JP2022023351A - シート空調装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】室内空間を着座乗員毎に仕切るゾーン空調が可能なシート空調装置を提供すること。【解決手段】シート装置1に適用されるシート空調装置2であり、着座者の頭部を両側方と上方とから覆うことが可能な覆い部10と、覆い部10内に外部から取り込んだ空気を後方から吹き出す送風機20と、を有する。送風機20が、覆い部10の天板部位10Aの内周面に向かって前斜め上方に空気を吹き出す吹出口22を有する。天板部位10Aが、吹出口22より内周面に吹き出された空気を着座者の頭部位置の前方を経由して下方へ排出するようにガイドするガイド手段Gを有する。【選択図】図6

Description

本発明は、シート空調装置に関する。詳しくは、シート装置に適用されるシート空調装置に関する。
車室内の空調システムとして、車両の天井裏に設けられる空調装置と、キャビン内に設けられる循環装置と、を組み合わせた構成が知られている(特許文献1)。上記空調システムは、車室内の空気を天井から取り込み、冷却したものを車室内へと排出する構成とされて、車室内の特定のゾーン空調を効率的に行える構成とされる。
特開2019-182118号公報
上記従来技術では、車室空間を着座乗員毎に仕切るゾーン空調を行うことができない。そこで、本発明は、室内空間を着座乗員毎に仕切るゾーン空調が可能なシート空調装置を提供する。
上記課題を解決するために、本発明のシート空調装置は次の手段をとる。
すなわち、本発明のシート空調装置は、シート装置に適用されるシート空調装置である。このシート空調装置は、着座者の頭部を両側方と上方とから覆うことが可能な覆い部と、覆い部の内部又は外部から取り込んだ空気を覆い部内に後方から吹き出す送風機と、を有する。送風機が、覆い部の天板部位の内周面に向かって前斜め上方に空気を吹き出す吹出口を有する。天板部位が、吹出口より内周面に吹き出された空気を着座者の頭部位置の前方を経由して下方へ排出するようにガイドするガイド手段を有する。
ここで、「ガイド手段」とは、吹出口より覆い部の内周面に吹き出された空気の流れ方向をガイドするものである。具体的には、「ガイド手段」としては、天板部位に設けられる返しやフィン等の構造的なガイドの他、天板部位に別方向に風を吹き出す別の吹出口を設け、この別の吹出口より吹き出される風によって風の流れ方向をガイドするものが挙げられる。
上記構成によれば、着座者の頭部を覆う覆い部の内周面に沿って頭部位置の前方を経由して下方へと排出される空気の流れが形成される。それにより、覆い部による覆いのない領域にも覆い部を延長したかのようなエアカーテン状の仕切りを形成することができる。したがって、室内空間を着座者毎に仕切るゾーン空調を適切に行うことができる。
また、本発明のシート空調装置は、更に次のように構成されていても良い。覆い部が、天板部位を着座者の胴体を前方からも覆うことが可能な前方覆いモードとすることが可能とされ、かつ、前方覆いモードにおける天板部位の高さ方向の展開位置を調節可能な位置調節機構を備える。
上記構成によれば、覆い部により着座者の頭部から胴体にかけての領域を広く覆いつつ、覆い部による覆いのない領域にも下方に吹き下ろされるエアカーテン状の仕切りを形成することができる。したがって、室内空間を着座者毎に仕切るゾーン空調をより適切に行うことができる。
また、本発明のシート空調装置は、更に次のように構成されていても良い。覆い部が、着座者の頭部を両側方と上方とから覆いつつ、頭部の前方を開放することが可能な前方開放覆いモードとすることが可能とされる。
上記構成によれば、覆い部により着座者の頭部の前方を開放した開放感のある仕切り状態を形成しつつも、頭部位置の前方に下方に吹き下ろされるエアカーテン状の仕切りを形成することができる。したがって、室内空間を着座者毎に仕切るゾーン空調をより適切に行うことができる。
また、本発明のシート空調装置は、更に次のように構成されていても良い。覆い部が、覆いの縁に沿って延びる縁フレームと、縁フレームに縁フレームの延びる方向に沿って形成され縁フレーム内に流される送風機より吹き出される空気を下方に吹き下ろす縁吹出口と、を有する。
上記構成によれば、縁吹出口からも空気が吹き下ろされることで、覆い部による覆いのない領域にエアカーテン状の仕切りをより適切に形成することができる。したがって、室内空間を着座者毎に仕切るゾーン空調をより適切に行うことができる。
第1の実施形態に係るシート空調装置の概略構成を表す斜視図である。 図1の正面図である。 覆い部をフルオープンモードにした状態を表す側面図である。 覆い部をセミオープンモードにした状態を表す側面図である。 覆い部をセミクローズモードにした状態を表す側面図である。 覆い部をフルクローズモードにした状態を表す側面図である。 第2の実施形態に係るシート空調装置の概略構成を表す斜視図である。 図7の正面図である。 図7の側面図である。 第3の実施形態に係るシート空調装置の概略構成を表す側面図である。
以下に、本発明を実施するための形態について、図面を用いて説明する。
《第1の実施形態》
(シート空調装置2の概略構成について)
始めに、本発明の第1の実施形態に係るシート空調装置2の構成について、図1~図6を用いて説明する。なお、以下の説明において、前後上下左右等の各方向を示す場合には、各図中に示されたそれぞれの方向を指すものとする。また、「シート幅方向」と示す場合には、後述するシート装置1の左右方向を指すものとする。
図1~図2に示すように、本実施形態に係るシート空調装置2は、自動車のフロア上に設置されるシート装置1に適用されている。上記シート装置1は、着座者の背凭れ部となるシートバック1Bと、着座部となるシートクッション1Cと、頭凭れ部となるヘッドレスト1Hと、肘置きとなる左右一対のアームレスト1Aと、を備えるキャプテンシートとして構成される。
各アームレスト1Aは、シートクッション1Cの左右両側部から立ち上がる各立壁部の上面部により形成される。また、シート空調装置2は、シート装置1に着座する着座者の頭部をドーム状に覆うことが可能な覆い部10と、覆い部10内に車室内から取り込んだ空気を後方から吹き出す左右一対の送風機20と、を有する。
上記シート空調装置2は、シートバック1Bに取り付けられている。具体的には、シート空調装置2は、ドーム状に展開される覆い部10が、シートバック1Bの左右両側部間に上方からアーチ状に架け渡されるように連結されている。また、各送風機20は、上記覆い部10のシートバック1Bの背裏部から上方に延出する立ち上がり部分に取り付けられている。
上記覆い部10は、通気性を備える帆布等の布材から成る幌11と、幌骨を成す複数本のワイヤフレーム12と、各ワイヤフレーム12の両端をシートバック1Bの左右両側部にそれぞれ回転可能なようにヒンジ連結する各回転ヒンジ13と、で構成される。ここで、各回転ヒンジ13が、本発明の「位置調節機構」に相当する。
幌11は、その全面に通気性を備えた構成とされて、ドーム状に展開された際に、ドーム内に熱や湿気がこもらないよう外部に逃がすことができる構成とされる。幌骨を成す各ワイヤフレーム12は、それぞれ、アーチ状に曲げられた形状とされて、それらの上部間に跨って幌11が一体に被せ付けられた構成とされる。
詳しくは、上記幌11は、その後面部が、シートバック1Bの背裏部にかかるように被せられている。それにより、幌11は、シートバック1Bの背裏部から前方に向かってドーム状に展開される構成とされて、着座者の頭部をシートバック1Bの背裏部から前方の広い範囲に亘って内部にすっぽりと包み込むように覆うことができる構成とされる。
各ワイヤフレーム12は、それぞれの両端が、各回転ヒンジ13によりシートバック1Bの左右両側部に回転可能なように連結されている。それにより、各ワイヤフレーム12は、シートバック1Bに対して、各回転ヒンジ13の軸中心を成すシート幅方向に延びる同一軸線のまわりに前後方向に回転することができる構成とされる。
そして、上記回転により、各ワイヤフレーム12は、それらの上部間に被せられた幌11を、シートバック1Bと並ぶ後方位置に重ね合わせ状に格納したり(図3参照)、シートバック1Bから前方にドーム状に展開したり(図1~図2及び図6参照)することができる構成とされる。各回転ヒンジ13は、それらの軸中心が、シートバック1Bの左右両側部における各アームレスト1Aよりも僅かに高い位置に設定されている。
各回転ヒンジ13は、不図示の駆動ユニットと連結されており、着座者による不図示の電動スイッチの操作により、各ワイヤフレーム12を上記のように格納・展開させられるよう個々に動作させる構成とされる。具体的には、覆い部10は、各回転ヒンジ13の動作により、図3に示すフルオープンモードM1、図4に示すセミオープンモードM2、図5に示すセミクローズモードM3、及び図6に示すフルクローズモードM4に切り替えられる構成とされる。
図3に示すフルオープンモードM1では、覆い部10は、各ワイヤフレーム12がシートバック1Bと前後方向の配置が重なるように後方に格納された状態として、着座者の頭部を略覆わない状態に折り畳まれた状態とされる。具体的には、覆い部10は、シートバック1Bと並ぶ後方位置で、シートバック1Bの左右両側部から上部に延びるアーチ状の覆いを形成するように折り畳まれた状態とされる。
図4に示すセミオープンモードM2では、覆い部10は、その展開側に並ぶ一部のワイヤフレーム12が前方に引き出されて、着座者の頭部を両側方と上方とから覆うように展開された状態とされる。この状態では、覆い部10は、その着座者の頭部を上方から覆う天板部位10Aが、シートバック1Bの上方から前方に向かって略真っ直ぐに延びる庇状の覆いを形成した状態とされる。ここで、図4に示すセミオープンモードM2が、本発明の「前方開放覆いモード」に相当する。
図5に示すセミクローズモードM3では、覆い部10は、展開側に並ぶ一部のワイヤフレーム12が更に前方に引き出されて、着座者の頭部を更に前方からも覆うように展開された状態とされる。この状態では、覆い部10は、その着座者の頭部を上方から覆う天板部位10Aが、着座者の頭部の前方位置へと前下がり状に湾曲する形に延びる覆いを形成した状態とされる。
図6に示すフルクローズモードM4では、覆い部10は、展開側の一番縁のワイヤフレーム12を成す縁フレーム12Aが、2番目のワイヤフレーム12から更に前方へと引き出されて、着座者の頭部及び胴体を前方及び両側方からそれぞれ覆うように展開された状態とされる。この状態では、覆い部10は、シートバック1Bの背裏部から前方にドーム状に展開された状態として、着座者の胴体から上側の部位を、前方、両側方及び上方からすっぽりと覆う覆いを形成した状態とされる。
詳しくは、覆い部10は、その展開された左右の側板部位10Bが、左右各側の立壁状に延びる各アームレスト1Aに上方から近づけられた状態として、各アームレスト1Aとによって着座者の大腿部から上側の部位を側方から広く覆った状態を成す。ここで、図6に示すフルクローズモードM4が、本発明の「前方覆いモード」に相当する。
図1~図2に示すように、各送風機20は、上記覆い部10のシートバック1Bの背裏部から上方に延出する立ち上がり部分に取り付けられている。詳しくは、各送風機20は、シートバック1Bの上部に装着されるヘッドレスト1Hの左右両サイドに位置するように配設される。
各送風機20は、上記覆い部10の立ち上がり部分を通して覆い部10の背裏部に外部からの空気を取り込み可能な吸込口21をそれぞれ露出させた状態とされる。各吸込口21には、不図示のHEPAフィルタ等のフィルタが内蔵されている。各フィルタにより、各吸込口21から取り込まれる空気に含まれる細菌やウィルスが吸着され、濾過されて清浄化された空気が各送風機20内へと取り込まれるようになっている。
また、各送風機20には、図示は省略されているが、各吸込口21から取り込んだ空気の温度や湿度を調節したり取り込んだ空気にアロマオイル等の香り成分を付加したりすることのできる空気調節部が設けられている。上記空気調節部は、着座者による不図示の電動スイッチの操作により設定される温度や湿度、それに付加したい香り成分の設定に合わせて取り込んだ空気の状態を調節できるようになっている。
各送風機20は、各吸込口21から取り込んだ空気を覆い部10内に露出する各吹出口22から前斜め上方に吹き出す構成とされる。具体的には、各吹出口22は、各吸込口21から取り込んだ空気を、覆い部10の後側の立ち上がり部分から前斜め上方(図3~図6参照)かつシート幅方向の外斜め上方(図2参照)に向かって吹き出すように配設されている。
より具体的には、図3~図6に示すように、各吹出口22は、上記覆い部10の後側の立ち上がり部分の立ち上がった先から前方へと延び出す天板部位10Aの内周面に向かって風を吹き付ける構成とされる。詳しくは、各吹出口22は、ヘッドレスト1Hに凭れ掛かる着座者の頭部に向けて風を吹き付けるのではなく、ヘッドレスト1Hの直上へ向けて前斜め上方かつ外斜め上方向きの風を吹き付けるようになっている。
より詳しくは、図2に示すように、各吹出口22は、着座者の頭部を上方から覆う覆い部10の天板部位10Aの左右のアーチ状に湾曲した両肩部分に前斜め上方かつ外斜め上方向きの風を吹き付けるようになっている。それにより、図3~図6に示すように、各吹出口22より吹き出された空気は、着座者の頭部に直接当てられることなく、覆い部10の天板部位10Aの内周面に同面の延びる方向(前方)に沿う斜めの風として当てられるようになっている。
そして、各吹出口22より吹き出された空気は、その一部が、覆い部10の天板部位10Aの内周面に一旦当たって和らげられた間接風として、着座者の頭部に優しく当てられるようになっている。また、上記覆い部10の天板部位10Aの内周面に当てられた風は、覆い部10の天板部位10Aの内周面に沿って前方へと吹き出され、天板部位10Aの延びた先の縁部から外部へと排出される。
その時、外部へと排出される風は、着座者の頭部に直接当てられて拡散されたものではなく、覆い部10の天板部位10Aの内周面に沿って流された風量ロスの少ない整流されたものとなる。そのため、上記排出された風により、覆い部10による覆いのなくなった先の領域に、覆い部10を延長したかのようなエアカーテン状の空間の仕切り(エアシールド)を形成することができる。
詳しくは、上記各吹出口22より吹き出された風は、覆い部10のアーチ状を成す天板部位10Aの両肩部分の内周面に、前斜め上方かつ外斜め上方向きに吹き出される。したがって、上記吹き出された風は、天板部位10Aの内周面上で内周面のアーチの延びる周方向に広く分散されたカーテン状の気流となって外部へと排出される。その結果、覆い部10による覆いのなくなった先の領域に、覆い部10に沿って周方向にカーテン状に延びるエアカーテンを吹き出すことができる。
上記エアカーテンの吹き出しにより、覆い部10による覆いのない領域に、外部からの空気の侵入を阻止することが可能なエアシールドが形成される。また、上記覆い部10内から外部への風の吹き出しにより、覆い部10内を陽圧化することができる。したがって、そのことによっても、覆い部10内に外部の空気が侵入することを適切に阻止することができる。
詳しくは、上記覆い部10内に吹き出される風は、その一部が、左右の側板部位10Bの内周面に沿っても流され、左右の側板部位10Bによる覆いのなくなった先の領域にも、覆い部10を延長したかのようなエアカーテン状の空間の仕切り(エアシールド)が形成される。また、上記送風機20から吹き出される風は、覆い部10の内周面上を通って外部へと吹き出される他、不図示のダクトを介して中空管状の縁フレーム12A内にも別途流されて、縁フレーム12Aの所々の箇所に空けられた縁吹出口12Bからも覆い部10の外部へと吹き出されるようになっている。
具体的には、縁フレーム12Aの縁吹出口12Bは、覆い部10の展開方向に向けられているが、詳しくは、縁フレーム12Aのアーチ内方向に斜めに向けられた状態とされる(吹出方向A2)。それにより、縁吹出口12Bより吹出方向A2に吹き出される風は、覆い部10の内周面上を通って外部へと吹き出される吹出方向A1の風を、アーチ内方向に斜めに向けるように曲げる。
上記吹き出し風の曲げにより、各送風機20は、覆い部10が図3~図6に示すどの状態にある場合であっても、着座者の頭部或いは胴体の前方に、外部からの空気の侵入を阻止することが可能なエアシールドを形成できるようになっている。
具体的には、覆い部10が図3に示すフルオープンモードM1の状態では、覆い部10が着座者の頭部より後側に位置して、前方に開口を向けるように折り畳まれた状態とされる。その場合には、覆い部10の内周面上を通って外部へと吹き出される風の吹出方向A1は、前方へと向けられる。
しかし、上記吹出方向A1に吹き出された風は、縁吹出口12Bより吹き出される吹出方向A2の風により、下方へと曲げられ、着座者の顔の前を経由して斜め下方へと吹き下ろされる風となる。それにより、覆い部10による覆いのない着座者の頭部の前方に、外部からの空気の侵入を阻止することが可能なエアシールドが形成される。
また、覆い部10が図4に示すセミオープンモードM2の状態では、覆い部10が着座者の頭部より前方に位置するものの、天板部位10Aが前方に略真っ直ぐに延びて前方に開口を向ける状態とされる。したがって、その場合にも、覆い部10の内周面上を通って外部へと吹き出される風の吹出方向A1は、前方へと向けられる。
しかし、上記吹出方向A1に吹き出された風は、縁吹出口12Bより吹き出される吹出方向A2の風により、下方へと曲げられ、着座者の顔の前を経由して斜め下方へと吹き下ろされる風となる。それにより、覆い部10による覆いのない着座者の頭部の前方に、外部からの空気の侵入を阻止することが可能なエアシールドが形成される。
また、覆い部10が図5に示すセミクローズモードM3の状態では、覆い部10が着座者の頭部を前方から覆って、前斜め下方に開口を向ける状態とされる。したがって、その場合には、覆い部10の内周面上を通って外部へと吹き出される風の吹出方向A1は、前斜め下方へと向けられる。
しかし、上記吹出方向A1に吹き出された風は、縁吹出口12Bより吹き出される吹出方向A2の風により、下方へと曲げられ、着座者の胴体の前を経由して下方へと吹き下ろされる風となる。それにより、覆い部10による覆いのない着座者の胴体の前方に、外部からの空気の侵入を阻止することが可能なエアシールドが形成される。
また、覆い部10が図6に示すフルクローズモードM4の状態では、覆い部10が着座者の頭部及び胴体を前方から覆って、下方に開口を向ける状態とされる。したがって、その場合には、覆い部10の内周面上を通って外部へと吹き出される風の吹出方向A1は、下方へと向けられる。
しかし、上記吹出方向A1に吹き出された風は、縁吹出口12Bより吹き出される吹出方向A2の風により、僅かに後方へと曲げられ、着座者の胴体の前を経由して下方へと吹き下ろされる風となる。それにより、覆い部10による覆いのない着座者の胴体の前方に、外部からの空気の侵入を阻止することが可能なエアシールドが形成される。
以上のように、覆い部10が図3~図6に示すどの状態にある場合であっても、覆い部10の内周面上を通って外部へ吹出方向A1に吹き出される風を、縁吹出口12Bより吹き出される吹出方向A2の風により適切に曲げることができる。
上記風の曲げ具合は、吹出方向A1に吹き出される風の強さと、縁吹出口12Bより吹出方向A2に吹き出される風の強さと、の調節により適宜自由に調節することができる。したがって、上記風の強さを調節することで、覆い部10が図3~図6に示すどの状態にある場合であっても、覆い部10による覆いのない着座者の頭部或いは胴体の前方にエアシールドを適切に形成することができる。
すなわち、本実施形態に係るシート空調装置2では、覆い部10が図3~図6に示すどの状態にある場合であっても、覆い部10の天板部位10Aの内周面、或いは天板部位10Aの縁吹出口12Bより吹き出される吹出方向A2の風により、吹出口22より内周面に吹き出された空気を着座者の頭部位置の前方を経由して下方へ排出するようにガイドすることができるガイド手段Gが形成されている。
上記のように覆い部10による覆いのない着座者の頭部或いは胴体の前方に下向きに吹き出される風の流れが形成されることで、着座者が咳き込んだりして口や鼻から覆い部10内にウィルスや飛沫が飛散しても、これらが車室内に拡散することなく覆い部10内から足元へと排出されるようになる。以上のように、シート空調装置2により、室内空間を着座者毎に仕切るゾーン空調を適切に行うことができる。
なお、各送風機20は、吸込口21が覆い部10内に露出して設けられており、覆い部10の内部の空気を取り込んで覆い部10内に後方から空気を吹き出す構成となっているものであっても良い。
(まとめ)
以上をまとめると、本実施形態に係るシート空調装置2は、次のような構成となっている。なお、以下において括弧書きで付す符号は、上記実施形態で示した各構成に対応する符号である。
すなわち、シート空調装置(2)は、シート装置(1)に適用されるシート空調装置(2)であり、着座者の頭部を両側方と上方とから覆うことが可能な覆い部(10)と、覆い部(10)内に覆い部(10)の内部又は外部から取り込んだ空気を後方から吹き出す送風機(20)と、を有する。送風機(20)が、覆い部(10)の天板部位(10A)の内周面に向かって前斜め上方に空気を吹き出す吹出口(22)を有する。天板部位(10A)が、吹出口(22)より内周面に吹き出された空気を着座者の頭部位置の前方を経由して下方へ排出するようにガイドするガイド手段(G)を有する。
上記構成によれば、着座者の頭部を覆う覆い部(10)の内周面に沿って頭部位置の前方を経由して下方へと排出される空気の流れが形成される。それにより、覆い部(10)による覆いのない領域にも覆い部(10)を延長したかのようなエアカーテン状の仕切りを形成することができる。したがって、室内空間を着座者毎に仕切るゾーン空調を適切に行うことができる。
また、覆い部(10)が、天板部位(10A)を着座者の胴体を前方からも覆うことが可能な前方覆いモード(M4)とすることが可能とされ、かつ、前方覆いモード(M4)における天板部位(10A)の高さ方向の展開位置を調節可能な位置調節機構(13)を備える。
上記構成によれば、覆い部(10)により着座者の頭部から胴体にかけての領域を広く覆いつつ、覆い部(10)による覆いのない領域にも下方に吹き下ろされるエアカーテン状の仕切りを形成することができる。したがって、室内空間を着座者毎に仕切るゾーン空調をより適切に行うことができる。
また、覆い部(10)が、着座者の頭部を両側方と上方とから覆いつつ、頭部の前方を開放することが可能な前方開放覆いモード(M2)とすることが可能とされる。上記構成によれば、覆い部(10)により着座者の頭部の前方を開放した開放感のある仕切り状態を形成しつつも、頭部位置の前方に下方に吹き下ろされるエアカーテン状の仕切りを形成することができる。したがって、室内空間を着座者毎に仕切るゾーン空調をより適切に行うことができる。
また、覆い部(10)が、覆いの縁に沿って延びる縁フレーム(12A)と、縁フレーム(12A)に縁フレーム(12A)の延びる方向に沿って形成され縁フレーム(12A)内に流される送風機(20)より吹き出される空気を下方に吹き下ろす縁吹出口(12B)と、を有する。
上記構成によれば、縁吹出口(12B)からも空気が吹き下ろされることで、覆い部(10)による覆いのない領域にエアカーテン状の仕切りをより適切に形成することができる。したがって、室内空間を着座者毎に仕切るゾーン空調をより適切に行うことができる。
《第2の実施形態》
続いて、第2の実施形態に係るシート空調装置4の構成について、図7~図9を用いて説明する。本実施形態に係るシート空調装置4は、航空機のフロア上に設置されるシート装置3に適用されている。上記シート装置3は、着座者の背凭れ部となるシートバック3Bと、着座部となるシートクッション3Cと、頭凭れ部となるヘッドレスト3Hと、肘置きとなる左右一対のアームレスト3Aと、を備える構成される。
上記シートバック3Bは、いわゆるハイバックタイプの縦長な形状を備えた構成とされ、その上部領域がヘッドレスト3Hとして構成される。各アームレスト3Aは、シートバック3Bの左右両側部から前方へアーム状に延び出す構成とされる。
シート空調装置4は、シート装置3に着座する着座者の頭部をドーム状に覆うことが可能な覆い部30と、覆い部30内に車室内から取り込んだ空気を後方から吹き出す左右一対の送風機20と、を有する。なお、各送風機20の構成は、第1の実施形態で示したものと実質的に同一の構成となっている。したがって、各送風機20の構成については、第1の実施形態で示した構成と同一の符号を付して詳細な説明を省略することとする。
覆い部30は、樹脂成形品から成る。具体的には、覆い部30は、シートバック3Bの背裏上部から前方に向かってドーム状の覆いを張り出させる形状とされる。具体的には、覆い部30は、着座者の頭部を上方から覆う天板部位31と、着座者の頭部を両側方から覆う左右の側板部位32と、を有する。また、上記覆い部30は、着座者の顔の前方を覆うことなく開放させる前方に開かれた開口33を有する形状とされる。
上記構成により、覆い部30は、着座者の頭部を両側方と上方とから覆いつつ、頭部の前方を開放する開放感のある状態で覆う構成とされる(前方覆いモード)。上記天板部位31は、その内周面が、図8に示す正面視で見て、左右にアーチ状に下がる形に湾曲する形に形成されている。また、天板部位31は、その内周面が、図9に示す側面視で見て、着座者の頭部の前方位置へ向けて前下がり状に湾曲する形に形成されている。
各送風機20は、上記覆い部30のシートバック3Bの背裏部から上方に延出する立ち上がり部分に取り付けられている。各送風機20は、上記覆い部30の立ち上がり部分を通して覆い部30の背裏部に外部からの空気を取り込み可能な吸込口21をそれぞれ露出させた状態とされる。各吸込口21には、第1の実施形態で示した不図示のHEPAフィルタ等のフィルタが内蔵されており、濾過されて清浄化された空気が各送風機20内へと取り込まれるようになっている。
また、各送風機20には、第1の実施形態で示した不図示の空気調節部が設けられており、各吸込口21から取り込んだ空気の温度や湿度を調節したり取り込んだ空気にアロマオイル等の香り成分を付加したりすることができる構成とされる。
各送風機20は、各吸込口21から取り込んだ空気を覆い部30内に露出する各吹出口22から前斜め上方に吹き出す構成とされる。具体的には、各吹出口22は、各吸込口21から取り込んだ空気を、覆い部30の後側の立ち上がり部分から前斜め上方(図9参照)かつシート幅方向の外斜め上方(図8参照)に向かって吹き出すように配設されている。
より具体的には、各吹出口22は、上記覆い部30の後側の立ち上がり部分の立ち上がった先から前方へと延び出す天板部位31の内周面に向かって風を吹き付ける構成とされる。詳しくは、各吹出口22は、ヘッドレスト3Hに凭れ掛かる着座者の頭部に向けて風を吹き付けるのではなく、ヘッドレスト3Hの直上へ向けて前斜め上方かつ外斜め上方向きの風を吹き付けるようになっている。
より詳しくは、図8に示すように、各吹出口22は、着座者の頭部を上方から覆う覆い部30の天板部位31の左右のアーチ状に湾曲した両肩部分に前斜め上方かつ外斜め上方向きの風を吹き付けるようになっている。それにより、図9に示すように、各吹出口22より吹き出された空気は、着座者の頭部に直接当てられることなく、覆い部30の天板部位31の内周面に同面の延びる方向(前方)に沿う斜めの風として当てられるようになっている。
そして、各吹出口22より吹き出された空気は、その一部が、覆い部30の天板部位31の内周面に一旦当たって和らげられた間接風として、着座者の頭部に優しく当てられるようになっている。また、上記覆い部30の天板部位31の内周面に当てられた風は、覆い部30の天板部位31の内周面に沿って前方へと吹き出され、天板部位31の延びた先の縁部から外部へと排出される。
その時、外部へと排出される風は、着座者の頭部に直接当てられて拡散されたものではなく、覆い部30の天板部位31の内周面に沿って流された風量ロスの少ない整流されたものとなる。そのため、上記排出された風により、天板部位31による覆いのなくなった先の領域である開口33に、天板部位31を延長したかのようなエアカーテン状の空間の仕切り(エアシールド)を形成することができる。
本実施形態に係るシート空調装置4では、天板部位31の内周面が着座者の頭部の前方位置へ向けて前下がり状に湾曲する形に形成されていることで、吹出口22より天板部位31の内周面に吹き出された空気を着座者の頭部位置の前方を経由して下方へ排出するようにガイドすることができるガイド手段Hが形成されている。
上記のように覆い部30による覆いのない着座者の頭部の前方に下向きに吹き出される風の流れが形成されることで、着座者が咳き込んだりして口や鼻から覆い部30内にウィルスや飛沫が飛散しても、これらが客室内に拡散することなく覆い部30内から着座者の足元へと排出されるようになる。以上のように、シート空調装置4により、室内空間を着座者毎に仕切るゾーン空調を適切に行うことができる。
なお、各送風機20は、吸込口21が覆い部30内に露出して設けられており、覆い部30の内部の空気を取り込んで覆い部30内に後方から空気を吹き出す構成となっているものであっても良い。
(まとめ)
以上をまとめると、本実施形態に係るシート空調装置4は、次のような構成となっている。なお、以下において括弧書きで付す符号は、上記実施形態で示した各構成に対応する符号である。
すなわち、シート空調装置(4)は、シート装置(3)に適用されるシート空調装置(4)であり、着座者の頭部を両側方と上方とから覆うことが可能な覆い部(30)と、覆い部(30)の内部又は外部から取り込んだ空気を覆い部(30)内に後方から吹き出す送風機(20)と、を有する。送風機(20)が、覆い部(30)の天板部位(31)の内周面に向かって前斜め上方に空気を吹き出す吹出口(22)を有する。天板部位(31)が、吹出口(22)より内周面に吹き出された空気を着座者の頭部位置の前方を経由して下方へ排出するようにガイドするガイド手段(H)を有する。
上記構成によれば、着座者の頭部を覆う覆い部(30)の内周面に沿って頭部位置の前方を経由して下方へと排出される空気の流れが形成される。それにより、覆い部(30)による覆いのない領域にも覆い部(30)を延長したかのようなエアカーテン状の仕切りを形成することができる。したがって、室内空間を着座者毎に仕切るゾーン空調を適切に行うことができる。
また、覆い部(30)が、着座者の頭部を両側方と上方とから覆いつつ、頭部の前方を開放することが可能な前方開放覆いモードとすることが可能とされる。上記構成によれば、覆い部(30)により着座者の頭部の前方を開放した開放感のある仕切り状態を形成しつつも、頭部位置の前方に下方に吹き下ろされるエアカーテン状の仕切りを形成することができる。したがって、室内空間を着座者毎に仕切るゾーン空調をより適切に行うことができる。
《第3の実施形態》
続いて、第3の実施形態に係るシート空調装置5の構成について、図10を用いて説明する。本実施形態では、吹出口22より覆い部10の内周面に吹き出された空気を着座者の頭部位置の前方を経由して下方へ排出するようにガイドするガイド手段Jが、覆い部10の天板部位10Aの内周面の先端側の縁部に沿って形成された突起形状の返し14によって形成されている。
上記返し14により、吹出口22より覆い部10の内周面に吹き出された空気が、返し14に当たって着座者の頭部位置の前方を経由して下方へと排出されるように適切に曲げられる。上記返し14は、図示は省略されているが、駆動ユニットによる電動操作により、覆い部10の展開状態の変化に応じてその突出する向きが切り換えられるようになっている。
それにより、覆い部10がどの展開状態にある場合であっても、吹出口22より覆い部10の内周面に吹き出された空気が、返し14に当たって着座者の頭部位置の前方を経由して下方へと排出されるように適切に曲げられるようになっている。具体的な風の曲げられる向きは、第1の実施形態の図3~図6で示した向きと同様である。なお、返し14の向きは、着座者が手動操作により適宜変えたい向きに変えられるものであっても良い。
上記以外の構成については、第1の実施形態で示したものと実質的に同一の構成となっているため、第1の実施形態で示した構成と同一の符号を付して詳細な説明を省略することとする。
《その他の実施形態について》
以上、本発明の実施形態を3つの実施形態を用いて説明したが、本発明は上記実施形態のほか、以下に示す様々な形態で実施することができるものである。
1.本発明のシート空調装置は、自動車用や航空機用のシート装置に適用されるものの他、鉄道用や船舶用のシート装置にも適用することができるものである。また、シート装置は、乗物の他、スポーツ施設や劇場、映画館、コンサート会場、イベント会場等の各種施設用のシート装置や、マッサージシート等の乗物以外に用いられるシート装置にも適用することができるものである。
2.覆い部から排出される風の向きを変えるガイド手段は、天板部位の縁に設けられて風の向きを変化させるフィンから成るものであっても良い。上記フィンを可動式とすることで、覆い部の展開状態に応じて、風の変えたい向きを適宜調節することが可能となる。上記フィンの向きは、覆い部の展開状態に応じて、駆動ユニットによる電動操作で予め設定された向きに自動的に変えられるものでも良く、着座者が手動操作により適宜変えたい向きに変えられるものであっても良い。
3.覆い部のモード切り替えは、駆動ユニットによる電動操作で行われるものの他、着座者による手動操作によって行われるものであっても良い。
4.シート空調装置は、必ずしもシート装置に取り付けられるものでなくても良い。例えば、シート装置が自動車のリヤシートであって、シートバックの背裏部にパーティションパネルがあるような構成の場合には、パーティションパネルに取り付けられるものであっても良い。
このように、シート空調装置は、シート装置の周囲に何らかの構造部材が設けられる場合には、この構造部材に取り付けられるものであっても良い。また、送風機は、必ずしも覆い部に取り付けられていなくても良く、覆い部が取り付けられるシート装置や上記の構造部材に取り付けられていても良い。また、送風機は、覆い部の外部から取り込んだ空気を覆い部内に後方から吹き出すものの他、覆い部の内部から取り込んだ空気を覆い部内に後方から吹き出すものであっても良い。
1 シート装置
1B シートバック
1C シートクッション
1H ヘッドレスト
1A アームレスト
2 シート空調装置
3 シート装置
3B シートバック
3C シートクッション
3H ヘッドレスト
3A アームレスト
4 シート空調装置
5 シート空調装置
10 覆い部
10A 天板部位
10B 側板部位
11 幌
12 ワイヤフレーム
12A 縁フレーム
12B 縁吹出口
13 回転ヒンジ(位置調節機構)
14 返し
20 送風機
21 吸込口
22 吹出口
30 覆い部
31 天板部位
32 側板部位
33 開口
G ガイド手段
H ガイド手段
J ガイド手段
M1 フルオープンモード
M2 セミオープンモード(前方開放覆いモード)
M3 セミクローズモード
M4 フルクローズモード(前方覆いモード)
A1 吹出方向
A2 吹出方向

Claims (4)

  1. シート装置に適用されるシート空調装置であって、
    着座者の頭部を両側方と上方とから覆うことが可能な覆い部と、
    該覆い部の内部又は外部から取り込んだ空気を該覆い部内に後方から吹き出す送風機と、を有し、
    前記送風機が、前記覆い部の天板部位の内周面に向かって前斜め上方に空気を吹き出す吹出口を有し、
    前記天板部位が、前記吹出口より内周面に吹き出された空気を着座者の頭部位置の前方を経由して下方へ排出するようにガイドするガイド手段を有するシート空調装置。
  2. 請求項1に記載のシート空調装置であって、
    前記覆い部が、前記天板部位を着座者の胴体を前方からも覆うことが可能な前方覆いモードとすることが可能とされ、かつ、前記前方覆いモードにおける前記天板部位の高さ方向の展開位置を調節可能な位置調節機構を備えるシート空調装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載のシート空調装置であって、
    前記覆い部が、着座者の頭部を両側方と上方とから覆いつつ、頭部の前方を開放することが可能な前方開放覆いモードとすることが可能とされるシート空調装置。
  4. 請求項1から請求項3のいずれかに記載のシート空調装置であって、
    前記覆い部が、覆いの縁に沿って延びる縁フレームと、該縁フレームに該縁フレームの延びる方向に沿って形成され該縁フレーム内に流される前記送風機より吹き出される空気を下方に吹き下ろす縁吹出口と、を有するシート空調装置。
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