縁部62の板厚ひいては区画室63の縦方向の長さが錠剤の直径等の対応値に合致しており、区画室63の横方向の直径など横断面形状が、錠剤の直径等の対応値より僅かに大きくて、央部61の上から周縁部62へ転げ落ちてきたりして更に区画室63に入り込んだ錠剤を筒部72の底板による底面の開閉状態(具体的には排出口81の上か否か)に応じて一個づつ通過させることや一個だけ収容することができる縦の貫通孔であれば良い。
また、区画室63と上向き突起65との配置に関して、整列盤60の周縁部62における多数の区画室63の形成部位が上向き突起65から周方向の少なくとも一方向においては次に詳述するブラシユニット50のブラシ53のブラシ毛部55の幅よりも遠い部位に限定されるという要件が課されている。図示の例では、区画室63の形成されない区画室不存在部64が、周縁部62のうち上向き突起65に隣接する形で確保されており(図3では左前,図4では左,図5(c)では下)、その周方向の長さがブラシ毛部55の周方向の幅より少し長くなっている。なお、上向き突起65を挟んで区画室不存在部64の反対側にも区画室不存在部が存在するが、こちらは少し短くなっている。
ブラシユニット50は(図1,図3~図5参照)、下端部にブラシ台部装着部52が形成されており且つ上述のように上端部の外側が容器枠71の筒部72の上端部の内側に収まって保持されるようになっており而もその状態ではブラシ台部装着部52が容器部70の内部空間で蓋部40より下方であって整列盤60の周縁部62より上方の所に位置するようになっているブラシ保持部材51と、ブラシ台部装着部52に着脱しうるブラシ台部54とこのブラシ台部54の一部に取り付けられたブラシ毛部55とを具備したブラシ53とを備えたものであり、ブラシ53を取り付けたブラシ保持部材51を容器部70に装着すると、ブラシ毛部55が自由端を下に向けた姿勢で排出口81の上方に位置し、その自由端・下端が整列盤60の周縁部62の上面に軽く触れるようになっている。
そのように配置されたブラシ毛部55は(図1(b),図5参照)、整列盤60の周縁部62の上に載っていて整列盤60の軸回転に伴って移動して来た錠剤と干渉するばかりか整列盤60の軸回転に伴って移動して来た上向き突起65とも干渉するが、太さや長さを揃えた多数の柔軟な毛部材56を纏めたものなので、央部61に固定されていて推進力の強い上向き突起65に対しては横から突き当たられると容易に変形して逃げることで上向き突起65の進行を妨げないようになっている。これに対し、転がりやすくて推進力の弱い錠剤については多くを堰き止めるようになっているが、上向き突起65に押されて強い推進力を得た錠剤は上向き突起65と一緒に突き抜けさせるようにもなっている。
また、ブラシ毛部55は、その先端部が、整列盤60の周縁部62の区画室63よりも太く更には排出口81よりも太いうえ(図5(b)参照)、上述のように周縁部62の上面に接触している。そのため、ブラシ毛部55の先端部が、整列盤60の軸回転に伴ってブラシ毛部55の下に移動して来た区画室63の上端開口を、排出口81と連通しているときを含めて、軽く塞ぐようになっている。
さらに、毛部材56は、柔軟性と耐久性を兼ね備えたプラスチック細線などから作られるが、炭素含有などによって導電性も備えた部材になっている。
さらに、毛部材56は、柔軟性と耐久性を兼ね備えたプラスチック細線などから作られるが、炭素含有などによって導電性も備えた部材になっている。
この実施例1の錠剤カセット30について、その使用態様及び動作を、図面を引用して説明する。
図5~図10は、何れも、上部を省いたカセット要部を一部断面で示したものであり、(a)が縦断正面図、(b)が縦断左側面図、(c)が左側面図に対応した平面図である。
図5~図10は、何れも、上部を省いたカセット要部を一部断面で示したものであり、(a)が縦断正面図、(b)が縦断左側面図、(c)が左側面図に対応した平面図である。
また、図5は、錠剤5を投入する前の状態を示し、図6は、錠剤投入直後の状態を示し、図7~図10は、整列盤60を回転させたときの状態変化を示している。
具体的には、図7は、上向き突起65がブラシ毛部55に接近したときの状態を示し、図8は上向き突起65がブラシ毛部55を突き抜けた後の状態を示しており、図9は、上向き突起65が再びブラシ毛部55の手前に来たときの状態を示しており、図10は、上向き突起が再びブラシ毛部55を突き抜けた後の状態を示している。なお、図6~図10では、小さいうえ軽いばかりか帯電し易い錠剤5として黒い球体を図示している。
具体的には、図7は、上向き突起65がブラシ毛部55に接近したときの状態を示し、図8は上向き突起65がブラシ毛部55を突き抜けた後の状態を示しており、図9は、上向き突起65が再びブラシ毛部55の手前に来たときの状態を示しており、図10は、上向き突起が再びブラシ毛部55を突き抜けた後の状態を示している。なお、図6~図10では、小さいうえ軽いばかりか帯電し易い錠剤5として黒い球体を図示している。
先ず(図5参照)、空の錠剤カセット30の開閉板42を開けて、そこから必要個数かそれを上回る多数の錠剤5をランダムに投入するとともに、錠剤5の乾燥が必要であれば開閉板42の下面の乾燥剤保持部材43,43に乾燥剤を保持させたうえで、開閉板42を閉じる。
こうして錠剤補充を済ませた錠剤カセット30は(図6参照)、既述した駆動部20のうち開いている適宜な一つに載せて、自動制御下の錠剤逐次排出に備えさせるが、整列盤60の央部61や容器部70の筒部72と衝突して帯電した錠剤5は、小さいうえ軽いので、帯電量が僅かであっても、互いに反発して散らばったりして、多くが整列盤60の周縁部62より上方にとどまり(図6(c)では符号5だけを付している)、整列盤60の周縁部62の区画室63に落ち込んでそこに収まり続けるものは少ない(図6(c)では、上方の一個だけが該当しており、それには符号5(63)を付している)。
そして、錠剤の排出のために整列盤60が軸回転させられると(図7参照)、その周縁部62等によってブラシユニット50の毛部材56の所まで運ばれた錠剤5は、毛部材56によって堰き止められるとともに、導電性の毛部材56に接触して、帯びていた電荷を放出するので、帯電状態を緩和させる。また、上向き突起65がブラシ毛部55に接近すると、上向き突起65によって推し進められた錠剤5が、導電性の毛部材56に押しつけられるため、放電が更に進むので、帯電状態が解消に向かう。上向き突起65の後方の錠剤5は、帯電状態に大きな変化が無く、多少の移動はあっても、散乱状態が続く。
それから、上向き突起65が毛部材56に突入して掻き分けるように進み更に抜けたときには(図8参照)、上向き突起65と共に毛部材56を通過した錠剤5は、一部のものが毛部材56の抵抗によって上向き突起65の後方に移動することもあるが、何れのものも帯電状態が大きく解消される。また、突入前から上向き突起65の後方に位置していた錠剤5は、上向き突起65に近いものから順に、毛部材56によって堰き止められるとともに(図8(c)参照)、放電によって反発力を弱めたり失ったりして次々に区画室63に落下し(図8(b)で5(63)を付した錠剤を参照)、その区画室63が排出口81の上方に移動すると排出口81へ落下する(図8(a),(b)参照)。
さらに、整列盤60の軸回転が進んで上向き突起65が一周ほど回って毛部材56の手前に戻って来ると(図9参照)、多くの錠剤5が毛部材56と上向き突起65とに挟まれて毛部材56に放電するので(図9(b),(c)参照)、帯電解消が進む。
そして、それら多数の錠剤5の塊のうち下寄りのものは上向き突起65に押されて毛部材56を通過するが、上向き突起65の手前の区画室不存在部64には区画室63が形成されていないので、錠剤5の過剰排出は確実に防止される。
そして、それら多数の錠剤5の塊のうち下寄りのものは上向き突起65に押されて毛部材56を通過するが、上向き突起65の手前の区画室不存在部64には区画室63が形成されていないので、錠剤5の過剰排出は確実に防止される。
一方、上述した多数の錠剤5の塊のうち上寄りのものは、同様にして毛部材56を通過したり毛部材56と央部61との間の谷底状空間を通過したり上向き突起65の前後に分かれたりしながら毛部材56の先へ進むものもあるが、毛部材56によって堰き止められ続けるものが多い(図10参照)。そして、それらの錠剤5は、既に放電が進んでいるので、次々に区画室63に落下し(図10(b)で5(63)を付した錠剤を参照)、その区画室63が排出口81の上方に移動すると排出口81へ落下する(図10(a),(b)参照)。
こうして、この錠剤カセット30にあっては、錠剤5が小さいうえ軽いばかりか帯電し易いものであっても、錠剤5の逐次排出が円滑かつ速やか行われる。
こうして、この錠剤カセット30にあっては、錠剤5が小さいうえ軽いばかりか帯電し易いものであっても、錠剤5の逐次排出が円滑かつ速やか行われる。
[その他]
上記実施例の錠剤カセット30には装備されておらず図示や詳細な説明を割愛したが、回転軸66の軸回転に伴って整列盤60の当接部が容器部70の衝上部材と間欠的に干渉して整列盤60が少しだけ上下動するようにしても良い(例えば特許文献4参照)。
これにより、錠剤排出に伴ってときどき整列盤が衝き上げられることから、容器部の中で整列盤の上に乗っている錠剤も軽い衝撃を受けるので、ブラシ53から離れた所等で錠剤同士が残留静電気や重なり等に起因して固まりかけようとしても速やかに解される。
上記実施例の錠剤カセット30には装備されておらず図示や詳細な説明を割愛したが、回転軸66の軸回転に伴って整列盤60の当接部が容器部70の衝上部材と間欠的に干渉して整列盤60が少しだけ上下動するようにしても良い(例えば特許文献4参照)。
これにより、錠剤排出に伴ってときどき整列盤が衝き上げられることから、容器部の中で整列盤の上に乗っている錠剤も軽い衝撃を受けるので、ブラシ53から離れた所等で錠剤同士が残留静電気や重なり等に起因して固まりかけようとしても速やかに解される。
上記実施例では、小さいうえ軽いばかりか帯電し易い錠剤5として黒い球体を例示したが、錠剤カセット30が取り扱える錠剤5は、完全な球体に限られる訳でなく、例えば楕円球状や円柱状など他の形状のものであっても、整列盤60の周縁部62の区画室63に一つずつ落下進入しうるものであれば良い。また、錠剤5の色も黒に限定されない。
本発明の錠剤カセットは、錠剤分包機のように多数の錠剤フィーダひいては多数の錠剤カセットを搭載する調剤機に限らず、錠剤瓶詰機や錠剤分割装置のように単一の又は少数の錠剤カセット(錠剤フィーダ)を搭載する調剤機にも適用することができる。
また、全自動の調剤機に限らず、例えば手動操作の度に一錠ずつ処理する半自動の調剤機などにも、使用することができる。
また、全自動の調剤機に限らず、例えば手動操作の度に一錠ずつ処理する半自動の調剤機などにも、使用することができる。
5…錠剤、
10+20…錠剤フィーダ、
10…錠剤カセット(錠剤フィーダ要部)、11…容器部、
12…整列盤、13…隔壁、14…区画室、15…外付部材(着脱式保持部)、
16…仕切部材(過剰落下防止部材)、16a…基部(非挿入部,非仕切部)、
16b…作用部(挿入部,仕切部)、17…排出口、18…回転軸、
20…駆動部(ベース)、21…基体、22…モータ、23…駆動軸、24…排出路、
30…錠剤カセット、
40…蓋部、41…蓋枠、42…開閉板、43…乾燥剤保持部材、
50…ブラシユニット(過剰落下防止部材)、
51…ブラシ保持部材、52…ブラシ台部装着部、
53…ブラシ(刷子,刷毛)、54…ブラシ台部(台部)、
55…ブラシ毛部(毛部)、56…毛部材(導電性部材)、
60…整列盤、
61…央部、62…周縁部、63…区画室(貫通孔)、
64…区画室不存在部、65…上向き突起、66…軸部、
70…容器部、71…容器枠、72…筒部、73…排出部材装着部、
80…排出部材、81…排出口
10+20…錠剤フィーダ、
10…錠剤カセット(錠剤フィーダ要部)、11…容器部、
12…整列盤、13…隔壁、14…区画室、15…外付部材(着脱式保持部)、
16…仕切部材(過剰落下防止部材)、16a…基部(非挿入部,非仕切部)、
16b…作用部(挿入部,仕切部)、17…排出口、18…回転軸、
20…駆動部(ベース)、21…基体、22…モータ、23…駆動軸、24…排出路、
30…錠剤カセット、
40…蓋部、41…蓋枠、42…開閉板、43…乾燥剤保持部材、
50…ブラシユニット(過剰落下防止部材)、
51…ブラシ保持部材、52…ブラシ台部装着部、
53…ブラシ(刷子,刷毛)、54…ブラシ台部(台部)、
55…ブラシ毛部(毛部)、56…毛部材(導電性部材)、
60…整列盤、
61…央部、62…周縁部、63…区画室(貫通孔)、
64…区画室不存在部、65…上向き突起、66…軸部、
70…容器部、71…容器枠、72…筒部、73…排出部材装着部、
80…排出部材、81…排出口
Claims (8)
- 錠剤を収容する容器部と、前記容器部の中で軸回転しうる整列盤とを具備しており、前記錠剤を上から下へ通過させうる区画室が、前記整列盤の周縁部に形成されており、前記錠剤を前記容器部の中から外へ落下させうる排出口が、前記容器部の底部のうち前記整列盤の軸回転に伴って前記区画室が直上を移動する部位に形成されており、前記整列盤の軸回転時に錠剤逐次排出がなされる錠剤カセットにおいて、
多数の柔軟な毛部材を纏めた毛部を下に向けて前記排出口の上方に位置させる姿勢で台部が前記容器部に取り付けられたブラシを備え、前記ブラシの前記毛部が、前記錠剤のうち前記整列盤の前記周縁部の上に載っていて前記整列盤の軸回転に伴って移動して来たものと干渉するようになっていることを特徴とする錠剤カセット。 - 前記ブラシの前記毛部材が導電性部材からなることを特徴とする請求項1記載の錠剤カセット。
- 前記毛部の先端部が前記区画室よりも太いことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載された錠剤カセット。
- 前記毛部の先端部が前記整列盤の前記周縁部の上面に接触していることを特徴とする請求項3記載の錠剤カセット。
- 前記ブラシの前記台部が、前記容器部の内部空間で前記容器部の上部から下方に至るブラシ保持部材に装着されていることを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れかに記載された錠剤カセット。
- 前記整列盤の上面のうち前記周縁部を含む部位に上向き突起が設けられていることを特徴とする請求項1乃至請求項5の何れかに記載された錠剤カセット。
- 前記整列盤の前記周縁部における前記区画室の形成部位が、前記上向き突起から周方向の双方または何れか一方向について前記ブラシの幅よりも遠い部位に限定されていることを特徴とする請求項6記載の錠剤カセット。
- 前記容器部が上面を開閉する蓋を具備しており、前記蓋の下面に乾燥剤を保持しうるようになっていることを特徴とする請求項1乃至請求項7の何れかに記載された錠剤カセット。
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Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2020138699A JP2022034821A (ja) | 2020-08-19 | 2020-08-19 | 錠剤カセット |
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Publication Number | Publication Date |
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Family Applications (1)
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JP2018140060A (ja) * | 2017-02-28 | 2018-09-13 | 株式会社トーショー | 錠剤計数監査装置 |
JP2019154611A (ja) * | 2018-03-09 | 2019-09-19 | 株式会社トーショー | 錠剤フィーダ |
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2020
- 2020-08-19 JP JP2020138699A patent/JP2022034821A/ja active Pending
-
2021
- 2021-08-18 WO PCT/JP2021/030090 patent/WO2022039177A1/ja active Application Filing
Also Published As
Publication number | Publication date |
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