JP2022010782A - タッチパネル用電極部材、タッチパネルおよび画像表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】視認性に優れたタッチパネル用電極部材、タッチパネルおよび画像表示装置を提供する。【解決手段】タッチパネル用電極部材は、断線部を有する第1金属パターン部と、第1金属パターン部と絶縁され且つ平面視において断線部を通る接続部を有する第2金属パターン部とを備え、第1金属パターン部は、第1方向に延び且つ断線部を挟んで断線部の両側に配置された第1および第2金属細線を有し、第2金属パターン部は、第2方向に延び且つ接続部を挟んで接続部の両側に配置された第3および第4金属細線と、第3および第4金属細線を接続する第5金属細線を有する。第3、および第4金属細線のそれぞれの中心線との距離は0.5~10μm、第1~第4金属細線の線幅は1~10μm、第5金属細線は1~10μmの線幅W1を有する。断線部における第1金属細線と第2金属細線との間の間隔W2は線幅W1より大きく且つ40μm以下である。【選択図】図4

Description

本発明は、タッチパネル用電極部材、タッチパネルおよび画像表示装置に関する。
タブレット型コンピュータおよびスマートフォン等の携帯情報機器を始めとした各種の電子機器において、液晶表示装置等の表示装置と組み合わせて用いられ、指、スタイラスペン等を画面に接触または近接させることにより電子機器への入力操作を行うタッチパネルがある。
タッチパネルは、通常、指およびスタイラスペン等によるタッチ操作を検出するための複数の検出電極等が形成された導電部材を有している。検出電極は、ITO(Indium Tin Oxide:酸化インジウムスズ)等の透明導電性酸化物、または金属等でも形成される。金属は、透明導電性酸化物に比べてパターニングがしやすく、屈曲性に優れ、抵抗値がより低い等の利点がある。
例えば、特許文献1に、金属細線からなるメッシュ状の複数の検出電極(導電パターン)を有するタッチパネル用導電シートが開示されている。特許文献1のタッチパネル用導電シートでは、複数の検出電極(導電パターン)の間に、複数の検出電極とは電気的に絶縁された複数のダミー電極(非導電パターン)が形成されている。また、複数の検出電極(導電パターン)および複数のダミー電極(非導電パターン)は、複数の菱形のメッシュセルにより構成されたメッシュ形状を有しており、複数のダミー電極(非導電パターン)のメッシュセルは、金属細線が不連続となる断線部を有する。
国際公開第2013/094729号
特許文献1のように、金属細線が不連続となる断線部を有する構成では、平面視において、断線部を見えにくくするため、断線部を別の層の金属細線が通過する構成とすることがある。この場合、平面視において、断線部の中心を金属細線が通過する場合には、視認性に影響がない。しかし、断線部を外れて、平面視において金属細線同士が重なる場合には、断線部が視認されやすくなり、視認性に悪影響を及ぼす。断線部の幅を狭くすると、断線部の絶縁性が悪くなり、検出電極間でショートし、検出電極として機能しなくなる。一方、断線部の幅を広くした場合には、断線部自体が視認されやすくなる。このように、断線部を有する構成のタッチパネルにおいて、良好な視認性を得ることが難しい。
本発明の目的は、視認性に優れたタッチパネル用電極部材、タッチパネルおよび画像表示装置を提供することにある。
上述の目的を達成するために、本発明の一態様は、断線部を有する第1金属パターン部と、第1金属パターン部と電気的に絶縁され且つ平面視において断線部を通る接続部を有する第2金属パターン部とを備えるタッチパネル用電極部材であって、第1金属パターン部は、それぞれ第1方向に延び且つ断線部を挟んで断線部の両側に配置された第1金属細線および第2金属細線を有し、第2金属パターン部は、それぞれ第1方向と交差する第2方向に延び且つ接続部を挟んで接続部の両側に配置された第3金属細線および第4金属細線と、第3金属細線および第4金属細線に接続され且つ接続部を形成する第5金属細線とを有し、第3金属細線の中心線と、第4金属細線の中心線との距離は、0.5μm~10μmであり、第1金属細線、第2金属細線、第3金属細線および第4金属細線の線幅は1μm以上10μm以下であり、第5金属細線は、1μm以上10μm以下の線幅W1を有し、断線部における第1金属細線と第2金属細線との間の第1方向に沿った間隔W2は、線幅W1より大きく且つ40μm以下である、タッチパネル用電極部材を提供するものである。
第5金属細線は、第2方向に交差する第3方向に沿って延びる直線部を含むことが好ましい。
第2方向と第3方向の交差角度は、5°以上25°以下であることが好ましい。
第2方向と第3方向の交差角度は、10°以上20°以下であることが好ましい。
第5金属細線は、湾曲していることが好ましい。
第1金属細線、第2金属細線、第3金属細線および第4金属細線は、第5金属細線と同一の線幅W1を有することが好ましい。
第1金属細線の中心線と、第2金属細線の中心線との距離は、0.5μm~10μmであることが好ましい。
第1金属パターン部と第2金属パターン部は、透明絶縁部材を介して配置され、間隔W2と線幅W1との差分(W2-W1)は、0μm<(W2-W1)<10μmを満たすことが好ましい。
第1金属パターン部と第2金属パターン部は、同一面上に配置され、間隔W2と線幅W1との差分(W2-W1)は、10μm<(W2-W1)<30μmを満たすことが好ましい。
透明絶縁部材は、電気的な絶縁層からなり、樹脂基板をさらに備え、第1金属パターン部、および第2金属パターン部は、樹脂基板の一方の表面上に配置されていることが好ましい。
透明絶縁部材は、電気的な絶縁層からなり、ガラス基板をさらに備え、第1金属パターン部、および第2金属パターン部は、ガラス基板の一方の表面上に配置されていることが好ましい。
樹脂基板をさらに備え、第1金属パターン部、および第2金属パターン部は、樹脂基板上の同一面上に配置されていることが好ましい。
ガラス基板をさらに備え、第1金属パターン部、および第2金属パターン部は、ガラス基板上の同一面上に配置されていることが好ましい。
透明絶縁部材は樹脂基板かならなることが好ましい。
本発明の一態様は、上述のタッチパネル用電極部材を有するタッチパネルを提供するものである。
本発明の一態様は、上述のタッチパネルを有する画像表示装置を提供するものである。
本発明によれば、視認性に優れたタッチパネル用電極部材、タッチパネルおよび画像表示装置を得ることができる。
画像表示装置の第1の例を示す模式的断面図である。 画像表示装置のタッチパネルの一例を示す模式的平面図である。 本発明の実施形態のタッチパネル用電極部材の一例を示す模式的平面図である。 本発明の実施形態のタッチパネル用電極部材の第1金属パターン部と第2金属パターン部とを示す模式図である。 本発明の実施形態のタッチパネル用電極部材の第1金属パターン部と第2金属パターン部とを拡大して示す模式図である。 画像表示装置の第2の例を示す模式的断面図である。 画像表示装置の第3の例を示す模式的断面図である。 従来の断線部を有する金属細線の一例を示す模式的平面図である。 従来の断線部を有する金属細線の一例を示す模式的平面図である。
以下に、添付の図面に示す好適実施形態に基づいて、本発明のタッチパネル用電極部材、タッチパネルおよび画像表示装置を詳細に説明する。
なお、以下に説明する図は、本発明を説明するための例示的なものであり、以下に示す図に本発明が限定されるものではない。
なお、以下において数値範囲を示す「~」とは両側に記載された数値を含む。例えば、ε1が数値α1~数値β1とは、ε1の範囲は数値α1と数値β1を含む範囲であり、数学記号で示せばα1≦ε1≦β1である。
「具体的な数値で表された角度」、「平行」、「垂直」および「直交」等の角度は、特に記載がなければ、該当する技術分野で一般的に許容される誤差範囲を含む。
また、「同一」とは、該当する技術分野で一般的に許容される誤差範囲を含む。
透明とは、特に断りがなければ、光透過率が、波長380~780nmの可視光波長域において、40%以上のことであり、好ましくは80%以上、より好ましくは90%以上のことである。
光透過率は、JIS(日本産業規格) K 7375:2008に規定される「プラスチック-全光線透過率および全光線反射率の求め方」を用いて測定されるものである。
(画像表示装置)
図1は画像表示装置の第1の例を示す模式的断面図である。
図1に示す第1例の画像表示装置10は、タッチパネル12と、画像表示部14とを有し、画像表示部14の表示面14a側にタッチパネル12が積層されたものである。画像表示装置10は、画像表示部14に表示された画像等の領域にタッチしたことを検出することができる。
画像表示装置10では、タッチパネル12と画像表示部14とは第1の透明絶縁層15を介して積層されている。タッチパネル12は、タッチパネル用電極部材18上に第2の透明絶縁層17を介してカバー層16が設けられている。第1の透明絶縁層15は、画像表示部14の表示面14a全域に設けられている。例えば、カバー層16の表面16a側から見た場合、タッチパネル用電極部材18と第2の透明絶縁層17とは同じ大きさである。また、カバー層16の表面16a側から見た場合、画像表示部14はタッチパネル用電極部材18よりも小さく、画像表示部14と第1の透明絶縁層15とが同じ大きさである。
画像表示装置10では、画像表示部14の表示面14aに表示された表示物(図示せず)が視認できるように画像表示部14の表示面14a側に配置される第1の透明絶縁層15、タッチパネル用電極部材18、第2の透明絶縁層17およびカバー層16はいずれも透明であることが好ましい。
カバー層16は、ガラスで構成されていれば、カバーガラスと呼ばれる。
カバー層16の表面16aが、画像表示装置10のタッチ面であり、操作面となる。画像表示装置10は、カバー層16の表面16aを操作面として入力操作される。なお、タッチ面とは、指またはスタイラスペン等が接触する面である。カバー層16の表面16aが、画像表示部14の表示面14aに表示された表示物(図示せず)の視認面となる。
画像表示部14の裏面14bにコントローラ13が設けられている。タッチパネル用電極部材18とコントローラ13とが、例えば、フレキシブル回路基板19等の可撓性を有する配線部材で電気的に接続されている。
カバー層16の裏面16bに、遮光機能を有する加飾層(図示せず)を設けてもよい。加飾層は、例えば、カバー層16の表面16a側から見た場合における、カバー層16の外縁に沿って設けられる。加飾層が設けられている領域は額縁部と呼ばれる。額縁部は加飾層により、その下側にある構成物、例えば、後述するタッチパネル用電極部材18の電極端子および周辺配線を視認させない。
コントローラ13はタッチ面であるカバー層16の表面16aの指等の接触の検出に利用される公知のものにより構成される。タッチパネル12が静電容量方式の場合、タッチ面であるカバー層16の表面16aの指等の接触により、タッチパネル用電極部材18において静電容量が変化した位置がコントローラ13で検出される。静電容量方式のタッチパネルには、相互容量方式のタッチパネルおよび自己容量方式のタッチパネルがあるが、特に限定されるものではない。
カバー層16は、タッチパネル用電極部材18を保護するものである。カバー層16は、その構成は、特に限定されるものではない。カバー層16は、画像表示部14の表示面14aに表示された表示物(図示せず)が視認できるように透明であることが好ましい。カバー層16は、例えば、ガラス板、化学強化ガラス、無アルカリガラス等で構成される。カバー層16の厚みはそれぞれの用途に応じて適宜選択することが好ましい。カバー層16は、ガラス板以外に、プラスチックフィルム、およびプラスチック板等が用いられる。
上述のプラスチックフィルムおよびプラスチック板の原料としては、例えば、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレンナフタレート(PEN)等のポリエステル類;ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、ポリスチレン、EVA(酢酸ビニル共重合ポリエチレン)等のポリオレフィン類;ビニル系樹脂;その他、ポリカーボネート(PC)、ポリアミド、ポリイミド、アクリル樹脂、トリアセチルセルロース(TAC)、シクロオレフィン系樹脂(COP)、ポリフッ化ビニリデン(PVDF)、ポリアリレート(PAR)、ポリエーテルサルホン(PES)、高分子アクリル樹脂、フルオレン誘導体、および、結晶性COP等を用いることができる。
また、カバー層16は、偏光板、または円偏光板等を有する構成でもよい。
カバー層16の表面16aは、上述のようにタッチ面となるため、必要に応じて表面16aにハードコート層を設けてもよい。なお、カバー層16の厚みとしては、例えば、0.1~1.3mmであり、特に0.1~0.7mmが好ましい。
第1の透明絶縁層15は、透明であり、且つ電気絶縁性を有するものであり、且つ安定してタッチパネル12と画像表示部14とを固定することができれば、その構成は、特に限定されるものではない。第1の透明絶縁層15としては、例えば、光学的に透明な粘着剤(OCA、Optical Clear Adhesive)およびUV(Ultra Violet)硬化樹脂等の光学的に透明な樹脂(OCR、Optical Clear Resin)を用いることができる。また、第1の透明絶縁層15は部分的に中空でもよい。
なお、第1の透明絶縁層15を設けることなく、画像表示部14の表示面14a上に隙間をあけてタッチパネル12を離間して設ける構成でもよい。この隙間のことをエアギャップともいう。
また、第2の透明絶縁層17は、透明であり、且つ電気絶縁性を有するものであり、且つ安定してタッチパネル用電極部材18とカバー層16とを固定することができれば、その構成は、特に限定されるものではない。第2の透明絶縁層17は第1の透明絶縁層15と同じものを用いることができる。
画像表示部14は、画像等の表示物を表示する表示面14aを備えるものであり、例えば、液晶表示装置である。画像表示部14は、液晶表示装置に限定されるものではなく、有機EL(Organic electro luminescence)表示装置でもよい。画像表示部14は、上述のもの以外に、陰極線管(CRT)表示装置、真空蛍光ディスプレイ(VFD)、プラズマディスプレイパネル(PDP)、表面電界ディスプレイ(SED)、電界放出ディスプレイ(FED)、および電子ペーパー等を利用することができる。
画像表示部14は、その用途に応じたものが適宜利用されるが、画像表示装置10の厚みを薄く構成するために、液晶表示パネル、および有機ELパネル等のパネルの形態とすることが好ましい。
(タッチパネル)
図1は画像表示装置の第1の例を示す模式的断面図である。図2はタッチパネルの第1の例を示す模式的平面図である。以下、タッチパネル12について図1および図2を用いて説明する。
タッチパネル12は、コントローラ13と、タッチパネル用電極部材18と、カバー層16とを有する。タッチパネル用電極部材18は、タッチセンサーとして機能するものである。
タッチパネル用電極部材18は、例えば、支持基板24と、支持基板24の一方の面上に設けられた絶縁層25と、絶縁層25上に設けられた複数の第1検出電極30を有する第1検出電極層29Aと、一端が第1検出電極層29Aの第1検出電極30に電気的に接続され、他端に第1外部接続端子26aが設けられた複数の第1周辺配線23aとを有する第1導電層11Aを有する。
第1外部接続端子26aには、フレキシブル回路基板19が電気的に接続されて、コントローラ13と接続されている。
また、第1導電層11A上には、透明絶縁部材27が形成され、透明絶縁部材27上には、複数の第2検出電極32を有する第2検出電極層29Bと、一端が第2検出電極32に電気的に接続され、他端に第2外部接続端子26bが設けられた複数の第2周辺配線23bとを有する第2導電層11Bを有する。第1導電層11Aと同じく、第2外部接続端子26bには、フレキシブル回路基板19が電気的に接続されて、コントローラ13と接続されている。
(タッチパネル用電極部材)
タッチパネル用電極部材18について、図2を用いて説明する。
タッチパネル用電極部材18は、タッチパネル12のタッチセンサーと機能する部位であり、使用者によって入力操作が可能な検出領域Eである検出部20と、検出領域Eの外側に位置する周辺領域Eに周辺配線部22とを有する。
検出部20は、例えば、第1検出電極層29Aと第2検出電極層29Bとを有する。第1検出電極層29Aと第2検出電極層29Bとは、透明絶縁部材27を介して配置されている。第1検出電極層29Aと第2検出電極層29Bとは透明絶縁部材27により電気的に絶縁される。透明絶縁部材27は電気的な絶縁層として機能する。
図2に示すように、第1検出電極層29Aは、複数の第1検出電極30と隣接した第1検出電極30間に配置され、第1検出電極30と絶縁された複数の第1ダミー電極31aとを有する。
複数の第1検出電極30は、互いに平行にX方向に延びる帯状の電極であり、互いにX方向と直交するY方向に間隔をあけて、互いにY方向において電気的に絶縁された状態で絶縁層25の表面25a(図1参照)上に設けられている。また、複数の第1ダミー電極31aは、第1検出電極30間に配置され、第1検出電極30と電気的に絶縁された状態で絶縁層25の表面25a(図1参照)上に設けられている。第1検出電極30は、それぞれX方向の少なくとも一端に第1電極端子33が設けられている。
第2検出電極層29Bは、複数の第2検出電極32と隣接した第2検出電極32間に配置され、第2検出電極32と絶縁された複数の第2ダミー電極31bとを有する。複数の第2検出電極32は、互いに平行にY方向に延びる帯状の電極であり、互いにX方向に間隔をあけて、互いにX方向において電気的に絶縁された状態で透明絶縁部材27の表面27a(図1参照)上に設けられている。また、複数の第2ダミー電極31bは、第2検出電極32間に配置され、第2検出電極32と電気的に絶縁された状態で透明絶縁部材27の表面27a(図1参照)上に設けられている。第2検出電極32は、それぞれY方向の一方の端に第2電極端子34が設けられている。
複数の第1検出電極30と複数の第2検出電極32とは、直交して設けられているが、上述のように透明絶縁部材27により互いに電気的に絶縁されている。
なお、第1検出電極30および第2検出電極32における第1ダミー電極31aおよび第2ダミー電極31bは、第1検出電極30または第2検出電極32と断線部により分断されており、電気的に接続されていない領域である。このため、上述のように、複数の第1検出電極30は互いにY方向において電気的に絶縁された状態であり、複数の第2検出電極32は互いにX方向において電気的に絶縁された状態である。図2に示すように検出部20では、第1検出電極30が6つ、第2検出電極32が5つ設けられているが、その数は特に限定されるものではなく複数あればよい。
第1検出電極層29Aと第2検出電極層29Bとは、例えば、金属細線35(図3の金属細線35A、金属細線35Bに相当)により構成される。第1検出電極30および第2検出電極32が、金属細線35によるメッシュパターンを有する金属メッシュである場合、第1ダミー電極31aおよび第2ダミー電極31bも金属細線35によるメッシュパターンを有する金属メッシュである。
第1検出電極30の電極幅および第2検出電極32の電極幅は、例えば、1~5mmであり、電極間ピッチは3~6mmである。第1検出電極30の電極幅はY方向の最大長さであり、第2検出電極32の電極幅はX方向の最大長さである。
周辺配線部22は、第1検出電極30および第2検出電極32にタッチ駆動信号およびタッチ検出信号をコントローラ13から送信・伝達するための配線である周辺配線(第1周辺配線23a、第2周辺配線23b)が配置された領域である。周辺配線部22は、複数の第1周辺配線23aおよび複数の第2周辺配線23bを有する。第1周辺配線23aは、一端が第1電極端子33を介して第1検出電極30に電気的に接続され、他端が第1外部接続端子26aに電気的に接続されている。また、第2周辺配線23bは、一端が第2電極端子34を介して第2検出電極32に電気的に接続されて、他端が第2外部接続端子26bに電気的に接続されている。
なお、第1電極端子33、および第2電極端子34は、ベタ膜形状でもよく、特開2013-127658号公報に示されるようなメッシュ形状でもよい。第1電極端子33および第2電極端子34の幅の好ましい範囲は、それぞれ第1検出電極30および第2検出電極32の電極幅の1/3倍以上1.2倍以下である。
第1導電層11Aの第1検出電極30と第1ダミー電極31aと第1電極端子33と第1周辺配線23aとは、電気抵抗、および断線の発生しにくさの等の観点から一体構成であることが好ましく、さらには同じ金属材料で形成することがより好ましい。この場合、第1導電層11Aは、例えば、リソグラフィ法等により形成される。
同じく、第2導電層11Bの第2検出電極32と第2ダミー電極31bと第2電極端子34と第2周辺配線23bとは、電気抵抗、および断線の発生しにくさの等の観点から一体構成であることが好ましく、さらには同じ金属材料で形成することがより好ましい。この場合、第2導電層11Bは、例えば、リソグラフィ法等により形成される。
(本発明の実施形態)
図3は本発明の実施形態のタッチパネル用電極部材の一例を示す模式的平面図である。
図4は本発明の実施形態のタッチパネル用電極部材の第1金属パターン部と第2金属パターン部とを示す模式図であり、図5は本発明の実施形態のタッチパネル用電極部材の第1金属パターン部と第2金属パターン部とを拡大して示す模式図である。
図3は第1検出電極層29A(図2参照)と第2検出電極層29B(図2参照)とが重なった状態を示しており、タッチパネル用電極部材18を平面視した図である。第1検出電極層29Aの金属細線35Aには複数の断線部41Aがあり、第2検出電極層29Bの金属細線35Bには複数の断線部41Bがある。断線部41A、41Bは、例えば、第1ダミー電極31a、第2ダミー電極31bを構成する金属細線35A、35Bに形成されている。また、断線部41A、41Bは、第1検出電極30、第2検出電極32を構成する金属細線35A、35Bに形成されてもよい。断線部41A、41Bについては後に詳細に説明する。上述のように、第1検出電極30と第2検出電極32とは、例えば、金属細線35Aと金属細線35Bにより構成される。金属細線35Aと金属細線35Bは、例えば、平面視で略ひし形の単位メッシュセル36を複数有するメッシュパターン状に配置されている。金属細線35A、35Bについては後に詳細に説明する。
なお、平面視とは、図2のようにタッチパネル用電極部材を支持基板24に対して垂直方向から(図1のカバー層16の表面16a側から)見ることである。
図4および図5は、図3の丸線部の拡大図である。タッチパネル用電極部材18では、図4および図5に示すように第1金属パターン部40と、第2金属パターン部42とを有する。この例では、第1金属パターン部40は、第1検出電極層29Aに、第2金属パターン部42は、第2検出電極層29Bにあり、第1金属パターン部40は図3の金属細線35Aで構成され、第2金属パターン部42は図3の金属細線35Bで構成されている。この場合、第1金属パターン部40と第2金属パターン部42とは、例えば、透明絶縁部材27(図1参照)を介して配置される。
第1金属パターン部40は断線部41(図3の丸線部の断線部41Aに相当)を有する。第1金属パターン部40は、それぞれ第1方向Dに延び,且つ断線部41を挟んで断線部41の両側に配置された第1金属細線43および第2金属細線44を有する。
第2金属パターン部42は、それぞれ第1方向Dと交差する第2方向Dに延び,且つ断線部41を挟んで断線部41の両側に配置された第3金属細線45および第4金属細線46と、第3金属細線45および第4金属細線46に接続され,且つ接続部を形成する第5金属細線47とを有する。
図5は図4の拡大図を示す。図5に示すように第2金属パターン部42において、第3金属細線45の中心線Cと、第4金属細線46の中心線Cとの距離δは0.5μm~10μmであり、距離δは2.5μm~7.5μmであることが好ましい。
第1金属細線43、第2金属細線44、第3金属細線45および第4金属細線46の線幅Wsは1μm以上10μm以下である。第5金属細線47は、1μm以上10μm以下の線幅W1を有する。断線部41における第1金属細線43と第2金属細線44との間の第1方向Dに沿った間隔W2は、線幅W1より大きく、且つ40μm以下である。
タッチパネル用電極部材18において、第1金属パターン部40および第2金属パターン部42の間隔、構成する金属細線の線幅等を上述の構成にすることにより、断線部41が視認されにくくなり、視認性が優れる。
距離δが0.5μm未満では、第2金属パターン部42の第3金属細線45と第4金属細線46とが直線に近くになり、第2金属パターン部42を断線部41に配置する際にマージンが小さくなる。一方、距離δが10μmを超えると、第3金属細線45と第5金属細線47とで、また、第4金属細線46と第5金属細線47とで形成される屈曲部の角度が大きくなるので、その屈曲部が目立ち、視認されやすくなる。
第1金属細線43、第2金属細線44、第3金属細線45および第4金属細線46の線幅Wsは1μm以上10μm以下であり、第5金属細線47の線幅W1は1μm以上10μm以下であれば電気抵抗を小さくでき、且つ視認されにくくできる。これにより、第1金属パターン部40および第2金属パターン部42も電気抵抗が小さく、且つ視認されにくく、さらには第1検出電極30および第2検出電極32も電気抵抗が小さく、且つ視認されにくくなる。なお、第1金属細線43、第2金属細線44、第3金属細線45、第4金属細線46および第5金属細線47の線幅は同じであることが視認されにくくなるので好ましい。
また、上述のように、断線部41における第1金属細線43と第2金属細線44との間の第1方向Dに沿った間隔W2は、線幅W1より大きく、且つ40μm以下であれば、第1金属パターン部40の断線部41への第2金属パターン部42の配置が容易であり、且つ断線部41が視認されにくい。
なお、上述の第1金属細線43、第2金属細線44は、図3の金属細線35Bで、第3金属細線45、第4金属細線46および第5金属細線47は、図3の金属細線35Aで構成される。
第1金属細線43、第2金属細線44、第3金属細線45および第4金属細線46は、第5金属細線47と同一の線幅W1を有することが金属細線が視認されにくくなるので好ましい。
また、図4に示す第5金属細線47は、第2方向Dに交差する第3方向Dに沿って延びる直線部を含むことが好ましい。この場合、第2方向と第3方向の交差角度θは5°以上25°以下であることが好ましく、交差角度θは10°以上20°以下であることがより好ましい。
交差角度θが5°未満では、第5金属細線47が直線状になり、断線部41が目立ち、視認されやすくなる。一方、交差角度θが25°を超えると、第5金属細線47が視認されやすくなる。
なお、第5金属細線47は、上述のように直線部を有するものに限定されるものではなく、湾曲していてもよい。すなわち、第5金属細線47は、平面視において曲線で構成されていてもよい。
また、図5に示すように第1金属細線43の中心線Cと、第2金属細線44の中心線Cとの距離δは、0.5μm~10μmであることが好ましい。距離δが0.5μm~10μmであれば、断線部41が大きくならず、断線部41が視認しにくくなるため、好ましい。なお、距離δは、上述の距離δと同じにすることが、金属細線が視認されにくくなるので、好ましい。
第1金属パターン部40と第2金属パターン部42は、上述のように透明絶縁部材27(図1参照)を介して配置されており、上述の間隔W2と線幅W1との差分(W2-W1)は0μm<(W2-W1)<10μmを満たすことが好ましい。差分(W2-W1)が0μm<(W2-W1)<10μmを満たす場合、断線部41が小さくなり、断線部41が視認しにくくなるため、好ましい。
なお、これまでは、第1金属パターン部40が第1検出電極層29Aの金属細線35Aで、第2金属パターン部42が第2検出電極層29Bの金属細線35Bである構成で本発明の構成を説明したが、もちろん第1金属パターン部40が第2検出電極層29Bの金属細線35Bで、第2金属パターン部42が第1検出電極層29Aの金属細線35Aである構成でもよい。その場合、断線部41は図3の断線部41Bに相当する。また、第1金属パターン部40と第2金属パターン部42とが同一面上に配置されている場合、すなわち、第1検出電極層29Aまたは第2検出電極層29Bに、第1金属パターン部40と第2金属パターン部42がある場合の構成でもよい。この場合、第1金属パターン部40と第2金属パターン部42とは第1検出電極層29Aの金属細線35A、または第2検出電極層29Bの金属細線35Bで構成されている。第1金属パターン部40と第2金属パターン部42とが第1検出電極層29Aの金属細線35Aで構成される場合、断線部41は図3の断線部41Aに相当し、第1金属パターン部40と第2金属パターン部42とが第2検出電極層29Bの金属細線35Bで構成される場合、断線部41は図3の断線部41Bに相当する。この場合、第1金属パターン部40と第2金属パターン部42との位置合わせが不要である。しかしながら、同一面上に配置する場合、製造時に、第1金属細線43と第2金属細線44とが接続しないように、断線部41を大きくして、製造上のマージンを大きくすることが好ましい。このため、上述の間隔W2と線幅W1との差分(W2-W1)は10μm<(W2-W1)<30μmを満たすことが好ましい。
なお、第1金属パターン部40および第2金属パターン部42は、同一面上に配置されている場合でも、互いに電気的に絶縁されている。
ここで、図8は従来の断線部を有する金属細線の一例を示す模式的平面図であり、図9は従来の断線部を有する金属細線の一例を示す模式的平面図である。
図8に示すように、断線部102を有する金属細線100において、断線部102に、別の金属細線104を通過させるパターンとする場合、断線部102の幅が狭いと、金属細線104を通過させる際に、マージンが小さくなる。このため、図9に示すように、金属細線100と、金属細線104とが重なりやすくなる。断線部102が視認されやすくなる。一方、断線部102の幅を広くした場合には、断線部102自体が視認されやすくなる。
(画像表示装置の他の例)
画像表示装置は、図1に示す画像表示装置10に限定されるものではない。以下に、画像表示装置10の他の例について説明する。
図6は画像表示装置の第2の例を示す模式的断面図であり、図7は画像表示装置の第3の例を示す模式的断面図である。なお、図6および図7において、図1~図3に示す構成と同一構成物には同一符号を付して、その詳細な説明は省略する。
図6に示す第2の例の画像表示装置10aは、図1に示す画像表示装置10に比して、カバー層16が、例えば、ガラス基板で構成されており、カバー層16の裏面16b上に第2検出電極層29Bが配置され、透明絶縁部材27を介して第1検出電極層29Aが配置されている点が異なる。画像表示装置10aでは、カバー層16が支持基板24として機能する。
この場合、タッチパネル用電極部材18が、ガラス基板と、第1検出電極層29A、および第2検出電極層29Bと、透明絶縁部材27とにより構成されている。タッチパネル用電極部材18では透明絶縁部材27が、第1検出電極層29Aと第2検出電極層29Bとを電気的に絶縁する絶縁層として機能する。
第1導電層11Aの第1周辺配線23a上に周辺配線絶縁層50が設けられている。
カバー層16の裏面16b上に、第1検出電極層29Aおよび第1周辺配線23a上の周辺配線絶縁層50を覆う透明絶縁層52が設けられている。透明絶縁層52に、表示面14aを向けて画像表示部14が接続されている。透明絶縁層52は上述の第1の透明絶縁層15と同じものを用いることができる。
また、図7に示す第3の例の画像表示装置10bは、図1に示す画像表示装置10と比して、支持基板24の両方の面、それぞれに第1検出電極層29Aと第2検出電極層29Bとが設けられている点が異なる。支持基板24の表面24a上と裏面24b上とに、それぞれ絶縁層25が設けられている。表面24a側の絶縁層25上に第2検出電極層29Bが設けられ、裏面24b側の絶縁層25上に第1検出電極層29Aが設けられている。支持基板24により第1検出電極層29Aと第2検出電極層29Bとが電気的に絶縁される。
第1検出電極層29Aおよび第1周辺配線23a上の周辺配線絶縁層50を覆う透明絶縁層52が設けられている。支持基板24の表面24a側の絶縁層25上に第2検出電極層29Bを覆う第2の透明絶縁層17が設けられており、第2の透明絶縁層17上にカバー層16が設けられている。透明絶縁層52に、表示面14aを向けて画像表示部14が接続されている。
以下、タッチパネル用導電部材およびタッチパネルの各部について説明する。
<金属細線>
金属細線35は、上述のように第1検出電極層29A(図2参照)と第2検出電極層29B(図2参照)とを構成するものであり、第1金属パターン部40と、第2金属パターン部42とを構成する。第1金属細線43、第2金属細線44、第3金属細線45、第4金属細線46および第5金属細線47も、金属細線35で構成される。
金属細線35の線幅は、1μm以上10μm以下である。上述の範囲であれば、電気抵抗が小さく、且つ視認されにくい、すなわち、視認性に優れる。
金属細線35の厚みは、特に制限されないが、10μm以下であることがより好ましく、1μm以下であることが更に好ましく、0.01~1μmであることが特に好ましく、0.05~0.8μmであることが最も好ましい。上述の範囲であれば、電気抵抗が小さく、耐久性に優れる。
金属細線35は、例えば、金属単体または金属の積層体で構成される。金属細線が金属単体で構成される場合、例えば、蒸着法、またはスパッタ法で形成される。
金属細線35に含まれる金属としては、例えば、金(Au)、銀(Ag)、銅(Cu)、およびアルミニウム(Al)等の金属または合金等が挙げられる。なかでも、金属細線の導電性が優れる理由から、銀、銅であることが好ましい。金属細線は、金属単体に限定されるものではなく、積層構成としてもよく、例えば、モリブデン、銅、モリブデンの3層構成でもよい。
また、例えば、金属細線は、高分子中に分散された複数の金属粒子を含有するものも含まれる。この場合、金属細線では、複数の金属粒子が高分子中に分散している場合が多い。金属粒子の形状は、粒子状等に特に限定されず、例えば、融着して一部または全体にわたって結合している等の形態であってもよい。
金属細線に含まれる金属粒子は、導電性を担保する部分である。金属粒子は、高分子中で離散して存在してもよく、凝集して存在してもよい。金属粒子を銀で構成することにより、金属細線の断線故障の発生が低下する。
金属細線35が金属と高分子とを含有する構成の場合、高分子の種類は特に制限されず、公知の高分子を使用することができる。具体的には、ゼラチン、(メタ)アクリル系樹脂、スチレン系樹脂、ビニル系樹脂、ポリオレフィン系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリウレタン系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、ポリジエン系樹脂、エポキシ系樹脂、シリコーン系樹脂、セルロース系重合体およびキトサン系重合体からなる群から選ばれる少なくともいずれかの樹脂、または、これらの樹脂を構成する単量体からなる共重合体等が挙げられる。なかでも、高分子としては、後述する特定高分子が好ましい。特定高分子はゼラチン以外の高分子、すなわち、ゼラチンとは異なる高分子である。金属微粒子としては、銀、銅、金等の微粒子が使用される。
金属細線中に含有される複数の金属粒子の割合は、70体積%以上であることが好ましく、上限としては、90体積%である。金属粒子の割合が70体積%以上であれば、十分な導電性が得られる。なお、金属粒子の割合は後述のようにして求めることができる。
金属と高分子とを含有する構成の場合、例えば、ハロゲン化銀を用いた製造方法で金属細線が形成される。
金属細線は、上述の金属、または合金により構成されるものに限定されるものではなく、例えば、金属酸化物粒子、銀ペーストおよびは銅ペースト等の金属ペースト、ならびに銀ナノワイヤおよび銅ナノワイヤ等の金属ナノワイヤ粒子を含むものであってもよい。
また、金属細線は、単層構造であっても、多層構造であってもよい。金属細線としては、例えば、酸窒化銅層と銅層と酸窒化銅層とが順次積層された構造、またはモリブデン(Mo)とアルミニウム(Al)とモリブデン(Mo)とが順次積層された構造、またはモリブデン(Mo)と銅(Cu)とモリブデン(Mo)とが順次積層された構造とすることができる。
金属細線の反射率を小さくするために、金属細線の表面を硫化または酸化処理する黒化処理して形成してもよい。さらには、金属細線を見えにくくする黒化層を設ける構成でもよい。黒化層は、例えば、金属細線の反射率を小さくするものである。黒化層は、窒化銅、酸化銅、酸窒化銅、酸化モリブデン、AgO、Pd、カーボンまたはその他の窒化物または酸化物等により構成することができる。黒化層は金属細線の視認される側、すなわち、金属細線のカバー層の表面側に配置される。
[メッシュパターン]
第1検出電極と第2検出電極において、金属細線35により構成されるメッシュパターンは、可視光透過率の点から、その開口率は90%以上であることが好ましく、95%以上であることがより好ましい。
メッシュパターンの好ましい形状として、同じひし形格子を有するメッシュパターンである。そのひし形の一辺の長さは、50μm以上1500μm以下が好ましく、150μm以上800μm以下がより好ましく、200μm以上600μm以下が視認性の観点から更に好ましい。
なお、金属細線の線幅、メッシュパターン等は光学顕微鏡(株式会社キーエンス製デジタルマイクロスコープVHX-7000)を用いて観察および測定ができる。
(金属細線の形成方法)
検出電極層を構成する金属細線の形成方法は、特に限定されるものではない。金属細線の形成方法には、例えば、めっき法、銀塩法、蒸着法および印刷法等が適宜利用可能である。
めっき法よる金属細線の形成方法について説明する。例えば、金属細線は、無電解めっき下地層に無電解めっきすることにより下地層上に形成される金属めっき膜で構成することができる。この場合、少なくとも金属微粒子を含有する触媒インクを基材上にパターン状に形成した後に、基材を無電解めっき浴に浸漬し、金属めっき膜を形成することで形成される。より具体的には、特開2014-159620号公報に記載の金属被膜基材の製造方法を利用することができる。また、少なくとも金属触媒前駆体と相互作用しうる官能基を有する樹脂組成物を基材上にパターン状に形成した後、触媒または触媒前駆体を付与し、基材を無電解めっき浴に浸漬し、金属めっき膜を形成することで形成される。より具体的には、特開2012-144761号公報に記載の金属被膜基材の製造方法を応用することができる。
めっき方法は無電解めっきのみでもよく、無電解めっき後電解めっきを行ってもよい。めっき法にはアディティブ法を用いることができる。
アディティブ法とは、透明基板上の金属細線を形成したい部分にのみめっき処理等を施すことにより、金属細線を形成する方法である。生産性等の点から、アディティブ方法が好ましい。
金属細線の形成には、サブトラクティブ方法を用いることもできる。サブトラクティブ方法とは、透明基板上に導電層を形成して、例えば、化学エッチング処理等のエッチング処理により不要部分を除去して、金属細線を形成する方法である。
銀塩法よる金属細線の形成方法について説明する。まず、ハロゲン化銀が含まれる銀塩乳剤層に、金属細線となる露光パターンを用いて露光処理を施し、その後現像処理を行うことで、金属細線を形成することができる。より具体的には、特開2015-22597号公報に記載の金属細線の製造方法を利用することができる。
蒸着法よる金属細線の形成方法について説明する。まず、蒸着により、銅箔層を形成し、フォトリソグラフィー法により銅箔層から銅配線を形成することにより、金属細線を形成することができる。銅箔層は、蒸着銅箔以外にも、電解銅箔が利用可能である。より具体的には、特開2014-29614号公報に記載の銅配線を形成する工程を利用することができる。
印刷法よる金属細線の形成方法について説明する。まず、導電性粉末を含有する導電性ペーストを金属細線と同じパターンで基板に塗布し、その後、加熱処理を施すことにより金属細線を形成することができる。導電性ペーストを用いたパターン形成は、例えば、インクジェット法またはスクリーン印刷法でなされる。導電性ペーストとしては、より具体的には、特開2011-28985号公報に記載の導電性ペーストを利用することができる。
本発明は、基本的に以上のように構成されるものである。以上、本発明のタッチパネル用電極部材、タッチパネルおよび画像表示装置について詳細に説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されず、本発明の主旨を逸脱しない範囲において、種々の改良または変更をしてもよいのはもちろんである。
以下に実施例を挙げて本発明の特徴をさらに具体的に説明する。以下の実施例に示す材料、試薬、物質量とその割合、および、操作等は本発明の趣旨から逸脱しない限り適宜変更することができる。従って、本発明の範囲は以下の実施例に限定されるものではない。
本実施例では、実施例1~32および比較例1~6のタッチパネル用導電部材を作製した。実施例1~32および比較例1~6のタッチパネル用導電部材について、視認性を評価した。その結果を下記表1および表2に示す。以下、視認性について説明する。
(視認性)
視認性については、30人の評価者が目視にて断線部が認識されるかを、下記評価基準にて評価した。
評価基準
C:10人以上が断線部が視認されると判定。
B:5人以上9人以下が断線部が視認されると判定。
A:3人以上4人以下が断線部が視認されると判定。
AA:1人以上2人以下が断線部が視認されると判定。
AAA:断線部が視認されると判定した人はなし。
以下、実施例1~32および比較例1~6について説明する。
<実施例1>
実施例1では、まず、樹脂基板として、厚み100μmのポリエチレンテレフタレートフィルム(以下、PETフィルムという)を用意した。
次に、PETフィルム上にアクリル樹脂で有機絶縁層を形成した。有機絶縁層の厚みは10.0μmであった。
次に、有機絶縁層上に、第1金属細線および第2金属細線を形成して、第1金属パターン部を構成した。まず、有機絶縁層上に、Moを厚み20nm、Cuを厚み300nm、Moを厚み20nmとなるように順次スパッタにて成膜して金属層を得た。
次に、金属層上にレジスト組成物を塗布し、プリベークし、その後、パターン露光してアルカリ現像した。その後、ポストベークして、パターン状のレジスト膜を形成した。その後、次に、リン酸二水素アンモニウム10質量%、酢酸アンモニウム10質量%、過酸化水素6質量%、及び残部が水で調合されたエッチング液(pH(水素イオン指数)5.23)を用いて、金属層をエッチングし、その後、レジスト膜を剥離液で剥離して、図4に示す第1金属細線および第2金属細線による第1金属パターン部を形成した。金属細線は幅が4μm、厚みが0.34μmであった。第1金属細線の中心線と、第2金属細線の中心線との距離を0μmとした。すなわち、第1金属細線と第2金属細線とを同一直線上に配置した。また、断線部の幅W2を11μmとした。
次に、第1金属パターン部を覆うように、アクリル樹脂からなる厚さ3μmの透明絶縁層を形成した。次に、透明絶縁層上にスパッタ法を用いて、第1金属パターン部と同様にMoとCuとMoとからなる金属層を形成した。次に、レジスト塗布、パターン露光、現像、エッチング、およびレジスト剥離の工程を行うことにより、第2金属パターン部を形成した。次に、第2金属パターン部を覆うようにアクリル樹脂からなるカバー層(膜厚3μm)を形成し、タッチパネル用電極部材を得た。
第2金属パターン部は、図4に示すように、第3金属細線、第4金属細線および第5金属細線を有する。第3金属細線、第4金属細線および第5金属細線の幅は、いずれも4μmであり、厚みが0.34μmであった。
第3金属細線の中心線と第4金属細線の中心線との距離を0.5μmとし、第2方向と第3方向の交差角度を3°とした。
なお、第1金属細線、第2金属細線、第3金属細線、第4金属細線および第5金属細線の線幅、第1金属細線の中心線と第2金属細線の中心線との距離、断線部の幅W2、第3金属細線の中心線と第4金属細線の中心線との距離、第2方向と第3方向の交差角度は全て光学顕微鏡(株式会社キーエンス製デジタルマイクロスコープVHX-7000)を用いて測定を行った。
<実施例2~6、実施例13~18、実施例25~28、および比較例1~3>
実施例2~6、実施例13~18、実施例25~28、および比較例1~3においては、第1金属パターン部を得るためのパターン露光におけるパターン、および第2金属パターン部を得るためのパターン露光におけるパターンのうち、少なくとも一方のパターンを調整することにより、金属細線の線幅、交差角度、第1金属細線の中心線と第2金属細線の中心線との距離、および第3金属細線の中心線と第4金属細線の中心線との距離の調整を行った。
<実施例7>
実施例7は、実施例1に比して、第1金属パターン部と、第2金属パターン部とが同一面上に形成された点が異なる。実施例7では、PETフィルムの有機絶縁層上に、Moを厚み20nm、Cuを厚み300nm、Moを厚み20nmとなるよう、順次スパッタにて成膜して金属層を得た後、レジスト塗布した後、第1金属パターン部と第2金属パターン部とを得るためのパターン露光を実施した。次に、現像、エッチング、およびレジスト剥離の工程を行うことにより、第1金属パターン部と第2金属パターン部を形成した。次に、第1金属パターン部と第2金属パターン部を覆うようにアクリル樹脂からなるカバー層(膜厚3μm)を形成し、タッチパネル用電極部材を得た。
実施例7では、金属細線は幅が4μm、厚みが0.34μmであった。第1金属細線の中心線と、第2金属細線の中心線との距離を0μmとした。すなわち、第1金属細線と第2金属細線とを同一直線上に配置した。また、断線部の幅W2を30μmとした。
第3金属細線、第4金属細線および第5金属細線の幅は、いずれも4μmであり、厚みが0.34μmであった。第3金属細線の中心線と第4金属細線の中心線との距離を0.5μmとし、第2方向と第3方向の交差角度を15°とした。
<実施例8~12、実施例19~24、実施例29~32、比較例4~6>
実施例8~12、実施例19~24、実施例29~32、比較例4~6においては、第1金属パターン部を得るためのパターン露光におけるパターン、および第2金属パターン部を得るためのパターン露光におけるパターンのうち、少なくとも一方のパターンを調整することにより、金属細線の線幅、交差角度、第1金属細線の中心線と第2金属細線の中心線との距離、および第3金属細線の中心線と第4金属細線の中心線との距離の調整を行った。
Figure 2022010782000002
Figure 2022010782000003
表1および表2に示すように、実施例1~32は、比較例1~6に比して、視認性が優れていた。
実施例1~6、実施例7~12から、第3金属細線の中心線と、第4金属細線の中心線との距離が好ましい範囲にある実施例2~5、実施例8~11は断線部がより視認されにくくなり、視認性がより優れていた。
実施例13~18、実施例19~23から、交差角度が好ましい範囲にある実施例14~17、実施例20~23は断線部がより視認されにくくなり、視認性がより優れていた。これらのうち、交差角度がより好ましい範囲にある実施例15、16、実施例21、22は、さらに視認されにくくなり、視認性がさらに優れていた。
実施例24~28、実施例29~32から、第1金属細線の中心線と第2金属細線の中心線との距離が好ましい範囲にある実施例25~27、実施例29~31は断線部がより一層視認されにくくなり、視認性がより一層優れていた。
10、10a、10b 画像表示装置
11A 第1導電層
11B 第2導電層
12 タッチパネル
13 コントローラ
14 画像表示部
14a 表示面
14b 裏面
15 第1の透明絶縁層
16 カバー層
16a、24a、25a、27a 表面
16b、24b 裏面
17 第2の透明絶縁層
18 タッチパネル用電極部材
19 フレキシブル回路基板
20 検出部
22 周辺配線部
23a 第1周辺配線
23b 第2周辺配線
24 支持基板
25 絶縁層
26a 第1外部接続端子
26b 第2外部接続端子
27 透明絶縁部材
29A 第1検出電極層
29B 第2検出電極層
30 第1検出電極
32 第2検出電極
33 第1電極端子
34 第2電極端子
35A、35B 金属細線
36 単位メッシュセル
40 第1金属パターン部
41A、41B 断線部
42 第2金属パターン部
43 第1金属細線
44 第2金属細線
45 第3金属細線
46 第4金属細線
47 第5金属細線
50 周辺配線絶縁層
52 透明絶縁層
、C、C、C 中心線
第1方向
第2方向
第3方向
検出領域
周辺領域
W1 線幅
W2 間隔
Ws 線幅
δ 距離
δ 距離
θ 交差角度

Claims (16)

  1. 断線部を有する第1金属パターン部と、前記第1金属パターン部と電気的に絶縁され且つ平面視において前記断線部を通る接続部を有する第2金属パターン部とを備えるタッチパネル用電極部材であって、
    前記第1金属パターン部は、それぞれ第1方向に延び且つ前記断線部を挟んで前記断線部の両側に配置された第1金属細線および第2金属細線を有し、
    前記第2金属パターン部は、それぞれ前記第1方向と交差する第2方向に延び且つ前記接続部を挟んで前記接続部の両側に配置された第3金属細線および第4金属細線と、前記第3金属細線および前記第4金属細線に接続され且つ前記接続部を形成する第5金属細線とを有し、
    前記第3金属細線の中心線と、前記第4金属細線の中心線との距離は、0.5μm~10μmであり、
    前記第1金属細線、前記第2金属細線、前記第3金属細線および前記第4金属細線の線幅は1μm以上10μm以下であり、
    前記第5金属細線は、1μm以上10μm以下の線幅W1を有し、
    前記断線部における前記第1金属細線と前記第2金属細線との間の前記第1方向に沿った間隔W2は、前記線幅W1より大きく且つ40μm以下である、タッチパネル用電極部材。
  2. 前記第5金属細線は、前記第2方向に交差する第3方向に沿って延びる直線部を含む、請求項1に記載のタッチパネル用電極部材。
  3. 前記第2方向と前記第3方向の交差角度は、5°以上25°以下である、請求項2に記載のタッチパネル用電極部材。
  4. 前記第2方向と前記第3方向の交差角度は、10°以上20°以下である、請求項3に記載のタッチパネル用電極部材。
  5. 前記第5金属細線は、湾曲している、請求項1に記載のタッチパネル用電極部材。
  6. 前記第1金属細線、前記第2金属細線、前記第3金属細線および前記第4金属細線は、前記第5金属細線と同一の線幅W1を有する、請求項1~5のいずれか1項に記載のタッチパネル用電極部材。
  7. 前記第1金属細線の中心線と、前記第2金属細線の中心線との距離は、0.5μm~10μmである、請求項1~6のいずれか1項に記載のタッチパネル用電極部材。
  8. 前記第1金属パターン部と前記第2金属パターン部は、透明絶縁部材を介して配置され、前記間隔W2と前記線幅W1との差分(W2-W1)は、
    0μm<(W2-W1)<10μm
    を満たす、請求項1~7のいずれか1項に記載のタッチパネル用電極部材。
  9. 前記第1金属パターン部と前記第2金属パターン部は、同一面上に配置され、前記間隔W2と前記線幅W1との差分(W2-W1)は、
    10μm<(W2-W1)<30μm
    を満たす、請求項1~7のいずれか1項に記載のタッチパネル用電極部材。
  10. 前記透明絶縁部材は、電気的な絶縁層からなり、
    樹脂基板をさらに備え、
    前記第1金属パターン部、および前記第2金属パターン部は、前記樹脂基板の一方の表面上に配置されている、請求項8に記載のタッチパネル用電極部材。
  11. 前記透明絶縁部材は、電気的な絶縁層からなり、
    ガラス基板をさらに備え、
    前記第1金属パターン部、および前記第2金属パターン部は、前記ガラス基板の一方の表面上に配置されている、請求項8に記載のタッチパネル用電極部材。
  12. 樹脂基板をさらに備え、
    前記第1金属パターン部、および前記第2金属パターン部は、前記樹脂基板上の同一面上に配置されている、請求項9に記載のタッチパネル用電極部材。
  13. ガラス基板をさらに備え、
    前記第1金属パターン部、および前記第2金属パターン部は、前記ガラス基板上の同一面上に配置されている、請求項9に記載のタッチパネル用電極部材。
  14. 前記透明絶縁部材は樹脂基板かならなる、請求項8に記載のタッチパネル用電極部材。
  15. 請求項1~14のいずれか一項に記載のタッチパネル用電極部材を有するタッチパネル。
  16. 請求項15に記載のタッチパネルを有する画像表示装置。
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