JP2022021211A - 車両 - Google Patents

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Abstract

Figure 2022021211000001
【課題】 手動昇降式の窓ガラスを採用した車両において、下限位置に設けられたストッパ部材に関する新たな構造を提供する。
【解決手段】 車両は、車体と、車体に対して開閉可能に設けられたドアと、ドア又は車体に設けられた窓枠と、窓枠に設けられた手動昇降式の窓ガラスであって、窓枠の開口を閉塞する上限位置と、窓枠の開口を開放する下限位置との間を移動可能に支持された窓ガラスと、窓ガラスが下限位置にあるときに、窓ガラスの下縁を受け入れる溝を有するロアサポートと、ロアサポートの溝内に位置するストッパ部材とを備える。ストッパ部材は、窓ガラスの下縁に当接する当接面を有し、その当接面は上方へ突出するように湾曲している。
【選択図】図4

Description

本明細書に開示する技術は、車両に関する。
特許文献1に、鉄道車両用の窓が開示されている。この窓は、窓枠に設けられた窓ガラスに開口部が形成されており、この開口部に手動昇降式の小窓が設けられている。
特開2015-85908号公報
路面を走行する車両では、通常、ドアに設けられた窓ガラスが、昇降装置によって開閉される。窓ガラスの昇降装置は、ドアの内部に配置されており、モータの動作又はユーザの操作に応じて、窓ガラスを上下方向に移動させる機構を有する。これに対して、例えば一人の小型な車両では、手動昇降式の窓ガラスを採用することが考えられる。手動昇降式の窓ガラスとは、昇降装置が介在することなく、ユーザが上下方向へ直接操作する窓ガラスを意味する。手動昇降式の窓ガラスを採用すると、上述した昇降装置が不要となるので、例えば車両の軽量化を図ることができる。なお、手動昇降式の窓ガラスは、ドアに設けられた窓枠に限られず、車体に設けられた窓枠にも採用することができる。
手動昇降式の窓ガラスは、窓枠の開口を閉鎖する上限位置と、窓枠の開口を開放する下限位置との間で移動可能に構成される。下限位置にはストッパ部材が設けられ、窓ガラスの下縁がストッパ部材によって支持される。通常、窓ガラスの破損を避けるために、ストッパ部材は柔軟な材料で構成される。しかしながら、下限位置に設けられたストッパ部材は、上方から窓ガラスを受け入れるという構造上、その上に例えば小石といった硬質な異物が載りやすい。この場合、窓ガラスとストッパ部材との間に異物が挟み込まれて、窓ガラスが破損するおそれがある。これを避けるためには、ストッパ部材のサイズを小さくすることによって、ストッパ部材上に異物が載り難くすることが考えられる。しかしながら、ストッパ部材のサイズを小さくすると、窓ガラスに衝撃や振動が加えられたときに、窓ガラスの下縁がストッパ部材から外れ易くなり、別の問題を招いてしまう。
上記を鑑み、本明細書は、手動昇降式の窓ガラスを採用した車両において、下限位置に設けられたストッパ部材に関する新たな構造を提供する。
本明細書が開示する車両は、車体と、車体に対して開閉可能に設けられたドアと、ドア又は車体に設けられた窓枠と、窓枠に設けられた手動昇降式の窓ガラスであって、窓枠の開口を閉塞する上限位置と、窓枠の開口を開放する下限位置との間を移動可能に支持された窓ガラスと、窓ガラスが下限位置にあるときに、窓ガラスの下縁を受け入れる溝を有するロアサポートと、ロアサポートの溝内に位置するストッパ部材とを備える。ストッパ部材は、窓ガラスの下縁に当接する当接面を有し、その当接面は上方へ突出するように湾曲している。
上記した車両では、ドア又は車体に設けられた窓枠の開口に、手動昇降式の窓ガラスが採用されている。この窓ガラスは、窓枠の開口を閉鎖する上限位置と、窓枠の開口を開放する下限位置との間で、ユーザによって上下方向へ直接的に操作される。窓ガラスが下限位置にあるときは、窓ガラスの下縁がロアサポートの溝内に収容されて、ストッパ部材の当接面に当接する。ストッパ部材がロアサポートの溝内に位置していると、窓ガラスの下縁が、ストッパ部材から外れ難くなる。その一方で、ストッパ部材が、ロアサポートの溝内に位置していると、ストッパ部材の当接面に、小石といった異物が載り易くなる。しかしながら、ストッパ部材の当接面は、上方へ突出するように湾曲しており、異物が留まり難い形状を有する。これにより、窓ガラスとストッパ部材との間に、異物が挟み込まれるといった事象を避けることができる。
車両10の全体を模式的に示す側面図であって、車両10の右側面を主に示す。 車両10の内側(即ち、キャビン側)から見たドア20を、その内部構造とともに示す図であって、窓ガラス32は上限位置に配置されている。 車両10の内側(即ち、キャビン側)から見たドア20を、その内部構造とともに示す図であって、窓ガラス32は下限位置に配置されている。 図2中のIV部の拡大図であって、特に、ロアサポート40とストッパ部材50を示す。ストッパ部材50を図示するために、ロアサポート40の一部は破断されている。 図4中のV-V線における断面図であって、特に、ロアサポート40とストッパ部材50を示す。 図3中のVI部の拡大図であって、特に、ロアサポート40、ストッパ部材50及び窓ガラス32を示す。ストッパ部材50を図示するために、ロアサポート40の一部は破断されている。 図7中のVII-VII線における断面図であって、特に、ロアサポート40、ストッパ部材50及び窓ガラス32を示す。
本技術の一実施形態では、ストッパ部材の当接面が、少なくとも前後方向において湾曲していてもよい。このような構成によると、ストッパ部材の当接面が、前後方向に沿って傾斜することとなり、車両の加速や減速に起因する慣性力によって、当接面上の異物が排除されやすくなる。
上記した実施形態において、ストッパ部材は、当接面の前後方向の少なくとも一方側に、前後方向に対して垂直な立接面をさらに有してもよい。このような構成によると、溝内に異物が存在するときに、その異物が当接面へ載り上がることを抑制することができる。ここで、前後方向に対して垂直とは、前後方向に対する角度が、90度±15度の範囲内であることを意味する。
本技術の一実施形態において、ロアサポートの溝は、ストッパ部材を挟んで対向する一対の側面を有してもよい。この場合、一対の側面の少なくとも一方と、ストッパ部材との間には、隙間が設けられていてもよい。このような構成によると、窓ガラスの下縁がストッパ部材へ当接したときに、ストッパ部材の変形が、ロアサポートによって過剰に制限されることがない。但し、変形したストッパ部材が、溝の側面に当接してもよい。変形したストッパ部材を、溝の側面へ意図的に当接させることで、ストッパ部材の過剰な変形を抑制することもできる。
本技術の一実施形態において、ストッパ部材の少なくとも一部は、窓ガラスよりも柔軟な材料で構成されていてもよい。但し、ストッパ部材は、窓ガラスよりも剛性の高い(即ち、弾性係数の大きい)材料で構成されてもよく、例えば中空形状や板バネ形状を有し、その形状によって必要とされる柔軟性を発揮してもよい。
本技術の一実施形態では、ストッパ部材の少なくとも一部が、ゴム材料で構成されていてもよい。ゴム材料は、衝撃や振動を吸収する上で、適度な柔軟性を有する材料の一つである。ゴム材料は、天然ゴムであってもよいし、合成ゴムであってもよい。なお、ここでいうゴム材料には、エラストマと称されるものも含む。
本技術の一実施形態では、窓枠が、ドアに設けられていてもよい。このような構成によると、窓ガラスが下限位置にある状態でドアが開閉されるときに、ロアサポートとストッパ部材とによって、窓ガラスを安定して支持することができる。但し、窓枠は、ドアに限られず、車体に設けられていてもよい。この場合、窓枠は、車体の外面に限られず、車体の内部に設けられてもよく、その窓ガラスが、二つのシートの間を区切るパーテーションであってもよい。
本技術の一実施形態では、窓ガラスに、ユーザが把持するノブが設けられていてもよい。このような構成によると、ユーザは、ノブを用いて窓ガラスを操作しやすい。但し、ノブは必ずしも必要とされず、他の実施形態として、例えばユーザが指を掛けるための凹部が、窓ガラスに直接設けられていてもよい。
上記した実施形態において、ノブには、ユーザによって操作される可動式のフックが設けられていてもよい。この場合、窓枠には、窓ガラスが上限位置にあるときに、フックと係合するフックレシーバが設けられていてもよい。これにより、上限位置にある窓ガラスが、下降しないようにロックされる構成であってもよい。
図面を参照して、実施例の車両10について説明する。本実施例の車両10は、いわゆる自動車であって、路面を走行する車両である。ここで、図面における方向FRは、車両10の前後方向(長手方向)における前方を示し、方向RRは車両10の前後方向における後方を示す。また、方向LHは車両10の左右方向(幅方向)における左方を示し、方向RHは車両10の左右方向における右方を示す。そして、方向UPは車両10の上下方向(高さ方向)における上方を示し、方向DNは車両10の上下方向における下方を示す。なお、本明細書では、車両10の前後方向、左右方向及び上下方向を、それぞれ単に前後方向、左右方向及び上下方向と称することがある。
図1に示すように、車両10は、車体12と、複数の車輪14f、14rとを含む。車体12は、特に限定されないが、金属材料及び樹脂材料を用いて構成されている。複数の車輪14f、14rは、車体12に対して回転可能に取り付けられている。複数の車輪14f、14rには、一対の前車輪14fと、一対の後車輪14rとが含まれる。なお、車輪14f、14rの数については、四つに限定されない。本実施例における車両10は、一人乗りの小型なサイズを有するが、車両10のサイズや搭乗人数についても特に限定されない。
車両10は、走行用モータ16と、バッテリユニット18とをさらに備える。走行用モータ16は、一対の後車輪14rに接続されており、一対の後車輪14rを駆動することができる。なお、走行用モータ16は、一対の後車輪14rに限られず、複数の車輪14f、14rの少なくとも一つを駆動するように構成されていればよい。バッテリユニット18は、電力供給回路(図示省略)を介して走行用モータ16に接続されており、走行用モータ16へ電力を供給する。バッテリユニット18は、複数の二次電池セルを内蔵しており、外部の電力によって繰り返し充電可能に構成されている。なお、車両10は、バッテリユニット18に加えて、又は代えて、燃料電池ユニットや太陽電池パネルといった他の電源を備えてもよい。また、車両10は、走行用モータ16に加えて、又は代えて、エンジンといった他の原動機を備えてもよい。
車両10は、ドア20をさらに備える。ドア20は、車体12に対して開閉可能に設けられている。ドア20は、ユーザが車両10に乗り降りするためのドアである。ドア20は、ヒンジ(図示省略)を介して車体12に取り付けられており、水平方向に揺動可能に構成されている。ドア20には、窓枠22が設けられている。窓枠22は、ドア20の上部に位置している。窓枠22の内側には、二つの桟24、26が設けられている。二つの桟24、26は、互いに平行であって、概して上下方向に延びている。窓枠22及び二つの桟24、26は、三つの窓開口28a、28b、28cを画定している。
三つの窓開口28a、28b、28cは、第1の窓開口28aと、第2の窓開口28bと、第3の窓開口28cとを含んでいる。第1の窓開口28aは、最も前方に位置しており、窓枠22と一方の桟24によって取り囲まれている。第1の窓開口28aには、第1の窓ガラス30が設けられている。第1の窓ガラス30は、開閉不能な窓ガラスであって、窓枠22と一方の桟24に対して固定されている。第2の窓開口28bは、中間に位置しており、窓枠22と二つの桟24、26によって取り囲まれている。第2の窓開口28bには、第2の窓ガラス32が設けられている。第2の窓ガラス32は、開閉可能な窓ガラスであって、二つの桟24、26の間を上下方向へ移動可能に取り付けられている。第3の窓開口28cには、第3の窓ガラス34が設けられている。第3の窓ガラス34は、開閉不能な窓ガラスであって、窓枠22と他方の桟26に対して固定されている。
第2の窓ガラス32は、手動昇降式の窓ガラスである。手動昇降式の窓ガラスとは、例えば従来の昇降装置といった機構が介在することなく、ユーザが上下方向へ直接操作する窓ガラスを意味する。以下では、図2-図5を参照して、第2の窓ガラス32及びそれに関連する構成について詳細に説明する。なお、以下の説明では、第2の窓開口28bを単に窓開口28bと称し、第2の窓ガラス32を単に窓ガラス32と称することがある。
図2、図3に示すように、窓ガラス32は、窓開口28bを閉鎖する上限位置と、窓開口28bを開放する下限位置との間で、ユーザによって上下方向へ直接的に操作される。窓ガラス32の側縁32bは、二つの桟24、26によって摺動可能に支持されている。また、ドア20の内部にも、窓ガラス32の側縁32bを摺動可能に支持する一対のレール38が設けられている。窓ガラス32には、ユーザが把持するノブ60が設けられている。ノブ60は、窓ガラス32の内面に取り付けられており、窓ガラス32の内面から突出している。ユーザは、ノブ60を用いて窓ガラス32を容易に操作することができる。即ち、ユーザは、ノブ60を把持して窓ガラス32を持ち上げたり、ノブ60を把持して窓ガラス32を下ろしたりすることができる。
ノブ60には、ユーザによって操作される可動式のフック62が設けられている。一方、窓枠22には、フック62に対応するフックレシーバ64が設けられている。フックレシーバ64は、窓ガラス32が上限位置にあるときに、フック62と係合する。これにより、上限位置にある窓ガラス32が、例えば自重によって下降しないようにロックされる。ここで、ノブ60、フック62及びフックレシーバ64の位置は特に限定されない。例えば、ノブ60とフック62とが、互いに異なる位置に設けられていてもよい。あるいは、フック62が窓枠22に設けられるとともに、フックレシーバ64が窓ガラス32に設けられてもよい。
図2、図3に示すように、ドア20の内部には、ロアサポート40と、防振部材44と、二つのストッパ部材50が設けられている。ロアサポート40は、前後方向に延びる長手の部材であり、樹脂材料で構成されている。但し、ロアサポート40を構成する材料は、特に限定されない。ロアサポート40には、ロアサポート40の長手方向に沿って、即ち、車両10の前後方向に沿って、溝42が形成されている。溝42は、上方に向けて開口しており、窓ガラス32に下限位置にあるときに、窓ガラス32の下縁32aを受け入れる。防振部材44は、ロアサポート40よりも柔軟な材料で構成されており、ロアサポート40の溝42と窓ガラス32との間に介在する。これにより、下限位置にある窓ガラス32は、一対のレール38とロアサポート40により安定して支持される。
図4-図7に示すように、二つのストッパ部材50は、ロアサポート40の溝42内に位置している。ストッパ部材50の数については、二つに限定されない。一例ではあるが、本実施例の車両10では、二つのストッパ部材50が、防振部材44の両側に配置されている。各々のストッパ部材50は、ゴム材料で構成されており、適度な柔軟性を有する。なお、ストッパ部材50を構成する材料は、ゴム材料に限定されず、窓ガラス32よりも柔軟な(即ち、剛性の低い)他の材料であってもよい。各々のストッパ部材50は、当接面52を有する。当接面52は、ストッパ部材50の上面に位置しており、窓ガラス32に下限位置にあるときに、窓ガラス32の下縁32aに当接する。当接面52は、上方へ突出するように湾曲している。なお、窓ガラス32はフレームを有しておらず、ストッパ部材50の当接面52は、窓ガラス32の下縁32aに直接的に接触する。
以上のように、本実施例の車両10では、ドア20に設けられた窓開口28bに、手動昇降式の窓ガラス32が採用されている。この窓ガラス32は、窓開口28bを閉鎖する上限位置と、窓開口28bを開放する下限位置との間で、ユーザによって上下方向へ直接的に操作される。窓ガラス32が下限位置にあるときは、窓ガラス32の下縁32aがロアサポート40の溝42内に収容されて、ストッパ部材50の当接面52に当接する。ストッパ部材50は、窓ガラス32よりも柔軟な材料で構成されている。従って、例えば窓ガラス32が勢いよく操作されたときや、窓ガラス32が自重によって落下したときでも、窓ガラス32が破損するといったことが回避される。
ストッパ部材50が、ロアサポート40の溝42内に位置していると、窓ガラス32の下縁32aが、ストッパ部材50から外れ難くなる。その一方で、ストッパ部材50が、ロアサポート40の溝42内に位置していると、ストッパ部材50の当接面52に、小石といった異物が載り易くなる。しかしながら、ストッパ部材50の当接面52は、上方へ突出するように湾曲しており、異物が留まり難い形状を有する。これにより、窓ガラス32とストッパ部材50との間に、異物が挟み込まれるといった事象を避けることができる。
当接面52の具体的な形状は特に限定されない。例えば、当接面52の曲率半径は、前後方向に沿って一定であってもよいし、前後方向に沿って連続的又は段階的に変化してもよい。また、当接面52の一部が、平坦面であってもよい。当接面52の上方への突出量、即ち、当接面52の上下方向における寸法H(図4参照)についても、特に限定されない。一例ではあるが、当該寸法Hは、3mm以上であってよく、5mm以上であってもよい。ストッパ部材50の具体的な形状は、窓ガラス32の厚みや重量に応じて設計されることができる。
本実施例の車両10では、ストッパ部材50の当接面52が、車両10の前後方向において湾曲している。即ち、ストッパ部材50の当接面52が、前後方向に沿って傾斜している。このような構成によると、車両10の加速や減速に起因する慣性力によって、当接面上の異物が排除されやすくなる。但し、他の実施形態として、ストッパ部材50の当接面52は、前後方向に加えて、又は代えて、左右方向に沿って湾曲していてもよい。
本実施例の車両10では、ストッパ部材50が、前端面54と後端面56とをさらに有する。前端面54は、ストッパ部材50の前端に位置しており、当接面52の前方側に位置している。後端面56は、ストッパ部材50の後端に位置しており、当接面52の後方側に位置している。前端面54及び後端面56のそれぞれは、前後方向に対して垂直な立接面となっている。このような構成によると、ロアサポート40の溝42内に異物が存在するときに、その異物が当接面52へ載り上がることを抑制することができる。ここで、前後方向に対して垂直とは、前後方向に対する角度が90度に限定されず、当該角度が90度±15度の範囲内であることを意味する。
本実施例の車両10では、ロアサポート40の溝42が、ストッパ部材50を挟んで対向する一対の側面42aを有する。そして、各々の側面42aとストッパ部材50との間には、隙間58が設けられていてもよい。このような構成によると、窓ガラス32の下縁32aがストッパ部材50へ当接したときに、ストッパ部材50の変形が、溝42の側面42aによって制限されることがない。但し、変形したストッパ部材50が、溝42の側面42aに当接するように設計されてもよい。変形したストッパ部材50を、溝42の側面42aへ意図的に当接させることによって、ストッパ部材50の過剰な変形を抑制することもできる。これらを考慮して、隙間58の寸法Cの大きさについては、適宜設計することができる。
本実施例の車両10では、窓ガラス32の下縁32aが、窓ガラス32の厚み方向において、下方へ突出するように湾曲している(図7参照)。これにより、仮に、窓ガラス32とストッパ部材50との間に、異物が挟み込まれたとしても、その異物が窓ガラス32の下縁32aの傾斜によって排除されやすい。これにより、窓ガラス32の破損が効果的に抑制される。
以上、実施形態について詳細に説明したが、これらは例示にすぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例をさまざまに変形、変更したものが含まれる。本明細書または図面に説明した技術要素は、単独あるいは各種の組み合わせによって技術有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組み合わせに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数の目的を同時に達成するものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
10:車両
12:車体
14f、14r:車輪
16:走行用モータ
18:バッテリユニット
20:ドア
22:窓枠
24、26:桟
28a、28b、28c:窓開口
30:第1の窓ガラス
32:第2の窓ガラス(手動昇降式の窓ガラス)
34:第3の窓ガラス
38:レール
40:ロアサポート
42:ロアサポートの溝
44:防振部材
50:ストッパ部材
52:ストッパ部材の当接面
54:ストッパ部材の前端面(立設面)
56:ストッパ部材の後端面(立設面)

Claims (9)

  1. 車体と、
    前記車体に対して開閉可能に設けられたドアと、
    前記ドア又は前記車体に設けられた窓枠と、
    前記窓枠に設けられた手動昇降式の窓ガラスであって、前記窓枠の開口を閉塞する上限位置と、前記窓枠の開口を開放する下限位置との間を移動可能に支持された窓ガラスと、
    前記窓ガラスが前記下限位置にあるときに、前記窓ガラスの下縁を受け入れる溝を有するロアサポートと、
    前記ロアサポートの前記溝内に位置するとともに、前記窓ガラスの下縁に当接する当接面を有し、前記当接面が上方へ突出するように湾曲している、ストッパ部材と、
    を備える車両。
  2. 前記ストッパ部材の前記当接面は、少なくとも前後方向において湾曲している、請求項1に記載の車両。
  3. 前記ストッパ部材は、前記当接面の前後方向の少なくとも一方側に、前記前後方向に対して垂直な立接面をさらに有する、請求項2に記載の車両。
  4. 前記ロアサポートの前記溝は、前記ストッパ部材を挟んで対向する一対の側面を有し、
    前記一対の側面の少なくとも一方と、前記ストッパ部材との間には、隙間が設けられている、請求項1から3のいずれか一項に記載の車両。
  5. 前記ストッパ部材の少なくとも一部は、前記窓ガラスよりも柔軟な材料で構成されている、請求項1から4のいずれか一項に記載の車両。
  6. 前記ストッパ部材の少なくとも一部は、ゴム材料で構成されている、請求項5に記載の車両。
  7. 前記窓枠は、前記ドアに設けられている、請求項1から6のいずれか一項に記載の車両。
  8. 前記窓ガラスには、ユーザが把持するノブが設けられている、請求項1から7のいずれか一項に記載の車両。
  9. 前記ノブには、前記ユーザによって操作される可動式のフックが設けられており、
    前記窓枠には、前記窓ガラスが前記上限位置にあるときに、前記フックと係合して前記窓ガラスをロックするフックレシーバが設けられている、請求項8に記載の車両。
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