JP2022022188A - メモリデバイス、半導体デバイス及びそれらの製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】メモリデバイス、半導体デバイス及びそれらの製造方法を提供する。【解決手段】メモリデバイス10は、積層構造102、スイッチング層108、チャネル層110及び複数対の導電性ピラー112を含む。積層構造は、交互に積層された隔離層106とワード線104とを含み、第1の方向に沿って延在する。積層構造は、そのエッジ領域に階段部及び接続部を有する。接続部は、階段部に沿って延在し、階段部の側方に位置し、階段構造に成形されなくてよい。スイッチング層は、積層構造の側壁を覆う。チャネル層は、スイッチング層の側壁を覆い、第1の方向に沿って互いに横方向に離間する。複数対の導電性ピラーは、基板上に立設され、チャネル層を介してスイッチング層と横方向に接触する。【選択図】図1A
Description
本願は、2020年7月23日に出願された米国特許仮出願第63/055,349号の優先権の利益を主張する。上記の特許出願の全体は、参照により本明細書に組み込まれ、本明細書の一部となる。
過去数十年で、データ記憶に対する需要が高まっていることにより、不揮発性メモリが継続的にスケーリングされ、不揮発性メモリ内のセルがシングルレベルセル(SLC)からマルチレベルセル(MLC)に開発される。しかし、これらの解決手段は、2次元設計の制約により限定される。不揮発性メモリ内の全てのセルはストリング状に隣り合って並んでいるが、セルのレベルは1つだけである。これにより、不揮発性メモリが提供可能な容量が最終的に制限される。
三次元メモリは、不揮発性メモリの記憶容量に関するいくつかの問題を解決する新たな進化である。セルを上下に積層することにより、不揮発性メモリのフットプリント領域を大幅に増大させることなく、記憶容量を飛躍的に増大させることができる。しかしながら、記憶容量が大きいため、三次元メモリにはかなりの量の駆動装置が必要である。三次元メモリの記憶容量が継続的に増大するにつれて、特定の領域に駆動装置を統合することがより困難になる。
三次元メモリは、不揮発性メモリの記憶容量に関するいくつかの問題を解決する新たな進化である。セルを上下に積層することにより、不揮発性メモリのフットプリント領域を大幅に増大させることなく、記憶容量を飛躍的に増大させることができる。しかしながら、記憶容量が大きいため、三次元メモリにはかなりの量の駆動装置が必要である。三次元メモリの記憶容量が継続的に増大するにつれて、特定の領域に駆動装置を統合することがより困難になる。
本発明の態様は、添付図面を参照しながら、以下の詳細な説明から最もよく理解される。業界の標準的技法に従って、様々なフィーチャが一定のスケールで描かれていないことに注意すべきである。実際、様々なフィーチャの寸法は、説明を明確にするために任意に増減できる。
本開示のいくつかの実施形態に係るメモリデバイスを示す立体概略図である。
図1Aに示されるメモリデバイス内のサブアレイを示す概略立体図である。
図1Aに示されるメモリデバイス内のサブアレイの列によって共有されるワード線を示す概略立体図である。
図1Aに示されるメモリデバイスを含む半導体デバイスを示す概略立体図である。
図2Aに示される半導体デバイスのメモリデバイスのサブアレイと下方ワード線ドライバを示す概略立体図である。
図2Aに示される半導体デバイス内のワード線のうちの1つと対応するワード線ドライバ及びワード線配線部を示す概略立体図である。
図1Aに示されるメモリデバイスの製造方法を示す流れ図である。
図3に示されるメモリデバイスの製造プロセスにおける各段階での中間構造を示す概略立体図である。
図3に示されるメモリデバイスの製造プロセスにおける各段階での中間構造を示す概略立体図である。
図3に示されるメモリデバイスの製造プロセスにおける各段階での中間構造を示す概略立体図である。
図3に示されるメモリデバイスの製造プロセスにおける各段階での中間構造を示す概略立体図である。
図3に示されるメモリデバイスの製造プロセスにおける各段階での中間構造を示す概略立体図である。
図3に示されるメモリデバイスの製造プロセスにおける各段階での中間構造を示す概略立体図である。
図3に示されるメモリデバイスの製造プロセスにおける各段階での中間構造を示す概略立体図である。
図3に示されるメモリデバイスの製造プロセスにおける各段階での中間構造を示す概略立体図である。
図3に示されるメモリデバイスの製造プロセスにおける各段階での中間構造を示す概略立体図である。
図3に示されるメモリデバイスの製造プロセスにおける各段階での中間構造を示す概略立体図である。
図4Aに示される中間構造のサブアレイ領域を示す概略立体図である。
図4Bに示される中間構造のサブアレイ領域を示す概略立体図である。
図4Cに示される中間構造のサブアレイ領域を示す概略立体図である。
図4Dに示される中間構造のサブアレイ領域を示す概略立体図である。
図4Eに示される中間構造のサブアレイ領域を示す概略立体図である。
図4Fに示される中間構造のサブアレイ領域を示す概略立体図である。
図4Gに示される中間構造のサブアレイ領域を示す概略立体図である。
図4Hに示される中間構造のサブアレイ領域を示す概略立体図である。
図4Iに示される中間構造のサブアレイ領域を示す概略立体図である。
図4Jに示される中間構造のサブアレイ領域を示す概略立体図である。
本開示のいくつかの実施形態に係る半導体デバイスの一部を示す概略平面図である。
図6Aに示される半導体デバイス内のワード線のうちの1つと対応するワード線ドライバ及びワード線配線部を示す概略立体図である。
本開示のいくつかの実施形態に係る半導体デバイスの一部を示す概略平面図である。
図7Aに示される半導体デバイス内のワード線のうちの1つと対応するワード線ドライバ及びワード線配線部を示す概略立体図である。
本開示のいくつかの実施形態に係る半導体デバイスの一部を示す概略立体図である。
以下の開示は、提供された主題の異なる特徴を実施するための多くの異なる実施形態又は例を提供する。以下、本開示を簡略化するために、構成要素及び配置の特定の例を説明する。もちろん、これらは、一例に過ぎず、これらに限定するものではない。例えば、以下の説明における第2の特徴の上方又は上の第1の特徴の形成は、第1と第2の特徴が直接接触して形成される実施形態を含んでもよく、また、第1と第2の特徴が直接接触しないように、追加の特徴が第1と第2の特徴の間に形成され得る実施形態を含んでもよい。また、本開示は、様々な例において符号及び/又は文字を繰り返してもよい。この繰り返しは、単純さと明快さを目的としており、それ自体では、説明した様々な実施形態及び/又は構成の間の関係を示すものではない。
さらに、図示されているように、ここで、ある要素又は構造と別の要素又は構造との関係を説明しやすくするために、「下方」、「下」、「下部」、「上方」、「上部」などのような空間的に相対的な用語を使用することができる。空間的に相対的な用語は、図に示されている方向に加えて、使用中又は動作中の装置の異なる方向を包含することを意図している。装置は、他の方向に配向してもよく(90度又は他の配向に回転されてもよい)、本明細書で使用される空間的に相対的な記述子は、同様にそれに応じて解釈され得る。
図1Aは本開示のいくつかの実施形態に係るメモリデバイス10を示す立体概略図である。図1Bは、図1Aに示されるメモリデバイス10内のサブアレイ10aを示す概略立体図である。図1Cは、図1Aに示されるメモリデバイス10内のサブアレイ10aの列によって共有されるワード線104を示す概略立体図である。
図1Aを参照すると、メモリデバイス10は三次元メモリデバイスであり、基板100上に形成された複数のメモリセルMCのスタックを含む。いくつかの実施形態では、基板100は、半導体ウェーハまたは半導体オンインシュレータ(SOI)ウェーハ等の半導体基板(図示せず)上のエッチングストップ層である。これらの実施形態では、基板100と半導体ウェーハ(またはSOIウェーハ)との間には、能動デバイス(例えばトランジスタ)およびこれら能動素子の相互接続(いずれも図示せず)が形成されてもよい。代替の実施形態では、基板100は、半導体ウェーハまたはSOIウェーハである。
図1Aの丸で囲んだ領域は、メモリデバイス内のメモリセルMCのスタックの一部を示す拡大図である。拡大図に示されるように、メモリセルMCの各スタックは、基板100上に形成された積層構造102のセグメントを含む。ワード線104と隔離層106は、積層構造102において垂直方向Zに沿って交互に積層される。いくつかの実施形態では、各積層構造102の最下層及び最上層は、それぞれ隔離層106のうちの1つである。さらに、当業者は、設計及びプロセス要件に従って、各積層構造102内のワード線104及び隔離層106の量を調整することができ、本開示はこれらに限定されない。また、いくつかの実施形態では、各積層構造102内のワード線104及び隔離層106は、方向Yに沿って延在し、積層構造102は、方向Yと交差する方向Xに沿って互いに横方向に離間して配置される。方向Yに沿って配置されたメモリセルMCの隣接するスタックは、同じ積層構造102を共有することができる。さらにまた、各積層構造102は、方向Xに沿って配置されたメモリセルMCの隣接するスタックによって共有され得る。ワード線104は、導電性材料で形成され得て、隔離層106は、絶縁材料で形成され得る。例えば、導電性材料は、タングステン、窒化チタン、ルテニウム、モリブデン、窒化タングステンなどを含み得るのに対し、絶縁材料は、酸化ケイ素、窒化ケイ素、酸窒化ケイ素などを含み得る。
さらに、スイッチング層108は、積層構造102の側壁に形成され、積層構造102内のワード線104及び隔離層106と横方向に接触している。いくつかの実施形態では、各スイッチング層108の立設部は、隣接する積層構造102の対向する側壁を覆い、各スイッチング層108の横方向に延在する部分は、これらの積層構造102の間の基板100の一部にまたがり、スイッチング層108の立設部を接続する。また、各積層構造102の対向する側壁は、スイッチング層108の異なる側壁によって覆われ得る。さらに、いくつかの実施形態では、スイッチング層108は、各積層構造102の対向する側壁を覆うスイッチング層108が、方向Yに沿って配置されたメモリセルMCの列によって共有できるように、積層構造102に沿って連続的に延在する。スイッチング層108は、強誘電体材料で形成され得る。例えば、強誘電体材料としては、酸化ハフニウム系の材料(例えば、酸化ハフニウムジルコニウム(Hf1―xZrxO)、酸化ハフニウムエルビウム(Hf1―xErxO)、酸化ハフニウムランタン(Hf1―xLaxO)、酸化ハフニウムイットリウム(Hf1―xYxO)、酸化ハフニウムガドリニウム(Hf1―xGdxO)、酸化ハフニウムアルミニウム(Hf1―xAlxO)、酸化ハフニウムチタン(Hf1―xTixO)、酸化ハフニウムタンタル(Hf1―xTaxO)など)、チタン酸バリウム(例えば、BaTiO3)、チタン酸鉛(例えば、PbTiO3)、シリコン酸鉛(例えば、PbZrO3)、ニオブ酸リチウム(例えば、LiNbO3)、ニオブ酸ナトリウム(NaNbO3)、ニオブ酸カリウム(例えば、KNbO3)、タンタル酸カリウム(KTaO3)、スカンジウム酸ビスマス(BiScO3)、鉄酸ビスマス(例えばBiFeO3)、窒化アルミニウムスカンジウム(AlScN)などまたはこれらの組み合わせを含むことができる。
チャネル層110は、スイッチング層108の立設部の側壁を覆い、スイッチング層108の立設部を介して、積層構造102内のワード線104及び隔離層106と横方向に接触している。いくつかの実施形態では、各積層構造102の対向する側壁は、各チャネル層110がメモリセルMCのスタックによって排他的に共有され得るように、チャネル層110の横方向に分離されたものによってそれぞれ覆われる。これらの実施形態では、方向Yに沿って配置されたメモリセルMCの隣接するスタック間のクロストークは低減され得る。また、いくつかの実施形態では、隣接する積層構造102の対向する側壁にあるチャネル層110は、互いに分離されている。これらの実施形態では、チャネル層110は、スイッチング層108の底部において横方向に延在してもよく延在しなくてもよいが、チャネル層110の各々は、チャネル層110の別の1つと接触するようにさらに延在しなくてよい。チャネル層110は、ポリシリコン又は金属酸化物半導体材料で形成され得る。金属酸化物半導体材料は、インジウムガリウム亜鉛酸化物(IGZO)などのインジウム系酸化物材料を含み得る。
複数対の導電性ピラー112は、積層構造102の間の基板100の部分上に立設される。チャネル層110がスタッキング構造102の間の基板100の部分上で不連続であるこれらの実施形態では、導電性ピラー112は、スイッチング層108の底部上に少なくとも部分的に立設され得る。各対の導電性ピラー112は、隣接する積層構造102の対向する側壁を覆うチャネル層110のうちの2つの間に別々に配置され、かつそれらと横方向に接触している。さらに、方向Yに沿って配置された隣接する対の導電性ピラー112も、横方向に分離される。いくつかの実施形態では、隔離構造114は、各対の導電性ピラー112の間にそれぞれ充填されて、各対の導電性ピラー112を互いに隔離する。さらに、いくつかの実施形態では、隔離ピラー116は、隣接する対の導電性ピラー112の間にそれぞれ立設される。これらの実施形態では、隔離ピラー116は、チャネル層110を互いに分離するために、スイッチング層108と横方向に接触するようにさらに延在し得る。さらに、いくつかの実施形態では、積層構造102の一側にある複数対の導電性ピラー112は、方向Yに沿って、積層構造102の他方の側にある複数対の導電性ピラー112からオフセットされる。これらの実施形態では、導電性ピラー112は、千鳥状に配置されていると見なすことができる。導電性ピラー112は導電性材料で形成され、隔離構造114と隔離ピラー116はそれぞれ絶縁材料で形成される。例えば、導電性材料は、Al、Ti、TiN、TaN、Co、Ag、Au、Cu、Ni、Cr、Hf、Ru、W、Ptなどを含み得るのに対し、絶縁材料は、酸化ケイ素、窒化ケイ素、酸窒化ケイ素、炭化ケイ素、炭窒化ケイ素、酸炭化ケイ素などを含み得る。
1つのワード線104のセクション、ワード線104のこのセクションと横方向に接触する1つのスイッチング層108の一部、スイッチング層108のこの一部を介してワード線104のセクションに容量結合された1つのチャネル層110の一部、及びこのチャネル層110と接触する1対の導電性ピラー112は、トランジスタを集合的に形成する。ワード線104のセクションは、トランジスタのゲート端子として機能し、該対の導電性ピラー112は、トランジスタのソース端子及びドレイン端子として機能する。トランジスタがオンにされると、導電性経路は、チャネル層110の一部に形成され、該対の導電性ピラー112の間に延在することができる。一方、トランジスタがオフ状態にあるとき、導電性経路が遮断されるか又は存在しない可能性がある。スイッチング層108の一部は、ワード線104のセクションとチャネル層110の一部との間の容量結合を実現するために、そしてトランジスタの閾値電圧をより低い値からより高い値に切り替える(又はその逆でもよい)ために機能する。プログラミング動作中、電圧バイアスがスイッチング層108の一部にわたって設定され、強誘電分極のために双極子モーメントがスイッチング層108に記憶される。一方、消去動作中、逆電圧バイアスがスイッチング層108の一部にわたって設定され得て、スイッチング層108で双極子モーメントの反転を観察することができる。反対方向の双極子モーメントを記憶することにより、トランジスタは、比較的高い閾値電圧及び比較的低い閾値電圧を有することができ、したがって、高い論理状態及び低い論理状態はトランジスタに記憶することができる。したがって、トランジスタはデータを記憶することができ、本開示ではメモリセルMCと呼ばれる。
図1Aに示されるように、同じスタック内のメモリセルMCは、異なるワード線104によって制御されながら、同じスイッチング層108、同じチャネル層110、及び同じ対の導電性ピラー112を共有し得る。1対の導電性ピラー112の反対側にあるメモリセルMCの隣接するスタックは、異なるチャネル層110を有し、異なるワード線104によって制御されながら、同じスイッチング層108とこの1対の導電性ピラー112を共有し得る。同じ積層構造102の反対側にあるメモリセルMCの隣接するスタックは、異なるスイッチング層108、異なるチャネル層110、及び異なる対の導電性ピラー112を有しながら、同じワード線104を共有し得る。さらに、方向Yに沿って配置されたメモリセルMCの隣接するスタックは、異なるチャネル層110及び異なる対の導電性ピラー112を有しながら、同じワード線104及び同じスイッチング層108を共有し得る。
図1A及び図1Bを参照すると、メモリデバイス10は、複数のサブアレイ10aに分割され得る。6つのサブアレイ10aが図1Aに示されているが、メモリデバイス10は、6つ未満又は6つを超えるサブアレイ10aを有し得て、本開示は、サブアレイ10aのこの量に限定されない。図1Aに示されるように、サブアレイ10aは、方向X及び方向Yに沿って配置され、互いに接続される。積層構造102の各々及びその反対側にあるスイッチング層108は、方向Yに沿って連続的に延在し、方向Yに沿って配置されたサブアレイ10aの列によって共有される。また、方向Xに沿って配置された隣接するサブアレイ10aは、共有された積層構造102を介して互いに接続され得る。図1Bに示されるように、各積層構造102は、そのエッジ部内に、同じ列内の隣接するサブアレイ10aに接続された階段部SPを有する。階段部SPは、積層構造102内のワード線104を迂回するように設計されている。積層構造102の階段部SPにおいて、各ワード線104及び下方隔離層106は、下方ワード線104とこの下側のワード線104の下にある隔離層106から横方向に凹んでいる。最上部のワード線104が最上部の隔離層106によって覆われるこれらの実施形態では、最上部の隔離層106は、最上部の隔離層106の下にある最上部のワード線104から横方向に凹んでいる。サブアレイ10a内の積層構造102が、階段部SPの側方に延在する接続部CPを介して隣接するサブアレイ10aまで連続的に延びることができるように、階段部SPの幅WSPは、積層構造102の全幅W102よりも短い。接続部CPは、階段構造に成形されておらず、接続部CPの幅WCPが本体部BPの幅(すなわち、幅W102)よりも短いことを除いて、積層構造102の本体部BPと同一である。換言すれば、接続部CPのワード線104及び隔離層106は、実質的に同じ長さを有する。また、積層構造102の全幅W102は、階段部WSPの幅と接続部CPの幅WCPとの和である。さらに、接続部CPの側壁は、階段部SPと部分的に共有される。本明細書に記載の「幅」という用語は、積層構造102の延在方向に垂直な方向に沿った寸法を示し、本明細書に記載の「長さ」という用語は、積層構造102の延在方向に沿った寸法を示すことに留意されたい。例えば、「幅」という用語は、積層構造102が延在する方向Yと交差する方向Xに沿った寸法を示す。一方、「長さ」という用語は、Y方向に沿った寸法を示す。いくつかの実施形態では、幅WCPに対する幅WSPの比率は、0.1~10の範囲にあり、幅W102に対する幅WSPの比率は、0.1~0.9の範囲にある。しかしながら、当業者は、プロセス及び設計要件に従って、これらの幅を調整することができ、本開示はこれらに限定されない。
いくつかの実施形態では、階段部SPは、積層構造102の同じ半分(例えば、左半分)にある。これらの実施形態では、隣接する積層構造102の対向する側壁を覆う各スイッチング層108は、これらの積層構造102のうちの一方の接続部CPの側壁と横方向に接触し得て、これらの積層構造102のうちの他方の階段部SPの側壁と横方向に接触し得る。さらに、サブアレイ10aを個別に見ると(図1Bに示されるように)、積層構造102の階段部SP及び接続部CPは、積層構造102の本体部BPの細長い部と見なし得る。階段構造に成形されている細長い部は階段部SPと呼ばれ、階段構造に成形されていない細長い部は接続部CPと呼ばれる。
いくつかの実施形態では、各サブアレイ10a内の積層構造102の階段部SP及び接続部CPは、サブアレイ10aの片側に配置される。これらの実施形態では、図1Aに示されるように、サブアレイ10a内の積層構造102は、それらの接続部CPを介して同じ列の隣接するサブアレイ10aに延在しながら、それらの本体部BPを介して同じ列の別の隣接するサブアレイ10aに延在する。さらに、いくつかの実施形態では、絶縁構造118は、積層構造102のエッジ部の間に充填される。絶縁構造118は、スイッチング層108の横方向に延在する部上に立設され得る。また、絶縁構造118は、その間にチャネル層なしにスイッチング層108の立設部と横方向に接触し得る。またさらに、いくつかの実施形態では、層間誘電体構造120は、積層構造102の階段部SPに形成される。積層構造102の階段部SPの段差は、層間誘電体構造120によって覆われ、層間誘電体構造120は、積層構造102の接続部CP及び本体部BPの上面と実質的に同じ高さまで充填され得る。また、層間誘電体構造120は、それぞれ、スイッチング層108のうちの1つと横方向に接触し得る。絶縁構造118及び層間誘電体構造120は、それぞれ、絶縁材料で形成され得る。例えば、絶縁材料は、酸化ケイ素、窒化ケイ素、酸窒化ケイ素、炭化ケイ素、炭窒化ケイ素、酸炭化ケイ素などを含み得る。
図1B及び図1Cを参照すると、サブアレイ10aのエッジにある各積層構造102の一部を階段構造(すなわち、階段部SP)に成形する結果として、積層構造102内のワード線104(最下部のワード線104を除く)は、それぞれ、厚肉部TP及び幅狭部NPを有し得る。各積層構造102の厚肉部TP及び幅狭部NPは、方向Yに沿って交互に配置される。ワード線104の幅狭部NPは、図1Bを参照して説明したように、積層構造102の接続部CPに含まれる。一方、厚肉部TPのエッジ領域ERは、幅狭部NPと横方向に接触しており、積層構造102の階段部SPに含まれる。また、厚肉部TPの他の領域は、積層構造102の本体部BPに含まれる。あるいは、これらのワード線104は、複数の横方向の凹部RSを有するものとして説明され得る。横方向の凹部RSは、階段構造の段差を形成するためのワード線104の除去された部分を示し、幅狭部NPの側壁及び厚肉部TPのいくつかのエッジによって画定される。いくつかの実施形態では、図1Bを参照して説明したように、幅WCPに実質的に等しくてよい、方向Xに沿ったワード線104の幅狭部NPの幅W104は、10nm~1000nmの範囲にある。また、方向Yに沿ったワード線104の幅狭部NPの長さL104は、500nm~10000nmの範囲にあり得る。
図2Aは、図1Aに示されるメモリデバイス10を含む半導体デバイス20を示す概略立体図である。図2Bは、図2Aに示される半導体デバイス20のメモリデバイス10のサブアレイ10aと下方ワード線ドライバWDを示す概略立体図である。図2Cは、図2Aに示される半導体デバイス20内のワード線104のうちの1つと対応するワード線ドライバWD及びワード線配線部WRを示す概略立体図である。
図2A及び図2Bを参照すると、半導体デバイス20は、図1A~図1Cを参照して説明したように、メモリデバイス10を含む。また、半導体デバイス20は、メモリデバイス10内のワード線104を駆動するためのワード線ドライバWDをさらに含む。メモリデバイス10の基板100が半導体基板上にあるエッチング停止層である実施形態では、ワード線ドライバWDは、半導体基板200(図2Bに部分的に示されている)に形成され、基板100の下に配置されたトランジスタを含み得る。これらの実施形態では、ワード線ドライバWDは、半導体デバイス10の基板工程(FEOL)構造の一部と見なし得るのに対し、メモリデバイス10は、半導体デバイス20の配線工程(BEOL)構造に統合され得る。いくつかの実施形態では、ワード線ドライバWDの少なくともいくつかは、図1Bを参照して説明したように、積層構造102の階段部SPに重なる。図2Bに示されるように、ワード線ドライバWDのトランジスタは、それぞれ、ゲート構造202とゲート構造202の反対側にあるソース/ドレイン構造204を含む。いくつかの実施形態では、ゲート構造202は、半導体基板200の実質的に平坦な表面に形成され、ソース/ドレイン構造204は、半導体基板200内のドーピング領域又は半導体基板200の凹部に形成されたエピタキシャル構造である。これらの実施形態では、ワード線ドライバWDのトランジスタはプレーナ型トランジスタと呼ばれ、ゲート構造202によってそれぞれ覆われ、ソース/ドレイン構造204の間に延在する半導体基板200の外装部は、トランジスタの導電性チャネルとして機能する。代替実施形態では、ワード線ドライバWDのトランジスタは、それぞれ、フィン型トランジスタ又はゲートオールアラウンド(GAA)トランジスタとして形成される。これらの代替実施形態では、ゲート構造と交差し、ゲート構造によって覆われた三次元構造(例えば、フィン構造、ナノシートなど)は、トランジスタの導電性チャネルとして機能する。いくつかの実施形態では、ワード線ドライバの隣接するトランジスタ間の間隔Sは、10nm~1000nmの範囲にある。さらに、図示していないが、ワード線ドライバWDは、他の能動デバイス及び/又は受動デバイスをさらに含み得る。
図2B及び図2Cを参照すると、メモリデバイス10内のワード線104はワード線配線部WRを介してワード線ドライバWDに配線され得る。いくつかの実施形態では、各ワード線104を対応するワード線ドライバWDに接続するためのワード線配線部WRは、導電性ビア206、導電性トレース208、及び貫通ビア210を含む。導電性ビア206のうちの1つは、対応する積層構造102の階段部SPのうちの1つ内の段差に立設されて、この段差を形成するように成形されたワード線104との電気的接続を確立する。また、導電性ビア206は、この段差を覆う層間誘電体構造120の一部を、積層構造102及び層間誘電体構造120の上面よりも高い高さまで貫通し得る。導電性トレース208のうちの1つは、導電性ビア206にわたって横方向に延在し、導電性ビア206に電気的に接続される。例えば、導電性トレース208は、方向Xに沿って延在し得る。貫通ビア210のうちの1つは、導電性トレース208の底面から、ワード線ドライバWD内の対応するトランジスタのソース/ドレイン構造204のうちの1つまで延在し得る。また、貫通ビア210は、導電性ビア206から横方向に離間される。いくつかの実施形態では、貫通ビア210は、ワード線ドライバWDと基板100との間に形成された絶縁構造118、基板100、及び誘電体層(図示せず)のうちの1つを貫通する。これらの実施形態では、貫通ビア210は、メモリデバイス10の周りに配置されるのではなく、メモリデバイス10を貫通する。また、導電性トレース208は、メモリデバイス10の境界の外に延在するのではなく、メモリデバイス10の境界内に延在し得る。したがって、ワード線104は、より小さな領域内のワード線ドライバWDに配線することができる。さらに、導電性ビア206が半導体デバイス20のBEOL構造内に延在しながら、貫通ビア210が半導体デバイス20のBEOL構造からFEOL構造まで延在するため、貫通ビア210は、導電性ビア206の高さよりも高い高さを有し得る。図2Cに示されるように、導電性ビア206は、ワード線104の厚肉部TP上に立設され得る。さらに、導電性トレース208は、それぞれ、導電性ビア206のうちの1つを、対応するワード線104の一側(例えば、右側)からこのワード線104の反対側(例えば、左側)に配線する。
図2Bを再び参照すると、半導体デバイス20は、メモリデバイス10内の導電性ピラー112に接続されたソース線SL及びビット線BLをさらに含む。各対の導電性ピラー112は、それぞれ、ソース線SLのうちの1つ及びビット線BLのうちの1つに接続される。また、各ソース線SL及び各ビット線BLは、それぞれ、方向Xに沿って配置された導電性ピラー112の列に接続される。導電性ピラー112が、図1Aを参照して説明したように、千鳥状に配置されるこれらの実施形態では、ソース線SL及びビット線BLは交互に配置され得る。例えば、ソース線SL及びビット線BLは、方向Xに沿って延在してもよく、方向Yに沿って交互に配置されてもよい。代替実施形態では、ソース線SL又はビット線BLは、ワード線ドライバWLと基板100との間の誘電体層(図示せず)内に形成され、ソース線SL及びビット線BLの他の部分は、メモリデバイス10にわたって延在する。これらの実施形態では、いくつかの導電性ピラー112の底面から基板100を通るソース線SL又はビット線BLまで延在する導電性ビア(図示せず)はさらに形成され得る。
上述したように、積層構造102内に形成されたメモリセルMCと積層構造102間の要素は積層可能であり、したがって、メモリデバイス10は、二次元設計によってもはや制限されず、メモリデバイス10の記憶密度を大幅に増加させることができる。さらに、積層構造102の階段部SPは、それぞれ、対応する積層構造102の幅(すなわち、図1Bを参照して説明した幅W102)よりも短い幅(すなわち、図1Bを参照して説明した幅WSP)を有する。したがって、各積層構造102のワード線104は、積層構造102の延在方向に沿って配置された隣接するサブアレイ10aの間の界面で切断されない。その代わりに、各積層構造102内のワード線104は、積層構造102の階段部SPに沿って延在する積層構造102の接続部CPを介して界面を通って延在し得る。対応する積層構造102内の各ワード線104が、複数のサブアレイ10aを通って連続的に延在することができるため、ワード線104を駆動するために、より小さな駆動電流が必要とされる。したがって、ワード線ドライバWDの寸法(例えば、ワード線ドライバWD内のトランジスタの寸法)はさらにスケーリングすることができ、より多くの能動デバイス及び/又は受動デバイスは半導体デバイス20のFEOL構造に統合することができる。そうでなければ、ワード線ドライバWDの寸法がさらにスケーリングされない場合、ワード線ドライバWD(例えば、ワード線ドライバWD内のトランジスタ)の駆動能力を同等に向上させることができる。
図3は、図1Aに示されるメモリデバイス10の製造方法を示す流れ図である。図4A~図4Jは、図3に示されるメモリデバイス10の製造プロセスにおける各段階での中間構造を示す概略立体図である。図5A~図5Jは、図4A~図4Jにそれぞれ示される中間構造のサブアレイ領域40aを示す概略立体図である。
図4A~図4Jを参照して説明される中間構造をサブアレイ領域40aに分割することができることに留意されたい。サブアレイ領域40aは、図1Aに示されるサブアレイ10aとなり、各中間構造のサブアレイ領域40aのうちの1つは、図5A~図5Jにさらに示される。
図3、図4A及び図5Aを参照すると、初期積層構造402を基板100に形成するステップS100が実行される。初期積層構造402は、垂直方向Zに沿って交互に積層された犠牲層404及び隔離層406を含む。犠牲層404は、図1Aに示されるように、ワード線104を形成するようにパターン化されて置き換えられ、隔離層406は、図1Aに示されるように、隔離層106を形成するようにパターン化される。犠牲層404は、隔離層406に対して十分なエッチング選択性を有し、基板100は、犠牲層404及び隔離層406に対して十分なエッチング選択性を有する。例えば、隔離層406は酸化ケイ素で形成され得て、犠牲層404は窒化ケイ素で形成され得て、基板100は、炭化ケイ素、酸炭化ケイ素(SiOC)、オキシ炭窒化ケイ素(SiOCN)、炭窒化ケイ素(SiCN)などで形成され得る。いくつかの実施形態では、基板100、犠牲層404及び分離層406は、それぞれ、化学蒸着(CAV)プロセスなどの堆積プロセスによって形成される。
図3、図4B及び図5Bを参照すると、ハードマスク層HMを初期積層構造402に形成するステップS102が実行される。現在、ハードマスク層HMは、初期積層構造402を全体的に覆うことができる。ハードマスク層HMは、犠牲層404及び隔離層406に対して十分なエッチング選択性を有する。例えば、ハードマスク層HMは、アモルファスシリコン、炭化ケイ素、酸炭化ケイ素、オキシ炭窒化ケイ素、炭窒化ケイ素、高k誘電体材料(すなわち、誘電率(k)が3.9よりも大きいか又は7よりも大きい誘電体材料)などで形成され得る。いくつかの実施形態では、ハードマスク層HMは、CVDプロセスなどの堆積プロセスによって形成される。
図3、図4C及び図5Cを参照すると、ハードマスク層HMをパターン化してハードマスクパターンHM’を形成するステップS104が実行される。ハードマスクパターンHM’は、サブアレイ領域40aのエッジ部に位置する開口部Pを有し、初期積層構造402の最上層の一部(例えば、隔離層406のうちの1つ)は、開口部Pによって露出される。開口部Pは、図1A及び図1Bを参照して説明したように、積層構造102の階段部SPの位置を画定する。いくつかの実施形態では、開口部Pは、サブアレイ領域40aの同じ側に配置される。ハードマスク層HMをパターン化してハードマスクパターンンHM’を形成する方法は、リソグラフィプロセス及びエッチングプロセス(例えば、異方性エッチングプロセス)を含み得る。ハードマスク層HMが、犠牲層404及び隔離層406に対して十分なエッチング選択性を有するため、犠牲層404及び隔離層406は、エッチングプロセス中に実質的に無傷のままであり得る。
図3、図4D及び図5Dを参照すると、フォトレジストパターンPRをマスクパターンHM’に形成するステップS106が実行される。フォトレジストパターンPRは、横方向に分離された部分を有し得て、各部分が方向Xに沿って配置されたサブアレイ領域40aの列を覆う。フォトレジストパターンPRの分離された部分の各々は、ハードマスクパターンHM’の開口部Pが位置するサブアレイ領域40aの列のエッジから横方向に凹んでよい。したがって、開口部Pの間に位置するハードマスクパターンHM’の部分は、部分的に露出されており、その結果、初期積層構造402の最上層の一部は、開口部Pに重なる。フォトレジストパターンPRは、感光性材料で形成され得て、フォトレジストパターンPRを形成する方法は、リソグラフィプロセスを含み得る。
図3、図4E及び図5Eを参照すると、開口部Pに重なる初期積層構造402の一部をそれぞれ階段構造STに成形するステップS108が実行される。いくつかの実施形態では、複数のトリミングアンドエッチングプロセスを実行して階段構造STを形成し、次に残ったフォトレジストパターンPRを除去する。トリミングアンドエッチングプロセスは、フォトレジストパターンPR及びハードマスクパターンHM’をシャドウマスクとして用いることによって、初期積層構造402の露出した部分に対して第1のエッチングプロセスを実行することを含み得る。続いて、トリミングされたフォトレジストパターンPR及びハードマスクパターンHM’をシャドウマスクとして用いることにより、フォトレジストパターンPRをトリミングする(サブアレイ領域40aのエッジからさらに凹む)第2のエッチングプロセスを実行する。その後、階段構造STが形成されるまで、より多くのトリミングプロセス及びエッチングプロセスを実行することができる。階段構造STを形成した後、残ったフォトレジストパターンを、例えば、ストリッピングプロセス又はアッシングプロセスによって除去する。階段構造STの各々において、各犠牲層404及び下方隔離層406は、下方犠牲層404及びこの下側の犠牲層404の下にある隔離層406から横方向に凹んでいる。最上部の犠牲層404が最上部の隔離層406によって覆われるこれらの実施形態では、階段構造ST内の最上部の隔離層406は、最上部の隔離層406の下にある最上部の犠牲層404から横方向に凹んでいる。一方、初期積層構造402の他の部分は、初期積層構造402内の材料に対して十分なエッチング選択性を有するハードマスクパターンHM’によって覆われたままであるため、初期積層構造402のこれらの部分は、階段構造STの形成中に成形されないであろう。最終的に、ハードマスクパターンHM’は、等方性エッチングプロセスなどの追加のエッチングプロセスによって除去され得る。
図3、図4F及び図5Fを参照すると、層間誘電体構造420を階段構造STに設けるステップS110が実行される。層間誘電体構造420は、階段構造STの段差を覆い、図1A及び図1Bを参照して説明したように、層間誘電体構造120を形成するようにパターン化される。いくつかの実施形態では、絶縁材料420の上面は、初期積層構造402の最上面と実質的に同一平面上にある。層間誘電体構造420を形成する方法は、CVDプロセスなどの堆積プロセスによって初期積層構造402に絶縁材料を提供することを含み得る。絶縁材料は、階段構造STの段差と初期積層構造402の最上面を覆うことができる。続いて、初期積層構造402の最上面より上にある絶縁材料の一部は、平坦化プロセスによって除去され、絶縁材料の残りの部分は、層間誘電体構造420を形成する。例えば、平坦化プロセスは、研磨プロセス、エッチングプロセス、又はそれらの組み合わせを含み得る。
図3、図4G及び図5Gを参照すると、トレンチTRを現在の構造内に形成するステップS112が実行される。トレンチTRは、初期積層構造402を垂直方向に貫通し、方向Yに沿って階段構造STと初期積層構造402の他のいくつかの部分を通って横方向に延在する。トレンチTRを形成することにより、初期積層構造402は、横方向に分離された部分に切断される。初期積層構造402のこれらの分離された部分内の隔離層406は、図1A及び図1Bを参照して説明したように、隔離層106を形成し、初期積層構造402のこれらの横方向に分離された部分内の犠牲層404は、図1A及び図1Bを参照して説明したように、ワード線104によって置き換えられる。さらに、層間誘電体構造420の一部は、トレンチTRの形成中に除去される。層間誘電体構造420の残りの部分は、図1A及び図1Bを参照して説明したように、層間誘電体構造120を形成する。トレンチTRを形成する方法は、少なくとも1つのリソグラフィプロセス及びエッチングプロセス(例えば、異方性エッチングプロセス)を含み得る。
図3、図4H及び図5Hを参照すると、図1A及び図1Bを参照して説明したように、犠牲層404をワード線104によって置き換えるステップS114が実行される。このような置き換えを実行することにより、初期積層構造420の横方向に分離された部分は、図1A及び図1Bを参照して説明したように、積層構造102となる。いくつかの実施形態では、犠牲層404をワード線104で置き換える方法は、等方性エッチングプロセスよって犠牲層404を除去することを含む。基板100、隔離層106及び層間誘電体構造120は、犠牲層404に対して十分なエッチング選択性を有し得るため、等方性エッチングプロセス中に実質的に無傷であり得る。さらに、層間誘電体構造120は、犠牲層404の除去後の崩壊から隔離層406を支持し得る。続いて、導電性材料は、堆積プロセス(例えば、CVDプロセス又は原子層堆積(ALD)プロセス)によって、犠牲層404によって以前に占有されていたトレンチTR及び空間内に充填され得る。その後、トレンチTR内の導電性材料の一部は、異方性エッチングプロセスなどのエッチングプロセスによって除去される。導電性材料の残りの部分は、犠牲層404によって以前に占められていた空間に位置し、ワード線104を形成する。また、このようなエッチングプロセス中、隔離層106及び層間誘電体構造120は、シャドウマスクとして機能し得る。
図3、図4I及び図5Iを参照して、スイッチング層108、半導体層410及び絶縁壁414をトレンチTR内に形成するステップS116が実行される。半導体層410は、図1A及び図1Bを参照して説明したように、チャネル層110を形成するようにパターン化され、絶縁壁414は、図1A及び図1Bを参照して説明したように、隔離構造114を形成するようにパターン化される。スイッチング層108は、トレンチTRの表面を共形的に覆う。したがって、スイッチング層108は、それぞれ、トレンチTRのうちの1つの対向する側壁及び底面を覆う。スイッチング層108の立設部は、トレンチTRの側壁に沿って横方向に延在し、スイッチング層108の横方向に延在する部分は、トレンチTRの底面にまたがる。半導体層410の各々は、スイッチング層108のうちの1つの内側に位置し、このスイッチング層108の立設部の対向する側壁を覆う。いくつかの実施形態では、半導体層410は、また、スイッチング層108の横方向に延在する部分に延在し得るが、各トレンチTR内の隣接する半導体層410は、互いに接触しなくてよい。絶縁壁414は、トレンチTR内に立設され、半導体層410の各々は、スイッチング層108のうちの1つと絶縁壁414のうちの1つとの間に挟まれる。いくつかの実施形態では、スイッチング層108、半導体層410、及び絶縁壁414を形成する方法は、図4Hに示されるように、構造を全体的かつ共形的に覆うスイッチング材料層及び半導体材料層を順次形成することを含む。スイッチング材料層及び半導体材料層は、それぞれ、CVDプロセス又はALDプロセスなどの堆積プロセスによって形成され得る。続いて、トレンチTRの底部にある半導体材料層の一部は、異方性エッチングプロセスなどのエッチングプロセスによって少なくとも部分的に除去される。エッチングプロセス中に、積層構造102の上にある半導体材料層の一部も除去され得て、半導体材料層の残りの部分は、半導体層410を形成し得る。その後、CVDプロセスなどの堆積プロセスによって現在の構造に絶縁材料を形成する。絶縁材料は、トレンチTRを充填し、さらに積層構造102まで延在し得る。その後、積層構造102の上にある絶縁材料の一部、及び積層構造102の上にあるスイッチング材料層の一部は、平坦化プロセスによって除去される。絶縁材料の残りの部分は絶縁壁414を形成し、スイッチング材料層の残りの部分はスイッチング層108を形成する。例えば、平坦化プロセスは、研磨プロセス、エッチングプロセス、又はそれらの組み合わせを含み得る。
図3、図4J及び図5Jを参照すると、図1A及び図1Bを参照して説明したように、隔離ピラー116及び絶縁構造118を形成するステップS118が実行される。隔離ピラー116及び絶縁構造118の形成中、絶縁壁414は、図1A及び図1Bを参照して説明したように、隔離構造114を形成するようにパターン化され、半導体層410は、図1A及び図1Bを参照して説明したように、チャネル層110を形成するようにパターン化される。いくつかの実施形態では、隔離ピラー116及び絶縁構造118を形成する方法は、リソグラフィプロセス及びエッチングプロセス(例えば、異方性エッチングプロセス)によって、絶縁壁414内に第1及び第2の開口部を形成することを含む。第1の開口部は、隔離ピラー116を収容し、第2の開口部は、絶縁構造118を収容する。第1及び第2の開口部の形成中に、半導体層410の一部は除去され、半導体層410の残りの部分はチャネル層110を形成する。続いて、絶縁材料は、堆積プロセス(例えば、CVDプロセス)によって第1及び第2の開口部内に充填される。次に、積層構造102の上にある絶縁材料の一部は、平坦化プロセスによって除去される。第1の開口部内の絶縁材料の残りの部分は、隔離ピラー116を形成し、第2の開口部内の絶縁材料の残りの部分は、絶縁構造118を形成する。例えば、平坦化プロセスは、研磨プロセス、エッチングプロセス、又はそれらの組み合わせを含み得る。
図3、図1A及び図1Bを参照すると、導電性ピラー112を形成するステップS120が実行される。隔離構造114のいくつかの部分は、導電性ピラー112を収容する開口部を形成するために除去される。いくつかの実施形態では、導電性ピラー112を形成する方法は、リソグラフィプロセス及びエッチングプロセス(例えば、異方性エッチングプロセス)によって、隔離構造114内に開口部を形成することを含む。続いて、導電性材料は、堆積プロセス(例えば、物理蒸着(PVD)プロセス又はCVDプロセス)、めっきプロセス、又はそれらの組み合わせによって、現在の構造に提供される。導電性材料は、開口部を充填し得て、さらに積層構造102まで延在し得る。次に、積層構造102の上にある導電性材料の一部は、平坦化プロセスによって除去され、導電性材料の残りの部分は、導電性ピラー112を形成する。例えば、平坦化プロセスは、研磨プロセス、エッチングプロセス、又はそれらの組み合わせを含み得る。
ここまで、図1Aに示されるメモリデバイス10は形成された。メモリデバイス10を形成する前に、予備プロセスは、ワード線ドライバWDを含むFEOL構造と、ワード線配線部WRの下部を含むBEOL構造の一部とを形成するように、図2A及び図2Bを参照して説明したように、半導体基板200で実行され得る。さらに、メモリデバイス10を形成した後、さらなるプロセスは、メモリデバイス10を貫通しメモリデバイス10の上にあるワード線配線部WRの上部を形成するように実行され得る。ソース線SL及びビット線BLがメモリデバイス10の上に配置されているこれらの実施形態では、ソース線SL及びビット線BL、ならびにソース線SL及びビット線BLを導電性ピラー112に接続するための可能なビア(図示せず)も、メモリデバイス10の形成後に形成される。
図6Aは、本開示のいくつかの実施形態に係る半導体デバイス20’の一部を示す概略平面図である。図6Bは、図6Aに示される半導体デバイス20’内のワード線104のうちの1つと対応するワード線ドライバWD及びワード線配線部WR’を示す概略立体図である。図6A及び図6Bを参照して説明される半導体デバイス20’が、図2A~図2Cを参照して説明したように、半導体デバイス20と同様であるため、半導体デバイス20と半導体デバイス20’との間の違いのみが議論され、同じ又は同様の部分が再び繰り返さない。
図2B及び図6Aを参照すると、図2Bに示されるような積層構造102が水平方向に反転されると、それらは、図6Aに示されるように、積層構造102’になるであろう。換言すれば、図2Bに示される積層構造102の階段部SPが積層構造102の右側にあると、図6Aに示される積層構造102’の階段部SPは、積層構造102’の左側にあるであろう。図6Aに示されるように、対応する積層構造102’内の階段部SPのうちの1つは、方向Yに沿って、2つの絶縁構造118の間に延在する。これらの絶縁構造118のうちの1つは、他のものよりも、対応する積層構造102’のこの階段部SPに近い。比較的遠い絶縁構造118dは、この積層構造102’の接続部CPを間に挟んで、積層構造102’のこの階段部SPから横方向に離間されるのに対し、比較的近い絶縁構造118cは、この積層構造202の接続部を間に挟まずに、積層構造102’のこの階段部SPから横方向に離間される。図6A及び図6Bに示されるように、いくつかの実施形態では、ワード線配線部WR’は、それぞれ、対応する積層構造102’内の階段部SPのうちの1つから、当該比較的近い絶縁構造118cを通って、(図2B及び図2Cを参照して説明したように)下方ワード線ドライバWDまで延在する。これらの実施形態では、ワード線配線部WR’内の導電性トレース208’の長さL208’を短縮し得て、ワード線104からワード線ドライバWDへの配線経路を短縮することができる。
図7Aは、本開示のいくつかの実施形態に係る半導体デバイス20’’の一部を示す概略平面図である。図7Bは、図7Aに示される半導体デバイス20’’内のワード線104のうちの1つと対応するワード線ドライバWD及びワード線配線部WR’’を示す概略立体図である。図7A及び図7Bを参照して説明される半導体デバイス20’’が、図2A~図2Cを参照して説明したように、半導体デバイス20と同様であるため、半導体デバイス20と半導体デバイス20’’との間の違いのみが議論され、同じ又は同様の部分が再び繰り返さない。
図7A及び図7Bを参照すると、いくつかの実施形態では、対応する積層構造102’’内の各接続部CPは、この積層構造102’’の2つの階段部SPの間に延在する。接続部CPの反対側にある階段部SPは、実質的に同一の設置面積を有し得る。あるいは、これらの階段部SPのうちの1つは、他の階段部SPの設置面積よりも大きい設置面積を有し得る。図7Bに示されるように、接続部CPの反対側にある階段部SPは、それぞれ配線されておらず、ワード線ドライバWDの同じトランジスタに接続され得る。いくつかの実施形態では、ワード線配線部WR’’は、導電性ビア206’、導電性トレース208、及び貫通ビア210を含む。導電性ビア206’のうちの2つは、接続部CPのうちの1つの反対側にある階段部SP内の段差に立設される。これらの段差は、同じレベルにあるため、同じワード線104を成形することによって形成される。導電性トレース208のうちの1つは、これらの2つの導電性ビア206’にわたって延在し、これらの2つの導電性ビア206’に電気的に接続される。また、貫通ビア210のうちの1つは、この導電性トレース208をワード線ドライバWDの対応するトランジスタに接続する。
図8は、本開示のいくつかの実施形態に係る半導体デバイス20-1の一部を示す概略立体図である。図8を参照して説明される半導体デバイス20-1が、図2Aを参照して説明したように、半導体デバイス20と同様であるため、半導体デバイス20と半導体デバイス20-1との間の違いのみが議論され、同じ又は同様の部分が再び繰り返さない。
図2Aを参照すると、サブアレイ10aのうちの第1のサブアレイに接続されたソース線SL及びビット線BLは、方向Yに沿ってサブアレイ10aのうちの第2のサブアレイに接続されたソース線SL及びビット線BLからオフセットされる。第1及び第2のサブアレイ10aは互いに隣接しており、方向Xに沿って配置される。一方、図8に示されるように、第1のサブアレイ10aに接続されたソース線SL及びビット線BLは、方向Xに沿って第1のサブアレイ10aに隣接する第2のサブアレイ10aに接続されたソース線SL及びビット線BLと整列される。
上述したように、メモリデバイス内のメモリセルが積層可能であるため、メモリデバイスは、もはや二次元設計によって制限されず、メモリデバイスの記憶密度を大幅に増加させることができる。また、同じ列内の隣接するサブアレイ間の界面で切断される代わりに、本開示に係るワード線は、同じ列内の隣接するサブアレイを通って連続的に延在する。その結果、ワード線を駆動するために必要な駆動電流は小さくなる。したがって、ワード線ドライバの寸法はさらにスケーリングすることができ、より多くの能動デバイス及び/又は受動デバイスは半導体デバイスのFEOL構造に統合することができる。そうでなければ、ワード線ドライバの寸法がさらにスケーリングされない場合、ワード線ドライバの駆動能力を同等に向上させることができる。
本開示の一態様は、メモリデバイスを提供する。メモリデバイスは、基板上に交互に積層された隔離層とワード線とを含み、第1の方向に沿って延在する積層構造であって、積層構造が、そのエッジ領域に階段部及び接続部を有し、各ワード線が、階段部に下方の1つのワード線から横方向に凹み、接続部が、階段部に沿って延在し、階段部の側方に位置し、接続部におけるワード線及び隔離層が、第1の方向に沿って略同じ長さを有する積層構造と、積層構造の側壁を覆うスイッチング層と、スイッチング層の積層構造とは反対側の側壁を覆い、第1の方向に沿って互いに横方向に離間した第1のチャネル層と、基板上に立設され、第1のチャネル層を介してスイッチング層と横方向に接触する複数対の導電性ピラーであって、各対の導電性ピラーが、第1の方向に沿って互いに横方向に分離され、隣接する対の導電性ピラーも、第1の方向に沿って横方向に分離された複数対の導電性ピラーとを含む。
本開示の他の態様は、メモリデバイスを提供する。メモリデバイスは、基板上に交互に積層された隔離層とワード線とを含み、第1の方向に沿って延在する積層構造であって、第1の方向に沿って分離して配置された階段部を有し、各階段部が、第1の方向と交差する第2の方向に沿った幅を有し、各階段部の幅が、積層構造の第2の方向に沿った全幅よりも小さい積層構造と、積層構造の側壁を覆うスイッチング層と、スイッチング層の積層構造とは反対側の側壁を覆い、第1の方向に沿って互いに横方向に離間した第1のチャネル層と、基板上に立設され、第1のチャネル層を介してスイッチング層と横方向に接触する複数対の導電性ピラーであって、各対の導電性ピラーが、第1の方向に沿って互いに横方向に分離され、隣接する対の導電性ピラーも、第1の方向に沿って横方向に分離された複数対の導電性ピラーとを含む。
本開示の更なる態様は、半導体デバイスを提供する。半導体デバイスは、基板と、基板上に交互に積層された隔離層とワード線とを含み、第1の方向に沿って延在する積層構造であって、そのエッジ領域に階段部及び接続部を有し、接続部が、階段部に沿って延在し、階段部と横方向に接触する積層構造と、積層構造の側壁を覆うスイッチング層と、スイッチング層の積層構造とは反対側の側壁を覆い、第1の方向に沿って互いに横方向に離間したチャネル層と、基板上に立設され、チャネル層を介してスイッチング層と横方向に接触する複数対の導電性ピラーであって、各対の導電性ピラーが、第1の方向に沿って互いに横方向に分離され、隣接する対の導電性ピラーも、第1の方向に沿って横方向に分離された複数対の導電性ピラーと、基板の下方に配置されたワード線ドライバと、積層構造の階段部の段差から基板を貫通してワード線ドライバまで延在するワード線配線部とを含む。
前述のことは、当業者が本開示の態様をよりよく理解できるように、いくつかの実施形態の特徴を概説している。当業者であれば、本明細書に導入された実施形態の同じ目的を実行し、及び/又は同じ利点を達成するための他のプロセス及び構造を設計又は修正するための基礎として本開示を容易に使用できることを理解できる。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例、置換例及び修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本開示の技術的範囲に属するものと了解される。
さらに、図示されているように、ここで、ある要素又は構造と別の要素又は構造との関係を説明しやすくするために、「下方」、「下」、「下部」、「上方」、「上部」などのような空間的に相対的な用語を使用することができる。空間的に相対的な用語は、図に示されている方向に加えて、使用中又は動作中の装置の異なる方向を包含することを意図している。装置は、他の方向に配向してもよく(90度又は他の配向に回転されてもよい)、本明細書で使用される空間的に相対的な記述子は、同様にそれに応じて解釈され得る。
図1Aは本開示のいくつかの実施形態に係るメモリデバイス10を示す立体概略図である。図1Bは、図1Aに示されるメモリデバイス10内のサブアレイ10aを示す概略立体図である。図1Cは、図1Aに示されるメモリデバイス10内のサブアレイ10aの列によって共有されるワード線104を示す概略立体図である。
図1Aを参照すると、メモリデバイス10は三次元メモリデバイスであり、基板100上に形成された複数のメモリセルMCのスタックを含む。いくつかの実施形態では、基板100は、半導体ウェーハまたは半導体オンインシュレータ(SOI)ウェーハ等の半導体基板(図示せず)上のエッチングストップ層である。これらの実施形態では、基板100と半導体ウェーハ(またはSOIウェーハ)との間には、能動デバイス(例えばトランジスタ)およびこれら能動素子の相互接続(いずれも図示せず)が形成されてもよい。代替の実施形態では、基板100は、半導体ウェーハまたはSOIウェーハである。
図1Aの丸で囲んだ領域は、メモリデバイス内のメモリセルMCのスタックの一部を示す拡大図である。拡大図に示されるように、メモリセルMCの各スタックは、基板100上に形成された積層構造102のセグメントを含む。ワード線104と隔離層106は、積層構造102において垂直方向Zに沿って交互に積層される。いくつかの実施形態では、各積層構造102の最下層及び最上層は、それぞれ隔離層106のうちの1つである。さらに、当業者は、設計及びプロセス要件に従って、各積層構造102内のワード線104及び隔離層106の量を調整することができ、本開示はこれらに限定されない。また、いくつかの実施形態では、各積層構造102内のワード線104及び隔離層106は、方向Yに沿って延在し、積層構造102は、方向Yと交差する方向Xに沿って互いに横方向に離間して配置される。方向Yに沿って配置されたメモリセルMCの隣接するスタックは、同じ積層構造102を共有することができる。さらにまた、各積層構造102は、方向Xに沿って配置されたメモリセルMCの隣接するスタックによって共有され得る。ワード線104は、導電性材料で形成され得て、隔離層106は、絶縁材料で形成され得る。例えば、導電性材料は、タングステン、窒化チタン、ルテニウム、モリブデン、窒化タングステンなどを含み得るのに対し、絶縁材料は、酸化ケイ素、窒化ケイ素、酸窒化ケイ素などを含み得る。
さらに、スイッチング層108は、積層構造102の側壁に形成され、積層構造102内のワード線104及び隔離層106と横方向に接触している。いくつかの実施形態では、各スイッチング層108の立設部は、隣接する積層構造102の対向する側壁を覆い、各スイッチング層108の横方向に延在する部分は、これらの積層構造102の間の基板100の一部にまたがり、スイッチング層108の立設部を接続する。また、各積層構造102の対向する側壁は、スイッチング層108の異なる側壁によって覆われ得る。さらに、いくつかの実施形態では、スイッチング層108は、各積層構造102の対向する側壁を覆うスイッチング層108が、方向Yに沿って配置されたメモリセルMCの列によって共有できるように、積層構造102に沿って連続的に延在する。スイッチング層108は、強誘電体材料で形成され得る。例えば、強誘電体材料としては、酸化ハフニウム系の材料(例えば、酸化ハフニウムジルコニウム(Hf1―xZrxO)、酸化ハフニウムエルビウム(Hf1―xErxO)、酸化ハフニウムランタン(Hf1―xLaxO)、酸化ハフニウムイットリウム(Hf1―xYxO)、酸化ハフニウムガドリニウム(Hf1―xGdxO)、酸化ハフニウムアルミニウム(Hf1―xAlxO)、酸化ハフニウムチタン(Hf1―xTixO)、酸化ハフニウムタンタル(Hf1―xTaxO)など)、チタン酸バリウム(例えば、BaTiO3)、チタン酸鉛(例えば、PbTiO3)、シリコン酸鉛(例えば、PbZrO3)、ニオブ酸リチウム(例えば、LiNbO3)、ニオブ酸ナトリウム(NaNbO3)、ニオブ酸カリウム(例えば、KNbO3)、タンタル酸カリウム(KTaO3)、スカンジウム酸ビスマス(BiScO3)、鉄酸ビスマス(例えばBiFeO3)、窒化アルミニウムスカンジウム(AlScN)などまたはこれらの組み合わせを含むことができる。
チャネル層110は、スイッチング層108の立設部の側壁を覆い、スイッチング層108の立設部を介して、積層構造102内のワード線104及び隔離層106と横方向に接触している。いくつかの実施形態では、各積層構造102の対向する側壁は、各チャネル層110がメモリセルMCのスタックによって排他的に共有され得るように、チャネル層110の横方向に分離されたものによってそれぞれ覆われる。これらの実施形態では、方向Yに沿って配置されたメモリセルMCの隣接するスタック間のクロストークは低減され得る。また、いくつかの実施形態では、隣接する積層構造102の対向する側壁にあるチャネル層110は、互いに分離されている。これらの実施形態では、チャネル層110は、スイッチング層108の底部において横方向に延在してもよく延在しなくてもよいが、チャネル層110の各々は、チャネル層110の別の1つと接触するようにさらに延在しなくてよい。チャネル層110は、ポリシリコン又は金属酸化物半導体材料で形成され得る。金属酸化物半導体材料は、インジウムガリウム亜鉛酸化物(IGZO)などのインジウム系酸化物材料を含み得る。
複数対の導電性ピラー112は、積層構造102の間の基板100の部分上に立設される。チャネル層110がスタッキング構造102の間の基板100の部分上で不連続であるこれらの実施形態では、導電性ピラー112は、スイッチング層108の底部上に少なくとも部分的に立設され得る。各対の導電性ピラー112は、隣接する積層構造102の対向する側壁を覆うチャネル層110のうちの2つの間に別々に配置され、かつそれらと横方向に接触している。さらに、方向Yに沿って配置された隣接する対の導電性ピラー112も、横方向に分離される。いくつかの実施形態では、隔離構造114は、各対の導電性ピラー112の間にそれぞれ充填されて、各対の導電性ピラー112を互いに隔離する。さらに、いくつかの実施形態では、隔離ピラー116は、隣接する対の導電性ピラー112の間にそれぞれ立設される。これらの実施形態では、隔離ピラー116は、チャネル層110を互いに分離するために、スイッチング層108と横方向に接触するようにさらに延在し得る。さらに、いくつかの実施形態では、積層構造102の一側にある複数対の導電性ピラー112は、方向Yに沿って、積層構造102の他方の側にある複数対の導電性ピラー112からオフセットされる。これらの実施形態では、導電性ピラー112は、千鳥状に配置されていると見なすことができる。導電性ピラー112は導電性材料で形成され、隔離構造114と隔離ピラー116はそれぞれ絶縁材料で形成される。例えば、導電性材料は、Al、Ti、TiN、TaN、Co、Ag、Au、Cu、Ni、Cr、Hf、Ru、W、Ptなどを含み得るのに対し、絶縁材料は、酸化ケイ素、窒化ケイ素、酸窒化ケイ素、炭化ケイ素、炭窒化ケイ素、酸炭化ケイ素などを含み得る。
1つのワード線104のセクション、ワード線104のこのセクションと横方向に接触する1つのスイッチング層108の一部、スイッチング層108のこの一部を介してワード線104のセクションに容量結合された1つのチャネル層110の一部、及びこのチャネル層110と接触する1対の導電性ピラー112は、トランジスタを集合的に形成する。ワード線104のセクションは、トランジスタのゲート端子として機能し、該対の導電性ピラー112は、トランジスタのソース端子及びドレイン端子として機能する。トランジスタがオンにされると、導電性経路は、チャネル層110の一部に形成され、該対の導電性ピラー112の間に延在することができる。一方、トランジスタがオフ状態にあるとき、導電性経路が遮断されるか又は存在しない可能性がある。スイッチング層108の一部は、ワード線104のセクションとチャネル層110の一部との間の容量結合を実現するために、そしてトランジスタの閾値電圧をより低い値からより高い値に切り替える(又はその逆でもよい)ために機能する。プログラミング動作中、電圧バイアスがスイッチング層108の一部にわたって設定され、強誘電分極のために双極子モーメントがスイッチング層108に記憶される。一方、消去動作中、逆電圧バイアスがスイッチング層108の一部にわたって設定され得て、スイッチング層108で双極子モーメントの反転を観察することができる。反対方向の双極子モーメントを記憶することにより、トランジスタは、比較的高い閾値電圧及び比較的低い閾値電圧を有することができ、したがって、高い論理状態及び低い論理状態はトランジスタに記憶することができる。したがって、トランジスタはデータを記憶することができ、本開示ではメモリセルMCと呼ばれる。
図1Aに示されるように、同じスタック内のメモリセルMCは、異なるワード線104によって制御されながら、同じスイッチング層108、同じチャネル層110、及び同じ対の導電性ピラー112を共有し得る。1対の導電性ピラー112の反対側にあるメモリセルMCの隣接するスタックは、異なるチャネル層110を有し、異なるワード線104によって制御されながら、同じスイッチング層108とこの1対の導電性ピラー112を共有し得る。同じ積層構造102の反対側にあるメモリセルMCの隣接するスタックは、異なるスイッチング層108、異なるチャネル層110、及び異なる対の導電性ピラー112を有しながら、同じワード線104を共有し得る。さらに、方向Yに沿って配置されたメモリセルMCの隣接するスタックは、異なるチャネル層110及び異なる対の導電性ピラー112を有しながら、同じワード線104及び同じスイッチング層108を共有し得る。
図1A及び図1Bを参照すると、メモリデバイス10は、複数のサブアレイ10aに分割され得る。6つのサブアレイ10aが図1Aに示されているが、メモリデバイス10は、6つ未満又は6つを超えるサブアレイ10aを有し得て、本開示は、サブアレイ10aのこの量に限定されない。図1Aに示されるように、サブアレイ10aは、方向X及び方向Yに沿って配置され、互いに接続される。積層構造102の各々及びその反対側にあるスイッチング層108は、方向Yに沿って連続的に延在し、方向Yに沿って配置されたサブアレイ10aの列によって共有される。また、方向Xに沿って配置された隣接するサブアレイ10aは、共有された積層構造102を介して互いに接続され得る。図1Bに示されるように、各積層構造102は、そのエッジ部内に、同じ列内の隣接するサブアレイ10aに接続された階段部SPを有する。階段部SPは、積層構造102内のワード線104を迂回するように設計されている。積層構造102の階段部SPにおいて、各ワード線104及び下方隔離層106は、下方ワード線104とこの下側のワード線104の下にある隔離層106から横方向に凹んでいる。最上部のワード線104が最上部の隔離層106によって覆われるこれらの実施形態では、最上部の隔離層106は、最上部の隔離層106の下にある最上部のワード線104から横方向に凹んでいる。サブアレイ10a内の積層構造102が、階段部SPの側方に延在する接続部CPを介して隣接するサブアレイ10aまで連続的に延びることができるように、階段部SPの幅WSPは、積層構造102の全幅W102よりも短い。接続部CPは、階段構造に成形されておらず、接続部CPの幅WCPが本体部BPの幅(すなわち、幅W102)よりも短いことを除いて、積層構造102の本体部BPと同一である。換言すれば、接続部CPのワード線104及び隔離層106は、実質的に同じ長さを有する。また、積層構造102の全幅W102は、階段部WSPの幅と接続部CPの幅WCPとの和である。さらに、接続部CPの側壁は、階段部SPと部分的に共有される。本明細書に記載の「幅」という用語は、積層構造102の延在方向に垂直な方向に沿った寸法を示し、本明細書に記載の「長さ」という用語は、積層構造102の延在方向に沿った寸法を示すことに留意されたい。例えば、「幅」という用語は、積層構造102が延在する方向Yと交差する方向Xに沿った寸法を示す。一方、「長さ」という用語は、Y方向に沿った寸法を示す。いくつかの実施形態では、幅WCPに対する幅WSPの比率は、0.1~10の範囲にあり、幅W102に対する幅WSPの比率は、0.1~0.9の範囲にある。しかしながら、当業者は、プロセス及び設計要件に従って、これらの幅を調整することができ、本開示はこれらに限定されない。
いくつかの実施形態では、階段部SPは、積層構造102の同じ半分(例えば、左半分)にある。これらの実施形態では、隣接する積層構造102の対向する側壁を覆う各スイッチング層108は、これらの積層構造102のうちの一方の接続部CPの側壁と横方向に接触し得て、これらの積層構造102のうちの他方の階段部SPの側壁と横方向に接触し得る。さらに、サブアレイ10aを個別に見ると(図1Bに示されるように)、積層構造102の階段部SP及び接続部CPは、積層構造102の本体部BPの細長い部と見なし得る。階段構造に成形されている細長い部は階段部SPと呼ばれ、階段構造に成形されていない細長い部は接続部CPと呼ばれる。
いくつかの実施形態では、各サブアレイ10a内の積層構造102の階段部SP及び接続部CPは、サブアレイ10aの片側に配置される。これらの実施形態では、図1Aに示されるように、サブアレイ10a内の積層構造102は、それらの接続部CPを介して同じ列の隣接するサブアレイ10aに延在しながら、それらの本体部BPを介して同じ列の別の隣接するサブアレイ10aに延在する。さらに、いくつかの実施形態では、絶縁構造118は、積層構造102のエッジ部の間に充填される。絶縁構造118は、スイッチング層108の横方向に延在する部上に立設され得る。また、絶縁構造118は、その間にチャネル層なしにスイッチング層108の立設部と横方向に接触し得る。またさらに、いくつかの実施形態では、層間誘電体構造120は、積層構造102の階段部SPに形成される。積層構造102の階段部SPの段差は、層間誘電体構造120によって覆われ、層間誘電体構造120は、積層構造102の接続部CP及び本体部BPの上面と実質的に同じ高さまで充填され得る。また、層間誘電体構造120は、それぞれ、スイッチング層108のうちの1つと横方向に接触し得る。絶縁構造118及び層間誘電体構造120は、それぞれ、絶縁材料で形成され得る。例えば、絶縁材料は、酸化ケイ素、窒化ケイ素、酸窒化ケイ素、炭化ケイ素、炭窒化ケイ素、酸炭化ケイ素などを含み得る。
図1B及び図1Cを参照すると、サブアレイ10aのエッジにある各積層構造102の一部を階段構造(すなわち、階段部SP)に成形する結果として、積層構造102内のワード線104(最下部のワード線104を除く)は、それぞれ、厚肉部TP及び幅狭部NPを有し得る。各積層構造102の厚肉部TP及び幅狭部NPは、方向Yに沿って交互に配置される。ワード線104の幅狭部NPは、図1Bを参照して説明したように、積層構造102の接続部CPに含まれる。一方、厚肉部TPのエッジ領域ERは、幅狭部NPと横方向に接触しており、積層構造102の階段部SPに含まれる。また、厚肉部TPの他の領域は、積層構造102の本体部BPに含まれる。あるいは、これらのワード線104は、複数の横方向の凹部RSを有するものとして説明され得る。横方向の凹部RSは、階段構造の段差を形成するためのワード線104の除去された部分を示し、幅狭部NPの側壁及び厚肉部TPのいくつかのエッジによって画定される。いくつかの実施形態では、図1Bを参照して説明したように、幅WCPに実質的に等しくてよい、方向Xに沿ったワード線104の幅狭部NPの幅W104は、10nm~1000nmの範囲にある。また、方向Yに沿ったワード線104の幅狭部NPの長さL104は、500nm~10000nmの範囲にあり得る。
図2Aは、図1Aに示されるメモリデバイス10を含む半導体デバイス20を示す概略立体図である。図2Bは、図2Aに示される半導体デバイス20のメモリデバイス10のサブアレイ10aと下方ワード線ドライバWDを示す概略立体図である。図2Cは、図2Aに示される半導体デバイス20内のワード線104のうちの1つと対応するワード線ドライバWD及びワード線配線部WRを示す概略立体図である。
図2A及び図2Bを参照すると、半導体デバイス20は、図1A~図1Cを参照して説明したように、メモリデバイス10を含む。また、半導体デバイス20は、メモリデバイス10内のワード線104を駆動するためのワード線ドライバWDをさらに含む。メモリデバイス10の基板100が半導体基板上にあるエッチング停止層である実施形態では、ワード線ドライバWDは、半導体基板200(図2Bに部分的に示されている)に形成され、基板100の下に配置されたトランジスタを含み得る。これらの実施形態では、ワード線ドライバWDは、半導体デバイス10の基板工程(FEOL)構造の一部と見なし得るのに対し、メモリデバイス10は、半導体デバイス20の配線工程(BEOL)構造に統合され得る。いくつかの実施形態では、ワード線ドライバWDの少なくともいくつかは、図1Bを参照して説明したように、積層構造102の階段部SPに重なる。図2Bに示されるように、ワード線ドライバWDのトランジスタは、それぞれ、ゲート構造202とゲート構造202の反対側にあるソース/ドレイン構造204を含む。いくつかの実施形態では、ゲート構造202は、半導体基板200の実質的に平坦な表面に形成され、ソース/ドレイン構造204は、半導体基板200内のドーピング領域又は半導体基板200の凹部に形成されたエピタキシャル構造である。これらの実施形態では、ワード線ドライバWDのトランジスタはプレーナ型トランジスタと呼ばれ、ゲート構造202によってそれぞれ覆われ、ソース/ドレイン構造204の間に延在する半導体基板200の外装部は、トランジスタの導電性チャネルとして機能する。代替実施形態では、ワード線ドライバWDのトランジスタは、それぞれ、フィン型トランジスタ又はゲートオールアラウンド(GAA)トランジスタとして形成される。これらの代替実施形態では、ゲート構造と交差し、ゲート構造によって覆われた三次元構造(例えば、フィン構造、ナノシートなど)は、トランジスタの導電性チャネルとして機能する。いくつかの実施形態では、ワード線ドライバの隣接するトランジスタ間の間隔Sは、10nm~1000nmの範囲にある。さらに、図示していないが、ワード線ドライバWDは、他の能動デバイス及び/又は受動デバイスをさらに含み得る。
図2B及び図2Cを参照すると、メモリデバイス10内のワード線104はワード線配線部WRを介してワード線ドライバWDに配線され得る。いくつかの実施形態では、各ワード線104を対応するワード線ドライバWDに接続するためのワード線配線部WRは、導電性ビア206、導電性トレース208、及び貫通ビア210を含む。導電性ビア206のうちの1つは、対応する積層構造102の階段部SPのうちの1つ内の段差に立設されて、この段差を形成するように成形されたワード線104との電気的接続を確立する。また、導電性ビア206は、この段差を覆う層間誘電体構造120の一部を、積層構造102及び層間誘電体構造120の上面よりも高い高さまで貫通し得る。導電性トレース208のうちの1つは、導電性ビア206にわたって横方向に延在し、導電性ビア206に電気的に接続される。例えば、導電性トレース208は、方向Xに沿って延在し得る。貫通ビア210のうちの1つは、導電性トレース208の底面から、ワード線ドライバWD内の対応するトランジスタのソース/ドレイン構造204のうちの1つまで延在し得る。また、貫通ビア210は、導電性ビア206から横方向に離間される。いくつかの実施形態では、貫通ビア210は、ワード線ドライバWDと基板100との間に形成された絶縁構造118、基板100、及び誘電体層(図示せず)のうちの1つを貫通する。これらの実施形態では、貫通ビア210は、メモリデバイス10の周りに配置されるのではなく、メモリデバイス10を貫通する。また、導電性トレース208は、メモリデバイス10の境界の外に延在するのではなく、メモリデバイス10の境界内に延在し得る。したがって、ワード線104は、より小さな領域内のワード線ドライバWDに配線することができる。さらに、導電性ビア206が半導体デバイス20のBEOL構造内に延在しながら、貫通ビア210が半導体デバイス20のBEOL構造からFEOL構造まで延在するため、貫通ビア210は、導電性ビア206の高さよりも高い高さを有し得る。図2Cに示されるように、導電性ビア206は、ワード線104の厚肉部TP上に立設され得る。さらに、導電性トレース208は、それぞれ、導電性ビア206のうちの1つを、対応するワード線104の一側(例えば、右側)からこのワード線104の反対側(例えば、左側)に配線する。
図2Bを再び参照すると、半導体デバイス20は、メモリデバイス10内の導電性ピラー112に接続されたソース線SL及びビット線BLをさらに含む。各対の導電性ピラー112は、それぞれ、ソース線SLのうちの1つ及びビット線BLのうちの1つに接続される。また、各ソース線SL及び各ビット線BLは、それぞれ、方向Xに沿って配置された導電性ピラー112の列に接続される。導電性ピラー112が、図1Aを参照して説明したように、千鳥状に配置されるこれらの実施形態では、ソース線SL及びビット線BLは交互に配置され得る。例えば、ソース線SL及びビット線BLは、方向Xに沿って延在してもよく、方向Yに沿って交互に配置されてもよい。代替実施形態では、ソース線SL又はビット線BLは、ワード線ドライバWLと基板100との間の誘電体層(図示せず)内に形成され、ソース線SL及びビット線BLの他の部分は、メモリデバイス10にわたって延在する。これらの実施形態では、いくつかの導電性ピラー112の底面から基板100を通るソース線SL又はビット線BLまで延在する導電性ビア(図示せず)はさらに形成され得る。
上述したように、積層構造102内に形成されたメモリセルMCと積層構造102間の要素は積層可能であり、したがって、メモリデバイス10は、二次元設計によってもはや制限されず、メモリデバイス10の記憶密度を大幅に増加させることができる。さらに、積層構造102の階段部SPは、それぞれ、対応する積層構造102の幅(すなわち、図1Bを参照して説明した幅W102)よりも短い幅(すなわち、図1Bを参照して説明した幅WSP)を有する。したがって、各積層構造102のワード線104は、積層構造102の延在方向に沿って配置された隣接するサブアレイ10aの間の界面で切断されない。その代わりに、各積層構造102内のワード線104は、積層構造102の階段部SPに沿って延在する積層構造102の接続部CPを介して界面を通って延在し得る。対応する積層構造102内の各ワード線104が、複数のサブアレイ10aを通って連続的に延在することができるため、ワード線104を駆動するために、より小さな駆動電流が必要とされる。したがって、ワード線ドライバWDの寸法(例えば、ワード線ドライバWD内のトランジスタの寸法)はさらにスケーリングすることができ、より多くの能動デバイス及び/又は受動デバイスは半導体デバイス20のFEOL構造に統合することができる。そうでなければ、ワード線ドライバWDの寸法がさらにスケーリングされない場合、ワード線ドライバWD(例えば、ワード線ドライバWD内のトランジスタ)の駆動能力を同等に向上させることができる。
図3は、図1Aに示されるメモリデバイス10の製造方法を示す流れ図である。図4A~図4Jは、図3に示されるメモリデバイス10の製造プロセスにおける各段階での中間構造を示す概略立体図である。図5A~図5Jは、図4A~図4Jにそれぞれ示される中間構造のサブアレイ領域40aを示す概略立体図である。
図4A~図4Jを参照して説明される中間構造をサブアレイ領域40aに分割することができることに留意されたい。サブアレイ領域40aは、図1Aに示されるサブアレイ10aとなり、各中間構造のサブアレイ領域40aのうちの1つは、図5A~図5Jにさらに示される。
図3、図4A及び図5Aを参照すると、初期積層構造402を基板100に形成するステップS100が実行される。初期積層構造402は、垂直方向Zに沿って交互に積層された犠牲層404及び隔離層406を含む。犠牲層404は、図1Aに示されるように、ワード線104を形成するようにパターン化されて置き換えられ、隔離層406は、図1Aに示されるように、隔離層106を形成するようにパターン化される。犠牲層404は、隔離層406に対して十分なエッチング選択性を有し、基板100は、犠牲層404及び隔離層406に対して十分なエッチング選択性を有する。例えば、隔離層406は酸化ケイ素で形成され得て、犠牲層404は窒化ケイ素で形成され得て、基板100は、炭化ケイ素、酸炭化ケイ素(SiOC)、オキシ炭窒化ケイ素(SiOCN)、炭窒化ケイ素(SiCN)などで形成され得る。いくつかの実施形態では、基板100、犠牲層404及び分離層406は、それぞれ、化学蒸着(CAV)プロセスなどの堆積プロセスによって形成される。
図3、図4B及び図5Bを参照すると、ハードマスク層HMを初期積層構造402に形成するステップS102が実行される。現在、ハードマスク層HMは、初期積層構造402を全体的に覆うことができる。ハードマスク層HMは、犠牲層404及び隔離層406に対して十分なエッチング選択性を有する。例えば、ハードマスク層HMは、アモルファスシリコン、炭化ケイ素、酸炭化ケイ素、オキシ炭窒化ケイ素、炭窒化ケイ素、高k誘電体材料(すなわち、誘電率(k)が3.9よりも大きいか又は7よりも大きい誘電体材料)などで形成され得る。いくつかの実施形態では、ハードマスク層HMは、CVDプロセスなどの堆積プロセスによって形成される。
図3、図4C及び図5Cを参照すると、ハードマスク層HMをパターン化してハードマスクパターンHM’を形成するステップS104が実行される。ハードマスクパターンHM’は、サブアレイ領域40aのエッジ部に位置する開口部Pを有し、初期積層構造402の最上層の一部(例えば、隔離層406のうちの1つ)は、開口部Pによって露出される。開口部Pは、図1A及び図1Bを参照して説明したように、積層構造102の階段部SPの位置を画定する。いくつかの実施形態では、開口部Pは、サブアレイ領域40aの同じ側に配置される。ハードマスク層HMをパターン化してハードマスクパターンンHM’を形成する方法は、リソグラフィプロセス及びエッチングプロセス(例えば、異方性エッチングプロセス)を含み得る。ハードマスク層HMが、犠牲層404及び隔離層406に対して十分なエッチング選択性を有するため、犠牲層404及び隔離層406は、エッチングプロセス中に実質的に無傷のままであり得る。
図3、図4D及び図5Dを参照すると、フォトレジストパターンPRをマスクパターンHM’に形成するステップS106が実行される。フォトレジストパターンPRは、横方向に分離された部分を有し得て、各部分が方向Xに沿って配置されたサブアレイ領域40aの列を覆う。フォトレジストパターンPRの分離された部分の各々は、ハードマスクパターンHM’の開口部Pが位置するサブアレイ領域40aの列のエッジから横方向に凹んでよい。したがって、開口部Pの間に位置するハードマスクパターンHM’の部分は、部分的に露出されており、その結果、初期積層構造402の最上層の一部は、開口部Pに重なる。フォトレジストパターンPRは、感光性材料で形成され得て、フォトレジストパターンPRを形成する方法は、リソグラフィプロセスを含み得る。
図3、図4E及び図5Eを参照すると、開口部Pに重なる初期積層構造402の一部をそれぞれ階段構造STに成形するステップS108が実行される。いくつかの実施形態では、複数のトリミングアンドエッチングプロセスを実行して階段構造STを形成し、次に残ったフォトレジストパターンPRを除去する。トリミングアンドエッチングプロセスは、フォトレジストパターンPR及びハードマスクパターンHM’をシャドウマスクとして用いることによって、初期積層構造402の露出した部分に対して第1のエッチングプロセスを実行することを含み得る。続いて、トリミングされたフォトレジストパターンPR及びハードマスクパターンHM’をシャドウマスクとして用いることにより、フォトレジストパターンPRをトリミングする(サブアレイ領域40aのエッジからさらに凹む)第2のエッチングプロセスを実行する。その後、階段構造STが形成されるまで、より多くのトリミングプロセス及びエッチングプロセスを実行することができる。階段構造STを形成した後、残ったフォトレジストパターンを、例えば、ストリッピングプロセス又はアッシングプロセスによって除去する。階段構造STの各々において、各犠牲層404及び下方隔離層406は、下方犠牲層404及びこの下側の犠牲層404の下にある隔離層406から横方向に凹んでいる。最上部の犠牲層404が最上部の隔離層406によって覆われるこれらの実施形態では、階段構造ST内の最上部の隔離層406は、最上部の隔離層406の下にある最上部の犠牲層404から横方向に凹んでいる。一方、初期積層構造402の他の部分は、初期積層構造402内の材料に対して十分なエッチング選択性を有するハードマスクパターンHM’によって覆われたままであるため、初期積層構造402のこれらの部分は、階段構造STの形成中に成形されないであろう。最終的に、ハードマスクパターンHM’は、等方性エッチングプロセスなどの追加のエッチングプロセスによって除去され得る。
図3、図4F及び図5Fを参照すると、層間誘電体構造420を階段構造STに設けるステップS110が実行される。層間誘電体構造420は、階段構造STの段差を覆い、図1A及び図1Bを参照して説明したように、層間誘電体構造120を形成するようにパターン化される。いくつかの実施形態では、絶縁材料420の上面は、初期積層構造402の最上面と実質的に同一平面上にある。層間誘電体構造420を形成する方法は、CVDプロセスなどの堆積プロセスによって初期積層構造402に絶縁材料を提供することを含み得る。絶縁材料は、階段構造STの段差と初期積層構造402の最上面を覆うことができる。続いて、初期積層構造402の最上面より上にある絶縁材料の一部は、平坦化プロセスによって除去され、絶縁材料の残りの部分は、層間誘電体構造420を形成する。例えば、平坦化プロセスは、研磨プロセス、エッチングプロセス、又はそれらの組み合わせを含み得る。
図3、図4G及び図5Gを参照すると、トレンチTRを現在の構造内に形成するステップS112が実行される。トレンチTRは、初期積層構造402を垂直方向に貫通し、方向Yに沿って階段構造STと初期積層構造402の他のいくつかの部分を通って横方向に延在する。トレンチTRを形成することにより、初期積層構造402は、横方向に分離された部分に切断される。初期積層構造402のこれらの分離された部分内の隔離層406は、図1A及び図1Bを参照して説明したように、隔離層106を形成し、初期積層構造402のこれらの横方向に分離された部分内の犠牲層404は、図1A及び図1Bを参照して説明したように、ワード線104によって置き換えられる。さらに、層間誘電体構造420の一部は、トレンチTRの形成中に除去される。層間誘電体構造420の残りの部分は、図1A及び図1Bを参照して説明したように、層間誘電体構造120を形成する。トレンチTRを形成する方法は、少なくとも1つのリソグラフィプロセス及びエッチングプロセス(例えば、異方性エッチングプロセス)を含み得る。
図3、図4H及び図5Hを参照すると、図1A及び図1Bを参照して説明したように、犠牲層404をワード線104によって置き換えるステップS114が実行される。このような置き換えを実行することにより、初期積層構造420の横方向に分離された部分は、図1A及び図1Bを参照して説明したように、積層構造102となる。いくつかの実施形態では、犠牲層404をワード線104で置き換える方法は、等方性エッチングプロセスよって犠牲層404を除去することを含む。基板100、隔離層106及び層間誘電体構造120は、犠牲層404に対して十分なエッチング選択性を有し得るため、等方性エッチングプロセス中に実質的に無傷であり得る。さらに、層間誘電体構造120は、犠牲層404の除去後の崩壊から隔離層406を支持し得る。続いて、導電性材料は、堆積プロセス(例えば、CVDプロセス又は原子層堆積(ALD)プロセス)によって、犠牲層404によって以前に占有されていたトレンチTR及び空間内に充填され得る。その後、トレンチTR内の導電性材料の一部は、異方性エッチングプロセスなどのエッチングプロセスによって除去される。導電性材料の残りの部分は、犠牲層404によって以前に占められていた空間に位置し、ワード線104を形成する。また、このようなエッチングプロセス中、隔離層106及び層間誘電体構造120は、シャドウマスクとして機能し得る。
図3、図4I及び図5Iを参照して、スイッチング層108、半導体層410及び絶縁壁414をトレンチTR内に形成するステップS116が実行される。半導体層410は、図1A及び図1Bを参照して説明したように、チャネル層110を形成するようにパターン化され、絶縁壁414は、図1A及び図1Bを参照して説明したように、隔離構造114を形成するようにパターン化される。スイッチング層108は、トレンチTRの表面を共形的に覆う。したがって、スイッチング層108は、それぞれ、トレンチTRのうちの1つの対向する側壁及び底面を覆う。スイッチング層108の立設部は、トレンチTRの側壁に沿って横方向に延在し、スイッチング層108の横方向に延在する部分は、トレンチTRの底面にまたがる。半導体層410の各々は、スイッチング層108のうちの1つの内側に位置し、このスイッチング層108の立設部の対向する側壁を覆う。いくつかの実施形態では、半導体層410は、また、スイッチング層108の横方向に延在する部分に延在し得るが、各トレンチTR内の隣接する半導体層410は、互いに接触しなくてよい。絶縁壁414は、トレンチTR内に立設され、半導体層410の各々は、スイッチング層108のうちの1つと絶縁壁414のうちの1つとの間に挟まれる。いくつかの実施形態では、スイッチング層108、半導体層410、及び絶縁壁414を形成する方法は、図4Hに示されるように、構造を全体的かつ共形的に覆うスイッチング材料層及び半導体材料層を順次形成することを含む。スイッチング材料層及び半導体材料層は、それぞれ、CVDプロセス又はALDプロセスなどの堆積プロセスによって形成され得る。続いて、トレンチTRの底部にある半導体材料層の一部は、異方性エッチングプロセスなどのエッチングプロセスによって少なくとも部分的に除去される。エッチングプロセス中に、積層構造102の上にある半導体材料層の一部も除去され得て、半導体材料層の残りの部分は、半導体層410を形成し得る。その後、CVDプロセスなどの堆積プロセスによって現在の構造に絶縁材料を形成する。絶縁材料は、トレンチTRを充填し、さらに積層構造102まで延在し得る。その後、積層構造102の上にある絶縁材料の一部、及び積層構造102の上にあるスイッチング材料層の一部は、平坦化プロセスによって除去される。絶縁材料の残りの部分は絶縁壁414を形成し、スイッチング材料層の残りの部分はスイッチング層108を形成する。例えば、平坦化プロセスは、研磨プロセス、エッチングプロセス、又はそれらの組み合わせを含み得る。
図3、図4J及び図5Jを参照すると、図1A及び図1Bを参照して説明したように、隔離ピラー116及び絶縁構造118を形成するステップS118が実行される。隔離ピラー116及び絶縁構造118の形成中、絶縁壁414は、図1A及び図1Bを参照して説明したように、隔離構造114を形成するようにパターン化され、半導体層410は、図1A及び図1Bを参照して説明したように、チャネル層110を形成するようにパターン化される。いくつかの実施形態では、隔離ピラー116及び絶縁構造118を形成する方法は、リソグラフィプロセス及びエッチングプロセス(例えば、異方性エッチングプロセス)によって、絶縁壁414内に第1及び第2の開口部を形成することを含む。第1の開口部は、隔離ピラー116を収容し、第2の開口部は、絶縁構造118を収容する。第1及び第2の開口部の形成中に、半導体層410の一部は除去され、半導体層410の残りの部分はチャネル層110を形成する。続いて、絶縁材料は、堆積プロセス(例えば、CVDプロセス)によって第1及び第2の開口部内に充填される。次に、積層構造102の上にある絶縁材料の一部は、平坦化プロセスによって除去される。第1の開口部内の絶縁材料の残りの部分は、隔離ピラー116を形成し、第2の開口部内の絶縁材料の残りの部分は、絶縁構造118を形成する。例えば、平坦化プロセスは、研磨プロセス、エッチングプロセス、又はそれらの組み合わせを含み得る。
図3、図1A及び図1Bを参照すると、導電性ピラー112を形成するステップS120が実行される。隔離構造114のいくつかの部分は、導電性ピラー112を収容する開口部を形成するために除去される。いくつかの実施形態では、導電性ピラー112を形成する方法は、リソグラフィプロセス及びエッチングプロセス(例えば、異方性エッチングプロセス)によって、隔離構造114内に開口部を形成することを含む。続いて、導電性材料は、堆積プロセス(例えば、物理蒸着(PVD)プロセス又はCVDプロセス)、めっきプロセス、又はそれらの組み合わせによって、現在の構造に提供される。導電性材料は、開口部を充填し得て、さらに積層構造102まで延在し得る。次に、積層構造102の上にある導電性材料の一部は、平坦化プロセスによって除去され、導電性材料の残りの部分は、導電性ピラー112を形成する。例えば、平坦化プロセスは、研磨プロセス、エッチングプロセス、又はそれらの組み合わせを含み得る。
ここまで、図1Aに示されるメモリデバイス10は形成された。メモリデバイス10を形成する前に、予備プロセスは、ワード線ドライバWDを含むFEOL構造と、ワード線配線部WRの下部を含むBEOL構造の一部とを形成するように、図2A及び図2Bを参照して説明したように、半導体基板200で実行され得る。さらに、メモリデバイス10を形成した後、さらなるプロセスは、メモリデバイス10を貫通しメモリデバイス10の上にあるワード線配線部WRの上部を形成するように実行され得る。ソース線SL及びビット線BLがメモリデバイス10の上に配置されているこれらの実施形態では、ソース線SL及びビット線BL、ならびにソース線SL及びビット線BLを導電性ピラー112に接続するための可能なビア(図示せず)も、メモリデバイス10の形成後に形成される。
図6Aは、本開示のいくつかの実施形態に係る半導体デバイス20’の一部を示す概略平面図である。図6Bは、図6Aに示される半導体デバイス20’内のワード線104のうちの1つと対応するワード線ドライバWD及びワード線配線部WR’を示す概略立体図である。図6A及び図6Bを参照して説明される半導体デバイス20’が、図2A~図2Cを参照して説明したように、半導体デバイス20と同様であるため、半導体デバイス20と半導体デバイス20’との間の違いのみが議論され、同じ又は同様の部分が再び繰り返さない。
図2B及び図6Aを参照すると、図2Bに示されるような積層構造102が水平方向に反転されると、それらは、図6Aに示されるように、積層構造102’になるであろう。換言すれば、図2Bに示される積層構造102の階段部SPが積層構造102の右側にあると、図6Aに示される積層構造102’の階段部SPは、積層構造102’の左側にあるであろう。図6Aに示されるように、対応する積層構造102’内の階段部SPのうちの1つは、方向Yに沿って、2つの絶縁構造118の間に延在する。これらの絶縁構造118のうちの1つは、他のものよりも、対応する積層構造102’のこの階段部SPに近い。比較的遠い絶縁構造118dは、この積層構造102’の接続部CPを間に挟んで、積層構造102’のこの階段部SPから横方向に離間されるのに対し、比較的近い絶縁構造118cは、この積層構造202の接続部を間に挟まずに、積層構造102’のこの階段部SPから横方向に離間される。図6A及び図6Bに示されるように、いくつかの実施形態では、ワード線配線部WR’は、それぞれ、対応する積層構造102’内の階段部SPのうちの1つから、当該比較的近い絶縁構造118cを通って、(図2B及び図2Cを参照して説明したように)下方ワード線ドライバWDまで延在する。これらの実施形態では、ワード線配線部WR’内の導電性トレース208’の長さL208’を短縮し得て、ワード線104からワード線ドライバWDへの配線経路を短縮することができる。
図7Aは、本開示のいくつかの実施形態に係る半導体デバイス20’’の一部を示す概略平面図である。図7Bは、図7Aに示される半導体デバイス20’’内のワード線104のうちの1つと対応するワード線ドライバWD及びワード線配線部WR’’を示す概略立体図である。図7A及び図7Bを参照して説明される半導体デバイス20’’が、図2A~図2Cを参照して説明したように、半導体デバイス20と同様であるため、半導体デバイス20と半導体デバイス20’’との間の違いのみが議論され、同じ又は同様の部分が再び繰り返さない。
図7A及び図7Bを参照すると、いくつかの実施形態では、対応する積層構造102’’内の各接続部CPは、この積層構造102’’の2つの階段部SPの間に延在する。接続部CPの反対側にある階段部SPは、実質的に同一の設置面積を有し得る。あるいは、これらの階段部SPのうちの1つは、他の階段部SPの設置面積よりも大きい設置面積を有し得る。図7Bに示されるように、接続部CPの反対側にある階段部SPは、それぞれ配線されておらず、ワード線ドライバWDの同じトランジスタに接続され得る。いくつかの実施形態では、ワード線配線部WR’’は、導電性ビア206’、導電性トレース208、及び貫通ビア210を含む。導電性ビア206’のうちの2つは、接続部CPのうちの1つの反対側にある階段部SP内の段差に立設される。これらの段差は、同じレベルにあるため、同じワード線104を成形することによって形成される。導電性トレース208のうちの1つは、これらの2つの導電性ビア206’にわたって延在し、これらの2つの導電性ビア206’に電気的に接続される。また、貫通ビア210のうちの1つは、この導電性トレース208をワード線ドライバWDの対応するトランジスタに接続する。
図8は、本開示のいくつかの実施形態に係る半導体デバイス20-1の一部を示す概略立体図である。図8を参照して説明される半導体デバイス20-1が、図2Aを参照して説明したように、半導体デバイス20と同様であるため、半導体デバイス20と半導体デバイス20-1との間の違いのみが議論され、同じ又は同様の部分が再び繰り返さない。
図2Aを参照すると、サブアレイ10aのうちの第1のサブアレイに接続されたソース線SL及びビット線BLは、方向Yに沿ってサブアレイ10aのうちの第2のサブアレイに接続されたソース線SL及びビット線BLからオフセットされる。第1及び第2のサブアレイ10aは互いに隣接しており、方向Xに沿って配置される。一方、図8に示されるように、第1のサブアレイ10aに接続されたソース線SL及びビット線BLは、方向Xに沿って第1のサブアレイ10aに隣接する第2のサブアレイ10aに接続されたソース線SL及びビット線BLと整列される。
上述したように、メモリデバイス内のメモリセルが積層可能であるため、メモリデバイスは、もはや二次元設計によって制限されず、メモリデバイスの記憶密度を大幅に増加させることができる。また、同じ列内の隣接するサブアレイ間の界面で切断される代わりに、本開示に係るワード線は、同じ列内の隣接するサブアレイを通って連続的に延在する。その結果、ワード線を駆動するために必要な駆動電流は小さくなる。したがって、ワード線ドライバの寸法はさらにスケーリングすることができ、より多くの能動デバイス及び/又は受動デバイスは半導体デバイスのFEOL構造に統合することができる。そうでなければ、ワード線ドライバの寸法がさらにスケーリングされない場合、ワード線ドライバの駆動能力を同等に向上させることができる。
本開示の一態様は、メモリデバイスを提供する。メモリデバイスは、基板上に交互に積層された隔離層とワード線とを含み、第1の方向に沿って延在する積層構造であって、積層構造が、そのエッジ領域に階段部及び接続部を有し、各ワード線が、階段部に下方の1つのワード線から横方向に凹み、接続部が、階段部に沿って延在し、階段部の側方に位置し、接続部におけるワード線及び隔離層が、第1の方向に沿って略同じ長さを有する積層構造と、積層構造の側壁を覆うスイッチング層と、スイッチング層の積層構造とは反対側の側壁を覆い、第1の方向に沿って互いに横方向に離間した第1のチャネル層と、基板上に立設され、第1のチャネル層を介してスイッチング層と横方向に接触する複数対の導電性ピラーであって、各対の導電性ピラーが、第1の方向に沿って互いに横方向に分離され、隣接する対の導電性ピラーも、第1の方向に沿って横方向に分離された複数対の導電性ピラーとを含む。
本開示の他の態様は、メモリデバイスを提供する。メモリデバイスは、基板上に交互に積層された隔離層とワード線とを含み、第1の方向に沿って延在する積層構造であって、第1の方向に沿って分離して配置された階段部を有し、各階段部が、第1の方向と交差する第2の方向に沿った幅を有し、各階段部の幅が、積層構造の第2の方向に沿った全幅よりも小さい積層構造と、積層構造の側壁を覆うスイッチング層と、スイッチング層の積層構造とは反対側の側壁を覆い、第1の方向に沿って互いに横方向に離間した第1のチャネル層と、基板上に立設され、第1のチャネル層を介してスイッチング層と横方向に接触する複数対の導電性ピラーであって、各対の導電性ピラーが、第1の方向に沿って互いに横方向に分離され、隣接する対の導電性ピラーも、第1の方向に沿って横方向に分離された複数対の導電性ピラーとを含む。
本開示の更なる態様は、半導体デバイスを提供する。半導体デバイスは、基板と、基板上に交互に積層された隔離層とワード線とを含み、第1の方向に沿って延在する積層構造であって、そのエッジ領域に階段部及び接続部を有し、接続部が、階段部に沿って延在し、階段部と横方向に接触する積層構造と、積層構造の側壁を覆うスイッチング層と、スイッチング層の積層構造とは反対側の側壁を覆い、第1の方向に沿って互いに横方向に離間したチャネル層と、基板上に立設され、チャネル層を介してスイッチング層と横方向に接触する複数対の導電性ピラーであって、各対の導電性ピラーが、第1の方向に沿って互いに横方向に分離され、隣接する対の導電性ピラーも、第1の方向に沿って横方向に分離された複数対の導電性ピラーと、基板の下方に配置されたワード線ドライバと、積層構造の階段部の段差から基板を貫通してワード線ドライバまで延在するワード線配線部とを含む。
前述のことは、当業者が本開示の態様をよりよく理解できるように、いくつかの実施形態の特徴を概説している。当業者であれば、本明細書に導入された実施形態の同じ目的を実行し、及び/又は同じ利点を達成するための他のプロセス及び構造を設計又は修正するための基礎として本開示を容易に使用できることを理解できる。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例、置換例及び修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本開示の技術的範囲に属するものと了解される。
Claims (20)
- 基板上に交互に積層された隔離層とワード線とを含み、第1の方向に沿って延在する積層構造であって、そのエッジ領域に階段部及び接続部を有し、各前記ワード線は、前記階段部に下方の1つの前記ワード線から横方向に凹み、前記接続部は、前記階段部に沿って延在し、前記階段部の側方に位置し、前記接続部における前記ワード線及び前記隔離層は、前記第1の方向に沿って略同じ長さを有する積層構造と、
前記積層構造の側壁を覆うスイッチング層と、
前記スイッチング層の前記積層構造とは反対側の側壁を覆い、前記第1の方向に沿って互いに横方向に離間した第1のチャネル層と、
前記基板上に立設され、前記第1のチャネル層を介して前記スイッチング層と横方向に接触する複数対の導電性ピラーであって、各対の前記導電性ピラーは、前記第1の方向に沿って横方向に分離され、隣接する対の前記導電性ピラーも、前記第1の方向に沿って横方向に分離された複数対の導電性ピラーと、を含むメモリデバイス。 - 前記積層構造の前記階段部は、前記第1の方向と交差する第2の方向に沿った幅を有し、前記積層構造は、前記第2の方向に沿った全幅を有し、前記積層構造の前記階段部の前記幅は、前記積層構造の前記全幅よりも小さい、請求項1に記載のメモリデバイス。
- 前記積層構造の前記接続部は、前記第2の方向に沿った幅を有し、前記積層構造の前記全幅は、前記積層構造の前記階段部の前記幅と前記積層構造の前記接続部の前記幅との和である、請求項2に記載のメモリデバイス。
- 前記積層構造の前記接続部の側壁は、前記スイッチング層と横方向に接触し、前記積層構造の前記接続部の別の側壁は、前記積層構造の前記階段部と部分的に共有される、請求項1に記載のメモリデバイス。
- 前記積層構造の前記階段部を覆い、前記積層構造の前記接続部と横方向に接触する層間絶縁層をさらに含む、請求項1に記載のメモリデバイス。
- 1つの前記ワード線は、厚肉部と、前記厚肉部の幅よりも小さい幅を有する幅狭部とを有し、前記幅狭部は、前記厚肉部から前記第1の方向に沿って突出する、請求項1に記載のメモリデバイス。
- 前記1つのワード線の前記幅狭部と横方向に接触する、前記1つのワード線の前記厚肉部のエッジ領域は、前記積層構造の前記階段部に含まれ、前記1つのワード線の前記幅狭部は、前記積層構造の前記接続部に含まれる、請求項6に記載のメモリデバイス。
- 前記1つのワード線は、前記幅狭部の側壁と前記厚肉部のエッジとで画定される横方向の凹部を有する、請求項6に記載のメモリデバイス。
- 前記スイッチング層は、強誘電体材料で形成される、請求項1に記載のメモリデバイス。
- 追加の1つの前記積層構造であって、前記積層構造は、前記第1の方向と交差する第2の方向に沿って横方向に離間し、前記スイッチング層は、前記積層構造の対向する側壁及び前記積層構造の間の前記基板の一部を覆う追加の1つの前記積層構造と、
前記スイッチング層の一部を介して前記追加の1つの積層構造と横方向に接触し、前記第1の方向に沿って横方向に離間した第2のチャネル層であって、各対の前記導電性ピラーは、1つの前記第1のチャネル層及び1つの前記第2のチャネル層と横方向に接触する、第2のチャネル層と、
をさらに含む、請求項1に記載のメモリデバイス。 - 前記スイッチング層は、1つの前記積層構造の前記接続部及び他方の前記積層構造の前記階段部と横方向に接触する、請求項10に記載のメモリデバイス。
- 前記積層構造は、追加の1つの前記階段部を有し、前記積層構造の前記接続部は、前記積層構造の前記階段部の間に延在する、請求項1に記載のメモリデバイス。
- 基板上に交互に積層された隔離層とワード線とを含み、第1の方向に沿って延在する積層構造であって、前記第1の方向に沿って分離して配置された階段部を有し、各前記階段部は、前記第1の方向と交差する第2の方向に沿った幅を有し、各前記階段部の幅は、前記積層構造の前記第2の方向に沿った全幅よりも小さい積層構造と、
前記積層構造の側壁を覆うスイッチング層と、
前記スイッチング層の前記積層構造とは反対側の側壁を覆い、前記第1の方向に沿って互いに横方向に離間した第1のチャネル層と、
前記基板上に立設され、前記第1のチャネル層を介して前記スイッチング層と横方向に接触する複数対の導電性ピラーであって、各対の前記導電性ピラーは、前記第1の方向に沿って横方向に分離され、隣接する対の前記導電性ピラーも、前記第1の方向に沿って横方向に分離された複数対の導電性ピラーと、
を含むメモリデバイス。 - 前記隔離層及び前記ワード線は、前記積層構造全体に亘って前記第1の方向に沿って連続的に延在する、請求項13に記載のメモリデバイス。
- 前記積層構造は、それぞれ1つの前記階段部の側方に延在し、前記1つの階段部の両側に位置する前記積層構造の部分を接続する接続部を有する、請求項13に記載のメモリデバイス。
- 基板と、
前記基板上に交互に積層された隔離層とワード線とを含み、第1の方向に沿って延在する積層構造であって、そのエッジ領域に階段部及び接続部を有し、前記接続部は、前記階段部に沿って延在し、前記階段部と横方向に接触する積層構造と、
前記積層構造の側壁を覆うスイッチング層と、
前記スイッチング層の前記積層構造とは反対側の側壁を覆い、前記第1の方向に沿って互いに横方向に離間したチャネル層と、
前記基板上に立設され、前記チャネル層を介して前記スイッチング層と横方向に接触する複数対の導電性ピラーであって、各対の前記導電性ピラーは、前記第1の方向に沿って横方向に分離され、隣接する対の前記導電性ピラーも、前記第1の方向に沿って横方向に分離された複数対の導電性ピラーと、
前記基板の下方に配置されたワード線ドライバと、
前記積層構造の階段部の段差から前記基板を貫通して前記ワード線ドライバまで延在するワード線配線部と、
を含む半導体デバイス。 - 前記ワード線ドライバは、トランジスタを含む、請求項16に記載の半導体デバイス。
- 前記ワード線配線部は、導電性ビア、導電性トレース及び貫通ビアを含み、前記導電性ビアは、前記積層構造の階段部の段差に立設され、前記導電性トレースは、前記積層構造上に横方向に延在し、前記導電性ビアに電気的に接続され、前記貫通ビアは、前記導電性配線の底部から前記基板を貫通して前記ワード線ドライバまで延在する、請求項16に記載の半導体デバイス。
- 追加の1つの前記積層構造をさらに含み、前記積層構造は、前記第1の方向と交差する第2の方向に沿って横方向に離間し、前記貫通ビアは、前記積層構造の間に立設される、請求項18に記載の半導体デバイス。
- 前記導電性ピラーに電気的に接続されたソース線及びビット線をさらに備え、前記ソース線は、前記積層構造上又は前記ワード線ドライバと前記基板との間を横方向に延在し、前記ビット線も、前記積層構造上又は前記ワード線ドライバと前記基板との間を横方向に延在する、請求項16に記載の半導体デバイス。
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