JP2022011049A - 自動回転焼き調理機器を搭載した車両 - Google Patents

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Abstract

【課題】一般ユーザーが新しい楽しみや余暇を享受できるよう家庭などで気軽に使え、さらには業務用としても使えるようにした自動回転焼き調理機器とそれを搭載した車両を提供する。【解決手段】自動回転焼き調理機器1は、回転串部材100に保持された調理対象たる食材Cを回転させながら加熱して調理する機器である。当該、自動回転焼き調理機器1は、車両内の調理スペースに設置される筐体10と、該筐体10に取り付けられた車輪20(21,23)と、筐体10の内部に配置された加熱源、あるいは該加熱源が設置される加熱源設置器具からなる加熱部と、該加熱部によって食材が加熱されうる所定の調理位置にて回転串部材100を回転させる駆動機器50と、該駆動機器50の駆動源51に電力供給し、を備える。【選択図】図4

Description

特許法第30条第2項適用申請有り 掲載年月日 令和1年10月21日 掲載アドレス https://hulihuli-chicken.com/ 開催年月日 令和1年11月 2日 イベント名、開催場所 キッチンカーグルメ選手権(埼玉スタジアム2002 北広場:埼玉県さいたま市緑区美園2丁目1) 開催年月日 令和1年11月22日~24日 イベント名、開催場所 東京コミコン2019(千葉県千葉市美浜区中瀬2丁目1 幕張メッセ) 開催年月日 令和1年12月21日 イベント名、開催場所 コクーンシティ クリスマスマルシェ(埼玉県さいたま市大宮区吉敷町4丁目267-2) 公開年月日 令和1年12月23日~24日 公開場所 ドン・キホーテ幕張店(千葉県千葉市花見川区幕張町1-7782-1) 公開年月日 令和1年12月25日 公開場所 ドン・キホーテ浅草店(東京都台東区浅草2-10) 公開年月日 令和2年 6月 6日 公開場所 草加SOSO Cafe (埼玉県草加市高砂2-20-35) 公開年月日 令和1年12月27日 公開場所 ANAシステムズ株式会社の社員食堂 (東京都大田区東糀谷六丁目7番56号) 公開年月日 令和2年 1月29日 公開場所 日本ユニシス株式会社 (東京都江東区豊洲1-1-1) 公開年月日 令和2年 2月 3日 公開場所 東京物流センター(東京都大田区平和島6丁目1-1) 公開年月日 令和2年 3月30日 公開場所 豊洲フロント(東京都江東区豊洲三丁目2番20号)
本発明は、自動回転焼き調理機器とそれを搭載した車両に関する。
従来、鶏肉などを串刺しにして自動的に回転させながら焼き上げるための調理機が提案されている(例えば、特許文献1参照)。このような調理器は、店舗の調理場のほか、キッチンカーやフードトラックなどと呼ばれる調理設備を備えた車両における焼き調理器としても活用されている。
特開2004-248930号公報
しかし、上記のごとき従来の焼き調理器は、例えば一般ユーザー自らが気軽に使うといったことを考慮して開発されてはいない。家庭などで気軽に使える自動回転焼き調理機器があれば相応の需要を掘り起こし、一般ユーザーにこれまでにはなかった新しい楽しみや余暇を提供することができるようになると考えられる。また、当該機器を業務用として利用することがあってもよい。
そこで、本発明は、一般ユーザーが新しい楽しみや余暇を享受できるよう家庭などで気軽に使え、さらには業務用としても使えるようにした自動回転焼き調理機器とそれを搭載した車両を提供することを目的とする。
本発明の一態様は、回転串部材に保持された調理対象たる食材を回転させながら加熱して調理するための車両搭載向けの自動回転焼き調理機器であって、
前記車両内の調理スペースに設置される筐体と、
該筐体の内部に配置された加熱源、あるいは該加熱源が設置される加熱源設置器具からなる加熱部と、
該加熱部によって食材が加熱されうる所定の調理位置にて回転串部材を回転させる駆動機器と、
を備えており、
回転串部材は、調理用串を挟持する串挟持部材を含み、
串挟持部材は、回転串部材の回転軸を中心として軸対称に配置され、あるいは回転軸を含む面を中心として面対称に配置されていて、
串挟持部材を支持する回転串部材の支持軸が、当該回転串部材の回転中心からずれた位置に配置されている、自動回転焼き調理機器である。
上記のごとき態様の自動回転焼き調理機器は、例えば車輪が取り付けられた筐体を備えることで機動性に富むようになることから、より小型でパーソナルな用途に応じやすい。このような機器は、家庭(屋内のみならず、バルコニーや庭先などを含む)、さらには近隣のバーベキュー広場や浜辺などで焼き調理しながらの食事や会話を楽しむという、気軽でありながらこれまでよりも野趣に富む新たな余暇を提供しうる。また、当該機器は、車両搭載向けの業務用調理機器として利用しても好適である。
上記のごとき自動回転焼き調理機器において、筐体に、回転串部材を調理位置へ着脱可能とする開放溝部を備えた軸受部材が設けられていてもよい。
上記のごとき自動回転焼き調理機器における駆動機器は、駆動源によって駆動される駆動力伝達機構を含み、回転串部材は、調理位置にて駆動力伝達機構と係合する被駆動機構を含むものであってもよい。
上記のごとき自動回転焼き調理機器における回転串部材は、調理位置に当該回転串部材を着脱する際にユーザーが利用できる把持部を備えていてもよい。
上記のごとき自動回転焼き調理機器における回転串部材は、調理用串を挟持する串挟持部材を含むものであってもよい。
上記のごとき自動回転焼き調理機器における串挟持部材は、回転串部材の支持軸から径方向に延びるように構成されていてもよい。
上記のごとき自動回転焼き調理機器における串挟持部材は、調理用串を載置可能な串載置部と、該串載置部に載置された調理用串を抑えて当該串載置部とともに挟持する串抑え部と、を含んでいてもよい。
上記のごとき自動回転焼き調理機器において、串載置部および串抑え部の一方または両方に、調理用串を位置決めする串溝が設けられていてもよい。
上記のごとき自動回転焼き調理機器において、串載置部および串抑え部の一方または両方の複数箇所に串溝が設けられていてもよい。
上記のごとき自動回転焼き調理機器において、回転串部材の回転軸の軸方向に沿って串挟持部材が複数設けられており、これら複数の串挟持部材の回転軸から等距離となる位置に串溝が設けられていてもよい。
上記のごとき自動回転焼き調理機器において、串抑え部は串載置部にピン結合され、該結合点を中心に開閉動作が可能とされていてもよい。
上記のごとき自動回転焼き調理機器において、串挟持部材は、串載置部と串抑え部とを、調理用串を挟持した状態に保つロック装置をさらに含むものであってもよい。
上記のごとき自動回転焼き調理機器において、串挟持部材は、回転軸を中心として軸対称に配置され、あるいは回転軸を含む面を中心として面対称に配置されていてもよい。
上記のごとき自動回転焼き調理機器において、串挟持部材を支持する回転串部材の支持軸が、当該回転串部材の回転中心からずれた位置に配置されていてもよい。
本発明の一態様に係る車両は、上記のごとき自動回転焼き調理機器を搭載したものである。
本発明によれば、一般ユーザーが新しい楽しみや余暇を享受できるよう家庭などで気軽に使え、さらには業務用としても使える自動回転焼き調理機器とそれを搭載した車両を提供することができる。
本発明の一形態を表す自動回転焼き調理機器の正面図である。 自動回転焼き調理機器の右側面図である。 自動回転焼き調理機器の背面図である。 自動回転焼き調理機器の平面図である。 正面側(前方側)の軸受部材の平面図である。 正面側(前方側)の軸受部材の正面図である。 背面側(後方側)の軸受部材の平面図である。 背面側(後方側)の軸受部材の背面図である。 回転串部材の構成例を示す平面図である。 回転串部材の右側面図である。 串挟持部材の構成例を示す図である。 自動回転焼き調理機器を搭載した車両の構成例を示す平面図である。
以下、本発明の構成を図面に示す実施の形態の一例に基づいて詳細に説明する。
[第1の実施形態]
回転串焼き機(自動回転焼き調理機器)1は、鶏肉といった各種の食材を回転串部材100にて保持し、自動回転させながら加熱して調理するための機器である。本実施形態の回転串焼き機1は、筐体10、車輪20、加熱部30、駆動機器50、駆動制御機器60、上記回転串部材100を備えている(図1~図11参照)。
筐体10は、例えば金属製のフレームや外装で構成され、内部に加熱部30、駆動機器50、駆動制御機器60を備えている。本実施形態の筐体10は直方体形状に形成されているが(図1~図4参照)、外部形状さらにはその具体的な大きさが特に限定されることはない。また、本実施形態の筐体10は、前方軸受部材11、後方軸受部材12、炭載置網13、空気穴15、取っ手16、スプロケットカバー17、チェーンカバー18、取っ手19をさらに含む(図2等参照)。
車輪20は、筐体10の移動を容易にするべく例えば筐体10の四隅に設けられている。一例として、本実施形態の回転串焼き機1における車輪20は、筐体10の正面側の左右に設けられた一対の転回可能なキャスター21a,21bと、筐体10の背面側(後方側)の左右に設けられた一対のタイヤ23a,23bと、で構成されており、当該回転串焼き機1の進行方向において大きさが異なる(図2等参照)。キャスター21a,21bにはストッパー22(22a,22b)が設けられている(図3等参照)。タイヤ23a,23bとして、砂浜などでも埋もれづらく扱いやすい大径のノーパンクタイヤ(ゴムや発砲ウレタンなどでできたタイヤ)を採用してもよい(図3等参照)。また、筐体10の背面側(後方側)には取っ手16が設けられ、正面側には取っ手19が設けられている(図4等参照)。
軸受部材は、回転串部材100を所定の位置にて回転可能に支持する部材である。本実施形態の軸受部材は、筐体10の正面側上部に配置された前方軸受部材11と、筐体10の背面側上部にボルト12d等で取り付け可能な後方軸受部材12とで構成されている(図2等参照)。これら前方軸受部材11および後方軸受部材12には、回転串部材100(の軸部101,105)を着脱可能とする開放溝部11c,12cが設けられている(図5~図8等参照)。本実施形態の前方軸受部材11のように、開放溝部11cの形状を上部ほど間口が広くなる例えばV型状としていれば、回転串部材100を筐体10にセットする際、軸部101が所定の位置に案内されやすいため設置しやすくなる(図6参照)。また、本実施形態では、これら前方軸受部材11および後方軸受部材12のそれぞれに、回転串部材100の回転時の摩擦を軽減する対の軸受ローラー11a,11b,12a,12bを設けている(図5~図8等参照)。
炭載置網(加熱源設置器具)13は、加熱源となる炭を載置するための、例えば炭用エキスパンドメタルなどといった網からなる部材である。本実施形態では、筐体10に炭入れ引出し14を設け、この炭入れ引出し14の底を炭載置網13として、炭を供給したり廃棄したりしやすくなるようにしている(図2等参照)。炭入れ引出し14は、例えば前方方向へ引き出すことが可能である。また、炭入れ引出し14の壁面には空気穴15が設けられている(図2参照)。
スプロケットカバー17は、スプロケット106を覆う部材である。本実施形態では、筐体10、または該筐体10に取り付けられるチェーンカバー18)に対して着脱可能な箱形のスプロケットカバー17を採用している(図3、図4等参照)。筐体10から回転串部材100を取り外す際には、その前にスプロケットカバー17を取り外す必要がある。また、筐体10に回転串部材100をセットした後、このスプロケットカバー17を取り付けることで、回転駆動されるスプロケット106やその周囲の部分が覆われた状態となる(図3等参照)。
チェーンカバー18は、チェーン54などの可動部分を覆う部材である。本実施形態では、筐体10に着脱可能であり、チェーン54、該チェーン54とともに回転するアイドラー55およびテンション調整アイドラー56、さらには駆動モーター51の駆動ギヤ53などをユーザーらが接触できないように覆う(図4等参照)。チェーンカバー18の一面(当該回転串焼き機1の背面側)には、駆動制御機器60を構成する部品であるサーキットプロテクター62、スピードコントロール調整機63、受電ランプ64、スタートスイッチ65が設けられている。
加熱部30は、食材を加熱調理する際の熱源となる部分である。本実施形態では上記のごとく炭載置網13に載置され加熱源となる炭が加熱部30を構成する(図2等参照)。
駆動機器50は、回転串部材100を所定の調理位置にて自動回転させるための機器である。例えば本実施形態の回転串焼き機1における駆動機器50は、駆動モーター(駆動源)51、駆動力伝達機構52、駆動ギヤ53、チェーン54、アイドラー55、テンション調整アイドラー56を含む(図3等参照)。
駆動モーター51は、筐体10内の底部付近に配置された駆動源である。駆動モーター51の駆動力は、駆動力伝達機構52を構成するチェーン54によって回転串部材100に伝達される。チェーン54は、駆動モーター51の駆動ギヤ53と、筐体10に設けられたアイドラー55およびテンション調整アイドラー56と、に巻き掛けられている(図3等参照)。
駆動制御機器60は、電源コード61、サーキットプロテクター62、スピードコントロール調整機63、受電ランプ64、スタートスイッチ65などで構成されている(図3等参照)。スピードコントロール調整機63たるモーターコントローラーを用いることで、駆動モーター51の回転速度ひいては回転串部材100の回転速度を調節することができ、ユーザー側で自由に設定可能な設計となっている。スタートスイッチ65は、誰もが簡単に使用できるつくり(スイッチのON、OFF)になっている。
回転串部材100は、保持した食材が加熱されうる所定の調理位置にて自動回転する部材である(図4等参照)。本実施形態の回転串部材100は、軸部101、クランク部102、ロッド部(支持軸)103、クランク部104、軸部105、スプロケット(被駆動機構)106、串挟持部材110などを含む(図9、図10等参照)。
軸部101,105は、それぞれが前方軸受部材11、後方軸受部材12によって保持される軸で構成される部分である(図5~図8参照)。これら軸部101,105は回転軸100Cを中心にして回転する(図10参照)。軸部105にはスプロケット106が設けられている。また、軸部101には、前方軸受部材11の例えば背面(内側面)に当接するストッパーとして機能し当該回転串部材100の前後方向への可動域を規制するフランジ107が設けられている(図2、図10等参照)。
ロッド部103は、上記軸部101,105の間において、串挟持部材110を保持しながら回転軸100Cを中心に回転する部材である(図9、図10等参照)。また、軸部101とロッド部103との間にはクランク部102が設けられ、軸部105とロッド部103との間にはクランク部104が設けられており、クランク部102,104のぶん、ロッド部103は回転軸100Cからオフセットしている(図10参照)。
スプロケット106は、駆動力伝達機構52のチェーン54と係合する部材であり、駆動力によって回転駆動される機構(被駆動機構)の中核をなす。本実施形態のスプロケット106は、回転串部材100が所定の調理位置にセットされたときにチェーン54の直上に位置し該チェーン54と噛み合う位置に設けられている(図4等参照)。
串挟持部材110は、食材Cに刺した調理用串120を挟持することで当該食材Cを保持する部材である。本実施形態では、回転串部材100の回転軸100Cから径方向に延びるように構成された串挟持部材110を、当該回転軸100Cの軸方向に沿って3つ(前方串挟持部材110A、中間串挟持部材110B、後方串挟持部材110C)設けている(図4参照)。3つの串挟持部材110の軸方向間隔(すなわち、前方串挟持部材110Aと中間串挟持部材110Bとの間隔、および、中間串挟持部材110Bと後方串挟持部材110Cとの間隔)は、調理用串120の長さよりも短い(図4等参照)。
かかる串挟持部材110の具体的な構成は特に限定されるものではないが、一例として、本実施形態の串挟持部材110は、串載置部111、串抑え部112、回動結合部113、串溝114、ロック装置115を含む、開閉可能な部材として構成されている(図11等参照)。
串載置部111は、ロッド部103に例えば溶接によって固定された、径方向に延びる長尺部材で構成されている。本実施形態では、回転軸100Cの軸方向に沿って3つの串載置部111を配置している(図9、図10参照)。串載置部111には、調理用串120を位置決めする串溝114が複数設けられている(図11参照)。これら串溝114は、3つの串載置部111のそれぞれの同位置に設けられており、調理用串120をロッド部103と平行となるように載置したり、食材Cの大きさに合わせて調理用串120を径方向(串挟持部材110の長手方向)に沿って移動させ位置決めしたりするのに便宜となっている。
なお、本実施形態では、調理用串120として、その先端付近と基端付近のそれぞれに段付き細軸部120a,120bが設けられたものを採用している。また、上記の串溝114の大きさを、段付き細軸部120a,120bの径よりも大きく、かつ調理用串120のその他の軸部の径よりも小さく設定している。こうした場合、串載置部111と串抑え部112とで挟持した調理用串120が串溝114から抜け落ちるようなことがない(図9等参照)。
本実施形態では、串載置部111にのみ串溝114が設けられた串挟持部材110を示したがこれは一例にすぎない。この他、串載置部111と串抑え部112の両方に対向するように串溝114を設けてもよいし、串抑え部112にのみ串溝114を設けてもよい。ただし、串載置部111に設けられた串溝114は、調理用串120が載置されたときの仮の一時的な位置決め手段として機能しうる点で好適である。
串抑え部112は串載置部111に対して開閉動作可能に設けられ、該串載置部111とともに調理用串120を挟持する部材である。本実施形態の串抑え部112は、串載置部111の端部にL字金具116を介してピン結合され、該結合点(回動結合部113)を中心に回動可能に取り付けられた板状部材からなり、複数の調理用串120をまとめて挟持するように構成されている(図11参照)。なお、特に図示いていないが、串載置部111に対して串抑え部112が開く方向に付勢する部材(ゴム、ねじりコイルばね、等)を併設してもよい。
ロック装置115は、串抑え部112を閉じた状態でロックし、この串抑え部112と串載置部111とで調理用串120を挟持した状態に保つ。ロック装置115としては、例えば、「パッチン錠」あるいは「パチン錠」と称されるスナップ式の留め金を用いることができる。また、串載置部111と串抑え部112の回動結合部113とは反対側の端部には、ロック装置115を係止させるための切欠き111a,112aなどが適宜設けられる(図11参照)。
なお、回転串部材100には、ユーザーが持ちやすい把持部などが備え付けられていることが好ましい。本実施形態の回転串部材100は、軸部105に着脱可能な回転串ハンドル(把持部)131と、クランク部102の真上付近に取り付けられた手持ち用リング(把持部)132とを備えており(図2参照)、ユーザーがこれらの把持部を使って回転串部材100を調理位置から取り外したり、逆に前方軸受部材11と後方軸受部材12とで保持される所定の調理位置にセットしたり、という作業が行いやすくなっている。
また、上記のごとき串挟持部材110は、回転軸100Cを中心として軸対称に配置される等、バランスよく配置されていることが好適である。こうした場合、回転串部材100の全体重量配分の偏りが少なくなり、より円滑に回転できるようになる。本実施形態の串挟持部材110は、回転軸100Cを含む(鉛直な)面を中心として面対称となるように配置されている(図9等参照)。
また、本実施形態における回転串焼き機1の回転串部材100は、ロッド部103にクランク部102,104が形成されていることによってロッド部(支持軸)103が回転軸100Cからオフセットしていて、回転串部材100全体の重心が適度に下がっている(偏っている)。これは、回転串ハンドル131と手持ち用リング132を掴んで回転串部材100を持ち上げたときの安定性、当該回転串部材100を回転串焼き機1の所定位置に載置したときの安定性の向上に資し、姿勢を安定させやすくする。
上記のごとき態様の回転串焼き機(自動回転焼き調理機器)1は、車輪20(本実施形態の場合、キャスター21、タイヤ23で構成されている)が取り付けられた筐体10を備え機動性に富むことから、より小型でパーソナルな用途に応じやすい。このような回転串焼き機1は、場所や時間を問わずに気軽でありながらこれまでよりも野趣に富む新たな余暇を提供しうる。また、上記のごとき回転串焼き機1は、車両搭載向けの仕様として業務用として利用しても好適なものである。
[第2の実施形態]
上記のごとき回転串焼き機1を車両に搭載し、キッチンカーやフードトラックなどと呼ばれる調理設備を備えた車両における焼き調理器として活用することも好適である。
このような車両300の一例を図12に示す。本実施形態の車両300は、キッチンエリア中の左側後方の調理スペースに設置された車両搭載向けの回転串焼き機1を有している。回転串焼き機1を設置するにあたり、車輪20やキャスター21は併設されていなくてもよい。回転串焼き機1は、例えば炭グリラー等として利用することができる。また、本実施形態の車両300は、テーブル形冷蔵庫302、バックシェルフ303、ワークテーブル304、ガスコンロ305、冷凍ストッカー306、電気卓上フライヤー307、二槽シンク308、バックシェルフ309、排水タンク310、給水タンク311、ビールディスペンサー312、ワークテーブル313、バックシェルフ314などを備えている(図12参照)。
なお、上述の実施形態は本発明の好適な実施の一例ではあるがこれに限定されるものではなく本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々変形実施可能である。例えば、上述した実施形態では、加熱源設置器具として加熱源となる炭を載置するため炭載置網13について説明したがこれは一例にすぎない。この他、例えば、電気ヒーターあるいはバーナーなどを加熱源あるいは保温源とし、これを筐体10内に設置するための加熱源設置器具を併設して利用することももちろん可能である。この場合は、当該電気ヒーターやバーナー、電気ヒーターを設置するための器具などが加熱部30を構成する。
本発明は、回転串部材に保持された調理対象たる食材を回転させながら加熱して調理する自動回転焼き調理機器に適用して好適なものである。
1…回転串焼き機(自動回転焼き調理機器)、10…筐体、11…前方軸受部材(軸受部材)、11a…軸受ローラー、11b…軸受ローラー、11c…開放溝部、12…後方軸受部材(軸受部材)、12a…軸受ローラー、12b…軸受ローラー、12c…開放溝部、12d…ボルト、13…炭載置網(加熱源設置器具)、14…炭入れ引出し、15…空気穴、16…取っ手、17…スプロケットカバー、18…チェーンカバー、19…取っ手、20…車輪、21(21a,21b)…キャスター、22(22a,22b)…ストッパー、23(23a,23b)…タイヤ、30…加熱部、50…駆動機器、51…駆動モーター(駆動源)、52…駆動力伝達機構、53…駆動ギヤ、54…チェーン、55…アイドラー、56…テンション調整アイドラー、60…駆動制御機器、61…電源コード、62…サーキットプロテクター、63…スピードコントロール調整機、64…受電ランプ、65…スタートスイッチ、100…回転串部材、100C…回転軸、101…軸部、102…クランク部、103…ロッド部(支持軸)、104…クランク部、105…軸部、106…スプロケット(被駆動機構)、107…フランジ、110…串挟持部材、111…串載置部、111a…切欠き、112…串抑え部、112a…切欠き、113…回動結合部、114…串溝、115…ロック装置、116…L字金具、120…調理用串、120a…段付き細軸部、131…回転串ハンドル(把持部)、132…手持ち用リング(把持部)、300…車両、302…テーブル形冷蔵庫、303…バックシェルフ、304…ワークテーブル、305…ガスコンロ、306…冷凍ストッカー、307…電気卓上フライヤー、308…二槽シンク、309…バックシェルフ、310…排水タンク、311…給水タンク、312…ビールディスペンサー、313…ワークテーブル、314…バックシェルフ、C…鶏肉(食材)

Claims (12)

  1. 回転串部材に保持された調理対象たる食材を回転させながら加熱して調理するための車両搭載向けの自動回転焼き調理機器であって、
    前記車両内の調理スペースに設置される筐体と、
    該筐体の内部に配置された加熱源、あるいは該加熱源が設置される加熱源設置器具からなる加熱部と、
    該加熱部によって前記食材が加熱されうる所定の調理位置にて前記回転串部材を回転させる駆動機器と、
    を備えており、
    前記回転串部材は、調理用串を挟持する串挟持部材を含み、
    前記串挟持部材は、前記回転串部材の回転軸を中心として軸対称に配置され、あるいは前記回転軸を含む面を中心として面対称に配置されていて、
    前記串挟持部材を支持する前記回転串部材の支持軸が、当該回転串部材の回転中心からずれた位置に配置されている、自動回転焼き調理機器。
  2. 前記筐体に、前記回転串部材を前記調理位置へ着脱可能とする開放溝部を備えた軸受部材が設けられている、請求項1に記載の自動回転焼き調理機器。
  3. 前記駆動機器は、前記駆動源によって駆動される駆動力伝達機構を含み、前記回転串部材は、前記調理位置にて前記駆動力伝達機構と係合する被駆動機構を含む、請求項2に記載の自動回転焼き調理機器。
  4. 前記回転串部材は、前記調理位置に当該回転串部材を着脱する際にユーザーが利用できる把持部を備えている、請求項3に記載の自動回転焼き調理機器。
  5. 前記串挟持部材は、前記回転串部材の支持軸から径方向に延びるように構成されている、請求項1に記載の自動回転焼き調理機器。
  6. 前記串挟持部材は、前記調理用串を載置可能な串載置部と、該串載置部に載置された前記調理用串を抑えて当該串載置部とともに挟持する串抑え部と、を含む、請求項5に記載の自動回転焼き調理機器。
  7. 前記串載置部および前記串抑え部の一方または両方に、前記調理用串を位置決めする串溝が設けられている、請求項6に記載の自動回転焼き調理機器。
  8. 前記串載置部および前記串抑え部の一方または両方の複数箇所に前記串溝が設けられている、請求項7に記載の自動回転焼き調理機器。
  9. 前記回転軸の軸方向に沿って前記串挟持部材が複数設けられており、これら複数の串挟持部材の前記回転軸から等距離となる位置に前記串溝が設けられている、請求項8に記載の自動回転焼き調理機器。
  10. 前記串抑え部は前記串載置部にピン結合され、該結合点を中心に開閉動作が可能である、請求項6から9のいずれか一項に記載の自動回転焼き調理機器。
  11. 前記串挟持部材は、前記串載置部と前記串抑え部とを、前記調理用串を挟持した状態に保つロック装置をさらに含む、請求項10に記載の自動回転焼き調理機器。
  12. 請求項1から11のいずれか一項に記載の自動回転焼き調理機器を搭載した車両。
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