JP2022015962A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2022015962A
JP2022015962A JP2020119168A JP2020119168A JP2022015962A JP 2022015962 A JP2022015962 A JP 2022015962A JP 2020119168 A JP2020119168 A JP 2020119168A JP 2020119168 A JP2020119168 A JP 2020119168A JP 2022015962 A JP2022015962 A JP 2022015962A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image forming
forming apparatus
sheet
exhaust
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2020119168A
Other languages
English (en)
Inventor
達史 水野
Tatsufumi Mizuno
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2020119168A priority Critical patent/JP2022015962A/ja
Publication of JP2022015962A publication Critical patent/JP2022015962A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Paper Feeding For Electrophotography (AREA)
  • Electrophotography Configuration And Component (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)

Abstract

【課題】画像形成装置の大型化を抑制しつつ、シート排出部に排出されたシートを効率的に冷却することができる画像形成装置を提供する。【解決手段】画像形成装置の動作時に発熱する第1発熱部25及び第2発熱部(画像形成部)と、第1ファン23と、第1ファンで筐体の外部から取り込まれた空気を案内する第1ダクト26,20と、で構成された、第1発熱部を冷却する第1冷却ユニットと、第2ファン24と、第2ファンで筐体の外部から取り込まれた空気を案内する第2ダクト27,21と、で構成された、第2発熱部を冷却する第2冷却ユニットと、を備え、第1発熱部を冷却した空気が排出される第1排気部20aと、第2発熱部を冷却した空気が排出される第2排気部21aは、排出ローラ14で排出されるシートにそれぞれから排出された空気が当たるように構成されている。【選択図】図5

Description

本発明は、電子写真複写機、電子写真プリンタ(例えばレーザビームプリンタ、LEDプリンタ等)などの画像形成装置に関する。
電子写真方式の画像形成装置で画像を形成する場合、まず画像形成部によってシート上にトナー像を形成する。次に、シート上のトナー像を定着装置より加熱し、トナー像を溶融させることでトナー像をシートに定着させる。その後、定着装置によりトナー像が定着されたシートは、排出ローラによってシート排出部に排出される。
ここで複数のシートに対して画像を連続的に形成する場合、定着装置によってトナー像と共に加熱されたシートはシート排出部に連続的に排出されて積載される。このように定着装置で加熱された高温のシートがシート排出部で積載されて束状となる場合、シートに定着されているトナーによりシート同士が貼り付いてしまうおそれがある。
これに対して特許文献1では、電装ユニットを冷却するために画像形成装置の筐体の外部から内部へ取り込まれた空気を、筐体の外部に排気する際、定着装置から排出されるシートに排気を吹き付けることによりシートを冷却する構成が記載されている。このように定着装置によって加熱されたシートを冷却することにより、シート排出部で積載された束状のシートにおいて、シートに定着されたトナーによりシート同士が貼り付くことが抑制される。
特開2003-208043号公報
上述したシート排出部におけるシート同士の貼り付きを抑制するためには、定着装置から排出されたシートに対して吹き付けられる空気の量を多くして、シートを効率的に冷却する方が効果を得やすくなる。特許文献1の構成において、シートに吹き付けられる空気の量を増加させるためには、例えば専用のファンを増設する構成が考えられる。しかしながら、ファンを増設する場合、ファンを配置するためのスペースを確保するために画像形成装置の大型化を招来する。
そこで本発明は、画像形成装置の大型化を抑制しつつ、シート排出部に排出されたシートを効率的に冷却することができる画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するための本発明に係る画像形成装置の代表的な構成は、シート上にトナー像を形成する画像形成部と、前記画像形成部によってシート上に形成されたトナー像を加熱してシートに定着させる定着部と、前記定着部によってトナー像が定着されたシートをシート排出部に排出する排出ローラ手段と、前記排出ローラ手段で排出されたシートが積載されるシート排出部を備え、前記画像形成部、前記定着部及び前記排出ローラを収容する筐体と、を備えた、シートに画像を形成する画像形成装置であって、前記画像形成装置の動作時に発熱する第1発熱部及び第2発熱部と、第1ファンと、前記第1ファンで前記筐体の外部から取り込まれた空気を案内する第1ダクトと、で構成された、前記第1発熱部を冷却する第1冷却ユニットと、第2ファンと、前記第2ファンで前記筐体の外部から取り込まれた空気を案内する第2ダクトと、で構成された、前記第2発熱部を冷却する第2冷却ユニットと、をさらに備え、前記第1発熱部を冷却した空気が排出される第1排気部と、前記第2発熱部を冷却した空気が排出される第2排気部は、前記排出ローラで排出されるシートにそれぞれから排出された空気が当たるように構成されていることを特徴とする。
本発明によれば、画像形成装置の大型化を抑制しつつ、シート排出部に排出されたシートを効率的に冷却することができる。
画像形成装置の断面概略図である。 画像形成装置の斜視図である。 画像形成装置の斜視図である。 画像形成装置の内部構成を示す斜視図である。 画像形成装置の断面図である。 画像形成装置の断面図である。 画像形成装置の斜視図である。 画像形成装置の斜視図である。 画像形成装置の断面図である。 画像形成装置の断面図である。 プロセスカートリッジの斜視図である。
(第1実施形態)
<画像形成装置>
以下、まず本発明の第1実施形態に係る画像形成装置の全体構成を画像形成時の動作とともに図面を参照しながら説明する。なお、以下に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは、特に特定的な記載がない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
図1は、画像形成装置Aの断面概略図である。図2は、画像形成装置Aを正面側から見た斜視図である。図3は、画像形成装置Aを背面側から見た斜視図である。画像形成装置Aは、シートS上にトナー像を形成する画像形成部50と、シートS上に形成されたトナー像をシートに定着させる定着装置13(定着部)と、トナー像が定着されたシートSを排出部15に排出する排出ローラ14と、を備える。
画像形成部50は、プロセスカートリッジ7、転写ローラ6、レーザスキャナユニット3を備える。プロセスカートリッジ7は、画像形成装置Aに対して着脱可能に構成されており、感光ドラム1(感光体)、帯電ローラ2、現像ローラ4、クリーニングブレード8を有する。感光ドラム1と転写ローラ6は、シートSを挟持し、搬送しながら、シートSにトナー像を転写させる転写ニップ部を形成する。
また画像形成装置Aは、商用電源から電源の供給を受け、上述した画像形成部50を構成する部材等に電力を供給する電源ユニット25(電源基板)を備える(図5)。電源ユニット25は、電子基板上にトランス等の電子部品を実装する。画像形成部50は、電源ユニット25から電力の供給を受けることによって駆動(動作)し、レーザスキャナユニット3によるレーザ光の照射や感光ドラム1の回転などの後述する画像形成動作を実行する。
画像形成装置Aの筐体30は、画像形成装置Aの外装を構成している。筐体30は、左カバー31、右カバー32、天面カバー33、正面カバー34、背面カバー35を有する。天面カバー33は、筐体30から排出されたシートSの下面が接する底部15a(シート排出部)を有する。さらに天面カバー33は、底部15aにそれぞれ繋がる、壁部15b、15c及び壁部15dを有する。壁部15b(第2壁面)は、排出ローラ14の回転軸線方向の一方に、排出ローラ14の回転軸線方向と直交するシートSの排出方向に沿って設けられ、シートSの幅方向の一端部の位置を規制可能に設けられている。側壁15c(第3壁面)は、排出ローラ14の回転軸線方向の他方に、排出ローラ14の回転軸線方向と直交するシートSの排出方向に沿って設けられ、シートSの幅方向の他端部の位置を規制可能に設けられている。そして壁部15d(第1壁面)は、排出ローラ14の鉛直下方において、排出ローラ14の回転軸線方向に沿って延びるように設けられている。また画像形成装置Aは、枠体として左側板28と右側板29を有する(図4)。
次に、画像形成動作について説明する。まず不図示の制御部に画像形成ジョブ信号が入力されると、シートカセット11に収納されたシートSがピックアップローラ9、給送ローラ10、搬送ローラ16によりレジストローラ12に搬送される。次に、シートSは、レジストローラ12により所定のタイミングで転写ニップ部に送り込まれる。
一方、画像形成部50においては、まず帯電ローラ2に電圧が印加されることで、帯電ローラ2と接触する感光ドラム1の表面が帯電させられる。その後、レーザスキャナユニット3が不図示の外部機器から送信された画像データに応じて感光ドラム1の表面にレーザ光を照射する。これにより感光ドラム1の表面電位が部分的に低下して画像データに応じた静電潜像が感光ドラム1の表面に形成される。
次に、現像ローラ4から感光ドラム1の表面に形成された静電潜像にトナーを付着させることによりトナー像が形成される。その後、感光ドラム1の表面上のトナー像は、感光ドラム1の回転によって転写ニップ部に送り込まれる。トナー像が転写ニップ部に到着すると、転写ローラ5にトナーの帯電極性と逆極性の電圧が印加されることでトナー像がシートSに転写される。トナー像がシートSに転写された後、感光ドラム1の表面に残留したトナーは、感光ドラム1の表面に当接するクリーニングブレード8によって掻き取られて除去される。
次に、トナー像が転写されたシートSは、定着装置13に送り込まれる。そして定着装置13の加熱ローラ13aと加圧ローラ13bにより形成された定着ニップ部においてシートSに担持されたトナー像が加熱、加圧される定着処理が施される。この定着処理によりシートSに担持されているトナー像が溶融してシートSに定着される。その後、トナー像が定着されたシートSは排出ローラ14に搬送され、排出ローラ14が回転することにより排出部15(シート排出部)に排出される。
<冷却構成>
画像形成装置Aでは、不図示の制御部の制御に応じて電源ユニット25から不図示の駆動源(モータ)へ電力が供給され、感光ドラム1が回転させられ、画像形成部50で画像形成が行われる。このとき電源ユニット25は、通電されることによって発熱する発熱源(第1発熱部)としても動作する。このため、電源ユニット25が稼働して昇温し、所定以上の温度で使用が継続されると、電源ユニット25を構成する電子部品が故障するおそれがある。他方で感光ドラム1が回転させられることにより、感光ドラム1とクリーニングブレード8との間で摩擦熱が発生する。つまり画像形成部50は、画像形成が行われることにより、発熱する発熱源(第2発熱部)としても動作する。このため、例えばクリーニングブレード8の温度が摩擦熱によって所定以上になった場合には、クリーニングブレード8が軟化し、感光ドラム1に残留したトナーを掻き取り切れずに清掃不良を起こしやすくなる。
また画像形成装置Aで複数のシートSに対して画像を連続的に形成する場合、定着装置13によってトナー像と共に加熱されたシートSは、連続的に排出され、排出部15に積載される。このように定着装置13で加熱された高温のシートSが複数、排出部15に積載された場合、シートSに定着されたトナーによりシートS同士が貼り付いてしまうおそれがある。
そこで画像形成装置Aは、上述した画像形成部50、電源ユニット25、排出部15に排出されたシートSの昇温に伴う問題の発生を抑制するために、これらを冷却するための構成を備えている。以下、画像形成部50、電源ユニット25、排出部15に排出されたシートSを冷却するための構成について説明する。
図4は、画像形成装置Aの内部構成を示す斜視図であり、画像形成部50、電源ユニット25、排出部15に排出されたシートSを冷却するために用いられる部材を中心に一部の部材を抜き出した斜視図である。図5は、画像形成装置Aを水平方向に切断し、画像形成装置Aを鉛直方向の上方から見た時の断面図である。図6は、画像形成装置Aを図5に示すK1-K1断面で切断した断面図である。
画像形成装置Aでは、電源ユニット25と排出部15に排出されたシートSを冷却するため、吸気ダクト26と排気ダクト20からなるダクト(第1ダクト)と、このダクトに空気を流すためのファン23(第1ファン)を有する第1冷却ユニットを備えている。また画像形成装置Aでは、画像形成部50と排出部15に排出されたシートSを冷却するため、吸気ダクト27と排気ダクト21からなるダクト(第2ダクト)と、このダクトに空気を流すためのファン24(第2ファン)を有する第2冷却ユニットを備えている。
まず初めに第1冷却ユニットについて説明を行う。吸気ダクト26は、左側板28と、左側板28に固定されたダクト形成部材26aと、で筒状に構成されている。つまり左側板28は吸気ダクト26の側壁の一部を兼ね、左側板28に固定された電源ユニット25はが吸気ダクト26の内部に配置された構成とされている。また吸気ダクト26の内部にはファン23が設けられている。ファン23は、気流を生じさせ、左カバー31に設けられた吸気口31aを介して筐体30の外部の空気を取り込む。吸気口31aから取り込まれた空気は、吸気ダクト26の内部を流れるように構成されている。そして、吸気ダクト26を流れた空気は、左側板28に設けられた孔部28aを介して、画像形成装置Aの内部へ流れるように構成されている(図6)。
ファン23によって吸気口31aから取り込まれた空気は、電源ユニット25に送られ、電源ユニット25を冷却する。つまり吸気ダクト26は、ファン23によって取り込んだ筐体30の外部の空気を電源ユニット25に案内する。
また吸気ダクト26は、左側板28の孔部28aを介して排気ダクト20に繋がっている。そして排気ダクト20の排気口20a(第1排気部)は、排出ローラ14の鉛直下方に位置し、筐体30(天面カバー33)の壁部15dにおいて、露出するように設けられている。つまり筐体30の外部からファン23によって取り込まれた空気は、吸気ダクト26を経て電源ユニット25(第1発熱部)を冷却した後、排気ダクト20に送られ、排気ダクト20の排気口20a(第1排気部)から筐体30の外部へ排気される。なお、筐体30の外部へ排気する構成は、排気ダクト20の排気口20aから直接排気する構成に限られず、例えば天面カバー33の壁部15dにルーバーを備えた開口部(第1排気部)を設け、この開口部を介して空気を排気する構成であってもよい。
次に第2冷却ユニットについて、説明を行う。吸気ダクト27は、筒状に構成されており、吸気ダクト27の内部にはファン24が設けられている。ファン24は、気流を生じさせ、左カバー31に設けられた吸気口31bを介して筐体30の外部の空気を取り込む。吸気口31bから取り込まれた空気は、吸気ダクト27の内部を流れるように構成されている。そして、吸気ダクト27を流れた空気は、左側板28に設けられた孔部28bを介して、画像形成装置Aの内部へ流れるように構成されている(図6)。そして吸気ダクト27には、左側板28の孔部28bを介して排気ダクト21が繋がっている。
ここでプロセスカートリッジ7は、左側板28と右側板29の間の位置で、プロセスカートリッジ7の長手方向(感光ドラム1の回転軸線方向)と排出ローラ14の回転軸線方向とが略平行となるように配置されている。排気ダクト21は、プロセスカートリッジ7の上面に沿って形成され、ファン24で吸気口3bから取り込まれた空気は、吸気ダクト27を経て、排気ダクト21を流れることでプロセスカートリッジ7を冷却する。つまり吸気ダクト27と排気ダクト21は、ファン24で取り込んだ筐体30の外部の空気をプロセスカートリッジ7の近傍に案内する。
そして排気ダクト21の排気口21a(第2排気部)は、排出ローラ14の鉛直下方において、排出ローラ14の回転軸線方向において排気ダクト20の排気口20aと隣接する位置に設けられている。より具体的には、排気口21aは、筐体30(天面カバー33)の壁部15dに設けられた切り欠き(開口)を介して露出するように設けられている。これにより、筐体30の外部からファン24によって取り込まれた空気は、吸気ダクト27を経て、排気ダクト21に送られ、画像形成部50(第2発熱部)を冷却した後、排気ダクト21の排気口21a(第2排気部)から筐体30の外部へ排気される。なお、吸気ダクト27に取り込まれた空気を筐体30の外部へ排気する構成は、排気ダクト21の排気口21aから直接排気する構成に限られず、例えば天面カバー33の壁部15dにルーバーを備えた開口部(第2排気部)を設け、この開口部を介して空気を排気する構成であってもよい。
上述した通り、排出部15における排出ローラ14の下部には、排気ダクト20の排気口20aと、排気ダクト21の排気口21aが設けられている。排気口20a、21aから排出された空気(排気)は、排出部15に排出されたシートSに対し、排出ローラ14によるシートSの搬送方向に沿って吹き付けられる。排気口20a、21aから排出された空気は、プロセスカートリッジ7と電源ユニット25が持っていた熱により外気よりは高温であるものの、定着装置13で加熱されたシートSの温度よりは低い。従って、排気口20a、21aから排出された空気が排出部15に排出されたシートSに吹き付けられることでシートSが冷却される。このため、排出部15に排出されたシートSに定着されているトナーによってシートS同士が貼り付くことを抑制することができる。
また画像形成装置Aは、電源ユニット25を冷却する空気と、画像形成部50を冷却する空気とをそれぞれ二次的に利用してシートSを冷却する。このため、加えて専用のファンを増設することなく、排出部15に排出されたシートSを冷却することができる。このため、排出部15に排出されたシートSを冷却するためのファンの配置スペースを削減することができ、画像形成装置Aの大型化を抑制することができる。
加えて、電源ユニット25又は画像形成部50のいずれか一方を冷却する空気のみを利用して排出部15に排出されたシートSを冷却する構成と比較して、シートSに送り込まれる空気の量を増加させることができるため、シートSの冷却効率を上げることができる。さらに排気口20a、21aは、排出ローラ14の回転軸線方向において並ぶように、即ちシートSの幅方向の異なる位置に配置されている。従って、シートSの幅方向の複数の位置からシートSに空気を吹き付けて冷却できるため、シートS全体を効率的に冷却することができる。
またファン23、24は、排出ローラ14の回転軸線方向において、排出部15に対して同じ側に配置されている。このようにファン23、24を集約させることで、排出部15に対してファン23、24が配置された側と反対側のスペースを小さくすることができるため、画像形成装置Aの小型化を図ることができる。さらには排出ローラ14の回転軸線方向において、画像形成部50(第2発熱部)を冷却するダクトの排気口21aに比べ、一方側の左側板28に固定された電源ユニット25(第1発熱部)を冷却するダクトの排気口20aを一方側に配置している。これにより、第1冷却ユニットの排気ダクト20、第2冷却ユニットの排気ダクト21の長さが長くなり、画像形成装置Aにおける排気ダクト20、21の占有スペースの増加を抑制することができ、画像形成装置Aの小型化を可能とすることができる。
(第2実施形態)
次に、本発明に係る画像形成装置の第2実施形態について図を用いて説明する。第1実施形態と説明の重複する部分については、同一の符号を付して説明を省略する。
本実施形態に係る画像形成装置Aは、第1実施形態の構成に対し、吸気ダクト26と排気ダクト20からなる第1冷却ユニットと吸気ダクト27と排気ダクト21からなる第2冷却ユニットの位置及び形状と、プロセスカートリッジ7の筐体の形状が異なる。その他の構成は、第1実施形態の構成と同様であるため、説明を省略する。
図7は、本実施形態に係る画像形成装置Aを正面側から見た斜視図である。図8は、本実施形態に係る画像形成装置Aを背面側から見た斜視図である。図9は、画像形成装置Aを水平方向に切断し、画像形成装置Aを鉛直方向の上方から見た時の断面図である。図10は、画像形成装置Aを図9に示すK2-K2断面で切断した断面図である。
本実施形態の画像形成装置Aでは、排気ダクト20の排気口20aは排出部15の壁部15bに設けられた開口から露出するように配置されており、排気ダクト21の排気口21aは排出部15の側壁15cに設けられた開口から露出するように配置されている。排出ローラ14の回転軸線方向において、排気ダクト20の排気口20aと排気ダクト21の排気口21aは、互いに対向する位置に配置されている。なお、排出ローラ14の回転軸線方向において、排出部15の一端部は壁部15bであり、他端部は側壁15cである。
また図11に示す様に、本実施形態のプロセスカートリッジ7の筐体における長手方向の両端部には、通気孔7a、7bがそれぞれ形成されている。図9、図10に示す様に、通気孔7aには吸気ダクト27が繋がり、通気孔7bには排気ダクト21が繋がるようにして、第2冷却ユニットが構成されている。
第1冷却ユニットでは吸気ダクト26は、左側板28と、左側板28に固定されたダクト形成部材26aと、で筒状に構成されている。また吸気ダクト26の内部にはファン23が設けられている。ファン23によって左カバー31の吸気口31aから取り込まれた空気は、吸気ダクト26を流れることで吸気ダクト26の内部の電源ユニット25を冷却する。その後、吸気ダクト26を流れる空気は、左側板28の孔部28aを介して繋がる排気ダクト20を流れ、壁部15bに配置された排気ダクト20の排気口20a(第1排気部)から排気される。排気ダクト20の排気口20aから排気された空気は、排出ローラ14の回転軸線方向に沿って流れるようにして排出部15に排出されたシートSに吹き付けられ、シートSが冷却される。
また第2冷却ユニットでは、吸気ダクト27は、筒状に構成されており、吸気ダクト27の内部にはファン24が設けられている。ファン24によって左カバー31の吸気口31bから取り込まれた空気は、吸気ダクト27を流れ、左側板28に設けられた孔部28bを介して、画像形成装置Aの内部へ流れるように構成されている。吸気ダクト27を流れる空気は、プロセスカートリッジ7の筐体に形成された通気孔7aからプロセスカートリッジ7の内部に流れ込む。そしてこの空気は、プロセスカートリッジ7の内部を通ることにより、プロセスカートリッジ7(感光ドラム1やクリーニングブレード8)を長手方向の全域に亘って冷却した後、プロセスカートリッジ7の通気孔7bを通って排気ダクト21に流れ込む。つまり第2冷却ユニットでは、プロセスカートリッジ7で空気が案内される流路をダクトの一部としている。プロセスカートリッジ7を冷却した空気は、側壁15cに配置された排気ダクト21の排気口21a(第2排気部)から排気される。排気ダクト21の排気口21aから排気された空気は、排出ローラ14の回転軸線方向に沿って流れるようにして排出部15に排出されたシートSに吹き付けられ、シートSが冷却される。
以上説明した通り、本実施形態の構成によれば、第1実施形態の構成と同様に、排気ダクト20、21の排気口20a、21aから排出された空気(排気)により、排出部15に排出されたシートSが冷却される。従って、排出部15に排出されたシートSに定着されているトナーによってシートS同士が貼り付くことを抑制することができる。
また画像形成装置Aは、電源ユニット25と冷却する空気と、画像形成部50を冷却する空気をそれぞれ二次的に利用してシートSを冷却する。このため、加えて専用のファンを増設することなく、排出部15に排出されたシートSを冷却することができる。このため、排出部15に排出されたシートSを冷却するためのファンの配置スペースを削減することができ、画像形成装置Aの大型化を抑制することができる。
加えて、電源ユニット25又は画像形成部50のいずれか一方を冷却する空気のみを利用して排出部15に排出されたシートSを冷却する構成と比較して、シートSに送り込まれる空気の量を増加させることができるため、シートSの冷却効率を上げることができる。さらに排気口20a、21aは、排出部15に排出されたシートSの幅方向の両側に配置されている。従って、シートSの幅方向の両側からシートSに空気を吹き付けて冷却できるため、シートS全体を効率的に冷却することができる。
またファン23、24は、排出ローラ14の回転軸線方向において、排出部15に対して同じ側に配置されている。このようにファン23、24を集約させることで、排出部15に対してファン23、24が配置された側と反対側のスペースを小さくすることができるため、画像形成装置Aの小型化を図ることができる。さらには排出ローラ14の回転軸線方向において、画像形成部50(第2発熱部)を冷却するダクトの排気口21aに比べ、一方側の左側板28に固定された電源ユニット25(第1発熱部)を冷却するダクトの排気口20aを一方側に配置している。これにより、第1冷却ユニットの排気ダクト20、第2冷却ユニットの排気ダクト21の長さが長くなり、画像形成装置Aにおける排気ダクト20、21の占有スペースの増加を抑制することができ、画像形成装置Aの小型化を可能とすることができる。
なお、第1実施形態、第2実施形態では、吸気ダクト26と排気ダクト20を接続し、吸気ダクト27と排気ダクト21を接続する構成について説明したものの、本発明はこれに限られるものではない。即ち、吸気ダクト26と排気ダクト20を一つのダクトにする構成や、更に分割して三つ以上のダクトにする構成としてもよい。また吸気ダクト27と排気ダクト21を一つのダクトにする構成や、更に分割して三つ以上のダクトにする構成としてもよい。
また第1実施形態、第2実施形態では、吸気ダクト27、排気ダクト20、21を筒状の一体物とし、吸気ダクト26を左側板28とダクト形成部材26aで空間を仕切る筒状部とした。しかしながら、本発明はこれに限られるものではない。即ち、専用のダクトの代わりに、例えば左側板28、右側板29、左側板28と右側板29に連結されるステー、シートSの移動をガイドする搬送ガイドで仕切られた空間等をダクトとして利用する構成としてもよい。なお、ダクトとは、空気を所定の方向へ流れるように整流し、所定の方向へ空気を案内できるものであればよく、完全に空間を仕切るものでなくてもよい。
また第1実施形態、第2実施形態では、電源ユニット25やプロセスカートリッジ7を冷却する空気を排出部15に排出されたシートSに吹き付ける構成について説明したものの、本発明はこれに限られるものではない。即ち、モータ、コントローラ基板、レーザスキャナユニット3など、画像形成装置Aの駆動(動作)時に発熱する部材を冷却するために筐体30の内部に取り込まれた空気を排気する際に、空気を排出部15に排出されたシートSに吹き付ける構成としてもよい。
また第1実施形態、第2実施形態では、一つのプロセスカートリッジ7を装着可能なモノクロタイプの画像形成装置Aを例示して本発明を説明したものの、本発明はこれに限られるものではない。即ち、複数のプロセスカートリッジが装着され、フルカラー画像を形成可能な画像形成装置に本発明の構成を適用しても同様の効果を得ることができる。
1…感光ドラム(感光体)
7…プロセスカートリッジ
8…クリーニングブレード
13…定着装置(定着部)
14…排出ローラ
15…排出部(シート排出部)
20…排気ダクト
21…排気ダクト
20a…排気口(第1排気部)
21a…排気口(第2排気部)
23…ファン(第1ファン)
24…ファン(第2ファン)
25…電源ユニット(第1発熱部)
26…吸気ダクト
27…吸気ダクト
30…筐体
50…画像形成部(第2発熱部)
A…画像形成装置

Claims (11)

  1. シート上にトナー像を形成する画像形成部と、
    前記画像形成部によってシート上に形成されたトナー像を加熱してシートに定着させる定着部と、
    前記定着部によってトナー像が定着されたシートをシート排出部に排出する排出ローラ手段と、
    前記排出ローラ手段で排出されたシートが積載されるシート排出部を備え、前記画像形成部、前記定着部及び前記排出ローラを収容する筐体と、
    を備えた、シートに画像を形成する画像形成装置であって、
    前記画像形成装置の動作時に発熱する第1発熱部及び第2発熱部と、
    第1ファンと、前記第1ファンで前記筐体の外部から取り込まれた空気を案内する第1ダクトと、で構成された、前記第1発熱部を冷却する第1冷却ユニットと、
    第2ファンと、前記第2ファンで前記筐体の外部から取り込まれた空気を案内する第2ダクトと、で構成された、前記第2発熱部を冷却する第2冷却ユニットと、
    をさらに備え、
    前記第1発熱部を冷却した空気が排出される第1排気部と、前記第2発熱部を冷却した空気が排出される第2排気部は、前記排出ローラで排出されるシートにそれぞれから排出された空気が当たるように構成されていることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記第1排気部と前記第2排気部は、前記排出ローラの鉛直下方に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記筐体は、前記シート排出部に繋がり、前記排出ローラの回転軸線方向に沿って延びる第1壁面を有し、
    前記第1排気部と前記第2排気部は、前記第1壁面に設けられた開口から露出するように設けられていることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記第1排気部と前記第2排気部は、前記排出ローラの回転軸線方向において並ぶように配置されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  5. 前記筐体は、前記排出ローラの回転軸線方向において、前記シート排出部に繋がり、前記シート排出部の一端側に配置された第2壁面と、前記シート排出部に繋がり、前記シート排出部の他端側に配置された第3壁面と、を有し、
    前記第1排気部は、前記第2壁面に設けられた開口部から露出するように設けられ、
    前記第2排気部は、前記第3壁面に設けられた開口部から露出するように設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  6. 前記第1排気部と前記第2排気部は、前記排出ローラの回転軸線方向において互いに対向する位置に配置されていることを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 前記第1発熱部は、前記画像形成部に電力を供給する電源基板であることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  8. 前記電源基板は、前記排出ローラの軸線方向において、前記画像形成部に対して一方側に設けられ、
    前記第1排気部は、前記排出ローラの軸線方向において、前記第2排気部に対して前記一方側に設けられていることを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
  9. 前記電源基板は、前記第2ダクトの内部に設けられていることを特徴とする請求項7又は8に記載の画像形成装置。
  10. 前記発熱部は、前記画像形成部であることを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  11. 前記画像形成部は、感光体と、該感光体に付着したトナーを掻き取るクリーニングブレードと、を有するプロセスカートリッジを備え、
    前記第2ダクトは、一部が前記プロセスカートリッジによって空気が案内される流路とされていることを特徴とする請求項10に記載の画像形成装置。
JP2020119168A 2020-07-10 2020-07-10 画像形成装置 Pending JP2022015962A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020119168A JP2022015962A (ja) 2020-07-10 2020-07-10 画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020119168A JP2022015962A (ja) 2020-07-10 2020-07-10 画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2022015962A true JP2022015962A (ja) 2022-01-21

Family

ID=80121071

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020119168A Pending JP2022015962A (ja) 2020-07-10 2020-07-10 画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2022015962A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4897313B2 (ja) 画像形成装置
US8781357B2 (en) Image forming apparatus
JP4961896B2 (ja) 画像形成装置
JP2008033052A (ja) 画像形成装置
US9541898B2 (en) Image forming apparatus
JP6237613B2 (ja) 画像形成装置
JP5392022B2 (ja) 画像形成装置
JP4882429B2 (ja) 画像形成装置
JP5135999B2 (ja) 画像形成装置
JP4298557B2 (ja) 画像形成装置
JP2022015962A (ja) 画像形成装置
JP2012173461A (ja) 画像形成装置
JP2020085964A (ja) 現像装置及び該現像装置を備えた画像形成装置
JP2012073282A (ja) 画像形成装置
JP2008185896A (ja) 画像形成装置
JP5144184B2 (ja) 画像形成装置
JPH10133550A (ja) 電子写真画像形成装置及びプロセスカートリッジ
JP2012098448A (ja) 画像形成装置
US9715211B2 (en) Image forming apparatus including air blower, and sheet guide used in image forming apparatus
JP2009210892A (ja) 画像形成装置
JP2011107478A (ja) 画像形成装置
JP2020060743A (ja) 画像形成装置
JP2005181870A (ja) 画像形成装置
US11693359B2 (en) Image forming apparatus having a suction port and a blowing port arranged at different positions
US11221586B2 (en) Image forming apparatus