JP2022020441A - 部品実装基板及びその製造方法 - Google Patents

部品実装基板及びその製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2022020441A
JP2022020441A JP2020123933A JP2020123933A JP2022020441A JP 2022020441 A JP2022020441 A JP 2022020441A JP 2020123933 A JP2020123933 A JP 2020123933A JP 2020123933 A JP2020123933 A JP 2020123933A JP 2022020441 A JP2022020441 A JP 2022020441A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
land
housing
component mounting
printed circuit
circuit board
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2020123933A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7462502B2 (ja
Inventor
広文 望月
Hirofumi Mochizuki
真吾 木田
Shingo Kida
祥朗 齋藤
Yoshiaki Saito
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
FDK Corp
Original Assignee
FDK Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by FDK Corp filed Critical FDK Corp
Priority to JP2020123933A priority Critical patent/JP7462502B2/ja
Publication of JP2022020441A publication Critical patent/JP2022020441A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7462502B2 publication Critical patent/JP7462502B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Electric Connection Of Electric Components To Printed Circuits (AREA)
  • Structures For Mounting Electric Components On Printed Circuit Boards (AREA)

Abstract

【課題】 非対称に配置されたリード端子を有する大型の電子部品を、プリント基板に表面実装する部品実装基板及びその製造方法を提供する。【解決手段】 部品実装基板1は、底面12aと側面12bとを含む筐体12と、その側面から突出するリード端子14と、を有する電子部品10と、その電子部品を実装するプリント基板20であって、絶縁基板21と、その表面21aに配置された第1のランド23と、ベース層24と、を有するプリント基板と、を備え、ベース層の第1のランド側に隣接して、ベース層の上面とは段差を有する段差領域27bが配置され、筐体の底面は、段差領域に配置された樹脂接着剤17により固定され、リード端子の先端部が、第1のランドに当接して半田19により固定され、筐体の底面の、大部分を除く、リード端子から遠い側に位置する遠端側の一部分だけが、ベース層の上に配置されている。【選択図】図2

Description

本発明は部品実装基板及びその製造方法に関し、特にプリント基板に電子部品が表面実装された部品実装基板及びその製造方法に関する。
電子機器モジュール及びそれらを搭載する部品実装基板の小型化及び軽量化の進展に伴い、搭載される半導体素子や電子コンポーネント等の個々の電子部品の小型化が推進されている。この種の部品実装基板においては、搭載されるモジュールや電子部品の小型化に見合った高密度実装を実現するために、プリント基板の両面のそれぞれに電子部品を表面実装する技術が採用されている。
部品実装基板に実装される電子部品、例えば集積回路、容量素子、抵抗素子、発光素子、コネクタ、及び各種フィルタ等は、その電気特性に応じて様々な大きさを有する。その中で、リフロー工程の間に溶融した半田の表面張力だけでは保持することが困難な大型で重い部品については、挿入実装されることが一般的であった。しかしながら、部品実装基板の高密度化を推進するため、大型で重い部品であっても表面実装することが求められている。
例えば、そのような部品として、ライトアングルピンヘッダやピンソケットがある。このピンヘッダを表面実装するためには、その筐体を樹脂接着剤によりプリント基板に固定して重量を支える必要がある。その1つの方法として、半田リフローの熱処理の間に熱硬化性の樹脂接着剤を硬化させて筐体をプリント基板に固定する技術が、採用されている。
このように、1度の熱処理の間に樹脂接着剤の硬化及び半田リフローの両方を行うためには、プリント基板の所定の位置に硬化前の樹脂接着剤が塗布され、且つ、リード端子を半田付けするランドに半田ペーストが印刷された状態で、その筐体が硬化前の樹脂接着剤を押し拡げて着接し、更に、リード端子がランドを覆う半田ペーストに没入するように、ピンヘッダをプリント基板に載置する必要がある。
ピンヘッダは、例えば、直方体からなる筐体の1つの側面に外部機器とのコネクト用のピン端子が配置され、その反対側のもう1つの側面にプリント基板へ半田付けするリード端子が配置される構造を有する。このピンヘッダの筐体をマウンタで吸着して保持し、プリント基板に載置するときには、まず、筐体が硬化前の樹脂接着剤に接触すると共に、リード端子が半田ペーストに接触する。そして、その状態から、更に筐体を押圧して載置することになる。
このとき、ピンヘッダの筐体を載置するプリント基板の表面が、例えば図14に示すように、平坦面であると、リード端子が半田ペーストに十分に没入される前に、ピン端子側の側面が下がる方向に傾き、ピン端子側の筐体の下端部がプリント基板の表面に当接した時点で押圧が停止し、ピンヘッダが傾いたままの状態で載置される現象が生じる。
ピンヘッダが傾いて載置されたまま半田のリフローを行うと、半田が溶融する間に、樹脂接着剤が熱硬化しピンヘッダが傾いたまま固定される。一方、半田への没入が不充分なリード端子は、半田が溶融するときに半田がリード端子から乖離し、プリント基板のランドにリード端子が電気的に接続されない不良を誘発する虞がある。
このような課題を鑑みて、本発明では、非対称に配置されたリード端子を有する大型の電子部品、例えば、ライトアングルピンヘッダを、プリント基板に接着して固定すると共に、リード端子を確実にランドに接続して表面実装する部品実装基板及びその製造方法を提供することを目的とする。
1つの態様の部品実装基板は、底面と側面とを含む筐体と、その筐体の側面から突出するリード端子と、を有する電子部品と、その電子部品を実装するプリント基板であって、絶縁基板と、絶縁基板の表面に配置された第1のランドと、第1のランドから離間してその表面に配置されたベース層とを有するプリント基板と、を備え、ベース層の第1のランド側に隣接して、ベース層の上面とは段差を有する段差領域が配置され、筐体の底面は、段差領域に配置された樹脂接着剤により固定されるとともに、リード端子の先端部が、第1のランドに当接して半田により固定され、筐体の底面の、大部分を除く、リード端子から遠い側に位置する遠端側の一部分だけが、ベース層の上に配置されている、ことを特徴とする。
他の態様の部品実装基板の製造方法は、底面と側面とを含む筐体と、その筐体の側面から突出するリード端子とを有する電子部品を、プリント基板に表面実装する部品実装基板の製造方法であって、その表面に、第1のランドと、第1のランドから離間する第2のランドと、を有し、ソルダーレジスト塗布前のプリント基板を準備するステップと、第2のランドを覆うソルダーレジストを形成し、プリント基板に段差を形成するステップと、第1のランドを覆う半田ペーストを塗布するステップと、第1のランドと第2のランドとの間において、プリント基板の表面の第2のランドに隣接する位置に熱硬化樹脂を塗布するステップと、筐体の底面が第2のランドを覆うソルダーレジストに当接して熱硬化樹脂に着接し、リード端子が半田ペーストに没入するように、電子部品の筐体を押圧して、電子部品をプリント基板に載置するステップと、熱硬化樹脂を硬化させ、半田ペーストをリフローさせる熱処理を施すステップと、を備えることを特徴とする。
本開示の部品実装基板及びその製造方法によれば、非対称に配置されたリード端子を有する大型の電子部品、例えば、ライトアングルピンヘッダを、プリント基板に接着して固定すると共に、リード端子を確実にランドに接続して表面実装する部品実装基板及びその製造方法を提供する、という効果を奏することができる。
図1は、部品実装基板の一実施形態の平面図である。 図2は、図1の線分A-A´に沿った断面図である。 図3は、部品実装基板の一実施形態の電子部品の平面図である。 図4は、部品実装基板の一実施形態の電子部品の断面図である。 図5は、部品実装基板の一実施形態のプリント基板の平面図である。 図6は、部品実装基板の製造方法の製造工程順の断面図である。 図7は、部品実装基板の製造方法の製造工程順の断面図である。 図8は、部品実装基板の製造方法の製造工程順の断面図である。 図9は、部品実装基板の製造方法の製造工程順の断面図である。 図10は、部品実装基板の製造方法の製造工程順の断面図である。 図11は、部品実装基板の製造方法の製造工程順の断面図である。 図12は、部品実装基板の製造方法の製造工程順の断面図である。 図13は、部品実装基板の製造方法の製造工程順の断面図である。 図14は、従来の部品実装基板の平面図である。
以下、図面に基づき本発明の実施形態について説明する。
図1に、一実施形態の部品実装基板1の平面図を示す。図2は、図1の線分A-A´に沿った断面図である。部品実装基板1は、プリント基板20に電子部品10を表面実装して構成される。
電子部品10は、筐体12を有する。筐体12は、底面12aと側面12bとを含み、側面12bから、リード端子14が突出している。プリント基板20は、絶縁基板21を基体とし、その表面に第1のランド23及びベース層24が配置されている。第1のランド23とベース層24とは互いに離間している。第1のランド23とベース層24との間には、第1のランド23側に隣接して、ベース層24の上面とは段差xを有する段差領域27bが配置されている。
電子部品10のリード端子14は、プリント基板20に配置された第1のランドのそれぞれに、半田19を介して、電気的に接続されると共に機械的に固定されている。これらのリード端子14を通じて、電子部品10とプリント基板20との間で電源の供給や信号の伝達を行うことができる。
電子部品10の筐体12は、その底面12aのうち、リード端子14から遠い側に位置する遠端側のごく一部分12a1だけがベース層24に当接して載置されている。底面12aの大部分は、段差領域27bの上方を覆っており、底面12aは段差領域27bとは離間しており接触はしない。又、底面12aの遠端側もベース層24に当接するものの固定はされていない。
底面12aと段差領域27bは、樹脂接着剤17により互いに固定されている。筐体12の側面12bから突出して延在するリード端子14の先端部は第1のランド23に半田19により固定されているもものの、電子部品10の重量全体を保持するためには、筐体12を樹脂接着剤17で直接プリント基板20(段差領域27b)に固定することが好ましい。特に、両面に部品を表面実装する基板では、半田19を再溶融させることがあり、その場合は筐体12を樹脂接着剤17でプリント基板20にあらかじめ固定しておくことが必須である。又、樹脂接着剤17は熱硬化樹脂であって良い。
図3は、電子部品10の平面図である。又、図4は、図3に記載された線分A-A´に沿った断面図である。
電子部品10は、例えばピンヘッダであって良い。その筐体12は、概ね直方体形状を有するモールド樹脂からなる。筐体12の側面12bから突出したリード端子14は屈曲しながら延伸する。リード端子14の先端部には、一定の長さの直線形状部分がある。直線形状とすることにより第1のランド23との接触長を大きくし、リード端子14と第1のランド23の間の電気抵抗のばらつきを低減すると共に、半田19による機械的な固定強度も安定化することができる。
又、リード端子14は、筐体12から一方向のみに突出する。リード端子14が突出する側面12bとは異なる側面12cからはピン端子15が突出して延伸している。ピン端子15は、例えば、部品実装基板1の外部と電気的接続を構成するためのソケットを接続する端子であり、その全体がプリント基板20とは離間し、直接接触することはない。電子部品10の仕様によっては、ピン端子15はプリント基板20の縁から外側に突出し得る。
図5は、プリント基板20の平面図であり、部品実装基板1の断面図である図2も参照して、以下、プリント基板20について説明する。プリント基板20は、絶縁基板21とその表面21aに配置された第1のランド23を有する。プリント基板20の表面は、一般に絶縁性のソルダーレジスト27で覆われている。例えば、ソルダーレジストに開口27aを設けることで、第1のランド23の一部又は全部が露出される。
ベース層24は、絶縁基板21の表面21aに、第1のランド23とは離間した第2のランド26を配置し、その第2のランド26をソルダーレジスト27で覆うことで構成することができる。又、段差領域27bは、ソルダーレジスト27の一部に開口を設けることで構成することができる。このとき、段差領域27bでは、絶縁基板21の表面21aが露出する。加えて、段差領域27bを配置する領域は、大面積の第2のランド26に開口を設けることにより画定することができる。そのとき、ソルダーレジスト27の開口からなる段差領域27bと第1のランド23との間には、第2のランド26の一部であるダミー部分25が残存していてもよい。
一般に、電子部品10の筐体12の底面12aと、リード端子14の先端の直線部分とは同一平面上にある。従って、ベース層24と第1のランド23のそれぞれの絶縁基板21の表面21aからの高さ(厚さ)が同等であれば、筐体12の底面12aと絶縁基板21の表面21aとが互いに平行をなすように、電子部品10をプリント基板20に実装することができる。
また、電子部品10のリード端子14の先端の直線部分の全体が第1のランド23に接することが理想的であるが、リード端子14の形状によっては、リード端子14の先端部と第1のランド23との間には多少の半田が挟まることは不可避である、このことを考慮すると、ベース層24の厚さは第1のランド23の厚さよりも大きいことが好ましい。
図6~図13は、部品実装基板の製造方法の実施形態の工程順の断面図である。
まず、図6に示すソルダーレジストを形成する前のプリント基板20を準備する。このプリント基板20は、絶縁基板21を基体とし、その絶縁基板21の表面21aに第1のランド23及び第2のランド26が互いに離間して配置されている。第1のランド23及び第2のランド26は、絶縁基板21の表面21a全体に銅をめっきし、不要部分を除去することにより形成することができる。
図7は、ソルダーレジスト27を形成した後の状態のプリント基板20の断面図である。絶縁基板21の表面21a、第1のランド23、及び第2のランド26を覆うソルダーレジスト27を塗布する。そして、そのソルダーレジスト27に、第1のランド23の一部又は全部を露出させるランド開口部27a及び第1のランド23と第2のランド26との間で絶縁基板21の表面21aを露出させる段差領域27bを構成する開口を設ける。
このソルダーレジスト27は、フォトリソグラフィ法を用いて、プリント基板20の全体ソルダーレジシトを塗布し、所定の位置のソルダーレジストを除去してランド開口部27a及び段差領域27bのソルダーレジストを除去することで形成されてよい。又、ランド開口部27a及び段差領域27bを開口するパターンが形成されたスクリーンマスクを用いて、ランド開口部27a及び段差領域27bを除いた部分に選択的にソルダーレジストを塗布する方法を用いてもよい。なお、ここまではプリント基板の製造プロセスの過程で実施される。
続いて、半田ペースト18を塗布する。図8は、第1のランド23に半田ペースト18を塗布した後のプリント基板20の断面図である。半田ペースト18は、第1のランド23の所定の部分に選択的に塗布するこができる。例えば、第1のランド23に対応する位置に開口が設けられたメタルマスクをプリント基板20に載置し、メタルマスク上に供給された半田ペーストを、スキージを摺動させてメタルマスクの開口内に充填することで、選択的に塗布し得る。
次に、樹脂接着剤17を塗布する。図9は、樹脂接着剤17を塗布した後のプリント基板20の断面図である。樹脂接着剤17、例えば、熱硬化樹脂は、第1のランド23と第2のランド26との間の段差領域27bに形成される。
樹脂接着剤17は、段差領域27b内の絶縁基板21の表面21aの表面の所定の位置、例えば、ベース層24に隣接する位置に、ディスペンサの吐出口から所定の量を吐出して形成することができる。ディスペンサから吐出された状態では、樹脂接着剤17は、絶縁基板21の表面21aから上方に突起する半球状の断面形状を有する。この半球状の樹脂接着剤17は、段差領域27b内の複数個所に形成されてもよい。この樹脂接着剤17は、加熱することにより化学反応を生じて固化する熱硬化性であることが好ましい。
ここて、樹脂接着剤17は、ソルダーレジスト27の上面よりも上方に突出するように塗布することが必要である。換言すれば、突出する高さは、段差領域27bの深さ、すなわち、第2のランド26の膜厚とそれを覆うソルダーレジスト27の膜厚との合計よりも十分に高くなければならない。その理由は以下のとおりである。
電子部品10は、図2を用いて説明したように、その底面12aの遠端部12a1が、第2のランド26を覆うソルダーレジスト27の表面に当接する。そして、底面12aのその他の部分は、ソルダーレジスト27の表面に当接した部分から、段差領域27bの上方を覆うように載置されている。そして、このような状態で、底面12aの段差領域27bの上方を覆う部分と絶縁基板21の表面21aとが樹脂接着剤17で固定されなければならないからである。
次に、図10~図13を参照して、電子部品10をプリント基板20に載置するステップについて説明する。電子部品10は、マウンタを用いてプリント基板20に載置される。まず、電子部品10を、マウンタのマウンタノズル30で筐体12を真空吸着して保持する。そして、プリント基板20の上方の所定の位置に移動させる。その状態を、図10に示す。
次に、所定の位置へ移動した電子部品10をマウンタノズル30で保持したまま、プリント基板20に向かって降下させていく。そうすると、リード端子14の先端部がまず半田ペースト18に接触する。更に降下させると、リード端子14の先端部が半田ペースト18に載ったままの状態で、電子部品10が傾きながら、その筐体12の底面12aの遠端部12a1が、第2のランド26を覆うソルダーレジスト27の表面に当接する。その状態を、図11に示す。
当接するまでの間に、底面12aと樹脂接着剤17が接触し、続いて、底面12aが樹脂接着剤17を押し拡げて着接した状態になっていることが好ましい。又、一時的な電子部品10の傾きは、マウンタノズル30による筐体12の真空吸着に不具合が生じない範囲で許容し得る。
ここで、半田ペースト18は、一時的に表面実装部品を保持し得る粘性を有する。それ故、リード端子14だけが半田ペースト18に接触し、それ以外に電子部品10を保持する構造物がない状態において、電子部品10の平行を維持したまま、半田ペースト18の粘性に打ち勝って、リード端子14をその内部へ没入させながら降下させることは困難である。従って、一時的に電子部品10が傾いた状態になる。
しかし、図11に示されるように、第2のランド26を覆うソルダーレジスト27の表面に当接しているのは、筐体12の底面12aのごく一部である遠端部12a1だけである。一方、底面12aの大部分は、段差領域27bから離間してその上方に位置する。従って、図12に示されるように、マウンタノズル30により筐体12を更に押下することにより、底面12aの遠端部12a1がソルダーレジスト27の表面に当接した位置を中心として、リード端子14が図面上で下方に下がる方向に電子部品10を回動可能であり、リード端子14を半田ペースト18に十分に没入させることができる。マウンタノズル30により押下する位置は、平面視において、プリント基板20がソルダーレジスト27で覆われていない領域にあることが好ましい。
ここで、樹脂接着剤17、例えば、熱硬化樹脂の粘性は、リード端子14を半田ペースト18に没入させるために必要な押圧力より、十分に小さい力で押し拡げることが可能な範囲にあることが好ましい。
図13は、電子部品10をプリント基板20に載置して半田リフローを行った後の部品実装基板1の断面図である。部品実装基板1の断面図である。図11の状態から、熱処理を施して、半田ペースト18をリフローして半田19とし、リード端子14を第1のランド23に、電気的に導通した状態で機械的に固定する。同時に、熱硬化樹脂からなる樹脂接着剤17を硬化させて、電子部品10の筐体12を絶縁基板21の表面21a、すなわち、プリント基板20に固定する。
樹脂接着剤17は、半田ペースト18の溶融温度よりも低い温度で硬化する熱硬化樹脂としてよい。半田リフロー工程は、まず、熱硬化樹脂が硬化する温度で保持して、電子部品10の筐体12をプリント基板20にあらかじめ固定し、その後、温度を上昇させ半田ペースト18を溶融させる、という熱シーケンスで行うことができる。
以上説明したとおり、本発明の部品実装基板及びその製造方法によれば、非対称に配置されたリード端子を有する大型の電子部品、例えばライトアングルピンヘッダを、プリント基板に接着して固定すると共に、リード端子を確実にランドに接続して表面実装する部品実装基板及びその製造方法を提供する。
1 部品実装基板
10 電子部品
12 筐体
12a 底面
12a1 遠端部
12a2 近端部
12b、12c 側面
14 リード端子
15 ピン端子
17 樹脂接着剤
18 半田ペースト
19 半田
20 プリント基板
20a プリント基板の終端
21 絶縁基板
21a 表面
23 第1のランド
24 ベース層
25 ダミー部分
26 第2のランド
27 ソルダーレジスト
27a ランド開口部
27b 段差領域

Claims (13)

  1. 底面と側面とを含む筐体と、前記筐体の前記側面から突出するリード端子と、を有する電子部品と、
    前記電子部品を実装するプリント基板であって、絶縁基板と、前記絶縁基板の表面に配置された第1のランドと、前記第1のランドから離間して前記表面に配置されたベース層とを有するプリント基板と、
    を備え、
    前記ベース層の前記第1のランド側に隣接して、前記ベース層の上面とは段差を有する段差領域が配置され、
    前記筐体の底面は、前記段差領域に配置された樹脂接着剤により固定されるとともに、前記リード端子の先端部が、前記第1のランドに当接して半田により固定され、
    前記筐体の底面の、大部分を除く、前記リード端子から遠い側に位置する遠端側の一部分だけが、前記ベース層の上に配置されている、部品実装基板。
  2. 前記ベース層は、前記絶縁基板の前記表面に配置された第2のランドと、前記第2のランドを覆うソルダーレジストからなる、請求項1に記載の部品実装基板。
  3. 前記ベース層の厚さは、前記第1のランドの厚さよりも大きい、請求項2に記載の部品実装基板。
  4. 前記段差領域は、前記ソルダーレジストの開口部からなり、前記段差領域では前記絶縁基板の前記表面が露出している、請求項2又は3に記載の部品実装基板。
  5. 前記筐体の前記底面と前記絶縁基板の前記表面とは概ね平行である、請求項1から4までのいずれか1項に記載の部品実装基板。
  6. 前記樹脂接着剤は、前記段差領域において、前記絶縁基板の前記表面に配置される、請求項4又は5に記載の部品実装基板。
  7. 前記樹脂接着剤は熱硬化樹脂からなる、請求項1から6までのいずれか1項に記載の部品実装基板。
  8. 前記リード端子は、前記筐体の前記側面から一方向のみに突出する、請求項1から7までのいずれか1項に記載の部品実装基板。
  9. 前記電子部品は、前記筐体から前記リード端子が突出する方向とは異なる方向に突出し、前記プリント基板とは直接接触しないピン端子を、更に有する、請求項1から8までのいずれか1項に記載の部品実装基板。
  10. 前記電子部品の前記ピン端子は、前記プリント基板の縁の外側に突出している、請求項9に記載の部品実装基板。
  11. 底面と側面とを含む筐体と、前記筐体の前記側面から突出するリード端子とを有する電子部品を、プリント基板に表面実装する部品実装基板の製造方法であって、
    表面に、第1のランドと、前記第1のランドから離間する第2のランドと、を有し、ソルダーレジスト塗布前のプリント基板を準備するステップと、
    前記第2のランドを覆うソルダーレジストを形成し、プリント基板に段差を形成するステップと、
    前記第1のランドを覆う半田ペーストを塗布するステップと、
    前記第1のランドと前記第2のランドとの間において、前記プリント基板の前記表面の前記第2のランドに隣接する位置に熱硬化樹脂を塗布するステップと、
    前記筐体の前記底面が前記第2のランドを覆う前記ソルダーレジストに当接して前記熱硬化樹脂に着接し、前記リード端子が前記半田ペーストに没入するように、前記電子部品の前記筐体を押圧して、前記電子部品を前記プリント基板に載置するステップと、
    前記熱硬化樹脂を硬化させ、前記半田ペーストをリフローさせる熱処理を施すステップと、を備える部品実装基板の製造方法。
  12. 前記電子部品の前記筐体を押圧する位置は、平面視において、前記プリント基板の前記ソルダーレジストで覆われていない領域にある、請求項11に記載の部品実装基板の製造方法。
  13. 前記電子部品の前記筐体を押圧するとき、前記電子部品は、前記筐体の前記底面が前記ソルダーレジストに当接する位置を中心にして回動可能である、請求項12に記載の部品実装基板の製造方法。
JP2020123933A 2020-07-20 2020-07-20 部品実装基板及びその製造方法 Active JP7462502B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020123933A JP7462502B2 (ja) 2020-07-20 2020-07-20 部品実装基板及びその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020123933A JP7462502B2 (ja) 2020-07-20 2020-07-20 部品実装基板及びその製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2022020441A true JP2022020441A (ja) 2022-02-01
JP7462502B2 JP7462502B2 (ja) 2024-04-05

Family

ID=80216263

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020123933A Active JP7462502B2 (ja) 2020-07-20 2020-07-20 部品実装基板及びその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7462502B2 (ja)

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011222363A (ja) 2010-04-12 2011-11-04 Fdk Corp 端子、電子回路部品
JP6660020B2 (ja) 2016-12-15 2020-03-04 豊田合成株式会社 電子装置
US11096285B2 (en) 2017-07-11 2021-08-17 Hitachi Automotive Systems, Ltd. Electronic circuit substrate

Also Published As

Publication number Publication date
JP7462502B2 (ja) 2024-04-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7506437B2 (en) Printed circuit board having chip package mounted thereon and method of fabricating same
US6519161B1 (en) Molded electronic package, method of preparation and method of shielding-II
US8338715B2 (en) PCB with soldering pad projections forming fillet solder joints and method of production thereof
US5172852A (en) Soldering method
JP2004506309A (ja) モールドされた電子パッケージ、製作方法およびシールディング方法
JP2007123591A (ja) プリント回路板、プリント回路板の製造方法および電子機器
US20120043371A1 (en) Wiring substrate manufacturing method
KR20110040756A (ko) 프린트 배선판, 프린트 배선판의 제조 방법 및 전자 기기
JP5061668B2 (ja) 2種類の配線板を有するハイブリッド基板、それを有する電子装置、及び、ハイブリッド基板の製造方法
JP7462502B2 (ja) 部品実装基板及びその製造方法
JP2007059588A (ja) 配線基板の製造方法および配線基板
KR20140026127A (ko) 인쇄회로기판 제조 방법
KR101109240B1 (ko) 반도체 패키지 기판의 제조방법
US20050224254A1 (en) Electronic device having side electrode, method of manufacturing the same, and apparatus using the same
US20110155450A1 (en) Printed circuit board and electronic apparatus
JPH0685425A (ja) 電子部品搭載用基板
JP2021114495A (ja) モジュール及びその製造方法
US20050170627A1 (en) Interconnect apparatus, system, and method
JP4381657B2 (ja) 回路基板および電子部品実装方法
JP2001102738A (ja) 電子部品実装半田付け方法
JP2004303944A (ja) モジュール基板及びその製造方法
JP2002198639A (ja) プリント配線板とその製造方法および電子部品の実装方法
US20230232533A1 (en) Board edge electrical contact structures
WO2024098716A1 (zh) 电子装联方法、电路板组件及通信设备
EP2134146A1 (en) Printed circuit board assembly and a method of assembling thereof

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20230607

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20240105

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20240105

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20240220

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20240319

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20240326

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7462502

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150