JP2022011443A - 現像カートリッジ - Google Patents

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富岳 荒舘
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Abstract

Figure 2022011443000001
【課題】時計回りと反時計回りのいずれに回転した場合であっても、入力ジョイントがカップリングから抜けにくい現像カートリッジ。
【解決手段】カップリング22は、時計回りD1と反時計回りD2に回転可能であり、凹部22Aを有する。凹部22Aは、時計回りに回転する場合に回転駆動力を受ける第1面221と、反時計回りに回転する場合に回転駆動力を受ける第2面222を有する。第1面221と第2面222は、第2軸A2を含み第1面221と第2面222の中間を通る平面HMからの距離が、底面224に向かうにつれて大きくなるように傾斜する。時計回りD1に回転させた場合、第1面221の傾斜により入力ジョイント7に底面224に向かう力が働く。反時計回りD2に回転させた場合、第2面222の傾斜により入力ジョイント7に底面224に向かう力が働く。
【選択図】図17

Description

本開示は、駆動力を受けるカップリングを備える現像カートリッジに関する。
現像カートリッジは、画像形成装置本体から駆動力を受けるカップリングを有している。そして、現像カートリッジの筐体内のトナーの残量に応じて、適宜、現像剤カートリッジから現像カートリッジの筐体にトナーを供給する画像形成装置が知られている(特許文献1)。この画像形成装置では、装置本体のソレノイドを作動させて本体側のレバーを動かし、この本体側のレバーが現像カートリッジ側のレバーにアクセスすることで、トナーの供給を行うように構成されていた。
特開2017-181946号公報
しかし、従来の装置では、カップリングの動作のみで、現像カートリッジの現像室にトナーを供給することができなかった。そのため、カップリングの動作のみで、必要なタイミングでトナーを供給することができる現像カートリッジが望まれている。
カップリングを時計回りに回転させると、トナー供給をせずに現像ローラを回転させ、カップリングを反時計回りに回転させると、トナー供給をしながら現像ローラを回転させる構成の現像カートリッジが考えられる。
回転駆動を入力するときには入力ジョイントがカップリングから抜けないことが望ましい。しかしながら、時計回りと反時計回りの両方に回転する現像カートリッジにおいては、入力ジョイントがカップリングから不要に抜けやすくなる場合がある。
そこで、本開示は、時計回りと反時計回りのいずれに回転した場合であっても、入力ジョイントがカップリングから抜けにくい現像カートリッジを提供することを目的とする。
前記課題を解決するため、本開示に係る現像カートリッジは、現像ローラと、カップリングと、を備える。現像ローラは、軸方向に延びる第1軸について回転可能である。カップリングは、軸方向に延びる第2軸について、時計回りと反時計回りの両方に回転可能であり、現像ローラを回転させるカップリングギヤと、回転する入力ジョイントを受け入れる凹部と、を有する。凹部は、開口と、底面と、第1面と、第2面と、を有する。開口は、入力ジョイントを受け入れる。底面は、凹部の底に位置する。第1面は、入力ジョイントが時計回りに回転する場合に入力ジョイントと接触して回転駆動力を受ける。第2面は、カップリングの回転方向において、第1面と向かい合って位置する。第2面は、入力ジョイントが反時計回りに回転する場合に入力ジョイントと接触して回転駆動力を受ける。
第1面および第2面は、第2軸を含み第1面と第2面の中間を通る平面からの距離が、開口から底面に向かうにつれて大きくなるように平面に対して傾斜する。入力ジョイントを時計回りに回転させた場合、入力ジョイントが第1面に接触して、第1面の傾斜により入力ジョイントに底面に向かう力が働く。入力ジョイントを反時計回りに回転させた場合、入力ジョイントが第2面に接触して、第2面の傾斜により入力ジョイントに底面に向かう力が働く。
このような構成によれば、入力ジョイントを時計回りと反時計回りのいずれに回転させた場合であっても、カップリングは、入力ジョイントに、底面に向かわせる力を働かせる。このため、カップリングが時計回りと反時計回りのいずれに回転した場合であっても、入力ジョイントがカップリングから抜けにくい。
前記した構成において、第1面および第2面は、前記平面に対して2~30°傾斜している構成としてもよい。
この構成によれば、カップリングは、入力ジョイントから受けた駆動力を効率良く受けることができる。
前記した構成において、現像カートリッジは、筐体と、筐体の内部に位置する現像室であって、現像ローラへ供給するためのトナーを収容可能な現像室と、筐体の内部に位置するトナー収容室であって、現像室へ供給するためのトナーを収容可能なトナー収容室と、トナー収容室内のトナーを、現像室へ供給可能なオーガ、または、アジテータであって、軸方向に延びるオーガ軸について回転可能なオーガ、または、アジテータと、オーガまたはアジテータと共に回転可能な搬送ギヤと、カップリングギヤと噛み合い、且つ、反時計回りと時計回りとの両方に回転可能な移動ギヤにおいて、カップリングギヤと噛み合った状態で、搬送ギヤと噛み合う第1位置と、搬送ギヤと噛み合わない第2位置との間で移動可能な移動ギヤであって、カップリングギヤが反時計回りに回転する場合に第1位置に位置し、カップリングギヤが時計回りに回転する場合に第2位置に位置する移動ギヤと、をさらに備える構成としてもよい。
この構成によれば、現像カートリッジは、カップリングを時計回りに回転させると現像ローラを回転させることができ、反時計回りに回転させるとトナーの供給をすることができる。このため、カップリングの動作のみで、必要なタイミングでトナー収容室から現像室にトナーを供給することができる。
前記した構成において、現像カートリッジは、現像ローラを回転させるための第1ギヤと、第1ギヤと噛み合う第2ギヤであって、第2軸について反時計回りに回転可能な第2ギヤと、軸方向においてカップリングと第2ギヤとの間に位置し、カップリングとともに回転するクラッチであって、カップリングが反時計回りに回転する場合に第2ギヤの一部と係合し、カップリングギヤとともに第2ギヤを反時計回りに回転させ、カップリングが時計回りに回転する場合には、第2ギヤの一部と係合せず、カップリングとともに第2ギヤを回転させないクラッチと、を備え、カップリングギヤが反時計回りに回転する場合、移動ギヤは第1位置に位置し、第1ギヤと噛み合わず、カップリングギヤが反時計回りに回転することに応じて、第2ギヤは、クラッチを介してカップリングギヤとともに反時計回りに回転するとともに、第1ギヤは、第2ギヤとの噛み合いにより時計回りに回転し、カップリングギヤが時計回りに回転する場合、移動ギヤは第2位置に位置し、第1ギヤと噛み合い、カップリングギヤが時計回りに回転することに応じて、移動ギヤは、カップリングギヤとの噛み合いにより反時計回りに回転するとともに、第1ギヤは、移動ギヤとの噛み合いにより時計回りに回転する構成としてもよい。
この構成によれば、現像カートリッジは、カップリングを時計回り、反時計回りのいずれに回転させた場合であっても、第1ギヤを反時計回りに回転させ、現像ローラを同じ方向に回すことができる。このため、現像しながらトナー収容室から現像室にトナーTを供給することが可能である。
前記した構成において、カップリングギヤが時計回りに回転する場合、クラッチは第2ギヤの一部と係合せず、第2ギヤは、第1ギヤとの噛み合いにより第1ギヤが時計回りに回転するのに応じて反時計回りに回転する構成であってもよい。
前記した構成において、クラッチは、第2ギヤの一部と係合する係合位置と、第2ギヤの前記一部と係合しない離脱位置との間で軸方向に沿って移動可能である構成であってもよい。
本開示によれば、カップリングが時計回りと反時計回りのいずれに回転した場合であっても、入力ジョイントがカップリングから抜けにくい現像カートリッジを提供することができる。
画像形成装置の断面図である。 現像カートリッジの断面図である。 現像カートリッジと入力ジョイントの軸方向の一方側を示す斜視図である。 ギヤカバーを外した状態における、現像カートリッジの軸方向の一方側を示す分解斜視図である。 ギヤカバーを外した状態における、現像カートリッジの軸方向の一方側を示す斜視図である。 カップリングギヤ、クラッチおよび第2ギヤの分解斜視図(a)と、第2ギヤの斜視図(b)である。 クラッチを軸方向の一方側から見た斜視図(a)と、軸方向の他方側から見た斜視図(b)である。 カップリングを軸方向の一方側から見た斜視図(a)と、軸方向の他方側から見た斜視図(b)および平面図(c)と、カップリングの突出片を回転方向に沿った面で切ったX-X断面図(d)である。 クラッチが係合位置に位置するときのカップリング、クラッチおよびシャフトの各部位の関係を示す図(a),(b)である。 クラッチが離脱位置に位置するときのカップリング、クラッチおよびシャフトの各部位の関係を示す図(a),(b)である。 入力ジョイントの斜視図(a)と、カップリングの斜視図(b)である。 軸方向から見たカップリングの平面図(a)と、A-A断面図(b)である。 軸方向から見た入力ジョイントの平面図(a)と、側面図(b)である。 移動ギヤが第2位置に位置するときのギヤの噛み合いを説明する図(a)と、(a)のY-Y断面におけるギヤの噛み合いを示す図(b)である。 移動ギヤが第1位置に位置するときのギヤの噛み合いを説明する図(a)と、(a)のZ-Z断面におけるギヤの噛み合いを示す図(b)である。 入力ジョイントがカップリングに入り込んだ状態で入力ジョイントを正転させた場合に、カップリングが入力ジョイントから受ける力を説明する図であり、軸方向から見たカップリングの平面図(a)と、B-B断面図(b)である。 入力ジョイントがカップリングに入り込んだ状態で入力ジョイントを逆転させた場合に、カップリングが入力ジョイントから受ける力を説明する図であり、軸方向から見たカップリングの平面図(a)と、C-C断面図(b)である。
次に、本開示の実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1に示すように、画像形成装置1は、本体筐体2と、給紙部3と、画像形成部4と、制御部CUを主に備える。
本体筐体2は、フロントカバー2Aと、本体筐体2の上部に位置する排紙トレイ2Bとを有している。本体筐体2は、内部に給紙部3、画像形成部4を備える。フロントカバー2Aを開くことで、現像器の一例としての現像カートリッジ10が着脱可能に装着される。
給紙部3は、用紙Sを収容している。そして、給紙部3は、画像形成部4に用紙Sを1枚ずつ供給する。
画像形成部4は、ドラムカートリッジ5と、現像カートリッジ10と、図示省略した露光装置と、転写ローラ4Bと、定着器4Cとを含む。
ドラムカートリッジ5は、フレーム5Aと、フレーム5Aに回転可能に支持された感光体ドラム5Bとを備える。
現像カートリッジ10は、ドラムカートリッジ5に対して着脱可能である。現像カートリッジ10は、ドラムカートリッジ5に装着された状態で画像形成装置1に着脱される。
図2に示すように、現像カートリッジ10は、筐体11と、現像ローラ12と、供給ローラ13と、第1アジテータ14と、第2アジテータ15と、オーガ16とを備える。
筐体11は、筐体11の内部に位置する現像室11Aと、トナー収容室11Bとを有する。現像室11Aは、筐体11の内部に位置する。トナー収容室11Bは、筐体11の内部に位置する。現像室11Aとトナー収容室11Bとは隔壁11Wにより仕切られているが、オーガ16が配置された部分において通路11Pにより繋がっている。通路11Pは、現像ローラ12の軸方向(以下の説明では単に「軸方向」という。)における筐体11の一部にのみ配置されている。
現像室11Aには、現像ローラ12と、供給ローラ13が配置されている。現像室11Aには、現像ローラ12へ供給するためのトナーTが収容可能である。
トナー収容室11Bは、現像室11Aとは別の、現像室11Aへ供給するためのトナーTを収容可能な部屋である。トナー収容室11Bは、現像室11Aよりも、現像ローラ12から離れて位置する。
現像ローラ12は、軸方向に延びる現像ローラシャフト12Aと、ローラ部12Bとを備える。ローラ部12Bは、現像ローラシャフト12Aの外周面を覆う。ローラ部12Bは、導電性のゴムなどからなる。現像ローラ12は、軸方向に延びる第1軸A1について回転可能である。現像ローラ12は、現像ローラシャフト12Aを中心に回転可能に筐体11に支持されている。現像ローラ12は、制御部CU(図1参照)から現像バイアスが印加される。
供給ローラ13は、現像ローラ12にトナーTを供給する。供給ローラ13は、軸方向に延びる供給ローラシャフト13Aと、ローラ部13Bとを備える。ローラ部13Bは、供給ローラシャフト13Aの外周面を覆う。ローラ部13Bは、スポンジなどからなる。供給ローラ13は、軸方向に延びる供給ローラ軸13Xについて回転可能である。供給ローラ13は、供給ローラシャフト13Aを中心に回転可能である。
第1アジテータ14は、軸方向に長い板状の部材である。第1アジテータ14は、シャフト14Aを有している。第1アジテータ14は、軸方向に延びる第1アジテータ軸14Xについて回転可能である。シャフト14Aは、第1アジテータ軸14Xについて回転可能に筐体11に支持されている。第1アジテータ14は、回転することにより現像室11A内のトナーTを撹拌可能である。
第2アジテータ15は、軸方向に長い板状の部材である。第2アジテータ15は、シャフト15Aを有している。第2アジテータ15は、軸方向に延びる第2アジテータ軸15Xについて回転可能である。シャフト15Aは、第2アジテータ軸15Xについて回転可能に筐体11に支持されている。第2アジテータ15は、回転することによりトナー収容室11B内のトナーTを撹拌可能である。
オーガ16は、軸方向に延びるオーガシャフト16Aと、螺旋板16Bとを有する。螺旋板16Bは、オーガシャフト16Aに固定されている。螺旋板16Bは、オーガシャフト16Aとともに回転する。オーガ16は、軸方向に延びるオーガ軸16Xについて回転可能である。オーガ16は、回転することにより、トナー収容室11B内のトナーTを現像室11Aに供給する。
図1に示すように、転写ローラ4Bは、感光体ドラム5Bと向かい合う。転写ローラ4Bは、感光体ドラム5Bとの間で用紙Sを挟みながら搬送する。
感光体ドラム5Bは、図示しない帯電器により帯電され、露光装置に露光されることで静電潜像が形成される。現像カートリッジ10は、この静電潜像にトナーTを供給して感光体ドラム5B上にトナー像を形成する。給紙部3から供給された用紙Sは、感光体ドラム5Bと転写ローラ4Bの間を通りながら感光体ドラム5B上のトナー像が転写される。
定着器4Cは、用紙Sに転写されたトナー像を、用紙Sに熱定着する。トナー像が熱定着された用紙Sは、本体筐体2の外の排紙トレイ2Bに排出される。
制御部CUは、画像形成装置1全体の動作を制御する装置である。制御部CUは、現像カートリッジ10を回転駆動するための入力ジョイント7をモータ8により回転制御する。入力ジョイント7およびモータ8は、本体筐体2内に設けられている。モータ8は、正逆回転可能である。制御部CUは、モータ8を制御して、入力ジョイント7を時計回りおよび反時計回りの両方に回転させる。本実施形態では、モータ8を正転させると、入力ジョイント7は、時計回りD1に回転する。モータ8を逆転させると、入力ジョイント7は、反時計回りD2に回転する。
次に、現像カートリッジ10の詳細構成について説明する。
図3に示すように、現像カートリッジ10は、筐体11の軸方向における一方側の側面11Fに、ギヤカバー21と、カップリング22とを有している。
ギヤカバー21は、カップリング穴21Aと、軸支穴21Bとを有する。カップリング穴21Aは、カップリング22を露出させる穴である。軸支穴21Bは、軸方向に延びる第2軸A2を中心とする円弧状に延びる。軸支穴21Bは、後述する移動ギヤ33(図4も参照)を軸支する孔である。ギヤカバー21は、複数のネジ91により筐体11に固定されている。
カップリング22は、駆動力を受けるための凹部22Aとカップリングギヤ22B(図4参照)とを有している。カップリング22は、現像カートリッジ10が本体筐体2に装着された場合に、入力ジョイント7から駆動力を受ける。このため、カップリング22は、第2軸A2について、時計回りと反時計回りの両方に回転可能である。このようにして、カップリングギヤ22Bは、時計回りと反時計回りの両方に回転可能である。カップリングギヤ22Bは、現像ローラ12を回転させるギヤである。なお、本明細書において、「ギヤ」は、ギヤ歯を有してギヤ歯によって回転力を伝達するものに限られず、摩擦伝達によって回転力を伝達するものを含む。
凹部22Aは、軸方向に凹んでいる。凹部22Aは、ギヤカバー21のカップリング穴21Aから露出している。凹部22Aは、回転する入力ジョイント7を受け入れる。
図4および図5に示すように、現像カートリッジ10は、現像ローラギヤ23と、供給ローラギヤ24と、アジテータギヤ25と、搬送ギヤ26と、第1ギヤ31と、第2ギヤ32と、移動ギヤ33と、第1アイドルギヤ34と、第2アイドルギヤ35と、第3アイドルギヤ36と、第4アイドルギヤ37とを備える。これらの各ギヤは、ギヤカバー21により覆われている(図4参照)。
筐体11は、側面11Fに、シャフトS2と、シャフトS4と、シャフトS5と、シャフトS6と、シャフトS7と、軸受11Cとを有する。
シャフトS2は、第2ギヤ32を回転可能に支持する。
シャフトS4は、第1アイドルギヤ34を回転可能に支持する。
シャフトS5は、第2アイドルギヤ35を回転可能に支持する。
シャフトS6は、第3アイドルギヤ36を回転可能に支持する。
シャフトS7は、第4アイドルギヤ37を回転可能に支持する。
軸受11Cは、軸方向に延びる第2軸A2を中心とする円弧に沿って延びる軸支穴11Dを有している。軸受11Cは、移動ギヤ33を移動可能かつ回転可能に支持する。
現像ローラギヤ23は、現像ローラ12の端部に位置する。より具体的には、現像ローラシャフト12Aの端部に装着されている。現像ローラギヤ23は、現像ローラシャフト12Aとともに回転可能である。
供給ローラギヤ24は、供給ローラ13の端部に位置する。より具体的には、供給ローラギヤ24は、供給ローラシャフト13Aの端部に装着されている。供給ローラギヤ24は、供給ローラシャフト13Aとともに回転可能である。
アジテータギヤ25は、第2アジテータ15のシャフト15Aの端部に装着されている。アジテータギヤ25は、第2アジテータ15とともに回転可能である。
搬送ギヤ26は、オーガシャフト16Aの端部に装着されている。搬送ギヤ26は、オーガ16とともに回転可能である。
第1ギヤ31は、現像ローラ12を回転させるためのギヤである。第1ギヤ31は、第1アジテータ軸14Xについて時計回りに回転可能である。第1ギヤ31は、大径ギヤ31Aと、大径ギヤ31Aよりも小径の小径ギヤ31Bとを有している。大径ギヤ31Aは小径ギヤ31Bとともに回転する。
第2ギヤ32は、軸方向に延びる第2軸A2について反時計回りに回転可能である。第2ギヤ32は、第1ギヤ31と噛み合う。より具体的には、第2ギヤ32は、第1ギヤ31の小径ギヤ31Bと噛み合う。
第1アイドルギヤ34は、軸方向に延びる第4軸A4について回転可能である。第1アイドルギヤ34は、シャフトS4に回転可能に支持されている。
第1アイドルギヤ34は、小径ギヤ34Aと、小径ギヤ34Aよりも大径の大径ギヤ34Bとを有している。小径ギヤ34Aは、大径ギヤ34Bとともに回転する。第1アイドルギヤ34は、第1ギヤ31と噛み合う。より具体的には、第1アイドルギヤ34の小径ギヤ34Aは、第1ギヤ31の大径ギヤ31Aと噛み合う。
第2アイドルギヤ35は、軸方向に延びる第5軸A5について回転可能である。第2アイドルギヤ35は、シャフトS5に回転可能に支持されている。
第2アイドルギヤ35は、第1アイドルギヤ34と噛み合う。より具体的には、第2アイドルギヤ35は、第1アイドルギヤ34の大径ギヤ34Bと噛み合う。
また、第2アイドルギヤ35は、現像ローラギヤ23と噛み合う。さらに、第2アイドルギヤ35は、供給ローラギヤ24と噛み合う。
このため、第1ギヤ31が時計回りに回転すると、第1アイドルギヤ34および第2アイドルギヤ35を介して現像ローラギヤ23および現像ローラ12が反時計回りに回転する。また、第1ギヤ31が時計回りに回転すると、第1アイドルギヤ34および第2アイドルギヤ35を介して供給ローラギヤ24および供給ローラ13が反時計回りに回転する。
移動ギヤ33は、小径ギヤ33Aと、小径ギヤ33Aよりも大径の大径ギヤ33Bと、シャフト33R,33Sを有する。大径ギヤ33Bは、小径ギヤ33Aとともに回転する。移動ギヤ33は、軸方向に延びる第3軸A3について時計回りと反時計回りの両方に回転可能である。
シャフト33Rは、第3軸A3に沿って軸方向の他方側に突出する。シャフト33Rは、軸受11Cの軸支穴11Dに係合して軸受11Cによって回転可能かつ第2軸A2を中心とする円弧に沿って移動可能に支持される。
シャフト33Sは、第3軸A3に沿って軸方向の一方側に突出する。シャフト33Sは、ギヤカバー21の軸支穴21Bに係合して、ギヤカバー21によって回転可能かつ第2軸A2を中心とする円弧に沿って移動可能に支持される。
シャフト33Sは、圧縮コイルバネであるバネ33Pのコイルを通っている。そして、バネ33Pは、ギヤカバー21と移動ギヤ33との間で付勢力を発生している。これにより、移動ギヤ33は、常に軸受11Cに押し付けられている。移動ギヤ33と軸受11Cとの間には摩擦力が発生し、この摩擦力が移動ギヤ33の第3軸A3についての回転に抵抗を与えている。
移動ギヤ33は、カップリングギヤ22Bと噛み合う。より具体的には、移動ギヤ33は、小径ギヤ33Aが常にカップリングギヤ22Bと噛み合っている。
移動ギヤ33は、バネ33Pにより第3軸A3についての回転に抵抗が与えられているため、カップリングギヤ22Bが時計回りまたは反時計回りに回転するときには、この抵抗力によってカップリングギヤ22Bと一体に移動しようとする。このため、カップリングギヤ22Bが反時計回りに回転する場合には、カップリングギヤ22Bとともに第2軸A2について反時計回りに回転して第1ギヤ31と噛み合わない第1位置(図15参照)に位置する。
一方、カップリングギヤ22Bが時計回りに回転する場合には、カップリングギヤ22Bとともに第2軸A2について時計回りに回転して第1ギヤ31と噛み合う第2位置(図14参照)に位置する。
すなわち、移動ギヤ33は、カップリングギヤ22Bと噛み合った状態で、第1位置と第2位置との間で移動可能である。
図14に示すように、移動ギヤ33は、第2位置において、大径ギヤ33Bが第1ギヤ31と噛み合う。一方、移動ギヤ33は、第2位置において、小径ギヤ33Aと大径ギヤ33Bのいずれもが搬送ギヤ26と噛み合わない。
図15に示すように、移動ギヤ33は、第1位置において、小径ギヤ33Aが搬送ギヤ26と噛み合う。一方、移動ギヤ33は、第1位置において、小径ギヤ33Aと大径ギヤ33Bのいずれもが第1ギヤ31と噛み合わない。
図4、図5に戻り、第3アイドルギヤ36は、軸方向に延びる第6軸A6について回転可能である。第3アイドルギヤ36は、シャフトS6に回転可能に支持されている。第3アイドルギヤ36は、搬送ギヤ26と噛み合う。
第4アイドルギヤ37は、軸方向に延びる第7軸A7について回転可能である。第4アイドルギヤ37は、シャフトS7に回転可能に支持されている。第4アイドルギヤ37は、第3アイドルギヤ36およびアジテータギヤ25と噛み合う。
このため、搬送ギヤ26が回転すると、オーガ16が回転するとともに、第3アイドルギヤ36および第4アイドルギヤ37を介してアジテータギヤ25および第2アジテータ15が回転する。すなわち、第2アジテータ15によりトナー収容室11B内のトナーTを撹拌してオーガ16にトナーTを搬送しつつ、オーガ16が通路11Pを介してトナー収容室11Bから現像室11AにトナーTを搬送する。
図6(a),(b)に示すように、第2ギヤ32は、歯車部32AとシャフトS12とを有する。シャフトS12は、円筒状に形成され、カップリング22を回転可能に支持する。第2ギヤ32は、カップリングギヤ22Bよりも大径である。
軸方向における第2ギヤ32とカップリング22の間には、クラッチ40が位置している。
シャフトS12は、カップリング22とクラッチ40を回転可能に支持している。詳しくは、シャフトS12の外周面B11は、カップリング22を回転可能に支持している。シャフトS12の内周面B12は、クラッチ40を回転可能に支持している。詳しくは、シャフトS12は、軸方向に凹むまたは貫通する穴B13を有する。クラッチ40は、穴B13の中に位置する。これにより、穴B13の内周面B12に沿って、クラッチ40が回転する。つまり、クラッチ40は、カップリング22とともにシャフトS12に対して回転可能となっている。
シャフトS12は、円筒壁B1と、底壁部B2と、複数の第1突起P1とを備えている。円筒壁B1は、円筒状である。円筒壁B1は、外周面B11と、内周面B12を備える。底壁部B2は、円筒壁B1の軸方向における他方側の端部に位置する。底壁部B2は、円板形状である。
複数の第1突起P1は、底壁部B2から軸方向における一方側に向けて突出している。複数の第1突起P1は、カップリング22の回転方向に並んでいる。複数の第1突起P1は、環状に並んでいる。複数の第1突起P1は、円筒壁B1の穴B13の内部に位置する。複数の第1突起P1は、円筒壁B1の軸方向における一端側に位置する。各第1突起P1は、軸方向に沿った回転伝達面FS1と、クラッチ40の回転方向に対して傾斜する傾斜面FS2とを有している。
回転伝達面FS1は、クラッチ40の回転方向に対して交差している。より好ましくは、回転伝達面FS1は、クラッチ40の回転方向に対して直交している。回転伝達面FS1は、クラッチ40が反時計回りD2へ回転する場合に、反時計回りD2においてクラッチ40(詳しくは、後述する第1クラッチ面FC1:図7参照)と向かい合って接触する。
傾斜面FS2は、クラッチ40が時計回りD1に回転する場合に、クラッチ40を係合位置から離脱位置に向けて移動させるための面である。傾斜面FS2は、クラッチ40の回転方向に対して傾斜している。詳しくは、傾斜面FS2は、時計回りD1に向かうにつれて軸方向における一方側へ位置するように傾斜している。
図7(a),(b)に示すように、クラッチ40は、円板状のベース部41と、複数の第2突起P2と、軸部42と、第1壁43と、円弧壁44とを有している。複数の第2突起P2は、ベース部41から軸方向における他方側に突出する。軸部42、第1壁43および円弧壁44は、ベース部41から軸方向における一方側に突出する。
複数の第2突起P2は、カップリング22の回転方向に並んでいる。複数の第2突起P2は、環状に並んでいる。各第2突起P2は、第1クラッチ面FC1と、第2クラッチ面FC2とを有している。第1クラッチ面FC1は、軸方向に沿っている。第2クラッチ面FC2は、クラッチ40の回転方向に対して傾斜する。
第1クラッチ面FC1は、クラッチ40の回転方向に対して交差している。より好ましくは、第1クラッチ面FC1は、クラッチ40の回転方向に対して直交している。第1クラッチ面FC1は、回転伝達面FS1(図6(b)参照)に接触する。詳しくは、第1クラッチ面FC1は、回転伝達面FS1に面接触する。
第2クラッチ面FC2は、クラッチ40が時計回りD1に回転する場合に、クラッチ40を係合位置から離脱位置に向けて移動させるための面である。第2クラッチ面FC2は、クラッチ40の回転方向に対して傾斜している。詳しくは、第2クラッチ面FC2は、時計回りD1に向かうにつれてベース部41に近づくように傾斜している。第2クラッチ面FC2は、傾斜面FS2(図6(b)参照)に接触する。詳しくは、第2クラッチ面FC2は、傾斜面FS2に面接触する。
軸部42は、ベース部41の中心からクラッチ40の軸方向における一方側へ向けて延びている。軸部42は、円筒形状を有する。
第1壁43は、軸部42から径方向外側に向けて延びている。第1壁43は、第1面43Aと、第2面43Bを有する。第1面43Aおよび第2面43Bは、回転方向に対して直交している。第1面43Aは、反時計回りD2の下流側を向いている。第2面43Bは、反時計回りD2の上流側を向いている。第1面43Aは、第3突起47を有する。第3突起47は、第1面43Aから突出する。第3突起47は、軸部42の外周面に沿って延びている。第3突起47は、第3クラッチ面FC3を有している。
第3クラッチ面FC3は、カップリング22が時計回りD1に回転する場合に、クラッチ40を係合位置から離脱位置に向けて移動させるための面である。第3クラッチ面FC3は、クラッチ40の回転方向に対して傾斜している。詳しくは、第3クラッチ面FC3は、時計回りD1に向かうにつれてベース部41に近づくように傾斜している。第3クラッチ面FC3は、カップリング22が時計回りD1に回転する場合に、後述する第1カップリング面FP1(図8(b)、図10(b)参照)に接触する。
円弧壁44は、第1壁43の径方向外側の端部から反時計回りD2に向けて延びている。円弧壁44は、第2軸A2中心とした円弧形状となっている。円弧壁44の外周面とベース部41の外周面は、面一となっている。円弧壁44の外周面とベース部41の外周面は、シャフトS12の内周面B12(図6(a),(b)参照)に回転可能に支持される。詳しくは、円弧壁44の外周面とベース部41の外周面は、第2軸A2を中心とした円筒状の面である。また、内周面B12は、第2軸A2を中心とした円筒状の面である。円弧壁44の外周面とベース部41の外周面は、シャフトS12の内周面B12に面接触している。これにより、クラッチ40が、第2軸A2を中心に回転しながら、第2軸A2に沿った方向に移動する。
第1壁43、円弧壁44、第3クラッチ面FC3および第3突起47は、それぞれ、第2軸A2に関して対称に一対設けられている。
図8(a),(b)に示すように、カップリング22は、さらに、第1筒状部22Dと、図8(b)に示す第2筒状部22Eとを有している。第1筒状部22Dおよび第2筒状部22Eは、円筒状である。
図8(b)に示すように、カップリング22は、仕切壁を有する。仕切壁22Fは、第2筒状部22Eと第1筒状部22Dの間に位置する。仕切壁22Fは、第2筒状部22E内の空間と第1筒状部22D内の空間とを仕切る。第1筒状部22Dおよび仕切壁22Fは、凹部22Aを形成する。また、第2筒状部22Eおよび仕切壁22Fは、第2凹部22Jを形成する。第2筒状部22Eは、シャフトS12の外周面B11(図6(a),(b)参照)に嵌り込んで、シャフトS12で回転可能に支持されている。
カップリング22は、突出片22Gを有する。突出片22Gは、第2軸A2に関して対称に一対設けられている。突出片22Gは、第2凹部22J内に位置する。突出片22Gは、仕切壁22Fから突出する。突出片22Gは、第1カップリング面FP1と、第2カップリング面FP2と、第3カップリング面FP3とを有している。
第1カップリング面FP1は、クラッチ40が時計回りD1に回転するときにクラッチ40を係合位置から離脱位置に向けて移動させるための面である。第1カップリング面FP1は、時計回りD1の下流側を向いている。第1カップリング面FP1は、カップリング22の回転方向に対して傾斜している。詳しくは、図8(c),(d)に示すように、第1カップリング面FP1は、時計回りD1に向かうにつれて仕切壁22Fから離れるように傾斜している。
第2カップリング面FP2は、カップリング22が反時計回りD2に回転するときにクラッチ40を離脱位置から係合位置に向けて移動させるための面である。第2カップリング面FP2は、反時計回りD2の下流側を向いている。第2カップリング面FP2は、カップリング22の回転方向に対して傾斜している。詳しくは、第2カップリング面FP2は、反時計回りD2に向かうにつれて仕切壁22Fに近づくように傾斜している。第2カップリング面FP2は、クラッチ40の第1壁43の端部に接触する。
第3カップリング面FP3は、カップリング22が反時計回りD2に回転するときに、クラッチ40の第1壁43と回転方向で接触する面である。第3カップリング面FP3は、第2カップリング面FP2よりも仕切壁22Fから離れた位置に位置している。第3カップリング面FP3は、カップリング22の回転方向に対して交差している。より好ましくは、第3カップリング面FP3は、カップリング22の回転方向に対して直交している。
図9および図10に示すように、クラッチ40の第1壁43は、回転方向においてカップリング22の突出片22Gの間に位置する。クラッチ40は、カップリング22とともに回転する。このため、クラッチ40は、カップリング22とともに回転可能である。
クラッチ40は、シャフトS12に対して軸方向に移動可能である。クラッチ40は、第2ギヤ32の一部である第1突起P1と回転方向で係合する係合位置(図9参照)と、第2ギヤ32の一部である第1突起P1と係合しない離脱位置(図10参照)との間で軸方向に沿って移動可能である。
図9(a),(b)に示すように、クラッチ40は、カップリング22が反時計回りD2に回転する場合にクラッチ40が係合位置に移動することで、第2ギヤ32の一部である第1突起P1と係合し、カップリングギヤ22Bとともに第2ギヤ32を反時計回りD2に回転させる。
なお、カップリング22は、ギヤカバー21に接触することによって、シャフトS12に対して筐体11の側面11Fから離れる方向に移動しない。ここで、「カップリング22がシャフトS12に対して移動しない」とは、全く動かないことを意味する他、ガタツキによって若干動くことも意味する。そして、前述したクラッチ40は、カップリング22に対しても、軸方向に移動可能となっている。
このときの作用をより具体的に説明すると、離脱位置(図10(a),(b)参照)にクラッチ40がある状態において、カップリング22が反時計回りD2に回転すると、カップリング22の第2カップリング面FP2が、クラッチ40の第1壁43の第2面43Bの端部に回転方向で接触する。これにより、回転方向に対して傾斜した第2カップリング面FP2がクラッチ40を第2ギヤ32の第1突起P1へ向けて付勢する。
クラッチ40は、軸方向の他方側へ移動し、第2カップリング面FP2から離れ、第2突起P2が第1突起P1と噛み合う。そして、複数の第2突起P2の各第1クラッチ面FC1が複数の各第1突起P1の各回転伝達面FS1に接触する。その後、カップリング22が若干反時計回りD2に回転すると、第3カップリング面FP3が、クラッチ40の第1壁43に回転方向で接触する。
これにより、カップリング22からクラッチ40に駆動力が伝達される。また、各回転伝達面FS1によって、クラッチ40から、第2ギヤ32に反時計回りD2への駆動力が伝達される。その結果、カップリング22と、クラッチ40と、第2ギヤ32が一体となって反時計回りD2に回転する。
一方、図10(a),(b)に示すように、クラッチ40は、カップリング22が時計回りD1に回転する場合には、クラッチ40が離脱位置に位置することで、第2ギヤ32の第1突起P1と係合せず、カップリング22とともに第2ギヤ32を回転させない。
このときの作用をより具体的に説明すると、係合位置(図9(a),(b)参照)にクラッチ40がある状態において、カップリング22が時計回りD1に回転すると、カップリング22の第1カップリング面FP1が、クラッチ40の第3クラッチ面FC3を時計回りD1に押す。これにより、クラッチ40が、カップリング22とともに時計回りD1に回転する。
そして、クラッチ40が時計回りD1に回転すると、複数の第2突起P2の各第2クラッチ面FC2が複数の第1突起P1の各傾斜面FS2に接触することで、各傾斜面FS2によってクラッチ40が軸方向の一方側に押されて係合位置から離脱位置に向けて移動する。これにより、各第2突起P2が各第1突起P1から軸方向に外れる。つまり、各第2突起P2と各第1突起P1の係合が解除される。その後、カップリング22の第1カップリング面FP1がクラッチ40の第3クラッチ面FC3を離脱位置に向けてさらに押圧する。これにより、クラッチ40が離脱位置に位置する。この状態では、各第2突起P2が各第1突起P1から軸方向に間隔を空けて位置するので、クラッチ40の回転は第2ギヤ32に伝わらない。すなわち、第2ギヤ32は、クラッチ40とは独立して回転することができる。
次に、カップリング22と入力ジョイント7の構成について詳しく説明する。
前述したように、カップリング22は、現像カートリッジ10が本体筐体2に装着された場合に、入力ジョイント7から駆動力を受けるための凹部22Aを有している。図11(a)、図12(a),(b)に示すように、凹部22Aは、開口220と、第1面221と、第2面222と、第3面223と、底面224とを有する。開口220は、入力ジョイント7を受け入れる入口である。
底面224は、凹部22Aの底に位置する面である。底面224は、軸方向に交差する方向に延びている。底面224は、仕切壁22Fの軸方向における一方側の面である。底面224の中央には、突起224Aが形成されている。突起224Aは、半球形状を有している。突起224Aは、入力ジョイント7がカップリング22に入り込んだ状態で、入力ジョイント7の先端部と接触して、入力ジョイント7の軸方向の位置決めをする。
第1面221は、開口220と底面224を連結する面である。第1面221は、軸方向に沿うように延びている。第1面221は、底面224よりも軸方向の一方側に位置する(図12(b)参照)。第1面221は、入力ジョイント7が時計回りに回転する場合に入力ジョイント7と接触して回転駆動力を受ける。第1面221は、第2軸A2を含み第1面221と第2面222の中間を通る平面HMからの距離が、開口220から底面224に向かうにつれて大きくなるように平面HMに対して傾斜している。具体的に、第1面221と平面HMとの傾斜角θ1は、2~30°であることが望ましい。傾斜角θ1は、2~10°であることがさらに望ましい。本実施形態では、傾斜角θ1は、2°である。
第2面222は、開口220と底面224を連結する面である。第2面222は、軸方向に沿うように延びている。第2面222は、底面224よりも軸方向の一方側に位置する(図12(b)参照)。第2面222は、カップリング22の回転方向において、第1面221と向かい合って位置する。第2面222は、入力ジョイント7が反時計回りに回転する場合に入力ジョイント7と接触して回転駆動力を受ける。第2面222は、平面HMからの距離が、開口220から底面224に向かうにつれて大きくなるように平面HMに対して傾斜している。具体的に、第2面222と平面HMとの傾斜角θ2は、2~30°であることが望ましい。傾斜角θ2は、2~10°であることがさらに望ましい。本実施形態では、傾斜角θ2は、2°である。なお、傾斜角θ1と傾斜角θ2は、異なる角度であってもよい。
第3面223は、開口220と底面224を連結し、かつ、第1面221と第2面222を連結する曲面である。第3面223は、第2軸A2を中心とする円筒面状に延びる。第1面221および第2面222は、第3面223より第2軸A2から離れて位置する(図12(a)参照)。
図11(b)、図13(a),(b)に示すように、入力ジョイント7は、本体部70と、回転軸部71と、駆動入力部72とを有している。本体部70は、円筒形に近い形状をしている。本体部70は、現像カートリッジ10が本体筐体2に装着された場合に、カップリング22の凹部22A内に入り込まない部分である。一方、回転軸部71と駆動入力部72は、現像カートリッジ10が本体筐体2に装着された場合に、カップリング22の凹部22A内に入り込む部分である。
回転軸部71は、本体部70から軸方向の一方側に突出している。回転軸部71は、第2軸A2に沿って延びる。回転軸部71は、第2軸A2を中心とした円柱形に近い形状を有している。回転軸部71は、平面71Aと、側曲面71Bとを有している。平面71Aは、回転軸部71の先端に形成された平面である。平面71Aは、入力ジョイント7がカップリング22に入り込んだ状態で、突起224Aと接触する。これにより、現像カートリッジ10が本体筐体2に装着された場合、入力ジョイント7の軸方向の位置決めがされる。側曲面71Bは、第2軸A2中心とする球面状に形成された曲面である。側曲面71Bは、回転軸部71の先端部に位置し、入力ジョイント7がカップリング22に入り込んだ状態で、第3面223と接触する。これにより、回転軸部71は、凹部22Aに入り込んだ状態で、凹部22Aに軸支される。
駆動入力部72は、本体部70から軸方向の一方側に突出し、かつ、回転軸部71から第2軸A2から離れる方向に延びている。駆動入力部72は、回転軸部71よりも第2軸A2から離れて位置する。駆動入力部72は、カップリング22に回転駆動力を付与する部分である。本実施形態では、駆動入力部72は、2つ設けられている。2つの駆動入力部72は、回転軸部71から異なる方向に延びている。本実施形態では、回転軸部71は、2つの駆動入力部72の間に位置している。
駆動入力部72は、突出部72Aと、当接面72Bとを有している。突出部72Aは、駆動入力部72の先端に形成され、軸方向の一方側に突出している。突出部72Aは、入力ジョイント7が凹部22Aに入り込むときに、入力ジョイント7が少しずれた場合に、突起224Aに当たって正しい位置に導くためのものである。
当接面72Bは、第2軸A2に直交する軸を中心とする円筒面である(図13(b)参照)。当接面72Bは、入力ジョイント7がカップリング22に入り込んだ状態で入力ジョイント7が回転したときに、第1面221または第2面222と接触する。
次に、カップリング22が時計回りD1または反時計回りD2に回転する場合の各部材の動作について説明する。
制御部CUがモータ8を制御して入力ジョイント7を時計回りD1に回転させると、図14(a),(b)に示すように、カップリングギヤ22B(カップリング22)が時計回りD1に回転する。この場合、移動ギヤ33はカップリングギヤ22Bとともに時計回りに回転(公転)して第2位置に位置し、第1ギヤ31の小径ギヤ31Bと噛み合う。これによりカップリングギヤ22Bが時計回りD1に回転することに応じて、移動ギヤ33は、カップリングギヤ22Bとの噛み合いにより反時計回りに回転するとともに、第1ギヤ31は、移動ギヤ33との噛み合いにより時計回りに回転する。
第1ギヤ31が時計回りに回転すると、第1アイドルギヤ34が反時計回りに回転する。第1アイドルギヤ34と噛み合う第2アイドルギヤ35は時計回りに回転する。そして、第2アイドルギヤ35と現像ローラギヤ23と供給ローラギヤ24は反時計回りに回転する。これにより、現像ローラ12と供給ローラ13は、反時計回りに回転する。また、第1ギヤ31とともに回転する第1アジテータ14も回転する。
このように、カップリング22が時計回りD1に回転すると、第1アジテータ14、現像ローラ12および供給ローラ13を回転させて、画像形成を行うことができる。
そして、移動ギヤ33が第2位置に位置することで、移動ギヤ33は、搬送ギヤ26と噛み合わない。このため、搬送ギヤ26は回転せず、第3アイドルギヤ36、第4アイドルギヤ37およびアジテータギヤ25も回転しない。この結果、オーガ16と第2アジテータ15は回転せず、トナー収容室11Bから現像室11AにトナーTは搬送されない。
なお、このとき、クラッチ40は第2ギヤ32の一部である第1突起P1と係合しないので、第2ギヤ32はクラッチ40との係合によっては回転しない。しかし、第2ギヤ32は、第1ギヤ31との噛み合いにより第1ギヤ31が時計回りに回転するのに応じて反時計回りD2に回転する。
一方、制御部CUがモータ8を制御して入力ジョイント7を反時計回りD2に回転させると、図15(a),(b)に示すように、カップリングギヤ22B(カップリング22)が反時計回りD2に回転する。この場合、移動ギヤ33はカップリングギヤ22Bとともに反時計回りに回転(公転)して第1位置に位置し、第1ギヤ31と噛みあわない。そして、カップリングギヤ22Bが反時計回りD2に回転することに応じて、第2ギヤ32は、クラッチ40を介してカップリングギヤ22Bとともに反時計回りD2に回転する。そして、第1ギヤ31は、第2ギヤ32との噛み合いにより時計回りに回転する。
第1ギヤ31が時計回りに回転すると、カップリングギヤ22Bが時計回りD1に回転する場合と同様に、第1アイドルギヤ34、第2アイドルギヤ35を介して、第2アイドルギヤ35と現像ローラギヤ23と供給ローラギヤ24は反時計回りに回転する。これにより、現像ローラ12と供給ローラ13は、反時計回りに回転する。また、第1ギヤ31とともに回転する第1アジテータ14も回転する。
このように、カップリング22が反時計回りD2に回転すると、第1アジテータ14、現像ローラ12および供給ローラ13を回転させて、画像形成を行うことができる。
そして、移動ギヤ33が第2位置に位置することで、移動ギヤ33は、搬送ギヤ26と噛み合う。このため、搬送ギヤ26は反時計回りに回転する。搬送ギヤ26が反時計回りに回転すると、第3アイドルギヤ36は、時計回りに回転する。第3アイドルギヤ36が時計回りに回転すると、第4アイドルギヤ37は、反時計回りに回転する。第4アイドルギヤ37が反時計回りに回転すると、アジテータギヤ25が時計回りに回転する。
このように、カップリング22が反時計回りD2に回転すると、搬送ギヤ26、第3アイドルギヤ36、第4アイドルギヤ37およびアジテータギヤ25が回転する。この結果、オーガ16と第2アジテータ15が回転し、トナー収容室11Bから現像室11AにトナーTを搬送することができる。すなわち、カップリング22が時計回りD1に回転する場合には、画像形成をしながらトナー収容室11Bから現像室11AにトナーTを搬送することができる。
なお、上述したような各部材の作用は、ドラムカートリッジ5から現像カートリッジ10が外された状態でも同様に発揮される。
次に、入力ジョイント7が時計回りD1または反時計回りD2に回転する場合の各部材の動作について説明する。
図16(a)に示すように、入力ジョイント7を時計回りD1に回転させると、カップリング22が時計回りD1に回転する。このとき、入力ジョイント7の駆動入力部72がカップリング22の第1面221に接触して、第1面221が駆動入力部72に押され、回転駆動力が付与される。
図16(b)に示すように、第1面221が駆動入力部72に押される力F1の向きは、平面HMの垂線SSに対して傾いている。具体的には、力F1の向きは、底面224から離れる方向に傾いている。
一方、入力ジョイント7が第1面221を押すことで、入力ジョイント7は、第1面221から反力を受けている。すなわち、入力ジョイント7には、反力F2が働いている。反力F2の向きは、平面HMの垂線SSに対して傾いている。具体的には、反力F2の向きは、底面224に向かう方向に傾いている。このため、入力ジョイント7を時計回りD1に回転させた場合、入力ジョイント7が第1面221に接触して、第1面221の傾斜により入力ジョイント7に底面224に向かう力が働く。
図17(a)に示すように、入力ジョイント7を反時計回りD2に回転させると、カップリング22が反時計回りD2に回転する。このとき、入力ジョイント7の駆動入力部72がカップリング22の第2面222に接触して、第2面222が駆動入力部72に押され、回転駆動力が付与される。
図17(b)に示すように、第2面222が駆動入力部72に押される力F3の向きは、平面HMの垂線SSに対して傾いている。具体的には、力F3の向きは、底面224から離れる方向に傾いている。
一方、入力ジョイント7が第2面222を押すことで、入力ジョイント7は、第2面222から反力を受けている。すなわち、入力ジョイント7には、反力F4が働いている。反力F2の向きは、平面HMの垂線SSに対して傾いている。具体的には、反力F4の向きは、底面224に向かう方向に傾いている。このため、入力ジョイント7を反時計回りD2に回転させた場合、入力ジョイント7が第2面222に接触して、第2面222の傾斜により入力ジョイント7に底面224に向かう力が働く。
以上説明したように、本実施形態の現像カートリッジ10および画像形成装置1によれば、次のような効果を奏することができる。
入力ジョイント7を時計回りD1に回転させた場合、入力ジョイント7がカップリング22の凹部22Aの第1面221に接触して、第1面221の傾斜により入力ジョイント7に底面224に向かう力が働く。一方、入力ジョイント7を反時計回りD2に回転させた場合、入力ジョイント7が第2面222に接触して、第2面222の傾斜により入力ジョイント7に底面224に向かう力が働く。このため、カップリング22が時計回りD1と反時計回りD2のいずれに回転した場合であっても、入力ジョイント7がカップリング22から抜けにくい。
また、入力ジョイント7に底面224に向かう力が働くのは、入力ジョイント7を回転させた場合に限られるため、入力ジョイント7を回転させていない場合には、底面224に向かう力が働かない。このため、入力ジョイント7を回転させていない状態では、入力ジョイント7がカップリング22から抜けにくくならない。
また、第1面221および第2面222は、平面HMに対して2~30°傾斜している構成であるため、回転時には入力ジョイント7がカップリング22から抜けにくく、かつ、カップリング22は、入力ジョイント7から受けた駆動力を効率良く受けることができる。
第1面221および第2面222の平面HMに対する傾斜角度が2°以上であるため、入力ジョイント7が底面224に向かう力が強くなり、入力ジョイント7が底面224に向かう力を十分確保できる。
また、第1面221および第2面222は、平面HMに対する傾斜角度が30°以下であるため、入力ジョイント7からカップリング22に駆動力への伝達ロスを抑制できる。
また、現像カートリッジ10は、カップリング22を時計回りD1に回転させると現像ローラ12を回転させることができ、反時計回りD2に回転させるとトナーTの供給をすることができる。このため、カップリング22の動作のみで、必要なタイミングでトナー収容室11Bから現像室11AにトナーTを供給することができる。そのため、トナーTを供給する場合にも、供給しない場合にも、入力ジョイント7がカップリング22から抜けにくい。
また、現像カートリッジ10は、カップリング22を時計回りD1、反時計回りD2のいずれに回転させた場合であっても、第1ギヤ31を反時計回りに回転させ、現像ローラ12を同じ方向に回すことができる。このため、現像しながらトナー収容室11Bから現像室11AにトナーTを供給することが可能である。この結果、現像しながらトナーTを供給する場合にも、入力ジョイント7がカップリング22から抜けにくい。
以上に本開示の実施形態について説明したが、本開示は前記実施形態に限定されるものではない。具体的な構成については、本開示の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更が可能である。
上述の実施形態では、入力ジョイントに2つの駆動入力部が設けられていたが、駆動入力部は、1つであってもよいし、3つ以上であってもよい。
上述の実施形態では、現像カートリッジ10は、ドラムカートリッジ5に対して着脱可能であったが、これに限定されず、現像器は、感光体ドラムを備えていてもよい。すなわち、現像器がドラムカートリッジを含んでいてもよい。この場合、トナー収容室を有するトナーカートリッジを現像器とは別体で構成し、トナーカートリッジが現像器に対して着脱可能であってもよい。
また、上述の実施形態の現像カートリッジ10において、トナー収容室11Bの部分が現像室11Aを構成する部分とは別体に構成され、トナー収容室11Bの部分が現像室11Aの部分に対して着脱可能に構成されていてもよい。すなわち、ドラムカートリッジと、現像カートリッジと、トナー収容室との3つが別体であってもよい。
上述の実施形態では、現像カートリッジ10は、ドラムカートリッジ5と別体に構成されていたが、現像器は、ドラムカートリッジと一体に構成されていても構わない。
上述の実施形態では、トナー収容室11Bから現像室11Aに搬送する部材が、オーガ16であったが、これに限定されず、アジテータであってもよい。この場合、搬送ギヤは、アジテータとともに回転可能とすることができる。
上述の実施形態では、画像形成装置の一例としてモノクロの画像形成装置1を例示したが、画像形成装置はカラーの画像形成装置であってもよいし、LEDにより露光するものであってもよいし、コピー機や複合機であってもよい。
上述のした各実施形態および各変形例の各要素は、任意に組み合わせて実施することが可能である。
7 入力ジョイント
10 現像カートリッジ
12 現像ローラ
22 カップリング
22A 凹部
22B カップリングギヤ
220 開口
221 第1面
222 第2面
224 底面
A1 第1軸
A2 第2軸
HM 平面

Claims (6)

  1. 現像カートリッジであって、
    軸方向に延びる第1軸について回転可能な現像ローラと、
    前記軸方向に延びる第2軸について、時計回りと反時計回りの両方に回転可能なカップリングであって、前記現像ローラを回転させるカップリングギヤと、回転する入力ジョイントを受け入れる凹部と、を有するカップリングと、を備え、
    前記凹部は、
    前記入力ジョイントを受け入れる開口と、
    前記凹部の底に位置する底面と、
    前記入力ジョイントが時計回りに回転する場合に前記入力ジョイントと接触して回転駆動力を受ける第1面と、
    前記カップリングの回転方向において、前記第1面と向かい合って位置し、前記入力ジョイントが反時計回りに回転する場合に前記入力ジョイントと接触して回転駆動力を受ける第2面と、を有し、
    前記第1面および前記第2面は、前記第2軸を含み前記第1面と前記第2面の中間を通る平面からの距離が、前記開口から前記底面に向かうにつれて大きくなるように前記平面に対して傾斜し、
    前記入力ジョイントを時計回りに回転させた場合、前記入力ジョイントが前記第1面に接触して、前記第1面の傾斜により前記入力ジョイントに前記底面に向かう力が働き、
    前記入力ジョイントを反時計回りに回転させた場合、前記入力ジョイントが前記第2面に接触して、前記第2面の傾斜により前記入力ジョイントに前記底面に向かう力が働くことを特徴とする現像カートリッジ。
  2. 前記第1面および前記第2面は、前記平面に対して2~30°傾斜していることを特徴とする請求項1に記載の現像カートリッジ。
  3. 前記現像カートリッジは、
    筐体と、
    前記筐体の内部に位置する現像室であって、前記現像ローラへ供給するためのトナーを収容可能な現像室と、
    前記筐体の内部に位置するトナー収容室であって、前記現像室へ供給するためのトナーを収容可能なトナー収容室と、
    前記トナー収容室内のトナーを、前記現像室へ供給可能なオーガ、または、アジテータであって、前記軸方向に延びるオーガ軸について回転可能なオーガ、または、アジテータと、
    前記オーガまたは前記アジテータと共に回転可能な搬送ギヤと、
    前記カップリングギヤと噛み合い、且つ、反時計回りと時計回りとの両方に回転可能な移動ギヤにおいて、前記カップリングギヤと噛み合った状態で、前記搬送ギヤと噛み合う第1位置と、前記搬送ギヤと噛み合わない第2位置との間で移動可能な移動ギヤであって、前記カップリングギヤが反時計回りに回転する場合に前記第1位置に位置し、前記カップリングギヤが時計回りに回転する場合に前記第2位置に位置する移動ギヤと、
    をさらに備えることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の現像カートリッジ。
  4. 前記現像ローラを回転させるための第1ギヤと、
    前記第1ギヤと噛み合う第2ギヤであって、前記第2軸について反時計回りに回転可能な第2ギヤと、
    前記軸方向において前記カップリングと前記第2ギヤとの間に位置し、前記カップリングとともに回転するクラッチであって、前記カップリングが反時計回りに回転する場合に前記第2ギヤの一部と係合し、前記カップリングギヤとともに前記第2ギヤを反時計回りに回転させ、前記カップリングが時計回りに回転する場合には、前記第2ギヤの一部と係合せず、前記カップリングとともに前記第2ギヤを回転させないクラッチと、
    を備え、
    前記カップリングギヤが反時計回りに回転する場合、
    前記移動ギヤは第1位置に位置し、前記第1ギヤと噛み合わず、
    前記カップリングギヤが反時計回りに回転することに応じて、前記第2ギヤは、前記クラッチを介して前記カップリングギヤとともに反時計回りに回転するとともに、前記第1ギヤは、前記第2ギヤとの噛み合いにより時計回りに回転し、
    前記カップリングギヤが時計回りに回転する場合、
    前記移動ギヤは第2位置に位置し、前記第1ギヤと噛み合い、
    前記カップリングギヤが時計回りに回転することに応じて、前記移動ギヤは、前記カップリングギヤとの噛み合いにより反時計回りに回転するとともに、前記第1ギヤは、前記移動ギヤとの噛み合いにより時計回りに回転すること、を特徴とする請求項3に記載の現像カートリッジ。
  5. 前記カップリングギヤが時計回りに回転する場合、前記クラッチは前記第2ギヤの一部と係合せず、前記第2ギヤは、前記第1ギヤとの噛み合いにより前記第1ギヤが時計回りに回転するのに応じて反時計回りに回転することを特徴とする請求項4に記載の現像カートリッジ。
  6. 前記クラッチは、前記第2ギヤの一部と係合する係合位置と、前記第2ギヤの前記一部と係合しない離脱位置との間で前記軸方向に沿って移動可能であることを特徴とする請求項4または請求項5に記載の現像カートリッジ。
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