JP2022012706A - 冷却具 - Google Patents
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Abstract
Description
一方、着用者が身体を冷却することを望まないときには、ファンを稼働させないため、ファンの重量の分だけ重くなる。また、ファンを取り外した状態で着用した場合、取付け孔を介して、異物が衣服の内部に入り込むことに加え、冷却衣服の外観上も好ましくないといった問題があった。
また、本発明に係る冷却具は、冷却具本体の内部に、空気を通過させる通風体を設けることが好ましく、通風体を設けることで、冷却具本体の内部に、物が収容されている場合でも、空気(冷却風)を円滑に外部に排出させ、身体を冷却できる。
このように、本発明の冷却具では、風発生手段から空気が送出される方向、空気排出部(排出される)方向や空気の量を調整することで、冷却したい部位を効率的に冷却できる。
冷却具は、上半身に身につけることができればよく、本実施形態では、図1に示すように、背負い型(リュックサック型)の冷却具を例として、説明する。
冷却具本体4は、袋状であり、使用者が身に着けた際に、外部に露出する前方部材6と、使用者の背中側に配置される後方部材7とが、側方部材8によって、連結されている。これらの部材を構成する生地には、例えば、ビニール素材を使用することができる。
風発生装置2が取り付けられる円形状の取付け孔3は、前方部材6の高さ方向Yの上方に形成されている。また、前方部材6の高さ方向Yの下方には、ポケット9が設けられ、冷却具本体4の外部から線ファスナ10を操作することで、ポケット9を開閉することができる。このポケット9には、例えば、空気発生装置2のバッテリー等を収納することができる。ポケット9には、冷却具本体4の内側と連通する通し孔が形成されており、この通し孔を介して、バッテリーのコードを通すことができる。
また、後方部材7は、全体がメッシュ部材13によって被覆されている(図3)。
取付け孔3は、前方部材6の上側部分のほぼ中央、かつ露出されて形成されている。取付け孔3が露出されて形成されているため、取り付けられた風発生装置2も外部に露出される。取付け孔3は、その中心が、第一貫通孔11と第二貫通孔12の間の後方部材7に対応するように形成されている。
また、取付け孔3の周縁には、円環状の補強部材が設けられており、この補強部材には、例えば、ポリプロピレンや熱可塑性ポリウレタンを使用することができる。
風発生装置2は、冷却具本体4の外部から空気を取り込むための空気取込口と、冷却具本体4の内部に空気を送出するための空気送出口と、軸流ファンと、軸流ファンを駆動させるためのモータとを備えている。風発生装置2は、図5に示すように、風発生装置2のフランジと固定リング2Aによって、取付け孔3の周縁を挟み込むことで、取付け孔3に取り付けられる。
なお、風発生装置2は、取付け孔3に対して、傾斜させずに取り付けることもできる。
通風体4Aには、図6に示すように、弾性を有する3Dメッシュ素材を使用する。この3Dメッシュ素材は、高分子メッシュ素材であり、例えば、ポリオレフィン100%を使用することができる。通風体4Aの厚みTは1cmから5cmに設計され、通風体4Aの長さLは、少なくとも冷却具本体4の底部から風発生装置2の高さに対応する長さに設計されている。この通風体4Aは、一体的に形成されたものでも、分割されているものでもよく、分割された通風体4Aを使用する場合は、複数個を積み重ねて、冷却具本体4の内部に収納される。また、この通風体4Aは、メッシュ素材の袋に入れ、冷却具本体4の内部に収納される。
なお、通風体4Aは、空気を通過させる部材(通過しやすい部材)であればよく、高分子の3Dメッシュ素材に限定されない。
この冷却具1は、ジョギングやウォーキングをするときや、家庭菜園をするとき、軽作業をするとき等、幅広く使用することができる。
そのため、肩部分や首元部分を特に冷却したい場合は、風発生装置2を上方に向けて傾斜させて取り付け、一方、背中部分を特に冷却したい場合は、風発生装置2を下方に向けて傾斜させて取り付ける。
したがって、本実施形態に係る冷却具1では、風発生装置が、本体の内部に設けられているものに比べ、使用者は、特に冷却させたい箇所に向けて、空気発生装置2から送出される空気の方向を外部から容易に変更できる。
例えば、本実施形態では、冷却具本体4に2つの貫通孔を設けたが、貫通孔を形成する位置や数は、適宜変更することができる。また、風発生装置2は複数設けることもでき、例えば、上下に一つずつ設けたり、左右の一つずつ設けることもできる。また、取付け部材は、冷却具本体4を衣服の上から取り付けるための部材であればよく、例えば、プラスチック製のスナップを使用することができる。
2 風発生装置(空気発生手段)
2A 固定リング
3 取付け孔
4 冷却具本体
4A 通風体
5 ショルダーベルト(取付け部材)
6 前方部材
7 後方部材
8 側方部材
9 ポケット
10 線ファスナ
11 第一貫通孔(空気排出部)
12 第二貫通孔(空気排出部)
13 メッシュ部材
14 ポケット
F1,F2 冷却風
L 長さ
T 厚み
X 前後方向
Y 上下方向
Claims (5)
- 上半身に身につける冷却具であって、
風発生手段が取り付けられる取付け孔が形成された冷却具本体と、
前記冷却具本体を前記上半身に身につけるための取付け部材と、を備え、
前記冷却具本体に、前記風発生手段から送出される空気を身体側に排出するための空気排出部が形成されている、
ことを特徴とする冷却具。 - 前記冷却具本体の内部に、前記風発生手段から送出される空気が通過する通風体が設けられている、
ことを特徴とする請求項1に記載の冷却具。 - 背負い型の冷却具であって、
前記空気排出部が、使用者の背中部分に対応する位置に形成されている、
ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の冷却具。 - 前記取付け孔が、表側に露出して形成され、
前記風発生手段が、前記取付け孔に回転可能に取り付けられ、前記風発生手段を回転させたときに、前記風発生手段から送出される空気の方向が変更される、
ことを特徴とする請求項1から請求項3の何れか一項に記載の冷却具。 - 前記空気排出部に、空気排出量調整部材が設けられ、
この空気排出量調整部材によって、前記空気排出部の開口度を変更することで、前記空気排出部から排出される空気量を調整する、
ことを特徴とする請求項1から請求項4の何れか一項に記載の冷却具。
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Citations (4)
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JP2018141259A (ja) * | 2017-02-28 | 2018-09-13 | 株式会社サンエス | 冷却衣服 |
WO2019097596A1 (ja) * | 2017-11-15 | 2019-05-23 | 有限会社ワーカー | 体温上昇抑制手段 |
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KR20190002884U (ko) * | 2018-05-14 | 2019-11-22 | 공현식 | 스마트폰으로 제어하는 배낭에 탈부착하는 송풍장치 |
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2020
- 2020-07-02 JP JP2020114730A patent/JP2022012706A/ja active Pending
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