JP2022019384A - 光コネクタ及び光コネクタモジュール - Google Patents

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Abstract

Figure 2022019384000001
【課題】光伝送路に対する光コネクタの位置ずれを抑制して所望の光学特性を維持可能な光コネクタを提供する。
【解決手段】光コネクタ20は、基体11及び基体に積層される光導波部12を有する光伝送路10に対して取り付けられる光コネクタであって、光伝送路に載置される第1基部21と、第1基部に形成され、光伝送路の載置面に当接する当接部213と、第1基部において当接部と異なる領域に形成され、光伝送路の表面と離間する接着部214と、を備え、接着部と光伝送路の表面との間には、光コネクタを光伝送路に取り付ける剤料Aが介在する空間S2が形成される。
【選択図】図7

Description

本開示は、光コネクタ及び光コネクタモジュールに関する。
従来、光伝送路同士を光結合するための光コネクタが知られている。例えば、特許文献1には、光ファイバと光導波路との結合損失を抑制するためにレンズ部材を設けることが開示されている。
特開2016-009081
光伝送路に対して光コネクタを取り付けるとき、一例として、複数の工程を含む実装方法が実施される。このような実装方法は、例えば、光コネクタを光伝送路に対して位置決めする位置決め工程、及び接着の機能や屈折率調整の機能を有する接着剤を光コネクタと光伝送路との間に流し込み光コネクタを光伝送路に対して固定する固定工程を含む。
しかしながら、固定工程における接着剤の表面張力及び量によっては、接着剤が、光コネクタと光伝送路との間で本来の設計上では流れ込まないような箇所に流れ込む可能性がある。これにより、光伝送路に対する光コネクタの本来の設計上の位置がずれ、光伝送路に取り付けられた光コネクタが所望の光学特性を有さない可能性もある。
このような問題点に鑑みてなされた本開示の目的は、光伝送路に対する光コネクタの位置ずれを抑制して所望の光学特性を維持可能な光コネクタ及び光コネクタモジュールを提供することにある。
上記課題を解決するために、本開示の一実施形態に係る光コネクタは、
基体及び前記基体に積層される光導波部を有する光伝送路に対して取り付けられる光コネクタであって、
前記光伝送路に載置される第1基部と、
前記第1基部に形成され、前記光伝送路の載置面に当接する当接部と、
前記第1基部において前記当接部と異なる領域に形成され、前記光伝送路の表面と離間する接着部と、
を備え、
前記接着部と前記光伝送路の表面との間には、前記光コネクタを前記光伝送路に取り付ける剤料が介在する空間が形成される。
上記課題を解決するために、本開示の一実施形態に係る光コネクタモジュールは、
上記の光コネクタと、
前記基体及び前記基体に積層される前記光導波部を有する前記光伝送路と、
前記光コネクタを前記光伝送路に取り付ける前記剤料と、
を備える。
本開示の一実施形態に係る光コネクタ及び光コネクタモジュールによれば、光伝送路に対する光コネクタの位置ずれを抑制して所望の光学特性を維持可能にする。
一実施形態に係る光コネクタを含む光コネクタモジュールを上面視で示した外観斜視図である。 図1の光伝送路単体を拡大して上面視で示した外観斜視図である。 図1の光コネクタ単体を示した外観斜視図である。 図1のIV-IV矢線に沿う断面図である。 図4の破線囲み部Vを拡大した拡大図である。 図5の破線囲み部VIをさらに拡大した拡大図である。 図1の光コネクタモジュールの断面を正面から模式的に示した図である。 図1の光コネクタモジュールの変形例を模式的に示した図7に対応する図である。
以下、添付図面を参照しながら本開示の一実施形態について詳細に説明する。以下の説明中の前後、左右、及び上下の方向は、図中の矢印の方向を基準とする。各矢印の方向は、図1乃至図8において、異なる図面同士で互いに整合している。
図1は、一実施形態に係る光コネクタ20を含む光コネクタモジュール1を上面視で示した外観斜視図である。図1を参照しながら、光コネクタモジュール1の構成及び機能に関する概略を説明する。
光コネクタモジュール1は、光伝送路10と、光伝送路10と光学的に結合する光コネクタ20と、光伝送路10と光コネクタ20との間の第1空間S1の屈折率を調整する接着剤30と、を有する。光コネクタモジュール1は、光コネクタ20を光伝送路10に取り付ける後述の剤料Aを有する。
光コネクタ20は、複数の工程を含む実装方法に基づき光伝送路10に対して取り付けられる。実装方法は、例えば、光コネクタ20を光伝送路10に対して載置した状態で位置決めする第1工程を含む。
実装方法は、例えば、図1の左右方向に沿った矢印で示すとおり、第1工程において位置決めされた光コネクタ20の左右両側から光コネクタ20と光伝送路10との間に剤料を塗布する第2工程を含む。第2工程は、このような剤料を用いて光コネクタ20を光伝送路10に対して固定するための工程である。本明細書において、「剤料」は、例えば、接着の機能を有する任意の充填剤を含む。例えば、剤料は、接着剤を含む。
実装方法は、例えば、図1の上方向に沿った矢印で示すとおり、第2工程において光伝送路10に対し固定された光コネクタ20の下方から、光伝送路10と光コネクタ20との間に形成されている第1空間S1に接着剤30を流し込む第3工程を含む。接着剤30は、光コネクタ20を光伝送路10に対して固定するための接着の機能と第1空間S1における屈折率を調整する機能とを有する。すなわち、第3工程は、このような接着剤30を用いて光コネクタ20を光伝送路10に対して固定するための工程である。
光コネクタモジュール1は、例えば、光ファイバ及び光導波路等の他の光伝送路と光学的に結合する。例えば、光コネクタモジュール1は、光伝送路10に対して取り付けられている光コネクタ20が光ファイバを保持したフェルールと接続されることで、光伝送路10と光ファイバとの間の光結合を可能とする。例えば、光コネクタモジュール1は、光伝送路10に対して取り付けられている光コネクタ20が、同じく光導波路に対して取り付けられている他の光コネクタと接続されることで、光伝送路10と光導波路との間の光結合を可能とする。
図2は、図1の光伝送路10単体を拡大して上面視で示した外観斜視図である。図2を参照しながら、光伝送路10の構成について主に説明する。一実施形態では、光伝送路10は、基体11と、基体11に積層される光導波部12と、を有する。
光伝送路10は、例えば、リジッド式のプリント配線基板により構成されている基体11と、基体11の上面に積層される光導波部12と、を有する。光導波部12は、例えば、基体11の上面から上方に突出するように凸字状に形成されている。光導波部12は、例えば、光コネクタ20と光結合するために、端面が基体11の端面と一致するように形成されている。光導波部12の端面は、例えば、基体11の端面に沿って平面状に形成されている。光導波部12の導波モードは、シングルモード及びマルチモードのいずれであってもよい。
光導波部12は、基体11と直交する積層方向において基体11に積層されているコア121及びクラッド122を有する。より具体的には、光導波部12は、基体11の上面に積層されている第1クラッド122aと、第1クラッド122a上に積層されているコア121と、第1クラッド122aと共にコア121を積層方向に挟み込んでコア121を囲む第2クラッド122bと、を有する。
コア121は、左右方向に所定の間隔で互いに離間するように複数形成されている。各コア121は、前後方向に延伸する。コア121及びクラッド122は、例えば石英系のガラス等の適宜な材料により形成されている。コア121の屈折率は、クラッド122の屈折率よりも高い。以下では、光導波部12は、例えば、埋め込み型の光導波路であるとして説明するが、これに限定されない。光導波部12は、スラブ型及び半埋め込み型等の適宜な方式の光導波路であってもよい。
光伝送路10は、例えばフォトリソグラフィーを用いて製造される。第1クラッド122a、コア121、及び第2クラッド122bの順番で、製造方法が実施される。すなわち、光伝送路10の製造方法は、光導波部12を構成する第1クラッド122aを、基体11と直交する積層方向において基体11上に積層する工程を含む。続いて、光伝送路10の製造方法は、光導波部12を構成するコア121を、第1クラッド122a上に積層する工程を含む。続いて、光伝送路10の製造方法は、光導波部12を構成する第2クラッド122bを、第1クラッド122aと共にコア121を積層方向に挟み込むように積層する工程を含む。
図3は、図1の光コネクタ20単体を示した外観斜視図である。図3を参照しながら、図1の光コネクタ20の構成の一例について主に説明する。
光コネクタ20は、例えば、透光性の樹脂材料によりL字状に形成されている。例えば、光コネクタ20は、光導波部12のコア121の屈折率に近似する屈折率を有する材料により形成されている。
光コネクタ20は、前後方向に延在する第1基部21を有する。光コネクタ20は、第1基部21の左右方向における下面211中央部から第1基部21における上方向、すなわち内側に向けて一段凹んだ凹部212を有する。
光コネクタ20は、第1基部21における下面211から上下方向における外側に一段突出した当接部213を有する。当接部213は、凹部212に対して左右両側に位置する。当接部213は、第1基部21の下方向における最下部、すなわち第1基部21の先端に位置する当接面213aを含む。当接面213aは、第1基部21において光伝送路10側に最も突出した位置に形成されている。当接面213aは、第1基部21において下方の先端面を構成する。当接部213及び当接面213aは、第1基部21の略全体にわたって前後方向に延在する。
光コネクタ20は、第1基部21において当接部213と異なる領域に形成されている第1接着部214を有する。第1接着部214は、第1基部21における下面211の一部を含む。第1接着部214は、当接部213よりも左右方向の外側で、凹部212に対して左右両側に位置する。第1接着部214は、第1基部21において当接面213aに対し一段上方向、すなわち一段内側に位置する接着面214aを含む。接着面214aは、第1基部21において当接面213aに対し光伝送路10と反対側に位置する。第1基部21において、接着面214aは、当接面213aよりも面積が広い。第1接着部214及び接着面214aは、第1基部21の全体にわたって前後方向に延在する。
光コネクタ20は、第1基部21の側端部を構成する側壁215を有する。側壁215は、凹部212に対して左右両側に位置する。第1接着部214は、側壁215に形成されている。第1接着部214の接着面214aは、側壁215の下面、すなわち下面211の一部を構成する。側壁215は、後述する第2基部22に対して左右方向の両側に突出する。側壁215は、第1基部21の側端部において、第1基部21の全体にわたって前後方向に延在する。
光コネクタ20は、第1基部21において当接部213と第1接着部214とを隔てるように形成されている逃げ凹部216を有する。逃げ凹部216は、例えば逃げ溝として溝状に形成されている。逃げ凹部216は、当接部213と第1接着部214との間に挟まれ、凹部212に対して左右両側に位置する。逃げ凹部216は、第1基部21の全体にわたって前後方向に延在する。
光コネクタ20は、側壁215と共に当接部213を挟むように第1基部21に凹設されている位置決め部217を有する。別の観点では、位置決め部217は、当接部213の中央部に凹設されている。位置決め部217は、凹部212に対して左右両側に位置する。位置決め部217は、第1基部21の全体にわたって前後方向に延在する。位置決め部217は、後述する第2基部22の貫通孔221から連続して第1基部21の後端まで形成されている。位置決め部217は、断面視で半円状に形成されている凹部である。貫通孔221と位置決め部217とは、互いに同心円状に形成されている。
光コネクタ20は、L字状に形成され、第1基部21の延在方向に直交する方向に第1基部21から張り出した第2基部22を有する。第2基部22は、第1基部21の前方に突出し、第1基部21と連続するように形成されている。第2基部22は、第1基部21から下方に張り出すように形成されている。
光コネクタ20は、第2基部22の前面から後面まで貫通する、断面視で円形状の貫通孔221を有する。貫通孔221は、第1基部21の位置決め部217に対応させて、第1基部21の凹部212に対して左右両側に位置するように、第2基部22の左右両端に形成されている。
光コネクタ20は、第2基部22の内面を第1側面A1まで切り欠いた第1切欠部222を有する。第1切欠部222は、凹形状として形成されている。光コネクタ20は、第1切欠部222を構成する上下左右の4つの側面と、第1側面A1と、第1切欠部222の直下に位置する第2基部22の内面とにより構成される第2接着部223を有する。
光コネクタ20は、第2基部22の外面を第2側面A2まで切り欠いた第2切欠部224を有する。第2切欠部224は、凹形状として形成されている。
光コネクタ20は、第1切欠部222の一部を構成する第1側面A1に設けられている第1レンズ部225を有する。第1レンズ部225は、複数の曲率するレンズ225aにより構成される。第1レンズ部225を構成するレンズ225aの数は、光伝送路10のコア121の数に対応する。
光コネクタ20は、第2切欠部224の一部を構成し、光の伝搬方向において第1側面A1と反対側に位置する第2側面A2に設けられている第2レンズ部226を有する。第2レンズ部226は、複数の曲率するレンズ226aにより構成される。第2レンズ部226を構成するレンズ226aの数は、光伝送路10のコア121の数に対応する。
図4は、図1のIV-IV矢線に沿う断面図である。図5は、図4の破線囲み部Vを拡大した拡大図である。図6は、図5の破線囲み部VIをさらに拡大した拡大図である。図4乃至図6を参照しながら、接着剤30に関する構成及び機能、並びに光コネクタ20の光学的な機能について主に説明する。
図1に示すとおり、光コネクタ20は、光伝送路10の上方から光導波部12上に載置されている。すなわち、光コネクタ20は、第1基部21が光導波部12の上面と当接して、光伝送路10の一部を覆った状態で配置されている。第2基部22は、基体11の端部から前方に突出し、第1基部21から下方に張り出すように配置されている。第2基部22は、その下面が光導波部12の上下位置よりもさらに下方に位置するように下方に向けて突出する。第2基部22は、光伝送路10の表面、すなわち上面に直交する光伝送路10の端面と対向する。
このとき、図4に示すとおり、光伝送路10と光コネクタ20との間には、第1空間S1が形成されている。光コネクタ20の第1切欠部222が形成されている第2基部22の内面は、基体11の端面と離間する。
上述した実装方法の第3工程において、接着剤30は、第1空間S1を満たすように下方から充填される。接着剤30は、光伝送路10のコア121の屈折率に近似する屈折率を有する材料により構成される。接着剤30は、光伝送路10の端面と第1側面A1との間に介在して、コア121と第1側面A1との間の光路上の屈折率を調整する。このとき、光コネクタ20の第2接着部223と接着剤30とが接着する。同様に、光伝送路10の端面と接着剤30とが接着する。接着剤30は、第1レンズ部225及び第1切欠部222の内部に充填された状態で、第2接着部223及び光伝送路10の端面と密着する。以上により、光コネクタ20は、接着剤30により光伝送路10に対して固定される。
光コネクタ20は、光伝送路10に対して固定された状態で、光伝送路10に含まれる光導波部12と光学的に結合する。図5に示すとおり、第1側面A1は、コア121の端面と対向する。同様に、第1レンズ部225は、コア121の端面と対向する。接着剤30は、第1レンズ部225とコア121の端面との間に介在する。
一例として、第1レンズ部225を構成するレンズ225aは、第1側面A1において凹形状として形成されている。すなわち、レンズ225aは、凹レンズとして形成されている。レンズ225aは、光の伝搬方向、すなわち前後方向に沿った図6のような断面視において、円弧状に形成されている。レンズ225aの上下方向の半幅(半径)は、光伝送路10のコア121の半径よりも大きい。
一方で、図5に示すとおり、第2レンズ部226は、光コネクタ20の第2基部22を介して第1レンズ部225と対向する。一例として、第2レンズ部226を構成するレンズ226aは、第2側面A2において凸形状として形成されている。すなわち、レンズ226aは、凸レンズとして形成されている。レンズ226aは、光の伝搬方向、すなわち前後方向に沿った図5のような断面視において、円弧状に形成されている。レンズ226aの上下方向の半幅(半径)は、光伝送路10のコア121の半径よりも大きい。
図5を用いて、一例として、光伝送路10の端面から光が出射する場合の光の伝搬の様子について説明する。すなわち、光伝送路10は、発光素子からの光を伝送するとして説明する。これに限定されず、光伝送路10は、受光素子へと光を伝送してもよい。この場合、光の伝搬方向を真逆にした状態で以下の説明が当てはまると理解されたい。
接着剤30がコア121の屈折率に近似する屈折率を有する材料により構成される場合、接着剤30とコア121との境界面に入射した光のフレネル反射は、屈折率の整合により抑制される。したがって、当該境界面に入射した光は、高い透過率で接着剤30の内部へと出射する。
コア121から出射した光は、接着剤30の内部で回折効果によって拡がりながらレンズ225aへと入射する。光コネクタ20が接着剤30の屈折率に近似する屈折率を有する材料により形成されている場合、光コネクタ20と接着剤30との境界面に入射した光のフレネル反射は、屈折率の整合により抑制される。したがって、当該境界面に入射した光は、高い透過率で光コネクタ20、例えば第2基部22の内部へと出射する。
レンズ225aが凹レンズとして形成されている場合、第2基部22の内部へと出射した光は、さらに拡がりながらレンズ226aへと入射する。レンズ226aが凸レンズとして形成されている場合、外部と光コネクタ20との境界面に入射した光は、例えば、レンズ226aによりコリメートされる。このように、光コネクタモジュール1は、例えば、光伝送路10から出射した光をコリメートした状態で外部へと伝搬させる。
光コネクタモジュール1から出射した光は、他の光伝送路に結合する。例えば、光は、光コネクタ20に接続されているフェルールが保持する光ファイバに結合する。例えば、光は、光コネクタ20に接続されている他の光コネクタが取り付けられている光導波路に結合する。
図6は、図1の光伝送路10の端面の様子を示す。図6に示すとおり、光導波部12の端面は、基体11の端面と一致する。すなわち、コア121及びクラッド122の端面が、基体11の端面に沿って、同一平面上に形成されている。しかしながら、これに限定されず、光導波部12の端面、例えばコア121の端面は、光コネクタ20側に突出する曲面であってもよい。例えば、コア121の端面は、クラッド122の端面よりも光コネクタ20側に突出する曲面であってもよい。
図7は、図1の光コネクタモジュール1の断面を正面から模式的に示した図である。図7を参照しながら、光伝送路10に関連する光コネクタ20の構成及び機能について主に説明する。
上述した実装方法の第1工程において光コネクタ20が光伝送路10の上方から光導波部12上に載置されると、第1基部21が光伝送路10に載置される。例えば、第1基部21に形成されている当接部213が、光伝送路10の載置面に当接する。例えば、第1基部21において先端面として形成されている当接面213aが、光導波部12の第1クラッド122aの上面に当接する。
このように、光伝送路10に対する光コネクタ20の上下方向の位置は、第1基部21の当接面213aと光導波部12の第1クラッド122aの上面との当接に基づいて決定される。
加えて、上述した実装方法の第1工程において、光コネクタ20は、光伝送路10に対して、適宜な方法により前後左右方向に位置決めされてもよい。例えば、光コネクタ20は、第1クラッド122a上に形成されたスタッドピンに位置決め部217が係合することで前後左右方向に位置決めされてもよい。
第1接着部214は、光伝送路10の表面と離間する。例えば、第1基部21において当接面213aに対し一段内側に位置する接着面214aが、光導波部12の第1クラッド122aの上面と離間する。このとき、第1接着部214と光伝送路10の表面との間には、光コネクタ20を光伝送路10に取り付ける剤料Aが介在する第2空間S2が形成される。第2空間S2は、光伝送路10の表面、接着面214a、及び当接部213により囲まれる。より具体的には、第2空間S2は、第1クラッド122aの上面、接着面214a、及び当接部213における左右方向の外側の壁により囲まれる。
上述した実装方法の第2工程において、剤料Aは、光コネクタ20の左右両側から、光コネクタ20と光伝送路10との間に形成されている第2空間S2に対して充填される。このとき、剤料Aは、光コネクタ20の側壁215の角C近傍にフィレットFを形成する。また、仮に剤料Aの量が過剰であっても、剤料Aの余剰分は、逃げ凹部216に収容される。
以上により、剤料Aを塗布する第2工程において、光コネクタ20が、剤料Aにより光伝送路10に対して固定される。このとき、光コネクタ20の接着面214aと剤料Aとが接着する。同様に、光伝送路10の第1クラッド122aの上面と剤料Aとが接着する。
以上のような一実施形態に係る光コネクタ20によれば、光伝送路10と光コネクタ20とが確実に固定されるため、光伝送路10に対する光コネクタ20の位置ずれを抑制して所望の光学特性を維持可能にする。例えば、第1接着部214と光伝送路10の表面との間に剤料Aが介在する第2空間S2が形成されることで、光コネクタ20は、実装方法の第2工程において、光伝送路10に対して固定可能である。このとき、光コネクタ20は、光コネクタ20の当接面213aと光伝送路10の載置面との間の当接を維持した状態で、剤料Aにより光伝送路10に対して固定可能である。
また、剤料Aは、第1クラッド122aと当接している当接面213aよりも凹部212側に流れることがない。そのため、位置決め部217に剤料Aが流れ込むことなく高精度な位置決め機能が維持できる。さらに、当接部213は、凹部212に対して左右両端に位置することで、剤料Aを用いて光伝送路10に対する固定を行う第2工程において、光伝送路10に対する光コネクタ20の上下方向の位置決めを安定させる。当接部213は、位置決め部217に剤料Aが流れ込むことを抑制するとともに、接着剤30を流し込む第3工程において、接着剤30が位置決め部217に流れ込むことを抑制する。したがって、光伝送路10に対する光コネクタ20の位置決めがより安定して行われる。
したがって、続く第3工程において、光伝送路10と光コネクタ20との間に形成される第1空間S1に接着剤30を流し込むときであっても、当接面213aと光伝送路10の載置面との間の当接が確実に維持される。すなわち、当接面213aと光伝送路10の載置面との間の当接部分に対する接着剤30の侵入が抑制される。このように、光コネクタ20と光伝送路10との間で本来の設計上では接着剤30が流れ込まないような箇所に流れ込む可能性が低減する。以上により、光伝送路10に対する光コネクタ20の位置ずれが抑制され、光コネクタ20が本来の設計上の位置に確実に維持される。結果として、光伝送路10に取り付けられた光コネクタ20は、所望の光学特性を維持可能である。
当接部213が第1基部21において光伝送路10側に最も突出した位置に形成されている当接面213aを含むことで、光伝送路10に対する光コネクタ20の上下方向の位置決めが容易かつ安定的になる。加えて、当接面213aは、第1クラッド122aの上面と当接することで、光伝送路10において最も平滑な面と当接可能である。これにより、光伝送路10に対する光コネクタ20の上下方向の位置決め精度が向上する。
第1接着部214が、第1基部21において当接面213aに対し光伝送路10と反対側に位置する接着面214aを含むことで、光伝送路10の表面に対して何の加工を施すことなく、第2空間S2が形成可能である。例えば、当接面213aと接着面214aとの間には上下方向に沿って段差が形成されているので、第1接着部214と光伝送路10の表面との間に剤料Aが介在する第2空間S2が容易に形成可能である。
第2空間S2が、光伝送路10の表面、接着面214a、及び当接部213により囲まれることで、第2空間S2を剤料Aで満たすことが容易となる。これにより、光コネクタ20の接着面214aと剤料Aとが確実に接着する。同様に、光伝送路10の表面と剤料Aとが確実に接着する。結果として、光コネクタ20を光伝送路10に対して確実に固定させることが可能である。
接着面214aの面積が、当接面213aの面積よりも広いことで、光伝送路10に対する光コネクタ20の固定の強度が増大する。したがって、当接面213aと光伝送路10の載置面との間の当接部分への接着剤30の侵入がより効果的に抑制される。これにより、光伝送路10に対する光コネクタ20の位置ずれがより効果的に抑制され、光コネクタ20が本来の設計上の位置に確実に維持される。結果として、光伝送路10に取り付けられた光コネクタ20は、所望の光学特性をより容易に維持可能である。
第1接着部214が、第1基部21の側端部を構成する側壁215に形成されていることで、実装方法の第2工程において、第2空間S2に剤料Aを介在させることが容易になる。すなわち、側壁215の外側から剤料Aを塗布する単純な作業によって、光伝送路10に対する光コネクタ20の固定が容易に達成可能である。したがって、光伝送路10に対する光コネクタ20の位置ずれが容易に抑制され、所望の光学特性が容易に維持可能である。
光コネクタ20に位置決め部217が形成されていることで、光伝送路10に対する光コネクタ20の前後左右方向の位置決めが可能となる。当接面213aと光伝送路10の載置面との間の当接による上下方向の位置決めに加えて、位置決め部217による前後左右方向の位置決めも可能とすることで、光伝送路10に対する光コネクタ20の位置決め精度が向上する。
側壁215が、第2基部22に対して左右方向の両側に突出することで、例えば射出成型が行われるときに、設計上高い精度が要求される当接部213から離間した位置で光コネクタ20に対してイジェクタピンを突くことが可能となる。このように、当接部213から離間した位置で光コネクタ20がイジェクタピンで突かれる。したがって、当接部213のバリ及び反り等の不具合が抑制される。
側壁215が、第2基部22に対して左右方向の両側に突出することで、製造用の機械等は、例えば光コネクタ20を光伝送路10に取り付けるときに、アーム等によって光コネクタ20の側壁215を容易に保持可能である。このとき、アーム等による保持部分である側壁215と当接部213とは離間しているので、設計上高い精度が要求される当接部213にアーム等が接触する可能性が低減する。したがって、このような接触による当接部213の変形等の不具合が抑制される。
光コネクタモジュール1は、接着剤30を介在させることで、結合損失を低減できる。すなわち、光コネクタモジュール1は、回折効果による損失、外部からの異物による光の散乱又は吸収に伴う損失、及びフレネル反射による損失等を低減できる。
具体的には、光コネクタモジュール1は、コア121の屈折率に近似する屈折率を有する接着剤30が光路中に配置されることで、空気中の場合と比較して回折効果による光の拡がりを抑制できる。これにより、光コネクタモジュール1は、回折効果によって第1レンズ部225と結合しない光の割合を低減できる。
また、接着剤30は、異物の混入を抑制する役割も果たす。すなわち、光コネクタモジュール1は、第1空間S1が接着剤30によって充填されることで、外部からの異物の混入を抑制できる。これにより、光コネクタモジュール1は、外部からの異物による光の散乱又は吸収に伴う損失を抑制して、結合損失を低減できる。
さらに、光コネクタモジュール1は、接着剤30の屈折率がコア121の屈折率に近似するので、互いの境界面におけるフレネル反射を抑制できる。すなわち、光コネクタモジュール1は、高い透過率で光をコア121から出射させ、結合効率を向上できる。
光コネクタモジュール1は、曲率する第2レンズ部226を有することで、第1レンズ部225と組み合わせた2つのレンズ部による光学調整を可能とする。すなわち、光コネクタモジュール1は、2つのレンズ部によって光学調整の自由度を向上できる。これにより、光コネクタモジュール1は、所望のビーム状態を有する出射光を容易に提供できる。
光コネクタモジュール1は、第1レンズ部225が凹レンズとして形成されていることで、コア121から出射した光を強制的に拡げることができる。光コネクタモジュール1は、第1側面A1においてコア121と対向する位置に凹レンズが設けられることで、接着剤30によって拡がりが抑制された光を出射後の早い段階で強制的に拡げることができる。
光コネクタモジュール1は、第2レンズ部226が凸レンズとして形成されていることで、凹レンズの第1レンズ部225によって拡げられた光をコリメート光に変換できる。光コネクタモジュール1は、第1レンズ部225及び第2レンズ部226による凹レンズ及び凸レンズの組み合わせによって、大口径のコリメート光を提供できる。これにより、光コネクタモジュール1は、より小さなスポットに効率良く集光可能なコリメート光を提供できる。すなわち、光コネクタモジュール1は、特性の良いコリメート光を照射できる。
また、光コネクタモジュール1は、大口径のコリメート光によって光結合の許容範囲を広げることができる。換言すると、光コネクタモジュール1は、光結合の対象となる他の光伝送路との間で光軸がずれていたとしても、所定の許容範囲において光結合を可能とする。
光コネクタモジュール1は、接着剤30により光伝送路10と光コネクタ20とが固定されることで、使用及び経年劣化等による光軸ずれを抑制できる。したがって、光コネクタモジュール1は、最初の位置決めにより互いの相対位置が定められた状態で、長期にわたって同一の光学特性を維持できる。このように、光コネクタモジュール1は、製品としての品質を向上できる。
光コネクタモジュール1は、接着剤30と共に光コネクタ20もコア121の屈折率に近似する屈折率を有する材料によって形成されていることで、フレネル反射を抑制して、結合損失を低減できる。
本開示は、その精神又はその本質的な特徴から離れることなく、上述した実施形態以外の他の所定の形態で実現できることは当業者にとって明白である。したがって、先の記述は例示的であり、これに限定されない。開示の範囲は、先の記述によってではなく、付加した請求項によって定義される。あらゆる変更のうちその均等の範囲内にあるいくつかの変更は、その中に包含されるとする。
例えば、上述した各構成部の形状、配置、向き、及び個数は、上記の説明及び図面における図示の内容に限定されない。各構成部の形状、配置、向き、及び個数は、その機能を実現できるのであれば、任意に構成されてもよい。
上記実施形態では、当接部213が当接面213aを含むと説明したが、これに限定されない。例えば、当接部213は、当接面213aに代えて1つ以上の突起等を含んでもよい。このとき、光伝送路10に対する光コネクタ20の上下方向の位置決めは、このような突起と光伝送路10の載置面との間の当接によって行われてもよい。
図8は、図1の光コネクタモジュール1の変形例を模式的に示した図7に対応する図である。上記実施形態では、接着面214aが、第1基部21において当接面213aに対し一段内側に位置し、第1接着部214と当接部213とが段差によって区分けされていると説明したがこれに限定されない。例えば、図8に示すとおり、第1接着部214の接着面214aは、第1基部21において当接面213aと同面に位置してもよい。
このとき、例えば、第1クラッド122aの一部が切り欠かれることで、第1接着部214と光伝送路10の表面との間で剤料Aが介在する第2空間S2が形成されてもよい。例えば、第2空間S2は、光伝送路10の基体11の上面、接着面214a、及び第1クラッド122aにより囲まれてもよい。
図8では、逃げ凹部216は、第1基部21において当接面213aと接着面214aとを隔てる。すなわち、第1接着部214と当接部213との間の区分けは、段差に代えて、逃げ凹部216により達成されてもよい。
図8に示す光コネクタモジュール1の変形例によれば、当接面213aと接着面214aとが同面で形成されていることで、光コネクタ20の形状を単純化することが可能となる。光コネクタ20がこのような単純な形状であっても、第2空間S2を形成することは可能であり、光伝送路10に対する光コネクタ20の位置ずれの抑制及び所望の光学特性の維持に関する上述した効果は、同様に当てはまる。
加えて、逃げ凹部216が当接面213aと接着面214aとを隔てることで、仮に剤料Aの量が過剰であっても、剤料Aの余剰分は、逃げ凹部216に収容される。これにより、当接面213aと光伝送路10の載置面との間の当接部分に対する剤料Aの侵入が抑制される。したがって、光伝送路10に対する光コネクタ20の位置ずれが抑制され、光コネクタ20が本来の設計上の位置に確実に維持される。結果として、光伝送路10に取り付けられた光コネクタ20は、所望の光学特性を維持可能である。
上記実施形態では、光コネクタ20は逃げ凹部216を有すると説明したが、これに限定されない。光伝送路10に対して光コネクタ20を固定するときに用いる剤料Aを適量に維持できるのであれば、図7及び図8に示す光コネクタ20の両方において、逃げ凹部216が形成されていなくてもよい。
上記実施形態では、接着面214aの面積が当接面213aの面積よりも広いと説明したが、これに限定されない。光伝送路10に対する光コネクタ20の固定において必要な強度が維持されるのであれば、接着面214aの面積は、当接面213aの面積以下であってもよい。
上記実施形態では、第1接着部214は、側壁215に形成されていると説明したが、これに限定されない。第1接着部214は、必要とされる機能を実現できるのであれば、光コネクタ20における任意の箇所に形成されていてもよい。
上記実施形態では、光コネクタ20は、第1基部21に凹設されている位置決め部217を有すると説明したが、これに限定されない。例えば、光コネクタ20は、光伝送路10上に形成されている凹部に嵌合する凸部を有してもよい。このとき、光コネクタ20は、当該凹部に凸部を嵌合させることで前後左右上下方向に位置決めされてもよい。
上記実施形態では、光コネクタ20は、位置決め部217により光伝送路10に対して位置決めされると説明したが、これに限定されない。例えば、光コネクタ20は、凹部212の前後方向に沿った内側面の少なくとも一方が基体11から突出した光導波部12の左右方向の端面と当接することで位置決めされてもよい。
上記実施形態では、光コネクタ20の側壁215は、平板状に連続して形成されていると説明したが、これに限定されない。側壁215は、連続していなくてもよく、1つ以上のスリットによって任意の個数、形状、高さ、及び配置で分割された状態で形成されていてもよい。これにより、剤料Aと第1接着部214との間の接着面積が増加するので、光伝送路10に対する光コネクタ20の固定の強度が向上する。
上記実施形態では、側壁215の下面を構成する接着面214aは平面であると説明したが、これに限定されない。例えば、接着面214aは、曲面及び傾斜面等を含む任意の形状の面によって構成されてもよい。例えば、光伝送路10と反対側に向けて、凹部又は貫通孔が、任意の個数、形状、高さ、及び配置で接着面214aに形成されていてもよい。このような凹部又は貫通孔が接着面214aに形成されていることで、仮に剤料Aの量が過剰であっても、剤料Aの余剰分が、凹部又は貫通孔に収容可能となる。以上のように、第2空間S2における剤料Aの接着態様を最適化するために、接着面214aの形状、並びに凹部又は貫通孔の個数、形状、高さ、及び配置等が適宜定められてもよい。
上記実施形態では、光コネクタ20の側壁215の角Cは直角であると説明したが、これに限定されない。例えば、側壁215の角Cには、C面及びR面等の任意の形状の面が形成されていてもよい。
上記実施形態では、光導波部12は、基体11の上面に形成されていると説明したが、これに限定されない。例えば、光導波部12は、基体11の内部に埋め込まれていてもよい。この場合、光導波部12の端面は、基体11の端面と一致し、コア121の端面が基体11から露出するように形成されていてもよい。
上記実施形態では、接着剤30は、第1空間S1のみを満たすと説明したが、これに限定されない。例えば、接着剤30は、第1空間S1に加えて、光伝送路10を覆う光コネクタ20の凹部212を満たすように充填されてもよい。
上記実施形態では、当接部213及び当接面213aは、第1基部21の略全体にわたって前後方向に延在すると説明したが、これに限定されない。当接部213及び当接面213aは、その機能を実現できる任意の形状、配置、向き、及び個数によって形成されていてもよい。例えば、当接部213及び当接面213aは、第1基部21の一部にわたって前後方向に延在してもよい。同様の説明が、第1接着部214、側壁215、逃げ凹部216、及び位置決め部217に対しても当てはまる。
上記実施形態では、当接面213aは、第1クラッド122aの上面に当接すると説明したが、これに限定されない。当接面213aは、光伝送路10の任意の面に当接してもよい。例えば、当接面213aは、基体11の上面に当接してもよいし、第2クラッド122bの上面に当接してもよい。
上記実施形態では、第1レンズ部225及び第2レンズ部226の形状は、断面視において円弧状であると説明したが、これに限定されない。第1レンズ部225及び第2レンズ部226の形状は、球面であってもよいし、非球面であってもよい。
上記実施形態では、第1レンズ部225は、凹レンズであると説明したがこれに限定されない。所望の光学特性が得られるのであれば、第1レンズ部225は、凸レンズ等の任意のタイプのレンズであってもよい。
所望の光学特性が得られるのであれば、光コネクタ20は、第2レンズ部226を有さなくてもよい。また、第2レンズ部226は、凸レンズであることに限定されず、凹レンズ等の任意のタイプのレンズであってもよい。
1 光コネクタモジュール
10 光伝送路
11 基体
12 光導波部
121 コア
122 クラッド
122a 第1クラッド
122b 第2クラッド
20 光コネクタ
21 第1基部
211 下面
212 凹部
213 当接部
213a 当接面
214 第1接着部(接着部)
214a 接着面
215 側壁
216 逃げ凹部
217 位置決め部
22 第2基部
221 貫通孔
222 第1切欠部
223 第2接着部
224 第2切欠部
225 第1レンズ部
225a レンズ
226 第2レンズ部
226a レンズ
30 接着剤
A 剤料
A1 第1側面
A2 第2側面
C 角
F フィレット
S1 第1空間
S2 第2空間(空間)

Claims (11)

  1. 基体及び前記基体に積層される光導波部を有する光伝送路に対して取り付けられる光コネクタであって、
    前記光伝送路に載置される第1基部と、
    前記第1基部に形成され、前記光伝送路の載置面に当接する当接部と、
    前記第1基部において前記当接部と異なる領域に形成され、前記光伝送路の表面と離間する接着部と、
    を備え、
    前記接着部と前記光伝送路の表面との間には、前記光コネクタを前記光伝送路に取り付ける剤料が介在する空間が形成される、
    光コネクタ。
  2. 前記当接部は、前記第1基部において前記光伝送路側に最も突出した位置に形成されている当接面を含む、
    請求項1に記載の光コネクタ。
  3. 前記接着部は、前記第1基部において前記当接面に対し前記光伝送路と反対側に位置する接着面を含む、
    請求項2に記載の光コネクタ。
  4. 前記空間は、前記光伝送路の表面、前記接着面、及び前記当接部により囲まれる、
    請求項3に記載の光コネクタ。
  5. 前記接着部は、前記第1基部において前記当接面と同面に位置する接着面を含む、
    請求項2に記載の光コネクタ。
  6. 前記第1基部において前記当接面と前記接着面とを隔てるように形成されている逃げ凹部を備える、
    請求項5に記載の光コネクタ。
  7. 前記接着面は、前記当接面よりも面積が広い、
    請求項3乃至6のいずれか1項に記載の光コネクタ。
  8. 前記接着部は、前記第1基部の側端部を構成する側壁に形成されている、
    請求項1乃至7のいずれか1項に記載の光コネクタ。
  9. 前記側壁と共に前記当接部を挟むように前記第1基部に凹設されている位置決め部を備える、
    請求項8に記載の光コネクタ。
  10. 前記第1基部の延在方向に直交する方向に前記第1基部から張り出し、前記光伝送路の表面に直交する前記光伝送路の端面と対向する第2基部を備える、
    請求項1乃至9のいずれか1項に記載の光コネクタ。
  11. 請求項1乃至10のいずれか1項に記載の光コネクタと、
    前記基体及び前記基体に積層される前記光導波部を有する前記光伝送路と、
    前記光コネクタを前記光伝送路に取り付ける前記剤料と、
    を備える、
    光コネクタモジュール
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