JP2022022202A - Euvペリクルとそのフォトマスクへの取り付け方法 - Google Patents

Euvペリクルとそのフォトマスクへの取り付け方法 Download PDF

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Abstract

【課題】破裂を抑制するEUVペリクルとそのフォトマスクへの取り付け方法。【解決手段】フォトマスクからペリクルを取り外す方法では、ペリクルを備えたフォトマスクをペリクルホルダーに配置する。ペリクルは、複数の微細構造によってフォトマスクに取り付けられる。複数の微細構造は、ペリクルをフォトマスクから分離するために引っ張る力を加える前又は加えずに、力又はエネルギーを複数の微細構造に加えることによって、フォトマスクから取り外される。ペリクルは、フォトマスクから取り外される。前述及び以下の実施形態のうちの1つ又は複数において、複数の微細構造は、エラストマーで形成される。【選択図】図15

Description

<関連出願>
この出願は、2020年7月24日に提出された米国仮出願第63/056530号の優先権を主張し、その開示全体が参照により本明細書に援用される。
本発明は、EUVペリクルとそのフォトマスクへの取り付け方法に関する。
集積回路(IC)の設計中に、IC処理のさまざまなステップのために、ICのいくつかのレイアウトパターンが生成される。レイアウトパターンには、基板上に製造される構造に対応する幾何学的形状が含まれる。レイアウトパターンは、ICを作成するために基板上のフォトレジスト層上の放射線源によって投影される、例えば画像化されるマスク上のパターンであり得る。リソグラフィプロセスは、エッチング、注入、又は他のステップが基板の事前定義された領域にのみ適用されるように、マスクのパターンを基板のフォトレジスト層に移す。マスクのパターンをフォトレジスト層に移すことは、基板のフォトレジスト層を露光するために極端紫外線(EUV)放射線源を使用して実行され得る。
本開示は、添付図面と共に読まれる場合に、以下の詳細な説明から最もよく理解される。業界の標準的な慣行に従って、さまざまな構造は縮尺どおりに描かれておらず、説明のみを目的として使用されていることが強調される。実際、様々なフィーチャの寸法は、説明を明確にするために任意に増減できる。
本開示のいくつかの実施形態に係るレーザー生成プラズマ(LPP)EUV放射線源を備えた極端紫外線(EUV)リソグラフィシステムの概略図を示す。 本開示のいくつかの実施形態に係るEUVリソグラフィ露光ツールの概略図を示す。 図3Aは、平面図である。 図3Bは、本開示のいくつかの実施形態に係るペリクルを備えた反射フォトマスクの断面図である。 本開示のいくつかの実施形態に係るペリクル取り付け構造の様々な図を示す。 本開示のいくつかの実施形態に係るペリクル取り付け構造の様々な図を示す。 本開示のいくつかの実施形態に係るペリクルの取り付け及び取り外し操作を示す。 本開示のいくつかの実施形態に係るペリクルの取り付け及び取り外し操作を示す。 本開示のいくつかの実施形態に係るペリクルの取り付け及び取り外し操作を示す。 本開示のいくつかの実施形態に係るペリクルの取り付け及び取り外し操作を示す。 本開示のいくつかの実施形態に係るペリクルの取り付け及び取り外し操作を示す。 本開示のいくつかの実施形態に係るペリクルの取り付け及び取り外し操作を示す。 本開示のいくつかの実施形態に係るペリクルの取り付け及び取り外し操作を示す。 本開示のいくつかの実施形態に係るペリクルの取り付け及び取り外し操作を示す。 本開示のいくつかの実施形態に係るペリクルの取り付け及び取り外し操作を示す。 本開示のいくつかの実施形態に係るペリクルの取り付け及び取り外し操作を示す。 本開示のいくつかの実施形態に係るペリクルの取り付け及び取り外し操作を示す。 本開示のいくつかの実施形態に係るペリクルの取り付け及び取り外し操作を示す。 本開示のいくつかの実施形態に係るペリクルの取り付け及び取り外し操作を示す。 本開示のいくつかの実施形態に係るペリクルの取り付け及び取り外し操作を示す。 本開示のいくつかの実施形態に係るペリクルの取り付け及び取り外し操作を示す。 本開示のいくつかの実施形態によるペリクルの取り付け及び取り外し操作を示す。 本開示のいくつかの実施形態によるペリクルの取り付け及び取り外し操作を示す。 本開示のいくつかの実施形態によるペリクルの取り付け及び取り外し操作を示す。 本開示のいくつかの実施形態によるペリクルの取り付け及び取り外し操作を示す。 本開示のいくつかの実施形態に係るペリクルの取り付け及び取り外し操作を示す。 本開示のいくつかの実施形態に係るペリクルの取り付け及び取り外し操作を示す。 本開示のいくつかの実施形態に係るペリクルの取り付け及び取り外し操作を示す。 本開示のいくつかの実施形態に係るペリクルの取り付け及び取り外し操作を示す。 本開示のいくつかの実施形態に係るペリクルの取り付け及び取り外し操作を示す。 本開示のいくつかの実施形態に係るペリクルの取り付け及び取り外し操作を示す。 本開示のいくつかの実施形態に係るペリクルの取り付け及び取り外し操作を示す。 本開示のいくつかの実施形態に係るペリクルの取り付け及び取り外し操作を示す。 本開示のいくつかの実施形態に係るペリクルの取り付け及び取り外し操作を示す。 本開示のいくつかの実施形態に係るペリクルの取り付け及び取り外し操作を示す。 本開示のいくつかの実施形態に係るペリクルの取り付け及び取り外し操作を示す。 本開示のいくつかの実施形態に係るペリクルの取り付け及び取り外し操作を示す。 本開示のいくつかの実施形態に係るペリクルの取り付け及び取り外し操作を示す。 本開示のいくつかの実施形態に係るペリクルの取り付け及び取り外し操作を示す。 本開示のいくつかの実施形態に係るペリクルの取り付け及び取り外し操作を示す。 本開示のいくつかの実施形態に係るペリクルの取り付け及び取り外し操作を示す。 本開示のいくつかの実施形態に係るペリクルの取り付け及び取り外し操作を示す。 本開示のいくつかの実施形態に係るペリクルの取り付け及び取り外し操作を示す。 本開示のいくつかの実施形態に係るペリクルの取り付け及び取り外し操作を示す。 本開示のいくつかの実施形態に係るペリクルの取り付け及び取り外し操作を示す。 本開示のいくつかの実施形態に係るペリクルの取り付け及び取り外し操作を示す。 本開示のいくつかの実施形態に係るペリクルの取り付け及び取り外し操作を示す。 本開示のいくつかの実施形態に係るペリクルの取り付け及び取り外し操作を示す。 本開示のいくつかの実施形態に係るペリクルの取り付け及び取り外し操作を示す。 本開示のいくつかの実施形態に係るペリクルの取り付け及び取り外し操作を示す。 本開示のいくつかの実施形態に係るペリクルの取り付け及び取り外し操作を示す。 本開示のいくつかの実施形態に係るペリクルの取り付け及び取り外し操作を示す。 本開示のいくつかの実施形態に係るペリクルの取り付け及び取り外し操作を示す。 本開示のいくつかの実施形態に係るペリクルの取り付け及び取り外し操作を示す。 本開示のいくつかの実施形態に係るペリクルの取り付け及び取り外し操作を示す。 本開示のいくつかの実施形態に係るペリクルの取り付け及び取り外し操作を示す。 本開示のいくつかの実施形態に係るペリクルの取り付け及び取り外し操作を示す。 本開示のいくつかの実施形態に係るペリクルの取り付け及び取り外し操作を示す。 本開示のいくつかの実施形態に係るペリクルの取り付け及び取り外し操作を示す。 本開示のいくつかの実施形態に係るペリクルの取り付け及び取り外し操作を示す。 本開示のいくつかの実施形態に係るペリクルの取り付け及び取り外し操作を示す。 本開示のいくつかの実施形態に係るペリクルの取り付け及び取り外し操作を示す。 本開示のいくつかの実施形態に係るペリクルの取り付け及び取り外し操作のフローチャートである。 半導体装置の製造方法のフローチャートを示す。 本開示の実施形態に係る半導体装置を製造する方法の連続製造操作を示す。 本開示の実施形態に係る半導体装置を製造する方法の連続製造操作を示す。 本開示の実施形態に係る半導体装置を製造する方法の連続製造操作を示す。 本開示の実施形態に係る半導体装置を製造する方法の連続製造操作を示す。
以下の開示は、提供された主題の異なる特徴を実施するための多くの異なる実施形態又は例を提供する。以下、本開示を簡略化するために、構成要素及び配置の特定の例を説明する。もちろん、これらは、一例に過ぎず、これらに限定するものではない。例えば、以下の説明における第2の特徴の上方又は上の第1の特徴の形成は、第1と第2の特徴が直接接触して形成される実施形態を含んでもよく、また、第1と第2の特徴が直接接触しないように、追加の特徴が第1と第2の特徴の間に形成され得る実施形態を含んでもよい。また、本開示は、様々な例において符号及び/又は文字を繰り返してもよい。この繰り返しは、単純さと明快さを目的としており、それ自体では、説明した様々な実施形態及び/又は構成の間の関係を示すものではない。
さらに、図示されているように、ここで、ある要素又は構造と別の要素又は構造との関係を説明しやすくするために、「下方」、「下」、「下部」、「上方」、「上部」などのような空間的に相対的な用語を使用することができる。空間的に相対的な用語は、図に示されている方向に加えて、使用中又は動作中の装置の異なる方向を包含することを意図している。装置は、他の方向に配向してもよく(90度又は他の配向に回転されてもよい)、本明細書で使用される空間的に相対的な記述子は、同様にそれに応じて解釈され得る。さらに、「でできている(made of)」という用語は、「含む(comprising)」または「からなる(consisting of)」のいずれかを意味し得る。本開示において、「A、BおよびCのうちの1つ」という句は、「A、Bおよび/またはC」(A、B、C、AおよびB、AおよびC、BおよびC、または、A、Bおよび/またはC)を意味し、特に明記しない限り、Aからの1つの要素、Bからの1つの要素、およびCからの1つの要素を意味するものではありません。1つの実施形態に関して説明された材料、構成、寸法、構造、条件、及び操作は、他の実施形態で使用することができ、説明のいくつかは省略され得る。
ペリクルは、フォトマスク(レチクルとも呼ばれます)の片側に接着剤で取り付けられたフレーム上に張られた薄い透明なフィルムで、フォトマスクを損傷、ほこり、及び/又は湿気から保護する。また、EUVフォトマスクをペリクルで覆うと、粒子はEUVフォトマスクの代わりにペリクルに沈降し、したがって、EUVフォトマスク上のパターンが基板上に画像化される場合、EUVフォトマスクの平面内にない粒子は、基板上に集束された画像を作成しない。ペリクルは、リソグラフィプロセスの放射線源に対して非常に透明であることが望ましい。EUVリソグラフィでは、ペリクルはEUV波長領域で透明度が高く、耐久性が高い必要がある。
いくつかの実施形態では、ペリクルがEUVフォトマスクの頂部に配置され、たとえば、取り付けられる場合、ペリクルは、複数の接着スタッド又は固定具の頂部に配置され、EUVフォトマスクとペリクルとの間に約2mmから約5mmの距離が作られる。したがって、いくつかの実施形態では、1つ又は複数の開口部は、EUVフォトマスクとペリクルとの間の距離によって作成される。いくつかの実施形態では、ペリクルは取り付け固定具に取り付けられ、取り付け固定具は、いくつかの接着スタッド、例えば、EUVフォトマスクの4つの角にある4つのスタッドを用いて、EUVフォトマスク上に取り付けられる。又は、EUVフォトマスクとペリクルとの間の距離は、完全に密封され得、EUVフォトマスクとペリクルとの間の距離によって開口部は作成されない。
図1は、本開示のいくつかの実施形態に係るレーザー生成プラズマ(LPP)EUV放射線源を備えたEUVリソグラフィシステムの概略図を示す。EUVリソグラフィシステムは、EUV放射を生成するためのEUV放射線源100(EUV光源)、スキャナなどの露光装置200、及び励起レーザー源300を含む。図1に示すように、いくつかの実施形態では、EUV放射線源100及び露光装置200は、クリーンルームのメインフロアMFに設置されるが、励起レーザー源300は、メインフロアの下に位置するベースフロアBFに設置される。EUV放射線源100及び露光装置200のそれぞれは、それぞれダンパーDMP1及びDMP2を介してペデスタルプレートPP1及びPP2の上に配置される。EUV放射線源100及び露光装置200は、集束ユニットを含み得る結合機構によって互いに結合される。いくつかの実施形態では、リソグラフィシステムは、EUV放射線源100及び露光装置200を含む。
リソグラフィシステムは、EUV光(本明細書では互換的にEUV放射とも呼ばれる)によってレジスト層を露光するように設計されたEUVリソグラフィシステムである。レジスト層は、EUV光に敏感な材料である。EUVリソグラフィシステムは、EUV放射線源100を使用して、約1nmから約50nmの範囲の波長を有するEUV光などのEUV光を生成する。1つの特定の例では、EUV放射線源100は、約13.5nmを中心とする波長を有するEUV光を生成する。本実施形態では、EUV放射源100は、EUV放射を生成するために、レーザー生成プラズマ(LPP)のメカニズムを利用する。
露光装置200は、凸面/凹面/フラットミラー、マスクステージを含むマスク保持機構、及び、例えば、基板保持機構などのウェーハ保持機構などの様々な反射光学コンポーネントを含む。EUV放射源100によって生成されたEUV放射は、反射光学部品によって、マスクステージ上に固定されたマスク上に導かれる。幾つかの実施形態では、マスクステージは、マスクを固定するための静電チャック(Eチャック)を含む。ガス分子はEUV光を吸収するため、EUVリソグラフィパターニング用のリソグラフィシステムは、EUV強度の損失を回避するために、真空または低圧環境で維持されます。露光装置200は、図2を参照してより詳細に説明される。いくつかの実施形態では、EUVフォトマスクは、露光装置200に移される。前述のように、露光装置200は真空環境下に維持され、EUVフォトマスクは基板上に取り付けられ、フォトレジスト層が基板上に配置される。EUVフォトマスクには、EUVフォトマスクの上にペリクルが取り付けられる。ペリクルを備えたEUVフォトマスクを露光装置200に移した後、EUVフォトマスクとペリクルとの間のエンクロージャ内の空気圧は、取り付け固定具(フレーム)の穴を通して露光装置200の真空環境と等しくなる。EUV放射線源100によって生成されたEUV放射は、光学コンポーネントによって向けられて、基板のフォトレジスト層上にマスクを投影する。いくつかの実施形態では、基板のフォトレジスト層上にマスクを露光した後、ペリクルを備えたEUVフォトマスクが露光装置200から移される。ペリクルを備えたEUVフォトマスクを露光装置200から移した後、EUVフォトマスクとペリクルとの間のエンクロージャ内の空気圧は、取り付け固定具の穴を通して露光装置200の外側の大気圧と等しくなる。
本開示では、マスク、フォトマスク及びレチクルという用語は、同じ意味で使用される。さらに、レジストとフォトレジストという用語は、同じ意味で使用される。いくつかの実施形態では、マスクは反射マスクである。いくつかの実施形態では、マスクは、低熱膨張材料又は溶融石英などの適切な材料を備えた基板を含む。種々の例において、SiOがドープされたTiOの熱膨張の小さい材料が挙げられる。マスクは、基板上に堆積された複数の反射層(ML)を含む。MLは、複数のフィルム対、例えば、モリブデンーシリコン(Mo/Si)フィルム対(例えば、各膜対におけるシリコン層の上下のモリブデン層)を含む。あるいは、MLは、モリブデンーベリリウム(Mo/Be)フィルム対、またはEUV光を高度に反射するように構成可能な他の適切な材料を含み得る。マスクは、保護のためにML上に配置されたルテニウム(Ru)などのキャップ層をさらに含んでいてもよい。マスクはさらに、ML上に堆積されたタンタル窒化ホウ素(TaBN)層などの吸収層を含む。吸収層は、集積回路(IC)の層を定義するようにパターニングされている。また、ML上に別の反射層を成膜し、これをパターニングして集積回路の層を形成し、EUV位相シフトマスクを形成してもよい。マスクは、図3A及び図3Bを参照して説明される。
露光装置200は、露光装置200の基板ステージ上に固定されたレジストがその上にコーティングされた半導体基板上にマスクのパターンを画像化するための投影光学モジュールを含む。投影光学モジュールは、一般に、反射光学系を備えている。マスク上に定義されたパターンの像を担持したマスクからのEUV放射(EUV光)は、投影光学モジュールによって集光され、レジスト上に結像される。
本開示の様々な実施形態では、半導体基板は、パターン化されるシリコンウェーハ又は他のタイプのウェーハなどの半導体ウェーハである。本発明では、半導体基板上には、EUV光に敏感なレジスト層がコーティングされている。上記のものを含む様々なコンポーネントが一緒に統合され、リソグラフィ露光プロセスを実行するように動作可能である。リソグラフィシステムは、他のモジュールをさらに含むか、又は他のモジュールと統合される(又は結合される)。
図1に示すように、EUV放射線源100は、チャンバ105によって囲まれた液滴発生器115及びLPPコレクタミラー110を含む。液滴発生器115は、ノズル117を介してチャンバ105に供給される複数のターゲット液滴DPを生成する。いくつかの実施形態では、ターゲット液滴DPは、スズ(Sn)、リチウム(Li)、または、SnとLiとの合金である。いくつかの実施形態では、ターゲット液滴DPの直径は、10ミクロン (μm)から100 μmの範囲にある。例えば、一実施形態では、ターゲット液滴DPは、それぞれが約10μm、約25μm、約50μm、またはこれらの値の間の任意の直径を有するスズ液滴である。幾つかの実施形態では、ターゲット液滴Dpは、1秒あたり約50滴(すなわち、約50 Hzの吐出周波数)から約50、000液滴(すなわち、約50 kHzの吐出周波数)の速度でノズル117を介して供給される。例えば、一実施形態では、吐出周波数約50Hz、約100Hz、約500Hz、約1kHz、約10kHz、約25kHz、約50kHz、またはこれらの間の吐出周波数でターゲット液滴DPが供給される。ターゲット液滴DPは、様々な実施形態において、ノズル117を通って、約10メートル/秒(m/s)から約100m/sまでの範囲の速度で励起ゾーンZE(例えば、ターゲット液滴位置)に放出される。例えば、一実施形態では、ターゲット液滴DPは、約10m/s、約25m/s、約50m/s、約75m/s、約100m/s、又はこれらの速度の間の任意の速度の速度を有する。
励起レーザー源300によって生成される励起レーザービームLR2は、パルスビームである。レーザービームLR2のレーザーパルスは、励起レーザー源300によって生成される。励起レーザー源300は、レーザー発生器310、レーザーガイド光学320、及び集束装置330を含み得る。いくつかの実施形態では、レーザー発生器310は、電磁スペクトルの赤外線領域の波長を有する二酸化炭素(CO)又はネオジムドープイットリウムアルミニウムガーネット(Nd:YAG)レーザー源を含む。例えば、一実施形態では、レーザー源310は、9.4μm又は10.6μmの波長を有する。励起レーザー源300によって生成されたレーザー光ビームLR0は、レーザーガイド光学320によってガイドされ、集束装置330によって、EUV放射線源100に導入される励起レーザービームLR2に集束される。いくつかの実施形態では、CO及びNd:YAGレーザーに加えて、レーザービームLR2は、エキサイマーガス放電レーザー、ヘリウムネオンレーザー、窒素レーザー、横方向大気圧励起(TEA)レーザー、アルゴンイオンレーザー、銅蒸気レーザー、KrFレーザー又はArFレーザーを含むガスレーザー、又は、Nd:ガラスレーザー、イッテルビウムドープガラス又はセラミックレーザー、又はルビーレーザーを含む固体レーザーによって生成される。いくつかの実施形態では、非電離レーザービームLR1もまた、励起レーザー源300によって生成され、レーザービームLR1もまた、集束装置330によって集束される。
いくつかの実施形態では、励起レーザービームLR2は、予熱レーザーパルス及び主レーザーパルスを含む。そのような実施形態では、予熱レーザーパルス(本明細書では「プレパルス」が同じ意味で呼ばれる)は、特定のターゲット液滴を加熱(又は予熱)して、複数の小さな液滴を含む低密度のターゲットプルームを作成するために使用され、それは、その後、メインレーザー(メインパルス)からのパルスによって加熱(又は再加熱)され、予熱レーザーパルスを使用しない場合と比較して、EUV光の放出が増加する。
様々な実施形態において、予熱レーザーパルスは、約100μm以下のスポットサイズを有し、主レーザーパルスは、約150μmから約300μmの範囲のスポットサイズを有する。いくつかの実施形態では、予熱レーザー及び主レーザーパルスは、約10nsから約50nsの範囲のパルス持続時間、及び約1kHzから約100kHzの範囲のパルス周波数を有する。様々な実施形態において、予熱レーザー及び主レーザーは、約1キロワット(kW)から約50kWの範囲の平均出力を有する。一実施形態では、励起レーザービームLR2のパルス周波数は、ターゲット液滴DPの放出周波数に一致する。
レーザービームLR2は、窓(又はレンズ)を通って励起ゾーンZEに向けられる。eウィンドウは、レーザービームに対して実質的に透明な適切な材料を採用している。レーザーパルスの生成は、ノズル117を介したターゲット液滴DPの放出と同期している。ターゲット液滴が励起ゾーンを移動すると、プレパルスがターゲット液滴を加熱し、それらを低密度のターゲットプルームに変換する。プリパルスとメインパルスの間の遅延は、ターゲットプルームが形成され、最適なサイズと形状に拡張できるように制御される。様々な実施形態において、プレパルスとメインパルスとは、同一のパルス幅及びピークパワーを有する。メインパルスがターゲットプルームを加熱すると、高温のプラズマが生成される。プラズマはEUV放射を放出し、これはコレクタミラー110によって収集される。EUVコレクタミラーであるコレクタミラー110は、露光装置200を介して実行されるリソグラフィ露光プロセスのためにEUV放射をさらに反射及び集束する。レーザーパルスと相互作用しない液滴DPは、液滴キャッチャー85によって捕捉される。
励起レーザーからのパルスの生成(プレパルスとメインパルスのいずれか又は両方)を励起ゾーンへのターゲット液滴の到着と同期させる1つの方法は、所与の位置でのターゲット液滴の通過を検出し、それを励起パルス(又はプレパルス)をトリガーするための信号として使用することである。この方法では、例えば、ターゲット液滴の通過時間は、tで示され、EUV放射が生成(及び検出)される時間は、tradで示され、そして、ターゲット液滴の通過が検出される位置と励起ゾーンの中心との間の距離がdである場合、ターゲット液滴の速度vdpは、vdp=d/(trad-t) 式(1)として計算される。
液滴発生器115は、一定の速度で再現性よく液滴を供給することが期待されるため、vdpが計算されると、励起パルスは、ターゲット液滴が所定の位置を通過したことが検出された後、d/vdpの時間遅延でトリガーされ、ターゲット液滴が励起ゾーンの中心に到達すると同時に励起パルスが到着するようにする。いくつかの実施形態では、ターゲット液滴の通過がプレパルスをトリガーするために使用されるため、メインパルスは、プレパルス後の一定の遅延の後にトリガーされる。いくつかの実施形態では、ターゲット液滴速度vdpの値は、必要に応じて、tradを定期的に測定することによって定期的に再計算され、ターゲット液滴の到着に伴うパルスの生成が再同期される。
図2は、本開示のいくつかの実施形態に係るEUVリソグラフィ(EUVL)露光ツールの概略図を示す。図2のEUVL露光ツールは、EUV光のパターン化されたビームによる、フォトレジストコーティングされた基板、ターゲット半導体基板210の露光を示す露光装置200を含む。露光装置200は、例えば、EUVフォトマスク、例えば反射マスク205cなどのパターン化光学をEUV光のビームで照射してパターン化ビームを生成するために、1つ又は複数の光学205a、205b、及び、パターン化されたビームをターゲット半導体基板210上に投影するための1つ又は複数の縮小投影光学205d、205eを備えた、ステッパー、スキャナー、ステップアンドスキャンシステム、直接書き込みシステム、接触及び/又は近接マスクなどを使用する装置などの集積回路リソグラフィツールである。ターゲット半導体基板210とパターニング光学部品、例えば反射マスク205cとの間に制御された相対運動を生成するために、機械的アセンブリ(図示せず)を提供することができる。さらに示すように、図2のEUVL露光ツールは、さらに、ターゲット半導体基板210を照射するためにコレクタミラー110によって収集されて露光装置200に反射されるチャンバ105内のEUV光を放出する励起ゾーンZEにプラズマプルーム23を含むEUV放射線源100を含む。いくつかの実施形態では、露光装置200内の圧力は、露光装置200内の圧力センサ208によって感知され、露光装置200に結合された真空圧力コントローラ206によって制御される。
上記のように、ガス分子はEUV光を吸収するため、露光装置200などのEUVリソグラフィパターニング用のリソグラフィシステムは、EUV強度損失を回避するために真空環境に維持される。ペリクルを備えたEUVフォトマスクを露光装置200に移した後、EUVフォトマスクとペリクルとの間のエンクロージャ内の空気圧は、取り付け固定具(フレーム)の穴を通して露光装置200の真空環境と等しくなり、したがって、真空は、EUVフォトマスクとペリクルの間のエンクロージャ内で生成される。いくつかの実施形態では、基板のフォトレジスト層上にマスクを露光した後、ペリクルを備えたEUVフォトマスク、EUVフォトマスク構造が、露光装置200から移される。ペリクルを備えたEUVフォトマスクを露光装置200から移した後、EUVフォトマスクとペリクルとの間のエンクロージャ内の真空は、取り付け固定具の穴を通して露光装置200の外側の大気圧と等しくなり、したがって、大気圧は、EUVフォトマスクとペリクルの間のエンクロージャ内で生成される。
図3Aは、平面図であり、図3Bは、本開示のいくつかの実施形態に係るペリクルを備えた反射EUVフォトマスクの断面図である。
反射EUVフォトマスク10は、図3A及び図3Bに示すペリクル20で覆われている。EUVフォトマスク10は、基板、基板上に堆積される反射多層(ML)、導電性裏面コーティング、反射ML上に配置されたキャッピング層、及びキャッピング層上の吸収層を含む。いくつかの実施形態では、基板30の材料は、TiOドープSiO、又は低熱膨張を有する他の適切な材料を含む。いくつかの実施形態では、基板は、溶融石英を含み、約6mmから約7mmの間の厚さを有する。いくつかの実施形態では、MLは、モリブデン-シリコン(Mo/Si)フィルムペア(例えば、各フィルムペアのシリコン層の上又は下のモリブデン層)などの複数のフィルムペアを含む。いくつかの実施形態では、MLには40~50対のモリブデン層とシリコン層があり、各モリブデン層の厚さは3 nm、各シリコン層の厚さは4nmである。したがって、いくつかの実施形態では、MLは、280nmから350nmの間の厚さを有する。又は、MLは、モリブデン-ベリリウム(Mo/Be)フィルムペア、又はEUV光を高度に反射するように構成された他の適切な材料を含み得る。キャッピング層は、ルテニウム(Ru)を含み得、保護のためにML上に配置され得、そして2.5nmの厚さを有し得る。いくつかの実施形態では、キャッピング層は、Ru又はシリコン(Si)を含み得、保護のためにML上に配置され得、そして4nmの厚さを有し得る。いくつかの実施形態では、タンタル窒化ホウ素(TaBN)層を含む吸収層は、MLとキャッピング層の上に堆積される。いくつかの実施形態では、吸収層は、集積回路(IC)の層用のレイアウトパターンを定義するためのパターン特徴でパターン化される。いくつかの実施形態では、裏面コーティングには、窒化クロム(CrN)又はホウ化タンタル(TaB)が含まれ、厚さは20nm~100nmである。いくつかの実施形態では、別の反射層をML上に堆積させ、集積回路の層を定義するようにパターン化され、それによってEUV位相シフトEUVフォトマスクを形成する。いくつかの実施形態では、吸収層45は、TaBO、TaBN、TaNO、及びTaNの1つ又は組み合わせを含み、50nmから70nmの間の厚さを有する。
いくつかの実施形態では、ペリクル20は、例えば、Si、SiC又はSiGeなどの半導体材料の複数の層を含むEUV透過膜22と、ケイ化物(WSi、NiSi、TiSi、CoSi、MoSi、ZrSi、NiZrSiなど)などの金属合金と、窒化ケイ素などの誘電体と、Mo、Zr、Nb、B、Ti又はRuなどの金属材料、又は他の適切な材料と、を含む。いくつかの実施形態では、ペリクル20は、開口部を有するフレーム24を含む。ペリクル20は、フレーム24を接着剤又はグルー構造25を介してEUVフォトマスク10に取り付けることによって、EUVフォトマスク10に取り付けられる。
ペリクル20をEUVフォトマスク10に取り付けることは、一般に、プレス力を加えてペリクル10をEUVフォトマスク10、特に感圧接着剤に押し付けることによって行われる。ペリクル20をEUVフォトマスク10から取り外すことは、一般に、接着剤の接着力又は粘着力に対抗するために引っ張り力を加えることによって実行される。取り付け及び取り外し操作では、EUVフォトマスクに接着剤の残留物を残さないことが望ましい。また、取り付け及び/又は取り外しの操作時間を短縮し、ペリクル及び/又はEUVフォトマスクの破裂を回避するために、加える力及び/又は引っ張り力を低減することが望ましい。以下の実施形態では、ペリクルの取り付け及び/又は取り外し操作を改善することができる、EUVフォトマスクへの、及びペリクルからのペリクルの取り付け及び取り外しのための構造及びプロセスが説明される。
図4A及び図4Bは、本開示のいくつかの実施形態に係るペリクル取り付け構造の様々な図を示す。
いくつかの実施形態では、接着構造25は、複数の微細構造28を含む。微細構造28は、スタブ、ファイバー、突起、ピラー、柱、くさび、及び/又はコーンである。複数の微細構造28は、互いに間隔を空けて規則的又はランダムに配置される。いくつかの実施形態では、微細構造28のそれぞれの平均直径は、約0.5μmから約500μmの範囲であり、他の実施形態では、約2μmから約200μmの範囲である。隣接する微細構造28間の空間は、いくつかの実施形態では約1μmから約10000μmの範囲であり、他の実施形態では、約10μmから約1000μmの範囲である。いくつかの実施形態では、単位面積あたりの微細構造28の数は、1個/mmから約10000個/mmの範囲であり、他の実施形態では、10個/mmから約1000個/mmの範囲である。いくつかの実施形態では、フォトマスク10に取り付けられる微細構造の端部の面積が小さいほど、微細構造の数は多い。いくつかの実施形態では、面積A×数N(AN)は、約0.01から約10である。ANが大きすぎると、接着力が必要な閾値を超え、フォトマスクからペリクルを取り除くことが困難になる場合がある。ANが小さすぎると、接着力が不足する場合がある。
いくつかの実施形態では、EUVフォトマスク10に取り付けられた微細構造28の長さは、約1μmから約20000μmの範囲であり、他の実施形態では、約10μmから約1000μmの範囲であり、さらに他の実施形態では、長さは約40μmから約500μmの範囲にある。短すぎると、EUVスキャナーで圧力平衡状態に達するまでに時間がかかる場合がある。長すぎると、ペリクル保護の効果が低下する場合がある。いくつかの実施形態では、EUVフォトマスク10に取り付ける前の微細構造28の長さD1は、長さD1よりも約10~40%長い。微細構造が薄すぎたり少なすぎたりすると、接着強度が弱くなり、ペリクルがEUVフォトマスクに安定して固定されない場合がある。微細構造が厚すぎたり多すぎたりすると、接着強度が大きすぎて、ペリクルの取り付け及び/又は取り外し操作が(より高い力が必要で)困難になる場合がある。微細構造が短すぎる場合、取り付け及び/又は取り外し操作における力の許容範囲が小さすぎる場合、及び微細構造が長すぎると、ペリクルがEUVフォトマスクに安定して取り付けられない場合がある。いくつかの実施形態では、微細構造は、ファンデルワールス力を介してフォトマスク10の表面に取り付けられるか、又は固定される。
いくつかの実施形態では、図4Aに示すように、複数の微細構造28は、微細構造と同じ又は異なる材料で形成されたベース層26から突出している。いくつかの実施形態では、ベース層26及び/又は微細構造28とは異なる材料で形成された接着剤層27が、図4Bに示す接着剤構造25とフレーム24との間に配置される。
いくつかの実施形態では、複数の微細構造28は、ポリジメチルシロキサン(PDMS)、ポリウレタン(PU)、ポリメチルメタクリレート(PMMA)、ポリプロピレン(PP)、ポリウレタンアクリレート(PUA)、又はフルオロカーボン(例えば、ポリテトラフルオロエチレン)などのエラストマー、形状記憶ポリマー、磁性エラストマー、 カーボンナノチューブ(CNT)、又は他の適切な材料で製造される。
図5A、図5B、図5C、及び図5Dは、本開示のいくつかの実施形態に係るペリクルの取り付け及び取り外し操作を示す。図6A、図6B、図6C、図6D、図6E、及び図6Fは、本開示のいくつかの実施形態に係るペリクルの取り付け及び取り外し操作を示す。
いくつかの実施形態では、微細構造は、図5Aに示す複数のマイクロファイバー28Aである。いくつかの実施形態では、各マイクロファイバー28Aの平均直径は、約0.5μmから約500μmの範囲であり、他の実施形態では、約2μmから約200μmの範囲である。ペリクル20をEUVフォトマスク10に取り付けるために、マイクロファイバー28Aは、図5Bに示すように、ファイバーの端部がフォトマスク10の表面に取り付けられるように、EUVフォトマスク10の表面に押し付けられる。いくつかの実施形態では、押圧力(圧力)は約0.01N/cmから約1.0N/cmの範囲である。押圧力がこの範囲よりも小さい場合、ペリクルがEUVフォトマスクに固定されない場合があり、押圧力がこの範囲よりも大きい場合、ファイバーが曲がってEUVフォトマスクに固定されない場合がある。ペリクル20をEUVフォトマスク10から取り外すために、ペリクル20がEUVフォトマスク10から引き抜かれる前に、又はペリクルを引っ張らずに、ペリクルがEUVフォトマスクに押し付けられる(又はフォトマスク10がペリクルに押し付けられる、あるいはその両方)。図5C及び図5Dに示すように、ペリクル20とフォトマスク10との間の距離を減少させるようにペリクル20をフォトマスク10に押し付けることによって、複数のファイバーは、ファイバーの端部がフォトマスク10の表面から切り離されるように曲げられる。ファイバー28Aの端部が曲げによって切り離されると、ペリクル20は、最小の引っ張り力でフォトマスク10から容易に取り外すことができる。上述したように、ペリクル20をフォトマスク10から分離するために引っ張り力を加える前又は加えずに、取り外し操作において押し付け力が加えられる。
また、図6A-6C及び6D-6Fは、本開示のいくつかの実施形態に係る図5A-5Dのペリクルの取り付けと取り外し操作の詳細もそれぞれ示す。
取り付け操作では、図6Aに示すように、ペリクル20は、ペリクルホルダー120によって支持され、EUVフォトマスク10は、ペリクル取り付け装置内のマスクホルダー130によって支持される。いくつかの実施形態では、EUVフォトマスク10は、マスクホルダー130に下向きに配置され、ペリクルは、ペリクルホルダー120によって上向きに保持される。そして、図6Bに示すように、ペリクルホルダーは、フォトマスク10に向かって上に移動し、さらにマスクリテーナ100に向かって移動し、それにより、フォトマスク10はマスクリテーナに当接する。図5Bに示すように、マイクロファイバー28Aの端部は、ペリクルホルダー120の移動中及び移動の結果として、フォトマスク10に取り付けられる。次に、図6Cに示すように、ペリクルホルダー120が下向きに移動し、それによりペリクル20を備えたフォトマスク10がマスクホルダー130上に配置される。
取り外し動作では、ペリクル20を備えたフォトマスク10は、図6Dに示すように、マスクホルダー130上に配置される。そして、図6Eに示すように、ペリクルホルダー120は、ペリクル20と共にフォトマスク10に向かって上に移動し、さらにマスクリテーナ100に向かって移動し、その結果、フォトマスク10がマスクリテーナに当接する。図5Cに示すように、ペリクルホルダー120は、ペリクル20を押し、それにより、複数のファイバーが曲げられる。そして、図6Fに示すように、ペリクルホルダー120は、下向きに移動し、それにより、ペリクル20のないフォトマスク10がマスクホルダー130上に配置される。
他の実施形態では、図6G-6Kに示すように、ペリクルホルダー121は、ペリクルの側面を支持する。図6G-6Kは、取り外し操作を示す。図6H及び図6Jは、平面図である。いくつかの実施形態では、マスクホルダー101は、図6Gに示すように、ペリクル20でフォトマスク10を保持する。ペリクルホルダー121のフォークは、ペリクル20の側面に取り付けられる。そして、ペリクルホルダー121は、ペリクル20をフォトマスク10に対して移動させて、図6I及び図6Jに示すように、フォトマスク10の表面からマイクロファイバーを解放する。そして、ペリクルホルダー121は、図6Kに示すように、下向きに移動してペリクル20を取り外す。いくつかの実施形態では、ペリクルホルダーの垂直方向の移動の代わりに、又はそれに加えて、フォトマスクホルダーは垂直方向に移動する(即ち、互いに対する相対的な移動)。
図7A、図7B、図7C、及び図7D本開示のいくつかの実施形態によるペリクルの取り付け及び取り外し操作を示す。
いくつかの実施形態では、図7Aに示すように、マイクロ構造は、ベース層26上に配置された下部及び上部を有する複数のマイクロコーン28Bである。いくつかの実施形態では、コーンの上部は、約0.5μmから約500μmの範囲、又は他の実施形態では約2μmから約200μmの範囲の幅又は直径W1を有する。いくつかの実施形態では、コーンは、平面図で円形又は楕円形の下部を有し、他の実施形態では、コーンは、平面図で長方形又は正方形の下部を有する。いくつかの実施形態では、上部幅W1と下部幅W2の比(W2/W1)は、約1(すなわち、柱形状)から約100の範囲であり、他の実施形態では、約5から約20の範囲である。
いくつかの実施形態では、マイクロコーン28Bは、変形した形状に熱を加えることによって元の形状を戻す形状記憶エラストマーでできている。ペリクル20をEUVフォトマスク10に取り付けるために、マイクロコーン28Bは、図7Bに示されるように、コーンの上部が十分な接触面積を有するように変形され、フォトマスク10の表面に取り付けられるように、EUVフォトマスク10の表面に押し付けられる。そして、閾値温度Tgよりも高い温度でマイクロコーンに熱が加えられる。いくつかの実施形態では、Tgは、材料によって約50°Cから110°Cの範囲である。ペリクル20をEUVフォトマスク10から取り外すために、ペリクル20がEUVフォトマスク10から引き抜かれる前に、又はペリクルを引っ張らずに、コーンが閾値温度Tgよりも高い温度で加熱される。図7C及び図7Dに示すように、コーンを加熱することにより、複数のコーンがそれらの元の形状に戻り、接触面積を減少させ、それによりコーンの端部(頂部)がフォトマスク10の表面から取り外される。コーン28Bの端部が加熱によって取り外されると、ペリクル20は、最小の引っ張り力でフォトマスク10から容易に取り外すことができる。上述したように、ペリクル20をフォトマスク10から分離するために引っ張り力を加える前又は加えずに、取り外し操作で熱が加えられる。いくつかの実施形態では、ペリクルホルダー又はマスクリテーナに配置されたヒーターから熱が加えられ、他の実施形態では、エネルギービーム、例えば、赤外線ビームが、ペリクル又はフォトマスクに、あるいは直接マイクロコーンに印加される。他の実施形態では、フォトマスクの周囲の雰囲気が加熱されるか、加熱されたガスがフォトマスクとペリクルに適用される。
図8A-8D及び図8E-8Gは、本開示のいくつかの実施形態に係る図7A-7Dの前記ペリクルの取り付けと取り外し操作の詳細もそれぞれ示す。
取り付け操作では、図8Aに示すように、ペリクル20は、ペリクルホルダー120によって支持され、EUVフォトマスク10は、ペリクル取り付け装置内のマスクホルダー130によって支持される。いくつかの実施形態では、EUVフォトマスク10は、マスクホルダー130に下向きに配置され、ペリクルは、ペリクルホルダー120によって上向きに保持される。そして、図8Bに示すように、ペリクルホルダーは、フォトマスク10に向かって上に移動し、さらにマスクリテーナ100に向かって移動するため、フォトマスク10はマスクリテーナに当接する。図7Bに示すように、マイクロコーン28Bの端部は、ペリクルホルダー120の移動中及び移動の結果として、フォトマスク10に取り付けられる。そして、図8Bに示すように、いくつかの実施形態では、熱は、閾値温度Tgよりも高い温度で、ペリクルホルダー120からマイクロコーン28に加えられる。他の実施形態では、熱は、フォトマスクホルダー100から加えられる。そして、コーンが変形してフォトマスクに取り付けられる間、コーンの温度は、図8Cに示すように、閾値温度Tg(例えば、25℃)よりも低くなる(冷却される)。そして、ペリクルホルダー120は、図8Dに示すように、下向きに移動し、それにより、ペリクル20を備えたフォトマスク10がマスクホルダー130上に配置される。
取り外し操作では、ペリクル20を備えたフォトマスク10は、図8Eに示すように、マスクホルダー130上に配置される。そして、図8Fに示すように、いくつかの実施形態では、熱は、閾値温度Tgよりも高い温度で、ペリクルホルダー120からマイクロコーン28に加えられる。他の実施形態では、熱は、フォトマスクホルダー100から加えられる。図7Cに示すように、熱はコーンの形状を元の形状に戻し、それによってコーンをフォトマスク10の表面から取り外す。次に、図8Gに示すように、ペリクルホルダー120は、下向きに移動し、それにより、ペリクル20のないフォトマスク10がマスクホルダー130上に配置される。
図9A、図9B、図9C、及び図9Dは、本開示のいくつかの実施形態に係るペリクルの取り付け及び取り外し操作を示す。
いくつかの実施形態では、微細構造は、図9Aに示すように、磁性エラストマー(磁気粘性エラストマー(MRE))で形成された複数のマイクロファイバー28Cである。磁性エラストマーには、マイクロサイズ又はナノサイズの強磁性粒子が埋め込まれたポリマーマトリックス(ベースポリマー)が含まれる。いくつかの実施形態では、図9Aに示すように、微細構造は、ファイバー形状を有し、各マイクロファイバー28Cの平均直径は、約0.5μmから約500μmの範囲であり、他の実施形態では、約2μmから約200μmの範囲である。ペリクル20をEUVフォトマスク10に取り付けるために、図9Bに示すように、マイクロファイバー28Cは、ファイバーの端部がフォトマスク10の表面に取り付けられるように、EUVフォトマスク10の表面に押し付けられる。いくつかの実施形態では、押圧力(圧力)は約0.01N/cmから約1.0N/cmの範囲である。押圧力がこの範囲よりも小さい場合、ペリクルがEUVフォトマスクに固定されていない可能性があり、また、押圧力がこの範囲よりも大きい場合、ファイバーが曲がったり、EUVフォトマスクに固定されなかったりすることがある。ペリクル20をEUVフォトマスク10から取り外すために、磁場がマイクロファイバー28Cに印加されて、図9Cに示されるようにそれらを曲げる。図9C及び9Dに示すように、マイクロファイバー28 cは、その端部がフォトマスク10の表面から取り外されるように曲げられる。ファイバー28cの端部を曲げて取り外すと、ペリクル20は、最小の引っ張り力でフォトマスク10から容易に取り外すことができる。上述したように、ペリクル20をフォトマスク10から分離するために引っ張り力を加える前又は加えずに、取り外し操作において磁力が加えられる。
図10A-10C及び図10D-10Fは、本開示のいくつかの実施形態に係る図9A-9Dのペリクルの取り付けと取り外し操作の詳細もそれぞれ示す。
取り付け操作では、図10Aに示すように、ペリクル20は、ペリクルホルダー120によって支持され、EUVフォトマスク10は、ペリクル取り付け装置内のマスクホルダー130によって支持される。いくつかの実施形態では、EUVフォトマスク10は、マスクホルダー130に下向きに配置され、ペリクルは、ペリクルホルダー120によって上向きに保持される。そして、図10Bに示すように、ペリクルホルダーは、フォトマスク10に向かって上に移動し、さらにマスクリテーナ100に向かって移動するため、フォトマスク10はマスクリテーナに当接する。図9Bに示すように、マイクロファイバー28Cの端部は、ペリクルホルダー120の移動中及び移動の結果として、フォトマスク10に取り付けられる。次に、図10Cに示すように、ペリクルホルダー120は、下向きに移動し、それによりペリクル20を備えたフォトマスク10がマスクホルダー130上に配置される。
取り外し操作では、ペリクル20を備えたフォトマスク10は、図10Dに示すように、マスクホルダー130上に配置される。そして、図10Eに示すように、ペリクルホルダー120は、ペリクル20と共にフォトマスク10に向かって上に移動し、そして、磁石140(永久磁石又は電磁石)がフォトマスク10の上に配置される。図9Cに示すように、磁石140からの磁力により、複数のファイバー28Cが曲げられ、フォトマスク10から取り外される。次に、図10Gに示すように、ペリクルホルダー120は、下向きに移動し、それにより、ペリクル20のないフォトマスク10がマスクホルダー130上に配置される。
図11A、図11B、図11C、及び図11Dは、本開示のいくつかの実施形態に係るペリクルの取り付け及び取り外し操作を示す。
いくつかの実施形態では、マイクロ構造は、図11Aに示すように、ベース層26上に配置された上部と下部を有する複数のマイクロコーン28Dである。いくつかの実施形態では、コーンの上部は、約0.5μmから約500μmの範囲、又は他の実施形態では約2μmから約200μmの範囲の幅又は直径W3を有する。いくつかの実施形態では、コーンは、平面図で円形又は楕円形の下部を有し、他の実施形態では、コーンは、平面図で長方形又は正方形の下部を有する。いくつかの実施形態では、上部幅W3と下部幅W4の比(W4/W3)は、約1(すなわち、柱形状)から約100の範囲であり、他の実施形態では、約5から約20の範囲である。
いくつかの実施形態では、マイクロコーン28Dは、光応答性エラストマーで形成され、光を当てるとその形状が変化する。いくつかの実施形態では、光応答性エラストマーは、液晶エラストマーである。
ペリクル20をEUVフォトマスク10に取り付けるために、マイクロコーン28Dの下部は、図11Bに示されるように、コーン28Dの下部がフォトマスク10の表面に取り付けられるように、EUVフォトマスク10の表面に押し付けられる。ペリクル20をEUVフォトマスク10から取り外すために、ペリクル20がEUVフォトマスク10から引き抜かれる前に、又はペリクルを引っ張らずに、ターゲット波長を有する光(例えば、紫外線、可視光、又は赤外光)がコーン28Dに印加される。図11C及び11Dに示すように、コーンに光を照射することにより、複数のコーン28Dが変形して接触面積が減少し、コーンの端部(下部)がフォトマスク10の表面から取り外される。コーン28Dの端部が取り外されると、ペリクル20は、最小の引っ張り力でフォトマスク10から容易に取り外すことができる。上述したように、ペリクル20をフォトマスク10から分離するために引っ張り力を加える前又は加えずに、取り外し操作で光が加えられる。
また、図12A-12D及び図12E-12Gは、本開示のいくつかの実施形態に係る図11A-11Dのペリクルの取り付けと取り外し操作の詳細もそれぞれ示す。
取り付け操作では、図12Aに示すように、ペリクル20は、ペリクルホルダー120によって支持され、EUVフォトマスク10は、ペリクル取り付け装置内のマスクホルダー130によって支持される。いくつかの実施形態では、EUVフォトマスク10は、マスクホルダー130に下向きに配置され、ペリクルは、ペリクルホルダー120時間上向きに保持される。そして、図12Bに示すように、ペリクルホルダーは、フォトマスク10に向かって上に移動し、さらにマスクリテーナ100に向かって移動するので、フォトマスク10はマスクリテーナに当接する。図11Bに示すように、マイクロコーン28Bの端部は、ペリクルホルダー120の移動中及び移動の結果として、フォトマスク10に取り付けられる。そして、ペリクルホルダー120は、図12Cに示すように、下向きに移動し、それにより、ペリクル20を備えたフォトマスク10がマスクホルダー130上に配置される。
取り外し操作では、ペリクル20を備えたフォトマスク10は、図12Dに示すように、マスクホルダー130上に配置される。次に、図12Eに示すように、フォトマスク10の上方又は下方のマイクロコーン28に光を照射する。図11Cに示すように、露光によりコーンの形状が変化し、それによってコーンがフォトマスク10の表面から取り外される。次に、図12Fに示すように、ペリクルホルダー120は、下向きに移動し、それにより、ペリクル20のないフォトマスク10がマスクホルダー130上に配置される。
図13A、図13B、図13C、及び図13D本開示のいくつかの実施形態に係るペリクルの取り付け及び取り外し操作を示す。
いくつかの実施形態では、微細構造は、図13Aに示されるような複数のマイクロファイバー28E又はマイクロコーンである。いくつかの実施形態では、図13Aに示すように、微細構造は、ファイバー形状を有し、各マイクロファイバー28Cの平均直径は、約0.5μmから約500μmの範囲であり、他の実施形態では、約2μmから約200μmの範囲である。ペリクル20をEUVフォトマスク10に取り付けるために、図13Bに示すように、マイクロファイバー28Cは、ファイバーの端部がフォトマスク10の表面に取り付けられるように、EUVフォトマスク10の表面に押し付けられる。いくつかの実施形態では、押圧力(圧力)は約0.01N/cmから約1.0N/cmの範囲である。押圧力がこの範囲よりも小さい場合、ペリクルがEUVフォトマスクに固定されない場合があり、押圧力がこの範囲よりも大きい場合、ファイバーが曲がってEUVフォトマスクに固定されない場合がある。ペリクル20をEUVフォトマスク10から取り外すために、図13Cに示すように、超音波がマイクロファイバー28Cに適用される。図13C及び13Dに示すように、マイクロファイバー28Eは、超音波によって引き起こされる振動によってフォトマスク10の表面から取り外される。ファイバー28Eの端部が曲げによって取り外されると、ペリクル20は、最小の引っ張り力でフォトマスク10から容易に取り外すことができる。上述したように、ペリクル20をフォトマスク10から分離するために引っ張り力を加える前又は加えずに、取り外し操作で超音波が加えられる。いくつかの実施形態では、フォトマスク10から微細構造を取り外すために、電波(例えば、マイクロ波)が印加される。
また、図14A-14C及び図14D-14Fは、本開示のいくつかの実施形態に係る図13A-13Dのペリクルの取り付けと取り外し操作の詳細もそれぞれ示す。
取り付け操作では、図14Aに示すように、ペリクル20は、ペリクルホルダー120によって支持され、EUVフォトマスク10は、ペリクル取り付け装置内のマスクホルダー130によって支持される。いくつかの実施形態では、EUVフォトマスク10は、マスクホルダー130に下向きに配置され、ペリクルは、ペリクルホルダー120によって上向きに保持される。そして、図14Bに示すように、ペリクルホルダーは、フォトマスク10に向かって上に移動し、さらにマスクリテーナ100に向かって移動するので、フォトマスク10はマスクリテーナに当接する。図13Bに示すように、マイクロファイバー28Cの端部は、ペリクルホルダー120の移動中及び移動の結果として、フォトマスク10に取り付けられる。次に、図14Cに示すように、ペリクルホルダー120は、下向きに移動し、それによりペリクル20を備えたフォトマスク10がマスクホルダー130上に配置される。
取り外し操作では、ペリクル20を備えたフォトマスク10は、図14Dに示すように、マスクホルダー130上に配置される。そして、図14Eに示すように、ペリクルホルダー120は、ペリクル20と共にフォトマスク10に向かって上に移動し、超音波がマイクロファイバーに適用される。図13Cに示すように、超音波による振動により、複数のファイバー28eがフォトマスク10から取り外される。次に、図14Fに示すように、ペリクルホルダー120は、下向きに移動し、それにより、ペリクル20のないフォトマスク10がマスクホルダー130上に配置される。
図15本開示のいくつかの実施形態に係るペリクルの取り付け及び取り外し操作のフローチャートである。S101では、ペリクルは、EUVフォトマスクに取り付けられる。S103では、ペリクルを備えたEUVフォトマスクは、EUVリソグラフィ装置(スキャナーなど)とともに使用され、半導体ウェーハ上にパターンを製造する。次に、S105では、フォトマスクからペリクルを取り外す。S107では、フォトマスクとペリクルは、クリーニング及び/又は検査操作の対象となる。そして、いくつかの実施形態では、フォトマスクは、マスクストッカーに記憶され、及び/又は新しいペリクルがフォトマスクに取り付けられる。
図16A、図16B、図16C、図16D、及び図16E図16Aは半導体装置の製造方法のフローチャートを示し、図16B、図16C、図16D、及び図16Eは、本開示の実施形態に係る半導体装置を製造する方法の連続製造操作を示す。
図16Aは半導体装置の製造方法のフローチャートを示し、図16B、16C、16D、及び16Eは、本開示の実施形態に係る半導体装置を製造する方法の連続製造操作を示す。その上に集積回路を形成するためにパターン化される半導体基板又は他の適切な基板が提供される。いくつかの実施形態では、半導体基板は、シリコンを含む。代替的又は追加的に、半導体基板は、ゲルマニウム、シリコンゲルマニウム、又は他の適切な半導体材料、例えば、III-V族半導体材料を含む。図16AのステップS201では、パターン化されるターゲット層は、半導体基板上に形成される。特定の実施形態では、ターゲット層は半導体基板である。いくつかの実施形態では、ターゲット層は、金属層又はポリシリコン層などの導電層、酸化シリコン、窒化シリコン、SiON、SiOC、SiOCN、SiCN、酸化ハフニウム、又は酸化アルミニウムなどの誘電体層、又は、エピタキシャルに形成された半導体層などの半導体層を含む。いくつかの実施形態では、ターゲット層は、絶縁構造、トランジスタ、配線などの基礎となる構造の上に形成される。図16AのS202では、図16Bに示すように、ターゲット層上にフォトレジスト層を形成する。フォトレジスト層は、その後のフォトリソグラフィ露光プロセス中に露光源からの放射線に敏感である。本実施形態では、フォトレジスト層は、フォトリソグラフィ露光プロセスで使用されるEUV光に敏感である。フォトレジスト層は、スピンオンコーティング又は他の適切な技術によってターゲット層の上に形成される。コーティングされたフォトレジスト層をさらにベークして、フォトレジスト層内の溶媒を追い出すことができる。図16AのS203では、図16Bに示すように、フォトレジスト層は、上記ペリクルを備えたEUV反射マスクを使用してパターン化される。フォトレジスト層のパターニングは、EUVマスクを使用するEUV露光システムによるフォトリソグラフィ露光プロセスを実行することを含む。露光工程では、EUVマスク上に定義された集積回路(IC)設計パターンは、フォトレジスト層に画像化され、その上に潜在パターンを形成する。フォトレジスト層のパターニングは、露光されたフォトレジスト層を現像して、1つ又は複数の開口部を有するパターン化されたフォトレジスト層を形成することをさらに含む。フォトレジスト層がポジ型フォトレジスト層である一実施形態では、フォトレジスト層の露光部分は、現像プロセス中に除去される。フォトレジスト層のパターニングは、異なる段階での様々なベーキングステップなどの他のプロセスステップをさらに含み得る。例えば、露光後ベーキング(PEB)プロセスは、フォトリソグラフィ露光プロセスの後、現像プロセスの前に実施される。
図16AのS204では、図16Dに示すように、ターゲット層は、パターン化されたフォトレジスト層をエッチングマスクとして利用してパターン化される。いくつかの実施形態では、ターゲット層のパターニングは、パターン化されたフォトレジスト層をエッチングマスクとして使用して、ターゲット層にエッチングプロセスを加えることを含む。パターン化されたフォトレジスト層の開口部内に露出されたターゲット層の部分はエッチングされ、残りの部分はエッチングから保護される。さらに、パターン化されたフォトレジスト層は、図16Eに示されるように、ウェットストリッピング又はプラズマアッシングによって除去され得る。
上述したように、ペリクルのフレームは、複数の微細構造を含む。微細構造がフォトマスクに取り付けられる場合、微細構造とフォトマスクの表面との間の総接触面積は、フレームの底面の総面積の約20%から約60%である。このように、ペリクルフレームとフォトマスクとの間に複数の空気経路が形成され、圧力変更装置で使用した場合にペリクル又はフォトマスクの破裂を抑制する。また、前述の実施形態では、フォトマスクからペリクルを取り外す際に、フォトマスクからペリクルを取り外すために引っ張り力以外の力が加えられ、フォトマスクからペリクルを取り除くための引っ張り力が必要ないか、最小限であり、これにより、ペリクル又はフォトマスクの破裂も抑制される。また、ペリクルが除去された後、接着剤の残留物がフォトマスク上に実質的に残らないため、ペリクルを取り外した後の追加の洗浄プロセスは必要ない場合がある。さらに、取り外されたペリクルは再利用され得る。また、フォトマスクは、定期的に欠陥検査を受ける必要があり、マスク検査は、グルーの残留物及び粒子を残さずに検査前にペリクルを取り外し、検査後にペリクルを元に取り付ける場合、非EUV光源検査器を使用して実行される。この検査プロセスでは、EUVペリクルでマスクを検査するために高価なEUV光源検査器を必要としない。
本開示のいくつかの実施形態によれば、フォトマスクからペリクルを取り外す方法において、ペリクルを備えたフォトマスクをペリクルホルダーに配置される。ペリクルは、複数の微細構造によってフォトマスクに取り付けられる。複数の微細構造は、ペリクルをフォトマスクから分離するために引っ張る力を加える前又は加えずに、力又はエネルギーを複数の微細構造に加えることによって、フォトマスクから取り外される。ペリクルは、フォトマスクから取り外される。前述及び以下の実施形態のうちの1つ又は複数において、複数の微細構造は、エラストマーで形成される。前述及び以下の実施形態のうちの1つ又は複数において、複数の微細構造は、複数のマイクロファイバーである。前述及び以下の実施形態の1つ又は複数において、力又はエネルギーを加えることは、フォトマスクとペリクルとの間の距離を減少させるために押す力を加えることを含む。前述及び以下の実施形態の1つ又は複数において、マイクロファイバーは磁性エラストマーで形成され、力又はエネルギーを加えることは磁場を加えることを含む。前述及び以下の実施形態のうちの1つ又は複数において、力又はエネルギーを加えることは、超音波を加えることを含む。前述及び以下の実施形態の1つ又は複数において、複数の微細構造は、形状記憶エラストマーで形成され、複数の微細構造は、それぞれがペリクルの表面に配置された上部及び下部を有する複数のマイクロコーンであり、力又はエネルギーを加えることは、熱を加えることを含む。前述及び以下の実施形態の1つ又は複数において、複数の微細構造は、光応答性エラストマーで形成され、複数の微細構造は、それぞれがペリクルの表面に配置された上部と下部を有する複数のマイクロコーンであり、力又はエネルギーを加えることは、光を加えることを含む。
本開示の別の態様によれば、フォトマスクからペリクルを取り付ける方法において、フォトマスクはフォトマスクホルダー上に配置され、ペリクルはペリクルホルダー上に配置される。ペリクルは、開口部を有するフレームを含み、複数の微細構造がフレームの下部に配置される。ペリクルホルダーを移動することにより、複数の微細構造がフォトマスクに取り付けられ、それにより、複数の微細構造がフォトマスクの表面に当接する。ペリクルホルダーを移動して、ペリクルをマスクホルダーに付けたままフォトマスクを残す。前述及び以下の実施形態のうちの1つ又は複数において、複数の微細構造は、エラストマーで形成された複数の微細ファイバーであり、複数の微細構造を取り付ける際に、複数のマイクロファイバーの端部がフォトマスクの表面に取り付けられる。前述及び以下の実施形態のうちの1つ又は複数において、エラストマーは磁性エラストマーである。前述及び以下の実施形態のうちの1つ又は複数において、複数の微細構造は、形状記憶エラストマーで形成された複数のマイクロコーンであり、そして、複数の微細構造を取り付ける際に、複数のマイクロコーンの上部をフォトマスクの表面に取り付け、取り付けられた複数のマイクロコーンに熱を加える。前述及び以下の実施形態のうちの1つ又は複数において、複数の微細構造は、エラストマーで形成された複数のマイクロコーンであり、複数の微細構造を取り付ける際に、複数のマイクロファイバーの下部がフォトマスクの表面に取り付けられる。前述及び以下の実施形態のうちの1つ又は複数において、ペリクルホルダーに配置されたヒーターから熱が加えられる。前述及び以下の実施形態のうちの1つ又は複数において、複数の微細構造を取り付けることは、フォトマスクをマスクホルダーから取り外し、写真をマスクリテーナに押し付けることを含む。
本開示の別の態様によれば、極端紫外線(EUV)フォトマスク用のペリクルは、EUV透明膜、開口部を有するフレーム、及び接着性エラストマーで形成され、フレームの下部に配置された複数の微細構造を含む。前述及び以下の実施形態のうちの1つ又は複数において、複数の微細構造は、平均直径が0.5μmから500μmの範囲にある複数のファイバーである。前述及び以下の実施形態のうちの1つ又は複数において、複数の微細構造は、形状記憶エラストマーで形成される。前述及び以下の実施形態のうちの1つ又は複数において、複数の微細構造は、磁性エラストマーで形成される。前述及び以下の実施形態のうちの1つ又は複数において、複数の微細構造は、光応答性エラストマーで形成される。
前述は、当業者が本開示の態様をよりよく理解できるように、いくつかの実施形態又は実施例の特徴を概説している。当業者であれば、本開示に導入される実施形態又は実施例の同じ目的を実行するか及び/又は同じ利点を達成するための、他の工程及び構造を設計又は変更するための根拠として、本開示を容易に用いることができることを理解できる。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例、置換例及び修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本開示の技術的範囲に属するものと了解される。

Claims (20)

  1. フォトマスクからペリクルを取り外す方法であって、
    複数の微細構造によって前記フォトマスクに取り付けられた前記ペリクルを備えた前記フォトマスクをペリクルホルダー上に配置し、
    前記ペリクルを前記フォトマスクから分離するために引っ張り力を加える前に又は加えることなく、力又はエネルギーを前記複数の微細構造に加えることによって、前記フォトマスクから前記複数の微細構造を取り外し、
    前記フォトマスクから前記ペリクルを取り外すことを含む方法。
  2. 前記複数の微細構造は、エラストマーで形成される請求項1に記載の方法。
  3. 前記複数の微細構造は、複数のマイクロファイバーである請求項2に記載の方法。
  4. 力又はエネルギーを加える前記ステップは、前記フォトマスクと前記ペリクルとの間の距離を減少させるために押す力を加えることを含む請求項2に記載の方法。
  5. 前記マイクロファイバーは、磁性エラストマーで形成され、
    力又はエネルギーを加える前記ステップは、磁場を加えることを含む請求項2に記載の方法。
  6. 力又はエネルギーを加える前記ステップは、超音波を加える請求項2に記載の方法。
  7. 前記複数の微細構造は、形状記憶エラストマーで形成され、
    前記複数の微細構造は、それぞれが前記ペリクルの表面上に配置された上部及び下部を有する複数のマイクロコーンであり、
    力又はエネルギーを加える前記ステップは、熱を加えることを含む請求項2に記載の方法。
  8. 前記複数の微細構造は、光応答性エラストマーで形成され、
    前記複数の微細構造は、それぞれがペリクルの表面に配置された上部と下部を有する複数のマイクロコーンであり、
    力又はエネルギーを加える前記ステップは、光を当てることを含む請求項2に記載の方法。
  9. フォトマスクからペリクルを取り付ける方法であって、
    前記フォトマスクをフォトマスクホルダーに配置し、
    開口部を有するフレームを含み、複数の微細構造が前記フレームの下部に配置された前記ペリクルをペリクルホルダーに配置し、
    前記複数の微細構造が前記フォトマスクの表面に当接するように前記ペリクルホルダーを移動することにより、前記複数の微細構造を前記フォトマスクに取り付け、
    前記ペリクルホルダーを移動して、前記フォトマスクを前記マスクホルダー上の前記ペリクルと一緒に残すことを含む方法。
  10. 前記複数の微細構造は、エラストマーで形成された複数の微細ファイバーであり、
    前記複数の微細構造の前記取り付けにおいて、前記フォトマスクの前記表面に前記複数の微細ファイバーの端部が取り付けられる請求項9に記載の方法。
  11. 前記エラストマーは磁性エラストマーである請求項10に記載の方法。
  12. 前記複数の微細構造は、形状記憶エラストマーで形成された複数のマイクロコーンであり、
    前記複数の微細構造物の前記取り付けにおいて、前記複数のマイクロコーンの上部が前記フォトマスクの表面に取り付けられ、熱が前記取り付けられた複数のマイクロコーンに加えられる請求項9に記載の方法。
  13. 前記複数の微細構造は、エラストマーで形成された複数のマイクロコーンであり、
    前記複数の微細構造の前記取り付けにおいて、前記複数のマイクロコーンの下部が前記フォトマスクの前記表面に取り付けられる請求項9に記載の方法。
  14. 前記ペリクルホルダーに配置されたヒーターから前記熱が加えられる請求項13に記載の方法。
  15. 前記複数の微細構造の前記取り付けは、前記フォトマスクを前記マスクホルダーから取り外し、前記フォトマスクをマスクリテーナに押し付けることを含む請求項9に記載の方法。
  16. 極端紫外線(EUV)フォトマスク用のペリクルであって、EUV透明膜と、
    開口部を有するフレームと、
    接着性エラストマーで形成され、前記フレームの下部に配置された複数の微細構造と、を含むペリクル。
  17. 前記複数の微細構造が、0.5μmから500μmの範囲の平均直径を有する複数のファイバーである請求項16に記載のペリクル。
  18. 前記複数の微細構造が形状記憶エラストマーで形成される請求項16に記載のペリクル。
  19. 前記複数の微細構造は磁性エラストマーで形成される請求項16に記載のペリクル。
  20. 前記複数の微細構造は、光応答性エラストマーで形成される請求項16に記載のペリクル。

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