JP7092286B2 - 天蓋付き家具 - Google Patents

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Description

本発明は、天蓋付き家具に関する。
特許文献1及び特許文献2には、複数の吹出ノズルが内面に形成された天蓋を有する座席に関する技術が開示されている。
特許文献3には、パーティションが仕切って形成する座席装置の専用スペースを上方から覆うことが可能なカバー部材が装備された座席専用空調装置に関する技術が開示されている。
特許文献4には、身体を覆う折り畳み自在且つ収縮自在の帆を冷気又は暖気が送気される枠部材を介して設けたベッドに関する技術が開示されている。
実開昭48-84555号公報 実開昭48-87858号公報 特開2006-102061号公報 実開平4-45456号公報
特許文献1及び特許文献2では、複数の吹出ノズルが天蓋の内面に形成されているが、天蓋は展開量を変更することはできない。
特許文献3では、カバー部材は展開量を変更可能であるが、天蓋の内面からは空気を噴出することはできない。
特許文献4では、身体を覆う折り畳み自在且つ収縮自在の帆を支持する枠部材から冷気又は暖気が送気される。よって、帆の内面からは空気を噴出することができないので、ベッドに横たわった人の直上から空気を噴出することはできない。
本発明は上記事実に鑑み、家具本体に座った人又は横たわった人の直上から人に向かって空気を噴出することができる展開量が変更可能な天蓋を有する天蓋付き家具を提供することが目的である。
第一態様の天蓋付き家具は、人が座ること又は横たわることが可能な家具本体と前記家具本体に座った人又は横たわった人の上方を覆い、通気性が無い外面と通気性が有る内面とを有し、展開量が変更可能な天蓋と、前記天蓋の前記外面と前記内面との間に空気を送風する送風手段と、を備えている。
第一態様の天蓋付き家具では、天蓋の展開量を変更することで、視線カット量や遮音量等を調節することができる。また、天蓋の通気性が無い外面と通気性が有る内面との間に送風手段で送風することで、家具本体に座った人又は横たわった人の直上にある天蓋の内面から空気が人に向かって噴出される。
第二態様の天蓋付き家具は、前記天蓋の展開量に応じて、前記天蓋の前記外面と前記内面との間に送風される空気の風量が調整される。
第二態様の天蓋付き家具では、天蓋の展開量に応じて、天蓋の外面と内面との間に送風される空気の風量を調整することで、天蓋の展開量を小さくしても天蓋の内面から噴出される空気の噴出速度の増加を抑制することができる。
第三態様の天蓋付き家具は、前記家具本体は、座部と背もたれ部とを有する椅子であり、前記天蓋は、前記背もたれ部内又は前記背もたれ部の後方の格納部内に格納される格納量が変更されることで、展開量が変更される。
第三態様の天蓋付き家具では、天蓋の内面から椅子に座った人の周囲を包み込むように空気が噴出する。また、天蓋は、背もたれ部内又は格納部内に格納されるので省スペースである。
第四態様の天蓋付き家具は、前記家具本体は、座部と背もたれ部とを有する椅子であり、前記天蓋は、前記背もたれ側に折り畳まれる折畳量が変更されることで、展開量が変更される。
第四態様の天蓋付き家具では、天蓋の内面から椅子に座った人の周囲を包み込むように空気が噴出する。また、天蓋は、背もたれ部側に折り畳まれるので省スペースである。
本発明によれば、家具本体に座った人又は横たわった人の直上にある展開量が変更可能な天蓋から空気を噴出することができる。
天蓋が全て展開した状態の第一実施形態の天蓋付き椅子を模式的に示す(A)は正面図であり、(B)はY方向に沿った断面図である。 天蓋が半分展開した状態の第一実施形態の天蓋付き椅子を模式的に示す(A)は正面図であり、(B)はY方向に沿った断面図である。 天蓋で覆っていない状態の第一実施形態の天蓋付き椅子を模式的に示す(A)は正面図であり、(B)はY方向に沿った断面図である。 天蓋付き椅子に人が座った状態を模式的に示す(A)は図1(B)の断面図であり、(B)は図2(B)の断面図であり、(C)は図3(B)の断面図である。 天蓋が全て展開した状態の第二実施形態の天蓋付き椅子を模式的に示す(A)は正面図であり、(B)はX方向から見た一部断面の側面図である。 天蓋が半分展開した状態の第二実施形態の天蓋付き椅子を模式的に示す(A)は正面図であり、(B)はX方向から見た側面図である。 天蓋で覆っていない状態の第二実施形態の天蓋付き椅子を模式的に示す(A)は正面図であり、(B)はX方向から見た側面図である。 (A)は第一実施形態の変形例の天蓋付き椅子の要部を模式的に示すY方向に沿った拡大断面図であり、(B)は天蓋の要部の拡大斜視図である。 第三実施形態の天蓋付きベッドを模式的に示す一部断面の側面図である。 送風機構のブロック図である。
<第一実施形態>
第一実施形態の天蓋付き椅子について説明する。なお、水平方向の直交する二方向をX方向及びY方向とし、それぞれ矢印X及び矢印Yで示す。また、鉛直方向をZ方向とし、矢印Zで示す。また、後述する天蓋付き椅子100における幅方向がX方向であり、前後方向がY方向である。更に、後述する背もたれ部132側が前後方向の後側である。
[構造]
まず、本実施形態の天蓋付き椅子100の構造について説明する。
図1~図4に示すように、天蓋付き椅子100は、人10(図4参照)が座ることができる椅子本体110と、椅子本体110に座った人10(図4参照)の上方を覆う天蓋150と、側板部140と、送風手段の一例としての送風機構160(図10参照)と、を有している。椅子本体110は、座部130と、座部130の後端部から上方に延びる背もたれ部132と、フレーム部120と、を有している。
図1(B)、図2(B)、図3(B)及び図4に示すように、フレーム部120は、座部側フレーム122と背もたれ側フレーム124とで、X方向から見た側面視L字状をなし、座部130及び背もたれ部132を支持している。また、フレーム部120内の一部は空洞になっており、送風機構160(図10参照)のチャンバー162の機能を有している。
なお、本実施形態の椅子本体110を構成する座部130及び背もたれ部132は、フレーム部120側から樹脂バネ網状体、化繊不織布及び表面カバーの順番で積層された構造となっているが、これに限定されるものではない。
図1(A)、図2(A)及び図3(A)に示すように、側板部140は、椅子本体110のX方向の両外側に設けられている。
また、図1~図4に示すように、天蓋150は、椅子本体110の背もたれ側フレーム124の上端部から突出し、椅子本体110に座った人10(図4参照)の上方を覆うように構成されている。
図1(B)、図2(B)、図3(B)及び図4に示すように、天蓋150は、外面材152と内面材154とが面外方向に間隔をあけて配置されている。外面材152及び内面材154は、容易に湾曲可能な樹脂製の板材で構成されている。また、内面材154には、複数の小さな通気孔156(図2(A)及び図3(A)も参照)が全面に形成されている。つまり、天蓋150は、通気性が無い外面材152と通気性を有する内面材154とを有している。なお、天蓋150の前端部150Aは外面材152で構成されている。また、天蓋150の後端部150Bは開口している。
図2(B)、図3(B)及び図4に示すように、天蓋150は、X方向の両端部が側板部140に形成された凹状のレール142に挿入され、嵌め込まれている。また、このレール142は、フレーム部120の背もたれ側フレーム124内にも連続して設けられている。よって、容易に湾曲可能な天蓋150は、レール142に沿って移動し、図4に示すように、椅子本体110に座った人10の上方を覆う面積、つまり展開量が変更可能に構成されている。別の観点から説明すると、天蓋150は、フレーム部120の背もたれ側フレーム124に収納され、その収納量によって展開量が変更される。
図1(B)、図2(B)、図3(B)、図4及び図10に示すように、送風機構160は、前述したフレーム部120内のチャンバー162、送風機164、センサー166(図10参照)及び制御装置170(図10参照)を有している。
フレーム部120の座部側フレーム122の側面には、送風機164が設けられており、チャンバー162内に空気を送風する。チャンバー162に送風された空気は、矢印Sで示すように、チャンバー162から天蓋150の後端部150Bの開口から外面材152と内面材154との間に導入され、内面材154の複数の通気孔156(図2(A)及び図3(A)も参照)から噴出する。矢印Jは、内面材154の通気孔156から噴出する空気を表している。
なお、送風機164がチャンバー162に送風する空気は、天蓋付き椅子100の周囲の外気であってもよいし、図示していない空調器で温湿度が調整された冷風や温風等であってもよい。
図10に示すセンサー166は、背もたれ側フレーム124(図1(B)等を参照)内に設けられ、天蓋150の後端部150B(図1(B)等を参照)の位置を検出することで、天蓋150の背もたれ側フレーム124(図1(B)等を参照)への収納量、つまり天蓋150の展開量を検出する。なお、センサー166は、マグネットセンサーやポテンショメータ等を用いることができる。
また、本実施形態では、制御装置170は、椅子本体110内又は椅子本体110に隣接して設けられ、送風機164及びセンサー166と電気的に接続されている。送風機164のファン165(図1(B)等を参照)の回転速度、つまり送風機164の風量は、制御装置170によって制御されている。
制御装置170は、センサー166が検出した天蓋150の後端部150Bの位置から背もたれ側フレーム124内への収納量、つまり天蓋150の展開量を検出し、その検出結果に基づき、送風機164のファン165(図1(B)等を参照)の回転速度、つまり風量を調整する。
具体的には、制御装置170は、天蓋150の展開量が小さくなるに従って、ファン165(図1(B)等を参照)の回転速度を遅くし、風量を少なくする。より具体的には、制御装置170は、天蓋150の展開量と送風機164の風量との比率が一定になるように送風機164を制御する。更に別の観点から説明すると、制御装置170は、天蓋150の内面材154から噴出する空気の単位面積当たりの噴出量(本実施形態では各通気孔156から噴出する空気の噴出量)が一定又は略一定となるように、送風機164を制御する。
なお、制御装置170には、人10(図4参照)が送風機164の起動、停止及び風量の調整等を行う図示してない操作装置が電気的に接続されている。
[作用及び効果]
次に、本実施形態の作用及び効果について説明する。
図4に示すように、天蓋150の通気性が無い外面材152と通気性が有る内面材154との間にチャンバー162を介して送風機164から送風することで、椅子本体110に座った人10の直上にある天蓋150の内面材154から空気が人10に向かって噴出する。このように、天蓋150の内面材154の全面から空気が人10の周囲を包み込むように噴出されるので、快適感が向上する。
また、天蓋付き椅子100では、天蓋150の展開量を変更することで、椅子本体110に座った人10の視線カット量や遮音量等を調節することができる。
このとき天蓋付き椅子100は、天蓋150の展開量に応じて送風機164の風量が調整されるので、天蓋150の展開量を小さくしても内面材154から噴出される空気の噴出速度の増加が抑制される。よって、天蓋150の展開量が小さくなったときに噴出量が増加することで感じる不快感が抑制される。
また、天蓋150は、背もたれ側フレーム124内に格納されるので、省スペースである。
<変形例>
次に、第一実施形態における天蓋の変形例について説明する。
図8(A)に示す本変形例の天蓋付き椅子102の側板部240は、前述の側板部140(図1(B)等参照)とは、高さが椅子本体110の高さと略同じである点とレール142(図2(B)等参照)が設けられていない点とが異なっている。
図8に示すように、天蓋550は、複数の箱部552が蝶番560で連結された構成となっている。各箱部552は、内面材554に複数の通気孔556が形成されている。 図8(B)に示すように、箱部552における連結方向の側面553は開口部553Aが形成され、開口部553B同士は、伸縮性のあるダクト562で繋がれている。
図8(A)に示すように、蝶番560は、予め定められた角度(本実施形態では約200°)までしか開かないように構成されている。よって、複数の箱部552が蝶番560で連結されて構成された天蓋250は、椅子本体110の背もたれ側フレーム124の上端部から突出し、支持部材がなくても、椅子本体110に座った人10(図4参照)の上方を覆うようことが可能となっている。
なお、天蓋250は、フレーム部120の背もたれ側フレーム124に収納され、その収納量によって展開量が変更される。
また、送風機164(図1(B)等を参照)からチャンバー162に送風された空気は、チャンバー162を介して天蓋550の後端部の開口部553A(図8(B)参照)から箱部552に導入され、内面材554の複数の通気孔556から噴出する。
図10に示す制御装置170は、センサー166が検出した天蓋550(図8参照)の後端部の位置から背もたれ側フレーム124(図8(A)参照)内への収納量、つまり天蓋250の展開量を検出し、その検出結果に基づき、送風機164のファン165(図1(B)等を参照)の回転速度、つまり風量を調整する。
具体的には、制御装置170は、天蓋550の展開量が小さくなるに従って、ファン165(図1(B)等を参照)の回転速度を遅くし、風量を少なくする。より具体的には、制御装置170は、天蓋550の展開量と送風機164の風量との比率が一定になるように送風機164を制御する。更に別の観点から説明すると、制御装置170は、天蓋550の内面材154から噴出する空気の単位面積当たりの噴出量(本変形例では各通気孔556から噴出する空気の噴出量)が一定又は略一定となるように、送風機164を制御する。
<第二実施形態>
次に第二実施形態の天蓋付き椅子について説明する。なお、変形例を含む第一実施形態と同一の部材には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
[構造]
まず、本実施形態の天蓋付き椅子200の構造について説明する。
図5~図7に示すように、天蓋付き椅子100は、人10(図4参照)が座ることができる椅子本体110と、椅子本体110に座った人10(図4参照)の上方を覆う天蓋250と、側板部240と、送風機構160(図10参照)と、を有している。
椅子本体110は、第一実施形と略同様の構造であるので、説明を省略する。図5(A)、図6(A)及び図7(A)に示すように、側板部240は、椅子本体110のX方向の両外側に設けられている。
また、図5~図7に示すように、天蓋250は、椅子本体110の背もたれ側フレーム124の上端部から突出し、椅子本体110に座った人10(図4参照)の上方を覆うように構成されている。
図5(B)、図6(B)及び図7(B)に示すように、天蓋250は、外面材252と内面材254とが面外方向に間隔をあけて配置されている。外面材252は通気性の無い布で構成され、内面材254は通気性を有する布で構成されている。なお、天蓋250の前端部250A及び側面250Cは、外面材252で構成されている。また、天蓋250の後端部250Bは開口している。
天蓋250は、下側が開口した逆U字状の針金等で構成された複数の逆U字フレーム262で形が維持されている。また、この逆U字フレーム262の下端部は、椅子本体110のフレーム部120に回転自在に設けられた回転ピン264に連結されている。
よって、天蓋250は、逆U字フレーム262を回転をさせることで、蛇腹状に折り畳まれ、折畳量によって椅子本体110に座った人10(図4参照)の上方を覆う面積、つまり天蓋250の展開量が変更可能に構成されている。
送風機構160は、第一実施形態と同じであるので、説明を省略する。なお、本実施形態のセンサー166(図10参照)は、最前方に配置された逆U字フレーム262の回転角度を検出することで、折畳量を検出、つまり天蓋250の展開量を検出する。
制御装置170は、センサー166が検出した天蓋150の展開量を検出し、その検出結果に基づき、送風機164のファン165(図5(B)等を参照)の回転速度、つまり風量を調整する。
また、制御装置170は、本実施形態においても天蓋250の展開量が小さくなるに従って、ファン165(図5(B)等を参照)の回転速度を遅くし、風量を少なくする。より具体的には、制御装置170は、天蓋250の展開量と風量との比率が一定になるように送風機164を制御する。更に別の観点から説明すると、制御装置170は、天蓋250の内面材254から噴出する空気の単位面積当たりの噴出量が一定又は略一定となるように、送風機164を制御する。
[作用及び効果]
次に、本実施形態の作用及び効果について説明する。
図5(B)、図6(B)及び図7(B)に示すように、天蓋250の通気性が無い外面材252と通気性が有る内面材254との間にチャンバー162を介して送風機164から送風することで、椅子本体110に座った人10(図4参照)の直上にある天蓋250の内面材254から空気が人10に向かって噴出する。このように、天蓋250の内面材254の全面から空気が人10(図4参照)の周囲を包み込むように噴出されるので、快適感が向上する。
また、天蓋付き椅子200では、天蓋250の展開量を変更することで、椅子本体110に座った人10(図4参照)の視線カット量や遮音量等を調節することができる。
このとき、天蓋付き椅子200は、天蓋250の展開量に応じて送風機164の風量が調整されるので、天蓋250の展開量を小さくしても内面材254から噴出される空気の噴出速度の増加が抑制される。よって、天蓋250の展開量が小さくなったときに噴出量が増加することで感じる不快感が抑制される。
また、天蓋250は、背もたれ部132側に折り畳まれるので、省スペースである。
<第三実施形態>
次に第三実施形態の天蓋付きベッドについて説明する。なお、変形例を含む第一実施形態及び第二実施形態と同一の部材には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
[構造]
まず、本実施形態の天蓋付きベッド300の構造について説明する。
図9に示すように、天蓋付きベッド300は、人10が横たわることができるベッド本体310と、ベッド本体310に横たわった人10の上方を覆う天蓋150と、送風機構160と、を有している。
ベッド本体310は、マットレス330とマットレス330を支持するフレーム部320とを有している、フレーム部320は、マットレス330を支持するフレーム本体322と、ヘッドボード部324と、フットボード部325と、を有している。
ヘッドボード部324の上端部におけるY方向と直交する幅方向の両側端部と、フットボード部325の上端部におけるY方向と直交する幅方向の両側端部とは、レール342が形成されたレール部340で連結されている。なお、レール342は、フレーム部320のヘッドボード部324内にも連続して設けられている。また、フレーム部320内の一部は空洞になっており、送風機構160のチャンバー162の機能を有している。
天蓋150は、第一実施形態と同様の構造であり、レール部340のレール342に挿入され、嵌め込まれている。天蓋150は、レール342に沿って移動し、ベッド本体310に横たわった人10の上方を覆う面積、つまり展開量が変更可能に構成されている。別の観点から説明すると、天蓋150は、フレーム部320のヘッドボード部324に収納され、その収納量によって展開量が変更される。
センサー166(図10参照)は、ヘッドボード部324内に設けられ、天蓋150の後端部150Bの位置を検出することで、天蓋150のヘッドボード部324内への収納量、つまり展開量を検出する。
また、本実施形態では、制御装置170(図10参照)は、ベッド本体310内又はベッド本体310に隣接して設けられている。
制御装置170(図10参照)は、センサー166(図10参照)が検出した天蓋150の後端部150Bの位置からヘッドボード部324内への収納量、つまり天蓋150の展開量を検出し、その検出結果に基づき、送風機164のファン165の回転速度、つまり風量を調整する。なお、具体的な制御は、第一実施形態及び第二実施形態と同様であるので、説明は省略する。
[作用及び効果]
次に、本実施形態の作用及び効果について説明する。
天蓋150の通気性が無い外面材152と通気性が有る内面材154との間にチャンバー162を介して送風機164から送風することで、ベッド本体310に横たわった人10の直上にある天蓋150の内面材154から空気が人10に向かって噴出する。このように、天蓋150の内面材154の全面から空気が横たわった人10全体に噴出されるので、快適感が向上する。
また、天蓋付きベッド300では、天蓋150の展開量を変更することで、ベッド本体310に横たわった人10の視線カット量や遮音量等を調節することができる。
このとき、天蓋付きベッド300は、天蓋150の展開量に応じて送風機164の風量が調整されるので、天蓋150の展開量を小さくしても内面材154から噴出される空気の噴出速度の増加が抑制される。よって、天蓋150の展開量が小さくなったときに噴出量が増加することで感じる不快感が抑制される。
また、天蓋150は、ヘッドボード部324内に格納されるので、省スペースである。
なお、本実施形態の天蓋は、第一実施形態と同様に天蓋150であったが、これに限定されない。第一実施形態の変形例の天蓋550(図8を参照)又は第二実施形態の天蓋250(図5等を参照)であってもよい。
<その他>
尚、本発明は上記実施形態に限定されない。
例えば、上記実施形態では、送風手段の一例として送風機構160は、椅子本体1110又はベッド本体310に組み込まれていたが、これに限定されない。例えば、送風装置164が椅子本体1110又はベッド本体310とは別の場所にあり、ダクトを介して椅子本体110又はベッド本体310に送風してもよい。この場合、風量の調整は上記実施形態と同様に送風装置164の風量を調整してもよいし、ダクトにバルブ等の風量調整機構を設けて風量を調整してもよい。
また、例えば、上記実施形態の天蓋150、250、550は椅子本体110又はベッド本体310と一体的に構成されていたが、これに限定されない。天蓋150、250、550は、椅子本体110又はベッド本体310と別体となった構成であってもよい。
また、例えば、上記実施形態の天蓋付き椅子100、102では、背もたれ部132の後の背もたれ側フレーム124に天蓋150、550が収納されるが、これに限定されない。背もたれ部132内に天蓋150、550が収納される構成であってもよい。
また、例えば、天蓋は、上記実施形態の天蓋150、250、550の構成に限定されない。通気性が無い外面と通気性が有る内面とを有する展開量が変更可能な天蓋であればよい。
また、例えば、上記実施形態の天蓋付き椅子100、102、200及び天蓋付きベッド300は、天蓋150、250、550からのみ空気が噴出するが、これに限定されない。天蓋150、250、550に加え座部130の座面、背もたれ部132の背もたれ面及びマットレス330の上面からも空気が噴出してもよい。また、天蓋付き椅子100、102、200に肘掛が有る場合は、肘掛からも空気が噴出してもよい。
また、上記実施形態では、家具本体は、椅子本体110又はベッド本体310であったが、これらに限定されない。なお、椅子本体の概念には、ソファーやベンチシート等が含まれる。
更に、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々なる態様で実施し得る。
10 人
100 天蓋付き椅子(天蓋付き家具の一例)
102 天蓋付き椅子(天蓋付き家具の一例)
110 椅子本体(家具本体の一例)
124 背もたれ側フレーム(格納部の一例)
130 座部
132 背もたれ部
150 天蓋
152 外面材(外面)
154 内面材(内面)
160 送風機構(送風手段の一例)
200 天蓋付きの椅子(天蓋付き家具の一例)
250 天蓋
252 外面材(外面)
254 内面材(内面)
300 天蓋付きベッド(天蓋付き家具の一例)
310 ベッド本体(家具本体の一例)
550 天蓋
552 箱部(外面の一例)
554 内面材(内面)

Claims (6)

  1. 人が座ること又は横たわることが可能な家具本体と
    前記家具本体に座った人又は横たわった人の上方を覆い、通気性が無い外面と通気性が有る内面とを有し、展開量が変更可能な天蓋と、
    前記天蓋の前記外面と前記内面との間に空気を送風し、前記空気を前記内面から噴出させる送風手段と、
    を備えた天蓋付き家具。
  2. 前記送風手段は、前記天蓋の展開量が小さくなると、前記天蓋の前記外面と前記内面との間に送風する空気の風量を少なくする
    請求項1に記載の天蓋付き家具。
  3. 前記送風手段は、前記内面から噴出する空気の単位面積当たりの噴出量が一定又は略一定となるように送風する空気の風量を制御する、
    請求項2に記載の天蓋付き家具。
  4. 前記送風手段は、送風機と、前記送風機から内部に空気が送風されたチャンバーと、を有し、前記天蓋の後端部の開口から前記外面と前記内面との間に前記チャンバーから空気を送風する、
    請求項1~請求項3のいずれか1項に記載の天蓋付き家具。
  5. 前記家具本体は、座部と背もたれ部とを有する椅子であり、
    前記天蓋は、前記背もたれ部内又は前記背もたれ部の後方の格納部内に格納される格納量が変更されることで、展開量が変更される、
    請求項1~請求項4のいずれか1項に記載の天蓋付き家具。
  6. 前記家具本体は、座部と背もたれ部とを有する椅子であり、
    前記天蓋は、前記背もたれ側に折り畳まれる折畳量が変更されることで、展開量が変更される、
    請求項1~請求項4のいずれか1項に記載の天蓋付き家具。
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