JP2022018678A - ラインヘッドプリンターおよび吐出制御方法 - Google Patents

ラインヘッドプリンターおよび吐出制御方法 Download PDF

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賢昭 萩尾
Yoshiaki Hagio
貴文 荻村
Takafumi Ogimura
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Abstract

【課題】不使用ノズルを活用し、隣接する使用ノズルへの悪影響を低減することができるラインヘッドプリンターを提供する。【解決手段】印刷媒体を第1方向に搬送可能な搬送部と、同一のインクを吐出する複数のノズルから成るノズル群を、印刷媒体の印刷領域Pに吐出するインクの種類数有するラインヘッド13と、ラインヘッド13からのインクの吐出を制御する制御部と、を備えたラインヘッドプリンター1であって、ラインヘッド13は、第1方向から見て、前記種類数のノズル群が一部重複するように配置され、制御部は、第1方向から見て前記種類数のノズル群が互いに重複している通常ノズル領域Npのノズルから、印刷領域Pにインクを吐出するように制御し、第1方向から見て前記種類数のノズル群が互いに重複していない余白ノズル領域Nrのノズルから、印刷媒体の余白領域Rに前記種類数よりも少ない種類数のインクを吐出するように制御をする。【選択図】図3

Description

本発明は、ラインヘッドプリンターおよびラインヘッドプリンターの吐出制御方法に関する。
特許文献1には、複数のノズルから成る単位ヘッドをノズル列方向に連なるように複数配置したヘッド列を、単位ヘッド間の隙間の位置が重ならないようにずらして複数並列に配置して構成されたラインヘッドを備える液体噴射装置が記載されている。
特開2007-001108号公報
特許文献1に記載のラインヘッドのように、複数の単位ヘッドから成るヘッド列を、ノズル列方向の位置をずらして複数並列に配置して構成した場合に、ラインヘッドのノズル列方向の端部領域に配置されるノズルは、所定の複数種類の液体の吐出による記録が行えないノズルとなるために、使用しないノズルとして配置される。例えば、フルカラー印刷が可能なラインヘッドの場合に、フルカラー印刷に必要な複数の色のインクを吐出するノズルが揃わない端部領域に配置されているノズルは不使用ノズルになる。このように、ラインヘッドに不使用ノズルが含まれる構成においては、例えば、単位ヘッドの一部に不使用ノズルが含まれる場合、不使用ノズルにも液体が供給されるため、不使用ノズルのノズル開口を通じて液体が変質してしまう場合があるなど、不使用ノズルに隣接する使用ノズルに悪影響を与えてしまう場合があるという課題があった。
本発明のラインヘッドプリンターは、記録媒体を第1方向に搬送可能な搬送部と、同一の液体を吐出する複数のノズルから成るノズル群を、少なくとも前記記録媒体の記録領域に吐出する液体の種類数有するラインヘッドと、前記ラインヘッドからの液体の吐出を制御する制御部と、を備えたラインヘッドプリンターであって、前記ラインヘッドは、前記第1方向から見て、前記種類数のノズル群が一部重複するように配置され、前記制御部は、前記第1方向から見て前記種類数の前記ノズル群が互いに重複している通常ノズル領域のノズルから、前記記録領域に前記液体を吐出するように制御し、前記第1方向から見て前記種類数の前記ノズル群が互いに重複していない余白ノズル領域のノズルから、前記記録媒体の余白領域に前記種類数よりも少ない種類数の液体を吐出するように制御をする。
本発明の吐出制御方法は、記録媒体を第1方向に搬送可能な搬送部と、同一の液体を吐出する複数のノズルから成るノズル群を、少なくとも前記記録媒体の記録領域に吐出する液体の種類数有するラインヘッドと、を備えたラインヘッドプリンターの吐出制御方法であって、前記第1方向から見て前記種類数の前記ノズル群が互いに重複している通常ノズル領域のノズルから、前記記録領域に前記液体を吐出するように制御し、前記第1方向から見て前記種類数の前記ノズル群が互いに重複していない余白ノズル領域のノズルから、前記記録媒体の余白領域に前記種類数よりも少ない種類数の液体を吐出するように制御をする。
実施形態1に係るラインヘッドプリンターの構成を示す正面図である。 実施形態1に係るラインヘッドプリンターの構成を示すブロック図である。 ラインヘッドにおけるノズルの配列の例を示す模式図である。 第2画像データの例を示す概念図である。 第2画像データの例を示す概念図である。 実施形態2に係るラインヘッドにおけるノズルの配列の例を示す模式図である。
1.実施形態1
実施形態1に係るラインヘッドプリンター1の構成について、図1、図2を参照して説明する。
以下、ラインヘッドプリンター1による記録の1形態である画像や文字、記号などの印刷について説明する。記録には、画像や文字、記号などの印刷の他に、記録媒体の所望の位置に液体を液滴として付与することにより行うデジタル情報の記録や、製品の構成材料や造形材料の付与なども含まれる。
なお、図面に付記する座標においては、Z軸方向が上下方向、+Z方向が上方向、X軸方向が前後方向、-X方向が前方向、Y軸方向が左右方向、+Y方向が左方向、X-Y平面が水平面としている。
ラインヘッドプリンター1は、印刷部100、および印刷部100に接続される画像処理部110により構成されている。印刷部100は、画像処理部110から受信する印刷データに基づいて、ロール状に巻かれた状態で供給される記録媒体としての印刷媒体5に所望の画像を印刷するラインヘッド型のインクジェットプリンターである。印刷媒体5としては、例えば、上質紙、キャスト紙、アート紙、コート紙、合成紙などを使用することができる。
画像処理部110は、画像制御部111、入力部112、表示部113、記憶部114などを備え、印刷部100に印刷を行わせる印刷ジョブの制御を行う。画像処理部110は、好適例としてパーソナルコンピューターを用いて構成している。
画像処理部110が動作するソフトウェアには、印刷する画像データを扱う一般的な画像処理アプリケーションソフトウェアや、印刷部100の制御や、印刷部100に印刷を実行させるための印刷データを生成するプリンタードライバーソフトウェアが含まれる。以下の説明では、画像処理アプリケーションソフトウェアを単に画像処理アプリケーションと言う。また、プリンタードライバーソフトウェアを単にプリンタードライバーと言う。
ここで、画像データとは、テキストデータやフルカラーのイメージデータなども含むRGBのデジタル画像情報である。
画像制御部111は、CPU115や、ASIC116、DSP117、メモリー118、装置内インターフェイス119、汎用インターフェイス120などを備え、ラインヘッドプリンター1全体の集中管理を行う。
ここで、CPUは、Central Processing Unit、ASICは、Application Specific Integrated Circuit、DSPは、Digital Signal Processorを意味する。
入力部112は、ユーザーインターフェイスとしての情報入力手段である。具体的には、例えば、キーボードやマウスポインター、あるいは情報入力機器が接続されるポートなどである。
表示部113は、ユーザーインターフェイスとしての情報表示手段であり、画像制御部111の制御の基に、入力部112から入力される情報や、印刷部100に印刷する画像、印刷ジョブに関係する情報などが表示される。
記憶部114は、ハードディスクドライブやメモリーカードなどの書き換え可能な記憶媒体であり、画像処理部110が動作するソフトウェアとしての画像制御部111で動作するプログラムや、印刷する画像、印刷ジョブに関係する情報などが記憶される。
メモリー118は、CPU115が動作するプログラムを格納する領域や動作する作業領域などを確保する記憶媒体であり、RAM、EEPROMなどの記憶素子によって構成される。ここで、RAMは、Random access memory、EEPROMは、Electrically Erasable Programmable Read-Only Memoryを意味する。
汎用インターフェイス120は、例えば、LANインターフェイスやUSBインターフェイスなど、外部電子機器を接続できるインターフェイスである。
LANは、Local Area Network、USBは、Universal Serial Busを意味する。
印刷部100は、インク付与部10、移動部20、印刷制御部30などから構成されている。画像処理部110から印刷データを受信した印刷部100は、印刷データに基づき、印刷制御部30によってインク付与部10、移動部20を制御し、印刷媒体5に画像を印刷する。
印刷データは、画像データを、画像処理部110が備える画像処理アプリケーションおよびプリンタードライバーによって印刷部100で印刷できるように変換処理した画像形成用のデータであり、印刷部100を制御するコマンドを含んでいる。
インク付与部10は、ヘッドユニット11、インク供給部12などから構成されている。
移動部20は、供給部21、収納部22、搬送部としての搬送ローラー23、プラテン25などから構成されている。
ヘッドユニット11は、液体としての印刷用のインクをインク滴として吐出する複数のノズルを列設したノズル列を複数備えるラインヘッド13およびヘッド制御部14を備えている。ヘッドユニット11に備えられたラインヘッド13が、印刷制御部30の制御の下に、プラテン25に支持される印刷媒体5にインク滴を吐出することによって、ノズル列に対応する複数のドット列が印刷媒体5に形成される。移動部20により、印刷媒体5をラインヘッド13に対して相対移動させながらドット列を形成することにより、画像データに基づく所望の画像が印刷される。
なお、本実施形態においては、画像制御部111と印刷制御部30とによって、画像データに基づきラインヘッド13と移動部20とを制御し印刷を行う制御部50を構成している。
インク供給部12は、インクタンクおよびインクタンクからラインヘッド13にインクを供給するインク供給路などを備えている。インク供給路については、図示を省略する。
インクは、シアン系インクとしてのシアンC、マゼンタ系インクとしてのマゼンタM、イエロー系インクとしてのイエローYの3色のインクセットにブラックKを加えた4色のインクセットを用いている。インクタンク、インク供給路、および同一インクを吐出するノズルまでのインク供給経路は、インクごとに独立して設けられている。
インク滴を吐出するインクジェット方式には、ピエゾ方式を用いている。ピエゾ方式は、圧力発生室に貯留されたインクに、圧電素子としてのピエゾ素子を利用したアクチュエーターにより印刷情報信号に応じた圧力を加え、圧力発生室に連通するノズルからインク滴を噴射し印刷する方式である。
なお、インク滴を吐出する方式は、これに限定するものではなく、インクを液滴状に噴射させ、印刷媒体上にドット群を形成する他の印刷方式であってもよい。
移動部20は、印刷制御部30の制御の下に、印刷媒体5を供給部21からインク付与部10のインク付与領域に供給し、印刷後の印刷媒体5を収納部22に搬送する。
供給部21は、印刷媒体5がロール状に巻かれたリールを回転可能に支持し、印刷媒体5を搬送経路に送り出す。収納部22は、印刷媒体5を巻き取るリールを回転可能に支持し、印刷が完了した印刷媒体5を搬送経路から巻き取る。
搬送ローラー23は、プラテン25の上面において印刷媒体5をY軸方向に移動させる駆動ローラーや印刷媒体5の移動に伴って回転する従動ローラーなどから成り、印刷媒体5を供給部21からインク付与部10のインク付与領域を経由し、収納部22に搬送する搬送経路を構成する。インク付与領域は、プラテン25の上面でラインヘッド13がインクを吐出し印刷媒体5に着弾させる領域である。
なお、本実施形態において、インク付与領域において印刷媒体5が搬送される方向は、第1方向であり、Y軸方向である。また、第1方向に交差する第2方向は、X軸方向である。
印刷制御部30は、装置内インターフェイス31、CPU32、メモリー33、駆動制御部34などを備え、印刷部100の制御を行う。
装置内インターフェイス31は、画像処理部110の装置内インターフェイス119に接続され、画像処理部110と印刷部100との間でデータの送受信を行う。
CPU32は、印刷部100全体の制御を行うための演算処理装置である。
メモリー33は、CPU32が動作するプログラムを格納する領域や動作する作業領域などを確保する記憶媒体であり、RAM、EEPROMなどの記憶素子によって構成される。
CPU32は、メモリー33に格納されているプログラム、および画像処理部110から受信した印刷データに従って、駆動制御部34を介してインク付与部10、移動部20を制御する。
駆動制御部34は、CPU32の制御に基づいて動作するファームウェアを含み、インク付与部10のヘッドユニット11、インク供給部12、移動部20の駆動を制御する。駆動制御部34は、移動制御信号生成回路35、吐出制御信号生成回路36、駆動信号生成回路37などを含む駆動制御回路、これら駆動制御回路を制御するファームウェアを内蔵するROMやフラッシュメモリーなどから構成されている。駆動制御回路を制御するファームウェアを内蔵するROMやフラッシュメモリーについては、図示を省略している。ここで、ROMは、Read-Only Memoryを意味する。
移動制御信号生成回路35は、印刷データに基づき、CPU32からの指示に従って、移動部20を制御する信号を生成する回路である。
吐出制御信号生成回路36は、印刷データに基づき、CPU32からの指示に従って、インクを吐出するノズルの選択、吐出する量の選択、吐出するタイミングの制御などをするためのヘッド制御信号を生成する回路である。
駆動信号生成回路37は、インクを吐出するためにラインヘッド13が備える圧力発生部を駆動する駆動波形を生成する回路である。
次に、図3を参照して、ラインヘッド13の構成の例を説明する。
ラインヘッド13は、同一のインクを吐出する複数のノズルから成るノズル群を、印刷媒体5の記録領域としての印刷領域Pに吐出するインクの種類数有している。具体的には、ラインヘッド13は、シアンC、マゼンタM、イエローY、ブラックKのインクを吐出可能とするため、4つのノズル群を有している。ここで、印刷媒体5の印刷領域Pとは、これら4色のインクによりフルカラーの印刷が可能な領域である。
4つのノズル群のそれぞれは、同一のインクを吐出する複数のノズルから成るノズルチップ131を複数備えて構成されている。
図3に示すラインヘッド13は、複数のノズルチップ131の配置の一例を示すものである。
ラインヘッド13は、シアンC、マゼンタM、イエローY、ブラックKの4色のインクを吐出可能なヘッドブロック130が、印刷部100が対象とする印刷媒体5の最大幅と略同じ長さWに亘って複数列設されることで構成されている。
ヘッドブロック130は、4色のインクを吐出可能とするため、シアンCのインクを吐出するノズルチップ131C、マゼンタMのインクを吐出するノズルチップ131M、イエローYのインクを吐出するノズルチップ131Y、および、ブラックKのインクを吐出するノズルチップ131Kの4つのノズルチップ131を有している。これら4つのノズルチップ131は、ヘッドブロック130において、2行2列に配置されている。具体的には、ノズルチップ131Cとノズルチップ131YがX軸方向に並べられ、Y軸方向において隣接する列において、ノズルチップ131Mとノズルチップ131KがX軸方向に並べられている。
それぞれのノズルチップ131は、♯1~♯400の400個のノズル74がX軸方向に沿って一定の間隔で列設されたノズル列により構成されている。
ノズルチップ131は、例えばシリコンウエハーを基本材料として、半導体プロセスを応用したMEMS製造プロセスによって製造され、1つのノズルチップ131が有するノズル74は、インク吐出特性が同一の、あるいは極近似する、ノズルグループを構成している。ここで、MEMSは、Micro Electro Mechanical Systemsを意味している。
また、ヘッドブロック130は、それぞれのノズルチップ131の繋ぎ部分の影響が視認されるような印刷にならないようにするために、それぞれのノズルチップ131のノズル74の一部がオーバーラップするように配置されている。具体的には、図3に示すように、ヘッドブロック130は、Y軸方向においては、3列重なるように配置され、また、X軸方向においては、Y軸方向に重なる同色のノズルチップ131のX軸方向の端部の2つのノズル74が、Y軸方向において互いに重なるようにスライドさせた位置において、印刷媒体5の幅方向に亘って連なるように配置されている。
ヘッド制御部14は、印刷データに基づき、印刷制御部30によって制御され、ラインヘッド13を駆動する。それぞれのノズル74からは、ラインヘッド13を駆動する駆動信号に応じて、例えば、小サイズ、小サイズより大きい中サイズ、および、中サイズより大きい大サイズのドットのそれぞれが形成可能なインク滴を吐出することができる。
なお、ヘッド制御部14の構成についての説明は省略する。
印刷制御部30は、供給部21、搬送ローラー23によってインク付与領域に供給された印刷媒体5を、搬送ローラー23によってY軸方向移動させながらラインヘッド13からインク滴を吐出する動作を行うことにより、印刷媒体5に所望の画像を印刷する。
このような構成のラインヘッド13を用いた場合、すなわち、Y軸方向、つまり第1方向から見て、印刷媒体5の印刷領域Pに吐出するインクの種類数、つまり4つのノズル群が一部重複するように配置された構成においては、図3に示すように、ラインヘッド13のX軸方向、つまり第2方向における両端部においては、フルカラー印刷に必要な4色のインクを吐出するノズルチップ131が揃わない。
+X側の端部には、マゼンタMのインクを吐出するノズルチップ131MとイエローYのインクを吐出するノズルチップ131Yとが配置されるが、ブラックKのインクを吐出するノズルチップ131KとシアンCのインクを吐出するノズルチップ131Cとは配置されない。また、-X側の端部には、ブラックKのインクを吐出するノズルチップ131KとシアンCのインクを吐出するノズルチップ131Cとが配置されるが、マゼンタMのインクを吐出するノズルチップ131MとイエローYのインクを吐出するノズルチップ131Yとは配置されない。
従って、4色のインクによりフルカラーの印刷が可能な印刷領域PのX軸方向、つまり第2方向における両端部の領域には、フルカラー印刷を行うことができない余白領域Rが発生する。
従来、余白領域Rに対応する位置のノズル74は、フルカラー印刷が行えないノズルであり、不使用ノズルであった。
これに対し、本実施形態のラインヘッドプリンター1は、ラインヘッド13におけるノズル群の配置において、複数配置されたノズル群によって、所定の複数種類のインク、つまり4色のインクで印刷が可能な印刷媒体5の印刷領域Pには、第1画像データに基づいて印刷を行い、ラインヘッド13におけるノズル群の配置において、複数のラインヘッド13の内の少なくとも1つのノズル群によって印刷が可能で、且つ、所定の複数種類のインク、つまり4色のインクで印刷ができない印刷媒体5の余白領域Rには、第2画像データに基づいて印刷を行う。
ここで、印刷領域Pにインクを吐出するノズル74は、Y軸方向から見て4つのノズル群が互いに重複している領域のノズルであり、すなわち通常ノズル領域Npのノズルである。また、余白領域Rにインクを吐出するノズル74は、Y軸方向から見て4つのノズル群が互いに重複していない余白ノズル領域Nrのノズルである。
すなわち、制御部50は、通常ノズル領域Npのノズル74から、第1画像データに基づいて、印刷媒体5の印刷領域Pにインクを吐出するように制御し、余白ノズル領域Nrのノズル74から、第2画像データに基づいて、印刷媒体5の余白領域Rに4つよりも少ない種類数のインクを吐出するように制御をする。
上述した制御を、ラインヘッドプリンター1におけるインクの吐出制御方法としてとらえた場合、本実施形態の吐出制御方法は、Y軸方向から見て、印刷媒体5の印刷領域Pに吐出するインクの種類数、つまり4つのノズル群が互いに重複している通常ノズル領域Npのノズル74から、第1画像データに基づいて、印刷領域Pにインクを吐出するように制御し、Y軸方向から見て、印刷媒体5の印刷領域Pに吐出するインクの種類数、つまり4つのノズル群が互いに重複していない余白ノズル領域Nrのノズル74から、第2画像データに基づいて、印刷媒体5の余白領域Rに前記種類数よりも少ない種類数のインクを吐出するように制御をする。
ここで、第1画像データは、フルカラーの印刷が行える印刷領域Pに対して印刷をするための画像データである。
また、第2画像データは、本実施形態で、従来不使用であった余白ノズル領域Nrのノズル74を活用して、フルカラーの印刷を行うことはできないが、対応するインクによって印刷が可能な印刷をするための画像データである。第2画像データは、余白領域Rに吐出可能なインクの種類、および余白領域Rの位置、大きさの制限の範囲内において、第1画像データとは独立して任意に指定することができる。すなわち、制御部50は、第2画像データに基づき、余白領域Rに任意に指定されたパターンを印刷するように制御を行う。
図4、図5を参照して第2画像データの例を説明する。
図4に示す例は、連続して複数の第1画像データに対応する印刷画像G1を印刷する際の、個々の印刷画像G1の属性情報G2を第2画像データとして指定して印刷を行っている例である。
属性情報G2としては、例えば、印刷画像G1に対応する付番や名前、ページ番号、印刷の日時、印刷画像G1の情報の守秘レベルなどの管理情報、印刷仕様、印刷装置名、印刷媒体名、印刷画像G1の作成者名、所有者名などの情報が挙げられる。また、属性情報G2は、その内容により、図4に示すように、印刷画像G1に対するヘッダーとしての属性情報G2hや、フッターとしての属性情報G2fとして、印刷位置を指定しても良い。
属性情報G2の指定や、印刷位置の指定は、入力部112を介して、例えば、ユーザーが行うことができる。
図5に示す例は、第2画像データの例として、搬送ローラー23の搬送精度を検証可能な目盛りパターンG3の印刷を行っている場合の例である。
第2画像データは、印刷媒体5の搬送方向に沿って付される所定のピッチの目盛りパターンG3の画像データであり、印刷された目盛りパターンG3の目盛りの間隔を実測することにより、搬送ローラー23の搬送精度を検証することができる。
このように、第2画像データは、余白領域Rに吐出可能なインクの種類、および余白領域Rの位置、大きさの制限の範囲内において、利便性を高めることができる印刷画像であれば、特に限定するものではない。上記の例の他に、例えば、印刷媒体5をY軸方向に裁断する場合の裁断用パターンであっても良いし、地紋などのパターンであっても良い。
余白領域Rは、上述したように、Y軸方向と交差するX軸方向において、印刷媒体5の両端部に位置している。ここで、図3に示すように、X軸方向における印刷媒体5の両端部の領域の内の一方の端部である+X側の余白領域Rを余白領域R1、他方の端部である-X側の余白領域Rを余白領域R2とする。また、余白領域R1に対応するノズル74の領域を余白ノズル領域Nr1、余白領域R2に対応するノズル74の領域を余白ノズル領域Nr2とする。このとき、余白領域R1には、マゼンタMのインクを吐出するノズルチップ131M、およびイエローYのインクを吐出するノズルチップ131Yのそれぞれの余白ノズル領域Nr1のノズル74からのインクの吐出が可能となる。つまり、余白領域R1は、マゼンタMおよび/またはイエローYのインクによって印刷を行う。また、余白領域R2には、ブラックKのインクを吐出するノズルチップ131K、およびシアンCのインクを吐出するノズルチップ131Cのそれぞれの余白ノズル領域Nr2のノズル74からのインクの吐出が可能となる。つまり、余白領域R2は、ブラックKおよび/またはシアンCのインクによって印刷を行う。
このように、それぞれの余白領域Rに印刷が可能となる色は、それぞれの余白ノズル領域Nrのノズル74が吐出可能な色によって制限される。
これに対して、制御部50は、両端部の一方の端部に位置する余白領域Rに対応する余白ノズル領域Nrのノズル74が、第2画像データに基づいて吐出するように制御されるインクを吐出することが可能なノズル74ではなく、両端部の他方の端部に位置する余白領域Rに対応する余白ノズル領域Nrのノズル74が、当該第2画像データに基づいて吐出するように制御されるインクを吐出することが可能なノズル74である場合に、当該第2画像データに基づく吐出を他方の端部に位置する余白領域Rに行うように制御する。
具体的には、例えば、ユーザーが、第2画像データによって、黒インクを用いた目盛りパターンG3を印刷させようとした場合に、余白ノズル領域Nr1のノズル74は、黒インクを吐出できるノズル74ではなく、余白ノズル領域Nr2のノズル74が、黒インクを吐出できるノズル74であるため、制御部50は、印刷が可能な余白領域R2に黒インクを用いた目盛りパターンG3を印刷する。
なお、予め、それぞれの余白領域Rに印刷可能な色の範囲は分かっているので、第2画像データを生成する際に、画像処理アプリケーションやプリンタードライバーの機能において、ユーザーにその色の中から印刷の色を選択させるように構成してもよい。
本実施形態によれば、以下の効果を得ることができる。
ラインヘッドプリンター1によれば、制御部50は、印刷媒体5の印刷領域Pに吐出するインクの種類数の、つまり4つのノズル群が互いに重複していない余白ノズル領域Nrのノズル74から、印刷媒体5の余白領域Rに、印刷媒体5の印刷領域Pに吐出するインクの種類数よりも少ない2種類のインクを吐出するように制御をする。つまり、印刷領域Pから外れる余白領域Rに対応する位置の余白ノズル領域Nrのノズル74も、制御部50によって、吐出するノズル74として制御されるため、不使用のノズル74の数を減らすことができる。その結果、例えば、通常ノズル領域Npのノズル74が、不使用のノズル74に供給されたインクの変質の影響を低減することができる。不使用のノズル74に供給されたインクの変質とは、例えば、ノズル74が開口していることによる不使用のノズル74の先端領域のインクの増粘であり、増粘の影響としては、例えば、増粘したインクがノズル開口付近の隣接する通常ノズル領域のノズル74の開口を含む範囲に溜まってしまうことにより、ノズル詰まりなどを引き起こすことや、同一のノズルチップ131内の通常ノズル領域のノズル74のインク吐出特性に変動を引き起こしてしまうことなどである。
また、制御部50は、余白ノズル領域Nrのノズル74が印刷可能な余白領域Rに、任意に指定されたパターンを印刷するように制御を行う。つまり、ラインヘッドプリンター1によれば、印刷領域Pに対する印刷とは別に、余白領域Rに、任意に指定されたパターンの印刷を行うことができる。余白領域Rに印刷するパターンとしては、例えば、印刷領域Pに印刷する印刷内容の属性情報、搬送ローラー23の搬送精度を検証可能な目盛りパターンなどを任意に指定することができるため、ユーザーの利便性を高めることができる。
また、制御部50は、Y軸方向から見て、印刷媒体5の印刷領域Pに吐出するインクの種類数のノズル群が互いに重複している通常ノズル領域Npのノズル74から、第1画像データに基づいてインクを吐出するように制御をする。また、Y軸方向から見て、印刷媒体5の印刷領域Pに吐出するインクの種類数のノズル群が互いに重複していない余白ノズル領域Nrのノズル74から、第2画像データに基づいてインクを吐出するように制御をする。
余白ノズル領域Nrのノズル74による印刷は、インクの種類数が、印刷領域Pに吐出可能なインクの種類数に比較して少ないため、印刷仕様が制限される。これに対して、ラインヘッドプリンター1によれば、制御部50は、通常ノズル領域Npのノズル74による印刷が可能な第1画像データに基づいてインクを吐出するように制御をする。また、余白ノズル領域Nrのノズル74による印刷が可能な第2画像データに基づいてインクを吐出するように制御をすることができる。つまり、制御部50は、印刷領域Pに対する印刷とは独立して、制限された印刷仕様に基づいて、余白領域Rに印刷を行うことができ、余白ノズル領域Nrのノズル74を有効に活用することができる。
また、制御部50は、印刷媒体5の両端部の一方の端部に位置する余白領域Rに対応する余白ノズル領域Nrのノズル74が、第2画像データに基づいて吐出するように制御されるインクを吐出することが可能なノズル74ではなく、印刷媒体5の両端部の他方の端部に位置する余白領域Rに対応する余白ノズル領域Nrのノズル74が、当該第2画像データに基づいて吐出するように制御されるインクを吐出することが可能なノズル74である場合に、当該第2画像データに基づく吐出を他方の端部に位置する余白領域Rに行うように制御する。例えば、ユーザーが、第2画像データによって、黒インクを用いた所望のパターンを印刷させようとした場合に、一方の余白領域Rに対応する余白ノズル領域Nrのノズル74が、黒インクを吐出できるノズル74ではなく、他方の余白領域Rに対応する余白ノズル領域Nrのノズル74が、黒インクを吐出できるノズル74である場合に、制御部50は、印刷が可能な他方の余白領域Rに黒インクを用いた所望のパターンを印刷する。このように、ユーザーの利便性を高めることができる。
また、吐出制御方法としては、Y軸方向から見て、印刷媒体5の印刷領域Pに吐出するインクの種類数のノズル群が互いに重複している通常ノズル領域Npのノズル74から、第1画像データに基づいてインクを吐出するように制御をする。また、Y軸方向から見て、印刷媒体5の印刷領域Pに吐出するインクの種類数のノズル群が互いに重複していない余白ノズル領域Nrのノズル74から、第2画像データに基づいてインクを吐出するように制御をする。
余白ノズル領域Nrのノズル74による印刷は、インクの種類数が、印刷領域Pに吐出可能なインクの種類数に比較して少ないため、印刷仕様が制限される。本吐出制御方法によれば、通常ノズル領域Npのノズル74による印刷が可能な第1画像データに基づいてインクを吐出するように制御をする。また、余白ノズル領域Nrのノズル74による印刷が可能な第2画像データに基づいてインクを吐出するように制御をする。つまり、印刷領域Pに対する印刷とは独立して、制限された印刷仕様に基づいて、余白領域Rに印刷を行うため、余白ノズル領域Nrのノズル74を有効に活用することができる。また、不使用のノズル74の数を減らすことができるため、例えば、通常ノズル領域Npのノズル74が、不使用のノズル74に供給されたインクの変質の影響を低減することができる。
2.実施形態2
実施形態2に係るラインヘッドプリンター1Aについて、図6を参照して説明する。
なお、実施形態1と同一の構成については、同一の符号を付して、重複する説明を省略する。
ラインヘッドプリンター1Aは、ヘッドユニット11に備えるラインヘッド13に代り、図6に示すラインヘッド13Aを備えている。
ラインヘッド13Aは、ノズルチップ131におけるノズル74の列設方向がX軸方向に対して傾斜したヘッドブロック130が、X軸方向に複数列設するようにして構成されている。ヘッドブロック130の配置において、それぞれのノズルチップ131の繋ぎ部分の影響が視認されるような印刷にならないようにするために、それぞれのノズルチップ131のノズル74の一部がオーバーラップするように配置されているのは、ラインヘッド13と同じである。X軸方向に対してヘッドブロック130を傾斜させることによって、隣り合うノズルチップ131のノズル74のX軸方向の位置関係がラインヘッド13とは異なって来るが、Y軸方向から見て、ノズル74が重なる、あるいは、ノズル74のピッチの半分の位置に交互に配置されるように傾斜させている。
また、図6に示すように、1つのノズルチップ131のノズル74の全てが余白ノズル領域Nrのノズル74になっているノズルチップ131がある。図6に示す例では、余白ノズル領域Nr1には、ラインヘッド13Aの一方の端部のノズルチップ131M、およびノズルチップ131Yの全体のノズル74が含まれる。また、余白ノズル領域Nr2には、ラインヘッド13Aの他方の端部のノズルチップ131K、およびノズルチップ131Cの全体のノズル74が含まれる。これらのノズルチップ131には、通常ノズル領域Npのノズル74が含まれていない。
このような構成の場合、端部のノズルチップ131には、通常ノズル領域Npのノズルチップ131に供給するインクとは異なるインクを供給するように構成することが比較的容易であるため、本実施形態のラインヘッド13Aでは、フルカラー印刷を行うためのシアンC、マゼンタM、イエローY、ブラックKのインク以外の特殊液体としての特殊インクを供給できるようにしている。つまり、本実施形態のラインヘッドプリンター1Aは、印刷媒体5の印刷領域Pに吐出するインクの種類数よりも使用する特殊インクの種類数だけ多い種類のノズル群を有している。
余白領域Rには、第2画像データに基づいて、特殊インクによる印刷を行う。すなわち、制御部50は、Y軸方向から見て、通常ノズル領域Npと重複していないノズルチップ131から、余白領域Rに特殊インクを吐出するように制御を行う。
特殊インクとしては、例えば、蛍光色を呈する蛍光色インク、白色のホワイトインク、透明なクリアインク、金属粒子を含んだメタルインク、など、余白領域Rの利用において、ユーザーの利便性を高める目的で、印刷領域Pとは異なる印刷が可能なインクを使用することができる。
例えば、白色のホワイトインク、クリアインクは、印刷領域Pの印刷画像に対して、目立たない印刷を行うことができる。また、蛍光色インクは、逆に目立つ印刷を行うことができる。メタルインクは、例えば、金属光沢を表現するため、あるいは、回路配線を構成するための印刷を行うことができる。
本実施形態によれば、実施形態1での効果に加えて、以下の効果を得ることができる。
ノズル群は、複数のノズルチップ131から成り、制御部50は、Y軸方向から見て、通常ノズル領域Npと重複していないノズルチップ131から、余白領域Rに特殊インクを吐出するように制御を行う。つまり、余白ノズル領域Nrのノズル74には、不使用のノズル74から構成されるノズルチップ131が含まれ、余白ノズル領域Nrのノズルチップ131には、通常ノズル領域Npのノズル74に供給されるインクとは異なる特殊インクが供給される。そのため、余白領域Rに対する印刷は、特殊インクによって行うことができる。特殊インクとしては、例えば、シアンC、マゼンタM、イエローY、ブラックKのインクによるフルカラー印刷を行うラインヘッドプリンター1において、例えば、クリアインクや、ホワイトインク、蛍光色インク、メタルインクなどを用いることができる。このように、余白領域Rに対する印刷に、印刷領域Pに対する印刷仕様とは独立して、特殊インクを用いることができるため、ユーザーの利便性を更に高めることができる。
なお、ラインヘッドプリンターが備えるラインヘッドは、上述したラインヘッド13やラインヘッド13Aの構成に限定するものではない。例えば、余白ノズル領域Nrのノズル74が、シアンC、マゼンタM、イエローYのインクを吐出する各ノズル群を含み、ブラックKのインクを吐出するノズル群のみを含まない構成であっても良い。
このような構成においては、シアンC、マゼンタM、イエローYのインクによりコンポジットブラックの色を形成することで余白領域Rに対してもフルカラー印刷を行うことが可能である。この場合には、画像処理部110は、第2画像データに基づき、シアンC、マゼンタM、イエローYのインクによりフルカラー印刷を実行させる印刷データを生成し、印刷部100に印刷を実行させる。
1…ラインヘッドプリンター、5…印刷媒体、10…インク付与部、11…ヘッドユニット、12…インク供給部、13…ラインヘッド、14…ヘッド制御部、20…移動部、21…供給部、22…収納部、23…搬送ローラー、25…プラテン、30…印刷制御部、31…装置内インターフェイス、32…CPU、33…メモリー、34…駆動制御部、35…移動制御信号生成回路、36…吐出制御信号生成回路、37…駆動信号生成回路、50…制御部、74…ノズル、110…画像処理部、111…画像制御部、112…入力部、113…表示部、114…記憶部、115…CPU、116…ASIC、117…DSP、118…メモリー、119…装置内インターフェイス、120…汎用インターフェイス、130…ヘッドブロック、131…ノズルチップ、G1…印刷画像、G2…属性情報、G3…目盛りパターン、P…印刷領域、R…余白領域。

Claims (6)

  1. 記録媒体を第1方向に搬送可能な搬送部と、
    同一の液体を吐出する複数のノズルから成るノズル群を、少なくとも前記記録媒体の記録領域に吐出する液体の種類数有するラインヘッドと、
    前記ラインヘッドからの液体の吐出を制御する制御部と、を備えたラインヘッドプリンターであって、
    前記ラインヘッドは、前記第1方向から見て、前記種類数のノズル群が一部重複するように配置され、
    前記制御部は、
    前記第1方向から見て前記種類数の前記ノズル群が互いに重複している通常ノズル領域のノズルから、前記記録領域に前記液体を吐出するように制御し、
    前記第1方向から見て前記種類数の前記ノズル群が互いに重複していない余白ノズル領域のノズルから、前記記録媒体の余白領域に前記種類数よりも少ない種類数の液体を吐出するように制御をすることを特徴とするラインヘッドプリンター。
  2. 前記制御部は、前記余白領域に任意に指定されたパターンを記録するように制御を行うことを特徴とする請求項1に記載のラインヘッドプリンター。
  3. 前記制御部は、
    前記通常ノズル領域のノズルから、第1画像データに基づいて液体を吐出し、
    前記余白ノズル領域のノズルから、第2画像データに基づいて液体を吐出するように制御をすることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のラインヘッドプリンター。
  4. 前記余白領域は、前記第1方向と交差する第2方向において、前記記録媒体の両端部に位置し、
    前記制御部は、
    前記両端部の一方の端部に位置する前記余白領域に対応する前記余白ノズル領域のノズルが、前記第2画像データに基づいて吐出するように制御される液体を吐出することが可能なノズルではなく、前記両端部の他方の端部に位置する前記余白領域に対応する前記余白ノズル領域のノズルが、当該第2画像データに基づいて吐出するように制御される液体を吐出することが可能なノズルである場合に、
    当該第2画像データに基づく吐出を前記他方の端部に位置する前記余白領域に行うように制御することを特徴とする請求項3に記載のラインヘッドプリンター。
  5. 前記ノズル群は、複数のノズルチップから成り、
    前記制御部は、前記第1方向から見て、前記通常ノズル領域と重複していない前記ノズルチップから、前記余白領域に特殊液体を吐出するように制御を行うことを特徴とする請求項1から4の何れか一項に記載のラインヘッドプリンター。
  6. 記録媒体を第1方向に搬送可能な搬送部と、同一の液体を吐出する複数のノズルから成るノズル群を、少なくとも前記記録媒体の記録領域に吐出する液体の種類数有するラインヘッドと、を備えたラインヘッドプリンターの吐出制御方法であって、
    前記第1方向から見て前記種類数の前記ノズル群が互いに重複している通常ノズル領域のノズルから、前記記録領域に前記液体を吐出するように制御し、
    前記第1方向から見て前記種類数の前記ノズル群が互いに重複していない余白ノズル領域のノズルから、前記記録媒体の余白領域に前記種類数よりも少ない種類数の液体を吐出するように制御をすることを特徴とする吐出制御方法。
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