JP2022034731A - 光学素子、光源装置、画像表示装置、およびプロジェクター - Google Patents

光学素子、光源装置、画像表示装置、およびプロジェクター Download PDF

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Abstract

Figure 2022034731000001
【課題】照度ムラが少なく、被照明対象上で互いに離間した複数の部分照射領域を形成できる光学素子を提供する。
【解決手段】本発明の光学素子は、m個の領域がアレイ状に配置される第1マルチレンズ面と、m個の領域に対応して、m個の第2セルがアレイ状に配置される第2マルチレンズ面と、を備え、第1マルチレンズ面に対して光が入射され、第2マルチレンズ面から光が射出され、第1マルチレンズ面のm個の領域のそれぞれは、n個の第1セルを有し、m個の第2セルの焦点面は、n個の第1セルよりも射出側に位置し、mは、2以上の自然数であり、nは、2以上の自然数である。
【選択図】図3

Description

本発明は、光学素子、光源装置、画像表示装置、およびプロジェクターに関する。
プロジェクター等の画像表示装置の分野において、光源から射出された励起光を蛍光体に照射した際に蛍光体から発せられる蛍光を利用した光源装置が提案されている。この種の光源装置において、蛍光体上における励起光の照度分布を均一にするために、マルチレンズアレイが用いられる場合がある。
下記の特許文献1に、励起光源と、励起光を受けて緑色光を射出する蛍光板と、マイクロレンズアレイと、赤色光源と、青色光源と、を備えた光源ユニットが開示されている。この光源ユニットにおいて、マイクロレンズアレイは、複数のマイクロ凸レンズがアレイ状に配列された構成を有し、励起光源と蛍光板との間に配置されている。励起光源から射出される励起光は、マイクロレンズアレイによって複数の光線束に分割された後、蛍光板上に重畳されるように照射され、蛍光板を略均一な照度で照明する。ところが、この構成においては、蛍光体の温度上昇に伴って波長変換効率が低下するという問題があった。
蛍光体の波長変換効率を向上させる手法として、下記の特許文献2には、光源と、光源から射出される励起光の光路上に配置されるレンズアレイと、レンズアレイから射出される複数の部分光束を受けて複数の蛍光を射出する波長変換素子と、を備える照明装置が開示されている。この照明装置において、レンズアレイから射出される複数の部分光束は、波長変換素子上で重畳されることなく、波長変換素子の互いに異なる複数の領域に入射する。
特開2011-197597号公報 特開2019-28120号公報
特許文献2の照明装置においては、レンズアレイを構成する複数のレンズのうち、一つのレンズから射出される部分光束は、波長変換素子上の分割された複数の領域のうち、一つの領域に入射する。このように、特許文献2の照明装置では、レンズアレイの一つのレンズと波長変換素子の一つの領域とが対応するため、レンズアレイと波長変換素子とを含む照明装置の光学系が大型化するとともに、波長変換素子上の照度ムラが大きくなるおそれがあった。
以上、被照明対象が波長変換素子である場合について説明したが、被照明対象が液晶パネル等の光変調装置である場合に特許文献2のレンズアレイを適用したとしても、光学系の大型化、照度ムラ等、上記と同様の課題がある。
上記の課題を解決するために、本発明の一つの態様の光学素子は、m個の領域がアレイ状に配置される第1マルチレンズ面と、前記m個の領域に対応して、m個の第2セルがアレイ状に配置される第2マルチレンズ面と、を備え、前記第1マルチレンズ面に対して光が入射され、前記第2マルチレンズ面から前記光が射出され、前記第1マルチレンズ面の前記m個の領域のそれぞれは、n個の第1セルを有し、前記m個の第2セルの焦点面は、前記n個の第1セルよりも射出側に位置し、前記mは、2以上の自然数であり、前記nは、2以上の自然数である。
本発明の一つの態様の光源装置は、光を射出する光源と、前記光源から射出される光が入射される本発明の一つの態様の光学素子と、を備える。
本発明の他の一つの態様の光源装置は、励起光を射出する光源と、前記光源から射出される前記励起光が入射される本発明の一つの態様の光学素子と、前記光学素子から射出される前記励起光が入射され、前記励起光を波長変換して変換光を射出する波長変換素子と、を備える。
本発明のさらに他の一つの態様の光源装置は、光を射出する光源と、前記光源から射出される光が入射される本発明の一つの態様の光学素子と、前記光学素子から射出される光を変調する光変調素子と、を備える。
本発明の一つの態様の画像表示装置は、光を射出する光源と、前記光源から射出される光が入射される本発明の一つの態様の光学素子と、前記光学素子から射出される光を画像情報に応じて変調する光変調装置と、を備える。
本発明の一つの態様のプロジェクターは、本発明の一つの態様の光源装置と、前記光源装置から射出される光を画像情報に応じて変調する光変調装置と、前記光変調装置によって変調される光を投写する投写光学装置と、を備える。
第1実施形態のプロジェクターの概略構成図である。 第1実施形態の照明装置の概略構成図である。 第1実施形態の光学素子の斜視図である。 第1実施形態の光学素子の作用を説明するための模式図である。 第1実施形態の光学素子による被照明対象上の照度分布を示す図である。 比較例の光学素子の作用を説明するための模式図である。 比較例の光学素子による被照明対象上の照度分布を示す図である。 第2実施形態の光学素子の平面図である。 第2レンズアレイを移動させた状態の光学素子の平面図である。 第1レンズアレイを移動させた状態の光学素子の平面図である。 第3実施形態の光学素子の模式図である。 第2セルの曲率を図10Aとは異ならせたときの光学素子の模式図である。 第4実施形態の光学素子の模式図である。 透光性材料の屈折率を図11Aとは異ならせたときの光学素子の模式図である。 第1変形例の光学素子の斜視図である。 第1変形例の光学素子による被照明対象上の照度分布を示す図である。 第2変形例の光学素子による被照明対象上の照度分布を示す図である。 第3変形例の光学素子による被照明対象上の照度分布を示す図である。 第4変形例の光学素子による被照明対象上の照度分布を示す図である。 第5変形例の光学素子による被照明対象上の照度分布を示す図である。 第6変形例の光学素子の斜視図である。 第6変形例の光学素子による被照明対象上の照度分布を示す図である。
[第1実施形態]
以下、本発明の第1実施形態について、図1~図7を用いて説明する。
なお、以下の各図面においては各構成要素を見やすくするため、構成要素によって寸法の縮尺を異ならせて示すことがある。
[プロジェクターの構成]
本実施形態に係るプロジェクターの一例について説明する。
図1は、本実施形態のプロジェクター1の概略構成を示す図である。
図1に示すように、本実施形態のプロジェクター1は、スクリーンSCR上にカラー映像を表示する投写型画像表示装置である。プロジェクター1は、照明装置2と、色分離光学系3と、光変調装置4Rと、光変調装置4Gと、光変調装置4Bと、合成光学系5と、投写光学装置6と、を備える。照明装置2の構成については、後で詳しく説明する。
色分離光学系3は、第1ダイクロイックミラー7aと、第2ダイクロイックミラー7bと、反射ミラー8aと、反射ミラー8bと、反射ミラー8cと、リレーレンズ9aと、リレーレンズ9bと、を備える。色分離光学系3は、照明装置2から射出された照明光WLを赤色光LRと緑色光LGと青色光LBとに分離する。色分離光学系3は、赤色光LRを光変調装置4Rに導き、緑色光LGを光変調装置4Gに導き、青色光LBを光変調装置4Bに導く。
フィールドレンズ10Rは、色分離光学系3と光変調装置4Rとの間に配置されている。フィールドレンズ10Rは、入射した光を略平行化して光変調装置4Rに向けて射出する。フィールドレンズ10Gは、色分離光学系3と光変調装置4Gとの間に配置されている。フィールドレンズ10Gは、入射した光を略平行化して光変調装置4Gに向けて射出する。フィールドレンズ10Bは、色分離光学系3と光変調装置4Bとの間に配置されている。フィールドレンズ10Bは、入射した光を略平行化して光変調装置4Bに向けて射出する。
第1ダイクロイックミラー7aは、赤色光成分を透過させ、緑色光成分および青色光成分を反射させる。第2ダイクロイックミラー7bは、緑色光成分を反射させ、青色光成分を透過させる。反射ミラー8aは、赤色光成分を反射させる。反射ミラー8bおよび反射ミラー8cは、青色光成分を反射させる。
第1ダイクロイックミラー7aを透過した赤色光LRは、反射ミラー8aで反射し、フィールドレンズ10Rを透過して、赤色光用の光変調装置4Rの画像形成領域に入射する。第1ダイクロイックミラー7aで反射した緑色光LGは、第2ダイクロイックミラー7bでさらに反射し、フィールドレンズ10Gを透過して、緑色光用の光変調装置4Gの画像形成領域に入射する。第1ダイクロイックミラー7aで反射し、第2ダイクロイックミラー7bを透過した青色光LBは、リレーレンズ9a、入射側の反射ミラー8b、リレーレンズ9b、射出側の反射ミラー8c、およびフィールドレンズ10Bを経て、青色光用の光変調装置4Bの画像形成領域に入射する。
光変調装置4R、光変調装置4G、および光変調装置4Bのそれぞれは、入射された色光を画像情報に応じて変調し、画像光を形成する。光変調装置4R、光変調装置4G、および光変調装置4Bのそれぞれは、液晶ライトバルブから構成されている。図示を省略したが、光変調装置4R、光変調装置4G、および光変調装置4Bの光入射側に、入射側偏光板がそれぞれ配置されている。光変調装置4R、光変調装置4G、および光変調装置4Bの光射出側に、射出側偏光板がそれぞれ配置されている。
合成光学系5は、光変調装置4Rから射出される赤色の画像光、光変調装置4Gから射出される緑色の画像光、および光変調装置4Bから射出される青色の画像光を合成して、フルカラーの画像光を形成する。合成光学系5は、4つの直角三角柱状プリズムが貼り合わされ、平面視で略正方形状をなすクロスダイクロイックプリズムで構成されている。直角三角柱状プリズム同士を貼り合わせた界面には、誘電体多層膜が形成されている。
合成光学系5から射出された画像光は、投写光学装置6によって拡大投写され、スクリーンSCR上で画像を形成する。すなわち、投写光学装置6は、光変調装置4R、光変調装置4G、および光変調装置4Bから射出されるフルカラーの画像光を投写する。投写光学装置6は、複数の投写レンズで構成されている。
[照明装置の構成]
本実施形態の照明装置2の一例について説明する。
図2は、照明装置2の概略構成を示す図である。
図2に示すように、照明装置2は、光源装置20と、偏光分離素子25と、第1集光光学系26と、第2位相差板282と、第2集光光学系29と、拡散反射素子30と、インテグレーター光学系31と、偏光変換素子32と、重畳レンズ33aと、を備える。インテグレーター光学系31と重畳レンズ33aとは、重畳光学系33を構成する。
光源装置20は、光源21と、コリメーター光学系22と、アフォーカル光学系23と、第1位相差板281と、光学素子24と、波長変換素子40と、を備える。
図2において、XYZ直交座標系を用い、光源21から射出される光線束BLの主光線に沿う軸を光源21の光軸ax1とし、光軸ax1に平行な軸をX軸と定義する。波長変換素子40から射出される蛍光YLの主光線に沿う軸を波長変換素子40の光軸ax2とし、光軸ax2に平行な軸をY軸と定義する。また、X軸およびY軸に直交する軸をZ軸と定義する。
光源21と、コリメーター光学系22と、アフォーカル光学系23と、第1位相差板281と、光学素子24と、偏光分離素子25と、第2位相差板282と、第2集光光学系29と、拡散反射素子30とは、光源21の光軸ax1上に順次並んで配置されている。波長変換素子40と、第1集光光学系26と、偏光分離素子25と、インテグレーター光学系31と、偏光変換素子32と、重畳レンズ33aとは、波長変換素子40の光軸ax2上に順次並んで配置されている。光軸ax1と光軸ax2とは、同一面内にあり、互いに直交する。
光源21は、励起光を射出する複数の発光素子211を備えている。複数の発光素子211は、光軸ax1と直交する面内においてアレイ状に並んで配置されている。本実施形態の場合、光源21は、4個の発光素子211がY軸に沿って1列に並んで配置された光源ユニットが、4個の発光素子211が配列されたY軸と直交するZ軸に沿って4組並べられた構成を有している。すなわち、光源21は、16個の発光素子211が4行4列にアレイ状に配列された構成を有している。なお、発光素子211の個数および配置は、上記の構成に限定されず、発光素子211は1個であってもよい。
発光素子211は、レーザー光BL1を射出する半導体レーザー素子で構成されている。半導体レーザー素子は、第1波長帯の青色の光線、具体的にはピーク波長が例えば460nmの第1波長帯のレーザー光BL1を射出する。したがって、光源21は、全体として、複数のレーザー光BL1を含む光線束BLを射出する。本実施形態の光線束BLは、特許請求の範囲の光に対応する。
光源21から射出された光線束BLは、コリメーター光学系22に入射する。コリメーター光学系22は、光源21から射出される光線束BLを略平行光に変換する。コリメーター光学系22は、アレイ状に配置された複数のコリメーターレンズ221から構成されている。1個のコリメーターレンズ221は、1個の発光素子211から射出されるレーザー光BL1が入射する位置に配置されている。
コリメーター光学系22を通過した光線束BLは、アフォーカル光学系23に入射する。アフォーカル光学系23は、光線束BLの径、すなわち光線束BLの太さを調整する。アフォーカル光学系23は、凸レンズ231と、凹レンズ232と、から構成されている。
アフォーカル光学系23を通過した光線束BLは、第1位相差板281に入射する。第1位相差板281は、例えば回転可能とされた1/2波長板で構成されている。光源21から射出された直後の光線束BLは、所定の偏光方向を有する直線偏光である。第1位相差板281の回転角度を適切に設定することにより、第1位相差板281を透過する光線束BLを、偏光分離素子25に対するS偏光成分とP偏光成分とを所定の比率で含む光線束BLに変換することができる。第1位相差板281の回転角度を変えることにより、S偏光成分とP偏光成分との比率を調整することができる。
第1位相差板281を通過した光線束BLは、光学素子24に入射する。光学素子24は、被照明領域としての波長変換素子40および拡散反射素子30における光線束BLの照度分布を略均一化する。光学素子24の構成については、後で詳しく説明する。
光学素子24から射出されたS偏光成分とP偏光成分とを含む光線束BLは、偏光分離素子25に入射する。偏光分離素子25は、例えば波長選択性を有する偏光ビームスプリッターから構成されている。偏光分離素子25は、光軸ax1および光軸ax2に対して45°の角度をなすように配置されている。
偏光分離素子25は、光線束BLを、偏光分離素子25に対するS偏光成分の光線束BLsとP偏光成分の光線束BLpとに分離する偏光分離機能を有する。具体的に、偏光分離素子25は、S偏光成分の光線束BLsを反射させて波長変換素子40に導き、P偏光成分の光線束BLpを透過させて拡散反射素子30に導く。また、偏光分離素子25は、偏光分離機能に加えて、青色の光線束BLとは波長帯が異なる黄色光成分を、偏光状態にかかわらず透過させる色分離機能を有している。
偏光分離素子25で反射したS偏光の光線束BLsは、第1集光光学系26に入射する。第1集光光学系26は、偏光分離素子25から射出される光線束BLsが入射され、光線束BLsを波長変換素子40に向けて集光させる。第1集光光学系26は、第1レンズ261と、第2レンズ262と、から構成されている。第1レンズ261および第2レンズ262のそれぞれは、凸レンズから構成されている。第1集光光学系26から射出された光線束BLsは、集光した状態で波長変換素子40に入射する。
波長変換素子40は、基材41と、波長変換層42と、ヒートシンク44と、を備える。本実施形態において、波長変換層42は、蛍光体から構成されている。本実施形態においては、波長変換素子40として、モーター等の駆動源を有しておらず、回転可能とされていない固定型の波長変換素子が用いられる。波長変換素子40には、第1レンズ261および第2レンズ262によって集光された光線束BLsが入射される。
波長変換層42は、光線束BLsを第1波長帯とは異なる第2波長帯の蛍光YLに変換するセラミック蛍光体を含んでいる。第2波長帯は、例えば490~750nmであり、蛍光YLは、緑色光成分および赤色光成分を含む黄色光である。波長変換層42は、例えばイットリウム・アルミニウム・ガーネット(YAG)系蛍光体を含んでいる。賦活剤としてセリウム(Ce)を含有するYAG:Ceを例にとると、波長変換層42として、Y、Al、CeO等の構成元素を含む原料粉末を混合して固相反応させた材料、共沈法やソルゲル法等の湿式法により得られるY-Al-Oアモルファス粒子、噴霧乾燥法や火炎熱分解法、熱プラズマ法等の気相法により得られるYAG粒子等を用いることができる。また、波長変換層42は、例えば複数の気泡等からなる散乱要素を含有していてもよい。波長変換層42は、散乱要素を含有することにより、蛍光YLの取り出し効率を高めることができる。
波長変換層42は、基材41の第1面41aに接合材(図示略)によって接合されている。接合材には、例えばナノ銀焼結金属材料が用いられる。基材41は、例えばアルミニウム、銀等の光反射率の高い金属材料から構成されている。基材41の第1面41aは、波長変換層42の内部を進行する光を反射する。また、基材41の第1面41aと波長変換層42との間に、反射層がさらに設けられていてもよい。
ヒートシンク44は、複数のフィンを有している。ヒートシンク44は、基材41の第2面41bに設けられている。ヒートシンク44は、例えば金属接合によって基材41に固定されている。波長変換素子40においては、ヒートシンク44を介して波長変換層42の熱を放出できるため、波長変換層42の熱劣化を抑制することができる。
波長変換素子40で生成された黄色の蛍光YLは、第1集光光学系26で略平行化された後、偏光分離素子25に入射する。上述したように、偏光分離素子25が偏光状態にかかわらず黄色光成分を透過させる特性を有しているため、蛍光YLは、偏光分離素子25を透過する。
一方、偏光分離素子25から射出されたP偏光の光線束BLpは、第2位相差板282に入射する。第2位相差板282は、偏光分離素子25と拡散反射素子30との間の光線束BLpの光路中に配置された1/4波長板から構成されている。偏光分離素子25から射出されたP偏光の光線束BLpは、第2位相差板282によって、例えば右回りの円偏光の青色光線束BLc1に変換された後、第2集光光学系29に入射する。
第2集光光学系29は、第1レンズ291と、第2レンズ292と、から構成されている。第1レンズ291および第2レンズ292のそれぞれは、凸レンズから構成されている。第2集光光学系29は、青色光線束BLc1を集光させた状態で拡散反射素子30に入射させる。
拡散反射素子30は、偏光分離素子25から射出された光線束BLpの光路上に配置されている。拡散反射素子30は、第2集光光学系29から射出された青色光線束BLc1を偏光分離素子25に向けて拡散反射させる。拡散反射素子30は、青色光線束BLc1をランバート拡散に近い角度分布で反射させるとともに、青色光線束BLc1の偏光状態を乱さないことが望ましい。
以下、拡散反射素子30によって拡散反射された光を青色光線束BLc2と称する。本実施形態においては、青色光線束BLc1が拡散反射することによって略均一な照度分布を有する青色光線束BLc2が得られる。例えば右回りの円偏光の青色光線束BLc1は、拡散反射素子30によって拡散反射され、左回りの円偏光の青色光線束BLc2に変換される。
青色光線束BLc2は、第2集光光学系29によって平行光線束に変換された後、第2位相差板282に再度入射する。左回りの円偏光の青色光線束BLc2は、第2位相差板282によってS偏光の青色光線束BLs1に変換される。S偏光の青色光線束BLs1は、偏光分離素子25によってインテグレーター光学系31に向けて反射される。
このようにして、青色光線束BLs1は、偏光分離素子25を透過した蛍光YLと合成され、照明光WLとして利用される。すなわち、青色光線束BLs1と蛍光YLとは、偏光分離素子25から互いに同じ方向に向けて射出され、青色光線束BLs1と黄色の蛍光YLとが合成された白色の照明光WLが生成される。
照明光WLは、インテグレーター光学系31に向けて射出される。インテグレーター光学系31は、第1レンズアレイ31aと、第2レンズアレイ31bと、から構成されている。第1レンズアレイ31aおよび第2レンズアレイ31bのそれぞれは、複数のレンズがアレイ状に配列された構成を有している。
インテグレーター光学系31を透過した照明光WLは、偏光変換素子32に入射する。
偏光変換素子32は、図示しない偏光分離膜と位相差板とを有している。偏光変換素子32は、非偏光の蛍光YLを含む照明光WLを、光変調装置4R、光変調装置4G、および光変調装置4Bに入射させる直線偏光に変換する。具体的には、偏光変換素子32は、照明光WLを、光変調装置4R、光変調装置4G、および光変調装置4Bの入射側偏光板の透過軸に対応する偏光方向を有する直線偏光に変換する。
偏光変換素子32を透過した照明光WLは、重畳レンズ33aに入射する。重畳レンズ33aは、インテグレーター光学系31と協働して、光変調装置4R、光変調装置4G、および光変調装置4Bの画像形成領域における照明光WLの照度分布を均一化する。このようにして、照明装置2は、照明光WLを生成する。
[光学素子の構成]
以下、光学素子24の構成について説明する。
図3は、光学素子24の斜視図である。
図3に示すように、本実施形態の光学素子24は、m個の領域Rがアレイ状に配置される第1マルチレンズ面24Aと、m個の領域Rに対応して、m個の第2セル242がアレイ状に配置される第2マルチレンズ面24Bと、を備える。光学素子24において、光線束BLは、第1マルチレンズ面24Aに対して入射され、第2マルチレンズ面24Bから射出される。第1マルチレンズ面24Aのm個の領域Rのそれぞれは、n個の第1セル241を有している。mは2以上の自然数であり、nは2以上の自然数である。
具体的な構成として、本実施形態の光学素子24は、光線束BLが入射される第1面27aと、第1面27aから入射される光線束BLが射出される第2面27bと、を有するレンズアレイ27を備える。レンズアレイ27は、例えば光学ガラス、石英等の無機材料で構成されていてもよいし、樹脂等の有機材料で構成されていてもよい。第1マルチレンズ面24Aは、レンズアレイ27の第1面27aから構成され、第2マルチレンズ面24Bは、レンズアレイ27の第2面27bから構成されている。すなわち、光学素子24の第1マルチレンズ面24Aおよび第2マルチレンズ面24Bは、レンズアレイ27の互いに対向する2つの面27a,27bから構成されている。
以下の説明において、Y軸方向に並ぶ構成要素を行と称し、Z軸方向に並ぶ構成要素を列と称する。本実施形態の場合、m=9であり、n=4である。すなわち、第1マルチレンズ面24Aは、9個の領域Rが3行3列にアレイ状に配置された構成を有する。また、第1マルチレンズ面24Aの9個の領域Rのそれぞれは、4個の第1セル241を有している。各領域Rが有する4個の第1セル241は、2行2列にアレイ状に配置されている。したがって、第1マルチレンズ面24Aは、全体として、36個の第1セル241が6行6列にアレイ状に配置された構成を有する。
また、第2マルチレンズ面24Bは、第1マルチレンズ面24Aの9個の領域Rに対応して、9個の第2セル242が3行3列にアレイ状に配置された構成を有する。
本実施形態の場合、第1セル241および第2セル242は、それぞれ凸レンズ形状を有する。第1マルチレンズ面24Aを構成する全ての第1セル241は、同じ大きさおよび曲率を有する。また、第2マルチレンズ面24Bを構成する全ての第2セル242は、同じ大きさおよび曲率を有する。また、本実施形態では、正方形状の被照明対象を想定しているため、光線束BLの進行方向から見た第2セル242の形状は、被照明対象と相似形の正方形状である。また、光線束BLの進行方向から見た第1セル241の形状も、正方形状である。
図4は、本実施形態の光学素子24の作用を説明するための模式図である。図4では、光学素子24のうち、1個の領域Rに対応する部分のみを示す。
図4に示すように、9個の第2セル242の焦点面Fは、4個の第1セル241よりも射出側に位置している。本実施形態の場合、全ての第2セル242が同じ大きさおよび曲率を有しているため、9個の第2セル242の各々の焦点fは、X軸方向において同じ位置に形成される。したがって、焦点面Fを、これら9個の焦点fを含むX軸に垂直な平面と定義する。また、第1セル241は、一つの第1セル241に対して一方側に隣接する第1セル241との接点S1と、他方側に隣接する第1セル241との接点S2と、の間に位置する面と定義する。また、各第2セル242は、焦点面F上の光線束BLの像を被照明対象上に結像する。
[本実施形態の原理]
以下、本実施形態の光学素子24における光線束BLの振る舞いについて説明する。
最初に、比較例の光学素子324を想定する。
図6は、比較例の光学素子324の作用を説明するための模式図である。図6では、光学素子324のうち、1個の領域Rに対応する部分のみを示す。
図6に示すように、比較例の光学素子324においても、本実施形態の光学素子24と同様、1個の第2セル342に対応して、4個の第1セル341が2行2列にアレイ状に配置されている。ただし、比較例の光学素子324においては、本実施形態の光学素子24とは異なり、第2セル342の焦点面Fは、4個の第1セル341よりも射出側には位置しておらず、4個の第1セル341上に位置している。具体的には、図6の例では、第2セル342の焦点面Fは、接点S1および接点S2を通る位置に形成されている。
上述したように、第2セル342は、焦点面F上の光線束の像を被照明対象上に結像する機能を有する。また、4個の第1セル341は、一つの領域Rに入射する光線束を4本の部分光線束BLdに分割する機能を有する。ところが、比較例の光学素子324の場合、第2セル342の焦点面Fが4個の第1セル341上に位置しているため、この位置では隣接する部分光線束BLd同士の間に隙間が形成されない。
図7は、本発明者によるシミュレーション結果を示しており、比較例の光学素子324による被照明対象上の照度分布を示す図である。図7の右側のグラフは直線TY(Y軸方向)に沿った照度分布を示し、図7の下側のグラフは直線TZ(Z軸方向)に沿った照度分布を示す。
比較例の光学素子324の場合、第2セル342の焦点面Fにおいて隣接する部分光線束BLd同士の間に隙間が形成されないため、図7に示すように、被照明対象上においても、照射領域Mは、4本の部分光線束BLdに対応する4個の部分照射領域M1に分割されるが、4つの部分照射領域M1の間に隙間が形成されない。そのため、被照明対象上の照度分布は、図7のグラフに示すように、Y軸方向の中央部、およびZ軸方向の中央部に照度の谷間を持たない略平坦な分布を示す。
例えば上述の特許文献1のように、入射した光を第1マルチレンズ面によって複数の部分光束に分割した後、複数の部分光束の全てを第2マルチレンズ面によって波長変換素子上で1個所に重畳させる場合、波長変換素子の全域が略均一な照度で照明される。このとき、波長変換素子の温度が一様に上昇するため、熱が逃げにくく、蛍光体の温度上昇に伴って波長変換効率が低下するという問題があった。
そこで、入射した光を第1マルチレンズ面によって複数の部分光束に分割した後、複数の部分光束の各々が第2マルチレンズ面によって波長変換素子の互いに異なる複数の領域を照射する構成を採用した場合、複数の部分光束の全てを波長変換素子の1個所に重畳させることは回避できる。ところが、この構成を採用したとしても、比較例の光学素子324のように、互いに隣り合う部分照射領域M1間に隙間がない場合には、波長変換素子上の照度分布は、複数の部分光束の全てを波長変換素子上で重畳させる場合と略変わらない。そのため、蛍光体の温度上昇に伴う波長変換効率の低下を抑制することが難しい。
図5は、本発明者によるシミュレーション結果を示しており、本実施形態の光学素子24による被照明対象上の照度分布を示す図である。図5の右側のグラフは直線TY(Y軸方向)に沿った照度分布を示し、図5の下側のグラフは直線TZ(Z軸方向)に沿った照度分布を示す。
上記の問題に対して、図5に示すように、本実施形態の光学素子24の場合、第2セル242の焦点面Fにおいて互いに隣接する部分光線束BLd同士の間に隙間が形成されるため、被照明対象上においても、照射領域Mが、4本の部分光線束BLdに対応する4個の部分照射領域M1に分割されるとともに、互いに隣り合う部分照射領域M1の間に隙間が形成される。そのため、図5の2つのグラフに示すように、Y軸方向、Z軸方向ともに、中央部に照度の谷間を有し、4つの部分照射領域M1に明確に分割された照度分布が得られる。
比較例の光学素子324を用いた場合、波長変換素子上の照射領域の全体が略一様に温度上昇するため、特に照射領域の中央部近傍の熱が逃げにくく、温度上昇を抑制することが難しい。これに対して、本実施形態の光学素子24を用いた場合、波長変換素子40上の照射領域Mが互いに離間した4つの部分照射領域M1に分割されるため、各部分照射領域M1の中央部から周縁部に向けて熱が逃げやすい。その結果、温度上昇を効果的に抑制することができる。
[第1実施形態の効果]
本実施形態の光学素子24は、m個の領域がアレイ状に配置される第1マルチレンズ面24Aと、m個の領域Rに対応して、m個の第2セル242がアレイ状に配置される第2マルチレンズ面24Bと、を備え、第1マルチレンズ面24Aに対して光線束BLが入射され、第2マルチレンズ面24Bから光線束BLが射出され、第1マルチレンズ面24Aのm個の領域Rのそれぞれは、n個の第1セル241を有し、m個の第2セル242の焦点面Fは、n個の第1セル241よりも射出側に位置し、mは2以上の自然数であり、nは2以上の自然数である。
本実施形態の光学素子24によれば、上述したように、光線束BLは、照射領域Mが互いに離間したn個の部分照射領域M1に分割された状態で波長変換素子40を照明する。また、n個の部分照射領域M1のそれぞれに対しては、m個の第2セル242から射出される部分光線束BLdが重畳されるため、部分照射領域M1の照度分布を均一化することができる。したがって、照度ムラが少なく、互いに分割された複数の部分照射領域M1を形成できる光学素子24を提供することができる。
また、本実施形態の光源装置20は、光線束BLを射出する光源21と、光源21から射出される光線束BLが入射される光学素子24と、光学素子24から射出される光線束BLが入射され、光線束BLを波長変換して蛍光を射出する波長変換素子40と、を備える。
本実施形態の光源装置20によれば、波長変換素子40の温度上昇を効果的に抑制できるため、波長変換素子40の温度上昇に伴う波長変換効率の低下を抑制することができる。
以上、波長変換素子40に着目して説明したが、本実施形態の場合、他の一つの被照明対象である拡散反射素子30についても、同様の効果が得られる。すなわち、光線束BLは、照射領域Mが互いに離間した4つの部分照射領域M1に分割された状態で拡散反射素子30を照明する。これにより、拡散反射素子30の温度上昇を効果的に抑制できるため、拡散反射素子30の信頼性を向上させることができる。
また、本実施形態の光学素子24は、光線束BLが入射される第1面27aと、第1面27aから入射される光線束BLが射出される第2面27bと、を有するレンズアレイ27を備え、第1マルチレンズ面24Aが第1面27aから構成され、第2マルチレンズ面24Bが第2面27bから構成されている。
この構成によれば、第1マルチレンズ面24Aと第2マルチレンズ面24Bとが一つのレンズアレイ27で形成されるため、光源装置20の部品点数の削減が図れるとともに、光源装置20を小型化することができる。
また、本実施形態のプロジェクター1は、光源装置20と、光源装置20から射出される照明光WLを画像情報に応じて変調する光変調装置4B,4G,4Rと、光変調装置4B,4G,4Rによって変調される光を投写する投写光学装置6と、を備える。
本実施形態のプロジェクター1は、上記の効果を有する光源装置20を備えるため、小型で表示品質に優れる。
[第2実施形態]
以下、本発明の第2実施形態について、図8、図9Aおよび図9Bを用いて説明する。
第2実施形態のプロジェクターおよび照明装置の構成は第1実施形態と同様であり、光学素子の構成が第1実施形態と異なる。そのため、プロジェクターおよび照明装置の構成に関する説明は省略する。
図8は、本実施形態の光学素子50の平面図である。図9Aは、第2レンズアレイ52を移動させた状態の光学素子50の平面図である。図9Bは、第1レンズアレイ51を移動させた状態の光学素子50の平面図である。
[光学素子の構成]
図8に示すように、本実施形態の光学素子50は、m個の領域がアレイ状に配置される第1マルチレンズ面50Aと、m個の領域Rに対応して、m個の第2セル502がアレイ状に配置される第2マルチレンズ面50Bと、を備える。光学素子50において、光線束BLは、第1マルチレンズ面50Aに対して入射され、第2マルチレンズ面50Bから射出される。第1マルチレンズ面50Aのm個の領域Rのそれぞれは、n個の第1セル501を有している。mは2以上の自然数であり、nは2以上の自然数である。
本実施形態においても、第1実施形態と同様、m=9であり、n=4である。また、第1セル501および第2セル502の配置についても、第1実施形態と同様である。第1セル501および第2セル502は、それぞれ凸レンズ形状を有する。第1マルチレンズ面50Aを構成する全ての第1セル501は、同じ大きさおよび曲率を有する。また、第2マルチレンズ面50Bを構成する全ての第2セル502は、同じ大きさおよび曲率を有する。
具体的な構成として、本実施形態の光学素子50は、第1レンズアレイ51と、第2レンズアレイ52と、第1レンズアレイ51と第2レンズアレイ52とを保持する保持部材53と、を備える。
第1レンズアレイ51は、光線束BLが入射される第3面51aと、第3面51aから入射される光線束BLが射出される第4面51bと、を有する。本実施形態では、第1マルチレンズ面50Aは、第3面51aから構成されている。第4面51bは、平面状に形成されている。なお、第1レンズアレイ51は、入射側と射出側とが逆向きに設置されていてもよい。すなわち、第1マルチレンズ面50Aは、光線束BLが射出される第4面51bから構成されていてもよく、光線束BLが入射される第3面51aは、平面状に形成されていてもよい。
第2レンズアレイ52は、第1レンズアレイ51の第4面51bから射出される光線束BLが入射される第5面52aと、第5面52aから入射される光線束BLが射出される第6面52bと、を有する。本実施形態では、第2マルチレンズ面50Bは、第6面52bから構成されている。第5面52aは、平面状に形成されている。なお、第2レンズアレイ52は、入射側と射出側とが本実施形態とは逆向きに設置されていてもよい。すなわち、第2マルチレンズ面50Bは、光線束BLが入射される第5面52aから構成されていてもよく、光線束BLが射出される第6面52bは、平面状に形成されていてもよい。
第1レンズアレイ51および第2レンズアレイ52のそれぞれは、例えば光学ガラス、石英等の無機材料で構成されていてもよいし、樹脂等の有機材料で構成されていてもよい。また、第1レンズアレイ51および第2レンズアレイ52のそれぞれは、保持部材53が挿通する孔を設けるための枠部を有することが望ましい。
保持部材53は、光線束BLの進行方向であるX軸方向に沿って延在し、第1レンズアレイ51と第2レンズアレイ52とを保持する。これにより、保持部材53は、第1レンズアレイ51と第2レンズアレイ52との相対的な位置関係を保持する。また、本実施形態の場合、第1レンズアレイ51および第2レンズアレイ52のそれぞれは、保持部材53の特定の位置に固定されてはおらず、保持部材53の延在方向に沿って移動可能とされている。各レンズアレイ51,52は、例えばステッピングモーター等の駆動源によって自動的に移動してもよいし、手動によって移動してもよい。また、第1レンズアレイ51および第2レンズアレイ52のいずれか一方のみが、保持部材53の延在方向に沿って移動可能とされていてもよい。
図8に示す第2レンズアレイ52の位置に対して、図9Aに示すように、第2レンズアレイ52を保持部材53の延在方向に沿って移動させることにより、光線束BLの進行方向における第1マルチレンズ面50Aと第2マルチレンズ面50Bとの間の距離を可変とすることができる。または、図8に示す第1レンズアレイ51の位置に対して、図9Bに示すように、第1レンズアレイ51を保持部材53の延在方向に沿って移動させることにより、光線束BLの進行方向における第1マルチレンズ面50Aと第2マルチレンズ面50Bとの間の距離Nを変化させることができる。なお、第1マルチレンズ面50Aと第2マルチレンズ面50Bとの間の距離Nは、第1マルチレンズ面50Aを構成する第1セル501の頂点と、第2マルチレンズ面50Bを構成する第2セル502の頂点と、の間の光線束BLの進行方向に沿った距離と定義する。
このように、光線束BLの進行方向における第1マルチレンズ面50Aと第2マルチレンズ面50Bとの間の距離Nを変化させることにより、光線束BLの進行方向における第1マルチレンズ面50Aに対するm個の第2セル502の焦点面の位置を可変とすることができる。ただし、本実施形態の場合も、m個の第2セル502の焦点面は、n個の第1セル501よりも射出側に位置している。
[第2実施形態の効果]
本実施形態の光学素子50においても、光線束BLは、照射領域が互いに離間したn個の部分照射領域に分割された状態で被照明対象を照明する。また、n個の部分照射領域のそれぞれに対しては、m個の第2セル502から射出される部分光束が重畳されるため、部分照射領域の照度分布を均一化することができる。したがって、照度ムラが少なく、互いに分割された複数の照射領域を形成できる光学素子50を提供できる、といった第1実施形態と同様の効果が得られる。
また、本実施形態の光学素子50においては、光線束BLの進行方向における第1マルチレンズ面50Aに対するm個の第2セル502の焦点面の位置が可変とされている。
図4から判るように、光線束BLの進行方向における第2セル502の焦点面の位置を変化させることによって、焦点面上における隣り合う部分光束の間隔を調整することができる。これにより、例えば被照明対象の放熱の度合い等に応じて、隣り合う部分照射領域間の間隔を調整することができる。
また、本実施形態の光学素子50においては、第1レンズアレイ51および第2レンズアレイ52の少なくとも一方を保持部材53の延在方向に沿って移動可能としたことにより、光線束BLの進行方向における第1マルチレンズ面50Aと第2マルチレンズ面50Bとの間の距離Nが可変とされている。
この構成によれば、上述した隣り合う部分照射領域間の間隔の調整を、比較的簡易な移動機構によって実現することができる。
[第3実施形態]
以下、本発明の第3実施形態について、図10Aおよび図10Bを用いて説明する。
第3実施形態のプロジェクターおよび照明装置の構成は第1実施形態と同様であり、光学素子の構成が第1実施形態と異なる。そのため、プロジェクターおよび照明装置の構成に関する説明は省略する。
図10Aは、本実施形態の光学素子55の模式図である。図10Bは、第2セル552の曲率を図10Aとは異ならせたときの光学素子55の模式図である。
[光学素子の構成]
図10Aに示すように、本実施形態の光学素子55は、m個の領域Rがアレイ状に配置される第1マルチレンズ面55Aと、m個の領域Rに対応して、m個の第2セル552がアレイ状に配置される第2マルチレンズ面55Bと、を備える。光学素子55において、光線束BLは、第1マルチレンズ面55Aに対して入射され、第2マルチレンズ面55Bから射出される。第1マルチレンズ面55Aのm個の領域Rのそれぞれは、n個の第1セル551を有している。mは2以上の自然数であり、nは2以上の自然数である。
本実施形態においても、第1実施形態と同様、m=9であり、n=4である。また、第1セル551および第2セル552の配置についても、第1実施形態と同様である。第1セル551および第2セル552は、それぞれ凸レンズ形状を有する。
具体的な構成として、本実施形態の光学素子55は、第1レンズアレイ56と、第2レンズアレイ57と、圧力印加装置58と、を備える。
第1レンズアレイ56の構成は、第2実施形態の第1レンズアレイ51と略同様である。すなわち、第1レンズアレイ56は、光線束BLが入射される第3面56aと、第3面56aから入射される光線束BLが射出される第4面56bと、を有する。本実施形態では、第1マルチレンズ面55Aは、第3面56aから構成されている。第4面56bは、平面状に形成されている。第1レンズアレイ56は、例えば光学ガラス、石英等の無機材料で構成されていてもよいし、樹脂等の有機材料で構成されていてもよい。
第2レンズアレイ57は、透光性部材60と、透光性液体61と、から構成されている。透光性部材60は、第1レンズアレイ56の第4面56bに固定される側面部60aと、第2マルチレンズ面55Bを構成するレンズ部60bと、が一体に形成された構成を有する。透光性部材60は、例えばシリコンゴム等の透光性を有する軟質フィルム材で構成され、弾性変形が可能とされている。透光性液体61は、例えばシリコンオイル等の屈折率が1よりも大きい液体で構成されている。透光性液体61は、第1レンズアレイ56の第4面56bと透光性部材60とによって囲まれた空間内に充填されている。
圧力印加装置58は、空間内に充填された透光性液体61に対して圧力を印加する。圧力印加装置58によって透光性液体61に適度な圧力が印加された状態において、レンズ部60bの凸レンズ形状が形成されている。
本実施形態の光学素子55においては、透光性液体61に印加する圧力を変化させることによって、透光性部材60の弾性変形の度合いを変えることができ、第2セル552の曲率を可変とすることができる。例えば図10Aに示す状態が初期状態であったとすると、透光性液体61に印加する圧力を初期状態よりも高めることによって、図10Bに示すように、透光性部材60の膨らみを初期状態に比べて大きくすることができ、第2セル552の曲率を大きくすることができる。第2セル552の曲率を大きくすることにより、m個の第2セル552の焦点面の位置をn個の第1セル551から遠ざけられるため、被照明対象上において隣り合う部分照射領域間の隙間を大きくすることができる。
[第3実施形態の効果]
本実施形態の光学素子55においても、光線束BLは、照射領域が互いに離間したn個の部分照射領域に分割された状態で被照明対象を照明する。また、n個の部分照射領域のそれぞれに対しては、m個の第2セル552から射出される部分光束が重畳されるため、部分照射領域の照度分布を均一化することができる。したがって、照度ムラが少なく、互いに分割された複数の部分照射領域を形成できる光学素子55を提供できる、といった第1実施形態と同様の効果が得られる。
また、本実施形態の光学素子55においても、光線束BLの進行方向における第1マルチレンズ面55Aに対するm個の第2セル552の焦点面の位置が可変とされているため、隣り合う部分照射領域間の間隔を調整できる、といった第2実施形態と同様の効果が得られる。
[第4実施形態]
以下、本発明の第4実施形態について、図11Aおよび図11Bを用いて説明する。
第4実施形態のプロジェクターおよび照明装置の構成は第1実施形態と同様であり、光学素子の構成が第1実施形態と異なる。そのため、プロジェクターおよび照明装置の構成に関する説明は省略する。
図11Aは、本実施形態の光学素子63の模式図である。図11Bは、透光性材料の屈折率を図11Aとは異ならせたときの光学素子63の模式図である。
[光学素子の構成]
図11Aに示すように、本実施形態の光学素子63は、m個の領域Rがアレイ状に配置される第1マルチレンズ面63Aと、m個の領域Rに対応して、m個の第2セル632がアレイ状に配置される第2マルチレンズ面63Bと、を備える。光学素子63において、光線束BLは、第1マルチレンズ面63Aに対して入射され、第2マルチレンズ面63Bから射出される。第1マルチレンズ面63Aのm個の領域Rのそれぞれは、n個の第1セル631を有している。mは2以上の自然数であり、nは2以上の自然数である。
本実施形態においても、第1実施形態と同様、m=9であり、n=4である。また、第1セル631および第2セル632の配置についても、第1実施形態と同様である。第1セル631および第2セル632は、それぞれ凸レンズ形状を有する。
具体的な構成として、本実施形態の光学素子63は、第1レンズアレイ56と、第2レンズアレイ65と、圧力印加装置58と、を備える。
第1レンズアレイ56の構成は、第3実施形態の第1レンズアレイ56と同様である。すなわち、第1レンズアレイ56は、光線束BLが入射される第3面56aと、第3面56aから入射される光線束BLが射出される第4面56bと、を有する。本実施形態では、第1マルチレンズ面63Aは、第3面56aから構成されている。第4面56bは、平面状に形成されている。第1レンズアレイ56は、例えば光学ガラス、石英等の無機材料で構成されていてもよいし、樹脂等の有機材料で構成されていてもよい。
第2レンズアレイ65は、透光性部材66と、透光性材料67と、から構成されている。透光性部材66は、第1レンズアレイ56の第4面56bに固定される側面部66aと、第2マルチレンズ面63Bを構成するレンズ部66bと、が一体に形成された構成を有する。透光性部材66は、例えば光学ガラス等の透光性を有する硬質材で構成されている。透光性材料67は、例えばシリコンオイル等の屈折率が1よりも大きい液体で構成されている。透光性材料67は、第1レンズアレイ56の第4面56bと透光性部材66とによって囲まれた空間内に充填されている。
圧力印加装置58は、第3実施形態の圧力印加装置58と同様である。圧力印加装置58は、空間内に充填された透光性材料67に対して圧力を印加する。
本実施形態の光学素子63においては、透光性材料67に印加する圧力を変化させることによって、透光性材料67の屈折率を可変とすることができ、第2セル632の焦点距離を変化させることができる。例えば図11Aに示す状態が初期状態であったとすると、透光性材料67に印加する圧力を初期状態よりも高めることによって、図11Bに示すように、透光性材料67の屈折率を初期状態に比べて大きくすることができ、第2セル632の焦点距離を短くすることができる。第2セル632の焦点距離を短くすることにより、m個の第2セル632の焦点面の位置をn個の第1セル631から遠ざけられるため、被照明対象上において隣り合う部分照射領域間の隙間を大きくすることができる。
[第4実施形態の効果]
本実施形態の光学素子63においても、光線束BLは、照射領域が互いに離間したn個の部分照射領域に分割された状態で被照明対象を照明する。また、n個の部分照射領域のそれぞれに対しては、m個の第2セル632から射出される部分光束が重畳されるため、部分照射領域の照度分布を均一化することができる。したがって、照度ムラが少なく、互いに分割された複数の部分照射領域を形成できる光学素子63を提供できる、といった第1実施形態と同様の効果が得られる。
また、本実施形態の光学素子63においても、光線束BLの進行方向における第1マルチレンズ面63Aに対するm個の第2セル632の焦点面の位置が可変とされているため、隣り合う部分照射領域間の間隔を調整できる、といった第2実施形態と同様の効果が得られる。
[第1変形例]
以下、第1変形例の光学素子について、図12および図13を用いて説明する。
図12は、第1変形例の光学素子69の斜視図である。
図12に示すように、第1変形例の光学素子69は、m個の領域Rがアレイ状に配置される第1マルチレンズ面69Aと、m個の領域Rに対応して、m個の第2セル692がアレイ状に配置される第2マルチレンズ面69Bと、を備える。光学素子69において、光線束BLは、第1マルチレンズ面69Aに対して入射され、第2マルチレンズ面69Bから射出される。第1マルチレンズ面69Aのm個の領域Rのそれぞれは、n個の第1セル691を有している。mは2以上の自然数であり、nは2以上の自然数である。
第1変形例においては、m=9であり、n=2である。すなわち、第1マルチレンズ面69Aは、9個の領域Rが3行3列にアレイ状に配置された構成を有する。また、第1マルチレンズ面69Aの9個の領域Rのそれぞれは、2個の第1セル691を有している。各領域Rが有する2個の第1セル691は、Z軸方向に並んで配置されている。したがって、第1マルチレンズ面69Aは、全体として18個の第1セル691が6行3列にアレイ状に配置された構成を有する。第2マルチレンズ面69Bは、上記実施形態と同様である。
図13は、本発明者によるシミュレーション結果を示しており、第1変形例の光学素子69による被照明対象上の照度分布を示す図である。
図13に示すように、第1変形例の光学素子69の場合、上記の第1マルチレンズ面69Aの構成が反映されて、被照明対象上においても、全体の照射領域Mが2個の部分照射領域M1に分割されるとともに、2個の部分照射領域M1の間に隙間が形成される。
[第2変形例]
以下、第2変形例の光学素子について、図14を用いて説明する。
なお、以下の第2変形例、第3変形例、第4変形例、および第5変形例では、光学素子の図示を省略し、被照明対象上の照度分布のみを示す。
第2変形例の光学素子は、m個の領域がアレイ状に配置される第1マルチレンズ面と、m個の領域に対応して、m個の第2セルがアレイ状に配置される第2マルチレンズ面と、を備える。第2変形例においては、m=9であり、n=3である。すなわち、第1マルチレンズ面の9個の領域のそれぞれは、3個の第1セルを有している。各領域が有する3個の第1セルは、Y軸方向に並んで配置されている。
図14に示すように、第2変形例の光学素子の場合、上記の第1マルチレンズ面の構成が反映されて、被照明対象上においても、全体の照射領域Mが3個の部分照射領域M1に分割されるとともに、互いに隣り合う部分照射領域M1の間に隙間が形成される。
[第3変形例]
以下、第3変形例の光学素子について、図15を用いて説明する。
第3変形例の光学素子は、m個の領域がアレイ状に配置される第1マルチレンズ面と、m個の領域に対応して、m個の第2セルがアレイ状に配置される第2マルチレンズ面と、を備える。第3変形例においては、第2変形例と同様、m=9であり、n=3である。すなわち、第1マルチレンズ面の9個の領域のそれぞれは、3個の第1セルを有している。各領域が有する3個の第1セルは、Y軸方向に並んで配置されている。
上記の実施形態および変形例では、正方形状の被照明対象を想定していたが、第3変形例では、長方形状の被照明対象を想定している。図15に示すように、第3変形例の光学素子の場合、上記の第1マルチレンズ面の構成が反映されて、長方形状の被照明対象上においても、全体の照射領域Mが3個の部分照射領域M1に分割されるとともに、互いに隣り合う部分照射領域M1の間に隙間が形成される。
[第4変形例]
以下、第4変形例の光学素子について、図16を用いて説明する。
第4変形例の光学素子は、m個の領域がアレイ状に配置される第1マルチレンズ面と、m個の領域に対応して、m個の第2セルがアレイ状に配置される第2マルチレンズ面と、を備える。第4変形例においては、m=9であり、n=9である。すなわち、第1マルチレンズ面の9個の領域のそれぞれは、9個の第1セルを有している。各領域が有する9個の第1セルは、3行3列にアレイ状に配置されている。
図16に示すように、第4変形例の光学素子の場合、上記の第1マルチレンズ面の構成が反映されて、被照明対象上においても、全体の照射領域Mが9個の部分照射領域M1に分割されるとともに、互いに隣り合う部分照射領域M1の間に隙間が形成される。
[第5変形例]
以下、第5変形例の光学素子について、図17を用いて説明する。
第5変形例の光学素子は、m個の領域がアレイ状に配置される第1マルチレンズ面と、m個の領域に対応して、m個の第2セルがアレイ状に配置される第2マルチレンズ面と、を備える。第5変形例においては、m=9であり、n=3である。すなわち、第1マルチレンズ面の9個の領域のそれぞれは、3個の第1セルを有している。各領域が有する3個の第1セルにおいては、長方形状の第1セルに対してY軸方向に隣り合う領域に、正方形状の2個の第1セルがZ軸方向に並んで配置されている。
図17に示すように、第5変形例の光学素子の場合、上記の第1マルチレンズ面の構成が反映されて、被照明対象上においても、全体の照射領域Mが3個の部分照射領域M1,M2に分割されるとともに、互いに隣り合う部分照射領域の間に隙間が形成される。
[第6変形例]
以下、第6変形例の光学素子について、図18および図19を用いて説明する。
図18は、第6変形例の光学素子71の斜視図である。
図18に示すように、第6変形例の光学素子71は、m個の領域Rがアレイ状に配置される第1マルチレンズ面71Aと、m個の領域Rに対応して、m個の第2セル712がアレイ状に配置される第2マルチレンズ面71Bと、を備える。光学素子71において、光線束BLは、第1マルチレンズ面71Aに対して入射され、第2マルチレンズ面71Bから射出される。第1マルチレンズ面71Aのm個の領域Rのそれぞれは、n個の第1セル711を有している。
第6変形例においては、m=9であり、n=4である。すなわち、第1マルチレンズ面71Aの9個の領域Rのそれぞれは、4個の第1セル711を有している。各領域Rが有する4個の第1セル711は、2行2列にアレイ状に配置されている。したがって、第1マルチレンズ面71Aは、全体として36個の第1セル711が6行6列にアレイ状に配置された構成を有する。第2マルチレンズ面71Bは、上記実施形態と同様である。
第6変形例においては、各領域Rが有する4個の第1セル711のうち、1個の第1セル711と第2セル712との間の距離N1は、他の3個の第1セル711と第2セル712との間の距離N2よりも長い。そのため、当該1個の第1セル711と第2セル712の焦点面との距離は、他の3個の第1セル711と第2セル712の焦点面との距離よりも長い。なお、1個の第1セル711の曲率と、他の3個の第1セル711の曲率とは、互いに同じであってもよいし、互いに異なっていてもよい。
これにより、第6変形例の光学素子71の場合、図19に示すように、上記の第1マルチレンズ面71Aの構成が反映されて、被照明対象上においては、全体の照射領域Mが4個の部分照射領域M3,M4に分割されるとともに、4個の部分照射領域M3,M4のうち、1個の部分照射領域M3の面積が他の3個の部分照射領域M4の面積よりも小さくなり、1個の部分照射領域M3のみ、隣り合う照射領域M4との隙間が大きくなる。このように、複数の部分照射領域のうち、一部の部分照射領域の面積のみを他の部分照射領域の面積と異ならせることも可能である。
なお、本発明の技術範囲は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば上記実施形態では、本発明の一つの態様の光学素子を、光源装置の波長変換素子および拡散反射素子を照明するための部材として適用した例を挙げたが、この構成に代えて、例えば図2に示したインテグレーター光学系31に適用してもよい。
この場合、光学素子の被照明対象は、図1に示すプロジェクター1を構成する光変調装置4B,4G,4Rである。光変調装置4B,4G,4Rを互いに離間した複数の部分照射領域によって照明する技術的な意義として、例えばスクリーン上に複数のウィンドウを投写する場合などが考えられる。その場合、光変調装置の有効表示領域内に複数の画像形成領域が設けられ、複数の画像形成領域以外の領域では画像を形成しないため、この領域には照明光が照射されなくても支障がない。または、本発明の一つの態様の光学素子は、複数のウィンドウを投写する場合に限らず、一つのウィンドウ内に明表示領域と暗表示領域とが分離した画像を表示する場合などにも適用が可能である。このように、本発明の一つの態様の光学素子をプロジェクターのインテグレーター光学系に適用することにより、不要な領域を照明することがなく、照明光の利用効率が高いプロジェクターを実現することができる。
また、第2実施形態においては、第1レンズアレイおよび第2レンズアレイの少なくとも一方が保持部材の延在方向に沿って移動可能とされ、第2セルの焦点面位置を調整できる構成を示したが、第1レンズアレイおよび第2レンズアレイは、必ずしも保持部材の延在方向に沿って移動可能とされていなくてもよい。例えば第2セルの焦点面の位置が適宜調整された後、第1レンズアレイおよび第2レンズアレイが保持部材に対して固定され、それ以降は第1レンズアレイおよび第2レンズアレイが移動できない構成であってもよい。
また、第3実施形態および第4実施形態においては、第1レンズアレイと第2レンズアレイとが一体の部材で構成されていたが、第1レンズアレイと第2レンズアレイとが別体で構成されていてもよい。
また、上記実施形態では、本発明の一つの態様の光学素子を、光源から射出される光を偏光分離素子で2つの光束に分岐し、一方の光束を波長変換素子に入射させ、他方の光束を拡散反射素子に入射させ、波長変換素子から射出される蛍光と拡散反射素子から射出される青色光とを偏光分離素子で合成する形態の照明装置に適用する例を示した。この構成に代えて、本発明の一つの態様の光学素子を、光源から射出される青色光を波長変換素子に入射させ、一部の青色光を励起光として用い、励起光として寄与しない他の一部の青色光を後方散乱させ、波長変換素子から射出される蛍光と青色光とを取り出す形態の照明装置に適用してもよい。
また、上記実施形態では、回転可能とされていない固定型の波長変換素子の例を挙げたが、本発明の一つの態様は、モーターによって回転可能とされた波長変換素子を有する光源装置にも適用が可能である。また、回転可能とされていない固定型の拡散反射素子の例を挙げたが、本発明の一つの態様は、モーターによって回転可能とされた拡散反射素子を有する光源装置にも適用が可能である。
また、上記実施形態では、本発明の一つの態様の光学素子を、液晶ライトバルブを用いたプロジェクターに搭載した例を示したが、これに限られない。本発明の一つの態様の光学素子を、光変調装置としてデジタルマイクロミラーデバイスを用いたプロジェクターに適用してもよい。また、プロジェクターは、複数の光変調装置を有していなくてもよく、1つの光変調装置のみを有していてもよい。
その他、光源装置およびプロジェクターを構成する各構成要素の数、配置、形状および材料等の具体的な構成は、上記実施形態に限らず、適宜変更が可能である。
また、上記実施形態では、本発明の一つの態様の光源装置をプロジェクターに適用した例を示したが、これに限られない。本発明の一つの態様の光源装置は、照明器具や自動車のヘッドライト等の光源装置に適用することができる。この場合、この種の光源装置は、光源と、本発明の一つの態様の光学素子と、光学素子から射出される光の照度を調整するための光変調素子と、を備えていてもよい。
本発明の一つの態様の光学素子は、以下の構成を有していてもよい。
本発明の一つの態様の光学素子は、m個の領域がアレイ状に配置される第1マルチレンズ面と、前記m個の領域に対応して、m個の第2セルがアレイ状に配置される第2マルチレンズ面と、を備え、前記第1マルチレンズ面に対して光が入射され、前記第2マルチレンズ面から前記光が射出され、前記第1マルチレンズ面の前記m個の領域のそれぞれは、n個の第1セルを有し、前記m個の第2セルの焦点面は、前記n個の第1セルよりも射出側に位置し、前記mは、2以上の自然数であり、前記nは、2以上の自然数である。
本発明の一つの態様の光学素子は、前記光が入射される第1面と、前記第1面から入射される前記光が射出される第2面と、を有するレンズアレイを備え、前記第1マルチレンズ面が前記第1面から構成され、前記第2マルチレンズ面が前記第2面から構成されていてもよい。
本発明の一つの態様の光学素子において、前記光の進行方向における前記第1マルチレンズ面に対する前記m個の第2セルの焦点面の位置が可変であってもよい。
本発明の一つの態様の光学素子において、前記光の進行方向における前記第1マルチレンズ面と前記第2マルチレンズ面との間の距離が可変であってもよい。
本発明の一つの態様の光学素子は、前記光が入射される第3面と、前記第3面から入射される前記光が射出される第4面と、を有する第1レンズアレイと、前記第4面から射出される前記光が入射される第5面と、前記第5面から入射される前記光が射出される第6面と、を有する第2レンズアレイと、前記第1レンズアレイと前記第2レンズアレイとを保持する保持部材と、を備え、前記第1マルチレンズ面が前記第3面または前記第4面から構成され、前記第2マルチレンズ面が前記第5面または前記第6面から構成され、前記光の進行方向における前記第1レンズアレイと前記第2レンズアレイとの間の距離が可変であってもよい。
本発明の一つの態様の光学素子において、前記m個の第2セルの各々の曲率が可変であってもよい。
本発明の一つの態様の光学素子において、前記第1マルチレンズ面と前記第2マルチレンズ面との間に配置される透光性材料の屈折率が可変であってもよい。
本発明の一つの態様の光源装置は、以下の構成を有していてもよい。
本発明の一つの態様の光源装置は、光を射出する光源と、前記光源から射出される光が入射される本発明の一つの態様の光学素子と、を備える。
本発明の一つの態様の光源装置は、励起光を射出する光源と、前記光源から射出される前記励起光が入射される本発明の一つの態様の光学素子と、前記光学素子から射出される前記励起光が入射され、前記励起光を波長変換して蛍光を射出する波長変換素子と、を備える。
本発明の一つの態様の光源装置は、光を射出する光源と、前記光源から射出される光が入射される本発明の一つの態様の光学素子と、前記光学素子から射出される光を変調する光変調素子と、を備える。
本発明の一つの態様の画像表示装置は、以下の構成を有していてもよい。
本発明の一つの態様の画像表示装置は、光を射出する光源と、前記光源から射出される光が入射される本発明の一つの態様の光学素子と、前記光学素子から射出される光を画像情報に応じて変調する光変調装置と、を備える。
本発明の一つの態様のプロジェクターは、以下の構成を有していてもよい。
本発明の一つの態様のプロジェクターは、本発明の一つの態様の光源装置と、前記光源装置から射出される光を画像情報に応じて変調する光変調装置と、前記光変調装置によって変調される光を投写する投写光学装置と、を備える。
1…プロジェクター、4B,4G,4R…光変調装置、6…投写光学装置、20…光源装置、21…光源、24,50,55,63,69,71…光学素子、24A,50A,55A,63A,69A,71A…第1マルチレンズ面、24B,50B,55B,63B,69B,71B…第2マルチレンズ面、27…レンズアレイ、27a…第1面、27b…第2面、40…波長変換素子、51…第1レンズアレイ、51a…第3面、51b…第4面、52…第2レンズアレイ、52a…第5面、52b…第6面、53…保持部材、67…透光性材料、241,501,551,631,691,711…第1セル、242,502,552,632,692,712…第2セル、BL…光線束(光)、F…焦点面、N…光の進行方向における第1マルチレンズ面と第2マルチレンズ面との間の距離、R…領域。

Claims (12)

  1. m個の領域がアレイ状に配置される第1マルチレンズ面と、
    前記m個の領域に対応して、m個の第2セルがアレイ状に配置される第2マルチレンズ面と、
    を備え、
    前記第1マルチレンズ面に対して光が入射され、
    前記第2マルチレンズ面から前記光が射出され、
    前記第1マルチレンズ面の前記m個の領域のそれぞれは、n個の第1セルを有し、
    前記m個の第2セルの焦点面は、前記n個の第1セルよりも射出側に位置し、
    前記mは、2以上の自然数であり、
    前記nは、2以上の自然数である、光学素子。
  2. 前記光が入射される第1面と、前記第1面から入射される前記光が射出される第2面と、を有するレンズアレイを備え、
    前記第1マルチレンズ面が前記第1面から構成され、
    前記第2マルチレンズ面が前記第2面から構成される、請求項1に記載の光学素子。
  3. 前記光の進行方向における前記第1マルチレンズ面に対する前記m個の第2セルの焦点面の位置が可変である、請求項1に記載の光学素子。
  4. 前記光の進行方向における前記第1マルチレンズ面と前記第2マルチレンズ面との間の距離が可変である、請求項3に記載の光学素子。
  5. 前記光が入射される第3面と、前記第3面から入射される前記光が射出される第4面と、を有する第1レンズアレイと、
    前記第4面から射出される前記光が入射される第5面と、前記第5面から入射される前記光が射出される第6面と、を有する第2レンズアレイと、
    前記第1レンズアレイと前記第2レンズアレイとを保持する保持部材と、
    を備え、
    前記第1マルチレンズ面が前記第3面または前記第4面から構成され、
    前記第2マルチレンズ面が前記第5面または前記第6面から構成され、
    前記光の進行方向における前記第1レンズアレイと前記第2レンズアレイとの間の距離が可変である、請求項4に記載の光学素子。
  6. 前記m個の第2セルの各々の曲率が可変である、請求項3に記載の光学素子。
  7. 前記第1マルチレンズ面と前記第2マルチレンズ面との間に配置される透光性材料の屈折率が可変である、請求項3に記載の光学素子。
  8. 光を射出する光源と、
    前記光源から射出される光が入射される請求項1から請求項7までのいずれか一項に記載の光学素子と、
    を備える、光源装置。
  9. 励起光を射出する光源と、
    前記光源から射出される前記励起光が入射される請求項1から請求項7までのいずれか一項に記載の光学素子と、
    前記光学素子から射出される前記励起光が入射され、前記励起光を波長変換して変換光を射出する波長変換素子と、
    を備える、光源装置。
  10. 光を射出する光源と、
    前記光源から射出される光が入射される請求項1から請求項7までのいずれか一項に記載の光学素子と、
    前記光学素子から射出される光を変調する光変調素子と、
    を備える、光源装置。
  11. 光を射出する光源と、
    前記光源から射出される光が入射される請求項1から請求項7までのいずれか一項に記載の光学素子と、
    前記光学素子から射出される光を画像情報に応じて変調する光変調装置と、
    を備える、画像表示装置。
  12. 請求項8から請求項10までのいずれか一項に記載の光源装置と、
    前記光源装置から射出される光を画像情報に応じて変調する光変調装置と、
    前記光変調装置によって変調される光を投写する投写光学装置と、
    を備える、プロジェクター。
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