JP5274387B2 - センサネットワークシステムおよびセンサ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、センシング機能を有する複数のノード(センサを備えた通信装置)により構成されたセンサネットワークシステムおよびセンサ装置に関する。
センサネットワークシステムでは、ネットワークを構成している各ノード(センサを備えた通信装置)が無線伝送路を介して、センシング結果の受け渡しを行う。ここで、システムで使用可能な帯域には上限があるため、目標が多数存在する場合や移動体を追尾する必要がある場合には、各ノードへの帯域割り当てを効率的に行うことが、システムの性能向上に不可欠である。
また、従来のセンサネットワークシステムにおける帯域割り当て技術の一例が下記特許文献1に記載されている。下記特許文献1に記載の技術では、各センサにおける航跡情報、観測情報などから得られるセンサの優先度により帯域制御を行う(センサごとの情報伝送容量を決定する)ことにより、センサシステム全体での高い追尾性能を実現している。
特開2006−47050号公報
しかしながら、上記従来の技術を適用した場合、大容量のセンサ情報を伝送したほうがより精度が良くなることが判明した特定のセンサにおいても、限られた伝送容量に合わせたセンサ情報しか伝送できないという問題点があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、さらに高い追尾性能を実現するセンサネットワークシステムおよびセンサ装置を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、複数のセンサ、および当該複数のセンサを制御する制御装置を含んだセンサネットワークシステムであって、前記制御装置は、前記センサの各々における観測結果に基づいて、どのセンサからどのような情報を出力させるかを示す情報である優先度の暫定値をセンサ毎に決定し、前記センサの各々は、近隣のセンサとの間で観測動作に関する情報を所定のタイミングで交換し、得られた観測動作情報に基づいて、前記制御装置で決定された自センサの優先度の暫定値を調整し、前記制御装置は、各センサで調整された後の優先度に基づいて、各センサとの間の通信帯域制御を行うことを特徴とする。
本発明にかかるセンサネットワークシステムによれば、各センサが目標の観測結果を通知する回線の通信帯域を適切に確保することができ、十分な情報量の最適な目標観測結果を速やかに収集し、より高い追尾性能を実現できるという効果を奏する。
図1は、本発明にかかるセンサネットワークシステムの実施の形態1の構成例を示す図である。 図2は、実施の形態1のセンサネットワークシステムにおける通信制御シーケンスの一例を示す図である。 図3は、実施の形態2のセンサネットワークシステムにおける通信制御シーケンスの一例を示す図である。 図4は、本発明にかかるセンサネットワークシステムの実施の形態3の構成例を示す図である。 図5は、実施の形態3のセンサネットワークシステムにおける通信制御シーケンスの一例を示す図である。
以下に、本発明にかかるセンサネットワークシステムの実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、本発明にかかるセンサネットワークシステムの実施の形態1の構成例を示す図である。本実施の形態のセンサネットワークシステムは、所定の場所に配置された複数のセンサからなるセンサ群1、センサ情報評価部2、通信帯域制御部3、観測情報統合部4および統合センサ性能評価部5により構成される。センサ情報評価部2、通信帯域制御部3、観測情報統合部4および統合センサ性能評価部5は、センサ群1を制御する制御手段(制御装置)として動作する。
センサ群1の各センサ10は同じ構成となっており、それぞれ、位置管理部11、信号監視部12および近接通信部13を含んでいる。各センサ10は、観測ビームにより、同一目標のセンシング(観測)を行う。目標は、たとえば、飛行機、船、車、人などの移動体である。なお、便宜上、図1では、1つのセンサ10についてのみ内部構成を示している。各センサ10は、その内部構成が共通であるが、それぞれ異なる動作条件が設定可能であり、設定されている動作条件に従って目標を観測する。動作条件には、たとえば、目標観測の実行周期や感度、観測ビームの周波数や指向性、観測結果の取扱い(制御装置へ観測結果を通知するタイミング、観測結果に含まれる複数の情報のうち、どの情報を通知するか、など)、などが含まれる。
センサ10において、位置管理部11は、GPS(Global Positioning System)などを利用して取得した自身(自センサ)の位置情報を管理する。信号監視部12は、観測ビームの受信信号を観測する。近接通信部13は、近隣のセンサとセンサ間通信用に割り当てられた帯域を利用して無線通信を行い、互いの位置情報を交換する。
また、各センサ10は、設定されている動作条件に従って目標の観測を行い、得られた観測結果のすべて、または一部を、センサ情報評価部2から取得し、保持しておいた優先度(詳細については後述する)に基づいて選択し、観測情報統合部4へ送信する。また、センサ情報評価部2に対しては、選択した観測結果とともに、設定されている動作条件の情報を送信する。
センサ情報評価部2は、センサ群1からの出力情報に基づいて、今後、どのセンサからどのような情報を出力させるかを示す情報である優先度(暫定優先度)をセンサ毎に算出する。すなわち、センサ情報評価部2は、各センサ10から受け取った観測結果および動作条件情報に基づいて、各センサ10の優先度をそれぞれ算出する。算出したセンサ10ごとの優先度は、対応するセンサ10に通知され、さらに、各センサ10で必要に応じて更新された後、返送される。そして、センサ情報評価部2は、返送された優先度に基づいて、センサ10ごとの通信帯域を決定するための指標を生成し、通信帯域制御部3に通知する。
通信帯域制御部3は、センサ情報評価部2から通知された指標に基づいて、帯域制御、すなわち、センサ10ごとの通信回線容量の調整を行う。
観測情報統合部4は、センサ群1(各センサ10)が通信帯域制御部3での調整結果に従って送信した観測ビームの目標情報(目標の観測結果)を受け取り、それらを統合して統合目標情報を生成する。具体的には、観測情報統合部4は、各センサ10から取得し、保持しておいた最新の観測結果を所定のタイミングで統合する。たとえば、すべてのセンサ10から観測結果を受信する毎にこれらの観測結果を統合して高精度な統合目標情報を生成し、統合センサ性能評価部5へ出力する。また、一定の周期で定期的に、その時点での最新の観測結果(各センサ10から最後に取得したそれぞれの観測結果)を統合するようにしてもよい。
統合センサ性能評価部5は、観測情報統合部4にて統合された目標情報(統合目標情報)を分析し、分析結果に基づいて、各センサ10を制御する。たとえば、各センサ10に設定されている動作条件を変更し、目標(追尾対象の移動体)に最も近いセンサ10の感度を上げる、観測結果の通知間隔を短くする(観測結果の通知頻度を上げる)、目標からの距離が一定値に達しているセンサ10(遠方にあるセンサ10)による観測動作を停止する、などの制御を行う。なお、各センサ10からセンサ情報評価部2に対して送信される、設定されている動作条件情報を併せて取得し、これと上記分析結果とに基づいて各センサ10を制御するようにしてもよい。動作条件情報を取得し、これを考慮しながら制御を行う場合、動作条件情報に含まれるすべての情報を直接指示することが可能となり、効率的な制御が実現できる。
つづいて、本実施の形態のセンサネットワークシステムの全体動作について図1および図2を参照しながら説明する。図2は、実施の形態1のセンサネットワークシステムにおける通信制御シーケンスの一例を示す図である。
図示したように、本実施の形態のセンサネットワークシステムを構成しているセンサ群1の各センサ10では、位置管理部11が自身(自センサ)の位置を特定し続けるとともに、近接通信部13が近隣の他のセンサ10と通信を行い、位置管理部11での位置の特定結果である位置情報(センサ位置情報)を相互に通知する(ステップS10)。この動作により、各センサ10は、近隣の他のセンサの位置を把握する。なお、近接通信部13は、近隣の他のセンサ10との通信では、センサ情報評価部2や観測情報統合部4との通信で使用する無線通信帯域(広域無線通信回線)とは異なる無線通信帯域を使用する。
次に、センサ10の位置管理部11は、上記ステップS10を実行して得られた他のセンサの位置情報、および自身の位置情報に基づいて、センサ情報評価部2で算出され、取得しておいた優先度(暫定優先度)を調整する。例えば、近接通信部13が通信可能な範囲内に存在している他のセンサの数が少ないときや自局位置に対して偏った方向にしか他のセンサが無いとき、センサの優先度を上げ、自局の周りに均等に多数のセンサがあるときには、優先度を下げる。
そして、センサ10は、上記優先度の調整が終了すると、目標の観測結果の情報量であるセンサ情報量、および調整後の優先度であるセンサ情報優先度を、センサ情報評価部2へ通知する(ステップS11)。
各センサ10からセンサ情報優先度を受信したセンサ情報評価部2は、各センサ10から集計した情報(センサ情報量,調整後の優先度)に基づいて優先比率を算出し、算出した優先比率に基づく帯域制御(通信回線容量割り当て)を行うように、通信帯域制御部3に指示を行う(ステップS12)。
上記ステップS12で示した指示を受けると、通信帯域制御部3は、各センサ10がセンサ情報評価部2へ目標の観測情報を伝送するための無線通信帯域(広域無線通信回線の通信帯域)を、重複しないようにセンサ10ごとに振り分ける。そして、この振り分け結果を示す通信回線容量情報をすべてのセンサ10へ送信する(ステップS13)。
各センサ10は、通信帯域制御部3から受信した通信回線容量情報が示す通信回線容量に沿って、目標情報(目標の観測結果情報)の種別や情報量を制御し、得られた情報を目標観測情報として観測情報統部4へ送信する(ステップS14)。
観測情報統合部4は、各センサ10から受信した目標情報を統合して高精度な統合目標情報を生成し、これを統合センサ性能評価部5へ送信する(ステップS15)。
統合センサ性能評価部5は、観測情報統合部4から受信した統合目標情報を分析して各センサ10における目標観測情報の精度に対する効果を判断する。
このように、本実施の形態のセンサネットワークシステムでは、センサ群1と制御装置(センサ情報評価部2,観測情報統合部4)との間の通信帯域制御を行う際、まず、センサ情報評価部2がセンサ群1の各センサ10から取得した情報に基づいて、センサ10ごとの第1の優先度(暫定優先度)を決定し、さらに、この第1の優先度を各センサ10に通知し、各センサ10では、近隣のセンサとの位置関係を考慮して第1の優先度を更新し、得られた第2の優先度をセンサ情報評価部2へ返送することとした。そして、各センサ10から第2の優先度を受信したセンサ情報評価部2は、第2の優先度に基づいて優先比率を算出し、この優先比率に基づいて通信帯域制御部3が帯域制御を行うこととした。これにより、各センサ10が目標観測情報(目標の観測結果情報)を通知する回線の通信帯域を適切に確保することができる。この結果、観測情報統合部4にとって十分な情報量の最適なセンサの目標観測情報を速やかに収集し、より高い追尾性能を実現できる。
実施の形態2.
つづいて、実施の形態2のセンサネットワークシステムについて説明する。実施の形態1では、各センサの配置に応じて通信回線容量を最適に割り当てることにより高い追尾性能を実現するようにしたものであるが、本実施の形態では、目標が移動することにより観測ビームから得られるセンサ信号情報が変動するような場合に通信回線容量を最適に割り当てるセンサネットワークシステムを説明する。なお、本実施の形態のセンサネットワークシステムの構成は、実施の形態1と同様である(図1参照)。
図3は、実施の形態2のセンサネットワークシステムにおける通信制御シーケンスの一例を示す図である。なお、実施の形態1で示した制御シーケンス(図2参照)と共通の処理には同じステップ番号が付与されている。本実施の形態では、実施の形態1と共通の部分については説明を省略する。
本実施の形態のセンサネットワークシステムにおいて、各センサ10は、観測ビームにより目標を捕捉すると、信号監視部12が目標を表すと推定される捕捉信号電波の強度を監視する。また、近接通信部13が、近隣の他のセンサ10との間で観測ビームに関する情報を送受信し、捕捉信号情報(信号監視部12による監視結果)を補正する(ステップS20)。例えば、他のセンサ10が観測ビームを送信するタイミングや周波数などの情報を交換して把握し、自観測ビーム以外の捕捉信号電波をノイズとして排除したり、自観測ビーム以外の捕捉信号電波も他のセンサ10と同様に監視したりする。そして、信号監視部12は、捕捉信号電波強度に基づいて、これ以前にセンサ情報評価部2で算出され、取得しておいた暫定優先度を調整し、得られた調整後の優先度をセンサ情報優先度としてセンサ情報評価部2へ送信する(ステップS11)。これ以降の制御シーケンスは実施の形態1で説明したとおりである。
なお、実施の形態1で説明したステップS10の処理も併せて実行し、近隣の各センサの配置も考慮してセンサ情報優先度を決定するようにしてもよい。
このように、本実施の形態のセンサネットワークシステムでは、各センサ10が観測ビームに関する情報を近隣の他のセンサ10との間で交換し、得られた情報、および目標の捕捉信号電波の強度に基づいて、実施の形態1と同様の手法で算出された暫定優先度を調整することとした。このような制御シーケンスを採用した場合にも、実施の形態1のセンサネットワークシステムと同様に、より高い追尾性能を実現できる。
実施の形態3.
つづいて、実施の形態3のセンサネットワークシステムについて説明する。実施の形態1,2のセンサネットワークシステムでは、各センサは目標観測情報(目標の観測結果情報)を伝送する通信帯域幅を増やしたい状況になっても通信帯域制御部からの通信回線容量割り当てを受信しないと増加できない。これに対して、本実施の形態のセンサネットワークシステムでは、センサ同士が情報の交換するために確保されている通信回線(近接通信部が使用する通信帯域)を利用し、通信帯域制御部から通信回線容量割り当てを受信することなく目標観測情報を伝送する通信帯域幅を増加可能にしたことを特徴としている。
図4は、本発明にかかるセンサネットワークシステムの実施の形態3の構成例を示す図である。なお、先の実施の形態のセンサネットワークシステム(図1参照)と共通の部分には同じ符号が付与されている。すなわち、本実施の形態のセンサネットワークシステムは、図1に示したセンサネットワークシステムのセンサ群1をセンサ群1aに置き換えたものであり、センサ群1aは、上述したセンサ10に対して観測情報中継部14が追加された構成の複数のセンサ10aを含んでいる。
センサ10aの観測情報中継部14は、近隣のセンサ10aの近接通信部13から観測情報(目標観測情報)を受信した場合、それを観測情報統合部4に中継する。
図5は、実施の形態3のセンサネットワークシステムにおける通信制御シーケンスの一例を示す図である。なお、先の実施の形態で示した制御シーケンス(図2,図3参照)と共通の処理には同じステップ番号が付与されている。本実施の形態では、先の実施の形態と共通の部分については説明を省略する。
各センサ10aの近接通信部13は、所定のタイミング(定期的であっても不定期であってもよい)で、自センサが観測情報統合部4に通知する目標観測情報の情報量と、通信帯域制御部3から通知された通信回線容量情報とに基づいて、観測情報統合部4との間の通信用に割り当てられている通信帯域(通信回線容量情報が示す帯域)の中に、どの程度の空きがあるか(未使用の帯域があるか)を算出する。そして、算出結果を通信回線空き情報として近隣の各センサ10aに送信する。同様に、近隣の各センサ10aから通信回線空き情報を所定のタイミングで受信することにより、通信回線空き情報を交換する(ステップS30)。
また、図5への記載は省略しているが、センサ10aでは、実施の形態1または2で説明したセンサ10と同様に、近隣の各センサの配置や観測ビームに関する情報を利用して、センサ情報評価部2で算出された暫定優先度を適宜調整している。そして、暫定優先度を調整して優先度を上げた場合、すなわち、目標観測情報を伝送するための帯域を増やす必要があると判断した場合、センサ10aでは、信号監視部12が目標観測情報を観測情報統合部4へ直接送信するとともに(ステップS31)、近接通信部13が目標観測情報の一部を目標観測追加情報として、近隣のセンサ10a経由で観測情報統合部4へ送信する。ここで、目標観測追加情報を近隣のセンサ10aに送信するにあたって、近接通信部13は、上記ステップS30を実行して取得しておいた通信回線空き情報に基づき、広域無線通信回線(目標観測情報の伝送用通信回線)の容量に余裕のあるセンサを特定する。そして、特定したセンサ10aに対して目標観測追加情報を送信する(ステップS32)。なお、目標観測追加情報の送信先として複数のセンサ10aを特定してもよい。目標観測追加情報を受信した近隣のセンサ10aでは、観測情報中継部14が、目標観測追加情報を観測情報統合部4へ送信する(ステップS33)。このとき、目標観測追加情報を受信したセンサ10aの観測情報中継部14は、送信元のセンサ10aの識別情報などを付加したまま、目標観測追加情報を中継送信する。これは、観測情報統合部4が生成元のセンサ10aから直接送信された目標観測情報と同様に受信できるようにするためである。
観測情報統合部4は、センサ10a(送信元センサと呼ぶ)から直接受信した目標観測情報と近隣のセンサ10a(中継センサと呼ぶ)経由で受信した目標観測追加情報とを合わせて、送信元センサからの目標観測情報として取扱い、さらに、これと他のセンサ10aから受信した目標観測情報とを統合して統合目標情報を生成する。そして、観測情報統合部4は、生成した統合目標情報を統合センサ性能評価部5へ通知する(ステップS34)。
優先度を上げたことに伴い目標観測追加情報を他のセンサ経由で観測情報統合部4へ送信したセンサ10aは、引き続き実施の形態1や2で示したように、通信帯域制御部3から適切な通信回線容量情報を通知されたならば、これに合わせた目標観測情報に変更し、目標観測追加情報の送信を停止する。
このように、本実施の形態のセンサネットワークシステムでは、各センサ10aが、目標観測情報を伝送するための回線の使用状況(未使用の帯域がどの程度あるか)の情報を近隣のセンサ10aとの間で交換して保持しておき、自センサに割り当て済みの帯域を増やす必要がある場合には、目標観測情報の一部(目標観測追加情報)を近隣のセンサ10a経由で送信することとした。これにより、通信帯域制御部3による目標観測情報を通知する回線の通信帯域が適切に確保される前から、伝送する目標観測情報の情報量を増加させることができ、より高い追尾性能を実現できる。
以上のように、本発明にかかるセンサネットワークシステムは、複数のセンサにおける観測結果を利用して目標を観測するシステムに有用であり、特に、各センサからの出力情報を伝送する帯域を効率的に割り当てて高い追尾性能を実現するセンサネットワークシステムに適している。
1、1a センサ群
2 センサ情報評価部
3 通信帯域制御部
4 観測情報統合部
5 統合センサ性能評価部
10、10a センサ
11 位置管理部
12 信号監視部
13 近接通信部
14 観測情報中継部

Claims (8)

  1. 複数のセンサ、および当該複数のセンサを制御する制御装置を含んだセンサネットワークシステムであって、
    前記制御装置は、前記センサの各々における観測結果に基づいて、どのセンサからどのような情報を出力させるかを示す情報である優先度の暫定値をセンサ毎に決定し、
    前記センサの各々は、近隣のセンサとの間で観測動作に関する情報を所定のタイミングで交換し、得られた観測動作情報に基づいて、前記制御装置で決定された自センサの優先度の暫定値を調整し、
    前記制御装置は、各センサで調整された後の優先度に基づいて、各センサとの間の通信帯域制御を行う
    ことを特徴とするセンサネットワークシステム。
  2. 前記観測動作に関する情報を、各センサの位置情報とすることを特徴とする請求項1に記載のセンサネットワークシステム。
  3. 前記観測動作に関する情報を、各センサが使用している観測ビームの情報とすることを特徴とする請求項1に記載のセンサネットワークシステム。
  4. 前記観測ビームの情報を、観測ビームを送信するタイミングや周波数の情報とすることを特徴とする請求項3に記載のセンサネットワークシステム。
  5. 前記センサの各々は、近隣のセンサと交換した観測ビームの情報に基づいて、観測結果を補正することを特徴とする請求項3または4に記載のセンサネットワークシステム。
  6. 前記センサの各々は、さらに、
    近隣のセンサとの間で、各センサが前記制御装置により割り当てられた通信帯域のうちの未使用帯域の情報を所定のタイミングで交換しておき、
    前記制御装置が想定している情報量を超える情報量の観測結果を送信する場合、観測結果の一部を、前記交換しておいた未使用帯域の情報に基づき選択した近隣のセンサ経由で前記制御装置へ送信する
    ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載のセンサネットワークシステム。
  7. 前記センサの各々は、
    近隣のセンサから前記制御装置宛の観測結果を受信した場合、当該受信した観測結果を前記制御装置へ転送することを特徴とする請求項6に記載のセンサネットワークシステム。
  8. 他のセンサとともにセンサネットワークシステムを構成するセンサ装置であって、
    近隣のセンサとの間で通信を行い、自センサおよび他のセンサを制御する制御装置により割り当てられた当該制御装置との間の通信帯域のうちの未使用帯域についての情報を所定のタイミングで交換するとともに、目標の観測結果を前記制御装置へ送信する際、当該制御装置により割り当てられている通信帯域よりも多くの通信帯域が必要と判断した場合には、観測結果の一部を、前記交換しておいた未使用帯域の情報に基づき選択した近隣のセンサへ送信する近接通信部と、
    近隣のセンサから前記制御装置宛の観測結果を受信した場合、当該受信した観測結果を前記制御装置へ転送する観測情報中継部と、
    を備えることを特徴とするセンサ装置。
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