JP2022027990A - 情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラム - Google Patents
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Abstract
Description
まず、図1を参照し、実施形態に係る情報処理装置が行う情報処理方法の概要について説明する。図1は、実施形態に係る情報処理方法の概要を示す説明図である。なお、図1では、実施形態に係る情報処理端末が、決済したときに取得した決済場所の所在情報が正しいか否かを推定する場合を例に挙げて説明する。
ここで、端末装置10を用いた決済の一例について説明する。なお、以下の説明では、店舗に配置されたQRコード(登録商標)等の二次元コードであって、店舗を識別する識別情報QRを用いて、利用者Uが端末装置10を用いた決済を行う例について説明するが、実施形態は、これに限定されるものではない。以下に説明する決済の一例は、任意の利用者Uが任意の端末装置10を用いて、任意の店舗にて決済を行う場合においても適用可能である。また、識別情報QRは、QRコード(登録商標)のみならず、バーコードや所定のマーク、番号等であってもよい。
情報処理装置100は、自身が提供するWebサービス等を介して/バックグラウンドで、利用者Uの端末装置10から、定期的(例えば10分おき)に、利用者Uの現在位置を示すユーザ位置情報を取得する。すなわち、端末装置10の位置が、利用者Uの位置を示す。Webサービスは、例えば地図サービスや、ナビゲーションサービス、その他の位置情報を利用するWebサービス等である。端末装置10には、これらのWebサービスに対応したアプリがインストールされている。
次に、図2を用いて、実施形態に係る情報処理装置100が含まれる情報処理システム1の構成について説明する。図2は、実施形態に係る情報処理システム1の構成例を示す図である。図2に示すように、実施形態に係る情報処理システム1は、端末装置10と情報処理装置100とを含む。これらの各種装置は、ネットワークNを介して、有線又は無線により通信可能に接続される。ネットワークNは、例えば、LAN(Local Area Network)や、インターネット等のWAN(Wide Area Network)である。
次に、図3を用いて、端末装置10の構成について説明する。図3は、端末装置10の構成例を示す図である。図3に示すように、端末装置10は、通信部11と、表示部12と、入力部13と、測位部14と、センサ部20と、制御部30(コントローラ)と、記憶部40とを備える。
通信部11は、ネットワークN(図2参照)と有線または無線で接続され、ネットワークNを介して、情報処理装置100との間で情報の送受信を行う。例えば、通信部11は、NIC(Network Interface Card)やアンテナ等によって実現される。
表示部12は、位置情報等の各種情報を表示する表示デバイスである。例えば、表示部12は、液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)や有機ELディスプレイ(Organic Electro-Luminescent Display)である。また、表示部12は、タッチパネル式のディスプレイであるが、これに限定されるものではない。
入力部13は、利用者Uから各種操作を受け付ける入力デバイスである。入力部13は、例えば、文字や数字等を入力するためのボタン等を有する。また、表示部12がタッチパネル式のディスプレイである場合、表示部12の一部が入力部13として機能する。
測位部14は、GPS(Global Positioning System)の衛星から送出される信号(電波)を受信し、受信した信号に基づいて、自装置である端末装置10の現在位置を示す位置情報(例えば、緯度および経度)を取得する。すなわち、測位部14は、端末装置10の位置を測位する。
例えば、測位部14は、端末装置10のWi-Fi(登録商標)通信機能や、各通信会社が備える通信網を利用して、端末装置10の位置を測位する。具体的には、測位部14は、Wi-Fi通信等を行い、付近の基地局やアクセスポイントとの距離を測位することにより、端末装置10の位置を測位する。
また、測位部14は、端末装置10のBluetooth(登録商標)機能を利用して位置を測位してもよい。例えば、測位部14は、Bluetooth機能によって接続されるビーコン(beacon)発信機と接続することにより、端末装置10の位置を測位する。
また、測位部14は、予め測定された構造物の地磁気のパターンと、端末装置10が備える地磁気センサとに基づいて、端末装置10の位置を測位する。
また、例えば、端末装置10が駅改札や商店等で使用される非接触型ICカードと同等のRFID(Radio Frequency Identification)タグの機能を備えている場合、もしくはRFIDタグを読み取る機能を備えている場合、端末装置10によって決済等が行われた情報とともに、使用された位置が記録される。測位部14は、かかる情報を取得することで、端末装置10の位置を測位してもよい。また、位置は、端末装置10が備える光学式センサや、赤外線センサ等によって測位されてもよい。
センサ部20は、端末装置10に搭載される各種のセンサを含む。図3に示す例では、センサ部20は、加速度センサ21と、ジャイロセンサ22と、気圧センサ23と、気温センサ24と、音センサ25と、光センサ26と、歩数センサ27と、画像センサ(カメラ)28とを備える。
記憶部40は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。かかる記憶部40には、各種プログラムや設定データ等が記憶される。
制御部30は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM、入出力ポート等を有するマイクロコンピュータや各種の回路を含む。また、制御部30は、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路等のハードウェアで構成されてもよい。制御部30は、送信部31と、受信部32と、処理部33とを備える。
送信部31は、例えば端末装置10に搭載された各センサ21~28によって検知された各種の情報や、測位部14によって測位された端末装置10の位置情報を、通信部11を介して情報処理装置100へ送信することができる。
受信部32は、通信部11を介して、情報処理装置100から提供されるWebサービスに関連する各種情報や、情報処理装置100からの位置情報の要求を受信することができる。
処理部33は、表示部12等を含め、端末装置10全体を制御する。例えば、処理部33は、受信部32によって受信されたWebサービスに関連する各種情報を表示部12へ出力して表示させることができる。
次に、図4を用いて、実施形態に係る情報処理装置100の構成について説明する。図4は、実施形態に係る情報処理装置100の構成例を示す図である。図4に示すように、情報処理装置100は、通信部110と、記憶部120と、制御部130とを有する。
ユーザ情報記憶部121は、利用者Uに関する各種情報を記憶する。例えば、ユーザ情報記憶部121は、利用者Uの属性等の種々の情報を記憶する。図5は、ユーザ情報記憶部121の一例を示す図である。図5に示した例では、ユーザ情報記憶部121は、「ユーザID(Identifier)」、「年齢」、「性別」、「自宅」、「勤務地」、「興味」といった項目を有する。
ユーザ位置情報記憶部122は、利用者Uの現在位置を示す位置情報に関する各種情報を記憶する。図6は、ユーザ位置情報記憶部122の一例を示す図である。図6に示した例では、ユーザ位置情報記憶部122は、「ユーザID」、「ユーザ位置」、「取得日時」といった項目を有する。
決済情報記憶部123は、利用者Uが店舗等の施設で行った電子決済に関する各種情報を記憶する。図7は、決済情報記憶部123の一例を示す図である。図7に示した例では、決済情報記憶部123は、「決済ID」、「ユーザID」、「決済場所」、「所在地」、「取得日時」といった項目を有する。
受付部131は、通信部110を介して、利用者Uの端末装置10から、利用者Uに関する各種情報の登録を受付け、ユーザ情報記憶部121に記憶する。
取得部132は、通信部110を介して、利用者Uの端末装置10から、利用者Uの端末装置10の現在位置を示すユーザ位置情報を取得する。例えば、取得部132は、通信部110を介して、利用者Uの端末装置10から、定期的(例えば10分おき)に、利用者Uの現在位置を示すユーザ位置情報を取得する。すなわち、取得部132は、利用者Uの位置情報を取得する位置取得部である。
推定部133は、ユーザ位置情報を用いて、決済したときに取得した店舗の所在情報が正しいか否かを推定する。すなわち、推定部133は、ユーザ位置情報を用いて、店舗の所在情報が正しいか否かを判断する判断部である。また、推定部133は、ユーザ位置情報を用いて、店舗の所在情報を検証する検証部である。
提供部134は、通信部110を介して、利用者Uに対してWebサービスを提供する。
学習部135は、利用者Uのユーザ位置情報と、利用者Uが決済を行った店舗の所在情報との関係について機械学習を行い、学習モデルを作成する。例えば、学習部135は、利用者Uの移動経路と、店舗の所在地との関係について機械学習を行い、学習モデルを作成する。推定部133は、この学習モデルに基づいて、決済したときに取得した店舗の所在情報が正しいか否かを推定する。
次に、図8を用いて実施形態に係る情報処理装置100による処理手順について説明する。図8は、実施形態に係る処理手順を示すフローチャートである。なお、以下に示す処理手順は、情報処理装置100の制御部130によって繰り返し実行される。
上述した端末装置10および情報処理装置100は、上記実施形態以外にも種々の異なる形態にて実施されてよい。そこで、以下では、実施形態の変形例について説明する。
上述してきたように、本願に係る情報処理装置100は、位置取得部(取得部132)と、所在取得部(取得部132)と、推定部133とを備える。位置取得部(取得部132)は、利用者Uの位置情報を取得する。所在取得部(取得部132)は、利用者Uに対する決済を行った決済場所の所在情報を取得する。推定部133は、利用者Uの位置情報から、決済場所の所在情報が正しいか否かを推定する。これにより、決済したときに取得した決済場所の所在情報が正しいか否かを推定することができる。
上述してきた実施形態に係る情報処理装置100および端末装置10は、例えば図9に示すような構成のコンピュータ1000によって実現される。以下、情報処理装置100を例に挙げて説明する。図9は、情報処理装置100の機能を実現するコンピュータ1000の一例を示すハードウェア構成図である。コンピュータ1000は、CPU1100、RAM1200、ROM(Read Only Memory)1300、HDD(Hard Disk Drive)1400、通信インターフェイス(I/F)1500、入出力インターフェイス(I/F)1600、およびメディアインターフェイス(I/F)1700を有する。
以上、本願の実施形態を説明したが、これら実施形態の内容により本発明が限定されるものではない。また、前述した構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のもの、いわゆる均等の範囲のものが含まれる。さらに、前述した構成要素は適宜組み合わせることが可能である。さらに、前述した実施形態の要旨を逸脱しない範囲で構成要素の種々の省略、置換又は変更を行うことができる。
10 端末装置
14 測位部
100 情報処理装置
110 通信部
120 記憶部
121 ユーザ情報記憶部
122 ユーザ位置情報記憶部
123 決済情報記憶部
130 制御部
131 受付部
132 取得部
133 推定部
134 提供部
135 学習部
Claims (14)
- 利用者の位置情報を取得する位置取得部と、
前記利用者に対する決済を行った決済場所の所在情報を取得する所在取得部と、
前記利用者の位置情報から、前記決済場所の所在情報が正しいか否かを推定する推定部と
を備えることを特徴とする情報処理装置。 - 前記位置取得部は、決済時以外の時に前記利用者の位置情報を取得し、
前記所在取得部は、決済時に前記決済場所の所在情報を取得し、
前記推定部は、前記利用者の位置情報から、前記決済場所の所在情報が正しいか否かを推定する
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。 - 前記位置取得部は、前記利用者の複数の位置情報を取得し、
前記推定部は、前記利用者の複数の位置情報から、前記決済場所の所在情報が正しいか否かを推定する
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の情報処理装置。 - 前記位置取得部は、決済前の前記利用者の第1位置情報と、決済後の前記利用者の第2位置情報とを取得し、
前記推定部は、前記利用者の第1位置情報および第2位置情報から、前記決済場所の所在情報が正しいか否かを推定する
ことを特徴とする請求項1~3のうちいずれか1つに記載の情報処理装置。 - 前記位置取得部は、前記利用者の位置情報の履歴を取得し、
前記推定部は、前記利用者の位置情報の履歴から、前記決済場所の所在情報が正しいか否かを推定する
ことを特徴とする請求項1~4のうちいずれか1つに記載の情報処理装置。 - 前記推定部は、前記利用者の位置情報に基づいて前記利用者の行動パターンを取得し、前記利用者の行動パターンから、前記決済場所の所在情報が正しいか否かを推定する
ことを特徴とする請求項1~5のうちいずれか1つに記載の情報処理装置。 - 前記位置取得部は、複数の前記利用者のそれぞれの位置情報を取得し、
前記推定部は、複数の前記利用者のそれぞれの位置情報から、前記決済場所の所在情報が正しいか否かを推定する
ことを特徴とする請求項1~6のうちいずれか1つに記載の情報処理装置。 - 前記所在取得部は、さらに前記利用者に対する決済を行った他の決済場所の所在情報を取得し、
前記推定部は、前記他の決済場所の所在情報から、前記決済場所の所在情報が正しいか否かを推定する
ことを特徴とする請求項1~7のうちいずれか1つに記載の情報処理装置。 - 前記推定部は、前記利用者の位置情報と前記利用者の属性情報とから、前記決済場所の所在情報が正しいか否かを推定する
ことを特徴とする請求項1~8のうちいずれか1つに記載の情報処理装置。 - 前記位置取得部は、歩行者自律航法の技術を利用して、屋内の前記利用者の位置情報を取得する
ことを特徴とする請求項1~9のうちいずれか1つに記載の情報処理装置。 - 前記決済は、電子決済である
ことを特徴とする請求項1~10のうちいずれか1つに記載の情報処理装置。 - 前記決済は、二次元コード決済である
ことを特徴とする請求項1~11のうちいずれか1つに記載の情報処理装置。 - 情報処理装置が実行する情報処理方法であって、
利用者の位置情報を取得する位置取得工程と、
前記利用者に対する決済を行った決済場所の所在情報を取得する所在取得工程と、
前記利用者の位置情報から、前記決済場所の所在情報が正しいか否かを推定する推定工程と
を含むことを特徴とする情報処理方法。 - 利用者の位置情報を取得する位置取得手順と、
前記利用者に対する決済を行った決済場所の所在情報を取得する所在取得手順と、
前記利用者の位置情報から、前記決済場所の所在情報が正しいか否かを推定する推定手順と
をコンピュータに実行させるための情報処理プログラム。
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