JP2022014195A - 情報取得装置、情報取得システム - Google Patents

情報取得装置、情報取得システム Download PDF

Info

Publication number
JP2022014195A
JP2022014195A JP2020116401A JP2020116401A JP2022014195A JP 2022014195 A JP2022014195 A JP 2022014195A JP 2020116401 A JP2020116401 A JP 2020116401A JP 2020116401 A JP2020116401 A JP 2020116401A JP 2022014195 A JP2022014195 A JP 2022014195A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power generation
generation element
electromotive force
information acquisition
environment
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2020116401A
Other languages
English (en)
Inventor
裕一朗 宮内
Yuichiro Miyauchi
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2020116401A priority Critical patent/JP2022014195A/ja
Priority to PCT/JP2021/024913 priority patent/WO2022009763A1/ja
Publication of JP2022014195A publication Critical patent/JP2022014195A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G08SIGNALLING
    • G08CTRANSMISSION SYSTEMS FOR MEASURED VALUES, CONTROL OR SIMILAR SIGNALS
    • G08C15/00Arrangements characterised by the use of multiplexing for the transmission of a plurality of signals over a common path
    • GPHYSICS
    • G08SIGNALLING
    • G08CTRANSMISSION SYSTEMS FOR MEASURED VALUES, CONTROL OR SIMILAR SIGNALS
    • G08C17/00Arrangements for transmitting signals characterised by the use of a wireless electrical link
    • GPHYSICS
    • G08SIGNALLING
    • G08CTRANSMISSION SYSTEMS FOR MEASURED VALUES, CONTROL OR SIMILAR SIGNALS
    • G08C19/00Electric signal transmission systems

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Arrangements For Transmission Of Measured Signals (AREA)

Abstract

【課題】環境の状態の詳細な情報をタイムリーに取得することができる情報取得装置及び情報取得システムを提供する。【解決手段】環境の状態に応じて起電力を発生させる発電素子101と、起電力を測定する測定部102と、測定された起電力の時間変化に基づいて、環境の状態に関する情報を取得する取得部103と、発生した起電力を用いて、環境に関する情報を含む信号を無線によって送信する送信部104と、を有する情報取得装置100。【選択図】図1

Description

本発明は情報取得装置、及び情報取得システムに関する。
近年、時間的、空間的な環境の状態を表す様々なデータを多数のセンサにより取得し、解析することで各種サービスに新たな価値を付加するシステムが注目されている。特に環境の状態に応じて発電する環境発電素子を電源として用いる無線送信デバイスが注目されている。
特許文献1は、環境の状態に応じて電気エネルギーを生み出す環境発電素子を用いて無線通信を行い、通信頻度により環境状態を把握するネットワークシステムを開示している。また、特許文献2には、温度差に応じた電圧を発生する熱発電素子を用いて、火災を検知する火災報知器を開示する。
特開2015-28439号公報 特開平3-240198号公報
しかしながら、特許文献1に開示のシステムは、通信頻度を測定するためにはある一定期間、通信信号を受信し続ける必要があり、環境の状態をタイムリーに把握しづらいという課題がある。また、特許文献2に開示のシステムは、加熱によって温度差が生じたときに発生する電圧によって通信がなされるので、環境の状態(温度変化)をタイムリーに把握ができるが、環境状態の時間変化といった詳細な情報を把握することは難しい。
したがって、本発明では、環境の状態の詳細な情報をタイムリーに取得することができる情報取得装置及び情報取得システムを提供することを目的とする。
本発明に係る情報取得装置は、環境の状態に応じて起電力を発生させる発電素子と、前記起電力を測定する測定部と、測定された前記起電力の時間変化に基づいて、前記環境の状態に関する情報を取得する取得部と、発生した前記起電力を用いて、前記環境の状態に関する情報を含む信号を無線によって送信する送信部と、有する。
本発明に係る情報取得システムは、環境の状態に応じて起電力を発生させる発電素子と、
前記起電力を測定する測定部と、測定された前記起電力の時間変化に基づいて、前記環境の状態に関する情報を取得する取得部と、発生した前記起電力を用いて、前記環境の状態に関する情報を含む信号を無線によって送信する送信部と、前記信号を受信する受信部と、を有することを特徴とする情報取得システム。
本発明に係る情報取得装置や情報取得システムによれば、環境の状態の詳細な情報をタイムリーに取得することができる。その結果、突発的に発生した環境の異常をすぐに、かつ正確に知ることができる。
本発明の実施形態に係る情報取得装置の構成を示すブロック図。 本発明の実施形態において、測定部で測定される起電力の時間変化の一例を表すグラフ(a)と、発電量の積算値の時間変化の一例を表すグラフ(b)。 本発明の実施形態において、通常の環境の状態における発電量の積算値を表すグラフ(a)と、異常な環境の状態における発電量の積算値を表すグラフ(b)。 本発明の実施形態における発電素子によって発生する起電力の一例を表すグラフ(a)と、(a)の起電力の時間変化に関数をフーリエ変換して得られるグラフ(b)と、発電量の周波数分布の一例を表すグラフ(c)と、(b)と(c)のグラフから得られる発電素子の振動加速度の周波数分布を表すグラフ(d)。 本発明の実施形態において、通常の環境の状態における振動加速度の周波数依存性を表すグラフ(a)と、異常な環境の状態における振動加速度の周波数依存性を表すグラフ(b)。 本発明の実施形態に係る情報取得システムの構成を示すブロック図。
以下に本発明の好適な実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、本明細書の開示は下記実施形態や実施例に限定されるものではなく、本明細書の開示の趣旨に基づき種々の変形(各実施例の有機的な組合せを含む)が可能であり、それらを本明細書の開示の範囲から除外するものではない。即ち、後述する各実施例及びその変形例を組み合わせた構成も全て本明細書に開示の実施形態に含まれるものである。
(情報取得装置)
本実施形態に係る情報取得装置の構成を、図1を用いて説明する。
本実施形態に係る情報取得装置100は、発電素子101、測定部102、取得部103、送信部104を少なくとも有する。発電素子101の環境の状態に応じて、素子が起電力を発生する。環境の状態に応じてとは、例えば、発電素子101が、振動作用を受ける、特定にガスの曝露を受ける、光を照射される、温度の変化が生じる、加熱される、摩擦力を受ける、圧力を受けるといった環境変化によってという意味である。
発生した起電力は測定部102によって測定され、取得部103は、測定された起電力の時間変化に基づいて、環境に関する情報を取得する。環境に関する情報は、発生した起電力を用い、送信部104によって無線による送信が行われる。送信される環境に関する情報は、起電力の時間変化に基づいて取得されるため、環境の状態に関する詳細な情報が含まれる。例えば、素子101が振動センサの場合、素子の振動によって周期的に起電力が増減し、その起電力の時間変化のデータをフーリエ変換することで、起電力の周波数分布(起電力スペクトルと呼ぶこともできる)のデータが得られる。通常の環境状態では、特定の周波数にピークをもつ起電力スペクトルが得られるが、異常な環境状態(異常な振動が発生した状態)では、複数の周波数においてピークが現れる。すなわち、異常が発生したという情報のみならず、どのような振動成分が含まれているか、振動が時間的にどのように変化しているかについても知ることができる。また、環境に関する情報が送信されるため、環境の情報を一定期間受信することで環境の状態を把握する場合に比べて、タイムリーに環境の状態を把握することができる。
以下、本発明の実施形態に係る情報取得装置の各構成要素について詳細に説明する。
(発電素子)
発電素子101は、環境の状態に応じて起電力(電気エネルギー)を生じる素子であればよい。例えば、振動によって起電力を生じる振動発電素子、特定のガスの曝露により起電力を生じるガス発電素子、光が照射されることによって起電力を生じる光発電素子、のいずれかを用いることができる。その他にも加熱(温度の変化)により起電力を生じる熱電発電素子、摩擦力を受けることにより起電力を生じる摩擦発電素子、圧力を受けることにより起電力を生じる圧電素子のいずれかを用いることができる。また、発電素子101は、素子自身が発生させる起電力によって、環境の状態変化の検知や無線送信が可能であるため、環境中に多く存在するエネルギー源に対応する発電素子を用いることが好ましい。例えば、橋などであれば振動や太陽光が存在するため振動発電素子や光発電素子が用いられる。また、自動車のタイヤ等では、振動、熱、摩擦等が生じるため振動発電素子や熱電発電素子、摩擦発電素子が用いられる。さらに、発電素子101は各環境下で耐久性の高いものを用いることが好ましい。例えば、振動発電素子において、衝撃が加わるような環境下では磁歪発電素子を用いることが好ましい。磁歪発電素子は、鉄-ガリウム合金、鉄-コバルト合金、鉄-アルミニウム合金、鉄-ガリウム-アルミニウム合金、鉄-シリコン‐ホウ素合金のいずれかの磁歪材料等の延性を有する材料を含むことが好ましい。また、柔軟性が求められるような環境下では、PVDF(ポリフッ化ビニリデン)等の圧電ポリマーを含む圧電素子が用いられる。
(測定部)
本実施形態における測定部102は、素子101で生じた起電力を測定する。起電力を測定できるものであれば特に限定されず、一般的な電圧計等を用いることができる。
(取得部)
本実施形態における取得部103は、素子により生じる起電力を用いて後述の図2や図4に示すように、起電力の時間変化に基づいて、環境の状態に関する情報を取得するための処理を行う回路を用いることができる。図2では、素子101の起電力の時間変化(図2(a))を、発電量の積算値(環境の状態に関する情報)に変換する処理(図2(b))を表している。任意の時間tにおける発電量P(t)、平均発電量Paveは以下の(式1)、(式2)で表すことができる。
P(t)=V(t)/R・・・(式1)
Pave=1/T×ΣP(t)dt・・・(式2)
ここで、Rは発電素子101の内部インピーダンス、Tは時間1と時間2の差分、Σは時間1から時間2までの加算をあらわす記号である。また、V(t)は時間1から時間2の任意の時間tにおける発電素子101の起電力、dtは取得部103のサンプリングレートによって決まる時間である。この発電量P(t)を加算したものが図2(b)であり、図2(b)の傾きが平均発電量Paveとなる。また、振動発電の場合、発電量は振動発電素子の振動加速度の二乗に比例する。そのため、発電量から振動加速度がすぐに算出でき、発電素子101の振動状態をタイムリーかつ詳細に把握することができる。また、熱電発電の場合、発電量は熱電発電素子が検出した温度差の二乗に比例する。したがって、発電量から温度差に関するデータがすぐに算出でき、発電素子がおかれた環境の温度変化やその時間変化といった詳細な情報をタイムリーに取得できる。したがって、取得部103は環境の状態に関する情報を詳細かつタイムリーに取得できる。
また、発電素子101が振動発電素子の場合、取得部103は図4に示すような処理を行っても良い。図4では、起電力の時間変化(図4(a))をフーリエ変換し、起電力の周波数分布を取得する(図4(b))。さらに、素子の起電力には周波数依存性(図4(c))があるため、その周波数依存性のテーブルによって、図4(b)を補正することで、振動発電素子が置かれた環境における振動加速度の周波数スペクトルを得ることができる(図4(d))。
なお、取得部103は、メモリ、CPU等のプロセッサーを含み構成される。メモリは、典型的にはROM、RAMといった記憶部を含み構成される。なお、記憶部は、1つの記憶媒体から構成されるだけでなく、複数の記憶部を含み構成されていてもよい。
(送信部)
送信部104は、取得部103により出力される環境に関する情報を発電素子101により生じる起電力を用いて無線送信する。
無線通信の通信プロトコルにはWi-Fi、Bluetooth(登録商標)、2G、3G、4G、5Gなどの無線通信プロトコルを用いることができる。通信インタフェースは、入力バッファ、通信モジュール、アンテナを含み構成される。通信モジュールはベースバンド部とRF部から構成され、無線通信プロトコルに基づいてデータにヘッダ情報追加、エラー訂正、パケット化を行う。また、無線通信プロトコルに沿ったスペクトラム拡散、変調、復調処理などを行うことができる。また、通信モジュールは通信エラー時には再送制御なども行うことができる。なお、後述する受信部110も、ここで説明した通信プロトコルを用い、ここで説明した構成を含み、同様の動作を行うことができる。
(制御部)
制御部105は、測定部102による起電力の測定や、取得部103による情報取得や、送信部による無線送信の制御を行う。例えば、取得部103の出力に図3(b)や図5(b)のような出力が、取得部103により出力された場合に無線送信するような制御も行う。また、制御部105は、一定間隔での無線送信、または情報取得装置100を待機状態にして受信装置200や、他のIoT無線送信デバイス100Aや100B等の外部デバイスより送信依頼信号が来た際に無線送信するように制御を行うことができる(図6)。
なお、発電素子101が振動発電素子であり、環境の状態に関する情報が、発電量の積算値を含む場合、制御部105は積算値の時間微分値が所定値以上となったときに、送信部104に無線送信を行わせてもよい。また、発電素子101が振動発電素子であり、環境の状態に関する情報が、発電素子が受けた振動の振動加速度を含む場合、制御部は、振動加速度が所定値以上となったときに、送信部に無線送信を行わせてもよい。
制御部105は、メモリ、CPU等のプロセッサーを含み構成される。メモリは、典型的にはROM、RAMといった記憶部を含み構成される。なお、記憶部は、1つの記憶媒体から構成されるだけでなく、複数の記憶部を含み構成されていてもよい。
(環境の状態に関する情報)
本実施形態における環境の状態に関する情報は、発電素子によって生じる起電力の時間変化に基づいて取得されるものである。例えば、発電素子の発電量の積算値、発電量の積算値の微分値、発電量の積算値の微分値の時間変化などが挙げられる。また、発電素子が振動発電素子である場合は振動加速度を、発電素子が熱電発電素子である場合は温度差の二乗といった値を環境の状態に関する情報とすることができる。また、環境とは、本実施形態に係る情報取得装置、特に発電素子の周囲のことである。情報取得装置が対象物や対象物の近傍に取り付けられている場合、対象物やその近傍を検出(監視)対象とする環境とすることができる。環境の状態とは、具体的には、振動、ガスの曝露、光の照射、加熱(温度の変化)、摩擦力、圧力といった作用の結果生じる環境の状態のことである。
送信部104によって、前述のような取得部103の出力に応じた送信部104の制御を行うことで、突発的な異常が生じた場合であっても、環境に関する情報を無線で送信できる。図3(b)では、取得部103から発電量の積算値が出力される場合、発電素子101に衝撃等の環境に突発的な異常が生じた場合に大きな起電力が発生することで、図3(b)の矢印で示すような発電量の積算値の不連続性が生じる。すなわち、環境の状態に関する情報として発電量の積算値を取得し、無線で送信することで、突発的な環境の状態の異常を通知することができる。
また、このような不連続性は、図3(b)の関数(発電量の積算値の時間変化)を微分することでピークとして観測することができる。そのため、微分値のピークの有無によって衝撃等の異常の発生有無を判断することができる。従って、このピークが生じた場合に制御部105は送信部104が無線送信するように制御を行うことで、異常時の環境データを送信することができる。すなわち、環境の状態に関する情報として発電量の積算値の微分値を取得し、無線で送信することで、突発的な環境の状態の異常を通知することができる。
また、図5(b)は、取得部103から図4で示される変換により振動加速度の周波数分布(スペクトル)が出力される場合の一例を示す。環境の状態が正常な場合に存在する周波数分布のピーク(図5(a))が、異常が生じた場合には無くなる、もしくは変動する(図5(b))場合がある。このような場合は、振動加速度の周波数分布における特定周波数のピークの有無によって異常を判断することができる。従って、周波数分布の特定周波数のピークの有無により、制御部105は送信部104が無線送信するように制御を行うことで、異常時の環境データを送信することができる。
(表示部)
また、図1に示すように表示部106を情報取得装置に設けることで、受信装置が情報取得装置の近傍に無くても、その表示によっても、異常の有無を判断することができる。例えば、目視による判断が難しい機器の異常が生じた場合であっても、この表示部107によって異常の有無を判断しやすくできる。表示部107は例えばLEDのような発光器であってもよい。さらに複数のLEDを設置することで、異常の程度を表示することもできる。
(蓄電部)
また、図1のように蓄電部106を備えても良い。この場合、発電素子101により生じる起電力が小さい場合であっても、蓄電部106に起電力を蓄積することで、情報取得装置100を安定的に駆動することができる。蓄電部106は電気二重層キャパシタや電解コンデンサ等の各種コンデンサ、またはリチウムイオン二次電池やリチウムイオンポリマー二次電池など各種二次電池を用いることができる。
(センサ)
さらに、発電素子101と別体のセンサ108を設けても良い。センサ108は例えば、振動センサ、ガスセンサ、光センサ、温度センサのいずれかを用いることができる。この場合、発電素子101だけでなく、センサによって取得される環境に関する情報をも取得できるため、情報取得装置の置かれている環境のより詳細な情報を送信することができる。例えば、発電素子101を振動発電素子とし、センサを温度センサやガスセンサとすると温度またはガスと、振動の両方の環境に関する情報を送信することができる。
(情報取得システム)
本実施形態に係る情報取得システム300は、上記情報取得装置と、送信部104によって送信された環境の状態に関する情報を受信する受信部110を有する。受信部110の他に受信部で受信された信号を処理する信号処理部201を有していても良い。受信部110と信号処理部201を含む受信装置200を有していてもよい。
以下に、具体的な実施例をあげて本発明を詳しく説明する。なお、本発明は下記の実施例の構成や形態に限定されるものではない。
[実施例1]
本実施例について、図1に示すブロック図を用いて説明する。発電素子101として、共振周波数100Hzの振動発電機を用いた。発電素子101を、偏芯おもりを軸受けに設置したモーターに設置し、100Hzで振動させ、情報取得装置(IoT無線送信デバイス)100の駆動を行う。また、測定部102には電圧計を用い、取得部103は、測定部によって測定される起電力の時間変化に基づいて、発電量の積算値を取得する。さらに取得部103は100秒分の発電量の積算値を振動加速度に変換し、制御部105は、取得した振動加速度のデータを送信部104から送信するように設定できる。さらに発電量の積算値の時間微分値におけるピークの有無(異常の有無)の判定を信号として制御部105に出力するように設定した。制御部105によって、送信部による無線送信の送信頻度を1時間に1回に設定し、異常有無の判定を取得部103により出力されるピークの有無の判定信号をもとに行う。ピークがある場合は送信部104によって振動加速度のデータを無線送信するように設定する。さらに、無線送信の評価は、受信部110の出力によって確認できる。
以上の情報取得装置100により1時間に1回の定期的な無線送信が行われることを確認できる。その結果、平均の振動加速度は1Gであることが分かる。さらに、発電素子101に衝撃を与えることで、定期的な無線送信タイミングではない時間での無線送信出力を確認できる。その際の平均振動加速度は1.1Gである。このようにして、無線送信タイミングではない時間に無線送信を受信することで、タイムリーに異常の有無を検出できる。また、無線送信で送られる情報は振動加速度のデータであり、環境の状態の詳細な情報、すなわち振動の定量的な情報を得ることができる。
[実施例2]
本実施については、図1に示すブロック図を用いて説明する。本実施例では実施例1と異なる事項について説明し、共通する事項は説明を省略する。なお表示部107には赤色LEDを用いる。制御部105は、取得部103による取得される環境の状態に関する情報から、環境が異常な状態に置かれていると制御部105が判定する場合、表示部107の赤色LEDに発電素子101の起電力を供給し続ける制御を行うようできる。
制御部によって異常が生じていないと判定されている期間においては、赤色LEDの点滅は確認できない。一方、発電素子101に衝撃を与えることで、赤色LEDの点滅が確認できる。結果として、環境が異常な状態にあることを、表示部を目視することによっても確認できる。
[実施例3]
本実施例を図1に示すブロック図を用いて説明する。本実施例では実施例1と異なる事項について説明し、共通する事項は説明を省略する。ただし、発電素子101として、共振周波数20Hzの振動発電機を用いる。また、情報取得装置を周波数20Hzで駆動するモーターの近傍に設置し,取得部103の発電量の積算値を出力する時間を1秒、送信部104の送信間隔を1時間に1回とする。さらに蓄電部106として、スーパーキャパシタを用いる。スーパーキャパシタ、すなわち電気二重層キャパシタに発電素子101により生じる起電力を蓄積し、取得部103、制御部105、及び送信部104を供給するようにできる。
その結果、発電素子101の発電量が小さくても、安定的に無線送信を行うことを確認できる。また、定期的な無線送信時における平均の振動加速度は0.05G、衝撃を受けた場合の振動加速度は0.1Gであることを確認できる。
[実施例4]
本実施例を図1に示すブロック図を用いて説明する。本実施例では実施例1と異なる事項について説明し、共通する事項は説明を省略する。ただし、センサ108を温度センサとし、センサ108を含む情報取得装置100をモーター上に設ける。また、制御部105は、取得部103で取得される振動加速度のデータだけではなく、センサ108の温度データを送信部104から送信させる制御も行う。なお、評価を行う環境下の室温は23℃である。
以上の構成の情報取得装置100により1時間に1回の定期的な無線送信が行われることを確認できる。その結果、平均の振動加速度は1G、モーター表面の平均温度は40℃であることが分かる。さらに、発電素子101に衝撃を与えることで、定期的な無線送信タイミングではない時間での無線送信出力を確認できる。その際の平均振動加速度は1.1Gで、モーター表面の平均温度は40℃であることが分かる。このように、本実施例に係る情報取得装置は、発電素子101とセンサ108の両方から振動加速度と温度といった環境の情報を取得できる。
[比較例]
実施例1において定期的に無線送信する制御のみ行う発電素子の評価を行う。1時間に1回の定期的な無線送信が行われる一方、送信前1時間以内に衝撃を与えたが定期的な無線送信での平均加速度に変化は見られない。すなわち、異常が生じたかどうか判別できない。
本発明の実施形態及び実施例について具体的に説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されるものではない。本発明は技術的思想に基づく各種の変形が可能である。例えば、上述の実施形態において挙げた数値、構成要素はあくまでも一例に過ぎない。必要に応じてこれと異なる数値、構成要素を用いても良い。
上述の実施形態及び実施例に係る情報取得装置、および情報取得システムを用いれば、既存のIoTデバイスでは困難であった電源のない環境での突発的な異常状態を詳細に検出可能である。従って、これまで人がアクセスすることが困難であるにもかかわらず、人が直接赴き行っていた維持点検業務を効率化または置き換えるデバイス、システムとして特に有効である。例えば、橋梁やトンネル、埋設された配管等のインフラの異常検知・点検、プラント等に設置されたアクセス困難な機器の異常検知、自動車のタイヤ内部での異常予知のためのデバイス、システムとして用いることも期待できる。なお、本発明は電源のない環境で突発的な異常の検知を遠隔で行うことができるため、上記で記載した分野以外の幅広い分野での応用が可能である。
100 情報取得装置
101 発電素子
102 測定部
103 取得部
104 送信部
105 制御部
106 蓄電部
107 表示部
108 センサ
110 受信部
200 受信装置
300 情報取得システム

Claims (14)

  1. 環境の状態に応じて起電力を発生させる発電素子と、
    前記起電力を測定する測定部と、
    測定された前記起電力の時間変化に基づいて、前記環境の状態に関する情報を取得する取得部と、
    発生した前記起電力を用いて、前記環境の状態に関する情報を含む信号を無線によって送信する送信部と、を有する情報取得装置。
  2. 前記発電素子が、振動によって起電力を生じる振動発電素子、特定のガスの曝露により起電力を生じるガス発電素子、光が照射されることによって起電力を生じる光発電素子、加熱により起電力を生じる熱電発電素子、摩擦力を受けることにより起電力を生じる摩擦発電素子、圧力を受けることにより起電力を生じる圧電素子のいずれかであることを特徴とする請求項1に記載の情報取得装置。
  3. 前記振動発電素子が磁歪発電素子であることを特徴とする請求項2に記載の情報取得装置。
  4. 前記磁歪発電素子は、鉄-ガリウム合金、鉄-コバルト合金、鉄-アルミニウム合金、鉄-ガリウム-アルミニウム合金、鉄-シリコン-ホウ素合金のいずれかの磁歪材料を含むことを特徴とする請求項3に記載の情報取得装置。
  5. 前記環境の状態に関する情報が前記発電素子による発電量の積算値を含むことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の情報取得装置。
  6. 前記発電素子が振動発電素子であり、
    前記環境の状態に関する情報が、前記発電素子が受けた振動の振動加速度を含むことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の情報取得装置。
  7. 前記送信部によって前記環境の状態に関する情報を送信するタイミングを制御する制御部をさらに有することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の情報取得装置。
  8. 前記発電素子が振動発電素子であり、
    前記環境の状態に関する情報は、発電量の積算値を含み、
    前記制御部が前記積算値の時間微分値が所定値以上となったときに、前記送信部に無線送信を行わせることを特徴とする、請求項7に記載の情報取得装置。
  9. 前記発電素子が振動発電素子であり、
    前記環境の状態に関する情報は、前記発電素子が受けた振動の振動加速度を含み、
    前記制御部が、前記振動加速度が所定値以上となったときに、前記送信部に無線送信を行わせることを特徴とする、請求項7に記載の情報取得装置。
  10. 前記環境の状態に関する情報を表示する表示部を備える請求項1乃至9のいずれか1項に記載の情報取得装置。
  11. 前記起電力を蓄積する蓄電部を備える請求項1乃至10のいずれか1項に記載の情報取得装置。
  12. 環境の状態を検知するセンサをさらに備える請求項1乃至11のいずれか1項に記載の情報取得装置。
  13. 前記センサが振動センサ、ガスセンサ、光センサ、温度センサのいずれかであることを特徴とする請求項12に記載の情報取得装置。
  14. 環境の状態に応じて起電力を発生させる発電素子と、
    前記起電力を測定する測定部と、
    測定された前記起電力の時間変化に基づいて、前記環境の状態に関する情報を取得する取得部と、
    発生した前記起電力を用いて、前記環境に関する情報を含む信号を、無線によって送信する送信部と、前記信号を受信する受信部と、を有することを特徴とする情報取得システム。
JP2020116401A 2020-07-06 2020-07-06 情報取得装置、情報取得システム Pending JP2022014195A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020116401A JP2022014195A (ja) 2020-07-06 2020-07-06 情報取得装置、情報取得システム
PCT/JP2021/024913 WO2022009763A1 (ja) 2020-07-06 2021-07-01 情報取得装置、情報取得システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020116401A JP2022014195A (ja) 2020-07-06 2020-07-06 情報取得装置、情報取得システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2022014195A true JP2022014195A (ja) 2022-01-19

Family

ID=79552500

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020116401A Pending JP2022014195A (ja) 2020-07-06 2020-07-06 情報取得装置、情報取得システム

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP2022014195A (ja)
WO (1) WO2022009763A1 (ja)

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9674590B2 (en) * 2012-11-28 2017-06-06 Samsung Electronics Co., Ltd. System and method for managing sensor information in portable terminal
WO2014178650A1 (ko) * 2013-04-30 2014-11-06 한국철도기술연구원 에너지 하비스터 및 이를 포함하는 무선 센서 장치
JP2017009305A (ja) * 2015-06-17 2017-01-12 Nttエレクトロニクス株式会社 センシング装置及びセンシングシステム
JP6584845B2 (ja) * 2015-07-09 2019-10-02 ローム株式会社 環境発電システム
JP2018207551A (ja) * 2015-09-17 2018-12-27 株式会社日立製作所 環境発電型無線装置及びシステム
JP6992421B2 (ja) * 2017-11-09 2022-01-13 富士通株式会社 状況検知装置、状況検知システムおよび状況検知方法
JP7071619B2 (ja) * 2017-12-26 2022-05-19 スター精密株式会社 工作機械および工作機械の制御方法
JP2020160959A (ja) * 2019-03-27 2020-10-01 パナソニックIpマネジメント株式会社 建造物の診断装置及び建造物の診断方法

Also Published As

Publication number Publication date
WO2022009763A1 (ja) 2022-01-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10942044B2 (en) Monitoring system and method
US10046779B2 (en) Energy harvester and wireless sensor device having energy harvester
US9978251B2 (en) Wireless location-based system and method for detecting hazardous and non-hazardous conditions
KR20130042586A (ko) 자동 원격 감시 진단 시스템
KR20190007250A (ko) 현장 고장 진단이 가능한 이동형 태양광 발전설비 고장 진단시스템
CN108332789A (zh) 一种火车受电弓的结构健康监测系统
KR20170050625A (ko) IoT 기반 플랜트 시설물 원격 모니터링 시스템
JP2011233108A (ja) 監視システム及び監視方法
JP6495509B2 (ja) 遠隔状態監視システム及び監視方法
WO2022009763A1 (ja) 情報取得装置、情報取得システム
KR20150107932A (ko) 고전압 전력설비의 무선온도감시 장치
JP2006304523A (ja) 配電設備の管理システムおよび配電設備の管理方法
KR101503478B1 (ko) 센서를 이용한 무선 전동기 모니터링 시스템
WO2018117164A1 (ja) プラント設備診断システム
CN108444592A (zh) 无线振动监测与诊断系统
Nasipuri et al. Vibration sensing for equipment's health monitoring in power substations using wireless sensors
CN114829881B (zh) 传感器装置、管理系统、管理服务器、验收检查装置、传感器装置执行的方法以及标牌
Tomicek et al. Vibration-powered wireless sensor for structural monitoring during earthquakes
WO2021236503A1 (en) Wireless load cell monitoring system and method
JP2005077360A (ja) ディジタル保護リレーの寿命診断装置、寿命診断システム及び寿命診断方法
JP7107492B2 (ja) 無線センサ装置及び状態推定システム
CN112629736B (zh) 一种基于微纳米传感器的螺栓连接结构状态监测系统及监测方法
KR20120075538A (ko) 변압기 예방진단시스템의 모바일 감시/제어방법
CN210719477U (zh) 压力表
Chamoli Development of a Wireless Sensor Network for Structural Health Monitoring

Legal Events

Date Code Title Description
RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20200731

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20230704

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20231213

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20240402

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20240530

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20240625