JP2022009754A - 予熱方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】固定具の取外し作業を必要とすることなく、供給経路を予熱する予熱装置の提供。【解決手段】溶融金属を金型キャビティに導く供給経路(1、7)を予熱し、供給経路(1、7)を溶融金属の融点以上の温度に熱する予熱装置(20)である。当該予熱装置(20)は、熱風を送るノズル(2a)と、熱風が通過可能な形状を有し、かつ、溶融金属と同じ種類の金属又は合金からなるフィルタ(3)と、を備える。供給経路(1、7)は、堰(1)と、湯口入子(7)とを備える。溶融金属は、湯口入子(7)と、堰(1)とをこの順に通過して、金型キャビティ(C2)に導かれる。フィルタ(3)は、堰(1)における金型キャビティ(C2)側の開口部(1c)に配置される。ノズル(2a)は、熱風を湯口入子(7)に送るとともに、熱風によってフィルタ(3)を溶解させる。【選択図】図1

Description

本発明は、予熱方法に関し、特に鋳造装置の供給経路を予熱する予熱方法に関する。
特許文献1には、低圧鋳造装置における中間ストークを予熱する予熱装置が開示されている。この低圧鋳造装置は、溶湯をキャビティへ導く金型内湯路と、固定具を用いて金型内湯路に配置されたスリーブとを備える。溶湯を、ストーク、中間ストーク、及び金型内湯路をこの順に通過させて、キャビティへ供給する。このような予熱装置は、バーナを用いて火炎を放射し、この火炎を当該スリーブを通過させて、中間ストークを予熱する。なお、固定具は、金型内湯路とキャビティとの間に配置される。ストーク、中間ストーク、及び金型内湯路は、溶湯をキャビティへ供給する供給経路である。
特開2011-056564号公報
このような予熱装置を用いて予熱する場合、固定具を用いるため、固定具の取外し等の作業を必要とすることがあり、作業効率に改善の余地があった。
一方、固定具を用いることなく中間ストークを予熱した場合、火炎放射又はこれに伴う熱風等によって、中間ストークに残存した金属片が、キャビティ側に進入することが多くなった。固定具を必要とすることなく、供給経路を予熱することが求められている。
本発明は、固定具の取外し作業を必要とすることなく、供給経路を予熱するものとする。
本発明に係る予熱装置は、
溶融金属を金型キャビティに導く供給経路を予熱し、前記供給経路を前記溶融金属の融点以上の温度に熱する予熱装置であって、
熱風を送るノズルと、
前記熱風が通過可能な形状を有し、かつ、前記溶融金属と同じ種類の金属又は合金からなるフィルタと、を備え、
前記供給経路は、堰と、湯口入子とを備え、
前記溶融金属は、前記湯口入子と、前記堰とをこの順に通過して、前記金型キャビティに導かれ、
前記フィルタは、前記堰における前記金型キャビティ側の開口部に配置され、
前記ノズルは、前記金型キャビティから前記堰へ指向するように配置したまま、前記熱風を前記湯口入子に送るとともに、前記熱風によって前記フィルタを溶解させる。
このような構成によれば、堰における金型キャビティ側の開口部に、フィルタを配置したまま、熱風を送る。そのため、湯口入子の内側に残存したバリなどの金属片が、フィルタによって遮られて、金型キャビティに進入することを抑制される。鋳造工程において、溶融金属を金型キャビティへ供給すると、フィルタが溶融金属によって溶解されて、当該溶融金属と一体化する。鋳造工程が完了した後、溶融金属の供給が停止されると、当該溶融金属は、湯口入子側へ移動する。次の鋳造工程を実施するために、フィルタを取り外す必要が無い。また、本構成は、固定具を必要としない。よって、固定具の取外し作業を必要とすることなく、供給経路を予熱することができる。
本発明は、固定具の取外し作業を必要とすることなく、供給経路を予熱することができる。
実施の形態1に係る予熱装置の全体断面図である。 実施の形態1に係る予熱装置の一変形例の全体断面図である。 実施の形態1に係る予熱装置の他の一変形例の全体断面図である。 実施の形態1に係る予熱装置の要部の他の一変形例の側面図である。 実施の形態1に係る予熱装置の要部の他の一変形例の一動作例を示す図である。 実施の形態2に係る予熱装置の全体断面図である。 実施の形態2に係る予熱装置の要部の斜視図である。 実施の形態3に係る予熱装置の全体断面図である。 実施の形態3に係る予熱装置の一動作例を示す図である。
以下、本発明を適用した具体的な実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。ただし、本発明が以下の実施形態に限定される訳ではない。また、説明を明確にするため、以下の記載及び図面は、適宜、簡略化されている。図1~図9では、三次元xyz直交座標を規定した。
(実施の形態1)
図1~図5を参照して実施の形態1に係る予熱装置について説明する。
図1に示すように、予熱装置20は、ヒータ2と、フィルタ3とを備える。ヒータ2は、熱風を発生するヒータ本体2bと、ヒータ本体2bから熱風を供給されて、所定の方向に送るノズル2aとを備える。ヒータ2は、熱風をノズル2aの先端からノズル2aの軸方向(ここでは、Z軸方向マイナス側)に送る。当該熱風は、フィルタ3を溶融させるような高い温度を有するとよい。
フィルタ3は、塊状であり、かつ、熱風が通過可能な形状を有する。フィルタ3は、ノズル2aに挿し込まれることによって、ノズル2aの形状に倣う凹部を備えるように変形してもよい。フィルタ3は、例えば、メッシュ形状やポーラス形状を有する素材を用いて形成されてもよい。このようなメッシュ形状を有する素材の例として、複数の金属棒線を織って形成した織網と、パンチングメタルを用いて形成したパンチングメッシュとが挙げられる。フィルタ3は、熱風が通過した後、拡散するような形状を有するとよい。フィルタ3は、鋳造する予定の溶融金属と同じ種類の金属材料からなる。このような金属材料として、例えば、Al、Mg、Fe、又はこれらの合金が挙げられる。フィルタ3は、堰1における金型キャビティ側開口部1cに配置されている。
鋳造装置10は、堰1と、湯口入子(図示略)と、金型(図示略)とを備える。堰1と、湯口入子(図示略)とは、溶融金属を金型キャビティC2に導く供給経路として機能する。鋳造装置10は、例えば、低圧鋳造装置である。
堰1は、鋳造する予定の溶融金属が通過可能な貫通孔1aを備え、貫通孔1aは、金型キャビティ側空間C1に開口する金型キャビティ側開口部1cと、湯口入子側空間SP1に開口する湯口入子側開口部1dとを備える。絞部1bは、金型キャビティ側開口部1cと、湯口入子側開口部1dとの間に設けられている。絞部1bは、貫通孔1aの他の部位と比較して最も断面積が小さいとよい。貫通孔1aの断面積は、金型キャビティ側開口部1cから絞部1bに向かって連続的に減少するとよく、絞部1bから湯口入子側開口部1dに向かって連続的に増加するとよい。
金型(図示略)は、堰1の上側(ここでは、Z軸方向プラス側)、言い換えると、金型キャビティ側空間C1側に配置されている。金型を型締めすると、金型キャビティC2が形成する。鋳造工程において溶融金属が金型キャビティC2に供給され、充填された後、凝固して、鋳物(図示略)が金型キャビティC2に形成される。
湯口入子(図示略)は、堰1の下側(ここでは、Z軸方向マイナス側)、言い換えると、湯口入子側空間SP1に配置されている。この湯口入子と、堰1と、金型キャビティC2とは、溶融金属が通過可能に接続されている。この湯口入子は、保持炉等に接続さており、当該保持炉等から溶融金属を供給される。溶融金属は、湯口入子と、堰1とをこの順に通過し、金型キャビティC2に供給される。
(予熱方法)
次に、予熱装置20を用いた予熱方法について説明する。
まず、フィルタ3を堰1の金型キャビティ側開口部1cに配置する(フィルタ配置ステップST1)。フィルタ3の底が絞部1bと同じ高さに位置する、又は絞部1bよりも少し湯口入子側開口部1d側に位置するとよい。
続いて、ノズル2aをフィルタ3に挿し込む(ノズル挿込ステップST2)。ここで、ノズル2aの先端は、金型キャビティ側空間C1に位置するとよい。また、ノズル2aは、金型キャビティ側空間C1から堰1へ指向するように配置されるとよい。
続いて、ノズル2aから熱風を送る(熱風ステップST3)。すると、熱風がフィルタ3を通過し、湯口入子側開口部1d側へ流れる。また、熱風は、フィルタ3によって、湯口入子側開口部1d側に向かって拡散するように流れる。ここで、湯口入子内に残存したバリ等の金属片があり得る。このような金属片が、熱風による衝撃によって、舞い上がって金型キャビティ側空間C1へ移動しようとすることがある。しかし、この金属片は、フィルタ3によって遮られて、金型キャビティ側空間C1に進入し難い。また、熱風によって、堰1及び湯口入子を含む供給経路が予熱される。供給経路は、溶湯を保持炉から金型キャビティC2まで供給する経路である。溶融金属の融点以上の温度に到達するまで、熱風の発生を続ける。
続いて、ノズル2aからの熱風がフィルタ3を熱することによって、フィルタ3を溶解させ、溶融金属を形成する(フィルタ溶解ステップST4)。すると、当該溶融金属が脱落し、絞部1b及び湯口入子側開口部1dを通過し、湯口入子に至る。当該溶融金属は、湯口入子内側にある溶融金属に取り込まれ、これと一体化する。
最後に、鋳造工程が完了した後、溶融金属の供給が停止されると、当該溶融金属は、湯口入子側空間SP1へ移動する。次の鋳造工程を実施するために、フィルタを取り外す必要が無い。また、予熱装置20は、固定具を必要としない。よって、固定具を必要とすることなく、供給経路を予熱することができる。
次に、図2及び図3を参照して、予熱装置20の他の例について説明する。この予熱装置20の他の例は、フィルタの形状を除いて、予熱装置20と同じ構成を備える。異なる構成についてのみ説明する。
図2に示す予熱装置20の一例は、フィルタ4を備え、フィルタ4はポーラス形状を有する。このような場合、フィルタ4は、多数の空孔を有するため、メッシュ形状を有するフィルタ3の例(図1参照)と比較して、熱風をさらに拡散し得る。フィルタ4は、フィルタ3と同様に、鋳造する予定の溶融金属と同じ種類の金属材料からなる。このような金属材料として、例えば、Al、Mg、Fe、又はこれらの合金が挙げられる。
図3に示す予熱装置20の他の一例は、フィルタ5を備え、フィルタ5が織網である。当該織網は、ノズル2aの軸方向(ここでは、Z軸方向)に延びる縦棒線5aと、フィルタ5の外周方向に延びる横棒線5bとを備える。縦棒線5aは、横棒線5bと比較して、外側に配置されるとよい。上記予熱方法のフィルタ配置ステップST1において、フィルタ3の一例を堰1の金型キャビティ側開口部1cに配置した場合、縦棒線5aが堰1の貫通孔1aの内壁面に接触しつつ、横棒線5bが堰1の貫通孔1aの内壁面に殆ど接触しないとよい。縦棒線5aが堰1の貫通孔1aの内壁面に接触しつつ、横棒線5bが堰1の貫通孔1aの内壁面に殆ど接触しないとき、堰1の貫通孔1aの内壁面との接触面に与える摩擦応力を抑制することができる。これによって、堰1の貫通孔1aの内壁面に設けられた塗型への損傷を抑制することができる。
なお、図4に示すように、ノズル2aは、係止片2cを備えてもよい。係止片2cは、ノズル2aの先端近傍における外周面から径方向に延びる棒状体である。図5に示すように、フィルタ3をノズル2aの先端に押し付けると、係止片2cが、フィルタ3を係り止める。係止片2cがフィルタ3を係り止めたまま、予熱装置20を堰1(図1参照)へ移動させることによって、フィルタ3を堰1の金型キャビティ側開口部1cに配置しつつノズル2aを挿し込むことができる。すなわち、この移動によって、上記した予熱方法において、フィルタ配置ステップST1、及びノズル挿込ステップST2を省略することができる。特に、フィルタ配置ステップST1では、使用者がフィルタ3を堰1の金型キャビティ側開口部1cに配置する作業を省略することができて好ましい。
(実施の形態2)
次に、図6及び図7を参照して、実施の形態2に係る予熱装置について説明する。実施の形態2に係る予熱装置は、フィルタを除いて、予熱装置20(図1参照)と同じ構成を備える。
図6に示すように、予熱装置220は、フィルタ6を備え、フィルタ6は、堰1の金型キャビティ側開口部1cに配置されている。フィルタ6は、フィルタ3(図1参照)と同様に、鋳造する予定の溶融金属と同じ種類の金属材料からなる。このような金属材料として、例えば、Al、Mg、Fe、又はこれらの合金が挙げられる。
図6及び図7に示すように、フィルタ6は、熱風経路部6aと、熱風経路部6aに機械的に接続された支持部6bとを備える。熱風経路部6aは、断面積が連続的に拡大する筒状部である。熱風経路部6aは、断面積が小さい端部6aaと、断面積が大きい端部6abとを備える。支持部6bは、断面積が連続的に拡大する筒状部であり、この筒状部は、熱風経路部6aの端部6abから端部6aa側に反り返るように延びる。フィルタ6は、例えば、ラッパ状体である。支持部6bは、堰1の絞部1bから湯口入子側開口部1d側までの内壁面に倣った形状を備え、支持部6bの外周は、絞部1bよりも大きい。そのため、支持部6bは、堰1の絞部1bから湯口入子側開口部1d側までの内壁面に支持される。熱風経路部6aの端部6aaの内径は、ノズル2aの外径と実質殆ど同じであるとよく、ノズル2aの先端は熱風経路部6aの端部6aaに挿し込むことができるとよい。
(予熱方法)
予熱装置220を用いて、熱風ステップST3を除いて、上記した予熱方法と同様な予熱方法を実施することができる。熱風ステップST3では、熱風をノズル2aから送り込むと、熱風は、堰1の貫通孔1aを通過して、湯口入子側空間SP1に送り込まれる。ここで、ノズル2aの先端直下には、特に構成が無いため、熱風の進行は妨げられないと考えられる。よって、熱風は、湯口入子側空間SP1にスムーズに送り込まれて、湯口入子7に当たり、熱量Qを湯口入子7に与える。これによって、湯口入子7、及び湯口入子7の周辺の部材を短時間で予熱することができる。すなわち、溶融金属を供給する供給経路を予熱することができる。また、湯口入子7内に残存した金属片は、熱風による衝撃によって、舞い上がって金型キャビティ側空間C1へ移動しようとすることがある。しかし、この金属片は、フィルタ6によって遮られて、金型キャビティ側空間C1に進入し難い。また、本構成は、固定具を必要としない。よって、固定具の取外し作業を必要とすることなく、供給経路を予熱することができる。
(実施の形態3)
次に、図8及び図9を参照して、実施の形態3に係る予熱装置について説明する。実施の形態3に係る予熱装置は、フィルタを除いて、予熱装置20(図1参照)と同じ構成を備える。
図8に示すように、予熱装置320は、フィルタ8を備え、フィルタ8は、織網からなるシート状体である。フィルタ8は、フィルタ3(図1参照)と同様に、鋳造する予定の溶融金属と同じ種類の金属材料からなる。このような金属材料として、例えば、Al、Mg、Fe、又はこれらの合金が挙げられる。
フィルタ8は、堰1の絞部1bに配置される。フィルタ8は、堰1の絞部1bから湯口入子側開口部1d側までの内壁面に倣い、フィルタ8の中央部8aは、絞部1b(ここでは、XY1平面)よりも下方(ここでは、Z軸方向マイナス側)に位置し、下方に突き出することになる。フィルタ8は、略円錐の外周面に倣うことになる。
(予熱方法)
予熱装置220を用いて、ノズル挿込ステップST2及び熱風ステップST3を除いて、上記した予熱方法と同様な予熱方法を実施することができる。ノズル挿込ステップST2に相当するステップでは、ノズル2aをフィルタ8の中央部8aの上方(ここでは、Z軸プラス側)に配置する。また、熱風ステップST3では、熱風をノズル2aから送り込む。すると、熱風の多くは、フィルタ8を通過して、湯口入子側空間SP1に送り込まれつつ、熱風のわずか一部は、フィルタ8に妨げられる。一方、図9に示すように、湯口入子側空間SP1の内圧Pにより、フィルタ8は押し上げられる。これらによって、回転モーメントM1がフィルタ8の中央部8aの金型キャビティ側空間C1側において、発生する。回転モーメントM1は、フィルタ8に堰1の貫通孔1aから離れる方向に力を与える。しかし、上記したように、フィルタ8の中央部8aが、絞部1bよりも下方に位置しつつ下方に突き出すとともに、フィルタ8が略円錐の外周面に倣う。そのため、回転モーメントM1に反する反力F1、F2が、貫通孔1aの内壁面からフィルタ8に与えられるため、フィルタ8は堰1の貫通孔1aに配置された状態を安定的に維持する。
なお、本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。例えば、予熱装置は、熱風を直接発生させる熱風式装置を用いたが、火炎を放射することによって、熱風を発生させるバーナ式装置を用いてもよい。
20、220、320 予熱装置
1 堰
1a 貫通孔 1b 絞部
1c 金型キャビティ側開口部 1d 湯口入子側開口部
2 ヒータ
2a ノズル
3、4、5、6、8 フィルタ
7 湯口入子
C1 金型キャビティ側空間 C2 金型キャビティ
SP1 湯口入子側空間

Claims (1)

  1. 湯口入れ子内側にある溶融金属を金型キャビティに導く供給経路を予熱し、前記供給経路を前記溶融金属の融点以上の温度に熱する予熱方法であって、
    熱風を送るノズルと、
    前記熱風が通過可能なメッシュ形状又はポーラス形状を有し、かつ、前記溶融金属と同じ種類の金属又は合金からなるフィルタと、を用いて、
    前記供給経路は、堰と、湯口入子とを備えており、
    鋳造工程において、前記溶融金属を、前記湯口入子と、前記堰と、をこの順に通過させて、前記金型キャビティに導き、前記金型キャビティに充填した後、凝固させて、鋳物を形成し、
    前記フィルタを、前記堰における前記金型キャビティ側の開口部に配置し、
    前記鋳物のバリが、前記湯口入子の内側に残存した場合、前記ノズルを、前記金型キャビティから前記堰へ指向するように配置させたまま、前記熱風を前記湯口入子に送ると、前記バリが前記熱風による衝撃によって舞い上がって前記金型キャビティ側へ移動しようとし、
    前記フィルタによって、前記金型キャビティ側へ移動しようとする前記バリを遮り、
    前記フィルタによって前記バリを遮った後、前記熱風によって前記供給経路を前記溶融金属の融点以上の温度に熱して、前記フィルタ、及び前記フィルタに遮られた前記バリを熱して溶解させることによって別の溶融金属を形成し、前記別の溶融金属を脱落させ、前記湯口入れ子内側にある溶融金属と一体化させる、
    予熱方法。
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