JP2013535018A - 偏光投影光照射器 - Google Patents

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Abstract

本開示は、一般に光学素子、光学素子を含む光投影機、及び光学素子を含む画像投影機に関する。詳細には、光学素子は、「フライアイアレイ」(FEA)などの小型レンズアレイを使用して光を均質化することにより改善された光の均一性を提供する。FEAは、非偏光入力光が単一偏光状態に変換された後、偏光合成光を均質化するように配置される。
【選択図】図3

Description

(関連出願の相互参照)
本願は、2010年1月6日に出願された米国特許出願第61/292574号「Compact Optical Integrator」(代理人整理番号65902US002号)、並びに本願と同一日付で出願された「Compact Illuminator」(代理人整理番号66360US002号)及び「Fly Eye Integrator Polarization Converter」(代理人整理番号66247US002号)の米国特許出願に関連し、これらの特許出願は参照によって本明細書に引用される。
スクリーン上に画像を投影するために使用される投影システムは、種々の色を有する発光ダイオード(LED)などの多色光源を使用して、照射光を生成することができる。光を合成し、LEDから画像表示装置に移動させるために、いくつかの光学素子がLEDと画像表示装置との間に配置される。画像表示装置は、様々な方法を使用して光に画像を与えることができる。例えば、画像表示装置は、透過型又は反射型液晶ディスプレイと同様に偏光を使用してもよい。
画像を画面上に投影するために使用される、更に他の投影システムは、Texas Instrument’s Digital Light Processor(DLP(登録商標))ディスプレイに使用されるアレイなどのデジタルマイクロミラー(DMM)アレイから像様反射するように構成される、白色光を使用することができる。DLP(登録商標)ディスプレイでは、デジタルマイクロミラーアレイ内の個々の鏡は、投影される画像の個々のピクセルを表す。入射光が投影される光学経路に方向付けられるように、対応する鏡が傾斜される際、ディスプレイのピクセルは照明される。光学経路内に定置される回転カラーホイールは、反射される白色光がフィルター処理されて、ピクセルに対応する色を投影するように、デジタルマイクロミラーアレイからの光の反射に対して時間調節される。次いで、デジタルマイクロミラーアレイは、次の所望のピクセル色に切り替えられ、プロセスは、投影されるディスプレイ全体が、連続して照明されるように見えるほど高速で継続される。デジタルマイクロミラー投影システムは、より少ないピクセル化されたアレイコンポーネントを必要とし、これは、結果として、より小さな寸法の投影機をもたらすことができる。
画像輝度は、投影システムの重要なパラメータである。色光源の輝度、及び光を収集し、合成し、均質化し、また画像表示装置へと伝送する効率性は、全て輝度に影響を及ぼす。現代のプロジェクタシステムのサイズは小型化するに従い、色光源によって生成される熱を、小さなプロジェクタシステム内に消散可能である低レベルに保ちながら、同時に、適切な出力輝度レベルを維持する必要がある。より効率的に複数の色光を合成して、光源が電力を過度に消費することなく適切な輝度レベルの光出力を供給する光合成システムが必要とされている。
このような電子投影機は、画面に投影される光の輝度及び色の均一性を向上させるために、光線を光学的に均質化する装置を含むことが多い。2つの一般的な装置は、積分トンネル及びフライアイホモジナイザー(fly’s eye homogenizer)である。フライアイホモジナイザーは、非常に小型であり得るため、一般的に使用される装置である。積分トンネルは、均質化においてより効率的であり得るが、一般に中空のトンネルは、多くの場合に高さ又は幅のいずれか大きい方の5倍の長さを必要とする。中実のトンネルは、屈折作用のために中空のトンネルより長いことが多い。
超小型及び比較的小型の投影機は、光インテグレータ又はホモジナイザーの使用可能なスペースが限られている。しかしながら、これらの投影機に使用される光学装置(色合成器及び偏光変換器など)から効率的かつ均一な光出力を得るには、小型で効率的なインテグレータが必要なことがある。
本開示は、一般に光学素子、光学素子を含む光投影機、及び光学素子を含む画像投影機に関する。詳細には、光学素子は、「フライアイアレイ(fly-eye array)」(FEA)などの小型レンズアレイを使用して光を均質化することにより、改善された光の均一性を提供する。一態様では、本開示は、非偏光を受容して偏光を出力するよう配置された偏光変換器を含む光学素子を提供する。光学素子は、偏光を受容して集束偏光を出力するよう配置された第1の複数個のレンズを有する第1の小型レンズアレイを更に含む。光学素子は、集束偏光を受容して発散偏光を出力するよう配置された第2の複数個のレンズを有する第2の小型レンズアレイを更に含む。第1の小型レンズアレイ及び第2の小型レンズアレイは、モノリシックアレイであり、第1の複数個のレンズの第1のレンズの光軸と一致する偏光光線は、第2の複数個のレンズの第2のレンズの光軸と一致する。
別の態様では、本開示は、第1の非偏光光源及び第2の非偏光光源と、第1の非偏光光源及び第2の非偏光光源から合成非偏光を出力するよう配置された色合成器と、光学素子とを含む、光投影機を提供する。光学素子は、合成非偏光を受容して偏光を出力するよう配置された偏光変換器と、偏光を受容して集束偏光を出力するよう配置された第1の複数個のレンズを有する第1の小型レンズアレイと、集束偏光を受容して発散偏光を出力するよう配置された第2の複数個のレンズを有する第2の小型レンズアレイとを含む。第1の小型レンズアレイ及び第2の小型レンズアレイは、モノリシックアレイであり、第1の複数個のレンズの第1のレンズの光軸と一致する偏光光線は、第2の複数個のレンズの第2のレンズの光軸と一致する。
更に別の態様では、本開示は、第1の非偏光光源及び第2の非偏光光源と、第1の非偏光光源及び第2の非偏光光源から合成非偏光を出力するよう配置された色合成器と、光学素子と、発散偏光に画像を付与するよう配置された空間光変調器と、投影光学系とを含む、画像投影機を提供する。光学素子は、合成非偏光を受容して偏光を出力するよう配置された偏光変換器と、偏光を受容して集束偏光を出力するよう配置された第1の複数個のレンズを有する第1の小型レンズアレイと、集束偏光を受容して発散偏光を出力するよう配置された第2の複数個のレンズを有する第2の小型レンズアレイとを含む。第1の小型レンズアレイ及び第2の小型レンズアレイは、モノリシックアレイであり、第1の複数個のレンズの第1のレンズの光軸と一致する偏光光線は、第2の複数個のレンズの第2のレンズの光軸と一致する。
上記の概要は、本発明の開示されるそれぞれの実施形態又は全ての実現形態を説明することを目的としたものではない。以下の図面及び詳細な説明により、例示的実施形態をより詳細に例示する。
本明細書の全体を通じ、同様の参照符合が同様の要素を示す添付の図面を参照されたい。
画像投影機の概略図。 光学素子の概略断面図。 光学素子の概略断面図。 偏光変換器の概略断面図。 図面の縮尺は必ずしも正確ではない。図面で用いられる同様の番号は、同様の構成要素を示すものとする。しかしながら、特定の図中のある要素を示す数字の使用は、同じ数字によって示される別の図中のその要素を限定するものではないことは理解されよう。
本開示は、一般に画像投影機に関し、詳細には「フライアイアレイ」(FEA)などの小型レンズアレイを使用して光を均質化することにより、光の均一性を向上させる画像投影機に関する。特定の一実施形態では、小型の偏光照射システムは、偏光変換システム(PCS)と成形モノリシックフライアイアレイ(FEA)インテグレータとを含む。偏光変換器と低複屈折モノリシックFEAとの組み合わせは、小型システムに高効率と良好な均一性の両方を同時にもたらすことができる。FEAインテグレータは、2つの対向する表面上に成形された凸レンズのアレイを含み、その結果、PCSに入る非偏光の約85%超が単一偏光でFEAを出る。
LCoSを用いた携帯型投影システムは、低価格で高解像度のLCoSパネルの有用性のために一般的になってきている。LED照射LCoS投影機の素子のリストには、LED光源、任意の色合成器、任意の先行偏光システム、リレー光学系、PBS、LCoSパネル、及び投影レンズユニットが挙げられ得る。LCoSを用いた投影システムの場合、投影機の効率及びコントラストは、PBSに入る光の偏光度に直接関連する。少なくともこの理由のために、反射/再循環光学系(reflection/recycling optic)又は偏光変換光学素子のいずれかを使用する先行偏光システムが多くの場合に必要とされる。
偏光ビームスプリッタ及び二分の一波長位相差板を使用する偏光変換方式は、PBSに偏光を供給するのに最も効率的な方法の1つである。偏光変換光を用いる1つの問題は、空間不均一性に難点があり、表示画像にアーティファクトをもたらし得ることである。したがって、偏光変換器を使用するシステムでは、均質化システムが望まれる。
従来の投影システムでは、空気間隙で分離された一対の薄型ガラス製マイクロレンズアレイプレートで構成されるFEAを使用して光を均質化することが一般的である。手持ち式投影機では、このような対にしたFEAシステムは、より厚く、位置合わせの許容度がより厳しいという欠点を典型的に有する。
より最近では、単一素子のモノリシック成形プラスチック又はガラス製FEAユニットが、非常に小型の投影システムに採用されている。しかしながら、このような成形モノリシックユニットは、典型的に最大複屈折が50nm以上であり、遅延及び光軸配向の変動が高く、それ自体では非偏光を均質化するために使用されるだけである。高効率の偏光変換器に続いて低複屈折の単一モノリシック素子を使用することにより、高い光学効率、良好な画像均一性、及び小型サイズを同時に達成することができる。
特定の一実施形態では、画像投影機の光照射器は、放射される非偏光を偏光変換器に誘導する光源を含む。偏光変換器は、光を各偏光状態の2つの経路に分離する。2つの偏光状態のそれぞれの経路長はほぼ等しく、偏光光線はモノリシックFEAインテグレータを通過する。モノリシックFEAインテグレータは、光線を発散させることができ、次に光線は、例えば、光線に画像を付与するための空間光変調器と、画像を画面に表示するための投影光学系とを使用することにより、更なる処理に誘導される。
場合によっては、光投影機は、非偏光光源(例えば、発光ダイオード(LED)又は放電光)、偏光選択素子、第1の偏光空間変調器、及び第2の偏光選択素子を使用する。第1の偏光選択素子は、非偏光光源から放射された光の50%を受け入れないため、偏光選択性投影機は、多くの場合に非偏光装置より効率が低いことがある。
偏光選択性投影機の効率を向上させる1つの手法は、光源と第1の偏光選択素子との間に偏光変換器を加えることである。一般に、当該技術分野において使用される偏光変換器の設計には2つの方法がある。第1の方法は、光源から放射される光を部分的に平行化し、部分的に平行化した光線にレンズのアレイを通過させ、各焦点に偏光変換器のアレイを配置することである。偏光変換器は、偏光選択性傾斜フィルム(例えば、マクニール偏光子、ワイヤグリッド偏光子、又は複屈折光学フィルム偏光子)を有する偏光ビームスプリッタを典型的に有し、反射された偏光は傾斜鏡により反射され、その結果、反射光線は傾斜偏光選択性フィルムにより透過された光線に平行に伝搬する。偏光光線の一方又は他方のいずれかが二分の一波長位相差板を通過し、その結果、両方の光線が同じ偏光状態を有する。
単一偏光状態を有する光線に非偏光光線を変換する別の手法は、光線全体に傾斜偏光選択子を通過させることであり、分離した光線は、単一偏光状態を放射するように鏡及び二分の一波長位相差板により調整される。偏光変換器を使用して偏光選択性空間光変調器を直接照射すると、照度及び色の不均一性がもたらされることがある。
特定の一実施形態では、偏光変換器は、投影システムで光を均質化するためにフライアイアレイを組み込むことができる。偏光変換器の出力側はモノリシックFEAを含み、光を均質化する。モノリシックFEAの入力側及び出力側は同数のレンズを含み、出力側の各レンズは、入力側の対応するレンズのほぼ焦点に芯合わせされる。レンズは、円柱形、両凸面形、球面形、又は非球面形であってもよいが、多くの場合に球面レンズが好ましいことがある。フライアイインテグレータ及び偏光変換器は、投影機の照度及び色の不均一性を著しく向上させることができる。
モノリシックFEAのレンズは、プラスチックレンズを第1のフィルム上に微小複製することにより製造されてもよく、第2のフィルム上に微小複製されたプラスチックレンズに対して切断、位置合わせ、及び接着されてもよい。別の代替法は、一方又は両方の小型レンズアレイを単一ユニットとしてガラス又はプラスチックから成形し、介在フィルムなしに共に接着することである。小型レンズアレイは、円柱レンズなどの単軸レンズ、又は球面レンズなどの2つの屈折軸を有するレンズから製造されてもよい。モノリシックFEAの入力面及び出力面のそれぞれのレンズ数は、単一レンズから、レンズの一次元アレイ、レンズの二次元アレイまでの範囲であってもよい。特定の一実施形態では、モノリシックFEAの入力面及び出力面のそれぞれは、球面レンズの矩形アレイ、例えば、5×5アレイ〜20×20アレイ、又はそれ以上の範囲の寸法を有する正方形アレイを含んでいてもよい。一般に、より大きなレンズアレイは、アレイ間の隔離距離を減らすことができ、その結果、投影システムの寸法全体を減らすことができる。
場合によっては、折り畳んだフライアイアレイにより照射光を均質化してもよい。折り畳んだフライアイアレイは、第1の小型レンズアレイ、折り畳み鏡、及び第2の小型レンズアレイで形成されていてもよく、第2の小型レンズアレイを構成するレンズは、第1の小型レンズアレイを構成するレンズのほぼ焦点に位置する。
図1は、本開示の一態様による画像投影機100の概略図を示す。画像投影機100は、合成光出力124を均質化偏光変換器モジュール130に導入できる色合成器モジュール110を含み、合成光出力124は、変換されて、均質化偏光変換器モジュール130を出て画像生成器モジュール150に入る均質化偏光145になる。画像生成器モジュール150は、投影モジュール170に入る撮像された光165を出力し、撮像された光165は投影される撮像光180になる。
一態様では、色合成器モジュール110は、コリメート光学系118を通って色合成器120に入る、異なる波長スペクトル入力光源112、114、及び116を含む。色合成器120は、異なる波長スペクトル光を含む合成光出力124を生成する。本開示での使用に好適な色合成器モジュール110には、例えば、国際公開第2009/085856号、表題「Light Combiner」、同第2009/086310号、表題「Light Combiner」、同第2009/139798号、表題「Optical Element and Color Combiner」、同第2009/139799号、表題「Optical Element and Color Combiner」、並びに同時係属中の国際公開出願第2009/062939号、表題「Polarization Converting Color Combiner」、同第2009/063779号、表題「High Durability Color Combiner」、同第2009/064927号、表題「Color Combiner」、及び同第2009/064931号、表題「Polarization Converting Color Combiner」に記載されているものが挙げられる。
一態様では、受容される入力光源112、114、116は非偏光であり、合成光出力124も非偏光である。合成光出力124は、1つを超える波長スペクトル光を含む、合成された多色光であってよい。合成光出力124は、受光された光のそれぞれの時系列出力であってもよい。一態様では、異なる波長スペクトル光のそれぞれは、異なる色光(例えば、赤色、緑色、及び青色)に相当し、合成光出力は白色光、又は時系列の赤色、緑色、及び青色の光である。本明細書に提供される説明のために、「色光」及び「波長スペクトル光」は、両方とも、人間の目に可視的である場合に、特定の色と関連付けられ得る波長スペクトル範囲を有する光を意味することが意図される。より一般的な「波長スペクトル光」という用語は、可視光、及び例えば、赤外光を含む、他の波長スペクトルの光の両方を指す。
一態様によると、各入力光源(112、114、116)は、1つ以上の発光ダイオード(LED)を含む。様々な光源、例えば、レーザー、半導体レーザー、有機LED(OLED)、及び適切な集光器又は反射体を備えた超高圧(UHP)ハロゲンランプ又はキセノンランプなどの非固体光源を使用することができる。本発明で有用な光源、光コリメータ、レンズ、及び光インテグレータは、例えば、公開された米国特許出願公開第2008/0285129号に更に記載されており、この開示は、その全体が本明細書に含まれる。
一態様では、均質化偏光変換器モジュール130は、非偏光合成光出力124を均質化偏光145に変換できる偏光変換器140を含む。均質化偏光変換器モジュール130は、均質化偏光145として均質化偏光変換器モジュール130を出る、合成光出力124を均質化してその均一性を向上させ得る、レンズのモノリシックアレイ101(例えば、他の箇所に記載のレンズのモノリシックFEA)を更に含んでいてもよい。
一態様では、画像生成器モジュール150は、協働して均質化偏光145を撮像された光165に変換する、偏光ビームスプリッタ(PBS)156、代表的な撮像光学系152、154、及び空間光変調器158を含む。好適な空間光変調器(すなわち画像生成器)は、例えば、前述の米国特許第7,362,507号(Duncanら)、同第7,529,029号(Duncanら)、米国特許出願公開第2008−0285129−A1号(Magarillら)、及び国際公開第2007/016015号(Duncanら)に記載されている。特定の一実施形態では、均質化偏光145は、FEAの各レンズから生じる発散光である。撮像光学系152、154、及びPBS 156を通過した後、均質化偏光145は、空間光変調器を均一に照射する撮像光160になる。特定の一実施形態では、FEAの各レンズからの各発散光線束は、個々の発散光線束が互いに重なり合うように空間光変調器158の主要部分を照射する。
一態様では、投影モジュール170は、撮像された光165を投影光180として投影するのに使用可能な、代表的な投影光学系172、174、176を含む。好適な投影光学系172、174、176は既述であり、当業者にはよく知られている。
図2は、本開示の一態様による光学素子200の概略側面図を示す。光学素子200は、図1に示されるような画像投影機100の均質化偏光変換器モジュール130として使用され得る。光学素子200は、偏光変換器220、第1の小型レンズアレイ210、及び第2の小型レンズアレイ230を含む。第1の小型レンズアレイ210及び第2の小型レンズアレイ230のそれぞれは、当該技術分野において既知のように、「フライアイアレイ」(すなわちFEA)と呼ばれることがある。場合によっては、第1の小型レンズアレイ210及び第2の小型レンズアレイ230のそれぞれは、集束(すなわち正の)力を含んでいてもよい。第1の小型レンズアレイ210及び第2の小型レンズアレイ230は、厚さ「t」を有するモノリシックFEA 201を共に形成し、第1の小型レンズアレイ210と第2の小型レンズアレイ230との間に任意の中心基材214を含むことができる。一般に、厚さ「t」は、偏光変換器220の寸法全体に応じて、約10mm、約6mm、若しくは約4mm、又は更には約4mm未満であってもよい。非偏光250(図1に示される非偏光合成光出力124など)は、偏光変換器220に入り、第1の発散p偏光260a及び第2の発散p偏光260bとしてモノリシックFEA 201を出る。一般に、非偏光合成光250の各偏光状態の経路長は、以下の説明から分かるように、光学素子200を介して本質的に同じである。
偏光変換器220は、後述のように、非偏光250を受容して、第1の発散p偏光260a及び第2の発散p偏光260bを出力するよう配置される。偏光変換器220は、第1及び第2の面223及び228を有する第1のプリズム222、第3及び第4のp面221及び227を有する第2のプリズム224、並びに第2の面228(第1のプリズム222と共通)、第5の面225、及び対角面229を有する第3のプリズム226を含む。反射偏光子240は、第1及び第2のプリズム222、224の間で対角面上に配置される。
反射偏光子240は、マクニール偏光子、ワイヤグリッド偏光子、多層光学フィルム偏光子、又は、コレステリック液晶偏光子のような円偏光子などの任意の既知の反射偏光子であることができる。一実施形態によると、多層光学フィルム偏光子は、好ましい反射型偏光子であることができる。一般に、反射偏光子240は、デカルト反射偏光子であっても、非デカルト反射偏光子であってもよい。非デカルト反射偏光子には、マクニール偏光子など、無機誘電体の逐次堆積によって生成されるものなどの多層無機フィルムを挙げることができる。デカルト反射偏光子は、偏光軸方向を有し、これには、ワイヤグリッド偏光子、及び多層ポリマー積層体を押出成形し、続いて延伸することによって形成することができるものなどのポリマー多層光学フィルムの両方が挙げられる。一実施形態では、反射偏光子240は、1つの偏光軸が第1の偏光方向に対して平行であり、第2の偏光方向に対して垂直になるように調整される。一実施形態では、第1の偏光方向はs偏光方向であってもよく、第2の偏光方向はp偏光方向であってもよい。
デカルト反射偏光子フィルムは、完全に平行ではなく、かつ中心光線軸から逸脱又は歪曲している入力光線を通過させる能力を有する、偏光ビームスプリッタを提供する。デカルト反射偏光子フィルムには、誘電体又はポリマー材料の多層を含む、ポリマー多層光学フィルムを挙げることができる。誘電体フィルムを使用することによって、光の減衰が低く、光を通過させる効率が高いという利点を有することができる。多層光学フィルムには、米国特許第5,962,114号(Jonzaら)又は同第6,721,096号(Bruzzoneら)に記載されるものなどのポリマー多層光学フィルムを挙げることができる。
偏光変換器220は、第4の面227上に配置された四分の一波長位相差板242及び広帯域鏡244を含む、偏光回転反射器を更に含む。偏光回転反射器は、他の文献、例えば、国際公開第2009/085856号(Englishら)に記載されている。偏光回転反射器は、成分及び偏光回転反射器内でのそれらの配向によって、光の伝搬方向を反対にし、偏光成分の大きさを変化させる。偏光回転反射器は、一般に反射器と位相差板とを含む。一実施形態では、反射器は、反射によって光の透過を阻止する広帯域鏡であってもよい。八分の一波長位相差板、四分の一波長位相差板などの位相差板は、いずれの所望の遅延も提供することができる。本明細書に記載される実施形態では、四分の一波長位相差板及び関連反射器を使用することが有利である可能性がある。直線偏光は、45°の角度に調整された四分の一波長位相差板を、光偏光軸に通過する際、円偏光に変化される。反射偏光子及び四分の一波長位相差板/反射器からの反射により、偏光変換器から効率的な光出力がもたらされる。対照的に、直線偏光は、他の位相差板及び配向を通過する際、s偏光とp偏光との間の途中の偏光状態(楕円形又は直線形のいずれか)に変えられ、結果として、偏光変換器のより低い効率をもたらす可能性がある。
好ましくは、四分の一波長位相差板242は、第1の偏光方向に対して+/−45°に調整される四分の一波長偏光方向を含む。いくつかの実施形態では、四分の一波長偏光方向は、第1の偏光方向に対して、任意の度数の配向、例えば、反時計方向に90°から時計方向に90°に調整されることができる。円偏光は、直線偏光が四分の一波長位相差板を通過する際、偏光方向に対して非常によく調整されるという結果をもたらすため、記載されるように、位相差板を約+/−45°で配向することが有利である可能性がある。四分の一波長位相差板の他の配向は、鏡からの反射を受けて、p偏光に完全に変換されていないs偏光、及び、s偏光に完全に変換されていないp偏光をもたらす可能性があり、結果として、他の箇所に記載されるように効率を低減する。
第2の広帯域鏡246は、第3のプリズム226の対角面229に隣接して配置される。プリズム、反射偏光子、四分の一波長位相差板、鏡、及び任意の他のコンポーネントなどの偏光変換器のコンポーネントは、好適な光学接着剤によって共に固着することができる。コンポーネントを共に固着するために使用される光学接着剤は、光合成器で使用されるプリズムの屈折率より低い屈折率を有することができる。完全に共に固着された偏光変換器は、組み立て中、取り扱い中、及び使用中に調整安定性などの利点を提供する。
特定の一実施形態によると、プリズム面221、223、225、227、229は、プリズム222、224、及び226の屈折率「n」未満の屈折率「n」を有する物質と接触している、研磨された外表面である。別の実施形態によると、偏光変換器220の外面のすべて(図示されない端面を含む)は、研磨された面であり、これは、偏光変換器220内での斜光線のTIRを提供する。研磨された外表面は、プリズム222、224、及び226の屈折率「n」未満の屈折率「n」を有する物質と接触している。TIRは、特に偏光変換器220内に誘導された光が中心軸に沿って平行化されないとき、すなわち入射光が集束性又は発散性のいずれかであるとき、偏光変換器220内で光の利用を高める。
第1の小型レンズアレイ210は、第1のp偏光252を受容するよう配置された複数個のレンズの代表的な第1のレンズ212bと、第2のp偏光253を受容するよう配置された複数個のレンズの代表的な第2のレンズ212aとを含む。場合によっては、第1の小型レンズアレイ210の各レンズは、例えば、円柱レンズであってもよく、円柱の長軸が図2に示される断面図に垂直になるようにアレイに配置されてもよい。場合によっては、第1の小型レンズアレイ210の各レンズは、例えば、球面レンズであってもよく、矩形アレイに配置されてもよい。第1の小型レンズアレイ210の各レンズは、第1の光軸211と、典型的に平面である表面214とを有する。第1の小型レンズアレイ210は、ガラス若しくはポリマーから形成されてもよく、表面214と一致する基材を含んでいてもよく、又は代わりに単一材料から形成されたモノリシック小型レンズアレイであってもよい。
第2の小型レンズアレイ230は、第1の小型レンズアレイ及び第2の小型レンズアレイ230の両方の各レンズの光軸211が一致するよう配置された、代表的な第3のレンズ232a及び代表的な第4のレンズ232bを含む。場合によっては、第2の小型レンズアレイ230の各レンズは、例えば、円柱レンズであってもよく、円柱の長軸が図2に示される断面図に垂直になるようにアレイに配置されてもよい。場合によっては、第2の小型レンズアレイ230の各レンズは、例えば、球面レンズであってもよく、矩形アレイに配置されてもよい。第2の小型レンズアレイ230の各レンズは、光軸211に対して位置合わせされており、典型的に平面である表面214を有する。第2の小型レンズアレイ230は、ガラス若しくはポリマーから形成されてもよく、表面214と一致する基材を含んでいてもよく、又は代わりに単一材料から形成されたモノリシック小型レンズアレイであってもよい。一般に、第1の小型レンズアレイ210及び第2の小型レンズアレイ230は共に、他の箇所に記載するように、単一材料から形成され、モノリシックFEA 201を形成してもよい。一般に、第1の小型レンズアレイ210の各レンズ(例えば、第1のレンズ212)の焦点は、第2の小型レンズアレイ230の各レンズ(例えば、第2のレンズ232)の第1の主平面(principle plane)に配置される。
場合によっては、小型レンズアレイに高屈折率ガラスを使用してもよい。また、高屈折率含鉛ガラスは、望ましい低複屈折をもたらし得る低い応力光学コンポーネント(stress optical component)(SOC)を有する傾向がある。しかしながら、小型レンズの機能をガラスに成形するのは困難なことがある。このため、小型レンズアレイ構造には高分子材料が好ましく、例えば、ポリカーボネート(PC)、シクロオレフィンポリマー(COP)、シクロオレフィンコポリマー(COC)、及びポリメチルメタクリレート(PMMA)などのポリマーが挙げられる。代表的な高分子材料には、例えば、シクロオレフィン性高分子材料、例えば、Zeonex(登録商標)(例えば、E48R、330R、340R、480Rなど、Zeon Chemicals L.P.,Louisville,KYから入手可能);シクロオレフィンコポリマー、例えば、APL5514ML、APL5014DPなど(Mitsui Chemicals,Inc.JPから入手可能);ポリメチルメタクリレート(PMMA)材料、例えば、WF100(Mitsubishi Rayon Technologies,JPから入手可能)及びAcrypet(登録商標)VH001(Guangzhou Hongsu Trading Co.,Guangdong,CNから入手可能);並びにポリカーボネート、ポリエステル、又はポリフェニレンサルファイド材料が挙げられる。一般に、50nm未満、又は30nm未満、又は更には20nm未満の複屈折が好ましい(公称波長550nmにおいて)。
非偏光光線250は、第2のプリズム224の第3の面221を通って偏光変換器220に入り、反射偏光子240と交差し、第1のp偏光光線252と第1のs偏光光線251とに分割される。第1のp偏光光線252は、反射偏光子240を通過し、広帯域鏡246から反射し、第3のプリズム226の第5の面225を通って偏光変換器220を出る。第1のp偏光光線252は、第1の小型レンズアレイ210の第1のレンズ212bに入り、第1のp偏光発散光線260bとして第2の小型レンズアレイ230の第3のレンズ232bを出る。
第1のs偏光光線251は、反射偏光子240から反射し、第4の面227を通って第2のプリズムを出て、四分の一波長位相差板242を通過する際に円偏光集束光に変化し、広帯域鏡244から反射して円偏光の方向を変化させ、四分の一波長位相差板242を再度通過する際に第2のp偏光253になる。第2のp偏光集束光253は、反射偏光子240を通過し、第1のプリズム222の第1の面223を通って偏光変換器220を出る。第2のp偏光光線253は、第1の小型レンズアレイ210の第2のレンズ212aに入り、第2のp偏光発散光線260aとして第2の小型レンズアレイ230の第4のレンズ232aを出る。
場合によっては、四分の一波長位相差板242は、代わりに広帯域鏡244と反射偏光子240との間で反射偏光子240に隣接して配置されていてもよく(図示なし)、当業者には既知のように、偏光変換器220を介して同様の光路をたどることができる。場合によっては、四分の一波長位相差板242及び広帯域鏡244を含む偏光回転反射器は、代わりに第3の面221上に配置されていてもよく、非偏光入力光線250は、第4の面227を通って偏光変換器220に入ることができ、当業者には既知のように、偏光変換器220を介して同様の光路をたどることができる。
特定の一実施形態では、フライアイアレイ(FEA)を横断する光線に影響を与え得る複屈折作用の量を最小化するには、応力光学係数(SOC)が低くて薄いFEA材料を選択することが挙げられる。低いSOCは、基材の両面を対応する小型レンズアレイに構成/成形した後のFEAの基材で誘起複屈折が低いことを示す。低複屈折を達成する第2の観点は、基材材料内の光路を減らすことである。これには、焦点距離が短い小型レンズの設計が必要である。第1の小型レンズアレイの焦点は、第2の小型レンズアレイの主平面上に成形される。短い焦点距離は、各小型レンズ素子に小さな曲率半径をもたらす。結果として、各小型レンズ素子の口径を保つために、各小型レンズの横方向の寸法が典型的に縮小される(すなわち、力を加えなければ、アレイの平らな領域がない)。したがって、結果としてアレイ当たりの小型レンズの数が増え、光線の均質化を向上させることができる。
小型レンズの横方向の寸法を小さくすると、第1の小型レンズアレイの各小型レンズ素子の光軸を対応する第2の小型レンズアレイの小型レンズの光軸に位置合わせする高い精度が求められる。特定の一実施形態では、例えば、LED光照射器に使用されるFEAは、小型レンズの口径が約0.6mm×0.9mmであることがあり、典型的な機械的位置許容度の30〜50μmでは、位置合わせ不良による光のクロストークがひどくなるであろう。低複屈折のFEA素子の必要性から、小さくて薄い小型レンズ素子の設計が求められる。小さな小型レンズ素子では、所要の位置合わせ精度を保つモノリシックFEAの製造が求められる。薄い小型レンズ基材は、基材で誘起される同じ応力量の複屈折がほとんどないことを保証する。
図3は、本開示の一態様による光学素子400の概略側面図を示す。光学素子400は、図1に示されるような画像投影機100の均質化偏光変換器モジュール130として使用され得る。光学素子400は、偏光変換器420、第1の小型レンズアレイ410、及び第2の小型レンズアレイ430を含む。第1の小型レンズアレイ410及び第2の小型レンズアレイ430のそれぞれは、当該技術分野において既知のように、「フライアイアレイ」(すなわちFEA)と呼ばれることがある。第1の小型レンズアレイ410及び第2の小型レンズアレイ430は、厚さ「t」を有するモノリシックFEA 401を共に形成し、第1の小型レンズアレイ410と第2の小型レンズアレイ430との間に任意の中心基材414を含むことができる。
図3に示されている要素410〜446のそれぞれは、前述の、図2に示されている同じ参照数字の要素210〜246に対応している。例えば、図3の第3のプリズム426は図2の第3のプリズム226に対応する、などである。図3では、反射偏光子440の相対位置は、図2の反射偏光子240の位置から変更されており、その結果、非偏光入力光450の各成分の経路長は、図で分かるように、図3に示されている配置では異なっている。一般に、各偏光成分の経路長は好ましくは同じであるが、光学素子400は、均質化偏光変換器の別の実施形態として機能するであろう。
非偏光光線450は、第2のプリズム424の第3のプリズム面421を通って偏光変換器420に入り、反射偏光子440と交差し、第1のp偏光光線452と第1のs偏光光線453とに分割される。第1のp偏光光線452は、反射偏光子440を通過し、広帯域鏡446から反射し、第3のプリズム426の第1のプリズム面425を通って偏光変換器420を出る。第1のp偏光光線452は、次に二分の一波長位相差板448を通過して、第2のs偏光光線454へと変化する。第2のs偏光光線454は、第1の小型レンズアレイ410の第1のレンズ412bに入り、第2のs偏光発散光線460bとして第2の小型レンズアレイ430の第3のレンズ432bを出る。
第1のs偏光光線453は、反射偏光子440から反射し、第3のプリズム面423を通って第2のプリズム424を出る。第1のs偏光光線453は、第1の小型レンズアレイ410の第2のレンズ412aに入り、第1のs偏光発散光線260aとして第2の小型レンズアレイ430の第4のレンズ432aを出る。
図4は、本開示の特定の一実施形態による偏光変換器520の概略断面図を示す。偏光変換器520は、既に記載した偏光変換器のいずれか(例えば、光学素子200の偏光変換器220及び光学素子400の偏光変換器420)の代わりに使用され得る。簡略化のために、図5から小型レンズアレイを削除しており、偏光変換器520を通過する光の経路のみ記載している。ただし、図1の偏光変換器モジュール130は、図2〜3に記載のものと同様に、偏光変換器520といずれか付随の小型レンズアレイとを含むことは理解されるべきである。
図4に示されている要素520〜546のそれぞれは、前述の、図2に示されている同じ参照数字の要素220〜246に対応している。例えば、図4の第3のプリズム526は図2の第3のプリズム226に対応するなど、である。図4では、反射偏光子540の相対位置は、図2の反射偏光子240の位置から変更されており、その結果、非偏光入力光552の各成分の経路長は、図で分かるように、図4に示されている配置では異なっている。一般に、各偏光成分の経路長は好ましくは同じであるが、偏光変換器520は、均質化偏光変換器の別の実施形態として機能するであろう。
図4に示される特定の一実施形態では、第2のプリズム524は、プリズム面523の長さを延長する任意の伸長部分「P」を有する。プリズム面523の延長した長さは、例えば、2010年1月6日に出願された同時係属中の米国特許出願第61/292574号、表題「Compact Optical Integrator」(代理人整理番号65902US002号)に記載されるように、非偏光入力光552の経路長を増し、その結果、非偏光入力光552の均質化を向上させるのに役立ち得る。
特定の一実施形態では、偏光変換器520は、図4に示されるように、第1のプリズム522と第3のプリズム526との間に配置された二分の一波長位相差板548を含む。特定の一実施形態では、二分の一波長位相差板548は、代わりに図3に示される二分の一波長位相差板448と同様にプリズム面525に隣接して配置されてもよい。場合によっては、二分の一波長位相差板548は、透過光の偏光状態を反射光の偏光状態に変化させるように、反射偏光子540を通って透過される光の光路内のいずれの場所に配置されてもよい。特定の一実施形態では、二分の一波長位相差板は、プリズム面523、540、548、525、及び529のいずれに隣接して挿入されてもよい。
中央の非偏光光線552は、第1のプリズム面521に入り、反射偏光子540と交差し、透過されるp偏光光線562と反射される第1のs偏光光線553とに分割される。反射される第1のs偏光光線553は、次に第2の面523を通って偏光変換器520を出る。透過されるp偏光光線562は、第2のプリズム522を出て、二分の一波長位相差板548を通過して第2のs偏光光線572へと変化し、広帯域反射器546から反射し、第5の面525を通って偏光変換器520を出る。
指示がない限り、本明細書及び請求項で使用される特性となる大きさ、量、及び物理特性を示す全ての数字は、「約」と言う用語によって修飾されることを理解されたい。それ故に、別の指示がない限りは、本明細書及び添付の「特許請求の範囲」に説明される数字のパラメータは近似値であり、本明細書に開示された教示を使用して当業者が獲得しようとする所望の特性に応じて変化し得る。
本明細書に引用した全ての参照文献及び刊行物は、本開示と直接矛盾しうる場合を除いて、それらの全容を本開示に明確に援用するものである。以上、本明細書において特定の実施形態について図示及び説明してきたが、当業者であれば、本開示の範囲から逸脱することなく、様々な代替的及び/又は同等の実施形態を、図示及び説明した特定の実施形態に置き換えることが可能である点は認識されるであろう。本出願は、本明細書において考察した特定の実施形態のあらゆる適合形態又は変形形態を網羅するものである。したがって、本開示は「特許請求の範囲」及びその均等物によってのみ限定されるものとする。

Claims (20)

  1. 光学素子であって、
    非偏光を受容して偏光を出力するよう配置された偏光変換器と、
    前記偏光を受容して集束偏光を出力するよう配置された第1の複数個のレンズを有する第1の小型レンズアレイと、
    前記集束偏光を受容して発散偏光を出力するよう配置された第2の複数個のレンズを有する第2の小型レンズアレイと、を含み、
    前記第1の小型レンズアレイ及び前記第2の小型レンズアレイが、モノリシックアレイであり、前記第1の複数個のレンズの第1のレンズの光軸と一致する偏光光線が、前記第2の複数個のレンズの第2のレンズの光軸と一致する、光学素子。
  2. 前記モノリシックアレイが、ガラス、プラスチック、又はシリコーンを含む、請求項1に記載の光学素子。
  3. 前記モノリシックアレイが、公称波長550nmで約30nm未満の複屈折を含む、請求項1に記載の光学素子。
  4. 前記偏光光線が、第1の偏光光線と、等しい光路長を有する第2の直交する偏光光線とを含む、請求項1に記載の光学素子。
  5. 前記第1の複数個のレンズのそれぞれの焦点が、前記第2の複数個のレンズの第1の主平面に配置される、請求項1に記載の光学素子。
  6. 前記モノリシックアレイが、前記第1の複数個のレンズと前記第2の複数個のレンズとの間に配置されたポリマーフィルムを更に含む、請求項1に記載の光学素子。
  7. 前記第1の複数個のレンズ及び前記第2の複数個のレンズが、一対一の対応を有する、請求項1に記載の光学素子。
  8. 前記第1の複数個のレンズ及び前記第2の複数個のレンズの少なくとも1つが、円柱レンズを含む、請求項1に記載の光学素子。
  9. 前記第1の複数個のレンズ及び前記第2の複数個のレンズの少なくとも1つが、両凸面レンズ、球面レンズ、又は非球面レンズを含む、請求項1に記載の光学素子。
  10. 前記第1の複数個のレンズのそれぞれ及び前記第2の複数個のレンズのそれぞれが、集束力を有する、請求項1に記載の光学素子。
  11. 前記偏光変換器が、偏光ビームスプリッタ(PBS)及び偏光回転子を含む、請求項1に記載の光学素子。
  12. 前記PBSが、マクニール偏光子、マクニール偏光子のアレイ、ワイヤグリッド偏光子、s偏光反射偏光子、又はp偏光反射偏光子を含む、請求項11に記載の光学素子。
  13. 前記偏光回転子が、四分の一波長位相差板、二分の一波長位相差板、液晶、又は液晶ポリマーを含む、請求項11に記載の光学素子。
  14. 広帯域反射器を更に含む、請求項11に記載の光学素子。
  15. 前記広帯域反射器が、全反射(TIR)表面を有するプリズムを含む、請求項14に記載の光学素子。
  16. 前記広帯域反射器が鏡を含む、請求項14に記載の光学素子。
  17. 光投影機であって、
    第1の非偏光光源及び第2の非偏光光源と、
    前記第1の非偏光光源及び前記第2の非偏光光源から合成非偏光を出力するよう配置された色合成器と、
    光学素子であって、
    前記合成非偏光を受容して偏光を出力するよう配置された偏光変換器と、
    前記偏光を受容して集束偏光を出力するよう配置された第1の複数個のレンズを有する第1の小型レンズアレイと、
    前記集束偏光を受容して発散偏光を出力するよう配置された第2の複数個のレンズを有する第2の小型レンズアレイと、を含む、光学素子と、を含み、
    前記第1の小型レンズアレイ及び前記第2の小型レンズアレイが、モノリシックアレイであり、前記第1の複数個のレンズの第1のレンズの光軸と一致する偏光光線が、前記第2の複数個のレンズの第2のレンズの光軸と一致する、光投影機。
  18. 画像投影機であって、
    第1の非偏光光源及び第2の非偏光光源と、
    前記第1の非偏光光源及び前記第2の非偏光光源から合成非偏光を出力するよう配置された色合成器と、
    光学素子であって、
    前記合成非偏光を受容して偏光を出力するよう配置された偏光変換器と、
    前記偏光を受容して集束偏光を出力するよう配置された第1の複数個のレンズを有する第1の小型レンズアレイと、
    前記集束偏光を受容して発散偏光を出力するよう配置された第2の複数個のレンズを有する第2の小型レンズアレイと、を含み、
    前記第1の小型レンズアレイ及び前記第2の小型レンズアレイが、モノリシックアレイであり、前記第1の複数個のレンズの第1のレンズの光軸と一致する偏光光線が、前記第2の複数個のレンズの第2のレンズの光軸と一致する、光学素子と、
    前記発散偏光に画像を付与するよう配置された空間光変調器と、
    投影光学系と、を含む、画像投影機。
  19. 前記空間光変調器が、リキッド・クリスタル・オン・シリコン(Liquid Crystal on Silicon:LCoS)画像装置又は透過型液晶ディスプレイ(LCD)を含む、請求項18に記載の画像投影機。
  20. 前記第2のレンズアレイの各レンズからの前記発散偏光が、前記空間光変調器の主要部分を照射する、請求項18に記載の画像投影機。
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