JP2017178273A - 車両用空調装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】乗員の体を包み込むような気流を形成し、冷房時及び暖房時の夫々に適した気流制御によって快適性を高めることができる車両用空調装置を提供する。【解決手段】車両に配設されるシート7のシートクション7Aまたはその下方に配置される吹出部6と、シート7に着座する乗員の肩部の高さまたはそれよりも上方でシート7の幅方向の異なる位置に夫々配設される複数の吸込部25と、少なくとも1つの吸込部25の吸込量と他の吸込部25の吸込量とを調整可能な流量調整手段と、を有し、吹出部6から吹き出される空気の温度に応じて流量調整手段が操作される。これにより、乗員の体を包み込むような気流を形成し、乗員の快適感を高めると共に、冷房時及び暖房時の夫々に適した気流制御を行うことができる。【選択図】図4

Description

本発明は、車両用空調装置に関し、特に、乗員の体を包み込むような気流を形成し、冷房時及び暖房時に夫々適した気流制御を行うことができる車両用空調装置に関する。
従来、車両に搭載される車両用空調装置において、車両のダッシュボードや座席等に設けられる吹出部から冷風や温風等を吹き出すものが知られている。
例えば、特許文献1には、ダッシュボードに設けられる前部吹出部を有する車両用空調装置が開示されている。同文献の前部吹出部は、前席に着座する乗員の顔面に向けて空調空気を吹き出す吹出部と、前席に着座する乗員の足元に向けて空調空気を吹き出す吹出部と、を有する。
また、例えば、特許文献2には、冷房時と暖房時とで切り替え可能な第1通風口と第2通風口とを有する車両用空調装置が開示されている。第1通風口は、座席の側部に設けられ、第2通風口は、座席の着座部、背もたれ部及び頭支持部の乗員側に設けられている。冷房時において、第2通風口から吹き出された空気は、乗員に直接当たった後、第1通風口から吸い込まれる。他方、暖房時において、第1通風口から吹き出された空気は、乗員の周りを経由して第2通風口から吸い込まれる。
特開2010−76516号公報 特開2011−189764号公報
しかしながら、上記した従来技術の車両用空調装置では、空調時の快適性を向上させるために改善すべき点があった。例えば、乗員が快適に感じる空調として、乗員の体を包み込むような気流が形成されることが好ましい。しかし、特許文献1に開示された従来技術のように、車両のダッシュボード等に設けられる吹出部から空気を吹き出し、乗員の体の一部分に対して冷風若しくは温風等を吹き付ける構成では、乗員の体を包み込むような快適性の高い気流を形成することができなかった。
また、冷房時と暖房時とでは乗員が快適と感じる気流は異なる。例えば、冷房時には、体だけでなく頸部及び顔を冷風で冷やすことが望ましい。他方、暖房時には、温風が乗員の顔等に直接当たることによって、乗員が不快に感じることがある。そのため、特許文献2に記載された従来技術のように、冷房時と暖房時とで吹き出し及び吸い込みを単に逆転させる制御では、冷房時と暖房時の快適性を両立させることが困難である。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、乗員の体を包み込むような気流を形成し、冷房時及び暖房時の夫々に適した気流制御によって快適性を高めることができる車両用空調装置を提供することにある。
本発明の車両用空調装置は、車両に配設されるシートのシートクッションまたはその下方に配置される吹出部と、前記シートに着座する乗員の肩部の高さまたはそれよりも上方で前記シートの幅方向の異なる位置に夫々配設される複数の吸込部と、少なくとも1つの前記吸込部の吸込量と他の前記吸込部の吸込量とを調整可能な流量調整手段と、を有し、前記吹出部から吹き出される空気の温度に応じて前記流量調整手段が操作されることを特徴とする。
また、本発明の車両用空調装置は、前記吹出部から吹き出される空気の温度に基づいて前記流量調整手段を制御する制御部を有することを特徴とする。
また、本発明の車両用空調装置は、前記吸込部と前記吹出部とをつなぐ循環風路を有し、前記吸込部から吸い込まれた空気は、前記循環風路を経由して前記吹出部から吹き出されることを特徴とする。
また、本発明の車両用空調装置は、前記吸込部は、前記シートの幅方向において乗員側となる内側吸込部及び外側となる外側吸込部を有し、前記流量調整手段は、前記内側吸込部の吸込量と前記外側吸込部の吸込量とを調整可能であることを特徴とする。
また、本発明の車両用空調装置は、前記循環風路に配設されて前記吹出部から吹き出される空気を加熱する加熱手段と、前記循環風路に配設されて前記吹出部から吹き出される空気を冷却する冷却手段と、を有し、前記制御部は、前記冷却手段による冷却が行われる冷房時には、前記外側吸込部の吸込量よりも前記内側吸込部の吸込量を多くし、前記加熱手段による加熱が行われる暖房時には、前記内側吸込部の吸込量よりも前記外側吸込部の吸込量を多くすることを特徴とする。
また、本発明の車両用空調装置は、前記内側吸込部は、前記シートのシートバックの上部またはヘッドレストに配設され、前記外側吸込部は、前記シートバックの上部に配設されることを特徴とする。
本発明の車両用空調装置は、前記流量調整手段は、前記吸込部または前記循環風路を開閉して流路面積を調整する開閉部材を有する。
本発明の車両用空調装置によれば、車両に配設されるシートのシートクッションまたはその下方に配置される吹出部と、前記シートに着座する乗員の肩部の高さまたはそれよりも上方で前記シートの幅方向の異なる位置に夫々配設される複数の吸込部と、を有する。これにより、乗員の胴部の下方から上方に向かって乗員の体に沿って冷風若しくは温風を流すことができる。よって、乗員の体を包み込むような気流によって快適な空調が実現される。
また、少なくとも1つの前記吸込部の吸込量と他の前記吸込部の吸込量とを調整可能な流量調整手段を有し、前記吹出部から吹き出される空気の温度に応じて前記流量調整手段が操作される。流量調整手段の操作によって、複数設けられる各吸込部の吸込量が調整されることにより空気の流れが変化する。即ち、流量調整手段によって気流の制御を行うことができる。そして、吹出部から吹き出される空気の温度に応じて流量調整手段が操作されることにより、冷風及び温風が夫々適切な位置に流され、空調運転における快適性が更に高められる。
また、本発明の車両用空調装置によれば、前記吹出部から吹き出される空気の温度に基づいて前記流量調整手段を制御する制御部を有しても良い。これにより、制御部の制御によって、吹き出される空気の温度に応じた好適な気流が形成されて維持される。よって、冷房及び暖房の負荷変動に夫々対応して快適な空調が行われる。
また、本発明の車両用空調装置によれば、前記吸込部と前記吹出部とをつなぐ循環風路を有し、前記吸込部から吸い込まれた空気は、前記循環風路を経由して前記吹出部から吹き出されても良い。これにより、吹出部、吸込部及び循環風路を経由する空気の循環によって、乗員の快適感を高めることができ、少ないエネルギで、効率良く暖房及び冷房を行うことができる。
また、本発明の車両用空調装置によれば、前記吸込部は、前記シートの幅方向において乗員側となる内側吸込部及び外側となる外側吸込部を有し、前記流量調整手段は、前記内側吸込部の吸込量と前記外側吸込部の吸込量とを調整可能であっても良い。これにより、流量調整手段によって内側吸込部の吸込量を多くした場合、乗員の頸部近傍を流れる気流を形成することができる。また、流量調整手段によって外側吸込部の吸込量を多くした場合、乗員の頸部及び顔から離れた部分を流れる気流を形成することができる。よって、空調負荷に応じて好適な気流を形成することができ、乗員の快適感を高めることができる。
また、本発明の車両用空調装置によれば、前記循環風路に配設されて前記吹出部から吹き出される空気を加熱する加熱手段と、前記循環風路に配設されて前記吹出部から吹き出される空気を冷却する冷却手段と、を有し、前記制御部は、前記冷却手段による冷却が行われる冷房時には、前記外側吸込部の吸込量よりも前記内側吸込部の吸込量を多くしても良い。これにより冷房時には、乗員の頸部及び顔の近くに冷風を流して、乗員の清涼感を高めることができる。
また、前記加熱手段による加熱が行われる暖房時には、前記内側吸込部の吸込量よりも前記外側吸込部の吸込量を多くしても良い。これにより、乗員の頸部及び顔から離れた所に温風を流して、温風が頸部や顔等に直接当たることを抑制することできる。その結果、温風が頸部や顔に直接当たることによる不快感を軽減することができる。
また、本発明の車両用空調装置によれば、前記内側吸込部は、前記シートのシートバックの上部またはヘッドレストに配設され、前記外側吸込部は、前記シートバックの上部に配設されても良い。このように、内側吸込部及び外側吸込部がシートバックの上部に配設されることにより、温風若しくは冷風は、乗員の体を包み込むように乗員の胴部下方から乗員の肩部まで流れる。そのため、乗員の胴部を効率良く冷やす若しくは暖めることができる。また、内側吸込部がヘッドレストに配設されることにより、乗員の頭部近傍に冷風を流すことができ、乗員の清涼感を高めて冷房時の快適性を更に高めることができる。
また、本発明の車両用空調装置によれば、前記流量調整手段は、前記吸込部または前記循環風路を開閉して流路面積を調整する開閉部材を有しても良い。これにより、開閉部材を開閉することによって各吸込部の吸込量を好適に調節することができる。
本発明の実施形態に係る車両用空調装置が配設された車両を説明するための概略図である。 本発明の実施形態に係る車両用空調装置の構成を示す概略図である。 本発明の実施形態に係る車両用空調装置を有するシートの(A)透視図、(B)平面図、である。 本発明の実施形態に係る車両用空調装置の(A)冷房時、(B)暖房時、の空気の流れを示すシートの正面図である。 本発明の他の実施形態に係る車両用空調装置の(A)冷房時、(B)暖房時、を示す吸込部近傍の断面図である。 本発明の他の実施形態に係る車両用空調装置の(A)内側吸込部が開口している状態、(B)内側吸込部及び外側吸込部が開口している状態、(C)外側吸込部が開口している状態、を示す吸込部近傍の平面図である。 本発明の他の実施形態に係る車両用空調装置の吸込部近傍の(A)平面図、(B)冷房時を示す断面図、(C)暖房時を示す断面図、である。 本発明の他の実施形態に係る車両用空調装置の吸込部近傍の(A)平面図、(B)冷房時を示す断面図、(C)暖房時を示す断面図、である。 本発明の他の実施形態に係る車両用空調装置の吸込部近傍の断面図である。
以下、本発明の実施形態に係る車両用空調装置を図面に基づき詳細に説明する。
図1は、本実施形態の車両用空調装置1が配設された車両90を説明するための概略側面図である。車両用空調装置1は、乗員Pの体を包み込むような気流を形成し、冷房時及び暖房時に夫々適した気流制御を行うことができる空調装置である。なお、本説明では、車両90内に設けられる複数のシートの内、運転席のシート7についての説明を行い、同様に形成される助手席シートや後部シートについては説明を省略する。
図1に示すように、車両90の内部には、シート7の内部若しくはその下方またはダッシュボード2の内部等に配置される空調ユニット10が設けられる。空調ユニット10には、夫々車室内につながる送風ダクト11及び吸込ダクト12が接続される。即ち、送風ダクト11、空調ユニット10及び吸込ダクト12によって空調風の循環風路が形成される。また、空調ユニット10に代えて現存のHVAC(暖房換気空調装置)を用いると共に、前記HVACにつながるダクトをシート7まで延長することにより循環風路を形成しても良い。
空調ユニット10は、空気を冷却する冷却手段及び加熱する加熱手段を有する。空調ユニット10に送られた空気は、冷却若しくは加熱され、或いは、その温度状態のまま、送風ダクト11へと送風される。
送風ダクト11は、シート7のシートクッション7Aに配置される吹出部6に接続される。吹出部6は、送風ダクト11から車室内につながる開口であり、車両90の上方側を向くように配置される。空調ユニット10から送風される空気は、送風ダクト11を経由して吹出部6からシート7に着座している乗員Pの大腿部近傍に吹き出される。
吸込ダクト12は、シート7のシートバック7Bの上部に設けられる吸込部25に接続される。吸込部25は、シートバック7Bの上端面に形成されて車室内から吸込ダクト12につながる開口であり、ヘッドレスト7Cの両側に複数形成される。車両90の車室内の空気は、吸込部25から吸い込まれ、吸込ダクト12を経由して空調ユニット10に帰還する。
上記のように、吹出部6がシートクッション7Aに形成され、吸込部25がシートバック7Bの上部に形成されることにより、乗員Pの胴部の下方から上方に向かって乗員Pの体に沿って冷風若しくは温風を流すことができる。これにより、乗員Pの体を包み込むような気流が形成され、乗員Pの快適感が高められる。
また、吹出部6から吹き出されて乗員Pの体に沿って流れる空調風は、大部分が直ぐに吸込部25から吸い込まれる。このように、車室内の空調風が主に乗員Pの近傍を循環することにより、車室内の全体に空調風を循環させて冷却若しくは加熱する従来技術の空調と比べて、空調ユニット10の負荷が低減される。これにより、車両90における快適且つ省エネルギな空調が実現される。
なお、空調ユニット10には、車両90の外部から空気を取り入れるための図示しない外気取り込み用ダクトや図示しない後部シート等につながる図示しない送風ダクト及び吸込ダクト等が接続されても良い。また、空調ユニット10には、ダッシュボード2等に設けられる図示しない吹出口等につながる図示しない送風ダクト等が接続されても良い。
図2は、車両用空調装置1の構成を示す概略図である。図2に示すように、吸込部25は、詳しくは後述するが、一対の内側吸込部26R、26Lと、一対の外側吸込部27R、27Lと、を有する。
吸込ダクト12は、空調ユニット10から吸込部25にかけて枝分かれしており、内側吸込部26R、26L及び外側吸込部27R、27Lに夫々接続される。即ち、内側吸込部26R、26L及び外側吸込部27R、27Lにつながる吸込ダクト12は、合流して空調ユニット10に接続される。
吸込ダクト12には、流量調整手段となる吸込用ダンパ13が設けられる。吸込用ダンパ13は、吸込ダクト12内に回動自在に設けられる略板状の開閉部材を有し、開閉部材は、吸込ダクト12の内側吸込部26R、26Lにつながる風路と、外側吸込部27R、27Lにつながる風路と、を開閉して夫々の流路面積を調整可能なものである。
吸込用ダンパ13の開閉部材が切り換えられることにより、内側吸込部26R、26Lからの吸込量と、外側吸込部27R、27Lからの吸込量と、の比率が調整される。勿論、吸込用ダンパ13の開閉動作によって、内側吸込部26R、26Lからの空気が吸い込まれる場合と、外側吸込部27R、27Lから空気が吸い込まれる場合と、が択一的に切り替えられても良い。
空調ユニット10は、主に、制御部23と、チャンバ14と、ブロア15と、エバポレータ16と、ヒータコア17と、日射センサ18、室温センサ19、外気温センサ20、空調温度センサ21等の各種センサと、操作スイッチ22と、を有している。
制御部23は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等を有して構成され、車両空調制御のための各種の演算等を実行する電子制御ユニット(ECU)である。そして、制御部23は、例えば、日射センサ18、室温センサ19、外気温センサ20等の各種センサから検出された情報に基づき各種の演算等を行うことで、車室内の室温状況等の現状を判別し、各構成機器の制御を行う。
空調ユニット10は、チャンバ14によって形成される循環風路を有する。チャンバ14の上流側には、吸込ダクト12が接続され、チャンバ14の下流側には、送風ダクト11が取り付けられる。チャンバ14内には、その上流側から冷却手段としてのエバポレータ16と、加熱手段としてのヒータコア17とが配設されている。
エバポレータ16はチャンバ14の略全断面に対して配置され、ヒータコア17はチャンバ14の約半分の断面に対して配置されている。そして、エバポレータ16とヒータコア17との間には風路調整ダンパが配設され、風路調整ダンパによりヒータコア17を通過する風量が調整されている。例えば、風路調整ダンパは制御部23により制御され、モータ駆動により風路調整ダンパがチャンバ14のヒータコア17側を多く塞ぎ、ヒータコア17を通過する風量が減少することで、車室内へと吹き出される空調風の温度は低くなる。
日射センサ18、室温センサ19、外気温センサ20、空調温度センサ21等の各種センサは、車両90に配設され、制御部23に接続される。日射センサ18は太陽からの日射量を検出するセンサであり、室温センサ19は車室内の空気温度を検出するセンサであり、外気温センサ20は車室外の空気温度を検出するセンサである。また、空調温度センサ21は、吹出部6から吹き出される空気の温度を測定するセンサであり、例えば、ヒータコア17よりも下流側で吹出部6よりも上流側に設けられる。
制御部23は、各センサ18、19、20、21等から検出された情報に基づき各種の演算等を行い、例えば、ブロア15や風路調整ダンパ、吸込用ダンパ13等を制御し、空調温度や吸込部25の吸込量等を調節する。
操作スイッチ22は、押しボタン、回転ボタンやタッチパネル等から構成され、例えば、インストルメントパネル等に配設されている。乗員P(図1参照)は、操作スイッチ22を操作することで、空調モードや空調温度、風向や風量等を調整することができる。そして、操作スイッチ22は制御部23に接続され、乗員Pによる操作スイッチ22の操作に応じて、制御部23が各種制御を行い、吸込部25からの吸込量や空調風の温度等が調整される。
図3(A)は、車両用空調装置1が配設されるシート7の透視図であり、図3(B)は、同シート7の平面図である。なお、図3に示す一点鎖線は、シート7の車幅方向の中心線CLを示している。
図3(A)に示すように、シート7は、乗員P(図1参照)が着座するシートクッション7Aと、シートクッション7Aの後方から上方に延び乗員Pの背面を支持するシートバック7Bと、シートバック7Bの上端部に配設されるヘッドレスト7Cと、を有している。
シートクッション7Aの上面側には、一対の吹出部6が配置されている。一対の吹出部6は、シート7の中心線CLに対して車幅方向に略左右対称に配置されている。吹出部6は、例えば、シートクッション7Aの上面側の端部近傍であり、中心線CL側へと傾斜した面に配置されている。なお、図示しないシートベルト若しくはシートベルト接続具等を通すためにシートクッション7A等に形成される孔等を吹出部6として利用しても良い。
空調ユニット10(図2参照)から送風される空調風は、送風ダクト11を経由して吹出部6から車室内へと吹き出される。詳しくは、空調風は、乗員Pの大腿部に沿って乗員Pの下半身を包み込むように、吹出部6から車両90(図1参照)の上方へ向けて吹き出される。
なお、吹出部6は、車両90の前後方向に延在する開口部として形成されているが、この形状に限定されるものではない。例えば、上記開口部よりも小さい略円形状の吹出部6が車両90の前後方向に一定間隔にて複数並んで配置される場合でも良く、シートクッション7Aの上面全体に上記開口部よりも小さい略円形状の吹出部6が複数配置される場合でも良い。
また、吹出部6は、シートクッション7Aの側面やシートクッション7Aの下方等に配設されても良い。吹出部6をシートクッション7Aの下方に設けることにより、乗員Pの足元から体全体を包み込むような気流を形成することができる。
図3(B)に示すように、吸込部25が配置される高さは、シート7に着座する乗員Pの体型を基準として決定される。上記高さを決定する際の乗員Pの体型として、規格化された体型モデルAM50、AM95等を適宜に採用して基準とする。
具体的には、吸込部25は、シート7に着座する乗員Pの肩部の高さまたはそれよりも上方(図4(A)参照)となるシートバック7Bの上部に形成される。これにより、乗員Pの肩部近傍に空調風を流すことができ、乗員Pの体を包み込むような気流を形成することができる。
なお、乗員Pの肩部の高さとは、腕部の付け根、即ち胴部と腕部との接続部の下部である脇の下近傍から、首の付け根近傍までの高さであり、換言すれば、肩甲骨近傍から首の付け根近傍までの高さに相当する。また、吸込部25は、例えば、乗員Pの肩部よりも上方として、ヘッドレスト7Cや車両90のルーフ等に設けられても良い。
また、吹出部25は、図示しないシートベルト等を通すためにシートバック7B等に形成される孔等を利用して形成されても良い。即ち、シートベルト等を通すための孔を吹出部25として利用しても良いし、それら孔等が形成される樹脂部材等に吹出部25を形成しても良い。
一対の内側吸込部26R、26Lは、シートバック7Bの上部であり、ヘッドレスト7Cの両側で、乗員Pの近傍に形成される。詳しくは、内側吸込部26R、26Lは、中心線CLからシート7の幅方向に略等距離の位置に形成される。内側吸込部26R、26Lは、夫々車両90の車幅方向に延在する開口部として形成され、略同形状に形成される。
なお、内側吸込部26R、26Lの形状は上記に限定されるものではなく、例えば、上記開口部よりも小さい略円形状等の開口部がシート7の幅方向に所定の間隔にて複数並んで配置されても良い。
また、内側吸込部26R、26Lは、ヘッドレスト7Cに設けられても良いし、ルーフに設けられても良い。内側吸込部26R、26Lがヘッドレスト7Cやルーフに設けられることにより、乗員Pの頭部近傍まで空調風を送風することができる。特に、冷房運転においては、内側吸込部26R、26Lに吸い込まれる冷風が乗員Pの頭部近傍を流れることによって、乗員Pの清涼感が高められる。
また、一対の外側吸込部27R、27Lは、シートバック7Bの上部であり、内側吸込部26R、26Lよりもシート7の幅方向外側、即ちシート7に着座する乗員Pからシート7の幅方向に離れた位置に形成される。一対の外側吸込部27R、27Lは、夫々車両90の車幅方向に延在する開口部として形成され、略同形状に形成される。
なお、外側吸込部27R、27Lの形状は上記に限定されるものではなく、例えば、上記開口部よりも小さい略円形状等の開口部がシート7の幅方向に所定の間隔にて複数並んで配置されても良い。
このように、シート7の幅方向に位置を変えて、乗員Pに近い位置に形成される内側吸込部26R、26Lと、乗員Pから離れた位置に形成される外側吸込部27R、27Lと、が設けられることにより、好適な気流の制御を行うことができる。
具体的には内側吸込部26R、26Lの吸込量を多くした場合、乗員Pの頸部及び顔近傍を流れる気流を形成することができる。他方、外側吸込部27R、27Lの吸込量を多くした場合、乗員Pの頸部及び顔から離れた部分を流れる気流を形成することができる。
この気流制御について、図4(A)及び(B)を参照して詳述する。図4(A)は、車両用空調装置1の冷房時の空気の流れを示すシート7の正面図であり、図4(B)は、車両用空調装置1の暖房時の空気の流れを示すシート7の正面図である。
図4(A)に示すように、空調運転において車室内に供給される空調風は、シートクッション7Aに形成される一対の吹出部6から吹き出される。即ち、吹出部6から吹き出される空調風は、乗員Pの大腿部からその上方に沿って乗員Pの下半身を包み込むように吹き出される。
ここで、図2を参照して、空調温度センサ21は、吹出部6から吹き出される空調風の温度を検出する。検出された温度は、制御部23へと送信され、制御部23は、該温度に基づき、吸込用ダンパ13の制御を行う。
吹出部6から吹き出される空調風が所定の温度よりも低い場合、例えば冷房時において、制御部23は、吸込用ダンパ13を切り替えて、内側吸込部26R、26Lの吸込量が、外側吸込部27R、27Lの吸込量よりも多くなるように制御する。
これにより、図4(A)を参照して、吹出部6から吹き出される冷風は、乗員Pの大腿部に沿って乗員Pの下半身を包み込むようにシート7の幅方向の略中央に向かって流れて、シート7の幅方向の略中央を乗員Pの肩部近傍に向かって上昇する。上昇した冷風は、乗員Pの頸部近傍に形成される内側吸込部26R、27Lに吸い込まれる。
このように、冷房時においては、乗員Pの体全体を包み込むように冷風を流すと共に、乗員Pの頸部及び顔に接近して冷風を流すことができる。そのため、冷たい空気を頸部や顔等に当てることができ、乗員Pの清涼感を高めることができる。また、乗員Pの肩部近傍の内側吸込部26R、26Lから空気の吸い込みを行うことにより、乗員Pから発生する熱を効率良く吸い込んで、乗員Pを効率的に冷却することができる。
また、空調風が所定の温度よりも高い場合、例えば暖房時において、図2を参照して、制御部23は、吸込用ダンパ13を切り替えて、外側吸込部27R、27Lの吸込量が、内側吸込部26R、26Lの吸込量よりも多くなるように制御する。
図4(B)に示すように、吹出部6から吹き出された温風は、乗員Pの大腿部に沿って乗員Pの下半身を包み込むようにシート7の幅方向の略中央に向かって流れて上昇する。そして、温風は、乗員Pの頸部及び顔から離れた位置に形成される外側吸込部27R、27Lに吸い込まれる。これにより、乗員Pの体を包み込むように温風を流すことができ、乗員Pの快適感を向上させることができる。
また、乗員Pの頸部及び顔から離れた位置に形成される外側吸込部27R、27Lから温風が吸い込まれることにより、乗員Pの頸部及び顔に温風が直接的に吹き付けられることが抑制される。そのため、温風が頸部や顔に直接当たることによる不快感が軽減され、乗員Pの快適感が更に高められる。
上記のように、吹き出される空気の温度応じて、流量調整手段となる吸込用ダンパ13が操作され、吸込部25の吸込量を調整されることにより、乗員Pの周囲において空調風が流れる経路を変化させることができる。これにより、乗員Pに対して適切な位置に冷風及び温風を流すことができ、乗員Pの快適感を高めることができる。
次に、図5ないし図9を参照して、車両用空調装置1の変形例について詳細に説明する。以下、シート7の左側に形成される内側吸込部26L及び外側吸込部27Lについて説明を行い、略同形状に形成されるシート7の右側については説明を省略する。また、図5ないし図9において、既に説明した実施形態と同一若しくは同様の作用、効果を奏する構成要素については、同一の符号を付し、その説明を省略する。
図5(A)及び(B)は、車両用空調装置1の変形例を示す内側吸込部26L及び外側吸込部27L近傍のシートバック7Bの断面図であり、図5(A)は、冷房時における状態を示し、図5(B)は、暖房時における状態を示している。
図5(A)及び(B)に示すように、内側吸込部26L及び外側吸込部27Lにつながる吸込ダクト12内には、夫々の吸込部25の近傍に流量調整手段となる開閉部材としてのダンパ131、132が設けられる。ダンパ131、132は、略板状の形態をなし、吸込ダクト12に対して回動可能に取り付けられる。ダンパ131、132の傾きによって、吸込ダクト12の流路面積が変化し、内側吸込部26L及び外側吸込部27Lの吸込量が夫々調節される。
例えば、図5(A)に示す如く、冷房時には、内側吸込部26L近傍のダンパ131は、吸込ダクト12に対して略平行になるよう開かれ、これにより内側吸込部26Lから多くの吸込量が確保される。また、外側吸込部27L近傍のダンパ132は、吸込ダクト12に対して略垂直になることにより、外側吸込部27Lからの吸込量が少なくなる。
また、図5(B)に示すように、暖房時には、内側吸込部26L側のダンパ131が閉じられ、外側吸込部27L側のダンパ132が開かれても良い。これにより、外側吸込部27Lからの吸込量が多くなる。
また、吸込部25には、風向制御手段としてのルーバ133、134が設けられても良い。ルーバ133、134は、開口側がシート7の内側、即ち乗員P(図4参照)側に向かって傾斜している。これにより、内側吸込部26L及び外側吸込部27Lは、乗員P側の空気を吸い込み易くなり、その結果、乗員Pの体を包み込むような気流が形成され易い。
また、外側吸込部27Lに設けられるルーバ134は、内側吸込部26Lに設けられるルーバ133よりも傾きが小さくても良い。また、ルーバ133は、開口端が前方側を向いていても良い。これにより、例えば暖房時には、乗員Pの頸部及び顔から離れた位置に気流を形成することができ、温風による不快感を軽減することができる。また、ルーバ133、134は、固定式でも良いし、風向を調整可能な可変式でも良い。
図6(A)ないし(C)は、車両用空調装置1の他の変形例を示す内側吸込部26L及び外側吸込部27L近傍のシートバック7Bの平面図であり、図6(A)は、内側吸込部26Lが開口している状態、図6(B)は、内側吸込部26L及び外側吸込部27Lが開口している状態、図6(C)は、外側吸込部27Lが開口している状態を示す。なお、図6に示す斜線部は、車室内から吸込ダクト12内部につながり空気が流通可能な開口部OPを示している。
図6(A)に示すように、吸込部25近傍には、流量調整手段となるシャッタ234が設けられる。シャッタ234は、吸込ダクト12(図5参照)の流路面積を調整する開閉部材である。シャッタ234は、吸込ダクト12を塞ぐように吸込ダクト12に対して略垂直に、且つ左右方向にスライド可能に取り付けられる。シャッタ234には、貫通孔235が形成されており、貫通孔235は、例えば、略長孔状に形成される吸込部25と略同じ方向に略長孔状に形成される。
このように構成されるシャッタ234が左右にスライドすることにより、吸込部25の開口と貫通孔235との重なり部分である開口部OPの位置や大きさが変化し、内側吸込部26L及び外側吸込部27Lからの吸込量が調整される。なお、貫通孔235は、略矩形状、略三角形状、略円形状等、他の形状に形成されても良く、また、複数形成されても良い。
例えば、冷房時等において、図6(A)に示すように、シャッタ234の貫通孔235と内側吸込部26Lの開口とが重なり合って開口部OPが形成されることにより、内側吸込部26Lからの吸込量を多くすることができる。
また、図6(B)に示すように、シャッタ234の貫通孔235が内側吸込部26L及び外側吸込部27Lの双方の開口と重なり合って開口部OPが形成されることにより、内側吸込部26L及び外側吸込部27Lの双方から空気を吸い込むように調整できる。
また、例えば、暖房時等において、図6(C)に示すように、貫通孔235と外側吸込部27Lの開口とが重なり合って開口部OPが形成されることにより、外側吸込部27Lからの吸込量を多くすることができる。
図7(A)は、車両用空調装置1の他の変形例を示す内側吸込部26L及び外側吸込部27L近傍のシートバック7Bの平面図であり、図7(B)は、冷房時を示す同シートバック7Bの断面図であり、図7(C)は、暖房時を示す同シートバック7Bの断面図である。なお、図7(A)に示す斜線部は、空気が流通可能な開口部OPを示している。
図7(A)ないし(C)に示すように、吸込ダクト12内には、複数の貫通孔335、336が夫々形成される固定板331、332と、複数の貫通孔337、338が夫々形成される開閉部材としてのシャッタ333、334と、が設けられても良い。シャッタ333、334が水平方向にスライドすることにより、貫通孔335、336と貫通孔337、338との重なり部分である開口部OPの面積が変化し、内側吸込部26L及び外側吸込部27Lからの吸込量を夫々調節することができる。
例えば、冷房時には、図7(A)及び(B)に示す如く、内側吸込部26L側の開口部OPを大きくして内側吸込部26Lの吸込量を多くし、暖房時には、図7(C)に示す如く、外側吸込部27L側の開口部OPを大きくして外側吸込部27Lからの吸込量を多くすることができる。
なお、内側吸込部26Lのシャッタ333と外側吸込部27Lのシャッタ334は、連動してスライドするよう構成されても良いし、各別にスライド可能に構成されても良い。
また、吸込部25近傍は、シート7の内側または前方側の斜め方向から空気を吸い込むように斜めに形成されても良い。このような構成により、乗員P(図4参照)側の空気を吸い込み易くして、乗員Pを包み込むような好適な気流を形成することができる。
図8(A)は、車両用空調装置1の他の変形例を示す内側吸込部26L及び外側吸込部27L近傍のシートバック7Bの平面図であり、図8(B)は、冷房時を示す同シートバック7Bの断面図であり、図8(C)は、暖房時を示す同シートバック7Bの断面図である。なお、図8(A)に示す斜線部は、空気が流通可能な開口部OPを示している。
図8(A)ないし図8(C)に示すように、吸込部25の近傍には、流量調整手段兼風向調整手段として回動自在な開閉部材であるルーバ433、434が取り付けられても良い。ルーバ433、434の傾きを変えることによって、内側吸込部26L及び外側吸込部27Lの夫々について吸込量及び吸い込み風向を調節することができる。
例えば、冷房時には、図8(A)及び(B)に示す如く、ルーバ433を開いて内側吸込部26Lの開口部OPを大きくし、外側吸込部27Lの吸込量を多くしても良い。この時、ルーバ433の傾きによって、シート7の幅方向内側から空気を吸い込むようにしても良い。
また例えば、暖房時には、図8(C)に示す如く、ルーバ434を開いて外側吸込部27Lの開口部OPを大きくし、外側吸込部27Lからの吸込量を多くすることもできる。この時もルーバ434の傾きを調節することにより、吸い込まれる空気の向きを調整することができる。
図9は、車両用空調装置1の他の変形例を示す吸込部25近傍の断面図である。図9に示すように、吸込部25には、略L字状に形成される風向調整手段としてのカバー538が取り付けられても良い。カバー538の内部には、車室内から吸込ダクト12に向かって空気が通過可能な風路が形成されている。このようなカバー538を設けることにより、内側吸込部26L及び外側吸込部27Lに夫々吸い込まれる空気の向きを好適に調整することができる。
また、カバー538は、開口の向きを変えることができるよう、例えば、回動自在に取り付けられても良い。このようにカバー538が回転することにより、空調負荷等に応じて吸込部25の吸い込み方向を好適に調節することができる。
以上、本発明の実施形態を示したが、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。例えば、車両90内に、シート7に着座する乗員Pの位置や姿勢等を検出するカメラ等を設け、そのカメラによって検出される乗員Pの姿勢等に応じて吸込部25の吸込量及び吸い込みの風向等を制御しても良い。これにより、乗員Pの位置や姿勢等が変化しても乗員Pの姿勢等に適した空調風を形成することができ、快適性の高い空調を行うことができる。その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の変更実施が可能である。
1 車両用空調装置
6 吹出部
7 シート
7A シートクッション
7B シートバック
7C ヘッドレスト
10 空調ユニット
11 送風ダクト
12 吸込ダクト
13 吸込用ダンパ
14 チャンバ
15 ブロア
16 エバポレータ
17 ヒータコア
18 日射センサ
19 室温センサ
20 外気温センサ
21 空調温度センサ
22 操作スイッチ
23 制御部
25 吸込部
26R、26L 内側吸込部
27R、27L 外側吸込部
90 車両
131、132 ダンパ
133、134、433、434 ルーバ
234、333、334 シャッタ
235、335、336、337、338 貫通孔
331、332 固定板
538 カバー

Claims (12)

  1. 車両に配設されるシートのシートクッションまたはその下方に配置される吹出部と、
    前記シートに着座する乗員の肩部の高さまたはそれよりも上方で前記シートの幅方向の異なる位置に夫々配設される複数の吸込部と、
    少なくとも1つの前記吸込部の吸込量と他の前記吸込部の吸込量とを調整可能な流量調整手段と、を有し、
    前記吹出部から吹き出される空気の温度に応じて前記流量調整手段が操作されることを特徴とする車両用空調装置。
  2. 前記吹出部から吹き出される空気の温度に基づいて前記流量調整手段を制御する制御部を有することを特徴とする請求項1に記載の車両用空調装置。
  3. 前記吸込部と前記吹出部とをつなぐ循環風路を有し、
    前記吸込部から吸い込まれた空気は、前記循環風路を経由して前記吹出部から吹き出されることを特徴とする請求項1に記載の車両用空調装置。
  4. 前記吸込部と前記吹出部とをつなぐ循環風路を有し、
    前記吸込部から吸い込まれた空気は、前記循環風路を経由して前記吹出部から吹き出されることを特徴とする請求項2に記載の車両用空調装置。
  5. 前記吸込部は、前記シートの幅方向において乗員側となる内側吸込部及び外側となる外側吸込部を有し、
    前記流量調整手段は、前記内側吸込部の吸込量と前記外側吸込部の吸込量とを調整可能であることを特徴とする請求項3に記載の車両用空調装置。
  6. 前記吸込部は、前記シートの幅方向において乗員側となる内側吸込部及び外側となる外側吸込部を有し、
    前記流量調整手段は、前記内側吸込部の吸込量と前記外側吸込部の吸込量とを調整可能であることを特徴とする請求項4に記載の車両用空調装置。
  7. 前記循環風路に配設されて前記吹出部から吹き出される空気を加熱する加熱手段と、
    前記循環風路に配設されて前記吹出部から吹き出される空気を冷却する冷却手段と、を有し、
    前記制御部は、前記冷却手段による冷却が行われる冷房時には、前記外側吸込部の吸込量よりも前記内側吸込部の吸込量を多くし、前記加熱手段による加熱が行われる暖房時には、前記内側吸込部の吸込量よりも前記外側吸込部の吸込量を多くすることを特徴とする請求項6に記載の車両用空調装置。
  8. 前記内側吸込部は、前記シートのシートバックの上部またはヘッドレストに配設され、
    前記外側吸込部は、前記シートバックの上部に配設されることを特徴とする請求項5ないし請求項7の何れか1項に記載の車両用空調装置。
  9. 前記流量調整手段は、前記循環風路を開閉して流路面積を調整する開閉部材を有することを特徴とする請求項3ないし請求項8の何れか1項に記載の車両用空調装置。
  10. 前記吸込部は、前記シートの幅方向において乗員側となる内側吸込部及び外側となる外側吸込部を有し、
    前記流量調整手段は、前記内側吸込部の吸込量と前記外側吸込部の吸込量とを調整可能であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の車両用空調装置。
  11. 前記内側吸込部は、前記シートのシートバックの上部またはヘッドレストに配設され、
    前記外側吸込部は、前記シートバックの上部に配設されることを特徴とする請求項10に記載の車両用空調装置。
  12. 前記流量調整手段は、前記吸込部を開閉して流路面積を調整する開閉部材を有することを特徴とする請求項1ないし請求項11の何れか1項に記載の車両用空調装置。
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