JP2022033978A - チオフェン-又はセレノフェンベース材料の合成方法 - Google Patents

チオフェン-又はセレノフェンベース材料の合成方法 Download PDF

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Abstract

【課題】透明P材料、吸収層、光電変換層及び/又は有機イメージセンサにおけるその使用、並びに、その合成方法を提供する。【解決手段】a)特定Rボロン酸のパラジウム及びエスフォス系触媒鈴木カップリング、続いて、パラジウム触媒系におけるビス(ピナコラート)ジボロンによるホウ素化、b)硫化水素ナトリウム水和物とクロロベンズアルデヒドの平行反応及び臭素元素による臭素化、c)a)の生成物とb)の生成物のパラジウム及びエスフォス系触媒鈴木カップリングの工程を含む、チオフェン-又はセレノフェンベース材料(一般式IXで表される)の合成方法。TIFF2022033978000168.tif45166【選択図】なし

Description

本開示の分野は、有機イメージセンサのための活性材料に係る。
本開示は、透明P材料、吸収層、光電変換層及び/又は有機イメージセンサにおけるそ
の使用、並びに、その合成方法に関する。
本開示はまた、本開示による活性材料を含む光電変換層、本開示による活性材料又は本
開示による光電変換層を含むデバイスにも関する。
さらに、本開示は、本開示による光電変換層を含む有機イメージセンサに関する。
本明細書の「技術分野」は、開示の内容の概略を示すためのものである。技術分野に記
載した範囲の発明者の業績、同じく、出願時に先行技術とは認められない説明の概要は、
明示又は黙示を問わず、本開示に対する先行技術ではない。
光学イメージを、電気信号へ変換するための半導体デバイスであるイメージセンサは、
光をセンシングする光センシングユニットと、センシングした光を電子信号へと処理して
データをストアする論理回路ユニットとを含む。
従来技術において、光センシングユニットは、カラーフィルタ、光電変換フィルム、シ
リコン等の半導体p-n接合を含む。カラーフィルタは、色によって光を分けるが、空間
分解能や集光利用効率が減少する。
この問題を解決するために、異なる波長の光を検出可能な光電変換装置を、長手方向に
スタックする幾何配置が報告されている。特に、このような光電変換ユニットは、p-n
接合やバルクヘテロ接合に基づく有機光電変換層である。このようなユニットの光電変換
効率は、層に用いる材料の種類に大きく依存する。現在利用されている有機材料では、変
換効率が低く、暗電流が大きいことが報告されている。
他の解決策は、IR領域は吸収するが、可視領域は吸収せず、可視範囲の相補型金属酸
化膜半導体(CMOS)ベースの撮像部と、又は可視範囲は吸収しない有機ベースの撮像
部と組み合わせることができる有機層を用いることである。両方の場合において、ホワイ
トライトが集光され、BGRピクセル解像度を得るためには、フィルタを用いなければな
らない。この場合も、カラーフィルタの場合と同様に、色によって光を分けるが、空間分
解能や利用効率が減少する。
本開示は、P:Nヘテロ接合又はP:N二層又は多層接合、特に、P:N1:N2又は
P1:P2:Nヘテロ接合又は多層接合で構成されるとき、着色N又は着色N混合物(N
1:N2)、着色P又は着色PとN材料の混合物(P2:N)において形成される励起子
を、HOMO分離のプロセスにより、効率的に分離する品質、及び/又は、着色N又は着
色N材料混合物から、他方の着色P材料から、又は着色Nと他方のP材料の混合物から正
孔を受容する品質、を有する透明P材料を提供するものである。正孔を輸送する品質も有
する。
ここで、透明とは、
約450~約700nmの範囲の可視波長範囲において、約60,000M-1cm
未満の透過係数、約400~約450nmの範囲の可視波長範囲において、約100,
000M-1cm-1未満の透過係数、
450nmより長い波長について、70,000cm-1未満の吸収係数(単一材料フ
ィルムにおける)、
500nmより長い波長について、40,000cm-1未満の吸収係数(単一材料フ
ィルムにおける)を指し、
着色とは、約400nm~約700nmの範囲において、約60,000cm-1を超
える吸収係数(この範囲のどこかに最大がある、又はこの範囲のいずれにおいて吸収され
る)を指す。
本開示は、透明P材料を提供するものであり、材料は、
堆積方法(蒸着やスピンコーティング)を用いると、高品質な均質フィルムを形成する
有機系化合物であり、
約450~約700nmの範囲の可視波長範囲において、約60,000M-1cm
未満の透過係数及び約400~約450nmの範囲の可視波長範囲において、約100
,000M-1cm-1未満の透過係数を有し、かつ
堆積方法(蒸着やスピンコーティング)を用いると、高品質な均質フィルムを形成する
有機系化合物であり、
450nmより長い波長について、70,000cm-1未満の吸収係数(単一材料フ
ィルムにおける)又は、
500nmより長い波長について、40,000cm-1未満の吸収係数(単一材料フ
ィルムにおける)を有する。
本開示は、本開示による透明P材料を、吸収層及び/又は光電変換層及び/又は光電子
用途のハイブリッドモジュールにおける使用を提供する。
本開示は、本開示による透明P材料を含む光電変換層を提供する。本開示は、本開示に
よる透明P材料を含む吸収層を提供する。
本開示は、本開示による透明P材料又は本開示による光電変換層を含むデバイスを提供
する。
本開示は、本開示による光電変換層を含む有機光電変換ユニットを含む有機イメージセ
ンサを提供する。
本開示は、本開示による光電変換層を含む有機光電変換ユニットを含むハイブリッドシ
リコン有機イメージセンサを提供する。
本開示は、透明P材料、特に、チオフェンベース、セレノフェンベース材料及びその二
量体の合成方法を提供する。
上記の段落は、概略の紹介として提供されるものであり、本請求項の範囲を限定しよう
とするものではない。更なる利点と共に記載された実施形態は、添付の図面と併せて以下
の詳細な説明を参照することにより、良く理解されるであろう。
開示及びその多くの付随する利点は、添付の図面と共に、以下に詳細な説明を参照する
ことにより、より完全に理解されるであろう。
図1は、CMOSイメージセンサを示す。 図2は、ハイブリッドシリコン有機イメージセンサの概略図を示す。 図3は、異なる層をもつ有機ベースの光電変換ユニットの概略図を示す。 図4は、透明pと着色n(P:N)の場合のHOMO分離プロセスを説明する。 図5は、透明p及び着色n、或いは透明n又は着色nと共に着色p(P:N1:N2又はP1:P2:N)の場合のHOMO及びLUMO分離プロセスを示す。 図6は、3成分光電変換層についての例を示す。 図7Aは、実施例1による、BDT3と呼ばれるチオフェンベースP材料の調製のための合成経路を示す。 図7Bは、BDT3のMALDI-TOFマススペクトルであり、平坦線は、昇華BDT3であり、点線は、BDT3のシミュレートされたマススペクトルであり(i参照)、昇華BDT3のTG(ii参照)及びDSC(iii参照)、UV-Vは、BDT3の吸収及びPLスペクトルである(iv参照)。 図8Aは、実施例2による、BTBT14と呼ばれるチオフェンベースP材料の調製のための合成経路を示す。 図8Bは、BTBT14(実線)、昇華BTBT14(点線)のMALDI-TOFマススペクトル、BTBT14のシミュレートマススペクトル(i参照)、TG(ii参照)、昇華BTBT14のDSC(iii参照)、BTBT14のUV-Vis吸収及びPLスペクトル(iv参照)を示す。 図9Aは、実施例3による、BTBT2と呼ばれるチオフェンベースP材料の調製のための合成経路を示す。 図9Bは、BTBT2(実線)、昇華BTBT2(点線)のMALDI-TOFマススペクトル、BTBT2のシミュレートマススペクトル(i参照)、TG(ii参照)、昇華BTBT2のDSC(iii参照)、BTBT2のUV-Vis吸収及びPLスペクトル(iv参照)を示す。 図10Aは、実施例4による、BTBT9と呼ばれるチオフェンベースP材料の調製のための合成経路を示す。 図10Bは、BTBT9(実線)、昇華BTBT9(点線)のMALDI-TOFマススペクトル、BTBT9のシミュレートマススペクトル(i参照)、TG(ii参照)、昇華BTBT9のDSC(iii参照)、BTBT9のUV-Vis吸収及びPLスペクトル(iv参照)を示す。 図11Aは、実施例6による、TT1と呼ばれるチオフェンベースP材料の調製のための合成経路を示す。 図11Bは、TT1(実線)、昇華TT1(点線)のMALDI-TOFマススペクトル、TT1のシミュレートマススペクトル(i参照)、TG(ii参照)、昇華TT1のDSC(iii参照)、TT1のUV-Vis吸収及びPLスペクトル(iv参照)を示す。 図12は、単一材料フィルム12、BDT3、BTBT12、BTBT2、BTBT9(図12A)及びTT1(図12B)のガラスでの吸収係数を示す。 図12は、単一材料フィルム12、BDT3、BTBT12、BTBT2、BTBT9(図12A)及びTT1(図12B)のガラスでの吸収係数を示す。 図13は、デバイス構造及び本開示による光電変換層(i-層)の構造を示す。 図14は、BDT3:F6-OC6F5:C60 5分/160°Cアニールの吸収を示す。左:i-層の正規化吸収率、右:i-層の吸収係数。 図15は、BTBT14:F6-OC6F5:C60 5分/160°Cアニールの吸収を示す。左:i-層の正規化吸収率、右:i-層の吸収係数。 図16は、BTBT2:F6-OC6F5:C60 5分/160°Cアニールの吸収を示す。左:i-層の正規化吸収率、右:i-層の吸収係数。 図17は、BTBT9:F6-OC6F5:C60 5分/160°Cアニールの吸収を示す。左:i-層の正規化吸収率、右:i-層の吸収係数。 図18は、TTI:F6-OPh26F2:C60 5分/160°Cアニールの吸収を示す。左:i-層の正規化吸収率、右:i-層の吸収係数。 図19は、EQE@-2.6V、1.6μW/cm84%でのBDT3:F6-OC6F5:C60 5min/160°CアニールのEQE図を示す。 図20は、EQE@-2.6V、1.6μW/cm81%でのBTBT14:F6-OC6F5:C60 5min/160°CアニールのEQE図を示す。 図21は、EQE@-2.6V、1.6μW/cm93%でのBTBT2:F6-OC6F5:C60 5min/160°CアニールのEQE図を示す。 図22は、EQE@-2.6V、1.6μW/cm93%でのBDBT9:F6-OC6F5:C60 5min/160°CアニールのEQE図を示す。 図23は、EQE@-2.6V、1.6μW/cm61%でのTT1:F6-OPh26F2:C60 5min/160°CアニールのEQE図を示す。 図24は、BDT3:F6-OC6F5:C60 5分/160°CアニールのTDCFを示す。堆積サンプルと比較して、高荷電生成効率82%、-2.6V及び10μs遅延で完全抽出98%、-2.6V及び10μs遅延で低組換え10%。 図25は、BTBT14:F6-OC6F5:C60 5分/160°CアニールのTDCFを示す。堆積サンプルと比較して、中荷電生成効率68%、-2.6V及び10μs遅延で高抽出95%、-2.6V及び10μs遅延で低組換え11%。 図26は、BTBT2:F6-OC6F5:C60 5分/160°CアニールのTDCFを示す。堆積サンプルと比較して、高荷電生成効率81%、-2.6V及び10μs遅延で中抽出65%、-2.6V及び10μs遅延で低組換え10%。 図27は、BTBT9:F6-OC6F5:C60 5分/160°CアニールのTDCFを示す。堆積サンプルと比較して、高荷電生成効率87%、-2.6V及び10μs遅延で中抽出68%、-2.6V及び10μs遅延で低組換え11%。 図28は、TT1:F6-OC6F5:C60 5分/160°CアニールのTDCFを示す。堆積サンプルと比較して、高荷電生成効率64%、-2.6V及び10μs遅延で中抽出96%、-2.6V及び10μs遅延で低組換え21%。 図29は、応答/光電流遅延を示す。正規化電流の早い成分、BDT3について最高、最短光電流遅延。 図30は、応答/光電流遅延を示す。二量体について長光電流遅延。 図31は、BDT3(subl):F6OC6F5:C60(4:4:2)についての結果を示す。作用スペクトル(i)、IV(ii)及びEQE(iii)。p-バッファ。EQE@-2.5V、1.6μW/cm2 84%。 図32は、応答/光電流遅延を示す。BDT3:F6OC6F5:C60 4:4:2:正規化電流の早い成分、BDT3について最高、最短光電流遅延。
上述したとおり、本開示は、透明P材料を提供する。
本開示による透明P材料 は、P:Nヘテロ接合、P:N二層又は多層接合、特に、P
:N1:N2、P1:P2:Nヘテロ接合又は多層接合で構成されていると、高品質で、
HOMO分離プロセスを介して、着色N、着色N材料の混合物(N1:N2)、他の着色
P、着色PとN材料(P2:N)の混合物中に形成された励起子を効率的に分離する。さ
らに、正孔輸送する品質も高い。
本開示によれば、透明P材料は、励起着色材料(P材料又はN材料吸収光子)のHOM
Oへ電子を供与し、これは、正孔受容に等しい。
本開示によれば、「透明」とは、約450~約700nmの領域の可視波長範囲におい
て約60,000M-1cm-1未満の透過係数、及び約400~約450nmの領域の
可視波長範囲において約100,000M-1cm-1未満の透過係数、又は450nm
より長い波長について70,000cm-1未満の吸収係数(単一材料フィルムにおける
)、又は500nmより長い波長について40,000cm-1未満の吸収係数(単一材
料フィルムにおける)を指し、「着色」とは、約400~約700nmの領域の可視波長
範囲において(この領域における最大、この領域で吸収する全て)約60,000cm
超える吸収係数を指す。
一実施形態において、本開示の透明P材料は、
-堆積方法(蒸着やスピンコーティング)を用いて、高品質な均質フィルムを形成する
有機系化合物であり、
約450~約700nmの範囲の可視波長範囲において、約60,000M-1cm
未満の透過係数及び約400~約450nmの範囲の可視波長範囲において、約100
,000M-1cm-1未満の透過係数を有する。
透明P材料は、450nmより長い波長について、70,000cm-1未満の吸収係
数(単一材料フィルムにおける)又は、500nmより長い波長について、40,000
cm-1未満の吸収係数(単一材料フィルムにおける)を有する。
一実施形態において、本開示の透明P材料は、
-チオフェンベース材料、
-セレノフェンベース材料、及び
-その二量体の群から選択される。
一実施形態において、本開示の透明P材料は、一般式IXで表されるチオフェン-又は
セレノフェンベース材料である。
Figure 2022033978000001

式中、
X及びYは、同一又は異なり、それぞれ、CR、S、O、Se、N-R及びSi-R
から独立して選択され、式中、Rは、H、CH、CF、フェニル、アルキル及びア
リールから選択され、Rは、H、鎖状及び分岐アルキル基、シクロアルキル基、鎖状及び
分岐アルコキシ基、ハロゲン化アルキル基、ハロゲン原子、アルキル又はアリールスルフ
ァニル基、アルキル又はアリールアミン、アリール基、ハロゲン化アリール基、ビアリー
ル基、ハロゲン化アルキル基、ヘテロアリール基及びフルオレニル基から選択される。
一般式IXで表されるチオフェン-又はセレノフェンベース材料の好ましい実施形態に
おいて、X及びYは、同一又は異なり、それぞれ、S及びSeから独立して選択される。
一般式IXで表されるチオフェン-又はセレノフェンベース材料の好ましい実施形態に
おいて、Rは、
Figure 2022033978000002
Figure 2022033978000003
Figure 2022033978000004
Figure 2022033978000005
Figure 2022033978000006
Figure 2022033978000007

から選択され、式中、R、R、Rは、同一又は異なり、それぞれ、H、F、CH
、CF、アリール及びアルキルから独立して選択される。
一般式IXで表されるチオフェン-又はセレノフェンベース材料の好ましい実施形態に
おいて、X及びYは、同一又は異なり、それぞれ、S及びSeから独立して選択され、R
は、
Figure 2022033978000008
Figure 2022033978000009
Figure 2022033978000010
Figure 2022033978000011
Figure 2022033978000012
Figure 2022033978000013
から選択され、式中、R、R、Rは、同一又は異なり、それぞれ、H、F、CH
、CF、アリール及びアルキルから独立して選択される。
一般式IXで表されるチオフェン-又はセレノフェンベース材料のより好ましい実施形
態において、材料は、
Figure 2022033978000014
Figure 2022033978000015
Figure 2022033978000016
からなる群から選択される。
一実施形態において、本開示の透明P材料は、一般式Xaで表されるチオフェン-又は
セレノフェンベース材料であり、
Figure 2022033978000017
式中、X及びYは、同一又は異なり、それぞれ、CR、S、O、Se、N-R及びSi
-Rから独立して選択され、式中、Rは、H、CH、CF、フェニル、アルキル
及びアリールから選択され、RはH、鎖状及び分岐アルキル基、シクロアルキル基、鎖状
及び分岐アルコキシ基、ハロゲン化アルキル基、ハロゲン原子、アルキル又はアリールス
ルファニル基、アルキル又はアリールアミン、アリール基、ハロゲン化アリール基、ビア
リール基、ハロゲン化アルキル基、ヘテロアリール基及びフルオレニル基から選択される
一般式Xaで表されるチオフェン-又はセレノフェンベース材料の好ましい実施形態に
おいて、X及びYは、同一又は異なり、それぞれ、S及びSeから独立して選択される。
一般式Xaで表されるチオフェン-又はセレノフェンベース材料の好ましい実施形態に
おいて、Rは、
Figure 2022033978000018
Figure 2022033978000019
Figure 2022033978000020
Figure 2022033978000021
Figure 2022033978000022

から選択され、式中、R、R、Rは、同一又は異なり、それぞれ、H、F、CH
、CF、アリール及びアルキルから独立して選択される。
一般式Xaで表されるチオフェン-又はセレノフェンベース材料の好ましい実施形態に
おいて、X及びYは、同一又は異なり、それぞれ、S及びSeから独立して選択され、R
は、
Figure 2022033978000023
Figure 2022033978000024
Figure 2022033978000025
Figure 2022033978000026
Figure 2022033978000027

選択され、式中、R、R、R同一又は異なり、それぞれ、H、F、CH、CF
、アリール及びアルキルから独立して選択される。
一般式Xaで表されるチオフェン-又はセレノフェンベース材料のより好ましい実施形
態において、材料は、
Figure 2022033978000028
Figure 2022033978000029
からなる群から選択される。
一実施形態において、本開示の透明P材料は、一般式Xbで表されるチオフェン-又は
セレノフェンベース材料であり、
Figure 2022033978000030
Xb
式中、X及びYは、同一又は異なり、それぞれ、CR、S、O、Se、N-R及びSi
-Rから独立して選択され、式中、Rは、H、CH、CF、フェニル、アルキル
及びアリールから独立して選択され、Rは、H、鎖状及び分岐アルキル基、シクロアルキ
ル基、鎖状及び分岐アルコキシ基、ハロゲン化アルキル基、ハロゲン原子、アルキル又は
アリールスルファニル基、アルキル又はアリールアミン、アリール基、ハロゲン化アリー
ル基、ビアリール基、ハロゲン化アルキル基、ヘテロアリール基及びフルオレニル基から
選択される。
一般式Xbで表されるチオフェン-又はセレノフェンベース材料の好ましい実施形態に
おいて、X及びYは、同一又は異なり、それぞれ、S及びSeから独立して選択される。
一般式Xbで表されるチオフェン-又はセレノフェンベース材料の好ましい実施形態に
おいて、Rは、
Figure 2022033978000031
Figure 2022033978000032
Figure 2022033978000033
Figure 2022033978000034
Figure 2022033978000035
選択され、式中、R、R、Rは、同一又は異なり、それぞれ、H、F、CH、C
、アリール及びアルキルから独立して選択される。
一般式Xbで表されるチオフェン-又はセレノフェンベース材料の好ましい実施形態に
おいて、X及びYは、同一又は異なり、それぞれ、S及びSeから独立して選択され、R
は、
Figure 2022033978000036
Figure 2022033978000037
Figure 2022033978000038
Figure 2022033978000039
Figure 2022033978000040
Figure 2022033978000041
選択され、式中、R、R、Rは、同一又は異なり、それぞれ、H、F、CH、C
、アリール及びアルキルから独立して選択される。
一般式Xbで表されるチオフェン-又はセレノフェンベース材料のより好ましい実施形
態において、材料は、
Figure 2022033978000042
Figure 2022033978000043
Figure 2022033978000044
からなる群から選択される。
一実施形態において、本開示の透明P材料は、一般式XXXIa及びXXXIbで表さ
れるチオフェン-又はセレノフェンベース材料であり、
Figure 2022033978000045
式中、X及びYは、同一又は異なり、それぞれ、CR、S、O、Se、N-R及びSi
-Rから独立して選択され、式中、Rは、H、CH、CF、フェニル、アルキル
及びアリールから選択され、Rは、H、鎖状及び分岐アルキル基、シクロアルキル基、鎖
状及び分岐アルコキシ基、ハロゲン化アルキル基、ハロゲン原子、アルキル又はアリール
スルファニル基、アルキル又はアリールアミン、アリール基、ハロゲン化アリール基、ビ
アリール基、ハロゲン化アルキル基、ヘテロアリール基及びフルオレニル基から選択され
る。
一般式XXXIa及びXXXIbで表されるチオフェン-又はセレノフェンベース材料
の好ましい実施形態において、X及びYは、同一又は異なり、それぞれ、S及びSeから
独立して選択される。
一般式XXXIa及びXXXIbで表されるチオフェン-又はセレノフェンベース材料
の好ましい実施形態において、Rは、
Figure 2022033978000046
Figure 2022033978000047
Figure 2022033978000048
Figure 2022033978000049
Figure 2022033978000050
Figure 2022033978000051
選択され、式中、R、R、Rは、同一又は異なり、それぞれ、H、F、CH、C
、アリール及びアルキルから独立して選択される。
一般式XXXIa及びXXXIbで表されるチオフェン-又はセレノフェンベース材料
の好ましい実施形態において、X及びYは、同一又は異なり、それぞれ、S及びSeから
独立して選択され、Rは、
Figure 2022033978000052
Figure 2022033978000053
Figure 2022033978000054
Figure 2022033978000055
Figure 2022033978000056
選択され、式中、R、R、Rは、同一又は異なり、それぞれ、H、F、CH、C
、アリール及びアルキルから独立して選択される。
一般式XXXIa及びXXXIbで表されるチオフェン-又はセレノフェンベース材料
のより好ましい実施形態において、材料は、
Figure 2022033978000057
Figure 2022033978000058
からなる群から選択される。
一実施形態において、本開示の透明P材料は、一般式XXXIXで表されるチオフェン
-又はセレノフェンベース材料である。
Figure 2022033978000059
式中、Tは、一般式IX、Xa、Xb、XI、XIIa、XIIb、XXII~XXXV
IIIのうちの1つとの構造から選択される。
Figure 2022033978000060
Figure 2022033978000061
Figure 2022033978000062
Figure 2022033978000063
X及びYは、同一又は異なり、それぞれ、CR、S、O、Se、N-R及びSi-R
から独立して選択され、式中、Rは、H、CH、CF、アリール及びアルキルか
ら選択され、R及びRは、同一又は異なり、それぞれ、H、鎖状及び分岐アルキル基、
シクロアルキル基、鎖状及び分岐アルコキシ基、ハロゲン化アルキル基、ハロゲン原子、
アルキル又はアリールスルファニル基、アルキル又はアリールアミン、アリール基、ハロ
ゲン化アリール基、ビアリール基、ハロゲン化アルキル基、ヘテロアリール基及びフルオ
レニル基から独立して選択され、Bは、無し、又は
Figure 2022033978000064
Figure 2022033978000065
Figure 2022033978000066
から選択される。
一般式XXXIXで表されるチオフェン-又はセレノフェンベース材料のより好ましい
実施形態において、材料は、
Figure 2022033978000067
Figure 2022033978000068
Figure 2022033978000069
Figure 2022033978000070
Figure 2022033978000071
からなる群から選択される。
一実施形態において、本開示の透明P材料は、一般式XLで表されるチオフェン-又は
セレノフェンベース材料であり、
Figure 2022033978000072
式中、Tは、一般式IX、Xa、Xb、XI、XIIa、XIIb、XXII~XXXV
IIIのうちの1つとの構造から選択され、
Figure 2022033978000073
Figure 2022033978000074
Figure 2022033978000075
Figure 2022033978000076
式中、X及びYは、同一又は異なり、それぞれ、CR、S、O、Se、N-R及びSi
-R、から独立して選択され、Rは、H、CH、CF、フェニル、アルキル及び
アリールから選択され、R及びRは、同一又は異なり、それぞれ、H、鎖状及び分岐ア
ルキル基、シクロアルキル基、鎖状及び分岐アルコキシ基、ハロゲン化アルキル基、ハロ
ゲン原子、アルキル又はアリールスルファニル基、アルキル又はアリールアミン、アリー
ル基、ハロゲン化アリール基、ビアリール基、ハロゲン化アルキル基、ヘテロアリール基
及びフルオレニル基から独立して選択され、Hは、
Figure 2022033978000077
Figure 2022033978000078
Figure 2022033978000079
Figure 2022033978000080
Figure 2022033978000081
Figure 2022033978000082
のうちのいずれかから選択され、式中、R、R、Rは、同一又は異なり、それぞれ
、H、F、CH、アルキル基及びアリール基から独立して選択される。
一般式XLで表されるチオフェン-又はセレノフェンベース材料のより好ましい実施形
態において、材料は、
Figure 2022033978000083
Figure 2022033978000084
Figure 2022033978000085
からなる群から選択される。
一実施形態において、本開示の透明P材料は、一般式XLIで表されるチオフェン-又
はセレノフェンベース材料である。
Figure 2022033978000086

式中、Tは、無し、又は一般式IX、Xa、Xb、XI、XIIa、XIIb、XXI
I~XXXVIIIのうちの1つの構造から選択される。
Figure 2022033978000087
Figure 2022033978000088
Figure 2022033978000089
式中、X及びYは、同一又は異なり、それぞれ、CR、S、O、Se、N-R及びSi
-Rから独立して選択され、Rは、H、CH、CF、フェニル、アルキル及びア
リールから選択され、R及びRは、同一又は異なり、それぞれ、H、鎖状及び分岐アル
キル基、シクロアルキル基、鎖状及び分岐アルコキシ基、ハロゲン化アルキル基、ハロゲ
ン原子、アルキル又はアリールスルファニル基、アルキル又はアリールアミン、アリール
基、ハロゲン化アリール基、ビアリール基、ハロゲン化アルキル基、ヘテロアリール基及
びフルオレニル基から独立して選択され、Bは、無し、又は以下より選択され、
Figure 2022033978000090
Figure 2022033978000091
Figure 2022033978000092
Figure 2022033978000093
Figure 2022033978000094
Figure 2022033978000095
Figure 2022033978000096
から選択され
式中、R、R、Rは、同一又は異なり、それぞれ、H、F、CH、アルキル及び
アリールから独立して選択される。
一般式XLIで表されるチオフェン-又はセレノフェンベース材料のより好ましい実施
形態において、材料は、
Figure 2022033978000097
Figure 2022033978000098
Figure 2022033978000099
Figure 2022033978000100
からなる群から選択される。
より好ましい実施形態において、材料は、BDT3、BTBT14、BTBT2、BT
BT9及びTT1の群から選択されるチオフェンベース材料である。
Figure 2022033978000101
Figure 2022033978000102
上述したとおり、本開示は、本開示による透明P材料を含む、P:Nヘテロ結合、好ま
しくは、ヘテロ結合を提供する。
一実施形態において、本開示による透明P材料は、供与体であり、透明N材料は、P:
Nヘテロ結合における受容体である。例えば、図4参照。
P:N1:N2ヘテロ結合の一実施形態において、P材料の1つを、本開示による透明
P材料と供与体とすることができる。
一実施形態において、P:Nヘテロ結合、好ましくは、P:N1:N2ヘテロ接合は、
N及び/又はさらなるP材料を含み、N及び/又はさらなるP材料は、可視波長範囲(
約400~約700nm)において吸収を示すのが好ましい。
上述したとおり、本開示は、本開示による透明P材料を、吸収層において用いるもので
ある。
一実施形態において、吸収層は、さらに、N及び/又はP材料を含み、さらなるN及び
/又はP材料は、可視波長範囲(約400~約700nm)に吸収を示すのが好ましい。
上述したとおり、本開示は、本開示による透明P材料を、
-光電変換層、及び/又は
-有機及び/又はハイブリッドモジュール
において、有機光電変換層、OLEDやOTFT有機モジュールを含むイメージセンサ
、フォトダイオード、有機太陽光発電等の光電子用途に用いるものである。
一実施形態において、光電変換層及び/又は有機及び/又はハイブリッドモジュールは
、N及び/又はさらなるP材料を含み、N及び/又はさらなるP材料は、可視波長範囲(
約400~約700nm)において吸収を示すのが好ましい。
上述したとおり、本開示は、本開示による透明P材料を含む光電変換層を提供するもの
である。
一実施形態において、光電変換層は、N及び/又はさらなるP材料を含み、N及び/又
はさらなるP材料は、可視波長範囲(約400~約700nm)において吸収を示すのが
好ましい。
一実施形態において、光電変換層は、さらに分子を含む。
上述したとおり、本開示は、本開示による透明P材料を含む吸収層を提供する。
一実施形態において、吸収層は、N及び/又はさらなるP材料を含み、N及び/又はさ
らなるP材料は、可視波長範囲(約400~約700nm)において吸収を示すのが好ま
しい。
一実施形態において、吸収層は、さらに分子を含む。
上述したとおり、本開示は、本開示による透明P材料又は本開示による光電変換層を提
供する。
本デバイスは、有機イメージセンサ、ハイブリッドイメージセンサ、フォトダイオード
、有機光電池、有機発光ダイオード(OLED)、有機薄膜トランジスタ(OTFT)と
することができる。
一実施形態において、光電変換層は、可視吸収範囲において、光応答を示す。本実施形
態において、デバイスの光電変換層は、本開示による透明P材料と、好ましくは、可視波
長範囲(約400~約700nm)において吸収を示すN及び/又はさらなるP材料を含
む。
本開示に従って、活性材料の1つが透明であるとき、以下の可能性を提供する。
1つの活性材料のみの吸収を調整することによる、ヘテロ結合/活性層の全体の吸収スペ
クトルの調整、
相手(吸収)材料のみの励起子拡散効率の調整、
HOMO又はLUMOによるそれぞれの電荷生成効率の調整、
電子のみ(透明n)又は正孔のみ(透明p)移動度の調整、
全般的:可視範囲における吸収特性の電子/正孔移動及び輸送特性からの切り離し
一実施形態において、デバイスの光電変換層は、さらに分子を含む。
光電変換層は、異なる成分(染料)及びその組み合わせを含み得る。
一実施形態において、光電変換層及び/又は吸収層は、本開示の材料と共に用いること
のできるさらなるn及びp型材料(分子)及びその誘導体を含み、例えば、供与体として
は、フタロシアニン(Pc)、サブフタロシアニン(SubPc)、メロシアニン(MC
)、ジケトピロールピロール(DPP)、ボロンジピロメテン(BODIPY)、イソイ
ンディゴ(ID)、ペリレンジイミド(PDI)及びペリレンモノイミド(PMI)、及
びキナクリドン(QD)、フューズドアセン、例えば、ペンタセン、テトラセン、トリフ
ェニルアミン及びその誘導体(TPA)、及び/又は、供与体としては、フラーレン、リ
レンジイミド及びモノイミド(例えば、限定するものではないが、PDIやPMI), フ
タロシアニン及びサブフタロシアニン、ボロンジピロメテン(BODIPY)及びシアノ
ペンタセンが挙げられる。
上述したとおり、本開示は、本開示による光電変換層を含む有機イメージセンサを提供
する。
本開示の有機イメージセンサは、好ましくは、
(a)本開示による光電変換層を含む有機光電変換ユニットと、
(b)少なくとも1つの電極と、
(c)基板と、
(d)任意で、光電変換層の上部の第2の電極と
を含む。
基板は、シリコン、水晶、ガラス、ポリマー、例えば、PMMA、PC、PS、COP
、COP、PVA、PVP、PES、PET、PEN、マイカ又はこれらの組み合わせと
することができる。
基材はまた、他の光電変換ユニットとすることもできる。
すなわち、本開示のデバイスは、有機イメージセンサにおいて、(i)1つの有機ユニ
ットと2つの無機ユニット、(ii)2つの有機ユニットと1つの無機ユニット、又は(
iii)3つの有機ユニットが、互いに組み合わせられたものを含む。有機ユニットのい
ずれもが、本開示による分子/層/デバイスを含むことができる。
好ましい実施形態において、有機イメージセンサは、本開示により、層中に分子を含む
3つの有機変換ユニットからなり(デバイスにおいては、それぞれ、透明電極を有する)
、互いに組み合わせられ、400nm~500nm、500nm~600nm及び600
nm~700nmの範囲のうち1つでそれぞれ動作するものである。
組み合わせユニットは、有機-有機又は有機―無機ユニットの垂直及び/又は水平スタ
ックのいずれかにより実現される。
電極材料は、
-透明金属酸化物、例えば、酸化インジウムスズ(ITO)、フッ素ドープ酸化インジウ
ム(IFO)、酸化スズ、フッ素ドープ酸化スズ(FTO)、アンチモンドープ酸化スズ
(ATO)、酸化亜鉛(Al、B及びGaドープ酸化亜鉛を含む)、酸化インジウム-酸
化亜鉛(IZO)、TiO
-不透明又は半透明金属、合金、又は導電性ポリマー、例えば、Au、Ag、Cr、N
i、Pd、AlSiCu、その他金属、金属合金、又は好適な仕事関数の金属の組み合わ
せ、PEDOT/PSS、PANI又はPANI/PSS、グラフェン、
とすることができる。
上述したとおり、本開示は、
(a)本開示による光電変換層を含む有機光電変換ユニット、

(b)任意で、Siベースの有機光電変換ユニット、
(c)金属配線、
(d)(CMOS)基板、
(e)絶縁層、好ましくは、酸化物
を含む、ハイブリッドシリコン有機イメージセンサ又は有機イメージセンサを提供する。
一実施形態において、本開示のイメージセンサの有機光電変換ユニットは、有機ベース
の光電変換ユニット内に
-n型材料、
-p型材料、
-nバッファ層、
-pバッファ層
又はその組み合わせ及び/又は混合物(例えば、1つの層に共堆積したn材料及びp材料
)のような異なる層を含む。
例えば、本開示の有機イメージセンサは、次の構造を含むことができる。
-基板/第1の電極/nバッファ層/n材料/p材料/pバッファ層/第2の電極、
-基板/第1の電極/nバッファ層/n材料/n及びp材料の混合物/p材料/pバッフ
ァ層/第2の電極、
-基板/第1の電極/nバッファ層/n材料/n及びp材料の混合物/pバッファ層/第
2の電極、
-基板/第1の電極/pバッファ層/p材料/n材料/nバッファ層/第2の電極、
-基板/第1の電極/pバッファ層/p材料/n及びp材料の混合物/n材料/第2の電
極、
-基板/第1の電極/pバッファ層/p材料/n及びp材料の混合物/nバッファ層/第
2の電極。
本開示の有機イメージセンサは、特に、n及びp材料のCMOS部分に対する位置に関
して、異なる層構造を含むことができる。
有機光電変換ユニットは、ハイブリッドシリコン有機イメージセンサにおいて、異なる
層が、異なる色(BGR)を吸収する、Siベースの有機光電変換ユニット(図2参照)
と組み合わせて用いたり、Siベースの有機光電変換ユニットなしで用いることができる
。この場合、有機光電変換ユニットは、異なる色(BGR)を吸収することができる。
BGR範囲は、400~500nm、500~600nm及び600~700nmであ
り、この範囲外の吸収は、好ましくは、25%未満、より好ましくは20%未満、さらに
好ましくは、10及び5%未満である。
上述したとおり、基板はまた他の有機光電変換ユニットとすることもできる。
上述したとおり、本開示のデバイスは、有機イメージセンサにおいて、(i)1つの有
機ユニットと2つの無機ユニット、(ii)2つの有機ユニットと1つの無機ユニット、
又は(iii)3つの有機ユニットが、互いに組み合わせられたものを含む。有機ユニッ
トのいずれもが、本開示による分子/層/デバイスを含むことができる。
有機光電変換層を生成する堆積方法は、PVD、CVD、スピンコーティング、浸漬コ
ーティング、キャスティングプロセス、インクジェットプリンティング、スクリーンプリ
ンティング、スプレーコーティング、オフセットプリンティングである。
層を処理する異なるプロセス温度、すなわち、摂氏50~245℃が可能である。層の
処理(アニール)は、上部電極を堆積する前及び/又は後に行うことができる。
上述したとおり、本開示は、
a)特定Rボロン酸のパラジウム及びエスフォス系触媒鈴木カップリング、続いて、パ
ラジウム触媒系におけるビス(ピナコラート)ジボロンによるホウ素化、
b)硫化水素ナトリウム水和物とクロロベンズアルデヒドの平行反応及び臭素元素によ
る臭素化、
c)a)の生成物とb)の生成物のパラジウム及びエスフォス系触媒鈴木カップリング
の工程を含む、チオフェン-又はセレノフェンベース材料(一般式IXで表される)の合
成方法を提供する。
本開示は、
a)特定Rジブロミドのパラジウム及びエスフォス系触媒鈴木カップリング、
b)a)の生成物2当量と特定Xbジボロンエステルのパラジウム及びエスフォス系触
媒鈴木カップリング
の工程を含む、チオフェン-又はセレノフェンベース材料(一般式IXで表される)の合
成方法を提供する。
本開示は、
a)硫化水素ナトリウム水和物とクロロベンズアルデヒドの反応及び臭素元素による臭
素化、
b)T特異性ベンゾチオフェンとB特異性ジボロン酸のパラジウム触媒反応
の工程を含む、チオフェン-又はセレノフェンベース材料(一般式XXXIで表される)
の合成方法も提供する。
本開示は、
a)硫化水素ナトリウム水和物とクロロベンズアルデヒドの反応及び臭素元素による臭
素化、
b)T特異性ベンゾチオフェンとB特異性ジボロン酸のパラジウム触媒反応
の工程を含む、チオフェン-又はセレノフェンベース材料(一般式XXXIXで表される
)の合成方法も提供する。
本技術はまた、後述するように構成することもできる。
(1)P:Nヘテロ接合又はP:N二層又は多層接合、特に、P:N1:N2又はP1
:P2:Nヘテロ接合又は多層接合で構成されるとき、着色N又は着色N混合物(N1:
N2)、着色P又は着色PとN材料の混合物(P2:N)において形成される励起子を、
HOMO分離のプロセスにより、効率的に分離する品質、及び/又は、着色N又は着色N
材料混合物から、他方の着色P材料から、又は着色Nと他方のP材料の混合物から正孔を
受容する品質、及び/又は正孔を輸送する品質を有する、透明P材料であって、
透明とは、
-約450~約700nmの範囲の可視波長範囲において、約60,000M-1cm
-1未満の透過係数、約400~約450nmの範囲の可視波長範囲において、約100
,000M-1cm-1未満の透過係数、
-450nmより長い波長について、70,000cm-1未満の吸収係数(単一材料
フィルムにおける)、又は
-500nmより長い波長について、40,000cm-1未満の吸収係数(単一材料
フィルムにおける)を指し、
着色とは、約400nm~約700nmの範囲において、約60,000cm-1を超
える吸収係数(この範囲のどこかに最大がある、又はこの範囲のいずれにおいて吸収され
る)を指す、透明P材料。
(2)透明P材料、好ましくは、(1)の透明P材料であって、材料は、
-堆積方法(蒸着やスピンコーティング)を用いると、高品質な均質フィルムを形成す
る有機系化合物であり、
-約450~約700nmの範囲の可視波長範囲において、約60,000M-1cm
-1未満の透過係数及び約400~約450nmの範囲の可視波長範囲において、約10
0,000M-1cm-1未満の透過係数を有し、かつ
-堆積方法(蒸着やスピンコーティング)を用いると、高品質な均質フィルムを形成す
る有機系化合物であり、
-450nmより長い波長について、70,000cm-1未満の吸収係数(単一材料
フィルムにおける)又は、
-500nmより長い波長について、40,000cm-1未満の吸収係数(単一材料
フィルムにおける)を有する、透明P材料。
(3)
-チオフェンベースの材料、
-セレノフェンベース材料、及び
-その二量体からなる群から選択される、(1)又は(2)の透明P材料。
(4)材料は、一般式IXで表されるチオフェン-又はセレノフェンベース材料であり

Figure 2022033978000103
式中、
X及びYは、同一又は異なり、それぞれ、CR、S、O、Se、N-R及びSi-R
から独立して選択され、式中、Rは、H、CH、CF、フェニル、アルキル及びア
リールから選択され、Rは、H、鎖状及び分岐アルキル基、シクロアルキル基、鎖状及び
分岐アルコキシ基、ハロゲン化アルキル基、ハロゲン原子、アルキル又はアリールスルフ
ァニル基、アルキル又はアリールアミン、アリール基、ハロゲン化アリール基、ビアリー
ル基、ハロゲン化アルキル基、ヘテロアリール基及びフルオレニル基から選択される、(
3)の透明P材料。
(5)材料は、一般式IXで表されるチオフェン-又はセレノフェンベース材料であり

Figure 2022033978000104

式中、
X及びYは、同一又は異なり、それぞれ、S及びSeから独立して選択され、及び/又は

Rは、
Figure 2022033978000105
Figure 2022033978000106
Figure 2022033978000107
Figure 2022033978000108
Figure 2022033978000109
から選択され、式中、R、R、Rは、同一又は異なり、それぞれ、H、F、CH
、CF、アリール及びアルキルから独立して選択される、(4)の透明P材料。
(6)材料は、一般式Xaで表されるチオフェン-又はセレノフェンベース材料であり

Figure 2022033978000110

式中、X及びYは、同一又は異なり、それぞれ、CR、S、O、Se、N-R及びSi
-Rから独立して選択され、式中、Rは、H、CH、CF、フェニル、アルキル
及びアリールから選択され、RはH、鎖状及び分岐アルキル基、シクロアルキル基、鎖状
及び分岐アルコキシ基、ハロゲン化アルキル基、ハロゲン原子、アルキル又はアリールス
ルファニル基、アルキル又はアリールアミン、アリール基、ハロゲン化アリール基、ビア
リール基、ハロゲン化アルキル基、ヘテロアリール基及びフルオレニル基から選択される
、(3)のP材料。
(7)材料は、一般式Xaで表されるチオフェン-又はセレノフェンベース材料であり

Figure 2022033978000111
式中、X及びYは、同一又は異なり、それぞれ、S及びSeから独立して選択され、及び
/又は、Rは、
Figure 2022033978000112
Figure 2022033978000113
Figure 2022033978000114
Figure 2022033978000115
Figure 2022033978000116
Figure 2022033978000117
から選択され、式中、R、R、Rは、同一又は異なり、それぞれ、H、F、CH
、CF、アリール及びアルキルから独立して選択される、(6)のP材料。
(8)材料は、一般式Xbで表されるチオフェン-又はセレノフェンベース材料であり

Figure 2022033978000118
式中、X及びYは、同一又は異なり、それぞれ、CR、S、O、Se、N-R及びSi
-Rから独立して選択され、式中、Rは、H、CH、CF、フェニル、アルキル
及びアリールから独立して選択され、Rは、H、鎖状及び分岐アルキル基、シクロアルキ
ル基、鎖状及び分岐アルコキシ基、ハロゲン化アルキル基、ハロゲン原子、アルキル又は
アリールスルファニル基、アルキル又はアリールアミン、アリール基、ハロゲン化アリー
ル基、ビアリール基、ハロゲン化アルキル基、ヘテロアリール基及びフルオレニル基から
選択される、(3)の透明P材料。
(9)材料は、一般式Xbで表されるチオフェン-又はセレノフェンベース材料であり、
Figure 2022033978000119
式中、X及びYは、同一又は異なり、それぞれ、S及びSeから独立して選択され、及び
/又は、Rは、
Figure 2022033978000120
Figure 2022033978000121
Figure 2022033978000122
Figure 2022033978000123
Figure 2022033978000124
選択され、式中、R、R、Rは、同一又は異なり、それぞれ、H、F、CH、C
、アリール及びアルキルから独立して選択される、(8)の透明P材料。
(10)材料は、一般式XXXIa及びXXXIbで表されるチオフェン-又はセレノフ
ェンベース材料であり、
Figure 2022033978000125

式中、X及びYは、同一又は異なり、それぞれ、CR、S、O、Se、N-R及びSi
-Rから独立して選択され、式中、Rは、H、CH、CF、フェニル、アルキル
及びアリールから選択され、Rは、H、鎖状及び分岐アルキル基、シクロアルキル基、鎖
状及び分岐アルコキシ基、ハロゲン化アルキル基、ハロゲン原子、アルキル又はアリール
スルファニル基、アルキル又はアリールアミン、アリール基、ハロゲン化アリール基、ビ
アリール基、ハロゲン化アルキル基、ヘテロアリール基及びフルオレニル基から選択され
る、(3)のP材料。
(11)材料は、一般式XXXIa及びXXXIbで表されるチオフェン-又はセレノ
フェンベース材料であり、
Figure 2022033978000126

式中、X及びYは、同一又は異なり、それぞれ、S及びSeから独立して選択され、Rは

Figure 2022033978000127
Figure 2022033978000128
Figure 2022033978000129
Figure 2022033978000130
Figure 2022033978000131
から選択され、式中、R、R、Rは、同一又は異なり、それぞれ、H、F、CH
、CF、アリール及びアルキルから独立して選択される、(10)のP材料。
(12)材料は、一般式XXXIXで表されるチオフェン-又はセレノフェンベース材料
であり、
Figure 2022033978000132
式中、Tは、一般式IX、Xa、Xb、XI、XIIa、XIIb、XXII~XXXV
IIIのうちの1つとの構造から選択され、
Figure 2022033978000133
Figure 2022033978000134
Figure 2022033978000135
X及びYは、同一又は異なり、それぞれ、CR、S、O、Se、N-R及びSi-R
から独立して選択され、式中、Rは、H、CH、CF、アリール及びアルキルか
ら選択され、R及びRは、同一又は異なり、それぞれ、H、鎖状及び分岐アルキル基、
シクロアルキル基、鎖状及び分岐アルコキシ基、ハロゲン化アルキル基、ハロゲン原子、
アルキル又はアリールスルファニル基、アルキル又はアリールアミン、アリール基、ハロ
ゲン化アリール基、ビアリール基、ハロゲン化アルキル基、ヘテロアリール基及びフルオ
レニル基から独立して選択され、Bは、無し、又は
Figure 2022033978000136
Figure 2022033978000137
Figure 2022033978000138
から選択される、(3)の透明P材料。
(13)材料は、一般式XLで表されるチオフェン-又はセレノフェンベース材料であり

Figure 2022033978000139
式中、Tは、一般式IX、Xa、Xb、XI、XIIa、XIIb、XXII~XXXV
IIIのうちの1つとの構造から選択され、
Figure 2022033978000140
Figure 2022033978000141
Figure 2022033978000142
式中、X及びYは、同一又は異なり、それぞれ、CR、S、O、Se、N-R及びSi
-R、から独立して選択され、Rは、H、CH、CF、フェニル、アルキル及び
アリールから選択され、R及びRは、同一又は異なり、それぞれ、H、鎖状及び分岐ア
ルキル基、シクロアルキル基、鎖状及び分岐アルコキシ基、ハロゲン化アルキル基、ハロ
ゲン原子、アルキル又はアリールスルファニル基、アルキル又はアリールアミン、アリー
ル基、ハロゲン化アリール基、ビアリール基、ハロゲン化アルキル基、ヘテロアリール基
及びフルオレニル基から独立して選択され、Hは、
Figure 2022033978000143
Figure 2022033978000144
Figure 2022033978000145
Figure 2022033978000146
Figure 2022033978000147
Figure 2022033978000148
のうちのいずれかから選択され、式中、R、R、Rは、同一又は異なり、それぞれ
、H、F、CH、アルキル基及びアリール基から独立して選択される、(3)の透明P
材料。
(14) 材料は、一般式XLIで表されるチオフェン-又はセレノフェンベース材料で
ある。
Figure 2022033978000149
式中、Tは、無し、又は一般式IX、Xa、Xb、XI、XIIa、XIIb、XXI
I~XXXVIIIのうちの1つの構造から選択される。
Figure 2022033978000150
Figure 2022033978000151
Figure 2022033978000152
式中、X及びYは、同一又は異なり、それぞれ、CR、S、O、Se、N-R及びSi
-Rから独立して選択され、Rは、H、CH、CF、フェニル、アルキル及びア
リールから選択され、R及びRは、同一又は異なり、それぞれ、H、鎖状及び分岐アル
キル基、シクロアルキル基、鎖状及び分岐アルコキシ基、ハロゲン化アルキル基、ハロゲ
ン原子、アルキル又はアリールスルファニル基、アルキル又はアリールアミン、アリール
基、ハロゲン化アリール基、ビアリール基、ハロゲン化アルキル基、ヘテロアリール基及
びフルオレニル基から独立して選択され、Bは、無し、又は以下より選択され、
Figure 2022033978000153
Figure 2022033978000154
Figure 2022033978000155
Figure 2022033978000156
Figure 2022033978000157
Figure 2022033978000158
Figure 2022033978000159
Figure 2022033978000160


から選択され
式中、R、R、Rは、同一又は異なり、そぞれ、H、F、CH、アルキル及びア
リールから独立して選択される、(3)の透明P材料。
(15) 材料は、BDT3、BTBT14、BTBT2、BTBT9及びTT1の群
から選択されるチオフェンベース材料である、
Figure 2022033978000161
Figure 2022033978000162
(3)の透明P材料。
(16) (1)~(15)のいずれかによる透明P材料と、N及び/又はさらなるP
材料とを含み、N及び/又はさらなるP材料は、可視波長範囲(約400~約700nm
)において吸収を示す、P:Nヘテロ結合、特に、P:N1:N2ヘテロ接合。
(17) (1)~(15)のいずれかによる透明P材料と、N及び/又はさらなるP材
料とを含み、N及び/又はさらなるP材料は、可視波長範囲(約400~約700nm)
において吸収を示す、透明P材料の使用。
(18) 有機光電変換層、OLED及びOTFT有機モジュールを含むイメージセン
サ、フォトダイオード、有機太陽光発電のような光電子用途の光電変換層、及び/又は、
有機及び/又はハイブリッドモジュールにおける、N及び/又はさらなるP材料を含み、
N及び/又はさらなるP材料は、可視波長範囲(約400~約700nm)において吸収
を示す、(1)~(15)のいずれかによる透明P材料の使用。
(19)N及び/又はさらなるP材料を含み、N及び/又はさらなるP材料は、可視波
長範囲(約400~約700nm)において吸収を示し、
任意で、さらなる分子を含む、(1)~(15)のいずれかによる透明P材料含む光電
変換層。
(20)N及び/又はさらなるP材料を含み、任意で、さらなる分子を含み、N及び/
又はさらなるP材料は、可視波長範囲(約400~約700nm)において吸収を示す、
(1)~(15)のいずれかによる透明P材料を含む吸収層。
(21) (1)~(15)のいずれかによる透明P材料又は(19)の光電変換層を
含むデバイスであって、特に、有機イメージセンサ、ハイブリッドイメージセンサ、フォ
トダイオード、有機光電池、有機発光ダイオード(OLED)、有機薄膜トランジスタ(
OTFT)である、デバイス。
(22) 前記光電変換層は、可視吸収範囲において、光応答を示す、(21)による
デバイス。
(23) (1)~(15)のいずれかによる透明P材料又は(19)の光電変換層を
含む、及び/又は、特に、可視波長範囲(約400~約700nm)において吸収を示す
N及び/又はさらなるP材料、及び/又は、さらなる分子を含む、(21)又は(22)
によるデバイス。
(24)
(a)(19)による光電変換層を含む有機光電変換ユニットと、
(b)少なくとも1つの電極と、
(c)基板と、
(d)任意で、光電変換層の上部の第2の電極と
を含む、有機イメージセンサ。
(25)
(a)(19)による光電変換層を含む有機光電変換ユニットと、
(b)任意で、Siベースの有機光電変換ユニットと、
(c)金属配線と、
(d)(CMOS)基板と、
(e)絶縁層、特に、酸化物と
を含む、ハイブリッドシリコン有機イメージセンサ又は有機イメージセンサ。
(26) 前記有機光電変換ユニットは、n型材料、p型材料、nバッファ層及び/又
はpバッファ層又はこれらの組み合わせ又は混合物のような異なる層を含む、(24)又
は(25)による有機イメージセンサ。
(27)
a)特定Rボロン酸のパラジウム及びエスフォス系触媒鈴木カップリング、続いて、パ
ラジウム触媒系におけるビス(ピナコラート)ジボロンによるホウ素化、
b)硫化水素ナトリウム水和物とクロロベンズアルデヒドの平行反応及び臭素元素によ
る臭素化、
c)a)の生成物とb)の生成物のパラジウム及びエスフォス系触媒鈴木カップリング
の工程を含む、チオフェン-又はセレノフェンベース材料(一般式IXで表される)の合
成方法。
(28)
a)特定Rジブロミドのパラジウム及びエスフォス系触媒鈴木カップリング、
b)a)の生成物2当量と特定Xbジボロンエステルのパラジウム及びエスフォス系触
媒鈴木カップリング
の工程を含む、チオフェン-又はセレノフェンベース材料(一般式Xbで表される)の合
成方法。
(29)
a)硫化水素ナトリウム水和物とクロロベンズアルデヒドの反応及び臭素元素による臭
素化、
b)T特異性ベンゾチオフェンとB特異性ジボロン酸のパラジウム触媒反応
の工程を含む、チオフェン-又はセレノフェンベース材料(一般式XXXIで表される)
の合成方法。
(30)
a)硫化水素ナトリウム水和物とクロロベンズアルデヒドの反応及び臭素元素による臭
素化、
b)T特異性ベンゾチオフェンとB特異性ジボロン酸のパラジウム触媒反応
の工程を含む、チオフェン-又はセレノフェンベース材料(一般式XXXIXで表される
)の合成方法。
本明細書で用いる、「N材料」という用語は、電子を受容する材料を指す。
本明細書で用いる、「P材料」という用語は、電子を供与する、すなわち、正孔を受容
する材料を指し、正孔輸送もする。
本明細書で用いる、「チオフェン材料」又は「チオフェンベース材料」という用語は、
分子構造中に、少なくともチオフェン又はチオフェン誘導体が存在する分子を指す。
本明細書で用いる、「セレノフェン材料」又は「セレノフェンベース材料」という用語
は、分子構造中に、少なくともセレノフェン又はセレノフェン誘導体が存在する分子を指
す。
本明細書で用いる、「可視波長範囲における吸収」又は「可視波長範囲において吸収を
示す分子」という用語は、示された全範囲又は全範囲にわたって一部のみ、又はいくつか
の部分において、光を吸収することのできる分子/染料を指す。例えば、ある分子は、5
00~700nmの範囲でしか吸収しないが、他の分子は、400~700nm又は50
0~600nmの範囲で吸収し、さらに他の分子は、400~500nmの範囲(又は、
上述した下位範囲、好ましくは、400nm~500nm、500nm~600nm又は
600nm~700nm)で吸収する。かかる文言には全ての予想が包含されるものとす
る。
本明細書で用いる「狭い吸収帯」とは、50%強度での吸収帯の幅が200nm、より
好ましくは、150nm、より好ましくは、100nmであることを指す。
本明細書で用いる「透明」又は「透明材料」という用語は、約450~約700nmの
範囲の可視波長範囲において、約60,000M-1cm-1未満の透過係数、及び約4
00~約450nmの範囲の可視波長範囲において、約100,000M-1cm-1
満の透過係数を有する材料のことを指す。また、450nmより長い波長について、70
,000cm-1未満、又は500nmより長い波長について、60,000cm-1
満の吸収係数(単一材料フィルムにおける)の材料を指す。
本明細書で用いる「着色」又は「着色材料」という用語は、約400nm~約700n
mの範囲の可視波長範囲において、約60,000cm-1を超える吸収係数(この範囲
のどこかに最大がある、又はこの範囲のいずれにおいて吸収される)の材料を指す。
本開示によれば、「電極」という用語は、電圧を印加する電気リードを指す。電極は、
「くし型」、すなわち、2つのくしが向き合って互いに噛み合ったくしのような形状であ
ってよい。あるいは、電極は、くし型でなくてもよい。電極は、透明でも不透明であって
もよい。透明電極は、例えば、酸化インジウムスズ(ITO)やフッ素ドープ酸化インジ
ウム(IFO)から形成されている。不透明電極は、反射性で、例えば、銀(Ag)や金
(Au)から形成されている。
イメージセンサに用いられる光電変換層の要件として、以下にまとめたものが求められ
る。
(i)少なくとも1つの活性材料の狭い吸収帯、
(ii)少なくとも1つの活性材料の高い吸収係数に対応した、高い透過係数、ε>10
Lmol-1cm-1
(iii)熱抵抗、
(iv)高い光電変換効率(EQE)、
(v)高速応答性(高応答速度)/高電荷キャリア移動度、
(vi)デバイスにおける低暗電流、
(vii)熱蒸着薄膜(Tvp<Tdec)。
本発明者らは、有機光電変換ユニットの活性材料としての使用について、以下の異なる
系列に属する、可視範囲(400~650nm)において、吸収を示さない、又は非常に
低い吸収を示す特定の構造の材料を見出した。
-チオフェンベース材料、
-セレノフェンベース材料、及び
-その二量体。
この材料は、光電変換材料層においてバルクヘテロ接合(混合p-n層)又はPNヘテ
ロ結合(p層とn層の間に形成)又はPiN接合(p-nバルクヘテロ接合-n-層とし
てのp層-混合層)で、可視範囲で吸収する材料と共に用いられる。
本開示の材料は、有機光変換ユニットのための活性材料として用いることができる。
有機光電変換ユニットは、ハイブリッドシリコン有機イメージセンサにおいて、異なる
層が、異なる色(BGR)を吸収する、Siベースの有機光電変換ユニットと組み合わせ
て用いたり、Siベースの有機光電変換ユニットなしで用いることができる。この場合、
有機光電変換ユニットは、異なる色(BGR)を吸収することができる。
得られたハイブリッドイメージセンサデバイスの一般構造及び有機ベースの光電変換ユ
ニットの詳細を、図2及び3の概略図に示す。
本発明者らは、透明P材料(約450~約700nmの領域における約70,000M
-1cm-1未満の透明=吸収係数(単一材料フィルムにおける)かつデバイスにおいて
、P:N(概して、P:N1:N2)ヘテロ結合)は、
-着色(着色=約400nm~約700nmの可視波長範囲において、約60,000c
-1を超える吸収係数(この範囲のどこかに最大がある、又はこの範囲のいずれにおい
て吸収される)N(又は着色N材料の混合物)又は他の着色P(又は着色P及びN材料の
混合物)に形成される励起子を、HOMO分離プロセスにより、効率的に分離して、励起
着色材料(光子を吸収するP材料又はN材料)のHOMOへ電子を供与したり、その材料
(他のP又はN材料)から正孔を受容することを見出した。さらに、正孔を輸送すること
もできる。
例えば、P:Nにお、P材料は透明で、N材料は着色してものである(図4に図示)。
一実施形態において、P:N1:N2を用いる場合、N材料の1つが着色したもの(図5
に図示)、または両方が着色したものでもよい。一実施形態において、P1:P2:Nを
用いる場合、P2を透明又は着色、かつNを透明又は着色とすることができる。
分離/電荷転送効率(ηCT)についての説明
ηCTはηCT(HOMO)とηCT(LUMO)部分がある。
図4において(一例)
・透明p材料は、ηCT(HOMO)を介して、吸収n材料を分離し、効率的な電荷生成
を確実にするために高くする
図5において(一例)
・透明p材料は、ηCT(HOMO)を介して吸収n材料又は吸収n材料を分離する、又
はそこから正孔を受容する。
・本実施形態(P1:P2:N又はP:N1:N2)において、2つ以上の材料を着色す
ることができる。1つのp材料は透明である。
本開示の透明p材料の主な利点、特に、光電変換層及びデバイス用途については次の通
りである。
1.1つの活性材料のみの吸収を調整することによる、活性デバイスの吸収スペクトルを
調整する可能性、
2.相手材料-三元系p1:p2:N又はp:n1:n2nを用いるときは相手材料又は
p2相手材料吸収又はn1又はn2-のスペクトルとなる。透明n材料のみについての電
子移動度及び透明p材料のみについての移動度を調整する可能性、
3.HOMO又はLUMOレベル調整(可視範囲における高透明性のための大きなバンド
ギャップ確保と共に)、
4.LUMOによる(透明n材料について)又はHOMO(透明p材料について)による
、1つの励起子分離/電荷生成効率のみを最適化する可能性。
光電変換層用途の活性材料としての可視波長(400~700nm)において吸収のな
い、又は吸収の非常に低い新たなp材料の主な利点は次の通りである。
・優れた光安定性-特にUV吸収のみによる、
・相手(他方)活性成分の吸収による、デバイスの吸収スペクトルの調整の可能性-すな
わち、透明nの場合、p材料の吸収スペクトル、透明pの場合、n材料の吸収、
・HOMO及びLUMOエネルギーレベルの容易な変更、
・高い熱安定性(置換基によって300~500℃、少なくとも300℃)、
・高電子(nについて)及び/又は正孔(pについて)移動度-特に、移動度の独立した
調整-例えば、透明n材料については高い電子移動度のみが必要である、
・高い励起子分離能-高EQEの光変換デバイス、
・デバイスの高い電荷生成効率-高電荷移動効率及び電荷分離効率、
・電荷生成効率の特に独立した調整-LUMO(透明nについて)及びHOMO(透明p
について)による、
・nバッファ又はpバッファ層として用いることができ、デバイスにおける、活性層のモ
ルホロジーの調整及び/又はエネルギーレベル整合によりさらにデバイスを最適化するこ
とができる。
光電変換層に用いられる透明チオフェンベース分子の主な利点は次の通りである。
-良好な光熱安定性を示す(300℃まで)、
-HOMO及びLUMOエネルギーの変更が容易である、
-可視範囲における非常に低い透過係数、
-高い正孔移動度、
-吸収n相手材に形成された励起子の高効率なHOMOベースの分離が可能、
-二量体の場合には、
3D構造、及び分離効率(HOMO分離)を増大するHOMO変性、
高い正孔移動度。
薄膜におけるエネルギーレベル及びモルホロジーは、コア構造の置換基R及びR及び
ヘテロ原子の種類によって調整可能である。これにより、チオフェンベースの分子は、可
視範囲において吸収する材料と組み合わせて、有機光電変換層に用いられる非常に有用な
分子となる。
本開示によれば、活性材料の1つが透明なとき、各デバイスに以下のような可能性が提
供される。
1つの活性材料のみの吸収を調整することによる、全体の吸収スペクトルの調整、
相手(吸収)材料のみの励起子拡散効率の調整、
HOMO又はLUMOによるそれぞれの電荷生成効率の調整、
電子のみ(透明n)又は正孔のみ(透明p)移動度の調整、
全般的:可視範囲における吸収特性の電子/正孔移動及び輸送特性からの切り離し。
実施例
実施例1:BDT3
以下のスキームにおいて、BDT3についての合成経路を示す(図7Aも参照)。
Figure 2022033978000163
スキーム1:BDT3の合成。i:Pd(OAc)、エスフォス、KPO、ジオキ
サン、HO、RT、16h、ii:Pd(OAc)、エスフォス、KPO、ジオ
キサン、HO、105°C、20h。
3-(4-ブロモビフェニル)-ベンゾチオフェン(3)を、ベンゾチオフェン-3-
ボロン酸(1)及び4-ヨード-4'-ブロモ-ビフェニル(2)の化学選択性鈴木型ク
ロスカップリングにより調製した。室温で、1,4-ジオキサン中エスフォス触媒系を用
いて(i)、中程度の収率(64%)で目的化合物を得た。2当量(3)をBDTジボロ
ンエステル(4)にカップリングすることにより、同じ触媒をBDT3の合成に用いた。
反応は、105°Cで20時間行った(ii)。
構造を、MALDI-TOF質量分析法により確認した(図7B、i)参照)。
BDT3は、優れた熱安定性(Tdecomp>480°C)を有しており、DSCに
より、 加熱サイクルにおいて、451°C及び459°C、冷却サイクルにおいて、4
55°C及び421°Cで相転移を行う(図7B、ii)参照)。
UV-Vis吸収及びPLスペクトルを、熱蒸着薄膜から記録し、図7B、iii)及
びiv)に示す。吸収スペクトル(昇華BDT3)はλabsでの最大max=367n
mであり、追加の転移は、λ=384nm、λ=407nm及びλ=437nm付近であ
る。PLスペクトルは、λPL、max=490nm、458nm及び525nmで3つ
のシャープな放出最大を示す。
実施例2:BTBT14
以下のスキーム2において、BDT14についての合成経路を示す(図8Aも参照)。
Figure 2022033978000164
スキーム2:BTBT14の合成i:Pd(OAc)、エスフォス、KPO,、
ジオキサン、HO、RT、16h、ii:Pd(dppf)Cl、KOAc、ジオキ
サン、100°C、16h、iii:NaSH/aq.NHCl、NMP、80°C~
180°C、iv:Br、DCM、0°C~RT、v:Pd(OAc)、エスフォス
、KPO、ジオキサン、HO、90°C、16h。
3-(4-ブロモビフェニル)-ベンゾチオフェン(3)を、ベンゾチオフェン-3-
ボロン酸(1)及び4-ヨード-4'-ブロモ-ビフェニル(2)の化学選択性鈴木型ク
ロスカップリングにより調製した。室温で、1,4-ジオキサン中エスフォス触媒系を用
いて(i)、中程度の収率(64%)で目的化合物を得た。1,4-ジオキサン中、1,
1'-ビス(ジフェニルホスフィノ)-フェロセンジクロロパラジウム触媒系でビス(ピ
ナコラート)ジボロンを用いて、(3)のホウ素化反応を行った。BTBTコア構築ブロ
ックを、高温でNMP中、クロロベンズアルデヒドと硫化水素ナトリウム水和物の反応に
より得た(iii)。BTBTの臭素化を、DCM中、臭素元素を用いて行った(iv)
。(i)で用いたのと同じ触媒を、2当量の5とBTBT-Brをカップリングすること
により、BTBT14の合成に用いた。反応は、90°Cで16時間行った(v)。
構造を、MALDI-TOF質量分析法により確認した(図8B、i)参照)。
BDBT14は、優れた熱安定性(Tdecomp>500°C)を有しており、DS
Cにより、 加熱サイクルにおいて、394°C、冷却サイクルにおいて、384°Cで
相転移を行う(図8B、ii)参照)。
BTBT14のUV-Vis吸収及びPLスペクトルを、熱蒸着薄膜から記録し、図8
B、iii)及びiv)に示す。吸収スペクトル(昇華BTBT14)はλabsでの最
大max=349nmであり、ショルダーは、414nm、吸収端は、約441nmであ
る。PLスペクトルは、λPL、max=466nm、439nm及び496nmで3つ
のシャープな放出最大を示し、追加のショルダーは539nmである。
実施例3:BTBT2
以下のスキーム3において、BTBT2の合成経路を示す(図9Aも参照)。
Figure 2022033978000165

スキーム3:BTBT2の合成。i:NaSH/aq.NHCl、NMP、80°C
~180°C、ii:Br、DCM、0°C~RT、iii:Pd(PPh、K
CO、THF/HO、80°C、16h。
BTBTコア構築ブロックを、高温でNMP中、クロロベンズアルデヒドと硫化水素ナ
トリウム水和物の反応により得た(i)。BTBTの臭素化を、DCM中、臭素元素を用
いて行った(ii)。得られたBTBT2への最終反応を、水中で、80°C一晩、不活
性雰囲気中で、2-ブロモ[1]ベンゾチエノ[3,2-b][1]ベンゾチオフェン(
3)及び4,4'-ビフェニルジブロン酸(4)、炭酸カリウム及びPd(PPh
の混合物を用いて行った。
構造を、MALDI-TOF質量分析法により確認した(図9B、i)参照)。
BDBT2は、優れた熱安定性(Tdecomp>460°C)を有しており、DSC
により、 加熱サイクルにおいて、460°C、冷却サイクルにおいて、460°Cまで
相転移は示さない(図9B、ii)参照)。
BTBT2のUV-Vis吸収及びPLスペクトルを、熱蒸着薄膜から記録し、図9B
、iii)及びiv)に示す。吸収スペクトル(昇華BTBT2)はλabsでの最大m
ax=335nm、ショルダーは、388nmである。PLスペクトルは、λPL、ma
x=430nm、456nm及び487nmで3つの放出最大を示し、追加のショルダー
は524nmである。
実施例4:BTBT9
以下のスキーム4において、BTBT2の合成経路を示す(図10Aも参照)。
Figure 2022033978000166

スキーム4:BTBT9の合成。i:Br、FeCl、HO、RT、16h。i
i:BPin、PdCl(DPPF)、KOAc、1,4-ジオキサン、95°C
、2h。iii:Pd(PPh、35%、NaCO、1,4-ジオキサン、H
O、95°C、20h。
BTBT9材料は、臭素化されてから、宮浦ホウ素化を用いて、ジボロンエステル(3
)で変換されるフェナントレン(1)から出発する収束3工程合成で得られる。最後の工
程3において、2.2当量のBTBT-Brと、鈴木型クロスカップリング反応において
反応させて、所望の生成物BTBT9を得る。
構造を、MALDI-TOF質量分析法により確認した(図10B、i)参照)。
BDBT9は、優れた熱安定性(Tdecomp>500°C)を有しており、DSC
により、 加熱サイクルにおいて、454°C、冷却サイクルにおいて、437°Cで相
転移を行う(図10B、ii)参照)。
BTBT2のUV-Vis吸収及びPLスペクトルを、熱蒸着薄膜から記録し、図10
B、iii)及びiv)に示す。最大はλmax =332nm、追加の転移は、370、
312及び298nmにある。非常に集中した帯は、273nmで見られる。吸収開始は
、λOnset=409nmで検出される。PLスペクトルにおいて、BTBT9は、構
造化放出は、max=451nmで最大、ショルダーは、479nmである。
実施例5:TT1
以下のスキーム6において、TT1の合成経路を示す(図11Aも参照)。
Figure 2022033978000167

スキーム6:TT1の合成。i:Pd(OAc)、エスフォス、KPO、ジオキ
サン、HO、RT、16h、ii:Pd(PPh3)4、トルエン、105°C、24
h。
3-(4-ブロモビフェニル)-ベンゾチオフェン(3)を、ベンゾチオフェン-3-
ボロン酸(1)及び4-ヨード-4'-ブロモ-ビフェニル(2)の化学選択性鈴木型ク
ロスカップリングにより調製した。室温で、1,4-ジオキサン中エスフォス触媒系を用
いて(i)、中程度の収率(64%)で目的化合物を得た。2当量(3)を2,5-ビス
(トリメチルスタニル)チエノ[3,2-b]チオフェン(4)と反応させるために、テ
トラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)を用いて、STILLE型クロス
カップリングにより調製した。反応は、105°Cで24時間行った(ii)。?
構造を、MALDI-TOF質量分析法により確認した(図11B、i)参照)。
TT1は、優れた熱安定性(Tdecomp>490°C)を有しており、DSCによ
り、 加熱サイクルにおいて、426°C、冷却サイクルにおいて、407°Cで相転移
を行う(図11B、ii)及びiii)参照)。
TT1のUV-Vis吸収及びPLスペクトルを、熱蒸着薄膜から記録し、図11B、
iii)及びiv)に示す。吸収スペクトル(昇華BDT3)はλabsでの最大max
=367nmであり、追加の転移は、λ=384nm、λ=407nm及びλ=437n
m付近である。PLスペクトルは、λPL、max=490nm、458nm及び525
nmで3つのシャープな放出最大を示す。
実施例6:
異なる材料誘導体(BDT3、BTBT14、BTBT2、BTBT9及びTT1)を
、以下の構成のヘキサフルオリネートサブフタロシアニンペンタフルリネートフェノキシ
(F6SubPc-OC6F5=F6OC6F5)及びC60を含む三元系において、透
明p材料として用いた。
図13に示すITO/10nm p-バッファ/200nm p-材料+SubPc誘
導体+C60(4:4:2)(厚さ約200nm)/10nm n-バッファ/100n
m AlSiCuas。
図13に示す光電変換層を備えたデバイスのデバイス特性及びp材料としての実施例1
~5に記載した異なる分子を図14~32に示す。

Claims (4)

  1. a)特定Rボロン酸のパラジウム及びエスフォス系触媒鈴木カップリング、続いて、パ
    ラジウム触媒系におけるビス(ピナコラート)ジボロンによるホウ素化、
    b)硫化水素ナトリウム水和物とクロロベンズアルデヒドの平行反応及び臭素元素によ
    る臭素化、
    c)a)の生成物とb)の生成物のパラジウム及びエスフォス系触媒鈴木カップリング
    の工程を含む、チオフェン-又はセレノフェンベース材料(一般式IXで表される)の合
    成方法。
  2. a)特定Rジブロミドのパラジウム及びエスフォス系触媒鈴木カップリング、
    b)a)の生成物2当量と特定Xbジボロンエステルのパラジウム及びエスフォス系触
    媒鈴木カップリング
    の工程を含む、チオフェン-又はセレノフェンベース材料(一般式Xbで表される)の合
    成方法。
  3. a)硫化水素ナトリウム水和物とクロロベンズアルデヒドの反応及び臭素元素による臭
    素化、
    b)T特異性ベンゾチオフェンとB特異性ジボロン酸のパラジウム触媒反応
    の工程を含む、チオフェン-又はセレノフェンベース材料(一般式XXXIで表される)
    の合成方法。
  4. a)硫化水素ナトリウム水和物とクロロベンズアルデヒドの反応及び臭素元素による臭
    素化、
    b)T特異性ベンゾチオフェンとB特異性ジボロン酸のパラジウム触媒反応
    の工程を含む、チオフェン-又はセレノフェンベース材料(一般式XXXIXで表される
    )の合成方法。
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