JP2022010920A - ロボットの関節構造 - Google Patents

ロボットの関節構造 Download PDF

Info

Publication number
JP2022010920A
JP2022010920A JP2020111710A JP2020111710A JP2022010920A JP 2022010920 A JP2022010920 A JP 2022010920A JP 2020111710 A JP2020111710 A JP 2020111710A JP 2020111710 A JP2020111710 A JP 2020111710A JP 2022010920 A JP2022010920 A JP 2022010920A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
joint structure
leg
rod
effective length
structure according
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2020111710A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7528563B2 (ja
Inventor
一敏 田中
Kazutoshi Tanaka
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Omron Corp, Omron Tateisi Electronics Co filed Critical Omron Corp
Priority to JP2020111710A priority Critical patent/JP7528563B2/ja
Priority to US18/000,002 priority patent/US11833671B2/en
Priority to EP21833686.5A priority patent/EP4140665A4/en
Priority to PCT/JP2021/019118 priority patent/WO2022004177A1/ja
Priority to CN202180039289.6A priority patent/CN115666877A/zh
Priority to TW110119066A priority patent/TWI763505B/zh
Publication of JP2022010920A publication Critical patent/JP2022010920A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7528563B2 publication Critical patent/JP7528563B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B25HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
    • B25JMANIPULATORS; CHAMBERS PROVIDED WITH MANIPULATION DEVICES
    • B25J17/00Joints
    • B25J17/02Wrist joints
    • B25J17/0208Compliance devices
    • B25J17/0216Compliance devices comprising a stewart mechanism
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B25HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
    • B25JMANIPULATORS; CHAMBERS PROVIDED WITH MANIPULATION DEVICES
    • B25J19/00Accessories fitted to manipulators, e.g. for monitoring, for viewing; Safety devices combined with or specially adapted for use in connection with manipulators
    • B25J19/0008Balancing devices
    • B25J19/0012Balancing devices using fluidic devices
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B25HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
    • B25JMANIPULATORS; CHAMBERS PROVIDED WITH MANIPULATION DEVICES
    • B25J19/00Accessories fitted to manipulators, e.g. for monitoring, for viewing; Safety devices combined with or specially adapted for use in connection with manipulators
    • B25J19/0008Balancing devices
    • B25J19/0016Balancing devices using springs
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B25HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
    • B25JMANIPULATORS; CHAMBERS PROVIDED WITH MANIPULATION DEVICES
    • B25J9/00Programme-controlled manipulators
    • B25J9/003Programme-controlled manipulators having parallel kinematics
    • B25J9/0033Programme-controlled manipulators having parallel kinematics with kinematics chains having a prismatic joint at the base
    • B25J9/0039Programme-controlled manipulators having parallel kinematics with kinematics chains having a prismatic joint at the base with kinematics chains of the type prismatic-spherical-spherical
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B25HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
    • B25JMANIPULATORS; CHAMBERS PROVIDED WITH MANIPULATION DEVICES
    • B25J9/00Programme-controlled manipulators
    • B25J9/003Programme-controlled manipulators having parallel kinematics
    • B25J9/0033Programme-controlled manipulators having parallel kinematics with kinematics chains having a prismatic joint at the base
    • B25J9/0042Programme-controlled manipulators having parallel kinematics with kinematics chains having a prismatic joint at the base with kinematics chains of the type prismatic-universal-universal
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B25HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
    • B25JMANIPULATORS; CHAMBERS PROVIDED WITH MANIPULATION DEVICES
    • B25J9/00Programme-controlled manipulators
    • B25J9/10Programme-controlled manipulators characterised by positioning means for manipulator elements
    • B25J9/104Programme-controlled manipulators characterised by positioning means for manipulator elements with cables, chains or ribbons
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B25HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
    • B25JMANIPULATORS; CHAMBERS PROVIDED WITH MANIPULATION DEVICES
    • B25J9/00Programme-controlled manipulators
    • B25J9/10Programme-controlled manipulators characterised by positioning means for manipulator elements
    • B25J9/14Programme-controlled manipulators characterised by positioning means for manipulator elements fluid

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Robotics (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Manipulator (AREA)

Abstract

【課題】能動的な6自由度の制御が可能であり、且つ、柔らかさも兼ね備えた、ロボットの関節構造を提供する。【解決手段】ロボットの第1要素と第2要素の間を連結する関節構造が、前記第1要素に対する前記第2要素の相対的な位置及び/又は角度を制御可能なスチュワートプラットフォームを有する。前記スチュワートプラットフォームは、前記第1要素に接合する第1部材と、前記第2要素に接合する第2部材と、前記第1部材と前記第2部材とを接続する複数の脚と、前記第1部材に対する前記第2部材の相対的な位置及び/又は角度を変えるために、各脚の実効長さを変化させる駆動機構と、前記第2部材に対して外力が作用した場合に前記脚の実効長さを弾性的に変化させ、前記外力から解放された場合に前記脚の実効長さを復元させる、ソフト機構と、を有する。【選択図】図1

Description

本発明は、ロボットの関節構造に関し、特にソフトロボット(柔らかいロボット)のマニピュレータに好適な関節構造に関する。
産業用ロボットは、マニピュレータを剛性の高い機構で構成し、センサによって状態計測を行いながらエンドエフェクタの3次元位置を制御する、というものが一般的である。しかしながら、剛性の高い機構のみで構成されるロボットは、例えば、対象物に対する接触を伴う動作や、センサの計測誤差よりも高い精度が要求される動作などが困難である。このような課題を解決する方法として、いわゆるソフトロボット(柔らかいロボット)というアプローチが提案されている。例えば、ロボットの一部に、外力を受けて変位ないし変形する柔らかい機構を設け、対象物の形状などに自動的に追従するようにする。特許文献1、2に記載されているコンプライアンス機構もその一例である。
特開平5-192892号公報 特開平8-118281号公報
しかしながら、特許文献1、2で提案されているような従来のコンプライアンス機構は、可動範囲が非常に小さくかつ限定的な動きしかとれない(水平面内の微小な変位を可能とする程度)ため、適用できる場面や用途が限定的であった。
本発明は上記実情に鑑みてなされたものであって、能動的な多自由度の制御が可能であり、かつ、柔らかさも兼ね備えた、ロボットの関節構造を提供することを目的とする。
本開示は、ロボットのマニピュレータの第1要素と第2要素の間を連結する関節構造であって、前記第1要素に対する前記第2要素の相対的な位置及び/又は角度を制御可能なスチュワートプラットフォームを有し、前記スチュワートプラットフォームは、前記第1要素に接合する第1部材と、前記第2要素に接合する第2部材と、前記第1部材と前記第2部材とを接続する複数の脚と、前記第1部材に対する前記第2部材の相対的な位置及び/又は角度を変えるために、各脚の実効長さを変化させる駆動機構と、前記第2部材に対して外力が作用した場合に前記脚の実効長さを弾性的に変化させ、前記外力から解放された場合に前記脚の実効長さを復元させる、ソフト機構と、を有することを特徴とする関節構造を含む。
ここで、第1要素はマニピュレータの関節と関節の間のリンクであってよく、第2要素は第1要素よりもエンドエフェクタ側のリンクまたはエンドエフェクタであってよい。この構造によれば、駆動機構によってスチュワートプラットフォームの各脚の実効長さを変化させることによって、第1要素と第2要素の相対的な位置及び/又は角度の能動的な多自由度制御が実現できる。加えて、ロボットに外力が作用した場合には、脚の実効長さが弾性的に変化し、外力に追従して第1要素と第2要素の相対的な位置及び/又は角度が受動的に変化する。したがって、能動的な多自由度制御と柔らかさの両立を実現することができる。
「脚の実効長さ」は、第1部材と脚との接続点から第2部材と脚との接続点までの距離と考えればよい。脚が複数のロッドを連結した構造や、屈曲した部材から構成されている場合も、同様に考えればよい。
前記脚は、支持体によってスライド自在に支持され、スライドすることによって前記脚の実効長さを変化させるロッドを有しており、前記駆動機構は、前記ロッドに取り付けられる、可撓性を有する線状部材と、前記線状部材を引っ張り前記ロッドをスライドさせると弾性変形し、前記線状部材の引っ張り力に抗する弾性復元力を発生する、弾性部材と、を有してもよい。この構造によれば、線状部材に引っ張り力をかけると、ロッドがスライドし弾性部材が徐々に弾性変形していく。そして、引っ張り力と弾性復元力が釣り合ったところでロッドのスライドが停止する。このような構造によれば、線状部材の引っ張り力を調整することによって、ロッドのスライド状態を簡単にかつ精度よく制御することができる。一つの脚の実効長さは、スチュワートプラットフォームの具体的構造によって、その脚のロッドのスライド状態だけで決まる場合と、すべての脚のロッドのスライド状態が総合されて決まる場合とがある。いずれの場合であれ、各ロッドのスライド状態を精度よく制御することにより、各脚の実効長さを精度よく制御することができる。
この構造において、前記弾性部材が、前記ソフト機構を兼ねていてもよい。例えば、線状部材の引っ張り力と同じ方向に外力が作用すると、引っ張り力と外力の合力によって弾性部材がさらに変形し、ロッドのスライド状態が変化することによって脚の実効長さが変化する。そして、外力がなくなると、引っ張り力との釣り合いの位置までロッドのスライド状態が戻る。このように駆動機構とソフト機構を同一部材により構成することで、部品点数の削減、ひいてはコスト低減ならびに装置の小型化を図ることができる。
前記弾性部材は、非線形ばね要素を含み、前記線状部材の引っ張り量によって前記弾性部材の変形量を変えることにより、前記ソフト機構の剛性が可変であってもよい。これにより、関節構造の堅さ(柔らかさ)の制御も可能となる。
前記支持体は、前記第1部材に設けられた軸受であってもよい。この構成は、脚自体の構造をシンプルにできるという利点がある。
前記支持体は、前記脚に設けられ、前記ロッドがスライド自在に挿入されたシリンダ部材であってもよい。この構成は、第1部材や第2部材の構造をシンプルにできるという利点がある。
前記線状部材の端部が前記関節構造の外側に引き出され、前記関節構造とは別に設けられた駆動源に接続されていてもよい。このように線状部材の駆動源を関節構造とは別体にし、かつ、関節構造の外部に配置することにより、関節構造そのものをコンパクトかつ軽量に構成することが可能となる。
前記脚は、長さ方向に移動することによって前記脚の実効長さ方向を変化させるロッドを有しており、前記駆動機構は、圧縮性流体によって前記ロッドをその長さ方向に移動させるアクチュエータであってもよい。このような構造によれば、圧縮性流体の供給/排出を制御することによって、ロッドの移動量を簡単にかつ精度よく制御することができる。
前記アクチュエータの前記圧縮性流体が、前記ソフト機構を兼ねていてもよい。例えば、ロッドを押し込む方向に外力が作用すると、アクチュエータ内部の圧縮性流体が弾性圧縮ないし弾性膨張し、ロッドの移動量が変化する。そして、外力がなくなると、圧縮ないし膨張した圧縮性流体が元に戻り、ロッドの移動量が元の状態に戻る。このように駆動機
構とソフト機構を同一部材により構成することで、部品点数の削減、ひいてはコスト低減ならびに装置の小型化を図ることができる。
前記アクチュエータは、エアシリンダであってもよい。
前記アクチュエータに対し前記圧縮性流体の供給/排出を行うためのチューブが前記関節構造の外側に引き出され、前記関節構造とは別に設けられた駆動源に接続されていてもよい。このようにアクチュエータの駆動源を関節構造とは別体にし、かつ、関節構造の外部に配置することにより、関節構造そのものをコンパクトかつ軽量に構成することが可能となる。
前記第2要素が前記第1要素から独立して運動自在となる自由状態と、前記第2要素が前記第1要素に固定されるロック状態との切り替えを行うロック機構をさらに有してもよい。ロック状態では第1要素と第2要素があたかも一つの剛体のように振る舞う。これにより、剛性の高いロボット(ロック状態)と柔らかいロボット(自由状態)を切り替えることができるので、例えば、ロボットの動作やシーンに合わせて適宜使い分けることにより、ロボットの応用範囲の拡大や効率的な動作を実現できると期待できる。
本発明は、上記構成の少なくとも一部を有するロボットの関節構造として捉えてもよいし、ロボットのマニピュレータの要素の位置・角度を制御するアクチュエータとして捉えてもよい。また、そのような関節構造、もしくは、アクチュエータを有するロボットのマニピュレータないしロボットとして捉えてもよい。また、本発明は、上記構成の関節構造によってロボットのマニピュレータの要素の位置・角度を制御する制御方法ないし駆動方法などとして捉えることもできる。なお、上記構成の各々は可能な限り互いに組み合わせて本発明を構成することができる。
本発明によれば、能動的な多自由度の制御が可能であり、かつ、柔らかさも兼ね備えた、ロボットの関節構造を提供できる。
図1A及び図1Bはスチュワートプラットフォームを有する関節構造の模式図である。 図2は外力が作用したときの動きを示す図である。 図3はロボットの全体構成を示す模式図である。 図4は関節構造の斜視図である。 図5Aは関節構造の側面図(ホームポジション)であり、図5Bは関節構造の側面図(z並進)であり、図5Cは関節構造の側面図(x並進)であり、図5Dは関節構造の側面図(回転)である。 図6は変形例1で用いられる非線形ばねの特性を示す図である。 図7は変形例2を示す図である。 図8は変形例3を示す図である。 図9は変形例4を示す図である。
<適用例>
図1A及び図1Bを参照して、本発明の適用例の一つについて説明する。図1A及び図1Bは、スチュワートプラットフォームを有するロボットの関節構造の模式図である。図1Aは図1BのA-A断面図であり、図1Bは側面図(図1AのB矢視)である。
この関節構造1は、ロボットのマニピュレータRMを構成する第1要素11と第2要素12の間を連結する装置である。マニピュレータRMは多関節のマニピュレータであり、第1要素11はマニピュレータRMの基端側にある要素、第2要素12は第1要素11よりも先端側にある要素である。
関節構造1は、第1要素11に対する第2要素12の相対的な位置及び/又は角度を制御可能なスチュワートプラットフォーム10を有する。スチュワートプラットフォームは、複数の脚で1つの部材を支える構造をもち、各脚の実効長さを変化させることで(各脚の実効長さの組合せを変えることで)、x方向,y方向,z方向の並進と、x軸周り,y軸周り,z軸周りの回転の6自由度の運動を部材に与える機構である。スチュワートプラットフォームは、モーションベース、6軸プラットフォーム、6自由度プラットフォームとも呼ばれる。
スチュワートプラットフォーム10は、概略、第1要素11に接合する第1部材110と、第2要素12に接合する第2部材120と、第1部材110と第2部材120とを接続する複数の脚130と、各脚130の実効長さを変化させる駆動機構140と、を有する。脚130の数は典型的には6本であるが、6本以外の構成も採り得る。
図1Bの例では、各脚130は2本のロッド131,132が屈曲自在に連結された構造を有する。ロッド131は、第1部材110の軸受111に支持され、ロッド132は、ユニバーサルジョイント121を介して第2部材120に接続されている。
ロッド131の上端には、可撓性を有する線状部材150が取り付けられている。線状部材150は、関節構造1の外側に引き出され、駆動源Mに接続されている。また、ロッド131と同心に弾性部材160が設置されている。図1の構成例では、線状部材150と弾性部材160によって、脚130の駆動機構140が構成されている。
駆動機構140の動作について説明する。駆動源Mによって線状部材150に引っ張り力F1をかけると、ロッド131が図1Bの上方向にスライドし、弾性部材160が徐々に弾性変形(圧縮変形)していく。そして、引っ張り力F1と弾性部材160の弾性復元力F2が釣り合ったところでロッド131のスライドが停止し、脚130の実効長さが安定する。この構造によれば、駆動源Mから与える線状部材150の引っ張り力を調整することによって、脚130の実効長さを簡単にかつ精度よく制御することができる。ロボットの稼働時は、コントローラ(不図示)によって駆動源Mを制御して各脚130の実効長さを個別に調整することにより、第2部材120の姿勢(位置・角度)を任意に制御することができる。図1Bの例では、左側の脚130に対する引っ張り力F1が右側の脚130に対する引っ張り力F1より大きいため、左側の脚130が右側の脚130より短くなり、第2部材120がy軸周りに回転している。
弾性部材160は、第2部材120(第2要素12)に対して外力が作用した場合に脚130の実効長さを弾性的に変化させ、外力から解放された場合に脚130の実効長さを復元させる「ソフト機構」としての役割も担う。例えば、図2の右側に示すように、第2部材120に対して外力が作用することで、右側の脚130を押し上げる方向に力F3が加わったと仮定する。その場合、引っ張り力F1と外力F3の合力によって弾性部材160がさらに圧縮変形し、右側の脚130の実効長さが短くなる。これにより、外力に追従して第1要素11と第2要素12の相対的な位置及び/又は角度が受動的に変化する。そして、外力F3がなくなると、図2の左側に示すように、引っ張り力F1との釣り合いの位置まで脚130の実効長さが戻る。
駆動源Mは、リニアモータまたは回転モータであってよい。駆動源Mは、電気的にまた
は流体圧力によって駆動されるものであってよい。駆動源Mは、線状部材150に引っ張り力F1を与える代わりに、線状部材150の引き込み長さを決めるように線状部材150を駆動してもよい。この場合、ロッド131は線状部材150の引き込み長さに応じた位置で静止し、かつ、弾性部材160によって弾性復元力F2で付勢されている。このときの弾性復元力F2を超えて弾性部材160を圧縮する外力がロッド131に加わった場合には、弾性部材160が圧縮されるにしたがい大きくなる弾性復元力F2と外力とが釣り合うまでロッド131は移動し、駆動源Mにおいて長さ方向の位置決めがされている線状部材150にはロッド131の移動に応じたたわみが生じる。このたわみは、主として、線状部材150が後述のチューブの中を通っていない部分において生じる。
以上述べた関節構造1によれば、能動的な多自由度制御と柔らかさの両立を実現することができる。
<実施形態>
図3を参照して、本発明の実施形態に係るロボット及びその関節構造について説明する。図3はロボットの全体構成を示す模式図である。
本実施形態では、垂直多関節ロボットRのマニピュレータRMに対し、前述のスチュワートプラットフォームを備えた関節構造1を介してエンドエフェクタE2を取り付けた例を示す。ただしこれはあくまで一例であり、ロボットRの構成・種類は図3の例に限られない。具体的には、ロボットRは、少なくとも1つ以上のマニピュレータを備えるロボットであれば何でもよく、産業用ロボット、ヒューマノイドロボット、介護ロボット、搬送ロボット、家庭用ロボット、手術支援ロボットなど、さまざまな種類のロボットに適用可能である。その中でも産業用ロボットは、関節構造1を好ましく適用できるロボットの一つである。なお、産業用ロボットには、垂直多関節ロボットの他、水平多関節ロボット(スカラロボット)、パラレルリンクロボット、直交ロボットなどが含まれる。また、関節構造1の適用位置は、エンドエフェクタE2の連結部に限られず、リンク同士の連結部に適用してもよい。
本実施形態のロボットRは、主な構成として、マニピュレータRM、コントローラRC、及び、駆動源Mを有する。マニピュレータRMは、複数のリンクとリンク同士を連結する関節(ジョイント)を有し、サーボモータによって駆動される多関節マニピュレータである。コントローラRCは、マニピュレータRMのサーボモータ及び駆動源Mを制御する制御装置である。
マニピュレータRMの先端のリンクE1には、関節構造1を介してエンドエフェクタE2が連結されている。この例において、リンクE1が図1Bの第1要素11に相当し、エンドエフェクタE2が図1Bの第2要素12に相当する。駆動源Mは、関節構造1のスチュワートプラットフォームの駆動機構140を駆動するための装置である。駆動源Mは線状部材150を引っ張る動作と送り出す動作ができればどのような種類・構造でもよいが、弾性部材160の弾性復元力に抗して脚130の実効長さを変更し得る程度の引っ張り力と、スチュワートプラットフォーム及びエンドエフェクタE2の可動範囲を十分に担保できる程度のストロークとが必要である。例えば、モータ、油圧アクチュエータ、気圧アクチュエータなどを駆動源Mとして用いてもよい。なお、脚130ごとに独立した駆動源Mが設けられているとよい。
図4及び図5A~図5Dに関節構造1の詳細を示す。図4は関節構造1の斜視図であり、図5Aは関節構造1の側面図(ホームポジション)であり、図5Bは関節構造1の側面図(z並進)であり、図5Cは関節構造1の側面図(x並進)であり、図5Dは関節構造1の側面図(回転)である。以降の説明では、第1部材110の法線(すなわちリンクE
1の軸方向)がz軸となるように関節構造1のxyz座標系をとる。
この関節構造1は、スチュワートプラットフォーム10を利用して、エンドエフェクタE2の6自由度の動き(x方向,y方向,z方向の並進と、x軸周り,y軸周り,z軸周りの回転)の能動的な制御を可能としている。
スチュワートプラットフォーム10は、略円盤形状の第1部材110と略円盤形状の第2部材120とが、6本の脚130で接続された構造を有する。6本の脚130の構造は共通である。各脚130は、2本のロッド131,132から構成されており、ロッド131,132はピン継手133により屈曲自在に連結されている。基端側のロッド131は、第1部材110の貫通孔に設置されたすべり軸受111によって、z方向のスライドとz軸周りの回転が自在となるように支持されている。他方、先端側のロッド132は、ユニバーサルジョイント121を介して第2部材120に接続されており、第2部材120に対して任意の方向に回転自在である。なお、ロッド132と第2部材120の接続にはボールジョイントを用いてもよい。
ロッド131の基端側の端部には、可撓性を有する線状部材150が取り付けられている。本実施形態では、金属製のワイヤを線状部材150として用いる。ただし線状部材150としては、化学繊維や天然繊維からなるケーブル(ロープ)を用いてもよい。線状部材150は、関節構造1の外側に引き出され、駆動源Mに接続されている。関節構造1と駆動源Mとの間の線状部材150の経路の内、少なくとも曲線となる部分の線状部材150は両端の位置が固定された非伸縮性の図示しないチューブの中を通っており、線状部材150に張力がかかっている状態では、駆動源Mにおける線状部材150の変位に応じて関節構造1における線状部材150が変位するようになっている。
また、ロッド131の下端(ピン継手133側の端部)に形成されたフランジ134と第1部材110の間には、ロッド131と同心に弾性部材160が設置されている。本実施形態では、弾性部材160として、コイルばね(圧縮ばね)が用いられる。
コントローラRCが、第2部材120の目標姿勢(第1部材110に対する相対的な位置及び角度)から、6本の脚130が取るべき実効長さとその実効長さに対応する制御量(引っ張り力、引っ張り量など)を計算する。そして、コントローラRCが、駆動源Mを制御して6本の脚130の実効長さを個別に調整すると、第2部材120が目標姿勢(位置・角度)をとる。
ここで、6本の脚130の実効長さをLL1~LL6とし、最大実効長さをLLmax、最小実効長さをLLminと記す。図5Aは、LL1=LL2=LL3=LL4=LL5=LL6=LLmaxの状態、すなわち、6本の脚130すべてを最大実効長さLLmaxに設定した状態である。この場合、第2部材120のxy面内の変位は0[mm](つまり、第2部材120の中心のxy座標が(0,0))、第2部材120の回転は0[deg]となる。これが標準状態(ホームポジション)である。図5Bに示すように、LL1=LL2=LL3=LL4=LL5=LL6を維持したまま、6本の脚130の線状部材150を同じ量だけ引っ張っていくと、第2部材120がxy面との平行を保ったままz方向に並進する。また、LL1~LL6の実効長さを個別に調整すると、図5Cに示すように、第2部材120をx方向又はy方向に並進させたり、図5Dに示すように、第2部材120を回転させたりもできる。図5A~図5Dの状態を組合せることも可能であり、これにより能動的な6自由度制御が実現される。
上記のような能動的な制御に加え、本実施形態の関節構造1は、外力に追従する受動的な動きを行うこともできる。例えば、図5Aの状態において、第2部材120にz方向(
図の上向き)の力が作用したと仮定する。その場合、LL1=LL2=LL3=LL4=LL5=LL6が維持されたまま6本の脚130が持ち上がり、図5Bの状態のように第2部材120がz方向に変位し得る。あるいは、図5Bの状態において、第2部材120にx方向(図の左向き)の力が作用した場合には、それに追従して各脚130の実効長さが変化し、図5Cの状態のように第2部材120がx方向に変位し得る。あるいは、図5Bの状態において、第2部材120にモーメントが作用した場合には、図5Dの状態のように第2部材120が回転し得る。そして、外力から解放されると、弾性部材160の復元力によって、各脚130の実効長さが元の状態に戻り、第2部材120の姿勢(位置・角度)も元の状態に戻る(「元の状態」とは、駆動機構140による能動的な制御によって決められた実効長さないし姿勢のことである。)。このようなソフト機構によって、エンドエフェクタE2がリンクE1から独立して運動自在となり、いわゆる「柔らかいロボット」が実現できる。
本実施形態の関節構造1において、弾性部材160の弾性復元力よりも十分に大きい力で全ての線状部材150を引っ張り上げると、弾性部材160が完全に潰れ、ロッド131の位置が固定される。このとき、LL1=LL2=LL3=LL4=LL5=LL6=LLmin、すなわち、6本の脚130すべてが最小実効長さLLminとなる。この状態においては、第2部材120に外力が作用しても容易には第2部材120が動かない。すなわち、上述したソフト機構が無効化され、リンクE1とエンドエフェクタE2があたかも一つの剛体のように振る舞うようになる。このようなロック機構によって、エンドエフェクタE2がリンクE1から独立して運動自在となる自由状態と、エンドエフェクタE2がリンクE1に固定されるロック状態との切り替えが実現できる。
この構造によれば、駆動機構140によってスチュワートプラットフォーム10の各脚130の実効長さを変化させることによって、リンクE1(第1要素)とエンドエフェクタE2(第2要素)の相対的な位置・角度の能動的な多自由度制御が実現できる。加えて、ロボットRに外力が作用した場合には、脚130の実効長さが弾性的に変化し、外力に追従してリンクE1とエンドエフェクタE2の相対的な位置及び/又は角度が受動的に変化する。したがって、能動的な多自由度制御と柔らかさの両立を実現することができる。
また、本実施形態の駆動機構140によれば、線状部材150の引っ張り力と弾性部材160の弾性復元力が釣り合ったところでロッド131のスライドが停止し、脚130の実効長さが安定する。このような構造によれば、線状部材150の引っ張り力を調整することによって、脚130の実効長さを簡単にかつ精度よく制御することができる。
また、本実施形態では、線状部材150の駆動源Mを関節構造1とは別体にし、かつ、関節構造1の外部に配置したので、関節構造1そのものをコンパクトかつ軽量に構成することができる。
また、本実施形態の関節構造1はロック機構を有するので、剛性の高いロボット(ロック状態)と柔らかいロボット(自由状態)を切り替えることができる。例えば、ロボットの動作やシーンに合わせて適宜使い分けることにより、ロボットの応用範囲の拡大や効率的な動作を実現できると期待できる。
また、本実施形態の関節構造1では、駆動機構140とソフト機構とロック機構を同一部材により構成している。これにより、部品点数の削減、ひいてはコスト低減ならびに装置の小型化を図ることができる。
<変形例>
上記実施形態は、本発明の構成例を例示的に説明するものに過ぎない。本発明は上記の
具体的な形態には限定されることはなく、その技術的思想の範囲内で種々の変形が可能である。
変形例1では、弾性部材160として、非線形ばね要素を用いる。図6は、線形ばねと非線形ばねの特性の違いを示すグラフであり、横軸が変位(たわみ)、縦軸が荷重を示している。線形ばねは、荷重と変位が正比例の関係となり、変位によらず剛性(ばね定数)が一定であるのに対し、非線形ばねは、変位が大きくなるほど剛性(ばね定数)が増すという特性を示す。このような非線形特性は、例えば、コイルばねのコイル径を不均一にする、コイルばねのピッチを不等間隔にする、コイルばねの線径を不均一にする、などの方法により実現できる。
例えば、駆動源Mの制御により、自由状態における線状部材150の延伸量をs1[mm]、s2[mm]、s3[mm](s1<s2<s3)のように多段階に切り替え、弾性部材160の変位を変えられるようにしてもよい。これにより、自由状態における関節構造1の堅さ(柔らかさ)を制御することができる。例えば、ロボットの動作やシーンに合わせて、適した堅さ(柔らかさ)になるように調整することにより、ロボットの応用範囲の拡大や効率的な動作を実現できると期待できる。
図7に変形例2を示す。変形例2は、脚、駆動機構、及び、ソフト機構の構成が上記実施形態と異なる。図7に示すように、各脚130は、ロッド50と、ロッド50がスライド自在に挿入されたシリンダ部材51と、ロッド50の端部に設けられるピストン52と、ピストン52とシリンダ部材51で形成される空間に配置される弾性部材53とから構成される。脚130と第1部材110の間、及び、脚130と第2部材120の間は、それぞれユニバーサルジョイント又は球関節で接続される。ロッド50を駆動するための線状部材150は、ピストン52に取り付けられ、シリンダ部材51の内部及び第1部材110の貫通孔を通り、関節構造1の外側に引き出されている。
この構成において、駆動源Mによって線状部材150に引っ張り力をかけると、ロッド50がシリンダ部材51の中へと引き込まれ、弾性部材53が徐々に弾性変形(圧縮変形)していく。そして、引っ張り力と弾性部材53の弾性復元力が釣り合ったところでロッド50のスライドが停止し、脚130の実効長さが安定する。この構造によっても、駆動源Mから与える線状部材150の引っ張り力を調整することによって、脚130の実効長さを簡単にかつ精度よく制御することができる。この構成においても、駆動源Mは、線状部材150の引き込み長さを決めるように線状部材150を駆動してもよい。
また、弾性部材53は、ソフト機構としての役割も担う。例えば、線状部材150の引っ張り力と同じ方向に外力が作用すると、引っ張り力と外力の合力によって弾性部材53がさらに圧縮変形し、脚130の実効長さが変化する。そして、外力がなくなると、引っ張り力との釣り合いの位置または線状部材150の決定された引き込み長さに対応する位置まで脚130の実効長さが戻る。
図8に変形例3を示す。変形例3は、脚、駆動機構、及び、ソフト機構の構成が上記実施形態と異なる。図8に示すように、各脚130は、ロッド60と、ロッド60を脚130の実効長さ方向に移動させる気圧アクチュエータ(エアシリンダともいう)61とから構成される。脚130と第1部材110の間、及び、脚130と第2部材120の間は、それぞれユニバーサルジョイントで接続される。
気圧アクチュエータ61に対し圧縮性流体(例えば空気)の供給/排出を行うための2本のチューブ62が気圧アクチュエータ61に設けられている。これらのチューブ62は、関節構造1の外側に引き出され、関節構造1とは別に設けられた駆動源Mに接続されて
いてもよい。このようにアクチュエータの駆動源Mを関節構造1とは別体にし、かつ、関節構造1の外部に配置することにより、関節構造1そのものをコンパクトかつ軽量に構成することが可能となる。
この構成において、駆動源M(例えばコンプレッサ、ポンプなど)によって気圧アクチュエータ61の第1室611に流体を導入すると、第1室611と第2室612の差圧によりロッド60が第2室612側に移動する。逆に、第2室612に流体を導入すると、ロッド60を第1室611側に移動させることができる。これにより、脚130の実効長さを簡単にかつ精度よく制御することができる。
この構成においては、気圧アクチュエータ61内の圧縮性流体がソフト機構としての役割も担う。例えば、ロッド60を押し込む方向に外力が作用すると、気圧アクチュエータ61内部の圧縮性流体が弾性圧縮ないし弾性膨張し、脚130の実効長さが変化する。そして、外力がなくなると、圧縮ないし膨張した圧縮性流体が元に戻り、脚130の実効長さが元の状態に戻る。
図9に変形例4を示す。変形例4は、ロック機構の変形例である。ロック機構は、概略、第1部材110に設けられた第1ロック片70と、第2部材120に設けられた第2ロック片71とから構成される。脚130の実効長さを短くし、第1ロック片70と第2ロック片71とを係合させることによって、第1部材110と第2部材120の間の固定を図る構造である。
ここで、第1ロック片70と第2ロック片71のうちの一方に凸部を設け、他方に凹部を設け、凸部と凹部が嵌合する構造としてもよい。このような嵌合方式によりロック状態における固定力を高めることができる。また、ロック状態における第1部材110と第2部材120の間の相対的な位置決めを図ることもできる。図9の例では、半球形状の凸部と円錐形状の凹部を設けている。この構造によれば、凸部と凹部とを任意の角度で接触させることができるので、第1部材110に対して第2部材120を傾けた姿勢でロックすることが可能となる。
<付記1>
(1)ロボットの第1要素(11)と第2要素(12)の間を連結する関節構造(1)であって、
前記第1要素(11)に対する前記第2要素(12)の相対的な位置及び/又は角度を制御可能なスチュワートプラットフォーム(10)を有し、
前記スチュワートプラットフォーム(10)は、
前記第1要素(11)に接合する第1部材(110)と、
前記第2要素(12)に接合する第2部材(120)と、
前記第1部材(110)と前記第2部材(120)とを接続する複数の脚(130)と、
前記第1部材(110)に対する前記第2部材(120)の相対的な位置及び/又は角度を変えるために、各脚(130)の実効長さを変化させる駆動機構(140)と、
前記第2部材(120)に対して外力が作用した場合に前記脚(130)の実効長さを弾性的に変化させ、前記外力から解放された場合に前記脚(130)の実効長さを復元させる、ソフト機構(160)と、を有する
ことを特徴とする関節構造。
1:関節構造、10:スチュワートプラットフォーム
11:第1要素、12:第2要素
50:ロッド、51:シリンダ部材、52:ピストン、53:弾性部材
60:ロッド、61:気圧アクチュエータ、62:チューブ
70:第1ロック片、71:第2ロック片
110:第1部材、111:軸受
120:第2部材、121:ユニバーサルジョイント
130:脚、131:ロッド、132:ロッド、133:ピン継手、134:フランジ
140:駆動機構、150:線状部材、160:弾性部材
E1:リンク、E2:エンドエフェクタ
R:ロボット、RM:マニピュレータ、RC:コントローラ、M:駆動源

Claims (12)

  1. ロボットのマニピュレータの第1要素と第2要素の間を連結する関節構造であって、
    前記第1要素に対する前記第2要素の相対的な位置及び/又は角度を制御可能なスチュワートプラットフォームを有し、
    前記スチュワートプラットフォームは、
    前記第1要素に接合する第1部材と、
    前記第2要素に接合する第2部材と、
    前記第1部材と前記第2部材とを接続する複数の脚と、
    前記第1部材に対する前記第2部材の相対的な位置及び/又は角度を変えるために、各脚の実効長さを変化させる駆動機構と、
    前記第2部材に対して外力が作用した場合に前記脚の実効長さを弾性的に変化させ、前記外力から解放された場合に前記脚の実効長さを復元させる、ソフト機構と、を有することを特徴とする関節構造。
  2. 前記脚は、支持体によってスライド自在に支持され、スライドすることによって前記脚の実効長さを変化させるロッドを有しており、
    前記駆動機構は、
    前記ロッドに取り付けられる、可撓性を有する線状部材と、
    前記線状部材を引っ張り前記ロッドをスライドさせると弾性変形し、前記線状部材の引っ張り力に抗する弾性復元力を発生する、弾性部材と、を有する
    ことを特徴とする請求項1に記載の関節構造。
  3. 前記弾性部材が、前記ソフト機構を兼ねている
    ことを特徴とする請求項2に記載の関節構造。
  4. 前記弾性部材は、非線形ばね要素を含み、
    前記線状部材の引っ張り量によって前記弾性部材の変形量を変えることにより、前記ソフト機構の剛性が可変である
    ことを特徴とする請求項3に記載の関節構造。
  5. 前記支持体は、前記第1部材に設けられた軸受である
    ことを特徴とする請求項2~4のうちいずれか1項に記載の関節構造。
  6. 前記支持体は、前記脚に設けられ、前記ロッドがスライド自在に挿入されたシリンダ部材である
    ことを特徴とする請求項2~4のうちいずれか1項に記載の関節構造。
  7. 前記線状部材の端部が前記関節構造の外側に引き出され、前記関節構造とは別に設けられた駆動源に接続されている
    ことを特徴とする請求項2~6のうちいずれか1項に記載の関節構造。
  8. 前記脚は、長さ方向に移動することによって前記脚の実効長さを変化させるロッドを有しており、
    前記駆動機構は、圧縮性流体によって前記ロッドをその長さ方向に移動させるアクチュエータである
    ことを特徴とする請求項1に記載の関節構造。
  9. 前記アクチュエータの前記圧縮性流体が、前記ソフト機構を兼ねている
    ことを特徴とする請求項8に記載の関節構造。
  10. 前記アクチュエータは、エアシリンダである
    ことを特徴とする請求項8又は9に記載の関節構造。
  11. 前記アクチュエータに対し前記圧縮性流体の供給/排出を行うためのチューブが前記関節構造の外側に引き出され、前記関節構造とは別に設けられた駆動源に接続されている
    ことを特徴とする請求項8~10のうちいずれか1項に記載の関節構造。
  12. 前記第2要素が前記第1要素から独立して運動自在となる自由状態と、前記第2要素が前記第1要素に固定されるロック状態との切り替えを行うロック機構をさらに有する
    ことを特徴とする請求項1~11のうちいずれか1項に記載の関節構造。
JP2020111710A 2020-06-29 2020-06-29 ロボットの関節構造 Active JP7528563B2 (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020111710A JP7528563B2 (ja) 2020-06-29 2020-06-29 ロボットの関節構造
US18/000,002 US11833671B2 (en) 2020-06-29 2021-05-20 Joint structure for robot
EP21833686.5A EP4140665A4 (en) 2020-06-29 2021-05-20 JOINT STRUCTURE FOR ROBOTS
PCT/JP2021/019118 WO2022004177A1 (ja) 2020-06-29 2021-05-20 ロボットの関節構造
CN202180039289.6A CN115666877A (zh) 2020-06-29 2021-05-20 机器人的关节结构
TW110119066A TWI763505B (zh) 2020-06-29 2021-05-26 機器人的關節結構

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020111710A JP7528563B2 (ja) 2020-06-29 2020-06-29 ロボットの関節構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2022010920A true JP2022010920A (ja) 2022-01-17
JP7528563B2 JP7528563B2 (ja) 2024-08-06

Family

ID=79315918

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020111710A Active JP7528563B2 (ja) 2020-06-29 2020-06-29 ロボットの関節構造

Country Status (6)

Country Link
US (1) US11833671B2 (ja)
EP (1) EP4140665A4 (ja)
JP (1) JP7528563B2 (ja)
CN (1) CN115666877A (ja)
TW (1) TWI763505B (ja)
WO (1) WO2022004177A1 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN116766141B (zh) * 2023-08-18 2023-10-20 中国科学院长春光学精密机械与物理研究所 粗精两级驱动六自由度并联调整平台

Family Cites Families (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3295224A (en) * 1964-12-07 1967-01-03 Franklin Institute Motion simulator
DE3620391A1 (de) * 1986-06-18 1987-12-23 Wzl Lab Fuer Werkzeugmaschinen Vorrichtung zur loesbaren verbindung eines werkzeuges, greifers, messgeraetes oder anderen wirksystems mit dem arm eines roboters oder dergleichen
US5451134A (en) * 1991-10-22 1995-09-19 Bryfogle; Mark D. Material handling devices and controllers
JPH05192892A (ja) 1992-01-21 1993-08-03 Citizen Watch Co Ltd コンプライアンス機能を有するロボットハンド
JPH08118281A (ja) 1994-10-25 1996-05-14 Nitta Ind Corp ロボット用リストコンプライアンス装置
JPH08281581A (ja) * 1995-04-11 1996-10-29 Nippon Steel Corp パラレルリンクマニピュレータのリンクパラメータ同定方法
US6431019B1 (en) * 2001-03-21 2002-08-13 The United States Of America As Represented By The Secretary Of The Navy Low cost, high-strength robotic arm
WO2005025815A1 (ja) * 2003-09-12 2005-03-24 Tmsuk Co., Ltd. 直動リンク装置及びそれを備えた2足歩行ロボット
JPWO2007069667A1 (ja) 2005-12-15 2009-05-21 国立大学法人東京工業大学 弾性関節装置
JP4877520B2 (ja) 2007-06-26 2012-02-15 株式会社Ihi 搬送ロボットとその動作制御方法並びに協調搬送システム及び方法
JP5083763B2 (ja) 2007-10-26 2012-11-28 学校法人早稲田大学 制御装置、制御方法、及び2足歩行ロボット
JP5471482B2 (ja) 2010-01-18 2014-04-16 トヨタ自動車株式会社 パラレルリンク型ロボット及びその異常検知方法
US9300872B2 (en) * 2013-03-15 2016-03-29 Tolo, Inc. Hybrid stabilizer with optimized resonant and control loop frequencies
FR3042590B1 (fr) * 2015-10-15 2017-11-10 Micro-Controle - Spectra-Physics Procede et systeme de compensation d’erreurs de precision d’un hexapode.
JP6551740B2 (ja) * 2015-10-28 2019-07-31 Smc株式会社 流体制御弁
CN109093597A (zh) * 2018-08-23 2018-12-28 合肥合茂电子科技有限公司 一种机器人手腕结构
NL2023019B1 (en) * 2019-04-29 2020-11-05 Rocsys B V Charging infrastructure with a charging station for a vehicle

Also Published As

Publication number Publication date
JP7528563B2 (ja) 2024-08-06
CN115666877A (zh) 2023-01-31
US11833671B2 (en) 2023-12-05
TWI763505B (zh) 2022-05-01
WO2022004177A1 (ja) 2022-01-06
EP4140665A4 (en) 2024-04-24
US20230202056A1 (en) 2023-06-29
EP4140665A1 (en) 2023-03-01
TW202200331A (zh) 2022-01-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7673537B2 (en) Parallel manipulator
US7367771B2 (en) Light weight parallel manipulators using active/passive cables
KR101072818B1 (ko) 분산구동 메커니즘을 갖는 매니퓰레이터
GB2454721A (en) Controlling the translation and orientation of a moveable platform with six-degrees-of--freedom
US20160243697A1 (en) Multi-articulated manipulator
KR101731326B1 (ko) 공간 순응 손가락 모듈 및 이를 구비한 그리퍼
WO2022004177A1 (ja) ロボットの関節構造
JPH06328374A (ja) マイクロマニピュレータ
US10400944B2 (en) Counterbalance system and/or a method for counterbalancing a load
WO2019046898A1 (en) TRANSLATIONAL PARALLEL MANIPULATOR
JPH0811080A (ja) 空間3自由度の駆動装置
JP2021186961A (ja) ロボットの関節構造
Li et al. Design and analysis of a new 3-DOF compliant parallel positioning platform for nanomanipulation
Tanaka et al. Development of two types of 2-DOF wrist joint driven by pneumatic artificial muscles
US11465278B2 (en) Robotic manipulator including pneumatic artificial muscle
WO2021241181A1 (ja) ロボットの関節構造
JP3932283B2 (ja) ロボットのコンプライアンス装置
Kim et al. Development of a continuum robot using pneumatic artificial muscles
CN115476331B (zh) 机械手以及主从随动设备
Tanaka et al. Development of a 7-DOF manipulator actuated by straight-fiber-type pneumatic artificial muscle
JP4717878B2 (ja) マイクロマニピュレータ
KR20240139110A (ko) 다관절 장치
WO2023052233A1 (en) Contractile and extensile fluidic artificial muscle actuator
Canfield et al. Development of parallel architecture spatial compliant manipulators
JPH04201092A (ja) 変位発生装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20230407

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20240206

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20240326

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20240625

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20240708

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7528563

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150