JP2022026405A - 内燃機関のマニホールド - Google Patents

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Abstract

【課題】複数のポートのうち、特定のポートに液体が集約されることを防止する。【解決手段】複数の気筒C1~4が所定方向に配列された内燃機関10の吸気系又は排気系に接続される集合管21と、集合管21に接続されると共に、気筒C1~4の配列方向に延びる連通管22と、連通管22に配列方向に所定間隔毎に設けられた複数の分岐部X1~4から延びると共に、内燃機関10の気筒C1~4と連通する複数のポート12A~Dにそれぞれ接続される複数の分岐管25A~Dとを備え、連通管22の流路内周面のうち、互いに隣り合う分岐部X1,X2,X3,X4の間に対応する部位に、流路内周面の周方向に延びる凸部26A,27A,28Aを設けた。【選択図】図3

Description

本開示は、内燃機関のマニホールドに関し、特に、複数の気筒を直列に配置した直列多気筒エンジンのマニホールドに好適な技術に関するものである。
一般に、内燃機関等のエンジンの側部には、吸気ポートに接続される吸気マニホールドや、排気ポートに接続される排気マニホールドが設けられている。この種のマニホールド構造は、例えば、特許文献1,2に開示されている。
特開2019-094827号公報 特開2016-084716号公報
ところで、複数の気筒を直列に配置した直列多気筒エンジンにおいては、車両のレイアウト等の理由から、エンジンの長手方向(気筒配列方向)の一端側が他端側よりも鉛直方向上方となるように、エンジンを車両に対して傾けた状態で搭載する場合がある。このような搭載構造においては、エンジンの側部に取り付けられる各マニホールドも、長手方向の一端側が他端側よりも鉛直方向上方となるように斜めの状態となる。
このため、例えば、エンジンの停止等によりマニホールド内に残留するガス等の気体が冷却され、これに伴い気体に含まれる水分から凝縮水が生成されると、係る凝縮水がマニホールド内を一端側から他端側に向けて流れて他端側のポート内に集約される場合がある。このような凝縮水には、腐食性物質(例えば、硫酸や硝酸等)が含まれることもあり、他端側のポートに錆等を生じさせる可能性がある。
本開示の技術は、上記事情に鑑みてなされたものであり、複数のポートのうち、特定のポートに液体が集約されることを効果的に防止することができるマニホールドを提供することを目的とする。
本開示のマニホールドは、複数の気筒が所定方向に配列された内燃機関の吸気系又は排気系に接続される集合管と、該集合管に接続されると共に、前記気筒の配列方向に延びる連通管と、該連通管に前記配列方向に所定間隔毎に設けられた複数の分岐部から延びると共に、前記内燃機関の前記気筒と連通する複数のポートにそれぞれ接続される複数の分岐管と、を備え、前記連通管の流路内周面のうち、互いに隣り合う前記分岐部の間に対応する部位に、前記流路内周面の周方向に延びる凸部又は凹部の何れか一方又は両方を設けたことを特徴とする。
また、前記凸部又は前記凹部は、前記流路内周面に周方向の全周に亘って連続して設けられていることが好ましい。
また、前記流路は、前記配列方向と直交する方向の流路断面が円形状に形成されており、前記凸部又は前記凹部は、前記流路の軸心を軸中心とした円環状に形成されていることが好ましい。
また、前記凸部の前記流路内周面からの突出高さが、前記流路を流れる液体を堰き止めつつ、前記流路を流れる気体の圧力損失を所定圧以下に抑えられる高さで設定されていることが好ましい。
本開示のマニホールドによれば、複数のポートのうち、特定のポートに液体が集約されることを効果的に防止することができる。
本実施形態に係る内燃機関の一例であるエンジンの吸気系及び、排気系を示す模式的な全体構成図である。 本実施形態に係るエンジンの車両への搭載姿勢を説明する模式図である。 本実施形態に係る吸気マニホールドを示す模式図である。 本実施形態に係る排気マニホールドを示す模式図である。 他の実施形態に係る吸気マニホールドを示す模式図である。 他の実施形態に係る排気マニホールドを示す模式図である。
以下、添付図面に基づいて、本実施形態に係る内燃機関のマニホールドを説明する。同一の部品には同一の符号を付してあり、それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰返さない。
[全体構成]
図1は、本実施形態に係る内燃機関の一例であるエンジン10の吸気系及び、排気系を示す模式的な全体構成図である。
図1に示すように、エンジン10は、主としてシリンダブロック及び、シリンダブロックの上部に設けられるシリンダヘッドCH等を含むエンジン本体部11を備えている。
シリンダブロックには、複数の気筒C1~C4がエンジン10の長手方向に直列に設けられている。シリンダヘッドCHには、各気筒C1~C4に吸気を導入する複数の吸気ポート12A~12D及び、各気筒C1~4から排気を導出する複数の排気ポート13A~13Dが設けられている。なお、エンジン10の気筒数は、図示例の4気筒に限定されず、複数気筒を備えていれば、2気筒、3気筒、或いは、5気筒以上であってもよい。また、エンジン10は、図示例の直列多気筒エンジンに限定されず、複数の気筒が列をなすものであれば、V型エンジンや水平対向型エンジン等であってもよい。
以下の説明では、各気筒C1~C4を、図中左側から順に、一番気筒C1、二番気筒C2、三番気筒C3、四番気筒C4という。また、一番気筒C1に対応する吸気ポート12Aを第1吸気ポート、二番気筒C2に対応する吸気ポート12Bを第2吸気ポート、三番気筒C3に対応する吸気ポート12Cを第3吸気ポート、四番気筒C4に対応する吸気ポート12Dを第4吸気ポートという。また、一番気筒C1に対応する排気ポート13Aを第1排気ポート、二番気筒C2に対応する排気ポート13Bを第2排気ポート、三番気筒C3に対応する排気ポート13Cを第3排気ポート、四番気筒C4に対応する排気ポート13Dを第4排気ポートという。
シリンダヘッドCHの吸気側の側部には、各吸気ポート12A~12Dの入口部が気筒配列方向に所定間隔毎に開口形成されている。これら吸気ポート12A~12Dの入口部には、各吸気ポート12A~12Dに吸気を分配する吸気マニホールド20が接続されている。
吸気マニホールド20の入口部には、エンジン10の吸気系が接続されている。吸気系は、吸気上流側から順に、エアクリーナ31、上流側吸気管32、過給機60のコンプレッサハウジング61、下流側吸気管33等を備えている。下流側吸気管33には、過給機60から圧送される吸気を冷却するインタークーラ34が設けられている。インタークーラ34は、水冷式又は空冷式の何れであってもよい。
シリンダヘッドCHの排気側の側部には、各排気ポート13A~13Dの出口部が気筒配列方向に所定間隔毎に開口形成されている。これら排気ポート13A~13Dの出口部には、各排気ポート13A~13Dから排出される排気を集合させる排気マニホールド40が接続されている。
排気マニホールド40の出口部には、エンジン10の排気系が接続されている。排気系は、排気上流側から順に、上流側排気管51、過給機60のタービンハウジング62、下流側排気管52等を備えている。下流側排気管52には、排気を浄化する排気後処理装置70が設けられている。なお、タービンハウジング62を排気マニホールド40の出口部に直接接続することにより、上流側排気管51は省略して構成してもよい。
過給機60は、コンプレッサハウジング61内に収容されたコンプレッサ63と、タービンハウジング62内に収容されたタービン64と、これらコンプレッサ63とタービン64とを連結するターボ軸65とを備えている。なお、過給機60は、図示例のコンベンショナルタイプに限定されず、可変翼を備える可変容量型タイプであってもよい。
排気還流装置(Exhaust Gas Recirculation System :以下、EGR装置)80は、排気マニホールド40と吸気マニホールド20とを接続するEGR管81と、EGRガスを冷却するEGRクーラ82と、EGR管81の流路を開閉可能なEGRバルブ83とを備えている。なお、本開示の技術において、EGR装置80は必須の構成ではない。
[搭載姿勢]
次に、図2に基づいて、本実施形態に係るエンジン10の車両1への搭載姿勢につて説明する。図2に示すように、エンジン10は、その長手方向が車両前後方向となるように、車両1に搭載されている。具体的には、エンジン10は、車両前後方向に延びる左右一対のサイドメンバ2(右側のサイドメンバは図示省略)に、不図示のマウント部材等を介して固定支持されている。
本実施形態において、エンジン10は、車両幅方向視で、長手方向の一端側(車両前側)に位置する一番気筒C1が、他端側(車両後側)に位置する四番気筒C4よりも鉛直方向上方となるように、サイドメンバ2に対して斜めに支持されている。すなわち、エンジン10の側部に取り付けられる吸気マニホールド20及び、排気マニホールド40も、一端側が他端側よりも鉛直方向上方となるように斜めの状態となっている。
なお、エンジン10は、長手方向が車両幅方向となるように、車両1に搭載されてもよい。また、エンジン10は車両1の動力源に限定されず、船舶や発電機等の他の産業用機械用の動力源であってもよい。
[マニホールド]
次に、図3,4に基づいて、本実施形態に係るマニホールド20,40の詳細について説明する。図3は、本実施形態に係る吸気マニホールド20を説明する模式図であり、(A)は上視図、(B)は(A)のA-A線断面図、(C)は(A)のB-B線断面図である。図4は、本実施形態に係る排気マニホールド40を説明する模式図であり、(A)は上視図、(B)は(A)のA-A線断面図、(C)は(A)のB-B線断面図である。
[吸気マニホールド]
図3に示すように、吸気マニホールド20は、主として、吸気集合管21(集合管の一例)と、吸気集合管21に接続された吸気連通管22(連通管の一例)と、吸気連通管22から分岐する複数本の吸気分岐管25A,25B,25C,25D(分岐管の一例)とを備えている。
吸気集合管21は、上述の下流側吸気管33(図1参照)から供給される新気を導入する。具体的には、吸気集合管21の入口端にはフランジ部21Aが設けられており、下流側吸気管33の不図示のフランジ部がガスケット等を介してボルトナットにより締結固定される。
吸気連通管22は、エンジン10の長手方向(気筒配列方向)に延びており、その流路断面(長手方向と略直交する方向の断面)は略円形状に形成されている。吸気連通管22の長手方向の略中間部には、吸気集合管21が接続されている。また、吸気連通管22の上部には、上述のEGR管81の下流端部81Aが設けられている。この下流端部81Aは、吸気連通管22の流路内周面に吸気集合管21の接続部と隣接して開口しており、EGR管81から導入されるEGRガスと吸気集合管21から導入される新気とが効果的に混合されるようになっている。
吸気分岐管25A,25B,25C,25Dは、吸気連通管22の長手方向に並列に配されており、一端側から順に、第1吸気分岐管25A、第2吸気分岐管25B、第3吸気分岐管25C及び、第4吸気分岐管25Dを備えている。
第1吸気分岐管25Aは、吸気連通管22の長手方向の一端部から分岐しており、第1吸気ポート12Aに接続される。第2吸気分岐管25Bは、吸気連通管22の長手方向の一端部と中間部との間から分岐しており、第2吸気ポート12Bに接続される。第3吸気分岐管25Cは、吸気連通管22の長手方向の中間部と他端部との間から分岐しており、第3吸気ポート12Cに接続される。第4吸気分岐管25Dは、吸気連通管22の長手方向の他端部から分岐しており、第4吸気ポート12Dに接続される。すなわち、吸気集合管21から導入される新気が吸気連通管22の流路を長手方向に流れながら、各吸気分岐管25A,25B,25C,25Dに略均等に分配されるようになっている。
本実施形態において、吸気連通管22の流路には、凝縮水等の液体を堰き止めることが可能な複数の凸部26A,27A,28Aが設けられている。
具体的には、第1凸部26Aは、第1吸気分岐管25Aの分岐部X1と第2吸気分岐管25Bの分岐部X2との間に位置する流路内周面から、流路径方向の内側に向けて凸設されている。第2凸部27Aは、第2吸気分岐管25Bの分岐部X2と第3吸気分岐管25Cの分岐部X3との間に位置する流路内周面のうち、好ましくは、EGR管81の合流部よりも第3吸気分岐管25C側の部位から、流路径方向の内側に向けて凸設されている。第3凸部28Aは、第3吸気分岐管25Cの分岐部X3と第4吸気分岐管25Dの分岐部X4との間に位置する流路内周面から、流路径方向の内側に向けて凸設されている。
各凸部26A,27A,28Aは、好ましくは、吸気連通管22の流路軸心を軸中心とした略円環凸状をなすように、吸気連通管22の流路内周面に周方向の全周に亘って連続して設けられている。各凸部26A,27A,28Aの突出高さ(流路内周面からの高さ)は、吸気連通管22内を長手方向に流れる液体を効果的に堰き止めつつ、吸気連通管22内を長手方向に流れる吸気の圧力損失を所定圧以下に抑えられる高さで設定されている。各凸部26A,27A,28Aの突出高さをどの程度とするかは、エンジン10の排気量や過給機60(図1参照)の容量等、具体的な使用に応じて適宜に設定すればよい。
このように、各分岐管25A,25B,25C,25Dの間に位置する吸気連通管22の流路内に、流路内周面の周方向に延びる凸部26A,27A,28Aを設けると、エンジン10の停止等に伴い残留する吸気から生成される凝縮水の吸気連通管22内の移動が効果的に抑止されるようになる。
具体的には、第1吸気ポート12A内で生成されて第1吸気分岐管25Aに流れ込む凝縮水は、第1凸部26Aによって第2吸気分岐管25B側への移動が抑止されるようになる。また、第2吸気ポート12B内で生成されて第2吸気分岐管25Bに流れ込む凝縮水やEGR管81内で生成された凝縮水は、第2凸部27Aによって第3吸気分岐管25C側への移動が抑止されるように。さらに、第3吸気ポート12C内で生成されて第3吸気分岐管25Cに流れ込む凝縮水は、第3凸部28Aによって第4吸気分岐管25D側への移動が抑止されるようになる。
これにより、各吸気ポート12A,12B,12C,12Dのうち、最も下方に位置する第4吸気ポート12Dに凝縮水等の液体が集約されることを防止できるようになり、係る第4吸気ポート12Dの錆や腐食の発生を効果的に防止することが可能となる。また、吸気連通管22の流路内に複数の凸部26A,27A,28Aを設けることで、これらが補強用のリブとしても機能するようになり、吸気マニホールド20の剛性を効果的に高めることも可能となる。
なお、凝縮水を堰き止める構成は凸部26A,27A,28Aに限定されず、図5に示すような、凝縮水を一時的に貯留することにより堰き止め可能な複数の凹部26B,27B,28Bによって構成してもよい。
具体的には、第1凹部26Bは、第1吸気分岐管25Aの分岐部X1と第2吸気分岐管25Bの分岐部X2との間に位置する流路内周面から、流路径方向の外側に向けて凹設されている。第2凹部27Bは、第2吸気分岐管25Bの分岐部X2と第3吸気分岐管25Cの分岐部X3との間に位置する流路内周面のうち、好ましくは、EGR管81の合流部よりも第3吸気分岐管25C側の部位から、流路径方向の外側に向けて凹設されている。第3凹部28Bは、第3吸気分岐管25Cの分岐部X3と第4吸気分岐管25Dの分岐部X4との間に位置する流路内周面から、流路径方向の外側に向けて凹設されている。
各凹部26B,27B,28Bは、好ましくは、吸気連通管22の流路軸心を軸中心とした略円環溝状をなすように、吸気連通管22の流路内周面に周方向の全周に亘って連続して凹設されている。
このように、各吸気分岐管25A,25B,25C,25Dの間に位置する吸気連通管22の流路内に、流路内周面の周方向に延びる凹部26B,27B,28Bを設けると、エンジン10の停止等に伴い残留する吸気から生成される凝縮水の吸気連通管22内の移動が効果的に抑止されるようになり、上記実施形態と同様、第4吸気ポート12Dに凝縮水等の液体が集約されることを効果的に防止できるようになる。また、吸気連通管22の流路内における吸気の流れを阻害しないため、過給圧の低下等を効果的に防止することも可能となる。また、吸気マニホールド20の軽量化を図ることも可能となる。
[排気マニホールド]
図4に示すように、排気マニホールド40は、主として、排気集合管41(集合管の一例)と、排気集合管41に接続された排気連通管42(連通管の一例)と、排気連通管42から分岐する複数本の排気分岐管45A,45B,45C,45D(分岐管の一例)とを備えている。
排気集合管41は、上述の上流側排気管51又は、タービン64(何れも図1参照)に排気を導出する。具体的には、排気集合管41の出口端にはフランジ部41Aが設けられており、上流側排気管51又は、タービンハウジング62の不図示のフランジ部がガスケット等を介してボルトナットにより締結固定される。
排気連通管42は、エンジン10の長手方向(気筒配列方向)に延びており、その流路断面(長手方向と略直交する方向の断面)は略円形状に形成されている。排気連通管42の長手方向の略中間部には、排気集合管41が接続されている。また、排気連通管42の長手方向の他端部には、上述のEGR管81の上流端部81Bが接続されている。
排気分岐管45A,45B,45C,45Dは、排気連通管42の長手方向に並列に配されており、一端側から順に、第1排気分岐管45A、第2排気分岐管45B、第3排気分岐管45C及び、第4排気分岐管45Dを備えている。
第1排気分岐管45Aは、排気連通管42の長手方向の一端部から分岐しており、第1排気ポート13Aに接続される。第2排気分岐管45Bは、排気連通管42の長手方向の一端部と中間部との間から分岐しており、第2排気ポート13Bに接続される。第3排気分岐管45Cは、排気連通管42の長手方向の中間部と他端部との間から分岐しており、第3排気ポート13Cに接続される。第4排気分岐管45Dは、排気連通管42の長手方向の他端部から分岐しており、第4排気ポート13Dに接続される。すなわち、各排気ポート13A,13B,13C,13Dから各排気分岐管45A,45B,45C,45Dを経由して導出される排気が排気連通管42の流路を長手方向に流れながら、排気集合管41に効果的に集合するようになっている。
本実施形態において、排気連通管42の流路には、凝縮水等の液体を堰き止めることが可能な複数の凸部46A,47A,48Aが設けられている。
具体的には、第1凸部46Aは、第1排気分岐管45Aの分岐部Y1と第2排気分岐管45Bの分岐部Y2との間に位置する流路内周面から、流路径方向の内側に向けて凸設されている。第2凸部47Aは、第2排気分岐管45Bの分岐部Y2と第3排気分岐管45Cの分岐部Y3との間に位置する流路内周面から、流路径方向の内側に向けて凸設されている。第3凸部48Aは、第3排気分岐管45Cの分岐部Y3と第4排気分岐管45Dの分岐部Y4との間に位置する流路内周面から、流路径方向の内側に向けて凸設されている。
各凸部46A,47A,48Aは、好ましくは、排気連通管42の流路軸心を軸中心とした略円環凸状をなすように、排気連通管42の流路内周面に周方向の全周に亘って連続して設けられている。各凸部46A,47A,48Aの突出高さ(流路内周面からの高さ)は、排気連通管42内を長手方向に流れる液体を効果的に堰き止めつつ、排気連通管42内を長手方向に流れる排気の圧力上昇を所定圧以下に抑えられる高さで設定されている。各凸部46A,47A,48Aの突出高さをどの程度とするかは、エンジン10の排気量や過給機60(図1参照)の容量等、具体的な使用に応じて適宜に設定すればよい。
このように、各分岐管45A,45B,45C,45Dの間に位置する排気連通管42の流路内に、流路内周面の周方向に延びる凸部46A,47A,48Aを設けると、エンジン10の停止等に伴い残留する排気から生成される凝縮水の排気連通管42内の移動が効果的に抑止されるようになる。
具体的には、第1排気ポート13A内で生成されて第1排気分岐管45Aに流れ込む凝縮水は、第1凸部46Aによって第2排気分岐管45B側への移動が抑止されるようになる。また、第2排気ポート13B内で生成されて第2排気分岐管45Bに流れ込む凝縮水は、第2凸部47Aによって第3排気分岐管45C側への移動が抑止されるように。さらに、第3排気ポート13C内で生成されて第3排気分岐管45Cに流れ込む凝縮水は、第3凸部48Aによって第4排気分岐管45D側やERG管81内への移動が抑止されるようになる。
これにより、各排気ポート13A,13B,13C,13Dのうち、最も下方に位置する第4排気ポート13Dに凝縮水等の液体が集約されることを防止できるようになり、係る第4排気ポート12Dの錆や腐食の発生を効果的に防止することが可能となる。また、排気連通管42の流路内に複数の凸部46A,47A,48Aを設けることで、これらが補強用のリブとしても機能するようになり、排気マニホールド40の剛性を効果的に高めることも可能となる。
なお、凝縮水を堰き止める構成は凸部46A,47A,48Aに限定されず、図6に示すような、凝縮水を一時的に貯留することにより堰き止め可能な複数の凹部46B,47B,48Bによって構成してもよい。
具体的には、第1凹部46Bは、第1排気分岐管45Aの分岐部Y1と第2排気分岐管45Bの分岐部Y2との間に位置する流路内周面から、流路径方向の外側に向けて凹設されている。第2凹部47Bは、第2排気分岐管45Bの分岐部Y2と第3排気分岐管45Cの分岐部Y3との間に位置する流路内周面から、流路径方向の外側に向けて凹設されている。第3凹部48Bは、第3排気分岐管45Cの分岐部Y3と第4排気分岐管45Dの分岐部Y4との間に位置する流路内周面から、流路径方向の外側に向けて凹設されている。
各凹部46B,47B,48Bは、好ましくは、排気連通管42の流路軸心を軸中心とした略円環溝状をなすように、吸気連通管42の流路内周面に周方向の全周に亘って連続して凹設されている。
このように、各排気分岐管45A,45B,45C,45Dの間に位置する排気連通管42の流路内に、流路内周面の周方向に延びる凹部46B,47B,48Bを設けると、エンジン10の停止等に伴い残留する排気から生成される凝縮水の排気連通管42内の移動が効果的に抑止されるようになり、上記実施形態と同様、第4排気ポート13Dに凝縮水等の液体が集約されることを効果的できるようになる。また、排気連通管42の流路内における排気の流れを阻害しないため、排圧上昇を効果的に防止することも可能となる。また、排気マニホールド40の軽量化を図ることも可能となる。
[その他]
なお、本開示は、上述の実施形態に限定されるものではなく、本開示の趣旨を逸脱しない範囲で、適宜に変形して実施することが可能である。
例えば、上記実施形態において、吸気マニホールド20は、凸部26A,27A,28A又は、凹部26B,27B,28Bの何れか一方を備えるものとして説明したが、これら両方を備えるように構成してもよい。同様に、排気マニホールド40も、凸部46A,47A,48A及び、凹部46B,47B,48Bの両方を備えるように構成してもよい。
また、凸部26A,27A,28A,46A,47A,48A及び、凹部26B,27B,28B,46B,47B,48Bは、流路内周面の周方向の全周に設けられる必要はなく、少なくとも流路内周面の下側半分等に部分的に設けることも可能である。
10 エンジン
CH シリンダヘッド
12A,12B,12C,12D 吸気ポート(ポート)
13A,13B,13C,13D 排気ポート(ポート)
20 吸気マニホールド(マニホールド)
21 吸気集合管
22 吸気連通管
25A 第1吸気分岐管
25B 第2吸気分岐管
25C 第3吸気分岐管
25D 第4吸気分岐管
26A,27A,28A 凸部
26B,27B,28B 凹部
40 排気マニホールド(マニホールド)
41 排気集合管
42 排気連通管
45A 第1排気分岐管
45B 第2排気分岐管
45C 第3排気分岐管
45D 第4排気分岐管
46A,47A,48A 凸部
46B,47B,48B 凹部

Claims (4)

  1. 複数の気筒が所定方向に配列された内燃機関の吸気系又は排気系に接続される集合管と、
    該集合管に接続されると共に、前記気筒の配列方向に延びる連通管と、
    該連通管に前記配列方向に所定間隔毎に設けられた複数の分岐部から延びると共に、前記内燃機関の前記気筒と連通する複数のポートにそれぞれ接続される複数の分岐管と、を備え、
    前記連通管の流路内周面のうち、互いに隣り合う前記分岐部の間に対応する部位に、前記流路内周面の周方向に延びる凸部又は凹部の何れか一方又は両方を設けた
    ことを特徴とする内燃機関のマニホールド。
  2. 前記凸部又は前記凹部は、前記流路内周面に周方向の全周に亘って連続して設けられている
    請求項1に記載の内燃機関のマニホールド。
  3. 前記流路は、前記配列方向と直交する方向の流路断面が円形状に形成されており、
    前記凸部又は前記凹部は、前記流路の軸心を軸中心とした円環状に形成されている
    請求項2に記載の内燃機関のマニホールド。
  4. 前記凸部の前記流路内周面からの突出高さが、前記流路を流れる液体を堰き止めつつ、前記流路を流れる気体の圧力損失を所定圧以下に抑えられる高さで設定されている
    請求項1から3の何れか一項に記載の内燃機関のマニホールド。
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