JP2022030062A - 車両の前部車体構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】スモールオーバーラップ衝突時、車体の重量増加を招くことなくエプロンレインを内折れ制御することができる車両の前部車体構造を提供する。【解決手段】車体前後方向に延びる左右1対のエプロンレイン30と、これら1対のエプロンレイン30の後端部に夫々連結された左右1対のヒンジピラー20とを備え、エプロンレイン30のレインアウタ部材31は、ヒンジピラー20に連結された後端部から途中部に亙って車体前後方向に直線状に延びる直線部30aを有し、直線部30aの車幅方向外側に位置する外面部31aに車体前後方向において前方程前後方向剛性が低く設定された車体内側への変形促進部である横ビード部31sを設けている。【選択図】 図2

Description

本発明は、車体前後方向に延びる左右1対のエプロンレインフォースメントの後端部に夫々連結された左右1対のヒンジピラーを備えた車両の前部車体構造に関する。
従来より、車体前後方向に延びる左右1対のエプロンレインフォースメント(以下、エプロンレインと略す)と、これら1対のエプロンレインの後端部に夫々連結された左右1対のヒンジピラーとを備えた車両の前部車体構造が知られている。
また、SORB(Small Overlap Rigid Barrier)試験に代表されるフロントサイドフレームよりも車幅方向外側部分(オーバラップ領域が25%以下)に障害物が衝突する、所謂スモールオーバーラップ衝突の際、エプロンレインを車幅方向内側に内折れ変形させることにより、衝撃エネルギーを吸収して乗員空間を安全に確保することも知られている。
例えば、特許文献1の車両の前部車体構造には、車体前後方向に延びると共に閉断面を構成する左右1対のエプロンメンバ(エプロンレイン)と、これら1対のエプロンメンバの後端部に夫々連結された左右1対のヒンジピラーと、閉断面内部の車幅方向外側に設けた前側レインと、閉断面外部で前側レインと側面視にてオーバラップする位置に設けられてエプロンメンバとヒンジピラーの結合部に連結された後側レインとを備え、前側レインと後側レインをエプロンメンバを介して接合している。
ところで、車両のデザイン性向上や運動性能向上を図るためにホイールのインチアップが行われる。通常、ホイールの大径化に伴って、タイヤ幅が太くなり、路面とタイヤの接地面積が増加することから、タイヤのグリップ性能やコーナリング性能が高くなる。
このように、ホイールがインチアップされた場合、ホイールハウスは、ホイールのインチアップに対応してタイヤ幅が太くされたタイヤを収容するため、車幅方向外側に拡幅するように設計変更される。
特開2018-135080号公報
図24(a)の底面図に示すように、エプロンレイン100は、サスペンションタワー110を間に介してフロントサイドフレーム120の車幅方向外側に配設されている。そして、エプロンレイン100の車幅方向外側壁部を構成する外面部101は、前方程車幅方向内側に移行するように構成されている。それ故、スモールオーバーラップ衝突の際、図24(b)の底面図に示すように、エプロンレイン100は、エプロンレイン100とヒンジピラー130の連結部を起点として車幅方向内側に内折れ変形するように制御される。尚、符号140は、車両に衝突するバリアである。
しかし、ホイールのインチアップ等に伴ってエプロンレイン100が設計変更された場合、スモールオーバーラップ衝突時、エプロンレイン100を内折れ変形させることができない虞がある。
ホイールハウスが車幅方向外側に拡幅された場合、図25(a)の底面図に示すように、ホイールハウスの拡幅に対応して、エプロンレイン100は、外面部101が車幅方向に対して略直交状に延びる直線部100Aと、この直線部100Aの前端部から車幅方向内側に湾曲した湾曲部100Bとにより構成される。それ故、スモールオーバーラップ衝突の際、図25(b)の底面図に示すように、直線部100Aが略直線状に形成されているため、エプロンレイン100の直線部100Aが潰れ残り、エプロンレイン100は、エプロンレイン100とヒンジピラー130の連結部を起点として内折れ変形されない。
つまり、エプロンレイン100の直線部100Aは、内折れすることなく後退移動してヒンジピラー130の連結部を後方に変位させる。そこで、ヒンジピラー130の剛性を増すように板厚増加や補強部材の追加によってヒンジピラー130の後方変位を抑制することも可能ではあるものの、新たに車体重量の増加やこれに伴う燃費悪化を招く。
即ち、スモールオーバーラップ衝突時、重量増加を招くことなくエプロンレインを内折れ制御することは容易ではない。
本発明の目的は、スモールオーバーラップ衝突時、車体の重量増加を招くことなくエプロンレインを内折れ制御可能な車両の前部車体構造等を提供することである。
請求項1の車両の前部車体構造は、車体前後方向に延びる左右1対のエプロンレインフォースメントと、これら1対のエプロンレインフォースメントの後端部に夫々連結された左右1対のヒンジピラーとを備えた車両の前部車体構造において、前記エプロンレインフォースメントは、前記ヒンジピラーに連結された後端部から途中部に亙って車体前後方向に直線状に延びる直線部を有し、前記直線部の車幅方向外側に位置する外面部に車体前後方向において前方程前後方向剛性が低く設定された車体内側への変形促進部を設けたことを特徴としている。
この車両の前部車体構造では、前記エプロンレインフォースメントは、前記ヒンジピラーに連結された後端部から途中部に亙って車体前後方向に直線状に延びる直線部を有しているため、ホイールハウスを車幅方向外側に拡幅することができ、大径のホイールを装着することができる。前記直線部の車幅方向外側に位置する外面部に車体前後方向において前方程前後方向剛性が低く設定された車体内側への変形促進部を設けているため、スモールオーバーラップ衝突時、ヒンジピラーの板厚増加や補強部材の追加を必要とすることなく、エプロンレインフォースメントとヒンジピラーの連結部に応力を集中させることができ、エプロンレインフォースメントを車幅方向内側に向けて内折れ制御することができる。
請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記変形促進部は、車体前後方向に延びる横ビード部を備え、前記横ビード部は、車体前後方向前方程断面が小さくなると共に断面重心が車幅方向内側に移行するように構成されたことを特徴としている。
この構成によれば、新規部材を用いることなく、エプロンレインフォースメントの外面部に面外変形を伴う座屈を発生させることなくエプロンレインフォースメントとヒンジピラーの連結部に応力を伝達することができる。また、エプロンレインフォースメントに応力を後方に向けて流すに当り、車幅方向内側に向かう応力成分を発生させることができる。
請求項3の発明は、請求項2の発明において、前記変形促進部は、前記横ビード部の車体前後方向途中部から上下方向に延び且つ車幅方向外側に突出する縦ビード部を備えたことを特徴としている。この構成によれば、エプロンレインフォースメントを後方に向かって流れる応力を縦ビード部に集中させることにより、エプロンレインフォースメントに作用する車幅方向内側に向かう応力成分を積極的に増加することができる。
請求項4の発明は、請求項3の発明において、前記エプロンレインフォースメントは、上端部にボンネットヒンジを固定するためのヒンジブラケットを有し、前記縦ビード部は、前記横ビード部の上端部から前記ヒンジブラケットの前端部近傍位置まで上方に延びることを特徴としている。この構成によれば、ヒンジブラケットの前端部近傍領域に生じる下向きの座屈を抑制しつつ、エプロンレインフォースメントに作用する車幅方向内側に向かう応力成分を増加することができる。
請求項5の発明は、請求項1~4の何れか1項の発明において、前記ヒンジピラーが、車幅方向外側に配置されたヒンジピラーアウタ部材と、このヒンジピラーアウタ部材と協働して上下に延びる閉断面を形成するヒンジピラーインナ部材とを有し、前記ヒンジピラーインナ部材は、車幅方向に略直交する面を備えた本体部と、この本体部よりも前側において前記エプロンレインフォースメントと前記本体部に接合された先端部とを備え、前記本体部と前記先端部の連結部近傍位置に脆弱部を形成したことを特徴としている。
この構成によれば、先端部を介してエプロンレインフォースメントの取付剛性を確保しつつ、車幅方向内側への変形を許容することにより、車幅方向内側から外面部の内折れ変形を促進することができる。
請求項6の発明は、請求項5の発明において、前記脆弱部は、前記本体部の材料強度と前記先端部の材料強度との強度差によって構成されたことを特徴としている。
この構成によれば、本体部と先端部の材料強度差によって脆弱部を形成することができる。
請求項7の発明は、請求項5又は6の発明において、前記先端部は、前記脆弱部よりも車体前後方向前側位置に車幅方向内側に突出した突出部を有することを特徴としている。
この構成によれば、スモールオーバーラップ衝突時、突出部の変形を用いて脆弱部を車幅方向内側に折り曲げられるように誘導することができる。
請求項8の発明は、請求項5~7の何れか1項の発明において、前記ヒンジピラーアウタ部材とエプロンレインフォースメントとに連結されたカウルサイドレインフォースメントを備え、前記カウルサイドレインフォースメントの前端部に車幅方向内側に突出すると共に上下方向に延びる上下ビード部を設けたことを特徴としている。
この構成によれば、エプロンレインフォースメントを後方に向かって流れる応力を上下ビード部により上下方向の広い範囲に亙って作用させることができ、外面部の車幅方向内側に向けた内折れ変形を促進することができる。
本発明の車両の前部車体構造によれば、車体内側へ外面部の変形を誘導する変形促進部を設けることにより、スモールオーバーラップ衝突時、重量増加を招くことなくエプロンレインを内折れ変形させることができる。
実施例1に係る車両の前部車体構造の右側面図である。 図1に示す車体部分を車幅方向外側上方から視た斜視図である。 図1の要部拡大図である。 図3に示す車体部分を車幅方向外側上方から視た斜視図である。 図3に示す車体部分を車幅方向外側下方から視た斜視図である。 図3に示す車体部分からエプロンレインを省略した図である。 図3のVII-VII線断面図である。 図3のVIII-VIII線断面図である。 図3のIX-IX線断面図である。 図3のX-X線断面図である。 図3のXI-XI線断面図である。 ヒンジピラーインナの側面図である。 ヒンジピラーインナの斜視図である。 先端部材の側面図である。 先端部材の斜視図である。 先端部材の変形説明図である。 変形途中のヒンジピラーインナ及び先端部を示す図である。 レインアウタ部材の側面図である。 レインアウタ部材の斜視図である。 カウルサイドレインの側面図である。 カウルサイドレインの斜視図である。 変形途中のカウルサイドレインを示す図である。 内折れ変形後のヒンジピラー及びエプロンレインを示す図である。 従来の車両の左側底面図であって、(a)は、衝突前の状態図、(b)は、衝突後の状態図である。 ホイールハウスが拡幅された車両の左側底面図であって、(a)は、衝突前の状態図、(b)は、衝突後の状態図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
以下の説明は、本発明を車両の前部車体構造に適用したものを例示したものであり、本発明、その適用物、或いは、その用途を制限するものではない。
以下、本発明の実施例1について図1~図23に基づいて説明する。
図1,図2に示すように、車両Vは、車室床面を構成するフロアパネル1と、前後に延びる左右1対のサイドシル2と、車体前部に形成されたエンジンルーム(図示略)と車室とを仕切るダッシュパネル3と、このダッシュパネル3から前方に延びる左右1対のフロントサイドフレーム4と、1対のサイドシル2の前端部から鉛直上方に夫々延びる左右1対のヒンジピラー20と、これら1対のヒンジピラー20の上端部から前方に延びる左右1対のエプロンレインフォースメント(以下、エプロンレインと略す)30等を備えている。
この車両Vには、SORB(Small Overlap Rigid Barrier)試験に代表されるフロントサイドフレーム4よりも車幅方向外側部分(オーバラップ領域が25%以下)に障害物が衝突する、所謂スモールオーバーラップ衝突時、エプロンレイン30に面外変形を伴う座屈を生じることなく、エプロンレイン30を車幅方向内側に内折れ変形させる内折れ変形機構が設けられている。この内折れ変形機構は、エプロンレイン30のインナ側からエプロンレイン30の変形を誘導するインナ内折れ誘導機能と、エプロンレイン30のアウタ側からエプロンレイン30の変形を誘導するアウタ内折れ誘導機能とを有している。
以下、車両Vが左右対称構造に構成されているため、右側部分について主に説明する。また、図において、矢印F方向を車体前後方向前方とし、矢印OUT方向を車幅方向外方とし、矢印U方向を車体上下方向上方としている。
まず、車両Vの概略構成について説明する。
サイドシル2は、フロアパネル1の車幅方向両端に沿って前後に延びるように設けられている。このサイドシル2は、車幅方向内側に開放された断面略ハット状のサイドシルアウタと、車幅方向外側に開放された断面略ハット状のサイドシルインナとを有し(何れも図示略)、両者のフランジ部が接合されて前後に延びる閉断面が形成されている。
図2に示すように、ダッシュパネル3は、1対のヒンジピラー20の間に亙って車幅方向に延びるように配設されている。このダッシュパネル3は、フロアパネル1の前端部から上方に向けて立ち上がるダッシュロアパネル(図示略)と、このダッシュロアパネルの上端部に接合されたダッシュアッパパネル3aとを備えている。
ダッシュアッパパネル3aの後端部には、車幅方向に延びるカウルインナパネルが接合され、このカウルインナパネルの前側に車幅方向に延びるカウルアウタパネルが接合されている(何れも図示略)。
1対のフロントサイドフレーム4は、平面視にて、1対のサイドシル2の間に配置されている。フロントサイドフレーム4とエプロンレイン30との間には、前輪用サスペンション(図示略)のダンパを支持するサスペンションタワー(以下、サスタワーと略す)5が形成されている。サスタワー5は、前輪及び前輪用サスペンションを収容するホイールハウス6を一体的に備えている。ホイールハウス6は、ダッシュパネル3の前側で且つエプロンレイン30の下側領域に形成されている。
ホイールハウス6は、後述するヒンジピラー20のピラーインナ部材22の外側に配置された部分椀状のホイールハウスインナ6aと、ピラーインナ部材22の内側に配置された部分椀状のホイールハウスアウタ(図示略)とを備えている。ホイールハウスインナ6aは、フロントサイドフレーム4とピラーインナ部材22に接合され、ホイールハウスアウタは、ピラーインナ部材22とエプロンレイン30の下側に接合されている。
次に、1対のヒンジピラー20について説明する。
図1~図7に示すように、ヒンジピラー20は、断面略ハット状のピラーアウタ部材21と、このピラーアウタ部材21と協働して上方に延びる略矩形閉断面を形成する板状のピラーインナ部材22とを有している。ピラーアウタ部材21及びピラーインナ部材22は、高張力鋼或いは超高張力鋼にて構成されている。
ピラーアウタ部材21は、断面略コ字状の本体部21aと、この本体部21aの前端部と後端部から前方と後方に夫々延びる前後1対のフランジ部21bから構成されている。
本体部21aの上段部及び下段部には、ドアヒンジを取り付けるため、車幅方向外側に膨出した上下1対のヒンジ取付部が夫々形成されている。
ピラーインナ部材22は、インナ内折れ誘導機能を有している。
図12,図13に示すように、ピラーインナ部材22は、本体部21aと協働して略直方体状の閉断面を形成する本体部22aと、この本体部22aの上端部から前方に延びる上側延長部22bと、本体部22aの下端部から後方に延びる下側延長部22cとを備えている。本体部22aの前部及び後部にはピラーアウタ部材21の前後1対のフランジ部21bがスポット溶接にて夫々接合されている。サイドシルアウタとサイドシルインナは、下側延長部22cを間に介在させた状態で接合されている。それ故、サイドシル2の閉断面は、下側延長部22cにて車幅方向内外に区分されている。
上側延長部22bは、側面視にて略三角形状に形成されている。上側延長部22bの前端部には、先端部材23(先端部)が取り付けられている。先端部材23は、例えば、ピラーインナ部材22と略同じ板厚に設定され、高張力鋼にて構成されている。
図14,図15に示すように、先端部材23は、側面視にて略台形状の本体部23aと、この本体部23aの上端部から車幅方向内側に屈曲された接合部23bとを有している。
接合部23bは、後述するエプロンレイン30の下壁部31cにスポット溶接にて接合される。接合部23bとエプロンレイン30の接合強度は、脆弱部23e及び突出部23dの座屈強度よりも高く設定されている。
本体部23aは、後部に上側延長部22bの前端部とスポット溶接にて接合される連結部23cと、前側下部に車幅方向内側に突出した突出部23dと、この突出部23dの後側で且つ連結部23cの前側位置に設定された脆弱部23eとを備えている。脆弱部23e及び突出部23dの座屈強度が接合部23bの接合強度よりも低く設定されている。
突出部23dは、底辺が開放され且つ2辺が稜線で規定された三角形状ビードで構成されている。具体的には、後側稜線は、前方下り傾斜状に形成された連結部23cと略平行になるように配置され、前側稜線は、水平状に形成された接合部23bと略平行になるように配置されている。
前側及び後側稜線の交点近傍領域、所謂接合部23bと連結部23cの接近領域に、軽量化及び剛性低下を狙いとした開口部23fが形成されている。この開口部23fは、単一でも良く、2以上であっても良い。先端部材23は、ピラーインナ部材22やレインアウタ部材31よりも引張強度が低くなるように構成されている。尚、レインアウタ部材31の引張強度は、ピラーインナ部材22の引張強度よりも低く設定されている。
図16に示すように、スモールオーバーラップ衝突時、エプロンレイン30(レインアウタ部材31)に後向きの衝突荷重が作用した場合、突出部23dの2つの辺に夫々対応した稜線が分断され、また、開口部23fが形成されているため、突出部23dの中央部分に伝達された応力が集中して車幅方向内側に折れる内側座屈が生じる。そして、ピラーインナ部材22が先端部材23よりも引張強度が強いため、突出部23dに生じる中央部分の内側座屈に同期して、脆弱部23eに対応した領域に車幅方向外側に折れる外側座屈が生じる。脆弱部23e及び突出部23dの座屈強度が接合部23bの接合強度よりも低く設定されているため、接合部23bの破断よりも脆弱部23e及び突出部23dの座屈を早期に発生させることができる。
脆弱部23e及び突出部23dの座屈により接合部23bの姿勢を変更している。
脆弱部23e及び突出部23dの座屈を用いて接合部23bの姿勢を変更することにより、接合部23bに作用する応力を剪断応力から圧縮応力に変換し、エプロンレイン30とピラーインナ部材22との接合の破断を一層抑制している。これにより、図17の矢印に示すように、先端部材23が、エプロンレイン30を後方に流れる応力の一部を車幅方向内側に向かう成分に変換し、上側延長部22bを車幅方向内側に押圧(内折れ誘導)している。
次に、エプロンレイン30について説明する。
図1~図3に示すように、エプロンレイン30は、ヒンジピラー20との連結部から前方に延びる直線部30aと、この直線部30aの前端部から車幅方向内側且つ下側に延びる湾曲部30bとを備えている。これにより、タイヤ幅が太くされたタイヤを収容可能なホイールハウス6をエプロンレイン30(直線部30a)の下方に形成している。
図7~図11に示すように、エプロンレイン30は、ヒンジピラー20の前端部から車両Vの前端部に亙って延びるエプロンレインアウタ部材(以下、レインアウタ部材と略す)31と、このレインアウタ部材31の途中部から車両Vの前端部に亙って延びるエプロンレインインナ部材(以下、レインインナ部材と略す)32とを有している。
断面略L字状のレインインナ部材32は、レインアウタ部材31の前半部に対応するように設けられ、レインアウタ部材31と協働して前後に延びる断面略矩形状の閉断面を形成している。具体的には、レインアウタ部材31の後半部が直線部30aを形成し、レインアウタ部材31の前半部とレインインナ部材32が閉断面を構成する湾曲部30bを形成している。
レインアウタ部材31は、アウタ内折れ誘導機能を有している。
図18,図19に示すように、レインアウタ部材31は、車幅方向に略直交する面からなる外面部31aと、この外面部31aの上端部から車幅方向外側に延びる上壁部31bと、外面部31aの下端部から車幅方向内側に延びる下壁部31cとを備えている。
外面部31aのうち直線部30aに対応した外面部31aには、横ビード部31sと、第1縦ビード部31tと、第2縦ビード部31uが設けられている。
車幅方向外側に突出する横ビード部31sは、外面部31aの上下方向中段部に、直線部30aの後端部から前端部近傍に亙って前後方向に延びるように形成されている。
図8~図10に示すように、横ビード部31sは断面略矩形状に形成されている。
横ビード部31sの上下寸法は、レインアウタ部材31の後端部の上下寸法の15%から30%までの範囲で設定している。本実施形態では、横ビード部31sの上下寸法をレインアウタ部材31の後端部の上下寸法の略20%に設定している。
図7~図10に示すように、横ビード部31sは前方程断面積(車幅方向外側突出量)が小さくなる、換言すれば、横ビード部31sの断面重心を結ぶ線Lが前方程車幅方向内側に移行するように構成されている。
以上により、横ビード部31sの断面積が前方程小さくされているため、レインアウタ部材31の前後方向剛性が前方程低く設定されることになり、スモールオーバーラップ衝突時、レインアウタ部材31とヒンジピラー20のピラーアウタ部材21との連結部に応力を集中させる変形促進部を構成している。また、横ビード部31sの断面重心を結ぶ線Lが前方程車幅方向内側に移行するように構成されるため、レインアウタ部材31を流れる応力を車幅方向内側に向かう応力に変換させている。
第1縦ビード部31tは、横ビード部31sの前側領域に上下方向に延びると共に車幅方向内側に凹入するように形成されている。第1縦ビード部31tの前後寸法は、第2縦ビード部31uの前後寸法よりも大きく且つ横ビード部31sの上下寸法よりも小さくなるように設定されている。これにより、正突時、第1縦ビード部31tを起点としてレインアウタ部材31の車幅方向内折れ変形を発生させ、衝撃エネルギーを吸収している。
第2縦ビード部31uは、横ビード部31sの前後方向中間部から上壁部31bに亙って上方に延びると共に車幅方向外側に突出するように形成されている。
図3に示すように、この第2縦ビード部31uは、側面視にて、先端部材23の上方位置に配置され、先端部材23の前後方向位置と略同じ前後方向位置に配置されている。
これにより、スモールオーバーラップ衝突時、レインアウタ部材31を後方に向かって流れる応力を第2縦ビード部31uに集中させ、先端部材23と協働してレインアウタ部材31に作用する車幅方向内側に向かう応力成分を増加することができる。
図2~図4に示すように、上壁部31bの上端部には、インナパネル11と、ヒンジレイン12と、ヒンジブラケット13とが接合されている。
インナパネル11は、ダッシュアッパパネル3aと上壁部31bの上端部を連結している。このインナパネル11は、上壁部31bの後端部から第2縦ビード部31uに対応した前後方向位置に亙って設けられている。本実施形態では、インナパネル11の外側前端部が、第2縦ビード部31uの後端部よりも前方で且つ第2縦ビード部31uの前端部よりも後方になるよう配設されている。
図8~図11に示すように、ヒンジレイン12は、ボンネットのヒンジ(図示略)を上側延長部22bと上壁部31bに固定するための部材である。このヒンジレイン12は、インナパネル11の下側に接合され、上壁部31bの後端部から横ビード部31sの前端近傍位置に対応した前後方向位置に亙って設けられている。
ヒンジブラケット13は、ボンネットのヒンジをヒンジレイン12の上部に取り付けるための部材である。このヒンジブラケット13の前端部は、第2縦ビード部31uの後端部よりも前方で且つインナパネル11の外側前端部よりも後方になるよう配設されている。これにより、スモールオーバーラップ衝突時、ヒンジブラケット13の前側領域に相当する上壁部31bに作用する下方に向かう応力を第2縦ビード部31uにて支持することができ、上壁部31bに生じる下向きの座屈を回避している。
図1~図6,図8に示すように、レインアウタ部材31は、ピラーアウタ部材21に対してカウルサイドレイン24(カウルサイドレインフォースメント)を介して連結されている。カウルサイドレイン24は、上側のヒンジ取付部の右端部と部分的に重畳するようにピラーアウタ部材21に対してスポット溶接にて接合されると共にフロントピラー7の上辺部分に対して接合されている。図20,図21に示すように、カウルサイドレイン24は、横ビード部24aと、縦ビード部24b(上下ビード部)とを有している。
車幅方向外側に突出する横ビード部24aは、カウルサイドレイン24の上下方向中段部に、後端部から前端部近傍に亙って前後方向に延びるように形成されている。
図8に示すように、横ビード部24aは断面略矩形状に形成されている。カウルサイドレイン24をレインアウタ部材31に接合する際、横ビード部24aは、車幅方向内側から横ビード部31sに部分的に重畳されている。
縦ビード部24bは、横ビード部24aの前側領域に横ビード部24aの下側から上端付近に亙って上下方向に延びると共に車幅方向内側に凹入するように形成されている。
スモールオーバーラップ衝突時、レインアウタ部材31(横ビード部31s)を後方に流れてきた応力がカウルサイドレイン24に伝達される際、応力は縦ビード部24bに沿って上下方向に分散される。これにより、図22の矢印に示すように、レインアウタ部材31を後方に向かって流れてきた応力を縦ビード部24bにより上下方向の広い範囲に亙って車幅方向内側に作用させることができ、レインアウタ部材31が後端部分で内折れ変形するように誘導することができる。
次に、本発明の実施形態による車両Vの前部車体構造の作用効果について説明する。
本実施形態によれば、レインアウタ部材31(エプロンレイン30)は、ヒンジピラー20に連結された後端部から途中部に亙って車体前後方向に直線状に延びる直線部30aを有しているため、ホイールハウス6を車幅方向外側に拡幅することができ、大径のホイールを装着することができる。直線部30aの車幅方向外側に位置する外面部31aに車体前後方向において前方程前後方向剛性が低く設定された車体内側への変形促進部である横ビード部31sを設けているため、スモールオーバーラップ衝突時、ヒンジピラー20の板厚増加や補強部材の追加を必要とすることなく、レインアウタ部材31とヒンジピラー20の連結部に応力を集中させることができ、図23に示すように、ヒンジピラー20を殆ど後退移動させることなく、エプロンレイン30を車幅方向内側に向けて内折れ制御することができる。
変形促進部は、車体前後方向に延びる横ビード部31sを備え、横ビード部31sは、車体前後方向前方程断面が小さくなると共に断面重心が車幅方向内側に移行するように構成されている。これにより、新規部材を用いることなく、レインアウタ部材31(エプロンレイン30)の外面部31aに面外変形を伴う座屈を発生させることなくレインアウタ部材31とヒンジピラー20の連結部に応力を伝達することができる。また、レインアウタ部材31に応力を後方に向けて流すに当り、車幅方向内側に向かう応力成分を発生させることができる。
変形促進部は、横ビード部31sの車体前後方向途中部から上下方向に延び且つ車幅方向外側に突出する第2縦ビード部31uを備えたため、レインアウタ部材31を後方に向かって流れる応力を第2縦ビード部31uに集中させることにより、レインアウタ部材31に作用する車幅方向内側に向かう応力成分を積極的に増加することができる。
レインアウタ部材31(エプロンレイン30)は、上端部にボンネットヒンジを固定するためのヒンジブラケット13を有し、第2縦ビード部31uは、横ビード部31sの上端部からヒンジブラケット13の前端部近傍位置まで上方に延びるため、ヒンジブラケット13の前端部近傍領域に生じる下向きの座屈を抑制しつつ、レインアウタ部材31(エプロンレイン30)に作用する車幅方向内側に向かう応力成分を増加することができる。
ヒンジピラー20が、車幅方向外側に配置されたピラーアウタ部材21と、このピラーアウタ部材21と協働して上下に延びる閉断面を形成するピラーインナ部材22とを有し、ピラーインナ部材22は、車幅方向に略直交する面を備えた本体部22aと、この本体部22aよりも前側においてレインアウタ部材31と本体部22aに接合された先端部材23とを備え、本体部22aと先端部材23の連結部近傍位置に脆弱部23eを形成している。これにより、先端部材23を介してレインアウタ部材31の取付剛性を確保しつつ、車幅方向内側への変形を許容することにより、車幅方向内側から外面部31aの内折れ変形を促進することができる。
脆弱部23eは、本体部22aの材料強度と先端部材23の材料強度との強度差によって構成されたため、本体部22aと先端部材23の材料強度差によって脆弱部23eを形成することができる。
先端部材23は、脆弱部23eよりも車体前後方向前側位置に車幅方向内側に突出した突出部23cを有するため、スモールオーバーラップ衝突時、突出部23cの変形を用いて脆弱部23eを車幅方向内側に折り曲げられるように誘導することができる。
ピラーアウタ部材21とレインアウタ部材31とに連結されたカウルサイドレイン24を備え、カウルサイドレイン24の前端部に車幅方向内側に突出すると共に上下方向に延びる縦ビード部24bを設けたため、レインアウタ部材31を後方に向かって流れる応力を上下ビード部により上下方向の広い範囲に亙って作用させることができ、外面部31aの車幅方向内側に向けた内折れ変形を促進することができる。
次に、前記実施形態を部分的に変更した変形例について説明する。
1〕前記実施形態においては、変形促進部が、断面積が前方程小さくされた断面矩形状の横ビード部31sで形成された例について説明したが、必ずしも断面矩形状にする必要はなく、断面円弧状や多角形状であっても良い。また、変形促進部は、単一である必要はなく、2以上のビード部で構成することも可能である。
2〕前記実施形態においては、第2縦ビード部31uを横ビード部31sの中間部から上方に延びるように形成した例について説明したが、第2縦ビード部31uを横ビード部31sの中間部から下方に延びるように形成しても良く、横ビード部31sの中間部から上方に延びる第2縦ビード部と横ビード部31sの中間部から下方に延びる第2縦ビード部とを両方設けることも可能である。
3〕前記実施形態においては、先端部材23の脆弱部23eを材料強度(引張強度)差によって構成した例について説明したが、脆弱部を構造的に形成しても良い。例えば、突出部23dの後側で且つ連結部23cの前側位置に薄肉部或いはスリット部を形成することにより、先端部材23とピラーインナ部材22の材料強度に拘りなく脆弱部で内折れ変形させることができる。また、脆弱部に、車幅方向外側に突出したビードを設けても良い。
4〕その他、当業者であれば、本発明の趣旨を逸脱することなく、前記実施形態に種々の変更を付加した形態や各実施形態を組み合わせた形態で実施可能であり、本発明はそのような変更形態も包含するものである。
13 ヒンジブラケット
20 ヒンジピラー
21 ピラーアウタ部材
22 ピラーインナ部材
22a 本体部
23 先端部材(先端部)
23d 突出部
23e 脆弱部
24 カウルサイドレイン
24b 縦ビード部(上下ビード部)
30 エプロンレイン
30a 直線部
31 レインアウタ部材
31a 外面部
31s 横ビード部
31u 第2縦ビード部
V 車両

Claims (8)

  1. 車体前後方向に延びる左右1対のエプロンレインフォースメントと、これら1対のエプロンレインフォースメントの後端部に夫々連結された左右1対のヒンジピラーとを備えた車両の前部車体構造において、
    前記エプロンレインフォースメントは、前記ヒンジピラーに連結された後端部から途中部に亙って車体前後方向に直線状に延びる直線部を有し、
    前記直線部の車幅方向外側に位置する外面部に車体前後方向において前方程前後方向剛性が低く設定された車体内側への変形促進部を設けたことを特徴とする車両の前部車体構造。
  2. 前記変形促進部は、車体前後方向に延びる横ビード部を備え、
    前記横ビード部は、車体前後方向前方程断面が小さくなると共に断面重心が車幅方向内側に移行するように構成されたことを特徴とする請求項1に記載の車両の前部車体構造。
  3. 前記変形促進部は、前記横ビード部の車体前後方向途中部から上下方向に延び且つ車幅方向外側に突出する縦ビード部を備えたことを特徴とする請求項2に記載の車両の前部車体構造。
  4. 前記エプロンレインフォースメントは、上端部にボンネットヒンジを固定するためのヒンジブラケットを有し、
    前記縦ビード部は、前記横ビード部の上端部から前記ヒンジブラケットの前端部近傍位置まで上方に延びることを特徴とする請求項3に記載の車両の前部車体構造。
  5. 前記ヒンジピラーが、車幅方向外側に配置されたヒンジピラーアウタ部材と、このヒンジピラーアウタ部材と協働して上下に延びる閉断面を形成するヒンジピラーインナ部材とを有し、
    前記ヒンジピラーインナ部材は、車幅方向に略直交する面を備えた本体部と、この本体部よりも前側において前記エプロンレインフォースメントと前記本体部に接合された先端部とを備え、
    前記本体部と前記先端部の連結部近傍位置に脆弱部を形成したことを特徴とする請求項1~4の何れか1項に記載の車両の前部車体構造。
  6. 前記脆弱部は、前記本体部の材料強度と前記先端部の材料強度との強度差によって構成されたことを特徴とする請求項5に記載の車両の前部車体構造。
  7. 前記先端部は、前記脆弱部よりも車体前後方向前側位置に車幅方向内側に突出した突出部を有することを特徴とする請求項5又は6に記載の車両の前部車体構造。
  8. 前記ヒンジピラーアウタ部材とエプロンレインフォースメントとに連結されたカウルサイドレインフォースメントを備え、
    前記カウルサイドレインフォースメントの前端部に車幅方向内側に突出すると共に上下方向に延びる上下ビード部を設けたことを特徴とする請求項5~7の何れか1項に記載の車両の前部車体構造。
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