JP2022027488A - 送風装置 - Google Patents

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JP2022027488A
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泰世 杉本
Yasuyo Sugimoto
勝之 友永
Katsuyuki Tomonaga
一平 小田
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Abstract

【課題】机の天板の前面から利用者に向けて気流を吹き出す送風装置を提供する。【解決手段】送風装置1は、机2の天板5よりも上方の位置にまで立設する仕切壁(仕切壁3a、仕切壁3b、仕切壁4)によって、机2の左側側面、右側側面、及び背面の三方を囲まれた机2の下方空間に設置される。送風装置1は、空気を取り入れる吸込口と、吸込口から取り入れた空気を高圧空気にする送風ファンと、天板5の前面端部の下方に位置し、高圧空気を第一吹出気流として吹き出す前面吹出口15及び側面吹出口16と、を備える。そして、前面吹出口15は、机2の利用者の胸部に向かって第一吹出気流を吹き上げる。【選択図】図3

Description

本発明は、机に向かって作業をする利用者に対して、集中状態を維持するための気流を送風する送風装置に関するものである。
この種の送風装置として、机の背面側に設置した筐体に吹出口を設け、吹出口から空調された気流を利用者に向けて正面から吹き出すように構成された環境提供装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2005-127690号公報
従来の送風装置は、利用者の集中状態を維持するために利用者に対して気流を送風するものであり、オフィスの中でいわゆる集中席と呼ばれるような集中しやすい環境を整えた席に適用されることを想定している。しかしながら、こうした集中席には、机の天板の周りをパーティション(仕切壁)で囲むことにより視覚的ノイズを遮断するタイプの席が用意されることが多く、その中でも最も一般的な机の天板の背面側にパーティションがある机には、机の天板の背面側から気流を吹き出す形態の送風装置が適用できないという課題があった。つまり、天板にパーティションを備える机に従来の送風装置を搭載する場合、送風装置から吹出した気流が仕切壁によって遮られ、使用者が気流を浴びることができないという課題があった。
そこで、本発明は、上記従来の課題を解決するものであり、机の天板にパーティションを備えた場合であっても、机の天板の前面から利用者に向けて気流を吹き出し、使用者が気流を浴びることが可能な送風装置を提供することを目的とする。
そして、この目的を達成するために、本発明に係る送風装置は、机の天板よりも上方の位置にまで立設する仕切壁によって、机の左側側面、右側側面、及び背面の三方を囲まれた机の下方空間に設置される。送風装置は、空気を取り入れる吸込口と、吸込口から取り入れた空気を高圧空気にする高圧空気発生部と、天板の前面端部の下方に位置し、高圧空気を第一吹出気流として吹き出す第一吹出部と、を備える。そして、第一吹出部は、机の利用者の胸部に向かって第一吹出気流を吹き上げることを特徴とする。これにより、所期の目的を達成するものである。
本発明によれば、机の天板にパーティションを備えた場合であっても、机の天板の前面から利用者に向けて気流を吹き出し、使用者が気流を浴びることが可能となる。
図1は、本発明の実施の形態1に係る送風装置を机に取り付ける前の状態を示す斜視図である。 図2は、本発明の実施の形態1に係る送風装置を机に取り付けた状態を示す斜視図である。 図3は、送風装置からの吹出気流を示す斜視図である。 図4は、送風装置の内部構造を示す側面断面図である。 図5は、送風装置の構成を示す正面図である。 図6(a)は、前面吹出口の側面断面図であり、図6(b)は、利用者が机に向かっている状態での送風装置の側面図である。 図7は、本発明の実施の形態2に係る送風装置の内部構造を示す正面断面図である。 図8(a)は、前面吹出口から気流が出ている状態での送風装置の平面断面図である。図8(b)は、側面吹出口から気流が出ている状態での送風装置の平面断面図である。 図9は、送風装置を構成する制御部のブロック図である。 図10は、実施の形態1の変形例の構成を概略的に示す側面断面図である。
本発明に係る送風装置は、机の天板よりも上方の位置にまで立設する仕切壁によって、机の左側側面、右側側面、及び背面の三方を囲まれた机の下方空間に設置される。送風装置は、空気を取り入れる吸込口と、吸込口から取り入れた空気を高圧空気にする高圧空気発生部と、天板の前面端部の下方に位置し、高圧空気を第一吹出気流として吹き出す第一吹出部と、を備える。そして、第一吹出部は、机の利用者の胸部に向かって第一吹出気流を吹き上げる。
こうした構成によれば、机の下方空間に送風装置を設置する場合であっても、天板の前面端部の下方に位置する第一吹出口から、机の利用者の胸部に向かって第一吹出気流を吹き出すので、利用者の集中状態を維持するための気流を送風することが可能となる。
また、本発明に係る送風装置では、天板の側面側において天板の前面端部よりも前方に位置し、高圧空気を第二吹出気流として吹き出す第二吹出部をさらに備え、第二吹出部は、利用者の頭部に向かって第二吹出気流を吹き出すようにしてもよい。このようにすることで、気流による刺激を利用者に直接知覚させることができる。
また、本発明に係る送風装置では、第一吹出気流と第二吹出気流とを切り替える流路切替部をさらに備えるようにしてもよい。このようにすることで、利用者の好みに合わせて吹出気流を切り替えることができる。
また、本発明に係る送風装置では、第一吹出気流及び第二吹出気流に対して香りを付加する香り発生部をさらに備えるようにしてもよい。このようにすることで、利用者の集中状態を維持するために、より好ましい気流とすることが可能となる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。なお、以下の実施の形態は、本発明を具体化した一例であって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。また、実施形態において説明する各図は、模式的な図であり、各図中の各構成要素の大きさ及び厚さそれぞれの比が、必ずしも実際の寸法比を反映しているとは限らない。
(実施の形態1)
まず、図1~図3を参照して、本発明の実施の形態1に係る送風装置1について説明する。図1は、本発明の実施の形態1に係る送風装置1を机2に取り付ける前の状態を示す斜視図である。図2は、本発明の実施の形態1に係る送風装置1を机2に取り付けた状態を示す斜視図である。図3は、送風装置1からの吹出気流(第一吹出気流30、第二吹出気流31)を示す斜視図である。以下の説明では、利用者Uが机2に向かった状態において、上下(上方、下方)、左右(左側、右側)を規定して説明する。
送風装置1は、机2の天板5よりも上方の位置にまで立設するパーティション(仕切壁)によって、机2の左側側面、右側側面、及び背面の三方を囲まれた机2の下方空間5aに設置されて使用される。そして、送風装置1は、利用者Uの集中状態を維持するために、天板5の前面端部の位置から利用者U(気流の送風対象となる人物)に向けて気流を吹き出す。
(机2)
まず、送風装置1が取り付けられる机2について説明する。
机2は、オフィスの集中席もしくは塾の自習室を想定した、利用者Uの個人作業に適した形状の机である。より詳細には、机2は、図1に示すように、左側側面の仕切壁3aと、右側側面の仕切壁3bと、背面の仕切壁4とからなるU字状のパーティションの内側に、利用者Uが作業を行うための平板状の天板5が固定されて構成される。天板5は、横幅が80cm~120cm程度、奥行きが50cm~70cm程度の一般的な事務机サイズである。つまり、机2の天板5は、机2の左側側面、右側側面、及び背面の三方を囲まれた状態となっている。
各仕切壁(仕切壁3a、仕切壁3b、仕切壁4)は、床面から机2の天板5よりも上方の位置にまで立設しており、机2を利用する利用者Uの視覚的ノイズを遮断する役割を有する。利用者Uが個人作業に集中する際は、視界の中のノイズが集中の妨げになるため、各仕切壁で目隠しをすると、集中しやすい環境となる。
仕切壁3aは、利用者Uが着座して机2に正対した状態において、天板5の左側に設けられる壁板である。仕切壁3aは、仕切壁4の左側端を基端として法線方向に起立する。仕切壁3aは、床面から机2の天板5よりも上方の位置にまで立設する。
仕切壁3bは、利用者Uが着座して机2に正対した状態において、天板5の右側に設けられる壁板である。仕切壁3bは、仕切壁4の右側端を基端として法線方向に起立する。仕切壁3bは、床面から机2の天板5よりも上方の位置にまで立設する。仕切壁3bは、仕切壁3aに対して略平行に配置される。仕切壁3aと仕切壁3bとの間の距離のうち、法線方向の最小距離をWbとする。
仕切壁4は、利用者Uが着座して机2に正対した状態において、天板5の背面に設けられる壁板である。仕切壁4は、床面から机2の天板5よりも上方の位置にまで立設する。
仕切壁3a、仕切壁3bおよび仕切壁4により、U字状のパーティションが形成される。パーティションは、机2を利用する利用者Uに対する外部の視覚的ノイズを遮断する役割を有する。利用者Uが個人作業に集中する際は、個人作業と異なる外界の情報(ノイズ)が視界に入ることで集中の妨げになる。そこで、パーティションにより視界に入る外界の情報(ノイズ)の量を抑制することで、集中しやすい環境となる。
天板5は、利用者Uが作業を行うための平板である。天板5は、仕切壁3a、仕切壁3bおよび仕切壁4により一部分が包囲される。天板5と床面との間の距離のうち法線方向の最小距離をHbとする。
仕切壁3a、仕切壁3b、仕切壁4、天板5および床面により、下方空間5aが形成される。下方空間5aは、送風装置1を設置(内包)するための空間である。
以上が、机2の構成である。
(送風装置1)
次に、送風装置1について説明する。
送風装置1は、天板5の下部(下方空間5a)に収納され、机2を利用する利用者Uに向けて、気流の送風を行うための装置である。より詳細には、送風装置1は、枠体6と、キャスター部7と、送風部8と、天板9とを有して構成される。
枠体6は、送風装置1の外枠を構成するフレーム構成体であり、机2に設置された際に、利用者Uの足等を入れることが可能な空間を有している。枠体6は、天板9の左側端および右側端にひとつずつ配置される。天板9の左側端に配置される枠体6は、天板9の右側端に配置される枠体6に対して略平行に配置される。天板9の左側端に配置される枠体6と天板9の右側端に配置される枠体6との間の距離のうち法線方向の最大距離をWaとする。このとき、Waは、Wbよりも小さい(Wa<Wb)。
キャスター部7は、枠体6の下部の4ヶ所に取り付けられた小型の車輪であり、机2の天板5の下方空間5aに送風装置1を移動させる際に利用される。つまり、キャスター部7は、送風装置1の可搬性向上を目的として、枠体6の下部に設けられる車輪である。キャスター部7は、枠体6の四隅にひとつずつ、合計4個が配置される。また、キャスター部7は、車輪を停止させるストッパー機能と、送風装置1(枠体6)の高さを微調整する高さ調整機能も有している。つまり、キャスター部7は、車輪の回動を一時的に不可とするために、公知のストッパー機構を採用可能である。キャスター部7は、送風装置1の設置高さを調整するため、公知の高さ調整機構を採用可能である。
送風部8は、内部に取り込んだ空気を高圧空気にして利用者Uに向けて吹き出す吹出気流を生じさせるユニットである。詳細は後述する。
天板9は、送風部8で生成される気流を送風装置1から外部へ吹き出すための方形状の吹出しノズルである。天板9は床面と略並行となるように配置される。天板9と床面との間の距離のうち法線方向の最大距離をHaとする。このとき、Haは、Hbよりも小さい(Ha<Hb)。天板9は、送風部8からの高圧空気を流通させる送風ダクト14(図4参照)と、前面吹出口15と、側面吹出口16とを有して構成される部材である。なお、天板9は、送風部8の構成に含まれる。
そして、送風装置1は、図1に示すように、床面から天板9の上面までの高さHaを有している。高さHaは、床面から天板5の下面までの高さHbよりも低くなるように設定される。また、送風装置1は、横幅(左右の幅)Waを有している。横幅Waは、天板5の横幅(左側側面の仕切壁3aと右側側面の仕切壁3bとの間の間隔)Wbよりも狭くなるように設定される。これにより、机2の前面から背面方向に向かって挿入する形で、机2の天板5の下方空間5aに送風装置1を組み入れることが可能となる。
そして、送風装置1は、図2に示すように、天板5の下部(下方空間5a)に収納された場合、机2の天板5と送風装置1の天板9とが重畳するように配置された状態となる。これにより、前面吹出口15は、天板5の前面端部の下方(天板5の下面直下)に位置するようになり、図3に示すように、送風部8からの高圧空気を第一吹出気流30として吹き出す。また、側面吹出口16は、天板5の側面側において天板5の前面端部よりも前方に位置し、図3に示すように、送風部8からの高圧空気を第二吹出気流31として吹き出す。ここで、前面吹出口15は、請求項の「第一吹出部」に相当し、側面吹出口16は、請求項の「第二吹出部」に相当する。
次に、図4~図6を参照して、送風装置1を構成する送風部8について説明する。図4は、送風装置1の内部構造を示す側面断面図である。図5は、送風装置1の構成を示す正面図である。図6(a)は、前面吹出口15の側面断面図であり、図6(b)は、利用者Uが机2に向かっている状態での送風装置1の側面図である。なお、図6(b)では、仕切壁は省略して図示していない。
送風部8は、図4に示すように、複数のスリットによって構成される吸込口10と、空気浄化用のフィルター部11と、送風ファン12と、チャンバー空間13と、送風ダクト14と、前面吹出口15と、側面吹出口16を有して構成される。そして、送風部8の動作としては、送風ファン12が作動すると、送風ファン12の下流側であるチャンバー空間13に高圧空気が発生する。これにより、送風ファン12の上流側である吸込口10付近の空気は負圧になり、吸込口10からフィルター部11を通って空気が送風部8の内部に吸い込まれる。そして、送風ファン12の下流側では、チャンバー空間13が正圧になるため、チャンバー空間13の空気が送風ダクト14を通って前面吹出口15及び側面吹出口16から吹出気流としてそれぞれ吹き出す。なお、送風ファン12は、請求項の「高圧空気発生部」に相当する。
以下、送風部8の各構成要素について詳細に説明する。
吸込口10は、複数のスリットによって構成され、空気を内部に吸い込むための部材である。言い換えると、吸込口10は、送風装置1が設置される空間の空気を吸込むための開口であり、図示しない複数のスリットを有する。
フィルター部11は、既知の集塵フィルターあるいは活性炭などの脱臭フィルターを用いることで、取り入れる空気を、塵埃、花粉、アレルギー物質などが取り除かれた浄化空気にするための部材である。フィルター部11は、吸込口10より下流側に設けられ、吸込口10から吸い込まれる空気に含まれる塵埃等を捕集する。フィルター部11は、公知の集塵フィルター、あるいは活性炭などの脱臭フィルターを採用可能である。フィルター部11により空気を浄化することで、利用者Uの感染症への不安を軽減することができ、利用者Uが安心して作業に集中することができる。また、特に利用者Uが花粉症であった場合は、くしゃみあるいは鼻水といった不快なアレルギー反応を抑制するために、空気の清浄度は非常に重要である。
送風ファン12は、ファン吸込口12aとファン吹出口12bとが直線上に並んだ形状の軸流ファンである。送風ファン12を軸流ファンにすることで、吸込口10もまた送風部8の下面側に配置することができ、結果的に送風部8の厚み(机2の奥行方向の厚さ)Dを薄くすることができる。机2を利用する利用者Uの足が送風部8に当たると、利用者Uの座り心地が良くないので、厚みDは、極力薄くすることが望ましい。
ファン吸込口12aは、フィルター部11を通過した空気を送風ファン12に吸い込むための開口である。ファン吸込口12aは、フィルター部11より下流側であって、軸流ファンおよびモータより上流側に設けられる。ファン吸込口12aは、その開口の中心とファン吹出口12bの開口の中心とが、略同一直線状に配置される。
ファン吹出口12bは、送風ファン12に吸い込まれた空気をチャンバー空間13へ吹き出すための開口である。ファン吹出口12bは、軸流ファンおよびモータより下流側に設けられる。ファン吹出口12bは、その開口の中心とファン吸込口12aの開口の中心とが、略同一直線状に配置される。
チャンバー空間13は、送風ファン12から送出された空気(気流)を正圧(高圧))にするための空間である。チャンバー空間13は、送風ファン12の下流側に配置される。
送風ダクト14は、チャンバー空間13で生成される正圧(高圧)の空気を前面吹出口15および側面吹出口16へ搬送するための空気搬送路である。
送風ダクト14は、天板9の内部に構成される風路であり、実質的に天板9と言うこともできる。送風ダクト14は、天板5の直下に位置している。そして、送風ダクト14は、チャンバー空間と各吹出口(前面吹出口15、側面吹出口16)とを連通しており、チャンバー空間13の空気(高圧空気)を前面吹出口15及び側面吹出口16に送出する役割を有している。すなわち、送風ダクト14は、チャンバー空間13を一端側(利用者Uが着座して机2に正対した状態において、手前よりも後方の側)に備える。送風ダクト14は、前面吹出口15および側面吹出口16を他端側(利用者Uが着座して机2に正対した状態において、手前側)に備える。
前面吹出口15は、天板9の前面端部に位置するように設けられ、チャンバー空間13の高圧空気を第一吹出気流30として吹き出す開口である。つまり、前面吹出口15は、送風ダクト14から搬送される空気のうち、側面吹出口16(左側面吹出口16a、右側面吹出口16b)から吹き出す空気と異なる空気を吹き出すための方形状の開口部である。より詳細には、前面吹出口15は、図5に示すように、天板9の前面端部の中央部分に配置されている。つまり、前面吹出口15は、机2に取り付けられると、机2の中央部分に位置する状態となる。前面吹出口15の幅Wcは、10cm~30cm程度である。ここで、幅Wcが10cmより狭いと、前面吹出口15から出た第一吹出気流30が利用者Uに局所的に当たることになり、人によっては不快感を与える可能性がある。また、幅Wcが30cmより広いと、第一吹出気流30が利用者Uの腕にも当たってしまい、気流を頭から首にかけて当てるという目的に適っていない無駄な気流が生じることになる。つまり、前面吹出口15は、水平方向の長さWcを10~30cmにすることが好ましい。また、前面吹出口15は、図6(b)に示すように、利用者Uが椅子に座って机2に向う場合、利用者Uの胸部に向かって第一吹出気流30を吹き上げるように構成される。より詳細には、前面吹出口15の吹出方向は、図6(a)に示すように、第一吹出気流30が吹き出される角度θaが水平面に対して35°~45°程度となるように設定される。このようにすることで、第一吹出気流30は、利用者Uの胸付近に当たり、そのまま利用者Uの胸に沿って上昇し、最終的に利用者Uの首から顎付近に当たる。首から顎付近にかけては通常皮膚が露出する部位であり、そこに気流を当てることにより、気流による刺激を直接利用者Uに知覚させることができる。ここで、角度θaが35°より小さいと、利用者Uの姿勢によっては第一吹出気流30が胸部に当たった後、下降する気流が生じてしまい、効率的でない。また、角度θaが45°より大きいと、利用者Uの姿勢によっては第一吹出気流30が直接利用者Uの顔(頭部)に当たってしまい、人によっては不快感あるいは乾燥感を与えてしまう可能性がある。
また、側面吹出口16は、図4に示すように、天板5の側面側において天板9の前面端部よりも前方に位置し、チャンバー空間13の高圧空気を第二吹出気流31として吹き出す開口である。言い換えれば、側面吹出口16は、左側側面の仕切壁3a及び右側側面の仕切壁3bのすぐ内側において、各仕切壁に沿って配置され、チャンバー空間13の高圧空気を第二吹出気流31として吹き出す開口である。なお、側面吹出口16についての図面を用いた説明は割愛するが、側面吹出口16の内部の形状は、前面吹出口15と同様である。ただし、側面吹出口16は、図5に示すように、第二吹出気流31が吹き出される角度θbが水平面に対して40°~50°程度となるように設定される。このようにすることで、第二吹出気流31は、利用者Uの通常皮膚が露出する頬から耳付近に当たり、気流による刺激を利用者Uに直接知覚させることができる。
左側面吹出口16aは、送風ダクト14から搬送される空気のうち、前面吹出口15および右側面吹出口16bから吹き出す空気と異なる空気を吹き出すための方形状の開口部である。左側面吹出口16aは、前面吹出口15の開口端部よりも外側に起立する。左側面吹出口16aは、送風装置1を下方空間5aに収納した状態において、天板5の前面端部であって、利用者Uが送風装置1に正対した場合の左側に配置される。送風装置1を下方空間5aに収納された状態において、左側面吹出口16aは、その起立した先端が、仕切壁3aの起立した先端に比べて仕切壁4に近くなるように配置される。左側面吹出口16aは、天板9の左側端に配置される。左側面吹出口16aは、前面吹出口15を挟んで右側面吹出口16bと対向して配置される。
右側面吹出口16bは、送風ダクト14から搬送される空気のうち、前面吹出口15および左側面吹出口16aから吹き出す空気と異なる空気を吹き出すための方形状の開口部である。右側面吹出口16bは、前面吹出口15の開口端部よりも外側に起立する。右側面吹出口16bは、送風装置1を下方空間5aに収納した状態において、天板5の前面端部であって、利用者Uが送風装置1に正対した場合の右側に配置される。送風装置1を下方空間5aに収納した状態において、右側面吹出口16bは、その起立した先端が、仕切壁3bの起立した先端に比べて仕切壁4に近くなるように配置される。右側面吹出口16bは、天板9の右側端に配置される。右側面吹出口16bは、前面吹出口15を挟んで左側面吹出口16aと対向して配置される。
左側面吹出口16aと右側面吹出口16bをまとめて「側面吹出口16」と表現する場合がある。
なお、前面吹出口15と側面吹出口16をまとめて「吹出口25」と表現する場合がある。
以上のように構成される送風装置1は、机2の天板5よりも上方の位置にまで立設する仕切壁によって、机2の左側側面、右側側面、及び背面の三方を囲まれた机2の下方空間5aに設置されて使用され、利用者Uの集中状態を維持するために、天板5の前面端部付近の位置から利用者Uに向けて吹出気流(第一吹出気流30、第二吹出気流31)をそれぞれ吹き出す。
(第一吹出気流30および第二吹出気流31)
次に、第一吹出気流30および第二吹出気流31について説明する。
第一吹出気流30は、送風ダクト14から搬送されてきた空気のうち、前面吹出口15から送出される空気(気流)である。第一吹出気流30は、その吹出角をθaで表す。吹出角度θaは、床面と水平な方向に対して仰角を35°~45°の範囲とすることが好ましい。
第二吹出気流31aは、送風ダクト14から搬送されてきた空気のうち、左側面吹出口16aから送出される空気(気流)である。第二吹出気流31aは、天板9の左右端部から中心方向へ向けて吹き出す。第二吹出気流31aは、その吹出角度をθbで表す。吹出角度θbは、床面と水平な方向に対して仰角を40°~50°の範囲とすることが好ましい。
第二吹出気流31bは、送風ダクト14から搬送されてきた空気のうち、右側面吹出口16bから送出される空気(気流)である。第二吹出気流31bは、天板9の左右端部から中心方向へ向けて吹き出す。第二吹出気流31bは、その吹出角度をθbで表す。吹出角度θbは、床面と水平な方向に対して仰角を40°~50°の範囲とすることが好ましい。
なお、第二吹出気流31aと第二吹出気流31bをまとめて「第二吹出気流31」と表現する場合がある。
以上が、第一吹出気流30および第二吹出気流31である。
(送風装置1の特徴)
送風装置1は、利用者Uの集中力低下を抑制するためのパーティション形成する仕切板を備えた机2において、机2の下方空間5aに納めて使用される。利用者Uは、枠体6、送風部8および天板9により形成される空間に足を入れて、送風装置1を使用する。このとき、送風装置1により生成される気流は、仕切板によって妨げられることはない。つまり、机2が仕切板を備えた場合であっても、利用者Uが送風装置1によって生成された気流を浴びることが可能となる。
また、フィルター部11は、送風装置1により生成される気流を清浄化することが可能となる。
また、送風部8は、送風装置1が下方空間5aに配置した状態において、天板9の中央より仕切壁4側に配置したことで、利用者Uが机2を利用する際に、利用者Uの足が送風部8に接触し、利用者Uに不快感を与える可能性を低減することが可能となる。
また、Wcを10cm~30cmの範囲とすることで、第一吹出気流30による気流感(気流による刺激)を効果的に利用者Uへ与える効果が期待できる。
また、θaを35°~45°の範囲とすることで、第一吹出気流30による気流感(気流による刺激)を効果的に利用者Uへ与える効果が期待できる。
また、θbを40°~50°の範囲とすることで、第二吹出気流31による気流感(気流による刺激)を効果的に利用者Uへ与える効果が期待できる。
以上、本実施の形態1に係る送風装置1によれば、以下の効果を享受することができる。
(1)送風装置1は、机2の天板5よりも上方の位置にまで立設する仕切壁(仕切壁3a、仕切壁3b、仕切壁4)によって、机2の左側側面、右側側面、及び背面の三方を囲まれた机2の下方空間5aに設置される。送風装置1は、空気を取り入れる吸込口10と、吸込口10から取り入れた空気を高圧空気にする送風ファン12と、天板5の前面端部の下方に位置し、高圧空気を第一吹出気流30として吹き出す前面吹出口15と、を備える。そして、前面吹出口15は、机2の利用者Uの胸部に向かって第一吹出気流30を吹き上げるように構成した。
こうした構成によれば、机2の下方空間5aに送風装置1を設置する場合であっても、天板5の前面端部の下方に位置する前面吹出口15から、机2の利用者Uの胸部に向かって第一吹出気流30を吹き出すので、利用者Uの集中状態を維持するための気流を送風することが可能となる。
(2)送風装置1では、机2の天板5の側面側において天板5の前面端部よりも前方に位置し、高圧空気を第二吹出気流31として吹き出す側面吹出口16を備え、側面吹出口16は、利用者Uの頭部に向かって第二吹出気流31を吹き出すように構成した。このようにすることで、気流による刺激を利用者Uに直接知覚させることができる。
(3)送風装置1では、送風装置1を机2の天板5の下方空間5aに収容可能な構成とし、天板5の前面端部の近傍から机2の利用者U向けて吹出気流(第一吹出気流30、第二吹出気流31)を送風するように構成した。これにより、市販の様々な形状の机2を自由に選択することが可能となる。
[変形例1]
以下、実施の形態1の変形例1について説明する。変形例の図面および説明では、実施例と同一または同等の構成要素、部材には、同一の符号を付する。実施例と重複する説明を適宜省略し、実施例と相違する構成について重点的に説明する。
実施の形態1に係る送風装置1は、前面吹出口15と、側面吹出口16を、を備えたが、これに限定されない。送風装置1は、例えば、前面吹出口15または側面吹出口16のいずれか一方を備えた構成であってもよい。
[変形例2]
以下、実施の形態1の変形例2について図10を用いて説明する。図10は、送風装置1の変形例2の構成を概略的に示す部分断面図である。
チャンバー空間13は、チャンバー空間13の風路開口面積を上流から下流に向けて連続的に小さくし、送風ダクト14の開口面積に近づけるように形成される。これにより、チャンバー空間13を通る気流において、境界層(壁面近傍)で「はく離」に伴う「循環領域(はく離域)」が発生することを抑制し、送風装置1の送風効率を向上する効果が期待できる。また、「循環領域」の発生を抑えることで気流の乱れが抑制される。そのため、乱流騒音など、送風装置1の運転による空気の流れに伴って発生する騒音を低減する効果も期待できる。
[変形例3]
以下、実施の形態1の変形例3について説明する。
実施の形態1において、机2は、仕切壁3a、仕切壁3bおよび仕切壁4を有したが、これに限定されない。机2は、天板5の上方まで立設する仕切壁を机2の左側側面、右側側面、背面の少なくとも一面に設ける構成であってもよい。すなわち、机2は、仕切壁3a、仕切壁3bおよび仕切壁4のうち、少なくともいずれかひとつを有する構成であってもよい。送風装置1は、天板5の前面端部の吹出口25から、机2の利用者に向けて気流を吹き出す。
(実施の形態2)
本発明の実施の形態2に係る送風装置1aは、送風部8から送出する気流(第一吹出気流30、第二吹出気流31)を切り替え可能に構成されている点と、気流に香り成分を付加できるように構成されている点とで実施の形態1と異なる。これ以外の送風装置1aの構成は、実施の形態1に係る送風装置1と同様である。より詳細には、送風装置1aは、送風装置1と以下の点で構成が異なる。すなわち、
・アロマディフューザー17(アロマディフューザー17a、アロマディフューザー17b)を備える点。
・仕切板19を備える点。
・ダンパー21(左側ダンパー21a、右側ダンパー21b)を備える点。
・ステッピングモーター22(ステッピングモーター22a、ステッピングモーター22b)を備える点。
・制御部18を備える点。
以上の5点で、送風装置1aは、送風装置1と構成が異なる。以下、実施の形態1で説明済みの内容は再度の説明を適宜省略し、実施の形態1と異なる点を主に説明する。
図7~図9を参照して、本発明の実施の形態2に係る送風装置1aについて説明する。図7は、本発明の実施の形態2に係る送風装置1aの内部構造を示す正面断面図である。図8(a)は、前面吹出口15から気流が出ている状態での送風装置1aの平面断面図であり、図8(b)は、側面吹出口16から気流が出ている状態での送風装置1aの平面断面図である。ここで、それぞれの平面断面図は、送風ダクト14を含む高さにおける水平断面を、上方から見た状態の図である。また、図9は、送風装置1aを構成する制御部18のブロック図である。
送風装置1aでは、図7に示すように、チャンバー空間13内に、送風ファン12のファン吹出口12bを二つに区画するように仕切板19が形成されている。この仕切板19によって、チャンバー空間13は、左側チャンバー空間13aと右側チャンバー空間13bとに分割される。つまり、仕切板19は、チャンバー空間13および送風ダクト14を二区画に分割し、前面吹出口15を2つの開口に分割する平板である。仕切板19は、チャンバー空間13を左側チャンバー空間13aと、右側チャンバー空間13bと、に分割する。仕切板19は、送風ダクト14を左側送風ダクト14aと、右側送風ダクト14bと、に分割する。仕切板19は、前面吹出口15を左側前面吹出口15aと、右側前面吹出口15bと、に分割する。仕切板19は、送風装置1aの略中央に配置される。そして、送風ファン12からは、それぞれのチャンバー空間13に高圧空気が送出されるようになっている。つまり、吸込口10から吸い込まれた空気は、フィルター部11を流通し、送風ファン12によって高圧空気となる。そして、高圧空気は、区画されたファン吹出口12bの一方から左側チャンバー空間13aに送出され、区画されたファン吹出口12bの他方から右側チャンバー空間13bに送出される。
左側チャンバー空間13aは、チャンバー空間13のうち仕切板19によって仕切られた左側の空間である。左側チャンバー空間13aは、右側チャンバー空間13bと独立した空間である。
右側チャンバー空間13bは、チャンバー空間13のうち仕切板19によって仕切られた右側の空間である。右側チャンバー空間13bは、左側チャンバー空間13aと独立した空間である。
また、左側チャンバー空間13aには、アロマディフューザー17aが設置されており、右側チャンバー空間13bには、アロマディフューザー17b及び制御部18が設置されている。そして、左側チャンバー空間13aに送出された高圧空気には、アロマディフューザー17aによって香り成分(例えば、覚醒系の香り)が付加することが可能となっている。また、右側チャンバー空間13bに送出された高圧空気には、アロマディフューザー17bによって香り成分(例えば、沈静系の香り)が付加することが可能となっている。なお、アロマディフューザー17a及びアロマディフューザー17bは、請求項の「香り発生部」に相当する。
アロマディフューザー17aは、送風装置1aに吸い込まれた空気(気流)に調香成分を付加する。アロマディフューザー17aは、後述する左側チャンバー空間13aに配置される。
アロマディフューザー17bは、送風装置1aに吸い込まれた空気(気流)に調香成分を付加する。アロマディフューザー17bは、後述する右側チャンバー空間13bに配置される。
アロマディフューザー17aにより生成される調香成分(香り)とアロマディフューザー17bにより生成される調香成分(香り)とは異なってもよい。アロマディフューザー17aとアロマディフューザー17bをまとめて「アロマディフューザー17」と表現する。
また、送風装置1aは、前面吹出口15(左側前面吹出口15a、右側前面吹出口15b)から第一吹出気流30(第一吹出気流30a、第一吹出気流30b)を吹き出す第一状態と、側面吹出口16(左側面吹出口16a、右側面吹出口16b)から第二吹出気流31(第二吹出気流31a、第二吹出気流31b)を吹き出す第二状態とを切り替えるための一対のダンパー21(左側ダンパー21a、右側ダンパー21b)を有して構成される。上述した仕切板19は、チャンバー空間13から送風ダクト14内にも延在して設けられ、送風ダクト14を二つに区画している。つまり、送風ダクト14は、仕切板19によって左側送風ダクト14aと右側送風ダクト14bとに区画されている。そして、左側ダンパー21a及び右側ダンパー21bは、それぞれの送風ダクト14内に設けられている。ここで、左側ダンパー21a及び右側ダンパー21bは、仕切板19(説明は後述する)を挟んで対称的に動作する。なお、左側ダンパー21a及び右側ダンパー21bは、請求項の「流路切替部」に相当する。
左側ダンパー21aは、左側送風ダクト14aを流れる空気のうち、左側前面吹出口15aへ搬送される空気の量と、左側面吹出口16aへ搬送される空気の量と、を調整するための平板である。左側ダンパー21aは、ステッピングモーター22aと気流遮蔽板23aとを有して構成される。左側ダンパー21aは、基端にステッピングモーター22aを設け、基端を中心に回動可能である。左側ダンパー21aは、その先端が左側送風ダクト14aの壁面から仕切板19の間の範囲で回動可能である。左側ダンパー21aは、その先端が左側送風ダクト14aの壁面に接触した状態(第一状態)において、左側送風ダクト14aを通る空気を左側前面吹出口15aにのみ搬送可とする。左側ダンパー21aは、第一状態において、左側送風ダクト14aの風路開口面積を左側前面吹出口15aに向けて連続的に小さくする。左側ダンパー21aは、その先端が仕切板19に接触した状態(第二状態)において、左側送風ダクト14aを通る空気を左側面吹出口16aにのみ搬送可とする。左側ダンパー21aは、第二状態において、左側送風ダクト14aの風路開口面積が左側面吹出口16aに向けて連続的に小さくする。左側ダンパー21aは、第一状態および第二状態を選択的に切り換え可能である。
右側ダンパー21bは、右側送風ダクト14bを流れる空気のうち、右側前面吹出口15bへ搬送される空気の量と、右側面吹出口16bへ搬送される空気の量と、を調整するための平板である。右側ダンパー21bは、ステッピングモーター22bと気流遮蔽板23bとを有して構成される。右側ダンパー21bは、基端にステッピングモーター22bを設け、基端を中心に回動可能である。右側ダンパー21bは、その先端が右側送風ダクト14bの壁面から仕切板19の間の範囲で回動可能である。右側ダンパー21bは、その先端が右側送風ダクト14bの壁面に接触した状態(第一状態)において、右側送風ダクト14bを通る空気を右側前面吹出口15bにのみ搬送可とする。右側ダンパー21bは、第一状態において、右側送風ダクト14bの風路開口面積を右側前面吹出口15bに向けて連続的に小さくする。右側ダンパー21bは、その先端が仕切板19に接触した状態(第二状態)において、右側送風ダクト14bを通る空気を右側面吹出口16bにのみ搬送する。右側ダンパー21bは、第二状態において、右側送風ダクト14bの風路開口面積を右側面吹出口16bに向けて連続的に小さくする。右側ダンパー21bは、第一状態および第二状態を選択的に切り換え可能である。
左側ダンパー21aと右側ダンパー21bをまとめて「ダンパー21」と表現する。
ステッピングモーター22aは、左側送風ダクト14aに配置され、左側ダンパー21aを回動可能に軸支する。
ステッピングモーター22bは、右側送風ダクト14bに配置され、右側ダンパー21bを回動可能に軸支する。
ステッピングモーター22aとステッピングモーター22bをまとめて「ステッピングモーター22」と表現する。
そして、左側ダンパー21a及び右側ダンパー21bでは、ステッピングモーター22a及びステッピングモーター22bが作動すると、気流遮蔽板23a及び気流遮蔽板23bが回動し、第一状態(図8(a)参照)と第二状態(図8(b)参照)との間で送風状態が切り替わる。具体的には、第一状態では、図8(a)に示すように、気流遮蔽板23a及び気流遮蔽板23bが、左側送風ダクト14aと左側面吹出口16aとを連通する空間及び右側送風ダクト14bと右側面吹出口16bとを連通する空間との間をそれぞれ遮断する。これにより、左側送風ダクト14aを流通する空気(高圧空気)は、左側前面吹出口15aから第一吹出気流30aとして吹き出され、右側送風ダクト14bを流通する空気(高圧空気)は、右側前面吹出口15bから第一吹出気流30bとして吹き出される。なお、第一吹出気流30a及び第一吹出気流30bは、実施の形態1での第一吹出気流30に相当する気流である。一方、第二状態では、図8(b)に示すように、気流遮蔽板23a及び気流遮蔽板23bが、左側送風ダクト14aと左側前面吹出口15aとを連通する空間及び右側送風ダクト14bと右側前面吹出口15bとを連通する空間をそれぞれ遮断する。これにより、左側送風ダクト14aを流通する空気(高圧空気)は、左側面吹出口16aから第二吹出気流31aとして吹き出され、右側送風ダクト14bを流通する空気(高圧空気)は、右側面吹出口16bから第二吹出気流31bとして吹き出される。なお、第二吹出気流31a及び第二吹出気流31bは、実施の形態1での第二吹出気流31に相当する気流である。
ここで、前面吹出口15から吹き出される第一吹出気流30と、側面吹出口16から吹き出される第二吹出気流31は、最終的にいずれも利用者Uの皮膚露出部に当たるが、どちらの方を好むかは利用者Uの嗜好性によって異なる。よって、第一吹出気流30と第二吹出気流31のいずれかを選択できるように構成することで、送風装置1aの利便性を高くすることができる。
(第一吹出気流30aおよび第一吹出気流30b)
次に、第一吹出気流30aおよび第一吹出気流30bについて説明する。
第一吹出気流30aは、左側ダンパー21aが第一状態である場合に、左側送風ダクト14aを通る空気が左側前面吹出口15aから吹き出す気流である。
第一吹出気流30bは、右側ダンパー21bが第一状態である場合に、右側送風ダクト14bを通る空気が右側前面吹出口15bから吹き出す気流である。
以上が、第一吹出気流30aおよび第一吹出気流30bである。
なお、第一吹出気流30aおよび第一吹出気流30bの吹出角度は、第一吹出気流30の吹出角θaと同一である。
(第二吹出気流31aおよび第二吹出気流31b)
次に、第二吹出気流31aおよび第二吹出気流31bについて説明する。
第二吹出気流31aは、左側ダンパー21aが第二状態である場合に、左側送風ダクト14aを通る空気が左側面吹出口16aから吹き出す気流である。
第二吹出気流31bは、右側ダンパー21bが第一状態である場合に、右側送風ダクト14bを通る空気が右側面吹出口16bから吹き出す気流である。
以上が、第二吹出気流31aおよび第二吹出気流31bである。
なお、第二吹出気流31aおよび第二吹出気流31bの吹出角度は、第二吹出気流31の吹出角θbと同一である。
(アロマディフューザー17による気流への香り成分の付加)
次に、送風装置1aから吹き出される気流への香り成分の付加について説明する。
上述した通り、送風装置1aでは、左側チャンバー空間13a内にアロマディフューザー17aが設置され、右側チャンバー空間13b内にアロマディフューザー17bが設置されている。
アロマディフューザー17a及びアロマディフューザー17bは、同型のアロマディフューザーであるが、中に入っているアロマオイルが異なっている。アロマディフューザー17aに入れるアロマオイルは、覚醒系の香りで、且つ、集中力維持に効果があるとされるローズマリー、ユーカリ、レモン等である。一方、アロマディフューザー17bに入れるアロマオイルは、沈静系の香りで、且つ、多くの人に受け入れられやすいラベンダー、イランイラン、ローズウッド等である。
アロマディフューザー17aは、図8に示すように、左側チャンバー空間13aの内部にあるため、噴出されたアロマオイルは、左側送風ダクト14aを流通する気流に乗って前面吹出口15または側面吹出口16から吹き出し、利用者Uに香りが知覚される。また、アロマディフューザー17bは、右側チャンバー空間13bの内部にあるため、噴出されたアロマオイルは、右側送風ダクト14bを流通する気流に乗って前面吹出口15または側面吹出口16から吹き出し、利用者Uに香りが知覚される。
ここで、アロマディフューザー17aとアロマディフューザー17bには異なるアロマオイルが入っているため、チャンバー空間13にアロマオイルの成分が付着し、二つの香りが混合してしまうことが考えられる。そのため、チャンバー空間13と送風ダクト14の内部に仕切板19を設け、左側の空間と右側の空間とを仕切ることにより、二つの香りが混合しにくい構造となっている。
なお、送風装置1aには、開口部20(図5参照)があり、開口部20を開くことで、アロマディフューザー17a及びアロマディフューザー17bのアロマオイルの交換等のメンテナンスが簡単に行えるようになっている。
次に、図9を参照して、送風装置1aの動作を制御する制御部18について説明する。図9は、送風装置1aを構成する制御部18のブロック図である。
制御部18は、送風ファン12、アロマディフューザー17、ステッピングモーター22と電気的に通信可能に接続し、送風装置1aを統括的に制御する。
制御部18は、右側チャンバー空間13bに配置されるが、これに限定されない。制御部18は、左側チャンバー空間13aに配置してもよい。
制御部18は、入力部18aと、処理部18bと、出力部18cと、記憶部18dと、計時部18eと、を有する。
制御部18は、操作パネル24からの指示を受けて、送風ファン12、アロマディフューザー17a、アロマディフューザー17b、左側ダンパー21a、及び右側ダンパー21bの各動作を制御するマイクロコンピューターである。制御部18と各機器(操作パネル24、送風ファン12、アロマディフューザー17a、アロマディフューザー17b、左側ダンパー21a、右側ダンパー21b)との間の通信は、無線あるいは有線で行う。
なお、操作パネル24は、例えば、机2の天板5の上面に設置されているものとする。操作パネル24は、利用者Uが送風装置1aの運転種別を選択するための操作盤である。操作パネル24は、公知の機械式スイッチ、静電容量式のタッチパネルなどを採用可能である。操作パネル24は、天板5の上面などに配置される。操作パネル24は、送風装置1aに含まない。
制御部18は、図9に示すように、入力部18a、処理部18b、出力部18c、記憶部18d、及び計時部18eを有している。
入力部18aは、操作パネル24による利用者の操作により、送風装置1aの電源のオンまたはオフ、運転モード設定(第一状態、第二状態)、風量設定、香り濃度設定、及び吹出方向に関する情報を受け付け、処理部18bに出力する。
処理部18bは、入力部18aから出力された情報に基づき、送風ファン12の動作設定情報(電源のオン又はオフ、風量設定)、アロマディフューザー17a、アロマディフューザー17bの動作設定情報(電源のオン又はオフ、アロマオイル噴霧量設定)、左側ダンパー21a及び右側ダンパー21bの動作設定情報(ステッピングモーター22a及びステッピングモーター22bの角度設定)を特定し、出力部18cに出力する。別の言い方をすると、出力部18cは、処理部18bから出力される情報を基に、送風ファン12、アロマディフューザー17、ステッピングモーター22のいずれか、または複数に対して動作制御の情報を出力する。なお、処理部18bが実行するプログラムは、メモリカード等の記録媒体に記録されて提供されたものを使用してもよいし、インターネット等の電気通信回線を通じて提供されたものを使用してもよい。
記憶部18dは、送風ファン12、アロマディフューザー17a、アロマディフューザー17b、左側ダンパー21a、及び右側ダンパー21bの動作設定情報を記憶するとともに、処理部18bから出力される現在の動作設定情報を受け付けて記憶する。別の言い方をすると、記憶部18dは、送風ファン12、アロマディフューザー17およびステッピングモーター22の動作制御に係る情報を記憶する。記憶した各情報は、処理部18bからの要求に応じて、記憶部18dから処理部18bに出力される。
計時部18eは、処理部18bが実行するプログラムの中で、必要に応じて時間の測定に使用される。
出力部18cは、処理部18bから受け付けた送風ファン12、アロマディフューザー17a、アロマディフューザー17b、左側ダンパー21a、及び右側ダンパー21bに関する動作設定情報を、送風ファン12、アロマディフューザー17a、アロマディフューザー17b、左側ダンパー21a、及び右側ダンパー21bにそれぞれ出力する。そして、送風ファン12、アロマディフューザー17a、アロマディフューザー17b、左側ダンパー21a、及び右側ダンパー21bは、出力部18cから出力された動作設定情報に応じて動作を実行する。別の言い方をすると、出力部18cは、処理部18bから出力される情報を基に、送風ファン12、アロマディフューザー17、ステッピングモーター22のいずれか、または複数に対して動作制御の情報を出力する。出力部18cが出力する動作制御の情報は、送風ファン12に対しては送風ファン12の運転出力に係る情報、アロマディフューザー17に対してはアロマディフューザー17の運転出力に係る情報、ステッピングモーター22に対してはステッピングモーター22の回転角度に係る情報、等である。
以上のようにして、送風装置1aの送風動作が実行される。
(制御モード)
次に、送風装置1aが有する制御モードについて説明する。送風装置1aは、第一制御モードと、第二制御モードと、第三制御モードと、を有する。
(第一制御モード)
第一制御モードが選択された場合、制御部18は、送風ファン12の運転出力が第一出力W1となるように制御すると共に、所定時間(例えば10秒間)だけ運転するように制御する。同時に、制御部18は、アロマディフューザー17aを所定時間(例えば1秒間)だけ動作するように制御し、アロマディフューザー17aが有する調香成分を第一制御モードの気流に含ませる。
(第二制御モード)
第二制御モードが選択された場合、制御部18は、送風ファン12の運転出力が第二出力W2となるように制御すると共に、所定の時間間隔で運転(例えば10分毎に20秒間)するように制御する。
(第三制御モード)
第三制御モードが選択された場合、制御部18は、送風ファン12の運転出力が第三出力W3となるように制御すると共に、所定時間(例えば20秒間)だけ運転するように制御する。同時に、制御部18は、アロマディフューザー17bを所定の時間間隔で運転(例えば10秒毎に1秒間)するように制御し、アロマディフューザー17bが有する調香成分を第三制御モードの気流に含ませる。
なお、第一出力W1、第二出力W2および第三出力W3の大小関係は、「第一出力W1>第二出力W2>第三出力W3」である。
第一制御モード、第二制御モードおよび第三制御モードは、送風装置1aに対する利用者Uの利用目的(集中したい、リラックスしたい、など)に応じて、操作パネルなどを用いて選択的に切り替え可能である。
(導入促進モード、集中モードおよび休憩促進モード)
最後に、送風装置1aの送風動作における制御モードについて、より詳細に説明する。
具体的には、操作パネル24には、送風動作の制御モードとして、導入促進モード、集中モード、及び休憩促進モードの3つの制御モードを選択できるようになっている。そして、送風装置1aでは、利用者Uに向けて気流を吹き出す際に、選択された制御モードに対応する送風動作を実行するようになっている。
(導入促進モード)
導入促進モードは、利用者Uが休憩状態から作業状態への切り替えを促すことを目的として、覚醒系の香りを付加した気流を第一風量(3つのモードの中では大風量)で吹き出すモードである。この導入促進モードが選択された場合、処理部18bは、送風ファン12を急速ノッチで10秒間動作させ、同時に覚醒系のアロマオイルが入っているアロマディフューザー17aを1秒間動作させる。このようにすることで、利用者Uに強めの刺激を与え、また香りの覚醒効果も相まって、利用者Uの覚醒度を高めることができる。
(集中モード)
集中モードは、利用者Uの作業中の集中状態の維持を目的として、吹出気流(第一吹出気流30または第二吹出気流31)を定期的に吹き出すモードである。この集中モードが選択された場合、処理部18bは、送風ファン12を強ノッチで10分間に1回、20秒間動作させる。このようにすることで、利用者Uの集中度が低下してきた場合に気流の刺激を与え、覚醒させるとともに作業へと意識を向かわせることができる。これにより、利用者Uの集中状態を維持することができる。
(休憩促進モード)
休憩促進モードは、利用者Uが作業状態から休憩状態への切り替えを促すことを目的として、鎮静系の香りを付加した気流を第二風量(3つのモードの中では小風量)で吹き出すモードである。この休憩促進モードが選択された場合、処理部18bは、送風ファン12を弱ノッチで20秒間動作させ、同時に鎮静系のアロマオイルが入っているアロマディフューザー17bを10秒ごとに1秒間動作させる。このようにすることで、利用者Uに柔らかい刺激による快適感を与え、また香りの鎮静効果も相まって、利用者Uをリラックスさせることができる。
以上の3つの制御モードのうち、導入促進モードと集中モードを使用することで、利用者Uの作業中の集中状態を維持しやすくなる。さらに休憩促進モードを使用することで、休憩時には意識を切り替えてリラックスしやすくなる。休憩時にしっかりリラックスすることで、次の作業時には再び集中度が高い状態で作業に入ることができる。最終的には利用者Uが3つの制御モードを、作業の状態に応じて意識的に使い分け、それを習慣化することにより、作業状態と休憩状態の切り替えをメリハリつけて行えるようになる。
(送風装置1aの特徴)
送風装置1aは、利用者Uの集中力低下を抑制するためのパーティション形成する仕切板を備えた机2において、机2の下方空間5aに納めた状態で使用する。このとき、送風装置1aにより生成される気流は、仕切板によって妨げられることはない。つまり、机2が仕切板を備えた場合であっても、利用者Uが送風装置1によって生成された気流を浴びることが可能となる。
また、送風装置1aは、ダンパー21の第一状態および第二状態を選択的に切り替え可能とした。これにより、送風装置1aに対する利用者Uの利用目的(正面から気流を浴びたい、側面から気流を浴びたい)に応じて気流の吹出方向を選択的に切り替え可能となるため、送風装置1aの利便性を向上する効果が期待できる。
また、ダンパー21は、左側送風ダクト14aおよび右側送風ダクト14bの風路開口面積を上流から下流に向けて連続的に小さくし、左側送風ダクト14aおよび右側送風ダクト14bに「狭まり流れ」を形成する。これにより、左側送風ダクト14aおよび右側送風ダクト14bを通る気流において、境界層で「はく離」に伴う「循環領域」の発生を抑制し、送風装置1aの送風効率を向上する効果が期待できる。
以上、本実施の形態2に係る送風装置1aによれば、以下の効果を享受することができる。
(4)送風装置1aでは、第一吹出気流30と第二吹出気流31とを切り替える一対のダンパー21(左側ダンパー21a、右側ダンパー21b)を設けた。これにより、利用者Uの好みに合わせて吹出気流(第一吹出気流30、第二吹出気流31)を切り替えることができる。
(5)送風装置1aでは、第一吹出気流30及び第二吹出気流31に対して香りをそれぞれ付加するアロマディフューザー17a及びアロマディフューザー17bを設けた。これにより、利用者Uの集中状態を維持するために、より好ましい気流とすることが可能となる。
(6)送風装置1aでは、利用者Uに向けて気流を吹き出す際に、選択された制御モードに対応する送風動作を実行するようにした。これにより、利用者Uの作業状態と休憩状態の切り替えをメリハリつけて行うことができるようになる。
以上、本発明に関して実施の形態をもとに説明した。これらの実施の形態は例示であり、それらの各構成要素あるいは各処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
本実施の形態1に係る送風装置1では、前面吹出口15に加えて側面吹出口16を設けた構成としたが、これに限られない。例えば、側面吹出口16を設けず、前面吹出口15のみの構成としてもよい。このようにしても、同様の効果を享受することができる。
本発明に係る送風装置は、机に向かって作業をする利用者に対して、集中状態を維持するための気流を送風するものであって、三方をパーティション等で囲まれた机に適用可能であるので有用である。
1 送風装置
1a 送風装置
2 机
3a 仕切壁
3b 仕切壁
4 仕切壁
5 天板
5a 下方空間
6 枠体
7 キャスター部
8 送風部
9 天板
10 吸込口
11 フィルター部
12 送風ファン
12a ファン吸込口
12b ファン吹出口
13 チャンバー空間
13a 左側チャンバー空間
13b 右側チャンバー空間
14 送風ダクト
14a 左側送風ダクト
14b 右側送風ダクト
15 前面吹出口
15a 左側前面吹出口
15b 右側前面吹出口
16 側面吹出口
16a 左側面吹出口
16b 右側面吹出口
17 アロマディフューザー
17a アロマディフューザー
17b アロマディフューザー
18 制御部
18a 入力部
18b 処理部
18c 出力部
18d 記憶部
18e 計時部
19 仕切板
20 開口部
21 ダンパー
21a 左側ダンパー
21b 右側ダンパー
22 ステッピングモーター
22a ステッピングモーター
22b ステッピングモーター
24 操作パネル
25 吹出口
30 第一吹出気流
30a 第一吹出気流
30b 第一吹出気流
31 第二吹出気流
31a 第二吹出気流
31b 第二吹出気流

Claims (6)

  1. 机の下方空間に収納可能な送風装置であって、
    前記送風装置は、
    気流を生成する送風ファンと、
    前記送風ファンにより生成される気流を搬送するための送風ダクトと、
    前記送風ダクトにより搬送される気流を吹き出すための吹出口と、
    を備え、
    前記吹出口は、
    前記送風装置を前記下方空間に収納した場合、前記机を構成する天板の前面端部に配置される、ことを特徴とする送風装置。
  2. 前記送風装置は、
    前記送風ファンにより生成される気流を正圧にするためのチャンバー空間を備え、
    前記チャンバー空間は、
    前記チャンバー空間の風路開口面積を上流から下流に向けて連続的に小さくし、前記送風ダクトの開口面積に近づけるように形成される、ことを特徴とする請求項1に記載の送風装置。
  3. 前記吹出口は、
    前記天板の前方へ向けて気流を吹き出すための前面吹出口と、
    前記天板の左右から中心に向けて気流を吹出すための側面吹出口と、
    を備え、
    前記側面吹出口は、
    前記前面吹出口の開口端部よりも外側へ起立する、ことを特徴とする請求項1または2に記載の送風装置。
  4. 前記送風装置は、
    前記送風ダクトを通る気流を前記前面吹出口または前記側面吹出口のいずれか一方へ搬送可とするための流路切替部を備える、ことを特徴とする請求項3に記載の送風装置。
  5. 前記流路切替部は、
    前記送風ダクトに配置され、
    前記送風ダクトの風路開口面積を上流から下流にかけて連続的に小さくする、ことを特徴とする請求項4に記載の送風装置。
  6. 前記天板の上方まで立設する仕切壁を前記机の左側側面、右側側面、背面の少なくとも一面に設け、
    前記天板の前記前面端部の前記吹出口から、前記机の利用者に向けて気流を吹き出す、請求項1に記載の送風装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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