JP2005217626A - 無線アクセスネットワークを介するパケットデータ交換ノード、端末及びそのプログラム - Google Patents

無線アクセスネットワークを介するパケットデータ交換ノード、端末及びそのプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 無線リンクにおいて、プロトコルのための制御ヘッダ及び制御パケットを極力減らし、RANにおけるトラヒック量を抑制することができるパケットデータ交換ノード、端末及びそのプログラムを提供する。
【解決手段】 発/着IPアドレス毎にFlowIDを対応付けたIPヘッダ管理テーブル蓄積手段と、送信すべきIPパケットについて、IPヘッダ部を削除し、IPヘッダ省略パケットを生成するIPヘッダ削除手段と、そのパケット毎に複数のパケットに分割するパケット分割手段と、IPヘッダ管理テーブルを用いて当該IPアドレスに対応したFlowIDを付加して送信するヘッダ付加手段と、受信した分割パケットについて、1つのIPヘッダ省略パケットに組み立てるパケット組立手段と、そのIPヘッダ省略パケットにFlowIDに対応するIPアドレスを付加するIPヘッダ付加手段とを有する。
【選択図】 図6

Description

本発明は、無線アクセスネットワーク(以下「RAN」(Radio Access Network)という)を介して、移動端末とパケットを通信するパケットデータ交換ノード(以下「PDSN」(Packet Data Serving Node)という」、端末及びそのプログラムに関する。
図1は、従来のHRPD(High Rate Packet Data)システムの構成図である。
図1によれば、RANは、携帯電話事業者センタ内におけるPDSN1及びパケット制御装置(以下「PCF」(Packet Control Function)という)2と、アクセスネットワークトランシーバシステム(以下「ANTS」(Access Network Transceiver System)という)3と、移動端末であるアクセスターミナル(以下「AT」(Access Terminal)という)4とから構成されている。一方、PDSN1は、携帯電話事業者センタ内におけるホームエージェント(以下「HA」(Home Agent)という)5を介してインターネット7に接続されており、サーバ6と通信することができる。
図2は、図1におけるプロトコルスタックである(例えば非特許文献1、2及び3参照)。
図2によれば、サーバ6とAT4との間は、トランスポート層と、ネットワーク層とによって通信が実現されている。トランスポート層としては、例えばTCP(Transmission Control Protocol)又はUDP(User Datagram Protocol)があり、ネットワーク層としてはIP(Internet Protocol)がある。また、PDSN1とHA5との間の通信では、MPA(Mobile Proxy Agent)によってカプセル化が行われる(例えば非特許文献5参照)。PDSN1とAT4との間は、PPP(Point to Point Protocol)によってIPパケットの通信が実現されている(例えば非特許文献6参照)。PPPとは、シリアルラインを使って通信するための物理層/データリンク層プロトコルであり、両端で使用するIPアドレスの自動的なネゴシエーション、認証機能又は圧縮機能等をサポートする。更に、PDSN1とPCF2との間は、GRE(General Routing Encapsulation)プロトコルによってパケット転送パスの制御が実現されている(例えば非特許文献7参照)。更に、PCF2とAT4との間は、RLP(Radio Link Protocol)によってPPPフレームが分割送信される(例えば非特許文献4参照)。尚、PHY(Physical Layer)は、物理層を意味する。
HRPDシステムの無線リンクは、ユーザデータを運ぶTraffic Channelと、呼確立などのシグナリングに用いるSignaling Channelとが存在する。Traffic Channelは、ANTSからATへの方向のForward Linkと、ATからANTSへの方向のReverse Linkとから構成される。
RLPは、無線リンクのTraffic Channelで用いられるプロトコルであり、上位層パケットの分割及び再構成の機能と、再送の機能とを有する。分割及び再構成の機能は、送信すべき上位層パケットを無線リンクで送信可能な無線パケットに分割し、受信されたRLPフレームを上位層パケットに再構成する。再送の機能は、無線リンクにおいて、エラーの発生したRLPフレームを再送する。エラー発生時に、送信元装置へNAK(Negative AcKnowledgement)フレームを送信することにより、再送を促すことができる。ここでの再送回数は、携帯電話事業者がシステムに設定した値によって決定され、ユーザの使用しているアプリケーション等には依存していない。
図3は、図1のシステムの中で転送されるパケットの構成図である。
図3によれば、サーバ6からAT4へ送信されるパケットについて説明している。
(S31)サーバ6は、データが含まれたパケット、例えばTCP/IPパケット(IPヘッダ+TCPヘッダ+データ)をHA5へ送信する。
(S32)HA5は、受信したTCP/IPパケットに対してMPAカプセル化処理を行い、MPAヘッダを付加したパケットをPDSN1へ送信する。
(S33)PDSN1は、MPAヘッダを取り除き、TCP/IPパケットをPPPフレーム化する。
(S34)そのPPPフレームにGREカプセル化処理を行い、GREヘッダを付加したパケットをPCF2へ送信する。
(S35)PCF2は、GREヘッダを取り除き、PPPフレームを無線リンクでの送信単位であるRLPフレームに分割する。このとき、ストリームデータである複数のPPPフレームをまとめてRLPフレームに分割するので、1つのRLPフレームのデータが、前後2つのPPPフレームに属する場合もある。図3によれば、RLP3のデータは、前後2つのPPPフレームに属するものである。その後、PCF2はRLPフレームにUDP/IPヘッダを付け、AT4の属するANTS3へ送信する。
(S36)ANTS3は、UDP/IPヘッダを取り除き、複数のRLPフレームを、シーケンス番号順に無線を介して送信する。
(S37)AT4は、受信した複数のRLPフレームを結合した上で、PPPフレームを再構成し、その後、1つ以上のTCP/IPパケットを再構成する。
これに対し、AT4からサーバ6へパケットを転送する場合は、図3のシーケンスと全く逆の方向に流れる。即ち、AT4は、送信すべきTCP/IPパケットをPPPフレーム化し、そのPPPフレームをRLPフレームに分割してANTS3へ送信する。一方、ANTS3を介してRLPフレームを受信したPCF2は、そのRLPフレームを組み立ててPPPフレームを構成する。そのPPPフレームは、PDSN1によってTCP/IPパケットに構成される。
図4は、従来のVJ圧縮の転送方法の説明図である。
PPPリンク部分においては、無線リンクの通信帯域を有効に使用するため、TCP/IPパケットのうち、TCP/IPヘッダ部分の圧縮を行うことが可能である(例えば非特許文献8参照)。
(S41)最初に、PDSNは、ヘッダ圧縮をしない通常のTCP/IPヘッダを付加したパケットをATへ転送する。このとき、ATは、そのヘッダ全体をキャッシュする。
(S42)次に、PDSNは、同じATへ送信するTCP/IPパケットについては、そのパケットのTCP/IPヘッダ全体を取り除き、それに代わって、先のTCP/IPパケットからのシーケンス番号の差分情報、及びTCPチェックサム情報のみを付加して、ATへ送信する。この差分情報を受信したATは、その差分情報と、キャッシュしたヘッダ情報からヘッダを復元する。更に、ATは、そのヘッダ情報とシーケンス番号の差分情報とから、元のTCP/IPパケットを再構成し、TCPチェックサム情報を用いて正しく復元できたか否かを確認する。
(S43)このとき、PDSNとATとの間で、ヘッダ圧縮を行ったパケットがエラーによって欠落する場合がある。
(S44)一度、差分情報を含むパケットが欠落すると、その後、シーケンス番号がずれた状態でTCP/IPヘッダが復元されてしまい、ヘッダを正しく復元することができない。この場合、再度、PDSNが、ヘッダ圧縮していないTCP/IPヘッダを含むパケットを送信し、ATが、再度、TCP/IPヘッダをキャッシュする必要がある。TCP/IPヘッダが圧縮されていないTCP/IPパケットの送信は、TCPタイムアウトが発生してから行われるので、通信が正常にできない状態が一定時間続くこととなる。
HRPDシステムでは、ATがサーバと通信する場合、ANTSと無線リンクを確立した後で、ATとPDSNとの間でPPPリンクを確立する。このとき、極めて多くの制御パケットの送受信が無線リンク上で行われることとなる。
3GPP2 P.S0001-B v1.0 cdma2000 Wireless IP Network Standard、p.12〜p.26、[online]、[平成16年1月13日検索]、インターネット<URL:http://www.3gpp2.org/Public_html/specs/P.S0001-B_v1.0.pdf> 3GPP2 A.S.0008-0 v3.0 Interoperability Specification (IOS) for High Rate Packet Data (HRPD) Access Network Interfaces 3、p.1-1〜p.2-6、特にp.1-5掲載の参照モデル図、[平成16年1月13日検索]、インターネット<URL:http://www.3gpp2.org/Public_html/specs/A.S0008-0_v3.0.pdf> 3GPP2 A.S.0012-A v1.0 Interoperability Specification (IOS) for cdma2000 Access Network Interfaces - Part 2 Transport 12、p.7〜p.16、p.46〜p.48、[平成16年1月13日検索]、インターネット<URL:http://www.3gpp2.org/Public_html/specs/A.S0012-A_v1.0.pdf> 3GPP2 C.S.0024 Version 3.0 cdma2000 High Packet Data Air Interface Specification、p.3-5〜p.3-11、p.8-1〜p8-85、p9-1〜p.9-5、p.9-26〜p.9-40、p.9-56〜p.9-70、[平成16年1月13日検索]、インターネット<URL:http://www.3gpp2.org/Public_html/specs/C.S0024-0_v3.0.pdf> Internet Engineering Task Force、RFC 2002 - IP Mobility Support Internet Engineering Task Force、RFC 1661 - Point-to-Point Protocol Internet Engineering Task Force、RFC 1701 - Generic Routing Encapsulation Internet Engineering Task Force、RFC 1144 - Compressing TCP/IP Headers for Low-Speed Serial Links Internet Engineering Task Force、RFC 2460 - Internet Protocol、Version 6 (IPv6) Specification 2.3
無線リンクは、その伝送容量又は割当可能な伝送帯域に限界があるだけでなく、送信されるパケットがエラーとなる割合が有線リンクと比較して多い。加えて、前述した図2のプロトコルスタックによれば、無線リンクにおいてユーザトラヒック以外の制御用パケットの送受信が多数必要となっている。即ち、無線リンクにおいて、PPPリンク確立、又はRLPの再送を行うためのNAKフレーム等の多数の制御用パケットが流れる。また、ANTSとATとの間は1対1通信であるが、サーバと端末との間で通信を行うために、ユーザトラヒックに宛先を示すIPヘッダを付加する必要がある。特に、IPv6を用いた場合、そのアドレス長は128ビットであるため、IPヘッダがパケットに占める割合が大きい(例えば非特許文献9参照)。加えて、モバイルIPを端末がサポートした場合、端末から定期的に制御用パケットを送信する必要がある(例えば非特許文献5参照)。このような制御用パケットが、有限な無線リンク帯域を消費する。
また、PPPリンクを確立するためには、端末の認証及びユーザ認証のような多数の手順を必要とする。加えて、PPPは端末がそれぞれ独自に状態遷移を行うプロトコルであるため、必要な返答を相手端末より受けるまで、不要な制御用パケットが再送されることになる。
更に、RLPについても、無線リンクにおいて発生した誤りを訂正するために、専用線を介して、センタに設置されたPCFまでの通信を必要とする。このようにプロトコル手順が煩雑であり、その結果、システム内遅延が大きくならざるを得ない。
更に、1つのRLPフレームに2つ以上のPPPフレームが属している場合、当該RLPフレームのエラーは、複数のIPパケットのエラーにつながり、再送のオーバヘッドが大きくなる一因でもあった。
VJ圧縮利用時には、無線リンクでのエラーの影響により、TCP/IPパケットにエラーが発生した場合、TCP/IPスループットの低下が顕著となる。これは、無線リンクでのエラーの影響が、1つのTCP/IPパケットだけであっても、図4で述べたように、のみに影響したとしても、その後の複数のTCP/IPパケットがエラーとなり、エラーからの回復が、Fast Retransmitによるものではなく、タイムアウト再送によるものになるためである。
従って、本発明は、無線リンクにおいて、プロトコルのためのヘッダ及び制御パケットを極力減らし、RANにおけるトラヒック量を抑制することができるパケットデータ交換ノード、端末及びそのプログラムを提供することを目的とする。
本発明のパケットデータ交換ノードによれば、
発/着IPアドレス毎にフロー識別子を対応付けたIPヘッダ管理テーブル蓄積手段と、
受信したIPパケットについて、IPヘッダ部を削除するIPヘッダ削除手段と、IPヘッダ部が削除されたIPヘッダ省略パケット毎に、無線リンクに対応した複数のパケットに分割するパケット分割手段と、IPヘッダ管理テーブルを用いて、分割パケットのヘッダに、IPパケットの発/着IPアドレスに対応したフロー識別子を付加して該分割パケットを送信する分割ヘッダ付加手段と、
受信した分割パケットについて、同一フロー識別子を有する該分割パケットを1つのIPヘッダ省略パケットに組み立てるパケット組立手段と、IPヘッダ管理テーブルを用いて、組み立てられた該IPヘッダ省略パケットに、フロー識別子に対応するIPヘッダを付加するIPヘッダ付加手段と
を有し、IPパケットを無線アクセスネットワークを介して転送することを特徴とする。これにより、無線リンクにおいて、プロトコルのためのヘッダ及び制御パケットを極力減らすことができ、RANにおけるシステム構成を簡素化することができる。特に、プロトコルスタックを簡素化することができるので、プロトコルのヘッダ量を削減でき、同一の帯域で、より多くのユーザデータを送信することができる。また、IPパケット毎に分割するために、1つの分割パケットのエラーが、複数のIPパケットのエラーにつながることもない。
本発明のパケットデータ交換ノードにおける他の実施形態によれば、
分割ヘッダ付加手段は、分割パケットのデータ部にIPヘッダを含むか否かの情報と、IPパケットの最初、最後又は継続の情報と、シーケンス番号情報とを、分割パケットのヘッダに更に含めており、
受信した分割パケットがIPヘッダを含む場合、その発/着IPアドレス及びIPヘッダの情報とフロー識別子とをIPヘッダ管理テーブル蓄積手段に登録するフロー識別子登録手段を更に有しており、
パケット組立手段は、最初、最後又は継続の情報とシーケンス番号情報とに基づいて、複数の分割パケットから1つのIPヘッダ省略パケットを組み立てることも好ましい。これにより、最初にIPヘッダを送信すればその後はフロー識別子で判断されるので、IPv6のようにIPヘッダが拡張されても無線リンクにおけるオーバヘッドが増えることがない。特に、VJ圧縮のようにヘッダ全体を圧縮するのではなく、IPヘッダのみ(トランスポート層に依存しない)を圧縮するために、エラー率が比較的高い無線リンクで安定した通信が可能となる。
また、本発明のパケットデータ交換ノードにおける他の実施形態によれば、IPの制御要求パケットを受信した際に、IPの制御応答パケットを返信する制御用IPパケット応答手段を更に有し、IPの制御要求パケットを転送しないように構成されていることも好ましい。これにより、制御用IPパケットが無線リンクに流れないので、リソースに制限のある無線リンクの有効的に活用することができる。
更に、本発明のパケットデータ交換ノードにおける他の実施形態によれば、分割ヘッダ付加手段は、元のIPパケットのデータ部に含まれるデータ属性に応じた再送回数を示す情報を分割パケットのヘッダに更に含め、分割パケットを中継する装置が、無線リンクでエラーが発生した当該分割パケットを、最大、再送回数だけ再送することができるようにすることも好ましい。これにより、再送シーケンスが通信事業者設備まで通知されることがない。加えて、IPパケットのデータ部分が有するトラヒック種別に応じた再送回数を指定できるので、無線リンクで効率的且つ遅延の少ない再送を実現することができる。
本発明の端末によれば、
発/着IPアドレス毎にフロー識別子を対応付けたIPヘッダ管理テーブル蓄積手段と、
送信すべきIPパケットについて、IPヘッダ部を削除するIPヘッダ削除手段と、IPヘッダ部が削除されたIPヘッダ省略パケット毎に、無線リンクに対応した複数のパケットに分割するパケット分割手段と、IPヘッダ管理テーブルを用いて、分割パケットのヘッダに、IPパケットの発/着IPアドレスに対応したフロー識別子を付加して該分割パケットを送信する分割ヘッダ付加手段と、
受信した分割パケットについて、同一フロー識別子を有する該分割パケットを1つのIPヘッダ省略パケットに組み立てるパケット組立手段と、IPヘッダ管理テーブルを用いて、組み立てられた該IPヘッダ省略パケットに、フロー識別子に対応するIPヘッダを付加するIPヘッダ付加手段と
を有し、IPパケットを無線アクセスネットワークを介して転送することを特徴とする。
本発明の端末における他の実施形態によれば、
分割ヘッダ付加手段は、分割パケットのデータ部にIPヘッダを含むか否かの情報と、IPパケットの最初、最後又は継続の情報と、シーケンス番号情報とを、分割パケットのヘッダに更に含めており、
受信した分割パケットがIPヘッダを含む場合、その発/着IPアドレス及びIPヘッダの情報とフロー識別子とをIPヘッダ管理テーブル蓄積手段に登録するフロー識別子登録手段を更に有しており、
パケット組立手段は、最初、最後又は継続の情報とシーケンス番号情報とに基づいて、複数の分割パケットから1つのIPヘッダ省略パケットを組み立てることも好ましい。
本発明の装置におけるプログラムによれば、
発/着IPアドレス毎にフロー識別子を対応付けたIPヘッダ管理テーブル蓄積手段と、
送信すべきIPパケットについて、IPヘッダ部を削除するIPヘッダ削除手段と、IPヘッダ部が削除されたIPヘッダ省略パケット毎に、無線リンクに対応した複数のパケットに分割するパケット分割手段と、IPヘッダ管理テーブルを用いて、分割パケットのヘッダに、IPパケットの発/着IPアドレスに対応したフロー識別子を付加して該分割パケットを送信する分割ヘッダ付加手段と、
受信した分割パケットについて、同一フロー識別子を有する該分割パケットを1つのIPヘッダ省略パケットに組み立てるパケット組立手段と、IPヘッダ管理テーブルを用いて、組み立てられた該IPヘッダ省略パケットに、フロー識別子に対応するIPヘッダを付加するIPヘッダ付加手段と
としてコンピュータを機能させ、IPパケットを無線アクセスネットワークを介して転送することを特徴とする。
本発明のプログラムにおける他の実施形態によれば、
分割ヘッダ付加手段は、分割パケットのデータ部にIPヘッダを含むか否かの情報と、IPパケットの最初、最後又は継続の情報と、シーケンス番号情報とを、分割パケットのヘッダに更に含めており、
受信した分割パケットがIPヘッダを含む場合、その発/着IPアドレス及びIPヘッダの情報とフロー識別子とをIPヘッダ管理テーブル蓄積手段に登録するフロー識別子登録手段を更に有しており、
パケット組立手段は、最初、最後又は継続の情報とシーケンス番号情報とに基づいて、複数の分割パケットから1つのIPヘッダ省略パケットを組み立てるようにコンピュータを機能させることも好ましい。
また、本発明のプログラムにおける他の実施形態によれば、IPの制御要求パケットを受信した際に、IPの制御応答パケットを返信する制御用IPパケット応答手段を更に有し、IPの制御要求パケットを転送しないようにコンピュータを機能させることも好ましい。
更に、本発明のプログラムにおける他の実施形態によれば、分割ヘッダ付加手段は、元のIPパケットのデータ部に含まれるデータ属性に応じた再送回数を示す情報を分割パケットのヘッダに更に含め、分割パケットを中継する装置が、無線リンクでエラーが発生した当該分割パケットを、最大、再送回数だけ再送することができるようにすることも好ましい。
本発明のパケットデータ交換ノード、端末及びそのプログラムによれば、無線リンクにおいて、プロトコルのためのヘッダ及び制御パケットを極力減らすことができ、RANにおけるトラヒック量を抑制することができる。特に、プロトコルスタックを簡素化することができるので、プロトコルのヘッダ量を削減でき、同一の帯域で、より多くのユーザデータを送信することができる。
また、最初にIPヘッダを送信すればその後はフロー識別子で判断されるので、IPv6のようにIPヘッダが拡張されても、パケット全体におけるオーバヘッドが増えることがない。加えて、VJ圧縮のようにヘッダ全体を圧縮するのではなく、IPヘッダのみ(トランスポート層に依存しない)を圧縮するために、エラー率が比較的高い無線リンクで安定した通信が可能となる。
更に、制御用IPパケットが無線リンクで転送されないので、リソースに制限のある無線リンクの有効的に活用することができる。
更に、再送シーケンスが通信事業者設備まで通知されることがなく、加えて、IPパケットのデータ部分が有するトラヒック種別に応じた再送回数を指定できるので、無線リンクで効率的且つ遅延の少ない再送を実現することができる。
以下では、図面を用いて、本発明を実施するための最良の形態を説明する。
図5は、本発明における無線アクセスネットワークシステムの構成図である。
従来技術である図1のシステムによればPCF2及びANTS3が存在していたが、図5のシステムによればそれらは必要とされず、無線リンクのためのBS(Base Station)8を備えるだけである。
図6は、図5におけるプロトコルスタックである。
従来技術である図2のプロトコルスタックによれば、PDSN1とPCF2との間のGREプロトコルと、PCF2とAT4との間のRLPとを必要とするが、図6のプロトコルスタックによればそれらは必要とされず、PDSN1とAT4との間に新たなALP(Air Link Protocol)を備えるだけである。このとき、PDSN1が、サーバ6との間でIPパケットの交換を行い、AT4は、ALPの機能に基づいてIPヘッダを復元する機能を有する。尚、図6によれば、サーバ6とPDSN1との間の構成は、図2のものと全く同一であって、RANの部分のシステム構成のみの変更に留まる。
ここで、PDSN1のネットワーク層のIP部分について説明する。図2のプロトコルスタックによれば、サーバ6とAT4との間でIPによる処理が行われているために、ユーザデータだけでなく、制御用IPパケットも全て、無線リンクを介して通信される。しかしながら、制御用IPパケットについては、必ずしもAT4と送受信する必要がない。例えば、ICMP echo requestや、モバイルIPにおけるRegistration Request/Reply等の制御用IPパケットは、AT4に代わってPDSN1が処理を行うこともできる。このように、サーバ6とPDSN1との間でIPによる処理を完結させることよって、AT4が制御用IPパケットの処理を行う必要がなくなり、RANの無線リンクに制御用IPパケットを流す必要がなくなる。もちろん、PDSN1が行うIPによる処理は、無線リンクの状態に基づいて変更することもできる。例えば、ICMP echo requestに対してecho replyを返信するか否かは、PDSN1とAT4との間に無線リンクが確立しているか否かによって判断することができる。無線リンク確立等の情報は、RAN内の制御パケットにより容易に把握することができる。また、PDSN1がAT4に代わって処理を代行する制御用IPパケットの種別について、無線リンク確立時にPDSN1に対して通知を行うこともできる。
以下では、上位層となるトランスポート層がTCPであって、サーバ6とAT4との間で送受信されるパケットはTCP/IPパケットであるとして説明する。しかしながら、本発明は、トランスポート層がTCPに限定されるものではなく、少なくとも何らかの上位層からのパケットに対して転送処理を行うものである。
図7は、図5のシステムの中で転送されるパケットの構成図である。
図7によれば、図3と同様に、サーバ6からAT4へ転送されるパケットについて説明している。
(S71)サーバ6は、TCP/IPパケット(IPヘッダ+TCPヘッダ+データ)をHA5へ送信する。
(S72)HA5は、TCP/IPパケットにMPAカプセル化処理を行い、MPAヘッダを付加したパケットをPDSN1へ転送する。
(S73)PDSN1は、MPAヘッダを取り除き、次にIPヘッダを取り除いて、IPヘッダ省略パケット(TCPヘッダ+データ)にする。更に、PDSN1は、IPヘッダ省略パケット毎に、無線リンクに対応するようにALPフレームに分割する。そして、PDSN1は、AT4からBS8に送信するために、ALPフレーム毎にUDP/IPヘッダを付加し、そのALPフレームを有線リンクを介してBS8へ送信する。宛先となるAT4が収容されているBS8のアドレスは、無線リンクを確立した際の情報から取得される。
ALPフレームはヘッダ部とデータ部とからなり、ヘッダ部には以下の情報が含まれ、データ部には分割されたIPヘッダ省略パケットが含まれる。
(1)FlowID: PDSNとATとの間で通信を識別するための識別子
(2)CRC: ALPフレーム全体のCRC(Cyclic Redundancy Check)
(3)SEQ: シーケンス番号(増分すると共に巡回的に繰り返す)
(4)LEN: データ長
(5)Flag: 特性フラグ「IPヘッダを含む/含まない」「IPパケットの最初/最後/継続」「再送回数」
(S74)BS8は、UDP/IPヘッダが付加されたALPフレームを受信すると、そのUDP/IPヘッダを取り除き、ALPフレームをシーケンス番号順にAT4へ無線で送信する。
(S75)AT4は、受信したALPフレームを、「最初」「最後」「継続」のフラグとSEQとに従って組み立てて、IPヘッダ省略パケットを再構成する。更に、ALPフレームのFlowIDから、IPヘッダ管理テーブルを検索し、予めキャッシュされたIPヘッダを取得する。取得したIPヘッダをそのIPヘッダ省略パケットに付加し、TCP/IPパケットが再構成される。
IPヘッダ管理テーブルとは、表1のようなものであり、一意のFlowIDと、発/着IPアドレスと、IPヘッダの情報との組を管理する。
Figure 2005217626
一方、AT4からサーバ6へパケットを転送する場合は、図7のシーケンスと全く逆の方向に流れる。即ち、AT4は、送信すべきデータを含んでいるTCP/IPパケットからIPヘッダを取り除き、そのIPヘッダ省略パケットをALPフレームに分割してBS8へ送信する。このとき、ALPフレームのヘッダには、FlowID、CRC、SEQ、LEN及びFlagが含まれる。BS8は、ALPフレームにUDP/IPヘッダを付加してPDSN1へ送信する。PDSN1は、そのALPフレームを、Flag及びSEQに基づいて組み立て、IPヘッダ省略パケットを再構成する。更に、PDSN1は、ALPフレームのFlowIDから、IPヘッダ管理テーブルを検索し、予めキャッシュされたIPヘッダを取得する。取得したIPヘッダをそのIPヘッダ省略パケットに付加し、TCP/IPパケットが再構成される。
前述したように、本発明によれば、PDSN1とAT4との間のRANの中では、IPヘッダを含まないIPヘッダ省略パケットが複数のALPフレームに分割されて送受信される。また、制御用IPパケットは、RANの中で送受信されず、PDSN1が、AT4との間の無線リンクの状態によって、サーバ6に対してIPの制御応答パケットの返信を行う。
図8は、ALPフレームを受信した際のフローチャートである。PDSN1及びAT4のいずれにおいても、このフローチャートの処理が行われる。
(S801)ALPフレームのALPヘッダを抽出する。ALPヘッダには、FlowID、CRC、SEQ、LEN及びFlagが含まれている。
(S802)CRCからALPフレームの正常受信を確認し、SEQからALPフレームの順序を確認し、LENからALPフレームのデータ長を確認する。このとき、ALPフレームが異常であれば、そのALPフレームを廃棄する(S814)。
(S803)ALPヘッダに含まれるFlowIDが、IPヘッダ管理テーブルに登録されているか否かを確認する。既に登録されていれば、ALPフレームの組み立てを行う(S806)。
(S804)FlowIDがIPヘッダ管理テーブルに登録されていなければ、ALPフレームがIPヘッダを含んでいるか否かを確認する。これは、ALPヘッダのFlagを確認することにより判断できる。ALPヘッダのFlagが「IPヘッダを含まない」になっていたならば、そのALPフレームを廃棄する(S814)。
(S805)ALPヘッダのFlagが「IPヘッダを含む」になっていたならば、IPヘッダ管理テーブルに、一意のFlowIDと発/着IPアドレスとIPヘッダの情報とを登録する。
(S806)ALPヘッダのFlag「最初」「最後」「継続」とSEQとに基づいて、ALPフレームを1つのIPヘッダ省略パケットに組み立てる。
(S807)Flagが「最後」か否かを判定する。Flagが「最後」でないならば、その組み立て途中のIPヘッダ省略パケットを一時蓄積して終了する(S815)。
(S808)Flagが「最後」であるならば、最初から最後までの全てのALPフレームを受信できたか否かを判定する。
(S809)もし、途中抜けのALPフレームがあるならば、そのALPフレームが受信されるか、再送待ちタイマが満了になるまで待つ。
(S810)途中抜けのALPフレームがなく、ALPヘッダのFlagが「IPヘッダを含む」になっていたらS813、そうでなければS811、及びS812の処理を実行する。
(S811)IPヘッダが省略されている場合、全てのALPフレームから再構成されたひとつのIPヘッダ省略パケットについて、IPヘッダ管理テーブルを検索し、ALPヘッダのFlowIDに対応するIPヘッダを取得する。
(S812)取得したIPヘッダを、組み立てられたIPヘッダ省略パケットに付加して、TCP/IPパケットを再構成する。
(S813)IPヘッダが省略されていない場合、単に全てのALPフレームからひとつのTCP/IPパケットを再構成する。
図9は、PDSN1におけるIPパケットを受信した際のフローチャートである。
(S901)IPパケットのIPヘッダを抽出する。IPヘッダには、発IPアドレス及び着IPアドレスが含まれる。
(S902)受信したIPパケットが、PDSN1で処理すべき制御用IPパケットか否かを判定する。処理対象の制御用IPパケットであれば、その応答パケットを返信する(S911)。
(S903)制御用IPパケットでないならば、IPヘッダ管理テーブルに、その発/着IPアドレスとIPヘッダの情報との組が登録されているか否かを判定する。
(S904)発/着IPアドレスの組が登録されているならば、IPヘッダ管理テーブルからFlowIDを取得する。
(S905)受信したIPパケットからIPヘッダ部分を削除し、IPヘッダ省略パケットを生成する。
(S906)発/着IPアドレスの組が登録されていなければ、IPヘッダ管理テーブルに、発/着IPアドレスと、一意なFlowIDとを登録する。このとき、IPヘッダは付加されたままである。
(S907)S905で生成されたIPヘッダ省略パケット又はS906の処理を通過したIPパケットを、無線リンクに対応したパケット長に分割する。
(S908)分割パケットそれぞれにALPヘッダを付加し、ALPフレームを生成する。ALPヘッダには、FlowID、CRC、SEQ及びLENが含まれる。このとき、IPヘッダを削除していれば(S905)、Flagは「IPヘッダを含まない」とされ、IPヘッダを付加したままであれば(S907)、Flagは「IPヘッダを含む」とされる。また、分割パケットにはそれぞれ、「最初」「最後」「継続」のいずれかがFlagに設定され、SEQが設定される。更に、データ部のデータ属性に応じて(例えば動画像データ、音声データ、ファイルデータ等)、「再送回数」をFlagに設定する。
(S909)ALPフレーム毎に、UDP/IPヘッダを付加する。宛先IPアドレスのATを収容するBSへ適切に送信するためである。
(S910)ALPフレームを、シーケンス番号順にBSへ送信する。
図10は、AT4におけるIPパケットを送信する際のフローチャートである。
(S1001)IPパケットのIPヘッダを抽出する。IPヘッダには、発/着IPアドレスが含まれる。
(S1002)IPヘッダ管理テーブルに、その発/着IPアドレスの組が登録されているか否かを判定する。
(S1003)発/着IPアドレスの組が登録されているならば、IPヘッダ管理テーブルからFlowIDを取得する。
(S1004)発/着IPアドレスの組が登録されていなければ、IPヘッダ管理テーブルに、発/着IPアドレスと、IPヘッダの情報と、一意なFlowIDとを登録する。このとき、IPヘッダは付加されたままである。
(S1005)S1003に続いて、送信すべきIPパケットからIPヘッダ部分を削除し、IPヘッダ省略パケットにする。
(S1006)S1005で生成されたIPヘッダ省略パケット又はS1004の処理を通過したIPパケットを、無線リンクに対応したパケット長に分割する。
(S1007)分割パケットそれぞれにALPヘッダを付加し、ALPフレームを生成する。ALPヘッダには、FlowID、CRC、SEQ及びLENが含まれる。このとき、IPヘッダを削除していれば(S1005)、Flagは「IPヘッダを含まない」とされ、IPヘッダを付加したままであれば(S1004)、Flagは「IPヘッダを含む」とされる。また、分割パケットにはそれぞれ、「最初」「最後」「継続」のいずれかがFlagに設定され、SEQが設定される。更に、データ部のデータ属性に応じて、「再送回数」を決定する。ここで決定された「再送回数」に応じて、無線リンクでの再送が実現される。
(S1008)ALPフレームを、シーケンス番号順にBSへ送信する。
図11は、最終的にIPパケットの受信に成功するような場合におけるBSとATとの間の再送シーケンス図である。
BSとATとの間の無線リンクでエラーが発生した場合、PDSNから受信したALPフレームにおけるALPヘッダの「再送回数」に応じて再送する。再送方法は、受信装置が送信装置に対して、各ALPフレームに対するACK又はNAKを送信するものである。ACK又はNAKの判断は、ALPフレームのCRCの結果に基づく。NAKを受信した装置は、エラーとなったALPフレームを再送する。
再送回数は、無線リンクを確立した時、又はポート番号などで識別可能なアプリケーション毎に指定することが可能である。リアルタイム性が要求される属性のデータであれば、再送回数は少なく設定し、データ通信の信頼性を必要とする属性のデータであれば、再送回数を多く設定することができる。1回再送をすると、ALPフレームのFlag部分の再送回数を1減少させ、その値が0になると再送を止め、そのALPフレームを廃棄する。廃棄されたALPフレームについてのエラー訂正は、トランスポート層のような上位層によって行われる。尚、無線リンクにおけるALPフレームの送信は、送信先ATが無線帯域の割当を受けている限り複数送信可能とするが、再送ALPフレームは新規ALPフレームより優先されることとする。
図11によれば、ALPフレームに設定された再送回数が3回の場合である。ALPフレームは、エラーの発生状況によってはシーケンス番号順に受信されないことがある。そのため、ATには、受信バッファと、ALPフレームをSEQ順に整列させる機能とが必要とされる。再送によって抜けていたALPフレームが受信されると(例えば図11によればALP2)、上位層パケットが再構成される。また、再送のALPフレームは、新規のALPフレームより先にATへ送信されるので、その間にBSに到着したALPフレームはBSでバッファされる。
図12は、最終的にIPパケットの受信に失敗するような場合におけるBSとATとの間の再送シーケンス図である。
図12によれば、ALPフレームに設定された再送回数が1回の場合である。BSから送信されたALPフレームに対して、無線リンクでエラーが発生すると、ATではALPフレームが送信されたか否かについて判断できない。そこで、ATの受信バッファについて、再送待ちタイマが備えられる。この再送待ちタイマには、ATからみて、BSへACK/NAKを送信してから、再送されたALPフレームを受信するまでに要する時間に、再送回数を乗算した時間が設定される。再送待ちタイマ内に、再送されたALPフレームが受信されない場合は、エラーパケットとして、上位層にパケットを引き渡すことができる。
図13は、本発明におけるPDSNの機能構成図である。
図11によれば、PDSN1は、HA5と通信するIPパケット通信インタフェース101と、BS8と通信するALPフレーム通信インタフェース102と、IPヘッダ管理テーブル蓄積部103とを有する。また、PDSN1は、IPパケットに対して、IPヘッダ削除部104と、パケット分割部105と、ALPヘッダ付加部106と、再送回数指定部107と、制御用IPパケット応答部112とがある。更に、PDSN1は、ALPフレームに対してALPヘッダ確認部108と、FlowID登録部109と、パケット組立部110と、IPヘッダ付加部111と、一時蓄積部113とを有する。
制御用IPパケット応答部112は、IPパケット通信インタフェース101から通知された制御用IPパケットに対して、その応答パケットを返信する。
IPヘッダ削除部104は、IPヘッダ管理テーブル蓄積部103のIPヘッダ管理テーブルについて、IPパケット通信インタフェース101から通知されたIPパケットの発/着IPアドレスの組が登録されているか否かを判定する。当該組が登録されていれば、IPヘッダ部分を削除して、IPヘッダ省略パケットのみにする。一方、当該組が登録されていなければ、IPヘッダ部分は付加されたままとし、IPヘッダ管理テーブルに、発/着IPアドレスと、IPヘッダの情報と、一意なFlowIDとを登録する。
パケット分割部105は、IPヘッダ削除部104から通知されたパケットを、無線リンクに対応したパケット長に分割する。
ALPヘッダ付加部106は、分割パケットそれぞれにALPヘッダを付加し、ALPフレームを生成する。ALPヘッダには、FlowID、CRC、SEQ、LEN、Flagが含まれる。それらの内容は前述したとおりである。更に、ALPフレーム毎に、宛先IPアドレスのATを収容するBSへ適切に送信するために、UDP/IPヘッダを付加する。そして、UDP/IPヘッダが付加されたALPフレームは、シーケンス番号順に、ALPフレーム通信インタフェース102へ通知される。
再送回数指定部107は、元のIPパケットのデータ特性に応じた再送回数をALPフレームのヘッダに指定する。再送回数は元のIPパケットのデータ特性に応じてあらかじめ決定しておくか、無線リンクの確立時に指定することができる。
ALPヘッダ確認部108は、ALPヘッダについて、CRC、SEQ及びLENから当該ALPフレームが異常か否かを確認する。異常と判断されれば、そのALPフレームを廃棄する。
FlowID登録部109は、ALPヘッダに含まれるFlowIDが、IPヘッダ管理テーブルに登録されているか否かを確認する。ここで、FlowIDがIPヘッダ管理テーブルに登録されていなければ、ALPフレームがIPヘッダを含んでいるか否かを、Flagから確認する。ALPヘッダのFlagが「IPヘッダを含む」になっていたならば、IPヘッダ管理テーブルに、一意のFlowIDと、発/着IPアドレスと、IPヘッダの情報とを登録する。
パケット組立部110は、ALPヘッダのFlag「最初」「最後」「継続」とSEQとに基づいて、ALPフレームを1つの元のパケットに組み立てる。Flagが「最初」「継続」であるか、「最後」であっても「最初」から「最後」までのALPフレームが全て受信されていない場合は、一時蓄積部113に蓄積する。「最初」から「最後」までの全てのALPフレームが受信されるか、ALPフレームの再送待ちタイマが満了になったら、元のパケットを再構成する。
IPヘッダ付加部111は、組み立てられたパケットがIPヘッダ省略パケットである場合、IPヘッダ管理テーブルを検索し、FlowIDに対応するIPヘッダを取得し、IPヘッダ省略パケットに付加し、IPヘッダを再構成する。組み立てられたパケットがIPヘッダを含むIPパケットである場合、何もしない。このIPパケットはIPパケット通信インタフェース101に通知される。
図14は、本発明におけるATの機能構成図である。
図14によれば、アプリケーション部414が、サーバ6との間でTCP/IPパケットを送受信する。アプリケーション部414は、IPヘッダ削除部404へTCP/IPパケットを送信し、IPヘッダ付加部411からTCP/IPパケットを受信する。その他の機能部は、制御用IPパケット応答部112以外は、全て同じである。
図15は、従来のPPPにおける認証シーケンスである。これに対し、図16は、本発明のPDSNによって実現された認証シーケンスである。
図15によれば、極めて多くの制御パケットの送受信が無線リンク上で行われることとなる。これに対し、図16によれば、PDSNが認証サーバに対するアクセスを担うために、認証シーケンスが極めて簡素化される。最初に、ATがBSを介してPDSNへ認証要求を送信する。認証要求には、無線リンクに関するパラメータ (再送回数など)や、ATに関する情報(端末ID等)が含まれる。これに対し、PDSNが、認証サーバとの間で認証シーケンスを行い、認証が確認できたとき、PDSNは、BSを介してATへ認証確認を送信する。認証確認には、ATに割り当てられるべきIPアドレスが含まれる。また、認証確認を受信したBSは、認証要求を受信した無線リンクの特性をATとの無線リンクに設定する。
図17は、従来のハンドオフシーケンスである。これに対し、図18は、本発明のハンドオフシーケンスである。
ATが移動するなどして、収容されるANTSが変わることをハンドオフという。HRPDシステムにおけるハンドオフには次の3種類が存在する。
(1)ANTSのみが変わるANTS間ハンドオフ
(2)ANTS及びPCFが変わるPCF間ハンドオフ
(3)ANTS、PCF及びPDSNが変わるPDSN間ハンドオフ
図17は、PCF間ハンドオフの場合の一例である。ATがハンドオフしたとき(図17では、旧ANTSから新ANTSにATが移動)、ハンドオフ開始後、旧ANTSに残されたAT向けのデータ、即ち送信できなかったデータを、新ANTSに送信する。新ANTSは、移動してきたATにデータを送信する。送信は、旧ANTSからのデータが到着してから行われるため、旧ANTSからのデータ転送を行っている間、ATはデータ受信を行うことができない。
現在のHRPDシステムでは、ATが移動したために送信できなかったデータについて、移動前のANTSから移動先ANTSに転送する必要がある。それが完了するまでは、データの順番誤りが発生しないように移動先ANTSからの送信は行われない。ハンドオフ発生時に通信断が発生することにより、IP通信を行うアプリケーションの挙動に影響を与える。
これに対し、図18によれば、BSが残りのALPフレームに対する処理を担う。ATは、電波状況によってハンドオフが必要と判断すると、PDSNに対してハンドオフ開始通知を行う。ハンドオフ開始通知には移動先のBS(新BS)に関する情報を付加する。旧BSは、ハンドオフ開始通知に現在旧BSにあるALPフレームのFlowID、シーケンス番号を付加する。ここで、旧BSは可能な限り、ATに残存しているALPフレームを送信する。次に、新BSに無線リソースが確保されると、ATはハンドオフを開始する。これに対し、PDSNは、ハンドオフ開始通知を受信すると、新/旧BSにALPフレームを送信する。新BSに対しては、ALPフレームをハンドオフ開始通知で通知したFlowID及びシーケンス番号により送信する。これにより、ATは新/旧両方のBSからALPフレームを受信することができる。重複して受信したALPフレームは、シーケンス番号により、どちらか一方を選択して受信する。ATがハンドオフを終了すると、新BS経由でPDSNに対してハンドオフ完了通知を行う。PDSNは、ALPフレームを旧BSに送信するのを中止し、新BSのみに送信する。
前述した本発明の種々の実施形態において、本発明の技術思想及び見地の範囲の種々の変更、修正及び省略は、当業者によれば容易に行うことができる。前述の説明はあくまで例であって、何ら制約しようとするものではない。本発明は、特許請求の範囲及びその均等物として限定するものにのみ制約される。
従来のHRPDシステムの構成図である。 図1におけるプロトコルスタックである。 図1のシステムの中で転送されるパケットの構成図である。 従来のVJ圧縮の転送方法の説明図である。 本発明における無線アクセスネットワークシステムの構成図である。 図5におけるプロトコルスタックである。 図5のシステムの中で転送されるパケットの構成図である。 ALPフレームを受信した際のフローチャートである。 PDSNにおけるIPパケットを受信した際のフローチャートである。 ATにおけるIPパケットを受信した際のフローチャートである。 最終的にIPパケットの受信に成功するような場合におけるBSとATとの間の再送シーケンス図である。 最終的にIPパケットの受信に失敗するような場合におけるBSとATとの間の再送シーケンス図である。 本発明におけるPDSNの機能構成図である。 本発明におけるATの機能構成図である。 従来のPPPにおける認証シーケンスである。 本発明のPDSNによって実現された認証シーケンスである。 従来のハンドオフシーケンスである。 本発明のハンドオフシーケンスである。
符号の説明
1 PDSN、パケット交換ノード
101 IPパケット通信インタフェース
102、402 ALPフレーム通信インタフェース
103、403 IPヘッダ管理テーブル
104、404 IPヘッダ削除部
105、405 パケット分割部
106、406 ALPヘッダ付加部
107、407 再送回数指定部
108、408 ALPヘッダ確認部
109、409 FlowID登録部
110、410 パケット組立部
111、411 IPヘッダ付加部
112 制御用IPパケット応答部
113、413 一時蓄積部
2 PCF、パケット制御装置
3 ANTS、アクセスネットワークトランシーバシステム
4 AT、アクセスターミナル、無線通信端末
414 アプリケーション部
5 HA、ホームエージェント
6 サーバ
7 インターネット
8 BS、基地局

Claims (10)

  1. IPパケットを、無線アクセスネットワークを介して転送するパケットデータ交換ノードにおいて、
    発/着IPアドレス毎にフロー識別子を対応付けたIPヘッダ管理テーブル蓄積手段と、
    受信したIPパケットについて、IPヘッダ部を削除するIPヘッダ削除手段と、前記IPヘッダ部が削除されたIPヘッダ省略パケット毎に、無線リンクに対応した複数のパケットに分割するパケット分割手段と、前記IPヘッダ管理テーブルを用いて、分割パケットのヘッダに、前記IPパケットの発/着IPアドレスに対応した前記フロー識別子を付加して該分割パケットを送信する分割ヘッダ付加手段と、
    受信した分割パケットについて、同一フロー識別子を有する該分割パケットを1つのIPヘッダ省略パケットに組み立てるパケット組立手段と、前記IPヘッダ管理テーブルを用いて、組み立てられた該IPヘッダ省略パケットに、前記フロー識別子に対応するIPヘッダを付加するIPヘッダ付加手段と
    を有し、IPパケットを無線アクセスネットワークを介して転送することを特徴とするパケットデータ交換ノード。
  2. 前記分割ヘッダ付加手段は、前記分割パケットのデータ部にIPヘッダを含むか否かの情報と、前記IPパケットの最初、最後又は継続の情報と、シーケンス番号情報とを、前記分割パケットのヘッダに更に含めており、
    受信した前記分割パケットが前記IPヘッダを含む場合、その発/着IPアドレス及びIPヘッダの情報と前記フロー識別子とを前記IPヘッダ管理テーブル蓄積手段に登録するフロー識別子登録手段を更に有しており、
    前記パケット組立手段は、前記最初、最後又は継続の情報と前記シーケンス番号情報とに基づいて、複数の分割パケットから1つのIPヘッダ省略パケットを組み立てることを特徴とする請求項1に記載のパケットデータ交換ノード。
  3. IPの制御要求パケットを受信した際に、IPの制御応答パケットを返信する制御用IPパケット応答手段を更に有し、前記IPの制御要求パケットを転送しないように構成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のパケットデータ交換ノード。
  4. 前記分割ヘッダ付加手段は、元のIPパケットのデータ部に含まれるデータ属性に応じた再送回数を示す情報を前記分割パケットのヘッダに更に含め、前記分割パケットを中継する装置が、無線リンクでエラーが発生した当該分割パケットを、最大、前記再送回数だけ再送することができるようにすることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のパケットデータ交換ノード。
  5. IPパケットを、無線アクセスネットワークを介して転送する端末において、
    発/着IPアドレス毎にフロー識別子を対応付けたIPヘッダ管理テーブル蓄積手段と、
    送信すべきIPパケットについて、IPヘッダ部を削除するIPヘッダ削除手段と、前記IPヘッダ部が削除されたIPヘッダ省略パケット毎に、無線リンクに対応した複数のパケットに分割するパケット分割手段と、前記IPヘッダ管理テーブルを用いて、分割パケットのヘッダに、前記IPパケットの発/着IPアドレスに対応した前記フロー識別子を付加して該分割パケットを送信する分割ヘッダ付加手段と、
    受信した分割パケットについて、同一フロー識別子を有する該分割パケットを1つのIPヘッダ省略パケットに組み立てるパケット組立手段と、前記IPヘッダ管理テーブルを用いて、組み立てられた該IPヘッダ省略パケットに、前記フロー識別子に対応するIPヘッダを付加するIPヘッダ付加手段と
    を有し、IPパケットを無線アクセスネットワークを介して転送することを特徴とする端末。
  6. 前記分割ヘッダ付加手段は、前記分割パケットのデータ部にIPヘッダを含むか否かの情報と、前記IPパケットの最初、最後又は継続の情報と、シーケンス番号情報とを、前記分割パケットのヘッダに更に含めており、
    受信した前記分割パケットが前記IPヘッダを含む場合、その発/着IPアドレス及びIPヘッダの情報と前記フロー識別子とを前記IPヘッダ管理テーブル蓄積手段に登録するフロー識別子登録手段を更に有しており、
    前記パケット組立手段は、前記最初、最後又は継続の情報と前記シーケンス番号情報とに基づいて、複数の分割パケットから1つのIPヘッダ省略パケットを組み立てることを特徴とする請求項5に記載の端末。
  7. IPパケットを、無線アクセスネットワークを介して転送する装置におけるプログラムにおいて、
    発/着IPアドレス毎にフロー識別子を対応付けたIPヘッダ管理テーブル蓄積手段と、
    送信すべきIPパケットについて、IPヘッダ部を削除するIPヘッダ削除手段と、前記IPヘッダ部が削除されたIPヘッダ省略パケット毎に、無線リンクに対応した複数のパケットに分割するパケット分割手段と、前記IPヘッダ管理テーブルを用いて、分割パケットのヘッダに、前記IPパケットの発/着IPアドレスに対応した前記フロー識別子を付加して該分割パケットを送信する分割ヘッダ付加手段と、
    受信した分割パケットについて、同一フロー識別子を有する該分割パケットを1つのIPヘッダ省略パケットに組み立てるパケット組立手段と、前記IPヘッダ管理テーブルを用いて、組み立てられた該IPヘッダ省略パケットに、前記フロー識別子に対応するIPヘッダを付加するIPヘッダ付加手段と
    としてコンピュータを機能させ、IPパケットを無線アクセスネットワークを介して転送することを特徴とするプログラム。
  8. 前記分割ヘッダ付加手段は、前記分割パケットのデータ部にIPヘッダを含むか否かの情報と、前記IPパケットの最初、最後又は継続の情報と、シーケンス番号情報とを、前記分割パケットのヘッダに更に含めており、
    受信した前記分割パケットが前記IPヘッダを含む場合、その発/着IPアドレス及びIPヘッダの情報と前記フロー識別子とを前記IPヘッダ管理テーブル蓄積手段に登録するフロー識別子登録手段を更に有しており、
    前記パケット組立手段は、前記最初、最後又は継続の情報と前記シーケンス番号情報とに基づいて、複数の分割パケットから1つのIPヘッダ省略パケットを組み立てるようにコンピュータを機能させることを特徴とする請求項7に記載のプログラム。
  9. IPの制御要求パケットを受信した際に、IPの制御応答パケットを返信する制御用IPパケット応答手段を更に有し、前記IPの制御要求パケットを転送しないようにコンピュータを機能させることを特徴とする請求項7又は8に記載のプログラム。
  10. 前記分割ヘッダ付加手段は、前記分割パケットのデータ部に含まれるデータ属性に応じた再送回数を示す情報を前記分割パケットのヘッダに更に含め、前記分割パケットを中継する装置が、無線リンクでエラーが発生した当該分割パケットを、最大、前記再送回数だけ再送することができるようにすることを特徴とする請求項7から9のいずれか1項に記載のプログラム。
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