Rapid Trait Development System(RTDS(登録商標))
本明細書中で開示される組成物および方法の様々な態様および実施形態のいずれにおいても、遺伝子およびタンパク質における変異は、例えば、Cibus社によって開発されたRapid Trait Development System(RTDS(登録商標))技術を用いて、作成され得る。本明細書中で開示されるいずれかの変異を含む植物は、組み合わせてまたは単独で、新規な除草剤耐性製品の基礎を形成することができる。また、PPX遺伝子の変異についてホモ接合性またはヘテロ接合性のいずれかである変異した植物から生成される種子も提供される。本明細書に開示される変異は、他の既知の任意の変異との、または将来発見される変異との組み合わせであってもよい。
本明細書中で使用される場合、「ヘテロ接合性」という用語は、相同な染色体セグメント中の1つまたは複数の遺伝子座において異なる対立遺伝子を有することを指す。本明細書中で使用される場合、「ヘテロ接合性」はまた、1つまたは複数のの遺伝子座において異なる対立遺伝子が検出され得るサンプル、細胞、細胞集団または生物も指すことがある。ヘテロ接合性のサンプルは、当該技術分野において知られる方法、例えば、核酸配列決定によって判定してもよい。例えば、配列決定の電気泳動像が単一の遺伝子座に2つのピークを示し、両方のピークがおおよそ同じサイズであれば、そのサンプルはヘテロ接合性であると特徴づけることができる。あるいは、一方のピークが他方のピークより小さいが、大きい方のピークのサイズの少なくとも約25%のサイズであれば、そのサンプルはヘテロ接合性であると特徴づけることができる。一部の実施形態においては、小さい方のピークは大きい方のピークの少なくとも約15%である。他の実施形態においては、小さい方のピークは、大きい方のピークの少なくとも約10%である。他の実施形態においては、小さい方のピークは、大きい方のピークの少なくとも約5%である。他の実施形態においては、小さい方のピークの最少量が検出される。
「半接合」という用語は、第2の対立遺伝子が欠失しているため、細胞または生物の遺伝子型に1回だけ存在している遺伝子または遺伝子セグメントを指す。本明細書中で使用される場合、「半接合」はまた、1つまたは複数の遺伝子座において対立遺伝子が遺伝子型で1回のみ検出され得るサンプル、細胞、細胞集団または生物を指すこともある。
いくつかの実施形態では、RTDS は、細胞自身の遺伝子修復系を利用して、遺伝子配列をインサイチューで特異的に改変し、外来DNAおよび/または遺伝子発現制御配列を挿入せずに、標的とする遺伝子を変化させることに基づく。この方法は、ゲノムの残部を変化させずに残し、遺伝子配列に精密な変化を起こすことができる。従来のトランスジェニックGMOとは対照的に、外来性の遺伝的物質のインテグレーションはなく、外来性の遺伝的物質は植物中に残らない。多くの実施形態において、RTDSにより導入される遺伝的配列の変化はランダムに挿入されるものではない。影響を受ける遺伝子は、その天然の位置に留まるため、ランダムな、制御されない、または有害な発現パターンは生じない。
この変化を引き起こすRTDSは、標的とする遺伝子の位置でハイブリダイズして、ミスマッチした塩基対(単数または複数)を生成するよう設計された、DNAおよび修飾RNA塩基の両方、ならびに他の化学成分から構成されることができる、(例えば、遺伝子修復オリゴ核酸塩基(GRON)を使って)化学的に合成されたオリゴヌクレオチドである。このミスマッチした塩基対は、細胞自身の天然の遺伝子修復系をその部位に引きつけるシグナルとして作用し、遺伝子中の指定されたヌクレオチド(単数または複数)を修正(置換、挿入または欠失)する。修正プロセスが完了すると、RTDS分子は分解され、今回改変されたまたは修復された遺伝子は、その遺伝子の通常の内因性制御機構の下で発現される。
遺伝子修復オリゴ核酸塩基(「GRON」)
本明細書中で開示される方法および組成物は、例えば、以下で詳述されるコンフォメーションおよび化学を有する「遺伝子修復オリゴ核酸塩基」を用いて、実施または製造することができる。本明細書において企図される「遺伝子修復オリゴ核酸塩基」は、公開された化学文献および特許文献において、例えば、「組換え誘導性(recombinagenic)オリゴ 核酸塩基」;「RNA/DNAキメラオリゴヌクレオチド」;「キメラオリゴヌクレオチド」;「混合デュープレックスオリゴヌクレオチド」(MDONs);「RNA DNAオリゴヌクレオチド(RDOs)」;「遺伝子標的化オリゴヌクレオチド」;「ジェノプラスト」;「一本鎖修飾オリゴヌクレオチド」;「一本鎖オリゴデオキシヌクレオチド変異用ベクター」(SSOMVs);「デュープレックス変異用ベクター」;および「ヘテロデュープレックス変異用ベクター」などの、他の名称を用いて記載されている。
参照により、本明細書に組み込まれる、Kmiecの米国特許第5,565,350号(Kmiec I)およびKmiecの米国特許第5,731,181号(Kmiec II)に記載されるコンフォメーションおよび化学を有するオリゴ核酸塩基は、本開示の「遺伝子修復オリゴ核酸塩基」として用いるのに適している。Kmiec Iおよび/またはKmiec IIの遺伝子修復オリゴ核酸塩基は、2つの相補的鎖を含み、その一方は他方の鎖のDNA型のヌクレオチドと塩基対形成される、少なくとも1つのRNA型のヌクレオチドのセグメント(「RNAセグメント」)を含む。
Kmiec IIは、ヌクレオチドの代わりに、プリンおよびピリミジン塩基含有非ヌクレオチドを用いてもよいことを開示している。本開示に用いることができる追加的な遺伝子 修復分子は、米国特許第5,756,325号;第5,871,984号;第5,760,012号;第5,888,983号;第5,795,972号;第5,780,296号;第5,945,339号;第6,004,804号;および第6,010,907号、および国際出願PCT/US00/23457号;および国際公開WO第98/49350号;WO第99/07865号;WO第99/58723号;WO第99/58702号;およびWO第99/40789号に記載されており、それぞれはその全体が参照により本明細書に組み込まれる。
本明細書中に開示される態様、実施形態、方法および/または組成物のいずれかと併せて、遺伝子修復オリゴ核酸塩基は、混合デュープレックスオリゴヌクレオチド(MDON)であり、ここで、混合デュープレックスオリゴヌクレオチドのRNA型のヌクレオチドは、2’-ヒドロキシルをフルオロ、クロロまたはブロモ官能基で置換することにより、または2’-O上に置換基を配置することにより、RNaseに耐性とされる。適切な置換基としては、Kmiec IIにより教示される置換基が挙げられる。代替の置換基としては、以下に限定されないが、参照により本明細書に組み込まれる、米国特許第5,334,711号(Sproat)により教示される置換基および特許公開EP第629,387号およびEP第679657号(併せてMartin出願と称される)により教示される置換基が挙げられる。本明細書中で使用される場合、リボヌクレオチドの2’-フルオロ、クロロもしくはブロモ誘導体、またはMartin出願またはSproatに記載される置換基で置換された2’-OHを有するリボヌクレオチドは、「2’-置換リボヌクレオチド」と称される。本明細書中で使用される場合、「RNA型のヌクレオチド」という用語は、混合デュープレックスオリゴヌクレオチドの他のヌクレオチドに未置換ホスホジエステル結合またはKmiec IまたはKmiec IIに教示されるいずれかの非天然型結合により連結されている、2’-ヒドロキシルまたは2’-置換ヌクレオチドを意味する。本明細書中で使用される場合、「デオキシリボ型のヌクレオチド」という用語は、2’-Hを有するヌクレオチドを意味し、これは未置換ホスホジエステル結合またはKmiec IまたはKmiec IIに教示されるいずれかの非天然型結合により、遺伝子修復オリゴ核酸塩基の他のヌクレオチドと連結されることができる。
本明細書中に開示される態様、実施形態、方法および/または組成物のいずれかと併せて、遺伝子修復オリゴ核酸塩基は、もっぱら未置換ホスホジエステル結合により連結されている混合デュープレックスオリゴヌクレオチド(MDON)とすることができる。代替の実施形態においては、結合は、置換されたホスホジエステル、ホスホジエステル誘導体およびKmiec IIに教示されるような非リン系結合によるものである。さらなる別の実施形態においては、混合デュープレックスオリゴヌクレオチド中のそれぞれのRNA型のヌクレオチドは2’-置換ヌクレオチドである。2’-置換リボヌクレオチドの特に好ましい実施形態は、以下に限定されないが、2’-フルオロ、2’-メトキシ、2’-プロピルオキシ、2’-アリルオキシ、2’-ヒドロキシルエチルオキシ、2’-メトキシエチルオキシ、2’-フルオロプロピルオキシおよび2’-トリフルオロプロピルオキシ置換リボヌクレオチドである。2’-置換リボヌクレオチドのより好ましい態様は、2’-フルオロ、2’-メトキシ、2’-メトキシエチルオキシ、および2’-アリルオキシ置換ヌクレオチドである。別の実施形態においては、混合デュープレックスオリゴヌクレオチドは、未置換ホスホジエステル結合により連結されている。
1つの型の2’-置換RNA型のヌクレオチドのみを有する混合デュープレックスオリゴヌクレオチド(MDON)はより便利に合成することができるが、本発明の方法は、2またはそれ以上の型のRNA型のヌクレオチドを有する混合デュープレックスオリゴヌクレオチドを用いても実践することができる。RNAセグメントの機能は、2つのRNA型のトリヌクレオチドの間にデオキシヌクレオチドが導入されることにより引き起こされる中断によっては影響され得ないい。したがって、RNAセグメントという用語は、「中断されたRNAセグメント」などの用語を包含する。中断されていないRNAセグメントは、連続的RNAセグメントと称される。代替の実施形態においては、RNAセグメントは、RNase耐性および未置換2’-OHヌクレオチドを交互に含むことができる。混合デュープレックスオリゴヌクレオチドは、好ましくは100ヌクレオチド未満、より好ましくは85ヌクレオチド未満であるが、50より多いヌクレオチドを有する。第1および第2の鎖はワトソン-クリック塩基対を形成する。1つの実施形態においては、混合デュープレックスオリゴヌクレオチドの鎖は、リンカー、例えば、一本鎖ヘキサ、ペ ンタまたはテトラヌクレオチドにより共有結合されており、このため第1の鎖および第2の鎖は、単一の3’末端および単一の5’末端を有する単一のオリゴヌクレオチド鎖のセグメントである。3’および5’末端は、「ヘアピンキャップ」を付加することにより保護することができ、このことにより、3’および5’末端ヌクレオチドは隣接するヌクレオチドとワトソン-クリック対を形成する。さらに、第2のヘアピンキャップを3’および5’末端から離れた位置の第1の鎖と第2の鎖との間の接合部に配置することができ、これにより第1の鎖と第2の鎖との間のワトソン-クリック対が安定化される。
第1の鎖および第2の鎖は、標的遺伝子の2つのフラグメントと相同な2つの領域を含み、すなわち、標的遺伝子と同じ配列を有する。相同領域は、RNAセグメントのヌクレオチドを含み、連結DNAセグメントの1つまたは複数のDNA型のヌクレオチドを含んでいてもよく、また、介在DNAセグメント中には存在しないDNA型のヌクレオチドを含んでいてもよい。相同性の2つの領域は、「非相同領域」と称される、標的遺伝子の配列とは異なる配列を有する領域により分離されており、かつそれぞれは隣接している。非相同領域は、1個、2個または3個のミスマッチしたヌクレオチドを含むことができる。ミスマッチしたヌクレオチドは、連続的であってもよく、あるいは標的遺伝子と相同な1個または2個のヌクレオチドにより分離されていてもよい。あるいは、非相同領域はまた、1個、2個、3個または5個またはそれより少ないヌクレオチドの挿入を含むことができる。あるいは、混合デュープレックスオリゴヌクレオチドの配列は、混合デュープレックスオリゴヌクレオチドからの1個、2個、3個または5個またはそれより少ないヌクレオチドの欠失によってのみ、標的遺伝子の配列と異なっていてもよい。 この場合、非相同領域の長さおよび位置は、混合デュープレックスオリゴヌクレオチドのヌクレオチドが非相同領域中になくても、欠失の長さであるとみなされる。置換(単数または複数)が意図される場合、2つの相同領域に相補的な標的遺伝子のフラグメント間の距離は、非相同領域の長さと同一である。非相同領域が挿入を含む場合、このことにより相同領域は、混合デュープレックスオリゴヌクレオチド中で、その相補的相同フラグメントが遺伝子中で離れているよりさらに離れており、非相同領域が欠失をコードする場合にはその逆があてはまる。
混合デュープレックスオリゴヌクレオチドのRNAセグメントは、それぞれ相同領域、すなわち、標的遺伝子のフラグメントと配列が同一である領域の一部である。これらのセグメントは、一緒になって、好ましくは、少なくとも13個のRNA型のヌクレオチドを含み、好ましくは16個から25個のRNA型のヌクレオ チドを含み、またはさらにより好ましくは18個から22個のRNA型のヌクレオチドを含み、または最も好ましくは20個のヌクレオチドを含む。1つの実施形態においては、相同性領域のRNAセグメントは、介在DNAセグメントにより分離されかつ隣接しており、すなわち「接続」されている。1つの実施形態においては、非相同領域の各ヌクレオチドは介在DNAセグメントのヌクレオチドである。混合デュープレックスオリゴヌクレオチドの非相同領域を含む介在DNAセグメントは「変異誘発セグメント」と称される。
本明細書中に開示される態様、実施形態、方法および/または組成物のいずれかと併せて、遺伝子修復オリゴ核酸塩基(GRON)は一本鎖オリゴデオキシヌクレオチド変異誘発ベクター(SSOMV)であり、例えば、その全体が参照により本明細書に組み込まれる、国際特許出願PCT/US00/23457号、米国特許第6,271,360号、第6,479,292号および第7,060,500号により開示されている。SSOMVの配列は、米国特許第5,756,325号;第5,871,984号;第5,760,012号;第5,888,983号;第5,795,972号;第5,780,296号;第5,945,339号;第6,004,804号;および第6,010,907号および国際公開WO第98/49350号;WO第99/07865号;WO第99/58723号;WO第99/58702号;およびWO第99/40789号に記載される変異誘発ベクターと同じ原理に基づく。SSOMVの配列は、変異誘発領域と称される、所望の遺伝的変更を含む領域により隔てられている、標的配列と相同な2つの領域を含む。変異誘発領域は、標的配列中で相同領域を隔てている配列と同じ長さであるが、異なる配列を有する配列を有することができる。そのような変異誘発領域は、置換を引き起こすことができる。あるいは、SSOMV中の相同領域は、互いに連続していてもよいが、標的遺伝子中の同じ配列を有する領域は、1個、2個またはそれ以上のヌクレオチドにより隔てられている。そのようなSSOMVは、SSOMVに存在しないヌクレオチドの標的遺伝子からの欠失を引き起こす。最後に、標的遺伝子の相同領域と同一の配列は、標的遺伝子中で隣接していてもよいが、SSOMVの配列中では、1個、2個またはそれ以上のヌクレオチドにより隔てられている。そのようなSSOMVは、標的遺伝子の配列中に挿入を引き起こす。
SSOMVのヌクレオチドは、3’末端および/または5’末端ヌクレオチド間結合を除き未修飾ホスホジエステル結合により連結されているデオキシリボヌクレオチドであるか、あるいは、2つの3’末端および/または5’末端ヌクレオチド間結合はホスホロチオエートまたはホスホルアミダイトであってもよい。本明細書中で使用される場合,ヌクレオチド間結合はSSOMVのヌクレオチドの間の連結であり、3’末端ヌクレオチドまたは5’末端ヌクレオチドとブロッキング置換基との間の連結を含まない。特定の実施形態においては、SSOMVの長さは21から55デオキシヌクレオチドであり、したがって、相同性領域の長さは合計して少なくとも20デオキシヌクレオチドであり、少なくとも2つの相同性領域はそれぞれ少なくとも8デオキシヌクレオチドの長さを有するべきである。
SSOMVは、標的遺伝子のコーディング鎖または非コーディング鎖のいずれかに相補的であるように設計することができる。所望の変異が単一塩基の置換である場合、変異誘発ヌクレオチドおよび標的ヌクレオチドの両方がピリミジンであることが好ましい。所望の機能上の結果を達成することと一致する範囲で、相補鎖中の変異誘発ヌクレオチドおよび標的ヌクレオチドの両方がピリミジンであることが好ましい。特に好ましいものは、トランスバージョン変異をコードする、すなわち、CまたはT変異誘発ヌクレオチドがそれぞれ相補鎖中のCまたはTヌクレオチドとミスマッチするSSOMVである。
オリゴデオキシヌクレオチドに加え、SSOMVは、5’末端炭素にリンカーを介して結合された5’ブロッキング置換基を含むことができる。リンカーの化学はその長さを除き重要ではなく、長さは、好ましくは少なくとも6原子の長さであるべきであり、リンカーは柔軟性を有するものであるべきである。種々の非毒性置換基、例えば、ビオチン、コレステロールまたは他のステロイドまたは非インターカレート性のカチオン性蛍光染料を用いることができる。SSOMVを製造するのに特に好ましい試薬は、バージニア州SterlingのGlen Research社(現在はGE Healthcare)からCy3(商標)およびCy5(商標)として市販されている試薬であり、オリゴヌクレオチド中に取り込まれると、それぞれ 3,3,3’,3’-テトラメチルN,N’-イソプロピル置換インドモノカルボシアニンおよびインドジカルボシアニン染料を生ずる、ブロックされたホスホルアミダイトである。Cy3が特に好ましい。インドカルボシアニンがN-オキシアルキル置換されている場合、これはオリゴデオキシヌクレオチドの5’末端 に5’末端リン酸を有するホスホジエステルとして便利に連結することができる。染料とオリゴデオキシヌクレオチドとの間の染料リンカーの化学は重要ではなく、合成の便宜により選択される。市販のCy3ホスホルアミダイトを指示どおりに用いる場合、得られる5’修飾は、ブロッキング置換基およびリンカーが一緒になって、N-ヒドロキシプロピル、N’-ホスファチジルプロピル3,3,3’,3’-テトラメチルインドモノカルボシアニンから構成される。
好ましい態様においては、インドカルボシアニン染料はインドール環の3および3’位においてテトラ置換されている。理論に制約されるものではないが、これらの置換のため、染料はインターカレート染料ではない。これらの位置における置換基の識別は重要ではない。SSOMVはさらに3’ブロッキング置換基を有することができる。ここでも、3’ブロッキング置換基の化学は重要ではない。
本明細書に記載される変異はまた、突然変異生成(ランダム、体細胞的(somatic)または定方向)、または他のDNA編集または組換え手法、例えば、以下に限定されないが、ジンクフィンガーヌクレアーゼによる部位特異的相同組換えを用いる遺伝子標的化によっても得ることができる。
植物細胞への遺伝子修復オリゴ核酸塩基の送達
植物細胞の形質転換する目的に用いられる任意の既知の方法を用いて、遺伝子修復オリゴ核酸塩基を送達することができる。例示的な方法について以下に説明する。
マイクロキャリアおよびマイクロファイバー
セルロース細胞壁を有する植物細胞中に大きなフラグメントのDNAを発射貫入により導入するための金属マイクロキャリア(微小球)の使用は、当業者によく知られている(以下、バイオリスティック送達と称する)。米国特許第4,945,050号;第5,100,792号および第5,204,253号は、マイクロキャリアおよびこれらを発射させるためのデバイスを選択する一般的手法を記載している。
本明細書で開示される方法においてマイクロキャリアを用いるための具体的な条件は、国際公開WO第99/07865号に記載されている。例示的手法においては、氷冷したマイクロキャリア(60mg/mL)、混合デュープレックスオリゴヌクレオチド(60mg/mL)、2.5MのCaCl2および0.1Mのスペルミジンをこの順番で加え、混合物を例えば10分間ボルテックスすることにより穏やかに撹拌し、次に室温で10分間放置し、その後、マイクロキャリアを5倍容量のエタノールで希釈し、遠心分離し、100%エタノールに再懸濁する。良好な結果は、接着溶液中の濃度が8-10μg/μLのマイクロキャリア、14-17μg/mLの混合デュープレックスオリゴヌクレオチド、1.1-1.4MのCaCl2および18-22mMスペルミジンの場合に得ることができる。最適な結果は、8μg/μLのマイクロキャリア、16.5μg/mLの混合デュープレックスオリゴヌクレオチド、1.3MのCaCl2および21mMのスペルミジンの場合に認められた。
遺伝子修復オリゴ核酸塩基はまた、本発明の実施にあたり、細胞壁および細胞膜に侵入するためにマイクロファイバーを用いて植物細胞中に導入することができる。Coffeeらの米国特許第5,302,523号は、30x0.5μmおよび10x0.3μmのシリコンカーバイド繊維を用いて、トウモロコシ (Black Mexican Sweet)の懸濁培養物の形質転換を容易にすることを記載している。マイクロファイバーを用いる植物細胞の形質転換用にDNAを導入するために用いることができる任意の機械的手法を用いて、トランス変異用に遺伝子修復オリゴ核酸塩基を送達することができる。
遺伝子修復オリゴ核酸塩基のマイクロファイバーによる送達の例示的手法は次のとおりである:滅菌したマイクロファイバー(2μg)を約10μgの混合デュープレックスオリゴヌクレオチドを含む150μLの植物培養液に懸濁させる。懸濁した培養物を沈殿させ、集めた細胞と滅菌ファイバー/ヌクレオチド懸濁液とを等量で10分間ボルテックスし、プレートに播種する。選択培地は、特定の特性に適するように、ただちに適用するか、または約120時間まで遅ら せて適用する。
プロトプラストのエレクトロポレーション
代替の実施形態においては、遺伝子修復オリゴ核酸塩基は、植物の一部に由来するプロトプラストのエレクトロポレーションにより植物細胞に送達することができる。プロトプラストは、当業者によく知られる手法にしたがって、植物の一部、特に葉を酵素で処理することにより形成される。例えば、Galloisら、1996、Methods in Molecular Biology 55:89-107、Humana Press、Totowa、N.J.;Kipp etら、1999年、 Methods in Molecular Biology 133:213-221、Humana Press、Totowa、N.Jを参照されたい。プロトプラストは、エレクトロポレーション前に成長培地で培養する必要はない。エレクトロポレーションの条件の一例は、総容量0.3mL中に3x105個のプロトプラストであり、遺伝子修復オリゴ核酸塩基の濃度は0.6-4μg/mLである。
プロトプラストPEG媒介性DNA取り込み
代替の実施形態においては、当業者によく知られる手法にしたがって、膜改変剤であるポリエチレングリコールの存在下で、核酸を植物プロトプラストに取り込ませる (例えば、Gharti-Chhetriら、1992;Dattaら、1992を参照されたい)。
マイクロインジェクション
代替の実施形態においては、遺伝子修復オリゴ核酸塩基は、マイクロキャピラリーを用いて植物細胞またはプロトプラストに注入することにより送達することができる(例えば、Mikiら、1989年;Schnorfら、1991年を参照)。
トランスジェニック
本明細書中に開示される組成物および方法の様々な態様および実施形態のいずれかにおいて、遺伝子およびタンパク質における変異は、例えばトランスジェニック技術を使って生成され得る。いくつかの実施形態では、該組成物および方法は、本明細書中に開示されたPPXヌクレオチドに操作可能な形で連結されたプロモーターを含む、形質転換された核酸構築体を有する植物または植物細胞を含む。本明細書中に開示された方法は、本明細書中に開示されたPPX核酸構築体を少なくとも1つの植物細胞に導入し、そこから形質転換された植物を再生することも含み得る。該核酸構築体は、本明細書中に開示されているような除草剤耐性PPXタンパク質をコードする少なくとも1つのヌクレオチド、特に図2、図4、図6、図8、図10および図12に規定されたヌクレオチド配列およびフラグメントならびにそれらの異型を含む。該方法は、さらに、植物細胞において遺伝子発現を推進することが可能なプロモーターの使用も伴う。1つの実施形態において、このようなプロモーターは、構成的プロモーターまたは組織優先プロモーターである。これらの方法で生成される植物は、形質転換されていない植物と比較すると、増加したPPX活性および/または特に除草剤耐性PPX活性を有し得る。したがって、これらの方法は、特にPPXを阻害する除草剤の存在下で、PPX酵素の活性を高める、少なくとも1つの除草剤に対する植物の抵抗性を強化または増加する上で有用である。
本明細書中に開示される態様、実施形態、方法および/または組成物のいずれかと併せて、 除草剤耐性植物を生成するための方法は、植物細胞における発現を促進するプロモーターに作動可能に連結されたヌクレオチド配列を含む核酸構築体を用いて、植物細胞を形質転換し、さらに前記形質転換した植物細胞から形質転換した植物を再生することも含み得る。ヌクレオチド配列は、本明細書中で開示された除草剤耐性PPX、特に図2、図4、図6、図8、図10および図12に規定されたヌクレオチド配列およびフラグメントならびにこれらの異型をコードするヌクレオチド配列から選択される。この方法により生成された除草剤耐性植物は、形質転換されていない植物と比較すると、少なくとも1つの除草剤、特に、例えばPPXを阻害する除草剤など、PPX酵素の活性に干渉する除草剤に対して、強化された抵抗性を含む。
開示された核酸分子は、植物、例えばSolanum tuberosum などの作物植物の形質を転換する目的で核酸構築体中で用いることができる。1つの実施形態において、本開示の核酸分子を含むこのような核酸構築体は、PPX阻害型除草剤など、PPX活性を阻害することが知られている除草剤などの除草剤に対する抵抗性を作り出す目的で、トランスジェニック植物の生成に利用することができる。核酸構築体は、発現カセット、発現ベクター、形質転換ベクター、プラスミドなどの中で用いることができる。このような構築体による形質転換に続いて得られるトランスジェニック植物は、PPX阻害型除草剤、例えば、フルミオキサジン除草剤およびスルフェントラゾン除草剤などに対して増加された抵抗性を示す。
構築体
本明細書中で開示される核酸分子(例えば、変異したPPX遺伝子)は、組換え核酸構築体の生成に使用することができる。1つの実施形態では、本開示の核酸分子は、関心対象の植物における発現のために、核酸構築体、例えば、発現カセットの調製に使用することができる。
発現カセットは、本明細書中で開示されるPPX核酸配列に操作可能な形で連結される調節配列を含んでもよい。該カセットは、さらに、生物に同時形質転換される少なくとも1つの追加の遺伝子を含んでもよい。あるいは、遺伝子(単数または複数)は複数の発現カセットで提供することもできる。
核酸構築体は、調節領域の転写調節の下に置かれるPPX核酸配列の挿入のために、複数の制限酵素認識部位を使って提供されてもよい。核酸構築体はさらに、選択可能なマーカー遺伝子をコードする核酸分子を含んでもよい。
任意のプロモーターを、核酸構築体の生成に使用することができる。プロモーターは、植物宿主および/または本明細書中で開示されるPPX核酸配列に対して、本来のものまたは類似性のものまたは外来性のものもしくは異種性のものであってもよい。さらに、プロモーターは、自然の配列であっても、あるいは合成配列であってもよい。プロモーターが植物宿主に対して「外来性の」または「異種性の」ものである場合、プロモーターは、プロモーターが導入される本来の植物中に見つけられないことが意図される。プロモーター が、本明細書中で開示されるPPX核酸配列に対して「外来性の」または「異種性の」ものである場合、プロモーターは、本明細書中で開示された、作動可能に連結されたPPX核酸配列に対して本来のまたは天然に発生するプロモーターではないことが意図される。本明細書中で使用されるように、キメラ遺伝子は、コーディング配列に対して異種性の転写開始領域に作動可能に連結されたコーディング配列を含む。
本明細書中に開示される態様、実施形態、方法および/または組成物のいずれかと併せて、 本明細書中で開示されるPPX核酸配列は、異種性のプロモーターを使用して発現されることもあるが、本来のプロモーター配列を構築体の調製に使用することもできる。このような構築体は、植物または植物細胞におけるPPXタンパク質の発現レベルを変更することになる。したがって植物または植物細胞の表現型は改変される。
PPXコーディング配列の発現を制御するための構築体の調製には、例えば、植物中での発現のための構成的プロモーター、組織優先プロモーター、誘導プロモーターまたはその他のプロモーターを可能にするプロモーターなど、任意のプロモーターを使用することができる。構成的プロモーターは、例えば、Rsyn7プロモーターのコアプロモーターならびに国際公開第99/43838号および米国特許第6,072,050号に開示される他の構成的なプロモーター、コアCaMV 35Sプロモーター(Odellら(1985年)Nature 313:810-812ページ);イネアクチン(McElroyら(1990年)Plant Cell 2:163-171ページ)、ユビキチン(Christensenら(1989年)Plant Mol. Biol. 12:619-632ページおよびChristensenら(1992年)Plant Mol. Biol. 18:675-689ページ);pEMU(Lastら(1991年)Theor. Appl. Genet. 81:581-588ページ);MAS(Veltenら(1984年)EMBO J. 3:2723-2730ページ);ALSプロモーター(米国特許第5,659,026号)、ならびにその他同種のものを含む。他の構成的プロモーターは、例えば、米国特許第5,608,149号;第5,608,144号;第5,604,121号;第5,569,597号;第5,466,785 号;第5,399,680号;第5,268,463号;第5,608,142号、および第6,177,611号を含む。
組織優先プロモーターは、特定の植物組織内でのPPX発現を指向するために利用することができる。このような組織優先プロモーターは、葉優先プロモーター、根優先プロモーター、種子優先プロモーター、および茎優先プロモーターを含むが、これらに限定されない。組織優先プロモーターは、Yamamotoら(1997年)Plant J. 12(2):255-265ページ;Kawamataら(1997年) Plant Cell Physiol. 38(7):792-803ページ;Hansenら(1997年)Mol. Gen Genet. 254(3):337-343ページ;Russellら(1997年)Transgenic Res. 6(2):157-168ページ;Rinehartら(1996年)Plant Physiol. 112(3):1331-1341ページ;Van Campら(1996年)Plant Physiol. 112(2):525-535ページ;Canevasciniら(1996年)Plant Physiol. 112(2):513-524ページ;Yamamotoら(1994年)Plant Cell Physiol. 35(5):773-778ページ;Lam(1994年)Results Probl. Cell Differ 20:181-196ページ;Orozcoら(1993年)Plant Mol Biol. 23(6):1129-1138ページ;Matsuokaら(1993年)Proc Natl. Acad. Sci. USA 90(20):9586-9590ページ;およびGuevara-Garciaら(1993年)Plant J. 4(3):495-505ページを含む。
核酸構築体は、転写終結領域を含んでもよい。転写終結領域を使用する場合、核酸構築体の調製には、任意の転写終結領域を使用してよい。例えば、終結領域は転写開始領域と同じ天然型、作動可能に連結された関心対象のPPX配列と同じ天然型、植物宿主と同じ天然型、または他の起源に由来するものでもよい(すなわち、プロモーター、当該PPX核酸分子、植物宿主もしくはこれらの任意の組み合わせに対して外来もしくは異種)。本開示の構築体で使用することの可能な終結領域の例として、オクトピン合成酵素およびノパリン合成酵素終結領域などの、A. tumefaciensのTiプラスミドから得られるものが挙げられる(Guerineauら(1991年)Mol. Gen. Genet. 262:141-144;Proudfoot(1991年)Cell 64:671-674;Sanfaconら(1991年)Genes Dev. 5:141-149;Mogenら(1990年)Plant Cell 2:1261-1272;Munroeら(1990年)Gene 91:151-158;Ballasら(1989)Nucleic Acids Res. 17:7891-7903;およびJoshiら(1987年)Nucleic Acid Res. 15:9627-9639も参照されたい)。
本明細書中に開示される態様、実施形態、方法および/または組成物のいずれかと併せて、核酸は形質転換した植物中で発現を増強するために最適化することができる。すなわち、変異PPXタンパク質をコードする核酸は、発現の向上のために植物優先コドンを使って合成することができる。例えば、宿主優先コドンの用途の検討については、CampbellおよびGowri(1990年)Plant Physiol.92:1-11を参照されたい。植物優先遺伝子の合成には、当技術分野で利用可能な方法が存在する。例えば、米国特許第5,380,831号および第5,436,391号およびMurrayら(1989年) Nucleic Acids Res. 17:477-498を参照されたい。
加えて、その他の配列改変を、本明細書中で開示される核酸配列に加えることができる。例えば、追加的な配列改変は細胞宿主における遺伝子発現を高めることが知られている。これには、擬似ポリアデニル化シグナル、エクソン/イントロンスプライス部位シグナル、トランスポゾン様リピート、ならびに遺伝子発現に有害となる可能性のある、十分特性の明らかな他の配列をコードする配列の除去が含まれる。配列のG-G含量を、宿主細胞で発現される既知遺伝子と比較して計算された、標的細胞性宿主に対する平均的なレベルに調整することもできる。さらに、配列は予測されるmRNAのヘアピン二次構造を避けるように改変することも可能である。
他の核酸配列も、例えば、PPXのコーディング配列の発現を増強する目的で、本開示の構築体の調製に使用することができる。このような核酸配列には、トウモロコシのイントロンAdhI、イントロン1遺伝子(Callisら(1987年)Genes and Development 1:1183-1200)、ならびにタバコモザイクウイルス(TMV)、トウモロコシクロロティックモットルウイルスおよびアルファルファモザイクウイルス(Gallieら(1987年)Nucleic Acid Res. 15:8693-8711ならびにSkuzeskiら(1990年)Plant Mol. Biol.15:65-79、1990)由来のリーダー配列(W配列)が含まれる。トウモロコシのshrunken-1遺伝子座由来の第1のイントロンは、キメラ遺伝子構築体において遺伝子の発現を増加させることが明らかになった。米国特許第5,424,412号および第5,593,874号は、遺伝子発現構築体における特定のイントロンの使用を開示し、Gallieら((1994年)Plant Physiol. 106:929-939)は、遺伝子発現を組織特異的に制御するために、イントロンが有用であることも明らかにした。PPX遺伝子発現をさらに高め、または最適化するために、本明細書中に開示される植物発現ベクターはまた、マトリクス結合領域(MAR)を含むDNA配列を含有することができる。このように改変された発現系で形質転換された植物細胞は、その後、本開示のヌクレオチド配列の、過剰発現もしくは構成的発現を示す可能性がある。
本明細書中に開示される発現構築体は、葉緑体にPPX配列の発現を誘導可能な核酸配列も含むことができる。このような核酸配列には、植物細胞葉緑体に対して、関心対象の遺伝子産物を誘導するための葉緑体輸送ペプチドをコードする葉緑体標的配列も含まれる。そのような輸送ペプチドは当該技術分野において公知である。葉緑体標的配列に関し、「作動可能に結合」とは、輸送ペプチドをコードする核酸配列(すなわち、葉緑体標的配列)が本明細書中で開示されるPPX核酸分子に結合し、この2つの配列が連続的で、同じリーディングフレーム内にあるようになることである。例えば、Von Heijneら(1991年)Plant Mol. Biol. Rep. 9:104-126;Clarkら (1989年)J. Biol. Chem. 264:17544-17550;Della-Cioppaら(1987年)Plant Physiol. 84:965-968;Romerら(1993年)Biochem. Biophys. Res. Commun. 196:1414-1421;およびShahら(1986年)Science 233:478-481を参照されたい。本明細書中で開示されるPPXタンパク質は、天然葉緑体輸送ペプチドを含むが、成熟PPXタンパク質をコードするヌクレオチド配列の5’末端に葉緑体標的配列を作動可能に結合することにより、当該技術分野において公知の任意の葉緑体輸送ペプチドが、成熟 PPXタンパク質のアミノ酸配列に融合され得る。
葉緑体標的配列は当該技術分野において公知であり、リブロース-1,5-二リン酸カルボキシラーゼ(Rubisco)の葉緑体小サブユニット(de Castro Silva Filhoら(1996年)Plant Mol. Biol. 30:769-780;Schnellら(1991年)J. Biol. Chem. 266(5):3335-3342);5-(エノールピルビル)シキミ酸-3-リン酸合成酵素(EPSPS) (Archer ら(1990年)J. Bioenerg. Biomemb. 22(6):789-810);トリプトファン合成酵素(Zhaoら(1995年)J. Biol. Chem. 270(11):6081-6087);プラストシアニン(Lawrenceら(1997年)J. Biol. Chem. 272(33 ):20357-20363);コリスミ酸合成酵素(Schmidtら(1993年)J. Biol. Chem. 268(36):27447-27457);および集光性クロロフィルa/b結合タンパク質(LHBP)(Lamppaら(1988年)J. Biol. Chem. 263:14996-14999)を含む。Von Heijneら(1991年)Plant Mol. Biol. Rep. 9:104-126;Clarkら (1989年)J. Biol. Chem. 264:17544-17550;Della-Cioppaら(1987年)Plant Physiol. 84:965-968;Romerら(1993年)Biochem. Biophys. Res. Commun.196:1414-1421; およびShahら(1986年)Science 233:478-481も参照されたい。
本明細書中に開示される態様、実施形態、方法および/または組成物のいずれかと併せて、 核酸構築体は、植物細胞葉緑体からの変異PPXコーディング配列の発現を誘導するように調製することができる。葉緑体の形質転換のための方法も当該技術分野において公知である。例えば、Svabら(1990年)Proc. Natl. Acad. Sci. USA 87:8526-8530;SvabおよびMaliga(1993年)Proc. Natl. Acad. Sci. USA 90:913-917;SvabおよびMaliga(1993年)EMBO J. 12:601-606を参照されたい。該方法は、選択マーカーを含むDNAのパーティクルガンによる送達および相同組換えによる色素体ゲノムへのDNAの標的化に依存する。加えて、核にコードされ、色素体へ方向づけられるRNAポリメラーゼの組織優先の発現による、 色素体に運ばれるサイレントトランス遺伝子のトランス活性化により、色素体の形質転換を行うことができる。そのようなシステムは、McBrideら (1994年)Proc. Natl. Acad. Sci. USA 91:7301-7305にて報告されている。
葉緑体を標的とする関心対象の核酸は、植物核とこの細胞小器官との間でのコドン使用の相違を考慮し、葉緑体における発現のために最適化されてもよい。このように、関心対象の核酸は葉緑体優先コドンを用いて合成されてもよい。例えば、本明細書に参照により組み込まれる、米国特許第5,380,831号を参照されたい。
核酸構築体は、植物細胞の形質転換および変異PPXコーディング配列を含むトランスジェニック植物の再生のために使用することができる。多くの植物形質転換ベクターおよび植物を形質転換する方法を利用できる。例えば、米国特許第6,753,458号、An,G.ら(1986年)Plant Pysiol., 81:301-305;Fry,J.ら(1987年)Plant Cell Rep. 6:321-325;Block, M.(1988年)Theor. Appl Genet. 76:767-774;Hincheeら(1990年)Stadler. Genet. Symp. 203212.203-212;Cousinsら(1991年)Aust. J. Plant Physiol. 18:481-494;Chee, P. P.およびSlightom, J. L.(1992年)Gene 118:255-260;Christouら(1992年)Trends. Biotechnol. 10:239-246;D’Halluinら (1992年)Bio/Technol. 10:309-314;Dhirら(1992年)Plant Physiol. 99:81-88;Casasら(1993年)Proc. Nat. Acad Sci. USA 90:11212-11216;Christou, P.(1993年)In Vitro Cell. Dev. Biol.-Plant;29P:119-124;Daviesら(1993年)Plant Cell Rep.12:180-183;Dong, J. A.およびMcHughen, A.(1993年)Plant Sci. 91:139-148;Franklin, C. I.およびTrieu, T.N.(1993年)Plant. Physiol. 102:167;Golovkinら(1993年)Plant Sci.90:41-52;Guo Chin Sci. Bull. 38:2072-2078;Asanoら(1994年)Plant Cell Rep. 13;Ayeres N. M.およびPark, W.D.(1994年)Crit. Rev. Plant. Sci.13:219-239;Barceloら (1994年)Plant. J. 5:583-592;Beckerら(1994年)Plant. J. 5:299-307;Borkowskaら (1994年)Acta. Physiol Plant. 16:225-230;Christou, P.(1994年)Agro. Food. Ind. Hi Tech.5:17-27;Eapenら(1994年)Plant Cell Rep.13:582-586;Hartmanら(1994年)Bio-Technology 12:919923;Ritalaら(1994年)Plant. Mol. Biol.24:317-325;ならびにWan, Y. C.および Lemaux,P.G.(1994年)Plant Physiol. 104:3748を参照されたい。構築体は相同組換えを使って植物細胞に形質転換することもできる。
本明細書中で開示されるPPX核酸配列を含むか維持された構築体は、細菌、酵母などのトランスジェニック宿主細胞を産生するため、および植物細胞を形質転換し、場合によっては、トランスジェニック植物を再生するために、様々な方法で使用することができる。例えば、本明細書中に開示されるPPX変異タンパク質を含むトランスジェニック作物植物を産生する方法は、 植物における核酸の発現が、野生型植物または既知のPPX変異植物と比較して、除草剤耐性につながる場合、(a)変異PPXタンパク質をコードする核酸を含む発現ベクターを植物細胞に導入すること、および(b)植物細胞から、除草剤耐性のトランスジェニック植物を生成することを含む。
PPX変異
組成物および方法は、少なくとも部分的には、PPX遺伝子における変異、例えば、PPX阻害ファミリーの除草剤に属す除草剤に対するて抵抗性または耐性を植物に与える変異に関し得る。該組成物および方法は、また、特定の実施形態において、PPXタンパク質をコードする遺伝子において、染色体またはエピソー無配列に所望の変異を生じさせるための遺伝子修復オリゴ核酸塩基の使用に関する。変異したタンパク質は、いくつかの実施形態では、野生型タンパク質の触媒活性を実質的に維持することができ、PPX阻害ファミリーの除草剤に対して、植物の抵抗性または耐性の増加につながり、いくつかの実施形態では、除草剤の有無に関わらず、野生型の植物と比較して、植物、その器官、組織または細胞の実質的に正常な成長または発達を可能にする。該組成物および方法は、また、PPX遺伝子に変異が生じた非トランスジェニックまたはトランスジェニック植物細胞、そこから再生された非トランスジェニック植物またはトランスジェニック植物、ならびに再生された非トランスジェニック植物またはトランスジェニック植物を、例えば、異なるPPX遺伝子に変異を有する植物に対して使った交差から生じる植物に関する。これらの変異は作物植物、藻、細菌、菌類を含めた植物および哺乳類系で、これらの阻害剤に対する耐性を目的として適用することもできる。
本明細書中に開示される態様、実施形態、方法および/または組成物のいずれかと併せて、変異したPPXタンパク質の少なくとも1つの変異は、配列ID番号:1の52、85、105、111、 130、139、143、144、145、147、165、167、170、180、185、192、193、199、206、212、219、220、221、226、228、229、230、237、244、256、257、270、271、272、305、311、 316、318、332、343、354、357、359、360、366、393、403、424、426、430、438、440、444、455、457、470、478、483、484、485、487、490、503、508、および525から成る群から選択される位置に対応するアミノ酸位置に存在することができる。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:9の58、 64、 74、84、93、97、98、101、119、121、124、139、150、151、157、164、170、177、187、188、195、214、215、229、230、271、274、278、283、292、296、307、324、330、396、404、406、410、421、423、434、447、448、449、451、454、465、470および50から成る群から選択される位置に対応する1つまたは複数のアミノ酸位置に変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:1の位置52に対応するアミノ酸位置に変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:1の位置85に対応するアミノ酸位置に変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、 配列ID番号:1の位置111に対応するアミノ酸位置に変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:1の位置130に対応するアミノ酸位置に変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:1の位置139に対応するアミノ酸位置に変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:1の位置143に対応するアミノ酸位置に変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:1の位置144に対応するアミノ酸位置に変異を含む。 いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:1の位置145に対応するアミノ酸位置に変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:1の位置147に対応するアミノ酸位置に変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:1の位置165に対応するアミノ酸位置に変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:1の位置180に対応するアミノ酸位置に変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:1の位置185に対応するアミノ酸位置に変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:1の位置192に対応するアミノ酸位置に変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:1の位置193に対応するアミノ酸位置に変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:1の位置199に対応するアミノ酸位置に変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:1の位置206に対応するアミノ酸位置に変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:1の位置219に対応するアミノ酸位置に変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:1の位置220に対応するアミノ酸位置に変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:1の位置226に対応するアミノ酸位置に変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:1の位置228に対応するアミノ酸位置に変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:1の位置229に対応するアミノ酸位置に変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:1の位置230に対応するアミノ酸位置に変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:1の位置244に対応するアミノ酸位置に変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:1の位置256に対応するアミノ酸位置に変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:1の位置270に対応するアミノ酸位置に変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:1の位置271に対応するアミノ酸位置に変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:1の位置272に対応するアミノ酸位置に変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:1の位置305に対応するアミノ酸位置に変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:1の位置311に対応するアミノ酸位置に変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:1の位置316に対応するアミノ酸位置に変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:1の位置318に対応するアミノ酸位置に変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:1の位置332に対応するアミノ酸位置に変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:1の357に対応するアミノ酸位置に変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:1の位置359に対応するアミノ酸位置に変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:1の位置360に対応するアミノ酸位置に変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:1の位置366に対応するアミノ酸位置に変異を含む。 いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:1の位置393に対応するアミノ酸位置に変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:1の位置403に対応するアミノ酸位置に変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:1の位置424に対応するアミノ酸位置に変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:1の位置426に対応するアミノ酸位置に変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:1の位置438に対応するアミノ酸位置に変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:1の位置440に対応するアミノ酸位置に変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:1の位置444に対応するアミノ酸位置に変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:1の位置455に対応するアミノ酸位置に変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:1の位置457に対応するアミノ酸位置に変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:1の位置470に対応するアミノ酸位置に変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:1の位置478に対応するアミノ酸位置に変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:1の位置483に対応する位置にある位置フェルニルアラニンからグリシンに対応するアミノ酸位置に変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:1の位置484に対応するアミノ酸位置に変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:1の位置485に対応するアミノ酸位置に変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:1の位置487に対応するアミノ酸位置に変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:1の位置490に対応するアミノ酸位置に変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:1の位置503に対応するアミノ酸位置に変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:1の位置508に対応するアミノ酸位置に変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:1の位置525に対応するアミノ酸位置に変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:9の位置58に対応するアミノ酸位置に変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:9の位置64に対応するアミノ酸位置に変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:9の位置74に対応するアミノ酸位置に変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:9の位置84に対応するアミノ酸位置に変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:9の位置93に対応するアミノ酸位置に変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:9の位置97に対応するアミノ酸位置に変異を含む。 いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:9の位置98に対応するアミノ酸位置に変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:9の位置101に対応するアミノ酸位置に変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:9の位置119に対応するアミノ酸位置に変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:9の位置121に対応するアミノ酸位置に変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:9の位置124に対応するアミノ酸位置に変異を含む。 いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:9の位置139に対応するアミノ酸位置に変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:9の位置150に対応するアミノ酸位置に変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:9の位置151に対応するアミノ酸位置に変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:9の位置157に対応するアミノ酸位置に変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:9の位置164に対応するアミノ酸位置に変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:9の位置170に対応するアミノ酸位置に変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:9の位置177に対応するアミノ酸位置に変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:9の位置187に対応するアミノ酸位置に変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:9の位置188に対応するアミノ酸位置に変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:9の位置195に対応するアミノ酸位置に変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:9の位置214に対応するアミノ酸位置に変異を
含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:9の位置215に対応するアミノ酸位置に変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:9の位置229に対応するアミノ酸位置に変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:9の位置230に対応するアミノ酸位置に変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:9の位置271に対応するアミノ酸位置に変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:9の位置274に対応するアミノ酸位置に変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:9の位置278に対応するアミノ酸位置に変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:9の位置283に対応するアミノ酸位置に変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:9の位置292に対応するアミノ酸位置に変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:9の位置296に対応するアミノ酸位置に変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:9の位置307に対応するアミノ酸位置に変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:9の位置324に対応するアミノ酸位置に変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:9の位置330に対応するアミノ酸位置に変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:9の位置396に対応するアミノ酸位置に変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:9の位置404に対応するアミノ酸位置に変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:9の位置406に対応するアミノ酸位置に変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:9の位置410に対応するアミノ酸位置に変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:9の位置421に対応するアミノ酸位置に変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:9の位置423に対応するアミノ酸位置に変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:9の位置434に対応するアミノ酸位置に変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:9の位置447に対応するアミノ酸位置に変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:9の位置448に対応するアミノ酸位置に変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:9の位置449に対応するアミノ酸位置に変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:9の位置451に対応するアミノ酸位置に変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:9の位置454に対応するアミノ酸位置に変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:9の位置465に対応するアミノ酸位置に変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:9の位置470に対応するアミノ酸位置に変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:9の位置500に対応するアミノ酸位置に変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、2つまたはそれ以上の変異を含み、少なくともそのうちの1つの変異は、配列ID番号:1の52、85、105、111、130、139、143、144、145、147、165、167、170、180、185、192、193、199、206、212、219、220、221、226、228、229、230、237、244、256、257、270、271、272、305、311、 316、318、332、343、354、357、359、360、366、393、403、424、426、430、438、440、444、455、457、470、478、483、484、485、487、490、503、508および525から成る群から選択される位置に対応するアミノ酸位置に存在する。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、2つまたはそれ以上の変異を含み、少なくともそのうちの1つの変異は配列ID番号:9の58、64、74、84、93、97、98、101、119、121、124、139、150、151、157、164、170、177、187、188、195、214、215、229、230、271、274、278、283、292、296、307、324、330、396、404、406、410、421、423、434、447、448、449、451、454、465、470および500から成る群から選択される位置に相当するアミノ酸位置に存在する。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、3つまたはそれ以上の変異を含み、そのうちの少なくとも1つの変異は、配列ID番号:1の52、85、105、111、130、139、 143、144、145、147、165、167、170、180、185、192、193、199、206、212、219、220、221、226、228、229、230、237、244、256、257、270、271、272、305、311、 316、318、332、343、354、357、359、360、366、393、403、424、426、430、438、440、444、455、457、470、478、483、484、485、487、490、503、508および525から成る群から選択される位置に相当するアミノ酸位置に存在する。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、3つまたはそれ以上の変異を含み、少なくともそのうちの1つの変異は、配列ID番号:9の58、64、74、84、93、97、98、101、119、121、124、139、150、151、157、164、170、177、187、188、195、214、215、229、230、271、274、278、283、292、296、307、324、330、396、404、406、410、421、423、434、447、448、449、451、454、465、470および500から成る群から選択される位置に相当するアミノ酸位置に存在する。
本明細書中に開示される態様、実施形態、方法および/または組成物のいずれかと併せて、変異したPPXタンパク質の少なくとも1つの変異は、配列ID番号:1のG52、N85、N105、E111、G130、D139、P143、R144、F145、L147、F165、L167、I170、A180、P185、E192、S193、R199、V206、E212、Y219、A220、G221、L226、M228、K229、A230、K237、S244、R256、R257、K270、P271、Q272、S305、E311、T316、 T318、S332、S343、A354、L357、K359、L360、A366、L393、L403、L424、Y426、S430、K438、E440、V444、L455、K457、V470、F478、F483、D484、I485、D487、K490、L503、V508およびI525から成る群から選択される位置に対応するアミノ酸位置に存在することができる。本明細書中に開示される態様、実施形態、方法および/または組成物のいずれかと併せて、変異したPPXタンパク質の少なくとも1つの変異は、配列ID番号:9のD58、E64、G74、G84、L93、K97、K98、A101、S119、F121、T124、N139、E150、S151、Q157、V164、D170、C177、H187、L188、X195、P214、I215、K229、K230、C271、D274、F283、A292、S296、C307、N324、D330、S396、A404、R406、K410、L421、A423、C434、D447、S448、V449、D451、D454、Y465、K470およびT500から成る群から選択される位置に対応するアミノ酸位置に存在することができる。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:1の位置G52に対応するアミノ酸位置に変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:1のN85に対応するアミノ酸位置に変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:1のE111に対応するアミノ酸位置に変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:1のG130に対応するアミノ酸位置に変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:1のD139に対応するアミノ酸位置に変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:1のP143に対応するアミノ酸位置に変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:1のR144に対応するアミノ酸位置に変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:1の位置F145に対応するアミノ酸位置に変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:1のL147に対応するアミノ酸位置に変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:1の位置F165に対応するアミノ酸位置に変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:1の位置L167に対応するアミノ酸位置に変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、 配列ID番号:1の位置I170に対応するアミノ酸位置に変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:1のA180に対応するアミノ酸位置に変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:1の位置P185に対応するアミノ酸位置に変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:1の位置E192に対応するアミノ酸位置に変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:1の位置S193に対応するアミノ酸位置に変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:1の位置R199に対応するアミノ酸位置に変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:1のV206に対応するアミノ酸位置に変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:1の位置E212に対応するアミノ酸位置に変異を含む。 いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:1のY219に対応するアミノ酸位置に変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:1のA220に対応するアミノ酸位置に変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:1の位置G221に対応するアミノ酸位置に変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:1のL226に対応するアミノ酸位置に変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:1の位置M228に対応するアミノ酸位置に変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:1の位置K229に対応するアミノ酸位置に変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:1の位置A230に対応するアミノ酸位置に変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:1の位置K237に対応するアミノ酸位置に変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:1の位置S244に対応するアミノ酸位置に変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:1の位置R256に対応するアミノ酸位置に変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:1の位置R257に対応するアミノ酸位置に変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:1の位置K270に対応するアミノ酸位置に変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:1の位置P271に対応するアミノ酸位置に変異を含む。 いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:1の位置Q272に対応するアミノ酸位置に変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:1の位置S305に対応するアミノ酸位置に変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:1の位置E311に対応するアミノ酸位置に変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:1の位置T316に対応するアミノ酸位置に変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:1の位置T318に対応するアミノ酸位置に変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:1の位置S332に対応するアミノ酸位置に変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:1の位置S343に対応するアミノ酸位置に変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:1の位置A354に対応するアミノ酸位置に変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:1の位置L357に対応するアミノ酸位置に変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:1の位置K359に対応するアミノ酸位置に変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:1のL360に対応するアミノ酸位置に変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:1の位置A366に対応するアミノ酸位置に変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:1の位置L393に対応するアミノ酸位置に変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:1の位置L403に対応するアミノ酸位置に変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:1の位置L424に対応するアミノ酸位置に変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:1の位置Y426に対応するアミノ酸位置に変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:1の位置S430に対応するアミノ酸位置に変異を含む。 いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:1の位置K438に対応するアミノ酸位置に変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:1の位置E440に対応するアミノ酸位置に変異を含む。 いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:1の位置V444 に対応するアミノ酸位置に変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:1の位置L455に対応するアミノ酸位置に変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:1の位置K457に対応するアミノ酸位置に変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:1の位置V470に対応するアミノ酸位置に変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:1の位置F478に対応するアミノ酸位置に変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:1の位置F483に対応するアミノ酸位置に変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:1の位置D484に対応するアミノ酸位置に変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:1の位置I485に対応するアミノ酸位置に変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:1の位置D487に対応するアミノ酸位置に変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:1の位置K490に対応するアミノ酸位置に変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:1の位置L503に対応するアミノ酸位置に変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:1の位置V508に対応するアミノ酸位置に変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:1の位置I525に対応するアミノ酸位置に変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:9の位置D58に対応するアミノ酸位置に変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:9の位置E64に対応するアミノ酸位置に変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:9の位置G74に対応するアミノ酸位置に変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:9の位置G84に対応するアミノ酸位置に変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:9の位置L93に対応するアミノ酸位置に変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:9の位置K97に対応するアミノ酸位置に変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:9の位置K98に対応するアミノ酸位置に変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、 配列ID番号:9の位置A101に対応するアミノ酸位置に変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:9の位置S119に対応するアミノ酸位置に変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:9の位置F121に対応するアミノ酸位置に変異を
含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:9の位置T124に対応するアミノ酸位置に変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:9の位置N139に対応するアミノ酸位置に変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:9の位置E150に対応するアミノ酸位置に変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:9の位置S151に対応するアミノ酸位置に変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:9の位置Q157に対応するアミノ酸位置に変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:9の位置V164に対応するアミノ酸位置に変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:9の位置D170に対応するアミノ酸位置に変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:9の位置C177に対応するアミノ酸位置に変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:9の位置H187に対応するアミノ酸位置に変異を含む。 いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:9の位置L188に対応するアミノ酸位置に変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:9の位置N195に対応するアミノ酸位置に変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:9の位置P214に対応するアミノ酸位置に変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:9の位置I215に対応するアミノ酸位置に変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:9の位置K229に対応するアミノ酸位置に変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:9の位置K230に対応するアミノ酸位置に変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:9の位置C271に対応するアミノ酸位置に変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:9のD274に対応するアミノ酸位置に変異を含む。 いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:9の位置F283に対応するアミノ酸位置に変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:9の位置A292に対応するアミノ酸位置に変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:9の位置S296に対応するアミノ酸位置に変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:9の位置C307に対応するアミノ酸位置に変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:9の位置N324に対応するアミノ酸位置に変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:9の位置D330に対応するアミノ酸位置に変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:9の位置S396に対応するアミノ酸位置に変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:9の位置A404に対応するアミノ酸位置に変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:9の位置R406に対応するアミノ酸位置に変異を含む。 いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:9の位置K410に対応するアミノ酸位置に変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:9の位置L421に対応するアミノ酸位置に変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:9の位置A423に対応するアミノ酸位置に変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:9の位置C434に対応するアミノ酸位置に変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:9の位置D447に対応するアミノ酸位置に変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:9の位置S448に対応するアミノ酸位置に変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:9の位置V449に対応するアミノ酸位置に変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、 配列ID番号:9の位置D451に対応するアミノ酸位置に変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:9の位置D454に対応するアミノ酸位置に変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、 配列ID番号:9の位置Y465に対応するアミノ酸位置に変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:9の位置K470に対応するアミノ酸位置に変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:9の位置T500に対応するアミノ酸位置に変異を含む。いくつかの実施形態では, PPXタンパク質は、Arabidopsis thalian PPXタンパク質 (例えば、PPXタンパク質はバレイショのプラスチドのPPXタンパク質であり得る)のパラログであり、該PPXタンパク質は、配列ID番号:1の位置52に対応する位置にNを有し、そのNがN以外のアミノ酸で置換されていること;配列ID番号:1の位置272に対応する位置にKを有し、そのKがK以外のアミノ酸で置換されていること;配列ID番号:1の位置359に対応する位置にSを有し、そのSがS以外のアミノ酸で置換されていること;および/または配列ID番号:1の位置525に対応する位置にSを有し、そのSがS以外のアミノ酸で置換されていることがあり得る。そのような実施形態においては、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:1の位置N52に対応するアミノ酸位置に変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:1の位置N85に対応するアミノ酸位置に変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:1の位置R144に対応するアミノ酸位置に変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:1の位置F145に対応するアミノ酸位置に変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:1の位置A180に対応するアミノ酸位置に変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:1の位置P185に対応するアミノ酸位置に変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:1の位置A220に対応するアミノ酸位置に変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:1の位置L226に対応するアミノ酸位置に変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:1の位置M228に対応するアミノ酸位置に変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:1の位置S244に対応するアミノ酸位置に変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:1の位置K272に対応するアミノ酸位置に変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:1の位置S305に対応するアミノ酸位置に変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:1の位置S332に対応するアミノ酸位置に変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:1の位置L357に対応するアミノ酸位置に変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:1の位置S359に対応するアミノ酸位置に変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は配列ID番号:1の位置L393に対応するアミノ酸位置に変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:1の位置L403に対応するアミノ酸位置に変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:1の位置L424に対応するアミノ酸位置に変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:1の位置Y426に対応するアミノ酸位置に変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:1の位置F478に対応するアミノ酸位置に変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:1にの位置S525対応するアミノ酸位置の位置に変異を含む。
いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、2つまたはそれ以上の変異を含み、そのうちの少なくとも1つの変異は、配列ID番号:1のG52、N85、R144、F145、A180、P185、A220、L226、M228、S244、Q272、S305、S332、L357、K359、 L393、 L403、 L424、Y426、 F478およびI525から成る群から選択される位置に対応するアミノ酸位置に存在する。いくつかの実施形態では、PPXタンパク質は、Arabidopsis thalian PPXタンパク質(例えば、PPXタンパク質はバレイショのPPXタンパク質であり得る)のパラログであり、該PPXタンパク質は、2つまたはそれ以上の変異を有し、さらに以下の1つまたは複数を有する:(1)配列ID番号:1の位置52に対応する位置にNを有し、そのNがN以外のアミノ酸で置換されていること;(2)配列ID番号:1の位置272に対応する位置にKを有し、そのKがK以外のアミノ酸で置換されていること;(3)配列ID番号:1の位置359に対応する位置にSを有し、そのSがS以外のアミノ酸で置換されていること;および/または(4)配列ID番号:1の位置525に相当する位置にSを有し、そのがS以外のアミノ酸で置換されていること。このような実施形態においては、変異したPPXタンパク質は、2つまたはそれ以上の変異を有し、そのうちの少なくとも1つの変異は、配列ID番号:1のN52、N85、R144、F145、A180、P185、A220、L226、M228、 S244、 K272、S305、 S332、 L357、S359、 L393、 L403、 L424、Y426、F478およびS525から成る群から選択される位置に対応するアミノ酸位置に存在する。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:1のG52、N85、R144、F145、A180、P185、A220、L226、M228、S244、Q272、S305、S332、L357、K359、L393、403、L424、Y426、F478およびI525から成る群から選択される位置に対応するアミノ酸位置に存在する。いくつかの実施形態では、PPXタンパク質は、Arabidopsis thalian PPXタンパク質(例えば、PPXタンパク質はバレイショのPPXタンパク質であり得る)のパラログであり、該PPXタンパク質は3つまたはそれ以上の変異を有し、さらに以下の1つまたは複数を有する:(1)配列ID番号:1の位置52に相当する位置にNを有し、そのNがN以外のアミノ酸で置換されていること;(2)配列ID番号:1の位置272に相当する位置にKを有し、そのKがK以外のアミノ酸で置換されていること;(3)配列ID番号:1の位置359に相当する位置にSを有し、そのSがS以外のアミノ酸で置換されていること; および/または(4)配列ID番号:1の位置525にSを有し、そのSがS以外のアミノ酸で置換されていること。このような実施形態においては、変異したPPXタンパク質は、3つまたはそれ以上の変異を有し、そのうちの少なくとも1つの変異は、配列ID番号:1のN52、N85、R144、F145、A180、P185、A220、L226、M228、S244、K272、S305、S332、L357、S359、L393、L403、L424、Y426、 F478およびS525から成る群から選択される位置に対応するアミノ酸位置に存在する。
本明細書中に開示される態様、実施形態、方法および/または組成物のいずれかと併せて、変異したPPXタンパク質は、票に示された変異から選択される1つまたは複数の変異を含むことができる。
本明細書中に開示される態様、実施形態、方法および/または組成物のいずれかと併せて、変異したPPX遺伝子における1つまたは複数の変異は、配列ID番号:1の52の位置に対応する位置におけるグリシンからリジン、配列ID番号:1の85の位置に対応する位置にアスパラギンからアスパラギン酸、配列ID番号:1の位置111に対応する位置におけるグルタミン酸からバリン、配列ID番号:1の位置130に対応する位置におけるグリシンからアスパラギン、配列ID番号:1の位置139に対応する位置におけるアスパラギン酸からヒスチジン、配列ID番号:1の位置143に対応する位置におけるプロリンからアルギニン、配列ID番号:1の位置144に対応する位置におけるアルギニンからシステイン、配列ID番号:1の位置144に対応する位置におけるアルギニンからヒスチジン、配列ID番号:1の位置144に対応する位置におけるアルギニンからロイシン、配列ID番号:1の位置145に対応する位置におけるフェニルアラニンからロイシン、配列ID番号:1の位置145に対応する位置におけるフェニルアラニンからチロシン、配列ID番号:1の位置147に対応する位置におけるロイシンからバリン、配列ID番号:1の位置165に対応する位置におけるフェニルアラニンからアスパラギン、配列ID番号:1の位置180に対応する位置におけるアラニンからトレオニン、配列ID番号:1の位置185に対応する位置におけるプロリンからヒスチジン、配列ID番号:1の位置185に対応する位置におけるプロリンからアルギニン、配列ID番号:1の位置185に対応する位置におけるプロリンからチロシン、配列ID番号:1の位置192に対応する位置におけるグルタミン酸からアスパラギン酸、配列ID番号:1の位置192に対応する位置におけるグルタミン酸からリジン、配列ID番号:1の位置193に対応する位置におけるセリンからトレオニン、配列ID番号:1の位置199に対応する位置におけるアルギニンからロイシン、配列ID番号:1の位置206に対応する位置におけるバリンからフェニルアラニン、配列ID番号:1の位置219に対応する位置におけるチロシンからセリン、配列ID番号:1の位置220に対応する位置におけるアラニンからシステイン、配列ID番号:1の位置220に対応する位置におけるアラニンからイソロイシン、配列ID番号:1の位置220に対応する位置におけるアラニンからロイシン、配列ID番号:1の位置220に対応する位置におけるアラニンからトレオニン、配列ID番号:1の位置220に対応する位置におけるアラニンからバリン、配列ID番号:1の226の位置に対応する位置におけるロイシンからメチオニン、配列ID番号:1の位置228に対応する位置におけるメチオニンからロイシン、配列ID番号:1の位置229に対応する位置におけるリジンからグルタミン、配列ID番号:1の位置230に対応する位置におけるアラニンからフェニルアラニン、配列ID番号:1の位置244に対応する位置におけるセリンからグリシン、配列ID番号:1の位置244に対応する位置におけるセリンからトレオニン、配列ID番号:1の位置256に対応する位置におけるアルギニンからヒスチジン、配列ID番号:1の位置256に対応する位置におけるアルギニンからセリン、配列ID番号:1の位置270に対応する位置におけるリジンからグルタミン酸、配列ID番号:1の位置270に対応する位置におけるリジンからグルタミン酸、配列ID番号:1の位置271に対応する位置におけるプロリンからアルギニン、配列ID番号:1の位置272に対応する位置におけるグルタミンからフェルニルアラニン、配列ID番号:1の位置305に対応する位置におけるセリンからロイシン、配列ID番号:1の位置311に対応する位置におけるグルタミン酸からアルギニン、配列ID番号:1の位置316に対応する位置におけるトレオニンからグリシン、配列ID番号:1の位置318に対応する位置におけるトレオニンからグリシン、配列ID番号:1の位置332に対応する位置におけるセリンからシステイン、配列ID番号:1の位置332に対応する位置におけるセリンからロイシン、配列ID番号:1の位置357に対応する位置におけるロイシンからイソロイシン、配列ID番号:1の位置359に対応する位置におけるリジンからアルギニン、配列ID番号:1の位置359に対応する位置におけるリジンからトレオニン、配列ID番号:1の位置360に対応する位置におけるロイシンからリジン、配列ID番号:1の位置360に対応する位置におけるロイシンからアスパラギン酸、配列ID番号:1の位置366に対応する位置におけるアラニンからグルタミン酸、配列ID番号:1の位置393に対応する位置におけるロイシンからメチオニン、配列ID番号:1の位置393に対応する位置におけるロイシンからセリン、配列ID番号:1の位置393に対応する位置におけるロイシンからバリン、配列ID番号:1の位置403に対応する位置におけるロイシンからアルギニン、配列ID番号:1の位置403に対応する位置におけるロイシンからセリン、配列ID番号:1の位置424に対応する位置におけるロイシンからセリン、配列ID番号:1の位置426に対応する位置におけるチロシンからシステイン、配列ID番号:1の位置426に対応する位置におけるチロシンからフェニルアラニン、配列ID番号:1の位置426に対応する位置におけるチロシンからヒスチジン、配列ID番号:1の位置426に対応する位置におけるチロシンからイソロイシン、配列ID番号:1の位置426に対応する位置におけるチロシンからロイシン、配列ID番号:1の位置426に対応する位置におけるチロシンからアルギニン、配列ID番号:1の位置426に対応する位置におけるチロシンからトレオニン、配列ID番号:1の位置426に対応する位置におけるチロシンからバリン、配列ID番号:1の位置438に対応する位置におけるリジンからセリン、配列ID番号:1の位置440に対応する位置におけるグルタミン酸からリジン、配列ID番号:1の位置444に対応する位置におけるバリンからイソロイシン、配列ID番号:1の位置455に対応する位置におけるロイシンからバリン、配列ID番号:1の位置457に対応する位置におけるリジンからバリン、配列ID番号:1の位置470に対応する位置におけるバリンからセリン、配列ID番号:1の位置470に対応する位置におけるバリンからチロシン、配列ID番号:1の位置478に対応する位置におけるフェニルアラニンからセリン、配列ID番号:1の位置483に対応する位置におけるフェニルアラニンからグリシン、配列ID番号:1の位置484に対応する位置におけるアスパラギン酸からアラニン、配列ID番号:1の位置485に対応する位置におけるイソロイシンからグルタミン酸、配列ID番号:1の位置490に対応する位置におけるリジンからアスパラギン、配列ID番号:1の位置503に対応する位置におけるロイシンからフェニルアラニン、配列ID番号:1の位置508に対応する位置におけるバリンからトレオニン、および配列ID番号:1の位置525に対応する位置におけるイソロイシンからトレオニンから成る群から選択される1つもしくはそれ以上の変異、2つもしくはそれ以上の変異、または3つもしくはそれ以上の変異を有する変異したPPXタンパク質をコードする。
本明細書中に開示される態様、実施形態、方法および/または組成物のいずれかと併せて、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:1の52の位置に対応する位置にグリシンからリジンを含む変異したPPXタンパク質をコードすることができる。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:1の85の位置に対応する位置にアスパラギンからアスパラギン酸を含む変異したPPXタンパク質をコードする。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:1の位置111に対応する位置にグルタミン酸からバリンを含む変異したPPXタンパク質をコードする。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:1の位置130に対応する位置にグリシンからアスパラギンを含む変異したPPXタンパク質をコードする。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:1の位置139に対応する位置にアスパラギン酸からヒスチジンを含む変異したPPXタンパク質をコードする。 いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:1の位置143に対応する位置にプロリンからアルギニンを含む変異したPPXタンパク質をコードする。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:1の位置144に対応する位置にアルギニンからシステインを含む変異したPPXタンパク質をコードする。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は 、配列ID番号:1の位置144に対応する位置にアルギニンからロイシンを含む変異したPPXタンパク質をコードする。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:1の位置144に対応する位置にアルギニンからヒスチジンを含む変異したPPXタンパク質をコードする。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:1の位置145に対応する位置におけるフェニルアラニンからロイシンを含む変異したPPXタンパク質をコードする。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:1の位置145に対応する位置におけるフェニルアラニンからチロシンを含む変異したPPXタンパク質をコードする。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:1の位置147に対応する位置におけるロイシンからバリンを含む変異したPPXタンパク質をコードする。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:1の位置165に対応する位置におけるフェニルアラニンからアスパラギンを含む変異したPPXタンパク質をコードする。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:1の位置180に対応する位置にアラニンからトレオニンを含む変異したPPXタンパク質をコードする。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:1の位置185に対応する位置にプロリンからヒスチジンを含む変異したPPXタンパク質をコードする。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:1の位置185に対応する位置におけるプロリンからアルギニンを含む変異したPPXタンパク質をコードする。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:1の位置185に対応する位置におけるプロリンからチロシンを含む変異したPPXタンパク質をコードする。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:1の位置192に対応する位置におけるグルタミン酸からアスパラギン酸を含む変異したPPXタンパク質をコードする。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:1の位置192に対応する位置におけるグルタミン酸からリジンを含む変異したPPXタンパク質をコードする。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:1の位置193に対応する位置にセリンからトレオニンを含む変異したPPXタンパク質をコードする。 いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:1の位置199に対応する位置にアルギニンからロイシンを含む変異したPPXタンパク質をコードする。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:1の位置206に対応する位置にバリンからフェニルアラニンを含む変異したPPXタンパク質をコードする。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:1の位置219に対応する位置にチロシンからセリンを含む変異したPPXタンパク質をコードする。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:1の位置220に対応する位置にアラニンからシステインを含む変異したPPXタンパク質をコードする。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:1の位置220に対応する位置にアラニンからイソロイシンを含む変異したPPXタンパク質をコードする。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:1の位置220に対応する位置にアラニンからロイシンを含む変異したPPXタンパク質をコードする。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:1の位置220に対応する位置にアラニンからトレオニンを含む変異したPPXタンパク質をコードする。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:1の位置220に対応する位置におけるアラニンからバリンを含む変異したPPXタンパク質をコードする。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:1の226の位置に対応する位置にロイシンからメチオニンを含む変異したPPXタンパク質をコードする。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:1の位置228に対応する位置にメチオニンからロイシン を含む変異したPPXタンパク質をコードする。くつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:1の位置229に対応する位置にリジンからグルタミンを含む変異したPPXタンパク質をコードする。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:1の位置230に対応する位置にアラニンからフェニルアラニンを含む変異したPPXタンパク質をコードする。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:1の位置244に対応する位置にセリンからグリシンを含む変異したPPXタンパク質をコードする。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:1の位置244に対応する位置におけるセリンからトレオニンを含む変異したPPXタンパク質をコードする。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:1の位置256に対応する位置にアルギニンからヒスチジンを含む変異したPPXタンパク質をコードする。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:1の位置256に対応する位置におけるアルギニンからセリンを含む変異したPPXタンパク質をコードする。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:1の位置270に対応する位置にリジンからグルタミン酸を含む変異したPPXタンパク質をコードする。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:1の位置270に対応する位置にリジンからグルタミン酸を含む変異したPPXタンパク質をコードする。 いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:1の位置271に対応する位置にプロリンからアルギニンを含む変異したPPXタンパク質をコードする。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:1の位置272に対応する位置にグルタミンからフェルニルアラニンを含む変異したPPXタンパク質をコードする。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:1の位置244に対応する位置にセリンからトレオニンを含む変異したPPXタンパク質をコードする。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:1の位置305に対応する位置にセリンからロイシンを含む変異したPPXタンパク質をコードする。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:1の位置311に対応する位置にグルタミン酸からアルギニンを含む変異したPPXタンパク質をコードする。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:1の位置316に対応する位置にトレオニンからグリシンを含む変異したPPXタンパク質をコードする。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:1の位置318に対応する位置にトレオニンからグリシンを含む変異したPPXタンパク質をコードする。 いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:1の位置332に対応する位置にセリンからシステインを含む変異したPPXタンパク質をコードする。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:1の位置332に対応する位置にセリンからロイシンを含む変異したPPXタンパク質をコードする。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:1の位置357に対応する位置にロイシンからイソロイシンを含む変異したPPXタンパク質をコードする。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:1の位置359に対応する位置にリジンからアルギニンを含む変異したPPXタンパク質をコードする。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:1の位置359に対応する位置にリジンからトレオニンを含む変異したPPXタンパク質をコードする。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:1の位置360に対応する位置にロイシンからリジンを含む変異したPPXタンパク質をコードする。 いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:1の位置360に対応する位置にロイシンからアスパラギン酸を含む変異したPPXタンパク質をコードする。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:1の位置366に対応する位置にアラニンからグルタミン酸を含む変異したPPXタンパク質をコードする。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:1の位置393に対応する位置にロイシンからメチオニンを含む変異したPPXタンパク質をコードする。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:1の位置393に対応する位置にロイシンからセリンを含む変異したPPXタンパク質をコードする。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:1の位置393に対応する位置にロイシンからバリンを含む変異したPPXタンパク質をコードする。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:1の位置403に対応する位置にロイシンからアルギニンを含む変異したPPXタンパク質をコードする。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:1の位置403に対応する位置にロイシンからセリンを含む変異したPPXタンパク質をコードする。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:1の位置424に対応する位置にロイシンからセリンを含む変異したPPXタンパク質をコードする。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:1の位置426に対応する位置におけるチロシンからシステインを含む変異したPPXタンパク質をコードする。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:1の位置426に対応する位置にチロシンからフェニルアラニンを含む変異したPPXタンパク質をコードする。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:1の位置426に対応する位置にチロシンからヒスチジンを含む変異したPPXタンパク質をコードする。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:1の位置426に対応する位置にチロシンからイソロイシンを含む変異したPPXタンパク質をコードする。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:1の位置426に対応する位置におけるチロシンから
ロイシンを含む変異したPPXタンパク質をコードする。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:1の位置426に対応する位置にチロシンからアルギニンを含む変異したPPXタンパク質をコードする。 いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:1の位置426に対応する位置にチロシンからトレオニンを含む変異したPPXタンパク質をコードする。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:1の位置426に対応する位置にチロシンからバリンを含む変異したPPXタンパク質をコードする。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:1の位置438に対応する位置にリジンからセリンを含む変異したPPXタンパク質をコードする。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:1の位置440に対応する位置におけるグルタミン酸からリジンを含む変異したPPXタンパク質をコードする。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:1の位置444に対応する位置におけるバリンからイソロイシンを含む変異したPPXタンパク質をコードする。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:1の位置455に対応する位置にロイシンからバリンを含む変異したPPXタンパク質をコードする。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:1の位置457に対応する位置にリジンからバリンを含む変異したPPXタンパク質をコードする。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:1の位置470に対応する位置におけるバリンからセリンを含む変異したPPXタンパク質をコードする。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:1の位置470に対応する位置にバリンからチロシンを含む変異したPPXタンパク質をコードする。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:1の位置478に対応する位置にフェニルアラニンからセリンを含む変異したPPXタンパク質をコードする。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:1の位置483に対応する位置にフェニルアラニンからグリシンを含む変異したPPXタンパク質をコードする。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:1の位置484に対応する位置におけるアスパラギン酸からアラニンを含む変異したPPXタンパク質をコードする。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:1の位置485に対応する位置にイソロイシンからグルタミン酸を含む変異したPPXタンパク質をコードする。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:1の位置490に対応する位置にリジンからアスパラギンを含む変異したPPXタンパク質をコードする。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:1の位置503に対応する位置にロイシンからフェニルアラニンを含む変異したPPXタンパク質をコードする。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:1の位置508に対応する位置にバリンからトレオニンを含む変異したPPXタンパク質をコードする。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:1の位置525に対応する位置にイソロイシンからトレオニンを含む変異したPPXタンパク質をコードする。
* 「AA mtn」はアミノ酸の変異を指す;「NA mtn」は核酸の変異を指す。
本明細書中に開示される態様、実施形態、方法および/または組成物のいずれかと併せて、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:1の位置52に対応する位置にグリシンからリジンを含む変異したPPXタンパク質をコードするGGG →AAAを含むことができる。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:1の位置85に対応する位置にアスパラギンからアスパラギン酸を含む変異したPPXタンパク質をコードするAAT→GAT核酸変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:1の位置144に対応する位置にアルギニンからシステインを含む変異したPPXタンパク質をコードするAGG →TGCまたはTGT核酸変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:1の位置144に対応する位置にアルギニンからヒスチジンを含む変異したPPXタンパク質をコードするAGG→CACまたはCAT核酸変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:1の位置145に対応する位置にフェニルアラニンからロイシンを含む変異したPPXタンパク質をコードするTTT→CTT核酸変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:1の位置145に対応する位置にフェニルアラニンからチロシンを含む変異したPPXタンパク質をコードするTTT→TAT核酸変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:1の位置180に対応する位置にアラニンからトレオニンを含む変異したPPXタンパク質をコードするGCA→ACA核酸変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:1の位置185に対応する位置にプロリンからアルギニンを含む変異したPPXタンパク質をコードするCCG→CACまたはCAT核酸変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:1の位置185に対応する位置にプロリンからヒスチジンを含む変異したPPXタンパク質をコードするCCG→CGT核酸変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:1の位置185に対応する位置にプロリンからアルギニンを含む変異したPPXタンパク質をコードするCCG→CGG核酸変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:1の位置220に対応する位置にアラニンからシステインを含む変異したPPXタンパク質をコードするGCT→TGT核酸変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:1の位置220に対応する位置にアラニンからイソロイシンを含む変異したPPXタンパク質をコードするGCT→ATT核酸変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:1の位置220に対応する位置にアラニンからロイシンを含む変異したPPXタンパク質をコードするGCT→CTT核酸変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:1の位置220に対応する位置にアラニンからトレオニンを含む変異したPPXタンパク質をコードするGCT→ ACT核酸変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:1の位置220に対応する位置にアラニンからバリンを含む変異したPPXタンパク質をコードするGCT →GTT核酸変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:1の位置226に対応する位置にロイシンからメチオニンを含む変異したPPXタンパク質をコードするGTG→ATG核酸変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:1の位置228に対応する位置にメチオニンからロイシンを含む変異したPPXタンパク質をコードするATG→CTG核酸変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:1の位置244に対応する位置にセリンからグリシンを含む変異したPPXタンパク質をコードするAGC→GGC核酸変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:1の位置244に対応する位置にセリンからトレオニンを含む変異したPPXタンパク質をコードするAGC→ACC核酸変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:1の位置272に対応する位置にグルタミンからアスパラギンを含む変異したPPXタンパク質をコードするCAG → TTCまたはTTT核酸変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:1の位置305に対応する位置にセリンからロイシンを含む変異したPPXタンパク質をコードするTCA→ TTA核酸変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:1の位置332に対応する位置にセリンからシステインを含む変異したPPXタンパク質をコードするTCT→TGT核酸変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:1の位置357に対応する位置にロイシンからイソロイシンを含む変異したPPXタンパク質をコードするCTC→ATC核酸変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:1の位置359に対応する位置にリジンからアルギニンを含む変異したPPXタンパク質をコードするAAA→ AGA核酸変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:1の位置359に対応する位置にリジンからトレオニンを含む変異したPPXタンパク質をコードするAAA → ACT核酸変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:1の位置393に対応する位置にロイシンからメチオニンを含む変異したPPXタンパク質をコードするTTG → ATG核酸変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:1の位置393に対応する位置にロイシンからセリンを含む変異したPPXタンパク質をコードするTTG → TCG核酸変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:1の位置393に対応する位置にロイシンからバリンを含む変異したPPXタンパク質をコードするTTG → GTG核酸変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:1の位置403に対応する位置にロイシンからアルギニンを含む変異したPPXタンパク質をコードするTTA→ CGA核酸変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:1の位置403に対応する位置にロイシンからセリンを含む変異したPPXタンパク質をコードするTTA→TCA核酸変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:1の位置424に対応する位置にロイシンからセリンを含む変異したPPXタンパク質をコードするTTG → TCG核酸変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:1の位置426に対応する位置にチロシンからシステインを含む変異したPPXタンパク質をコードするTAC→TGC核酸変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:1の位置426に対応する位置にチロシンからフェニルアラニンを含む変異したPPXタンパク質をコードするTAC → TTC核酸変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:1の位置426に対応する位置にチロシンからヒスチジンを含む変異したPPXタンパク質をコードするTAC → CAC核酸変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:1の位置426に対応する位置にチロシンからイソロイシンを含む変異したPPXタンパク質をコードするTAC→ATC核酸変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:1の位置426に対応する位置にチロシンからロイシンを含む変異したPPXタンパク質をコードするTAC → TTAまたはCTC 核酸変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:1の位置426に対応する位置にチロシンからアルギニンを含む変異したPPXタンパク質をコードするTAC→CGC核酸変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:1の位置426に対応する位置にチロシンからトレオニンを含む変異したPPXタンパク質をコードするTAC → ACC核酸変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:1の位置426に対応する位置にチロシンからバリンを含む変異したPPXタンパク質をコードするTAC → GTC核酸変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:1の位置478に対応する位置におけるフェニルアラニンからセリンを含む変異したPPXタンパク質をコードするTTT→TCT核酸変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:1の位置525に対応する位置にイソロイシンからトレオニンを含む変異したPPXタンパク質をコードするATT→ ACT核酸変異を含む。
* 「AA mtn」はアミノ酸の変異を指す;「NA mtn」は核酸の変異を指す。
いくつかの実施形態では、 本明細書中に開示される態様、実施形態、方法および/または組成物のいずれかと併せて、変異したPPX遺伝子における1つまたは複数の変異は、配列ID番号:1の52の位置に対応する位置におけるアスパラギンからリジン、配列ID番号:1の85の位置に対応する位置におけるアスパラギンからアスパラギン酸、配列ID番号:1の位置144に対応する位置におけるアルギニンからシステイン、配列ID番号:1の位置144に対応する位置におけるアルギニンからヒスチジン、配列ID番号:1の位置145に対応する位置におけるフェニルアラニンからロイシン、配列ID番号:1の位置145に対応する位置におけるフェニルアラニンからチロシン、配列ID番号:1の位置180に対応する位置におけるアラニンからトレオニン、配列ID番号:1の位置185に対応する位置におけるプロリンからヒスチジン、配列ID番号:1の位置185に対応する位置におけるプロリンからアルギニン、配列ID番号:1の位置220に対応する位置におけるアラニンからシステイン、配列ID番号:1の位置220に対応する位置におけるアラニンからイソロイシン、配列ID番号:1の位置220に対応する位置におけるアラニンからロイシン、配列ID番号:1の位置220に対応する位置におけるアラニンからトレオニン、配列ID番号:1の位置220に対応する位置におけるアラニンからバリン、配列ID番号:1の位置226に対応する位置におけるロイシンからメチオニン、配列ID番号:1の位置228に対応する位置におけるメチオニンからロイシン、配列ID番号:1の位置244に対応する位置におけるセリンからグリシン、配列ID番号:1の位置244に対応する位置におけるセリンからトレオニン、配列ID番号:1の位置272に対応する位置におけるリジンからフェニルアラニン、配列ID番号:1の位置305に対応する位置におけるセリンからロイシン、配列ID番号:1の位置332に対応する位置におけるセリンからシステイン、配列ID番号:1の位置357に対応する位置におけるロイシンからイソロイシン、配列ID番号:1の位置359に対応する位置におけるセリンからアルギニン、配列ID番号:1の位置359に対応する位置におけるセリンからトレオニン、配列ID番号:1の位置393に対応する位置におけるロイシンからメチオニン、配列ID番号:1の位置393に対応する位置におけるロイシンからセリン、配列ID番号:1の位置393に対応する位置におけるロイシンからバリン、配列ID番号:1の位置403に対応する位置におけるロイシンからアルギニン、配列ID番号:1の位置403に対応する位置におけるロイシンからセリン、配列ID番号:1の位置424に対応する位置におけるロイシンからセリン、配列ID番号:1の位置426に対応する位置におけるチロシンからシステイン、配列ID番号:1の位置426に対応する位置におけるチロシンからフェニルアラニン、配列ID番号:1の位置426に対応する位置におけるチロシンからヒスチジン、配列ID番号:1の位置426に対応する位置におけるチロシンからイソロイシン、配列ID番号:1の位置426に対応する位置におけるチロシンからロイシン、配列ID番号:1の位置426に対応する位置におけるチロシンからアルギニン、配列ID番号:1の位置426に対応する位置におけるチロシンからトレオニン、配列ID番号:1の位置426に対応する位置におけるチロシンからバリン、配列ID番号:1の位置478に対応する位置におけるフェニルアラニンからセリンおよび配列ID番号:1の位置525に対応する位置におけるイソロイシンからトレオニンから成る群から選択される1つもしくはそれ以上の変異、2つもしくはそれ以上の変異、または3つもしくはそれ以上の変異を有する変異したPPXタンパク質をコードすることができる。
いくつかの実施形態では、本明細書中に開示される態様、実施形態、方法および/または組成物のいずれかと併せて、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:1の52の位置に対応する位置にアスパラギンからリジンを含む変異したPPXタンパク質をコードすることができる。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:1の位置85に対応する位置にアスパラギンからアスパラギン酸を含む変異したPPXタンパク質をコードする。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:1の位置144に対応する位置にアルギニンからシステインを含む変異したPPXタンパク質をコードする。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:1の位置144に対応する位置にアルギニンからヒスチジンを含む変異したPPXタンパク質をコードする。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:1の位置145に対応する位置にフェニルアラニンからロイシンを含む変異したPPXタンパク質をコードする。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:1の位置145に対応する位置にフェニルアラニンからチロシンを含む変異したPPXタンパク質をコードする。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:1の位置180に対応する位置にアラニンからトレオニンを含む変異したPPXタンパク質を含む変異したPPXタンパク質をコードする。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:1の位置185に対応する位置にプロリンからヒスチジンを含む変異したPPXタンパク質をコードする。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:1の位置185に対応する位置にプロリンからアルギニンを含む変異したPPXタンパク質をコードする。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:1の位置220に対応する位置にアラニンからシステインを含む変異したPPXタンパク質をコードする。いくつかの実施形態では、配列ID番号:1の位置220に対応する位置にアラニンからイソロイシンを含む変異したPPXタンパク質をコードする。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:1の位置220に対応する位置にアラニンからロイシンを含む変異したPPXタンパク質をコードする。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:1の位置220に対応する位置にアラニンからトレオニンを含む変異したPPXタンパク質をコードする。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:1の位置220に対応する位置にアラニンからバリンを含む変異したPPXタンパク質をコードする。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:1の位置226に対応する位置にロイシンからメチオニンを含む変異したPPXタンパク質をコードする。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:1の位置228に対応する位置にメチオニンからロイシンを含む変異したPPXタンパク質をコードする。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:1の位置244に対応する位置にセリンからグリシンを含む変異したPPXタンパク質をコードする。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:1の位置244に対応する位置にセリンからトレオニンを含む変異したPPXタンパク質をコードする。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:1の位置272に対応する位置にリジンからフェニルアラニンを含む変異したPPXタンパク質をコードする。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:1の位置244に対応する位置にセリンからトレオニンを含む変異したPPXタンパク質をコードする。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:1の位置305に対応する位置にセリンからロイシンを含む変異したPPXタンパク質をコードする。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:1の位置332に対応する位置にセリンからシステインを含む変異したPPXタンパク質をコードする。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:1の位置357に対応する位置にロイシンからイソロイシンを含む変異したPPXタンパク質をコードする。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:1の位置359に対応する位置にセリンからアルギニンを含む変異したPPXタンパク質をコードする。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:1の位置359に対応する位置にセリンからトレオニンを含む変異したPPXタンパク質をコードする。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:1の位置393に対応する位置にロイシンからメチオニンを含む変異したPPXタンパク質をコードする。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:1の位置393に対応する位置にロイシンからセリンを含む変異したPPXタンパク質をコードする。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:1の位置393に対応する位置にロイシンからバリンを含む変異したPPXタンパク質をコードする。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:1の位置403に対応する位置にロイシンからアルギニンを含む変異したPPXタンパク質をコードする。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は。配列ID番号:1の位置403に対応する位置にロイシンからセリンを含む変異したPPXタンパク質をコードする。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:1の位置424に対応する位置にロイシンからセリンを含む変異したPPXタンパク質をコードする。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:1の位置426に対応する位置にチロシンからシステインを含む変異したPPXタンパク質をコードする。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:1の位置426に対応する位置にチロシンからフェニルアラニンを含む変異したPPXタンパク質をコードする。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:1の位置426に対応する位置にチロシンからヒスチジンを含む変異したPPXタンパク質をコードする。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:1の位置426に対応する位置にチロシンからイソロイシンを含む変異したPPXタンパク質をコードする。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:1の位置426に対応する位置にチロシンからロイシンを含む変異したPPXタンパク質をコードする。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:1の位置426に対応する位置にチロシンからアルギニンを含む変異したPPXタンパク質をコードする。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:1の位置426に対応する位置にチロシンからトレオニンを含む変異したPPXタンパク質をコードする。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:1の位置426に対応する位置にチロシンからバリンを含む変異したPPXタンパク質をコードする。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:1の位置478に対応する位置にフェニルアラニンからセリンを含む変異したPPXタンパク質をコードする。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:1の位置525に対応する位置にイソロイシンからトレオニンを含む変異したPPXタンパク質をコードする。
いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:7の位置52に対応する位置にアスパラギンからリジンを含む変異したPPXタンパク質をコードするAAT→AAA核酸変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:7の位置85に対応する位置にアスパラギンからアスパラギン酸を含むAAT→GAT核酸変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:7の位置144に対応する位置にアルギニンからシステインを含む変異したPPXタンパク質をコードするCGC→TGC核酸変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:7の位置144に対応する位置にアルギニンからヒスチジンを含む変異したPPXタンパク質をコードするCGC→CAC核酸変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:7の位置145に対応する位置にフェニルアラニンからロイシンを含む変異したPPXタンパク質をコードするTTT→CTT核酸変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:7の位置145に対応する位置にフェニルアラニンからチロシンを含む変異したPPXタンパク質をコードするTTT→TAT核酸変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:7の位置180に対応する位置にアラニンからトレオニンを含む変異したPPXタンパク質をコードするGCC→ACC核酸変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:7の位置185に対応する位置にプロリンからアルギニンを含む変異したPPXタンパク質をコードするCCT→CAT核酸変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:7の位置185に対応する位置にプロリンからヒスチジンを含む変異したPPXタンパク質をコードするCCT→CGT核酸変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:7の位置220に対応する位置にアラニンからシステインを含む変異したPPXタンパク質をコードするGCC→TGC核酸変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:7の位置220に対応する位置にアラニンからイソロイシンを含む変異したPPXタンパク質をコードするGCC→ATC核酸変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:7の位置220に対応する位置にアラニンからロイシンを含む変異したPPXタンパク質をコードするGCC→CTC核酸変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:7の位置220に対応する位置にアラニンからトレオニンを含む変異したPPXタンパク質をコードするGCC→ACC核酸変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:7の位置220に対応する位置にアラニンからバリンを含む変異したPPXタンパク質をコードするGCC→GTC核酸変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:7の位置226に対応する位置にロイシンからメチオニンを含む変異したPPXタンパク質をコードするTTG→ATG核酸変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:7の位置226に対応する位置にメチオニンからロイシンを含む変異したPPXタンパク質をコードするATG→CTG核酸変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:7の位置244に対応する位置にセリンからグリシンを含む変異したPPXタンパク質:7をコードするAGC→GGC核酸変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:7の位置244に対応する位置にセリンからトレオニンを含む変異したPPXタンパク質をコードするAGC→ACC核酸変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:7の位置272に対応する位置にリジンからフェニルアラニンを含む変異したPPXタンパク質をコードするAAA→AAT核酸変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:7の位置305に対応する位置にセリンからロイシンを含む変異したPPXタンパク質をコードするTCT→CTT核酸変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:7の位置332に対応する位置にセリンからシステインを含む変異したPPXタンパク質をコードするAGT→TGT核酸変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:7の位置357に対応する位置にロイシンからイソロイシンを含む変異したPPXタンパク質をコードするCTT→ATT核酸変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:7の位置359に対応する位置にセリンからアルギニンを含む変異したPPXタンパク質をコードするAGT→AGA核酸変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:7の位置359に対応する位置にセリンからトレオニンを含む変異したPPXタンパク質をコードするAGT→ACT核酸変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:7の位置393に対応する位置にロイシンからメチオニンを含む変異したPPXタンパク質をコードするTTG→ATG核酸変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:7の位置393に対応する位置にロイシンからセリンを含む変異したPPXタンパク質をコードするTTG→TCG核酸変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:7の位置393に対応する位置にロイシンからバリンを含む変異したPPXタンパク質をコードするTTG→GTG核酸変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:7の位置403に対応する位置にロイシンからアルギニンを含む変異したPPXタンパク質をコードするCTA→CGA核酸変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:7の位置403に対応する位置にロイシンからセリンを含む変異したPPXタンパク質をコードするCTA→TCA核酸変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:7の位置424に対応する位置にロイシンからセリンを含む変異したPPXタンパク質をコードするTTG→TCG核酸変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:7の位置426に対応する位置にチロシンからシステインを含む変異したPPXタンパク質をコードするTAC→TGC核酸変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:7の位置426に対応する位置にチロシンからフェニルアラニンを含む変異したPPXタンパク質をコードするTAC→AAC核酸変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:7の位置426に対応する位置にチロシンからヒスチジンを含む変異したPPXタンパク質をコードするTAC→CAC核酸変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:7の位置426に対応する位置にチロシンからイソロイシンを含む変異したPPXタンパク質をコードするTAC→ATC核酸変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:7の位置426に対応する位置にチロシンからロイシンを含む変異したPPXタンパク質をコードするTAC→TTC核酸変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:7の位置426に対応する位置にチロシンからアルギニンを含む変異したPPXタンパク質をコードするTAC→CGC核酸変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:7の位置426に対応する位置にチロシンからトレオニンを含む変異したPPXタンパク質をコードするTAC→ACC核酸変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:7の位置426に対応する位置にチロシンからバリンを含む変異したPPXタンパク質をコードするTAC→GTC核酸変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:7の位置428に対応する位置にフェニルアラニンからセリンを含む変異したPPXタンパク質をコードするTTT→TCT核酸変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:7の位置525に対応する位置にイソロイシンからトレオニンを含む変異したPPXタンパク質をコードするTCT→ACT核酸変異を含む。
* 「AA mtn」はアミノ酸の変異を指す;「NA mtn」は核酸の変異を指す。
本明細書中に開示される態様、実施形態、方法および/または組成物のいずれかと併せて、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:9の位置58に対応する位置にアスパラギン酸からアスパラギンを含む変異したPPXタンパク質をコードすることができる。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:9の位置64に対応する位置にグルタミン酸からバリンを含む変異したPPXタンパク質をコードする。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:9の位置74に対応する位置にグリシンからシステインを含む変異したPPXタンパク質をコードする。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:9の位置84に対応する位置にグリシンからアスパラギンを含む変異したPPXタンパク質をコードする。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:9の位置93に対応する位置にロイシンからヒスチジンを含む変異したPPXタンパク質をコードする。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:9の位置97に対応する位置にリジンからアルギニンを含む変異したPPXタンパク質をコードする。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:9の位置98に対応する位置にアルギニンからシステインを含む変異したPPXタンパク質をコードする。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:9の位置98に対応する位置にアルギニンからヒスチジンを含む変異したPPXタンパク質をコードする。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:9の位置98に対応する位置にアルギニンからロイシンを含む変異したPPXタンパク質をコードする。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:9の位置101に対応する位置にアラニンからバリンを含む変異したPPXタンパク質をコードする。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:9の位置119に対応する位置にセリンからアスパラギンを含む変異したPPXタンパク質をコードする。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:9の位置121に対応する位置にフェニルアラニンからロイシンを含む変異したPPXタンパク質をコードする。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:9の位置124に対応する位置にトレオニンからイソロイシンを含む変異したPPXタンパク質をコードする。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:9の位置139に対応する位置にアスパラギンからチロシンを含む変異したPPXタンパク質をコードする。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:9の位置150に対応する位置にグルタミン酸からアスパラギン酸を含む変異したPPXタンパク質をコードする。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:9の位置150に対応する位置にグルタミン酸からリジンを含む変異したPPXタンパク質をコードする。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:9の位置151に対応する位置にセリンからトレオニンを含む変異したPPXタンパク質をコードする。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:9の位置157に対応する位置にグルタミンからロイシンを含む変異したPPXタンパク質をコードする。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:9の位置164に対応する位置にバリンからフェニルアラニンを含む変異したPPXタンパク質をコードする。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:9の位置164に対応する位置にバリンからアラニンを含む変異したPPXタンパク質をコードする。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:9の位置170に対応する位置にアスパラギン酸からグルタミン酸を含む変異したPPXタンパク質をコードする。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:9の位置177に対応する位置にシステインからセリンを含む変異したPPXタンパク質をコードする。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:9の位置187に対応する位置にヒスチジンからグルタミンを含む変異したPPXタンパク質をコードする。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:9の位置188に対応する位置にロイシンからフェニルアラニンを含む変異したPPXタンパク質をコードする。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:9の位置195に対応する位置にアスパラギンからリジンを含む変異したPPXタンパク質をコードする。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:9の位置214に対応する位置にプロリンからヒスチジンを含む変異したPPXタンパク質をコードする。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:9の位置214に対応する位置にプロリンからセリンを含む変異したPPXタンパク質をコードする。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:9の位置215に対応する位置にイソロイシンからヒスチジンを含む変異したPPXタンパク質をコードする。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:9の位置215に対応する位置にイソロイシンからセリンを含む変異したPPXタンパク質をコードする。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:9の位置229に対応する位置にリジンからグルタミン酸を含む変異したPPXタンパク質をコードする。 いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:9の位置229に対応する位置にリジンからグルタミンを含む変異したPPXタンパク質をコードする。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:9の位置230に対応する位置にリジンからアルギニンを含む変異したPPXタンパク質をコードする。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:9の位置271に対応する位置にシステインからアルギニンを含む変異したPPXタンパク質をコードする。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:9の位置274に対応する位置にアスパラギン酸からグリシンを含む変異したPPXタンパク質をコードする。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:9の位置278に対応する位置にアスパラギン酸からグリシンを含む変異したPPXタンパク質をコードする。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:9の位置283に対応する位置にフェニルアラニンからグリシンを含む変異したPPXタンパク質をコードする。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:9の位置292に対応する位置にアラニンからグリシンを含む変異したPPXタンパク質をコードする。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:9の位置296に対応する位置にセリンからロイシンを含む変異したPPXタンパク質をコードする。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:9の位置307に対応する位置にシステインからセリンを含む変異したPPXタンパク質をコードする。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:9の位置324に対応する位置にアスパラギンからアスパラギン酸を含む変異したPPXタンパク質をコードする。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:9の位置324に対応する位置にアスパラギンからリジンを含む変異したPPXタンパク質をコードする。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:9の位置330に対応する位置にアスパラギン酸からグルタミン酸を含む変異したPPXタンパク質をコードする。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:9の位置396に対応する位置にセリンからロイシンを含む変異したPPXタンパク質をコードする。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:9の位置404に対応する位置にアラニンからセリンを含む変異したPPXタンパク質をコードする。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:9の位置406に対応する位置にアルギニンからリジンを含む変異したPPXタンパク質をコードする。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:9の位置410に対応する位置にリジンからイソロイシンを含む変異したPPXタンパク質をコードする。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:9の位置421に対応する位置にロイシンからバリンを含む変異したPPXタンパク質をコードする。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:9の位置434に対応する位置にシステインからセリンを含む変異したPPXタンパク質をコードする。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:9の位置434に対応する位置にシステインからチロシンを含む変異したPPXタンパク質をコードする。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:9の位置447に対応する位置にアスパラギン酸からグリシンを含む変異したPPXタンパク質をコードする。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:9の位置448に対応する位置にセリンからアラニンを含む変異したPPXタンパク質をコードする。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:9の位置449に対応する位置にバリンからグルタミン酸を含む変異したPPXタンパク質をコードする。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:9の位置451に対応する位置にアスパラギン酸からグリシンを含む変異したPPXタンパク質をコードする。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:9の位置454に対応する位置にアスパラギン酸からアスパラギンを含む変異したPPXタンパク質をコードする。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:9の位置465に対応する位置にチロシンからフェニルアラニンを含む変異したPPXタンパク質をコードする。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:9の位置470に対応する位置にリジンからトレオニンを含む変異したPPXタンパク質をコードする。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:9の位置500に対応する位置にトレオニンからセリンを含む変異したPPXタンパク質をコードする。
本明細書中に開示される態様、実施形態、方法および/または組成物のいずれかと併せて、 変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:9の位置58に対応する位置にアスパラギン酸からアスパラギンを含む変異したPPXタンパク質をコードするGAT→AAT核酸変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:9の位置64に対応する位置にグルタミン酸からバリンを含む変異したPPXタンパク質をコードするGAA→GTA核酸変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:9の位置74に対応する位置にグリシンからシステインを含む変異したPPXタンパク質をコードするGGT→TGT核酸変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:9の位置84に対応する位置にグリシンからアスパラギンを含む変異したPPXタンパク質をコードするGGA→GAT核酸変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:9の位置93に対応する位置にロイシンからヒスチジンを含む変異したPPXタンパク質をコードするCGC→TGC核酸変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:9の位置98に対応する位置にアルギニンからヒスチジンを含む変異したPPXタンパク質をコードするCGC →CAC核酸変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:9の位置98に対応する位置にアルギニンからロイシンを含む変異したPPXタンパク質をコードするCGC →CTC核酸変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:9の位置139に対応する位置にアスパラギンからチロシンを含む変異したPPXタンパク質をコードするAAT→TAT核酸変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:9の位置150に対応する位置にグルタミン酸からアスパラギン酸を含む変異したPPXタンパク質をコードするGAA→GAT核酸変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:9の位置150に対応する位置にグルタミン酸からリジンを含む変異したPPXタンパク質をコードするGAA→AAA核酸変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:9の位置151に対応する位置にセリンからトレオニンを含む変異したPPXタンパク質をコードするAGT →ACT核酸変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:9の位置157に対応する位置にグルタミンからロイシンを含む変異したPPXタンパク質をコードするCAG→CTG核酸変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:9の位置164に対応する位置にバリンからフェニルアラニンを含む変異したPPXタンパク質をコードするGTT→TTT核酸変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:9の位置170に対応する位置にアスパラギン酸からグルタミン酸を含む変異したPPXタンパク質をコードするGAT→GAA核酸変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:9の位置187に対応する位置にヒスチジンからグルタミンを含む変異したPPXタンパク質をコードするCAC→CAG核酸変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:9の位置188に対応する位置にロイシンからフェニルアラニンを含む変異したPPXタンパク質をコードするCTT→ TTT核酸変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:9の位置195に対応する位置にアスパラギンからリジンを含む変異したPPXタンパク質をコードするAAT→AAA核酸変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:9の位置214に対応する位置にプロリンからヒスチジンを含む変異したPPXタンパク質をコードするCCT→CAT核酸変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:9の位置214に対応する位置にプロリンからセリンを含む変異したPPXタンパク質をコードするCCT→TCT核酸変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:9の位置229に対応する位置にリジンからグルタミン酸を含む変異したPPXタンパク質をコードするAAG→GAG核酸変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:9の位置229に対応する位置にリジンからグルタミンを含む変異したPPXタンパク質をコードするAAG→CAG核酸変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:9の位置230に対応する位置にリジンからアルギニンを含む変異したPPXタンパク質をコードするAAG→ AGG核酸変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:9の位置283に対応する位置にアスパラギン酸からグリシンを含む変異したPPXタンパク質をコードするGAC→GGC核酸変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:9の位置296に対応する位置にセリンからロイシンを含む変異したPPXタンパク質をコードするTCA→TTA核酸変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:9の位置307に対応する位置にシステインからセリンを含む変異したPPXタンパク質をコードするTGT→AGT核酸変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:9の位置324に対応する位置にアスパラギンからアスパラギン酸を含む変異したPPXタンパク質をコードするAAT→GAT核酸変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:9の位置324に対応する位置にアスパラギンからリジンを含む変異したPPXタンパク質をコードするAAT→AAA核酸変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:9の位置330に対応する位置にアスパラギン酸からグルタミン酸を含む変異したPPXタンパク質をコードするGAT→GAA核酸変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:9の位置404に対応する位置にアラニンからセリンを含む変異したPPXタンパク質をコードするGCC→ TCC核酸変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:9の位置406に対応する位置にアルギニンからリジンを含む変異したPPXタンパク質をコードするAGG →AAG核酸変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:9の位置410に対応する位置にリジンからイソロイシンを含む変異したPPXタンパク質をコードするAAA→ATA核酸変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:9の位置423に対応する位置にアラニンからバリンを含む変異したPPXタンパク質をコードするXXX GCT→GTT核酸変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:9の位置434に対応する位置にシステインからセリンを含む変異したPPXタンパク質をコードするTGC→AGC核酸変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:9の位置434に対応する位置にシステインからチロシンを含む変異したPPXタンパク質をコードするTGC→TAC核酸変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:9の位置448に対応する位置にセリンからアラニンを含む変異したPPXタンパク質をコードするTCA→GCA核酸変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:9の位置451に対応する位置にアスパラギン酸からグリシンを含む変異したPPXタンパク質をコードするGAT→GGT核酸変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:9の位置454に対応する位置にアスパラギン酸からアスパラギンを含む変異したPPXタンパク質をコードするGAC→AAC核酸変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:9の位置465に対応する位置にチロシンからフェニルアラニンを含む変異したPPXタンパク質をコードするTAT→TTT核酸変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:9の位置470に対応する位置にリジンからトレオニンを含む変異したPPXタンパク質をコードするAAG→ACG核酸変異を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:9の位置500に対応する位置にトレオニンからセリンを含む変異したPPXタンパク質をコードするACC→AGC核酸変異を含む。
本明細書中に開示される態様、実施形態、方法および/または組成物のいずれかと併せて、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:1の52の位置に対応する位置にグリシンからリジンを含む変異したPPXタンパク質をコードするGGG→AAAを含むことができる。いくつかの実施形態では、変異したPPX遺伝子は、配列ID番号:1の85の位置に対応する位置にアスパラギンからアスパラギン酸を含む変異したPPXタンパク質をコードするAAT→GATの核酸変異を含む。
いくつかの実施形態では, 本明細書中に開示される態様、実施形態、方法および/または組成物のいずれかと併せて、変異したPPX遺伝子は、変異の組合せ、例えば、PPX遺伝子における2つもしくはそれ以上、3つもしくはそれ以上、4つもしくはそれ以上、5つもしくはそれ以上、または6つもしくはそれ以上の変異を含み得る。特定の実施形態において、変異の組合せは、表4aおよび表4bに示されている変異の組合せから選択される。
本明細書中に開示される態様、実施形態、方法および/または組成物のいずれかと併せて、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:1の位置144に対応する位置にアルギニンからシステインおよび配列ID番号:1の位置220に対応する位置にアラニンからトレオニンを含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:1の位置144に対応する位置にアルギニンからヒスチジンおよび配列ID番号:1の位置332に対応する位置にセリンからシステインを含む。他の実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:1の位置144に対応する位置にアルギニンからシステインおよび配列ID番号:1の位置272に対応する位置にグルタミンからフェルニルアラニンを含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:1の52の位置に対応する位置にグリシンからリジン、配列ID番号:1の位置144に対応する位置にアルギニンからヒスチジンおよび配列ID番号:1の位置244に対応する位置にセリンからトレオニンを含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:1の85の位置に対応する位置にアスパラギンからアスパラギン酸および配列ID番号:1の位置220に対応する位置にアラニンからトレオニンを含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:1の位置144に対応する位置にアルギニンからヒスチジンおよび配列ID番号:1の位置244に対応する位置にセリンからトレオニンを含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:1の位置144に対応する位置にアルギニンからシステインおよび配列ID番号:1の位置226に対応する位置にロイシンからメチオニンを含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:1の85の位置に対応する位置にアスパラギンからアスパラギン酸および配列ID番号:1の位置226に対応する位置にロイシンからメチオニンを含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:1の位置85に対応する位置にアスパラギンからアスパラギン酸および配列ID番号:1の位置145に対応する位置にフェニルアラニンからチロシンを含む。 いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:1の位置144に対応する位置にアルギニンからシステインおよび配列ID番号:1の位置228に対応する位置におけるメチオニンからロイシンを含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:1の85の位置に対応する位置にアスパラギンからアスパラギン酸および配列ID番号:1の位置180に対応する位置にアラニンからトレオニンを含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:1の位置85に対応する位置にアスパラギンからアスパラギン酸および配列ID番号:1の位置144に対応する位置にアルギニンからシステインを含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:1の85の位置に対応する位置にアスパラギンからアスパラギン酸および配列ID番号:1の272の位置に対応する位置にグルタミンからフェルニルアラニンを含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:1の位置85に対応する位置にアスパラギンからアスパラギン酸および配列ID番号:1の位置228に対応する位置にメチオニンからロイシンを含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:1の位置180に対応する位置にアラニンからトレオニンおよび配列ID番号:1の位置426に対応する位置にチロシンからフェニルアラニンを含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:1の位置145に対応する位置にフェニルアラニンからロイシンおよび配列ID番号:1の位置426に対応する位置にチロシンからヒスチジンを含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:1の位置244に対応する位置にセリンからグリシンおよび配列ID番号:1の位置426に対応する位置にチロシンからフェニルアラニンを含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:1の位置145に対応する位置にフェニルアラニンからロイシンおよび配列ID番号:1の位置403に対応する位置にロイシンからアルギニンを含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:1の位置145に対応する位置にフェニルアラニンからチロシンおよび配列ID番号:1の位置424に対応する位置にロイシンからセリンを含む。 いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:1の位置144に対応する位置にアルギニンからシステインおよび配列ID番号:1の位置424に対応する位置にロイシンからセリンを含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:1の位置226に対応する位置にロイシンからメチオニンおよび配列ID番号:1の位置426に対応する位置にチロシンからヒスチジンを含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:1の位置220に対応する位置にアラニンからトレオニンおよび配列ID番号:1の位置424に対応する位置にロイシンからセリンを含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:1の位置145に対応する位置にフェニルアラニンからチロシンおよび配列ID番号:1の位置426に対応する位置にチロシンからフェニルアラニンを含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:1の位置144に対応する位置にアルギニンからシステインおよび配列ID番号:1の位置393に対応する位置にロイシンからバリンを含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:1の位置244に対応する位置にセリンからグリシンおよび配列ID番号:1の位置393に対応する位置にロイシンからバリンを含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:1の位置226に対応する位置にロイシンからメチオニンおよび配列ID番号:1の位置403に対応する位置にロイシンからアルギニンを含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:1の位置226に対応する位置にロイシンからメチオニンおよび配列ID番号:1の位置424に対応する位置にロイシンからセリンを含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:1の位置226に対応する位置にロイシンからメチオニンおよび配列ID番号:1の位置426に対応する位置にチロシンからフェニルアラニンを含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:1の位置220に対応する位置にアラニンからトレオニンおよび配列ID番号:1の位置426に対応する位置にチロシンからフェニルアラニンを含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:1の位置220に対応する位置にアラニンからトレオニンおよび配列ID番号:1の位置426に対応する位置にチロシンからヒスチジンを含む。 いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:1の位置144に対応する位置にアルギニンからシステインおよび配列ID番号:1の位置426に対応する位置にチロシンからフェニルアラニンを含む。 いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:1の位置85に対応する位置にアスパラギンからアスパラギン酸および配列ID番号:1の位置426に対応する位置にチロシンからヒスチジンを含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:1の位置144に対応する位置にアルギニンからシステインおよび配列ID番号:1の位置426に対応する位置にチロシンからヒスチジンを含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:1の位置244に対応する位置にセリンからトレオニンおよび配列ID番号:1の位置426に対応する位置にチロシンからヒスチジンを含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:1の位置244に対応する位置にセリンからグリシンおよび配列ID番号:1の位置426に対応する位置にチロシンからヒスチジンを含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:1の位置180に対応する位置にアラニンからトレオニンおよび配列ID番号:1の位置426に対応する位置にチロシンからヒスチジンを含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:1の位置226に対応する位置にロイシンからメチオニンおよび配列ID番号:1の位置426に対応する位置にチロシンからヒスチジンを含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:1の位置145に対応する位置にフェニルアラニンからロイシンおよび配列ID番号:1の位置426に対応する位置にチロシンからヒスチジンを含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:1の位置220に対応する位置にアラニンからトレオニンおよび配列ID番号:1の位置426に対応する位置にチロシンからヒスチジンを含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:1の85の位置に対応する位置にアスパラギンからアスパラギン酸および配列ID番号:1の位置426に対応する位置にチロシンからヒスチジンを含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:1の位置145に対応する位置にフェニルアラニンからロイシンおよび配列ID番号:1の位置393に対応する位置にロイシンからバリンを含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:1の位置226に対応する位置にロイシンからメチオニンおよび配列ID番号:1の位置424に対応する位置にロイシンからセリンを含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:1の位置226に対応する位置にロイシンからメチオニンおよび配列ID番号:1の位置426に対応する位置にチロシンからフェニルアラニンを含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:1の位置220に対応する位置にアラニンからトレオニンおよび配列ID番号:1の位置393に対応する位置にロイシンからバリンを含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:1の位置220に対応する位置にアラニンからトレオニンおよび配列ID番号:1の位置426に対応する位置にチロシンからフェニルアラニンを含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:1の位置144に対応する位置にアルギニンからシステインおよび配列ID番号:1の位置426に対応する位置にチロシンからフェニルアラニンを含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:1の位置144に対応する位置にアルギニンからシステインおよび配列ID番号:1の位置426に対応する位置にチロシンからヒスチジンを含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:1の位置180に対応する位置にアラニンからトレオニンおよび配列ID番号:1の位置426に対応する位置にチロシンからヒスチジンを含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:1の位置220に対応する位置にアラニンからトレオニンおよび配列ID番号:1の位置426に対応する位置にチロシンからヒスチジンを含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:1の位置226に対応する位置にロイシンからメチオニンおよび配列ID番号:1の位置426に対応する位置にチロシンからヒスチジンを含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID
番号:1の位置244に対応する位置にセリンからトレオニンおよび配列ID番号:1の位置393に対応する位置にロイシンからバリンを含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:1の位置145に対応する位置にフェニルアラニンからチロシンおよび配列ID番号:1の位置426に対応する位置にチロシンからヒスチジンを含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:1の位置144に対応する位置にアルギニンからシステインおよび配列ID番号:1の位置525に対応する位置にイソロイシンからトレオニンを含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:1の位置145に対応する位置にフェニルアラニンからロイシンおよび配列ID番号:1の位置424に対応する位置にロイシンからセリンを含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:1の位置220に対応する位置にアラニンからトレオニンおよび配列ID番号:1の位置426に対応する位置にチロシンからヒスチジンを含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:1の位置145に対応する位置にフェニルアラニンからチロシンおよび配列ID番号:1の位置393に対応する位置にロイシンからバリンを含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:1の位置244に対応する位置にセリンからトレオニンおよび配列ID番号:1の位置426に対応する位置にチロシンからフェニルアラニンを含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:1の位置145に対応する位置にフェニルアラニンからチロシンおよび配列ID番号:1の位置424に対応する位置にロイシンからセリンを含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:1の位置220に対応する位置にアラニンからトレオニンおよび配列ID番号:1の位置403に対応する位置にロイシンからアルギニンを含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:1の位置226に対応する位置にロイシンからメチオニンおよび配列ID番号:1の位置426に対応する位置にチロシンからフェニルアラニンを含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:1の位置85に対応する位置にアスパラギンからアスパラギン酸および配列ID番号:1の位置426に対応する位置にチロシンからヒスチジンを含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:1の位置226に対応する位置にロイシンからメチオニンおよび配列ID番号:1の位置424に対応する位置にロイシンからセリンを含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:1の位置145に対応する位置にフェニルアラニンからチロシンおよび配列ID番号:1の位置403に対応する位置にロイシンからアルギニンを含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:1の位置244に対応する位置にセリンからグリシンおよび配列ID番号:1の位置393に対応する位置にロイシンからバリンを含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:1の位置180に対応する位置にアラニンからトレオニンおよび配列ID番号:1の位置426に対応する位置にチロシンからヒスチジンを含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:1の位置144に対応する位置にアルギニンからシステインおよび配列ID番号:1の位置426に対応する位置にチロシンからヒスチジンを含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:1の位置244に対応する位置にセリンからグリシンおよび配列ID番号:1の位置525に対応する位置にイソロイシンからトレオニンを含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:1の位置180に対応する位置にアラニンからトレオニンおよび配列ID番号:1の位置525に対応する位置にイソロイシンからトレオニンを含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:1の位置145に対応する位置にフェニルアラニンからロイシンおよび配列ID番号:1の位置525に対応する位置にイソロイシンからトレオニンを含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:1の位置145に対応する位置にフェニルアラニンからチロシンおよび配列ID番号:1の位置525に対応する位置にイソロイシンからトレオニンを含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:1の位置85に対応する位置にアスパラギンからアスパラギン酸および配列ID番号:1の位置525に対応する位置にイソロイシンからトレオニンを含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:1の位置226に対応する位置にロイシンからメチオニンおよび配列ID番号:1の位置525に対応する位置にイソロイシンからトレオニンを含む。
本明細書中に開示される態様、実施形態、方法および/または組成物のいずれかと併せて、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:1の位置144に対応する位置にアルギニンからシステインおよび配列ID番号:1の位置220に対応する位置にアラニンからトレオニンを含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:1の位置144に対応する位置にアルギニンからヒスチジンおよび配列ID番号:1の位置332に対応する位置にセリンからシステインを含む。 いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:7の位置144に対応する位置にアルギニンからシステインおよび配列ID番号:7の位置272に対応する位置にリジンからフェニルアラニンを含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:7の位置52に対応する位置にアスパラギンからリジン、配列ID番号:7の位置144に対応する位置にアルギニンからヒスチジンおよび配列ID番号:7の位置244に対応する位置にセリンからトレオニンを含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:1の位置85に対応する位置にアスパラギンからアスパラギン酸および配列ID番号:1の位置220に対応する位置にアラニンからトレオニンを含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:1の位置144に対応する位置にアルギニンからヒスチジンおよび配列ID番号:1の位置244に対応する位置にセリンからトレオニンを含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:1の位置144に対応する位置にアルギニンからシステインおよび配列ID番号:1の位置226に対応する位置にロイシンからメチオニンを含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:1の位置85に対応する位置にアスパラギンからアスパラギン酸および配列ID番号:1の位置226に対応する位置にロイシンからメチオニンを含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:1の位置85に対応する位置にアスパラギンからアスパラギン酸および配列ID番号:1の位置145に対応する位置にフェニルアラニンからチロシンを含む。 いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:1の位置144に対応する位置にアルギニンからシステインおよび配列ID番号:1の位置228に対応する位置にメチオニンからロイシンを含む。 いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:1の位置85に対応する位置にアスパラギンからアスパラギン酸および配列ID番号:1の位置180に対応する位置にアラニンからトレオニンを含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:1の位置85に対応する位置にアスパラギンからアスパラギン酸および配列ID番号:1の位置144に対応する位置にアルギニンからシステインを含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:1の位置85に対応する位置にアスパラギンからアスパラギン酸および配列ID番号:1の位置272に対応する位置にリジンからフェニルアラニンを含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:1の位置85に対応する位置にアスパラギンからアスパラギン酸および配列ID番号:1の位置228に対応する位置にメチオニンからロイシンを含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:1の位置180に対応する位置にアラニンからトレオニンおよび配列ID番号:1の位置426に対応する位置にチロシンからフェニルアラニンを含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:1の位置145に対応する位置にフェニルアラニンからロイシンおよび配列ID番号:1の位置426に対応する位置にチロシンからヒスチジンを含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:1の位置244に対応する位置にセリンからグリシンおよび配列ID番号:1の位置426に対応する位置にチロシンからフェニルアラニンを含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:1の位置145に対応する位置にフェニルアラニンからロイシンおよび配列ID番号:1の位置403に対応する位置にロイシンからアルギニンを含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:1の位置145に対応する位置にフェニルアラニンからチロシンおよび配列ID番号:1の位置424に対応する位置にロイシンからセリンを含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:1の位置144に対応する位置にアルギニンからシステインおよび配列ID番号:1の位置424に対応する位置にロイシンからセリンを含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:1の位置226に対応する位置にロイシンからメチオニンおよび配列ID番号:1の位置426に対応する位置におけるチロシンからヒスチジンを含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:1の位置220に対応する位置にアラニンからトレオニンおよび配列ID番号:1の位置424に対応する位置にロイシンからセリンを含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:1の位置145に対応する位置にフェニルアラニンからチロシンおよび配列ID番号:1の位置426に対応する位置にチロシンからフェニルアラニンを含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:1の位置144に対応する位置にアルギニンからシステインおよび配列ID番号:1の位置393に対応する位置にロイシンからバリンを含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:1の位置244に対応する位置にセリンからグリシンおよび配列ID番号:1の位置393に対応する位置にロイシンからバリンを含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、 配列ID番号:1の位置226に対応する位置にロイシンからメチオニンおよび配列ID番号:1の位置403に対応する位置にロイシンからアルギニンを含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:1の位置226に対応する位置にロイシンからメチオニンおよび配列ID番号:1の位置424に対応する位置にロイシンからセリンを含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:1の位置226に対応する位置にロイシンからメチオニンおよび配列ID番号:1の位置426に対応する位置にチロシンからフェニルアラニンを含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:1の位置220に対応する位置にアラニンからトレオニンおよび配列ID番号:1の位置426に対応する位置にチロシンからフェニルアラニンを含む。 いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:1の位置220に対応する位置にアラニンからトレオニンおよび配列ID番号:1の位置426に対応する位置にチロシンからヒスチジンを含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:1の位置144に対応する位置におけるアルギニンからシステインおよび配列ID番号:1の位置426に対応する位置にチロシンからフェニルアラニンを含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:1の位置85に対応する位置にアスパラギンからアスパラギン酸および配列ID番号:1の位置426に対応する位置にチロシンからヒスチジンを含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:1の位置144に対応する位置にアルギニンからシステインおよび配列ID番号:1の位置426に対応する位置におけるチロシンからヒスチジンを含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:1の位置244に対応する位置にセリンからトレオニンおよび配列ID番号:1の位置426に対応する位置にチロシンからヒスチジンを含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:1の位置244に対応する位置にセリンからグリシンおよび配列ID番号:1の位置426に対応する位置にチロシンからヒスチジンを含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:1の位置180に対応する位置にアラニンからトレオニンおよび配列ID番号:1の位置426に対応する位置にチロシンからヒスチジンを含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:1の位置226に対応する位置にロイシンからメチオニンおよび配列ID番号:1の位置426に対応する位置にチロシンからヒスチジンを含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:1の位置145に対応する位置にフェニルアラニンからロイシンおよび配列ID番号:1の位置426に対応する位置にチロシンからヒスチジンを含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:1の位置220に対応する位置にアラニンからトレオニンおよび配列ID番号:1の位置426に対応する位置にチロシンからヒスチジンを含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:1の位置85に対応する位置にアスパラギンからアスパラギン酸および配列ID番号:1の位置426に対応する位置にチロシンからヒスチジンを含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:1の位置145に対応する位置にフェニルアラニンからロイシンおよび配列ID番号:1の位置393に対応する位置にロイシンからバリンを含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:1の位置226に対応する位置にロイシンからメチオニンおよび配列ID番号:1の位置424に対応する位置にロイシンからセリンを含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:1の位置226に対応する位置にロイシンからメチオニンおよび配列ID番号:1の位置426に対応する位置にチロシンからフェニルアラニンを含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:1の位置220に対応する位置にアラニンからトレオニンおよび配列ID番号:1の位置393に対応する位置にロイシンからバリンを含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:1の位置220に対応する位置にアラニンからトレオニンおよび配列ID番号:1の位置426に対応する位置にチロシンからフェニルアラニンを含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:1の位置144に対応する位置にアルギニンからシステインおよび配列ID番号:1の位置426に対応する位置にチロシンからフェニルアラニンを含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:1の位置144に対応する位置にアルギニンからシステインおよび配列ID番号:1の位置426に対応する位置にチロシンからヒスチジンを含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:1の位置180に対応する位置にアラニンからトレオニンおよび配列ID番号:1の位置426に対応する位置にチロシンからヒスチジンを含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:1の位置220に対応する位置にアラニンからトレオニンおよび配列ID番号:1の位置426に対応する位置にチロシンからヒスチジンを含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:1の位置226に対応する位置にロイシンからメチオニンおよび配列ID番号:1の位置426に対応する位置にチロシンからヒスチジンを含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番
号:1の位置244に対応する位置にセリンからトレオニンおよび配列ID番号:1の位置393に対応する位置にロイシンからバリンを含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:1の位置145に対応する位置にフェニルアラニンからチロシンおよび配列ID番号:1の位置426に対応する位置にチロシンからヒスチジンを含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:7の位置144に対応する位置にアルギニンからシステインおよび配列ID番号:7の位置525に対応する位置にイソロイシンからトレオニンを含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:1の位置145に対応する位置にフェニルアラニンからロイシンおよび配列ID番号:1の位置424に対応する位置にロイシンからセリンを含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:1の位置220に対応する位置にアラニンからトレオニンおよび配列ID番号:1の位置426に対応する位置にチロシンからヒスチジンを含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:1の位置145に対応する位置にフェニルアラニンからチロシンおよび配列ID番号:1の位置393に対応する位置にロイシンからバリンを含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:1の位置244に対応する位置にセリンからトレオニンおよび配列ID番号:1の位置426に対応する位置にチロシンからフェニルアラニンを含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:1の位置145に対応する位置にフェニルアラニンからチロシンおよび配列ID番号:1の位置424に対応する位置にロイシンからセリンを含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:1の位置220に対応する位置にアラニンからトレオニンおよび配列ID番号:1の位置403に対応する位置にロイシンからアルギニンを含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:1の位置226に対応する位置にロイシンからメチオニンおよび配列ID番号:1の位置426に対応する位置にチロシンからフェニルアラニンを含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:1の位置85に対応する位置にアスパラギンからアスパラギン酸および配列ID番号:1の位置426に対応する位置にチロシンからヒスチジンを含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:1の位置226に対応する位置にロイシンからメチオニンおよび配列ID番号:1の位置424に対応する位置にロイシンからセリンを含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:1の位置145に対応する位置にフェニルアラニンからチロシンおよび配列ID番号:1の位置403に対応する位置にロイシンからアルギニンを含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:1の位置244に対応する位置にセリンからグリシンおよび配列ID番号:1の位置393に対応する位置にロイシンからバリンを含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:1の位置180に対応する位置にアラニンからトレオニンおよび配列ID番号:1の位置426に対応する位置にチロシンからヒスチジンを含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:1の位置144に対応する位置にアルギニンからシステインおよび配列ID番号:1の位置426に対応する位置にチロシンからヒスチジンを含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:1の位置244に対応する位置におけるセリンからグリシンおよび配列ID番号:1の位置525に対応する位置におけるイソロイシンからトレオニンを含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:7の位置244に対応する位置にセリンからグリシンおよび配列ID番号:7の位置525に対応する位置にイソロイシンからトレオニンを含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:7の位置180に対応する位置にアラニンからトレオニンおよび配列ID番号:7の位置525に対応する位置にイソロイシンからトレオニンを含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:7の位置145に対応する位置にフェニルアラニンからロイシンおよび配列ID番号:7の位置525に対応する位置にイソロイシンからトレオニンを含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:7の位置145に対応する位置にフェニルアラニンからチロシンおよび配列ID番号:7の位置525に対応する位置にイソロイシンからトレオニンを含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:7の位置85に対応する位置にアスパラギンからアスパラギン酸および配列ID番号:7の位置525に対応する位置にイソロイシンからトレオニンを含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:7の位置226に対応する位置にロイシンからメチオニンおよび配列ID番号:7の位置525に対応する位置にイソロイシンからトレオニンを含む。
本明細書中に開示される態様、実施形態、方法および/または組成物のいずれかと併せて、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:9の位置74に対応する位置にグリシンからシステインおよび配列ID番号:9の位置98に対応する位置にアルギニンからシステインを含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:9の位置93に対応する位置にロイシンからヒスチジンおよび配列ID番号:9の位置164に対応する位置にバリンからアラニンを含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:9の位置98に対応する位置にアルギニンからロイシンおよび配列ID番号:9の位置214に対応する位置にプロリンからヒスチジンを含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:9の位置98に対応する位置にアルギニンからロイシン、配列ID番号:9の位置124に対応する位置にトレオニンからイソロイシン、配列ID番号:9の位置188に対応する位置にロイシンからフェニルアラニンおよび配列ID番号:9の位置229に対応する位置にリジンからグルタミンを含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:9の位置98に対応する位置にアルギニンからロイシン、配列ID番号:9の位置124に対応する位置にトレオニンからイソロイシン、位置214に対応する位置にプロリンからヒスチジンおよび配列ID番号:9の位置229に対応する位置にリジンからグルタミンを含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:9の位置98に対応する位置にアルギニンからロイシン、配列ID番号:9の位置124に対応する位置にトレオニンからイソロイシンおよび配列ID番号:9の位置229に対応する位置にリジンからグルタミンを含む。 いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:9の位置119に対応する位置にセリンからアスパラギンおよび配列ID番号:9の位置139に対応する位置にアスパラギンからチロシンを含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:9の位置121に対応する位置にフェニルアラニンからロイシンおよび配列ID番号:9の位置150に対応する位置にグルタミン酸からアスパラギン酸を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:9の位置151に対応する位置にセリンからトレオニン、配列ID番号:9の位置229に対応する位置にリジンからグルタミン酸および配列ID番号:9の位置230に対応する位置にリジンからアルギニンを含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:9の位置157に対応する位置にグルタミンからロイシンおよび配列ID番号:9の位置187に対応する位置にヒスチジンからグルタミンを含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:9の位置271に対応する位置にシステインからアルギニンおよび配列ID番号:9の位置274に対応する位置にアスパラギン酸からグリシンを含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:9の位置307に対応する位置にシステインからセリンおよび配列ID番号:9の位置423に対応する位置にアラニンからバリンを含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:9の位置396に対応する位置にセリンからロイシンおよび配列ID番号:9の位置410に対応する位置にリジンからイソロイシンを含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:9の位置434に対応する位置にシステインからセリンおよび配列ID番号:9の位置500に対応する位置にトレオニンからセリンを含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:9の位置447に対応する位置にアスパラギン酸からグリシンおよび 配列ID番号:9の位置292に対応する位置にアラニンからグリシンを含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:9の位置448に対応する位置にセリンからアラニンおよび配列ID番号:9の位置324に対応する位置にアスパラギンからアスパラギン酸を含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:9の位置465に対応する位置にチロシンからフェニルアラニンおよび配列ID番号:9の位置470に対応する位置にリジンからトレオニンを含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:9の位置98に対応する位置にアルギニンからロイシン、配列ID番号:9の位置214に対応する位置にプロリンからヒスチジン、および配列ID番号:9の位置243に対応する位置にアラニンからバリンを含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:9の位置98に対応する位置にアルギニンからロイシン、配列ID番号:9の位置124に対応する位置にトレオニンからイソロイシン、配列ID番号:9の位置188に対応する位置にロイシンからフェニルアラニン、配列ID番号:9の位置229に対応する位置にリジンからグルタミンおよび配列ID番号:9の位置243に対応する位置にアラニンからバリンを含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:9の位置98に対応する位置にアルギニンからロイシン、配列ID番号:9の位置124に対応する位置にトレオニンからイソロイシン、配列ID番号:9の位置214に対応する位置にプロリンからヒスチジン、配列ID番号:9の位置229に対応する位置にリジンからグルタミンおよび配列ID番号:9の位置243に対応する位置にアラニンからバリンを含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:9の位置98に対応する位置にアルギニンからロイシン、配列ID番号:9の位置124に対応する位置にトレオニンからイソロイシン、配列ID番号:9の位置229に対応する位置にリジンからグルタミンおよび配列ID番号:9の位置243に対応する位置にアラニンからバリンを含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:9の位置98に対応する位置にアルギニンからロイシン、配列ID番号:9の位置214に対応する位置にプロリンからヒスチジンおよび配列ID番号:9の位置307に対応する位置にシステインからセリンを含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:9の位置98に対応する位置にアルギニンからロイシン、配列ID番号:9の位置124に対応する位置にトレオニンからイソロイシン、配列ID番号:9の位置188に対応する位置にロイシンからフェニルアラニン、配列ID番号:9の位置229に対応する位置にリジンからグルタミンおよび配列ID番号:9の位置307に対応する位置にシステインからセリンを含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:9の位置98に対応する位置にアルギニンからロイシン、配列ID番号:9の位置124に対応する位置にトレオニンからイソロイシン、配列ID番号:9の位置214に対応する位置にプロリンからヒスチジン、配列ID番号:9の位置229に対応する位置にリジンからグルタミンおよび配列ID番号:9の位置307に対応する位置にシステインからセリンを含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:9の位置98に対応する位置にアルギニンからロイシン、配列ID番号:9の位置124に対応する位置にトレオニンからイソロイシン、配列ID番号:9の位置229に対応する位置にリジンからグルタミンおよび配列ID番号:9の位置307に対応する位置にシステインからセリンを含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:9の位置98に対応する位置にアルギニンからシステインおよび配列ID番号:9の位置214に対応する位置にプロリンからヒスチジンを含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:9の位置98に対応する位置にアルギニンからシステイン、配列ID番号:9の位置124に対応する位置にトレオニンからイソロイシン、配列ID番号:9の位置188に対応する位置にロイシンからフェニルアラニンおよび配列ID番号:9の位置229に対応する位置にリジンからグルタミンを含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:9の位置98に対応する位置にアルギニンからシステイン、配列ID番号:9の位置124に対応する位置にトレオニンからイソロイシン、配列ID番号:9の位置214に対応する位置にプロリンからヒスチジンおよび配列ID番号:9の位置229に対応する位置にリジンからグルタミンを含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:9の位置98に対応する位置にアルギニンからシステイン、配列ID番号:9の位置124に対応する位置にトレオニンからイソロイシン、および配列ID番号:9の位置229に対応する位置にリジンからグルタミンを含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:9の位置98に対応する位置にアルギニンからシステイン、配列ID番号:9の位置214に対応する位置にプロリンからヒスチジン、および配列ID番号:9の位置423に対応する位置にアラニンからバリンを含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:9の位置98に対応する位置にアルギニンからシステイン、配列ID番号:9の位置124に対応する位置にトレオニンからイソロイシン、配列ID番号:9の位置188に対応する位置にロイシンからフェニルアラニン、配列ID番号:9の位置229に対応する位置にリジンからグルタミンおよび配列ID番号:9の位置423に対応する位置にアラニンからバリンを含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:9の位置98に対応する位置にアルギニンからシステイン、配列ID番号:9の位置124に対応する位置にトレオニンからイソロイシン、配列ID番号:9の位置214に対応する位置にプロリンからヒスチジン、配列ID番号:9の位置229に対応する位置にリジンからグルタミンおよび配列ID番号:9の位置423に対応する位置にアラニンからバリンを含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:9の位置98に対応する位置にアルギニンからシステイン、配列ID番号:9の位置124に対応する位置にトレオニンからイソロイシン、配列ID番号:9の位置229に対応する位置にリジンからグルタミンおよび配列ID番号:9の位置423に対応する位置にアラニンからバリンを含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:9の位置98に対応する位置にアルギニンからシステイン、配列ID番号:9の位置214に対応する位置にプロリンからヒスチジンおよび配列ID番号:9の位置307に対応する位置にシステインからセリンを含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:9の位置98に対応する位置にアルギニンからシステイン、配列ID番号:9の位置124に対応する位置にトレオニンからイソロイシン、配列ID番号:9の位置188に対応する位置にロイシンからフェニルアラニン、配列ID番号:9の位置229に対応する位置にリジンからグルタミンおよび配列ID番号:9の位置307に対応する位置にシステインからセリンを含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:9の位置98に対応する位置にアルギニンからシステイン、配列ID番号:9の位置124に対応する位置にトレオニンからイソロイシン、配列ID番号:9の位置214に対応する位置にプロリンからヒスチジン、配列ID番号:9の位置229に対応する位置にリジンからグルタミンおよび配列ID番号:9の位置307に対応する位置にシステインからセリンを含
む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:9の位置98に対応する位置にアルギニンからシステイン、配列ID番号:9の位置124に対応する位置にトレオニンからイソロイシン、配列ID番号:9の位置229に対応する位置にリジンからグルタミンおよび配列ID番号:9の位置307に対応する位置にシステインからセリンを含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:9の位置98に対応する位置にアルギニンからヒスチジンおよび配列ID番号:9の位置214に対応する位置にプロリンからヒスチジンを含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:9の位置98に対応する位置にアルギニンからヒスチジン、配列ID番号:9の位置124に対応する位置にトレオニンからイソロイシン、配列ID番号:9の位置188に対応する位置にロイシンからフェニルアラニンおよび配列ID番号:9の位置229に対応する位置にリジンからグルタミンを含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:9の位置98に対応する位置にアルギニンからヒスチジン、配列ID番号:9の位置124に対応する位置にトレオニンからイソロイシン、配列ID番号:9の位置214に対応する位置にプロリンからヒスチジンおよび配列ID番号:9の位置229に対応する位置にリジンからグルタミンを含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:9の位置98に対応する位置にアルギニンからヒスチジン、配列ID番号:9の位置124に対応する位置にトレオニンからイソロイシンおよび配列ID番号:9の位置229に対応する位置にリジンからグルタミンを含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:9の位置98に対応する位置にアルギニンからヒスチジン、配列ID番号:9の位置214に対応する位置にプロリンからヒスチジンおよび配列ID番号:9の位置423に対応する位置にアラニンからバリンを含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:9の位置98に対応する位置にアルギニンからヒスチジン、配列ID番号:9の位置124に対応する位置にトレオニンからイソロイシン、配列ID番号:9の位置188に対応する位置にロイシンからフェニルアラニン、配列ID番号:9の位置229に対応する位置にリジンからグルタミンおよび配列ID番号:9の位置423に対応する位置にアラニンからバリンを含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:9の位置98に対応する位置にアルギニンからヒスチジン、配列ID番号:9の位置124に対応する位置にトレオニンからイソロイシン、配列ID番号:9の位置214に対応する位置にプロリンからヒスチジン、配列ID番号:9の位置229に対応する位置にリジンからグルタミンおよび配列ID番号:9の位置423に対応する位置にアラニンからバリンを含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:9の位置98に対応する位置にアルギニンからヒスチジン、配列ID番号:9の位置124に対応する位置にトレオニンからイソロイシン、配列ID番号:9の位置229に対応する位置にリジンからグルタミンおよび配列ID番号:9の位置423に対応する位置にアラニンからバリンを含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:9の位置98に対応する位置にアルギニンからヒスチジン、配列ID番号:9の位置214に対応する位置にプロリンからヒスチジンおよび配列ID番号:9の位置307に対応する位置にシステインからセリンを含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:9の位置98に対応する位置にアルギニンからヒスチジン、配列ID番号:9の位置124に対応する位置にトレオニンからイソロイシン、配列ID番号:9の位置188に対応する位置にロイシンからフェニルアラニン、配列ID番号:9の位置229に対応する位置にリジンからグルタミンおよび配列ID番号:9の位置307に対応する位置にシステインからセリンを含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:9の位置98に対応する位置にアルギニンからヒスチジン、配列ID番号:9の位置124に対応する位置にトレオニンからイソロイシン、配列ID番号:9の位置214に対応する位置にプロリンからヒスチジン、配列ID番号:9の位置229に対応する位置にリジンからグルタミンおよび配列ID番号:9の位置307に対応する位置にシステインからセリンを含む。いくつかの実施形態では、変異したPPXタンパク質は、配列ID番号:9の位置98に対応する位置にアルギニンからヒスチジン、配列ID番号:9の位置124に対応する位置にトレオニンからイソロイシン、配列ID番号:9の位置229に対応する位置にリジンからグルタミンおよび配列ID番号:9の位置307に対応する位置にシステインからセリンを含む。
パラログ
PPX遺伝子における主題の変異は、一般に、Solanum tuberosumプラスチドのPPX遺伝子およびタンパク質(例えば、それぞれ図8および7を参照されたい)を使って、本明細書では記述され、アミノ酸の位置はArabidopsis thaliana(配列ID番号:1)での位置を参照する。該組成物および方法は、変異した他の種(パラログ)のPPX遺伝子およびタンパク質も包含する。ただし、他の種のPPX遺伝子では変化があるため、1つの種において変更の対象となるアミノ酸残基の数は、別の種では異なる可能性がある。しかし類似の位置は、配列相同性により当業者によって、容易に同定される。例えば、表6は様々な植物のPPXコーディング配列パラログにおける相同アミノ酸位置を要約し、図33 は、様々な植物に由来するPPXパラログのアミノ酸配列アラインメントを示している。したがって、これらおよびその他のパラログにおける相同位置は、同定して変異させることが可能である。
除草剤
本明細書中で提供される組成物および方法は、PPX阻害型除草剤に対する抵抗性を与えるPPX遺伝子およびPPXタンパク質を含む。いくつかの実施形態では、PPX阻害型除草剤は、ジフェニルエーテル系、フェニルピラゾール系、N-フェニルフタルイミド系、チアジアゾール系、オキサジアゾール系、リアゾリノン系、オキサゾリジンジオン系、ピリミジンジオン系の化学ファミリーを含む。代表的なPPX阻害型除草剤の活性成分およびそれらのそれぞれの化学ファミリーについては表5に要約されている。
いくつかの実施形態では、PPX阻害型除草剤はアシフルオルフェン-Naである。いくつかの実施形態では、PPX阻害型除草剤はビフェノックスである。いくつかの実施形態では、PPX阻害型除草剤はクロメトキシフェンである。いくつかの実施形態では、PPX阻害型除草剤はフルオログリコフェンエチルである。いくつかの実施形態では、PPX阻害型除草剤はホメサフェンである。いくつかの実施形態では、PPX阻害型除草剤はハロサフェンである。いくつかの実施形態では、PPX阻害型除草剤はラクトフェンである。いくつかの実施形態では、PPX阻害型除草剤はオキシフルオルフェンである。いくつかの実施形態では、PPX阻害型除草剤はフルアゾレートである。いくつかの実施形態では、PPX阻害型除草剤はピラフルフェンエチルである。いくつかの実施形態では、PPX阻害型除草剤はシニドンエチルである。いくつかの実施形態では、PPX阻害型除草剤はフルミオキサジンである。いくつかの実施形態では、PPX阻害型除草剤はフルミクロラックペンチルである。いくつかの実施形態では、PPX阻害型除草剤はフルチアセットメチルである。いくつかの実施形態では、PPX阻害型除草剤はチジアジミンである。いくつかの実施形態では、PPX阻害型除草剤はオキサジアゾンである。いくつかの実施形態では、PPX阻害型除草剤はオキサジアルギルである。いくつかの実施形態では、PPX阻害型除草剤はアザフェニジンである。いくつかの実施形態では、PPX阻害型除草剤はカルフェントラゾンエチルである。いくつかの実施形態では、PPX阻害型除草剤はスルフェントラゾンである。いくつかの実施形態では、PPX阻害型除草剤はペントキサゾンである。いくつかの実施形態では、PPX阻害型除草剤はベンズフェンジゾンである。いくつかの実施形態では、PPX阻害型除草剤はブタフェナシルである。いくつかの実施形態では、PPX阻害型除草剤はサフルフェナシルである。いくつかの実施形態では、PPX阻害型除草剤はピラゾギルである。いくつかの実施形態では、PPX阻害型除草剤はプロフルアゾールである。
例えば本明細書中で開示されているものなど、PPX遺伝子において1つまたは複数の変異を有するトランスジェニック植物もしくは非トランスジェニック植物または植物細胞も提供される。特定の実施形態において、PPX遺伝子において1つまたは複数の変異を有する植物または植物細胞は、PPX阻害型除草剤のメンバーに対する抵抗性または耐性を増加した。特定の実施形態において、PPX遺伝子において1つまたは複数の変異を有する植物または植物細胞は、対応する野生型植物または細胞に比較して、植物、その器官、組織または細胞の実質的に正常な成長または発育を示し得る。特定の態様および実施形態では、例えば、本明細書中に開示したようなPPX遺伝子に変異を有し、特定の実施形態において、PPX阻害型除草剤の化学ファミリーの1つまたは複数のメンバーに対して増加した抵抗性または耐性を有し、対応する野生型植物または細胞に比較して、植物、その器官、組織または細胞の実質的に正常な成長または発育を示し得るトランスジェニック植物または非トランスジェニック植物が提供される。すなわち、例えば、フルミオキサジン、スルフェントラゾンまたはサフルフェナシルなどの、1つまたは複数の存在下において、変異したPPXタンパク質は、野生型PPXタンパク質と比較して実質的に同一の触媒活性を有する。
変異したPPX遺伝子、例えば、本明細書中に記載された1つまたは複数の変異を有する植物を産生するための方法がさらに提供される;好ましくは、該植物は、関係する除草剤の存在の有無に関わらず、野生型タンパク質の触媒活性を実質的に維持する。特定の実施形態において、該方法は、PPX遺伝子に1つまたは複数の標的化した変異(例えば、本明細書中で開示した変異など)を有する遺伝子修復オリゴヌクレオチドを植物細胞に導入すること、および変異したPPX遺伝子を有する細胞、種子または植物を同定することを含む。
植物の種
本明細書中に開示される態様、実施形態、方法および/または組成物のいずれかと併せて、本明細書中で開示される植物は、双子葉植物、単子葉植物または裸子植物の任意の種に属すものとすることができ、木もしくは潅木として生長する任意の木本植物種、任意の草本類、または食用果実、種子もしくは野菜を産生する任意の種、または色彩または芳香のある花をつける任意の種を含む。例えば、植物または植物細胞は、バレイショ、ヒマワリ、テンサイ、トウモロコシ、ワタ、ダイズ、コムギ、ライムギ、エンバク、イネ、キャノーラ、果実、野菜、タバコ、オオムギ、モロコシ、トマト、マンゴ、モモ、リンゴ、ナシ、イチゴ、バナナ、メロン、ニンジン、レタス、タマネギ、ダイズspp、サトウキビ、エンドウマメ、フィールドビーン(field bean)、ポプラ、ブドウ、カンキツ、アルファルファ、ライムギ、エンバク、芝生およびイネ科牧草、アマ、アブラナ、キュウリ、アサガオ、ホウセンカ、トウガラシ、ナス、マリーゴールド、スイレン、キャベツ、ヒナギク、カーネーション、ペチュニア、チューリップ、アイリス、ユリ、およびすでに具体的に言及されていない場合は堅果を生じる植物から成る群から選択され得る。該植物または植物細胞は、表6から選択される種にも属し得る。該植物または植物細胞は、Arabidopsis thaliana、 Solanum tuberosum、 Solanum phureja、 Oryza sativa、 Amaranthus tuberculatus、 Sorghum bicolor、Ricinus communisおよびZea maysから成る群から選択される種にも属し得る。
DQ386118において、G210が欠失すると、PPX阻害剤に対する耐性に通じる。
Pはプラスチド、Mはミトコンドリア、Bは両方を指す。
遺伝子修復オリゴ核酸塩基は、以下に限定されないが、マイクロキャリア(遺伝子銃送達)、マイクロファイバ、ポリエチレングリコール(PEG)媒介性取り込み、エレクトロポレーション、およびマイクロインジェクションを含む、当業で一般に用いられている任意の方法を使って、植物細胞に導入することが可能である。
種子を産生する植物(以降では「稔性植物」と呼ぶ)を得るために、本明細書で開示した方法に従って変異させた細胞の培養、ならびにそのような稔性植物からの種子および追加の植物の産生に関する方法および組成物も提供される。
畑における雑草を選択的に抑制する方法も提供され、該畑は、開示されたPPX遺伝子の改変を有する植物および雑草を含み、該方法は、植物が抵抗性を与えられた除草剤を畑に散布することを含む。
関係する除草剤のメンバーに対する抵抗性または耐性を植物に与えるPPX遺伝子における変異も提供する。あるいは、変異したPPX遺伝子は野生型PPXに比較して、実質的に同一の酵素活性を有する。
除草剤耐性植物の選択および除草剤の散布
植物および植物細胞は、当業で一般に知られている方法、例えば、除草剤の存在下で植物または植物細胞を栽培し、除草剤の非存在下での成長速度と比較して、成長速度を測定するなどを使って、除草剤に対する抵抗性または耐性を試験することができる。
本明細書中で使用される場合、植物、植物器官、植物組織または植物細胞の実質的に正常な成長は、野生型PPXタンパク質を発現している、対応する植物、植物器官、植物組織または植物細胞における成長速度または細胞分裂の速度の少なくとも35%、少なくとも50%、少なくとも60%または少なくとも70%の植物、植物器官、植物組織または植物細胞における成長速度または細胞分裂の速度として定義される。
本明細書中で使用される場合、植物、植物器官、植物組織または植物細胞の実質的に正常な成長は、野生型PPXタンパク質を発現している、対応する植物、植物器官、植物組織または植物細胞で発生するのと実質的に同じ1つまたは複数の成長事象が、該植物、植物器官、植物組織または植物細胞で発生することと定義される。
本明細書中に開示される態様、実施形態、方法および/または組成物のいずれかと併せて、本明細書中で提供される植物器官は、以下に限定されないが、葉、茎、根、枝芽、花芽、分裂組織、胚、子葉、内胚乳、萼片、花弁、雌しべ、心皮、雄しべ、葯、小胞子、花粉、花粉管、胚珠、子房および果実またはこれらから摘出される房、断片または円盤を含まれ得る。植物組織は、以下に制限されないが、カルス組織、基本組織、維管束組織、貯蔵組織、分裂組織、葉組織、茎の組織、根の組織、えい瘤の組織、植物腫瘍の組織、および生殖組織を含む。植物細胞は、以下に限定されないが、細胞壁を有する単離された細胞、その様々な大きさの集合体およびプロトプラストを含む。
植物は、除草剤をこれに適用して用量応答曲線を求めたときに、同じように適用した非寛容性の同様の植物から得られるものと比較して右にシフトしている場合、関連する除草剤に対して実質的に「耐性」である。そのような用量応答曲線は、「用量」をX軸にプロットし、「殺草パーセント」、「除草効果」などをY軸にプロットしたものである。耐性の植物は、所定の除草効果を得るために、非耐性の同様の植物より多くの除草剤を必要とする。除草剤に対して実質的に「抵抗性」である植物は、畑の雑草を防除するために除草剤を農薬社会で典型的に用いられる濃度および速度で適用したときに、壊死、溶解、退緑またはその他の病変が仮にあったとしても、わずかである。除草剤に対して抵抗性の植物は、除草剤に対して耐性でもある。
いくつかの実施形態では、「除草剤に対する増加した抵抗性」または「除草剤に対する増加した耐性」は、本明細書中で開示されるような変異したPPX遺伝子またはタンパク質を有する植物、種子または植物の一部が、定義された基準濃度を超える植物除草剤に対して有する抵抗性または耐性のレベルを指す。除草剤に対する抵抗性の定義された基準レベルは、対応する変異(単数または複数)を有していない、同一種の植物によって示される抵抗のレベルである。いくつかの実施形態では、抵抗性は定義された基準レベルを実質的に超えて増加し、例えば、20%以上、50%以上、75%以上または100%である。
実施例
以下は、本発明の実践手順を説明するための例である。これらの例は限定的なものとみなされるべきではない。すべてのパーセント値は、重量%であり、すべての溶媒混合物の割合は、特に他に断っていない限り、容量%である。
実施例1:プラスチドおよびミトコンドリアのPPX遺伝子のコローニングおよび特性評価
プラスチドおよびミトコンドリアのPPX遺伝子を、Russet Burbank栽培品種由来のcDNAおよびゲノムDNAの両方から増幅した。プラスチドのPPXクローンを2つのクラスに分類し、恐らくバレイショの単一のPPX遺伝子の対立遺伝子を表す、StcPPX1およびStcPPX1.1と命名した。アミノ酸コーディング配列内で、これらのクローンは10の異なる多型があり、そのうちの3つはアミノ酸の違いに繋がり、2つだけが成熟タンパク質で発見される。1つのアミノ酸の違いは、葉緑体の輸送ペプチドにある。StcPPX1.1クローンの1つにおいては、イントロン3はスプライスされていなかった。.
プラスチドのPPXエラーのない全長ゲノムクローンを得た。5つの独立したクローン由来の約5Kbのゲノム配列およびStcPPX cDNA配列決定の結果の解析は、特性評価の対象となったRusset Burbank種は、ヘテロ接合であり、2つの対立遺伝子間に存在する多型は極めて少ないことを示唆している。
まず、5つの全長StmPPXゲノムDNAクローンをクローニングし、配列を決定した。これらの5つは、両方の対立遺伝子を表し、cDNAにあるものと同一のSNPを有していた。より短いアンプリコンのゲノムDNAフラグメントをクローニングし、配列を決定し、追加の対立遺伝子について試験した。ミトコンドリアのPPXのこの内部アンプリコンのクローニングは、3つの対立遺伝子が存在すること;22のクローンのうちの6は、イントロンの1つの内部に欠失があり、残りの16のクローンは、cDNAクローンで観察された2つの対立遺伝子が均等に分布していることを示唆した。次に、別の12の全長StmPPXゲノムDNAクローンの配列を決定した。
Russet BurbankバレイショのミトコンドリアのPPX遺伝子の完了した配列決定は、2つの遺伝子があることを示唆し、それらを我々はStmPPX1およびStmPPX2と命名した。2つのStmPPX2対立遺伝子があり、その2つの間で8個の SNPが同定された。StmPPX1およびStmPPX2.1の間では、1つの挿入、4つの欠失および30のSNPが存在し、StmPPX1およびStmPPX2.2の間では、1つの挿入、4つの欠失および29のSNPが存在する。補足的な詳細は表7に示されている。
Russet Burbank(Solanum tuberosum) 由来のプラスチドおよびミトコンドリアのバレイショのPPX遺伝子の遺伝子配列を、Basic Local Alignment Search Tool(BLAST)を使用して、最初の完全バレイショ(Solanum phureja)ゲノムの最近のリリースのスカフォールドに基く、我々がローカルにインストールしているデータベースと比較した。1個のプラスチドおよび1個のミトコンドリアのPPX遺伝子だけが見つかった。
StcPPX1を、その葉緑体輸送ペプチドを差し引いて、cDNAからCibusが所有権を持つ機能的スクリーニングベクターにクローニングした。このベクターは、機能的スクリーニングおよびGRON QCの両方に用いることができる。バレイショのPPX遺伝子を、PPXの細菌ホモログである機能的HemG遺伝子を持たない大腸菌のHemG変異株を相補するのに使った。相補遺伝子がないと、大腸菌の成長のためには、培地にヘマチンを補給しなければならない。プラスチドのPPX遺伝子 (pACYStcPPX Col6)およびミトコンドリアのPPX遺伝子(pACYStmPPX Col6、12および21)のクローンの形質を転換し、すべての遺伝子/対立遺伝子は、HemG変異大腸菌株を相補し、ヘマチンの非存在下でも大腸菌が成長できるようにすることが明らかになった。
Chateau(フルミオキサジン - Valent/住友)、 Naja(ジフェニルエーテル - MAI)またはKixor(サフルフェナシル - BASF)などのPPX阻害剤に対する耐性を与える変異を評価するため。PPX阻害型除草剤は表5に示されている。PPX阻害型除草剤のChateau(フルミオキサジン - Valent/住友)、Spartan(スルフェントラゾン - FMC)およびKixor/Sharpen(サフルフェナシル - BASF)の純粋な活性成分を得た。野生型のバレイショのプラスチドのPPXクローン(pACYStcPPX Col6) をhemG変異型大腸菌株を相補するように形質転換し、相補したHemGのない株が成長しない濃度を求めるために、PPX阻害型除草剤Spartan(スルフェントラゾン - FMC)の活性成分の一連の濃度を使って選択した。野生型構築体は、2.5mMのスルフェントラゾンでは成長しなかったため、耐性変異の選択をこの濃度で実施した。これをさらに精密化し、0.75mMのスルフェントラゾンをさらに使って、耐性の選択をした。野生型構築体は、耐性変異型の有無を試験するための濃度である、液体選択での10mMのフルミオキサジンでは成長が限られ、プレートベースの選択である0.3mMのサフルフェナシルではまったく成長しなかった。すべてのバレイショのミトコンドリアのPPX遺伝子および対立遺伝子を、スルフェントラゾンおよびフルミオキサジンに対する天然の耐性の有無について試験したが、どれも耐性ではなかった。
実施例3:PPX PCR突然変異誘発および突然変異を誘発されたクローンの選択
突然変異誘発実験を、最初に、バレイショのプラスチドのPPX遺伝子の2つのオーバーラップするフラグメント(5’および3’)上で実施し、除草剤耐性を与えるバレイショのプラスチドのPPXコーディング配列における変異を同定した。
液体選択標準化
液体培地選択条件を、スルフェントラゾンおよびフルミオキサジンの両方について明らかにしていった。濃度が0から10mMまでの範囲を取るスルフェントラゾンおよびフルミオキサジンを使って試験した。10mM の除草剤を含む試料中のDMSOの濃度を再現するために、0mMの試料は、25μLのDMSO(2.5%)を含有した。均一にするために、各管に、野生型PPXプラスミドで相補したHemG細胞の一夜培養10μLを接種した。試料(希釈1:4)ごとに分光光度を測定(OD600)し、 各々の試料をLB-Chlor-IPTGプレートに播種し、OD600が成長できるコロニーの数と相関しているかどうか判定した。スルフェントラゾンで処理した細胞については、一夜培養の10%希釈の一夜培養をプレートに播種し、フルミオキサジンで処理した細胞の1%希釈をプレートに播種した(表8のaからfおよび表9のaからdの結果を参照されたい)。
スルフェントラゾンおよびフルミオキサジンは両方とも、液体培地中で凝結し、細菌を接種する前でも、液体培地を不透明にした。スルフェントラゾンのODが示すように、この除草剤は、最終的には溶液になるが、フルミオキサジンはならない。フルミオキサジンの溶解度の不足により、ODの測定値に歪みが生じるが、フルミオキサジンは、WT遺伝子と対照して、コロニーの安定的な減少を示し、細胞がフルミオキサジンを培地から吸収可能であることを示唆している。
5’末端の突然変異誘発
PPX遺伝子の5’末端に、Stratagene GeneMorph II Random Mutagenesis Kitを使って突然変異を誘発し、XL-1 Blueにクローニングし、変異率を確認した。結果は、配列を決定した16のコロニーのうち、14が変異であることを示した。90%の XL-1 Blueプレート(約4000コロニー)を擦り取り、プラスミドを準備し、HemGに形質転換し、2.5mMのスルフェントラゾン上に播種した。スルフェントラゾンのプレートでは、約200コロニーが生育し、10% のLB-Chlor-IPTGプレートでは、コロニーの芝生が生育した。表9のaからdは、耐性クローン中で見られるヌクレオチドおよびアミノ酸の置換を記述する。
突然変異したクローンの選択
無作為に突然変異を誘発したプラスミド(5’末端および3’末端)をXL1-Blue大腸菌細胞に形質転換した。得られたコロニーをプールし、プラスミドDNAを単離して、HemG (PPX変異大腸菌)細胞に形質転換した。フルミオキサジンによる選択では、細胞を1時間、液体最小培地で回収した後、除草剤を添加し、細胞の一夜回収を行った。翌日、相補プラスミドの選択のために、細胞を、抗生物質を含むLBプレート上に適切な希釈で播種した。各プレートからのコロニーの配列を決定した。10mMのフルミオキサジンでの液体選択後、突然変異を誘発したプラスミドでは約200~1200のコロニーが出現したのに対し、野生型(WT)PPXのプレート上では、約30のコロニーが出現した。スルフェントラゾン選択の場合、培地を最小培地で一夜生育させ、0mMおよび0.75mMの濃度のスルフェントラゾンで希釈し、プレートに播種した。コロニー数を2つの間で比較し、変異耐性を0.75mMのスルフェントラゾンのプレート上のコロニーのパーセント値に基いて求め、0mMのプレートの場合と比較した。プレート上に出現するコロニーの数は、変異にランクを付けるための方法としての役割を担った。
3’末端の突然変異誘発
突然変異誘発は、PPX遺伝子の3’末端上で実施された。クローンは、HemGに形質転換され、選択のために、2.5mM、5mMおよび10mMのフルミオキサジン中で一夜培養された。5mMのフルミオキサジンでの選択には、10mMの選択プレート上よりもずっと多いコロニーが存在した。10mMのフルミオキサジンを使って、突然変異を誘発したクローンの選択では、4つのクローンが生じた。5mMのフルミオキサジンを使って突然変異を誘発したクローンの選択では、200のコロニーが生じた。3’末端の突然変異誘発のために得られた200のコロニーの上の3分の1を、10mMフルミオキサジン中でスクリーニングした。すべての耐性コロニー(約130)の配列を決定し、最良のフルミオキサジン耐性変異を、フルミオキサジン上のコロニーの数で評価し、3’末端をスルフェントラゾンに対する耐性について評価した。
実施例4:耐性を与えるアミノ酸置換の解析
スルフェントラゾンまたはフルミオキサジンに対する耐性を示す各位置での可能なアミノ酸置換すべての耐性を試験した。次に単一のアミノ酸置換をすべての順列および組合せで組み合わせ、相補性および除草剤耐性を評価した。フルミオキサジンに対する単一および複数の変異の組合せの結果は表8a、表8bおよび表8cに示されており、最後の列は、10mMのフルミオキサジン上の各変異について報告されたコロニーの数を示している。スルフェントラゾンに対する単一および複数の変異の組合せの結果は、表9aおよび表9bに示されており、最後の列は、0.75mMのスルフェントラゾン上での各変異について報告されたコロニーの数を示している。サフルフェナシルに対する単一および複数の変異の組合せの結果は、表10に示されており、第4の列は、0.3mM のサフルフェナシル上での各変異について報告されたコロニーの数を示している。
実施例5 植物細胞の培地 - 除草剤による殺草曲線
フルミオキサジン殺草曲線
定義された処理期間におけるプロトプラスト誘導Microcoleusを殺草するために必要な除草剤の濃度を求めるために除草剤選択実験を実行した。1.25μMの濃度で1週間以内にすべての細胞を殺草するのに十分だった初期殺草曲線結果に照らして、細胞の99%が殺草される濃度を求める目的で、フルミオキサジンの濃度を下げて使い、新しい殺草曲線を設計した(表11を参照)。除草剤処理のDMSOの最終濃度を1%として、除草剤をDMSOに懸濁した。細胞の発達を1週間に1回、顕微鏡で評価した。対照処理を除き、1週間後、フルミオキサジンによるすべての処理において、分裂は防止され、1ヶ月後、試験されたいずれの濃度でもMicrocoleusは発育しなかった。バレイショのプロトプラストからのMicrocoleusの発育を防止するのに、フルミオキサジンの濃度は、0.032mMで十分だった。
スルフェントラゾン殺草曲線
茎頂誘導プロトプラストおよび細胞懸濁でのスルフェントラゾンの殺草曲線は、プロトプラスト誘導細胞すべてを殺草するには濃度7.8μMのスルフェントラゾンで十分であることを示している(表12を参照されたい)。したがって、新しい殺草曲線は、表13に示すように、スルフェントラゾンの濃度を下げて、0、0.5、0.6、0.7および0.8μMから始めた。結果は、GRON処理したプロトプラストは、0.6μMから0.7μMまでの除草剤の濃度で選択され得ることを示唆している。
実施例6:リーフディスク殺草曲線
リーフディスク外植片におけるカルス形成を阻害するスルフェントラゾンの濃度を確立する目的で、5週齢のインビトロで栽培したバレイショの苗木から、滅菌したパンチでくり抜いてリーフディスクを作成した。作成したリーフディスクを、最終濃度1%のDMSO中で様々な濃度のスルフェントラゾンを含有する固体のHaberlach培地を入れたペトリ皿で培養した。除草剤濃度ごとにそれぞれ6つのリーフディスクを培養した。プレートをマイクロポアテープで密封し、室温(約23℃)でインキュベートした。初期実験では、20日以内にカルスの形成を止め、すべてのリーフディスクを漂白するのに、その実験で試験した最低濃度である7.8μMのスルフェントラゾンで十分だった。より低い濃度のスルフェントラゾンを使った場合の殺草曲線の結果は、20日後にほぼすべてのリーフディスクでカルス形成を阻害するのに、3.0μMの濃度のスルフェントラゾンで十分であったが、2.0μMのスルフェントラゾン上で栽培したいくつかのリーフディスクの葉脈には、13日後にカルスが惹起された。同様のリーフディスク殺草曲線実験をサフルフェナシルを使って実施し、20日後にほぼすべてのリーフディスクにおいてカルス形成を阻害するのに、この除草剤では、0.5μMで十分だった。
実施例7:細胞培養およびGRON導入のための材料および方法
細胞培養作業説明。例えば、種子、塊茎、腋芽、葉、茎、根、カルスまたは小胞子誘導誘導胚から誘導された新芽を、インビトロで無菌状態で繁殖させる。外植片を、例えば、3~4週間ごとに継代培養し、容量約100 mLの培地、例えば、MS培地で、蓋に通気口のあるMagenta GA7培養容器(Phytotechnology Laboratories、米国カンザス州Shawnee Mission)の中で、MurashigeおよびSkoogが記述した方法(A revised medium for rapid growth and bioassays with tobacco cultures. Physiol. Plant 15 (1962年) 473-49)またはその改変された方法に従って培養する。容器はマイクロポアテープ(3M社)で密封することができる。幼葉、茎頂、根、微小塊茎、または葉および脇芽を出している長い茎の切片、ならびにこれらの組織から誘導されたカルスをプロトプラスト単離に使用することができる。プロトプラストは、幼葉、茎頂、根、微小塊茎、または葉および脇芽を出している長い茎の切片、ならびにこれらの組織から誘導されたカルスから誘導された懸濁培養細胞からも単離することができる。
茎頂からのプロトプラストの単離
インビトロの2~8週齢の茎の約200の茎頂を通常の昼/夜型で培養するか、または好ましくはプロトプラストの単離の前に2日間、暗中で保管する。茎は滅菌水を入れたペトリ皿の中で外科用メスを使って小さな片にカットしてもよい。すべての茎頂をカットし終えた後、水をプロトプラスト培地、好ましくはBN培地(B5塩およびビタミン類(Phytotechnology Laboratories))、グルコース20g/L、マニトール70g/L、α-ナフタレン酢酸5mg/L、追加のCaCl2 x 2H2O 600 mg/L、カゼイン水解物250mg/L、システイン-HCL 10 mg/L、ポリビニルピロリドン(MW 10,000)5 g/Lで置き換える。約1~2時間後、プロトプラスト培地を、酵素液、例えば、0.5%(重量/容量)のセルラーゼ(Cellulase)YCおよび0.75%(重量/容量)のマセロザイム(Macerozyme)R10(いずれもアリゾナ州CottonwoodのKarlan Research Productsより)、1g/Lのウシ血清アルブミン、および1g/Lの2-モルホリノエタンスルホン酸を溶解したBN培地から成る酵素液で交換する。酵素液の容量に対する茎頂の数の比率は10から16の間とすることができ、好ましくは13である。酵素液中に茎頂の切片を入れた皿を25℃~30℃、好ましくは28℃で、50rpmに設定した振とう培養機で暗所でインキュベートする。一晩インキュベートした後、プロトプラスト懸濁液を、イオジキサノール密度勾配(Optiprep Application Sheet C18;Purification of Intact Plant Protoplasts;Axis-Shield USA,10 Commerce Way,Norton,MA02776を適用)を用いて精製する。密度勾配遠心分離の後、精製されたプロトプラストを含むバンドを約5mLのW5培地とともに取り出す(Frigerioら、1998年)。2mg/Lの2,6-ジクロロベンゾニトリル(セルロース合成阻害剤)を含有するBN培地中で、プロトプラストの密度を1x106/mLに調整し、プロトプラストを30℃で約16時間、暗中で培養する。
細胞懸濁液からのプロトプラストの単離
細胞懸濁液からのプロトプラストの単離は、以下の例外を除き、茎頂からのプロトプラストの単離について記述したのと同じ手順に従う:
1.成長の速い細胞懸濁液、好ましくは最後に継代培養から3日後に用いる。1.5mLの沈降した細胞容量を約15mLのBN培地に移し、2時間後に、酵素液で置き換える。 2.プロトプラスト精製の後、直ちにGRON/PEG処理を行う。
遺伝子修復オリゴヌクレオチド(GRON)の導入
プロトプラスト懸濁液を等容量のW5培地と混合し、50mL の遠心管に移し、臨床用遠心分離器で最低の設定(約50xg)で10分間遠心分離した。上清を除去し、TM培地(Klaus,S. Markerfreie transplastome Tabakpflanzen(Marker-free transplastomic tobacco plants). PhD Dissertation,2002,Ludwig-Maximilians-Universitat Munchen,109ページ)で置き換えて、プロトプラスト密度を5x106/mLに調節した。それぞれ5x105個のプロトプラストを含む100μLのアリコートを12mLの丸底遠心管に入れる。次に、ミトコンドリアとプラスチドのPPX遺伝子の一方または両方の1つまたは複数の変異を標的とするGRON(表4に掲載したものなど)を、PEG処理を用いてプロトプラストに導入する。GRONをプロトプラストに導入するために、12.5μgのGRONを25μLの純粋に溶解し、125μLのポリエチレングリコール溶液(5gPEG MW1500、638mgのマンニトール、207mgのCaNO3x4H2Oおよび8.75mLの純水;pHを約9.0に調節)を添加する。氷上で10~30分間インキュベーションした後、プロトプラスト-PEG懸濁液をW5培地で洗浄し、培地BNに再懸濁する。懸濁液を室温で暗中で一晩保持する。
GRON は、エレクトロポレーション、カチオン性脂質、ナノ粒子、ヘキサジメトリンブロミド(ポリブレン)またはスペルミジンなどのポリカチオン、または以下に限定されないが、TAT、pVEC、 トランスポルタン(transportan)、nona-アルギニン、BAX阻害ペプチド(VPMLK)、またはPatelらのCell Penetrating Peptides: Intracellular Pathways and Pharmaceutical Perspectives、Pharmaceutical Research、 24(2007年)1977-1992もしくはVeldhoenらのRecent developments in peptide-based nucleic acid delivery、International Journal of Molecular Science(2008年)1276-1320に掲載されているものなどを含む、多様な膜透過性ペプチド(cell penetrating peptide)(CPP)に複合化されたGRONを使用することにより、プラスミドに導入することができる。もう1つの実施形態では、GRONは、以下に限定されないが、ポリアミドアミン(PAMAM)などのデンドリマーを含む、負に帯電したポリマーを使ってプロトプラストに導入される。
GRONは、マイクロインジェクション、金などの担体にコーティングしたGRONもしくはGRON懸濁液の小滴の形を直接用いる遺伝子銃、GRONをコーティングしたウイスカー、または直前の段落で言及したような様々な膜貫通ペプチド(CPP)、負に帯電したポリマーに複合化されたGRONの使用を含み得る方法を使って、組織または細胞全体に送達させることもできる。他の実施形態では、超音波の使用、GRONを含有する溶液中での浸潤、または例えば、トルエンもしくはサポニンなどの薬剤の使用による細胞壁の透過化処理を想定している。
アルギン酸カルシウムへのプロトプラストの包理
GRON導入の1日後、プロトプラストをアルギン酸カルシウムに包埋する。ゲル基質(例えば、アガロース、アルギン酸塩など)へのプロトプラストの包埋は、プロトプラストの生存を高め、プロトプラスト誘導細胞の分裂頻度を増加することが示された。適用された方法は、Dovzhenkoら(Thin-alginate-layer technique for protoplast culture of tobacco leaf protoplasts:shoot formation in less than two weeks. Protoplasma 204 (1998年)114-118)によって記述された方法に基いている。
プロトプラスト培地および除草剤耐性カルスの選択
除草剤耐性カルスの選択は、Pelletierら(1983年)に従って、液体培地中でアルギン酸塩の連続的な継代培養を使って実施する。選択は、適切な濃度のPPX阻害型除草剤、例えば、32μMのフルミオキサジン、または0.25μM、0.5μM、1μM、2μM、3μM、4μM、5μM、6μM、7μM、7.8μM、15.6μM、 31.2μMもしくは6.2.5μMのスルフェントラゾンでのPEG/GRON処理の1週間後に開始することができる。
液体培地での選択段階が終了する前に、50mMのクエン酸ナトリウムを含有する培地を使って、30~45分間処理することにより、細胞およびコロニーをアルギン酸塩から放出させる。放出されたコロニーを液体培地から固体培地Cul(Haberlachら、Isolation, culture and regeneration of protoplasts from potato and several related Solanum species. Plant Science、39(1985年)67-74)に移すときに、大部分のコロニーは死滅しているか、または死亡した細胞の外層に覆われた緑色がかった中心から構成されている可能性がある。固化した選択培地(Cul+除草剤)上では、生きている細胞をまだ含んでいるマイクロカルスの大部分は成長を停止し、褐色がかった色に変化する。時々、個々のカルスの限定された成長が続くが,すべての非抵抗性カルスは最終的に褐色に変化し、死亡する。固化した選択培地に移した2~3週間後(場合によってはより早期に)、褐色ががった細胞およびマイクロカルスの背景の中で、活発に成長するカルスが出現することもある。
プロトプラストから誘導された、PPX遺伝子の変異が確認された除草剤耐性カルスからの植物の再生を実行する。固化選択培地上で発生し、そのDNAを分析すると変異の存在を示すPPX阻害型除草剤耐性カルスを、除草剤を含まない培地Culに移して、発生を加速させる。個々のカルス系統は、その成長速度および形態学は様々である。一般に、新芽生成に向けた発生は以下の段階を経る:
未分化、緑色カルス->暗緑色の領域をもつカルス->最初の新芽の発生->植物の成長
個々のカルス系統の発生は様々であるが、許容可能な期間(1~6ヶ月)、Cul培地上での連続的な継代および増殖、または以下に限定されないが、Haberlach分化培地を含む、分化培地に、培地の配合を変更した後、カルス系統を以下に限定されないが、Bokelmann再生培地(Bokelmann G.S.およびRoest S., Z. Pflanzenphysiol. vol.109、259-265ページ(1983年))を含む再生培地にカルス系統を移すことにより、最終的に多くのカルス系統が発芽する。
再生培地上で3~4葉の新芽が形成されたら、これを以下に限定されないが、MS培地を含む繁殖培地に移す。この培地上では、時間が経過すると、形態学的に「正常な」新芽および葉が発生する。インビトロで植物体が根を生成した後、標準的なプロトコルを用いて温室条件に適合させる。
分子スクリーニング
標準的な分子技術およびより高感度のPCRに基く技術を使って、RTDS処理後のPPPX変異の頻度をモニタリングすることができる。これらの分子技術としては、以下に限定されないが、対立遺伝子特異的PCR、DNA配列決定および非PCR技術を利用した、その他のSNP同定技術が挙げられる。これらの技術は、手順の早期にPPXの標的化した変異の頻度をモニタリング可能にする。特定の実施形態においては、変異は単一細胞の数で測定することができる。その後、これらの技術は培養プロセスの全体を通じ、選択したカルスおよび再生した植物に存在する変異の確認およびモニタリングの目的に適用することが可能である。
実施例8:除草剤噴霧
Solanum tuberosumまたはRusset Burbankバレイショ栽培品種植物に、それらの丈が2~6インチ(一般に5~6葉期)になったときに、様々なPPX阻害型除草剤を噴霧する。除草剤は、0.25%の AU391海面活性剤の存在下で噴霧する。除草剤は、例えば、次の割合で噴霧する:
フルミオキサジン 2オンスの活性成分/エーカー(ai/A)
スルフェントラゾン 4.5オンスai/A
サフルフェナシル 1~13オンスai/A
除草剤は葉面散布により適用し、対照植物には散布しない。PPX阻害型除草剤の試験は、散布の14日後に、枯死を1、未散布対照の損傷なしを10とする1-10の損傷評点を用いて評価する。個々の植物系統は、各散布率で、その特定の速度における対照の性能と比較して評点する。PPX阻害型除草剤は、潜在的な適用の時間帯が広く、バレイショを含む作物に「前」または「後」に適用することができる。除草剤評価は、温室および畑での適用の両方が含まれ、植物(作物)の損傷および/または雑草の抑制をモニタリングする。RTDS作業からの成果は、農業家がバレイショのような作物を植えて、PPX阻害型除草剤を適用し、作物には損傷を与えずに、畑の雑草を除去または抑制することを可能にする。
特に他に定義されていない限り、本明細書中で用いられる技術的および科学的用語はすべて、本発明が属する技術分野の当業者によって一般に理解されているのと同じ意味を有する。
本明細書中に例示的に記述された本発明は、本明細書中に具体的に開示されていない任意の1つまたは複数の要素、1つまたは複数の制限の非存在下でも適切に実践され得る。したがって、例えば、用語「含む(comprising)」、「含む(including)」、「含有する(containing)」などは、拡張的かつ制限なしに読まれるべきだる。さらに、本明細書中で用いられる用語および表現は、制限ではなく、説明の言葉として用いられており、そのような用語および表現の使用には、示され、記述された特長またはそれらの一部に相当するもののどれでも除外する意図はない。主張された本発明の範囲内で、様々な改変が可能であることが認識される。
したがって、本発明は、好ましい実施形により具体的に開示されているが、開示された本発明の任意の特長、改変、改善および変型が当業者によって、用いられることが可能であり、そのような改変、改善および変型は、本発明の範囲内であるとみなされるべきであることを理解されるべきである。ここに提供される材料、方法および例は、好ましい実施形態を代表するもので、例示的であり、本発明の範囲を制限する意図はない。
本発明は本明細書中では、広範かつ一般的に記述されてきた。一般的開示に包含される、より狭い種および亜属のそれぞれも本願発明の一部を形成する。これには、属から任意の主題を除く、排除または負の限定を含む、本発明の一般的説明が含まれ、除かれる物が本明細書に特定的に記載されているか否かは問わない。
さらに、本発明の特長または態様が、マルクーシュグループの観点から記述されているところでは、当業者は、本発明がマルクーシュグループのあらゆる個々のメンバーまた又はメンバーのサブグループの観点からも説明されていることが理解されよう。
本明細書中に言及された刊行物、特許出願およびその他の参照はすべて、各々が個別に参照された場合に組み込まれるのと同じ範囲で、参照により、その全文が明示的に組み込まれる。矛盾がある場合、定義も含めて、本明細書の記載が優先する。
その他の実施形態は、以下の特許請求の範囲の中で規定される。