JP2022027088A - 基板処理方法 - Google Patents

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哲也 江本
Tetsuya Emoto
滋 山本
Shigeru Yamamoto
大樹 藤井
Daiki Fujii
建治 枝光
Kenji Edamitsu
敬次 岩田
Keiji Iwata
侑哉 川井
Yuya Kawai
健一 伊藤
Kenichi Ito
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Abstract

【課題】基板の清浄度を向上させることができる基板処理方法を提供する。【解決手段】基板処理方法は、基板(W)に対し撥水化剤(SMT)を供給する工程(S7)と、撥水化剤(SMT)の供給後、基板(W)に対し、希釈化されたイソプロピルアルコールである希釈イソプロピルアルコール(dIPA)を供給する工程(S11)と、希釈イソプロピルアルコール(dIPA)の供給後、基板(W)を乾燥させる工程(S12)とを包含する。【選択図】図3

Description

本発明は、基板処理方法に関する。
基板を処理する方法の一種に、アッシング処理又はエッチング処理によるパターンの形成後に基板上に残った残渣物を除去する基板処理方法がある。この基板処理方法として、薬液処理、リンス処理、及びスピンドライ処理を基板に対して順次実行する方法が知られている。リンス処理では、基板に水を供給して基板の上面から薬液を除去する。
しかしながら、基板の上面に微細なパターンが形成されている場合、パターンの内部に入り込んだ水をスピンドライ処理によって除去できない可能性がある。水は表面張力が大きい液体であるため、パターンの内部に入り込んだ水を除去できない場合、パターンの内部に入り込んだ水によってパターンが倒壊する可能性がある。
そこで、パターンの倒壊を回避するために、基板に撥水化剤を供給してパターンを撥水性保護膜で覆うことがある。例えば、特許文献1には、薬液処理、純水リンス処理、撥水性処理、純水リンス処理、及び乾燥処理を基板に対して順次実行する基板処理方法が開示されている。
具体的には、薬液処理後の純水リンス処理では、基板に純水を供給して、基板の上面から薬液を除去する。撥水性処理では、基板に撥水化剤を供給して、パターンを覆う撥水性保護膜を形成する。撥水性処理後の純水リンス処理では、基板に純水を供給して、基板の上面に残っている撥水化剤を除去する。
特開2010-114467号公報
しかしながら、水は基板の上面全域に行き渡り難い。そのため、基板の上面に、純水で覆われない領域が発生する可能性がある。したがって、純水を供給するだけでは、基板の上面に残っている撥水化剤(撥水化剤の残渣)の除去率が低くなり、基板の清浄度が低下する可能性がある。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、基板の清浄度を向上させることができる基板処理方法を提供することにある。
本発明の一局面によれば、基板処理方法は、基板を処理する方法であって、前記基板に対し、撥水化剤を供給する工程と、前記撥水化剤の供給後、前記基板に対し、希釈化されたイソプロピルアルコールである希釈イソプロピルアルコールを供給する工程と、前記希釈イソプロピルアルコールの供給後、前記基板を乾燥させる工程とを包含する。
ある実施形態において、上記基板処理方法は、前記撥水化剤の供給前に、前記基板に対し、イソプロピルアルコールを供給する工程を更に包含する。
ある実施形態において、上記基板処理方法は、前記希釈イソプロピルアルコールの供給後であって、前記基板を乾燥させる前に、前記基板に対し、イソプロピルアルコールを供給する工程を更に包含する。
ある実施形態において、上記基板処理方法は、前記撥水化剤の供給後であって、前記希釈イソプロピルアルコールの供給前に、前記基板に対し、イソプロピルアルコールを供給する工程を更に包含する。
本発明に係る基板処理方法によれば、基板の清浄度を向上させることができる。
本発明の実施形態1に係る基板処理方法に用いられる基板処理装置の模式図である。 基板処理装置が備える処理ユニットの模式図である。 本発明の実施形態1に係る基板処理方法を示すフロー図である。 本発明の実施形態2に係る基板処理方法を示すフロー図である。 本発明の実施形態3に係る基板処理方法を示すフロー図である。 本発明の実施形態4に係る基板処理方法を示すフロー図である。
以下、図面(図1~図6)を参照して本発明の基板処理方法に係る実施形態を説明する。ただし、本発明は以下の実施形態に限定されない。なお、説明が重複する箇所については、適宜説明を省略する場合がある。また、図中、同一又は相当部分については同一の参照符号を付して説明を繰り返さない。
本実施形態における「基板」には、半導体ウエハ、フォトマスク用ガラス基板、液晶表示用ガラス基板、プラズマ表示用ガラス基板、FED(Field Emission Display)用基板、光ディスク用基板、磁気ディスク用基板、及び光磁気ディスク用基板などの各種基板を適用可能である。以下では主として、円盤状の半導体ウエハの処理に利用される基板処理方法を例に採って本実施形態を説明するが、上に例示した各種の基板の処理にも同様に適用可能である。また、基板の形状についても各種のものを適用可能である。
[実施形態1]
以下、図1~図3を参照して本発明の実施形態1を説明する。まず、図1を参照して基板処理装置100を説明する。図1は、本実施形態の基板処理方法に用いられる基板処理装置100の模式図である。詳しくは、図1は、基板処理装置100の模式的な平面図である。基板処理装置100は、基板Wを処理する。より具体的には、基板処理装置100は、基板Wを一枚ずつ処理する枚葉式の装置である。本実施形態の基板処理方法は、例えば、基板処理装置100を利用して実行することができる。
図1に示すように、基板処理装置100は、複数の処理ユニット1と、流体キャビネット100Aと、複数の流体ボックス100Bと、複数のロードポートLPと、インデクサーロボットIRと、センターロボットCRと、制御装置101とを備える。
ロードポートLPの各々は、複数枚の基板Wを積層して収容する。インデクサーロボットIRは、ロードポートLPとセンターロボットCRとの間で基板Wを搬送する。センターロボットCRは、インデクサーロボットIRと処理ユニット1との間で基板Wを搬送する。なお、インデクサーロボットIRとセンターロボットCRとの間に、基板Wを一時的に載置する載置台(パス)を設けて、インデクサーロボットIRとセンターロボットCRとの間で載置台を介して間接的に基板Wを受け渡しする装置構成としてもよい。
複数の処理ユニット1は、平面視においてセンターロボットCRを取り囲むように配置される複数のタワーTW(図1では4つのタワーTW)を形成している。各タワーTWは、上下に積層された複数の処理ユニット1(図1では3つの処理ユニット1)を含む。処理ユニット1の各々は、処理液を基板Wに供給して、基板Wを処理する。
流体キャビネット100Aは、処理液を収容する。流体ボックス100Bはそれぞれ、複数のタワーTWのうちの1つに対応している。流体キャビネット100A内の処理液は、いずれかの流体ボックス100Bを介して、流体ボックス100Bに対応するタワーTWに含まれる全ての処理ユニット1に供給される。
本実施形態において、処理液は、DHF(希フッ酸)と、DIW(Deionized Water:脱イオン水)と、SC1(アンモニア水、過酸化水素水、及び水の混合液)と、IPA(イソプロピルアルコール)と、撥水化剤SMTとを含む。
続いて、制御装置101について説明する。制御装置101は、基板処理装置100の各部の動作を制御する。例えば、制御装置101は、ロードポートLP、インデクサーロボットIR、及びセンターロボットCRを制御する。制御装置101は、制御部102と、記憶部103とを含む。
制御部102は、プロセッサーを有する。制御部102は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、又は、MPU(Micro Processing Unit)を有する。あるいは、制御部102は、汎用演算機を有してもよい。
記憶部103は、データ及びコンピュータプログラムを記憶する。データは、レシピデータを含む。レシピデータは、複数のレシピを示す情報を含む。複数のレシピの各々は、基板Wの処理内容及び処理手順を規定する。
記憶部103は、主記憶装置を有する。主記憶装置は、例えば、半導体メモリである。記憶部103は、補助記憶装置を更に有してもよい。補助記憶装置は、例えば、半導体メモリ及びハードディスクドライブの少なくも一方を含む。記憶部103はリムーバブルメディアを含んでいてもよい。制御部102は、記憶部103に記憶されているコンピュータプログラム及びデータに基づいて、基板処理装置100の各部の動作を制御する。
続いて、図1及び図2を参照して基板処理装置100について更に説明する。図2は、基板処理装置100が備える処理ユニット1の模式図である。詳しくは、図2は、処理ユニット1の模式的な断面図である。
図2に示すように、処理ユニット1は、チャンバー2と、基板保持部3と、回転駆動部4と、第1ノズル5~第5ノズル9と、カップ10と、第1ノズル移動部50~第5ノズル移動部90とを備える。基板処理装置100は、第1処理液供給部110~第5処理液供給部150を更に備える。制御装置101(制御部102)は、基板保持部3、回転駆動部4、カップ10、第1ノズル移動部50~第5ノズル移動部90、及び第1処理液供給部110~第5処理液供給部150を制御する。
チャンバー2は略箱形状を有する。チャンバー2には、基板W,基板保持部3、回転駆動部4、第1ノズル5~第5ノズル9、カップ10、及び第1ノズル移動部50~第5ノズル移動部90が収容される。また、チャンバー2には、第1処理液供給部110の一部~第5処理液供給部150の一部が収容される。
基板保持部3は、基板Wを水平に保持する。より具体的には、基板Wは、パターンが形成されたパターン形成面を有する。基板保持部3は、パターン形成面が上側を向いた状態で基板Wを保持する。したがって、基板保持部3に保持されている基板Wの上面は、パターン形成面である。パターンは、例えばエッチング処理よって基板Wの表面に形成される。本実施形態の基板処理方法は、典型的には、ドライエッチング処理後の基板Wを処理の対象とする。つまり、基板処理装置100は、エッチング処理後に基板Wに付着しているポリマー残渣を除去する洗浄処理を実行する。
基板保持部3は、例えばバキューム式のスピンチャックである。但し、基板保持部3は、バキューム式のスピンチャックに限定されない。基板保持部3は、例えば、挟持式のスピンチャック、又はベルヌーイ式のスピンチャックであってもよい。
回転駆動部4は、回転軸線AXを中心として基板保持部3を回転させる。この結果、回転軸線AXを中心として基板Wと基板保持部3とが一体に回転する。回転軸線AXは、上下方向に延びる。回転駆動部4は、例えば、電動モータを含む。
第1ノズル5は、基板Wの上方から、基板WにDHFを供給する。詳しくは、第1ノズル5は、回転中の基板Wに向けてDHFを吐出する。第1ノズル移動部50は、第1ノズル5を処理位置と退避位置との間で移動させる。第1ノズル5は、処理位置に移動すると、平面視において基板Wと対向する。第1ノズル5は、退避位置に移動すると、平面視において基板Wと対向しない。詳しくは、第1ノズル5は、処理位置に移動すると、基板Wの上面の中央部に対向する。また、第1ノズル5は、退避位置に移動すると、平面視において基板Wの周囲に退避する。
具体的には、第1ノズル移動部50は、第1ノズルアーム51と、第1ノズル駆動部52とを有する。第1ノズルアーム51は略水平方向に沿って延びる。第1ノズルアーム51の先端部に第1ノズル5が配置される。第1ノズル駆動部52は、上下方向に延びる回転軸線を中心に第1ノズルアーム51を略水平面に沿って旋回させる。この結果、上下方向に延びる回転軸線を中心とする周方向に沿って、第1ノズル5が周方向に移動する。第1ノズル駆動部52は、正逆回転可能な電動モータを含む。第1ノズル駆動部52は、制御装置101(制御部102)によって制御される。
第1処理液供給部110は、第1ノズル5にDHFを供給する。具体的には、第1処理液供給部110は、第1処理液供給配管111と、第1バルブ112とを有する。チャンバー2には、第1処理液供給配管111の一部が収容される。
第1処理液供給配管111は、第1ノズル5にDHFを供給する。第1処理液供給配管111は、DHFが流通する管状部材である。第1バルブ112は第1処理液供給配管111に設けられる。第1バルブ112は、例えば電磁弁である。
第1バルブ112は、第1処理液供給配管111の流路を開閉する開閉弁である。第1バルブ112は、第1処理液供給配管111を流れるDHFの流通を制御する。詳しくは、第1バルブ112が開くと、DHFが第1処理液供給配管111を介して第1ノズル5まで流れる。この結果、DHFが第1ノズル5から吐出される。第1バルブ112が閉じると、DHFの流通が遮断されて、第1ノズル5によるDHFの吐出が停止する。なお、第1バルブ112は、第1処理液供給配管111を流れるDHFの流量を調整する調整弁としても機能する。第1バルブ112は、制御装置101(制御部102)によって制御される。
第2ノズル6は、基板Wの上方から、基板WにDIWを供給する。詳しくは、第2ノズル6は、回転中の基板Wに向けてDIWを吐出する。第2ノズル移動部60は、第1ノズル移動部50と同様に、第2ノズル6を処理位置と退避位置との間で移動させる。具体的には、第2ノズル移動部60は、第1ノズル移動部50と同様に、第2ノズルアーム61と、第2ノズル駆動部62とを有する。第2ノズル移動部60の構成は、第1ノズル移動部50と同様であるため、その詳しい説明は割愛する。
第2処理液供給部120は、第2ノズル6にDIWを供給する。具体的には、第2処理液供給部120は、第1処理液供給部110と同様に、第2処理液供給配管121と、第2バルブ122とを有する。チャンバー2には、第2処理液供給配管121の一部が収容される。第2処理液供給配管121は、第2ノズル6にDIWを供給する。第2バルブ122は第2処理液供給配管121に設けられる。第2処理液供給部120の構成は、第1処理液供給部110と同様であるため、その詳しい説明は割愛する。
第3ノズル7は、基板Wの上方から、基板WにSC1を供給する。詳しくは、第3ノズル7は、回転中の基板Wに向けてSC1を吐出する。第3ノズル移動部70は、第1ノズル移動部50と同様に、第3ノズル7を処理位置と退避位置との間で移動させる。具体的には、第3ノズル移動部70は、第1ノズル移動部50と同様に、第3ノズルアーム71と、第3ノズル駆動部72とを有する。第3ノズル移動部70の構成は、第1ノズル移動部50と同様であるため、その詳しい説明は割愛する。
第3処理液供給部130は、第3ノズル7にSC1を供給する。具体的には、第3処理液供給部130は、第1処理液供給部110と同様に、第3処理液供給配管131と、第3バルブ132とを有する。チャンバー2には、第3処理液供給配管131の一部が収容される。第3処理液供給配管131は、第3ノズル7にSC1を供給する。第3バルブ132は第3処理液供給配管131に設けられる。第3処理液供給部130の構成は、第1処理液供給部110と同様であるため、その詳しい説明は割愛する。
第4ノズル8は、基板Wの上方から、基板WにIPA及び希釈IPAを供給する。詳しくは、第4ノズル8は、回転中の基板Wに向けてIPA及び希釈IPAを吐出する。希釈IPAは、希釈化されたIPAを示す。本実施形態において、希釈IPAは、DIWによって希釈化されたIPAである。換言すると、希釈IPAは、IPAとDIWとの混合液である。IPAに対するDIWの割合(容量比)は、例えば、10%以上30%以下である。以下、希釈IPAを「dIPA」と記載する場合がある。
第4ノズル移動部80は、第1ノズル移動部50と同様に、第4ノズル8を処理位置と退避位置との間で移動させる。具体的には、第4ノズル移動部80は、第1ノズル移動部50と同様に、第4ノズルアーム81と、第4ノズル駆動部82とを有する。第4ノズル移動部80の構成は、第1ノズル移動部50と同様であるため、その詳しい説明は割愛する。
第4処理液供給部140は、第4ノズル8にIPA及びdIPAを供給する。具体的には、第4処理液供給部140は、第4処理液供給配管141と、第4バルブ142と、第5処理液供給配管143と、第5バルブ144とを有する。チャンバー2には、第4処理液供給配管141の一部が収容される。
第4処理液供給配管141は、第4ノズル8にIPA及びdIPAを供給する。第5処理液供給配管143は、第4処理液供給配管141にDIWを供給する。第4バルブ142は第4処理液供給配管141に設けられる。第5バルブ144は第5処理液供給配管143に設けられる。第4バルブ142及び第5バルブ144は、例えば電磁弁である。第5処理液供給配管143は、第4ノズル8と第4バルブ142との間で第4処理液供給配管141に接続する。
第4バルブ142は、第4処理液供給配管141の流路を開閉する開閉弁である。第4バルブ142は、第4処理液供給配管141を流れるIPAの流通を制御する。詳しくは、第4バルブ142が開くと、IPAが第4処理液供給配管141を介して第4ノズル8まで流れる。第4バルブ142が閉じると、IPAの流通が遮断される。なお、第4バルブ142は、第4処理液供給配管141を流れるIPAの流量を調整する調整弁としても機能する。第4バルブ142は、制御装置101(制御部102)によって制御される。
第5バルブ144は、第5処理液供給配管143の流路を開閉する開閉弁である。第5バルブ144は、第5処理液供給配管143を流れるDIWの流通を制御する。詳しくは、第5バルブ144が開くと、DIWが第5処理液供給配管143を介して第4処理液供給配管141に流入する。第5バルブ144が閉じると、DIWの流通が遮断される。なお、第5バルブ144は、第5処理液供給配管143を流れるDIWの流量を調整する調整弁としても機能する。第5バルブ144は、制御装置101(制御部102)によって制御される。
制御装置101(制御部102)は、第4ノズル8からIPAを吐出させる際に、第4バルブ142を開き、第5バルブ144を閉じる。この結果、第4処理液供給配管141から第4ノズル8にIPAが供給されて、IPAが第4ノズル8から吐出される。制御装置101(制御部102)が第4バルブ142を閉じると、IPAの流通が遮断されて、第4ノズル8によるIPAの吐出が停止する。
制御装置101(制御部102)は、第4ノズル8からdIPAを吐出させる際に、第4バルブ142及び第5バルブ144を開く。この結果、第4処理液供給配管141を流れるIPAに、第5処理液供給配管143からDIWが合流してdIPAが生成される。dIPAは、第4処理液供給配管141から第4ノズル8に供給される。その結果、dIPAが第4ノズル8から吐出される。制御装置101(制御部102)が第4バルブ142及び第5バルブ144を閉じると、IPA及びDIWの流通が遮断されて、第4ノズル8によるdIPAの吐出が停止する。
第5ノズル9は、基板Wの上方から、基板Wに撥水化剤SMTを供給する。詳しくは、第5ノズル9は、回転中の基板Wに向けて撥水化剤SMTを吐出する。第5ノズル移動部90は、第1ノズル移動部50と同様に、第5ノズル9を処理位置と退避位置との間で移動させる。具体的には、第5ノズル移動部90は、第1ノズル移動部50と同様に、第5ノズルアーム91と、第5ノズル駆動部92とを有する。第5ノズル移動部90の構成は、第1ノズル移動部50と同様であるため、その詳しい説明は割愛する。
第5処理液供給部150は、第5ノズル9に撥水化剤SMTを供給する。具体的には、第5処理液供給部150は、第1処理液供給部110と同様に、第6処理液供給配管151と、第6バルブ152とを有する。チャンバー2には、第6処理液供給配管151の一部が収容される。第6処理液供給配管151は、第5ノズル9に撥水化剤SMTを供給する。第6バルブ152は第6処理液供給配管151に設けられる。第5処理液供給部150の構成は、第1処理液供給部110と同様であるため、その詳しい説明は割愛する。
撥水化剤SMTは、例えば、シリコン系撥水化剤、又はメタル系撥水化剤である。シリコン系撥水化剤は、シリコン又はシリコンを含む化合物を撥水化(疎水化)させる。メタル系撥水化剤は、金属又は金属を含む化合物を撥水化(疎水化)させる。
シリコン系撥水化剤は、例えば、シランカップリング剤である。シランカップリング剤は、例えば、HMDS(ヘキサメチルジシラザン)、TMS(テトラメチルシラン)、フッ素化アルキルクロロシラン、アルキルジシラザン、及び非クロロ系疎水化剤の少なくとも一つを含む。非クロロ系疎水化剤は、例えば、ジメチルシリルジメチルアミン、ジメチルシリルジエチルアミン、ヘキサメチルジシラザン、テトラメチルジシラザン、ビス(ジメチルアミノ)ジメチルシラン、N,N-ジメチルアミノトリメチルシラン、N-(トリメチルシリル)ジメチルアミン、及びオルガノシラン化合物の少なくとも一つを含む。
メタル系撥水化剤は、例えば、疎水基を有するアミン、及び有機シリコン化合物のうちの少なくとも一方を含む。
撥水化剤SMTは、親水性有機溶媒に対して相溶解性がある溶媒で希釈されていてもよい。溶媒は、例えば、IPA、又はPGMEA(プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート)である。
撥水化剤SMTは、基板Wの上面に撥水性保護膜を形成する。この結果、基板Wに形成されているパターンが撥水性保護膜で覆われる。パターンを撥水性保護膜で覆うことにより、パターンの倒壊を回避することができる。
カップ10は、基板保持部3の周囲に配置される。カップ10は、基板保持部3に保持される基板Wの側方を囲む。カップ10は、回転中の基板Wから飛散する処理液(DHF、DIW、SC1、IPA、dIPA、撥水化剤SMT)を受け止める。
続いて、図1~図3を参照して本実施形態の基板処理方法を説明する。図3は、本実施形態の基板処理方法を示すフロー図である。図3に示す処理は、ステップS1~ステップS7、及びステップS11~ステップS13を包含する。
図1及び図2を参照して説明した基板処理装置100によって基板Wを処理する際には、まず、センターロボットCRが処理ユニット1のチャンバー2内に基板Wを搬入する(ステップS1)。チャンバー2内に搬入された基板Wは、基板保持部3によって保持される。基板保持部3が基板Wを保持すると、回転駆動部4による基板Wの回転が開始する。
基板Wの回転が開始すると、第1ノズル5が退避位置から処理位置に移動して、第1ノズル5から基板WにDHFが供給される(ステップS2)。具体的には、第1ノズル5から基板Wに向けてDHFが吐出される。
DHFは、基板Wの上面の中央部に着液した後、基板Wの回転によって基板Wの外方に向かって流れる。この結果、基板Wの上面にDHFの液膜が形成される。基板Wの上面にDHFの液膜が形成されると、第1ノズル5から基板WへのDHFの吐出が停止する。その後、第1ノズル5は処理位置から退避位置に移動する。DHFの液膜により、基板Wの上面に形成されている自然酸化膜が除去される。
DHFによって基板Wを処理した後、第2ノズル6が退避位置から処理位置に移動して、第2ノズル6から基板WにDIWが供給される(ステップS3)。具体的には、第2ノズル6から基板Wに向けてDIWが吐出される。
DIWは、基板Wの上面の中央部に着液した後、基板Wの回転によって基板Wの外方に向かって流れる。この結果、DHFの液膜がDIWの液膜に置換される。換言すると、基板Wの上面に残留していたDHFがDIWによって洗い流される(リンス処理)。基板Wの上面にDIWの液膜が形成されると、第2ノズル6から基板WへのDIWの吐出が停止する。その後、第2ノズル6は処理位置から退避位置に移動する。
DIWによるリンス処理の後、第3ノズル7が退避位置から処理位置に移動して、第3ノズル7から基板WにSC1が供給される(ステップS4)。具体的には、第3ノズル7から基板Wに向けてSC1が吐出される。
SC1は、基板Wの上面の中央部に着液した後、基板Wの回転によって基板Wの外方に向かって流れる。この結果、DIWの液膜がSC1の液膜に置換される。基板Wの上面にSC1の液膜が形成されると、第3ノズル7から基板WへのSC1の吐出が停止する。その後、第3ノズル7は処理位置から退避位置に移動する。SC1の液膜により、基板Wの上面からレジスト残渣物が除去される。
SC1によって基板Wを処理した後、第2ノズル6が退避位置から処理位置に移動して、第2ノズル6から基板WにDIWが供給される(ステップS5)。その結果、ステップS3と同様に、SC1の液膜がDIWの液膜に置換される。換言すると、基板Wの上面に残留していたSC1がDIWによって洗い流される(リンス処理)。
基板Wの上面にDIWの液膜が形成されると、第2ノズル6から基板WへのDIWの吐出が停止する。その後、第2ノズル6は処理位置から退避位置に移動する。
DIWによるリンス処理の後、第4ノズル8が退避位置から処理位置に移動して、第4ノズル8から基板WにIPAが供給される(ステップS6)。具体的には、第4ノズル8から基板Wに向けてIPAが吐出される。
IPAは、基板Wの上面の中央部に着液した後、基板Wの回転によって基板Wの外方に向かって流れる。この結果、DIWの液膜がIPAの液膜に置換される。基板Wの上面にIPAの液膜が形成されると、第4ノズル8から基板WへのIPAの吐出が停止する。その後、第4ノズル8は処理位置から退避位置に移動する。撥水化剤SMTを基板Wに供給する前に、IPAを基板Wに供給することにより、基板Wの上面全域に撥水化剤SMTを行き渡らせることが容易になる。
基板WにIPAを供給した後、第5ノズル9が退避位置から処理位置に移動して、第5ノズル9から基板Wに撥水化剤SMTが供給される(ステップS7)。具体的には、第5ノズル9から基板Wに向けて撥水化剤SMTが吐出される。
撥水化剤SMTは、基板Wの上面の中央部に着液した後、基板Wの回転によって基板Wの外方に向かって流れる。この結果、IPAの液膜が撥水化剤SMTの液膜に置換される。基板Wの上面に撥水化剤SMTの液膜が形成されると、第5ノズル9から基板Wへの撥水化剤SMTの吐出が停止する。その後、第5ノズル9は処理位置から退避位置に移動する。撥水化剤SMTが基板Wの上面に形成されることにより、撥水性保護膜が基板Wの上面に形成されて、基板Wに形成されているパターンが撥水性保護膜によって覆われる(撥水化処理)。
撥水化処理の後、第4ノズル8が退避位置から処理位置に移動して、第4ノズル8から基板WにdIPAが供給される(ステップS11)。具体的には、第4ノズル8から基板Wに向けてdIPAが吐出される。
dIPAは、基板Wの上面の中央部に着液した後、基板Wの回転によって基板Wの外方に向かって流れる。この結果、撥水化剤SMTの残渣物が基板Wの上面から除去されて、基板Wの上面にdIPAの液膜が形成される。換言すると、基板Wの上面に残留していた撥水化剤SMTがdIPAによって洗い流される(リンス処理)。基板Wの上面にdIPAの液膜が形成されると、第4ノズル8から基板WへのdIPAの吐出が停止する。その後、第4ノズル8は処理位置から退避位置に移動する。
dIPAによるリンス処理の後、基板Wを乾燥させる乾燥処理が実行される(ステップS12)。具体的には、制御装置101(制御部102)が回転駆動部4を制御して、基板Wの回転速度を増加させる。この結果、基板Wに付着している液体に大きな遠心力が付与されて、基板Wに付着している液体が基板Wの周囲に振り切られる。このようにして、基板Wから液体を除去して、基板Wを乾燥させる。なお、制御装置101(制御部102)は、例えば基板Wの高速回転を開始してから所定時間が経過した後に、回転駆動部4による基板Wの回転を停止させる。
乾燥処理の後、センターロボットCRがチャンバー2内から基板Wを搬出する(ステップS13)。この結果、図3に示す処理が終了する。
以上、図1~図3を参照して本発明の実施形態1を説明した。本実施形態によれば、撥水化処理後にdIPAによるリンス処理が行われる。dIPAは、水と比べて表面張力が小さい。したがって、dIPAは、水と比べて、基板Wの上面全域に行き渡り易い。よって、基板Wの上面に残った撥水化剤SMT(撥水化剤SMTの残渣)を基板Wの上面全域から除去して、基板Wの清浄度を向上させることができる。また、dIPAは極性の高い液体であるため、撥水化剤SMTの残渣が溶解し易い。したがって、撥水化剤SMTの残渣を効率よく除去することができる。
また、本実施形態によれば、第4ノズル8からIPA及びdIPAを吐出させることができる。したがって、基板処理装置100(処理ユニット1)にdIPA用のノズルを設ける必要がない。
また、表面張力が小さく、極性の高い液体にPGMEAがある。しかし、撥水化処理後にPGMEAによるリンス処理を行うには、PGMEAを基板Wに供給するための専用機構を基板処理装置100に設ける必要がある。本実施形態によれば、撥水化処理後のリンス処理に用いる薬液を基板Wに供給するための専用機構を基板処理装置100設けることなく、撥水化処理後のリンス処理を行うことができる。
また、本実施形態によれば、撥水性保護膜によってパターンを覆うことができる。したがって、乾燥処理前にパターンに付着する液体の接触角を大きくすることができる。その結果、乾燥処理時にパターンに作用する液体の表面張力が小さくなり、パターンの倒壊を回避することができる。
更に、本実施形態によれば、撥水化処理後にdIPAによるリンス処理が行われる。dIPAは、水と比べて表面張力が小さいため、撥水化処理後に水によるリンス処理を行う場合に比べて、乾燥処理時にパターンに作用する液体の表面張力がより小さくなり、パターンの倒壊をより回避することができる。
なお、撥水化剤SMTとIPAとが反応して反応生成物が発生することがあるが、この反応生成物は、dIPAに含まれる水に溶解する。したがって、本実施形態によれば、撥水化剤SMTとIPAとが反応して発生する反応生成物を除去することができる。
[実施形態2]
続いて、図1、図2、及び図4を参照して本発明の実施形態2について説明する。但し、実施形態1と異なる事項を説明し、実施形態1と同じ事項についての説明は割愛する。実施形態2は、基板WにdIPAを供給した後、基板WにIPAを供給する点で実施形態1と異なる。
図4は、本実施形態の基板処理方法を示すフロー図である。図4に示す処理は、実施形態1と同様に、図1及び図2を参照して説明した基板処理装置100によって行うことができる。図4に示す処理は、ステップS1~ステップS7、及びステップS21~ステップS24を包含する。なお、図4に示すステップS1~ステップS7の処理は、図3に示すステップS1~ステップS7の処理と同様であるため、その説明は割愛する。
図4に示すように、撥水化処理の後、第4ノズル8が退避位置から処理位置に移動して、第4ノズル8から基板WにdIPAが供給される(ステップS21)。具体的には、第4ノズル8から基板Wに向けてdIPAが吐出される。
dIPAは、基板Wの上面の中央部に着液した後、基板Wの回転によって基板Wの外方に向かって流れる。この結果、撥水化剤SMTの残渣物が基板Wの上面から除去されて、基板Wの上面にdIPAの液膜が形成される。換言すると、基板Wの上面に残留していた撥水化剤SMTがdIPAによって洗い流される(リンス処理)。
本実施形態では、基板Wの上面にdIPAの液膜が形成された後、第4ノズル8から基板WへIPAが供給される(ステップS22)。具体的には、第5バルブ144が閉じて、第5処理液供給配管143から第4処理液供給配管141へのDIWの供給が停止する。この結果、第4ノズル8から基板Wに向けてIPAが吐出される。
IPAは、基板Wの上面の中央部に着液した後、基板Wの回転によって基板Wの外方に向かって流れる。この結果、dIPAの液膜がIPAの液膜に置換される。基板Wの上面にIPAの液膜が形成されると、第4ノズル8から基板WへのIPAの吐出が停止する。その後、第4ノズル8は処理位置から退避位置に移動する。なお、撥水化処理の前に基板Wに供給されたIPAと、撥水化剤SMTとが反応して発生した反応生成物は、dIPAの液膜をIPAの液膜に置換する際に、dIPAと共に基板Wから除去される。
基板Wの上面にIPAの液膜が形成された後、図3を参照して説明したステップS12と同様に、乾燥処理が実行される(ステップS23)。乾燥処理の後、センターロボットCRがチャンバー2内から基板Wを搬出する(ステップS24)。この結果、図4に示す処理が終了する。
以上、図1、図2、及び図4を参照して本発明の実施形態2を説明した。本実施形態によれば、実施形態1と同様に、基板Wの清浄度を向上させることができる。また、本実施形態によれば、乾燥処理の前に、基板Wの上面をIPAの液膜で覆うことができる。IPAは、dIPAと比べて表面張力が小さいため、乾燥処理時にパターンに作用する液体の表面張力がより小さくなり、パターンの倒壊をより回避することができる。
[実施形態3]
続いて、図1、図2、及び図5を参照して本発明の実施形態3について説明する。但し、実施形態1、2と異なる事項を説明し、実施形態1、2と同じ事項についての説明は割愛する。実施形態3は、基板WにdIPAを供給する前に、基板WにIPAを供給する点で実施形態1と異なる。
図5は、本実施形態の基板処理方法を示すフロー図である。図5に示す処理は、実施形態1、2と同様に、図1及び図2を参照して説明した基板処理装置100によって行うことができる。図5に示す処理は、ステップS1~ステップS7、及びステップS31~ステップS34を包含する。なお、図5に示すステップS1~ステップS7の処理は、図3に示すステップS1~ステップS7の処理と同様であるため、その説明は割愛する。
図5に示すように、撥水化処理の後、第4ノズル8が退避位置から処理位置に移動して、第4ノズル8から基板WにIPAが供給される(ステップS31)。具体的には、第4ノズル8から基板Wに向けてIPAが吐出される。
IPAは、基板Wの上面の中央部に着液した後、基板Wの回転によって基板Wの外方に向かって流れる。この結果、撥水化剤SMTの残渣物が基板Wの上面から除去されて、基板Wの上面にIPAの液膜が形成される。換言すると、基板Wの上面に残留していた撥水化剤SMTがIPAによって洗い流される(リンス処理)。
IPAによるリンス処理の後、第4ノズル8から基板WへdIPAが供給される(ステップS32)。具体的には、第5バルブ144が開いて、第5処理液供給配管143から第4処理液供給配管141へDIWが供給される。この結果、第4ノズル8から基板Wに向けてdIPAが吐出される。
dIPAは、基板Wの上面の中央部に着液した後、基板Wの回転によって基板Wの外方に向かって流れる。この結果、IPAの液膜がdIPAの液膜に置換される。基板Wの上面にdIPAの液膜が形成されると、第4ノズル8から基板WへのdIPAの吐出が停止する。その後、第4ノズル8は処理位置から退避位置に移動する。
基板Wの上面にdIPAの液膜が形成された後、図3を参照して説明したステップS12と同様に、乾燥処理が実行される(ステップS33)。乾燥処理の後、センターロボットCRがチャンバー2内から基板Wを搬出する(ステップS34)。この結果、図5に示す処理が終了する。
以上、図1、図2、及び図5を参照して本発明の実施形態3を説明した。本実施形態によれば、実施形態1と同様に、基板Wの清浄度を向上させることができる。
また、本実施形態によれば、dIPAを基板Wに供給する前にIPAを基板Wに供給することができる。IPAは、dIPAと比べて表面張力が小さいため、dIPAと比べて基板Wの上面全域に行き渡り易い。したがって、IPAを基板Wに供給した後にdIPAを基板Wに供給することにより、dIPAが基板Wの上面全域に行き渡り易くなる。
なお、撥水化処理後に供給されたIPAと撥水化剤SMTとが反応して発生する反応生成物は、dIPAに溶解するため、乾燥処理時に、dIPAと共に基板Wから除去される。
[実施形態4]
続いて、図1、図2、及び図6を参照して本発明の実施形態4について説明する。但し、実施形態1~3と異なる事項を説明し、実施形態1~3と同じ事項についての説明は割愛する。実施形態4は、基板WにdIPAを供給した後に、基板WにIPAを供給する点で実施形態3と異なる。
図6は、本実施形態の基板処理方法を示すフロー図である。図6に示す処理は、実施形態1~3と同様に、図1及び図2を参照して説明した基板処理装置100によって行うことができる。図6に示す処理は、ステップS1~ステップS7、及びステップS41~ステップS45を包含する。なお、図6に示すステップS1~ステップS7の処理は、図3に示すステップS1~ステップS7の処理と同様であるため、その説明は割愛する。
図6に示すように、撥水化処理の後、図5を参照して説明したステップS31と同様に、第4ノズル8が退避位置から処理位置に移動して、第4ノズル8から基板WにIPAが供給される(ステップS41)。
IPAによるリンス処理の後、第4ノズル8から基板WへdIPAが供給される(ステップS42)。具体的には、第5バルブ144が開いて、第5処理液供給配管143から第4処理液供給配管141へDIWが供給される。この結果、第4ノズル8から基板Wに向けてdIPAが吐出される。
dIPAは、基板Wの上面の中央部に着液した後、基板Wの回転によって基板Wの外方に向かって流れる。この結果、IPAの液膜がdIPAの液膜に置換される。
本実施形態では、基板Wの上面にdIPAの液膜が形成された後、第4ノズル8から基板WへIPAが供給される(ステップS43)。具体的には、第5バルブ144が閉じて、第5処理液供給配管143から第4処理液供給配管141へのDIWの供給が停止する。この結果、第4ノズル8から基板Wに向けてIPAが吐出される。
IPAは、基板Wの上面の中央部に着液した後、基板Wの回転によって基板Wの外方に向かって流れる。この結果、dIPAの液膜がIPAの液膜に置換される。基板Wの上面にIPAの液膜が形成されると、第4ノズル8から基板WへのIPAの吐出が停止する。その後、第4ノズル8は処理位置から退避位置に移動する。
基板Wの上面にIPAの液膜が形成された後、図3を参照して説明したステップS12と同様に、乾燥処理が実行される(ステップS44)。乾燥処理の後、センターロボットCRがチャンバー2内から基板Wを搬出する(ステップS45)。この結果、図6に示す処理が終了する。
以上、図1、図2、及び図6を参照して本発明の実施形態4を説明した。本実施形態によれば、実施形態1と同様に、基板Wの清浄度を向上させることができる。また、本実施形態によれば、乾燥処理の前に、基板Wの上面をIPAの液膜で覆うことができる。したがって、実施形態2と同様に、パターンの倒壊をより回避することができる。
以上、図面(図1~図6)を参照して本発明の実施形態について説明した。ただし、本発明は、上記の実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の態様において実施できる。また、上記の実施形態に開示される複数の構成要素は適宜改変可能である。例えば、ある実施形態に示される全構成要素のうちのある構成要素を別の実施形態の構成要素に追加してもよく、又は、ある実施形態に示される全構成要素のうちのいくつかの構成要素を実施形態から削除してもよい。
図面は、発明の理解を容易にするために、それぞれの構成要素を主体に模式的に示しており、図示された各構成要素の厚さ、長さ、個数、間隔等は、図面作成の都合上から実際とは異なる場合もある。また、上記の実施形態で示す各構成要素の構成は一例であって、特に限定されるものではなく、本発明の効果から実質的に逸脱しない範囲で種々の変更が可能であることは言うまでもない。
例えば、図1~図6を参照して説明した実施形態では、撥水化処理の前に基板WにIPAが供給されたが、撥水化処理前のIPAの供給は省略されてもよい。
また、図1~図6を参照して説明した実施形態では、エッチング処理後の基板Wが処理の対象であったが、アッシング処理後の基板Wを処理の対象としてもよい。
また、図1~図6を参照して説明した実施形態では、基板Wを一枚ずつ処理する枚葉方式の洗浄処理ついて説明したが、本発明は、複数枚の基板Wを一度に処理するバッチ方式の洗浄処理にも適用することができる。
また、図1~図6を参照して説明した実施形態では、パターン形成後の基板Wを処理の対象としたが、本発明は、基板Wを洗浄する処理に広く適用することができる。
本発明は、基板を処理する方法に有用である。
5 :第1ノズル
6 :第2ノズル
7 :第3ノズル
8 :第4ノズル
9 :第5ノズル
100 :基板処理装置
110 :第1処理液供給部
111 :第1処理液供給配管
112 :第1バルブ
120 :第2処理液供給部
121 :第2処理液供給配管
122 :第2バルブ
130 :第3処理液供給部
131 :第3処理液供給配管
132 :第3バルブ
140 :第4処理液供給部
141 :第4処理液供給配管
142 :第4バルブ
143 :第5処理液供給配管
144 :第5バルブ
150 :第5処理液供給部
151 :第6処理液供給配管
152 :第6バルブ
SMT :撥水化剤
W :基板

Claims (4)

  1. 基板を処理する基板処理方法であって、
    前記基板に対し、撥水化剤を供給する工程と、
    前記撥水化剤の供給後、前記基板に対し、希釈化されたイソプロピルアルコールである希釈イソプロピルアルコールを供給する工程と、
    前記希釈イソプロピルアルコールの供給後、前記基板を乾燥させる工程と
    を包含する、基板処理方法。
  2. 前記撥水化剤の供給前に、前記基板に対し、イソプロピルアルコールを供給する工程を更に包含する、請求項1に記載の基板処理方法。
  3. 前記希釈イソプロピルアルコールの供給後であって、前記基板を乾燥させる前に、前記基板に対し、イソプロピルアルコールを供給する工程を更に包含する、請求項1又は請求項2に記載の基板処理方法。
  4. 前記撥水化剤の供給後であって、前記希釈イソプロピルアルコールの供給前に、前記基板に対し、イソプロピルアルコールを供給する工程を更に包含する、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の基板処理方法。
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