JP2019072761A - 予熱装置 - Google Patents
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Abstract
Description
溶融金属を金型キャビティに導く供給経路を予熱し、前記供給経路を前記溶融金属の融点以上の温度に熱する予熱装置であって、
熱風を送るノズルと、
前記熱風が通過可能な形状を有し、かつ、前記溶融金属と同じ種類の金属又は合金からなるフィルタと、を備え、
前記供給経路は、堰と、湯口入子とを備え、
前記溶融金属は、前記湯口入子と、前記堰とをこの順に通過して、前記金型キャビティに導かれ、
前記フィルタは、前記堰における前記金型キャビティ側の開口部に配置され、
前記ノズルは、前記金型キャビティから前記堰へ指向するように配置したまま、前記熱風を前記湯口入子に送るとともに、前記熱風によって前記フィルタを溶解させる。
このような構成によれば、堰における金型キャビティ側の開口部に、フィルタを配置したまま、熱風を送る。そのため、湯口入子の内側に残存したバリなどの金属片が、フィルタによって遮られて、金型キャビティに進入することを抑制される。鋳造工程において、溶融金属を金型キャビティへ供給すると、フィルタが溶融金属によって溶解されて、当該溶融金属と一体化する。鋳造工程が完了した後、溶融金属の供給が停止されると、当該溶融金属は、湯口入子側へ移動する。次の鋳造工程を実施するために、フィルタを取り外す必要が無い。また、本構成は、固定具を必要としない。よって、固定具の取外し作業を必要とすることなく、供給経路を予熱することができる。
図1〜図5を参照して実施の形態1に係る予熱装置について説明する。
次に、予熱装置20を用いた予熱方法について説明する。
次に、図6及び図7を参照して、実施の形態2に係る予熱装置について説明する。実施の形態2に係る予熱装置は、フィルタを除いて、予熱装置20(図1参照)と同じ構成を備える。
予熱装置220を用いて、熱風ステップST3を除いて、上記した予熱方法と同様な予熱方法を実施することができる。熱風ステップST3では、熱風をノズル2aから送り込むと、熱風は、堰1の貫通孔1aを通過して、湯口入子側空間SP1に送り込まれる。ここで、ノズル2aの先端直下には、特に構成が無いため、熱風の進行は妨げられないと考えられる。よって、熱風は、湯口入子側空間SP1にスムーズに送り込まれて、湯口入子7に当たり、熱量Qを湯口入子7に与える。これによって、湯口入子7、及び湯口入子7の周辺の部材を短時間で予熱することができる。すなわち、溶融金属を供給する供給経路を予熱することができる。また、湯口入子7内に残存した金属片は、熱風による衝撃によって、舞い上がって金型キャビティ側空間C1へ移動しようとすることがある。しかし、この金属片は、フィルタ6によって遮られて、金型キャビティ側空間C1に進入し難い。また、本構成は、固定具を必要としない。よって、固定具の取外し作業を必要とすることなく、供給経路を予熱することができる。
次に、図8及び図9を参照して、実施の形態3に係る予熱装置について説明する。実施の形態3に係る予熱装置は、フィルタを除いて、予熱装置20(図1参照)と同じ構成を備える。
予熱装置220を用いて、ノズル挿込ステップST2及び熱風ステップST3を除いて、上記した予熱方法と同様な予熱方法を実施することができる。ノズル挿込ステップST2に相当するステップでは、ノズル2aをフィルタ8の中央部8aの上方(ここでは、Z軸プラス側)に配置する。また、熱風ステップST3では、熱風をノズル2aから送り込む。すると、熱風の多くは、フィルタ8を通過して、湯口入子側空間SP1に送り込まれつつ、熱風のわずか一部は、フィルタ8に妨げられる。一方、図9に示すように、湯口入子側空間SP1の内圧Pにより、フィルタ8は押し上げられる。これらによって、回転モーメントM1がフィルタ8の中央部8aの金型キャビティ側空間C1側において、発生する。回転モーメントM1は、フィルタ8に堰1の貫通孔1aから離れる方向に力を与える。しかし、上記したように、フィルタ8の中央部8aが、絞部1bよりも下方に位置しつつ下方に突き出すとともに、フィルタ8が略円錐の外周面に倣う。そのため、回転モーメントM1に反する反力F1、F2が、貫通孔1aの内壁面からフィルタ8に与えられるため、フィルタ8は堰1の貫通孔1aに配置された状態を安定的に維持する。
1 堰
1a 貫通孔 1b 絞部
1c 金型キャビティ側開口部 1d 湯口入子側開口部
2 ヒータ
2a ノズル
3、4、5、6、8 フィルタ
7 湯口入子
C1 金型キャビティ側空間 C2 金型キャビティ
SP1 湯口入子側空間
Claims (1)
- 溶融金属を金型キャビティに導く供給経路を予熱し、前記供給経路を前記溶融金属の融点以上の温度に熱する予熱装置であって、
熱風を送るノズルと、
前記熱風が通過可能な形状を有し、かつ、前記溶融金属と同じ種類の金属又は合金からなるフィルタと、を備え、
前記供給経路は、堰と、湯口入子とを備え、
前記溶融金属は、前記湯口入子と、前記堰と、をこの順に通過して、前記金型キャビティに導かれ、
前記フィルタは、前記堰における前記金型キャビティ側の開口部に配置され、
前記ノズルは、前記金型キャビティから前記堰へ指向するように配置したまま、前記熱風を前記湯口入子に送るとともに、前記熱風によって前記フィルタを溶解させる、
予熱装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2017202822A JP2019072761A (ja) | 2017-10-19 | 2017-10-19 | 予熱装置 |
JP2021177805A JP7115619B2 (ja) | 2017-10-19 | 2021-10-29 | 予熱方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2017202822A JP2019072761A (ja) | 2017-10-19 | 2017-10-19 | 予熱装置 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2021177805A Division JP7115619B2 (ja) | 2017-10-19 | 2021-10-29 | 予熱方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2019072761A true JP2019072761A (ja) | 2019-05-16 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2017202822A Pending JP2019072761A (ja) | 2017-10-19 | 2017-10-19 | 予熱装置 |
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Citations (2)
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JPH034357U (ja) * | 1989-06-02 | 1991-01-17 | ||
JP2011056564A (ja) * | 2009-09-14 | 2011-03-24 | Toyota Motor Corp | 予熱装置 |
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2017
- 2017-10-19 JP JP2017202822A patent/JP2019072761A/ja active Pending
Patent Citations (2)
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JP2011056564A (ja) * | 2009-09-14 | 2011-03-24 | Toyota Motor Corp | 予熱装置 |
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