JP2022014270A - 圧力スイング吸着装置、および、圧力スイング吸着装置の制御方法 - Google Patents

圧力スイング吸着装置、および、圧力スイング吸着装置の制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】目的ガスが常にいずれかの吸着塔から取り出されるようにするPSA装置およびその制御方法を提供する。【解決手段】3つ吸着塔で1つのグループが形成される。PSA装置の制御部6は、このグループのうち1つまたは2つ吸着塔から目的ガスが常に取り出されるように、かつ、この間に残りの1つの吸着塔の吸着剤が再生処理されるように、流路20、30、40、50の状態を制御する。【選択図】図1

Description

本発明は、圧力スイング吸着(PSA:Pressure Swing Adsorption)装置、および、圧力スイング吸着装置の制御方法に関する。
圧力スイング吸着装置(以下、PSA装置)は、原料ガスから特定ガスを吸着して目的ガスを生成し、この目的ガスを製品ガスとして供給する。
特許文献1は、2つの吸着塔で1つのグループを形成するPSA装置を開示している。特許文献1のPSA装置は、原料ガスを1つの吸着塔に導入してこの吸着塔を加圧し目的ガスを生成し、この間に、もう一方の吸着塔の吸着剤を再生処理する。生成された目的ガスはバッファタンクへ供給される。PSA装置は、次いで、両吸着塔を互いに均圧にする。
それから、PSA装置は、原料ガスを、今度は他方の吸着塔に導入してこの吸着塔を加圧して目的ガスを生成し、一方の吸着塔の吸着剤を再生処理する。生成された目的ガスはバッファタンクへ送られる。PSA装置は、次いで、両吸着塔を互いに均圧にする。PSA装置は、これらの工程を繰り返す。
均圧工程の間、および、均圧工程から、吸着塔が原料ガスの供給によってバッファタンクの圧力に上昇するまでの間、目的ガスがどの吸着塔からもバッファタンクへ供給されることはない。これらの間、バッファタンクに既に貯蔵された目的ガスを製品ガスとして外部に供給し、それにより製品ガスを外部へ連続供給できるようにしている。しかしながら、これにより、バッファタンクの圧力は低下する。
すなわち、目的ガスがどの吸着塔からも取り出されていない時間があることにより、ユーザに提供する製品ガスの圧力低下の低下がもたらされているといえる。
特開第2010-75778号公報 実公平07-002025号公報
本発明は、目的ガスが常にいずれかの吸着塔から取り出されるようにするPSA装置およびその制御方法を提供することを目的とする。
本発明は、圧力スイング吸着法によって原料ガスから特定ガスを吸着して目的ガスを生成する圧力スイング吸着装置であって、
前記原料ガスを圧縮して供給する圧縮機と、
前記特定ガスを前記目的ガスより優先的に吸着する吸着剤が充填された吸着塔を3つ含むグループと、
前記吸着塔のそれぞれに接続された供給路を含み、前記原料ガスを、前記供給路を通じて前記圧縮機から前記吸着塔のそれぞれに選択的に供給するために、前記供給路の状態を切り替える供給切替手段と、
前記吸着塔のそれぞれに接続された排出路を含み、前記特定ガスを、前記排出路を通じて前記吸着塔のそれぞれから選択的に排出するために、前記排出路の状態を切り替える排出切替手段と、
前記吸着塔のそれぞれに接続された連通路を含み、前記グループのうち任意の2つの前記吸着塔を、前記連通路を通じて互いに均圧にするために、前記連通路の状態を切り替える連通切替手段と、
前記吸着塔のそれぞれに接続された取出路を含み、前記目的ガスを、前記取出路を通じて前記吸着塔のそれぞれから選択的に取り出すために、前記取出路の状態を切り替える取出切替手段と、
前記供給切替手段、前記排出切替手段、前記連通切替手段、および、前記取出切替手段を制御する制御部と、を備え、
前記制御部は、
前記グループのうち、1つの吸着塔を第1吸着塔として、別の1つの吸着塔を第2吸着塔として、残り1つの吸着塔を第3吸着塔として、
前記原料ガスを前記第1吸着塔に供給し、前記目的ガスを前記第1吸着塔から取り出す第1工程と、
前記原料ガスを前記第1吸着塔に供給停止するが前記目的ガスを前記第1吸着塔から取り出し続け、前記原料ガスを前記第2吸着塔に供給開始して前記第2吸着塔を加圧する第2工程と、
前記原料ガスを前記第1吸着塔に供給開始し、前記目的ガスを前記第1吸着塔から取り出し続け、前記2吸着塔を前記原料ガスの供給によって加圧し続ける第3工程と、
前記原料ガスを前記第1および第2吸着塔に供給し続け、目的ガスを前記第1吸着塔から取り出し続け前記第2吸着塔から取り出し始める第4工程と、を連続して実施し、
前記第1から第4工程の間に、前記特定ガスを前記第3吸着塔から排出して前記第3吸着塔の前記吸着剤を再生処理し、
前記原料ガスを前記第1吸着塔へ供給停止し、前記目的ガスを前記第1吸着塔から取出停止し、前記特定ガスを前記第3吸着塔から排出停止し、前記第1吸着塔と前記第3吸着塔とを互いに連通させて均圧にし、前記原料ガスを前記第2吸着塔に供給し続け前記目的ガスを前記第2吸着塔から取り出し続ける第5工程を、前記第4工程に続いて実施する。
前記制御部は、
前記第1から第5工程を実施した後に、
前記第1から第5工程の実施の際に第1吸着塔だった吸着塔を第3吸着塔として、第2吸着塔だった吸着塔を第1吸着塔として、第3吸着塔だった吸着塔を第2吸着塔として、前記第1から第5工程を再び実施してよい。
前記供給切替手段は、
前記吸着塔のそれぞれに対して設けられ、前記供給路に介在され、前記制御部によって制御される3つの開閉バルブを備えてよい。
前記排出切替手段は、
前記吸着塔のそれぞれに対して設けられ、前記排出路に介在され、前記制御部によって制御される3つの開閉バルブを備えてよい。
前記連通切替手段は、
前記吸着塔のそれぞれに対して設けられ、前記取出路に介在され、前記制御部によって制御される3つの開閉バルブを備えてよい。
前記取出切替手段は、
前記吸着塔のそれぞれに対して設けられ、前記取出路に介在され、前記制御部によって制御される3つの開閉バルブを備えてよい。
さらに、本発明は、圧力スイング吸着法によって原料ガスから特定ガスを吸着して目的ガスを生成するPSA装置の制御方法であって、
前記PSA装置は、前記特定ガスを前記目的ガスより優先的に吸着する吸着剤が充填された吸着塔を3つ含むグループを備え、各吸着塔は、供給路、排出路、連通路、および、取出路に接続されており、
前記制御方法は、
前記グループのうち、1つの吸着塔を第1吸着塔として、別の1つの吸着塔を第2吸着塔として、残り1つの吸着塔を第3吸着塔として、
前記原料ガスを前記第1吸着塔に前記供給路を通じて供給し、前記目的ガスを前記第1吸着塔から前記取出路を通じて取り出す第1工程と、
前記原料ガスを前記第1吸着塔に供給停止するが前記目的ガスを前記第1吸着塔から前記取出路を通じて取り出し続け、前記原料ガスを前記第2吸着塔に前記供給路を通じて供給開始して前記第2吸着塔を加圧する第2工程と、
前記原料ガスを前記第1吸着塔に前記供給路を通じて供給開始し、前記目的ガスを前記第1吸着塔から前記取出路を通じて取り出し続け、前記2吸着塔を前記原料ガスの供給によって加圧し続ける第3工程と、
前記原料ガスを前記第1および第2吸着塔に前記供給路を通じて供給し続け、前記目的ガスを、前記取出路を通じて、前記第1吸着塔から取り出し続け前記第2吸着塔から取り出し始める第4工程と、を順番に実施し、
前記第1から第4工程の間に、前記特定ガスを前記第3吸着塔から前記排出路を通じて排出して前記第3吸着塔の前記吸着剤を再生処理し、
前記原料ガスを前記第1吸着塔へ供給停止し、前記目的ガスを前記第1吸着塔から取出停止し、前記特定ガスを前記第3吸着塔から排出停止し、前記第1吸着塔と前記第3吸着塔とを、前記連通路を通じて互いに連通させて均圧にし、前記原料ガスを前記第2吸着塔に前記供給路を通じて供給し続け前記目的ガスを前記第2吸着塔から前記取出路を通じて取り出し続ける第5工程を前記第4工程に続いて実施する。
前記制御方法は、
前記第1から第5工程を実施した後に、
前記第1から第5工程の実施の際に第1吸着塔だった吸着塔を第3吸着塔として、第2吸着塔だった吸着塔を第1吸着塔として、第3吸着塔だった吸着塔を第2吸着塔として、前記第1から第5工程を再び実施してよい。
本発明に係るPSA装置およびPSA装置の制御方法によれば、目的ガスを、いずれかの吸着塔から常に取り出すことができるようになる。
本発明の例示のPSA装置の概略図である。 第1から第5工程を説明する。 第1’から第5’工程を説明する。 第1’’から第5’’工程を説明する。 実施例のサイクル条件を示す。 実施例の原料ガスの条件および実施例の結果を示す。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態が説明される。図1は、例示のPSA装置を示す。PSA装置は、PSA法によって、原料ガスから特定ガスを吸着して、目的ガスを生成する。例えば、PSA装置は、空気を原料ガスとする。この場合、PSA装置は、窒素を吸着して酸素を生成する酸素PSA装置、酸素を吸着して窒素を生成する窒素PSA装置、及び、水分を吸着してドライエアを生成するPSAドライヤなどがある。
PSA装置は、互いに並列する3つの吸着塔Ta,Tb,Tcを備え、3つの吸着塔Ta,Tb,Tcで1つのグループを形成する。不図示の吸着剤が吸着塔Ta,Tb,Tc内に充填されている。吸着剤は、特定ガスを目的ガスより優先して吸着する性質を有する。酸素PSA装置の場合、例えば、窒素ガスを酸素ガスより優先して吸着するゼオライト吸着剤が用いられる。窒素PSA装置の場合、例えば、酸素ガスを窒素ガスより優先して吸着する分子篩活性炭吸着剤が用いられる。PSAドライヤの場合、乾燥剤が吸着剤として用いられる。
吸着塔が原料ガスの供給によって加圧されると、吸着剤が原料ガス中の特定ガスを吸着し、結果的に、目的ガスが吸着塔内に残る。こうして、目的ガスが吸着塔内で生成される。
PSA装置は、さらに、原料ガスを圧縮し、圧縮された原料ガスを各吸着塔Ta,Tb,Tcに供給するための圧縮機1を備える。圧縮機1は、周知のものが用いられてよい。
PSA装置は、さらに、圧縮機1および吸着塔Ta,Tb,Tcに接続された供給路20を含む供給切替手段2を備える。供給切替手段2は、原料ガスを、供給路20を通じて圧縮機1から吸着塔Ta,Tb,Tcのそれぞれに選択的に供給するために、供給路20の状態を切り替えるように構成されている。
具体的には、供給路20は、3つの分岐路20a,20b,20cを有し、この分岐路20a,20b,20cが3つの吸着塔Ta,Tb,Tcにそれぞれ接続されている。さらに、供給切替手段2は、開閉バルブV1,V2,V3を備える。バルブV1,V2,V3は、吸着塔Ta,Tb,Tcのそれぞれに対して設けられ、供給路20の分岐路20a,20b,20cに介在され、後述の制御部6によって制御される。バルブV1,V2,V3の開閉制御によって、原料ガスを供給する吸着塔を選択することができる。
PSA装置は、さらに、吸着塔Ta,Tb,Tcに接続された排出路30を含む排出切替手段3を備える。排出路30は、排出口31を有する。排出切替手段3は、特定ガスを、排出路30および排出口31を通じて外部環境へ吸着塔Ta,Tb,Tcのそれぞれから選択的に排出するために、排出路30の状態を切り替えるように構成されている。
具体的には、排出路30は、3つの分岐路30a、30b、30cを有し、この分岐路30a,30b,30cが3つの吸着塔Ta,Tb,Tcにそれぞれ接続されている。さらに、排出切替手段3は、開閉バルブV4,V5,V6を備える。バルブV4,V5,V6は、吸着塔Ta,Tb,Tcのそれぞれに対して設けられ、排出路30の分岐路30a,30b,30cに介在され、制御部6によって制御される。バルブV4,V5,V6の開閉制御によって、後述の吸着剤の再生処理のために特定ガスを排出する吸着塔を選択することができる。
PSA装置は、さらに、吸着塔Ta,Tb,Tcに接続された連通路40を含む連通切替手段4を備える。連通切替手段4は、グループのうち任意の2つの吸着塔を互いに均圧にするために、連通路40の状態を切り替えるように構成されている。
具体的には、連通路40は、3つの分岐路40a,40b,40cを有し、この分岐路40a,40b,40cが3つの吸着塔Ta,Tb,Tcにそれぞれ接続されている。さらに、連通切替手段4は、開閉バルブV7,V8,V9を備える。バルブV7,V8,Vは、吸着塔Ta,Tb,Tcのそれぞれに対して設けられ、連通路40の分岐路40a,40b,40cに介在され、制御部6によって制御される。バルブV7,V8,V9の開閉制御によって、後述の均圧工程を実施するために互いに連通させる2つの吸着塔をグループの中から選択することができる。
PSA装置は、さらに、吸着塔Ta,Tb,Tcに接続された取出路50を含む取出切替手段5を備える。バッファタンクBTが取出路50に介在されている。取出路50は、取出口51を有する。取出切替手段5は、目的ガスを、製品ガスとして、取出路50を通じて吸着塔Ta,Tb,Tcのそれぞれから選択的に取り出し、バッファタンクBTへ供給し、取出口51からPSA装置の外部に供給するために、取出路50の状態を切り替えるように構成されている。
取出路50は、3つの分岐路50a,50b,50cを有し、この分岐路50a,50b,50cが3つの吸着塔Ta,Tb,Tcにそれぞれ接続されている。さらに、取出切替手段5は、開閉バルブV10,V11,V12を備える。バルブV10,V11,V12は、吸着塔Ta,Tb,Tcのそれぞれに対して設けられ、取出路50の分岐路50a,50b,50cに介在され、制御部6によって制御される。吸着塔が原料ガスの供給によって加圧されると、目的ガスが吸着塔内で生成されることは上記の通りである。バルブV10,V11,V12の開閉制御によって、生成された目的ガスを取り出す吸着塔を選択することができる。
PSA装置は、さらに、切替手段2-5を、したがって、それらのバルブV1-V12を制御して、後述の工程を実施する制御部6を備える。制御部6は、例えば、プログラマブルロジックコントローラ(PLC)などで構成されてよい。
図2-4を参照して、上記PSA装置の制御が説明される。以下では、圧縮機1(図1)が、圧縮された原料ガスを供給路20に供給し続けている。図2-図4のバルブV1-V12のうち、開状態のものは白塗り、閉状態のものは黒塗りされている。
[第1工程]
第1工程は、原料ガス(圧縮状態である)を、グループのうち、第1工程より前の工程にて既に目的ガスを生成し含んでいる第1吸着塔に供給路20を通じて供給し、目的ガスを第1吸着塔から取出路50を通じて取り出す工程である。
図2の第1~5工程では、吸着塔Taが第1吸着塔に該当する。吸着塔Taは、第1工程より前の工程(具体的には1つ前のサイクルにおける図4の第2’’工程)を経て、バッファタンクBTの圧力まで加圧されており、目的ガスを生成し続けている。したがって、第1工程の開始時に、目的ガスは吸着塔Ta内に既に含まれており、また第1工程の間、吸着塔Ta内で生成され続けている。バルブV1,10は、第1工程の1つ前の工程(具体的には1つ前のサイクルにおける図4の第5’’工程)に続いて開状態に維持されている。したがって、原料ガスが吸着塔Taに供給路20を通じて供給され、目的ガスが吸着塔Taから取出路50を通じて取り出され、バッファタンクBTへ供給されている。なお、V4,V7は閉じられている。
この第1工程では、ガスを、グループのうち第2吸着塔に対して給排しない。
図2の第1~5工程では、吸着塔Tbが第2吸着塔に該当する。バルブV2,V5,V8,V11が閉じられており、吸着塔Tbに対してガスの給排はない。
この第1工程では、グループのうち残り1つの第3吸着塔の吸着剤の再生処理を開始する。
図2の第1~5工程では、吸着塔Tcが第3吸着塔に該当する。吸着塔Tcは、第1工程より前に実施された工程において、その吸着剤が特定ガスを既に吸着している。バルブV6が開かれ、バルブV3,9,12が閉状態になっていることで、特定ガスが、吸着塔Tcの吸着剤から脱着して、吸着塔Tcから排出路30を通じて排出され、排出口31から外部環境に放出される。これによって、吸着塔Tcの吸着剤が再生され始める。
[第2工程]
第1工程に続いて第2工程が実施される。第2工程は、原料ガスを第1吸着塔に供給停止するが目的ガスを第1吸着塔から取出路50を通じて取り出し続け、原料ガスを第2吸着塔に供給路20を通じて供給開始して第2吸着塔を加圧する工程である。
図2の第2工程では、第1吸着塔としての吸着塔Taに対するバルブV1が閉じられ、V10は開状態のままである。したがって、原料ガスの吸着塔Taの供給は停止する。一方で、吸着塔Ta内の目的ガスはバッファタンクBTへ取り出され続けている。
図2の第2工程では、第2吸着塔としての吸着塔Tbに対するバルブV2が開かれて、原料ガスが今度は吸着塔Tbに供給開始され、吸着塔Tbが原料ガスの供給によって加圧されていく。第3吸着塔としての吸着塔Tcでは、第1工程に続いてその吸着剤の再生処理が継続されている。
[第3工程]
第2工程において第2吸着塔の圧力が第1吸着塔の圧力とほぼ同じになると、第2工程に続いて第3工程が実施される。第3工程は、原料ガスを第1吸着塔に再び供給開始し、目的ガスを第1吸着塔から取り出し続け、第2吸着塔を原料ガスの供給によって加圧し続ける工程である。
図2の第2工程において、第2吸着塔としての吸着塔Tbが第1吸着塔としての吸着塔Taとほぼ同圧になると、図2の第3工程では、吸着塔Taに対するバルブV1が再び開かれ、原料ガスが吸着塔Tbだけでなく吸着塔Taにも供給され始める。したがって、吸着塔Taにおいて特定ガスの吸着(目的ガスの生成)が再開される。バルブV10は開状態のままであり、目的ガスは吸着塔Taから取り出され、バッファタンクBTへ供給され続けている。第3吸着塔としての吸着塔Tcは、第2工程に続いてその吸着剤の再生処理が継続されている。
[第4工程]
第3工程に続いて第4工程が実施される。第4工程は、原料ガスを第1および第2吸着塔に供給路20を通じて供給し続け、原料ガスを第1吸着塔から取出路50を通じて取り出し続けかつ第2吸着塔から取出路50を通じて取り出し始める工程である。
図2の第4工程では、第2吸着塔としての吸着塔Tbに対するバルブV11が開かれる。第3工程に続いて、原料ガスが第1吸着塔としての吸着塔Ta、および、第2吸着塔としての吸着塔Tbに供給され続けている。目的ガスが吸着塔Taから取り出され続けている。第2および第3工程において吸着塔Tbが加圧されているので、吸着塔Tbにおいて特定ガスの吸着(目的ガスの生成)が行われている。バルブV11の開によって、目的ガスが吸着塔Tbからも取り出され始める。したがって、第4工程では、目的ガスが2つの吸着塔から取出路50を通じて取り出され、バッファタンクBTへ供給される。第3吸着塔としての吸着塔Tcは、第3工程に続いてその吸着剤の再生処理が継続されている。
[第5工程]
第4工程に続いて第5工程が実施される。第5工程は、原料ガスを第1吸着塔へ供給停止し、目的ガスを第1吸着塔から取出停止し、特定ガスを第3吸着塔から排出停止し、第1吸着塔と第3吸着塔とを連通路を通じて互いに連通させて均圧にし、原料ガスを第2吸着塔に供給路20を通じて供給し続け、目的ガスを第2吸着塔から取出路50を通じて取り出し続ける工程である。
図2の第5工程では、第1吸着塔としての吸着塔Taに対するバルブV1,V10が閉じられ、第3吸着塔としての吸着塔Tcに対するバルブV6が閉じられる。これにより、原料ガスの吸着塔Taへの供給、目的ガスの吸着塔Taからの取出しが停止するとともに、特定ガスの吸着塔Tcから外部環境への排出が停止される。吸着塔Tcの再生処理が完了する。そして、吸着塔Taに対するバルブV7、および、吸着塔Tcに対するバルブV9が開かれる。これにより、吸着塔Taと吸着塔Tcとが連通路40を通じて互いに連通し、均圧工程が実施される。
この間、原料ガスが第2吸着塔としての吸着塔Tbに供給され続け、目的ガスが生成され吸着塔Tbから取り出され続けている。
このように、第1~5工程によって、目的ガスが、グループのうち2つの吸着塔の少なくもいずれか一方から常に取り出され、グループのうち残りの吸着塔の吸着剤の再生処理が行われる。すなわち、図2の第1~5工程では、目定ガスが吸着塔Ta,Tbの少なくともどちらか一方から常に取り出され、吸着塔Tcの吸着剤の再生処理が行われる。
次いで、制御部6は、第1~第5工程を実施した後、当該第1から第5工程の実施の際に第1吸着塔だった吸着塔を今度は第3吸着塔として、第2吸着塔だった吸着塔を今度は第1吸着塔として、第3吸着塔だった吸着塔を今度は第2吸着塔として、第1から第5工程を再び実施する。これらの工程は、以下で第1’~第5’工程とする。第1’~第5’工程は、図3に示されている。
すなわち、図3の通り、吸着塔Taが第3吸着塔となりその吸着剤が再生処理される。そして、吸着塔Tbが第1吸着塔となり吸着塔Tcが第2吸着塔となり、これらの吸着塔Tb,Tcの少なくともいずれか一方から常に目的ガスが取り出さる。
より具体的には、図2の第5工程に続いて、図3の第1’工程が実施される。第1’工程で、吸着塔Taに対するバルブV7が閉じられ、バルブV4が開かれる。そして、第1’~4’工程の間、吸着塔Taの再生処理が行われる。
第1’工程では、図2の第5工程に続いてバルブV2,V11の開状態が維持されており、原料ガスが吸着塔Tbに供給され続け目的ガスが吸着塔Tbから取り出され続けている。第1’工程で、吸着塔Tcに対するバルブV9が閉じられ、吸着塔Tcに対するガスの給排が停止される。図3の通り、第1’~5’工程の間、前述と同様のバルブの開閉制御によって、目的ガスが吸着塔Tbまたは吸着塔Tcの少なくともいずれか一方から取り出され続け、バッファタンクBTに供給される。図3の第5’工程では、吸着塔Taと吸着塔Tbが互いに均圧にされる。
第1’~5’工程の実施後、第1’~5’工程の実施の際に第1吸着塔だった吸着塔を今度は第3吸着塔として、第2吸着塔だった吸着塔を今度は第1吸着塔として、第3吸着塔だった吸着塔を今度は第2吸着塔として、前記第1から第5工程を再び実施する。これらの工程は、以下で第1’’~第5’’工程とする。第1’’~第5’’工程は、図4に示されている。
すなわち、図4の通り、吸着塔Tbが第3吸着塔となり再生処理が行われる(図4の第1’’~4’’工程参照)。そして、吸着塔Tcが第1吸着塔となり吸着塔Taが第2吸着塔となり、前述のバルブの開閉制御によって、目的ガスが、吸着塔Tc、Taの少なくともどちらか一方から取り出され続け、バッファタンクBTに供給される(第1’’~5’’工程参照)。第5’’工程では、吸着塔Tbと吸着塔Tcが互いに均圧にされる。
制御部6は、この第1~5’ ’工程の計15工程を1つのサイクルとし、このサイクルを繰り返す。従来の2塔式のPSA装置では、目的ガスを吸着塔から取り出せない時間が生じることは従来の通りである。一方、本願の3塔式のPSA装置によれば、第1~第5工程、第1’~第5’工程、第1’’~第5’’工程によって、目的ガスが常にいずれかの吸着塔Ta,Tb,Tcから取り出される。したがって、従来技術で記載したような、目的ガスを製品ガスとして外部に低圧で供給してしまう問題を解消できる。
<実施例>
図1の3塔式のPSA装置を準備した。当該PSA装置によって、図2-図4の第1~5’’工程の15工程からなるサイクルを図5に示されるサイクル条件で実施して製品ガスを生成した。原料ガスとして空気を用い、原料ガスから、特定ガスとして酸素、二酸化炭素、水蒸気を吸着剤によって吸着し、製品ガス(目的ガス)として窒素ガスを生成した。
図6の通り、原料空気の供給圧力は0.6MPaであり、0.6MPaの圧縮空気から、0.5MPaの窒素ガスを取り出せることが確認された。ここで、窒素ガスの圧力は、バッファタンクBTの圧力の最小値であり、これが、ユーザ(顧客)に提供できる窒素ガスの圧力とされる(以下、同様)。
以上から、実施例に係る3塔式のPSA装置は、以下の点で有用であることが分かる。
近年、中大規模の工場は空気圧縮機の省エネ化を推進され、さらに小規模の工場も省エネ化を推進されている。工場の原料空気の吐出圧力の低減による、消費電力の低減が実施されている。現在、原料空気の圧力を、0.8MPaから0.6MPaに変更する工場が多くなっている。
理論的には、原料空気の圧力を、0.8MPaから0.6MPaに下げると、同一の空気量で空気圧縮機の軸動力が、約14%低減される(この根拠は、後に説明する)。それにより、1000万円/年の電気料金が860万円/年なり、140万円/年と大きなコストダウンとなる。
しかしながら、既存のPSA装置は、0.8~0.9MPaの原料空気の供給を想定して設計されて、市販されている。上記のように省エネ化を推進されている小中大規模の工場がPSA装置を利用する場合、低圧な空気を使用できず、PSA装置専用の空気圧縮機または増圧コンプレッサが必要となる。PSA装置専用の設備の導入は、新たなコストがかかり、大きな障壁となっていた。
例えば、特許文献1に開示された2塔式のPSA装置(比較例)の場合、0.8MPaの圧縮空気から窒素ガスを製品ガスとして生成すると、窒素ガスの圧力は、0.5MPaとなり、0.6MPaの圧縮空気の場合、窒素ガスの圧力は0.35MPaとなる。0.35MPaの窒素ガスだと、用途が大きく制限されてしまい、ユーザ(顧客)の要望を満たさないことが多い。したがって、PSA装置が採用されない。このように、既存のPSA装置は、省エネ化の流れに対応できていない現状がある。
実施例に係る3塔式のPSA装置は、上記結果に示されるように、0.6MPaの圧縮空気から、0.5MPaの窒素ガスを製品ガスとして提供できる。したがって、実施例に係るPSA装置は、上記の省エネ化の流れに対応でき、顧客の要望を満足させることができる。
特許文献2のように、2つの吸着塔で1つのグループを形成し、このようなグループを2以上備えるPSA装置を用いれば、0.6MPaの圧縮空気で0.5MPaの窒素ガスを提供することは可能である。しかしながら、この場合、1グループに対して8個のバルブが必要なので、少なくとも16個のバルブが必要となる。これに対して、実施形態に係るPSA装置は、12個のバルブ(V1~V12)で足りるので、コスト、整備性、故障確率などの点で、特許文献2のPSA装置よりも有利である。
なお、上記は、本発明の範囲を限定するものではない。すなわち、3塔で1つのグループを形成し、このようなグループを複数備え、各グループで図2~図4の工程を1つのサイクルとして実施するPSA装置が提供されてもよい。
その他、低純度窒素濃度95~99.9%においては、2つの吸着塔を均圧にする第5工程、第5’工程、および、第5’’工程の時間を増やことにより、吸着塔に原料ガスを導入し始める第2工程、第2’工程、および、第2’’工程の時間が短縮され、バッファタンクの圧力減少が少なくなり、従来よりも、製品ガス(目的ガス)の約0.1~0.2MPaのより高い圧力を確保することができる。
圧縮空気の圧力を0.8MPaから0.6MPaに下げると、同一の空気量で空気圧縮機の軸動力が約14%低減することの根拠は、以下の通りである。理論軸動力の計算式は、以下の数1に示される。
Figure 2022014270000002
数1の右辺の[]内の部分は、吸入圧力と吐出圧力の圧力比の関係式である。2段圧縮、比熱比1.4、吸入圧力0.1013MPaABSとして、吐出圧力を0.69MPaGから0.59MPaGに下げた場合の理論軸動力の低減率を概算すると以下の通りである。
Figure 2022014270000003
上記から、吐出圧力を0.1MPaG下げると約7%の動力低減になることが分かる。したがって、圧縮空気の圧力を0.8MPaから0.6MPaに下げると、軸動力が約14%低減することが分かる。
1 圧縮機
2 供給切替手段
20 供給路
3 排出切替手段
30 排出路
31 排出口
4 連通切替手段
40 連通路
5 取出切替手段
50 取出路
51 取出口
Ta,Tb,Tc 吸着塔
TB バッファタンク
V1~V12 開閉バルブ

Claims (5)

  1. 圧力スイング吸着法によって原料ガスから特定ガスを吸着して目的ガスを生成する圧力スイング吸着装置であって、
    前記原料ガスを圧縮して供給する圧縮機と、
    前記特定ガスを前記目的ガスより優先的に吸着する吸着剤が充填された吸着塔を3つ含むグループと、
    前記吸着塔のそれぞれに接続された供給路を含み、前記原料ガスを、前記供給路を通じて前記圧縮機から前記吸着塔のそれぞれに選択的に供給するために、前記供給路の状態を切り替える供給切替手段と、
    前記吸着塔のそれぞれに接続された排出路を含み、前記特定ガスを、前記排出路を通じて前記吸着塔のそれぞれから選択的に排出するために、前記排出路の状態を切り替える排出切替手段と、
    前記吸着塔のそれぞれに接続された連通路を含み、前記グループのうち任意の2つの前記吸着塔を、前記連通路を通じて互いに均圧にするために、前記連通路の状態を切り替える連通切替手段と、
    前記吸着塔のそれぞれに接続された取出路を含み、前記目的ガスを、前記取出路を通じて前記吸着塔のそれぞれから選択的に取り出すために、前記取出路の状態を切り替える取出切替手段と、
    前記供給切替手段、前記排出切替手段、前記連通切替手段、および、前記取出切替手段を制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、
    前記グループのうち、1つの吸着塔を第1吸着塔として、別の1つの吸着塔を第2吸着塔として、残り1つの吸着塔を第3吸着塔として、
    前記原料ガスを前記第1吸着塔に供給し、前記目的ガスを前記第1吸着塔から取り出す第1工程と、
    前記原料ガスを前記第1吸着塔に供給停止するが前記目的ガスを前記第1吸着塔から取り出し続け、前記原料ガスを前記第2吸着塔に供給開始して前記第2吸着塔を加圧する第2工程と、
    前記原料ガスを前記第1吸着塔に供給開始し、前記目的ガスを前記第1吸着塔から取り出し続け、前記2吸着塔を前記原料ガスの供給によって加圧し続ける第3工程と、
    前記原料ガスを前記第1および第2吸着塔に供給し続け、目的ガスを前記第1吸着塔から取り出し続け前記第2吸着塔から取り出し始める第4工程と、を連続して実施し、
    前記第1から第4工程の間に、前記特定ガスを前記第3吸着塔から排出して前記第3吸着塔の前記吸着剤を再生処理し、
    前記原料ガスを前記第1吸着塔へ供給停止し、前記目的ガスを前記第1吸着塔から取出停止し、前記特定ガスを前記第3吸着塔から排出停止し、前記第1吸着塔と前記第3吸着塔とを互いに連通させて均圧にし、前記原料ガスを前記第2吸着塔に供給し続け前記目的ガスを前記第2吸着塔から取り出し続ける第5工程を、前記第4工程に続いて実施する、
    ことを特徴とする圧力スイング吸着装置。
  2. 前記制御部は、
    前記第1から第5工程を実施した後に、
    前記第1から第5工程の実施の際に第1吸着塔だった吸着塔を第3吸着塔として、第2吸着塔だった吸着塔を第1吸着塔として、第3吸着塔だった吸着塔を第2吸着塔として、前記第1から第5工程を再び実施する、
    請求項1に記載の圧力スイング吸着装置。
  3. 前記供給切替手段は、
    前記吸着塔のそれぞれに対して設けられ、前記供給路に介在され、前記制御部によって制御される3つの開閉バルブを備え、
    前記排出切替手段は、
    前記吸着塔のそれぞれに対して設けられ、前記排出路に介在され、前記制御部によって制御される3つの開閉バルブを備え、
    前記連通切替手段は、
    前記吸着塔のそれぞれに対して設けられ、前記取出路に介在され、前記制御部によって制御される3つの開閉バルブを備え、
    前記取出切替手段は、
    前記吸着塔のそれぞれに対して設けられ、前記取出路に介在され、前記制御部によって制御される3つの開閉バルブを備える
    請求項1または2に記載の圧力スイング吸着装置。
  4. 圧力スイング吸着法によって原料ガスから特定ガスを吸着して目的ガスを生成するPSA装置の制御方法であって、
    前記PSA装置は、前記特定ガスを前記目的ガスより優先的に吸着する吸着剤が充填された吸着塔を3つ含むグループを備え、各吸着塔は、供給路、排出路、連通路、および、取出路に接続されており、
    前記制御方法は、
    前記グループのうち、1つの吸着塔を第1吸着塔として、別の1つの吸着塔を第2吸着塔として、残り1つの吸着塔を第3吸着塔として、
    前記原料ガスを前記第1吸着塔に前記供給路を通じて供給し、前記目的ガスを前記第1吸着塔から前記取出路を通じて取り出す第1工程と、
    前記原料ガスを前記第1吸着塔に供給停止するが前記目的ガスを前記第1吸着塔から前記取出路を通じて取り出し続け、前記原料ガスを前記第2吸着塔に前記供給路を通じて供給開始して前記第2吸着塔を加圧する第2工程と、
    前記原料ガスを前記第1吸着塔に前記供給路を通じて供給開始し、前記目的ガスを前記第1吸着塔から前記取出路を通じて取り出し続け、前記2吸着塔を前記原料ガスの供給によって加圧し続ける第3工程と、
    前記原料ガスを前記第1および第2吸着塔に前記供給路を通じて供給し続け、前記目的ガスを、前記取出路を通じて、前記第1吸着塔から取り出し続け前記第2吸着塔から取り出し始める第4工程と、を順番に実施し、
    前記第1から第4工程の間に、前記特定ガスを前記第3吸着塔から前記排出路を通じて排出して前記第3吸着塔の前記吸着剤を再生処理し、
    前記原料ガスを前記第1吸着塔へ供給停止し、前記目的ガスを前記第1吸着塔から取出停止し、前記特定ガスを前記第3吸着塔から排出停止し、前記第1吸着塔と前記第3吸着塔とを、前記連通路を通じて互いに連通させて均圧にし、前記原料ガスを前記第2吸着塔に前記供給路を通じて供給し続け前記目的ガスを前記第2吸着塔から前記取出路を通じて取り出し続ける第5工程を前記第4工程に続いて実施する、
    ことを特徴とするPSA装置の制御方法。
  5. 前記制御方法は、
    前記第1から第5工程を実施した後に、
    前記第1から第5工程の実施の際に第1吸着塔だった吸着塔を第3吸着塔として、第2吸着塔だった吸着塔を第1吸着塔として、第3吸着塔だった吸着塔を第2吸着塔として、前記第1から第5工程を再び実施する、
    請求項4に記載のPSA装置の制御方法。
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