JP4805646B2 - センサ端末、センサ端末の制御方法 - Google Patents

センサ端末、センサ端末の制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4805646B2
JP4805646B2 JP2005297916A JP2005297916A JP4805646B2 JP 4805646 B2 JP4805646 B2 JP 4805646B2 JP 2005297916 A JP2005297916 A JP 2005297916A JP 2005297916 A JP2005297916 A JP 2005297916A JP 4805646 B2 JP4805646 B2 JP 4805646B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
packet
sensor
terminal
identifier
identifiers
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2005297916A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006270914A (ja
Inventor
昭人 大倉
純 佐々木
健 五十嵐
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NTT Docomo Inc
Original Assignee
NTT Docomo Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NTT Docomo Inc filed Critical NTT Docomo Inc
Priority to JP2005297916A priority Critical patent/JP4805646B2/ja
Publication of JP2006270914A publication Critical patent/JP2006270914A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4805646B2 publication Critical patent/JP4805646B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02DCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
    • Y02D30/00Reducing energy consumption in communication networks
    • Y02D30/50Reducing energy consumption in communication networks in wire-line communication networks, e.g. low power modes or reduced link rate
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02DCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
    • Y02D30/00Reducing energy consumption in communication networks
    • Y02D30/70Reducing energy consumption in communication networks in wireless communication networks

Landscapes

  • Arrangements For Transmission Of Measured Signals (AREA)
  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)
  • Small-Scale Networks (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Description

本発明はセンサ端末、センサ端末の制御方法に関し、特にセンサネットワークを構成するためのセンサ端末、センサ端末の制御方法に関するものである。
(一般的なセンサネットワーク)
ユーザが特に意識することなく、様々な環境で最適なサービスを享受できるユビキタス社会の実現に向け、微小なセンサ端末からなるセンサネットワークの検討が進められている。これらのセンサ端末は環境中の様々な場所に設置され、ユーザの嗜好や状態、また環境情報など多様な情報取得を行う。さらに災害現場や複雑なパイプラインなど、従来観測が困難だった環境での幅広い利用も期待されている。
センサネットワークでは、情報を収集するセンサ端末を「Sink」、情報を発信するセンサ端末のことを「Source」と呼ぶ。また、センサ端末間の無線通信の制御信号として、送信要求信号をRTS(Request To Send)信号、受信準備完了信号をCTS(Clear To Send)信号、確認応答をACK(Acknowledgment)信号と呼ぶ。
センサ端末の通信における識別子は、IPネットワークで利用されるIPアドレスやMACアドレスとは異なる方式が提案されている。IPアドレス相当のエンドエンド(つまり送信端末及び受信端末)の識別子(以下、エンド識別子)については、アドレス設定負荷を減らすため属性の提案がなされている(非特許文献1参照)。また、MACアドレスは48ビットと冗長であるため、より少ないビット長を近隣間での識別子(以下、近隣識別子)として利用する方式等も提案されている(非特許文献2参照)。
既存のセンサネットワークでこれらの識別子を用いて実際に通信を行う場合、アドレス長などは変化するが、図16に示されているような既存のIP・MACに近いフレーム構成がとられる。同図に示されている、センサパケットは、1ホップ(hop)の識別のための「受信者近接識別子」及び「送信者近接識別子」と、エンドエンドの識別のための「受信者エンド識別子」及び「送信者エンド識別子」とをデータに付加した構造をなしている。そして、このセンサパケットは、1ホップ毎に近隣識別子が書き替えられながら、目的のセンサ端末まで転送される。
ここで、センサパケットの送信の様子が図17に示されている。同図には2つのセンサ端末が実線円形で示されている。各実線円形内の数字は、そのセンサ端末の近隣識別子である。
同図において、センサA(SensorA)からセンサB(SensorB)にデータを送る場合、センサAは、1ホップの識別のための受信者近隣識別子「2」及び送信者近接識別子「1」と、受信者エンド識別子「B」及び送信者エンド識別子「A」とをデータ「DATA」に付加したセンサパケットP11を作成する。
このセンサパケットP11がセンサAから送信されると、センサAに近接するセンサC(SensorC)がそれを受信し、受信者近隣識別子を「3」、送信者近接識別子を「2」に書き替えたセンサパケットP22を作成する。このセンサパケットP22がセンサCから送信されると、センサCに近接するセンサD(SensorD)がそれを受信し、受信者近隣識別子を「4」、送信者近接識別子を「3」に書き替えたセンサパケットP33を作成する。このセンサパケットP33がセンサDから送信されると、センサDに近接するセンサBがそれを受信する。
以上のように、センサパケットは、1ホップ毎に近隣識別子が書き替えられて伝達される。
(センサネットワークに適した無線技術)
センサネットワークに適した無線技術として、省電力化を意識した様々な提案がされている。SMACでは近隣センサ間で同期をとりActive/Sleepのスケジューリングを行い、Active時のみ通信を行ったり、1回のRTS信号/CTS信号でデータ送信を完了するなど様々な省電力化を実現している(非特許文献3参照)。
TMACはさらにデータをバースト的に送信することでActive時間を短縮し、またActive時に通信が競合した場合には、通信可能時刻を明示的に指定することでSleep時間の延長と通信の確実性を両立させている(非特許文献4参照)。
William Adjie-Winoto、 Elliot Schwartz、 Hari Balakrishnan、 Jeremy Lilley、 The design and implementation of an intentional naming system、 Proc.17th ACM SOSP、 Kiawah Island、 SC、 Dec.1999. Jeremy Elson and Deborah Estrin、 Random、 Ephemeral Transaction Identifiers in Dynamic Sensor Networks、 Proceedings of the Twenty First International Conference on Distributed Computing Systems (ICDCS-21)、 Phoenix、 Arizona、 April 2001. Wei Ye and John Heidemann and Deborah Estrin、 "An Energy Efficient MAC Protocol for Wireless Sensor Networks、" In Proceedings 21st International Annual Joint Conference of the IEEE Computer and Communications Societies、 2002. Tijs van Dam、 Koen Langendoen、 "An adaptive energy-efficient MAC protocol for wireless sensor networks、" In Proceedings of the 1st international conference on Embedded networked sensor systems、2003.
上記従来のセンサネットワークにかかる無線通信制御方式では、その通信フレームと制御信号とについて、IPネットワークの無線LANなどに利用される802.11を基本としている。このため、送信センサ端末に対し、複数の受信センサ端末が存在する場合には、以下に示すような問題点があった。
すなわち、上記従来技術にかかる無線通信制御方式では、無線通信範囲内に複数の通信相手センサがいる場合、通信相手毎にRTS信号/CTS信号/ACK信号といった制御信号や、データをやり取りしていた。そのため、RTS信号とデータは送信者が一度送信すれば各センサに届いているにもかかわらず(データを無線送信するため、各センサまで届いているにもかかわらず受信する仕組みがなく、自端末が受信端末であると認識できない)、センサ毎に通信が行われるため複数回の冗長なRTS信号/データ通信が発生していた。このことについて、図18及び図19を参照して説明する。
図18には7つのセンサ端末が実線円形で示されている。各実線円形内の数字は、そのセンサ端末の近隣識別子である。同図において、破線で示されている円形は、SourceAから直接に無線送信可能な範囲である。この状態において、SourceAから、SinkB及びSinkCにセンサパケットを送信する場合を考える。
この場合、SourceAは、受信者近隣識別子「1」及び送信者近接識別子「0」と、受信者エンド識別子「B」及び送信者エンド識別子「A」とをデータ「DATA」に付加したセンサパケットP12を作成する。このセンサパケットP12がSourceAから送信されると、受信者近隣識別子が「1」であるセンサ端末Dが受信する。
また、SourceAは、受信者近隣識別子「4」及び送信者近接識別子「0」と、受信者エンド識別子「C」及び送信者エンド識別子「A」とをデータ「DATA」に付加したセンサパケットP21を作成する。このセンサパケットP21がSourceAから送信されると、受信者近隣識別子が「4」であるセンサ端末Eが受信する。
このように、SinkB、SinkCのそれぞれに向けて、別々のセンサパケットが送信されることになる。このように別々のセンサパケットが送信される場合、図19(a)に示されているように、複数回の送受信処理が行われる。すなわち、SourceAとセンサ端末Dとの間で、RTS信号、CTS信号が授受された後、DATAであるセンサパケットP12が送信され、最後にACK信号が返ってくることになる。なお、同図(a)中のRTS信号、CTS信号、ACK信号は、同図(b)に示されているように、データ・制御信号等を区別する識別用のフィールドであるTypeフィールド61、受信対象の近隣センサの識別子を表すReceiverListフィールド63、及び、送信近隣センサの近隣識別子と送信Sourceのエンド識別子用のSenderInfoフィールド64を含んで構成されている。
さらに、SourceAとセンサ端末Eとの間で、RTS信号、CTS信号が授受された後、DATAであるセンサパケットP21が送信され、最後にACK信号が返ってくることになる。
このように別々のセンサパケットが送信され、複数回の送受信処理が行われると、電力消費が増大することになる。これを解決するためには、ブロードキャストを利用することにより、一度の通信で複数の近隣センサにデータを届けることも考えられる。その場合、ブロードキャストアドレスが指定され、送信側のセンサ端末によるあて先の指定はないため、受信データを次のセンサに転送するかどうかはデータを受信した近隣センサが自律的に決定することになる。
例えば、図20に示されているように、SourceAからブロードキャストアドレス「ALL」を含むセンサパケットP5については、周囲の複数のセンサ端末D、E、F、及びGの全てがそれを中継することになる。この場合、周囲のセンサのうち、センサ端末D及びEのみがセンサパケットP5を中継処理すれば、全Sinkにデータを届けることができる。しかしながら、この場合、センサ端末Fとセンサ端末Gは自分が中継しなくてよいことを容易に判断することはできない。そして、不要な中継処理を行うと各センサ端末の消費電力に大きな影響を与え、必要な中継処理が行われないと全てのSinkにデータを届けることができないという問題がある。
また、上述したブロードキャストは送信相手が特定されないため、上述したRTS信号に対するCTS信号及びデータに対するACK信号がどのようなタイミングで送信されるか、またその信号数も分からない。このため、RTS信号/CTS信号の衝突が生じることがあり、その衝突を回避できない。よって、上記のブロードキャストは、安定したデータ通信には不向きである。
本発明は、上記問題点を解決しつつ、複数の近隣センサ端末への一括データ送信を実現できるセンサ端末、センサ端末の制御方法の提供を目的としている。
本発明の請求項1によるセンサ端末は、同一のデータを、送信先であるN個の目的端末に送信する場合に、該目的端末の識別子と自端末に近接する近接端末のM個(N、Mは、自然数かつ少なくとも一方は2以上)の識別子とからなる識別子の組を、少なくとも1つ含むパケットであるデータパケット(例えば、図1中のデータパケットP)を作成するパケット作成手段(例えば、図5中及び図6中の送信データパケット作成部15に対応)を含むことを特徴とする。送信側端末が明示的に受信センサ毎に中継すべきシンクを指定したデータパケットを作成し、これを送信することにより、複数近隣センサに同一のデータを送信する場合、複数回の通信を行うことなく1度の通信で済ませることができるので、無線通信の回数を低減でき、センサ端末同士の通信の省電力化を実現できる。
本発明の請求項2によるセンサ端末は、請求項1において、前記パケット作成手段は、外部からの要求に応答して前記データパケットを作成することを特徴とする。外部からの要求があった場合において、複数近隣センサに同一のデータを送信する場合、複数回の通信を行うことなく1度の通信で済ませることができるので、無線通信の回数を低減でき、センサ端末同士の通信の省電力化を実現できる。
本発明の請求項3によるセンサ端末は、請求項1又は2において、前記目的端末及び前記近接端末の識別子を含むルーティングテーブル(例えば、図5中及び図6中のルーティングテーブル14に対応)を更に含み、前記パケット作成手段は前記ルーティングテーブルを参照して前記データパケットを作成することを特徴とする。ルーティングテーブルを参照することにより、送信側端末が明示的に受信センサ毎に中継すべきシンクを指定したデータパケットを作成できる。
本発明の請求項4によるセンサ端末は、送信先であるN個の目的端末の識別子と自端末に近接する近接端末のM個(N、Mは、自然数かつ少なくとも一方は2以上)の識別子とからなる識別子の組を、少なくとも1つ有するパケットを受信するセンサ端末であって、前記パケットに含まれている、識別子の組に基づいて、自端末が該パケットの受信対象であるか判断する受信パケット解析手段(例えば、図5中及び図6中の受信パケット解析部12に対応)と、前記受信パケット解析手段により自端末が該パケットの受信対象であると判断された場合に、前記目的端末に向けて該パケットを転送するために識別子の書き替えを行う手段(例えば、図5中及び図6中の送信データパケット作成部15に対応)とを含むことを特徴とする。識別子の組に基づいて、パケットの受信対象であるか判断するので、受信対象でない場合にはその後の処理を行う必要が無くなり、消費電力を低減できる。
本発明の請求項5によるセンサ端末は、請求項4において、前記受信パケット解析手段により自端末が該パケットの受信対象であると判断され、かつ、該パケットに近接端末の識別子が複数含まれている場合に、その含まれている順番に応じたタイミングで確認応答パケットを返信する手段(例えば、図6中の送信タイミング制御部163に対応)を更に含むことを特徴とする。このようなタイミングで確認応答パケットを返信することにより、確認応答パケット同士の衝突を回避できる。
本発明の請求項によるセンサ端末の制御方法は、同一のデータを、送信先であるN個の目的端末に送信する場合に、該目的端末の識別子と自端末に近接する近接端末のM個(N、Mは、自然数かつ少なくとも一方は2以上)の識別子とからなる識別子の組を、少なくとも1つ含むパケットであるデータパケットを送信側端末から送信する送信ステップと、前記データパケットを受信した受信側端末において、該データパケットに含まれている、識別子の組に基づいて、自端末が該パケットの受信対象であるか判断する判断ステップと、前記判断ステップにより自端末が該パケットの受信対象であると判断された場合に、前記目的端末に向けて該パケットを転送するために識別子の書き替えを行う識別子書き替えステップとを含むことを特徴とする。
このようにセンタ端末を制御すれば、複数近隣センサに同一のデータを送信する場合、複数回の通信を行うことなく1度の通信で済ませることができるので、無線通信の回数を低減でき、センサ端末同士の通信の省電力化を実現できる。
本発明によれば、複数近隣センサに同一のデータを送信する場合、複数回の通信を行うことなく1度の通信で済ませることができ、かつ、ブロードキャストのように受信センサが自律的にその後の処理を決定するのではなく、送信側端末が明示的に受信センサ毎に中継すべきシンクを指定することで、データの不達や冗長なデータ信号発生を抑制できる。これにより、無線通信の回数を低減でき、センサ端末同士の通信の省電力化を実現できる効果がある。消費電力を低減して電源容量を小さくできるので、センサ端末全体の大きさをより小さくできるという効果がある。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。なお、以下の説明において参照する各図では、他の図と同等部分は同一符号によって示されている。
(無線パケット構造例)
図1は、本実施形態のセンサ端末を用いたセンサネットワークシステムにおいて、送信側のセンサ端末が、同一のデータを複数の近隣センサに一括送信する場合のパケット構造例を示す図である。
同図において、パケットPは、Typeフィールド61、NbrNumフィールド62、ReceiverListフィールド63、SenderInfoフィールド64が、データ65に付加された構造になっている。
Typeフィールド61は、データ・制御信号を区別する識別用のフィールドである。
NbrNumフィールド62は、送信対象となる複数近隣センサの数を表すフィールドである。本例では、近隣の受信者1及び受信者2に送信するので、NbrNumフィールドの値は「2」である。送信先が単数の場合には、このフィールドの値は「1」になる。もっとも、送信先が単数の場合には、NbrNumフィールド62を設けないことにしてもよい。
ReceiverListフィールド63は、受信リストを示すフィールドである。このフィールドには、(1)受信対象の近隣センサの近隣識別子、(2)その近隣センサが送信先とすべきSinkの数「SinkNum」、(3)その近隣センサが送信先とすべきSinkのエンド識別子とからなる組が、NbrNumフィールドの値に対応する数だけ列挙される。本例では、「受信者1近接識別子」、「SinkNum」、「シンク1エンド識別子」、「シンク2エンド識別子」の組63aと、「受信者2近接識別子」、「SinkNum」、「シンク3エンド識別子」の組63bとが含まれている。前者の組63aは、シンク1及びシンク2を目的端末としたパケットを近隣の受信者1が送信するという内容であり、「SinkNum」の値は「2」である。後者の組63bは、シンク3を目的端末としたパケットを近隣の受信者2が送信するという内容であり、「SinkNum」の値は「1」である。
SenderInfoフィールド64には、送信近隣センサの近隣識別子と送信Sourceのエンド識別子用のフィールドである。
以上が本発明のセンサ端末において、データを送信する際の無線パケットPの基本構造である。なお、必要に応じて「Duration」など802.11等の無線規格で標準に提供されるフィールドが付加される。
(パケットの送受信)
データ送信の場合、送信センサは上記無線パケットPを発信する。このパケットPを受信した近隣のセンサ端末は、自端末の近隣識別子が、ReceiverListフィールド63に含まれているとき、自端末の近隣識別子に対応する送信先Sinkのエンド識別子を検出し、そのSinkに対して引き続きデータの転送を行う。
これに対し、ReceiverListフィールド63に自端末の近隣識別子が含まれていないセンサ端末は、通常の802.11等のように転送等は行わず、通信が終了するまで待機する。
(無線制御信号の構造例)
また、RTS信号/CTS信号/ACK信号の各信号授受による無線制御を行う場合、CTS信号、ACK信号の両信号については、図19(b)に示されている構造と同様である。これに対し、RTS信号については、図19(b)に示されている構造とは異なる。すなわち、図2に示されているように、RTS信号Rには、NbrNumフィールド62が追加され、このフィールドには送信対象となる複数の近隣センサの数を表す値が含められる。そして、RTS信号RのReceiverListフィールド63には、受信対象の近隣センサの識別子が、NbrNumフィールド62の値に対応する数だけ列挙される。例えば、NbrNumフィールド62の値が「2」である場合、「近隣1近隣識別子」と「近隣4近隣識別子」とが列挙される。
以上が本実施形態のセンタ端末同士の間で授受されるRTS信号の基本構造である。なお、必要に応じてDurationなど802.11等の無線規格で標準に提供されるフィールドが付加される。
(無線制御信号の送受信)
図2に示されているRTS信号を受信したセンサ端末(以下、受信センサ端末と呼ぶ)は、自端末の近隣識別子がReceiverListフィールドに含まれている場合、送信元の近隣識別子に対しCTS信号の返信を行う。このCTS信号の返信は、複数の受信センサ端末間のCTS信号が衝突しないように時間を分けて行われる。具体的には、ReceiverListフィールドに列挙されている識別子の順番に、一定時間を積算したタイミングを基として各受信センサ端末はCTS信号の送信を行う。こうすることにより、CTS信号の送信タイミングが、各受信センサ端末で異なるものとなり、CTS信号の衝突が回避できる。一般に、センサ端末のデータ送信速度は数十Kbpsなので、積算する時間はこれを考慮した時間とする。
全てのCTS信号を受信した送信センサは、図1に示されているパケット構造でデータパケットを送信する。これにより、複数近隣センサに同一のデータを送信する場合、パケットを複数回送信するのではなく(図18参照)、図3に示されているように1度の通信で済ませることができる。すなわち、同図に示されているように、SourceAは、受信者近隣識別子「1」及び受信者エンド識別子「B」、受信者近隣識別子「4」及び受信者エンド識別子「C」、送信者近接識別子「0」及び送信者エンド識別子「A」をデータ「DATA」に付加したセンサパケットPを作成する。このセンサパケットPがSourceAから送信されると、受信者近隣識別子が「1」であるセンサ端末D、受信者近隣識別子が「4」であるセンサ端末Eがそれぞれ受信することになる。このように、複数のパケットを1つに集約することができる。なお、図3においては、簡単のためType、NbrNum、SinkNumの各フィールドは表示されていない。
データパケットを正常に受信したセンサ端末D、Eは、送信者であるSourceAに対しACK信号を返信する。このACK信号の送信についても、CTS信号の送信の際と同様に衝突を回避するため、ReceiverListフィールドに含まれている識別子の順番に一定時間を積算したタイミングを基にして行われる。
RTS信号の集約、データパケットの集約が行われ、かつ、CTS信号及びACK信号の衝突が回避される結果、図4に示されているように、SourceAからセンサ端末D、Eに、集約されたRTS信号が送信された後、異なるタイミングでCTS信号が返信される。その後、DATAである集約されたセンサパケットが送信され、異なるタイミングでACK信号が返ってくることになる。
以上のように、本実施形態のセンサ端末によれば、ブロードキャストの場合(図20参照)のように受信センサが自律的にその後の処理を決定するのではなく、送信者が明示的に受信センサ毎に中継すべきシンクを指定することで、データの不達や冗長なデータ信号発生を抑制できる。
また、RTS信号/CTS信号/ACK信号による無線制御を行う場合は、RTS信号を1つのパケットに集約することができ、かつ、複数のセンサから返信されるCTS信号/ACK信号にリスト順に基づく時間差を与えているため衝突回避も実現でき、省電力通信と確実な通信とを両立することができる。
(センサ端末の構成例1)
図5は、本実施形態にかかるデータの無線通信を行うセンサ端末の構成例を示すブロック図であり、データ送信の際に、RTS信号等の無線制御を行わない場合の構成例を示すブロック図である。同図において、本例のセンサ端末は、入出力インタフェース11と、受信パケット解析部12と、データベース13と、ルーティングテーブル14と、送信データパケット作成部15とを含んで構成されている。
このような構成において、入出力インタフェース11は、他のセンサ端末からパケットを受信すると、受信パケット解析部12にそのパケットを転送する。また、入出力インタフェース11は、送信データパケット作成部15からパケットが転送されてくると、他のセンサ端末にそのパケットを送信する。
受信パケット解析部12は、自端末の近隣識別子と自端末のエンド識別子とがReceiverListフィールドに含まれているか解析することによって、自端末がそのパケットの受信対象であるかどうか判断する。例えば、それら識別子の上位数ビットがReceiverListフィールドに含まれていれば、自端末がそのパケットの受信対象であると判断できる。この判断の結果、それらがReceiverListフィールドに含まれている場合、データベース13へのデータ収容や、送信データパケット作成部15へのパケットヘッダ構造の通知を行う。なお、上記の判断の結果、自端末の近隣識別子及びエンド識別子が含まれない場合でも、受信パケット解析部12は、必要に応じてルーティングテーブル14の更新を行う。
ルーティングテーブル14は、後述するように、近隣のセンサ端末の識別子を項目に含んでいる。受信パケット解析部12において自端末がそのパケットの受信対象であると判断された場合、ルーティングテーブル14内の対応する項目が選択される。ルーティングテーブル14において複数の項目が選択された状態において、それらの項目に同一の識別子が含まれていれば、それらを集約できることになり、別々のパケットを作成するのではなく、1つに集約されたパケットが作成される。
送信データパケット作成部15は、データパケット転送時あるいは自律的にデータパケットを発信する際に、自端末近隣の端末についての識別子である近隣識別子、自端末のエンド識別子、データベース13内のデータ、受信パケット解析部12から必要な情報を収集し、図1を参照して説明したパケットを作成する。この作成されたパケットは、入出力インタフェース11に出力される。
なお、対象物の温度、湿度、気温、位置、時刻、動き、電界強度等、センサ端末の周囲の情報を取得する環境情報取得部をセンサ端末内に追加すれば、外部からの要求やデータパケットを受信していない場合であっても、自律的にデータパケットを送信することができる。
(センサ端末の構成例2)
図6は、本実施形態にかかるデータの無線通信を行うセンサ端末の他の構成例を示すブロック図であり、データ送信の際に、RTS信号等の無線制御を行う場合の構成例を示すブロック図である。同図において、本例のセンサ端末は、図5の構成に、無線制御部16が追加された構成になっている。無線制御部16は、データパケットを保存する無線制御用バッファ161と、図2を参照して説明したRTS信号を作成する無線制御パケット作成部162と、CTS信号及びACK信号についての送信タイミングを制御する送信タイミング制御部163とを含んで構成されている。
このような構成において、送信データパケット作成部15は、作成した送信パケットを無線制御用バッファ161に転送する。無線制御用バッファ161はそのデータパケットを保存しておき、無線制御パケット作成部162にRTS信号の送信要求を通知する。
RTS信号の送信要求をうけた無線制御パケット作成部162は、送信データパケットのヘッダを参照して、上述したRTS信号を作成し、送信タイミング制御部163に出力する。送信タイミング制御部163は、RTS信号を入出力インタフェース11に転送する。入出力インタフェース11は他のセンサ端末にRTS信号を送信する。
また、他のセンサ端末からRTS信号を受信した場合、受信パケット解析部12は、自端末の近隣識別子と自端末のエンド識別子がReceiverListフィールドに含まれているか判断する。それらがReceiverListフィールドに含まれている場合、そのRTS信号は無線制御パケット作成部162に転送される。
無線制御パケット作成部162は、RTS信号を送信したセンサ端末をあて先としたCTS信号を作成し、送信タイミング制御部163に出力する。送信タイミング制御部163は、複数のセンサ端末が送信するCTS信号同士の衝突を回避するため、ReceiverListフィールドに含まれている識別子の順番に、ある単位時間を積算したタイミングを基にしてCTS信号を入出力インタフェース11に出力する。
送信側のセンサ端末では、CTS信号が近隣の受信側センサ端末全てから返信されると、無線制御用バッファ161からデータパケットを取り出し、入出力インタフェース11によりそれを送信する。
データ受信が完了すると、近隣の受信側センサ端末の無線制御パケット作成部162は、RTS信号の送信側センサ端末をあて先としたACK信号を作成し、送信タイミング制御部163にACK信号を送信する。
送信タイミング制御部163は、複数のセンサ端末からのACK信号の衝突を回避するため、ReceiverListフィールドに含まれている識別子の順番に、ある単位時間を積算したタイミングを基にしてACK信号を入出力インタフェース11に送信する。
なお、上記のRTS信号及びCTS信号の授受が行われない場合もある。この場合、データパケットが正常に受信できた場合にACK信号を返信する。
(センサ端末の構成例3)
図21は、本実施形態にかかるデータの無線通信を行うセンサ端末の他の構成例を示すブロック図であり、同一の識別子の組に対し複数のパケットを送信するときに、代用識別子を利用した通信を行う場合の構成を示すブロック図である。同図のセンサ端末は、図5の構成に、識別子の組より少ない情報量で表された代用識別子を作成する代用識別子作成部17と、代用識別子とを含むデータパケットを初めて受信した際に、識別子の組と代用識別子との対応を記憶する代用識別子記憶部18を追加したものである。すなわち、受信パケット解析部12は、識別子の組と代用識別子とを含んだパケットを受信したとき、例えば図22のような対応表を作成し、代用識別子記憶部18に記憶させる。
同図を参照すると、この対応表には、代用識別子と、その代用識別子に対応する識別子との組が記憶されている。識別子の組を含まず、代用識別子を含むパケットを受信したとき、受信パケット解析部12は代用識別子記憶部18に記憶されている、この対応表を参照して代用識別子に対応する識別子の組を求める。そして、受信パケット解析部12は、上述したようにその識別子の組に応じた処理を行う。
また、送信データパケット作成部15が代用識別子を利用したパケットを作成する場合、代用識別子作成部17を利用して代用識別子を作成し、送信データパケットを作成する。例えば、図23のように、同一の識別子の組に複数のパケットを送信するとき、初めの通信時は識別子の組及び代用識別子を含むパケットを作成し送信する。それ以後の通信では識別子の組は含まず、代用識別子を含むパケットを作成して通信を行う。
この代用識別子には、例えば識別子の組に対し既存のハッシュ関数(MD5等)を適用した値を利用すれば良い。また、送信センサ端末が代用識別子の値を設定する場合、連続した値を設定しても良いし、ランダムな値を設定しても良い。
ところで、図1や図14に示されているように、パケット内には、識別子の組以外のヘッダ情報(NbrNum、SinkNum、RecvListLen、RecvListBit)も存在する。このため、これらの情報をも含めた内容について代用識別子を用いると、よりヘッダ長を縮小させることができる。
なお、図6の構成に、上述した代用識別子作成部17、代用識別子記憶部18を追加した構成を採用しても良い。このように構成すれば、無線制御を行い、代用識別子による通信を行うセンサ端末が実現できる。
(集約動作例)
上記は、同一無線通信範囲内における複数近隣センサへの集約送信方式、つまり1hop通信範囲内の集約について説明したが、ここではSourceからSinkへの経路自体の集約について説明する。
複数の目的Sinkへの経路が集約できる場合は、経路を集約してパケットを送信することが望ましい。経路集約の効果について、図7を用いて説明する。図7(a)の場合ではSourceAからSinkB、SinkHに対し同一のデータが別経路で送られるため、データの送受信回数が増え、消費電力が増大する。一方、図7(b)の場合ではSourceAからSinkB、SinkHへのデータは同一の経路で送られるため、図7(a)の場合に比べてデータ送受信回数が減少し、省電力効果が高い。
上記経路集約を実現するための、センサ端末における、経路集約の動作例について、更に図8を参照して説明する。
同図において、最初に、ルーティングテーブルを基に、最適な近接センサ群のリストを作成する(ステップS101)。次に、リストに未送信のあて先があるか判断する(ステップS102)。ここでは、リストに未送信のあて先があるので、次に、あて先を最も集約可能な近隣センサを選択する(ステップS102→S103)。
そして、上記センサに集約可能なセンサについては、上記リストから削除する(ステップS104)。その後、ステップS102に戻り、リストに未送信のあて先がなくなるまで以上の動作が継続される。
(ルーティングテーブル)
ルーティングテーブルの例が図9(a)に示されている。同図には、Sourceの属性を示す「SrcAttr」、Sinkの識別子である「SinkID」、近隣のセンサ端末の識別子である「LocalAdd」、コスト値である「Value」、が示されている。
同図(a)において、複数のSinkA〜Eに対してデータパケットを送信する場合について説明する。この場合、最初に、各SinkA〜Eに送信するコスト値「Value」の最も小さな項目が選択される。コスト値が同一の場合はそれら全てが選択される。本例では太線枠の項目が選択される。
同図(a)において選択された項目が同図(b)に示されている。同図(b)は最適近隣識別子リストである。この最適近隣識別子リストにおいて、近隣のセンサ端末の識別子「LocalAdd」の内容が同じ項目が選択される。本例では太線枠の項目が選択される。「LocalAdd」の内容が同じであれば、集約が可能である。このため、同図(b)において選択された項目と同じSinkIDが含まれている項目は消去される。
同図(b)において集約又は消去が行われなかった項目が同図(c)に示されている。同図(c)において、さらに近隣のセンサ端末の識別子「LocalAdd」の内容が同じ項目が選択される。本例では太線枠の項目が選択される。「LocalAdd」の内容が同じであれば、集約が可能である。以上のように、集約及び削除が行われるため、最小数のパケットが送信されることになるので、システム全体の消費電力を低減することができる。
なお、外部からの要求に応答してセンサ端末からデータパケットを送信するプル型送信処理の場合よりも、要求が無くてもセンサ端末自身がデータパケットを送信するプッシュ型送信処理の場合の方が図1のように集約できる可能性が高く、消費電力削減の効果が期待できる。
次に、本発明のセンサ端末を利用したセンサネットワークシステムの実施例1について図10を参照して説明する。なお、同図において、パケットPはデータパケットであり、簡単のためType、NbrNum、SinkNumの各フィールドは描かれていない。またSourceA、SinkB等はエンド識別子を表し、0、1、2、3等の数字は近隣識別子を表している。
同図には、最も基本的な適用例が示されている。本例では、SourceAがSinkB及びSinkCに対して同一のデータパケットを送信する。
まず、SourceAはルーティングテーブルを参照することにより、SinkBについては近隣センサD(識別子「1」)に、SinkCについては近隣センサE(識別子「4」)に送信すればよいと判断する。そして、SourceAは、ReceiverListフィールド63において、近隣センサ識別子「1」とエンド識別子「B」、近隣センサ識別子「4」とエンド識別子「C」、をそれぞれ対応付けたパケットPを作成する。なお、パケットPのSenderInfoフィールド64は、送信者であるSourceAの近隣センサ識別子「0」及びエンド識別子「A」である。
この作成されたパケットPを送信することにより、一度の通信で2つの近隣センサにデータを送信することができる。
このパケットPを受信した近隣のセンサ端末D及びセンサ端末Eは、パケットPのヘッダを参照し、センサ端末DはSinkBに向けてパケットを転送し、センサ端末EはSinkCに向けてパケットを転送する。以上のようにパケットPが送信された場合、ブロードキャストとは異なり、近隣センサ識別子「2」のセンサ端末F、近隣センサ識別子「3」のセンサ端末Gは、自端末があて先に含まれていないと判別できるため、パケットPを受信しても不要な転送等は行わない。
つまり、ブロードキャストとは異なり、データ送信回数が低減されることになり、無線通信の省電力化に貢献できる。また近隣のセンサ端末毎にパケット受信後の転送先を明示することで、必要十分な転送が行われることが保証され、パケットの不達や、冗長パケット送信による消費電力増大を防ぐことができる。
なお、本実施例においてRTS信号/CTS信号/ACK信号の制御を行う場合は、先述した図4に示すシーケンスで制御が行われる。この場合、RTS信号及びデータパケットについて、送信回数が低減されることになり、無線通信の省電力化に貢献できる。
次に、本発明のセンサ端末を利用したセンサネットワークシステムの実施例2について図11を参照して説明する。なお、同図において、パケットPはデータパケットであり、簡単のためType、NbrNum、SinkNumの各フィールドは描かれていない。またSourceA、SinkB等はエンド識別子を表し、0、1、2、3等の数字は近隣識別子を表している。
同図には、ある近隣識別子に対するエンド識別子が複数ある場合の適用例が示されている。本例では、SourceAがSinkB及びSinkH並びにSinkCに対して同一のデータを送信する。
まず、SourceAはルーティングテーブルを参照することにより、SinkB及びSinkHについては近隣センサD(識別子「1」)に、SinkCについては近隣センサE(識別子「4」)に送信すればよいと判断する。そして、SourceAは、ReceiverListフィールド63において、近隣センサ識別子「1」とエンド識別子「B」及び「H」、近隣センサ識別子「4」とエンド識別子「C」、をそれぞれ対応付けたパケットPを作成する。なお、パケットPのSenderInfoフィールド64は、送信者であるSourceAの近隣センサ識別子「0」及びエンド識別子「A」である。
この作成されたパケットPを送信することにより、一度の通信で2つの近隣センサにデータを送信することができる。このパケットPを受信した近隣のセンサ端末Eは、パケットPのヘッダを参照し、SinkCに向けてパケットを転送する。このとき、ブロードキャストとは異なり、近隣センサ識別子「2」のセンサ端末Fと近隣センサ識別子「3」のセンサ端末Gは、自端末があて先に含まれていないと判別できるため、パケットPを受信しても不要な転送等は行わない。
一方、パケットPを受信した近隣のセンサ端末Dは、SinkBとSinkHが送信先として指定されているため、それら複数のセンサ端末への一括送信を行う。つまり、センサ端末Dは、識別子の書き替えを行い、ReceiverListフィールド63において、近隣センサ識別子「5」とエンド識別子「B」、近隣センサ識別子「6」とエンド識別子「h」、をそれぞれ対応付けたパケットP’を作成する。なお、パケットP’のSenderInfoフィールドは、送信者であるSourceAの近隣センサ識別子「1」及びエンド識別子「A」である。この作成されたパケットP’を送信することにより、一度の通信で2つの近隣センサにデータを送信することができる。
以上のようにパケットPが送信された場合、ブロードキャストとは異なり、近隣センサ識別子「2」のセンサ端末F、近隣センサ識別子「3」のセンサ端末Gは、自端末があて先に含まれていないと判別できるため、パケットPを受信しても不要な転送等は行わない。
以上説明したように、本実施例では、SourceA及びセンサ端末Dにおいて送信回数が低減されることになり、無線通信の省電力化に貢献できる。
上記の実施例2の場合、SourceAからSinkB及びSinkHまでの経路は、1ホップ分しか集約されていない。経路の集約は1ホップ分に限定されるものではなく、複数ホップ分集約されることもある。
例えば、図12(a)に示されているように、SourceAからSinkB’、SinkH’、に対し、従来のように別々にパケットを送信すると、このパケットは別々の経路で送信されることがある。これに対し、上述したルーティングテーブルを利用した送信先近隣センサ識別子の集約により集約されたパケットを送信すれば、図12(b)に示されているように、SourceAからSinkB’及びSinkH’に向けて、集約された1つのパケットが直前まで1つの経路で送信されることになる。したがって、経路の集約が複数ホップ分行われ、センサネットワーク全体として送信回数が低減されることになり、無線通信の省電力化に貢献できる。
次に、本発明のセンサ端末を利用したセンサネットワークシステムの実施例4について図13を参照して説明する。なお、同図においては、パケットPはデータパケットであり、簡単のためType、NbrNum、SinkNumの各フィールドは描かれていない。またSourceA、SinkGはエンド識別子を表し、0、1、2、3等の数字は近隣識別子を表している。
同図には、ある1つの目的センサ端末のために近隣のセンサ端末が複数存在する場合の適用例が示されている。本例では、SourceAがSinkGに対してデータパケットを送信する場合に、実施例1〜3のような単数経路ポリシーではなく、複数経路ポリシーを採用する。
無線通信は有線通信に比べ不安定であり、センサネットワークのような低電力無線は特に通信品質の変動が激しい。そこでSourceAはSinkGに対し、複数経路を利用してデータを送信する場合がある。
同図において、SourceAはSinkGへの複数経路として、ルーティングテーブルから近隣のセンサ端末D(識別子「1」)とセンサ端末B(識別子「5」)とを選択し、同一データパケットの送信を行う。このデータパケットのReceiverListフィールド63においては、近隣センサ識別子「1」及び近隣センサ識別子「5」がエンド識別子「G」に対応付けられる。なお、パケットPのSenderInfoフィールド64は、送信者であるSourceAの近隣センサ識別子「0」及びエンド識別子「A」である。
このパケットPを送信することにより、一度の通信で2つのセンサ端末B及びDにデータを送信することができる。すなわち、センサ端末D及びFを経由してSinkGに至る経路と、センサ端末B及びEを経由してSinkGに至る経路とによってパケットPが送信される。このようなデータ転送により、1つのパケットについて2つの経路で送信できる。近隣のセンサ端末が多数存在する場合には、多数の経路が存在することになる。それら多数の経路について別々にパケットを送信することは消費電力の点から好ましくない。そこで、本例ではそれら多数の経路を、2つの経路に集約しているので、消費電力を低減することができる。
さらに、本例では、それら2つの経路について別々にパケットを送信する場合とは異なり、最初の1ホップ分が1つのパケット送信で済むので、より消費電力を低減することができる。また、経路の途中に位置する中継センサにおいて、複数の経路にパケットを送信する場合がある。この場合にも、1つに集約したパケットを送信すれば良いので、消費電力を低減でき、かつ、複数の経路を利用して安定性を高めたパケット送信を実現できる。
ところで、受信対象となる近隣センサ端末が多数存在する場合、SenderInfoフィールド64の内容が膨大になってしまうおそれがある。そこで、この場合には、全てのセンサ端末の識別子をSenderInfoフィールド64に含めるのではなく、閾値等を設けておき、より少ない数のパケットに分けて送信する。例えば、1度の転送で送信できるパケットデータの最大値(MTU;Maximum Transmission Unit)が閾値となり、この閾値以下のパケットデータとなるように分けて送信される。このような場合でも膨大な数のパケットを別々に送信する代わりに、数個のパケットを送信するだけで済み、送信回数減少による省電力効果が期待できる。
(変形例)
本発明において送受信されるパケットは図1のような構造に限定されるものではない。パケットの他の構造例について、図14を参照して説明する。同図に示されているパケットP1は、Typeフィールド61、RcvListLen62a、RcvListBits62b、ReceiverListフィールド63、SenderInfoフィールド64が、データ65に付加された構造になっている。図1に示されている構造とは異なり、NbrNumフィールド62の代わりに、RcvListLen62a及びRcvListBits62bが設けられ、かつReceiverListフィールド63中の「SinkNum」が削除されている。
パケットP1中のRcvListLen62aは、受信リストを示すフィールドであるReceiverListフィールド63のアドレス数を示している。本例のReceiverListフィールド63は、「受信者1近接識別子」、「シンク1エンド識別子」、「シンク2エンド識別子」の組63a’と、「受信者2近接識別子」、「シンク3エンド識別子」の組63b’とからなり、5つのアドレスが含まれている。このため、RcvListLen62aの値は「5」となる。
パケットP1中のRcvListBits62bは、ReceiverListフィールド63の各送信先アドレスが近隣識別子かエンド識別子かを表すビット列である。近隣識別子を「1」、エンド識別子を「0」で表す場合、RcvListBits62bの値は、「10010」となる。
なお、上記の組63aは、シンク1及びシンク2を目的端末としたパケットを近隣の受信者1が送信するという内容である。また、上記の組63bは、シンク3を目的端末としたパケットを近隣の受信者2が送信するという内容である。
以上のようなパケット構造を採用すれば、パケット全体の構造をより単純化することができる。
(同一の識別子の組に複数のデータパケットを送信する場合)
図24を用いて、同一の識別子の組に複数のデータパケットを送信する場合の動作について説明する。同図において、同一の識別子の組に複数のデータパケットを送信する場合、送受信されるパケットは図1、図14のような構造ではなく、図23のような構造とする。すなわち、識別子の組とその識別子の組に対応した代用識別子とを含むデータパケットが送信される(ステップS201)。
このデータパケットを受信した近隣のセンサ端末(以後、近隣受信センサ端末と呼ぶ)は、識別子の組と代用識別子との対応を記憶する(ステップS202a、S202b)。データパケットを送信した送信センサ端末は、以降の送信では識別子の組を含まず、代用識別子を含むデータパケットを送信する(ステップS203)。
近隣受信センサ端末は、代用識別子と対応した識別子の組、すなわち上述した対応表を記憶しているため、代用識別子のみでも自端末が受信すべきかどうかという判断や、その後の転送処理が行われる(ステップS204a、S204b)。以上のように代用識別子で識別子の組を代用することにより、近隣受信センサ端末の識別に必要なバイト長を減少させることができ、省電力通信を実現できる。
なお、代用識別子の有無はTypeフィールドの値により判断することができる。つまり受信センサは、受信パケットのTypeフィールドを参照することにより、そのパケットが識別子の組を利用して送信されているのか、識別子の組と代用識別子の組が含まれているのか、代用識別子だけで送信されているのか、を判断することができる。またTypeフィールドではなく代用識別子の有無を判定するためのOptionフィールドを新たに設け、それを用いて設定してもよい。
(センサ端末の制御方法)
上述したセンサ端末においては、以下の制御方法が採用されている。すなわち、同一のデータを、送信先であるN個の目的端末に送信する場合に、該目的端末の識別子と自端末に近接する近接端末のM個(N、Mは、自然数かつ少なくとも一方は2以上)の識別子とからなる識別子の組を、少なくとも1つ含むパケットであるデータパケットを送信側端末から送信する送信ステップと、上記データパケットを受信した受信側端末において、該データパケットに含まれている、識別子の組に基づいて、自端末が該パケットの受信対象であるか判断する判断ステップと、上記判断ステップにより自端末が該パケットの受信対象であると判断された場合に、上記目的端末に向けて該パケットを転送するために識別子の書き替えを行う識別子書き替えステップとを含む制御方法が採用されている。
このようにセンタ端末を制御すれば、複数近隣センサに同一のデータを送信する場合、複数回の通信を行うことなく1度の通信で済ませることができるので、無線通信の回数を低減でき、センサ端末同士の通信の省電力化を実現できる。
(まとめ)
本発明のセンサ端末を用いてセンサネットワークシステムを構成した場合のシミュレーション結果について図15を参照して説明する。同図には、センサ端末数が「100」、Sinkの数が「10」、Sourceの数が「1」のセンサネットワークシステムにおいて、ユーザからの要求によるプル型通信が行われる場合を前提としている。そして、同図には、従来技術の場合の消費電力を100%とし、無線集約を行った場合、経路集約を行った場合、無線及び経路共に集約した場合、のそれぞれについて、RTS信号の送信(同図中の網掛け)、データパケットの送信(同図中の白ヌキ)、総計(同図中のハッチング)、の消費電力が百分率で示されている。同図に示されているように、無線集約、経路集約の少なくとも一方を行った場合は、従来技術の場合に比べて、消費電力を低減できることがわかる。
本発明は、センサネットワークにおいて、消費電力を低減して電源容量を小さくし、センサ端末全体の大きさをより小さくする場合に利用できる。
本発明によるセンサ端末が送受信するパケットの構造例を示す図である。 本発明によるセンサ端末が送受信する通信要求信号の構造例を示す図である。 本発明によるセンサ端末のパケット送信の例を示すトポロジー図である。 本発明によるセンサ端末のパケット送信の例を示すシーケンス図である。 本発明の実施形態にかかるセンサ端末の構成例を示すブロック図である。 本発明の実施形態にかかるセンサ端末の他の構成例を示すブロック図である。 経路集約の効果を説明するための図である。 本発明のセンサ端末を採用した場合の経路集約処理を示すフローチャートである。 ルーティングテーブルを参照して行われる集約処理の内容を示す図である。 本発明の実施例1にかかる図である。 本発明の実施例2にかかる図である。 本発明の実施例3にかかる図である。 本発明の実施例4にかかる図である。 データパケットの他の構造例を示す図である。 本発明のセンサ端末を採用した場合の消費電力低減効果を示す図である。 従来のセンサ端末が送受信するパケットの構造例を示す図である。 従来のセンサ端末によるセンサネットワークにおけるパケット転送例を示す図である。 従来のセンサ端末によるパケットの複数回送信を示すトポロジー図である。 従来のセンサ端末によるパケットの複数回送信を示すシーケンス図である。 ブロードキャストを利用した際の課題を示す図である。 本発明の実施形態にかかる、代用識別子を利用した通信を行うセンサ端末の構成例を示すブロック図である。 図21中の代用識別子記憶部に記憶されている、代用識別子の対応表の例を示す図である。 本発明の実施形態にかかる、代用識別子を利用したパケットの構成例を示す図である。 本発明の実施形態にかかる、代用識別子を利用した通信例のシーケンス図である。
符号の説明
11 入出力インタフェース
12 受信パケット解析部
13 データベース
14 ルーティングテーブル
15 送信データパケット作成部
16 無線制御部
17 代用識別子作成部
18 代用識別子記憶部
61 Typeフィールド
62 NbrNumフィールドフィールド
63 ReceiverListフィールド
64 SenderInfoフィールド
161 無線制御用バッファ
162 無線制御パケット作成部
163 送信タイミング制御部
A〜H センサ端末

Claims (6)

  1. 同一のデータを、送信先であるN個の目的端末に送信する場合に、該目的端末の識別子と自端末に近接する近接端末のM個(N、Mは、自然数かつ少なくとも一方は2以上)の識別子とからなる識別子の組を、少なくとも1つ含むパケットであるデータパケットを作成するパケット作成手段を含むことを特徴とするセンサ端末。
  2. 前記パケット作成手段は、外部からの要求に応答して前記データパケットを作成することを特徴とする請求項1記載のセンサ端末。
  3. 前記目的端末及び前記近接端末の識別子を含むルーティングテーブルを更に含み、前記パケット作成手段は前記ルーティングテーブルを参照して前記データパケットを作成することを特徴とする請求項1又は2記載のセンサ端末。
  4. 送信先であるN個の目的端末の識別子と自端末に近接する近接端末のM個(N、Mは、自然数かつ少なくとも一方は2以上)の識別子とからなる識別子の組を、少なくとも1つ有するパケットを受信するセンサ端末であって、前記パケットに含まれている、識別子の組に基づいて、自端末が該パケットの受信対象であるか判断する受信パケット解析手段と、前記受信パケット解析手段により自端末が該パケットの受信対象であると判断された場合に、前記目的端末に向けて該パケットを転送するために識別子の書き替えを行う手段とを含むことを特徴とするセンサ端末。
  5. 前記受信パケット解析手段により自端末が該パケットの受信対象であると判断され、かつ、該パケットに近接端末の識別子が複数含まれている場合に、その含まれている順番に応じたタイミングで確認応答パケットを返信する手段を更に含むことを特徴とする請求項4記載のセンサ端末。
  6. 同一のデータを、送信先であるN個の目的端末に送信する場合に、該目的端末の識別子と自端末に近接する近接端末のM個(N、Mは、自然数かつ少なくとも一方は2以上)の識別子とからなる識別子の組を、少なくとも1つ含むパケットであるデータパケットを送信側端末から送信する送信ステップと、前記データパケットを受信した受信側端末において、該データパケットに含まれている、識別子の組に基づいて、自端末が該パケットの受信対象であるか判断する判断ステップと、前記判断ステップにより自端末が該パケットの受信対象であると判断された場合に、前記目的端末に向けて該パケットを転送するために識別子の書き替えを行う識別子書き替えステップとを含むことを特徴とするセンサ端末の制御方法。
JP2005297916A 2005-02-23 2005-10-12 センサ端末、センサ端末の制御方法 Expired - Fee Related JP4805646B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005297916A JP4805646B2 (ja) 2005-02-23 2005-10-12 センサ端末、センサ端末の制御方法

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005047229 2005-02-23
JP2005047229 2005-02-23
JP2005297916A JP4805646B2 (ja) 2005-02-23 2005-10-12 センサ端末、センサ端末の制御方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006270914A JP2006270914A (ja) 2006-10-05
JP4805646B2 true JP4805646B2 (ja) 2011-11-02

Family

ID=37206331

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005297916A Expired - Fee Related JP4805646B2 (ja) 2005-02-23 2005-10-12 センサ端末、センサ端末の制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4805646B2 (ja)

Families Citing this family (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4572173B2 (ja) * 2006-03-17 2010-10-27 株式会社トヨタIt開発センター 無線通信装置、無線通信方法および経路情報テーブルの作成方法
KR100800605B1 (ko) 2006-10-26 2008-02-04 한양대학교 산학협력단 애드 혹 네트워크 인터페이스를 구비한 무선 태그 판독장치및 그 판독장치의 데이터 전송방법
AU2008224690B2 (en) * 2007-03-13 2011-08-11 Syngenta Participations Ag Methods and systems for ad hoc sensor network
CN102067634B (zh) * 2008-06-18 2014-08-20 汤姆森特许公司 用于无线局域网中多播传送的基于竞争的介质预约方法和装置
US8737281B2 (en) 2008-06-18 2014-05-27 Thomson Licensing Apparatus for multicast transmissions in wireless local area networks
EP2311220B1 (en) 2008-06-23 2013-08-14 Thomson Licensing Collision mitigation for multicast transmission in wireless local area networks
US8462686B2 (en) 2008-06-23 2013-06-11 Thomson Licensing Apparatus for collision mitigation of multicast transmissions in wireless networks
AU2008358409B2 (en) 2008-06-26 2013-06-06 Interdigital Ce Patent Holdings Apparatus for requesting acknowledgement and transmitting acknowledgement of multicast data in wireless local area networks
EP2294741B1 (en) 2008-06-26 2016-08-03 Thomson Licensing Method and apparatus for acknowledgement and retransmission of multicast data in wireless local area networks
US8576785B2 (en) * 2008-12-19 2013-11-05 Robert Bosch Gmbh Method of wireless communication using authentication information
JP5274387B2 (ja) * 2009-06-10 2013-08-28 三菱電機株式会社 センサネットワークシステムおよびセンサ装置
KR101188922B1 (ko) 2010-12-23 2012-10-08 숭실대학교산학협력단 무선 네트워크에 포함되는 노드 및 이의 주소 생성 방법
JP6451116B2 (ja) * 2014-07-16 2019-01-16 富士電機株式会社 無線通信システム、無線通信方法、ソースルーチング方式の無線機識別符号短縮方法
JP6596871B2 (ja) * 2015-03-27 2019-10-30 住友電気工業株式会社 通信データ処理装置、通信装置、通信システム、通信制御方法および通信制御プログラム
JP2019083357A (ja) * 2016-03-16 2019-05-30 シャープ株式会社 制御装置、通信システムおよび通信方法
JP2018092264A (ja) * 2016-11-30 2018-06-14 サイレックス・テクノロジー株式会社 制御装置、走行システム、及び、制御方法

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2905475B1 (ja) * 1998-05-14 1999-06-14 日本電信電話株式会社 Atmゲートウェイ装置
JP2005217626A (ja) * 2004-01-28 2005-08-11 Kddi Corp 無線アクセスネットワークを介するパケットデータ交換ノード、端末及びそのプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006270914A (ja) 2006-10-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4805646B2 (ja) センサ端末、センサ端末の制御方法
US10405258B2 (en) Method for managing a proxy table in a wireless network using proxy devices
KR101256687B1 (ko) 다중 경로 설정 장치 및 방법
JP4762735B2 (ja) 無線通信装置、通信経路制御装置、通信経路制御方法及び通信システム
CA2467387C (en) Ad-hoc network and method of routing communications in a communication network
US8213352B2 (en) Wireless communication system, wireless communication device, wireless communication method, and program
JP5092241B2 (ja) ネットワークシステム
CN108476457A (zh) 在时隙化信道跳变网络中的分布式反应性资源和调度管理
US9768917B2 (en) Communication control method, network system, and communication device
JP5720793B2 (ja) データ転送方法およびそれを用いるノード装置
JP5287622B2 (ja) 通信システム、ノード、通信制御方法、およびプログラム
JP4558577B2 (ja) パケット中継方法およびホームエージェント
JP5801887B2 (ja) 無線ネットワークのノード間で通信するためのシステムおよび方法
JP2022529459A (ja) Rplネットワークにおける効率的なメッセージ送信とループ回避
US20140372626A1 (en) Terminal, route generating method, and computer-readable recording medium
JP4830879B2 (ja) 無線データ通信システム
JP2006325142A (ja) 無線端末およびその通信方法
JP7326230B2 (ja) 通信システム、ノード、通信方法及びプログラム
CN111869246B (zh) 消息传输的方法、ble设备和ble芯片
JP2005311576A (ja) 無線通信装置、無線通信プログラムおよび経路探索方法
JP5886770B2 (ja) 通信ノード及びネットワークシステム及び通信方法
JP7480102B2 (ja) 通信システム、ノード、通信方法及びプログラム
WO2023246425A1 (zh) 一种通信方法及相关设备
KR20070109036A (ko) 무선 센서 네트워크를 위한 다운링크 알고리즘
CN102170651B (zh) 可信802.11dsr邻节点探测及维护方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20081003

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110415

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110531

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110711

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110809

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110811

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140819

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees