JP2022021817A - 通信システム、ノード、通信方法及びプログラム - Google Patents

通信システム、ノード、通信方法及びプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2022021817A
JP2022021817A JP2020125640A JP2020125640A JP2022021817A JP 2022021817 A JP2022021817 A JP 2022021817A JP 2020125640 A JP2020125640 A JP 2020125640A JP 2020125640 A JP2020125640 A JP 2020125640A JP 2022021817 A JP2022021817 A JP 2022021817A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
node
packet
control unit
path information
wireless communication
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2020125640A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7326230B2 (ja
Inventor
康之 田中
Yasuyuki Tanaka
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2020125640A priority Critical patent/JP7326230B2/ja
Priority to US17/184,890 priority patent/US11617120B2/en
Publication of JP2022021817A publication Critical patent/JP2022021817A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7326230B2 publication Critical patent/JP7326230B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W40/00Communication routing or communication path finding
    • H04W40/02Communication route or path selection, e.g. power-based or shortest path routing
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W4/00Services specially adapted for wireless communication networks; Facilities therefor
    • H04W4/06Selective distribution of broadcast services, e.g. multimedia broadcast multicast service [MBMS]; Services to user groups; One-way selective calling services
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W40/00Communication routing or communication path finding
    • H04W40/24Connectivity information management, e.g. connectivity discovery or connectivity update

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Abstract

【課題】標準MACプロトコルを変更せずにオポチュニスティックルーティングを実現する。【解決手段】実施形態の通信システムは、無線マルチホップネットワークを構成する複数のノードを備える。前記ノードは、判定部と無線通信制御部とを備える。判定部は、送信元ノードから宛先ノードまでのネットワークトポロジ上に含まれる転送ノードの親子関係を示すパス情報を含むパケットを受信すると、自ノード、及び、前記自ノードの近隣に存在する近隣ノードの少なくとも1つが、前記転送ノードとして前記パス情報に含まれているか否かを判定する。無線通信制御部は、前記自ノード及び前記近隣ノードの少なくとも1つが前記パス情報に含まれている場合、前記パケットを転送する。【選択図】図3

Description

本発明の実施形態は通信システム、ノード、通信方法及びプログラムに関する。
オポチュニスティックルーティング(Opportunistic Routing)は無線の特性を生かしたパケット転送方式で、転送時間の短縮、及び、パケット転送の信頼性の向上等が期待できる。従来のパケット転送方式では事前に確立したルーティングパスに沿ってホップバイホップでパケットを転送するが、オポチュニスティックルーティングでは、必ずしも、事前に確立したルーティングパスに沿ってパケットを転送しない。例えば、オポチュニスティックルーティングでは、送信されたパケットが数ホップ先の最終宛先のノードに受信されれば、中間ノードによる転送が省略される。
Sanjit Biswas、Robert Morris、ExOR:opportunistic multi-hop routing for wireless networks、[令和2年6月22日検索]、インターネット〈URL:https://dl.acm.org/doi/10.1145/1080091.1080108〉 Simon Duquennoy、Olaf Landsiedel、Thiemo Voigt、Let the tree Bloom:scalable opportunistic routing with ORPL、[令和2年6月22日検索]、インターネット〈URL:https://dl.acm.org/doi/10.1145/2517351.2517369〉 RFC 6550、RPL:IPv6 Routing Protocol for Low-Power and Lossy Networks、[令和2年6月22日検索]、インターネット〈URL:https://tools.ietf.org/html/rfc6550〉
しかしながら従来の技術では、標準MACプロトコルを変更せずにオポチュニスティックルーティングを実現することができなかった。
実施形態の通信システムは、無線マルチホップネットワークを構成する複数のノードを備える。前記ノードは、判定部と無線通信制御部とを備える。判定部は、送信元ノードから宛先ノードまでのネットワークトポロジ上に含まれる転送ノードの親子関係を示すパス情報を含むパケットを受信すると、自ノード、及び、前記自ノードの近隣に存在する近隣ノードの少なくとも1つが、前記転送ノードとして前記パス情報に含まれているか否かを判定する。無線通信制御部は、前記自ノード及び前記近隣ノードの少なくとも1つが前記パス情報に含まれている場合、前記パケットを転送する。
第1実施形態の通信システムの装置構成の例を示す図。 第1実施形態のルータとして動作するノードの機能構成の例を示す図。 第1実施形態の通常のノードの機能構成の例を示す図。 第1実施形態のノード間で送受信されるパケットの構成の例を示す図。 第1実施形態のランク値による転送制御方法について説明するための図。 第1実施形態のパケット受信処理の例を示すフローチャート。 第2実施形態のパケット受信処理の例を示すフローチャート。 第3実施形態のパケット受信処理の例を示すフローチャート。 第5実施形態のノード間で送受信されるパケットの構成の例を示す図。 第1乃至第5実施形態のノードのハードウェア構成の例を示す図。
以下に添付図面を参照して、通信システム、ノード、通信方法及びプログラムの実施形態を詳細に説明する。
従来のパケット転送方式として、例えばExOR及びORPL等がある。
ExORでは、送信ノードは、自身の近隣ノードから転送ノードを複数選び、送信パケットのヘッダに転送ノードを列挙する。送信されたパケットを受信した近隣ノードは、パケットのヘッダを参照し、自身が転送ノードとして指定されている場合に確認応答を送信する。なお、ExORでは宛先に近い転送ノードほど早いタイミングで確認応答が送信できるため、自分の確認応答のタイミングよりも早く他ノードから確認応答を受信した場合は、該パケットの転送を取りやめる。これにより、パケットを受信した転送ノードのうち、もっとも宛先に近いノードのみがパケットを転送できる。
ORPLでは、duty-cycledの無線通信上にオポチュニスティックルーティングを実現する。送信ノードは、送信パケットを連続して送信する。近隣ノードのうち、転送ノードになりうるノードが当該パケットを受信し、確認応答を送信ノードに返すと、送信ノードによる送信処理が完了する。パケット受信時に自ノードが転送ノードになりうるか否かは、RPLの木構造を利用して判断される。パケットがルートに向かう上りパケットの場合は、送信ノードよりもRPL Rankがパラメタw以上小さいときに転送ノードになる。ここで、パラメタwは不必要な転送を避けるための閾値である。下りパケットについては、ルーティングヘッダに転送ノードを列挙するか、Bloom Filterで転送ノードの集合を表現する。
ExORもORPLも標準MACプロトコルであるIEEE 802.15.4のままでは、オポチュニスティックルーティングを実現することができない。
以下の第1実施形態では、標準MACプロトコルを変更せずにオポチュニスティックルーティングを実現する通信システム、ノード、通信方法及びプログラムについて説明する。
(第1実施形態)
はじめに、第1実施形態の通信システムの装置構成の例について説明する。
[装置構成の例]
図1は第1実施形態の通信システム100の装置構成の例を示す図である。第1実施形態の通信システム100は、ノード10a~10n及びネットワーク200を備える。
ノード10a~10nは、無線マルチホップネットワークを構成する通信装置である。図1中の点線は無線リンクを表す。点線の接続関係は、ノード10a~10nが構築するルーティングツリーを示す。以下、ノード10a~10nを区別しない場合は、単にノード10という。
ノード10aは、ノード10aの周辺ノードとの無線リンクの他に、ネットワーク200との接続を持つ。典型的にはネットワーク200は、インターネットである。ノード10aは、ノード10a~10nで構成する無線マルチホップネットワークと、外部のネットワーク200とを接続するルータ(ゲートウェイ、集約装置又はコンセントレータ)として動作する。なお、ノード10aがネットワーク200との接続を持つことは必須ではない。
第1実施形態の通信システム100では、無線通信規格としてIEEE 802.15.4が使用され、ルーティングプロトコルとしてIETF RFC 6550(RPL)が使用される場合を例にして説明する。なお、無線通信規格は、IEEE 802.15.4に限られず、時分割多重方式で通信する無線通信規格であれば任意でよい。例えば、無線通信規格は、IEEE 802.11及びWi-SUN FAN等でもよいし、独自の通信規格でもよい。また、ルーティングプロトコルについてもRPLに限らず、CTP(Collection Tree Protocol)やその他のプロトコルでもよい。
次に、第1実施形態のノード10aの機能構成の例について説明する。
[ノード10aの機能構成の例]
図2は第1実施形態のルータとして動作するノード10aの機能構成の例を示す図である。第1実施形態のノード10aは、通信処理部11、記憶部12、無線通信制御部13及び対外通信制御部14を備える。
通信処理部11は、判定部111、処理部112及び記憶制御部113を備える。
判定部111は、無線通信制御部13により受信されたパケットを転送するか否かを判定する。判定部111の動作の詳細は、図6のフローチャートを用いて後述する。
処理部112は、ネットワーク通信処理を行う。例えば、処理部112は、ノード10a~10nで構成される無線マルチホップネットワークの制御を行う。無線マルチホップネットワークの制御には、例えば無線マルチホップネットワークの構築及び維持のための制御データの送信制御、及び、無線マルチホップネットワークを構成するノード10の親子関係の特定等が含まれる。無線マルチホップネットワークの構築及び維持のための制御データは、無線通信制御部13によりブロードキャストされたり、特定のノード10宛にユニキャストされたりする。
また例えば、処理部112は、無線通信制御部13と対外通信制御部14との間のパケット転送を行う。また例えば、処理部112は、アプリケーションデータの生成、送信及び受信等を行う。アプリケーションデータは任意でよい。例えば、アプリケーションデータは、センサアプリケーションにより取得されたセンサデータ等である。
記憶制御部113は、記憶部12に記憶される情報の記憶制御(読み出し及び書き込み等)を行う。
記憶部12は、ネットワークトポロジを管理する情報を記憶する。例えば、記憶部12は、ノード10b~ノード10nから受信した無線マルチホップネットワーク制御パケットの情報(例えばRPLの制御情報)を記憶する。
また例えば、記憶部12は、ノード10a~ノード10bの接続関係を示す情報を記憶する。後述のように、ノード10b~ノード10nは近隣ノードとの間の無線通信品質に従って、近隣ノードの中から自ノードの上位ノード(親ノード)を選択する。この上位ノード・子ノードの情報がネットワーク制御パケットにより各ノード10b~ノード10nからノード10aに伝えられる。その結果、記憶部12が接続関係を示す情報として持つ最小セットの情報は、ノード10a~ノード10nの親子関係を示す情報である。処理部112は、この親子関係の情報を基に、ネットワーク全体のネットワークトポロジ図を生成したり、そのネットワークトポロジ上でノード10aからあるノード10の間に存在するノード10を列挙したりする。
無線通信制御部13は、通信処理部11から受け付けたノード10b~10n宛のパケットやブロードキャストパケットを送信する。また、無線通信制御部13は、ノード10b~10nから送信されたパケットを受信すると、当該パケットを通信処理部11へ入力する。
対外通信制御部14は、ネットワーク200を介した通信を制御する。なお上述のように、ノード10aは、対外通信制御部14を備えていなくてもよい。
次に、第1実施形態のノード10b~10nの機能構成の例について説明する。ノード10b~10nの機能構成は同じなので、ノード10bを例にして説明する。
[ノード10bの機能構成の例]
図3は第1実施形態の通常のノード10bの機能構成の例を示す図である。第1実施形態のノード10bは、通信処理部11、記憶部12及び無線通信制御部13を備える。
通信処理部11は、判定部111、処理部112及び記憶制御部113を備える。
判定部111は、無線通信制御部13により受信されたパケットを転送するか否かを判定する。判定部111の動作の詳細は、図6のフローチャートを用いて後述する。
処理部112は、ネットワーク通信処理を行う。例えば、処理部112は、ノード10a~10nで構成される無線マルチホップネットワーク上のパケット転送処理を行う。また例えば、処理部112は、アプリケーションデータの生成、送信及び受信等を行う。
また例えば、処理部112は、無線マルチホップネットワークの構築及び維持のための制御データの送信制御を行う。また例えば、処理部112は、ノード10bの近隣ノード(図1では、例えばノード10a、10c及び10f)により送信された制御データを、無線通信制御部13を介して受信することで、自ノードの近隣に存在する近隣ノードを示す近隣ノード情報を認識する。制御データは、無線通信制御部13によりブロードキャスト又はマルチキャストされたり、特定のノード宛にユニキャストされたりすることによって、ノード10bとノード10a~10nの間で送受信される。なお近隣ノードは、制御データの受信以外の方法で認識されてもよい。
記憶制御部113は、記憶部12に記憶される情報の記憶制御(読み出し及び書き込み等)を行う。
記憶部12は、近隣ノード情報、及び、ランク情報を記憶する。ランク情報とはネットワークトポロジ上でのノード10aからの相対的な距離を表す情報であり、中間ノード数(ホップ数)で表現されたり、中間ノード数に加えて電波強度やETX(Expected Transmission Count)といった通信品質情報、ノードの状態情報などを考慮して計算される値だったりする。ノードの状態情報とは例えば、子ノードの数や、ノードが電池駆動している場合には電池の残量などである。
<近隣ノード情報の例>
近隣ノード情報は、各ノード10のアドレス情報、及び、各ノード10の無線通信品質の評価値等を含む。典型的には,近隣ノード情報に含まれる各ノード10の情報はライフタイム管理がされ、一定期間更新されなければ自動で削除される。また、近隣ノード情報により特定される近隣ノードから少なくともひとつのノード10が、ノード10bの上位ノード(親ノード)として選ばれる。図1の例では、ノード10aがノード10bの上位ノードに選ばれる。
上位ノードの選択基準はアプリケーション等に応じていろいろな選択基準がある。例えば、処理部112は、RSSI(Received Signal Strength Indication)、ETX(Expected Transmission Count)、及び、その他のメトリックを使って算出されたコスト等で評価された無線通信品質に基づいて、上位ノードを選択する。
ノード10bにより選択される上位ノードは、無線環境の変動により変化する。処理部112は、新たに上位ノードを選択したとき、または所定のインタバル等に従って、新たな上位ノードの情報を含む制御パケットを、無線通信制御部13を介してノード10aへ送信する。ノード10aが、この制御パケットを受信し、処理することで、ノード10bの上位ノード(つまり,子ノードをノード10bとしたときの親ノード)が認識される。ノード10bの上位ノードは、親子関係の情報としてノード10aの記憶部12に記憶される。
<ランク情報の例>
処理部112は、自ノードの上位ノードの情報に従って自ノードのランク情報を算出する。ランク情報は、例えばノード10aに近いほど小さいランク値である。ランク値の算出方法は、使用しているルーティングプロトコル及びランク算出アルゴリズム等により異なる。基本的には、自ノードのランク値は、自ノードの上位ノードのランク値に、当該上位ノードとの間の無線通信品質の評価値が加算されることにより算出される。よって、自ノードのランク値は上位ノードのランク値よりも大きくなる。上位ノードよりも大きい自ノードのランク値から、ネットワークトポロジ上のノード10aからの距離は上位ノードよりも自ノードのほうが遠いことがわかる。処理部112は、記憶部12から自ノードのランク情報を取得し、このランク情報を制御データとして無線通信制御部13を介してブロードキャスト又はマルチキャストしたり、特定ノード宛にユニキャストしたりする。
無線通信制御部13は、通信処理部11から受け付けたノード10a、10c~10n宛のパケットやブロードキャストパケットを送信する。また、無線通信制御部13は、ノード10a、10c~10nから送信されたパケットを受信すると、当該パケットを通信処理部11へ入力する。
<パケットの例>
図4は第1実施形態のノード10間で送受信されるパケットの構成の例を示す図である。パケットはヘッダ101とペイロード102とを含む。ヘッダ101には、このパケットの送信元アドレス、宛先アドレス、及び、転送のために使われる制御情報などが含まれる。ペイロード102には、送信元ノードが生成し、宛先ノードが処理するデータ(例えばアプリケーションデータ等)が含まれる。なお、無線通信制御部13によって図4のパケットに更にヘッダが追加されてもよい。
次に実施形態の通信システム100の転送制御方法について説明する。
実施形態の通信システム100では、パケットの転送のために使われる転送制御情報がパケットに格納される。例えば、転送制御情報は、パケットの送信元ノードのランク値、又は、当該パケットを中継する転送ノード(中間ノード)のランク値を含む。
また例えば、転送制御情報は、送信元ノードから宛先ノードまでのネットワークトポロジ上のパス情報(親子関係の繋がり)を含む。ネットワークトポロジ上のパス情報は、ソースルーティングヘッダのようにパス上の(中間)ノードのアドレスを列挙して表現されていてもよいし、Bloom Filterのような圧縮形式で表現されていてもよい。
図5は第1実施形態のランク値による転送制御方法について説明するための図である。なお、図5の例では、図1の通信システム100のうち、説明に使用しないノード10b、10e、10i、10m及び10nは省略されている。図5に示すように、ノード10aから遠いノード10ほど、ランク値が大きくなる。
例えば、ノード10aの無線通信制御部13は、ノード10aからノード10k宛のパケットのヘッダ101に、送信元アドレスとしてノード10aを設定し、宛先アドレスとしてノード10kを設定し、ランク情報としてノード10aのランク値(0)を設定する。
逆に、ノード10kからノード10a宛のパケットでは、送信元アドレスと宛先アドレスとが入れ替わり、ランク情報にはノード10kのランク値である250が、ノード10kの無線通信制御部13により設定される。
ノード10aからノード10k宛のパケット、及び、ノード10kからノード10a宛のパケットをノード10gの無線通信制御部13が転送するとき、パケットに設定されるランク値をノード10gのランク値(175)で更新する。なお、ノード10gの無線通信制御部13は、送信元アドレス及び宛先アドレスは変更しない。
一方、転送のために使われる転送制御情報としてパス情報が使われるとき、ノード10aからノード10k宛のパケットのヘッダ101には、ノード10c及び10gを識別する情報(例えばアドレス情報等)が、ノード10aの無線通信制御部13により設定される。ノード10c及び10gを識別する情報は、例えばヘッダ101内で、ノード10a(ルート)に近い順に列挙される。これにより、送信元ノードから宛先ノードまでのネットワークトポロジ上に含まれる転送ノードの親子関係が、ヘッダ101に格納されたパス情報から特定可能になる。
また、ノード10kからノード10a宛のパケットのヘッダ101にも、ノード10c及び10gを識別する情報がノード10kの無線通信制御部13により設定される。この場合には、ノード10kの無線通信制御部13は、何らかの方法で、自ノードからノード10aまでのパス情報を取得する。例えば、ノード10kの無線通信制御部13は、ネットワークトポロジを管理する情報を記憶するノード10aから、自ノードからノード10aまでのパス情報を取得する。
ヘッダ101に含める転送制御情報として、ランク値及びパス情報は排他的ではない。ヘッダ101に含まれる転送制御情報には、パケットの転送ノード(またはパケットの送信元ノード)のランク値、及び、送信元ノードから宛先ノードまでのパス情報の両方が含まれていてもよい。
[パケット受信処理の例]
図6は第1実施形態のパケット受信処理の例を示すフローチャートである。まず、判定部111が、無線通信制御部13により受信されたパケットの宛先ノードを確認し、当該パケットが自ノード宛であるか否かを判定する(ステップS1)。パケットが自ノード宛である場合(ステップS1,Yes)、例えばセンサアプリケーション等の上位レイヤが、パケットの受信処理(例えばパケットに含まれるデータの取得等)を行う(ステップS2)。
パケットが自ノード宛でない場合(ステップS1,No)、判定部111が、パケットのヘッダ101に、転送制御情報としてパス情報が含まれているか否かを判定する(ステップS3)。パス情報が含まれていない場合(ステップS3,No)、処理はステップS5に進む。
パス情報が含まれている場合(ステップS3,Yes)、判定部111は、自ノードまたは近隣ノード(自ノード及び近隣ノードの少なくとも1つ)が、パケットの送信元ノードと宛先ノード間のパス上に転送ノードとして含まれているか否かを判定する(ステップS4)。自ノードまたは近隣ノードがパス上に転送ノードとして含まれていない場合(ステップS4,No)、処理部112が、パケットを破棄する(ステップS8)。
自ノードまたは近隣ノードがパス上に転送ノードとして含まれている場合(ステップS4,Yes)、判定部111が、パケットのヘッダ101に、転送制御情報としてランク情報(ランク値)が含まれているか否かを判定する(ステップS5)。ランク情報が含まれていない場合(ステップS5,No)、処理部112が、パケットを破棄する(ステップS8)。
ランク情報が含まれている場合(ステップS5,Yes)、判定部111は、自ノードがパケットを転送すべきか否かを、パケットに含まれるランク値と、自ノードのランク値との大小関係に基づいて判定する(ステップS6)。具体的には、判定部111は、パケットの宛先が、ノード10a、及び、ネットワーク200に接続された外部装置等である場合(パケットが上りパケットである場合)、パケットの転送制御情報に含まれるランク値よりも、自ノードのランク値が小さい時に、パケットを転送すると判定する。一方、判定部111は、パケットが、無線マルチホップネットワーク内でノード10a(ルート)から離れていく下りパケットである場合、パケットの転送制御情報に含まれるランク値よりも、自ノードのランク値が大きい時に、パケットを転送すると判定する。
自ノードがパケットを転送しない場合(ステップS6,No)、処理部112が、当該パケットを破棄する(ステップS8)。自ノードがパケットを転送する場合(ステップS6,Yes)、無線通信制御部13が、当該パケットを転送する(ステップS7)。
なお、自ノードでパケットを生成し、送信元ノードとして当該パケットを送信する際に、転送制御情報としてランク情報を使うか、パス情報を使うか、その両方を使うかは、当該自ノードの転送制御設定として事前に静的に設定されていてもよいし、動的に設定されていてもよい。
動的に設定される場合には、例えばネットワーク200に接続された外部装置等から各ノード10への指示によって、転送制御情報としてランク情報を使うか、パス情報を使うか、その両方を使うかが、各ノードに設定される。
以上、説明したように、第1実施形態の通信システム100では、判定部111が、送信元ノードから宛先ノードまでのネットワークトポロジ上に含まれる転送ノードの親子関係を示すパス情報を含むパケットを受信すると、自ノード、及び、自ノードの近隣に存在する近隣ノードの少なくとも1つが、転送ノードとしてパス情報に含まれているか否かを判定する。そして、無線通信制御部13が、自ノード及び近隣ノードの少なくとも1つがパス情報に含まれている場合、パケットを転送する。
これにより第1実施形態の通信システム100によれば、標準MACプロトコルを変更せずにオポチュニスティックルーティングを実現することができる。
(第2実施形態)
次に第2実施形態について説明する。第2実施形態の説明では、第1実施形態と同様の説明については省略し、第1実施形態と異なる箇所について説明する。
第2実施形態では、ノード10の処理部112が、判定部111によりパケットを転送すると判定された場合、待ち時間が経過するまで当該パケットを転送待機パケットとして保持する。そして、無線通信制御部13が、待ち時間が待機した後に、転送待機パケットを転送する。また、処理部112は、待ち時間の間に、転送待機パケットと同じパケットを他のノードから受信した場合、転送待機パケットを破棄する。
[パケット受信処理の例]
図7は第2実施形態のパケット受信処理の例を示すフローチャートである。図7では、上述の図6のフローチャートに更にステップS0及びS6-2の処理が追加されている。
ステップS0の処理の説明の前に、ステップS6-2の処理について説明する。第2実施形態の通信システム100では、ステップS6において、自ノードがパケットを転送すると判定された場合、待ち時間が経過するまで待機した後に(ステップS6-2)、ステップS7のパケット転送処理が実行される。
例えば、この待ち時間は、固定的に(定数で)指定される。また例えば、待ち時間は、その都度、ランダムに選択された値である。また例えば、待ち時間は、Trickle Algorithm(IETF RFC 6206)のような制御によって決定されてもよい。
第2実施形態の通信システム100では、ノード10が、ステップS7のパケット転送処理を実行する前の待ち時間を待っている間に、他のノード10により転送された同一パケットを受信する可能性がある。そのため、第2実施形態の通信システム100では、ステップS0の処理を設け、判定部111が、転送待機パケットと同一のパケットを受信したか否かを判定する。
転送待機パケットと同一のパケットを受信した場合(ステップS0,Yes)、処理部112が、当該同一のパケットを破棄する(ステップS8)。このとき、処理部112は、ステップS6-2の処理によって転送待ちをしていた転送待機パケットも破棄する。
なお、ステップS0の処理において、パケットが同一であるか否かの判定処理は、パケットに含まれる全てのデータが厳密に同一であることを要求しない。例えば転送制御情報としてパケットに含まれるランク値は、転送したノード10により上書きされるため異なる。そのため、パケットが同一であるか否かを判定する具体的な判定方法(パケットのどの部分を参照して同一であるか否かを判定する方法)は、適宜、定められてよい。
第2実施形態の通信システム100によれば、第1実施形態の効果に加えて、更に、無線マルチホップネットワーク内のパケットの転送処理で、フラッディングの発生を防止することができる。
なお、上述の第1及び第2実施形態において、他ノード宛の受信パケットの転送要否を判断する際に、Trickle Algorithmのredundancy constant kを用いた制御のような冗長転送が行われてもよい。
(第3実施形態)
次に第3実施形態について説明する。第3実施形態の説明では、第1実施形態と同様の説明については省略し、第1実施形態と異なる箇所について説明する。
第3実施形態では、ノード10の無線通信制御部13は、パケットの転送をした後、転送されたパケットの受信確認をするまで、パケットを再送する。
[パケット受信処理の例]
図8は第3実施形態のパケット受信処理の例を示すフローチャートである。図8では、ステップS2の処理の後に、ステップS7の処理を実行する点、及び、ステップS7の処理が上述の図6のフローチャートと異なる。
具体的には、第3実施形態の通信システム100では、パケットを受信したノード10が、最終宛先ノードであっても、上位レイヤによる受信パケットの処理後(ステップS2)、当該パケットをブロードキャスト又はマルチキャストにより転送(送信)する(ステップS7)。これにより最終宛先ノードにパケットを転送したノード10は、ステップS7の処理によって最終宛先ノードから送信されたパケットを受信することによって、自身が最終宛先ノードへ転送したパケットの受信確認をすることができる。
また、ステップS7の転送処理では、転送元のノード10の無線通信制御部13は、次の転送ノードへパケットを転送する際に、再送処理を行う。具体的には、転送元のノード10の無線通信制御部13は、転送元のノード10により転送されたパケットを受信した次の転送ノードによってブロードキャスト又はマルチキャスト送信されたパケットを受信するまで、パケットを再送する。
最終宛先ノードであっても、上位レイヤによるパケットの処理後(ステップS2)、当該パケットがブロードキャスト又はマルチキャストにより転送(送信)されるため、ステップS7で実行される再送処理は、パケットが最終宛先ノードに転送される場合にも有効になる。
第3実施形態の通信システム100によれば、第1実施形態の効果に加えて、更に、無線マルチホップネットワーク内のパケットの転送をより確実に行うことができる。
(第4実施形態)
次に第4実施形態について説明する。第4実施形態の説明では、第1実施形態と同様の説明については省略し、第1実施形態と異なる箇所について説明する。
第4実施形態では、TSCH(Time Slotted Channel Hopping)のように、時分割多重の無線通信方式が使われている場合について説明する。
第4実施形態では、上述の近隣ノード情報が、ノード10b~10nの記憶部12だけでなく、ノード10aの記憶部12にも記憶される。更に、第4実施形態の近隣ノード情報では、各近隣ノードのデータ送信タイミング(送信セル)も記憶される。各ノード10の無線通信制御部13は、近隣ノードの送信セルで受信待ちを行い、当該近隣ノードにより送信(転送)されたパケットの受信処理を行う。
すなわち、第4実施形態の通信システム100では、複数のノードの送信タイミングは、複数のノードのそれぞれが異なる場所にひとつの送信セルを持つ送信スケジュールによって制御される。ノード10の無線通信制御部13は、近隣ノードにより転送されたパケットを送信スケジュールに基づく近隣ノードの送信タイミングで受信する。無線通信制御部13は、近隣ノードにより転送されたパケットを転送すると判定部111が判定した場合、近隣ノードにより転送されたパケットを送信スケジュールに基づく自ノードの送信タイミングで送信する。
(第5実施形態)
次に第5実施形態について説明する。第5実施形態の説明では、第1実施形態と同様の説明については省略し、第1実施形態と異なる箇所について説明する。
第5実施形態では、転送されるパケットの詳細について説明する。
<パケットの例>
図9は第5実施形態のノード10間で送受信されるパケットの構成の例を示す図である。第5実施形態のパケットのヘッダ101は、内部ヘッダ101aと外部ヘッダ101bとに分けられている。内部ヘッダ101aには送信元ノード及び宛先ノードの情報が格納される。
外部ヘッダ101bには、上述の転送制御情報が格納される。また、外部ヘッダ101bには送信元アドレスとして、パケットを転送した転送ノードのアドレスが格納される。パケットが、当該パケットを生成した送信元ノードから送信される際は、外部ヘッダ101bの送信元アドレスと内部ヘッダ101aの送信元アドレスは同じ(送信元ノードのアドレス)になる。外部ヘッダ101bの宛先アドレスには、ブロードキャストアドレス又はマルチキャストアドレスが格納される。すなわち、無線通信制御部13は、ブロードキャスト又はマルチキャストによりパケットを転送する。
なお,無線通信制御部13により図9のパケットに更にヘッダが追加されてもよい。
最後に、第1乃至第5実施形態のノード10のハードウェア構成の例について説明する。
[ハードウェア構成の例]
図10は第1乃至第5実施形態のノード10のハードウェア構成の例を示す図である。第1乃至第5実施形態のノード10は、制御装置301、主記憶装置302、補助記憶装置303、表示装置304、入力装置305及び通信装置306を備える。制御装置301、主記憶装置302、補助記憶装置303、表示装置304、入力装置305及び通信装置306は、バス310を介して接続されている。
制御装置301は、補助記憶装置303から主記憶装置302に読み出されたプログラムを実行する。主記憶装置202は、ROM及びRAM等のメモリである。補助記憶装置303は、HDD(Hard Disk Drive)及びメモリカード等である。図2及び3の記憶部12は、主記憶装置302及び補助記憶装置303に対応する。
表示装置304は、ノード10の状態等を表示する。表示装置304は、例えば液晶ディスプレイ等である。入力装置305は、ノード10を操作するためのインタフェースである。入力装置305は、例えばノード10の筐体に備えられたボタン等である。なお、表示装置304及び入力装置305は、表示機能と入力機能とを有するタッチパネル等により実現されていてもよい。また、ノード10は、表示装置304及び入力装置305を備えていなくてもよい。
通信装置306は、他のノード10、及び、外部装置等と通信するためのインタフェースである。
第1乃至第5実施形態のノード10で実行されるプログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD-ROM、メモリカード、CD-R及びDVD等のコンピュータで読み取り可能な記憶媒体に記録されてコンピュータ・プログラム・プロダクトとして提供される。
また第1乃至第5実施形態のノード10で実行されるプログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成してもよい。また第1乃至第5実施形態のノード10で実行されるプログラムをダウンロードさせずにインターネット等のネットワーク経由で提供するように構成してもよい。
また第1乃至第5実施形態のノード10のプログラムを、ROM等に予め組み込んで提供するように構成してもよい。
第1乃至第5実施形態のノード10で実行されるプログラムは、上述した図2のノード10a、及び、図3のノード10b~10nの機能ブロックのうち、プログラムによっても実現可能な機能ブロックを含むモジュール構成となっている。当該各機能ブロックは、実際のハードウェアとしては、制御装置301が記憶媒体からプログラムを読み出して実行することにより、上記各機能ブロックが主記憶装置302上にロードされる。すなわち上記各機能ブロックは主記憶装置302上に生成される。
なお上述した図2及び3の各機能ブロックの一部又は全部をソフトウェアにより実現せずに、IC等のハードウェアにより実現してもよい。
また複数のプロセッサを用いて各機能を実現する場合、各プロセッサは、各機能のうち1つを実現してもよいし、各機能のうち2以上を実現してもよい。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
10 ノード
11 通信処理部
12 記憶部
13 無線通信制御部
14 対外通信制御部
100 通信システム
111 判定部
112 処理部
113 記憶制御部
200 ネットワーク
301 制御装置
302 主記憶装置
303 補助記憶装置
304 表示装置
305 入力装置
306 通信装置
310 バス

Claims (10)

  1. 無線マルチホップネットワークを構成する複数のノードを備え、
    前記ノードは、
    送信元ノードから宛先ノードまでのネットワークトポロジ上に含まれる転送ノードの親子関係を示すパス情報を含むパケットを受信すると、自ノード、及び、前記自ノードの近隣に存在する近隣ノードの少なくとも1つが、前記転送ノードとして前記パス情報に含まれているか否かを判定する判定部と、
    前記自ノード及び前記近隣ノードの少なくとも1つが前記パス情報に含まれている場合、前記パケットを転送する無線通信制御部と、
    を備える通信システム。
  2. 前記判定部は、前記パケットにランク値が更に含まれている場合、前記パケットに含まれるランク値と、前記自ノードのランク値との大小関係に基づいて前記パケットを転送するか否かを更に判定し、
    前記無線通信制御部は、前記自ノード及び前記近隣ノードの少なくとも一方が前記パス情報に含まれており、かつ、前記大小関係に基づいて前記パケットを転送すると判定された場合、前記パケットのランク値を前記自ノードのランク値に更新して、前記パケットを転送する、
    請求項1に記載の通信システム。
  3. 前記ノードは、
    前記パケットを転送すると判定された場合、待ち時間が経過するまで前記パケットを転送待機パケットとして保持する処理部を更に備え、
    前記無線通信制御部は、前記待ち時間が経過した後に、前記転送待機パケットを転送する、
    請求項2に記載の通信システム。
  4. 前記処理部は、前記待ち時間の間に、前記転送待機パケットと同じパケットを他のノードから受信した場合、前記転送待機パケットを破棄する、
    を更に備える請求項3に記載の通信システム。
  5. 前記無線通信制御部は、前記パケットの転送をした後、転送されたパケットの受信確認をするまで、前記パケットを再送する、
    請求項1乃至4のいずれか1項に記載の通信システム。
  6. 前記複数のノードの送信タイミングは、前記複数のノードのそれぞれが異なる場所にひとつの送信セルを持つ送信スケジュールによって制御され、
    前記無線通信制御部は、前記近隣ノードにより転送されたパケットを前記送信スケジュールに基づく前記近隣ノードの送信タイミングで受信し、かつ、前記近隣ノードにより転送されたパケットを転送すると判定された場合、前記近隣ノードにより転送されたパケットを前記送信スケジュールに基づく自ノードの送信タイミングで送信する、
    請求項2乃至5のいずれか1項に記載の通信システム。
  7. 前記無線通信制御部は、ブロードキャスト又はマルチキャストにより前記パケットを転送する、
    請求項1乃至6のいずれか1項に記載の通信システム。
  8. 送信元ノードから宛先ノードまでのネットワークトポロジ上に含まれる転送ノードの親子関係を示すパス情報を含むパケットを受信すると、自ノード、及び、前記自ノードの近隣に存在する近隣ノードの少なくとも1つが、前記転送ノードとして前記パス情報に含まれているか否かを判定する判定部と、
    前記自ノード及び前記近隣ノードの少なくとも1つが前記パス情報に含まれている場合、前記パケットを転送する無線通信制御部と、
    を備えるノード。
  9. 無線マルチホップネットワークを構成する複数のノードの通信方法であって、
    前記ノードが、送信元ノードから宛先ノードまでのネットワークトポロジ上に含まれる転送ノードの親子関係を示すパス情報を含むパケットを受信すると、自ノード、及び、前記自ノードの近隣に存在する近隣ノードの少なくとも1つが、前記転送ノードとして前記パス情報に含まれているか否かを判定するステップと、
    前記ノードが、前記自ノード及び前記近隣ノードの少なくとも1つが前記パス情報に含まれている場合、前記パケットを転送するステップと、
    を含む通信方法。
  10. 無線マルチホップネットワークを構成する複数のノードを、
    送信元ノードから宛先ノードまでのネットワークトポロジ上に含まれる転送ノードの親子関係を示すパス情報を含むパケットを受信すると、自ノード、及び、前記自ノードの近隣に存在する近隣ノードの少なくとも1つが、前記転送ノードとして前記パス情報に含まれているか否かを判定する判定部と、
    前記自ノード及び前記近隣ノードの少なくとも1つが前記パス情報に含まれている場合、前記パケットを転送する無線通信制御部、
    として機能させるためのプログラム。
JP2020125640A 2020-07-22 2020-07-22 通信システム、ノード、通信方法及びプログラム Active JP7326230B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020125640A JP7326230B2 (ja) 2020-07-22 2020-07-22 通信システム、ノード、通信方法及びプログラム
US17/184,890 US11617120B2 (en) 2020-07-22 2021-02-25 Communication system, node, communication method, and computer program product

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020125640A JP7326230B2 (ja) 2020-07-22 2020-07-22 通信システム、ノード、通信方法及びプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2022021817A true JP2022021817A (ja) 2022-02-03
JP7326230B2 JP7326230B2 (ja) 2023-08-15

Family

ID=80220905

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020125640A Active JP7326230B2 (ja) 2020-07-22 2020-07-22 通信システム、ノード、通信方法及びプログラム

Country Status (2)

Country Link
US (1) US11617120B2 (ja)
JP (1) JP7326230B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11736384B2 (en) 2021-09-15 2023-08-22 Kabushiki Kaisha Toshiba Communication system, node, communication method, and computer program product

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005341341A (ja) * 2004-05-28 2005-12-08 Mitsubishi Electric Corp 転送制御方式、及び、無線端末、転送制御方法
JP2014204141A (ja) * 2013-04-01 2014-10-27 上田日本無線株式会社 マルチホップ無線機
JP2016096450A (ja) * 2014-11-14 2016-05-26 株式会社東芝 無線通信装置および無線通信システム
JP2016192664A (ja) * 2015-03-31 2016-11-10 パナソニックIpマネジメント株式会社 通信ノード、通信方法及び無線通信システム
JP2017050746A (ja) * 2015-09-02 2017-03-09 富士電機株式会社 無線通信ネットワークシステム、無線機、無線通信方法、センサーネットワークシステム
JP2018082402A (ja) * 2016-11-18 2018-05-24 株式会社東芝 中継装置、通信システム及びプログラム
JP2018121366A (ja) * 2018-04-23 2018-08-02 株式会社東芝 無線通信装置、無線通信システム、スロット割当て方法及びプログラム

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9955238B2 (en) * 2015-01-20 2018-04-24 Nanyang Technological University Methods and systems for wireless transmission of data between network nodes
US10244525B2 (en) * 2016-01-29 2019-03-26 Cisco Technology, Inc. Promiscuous detection and intercepted forwarding by parent network device in a storing-mode tree-based network
US10448326B2 (en) * 2016-11-18 2019-10-15 Kabushiki Kaisha Toshiba Method and device for routing and scheduling in a multi-hop network
WO2020154432A1 (en) * 2019-01-22 2020-07-30 Trellisware Technologies, Inc. Controlling data communication quality in software-defined heterogenous multi-hop ad hoc networks

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005341341A (ja) * 2004-05-28 2005-12-08 Mitsubishi Electric Corp 転送制御方式、及び、無線端末、転送制御方法
JP2014204141A (ja) * 2013-04-01 2014-10-27 上田日本無線株式会社 マルチホップ無線機
JP2016096450A (ja) * 2014-11-14 2016-05-26 株式会社東芝 無線通信装置および無線通信システム
JP2016192664A (ja) * 2015-03-31 2016-11-10 パナソニックIpマネジメント株式会社 通信ノード、通信方法及び無線通信システム
JP2017050746A (ja) * 2015-09-02 2017-03-09 富士電機株式会社 無線通信ネットワークシステム、無線機、無線通信方法、センサーネットワークシステム
JP2018082402A (ja) * 2016-11-18 2018-05-24 株式会社東芝 中継装置、通信システム及びプログラム
JP2018121366A (ja) * 2018-04-23 2018-08-02 株式会社東芝 無線通信装置、無線通信システム、スロット割当て方法及びプログラム

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11736384B2 (en) 2021-09-15 2023-08-22 Kabushiki Kaisha Toshiba Communication system, node, communication method, and computer program product

Also Published As

Publication number Publication date
JP7326230B2 (ja) 2023-08-15
US11617120B2 (en) 2023-03-28
US20220030499A1 (en) 2022-01-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1966961B1 (en) Method and system for improving a wireless communication route
US8755294B2 (en) Communication system, communication method, communication terminal device, control method thereof, and program
KR101256687B1 (ko) 다중 경로 설정 장치 및 방법
RU2550151C2 (ru) Выбор маршрута в беспроводных сетях
JP5087553B2 (ja) メッシュネットワークにおける適応性無線ルーティングプロトコルのための方法およびシステム
JP4947430B2 (ja) 無線マルチホップネットワークにおける通信経路制御方法および通信端末
JP4679616B2 (ja) 無線lan中継装置、無線lan中継方法およびコンピュータプログラム
US8213352B2 (en) Wireless communication system, wireless communication device, wireless communication method, and program
JP4805646B2 (ja) センサ端末、センサ端末の制御方法
JP2004282270A (ja) 無線アドホック通信システム、端末、その端末における処理方法並びにその方法を端末に実行させるためのプログラム
CN108476457A (zh) 在时隙化信道跳变网络中的分布式反应性资源和调度管理
JP4918900B2 (ja) 無線マルチホップネットワーク、ノード、マルチキャスト経路制御方法及びプログラム
JP2008278148A (ja) 通信端末、通信経路制御方法、及びプログラム
JP5252978B2 (ja) 経路制御方法、通信システムおよび通信装置
WO2008038390A1 (fr) système de communication IP mobile
JP7326230B2 (ja) 通信システム、ノード、通信方法及びプログラム
JP2007243932A (ja) 無線データ通信システム
JP7480102B2 (ja) 通信システム、ノード、通信方法及びプログラム
JP2007173941A (ja) 無線通信端末、無線マルチホップネットワーク、転送制御方法、プログラム、記録媒体
RU2405282C2 (ru) Выбор маршрута в беспроводных сетях
JP2010063068A (ja) 無線装置およびそれを備えた無線ネットワーク
Baishnab et al. Improved Ad-hoc On-Demand Vector Routing

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220825

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20230426

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230509

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230621

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230704

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230802

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 7326230

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151