JP2022034356A - ゼオライト含有シリコーンゴム組成物及びその製造方法 - Google Patents

ゼオライト含有シリコーンゴム組成物及びその製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】系中にシラザン類やアンモニア水等のアンモニア発生成分由来の窒素分が残存していても硬化性が良好なシリコーンゴム組成物、及び製造工程にてシラザン類あるいはアンモニア水等のアンモニア発生成分を用いる組成物の硬化性を安定化させるシリコーンゴム組成物の製造方法を提供する。【解決手段】細孔径サイズが0.2nm以上0.8nm以下のゼオライトを含むシリコーンゴム組成物。【選択図】なし

Description

本発明は、系中にシラザン類やアンモニア水等のアンモニア発生成分由来の窒素分が残存していても硬化性が良好なシリコーンゴム組成物、及び製造工程にてシラザン類あるいはアンモニア水等のアンモニア発生成分を用いる組成物の硬化性を安定化させるシリコーンゴム組成物の製造方法に関するものである。
シリコーンゴムは、優れた耐候性、電気特性、低圧縮永久歪性、耐熱性、耐寒性等の特性を有しているため、電気機器、自動車、建築、医療、食品を初めとして様々な分野で広く使用されており、今後更なる需要拡大が期待されている。加熱硬化型のシリコーンゴム組成物としては、高分子量のポリオルガノシロキサン(生ゴム)を主成分とするミラブル型シリコーンゴム組成物と、オイル状のポリオルガノシロキサンを主成分とする液状シリコーンゴム組成物が代表的である。特開2012-025846号公報(特許文献1)や特開2009-191155号公報(特許文献2)、特開2008-150445号公報(特許文献3)にある様に、いずれも一般的にはポリオルガノシロキサンにシリカに代表される補強性充填剤と各種分散剤を混合することで調製されている。この分散剤としては、シラノール基を有するオルガノシラン又はシロキサン、1,1,1,3,3,3-ヘキサメチルジシラザン、1,3-ジビニル-1,1,3,3-テトラメチルジシラザンといったシラザン類、アンモニア水等が使用される。
加熱硬化型のシリコーンゴム組成物の硬化剤としては、付加反応(ヒドロシリル化反応)型硬化剤、即ちオルガノハイドロジェンポリシロキサン(架橋剤)とヒドロシリル化触媒との組み合わせ、あるいは有機過酸化物が用いられる。しかし、特開2007-106905号公報(特許文献4)にも記載があるが、付加反応型の硬化は、加熱により短時間で硬化し、作業性に優れるものの、窒素化合物・硫黄化合物・リン化合物に代表される硬化阻害物質によって硬化性が低下するという問題がある。よって上記分散剤としてシラザン類やアンモニア水を用いた場合には十分に熱処理を行って、窒素分をしっかり除去させることが製造工程上必須となっており、工程時間の長さとそれに伴うエネルギー消費量が課題となっている。
特開2012-025846号公報 特開2009-191155号公報 特開2008-150445号公報 特開2007-106905号公報
本発明は、前記事情に鑑みなされたもので、系中にシラザン類やアンモニア水等のアンモニア発生成分由来の窒素分が残存していても硬化性が良好なシリコーンゴム組成物、及び製造工程にてシラザン類あるいはアンモニア水等のアンモニア発生成分を用いる組成物の硬化性を安定化させるシリコーンゴム組成物の製造方法を提供することを目的とする。
本発明者は、前記目的を達成するため鋭意検討した結果、製造時にシラザン類あるいはアンモニア水等のアンモニア発生成分を用いるシリコーンゴム組成物中に特定の細孔径を有するゼオライトを添加することで、残存窒素分(アンモニア)による硬化阻害を回避できることを見出し、本発明をなすに至ったものである。
従って、本発明は下記シリコーンゴム組成物及びその製造方法を提供する。
〔1〕
細孔径サイズが0.2nm以上0.8nm以下のゼオライトを含むシリコーンゴム組成物。
〔2〕
上記ゼオライトがアンモニア吸着剤である〔1〕に記載のシリコーンゴム組成物。
〔3〕
ゼオライトの含有量が、シリコーンゴム組成物中0.09~14質量%である〔1〕又は〔2〕に記載のシリコーンゴム組成物。
〔4〕
更に、補強性充填剤及び分散剤を含むベースコンパウンドを含有するものである〔1〕~〔3〕のいずれかに記載のシリコーンゴム組成物。
〔5〕
(A)1分子中に少なくとも2個のケイ素原子と結合するアルケニル基を含有するオルガノポリシロキサン:100質量部と、
(B)補強性充填剤:5~100質量部と、
(C)分散剤:0.1~20質量部と
を含むベースコンパウンド、及び付加反応系硬化剤を含有する〔4〕に記載のシリコーンゴム組成物。
〔6〕
ゼオライトの添加量が、(A)~(C)成分を含むベースコンパウンド100質量部に対して0.1~15質量部である〔5〕に記載のシリコーンゴム組成物。
〔7〕
上記分散剤が、シラザン類を含むものである〔4〕~〔6〕のいずれかに記載のシリコーンゴム組成物。
〔8〕
シラザン類が、1,1,1,3,3,3-ヘキサメチルジシラザン、1,3-ジビニル-1,1,3,3-テトラメチルジシラザン及び1,3-ジフェニルテトラメチルジシラザンから選ばれる少なくとも1種である〔7〕に記載のシリコーンゴム組成物。
〔9〕
付加反応系硬化剤として、オルガノハイドロジェンポリシロキサンと白金族金属触媒を用い、更に反応制御剤を用いる〔1〕~〔8〕のいずれかに記載のシリコーンゴム組成物。
〔10〕
少なくとも(A)1分子中に少なくとも2個のケイ素原子と結合するアルケニル基を含有するオルガノポリシロキサン:100質量部、
(B)補強性充填剤:5~100質量部、
(C)分散剤:0.1~20質量部
を混合してベースコンパウンドを調製し、次いでこの(A)~(C)成分を含むベースコンパウンド100質量部に、
細孔径サイズが0.2nm以上0.8nm以下のゼオライト:0.1~15質量部
を添加して混合した後、更に付加反応系硬化剤を添加して混合することを特徴とするシリコーンゴム組成物の製造方法。
〔11〕
(C)分散剤がシラザン類及び/又はアンモニア水を含む〔10〕に記載のシリコーンゴム組成物の製造方法。
〔12〕
上記(A)~(C)成分を80~200℃で加熱混合してベースコンパウンドを調製する〔10〕又は〔11〕に記載のシリコーンゴム組成物の製造方法。
〔13〕
上記シリコーンゴム組成物からゼオライトを除いた組成物を製造する場合に比べて上記ベースコンパウンド調製時の加熱混合時間を短縮するものである〔12〕に記載のシリコーンゴム組成物の製造方法。
本発明の特定細孔径を有するゼオライトを含むシリコーンゴム組成物は、系中にシラザン類やアンモニア水等のアンモニア発生成分由来の窒素分が残存していても良好に硬化させることができる。
以下、本発明について詳細に説明する。
本発明のシリコーンゴム組成物は、細孔径サイズが0.2nm以上0.8nm以下のゼオライトを含むことを特徴とする。
[ゼオライト]
本発明に用いるゼオライトは、化学的にはアルカリ及びアルカリ土類金属を含む結晶性の含水アルミノケイ酸塩であり、ここでは特に合成された親水性のものを指す。合成ゼオライトとしては90種を超す品種が知られており、その細孔径サイズによって被吸着分子の大きさと形に対する選択性を示す。水やアンモニアのような小さな分子はほぼ細孔径サイズに関係なく吸着されるが、オレフィン類やアルコール類は細孔径サイズによって選択性が生じる。
本発明におけるゼオライト添加の目的は、シラザン類やアンモニア水等に由来する残存窒素分(アンモニア)を吸着することにある。しかし、細孔径サイズが大きい合成ゼオライトを添加すると、後述する反応制御剤であるアセチレンアルコール化合物も吸着されるため、合成ゼオライトの細孔径サイズは0.2~0.8nmが好ましく、0.27~0.6nmがより好ましい。なお、細孔径サイズが0.2nmより小さいとアンモニアの分子サイズよりも小さくなり吸着できなくなる。すなわち、本発明で用いるゼオライトはアンモニア吸着剤であることが好ましい。
このような合成ゼオライトとしては、東ソー株式会社製ゼオラムA-3(細孔径0.3nm)の粉末品、A-4(細孔径0.4nm)の粉末品、A-5(細孔径0.5nm)の粉末品のような小細孔を有するLTA型ゼオライトが例示でき、好ましくは東ソー株式会社製ゼオラムA-3(細孔径0.3nm)の粉末品(サイズ:100メッシュ以下)、A-4(細孔径0.4nm)の粉末品(サイズ:100メッシュ以下)、A-5(細孔径0.5nm)の粉末品(サイズ:100メッシュ以下)が挙げられる。
シリコーンゴム組成物に添加する合成ゼオライトの形状としては、ビーズ形状やペレット形状でなく、粉末形状が好ましい。また、粉末形状でも粗粒が残るとシリコーンゴムの強度が低下するため、100メッシュ以上でのろ過が好ましく、200メッシュ以上でのろ過がより好ましい。
また、ゼオライトの含有量は、シリコーンゴム組成物中0.09~14質量%が好ましく、0.09~4.5質量%がより好ましい。0.09質量%未満での吸着効果は乏しく、また14質量%を超えると硬さ等のゴム物性が大きく変動することが危惧される。
更に、シリコーンゴム組成物において、補強性充填剤及び分散剤を含むベースコンパウンドを含有するものであることが好ましい。このベースコンパウンド、補強性充填剤及び分散剤については後述する。
[シリコーンゴム組成物]
本発明のシリコーンゴム組成物は、上述したゼオライト以外に、(A)1分子中に少なくとも2個のケイ素原子と結合するアルケニル基を含有するオルガノポリシロキサン、(B)補強性充填剤及び(C)分散剤を含むベースコンパウンド、及び付加反応系硬化剤を含むものが好ましい。
[(A)オルガノポリシロキサン]
1分子中に少なくとも2個のケイ素原子と結合するアルケニル基を含有するオルガノポリシロキサンは、シリコーンゴム硬化物を形成する主剤(ベースポリマー)であって、このオルガノポリシロキサンとしては、下記平均組成式(I)で示され、かつ1分子中に少なくとも2個のケイ素原子と結合するアルケニル基を含有するものを用いることができ、1種単独で又は2種以上を適宜組み合わせて用いることができる。
1 aSiO(4-a)/2 (I)
(式中、R1は互いに同一又は異種の炭素数1~10、好ましくは1~8の非置換又は置換1価炭化水素基であり、aは1.5~2.8、好ましくは1.8~2.5、より好ましくは1.9~2.1の範囲の正数である。)
前記式(I)中、R1は互いに同一又は異種の炭素数1~10、好ましくは1~8の非置換又は置換1価炭化水素基であり、具体的には、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、イソブチル基、tert-ブチル基、ペンチル基、ネオペンチル基、ヘキシル基、シクロヘキシル基、オクチル基、ノニル基、デシル基等のアルキル基、フェニル基、トリル基、キシリル基、ナフチル基等のアリール基、ベンジル基、フェニルエチル基、フェニルプロピル基等のアラルキル基、ビニル基、アリル基、プロペニル基、イソプロペニル基、ブテニル基、ヘキセニル基、シクロヘキセニル基、オクテニル基等のアルケニル基や、これらの基の水素原子の一部又は全部をフッ素、臭素、塩素等のハロゲン原子、シアノ基等で置換したもの、例えば、クロロメチル基、クロロプロピル基、ブロモエチル基、トリフロロプロピル基、シアノエチル基等が挙げられるが、全R1の90モル%以上、特にはアルケニル基を除く全R1が、メチル基であることが好ましい。
また、1分子中に少なくとも2個のケイ素原子と結合するアルケニル基(炭素数2~8のものが好ましく、より好ましくは2~6であり、更に好ましくはビニル基である。)を含有するが、オルガノポリシロキサン中のアルケニル基の含有量は、1.0×10-6mol/g~5.0×10-3mol/g、特に3.0×10-6mol/g~1.0×10-3mol/gであることが好ましい。アルケニル基の量が1.0×10-6mol/g未満だと、得られるシリコーンゴムのゴム硬度が低く、十分な強度が得られなくなるおそれがあり、5.0×10-3mol/gを超えると、架橋密度が高くなりすぎて、得られるシリコーンゴムが脆いゴムとなってしまうおそれがある。
なお、アルケニル基は、分子鎖末端のケイ素原子に結合していても、分子鎖途中のケイ素原子に結合していても、両者に結合していてもよいが、少なくとも分子鎖両末端のケイ素原子に結合しているアルケニル基を有するものであることが好ましい。
また、このオルガノポリシロキサンの構造は、基本的には直鎖状構造を有することが好ましいが、分岐状の構造、環状構造又は3次元網状構造等であってもよい。分子量については特に限定はなく、室温(25℃)において粘度の低い液状のものから、粘度の高い生ゴム状のものまで使用できるが、オルガノポリシロキサンの重量平均重合度が100~20,000のものが好ましく、200~10,000であるものがより好ましい。重量平均重合度が100未満では、シリコーンゴム組成物が低い粘度となり、撹拌時にシェアが十分にかからず、シリカがうまく分散しないおそれがあり、20,000を超えると、シリコーンゴム組成物が高粘度となり成型が困難となるおそれがある。なお、重量平均重合度は、ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)によるポリスチレン換算の重量平均重合度として求めることができる。また、このオルガノポリシロキサンは、分子構造や重量平均重合度の異なる2種類以上のオルガノポリシロキサンの混合物であってもよい。
[(B)補強性充填剤]
補強性充填剤は、得られるシリコーンゴムに十分な強度を与えるために必須なものであり、補強性シリカが好ましい。補強性シリカとしては、ヒュームドシリカ(乾式シリカ)や沈殿シリカ(湿式シリカ)等が例示される。補強性シリカのBET法による比表面積は、50~400m2/gが好ましく、100~350m2/gがより好ましい。比表面積が50m2/g未満だと、機械的強度の付与が不十分となるおそれがあり、また400m2/gを超えると、シリコーンゴム組成物の粘度が上がり、取扱い性が悪くなるおそれがある。これら補強性シリカはそのまま用いても構わないが、表面疎水化処理剤で予め処理したものを使用してもよい。
補強性充填剤は、1種単独でも2種以上を併用してもよい。
(B)補強性充填剤の配合量は、(A)オルガノポリシロキサン100質量部に対し、5~100質量部が好ましく、10~80質量部がより好ましい。(B)成分の配合量を5質量部以上とすることで、得られるシリコーンゴムにより十分なゴム強度が得られる。一方、100質量部を超えると、シリコーンゴム組成物の粘度が上がり、取扱い性が悪くなるおそれがある。
[(C)分散剤]
ベースコンパウンドには、(A)オルガノポリシロキサンと(B)補強性シリカの他に(C)分散剤が含まれる。分散剤としては、シラザン類を含むものであることが好ましい。
シラザン類として、具体的には、1,1,1,3,3,3-ヘキサメチルジシラザン、1,3-ジビニル-1,1,3,3-テトラメチルジシラザン、1,3-ジフェニルテトラメチルジシラザン等を挙げることができる。シラザン類は1種単独でも2種以上を併用してもよい。
分散剤としては、シラザン類の他、アルキルアルコキシシラン、アルキルクロロシラン、シランカップリング剤、チタネート系処理剤、脂肪酸エステル等を含んでもよい。分散剤は、シラザン類単独を含むか、シラザン類とその他の分散剤成分を含んでいてもよく、また2種以上の分散剤を同時又は異なるタイミングで用いてもよい。また、ベースコンパウンド調製時にはその反応を促進するために、水、塩酸水、アンモニア水等を添加してもよい。
(C)分散剤の使用量は、(A)オルガノポリシロキサン100質量部に対して0.1~20質量部が好ましく、1~15質量部がより好ましい。使用量が少なすぎると配合時間の短縮効果が得られず、得られるシリコーンゴムの耐圧縮永久歪性能が低下するおそれがある。また多すぎると得られるシリコーンゴムのゴム硬度が安定せず、また経済的にも好ましくない。
上記(A)~(C)成分を含むシリコーンゴム組成物において、ゼオライトの配合量は(A)~(C)成分を含むベースコンパウンド100質量部に対して0.1~15質量部であることが好ましく、0.1~5質量部であることがより好ましい。
[付加反応系硬化剤]
本発明のシリコーンゴム組成物には、付加反応系硬化剤を用いることが好ましい。付加反応系硬化剤としては、(D)オルガノハイドロジェンポリシロキサンと(E)ヒドロシリル化触媒とを組み合わせて用いる。
[(D)オルガノハイドロジェンポリシロキサン]
オルガノハイドロジェンポリシロキサンは、1分子中にケイ素原子に結合する水素原子(ヒドロシリル基)を少なくとも2個、好ましくは3個以上有するオルガノハイドロジェンポリシロキサンであり、下記平均組成式(II)
2 bcSiO(4-b-c)/2 (II)
(式中、R2は互いに同一又は異種の炭素数1~10の非置換又は置換の1価炭化水素基である。bは0.7~2.1、cは0.001~1で、かつb+cは0.8~3を満足する正数である。)
で示される常温で液状のオルガノハイドロジェンポリシロキサンであることが好ましい。
式(II)中、R2は互いに同一又は異種の炭素数1~10、好ましくは1~8の非置換又は置換の1価炭化水素基であり、具体的には、脂肪族不飽和結合を有さないものが好ましく、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、イソブチル基、tert-ブチル基、ペンチル基、ネオペンチル基、ヘキシル基、オクチル基、ノニル基、デシル基等のアルキル基、シクロヘキシル基等のシクロアルキル基、フェニル基、トリル基、キシリル基、ナフチル基等のアリール基、ベンジル基、2-フェニルエチル基、2-フェニルプロピル基等のアラルキル基や、これらの基の水素原子の一部又は全部をハロゲン原子等で置換した基、例えば3,3,3-トリフロロプロピル基等が挙げられ、これらの中でもメチル基が好ましい。
また、bは0.7~2.1、好ましくは0.8~2、cは0.001~1、好ましくは0.01~1で、かつb+cは0.8~3、好ましくは0.9~2.7を満足する正数である。
オルガノハイドロジェンポリシロキサンは、ヒドロシリル基を1分子中に少なくとも2個(通常2~300個)、好ましくは3個以上(例えば3~200個程度)、より好ましくは4個以上(例えば4~100個程度)有するが、これは分子鎖末端にあっても、分子鎖の途中にあっても、その両方にあってもよい。また、このオルガノハイドロジェンポリシロキサンとしては、分子中のケイ素原子数(又は重合度)が通常2~300個、好ましくは3~200個、より好ましくは4~100個程度のものであればよく、また25℃における粘度が0.5~1,000mPa・s、好ましくは1~500mPa・s、特に5~300mPa・sであることが好ましい。なお、この粘度は回転粘度計(例えば、BL型、BH型、BS型、コーンプレート型等)により測定することができる(以下、同じ)。
オルガノハイドロジェンポリシロキサンとしては、1,1,3,3-テトラメチルジシロキサン、1,3,5,7-テトラメチルシクロテトラシロキサン、メチルハイドロジェンシクロポリシロキサン、メチルハイドロジェンシロキサン・ジメチルシロキサン環状共重合体、トリス(ジメチルハイドロジェンシロキシ)メチルシラン、トリス(ジメチルハイドロジェンシロキシ)フェニルシラン、両末端トリメチルシロキシ基封鎖メチルハイドロジェンポリシロキサン、両末端トリメチルシロキシ基封鎖ジメチルシロキサン・メチルハイドロジェンシロキサン共重合体、両末端ジメチルハイドロジェンシロキシ基封鎖メチルハイドロジェンポリシロキサン、両末端ジメチルハイドロジェンシロキシ基封鎖ジメチルポリシロキサン、両末端ジメチルハイドロジェンシロキシ基封鎖ジメチルシロキサン・メチルハイドロジェンシロキサン共重合体、両末端トリメチルシロキシ基封鎖メチルハイドロジェンシロキサン・ジフェニルシロキサン共重合体、両末端トリメチルシロキシ基封鎖メチルハイドロジェンシロキサン・ジフェニルシロキサン・ジメチルシロキサン共重合体、(CH32HSiO1/2単位とSiO4/2単位とからなる共重合体、(CH32HSiO1/2単位とSiO4/2単位と(C65)SiO3/2単位とからなる共重合体や、これら例示化合物においてメチル基の一部又は全部を他のアルキル基やフェニル基で置換したもの等が挙げられる。
このオルガノハイドロジェンポリシロキサンの配合量は、(A)オルガノポリシロキサン100質量部に対して0.1~30質量部が好ましく、0.3~10質量部がより好ましい。また、このオルガノハイドロジェンポリシロキサンは、(A)オルガノポリシロキサンのアルケニル基の合計に対するSi-H基のモル比が、好ましくは0.5~10の範囲、より好ましくは0.8~6の範囲、更に好ましくは1~5の範囲となるように配合することもできる。オルガノハイドロジェンポリシロキサンの配合量が少なすぎると、架橋が不十分で得られるシリコーンゴムの強度、伸び等のゴム物性が劣るおそれがあり、多すぎると架橋点が多すぎて(架橋密度が高すぎて)、同様に得られるシリコーンゴムのゴム物性に劣るおそれがある。
[(E)ヒドロシリル化触媒]
ヒドロシリル化触媒としては、白金黒、塩化第2白金、塩化白金酸、塩化白金酸と1価アルコールとの反応物、塩化白金酸とオレフィン類との錯体、白金ビスアセトアセテート、パラジウム系触媒、ロジウム系触媒等が挙げられる。
なお、このヒドロシリル化触媒配合量は触媒量とすることができ、通常、(A)オルガノポリシロキサンに対し、白金族金属質量に換算して0.5~1,000ppmが好ましく、1~500ppmの範囲がより好ましい。
[(F)反応制御剤]
付加反応型シリコーンゴム組成物においては、組成物の保存性を安定させる目的で反応制御剤を添加することができる。本発明に用いる反応制御剤としては、特に構造を限定するものではないが、エチニル基(-C≡CH)が結合する炭素原子上にアルコール性水酸基を有するアセチレンアルコール化合物であることが好ましい。アセチレンアルコール化合物が(E)ヒドロシリル化触媒に配位することで、(A)オルガノハイドロジェンポリシロキサンと(D)オルガノハイドロジェンポリシロキサンの反応が抑制される。アセチレンアルコール化合物の構造例を以下に示す。
Figure 2022034356000001
Figure 2022034356000002
Figure 2022034356000003
Figure 2022034356000004
Figure 2022034356000005
反応制御剤の使用量は、(A)オルガノポリシロキサン100質量部に対して0.005~20質量部が好ましく、0.01~5質量部がより好ましい。
本発明のシリコーンゴム組成物には、その他の成分として、必要に応じてシリコーンレジン等の補強剤、石英粉、珪藻土、炭酸カルシウム等の充填剤や、窒素含有化合物やアセチレン化合物、リン化合物、ニトリル化合物、カルボキシレート、錫化合物、水銀化合物、硫黄化合物、酸化鉄、酸化セリウム等の耐熱剤等を配合することも可能である。
また、本発明のシリコーンゴム組成物は、有機溶剤で希釈して用いてもよい。希釈用の有機溶剤としては、ヘキサンやヘプタン、ベンゼン、トルエン、キシレン、ゴム揮発油といった炭化水素系溶剤、クロロホルム、クロロベンゼン等のハロゲン化炭化水素類等が挙げられる。ただ、工程の複雑さや作業環境等の理由により、有機溶剤で希釈しないことが好ましい。
[シリコーンゴム組成物の製造方法]
本発明のシリコーンゴム組成物の製造方法は、少なくとも(A)1分子中に少なくとも2個のケイ素原子と結合するアルケニル基を含有するオルガノポリシロキサン:100質量部、(B)補強性充填剤:5~100質量部、(C)分散剤:0.1~20質量部を混合してベースコンパウンドを調製し、次いでこの(A)~(C)成分を含むベースコンパウンド100質量部に細孔径サイズが0.2nm以上0.8nm以下のゼオライト:0.1~15質量部を添加して混合した後、更に付加反応系硬化剤を添加して混合することを特徴とする。
ここで、(C)分散剤が上述したようなシラザン類及び/又はアンモニア水を含むことが好ましい。
また、上記(A)~(C)成分を80~200℃で加熱混合してベースコンパウンドを調製することが好ましい。具体的には、まずは上述した(A)~(C)成分の所定量を2本ロール、ニーダー、バンバリーミキサー、プラネタリーミキサー等の混錬手段を用いて、通常10~70℃、好ましくは20~50℃で均一になるまで10分~4時間混合する。その後、表面処理の促進と過剰な分散剤の除去を目的に80~200℃、特に100℃~180℃で処理することができる。時間は機器の能力やスケールにも依存するが、材料温度が設定温度到達後5~50分の加熱、特に10~40分の加熱が好ましい。
本発明で課題としているのはシラザン類及び/又はアンモニア水等のアンモニア発生成分に由来する窒素残分、特にシラザン類由来の窒素残分による硬化阻害である。
本発明のシリコーンゴム組成物の製造方法は、分散剤としてシラザン類及び/又はアンモニア水を用いる上記シリコーンゴム組成物からゼオライトを除いた組成物を製造する場合に比べて上記ベースコンパウンド調製時の加熱混合時間を短縮することができるものである。
そして上記のように調製した(A)~(C)成分を含むベースコンパウンドに、ゼオライト、付加反応系硬化剤、反応制御剤及びその他の成分等を添加して2本ロール、ニーダー、バンバリーミキサー、プラネタリーミキサー等の混錬手段を用いて、室温(25℃)にて混合することにより、好ましくは上記(A)~(C)成分を含むベースコンパウンドにゼオライトを添加して均一に混合した後、さらに付加反応系硬化剤、反応制御剤及びその他の成分等を添加して混合することにより、シリコーンゴム組成物を得ることができる。
本発明のシリコーンゴム組成物の硬化温度は、100~200℃で10秒~2時間が好ましく、120~200℃で20秒~30分間がより好ましい。またポストキュア(2次硬化)を実施することが好ましい。ポストキュアの条件は、通常、100~220℃で30分~100時間であり、120~200℃で1~8時間が好ましい。
本発明のシリコーンゴム組成物は、特に成型時の押出性や成型物の耐熱性が重視される用途、具体的にはホース類や電線被覆材、ガスケット、パッキンなどに好適に用いることができる。
以下、実施例及び比較例を示し、本発明を具体的に説明するが、本発明は下記の実施例に制限されるものではない。
[シリコーンベースコンパウンドの調製]
ジメチルシロキサン単位99.85mol%、メチルビニルシロキサン単位0.125mol%、ジメチルビニルシロキシ単位0.025mol%からなり、重量平均重合度が約6,000、ビニル基量が2.0×10-5mol/gであるオルガノポリシロキサン100質量部、BET法による比表面積が200m2/gであるヒュームドシリカ(アエロジル200、日本アエロジル株式会社製)55質量部、分散剤として1,1,1,3,3,3-ヘキサメチルジシラザン2.5質量部、1,3-ジフェニルテトラメチルジシラザン2.5質量部、両末端にシラノール基を有し、平均重合度が3.5である直鎖状ジメチルポリシロキサン3質量部をニーダーにて混練し、均一になったところで160℃設定での熱処理を開始した。160℃到達時(I)及びそこから1時間経過時(II)にサンプリングを行った。株式会社三菱ケミカルアナリテック製TS-100を用いて窒素含有量を測定した結果、ベースコンパウンド(I)では190ppm、ベースコンパウンド(II)では10ppm検出された。
[シリコーンゴム組成物の調製]
表1、2に示すように、ベースコンパウンド(I)又は(II)100質量部に、東ソー株式会社製ゼオラム(親水性合成ゼオライト)A-3(細孔径0.3nm)、A-4(細孔径0.4nm)、A-5(細孔径0.5nm)又はF-9(細孔径1.0nm)を表1に示す量で配合し、2本ロールにて均一に混合した。合成ゼオライトはそれぞれ100メッシュろ過された粉末形状のものを使用した。
得られた各コンパウンド100質量部に、塩化白金酸の2-エチルヘキサノール溶液(白金含有量2質量%)を0.04質量部、1-エチニル-1-シクロヘキサノールを0.04質量部、下記平均分子式で表されるオルガノハイドロジェンポリシロキサン(25℃における粘度17mPa・s)を0.8質量部配合し、2本ロールにて均一に混合してシリコーンゴム組成物を得た。
Figure 2022034356000006
[硬化性の評価]
上記で得られたシリコーンゴム組成物について、アルファテクノロジージャパンLLC社製MDR-2000を用いて、120℃、10分設定で硬化性(加硫特性)を評価した。結果を表1、2に示す。
なお、トルク値のMLとは試験の間に測定される最小トルク値を示し、MHとはMLの後に達成される最大値を指す。また、加硫時間のT10及びT90とは、最大トルク値MHを100%加硫、最小トルク値を0%加硫とした場合の、10%加硫及び90%加硫に達成した時間を指す。
Figure 2022034356000007
Figure 2022034356000008
実施例1~5のシリコーンゴム組成物は、窒素含有量の多いコンパウンド(I)に細孔径サイズが0.3~0.5nmのゼオライトを添加することで、窒素含有量の多いコンパウンド(I)にゼオライトを添加することのない比較例1のシリコーンゴム組成物よりも硬化性が改善し、窒素含有量の少ないコンパウンド(II)を用い、ゼオライトを添加することのない比較例2のシリコーンゴム組成物と同等の硬化性を示した。窒素含有量の多いコンパウンド(I)に細孔径サイズの大きいゼオライト(F-9)を添加した比較例3のシリコーンゴム組成物は、経時で粘度が上昇し、硬化性が評価できなかった。これは窒素分だけでなく、1-エチニル-1-シクロヘキサノールもゼオライトに吸着されたことが原因と考えられる。

Claims (13)

  1. 細孔径サイズが0.2nm以上0.8nm以下のゼオライトを含むシリコーンゴム組成物。
  2. 上記ゼオライトがアンモニア吸着剤である請求項1に記載のシリコーンゴム組成物。
  3. ゼオライトの含有量が、シリコーンゴム組成物中0.09~14質量%である請求項1又は2に記載のシリコーンゴム組成物。
  4. 更に、補強性充填剤及び分散剤を含むベースコンパウンドを含有するものである請求項1~3のいずれか1項に記載のシリコーンゴム組成物。
  5. (A)1分子中に少なくとも2個のケイ素原子と結合するアルケニル基を含有するオルガノポリシロキサン:100質量部と、
    (B)補強性充填剤:5~100質量部と、
    (C)分散剤:0.1~20質量部と
    を含むベースコンパウンド、及び付加反応系硬化剤を含有する請求項4に記載のシリコーンゴム組成物。
  6. ゼオライトの添加量が、(A)~(C)成分を含むベースコンパウンド100質量部に対して0.1~15質量部である請求項5に記載のシリコーンゴム組成物。
  7. 上記分散剤が、シラザン類を含むものである請求項4~6のいずれか1項に記載のシリコーンゴム組成物。
  8. シラザン類が、1,1,1,3,3,3-ヘキサメチルジシラザン、1,3-ジビニル-1,1,3,3-テトラメチルジシラザン及び1,3-ジフェニルテトラメチルジシラザンから選ばれる少なくとも1種である請求項7に記載のシリコーンゴム組成物。
  9. 付加反応系硬化剤として、オルガノハイドロジェンポリシロキサンと白金族金属触媒を用い、更に反応制御剤を用いる請求項1~8のいずれか1項に記載のシリコーンゴム組成物。
  10. 少なくとも(A)1分子中に少なくとも2個のケイ素原子と結合するアルケニル基を含有するオルガノポリシロキサン:100質量部、
    (B)補強性充填剤:5~100質量部、
    (C)分散剤:0.1~20質量部
    を混合してベースコンパウンドを調製し、次いでこの(A)~(C)成分を含むベースコンパウンド100質量部に、
    細孔径サイズが0.2nm以上0.8nm以下のゼオライト:0.1~15質量部を添加して混合した後、更に付加反応系硬化剤を添加して混合することを特徴とするシリコーンゴム組成物の製造方法。
  11. (C)分散剤がシラザン類及び/又はアンモニア水を含む請求項10に記載のシリコーンゴム組成物の製造方法。
  12. 上記(A)~(C)成分を80~200℃で加熱混合してベースコンパウンドを調製する請求項10又は11に記載のシリコーンゴム組成物の製造方法。
  13. 上記シリコーンゴム組成物からゼオライトを除いた組成物を製造する場合に比べて上記ベースコンパウンド調製時の加熱混合時間を短縮するものである請求項12に記載のシリコーンゴム組成物の製造方法。
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