JP2022007502A - トレー供給装置及びトレー供給方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 トレーの収容部分の様々な形態に対応して、トレー群から最下位のトレーを分離して供給可能にする。【解決手段】 本発明は、フランジ12を有するトレー11を上下高さ方向に積層したトレー群10から単一のトレー11を抜き出して、供給位置61に供給するものである。トレー群10の最下位のトレー11aを下方から支持する底面支持部41と、トレー群10のフランジ端12aを挟持し相対的に離間可能な狭持部と、トレー群10から分離した最下位のトレー11aを供給位置61に押し出す供給移動部51とからなる。狭持部は、トレー群10を狭持する上方狭持部21、22と、最下位のトレー11aを狭持する下方狭持部31、32とを有する。下方狭持部31、32は、最下位のトレー11aのみを当該トレー11aの形状を保ちながら挟持してトレー群10から分離する。【選択図】 図2

Description

本発明は、切断肉などの食品を盛り付けるトレーを盛付位置に供給するものに関する発明である。
従来から盛付容器を供給する装置として、特許文献1に示す包装容器の自動供給装置があり、重積した複数の包装容器から最下位の包装容器を取出し機構により保持して取り出して、供給している。取出し機構は包装容器の側壁の周方向外側を両側から挟持する一対のパック挟持爪からなり、側壁を両側から挟持して包装容器を取り出している。特許文献2に示す飲食物用トレー供給装置は、トレーの四隅部にスクリュを配置し、螺旋状のスクリュ溝にトレーのフランジを噛み合わせて、スクリュの回転によりトレーを下方に移動させて分離している。
特開平6-183568号公報 特開平8-217249号公報
特許文献1に示す装置のように包装容器の側壁(箱壁)を押圧するものは、ほぼ水平の側壁を有する包装容器には押圧しても滑らず好適である。しかし、切断肉などの食肉を盛り付ける傾斜した側壁を有するトレーは押圧した挟持爪が上下に滑り、挟持し損ねて落下したり正常でない姿勢で盛付位置に供給されたり、上方に積み重ねたトレー群に干渉してトレー群を崩すことがある。
また、トレーは様々な種類、形態があるところ、一般的にフランジから凹んだ側壁形状が異なるものとなる。特許文献1に係る先行技術のみならず、多くのトレー供給装置は、トレーの側壁を保持するものが多いが、この形態では様々な形態のトレーに対応することが難しい。
特許文献2に示す装置のようにスクリュ溝によりフランジの上面を下方に押圧して取り出すものも存在する。しかし、この特許文献2に示す技術は、フランジの4角を保持してスクリュ溝の回転によりトレーを供給するものであるが、4角を保持しなければ安定せず、様々なトレーの供給を安定して行うことについては適切な方法ではない。
出願人は、外縁のフランジより中央部分が凹んだトレーにおいて、凹んだ収容部分は各々のトレーにより様々な形態を有するが、トレー、特に食品包装用のトレーのフランジ自体の外方端部(フランジ端)は概ね共通する位置にあることに着目した。当該着目点から、フランジ端を狭持して積層されたトレー群から単一のトレーを排出するトレー供給装置を開発することで、比較的多くの種類に対応できるトレー供給装置を提供することが可能になる。
そこで、トレーの収容部分の形態に関係なく、多くの種類のトレーに対応できるトレー供給装置及び当該トレー供給装置を用いたトレー供給方法を提供することを目的とする。
本発明のトレー供給装置は、上記課題に鑑み、フランジを有するトレーを積層したトレー群から単一のトレーを抜き出して、供給位置に供給するトレー供給装置であって、上下高さ方向に積層したトレー群の最下位のトレーを下方から支持して昇降する底面支持部と、前記トレー群のフランジ端を挟持し相対的に離間可能な狭持部と、前記トレー群から分離した前記最下位のトレーを供給位置に供給する供給移動部とからなり、前記狭持部は、前記最下位のトレーを狭持する下方狭持部と、少なくとも第2位のトレーを含む前記トレー群を狭持する上方狭持部と、を有し、前記下方狭持部が前記上方挟持部に対して離間することにより、前記最下位のトレーを前記トレー群から分離することを特徴とする。
また、トレー群を収容可能な領域を有する収容スペースを有し、底面支持部は、前記収容スペースの水平方向の水平長さの2分の1以上の長さを一辺とする方形状の上平面を有する板状体であって、下方挟持部は、前記底面支持部の一辺と同じくする水平長さを有することが好ましい。
また、下方狭持部は、幅方向に移動可能な第1の下方狭持部と第2の下方狭持部とを有し、最下位のトレーを狭持して底面支持部とともに昇降可能とするものであって、前記底面支持部の下降位置において前記第1の下方狭持部を前記トレーの狭持する状態を維持し、前記第2の下方狭持部を水平方向と直交する幅方向に離間させた状態で、供給移動部により供給位置に前記トレーを水平方向に押し出して供給可能とすることが好ましい。
また、上方狭持部は、底面支持部の一辺と同じくする水平長さを有し、固定する第1の上方狭持部と、幅方向に移動可能な第2の上方狭持部とを有し、前記第2の上方狭持部の下端よりトレー側に向けて突出する上方補助部を、前記水平長さに渡り形成したことが好ましい。
また、第2の上方狭持部とトレーの長手方向反対側の位置にある第1の下方狭持部の上端よりトレー側に向けて突出する下方補助部を、下方狭持部の水平長さに渡り形成したことが好ましい。
また本発明のトレー供給装置を用いたトレー供給方法は、フランジを有するトレーを積層したトレー群から単一のトレーを抜き出して、供給位置に供給するトレー供給方法であって、上下高さ方向に積層したトレー群の最下位のトレーを下方から支持する底面支持部と、前記トレー群のフランジ端を挟持し相対的に離間可能な上方狭持部と下方狭持部とを有する狭持部と、前記トレー群から分離した前記最下位のトレーを前記供給位置に供給する供給移動部とからなり、前記底面支持部を上昇位置に位置させて前記最下位のトレーを下方から支持する第1ステップと、前記第1ステップの状態から前記下方狭持部により前記最下位のトレーを狭持する第2ステップと、前記第2ステップの状態から前記上方狭持部により第2位のトレーを含むトレー群の一部を狭持する第3ステップと、前記第3ステップの状態から前記底面支持部と前記下方狭持部で狭持した前記最下位のトレーとを下降させることで、前記トレー群より前記最下位のトレーを分離する第4ステップと、前記第4ステップの状態から前記下方狭持部による狭持を解除して前記供給移動部により前記最下位のトレーを前記供給位置まで押し出す第5ステップを有することを特徴とする。
また、第5ステップの状態から底面支持部を、最下位のトレーをトレー群より分離して供給した後に新たに最下位のトレーとなる第2位のトレーからトレー1枚分低い位置とする上昇位置に上昇させ、上方狭持部の狭持を解除して前記トレー群を前記底面支持部に落下させる第6ステップを有することが好ましい。
また、上方狭持部は、固定する第1の上方狭持部と、幅方向に移動可能な第2の上方狭持部とを有し、下方狭持部は、幅方向に移動可能な第1の下方狭持部と第2の下方狭持部とを有し、第5ステップにおいて、前記第1の下方狭持部をトレーの狭持する状態を維持し、前記第2の下方狭持部を下降位置に到達するとに離間させ、前記第1の下方狭持部を接近位置にある状態で前記供給移動部により供給位置に前記トレーを押し出して供給することが好ましい。
請求項1に記載の発明により、トレーのフランジ端を挟持することにより、トレーを変形させずに挟持し、トレーの収容部分の様々な形態に対応して、トレー群から最下位のトレーを分離して供給できる装置を提供することができる。
請求項2に記載の発明により、底面支持部が収容スペースの水平長さの半分以上の水平長さを一辺とする方形板であって、下方挟持部が底面支持部の一辺と水平長さを同じくすることにより、様々なトレー形態であっても約半分以上の底面を支持することができ、底面が支持された部分のフランジ端を保持することができる。これにより、様々な形態のトレーであっても安定的にトレー群から離間して供給することが可能になる。
請求項3に記載の発明により、底面支持部により下降させて供給移動部により供給位置に押し出す際に、第1の下方狭持部が接近位置にいる状態を維持している。供給移動部の押出しにおいて、第1の下方狭持部がガイドとして機能し、供給位置へ正確に押し出すことが可能になる。
請求項4に記載の発明により、上方狭持部の一方である第2の上方狭持部の下端よりトレー側に向けて板状の上方補助部が形成されることで、上方狭持部が第2位以上のトレーを狭持するに際し、積層されたトレーのうち最下位と第2位のトレーの間(フランジ端の間)に上方補助部を挿し入れて、最下位のトレーを分離しやすくするとともに、第2位のトレーを保持し易くしている。
請求項5に記載の発明により、下方狭持部の一方である第1の下方狭持部の上端よりトレー側に向けて板状の下方補助部が形成されることで、積層されたトレーのうち最下位と第2位のトレーの間(フランジ端の間)に下方補助部を挿し入れて、最下位のトレーを分離しやすくすることができる。また、第2の上方狭持部とトレーの長手方向反対側の位置にある第1の下方狭持部に下方補助部が形成されることで、トレーの長手方向の両側に補助部が存し、分離する方と保持する方の両方を補助しつつ両者の厚みが上下方向に連続せず積層されたトレー群のバランスを崩すこともない。
請求項6に記載の発明により、トレーのフランジ端を挟持することにより、トレーを変形させずに挟持し、トレーの収容部分の様々な形態に対応して、トレー群から最下位のトレーを分離して供給できる方法を提供することができる。
請求項7に記載の発明により、狭持部が積層したトレー群の最下位のトレーを狭持する下方狭持部と、最下位のトレーよりも上方に積層した複数のトレーを狭持する上方狭持部とを有することで、トレー群から最下位のトレーを容易に分離することが可能となり、トレーの収容部分の様々な形態に対応して分離供給することが可能になる。
請求項8に記載の発明により、底面支持部により下降させて供給移動部により供給位置に押し出す際に、第1の下方狭持部が接近位置にいる状態を維持していることで、供給移動部の押出しにおいて、第1の下方狭持部がガイドとして機能し、供給位置へ正確に押し出すことが可能になる。
本発明の第1の実施形態に係るトレー供給装置及び食肉盛付装置全体の斜視図である。 図1の矢印線Aから見た状態のトレー供給装置の全体図である。 本発明の実施に用いるトレーの一例であって、(a)は一般的なトレーの斜視図、(b)は(a)と異なる収容部分をもつトレーの斜視図である。 図1の矢印線Bから見た状態のトレー供給装置の底面支持部の下降位置と供給位置を示す一部拡大斜視図である。 第1の実施形態に係るトレー供給装置の供給動作の模式的な説明図であり、(a)が初期状態の第1ステップの状態、(b)が下方狭持部により最下位のトレーを挟持した第2ステップの状態である。 供給動作の模式的な説明図であり、(a)がトレー群を上方狭持部により挟持した第3ステップの状態であり、(b)が最下位のトレーを分離して下降する途中の第4ステップの状態である。 供給動作の模式的な説明図であり、(a)が下降位置に到着する寸前の第5ステップの状態であり、(b)が下降位置に到着して盛付位置にトレーを供給する第5ステップの状態である。 供給動作の模式的な説明図であり、底面支持部を新たな最下位のトレーから1枚分下がった上昇位置に配置した第6ステップの状態である。 第2の実施形態に係る第2の上方狭持部に情報補助部を設けたトレー供給装置の供給動作の模式的な一部拡大説明図であり、(a)が第2ステップの状態、(b)が第3ステップの状態である。 上方狭持部の上方補助部の実施形態を示すものであって、(a)が一の実施形態、(b)がその他の実施形態を示すものである。 下方狭持部の下方補助部の一例を示す一部拡大説明図である。
本発明の実施形態について、図面に基づいて詳細に説明する。第1の実施形態のトレー供給装置1は、図1に示すように、食肉盛付装置2の側方に位置し、コンベヤ3で搬送される肉群4を把持して供給位置61に供給されたトレー11に盛り付けるものに使用される。ただし、本発明のトレー供給装置1は、食肉盛付装置2に限らず、積層されたトレー群10から最下位のトレー11aを分離して供給する場合に(図2参照)、他の装置にも転用することができる。なお、図1のコンベヤ3の中央付近の上方に位置する側壁5、5に囲まれた部分にトレー供給装置1が配置される。
本実施形態のトレー供給装置1は、図2に示すように、上下方向に積み重ねて積層した複数のトレー11、11からなるトレー群10から、最下位のトレー11aを両側から挟むことで狭持し、トレー群10から当該最下位のトレー11aを分離して移動させ、その後に最下位のトレー11aの一つ上の第2位のトレー11bを順に分離し、トレー11を1枚ずつ供給位置61に供給するものである。なお、図2は、最下位のトレー11aが既にトレー群10から分離されている状態を示している。
本実施形態で説明するトレー11の具体的形態は、図3(a)に示すように、四隅を丸めた四角形状の外縁を有するフランジ12と、フランジ12の内端から下方へ凹む収容部分13を有するもので、発泡樹脂製としている。フランジ12の外方端(フランジ端12a)は、若干下方へ湾曲させており、フランジ12の肉厚よりもフランジ端12aが厚い上下幅を有している。トレー11は収容物を載置可能な寸法の底部と、底部の外周から傾斜して立ち上がる壁部とからなる箱型形状となる。例えば前後方向の寸法を120~280mmとし、左右方向の寸法を196~220mmとし、深さを20~35mmとして、長方形状または正方形状としているものが多い。
箱壁は底部に直交して立ち上がる垂線から側方側に傾斜した角度を20度以上とし、図3(a)のトレー11は30~40度程度(37度)としているが、図3(b)のトレーは箱壁が略垂直なものであり、フランジ端12aは一定であるが、トレー11の収容部分13の形態は様々な形態を有する。本発明はフランジ端12aが一定であることに着目して、様々な形態のトレー11に対応してトレー群10から単一のトレー11を供給する装置を提供するものである。なお、本発明のトレー供給装置は発泡樹脂製の食品包装用のトレーを好適に供給することができ、特にスーパーマーケット等で用いられる食肉盛付用のトレーが最適に供給することが可能になる。
本実施形態のトレー供給装置1の収容スペースWを図2、図4により説明する。収容スペースWは、上方が側壁5、5に囲まれた領域であり(図1参照)、図4に示すように、下方は奥壁6以外が開放されているもので、水平方向W1と、幅方向W2とからなる平面収容領域を有し、これに図2に示す上下高さ方向W3を加えた領域である。なお、図2は図1の奥壁6を外して奥壁側から供給位置61に向けて見た状態(矢印方向A)を示すものである。図4に示す水平方向W1に沿った長さを水平長さ、幅方向W2に沿った長さを幅長さとし、図2に示す上下高さ方向に沿う長さを上下長さとする。
本実施形態のトレー供給装置1は、図2に示すように、トレー群10の両側方を狭持部で保持している。本実施形態では狭持部が、トレー群10のうち最下位のトレー11aを狭持する下方狭持部31、32と、最下位のトレー11aより上方(第2位以上)を保持する上方狭持部21、22とを有する。また、トレー群10のうち最下位のトレー11aを下から支持する底面支持部41を有し、さらに、底面支持部41から最下位のトレー11aを供給位置61へ供給する供給移動部51を有する。
上方狭持部21、22は、上下に積層されたトレー群10のうち、上下高さ方向(積層方向)のうち下方部分のトレー群10であって、第2位のトレー11bよりも上方のトレー群10を両側から挟み持つ部材である。第2位のトレー11bとは、上下高さ方向に積層されたトレー群10のうち、離間する対象の最下位のトレー11aの1つ上に積層されたトレーをいう。本実施形態では固定された第1の上方狭持部21と、水平方向に移動自在とする第2の上方狭持部22とからなる。
上方狭持部21、22の下方部位は、いずれもフランジ12の外方端部(先端)であるフランジ端12aに沿って長手方向の全長に沿うように長い平面状の板面(当接面)を有する。板面の上下高さ方向の寸法が単一のトレー11のフランジ端12aの肉厚(上下幅)よりも長く形成され、本実施形態では第2位のトレー11bを含む7~8枚を積層したフランジ端12aの肉厚と同程度の長さとしている。そのため、本実施形態においては、上下高さ方向に積層されたトレー群10のうち、下方の7~8枚のフランジ端12aを狭持して、トレー群10を狭持して保持している。上方挟持部21、22の水平長さ(図2の奥行方向長さ)は、後述の下方挟持部31、32の水平長さと同じくしている。
上方狭持部21、22の具体的形態について説明する。第1の上方狭持部21、第2の上方狭持部22は、いずれも折曲された板状態からなるものである。第1の上方狭持部21は、上方部位が収納スペースを形成する側壁5(若しくは壁部23)にボルト止めされて接続され、中央部位が内方側に二度折曲して段を形成し、下方部位がトレー群10に当接する当接面を形成している。
移動可能な第2の上方狭持部22は、トレー群10のフランジ端12aから幅方向へ接離可能に移動できるように、移動部24に接続されている。移動部24は、本実施形態ではエアピストンを駆動源として弾性的に移動させるもので、図示しない制御部により制御されるものであるが、幅方向の移動手段であればその他の移動手段であってもよい。本実施形態に示す上方狭持部21、22は、第1の上方狭持部21が固定されており、第2の上方狭持部22が幅方向へ接離可能に移動可能としている。ただし、本実施形態に限定されず、上方狭持部21、22のいずれもが接離可能に移動可能にしてもよい。
図2に示すように、下方狭持部31、32は、上方狭持部21、22から離間して、最下位のトレー11aをトレー群10より分離可能とするものである。下方狭持部31、32は、最下位のトレー11aのフランジ端12aを左右方向から挟持する当接面を有する一対の板状部材からなり、一対の挟持部31、32によりトレー11aの形状を保ちながらトレー11aを挟持可能としている。つまり一対の下方挟持部31、32はトレー11aを後述する底面支持部41で支持しているため、トレー11aを変形させずに形状を保てる程度、上下移動においてトレー11aが不意の移動をせず、トレー群10から分離できる程度の力加減で挟持可能とし、本実施形態ではエアピストンを駆動源として弾性的に押圧、挟持する。
図4に示すように、一対の下方挟持部31、32は、底面支持部41の一辺と同じくする水平長さを有する。本実施形態の底面支持部41は水平方向W1を長手方向とする一辺を有する方形状の板状体からなる。底面支持部41の水平方向の一辺となる水平辺41a、41aは、収容スペースWの水平方向長さの2分の1以上の長さを有するものであり、実際には奥壁6の近くに至る6分の5程度の長さを有する。下方挟持部31、32の当接面の水平長さも、底面支持部41の水平方向の一辺となる水平辺41a、41aと同じくする水平長さを有するが、この同じくするとは、完全に同一長さのみを指すものではなく、水平辺41a、41aの80乃至120%程度の範囲の長さも含む。本実施形態では、方形板の底面支持部は四つ角が丸められているが、この角の丸めた部分を除いた水平辺41a、41aの水平長さと、下方挟持部31、32の水平長さを同程度の長さとしている。底面支持部41と下方挟持部31、32が上記水平長さを有することにより、収容スペースWに収容されたトレーの大きさや形態に応じて、少なくとも2分の1以上の水平長さの部分を下から底面支持部41、側方から下方挟持部31、32が支持するため、安定的に最下位のトレー11aを支持することができる。また、この当接面は上下高さ方向の寸法がフランジ端12aの上下高さ方向の寸法(肉厚)に対応する長さ、より好ましくは当接面の上下長さがフランジ端12aの肉厚よりも長く形成されることが好ましい。
また、フランジ12の左右それぞれの縁全体に外側から当接可能としているが、当接面の上下高さ方向寸法は積層された他のトレー11、第2位のトレー11bに干渉しない程度としている。なお、図5乃至図8において、下方狭持部31、32は図面の明瞭性の観点から上下方向寸法を大きくして表示している。このように、下方挟持部31、32の当接面がフランジ端12aの肉厚より厚く、フランジ端12aの左右長さよりも長く形成されることにより、トレー11を変形しない程度でトレー11の不意な移動を抑制する程度で保持することで、様々な形態のトレー11に対応し、安定して手早くトレー11を供給できる供給装置とすることができる。
図2に示すように、一対の下方挟持部31、32は、後述する底面支持部41とともに上下高さ方向に移動可能としている。さらに下方狭持部31、32は幅方向に移動して第1の下方狭持部31と相対的に接近、離間自在としている。一対の下方挟持部31、32は、接近してフランジ端12aに当接する接近位置と、離間して挟持を解いた離間位置とに移動により切換自在としている。
本実施形態では、エアピストンを駆動源とする幅方向移動機構33を備えることで接近位置と離間位置とを切り換えている。下方挟持部31、32は、相対的に接近してフランジ端12aを狭持する接近位置と、相対的に離間してフランジ端12aから離間する離間位置とに移動自在としている。その他の実施形態として、一方の下方挟持部32のみが移動して接近、離間するものであってもよい。
また、図2に示すように、下方挟持部31、32は上下方向に昇降自在とし、収容スペースWを底面支持部41とともに移動自在としている。第1の下方狭持部31と第2の下方狭持部32は、当接面から下方に折曲する板状体であり、折曲した当接部分の反対の端部が底面支持部41を上下に移動させる移動機構42に接続され、底面支持部41とともに昇降しつつ、幅方向の移動を可能にしている。
次に底面支持部41について説明する。底面支持部41は、図2、図4に示すようにトレー11aを載置可能な上面を有する板状体からなり、上面を収容スペースの下側開口付近に位置している。底面支持部41は最下位のトレー11aの底部に当接して下方から支持することにより、トレー11aを載置、保持可能としている。また最下位のトレー11aを介してトレー群10を下方から支持可能としている。
底面支持部41は、上記のとおり底面支持部41の水平方向W1の一辺となる水平辺41a、41aは、収容スペースWの水平方向長さの2分の1以上の長さを有するものであり、実際には奥壁6の近くに至る6分の5程度の長さを有する。一方、水平方向と直交する幅方向W2の辺となる幅辺41b、41bは、水平辺41a、41aより短く、一方緒幅辺41bの直近に供給位置61としている。水平辺41aと幅辺41bとの接点は角を丸めたアール状に形成されている。底面支持部41は、上下高さ方向の移動機構(図示しない)に接続され、上下方向に昇降自在とし、収容スペースを上下高さ方向に往復移動する。底面支持部41は、トレー群10に含まれる(分離していない)最下位のトレー11aを支持可能とする上昇位置と、分離した最下位のトレー11aを供給位置61に移動可能とする下降位置とを昇降により切換自在としている。
下降位置は、図4に示すように、底面支持部41の上平面が供給位置61と同一平面上としている。同一平面とは、完全に同一高さのみを指すものではなく、トレー11aの厚さ程度に供給位置61よりも高い若しくは低い場合も含む。つまり、下降位置において、底面支持部41は所定の凹みに嵌まり込むようになり、載置されたトレー11aは、供給移動部51により供給位置61に押し出される。供給移動部51は水平方向に移動自在とした板状体からなる。供給移動部51は、第2の下方狭持部32の奥側に移動機構52を有し、この移動機構52から下降位置において第2の下方狭持部32を乗り越えるように下向き略コの字状に形成され、先端の平面部分がトレー11aの前方に向けて板面を有し、この板面をトレー11aのフランジ12に当接可能としている。
供給移動部51は、待機位置と押出し位置とを移動し、当該移動時にトレー11aを底面支持部41から供給位置61に移動させる。待機位置とは、供給位置61から底面支持部41や第2の下方狭持部32の方向で、両部を越えた位置に位置し、底面支持部41や下方狭持部32の昇降に障害とならないようにしている。押出し位置は、本実施形態では底面支持部41と供給位置61との間としている。この形態により、供給移動部51が底面支持部41と下方狭持部32の昇降に障害とならず、押出し移動に際しても底面支持部41と下方狭持部32に障害とならないようにしている。
トレー供給装置1による供給動作を、図5乃至図8に示す模式的な動作説明図に基づき、最下位のトレー11aとその上の第2位のトレー11bを例示して説明する。なお、上記図5乃至図7では供給移動部51を図示していない。
(第1ステップ)
第1ステップとなる初期状態は、図5(a)に示すように、底面支持部41を上昇させて上昇位置に位置させトレー群10の最下位のトレー11aを下方から支持した状態である。なお、当該初期状態は連続するトレー供給の一つの状態である。第2の上方狭持部22はトレー群10から離れた状態の離間位置に位置し、第1の上方狭持部21は固定されているため、接近位置のままである。また、下方狭持部31、32はトレー11aから離れた状態の離間位置に位置している。初期状態は、底面支持部41の上昇位置が上方狭持部21、22により最下位のトレー11aの一つ上となる第2位のトレー11bのフランジ端12aを狭持し得る位置となる。
(第2ステップ)
第2ステップは、第1ステップから分離するトレー11aを狭持するステップである。下方狭持部31、32が相対的に接近して接近位置となり、図5(a)に示す状態から、図5(b)に示すように、トレー群10の最下位のトレー11aをフランジ端12aの形状を維持して挟持する。第1の下方狭持部31及び第2の下方狭持部32を離間位置から接近位置まで移動させる。これにより、下方狭持部31、32により、最下位のトレー11aのみを狭持する。
(第3ステップ)
第3ステップは、第2ステップから上方狭持部21、22によりトレー群10を狭持するステップである。図5(b)に示す状態から、図6(a)に示すように、幅方向W2(図4参照)に移動自在とする第2の上方狭持部22をトレー11側に移動させ接近位置に位置させる。この移動により、上方狭持部21、22で、トレー群10の最下位のトレー11aの一つ上となる第2位以上のトレー11b、11を狭持し、トレー群10を狭持する。
(第4ステップ)
第4ステップは、第3ステップから最下位のトレー11aを分離させるステップである。図6(a)に示す状態から、図6(b)に示すように、下方狭持部31、32が最下位のトレー11aを挟持し、上方狭持部21、22が最下位より1枚分上の第2位のトレー11b及びトレー群10を狭持した状態で、底面支持部41と下方狭持部31、32とがともに下降する。この下降によって、最下位のトレー11aは形状を保ちつつ下方狭持部31、32によりトレー群10から分離して第2位のトレー11bよりも下方に抜き出される。
(第5ステップ)
第5ステップは、底面支持部41の下降が所定の下降位置に到達し、下方狭持部31、32による狭持を解除するステップである。図6(b)に示す状態から、図7(a)に示すように、底面支持部41が下降し、最下位置となる下降位置に到着する寸前で、下方狭持部31、32のうち第2の下方狭持部32を接近位置から離間位置へ移動させ、一方のみトレー11aの挟持を解く。この下降位置に到達する寸前で第2の下方狭持部32のみを離間させることで、下方狭持部31、32の解除時に当接面の摩擦によりトレー11aが変形移動することを防ぐことができる。つまり、底面支持部41が下降位置に到達した後に下方狭持部31、32の両方を離間位置に移動させると、当接面の摩擦力によりトレー11aが底面支持部41のテーブル上で若干回転したり、一方に寄るように移動したりすることを防ぐことができる。
底面支持部41は、下方支持部31、32による挟持を解いた後も下降し続け、底面支持部41が搬送部の上面(供給位置61)と略同じ高さとなる下降位置に到着するまで下降する。さらに図7(b)に示すように供給移動部(図3、4参照)により、下降位置に到達し、狭持を解除されたトレー11aを押し出して、供給位置61に供給する。このとき第1の下方狭持部31が離間位置になく、接近位置にあることから、トレー11aの押出し時にガイドの役割を果たし、トレー11aの供給が円滑になされる。
(第6ステップ)
第6ステップは、最下位のトレー11aを供給位置61に搬送したのちに、底面支持部41を上昇させ、新たなトレーの供給準備をするステップである。供給位置61にトレー11aを供給すると、図7(b)に示す状態から、図8に示すように、底面支持部41と、離間位置にある第2の下方狭持部32と、接近位置にある第1の下方狭持部31とがともに上昇して、上昇位置に位置する。底面支持部41の上昇は、最下位のトレー11aが分離された後、新たに最下位となるトレー11bの底面に向けて上昇する。上昇動作を止める上昇位置は、新たな最下位のトレー11bの底面から1枚分下がった位置となる。底面支持部41が上昇位置に到着すると、第1の下方狭持部31が幅方向W2(図4参照)に移動して離間位置に位置する。なお、供給移動部51は、底面支持部41の上昇後に押出し状態から元の状態に戻る。
底面支持部41が上昇位置に位置し、第1の下方狭持部31が離間位置に位置すると、第1の上方支持部22が幅方向W2(図4参照)に移動して離間位置となり、トレー群10の狭持が解除され、トレー群10がトレー11bの1枚分、底面支持部41に落下する。この状態で図5(a)に示す初期状態となる。供給動作は設定数の供給動作が完成するなどの条件を満たすまで繰り返し行われる。
第2の実施形態に係るトレー供給装置1は、図9、図10、図11に示すように、トレーを両側から狭持する狭持部について、トレー群10から分離し、保持することを補助するための補助部を有するものである。以下、第1の実施形態との相違点のみを説明する。
第2の上方狭持部22は、下端からトレー11側に突出する上方補助部29を有している。上方補助部29は、上方補助部29の下面と第2の上方狭持部22の下面とが連続する同一面となるように、第2の上方狭持部22からトレー11側に向かって突出した形態である。上方補助部29は、上方狭持部22の水平方向W1の長さと同じ長さを有し、フランジ端12aに沿って長手方向の全長に渡って長い板形状とし、板の肉厚(上下幅)は積層されたトレーのフランジ端12a間よりも薄く、フランジ端12aの肉厚の半分程度の厚さとしている。上方補助部29はトレー11よりも強度が高い鋼板により形成することを好適としている。
上方補助部29の形態は、図9に示すように、第2の上方狭持部22の下端が突出する一体的な形態であるほか、図10(a)に示すように、上方狭持部22の下面にトレー側に突出する板状部材を配置する形態や、図10(b)に示すように、L字型の板状部材をトレー側に突出するように上方狭持部の下面に配置する形態であってもよい。また、上方補助部29は、トレー側に突出する形態であり、突出部分の上平面にフランジ端12aが載る形態であることが好ましく、上方狭持部22の下端面から連続するように突出する形態や突出長さはトレーのフランジ端から周囲壁に至る長さよりも若干長いことが好ましい。
図9、図10に示すように、上昇位置の底面支持部41により最下位のトレー11aを支持した状態では、上方補助部29の上平面が第2位のトレー11bのフランジ端12a下面よりも上方に位置している。第3ステップでは上方狭持部21、22が当接面により挟持する前に、上方補助部29が最下位のトレー11aと第2位のトレー11bとの間に挿入される。このとき、上方補助部29の先端が第2位のトレー11bの収容部分13の周囲壁の外側に接し、第2位のトレー11bを押し上げることができる。つまり、トレーの周囲壁は上方から斜め下方に滑らかに傾斜するものが多く、上方補助部29が周囲壁に接触して押し付けると、トレーを若干上方に押し上げる作用をする。そのため、最下位のトレー11aを下方狭持部31、32が狭持して下方に抜き出す際に、第2位のトレー11bと分離容易にし、第2位のトレー11bが追随することを抑制する。これに加え、上方補助部29により第2位のトレー11bのフランジ部分を下方から支持することとなり、安定的に第2位以上のトレーを保持することが可能になる。トレーの形態によっては周囲壁に接触しない場合もあるが、その場合には第2位のトレー11bを押し上げることはないものの、最下位のトレー11aの抜き出しに際して第2位のトレー11bの追随を防止することで結果的に最下位のトレー11aと第2位のトレー11bとの分離を容易にしている。
また、図11に示すように、最下位のトレー11aと第2位のトレー11bとの分離を容易にするため、下方狭持部31、32のうち第1の下方狭持部32の上面とが連続する同一面となるようにトレー側に突出する下方補助部39を用いることが好ましい。また、下方補助部39が上方狭持部21、22、上方補助部29と同じく、水平方向W1の長さと同じ長さを有し、フランジ端12aに沿って長手方向の全長に渡って長い板形状とし、板の肉厚(上下幅)は積層されたトレーのフランジ端12a間よりも薄く、フランジ端12aの肉厚の半分程度の厚さとしている。その他、図9や図10と同じ形態を下方補助部39に用いることも可能であり、上方補助部29と同じく突出長さをトレーのフランジ端から周囲壁に至る長さよりも若干長くすることが好ましい。
さらに、図11に示すように、本実施形態の下方補助部39は、第1の下方狭持部31の上端から連続するように突出して形成されている。上方補助部29は図9、図10の図面上でトレーの左側となる第2の上方狭持部22に形成されているが、下方補助部39は図面上でトレーの右側に配置され、トレーの長手方向の両側に各々配置され、上方補助部29と下方補助部39が垂直方向(上下)において同一方向側に配置されていない。これは、トレーの長手方向の両側に補助部が存し、分離する方と保持する方の両方を補助しつつ両者の厚みが上下方向に連続せず積層されたトレー群10のバランスを崩すこともない。
また、下方補助部39を有することにより、最下位のトレー11aが供給移動部51で供給するに際し、下方補助部39も上下のガイドの役割をして、供給に際して上下にバウンドしたりすることを防ぎ、安定的に供給させることが可能になる。
1…トレー供給装置、10…トレー群、11…トレー、11a…最下位のトレー、11b…第2位のトレー、12…フランジ、12a…フランジ端、21…第1の上方狭持部(狭持部)、22…第2の上方狭持部(狭持部)、29…上方補助部、31…第1の下方狭持部(狭持部)、32…第2の下方狭持部(狭持部)、39…下方補助部、41…底面支持部、51…供給移動部、61…供給位置、W…収容スペース、W1…水平方向、W2…幅方向、W3…上下高さ方向。

Claims (8)

  1. フランジを有するトレーを積層したトレー群から単一のトレーを抜き出して、供給位置に供給するトレー供給装置であって、
    上下高さ方向に積層したトレー群の最下位のトレーを下方から支持して昇降する底面支持部と、前記トレー群のフランジ端を挟持し相対的に離間可能な狭持部と、前記トレー群から分離した前記最下位のトレーを供給位置に供給する供給移動部とからなり、
    前記狭持部は、前記最下位のトレーを狭持する下方狭持部と、少なくとも第2位のトレーを含む前記トレー群を狭持する上方狭持部と、を有し、
    前記下方狭持部が前記上方挟持部に対して離間することにより、前記最下位のトレーを前記トレー群から分離することを特徴とするトレー供給装置。
  2. トレー群を収容可能な領域を有する収容スペースを有し、
    底面支持部は、前記収容スペースの水平方向の水平長さの2分の1以上の長さを一辺とする方形状の上平面を有する板状体であって、
    下方挟持部は、前記底面支持部の一辺と同じくする水平長さを有することを特徴とする請求項1に記載のトレー供給装置。
  3. 下方狭持部は、幅方向に移動可能な第1の下方狭持部と第2の下方狭持部とを有し、最下位のトレーを狭持して底面支持部とともに昇降可能とするものであって、
    前記底面支持部の下降位置において前記第1の下方狭持部を前記トレーの狭持する状態を維持し、前記第2の下方狭持部を水平方向と直交する幅方向に離間させた状態で、供給移動部により供給位置に前記トレーを水平方向に押し出して供給可能とすることを特徴とする請求項2に記載のトレー供給装置。
  4. 上方狭持部は、底面支持部の一辺と同じくする水平長さを有し、固定する第1の上方狭持部と、幅方向に移動可能な第2の上方狭持部とを有し、
    前記第2の上方狭持部の下端よりトレー側に向けて突出する上方補助部を、前記水平長さに渡り形成したことを特徴とする請求項2または3に記載のトレー供給装置。
  5. 第2の上方狭持部とトレーの長手方向反対側の位置にある第1の下方狭持部の上端よりトレー側に向けて突出する下方補助部を、下方狭持部の水平長さに渡り形成したことを特徴とする請求項2、3または4のいずれか一項に記載のトレー供給装置。
  6. フランジを有するトレーを積層したトレー群から単一のトレーを抜き出して、供給位置に供給するトレー供給方法であって、
    上下高さ方向に積層したトレー群の最下位のトレーを下方から支持する底面支持部と、前記トレー群のフランジ端を挟持し相対的に離間可能な上方狭持部と下方狭持部とを有する狭持部と、前記トレー群から分離した前記最下位のトレーを前記供給位置に供給する供給移動部とからなり、
    前記底面支持部を上昇位置に位置させて前記最下位のトレーを下方から支持する第1ステップと、
    前記第1ステップの状態から前記下方狭持部により前記最下位のトレーを狭持する第2ステップと、
    前記第2ステップの状態から前記上方狭持部により第2位のトレーを含むトレー群の一部を狭持する第3ステップと、
    前記第3ステップの状態から前記底面支持部と前記下方狭持部で狭持した前記最下位のトレーとを下降させることで、前記トレー群より前記最下位のトレーを分離する第4ステップと、
    前記第4ステップの状態から前記下方狭持部による狭持を解除して前記供給移動部により前記最下位のトレーを前記供給位置まで押し出す第5ステップを有することを特徴とするトレー供給装置を用いたトレー供給方法。
  7. 第5ステップの状態から底面支持部を、最下位のトレーをトレー群より分離して供給した後に新たに最下位のトレーとなる第2位のトレーからトレー1枚分低い位置とする上昇位置に上昇させ、
    上方狭持部の狭持を解除して前記トレー群を前記底面支持部に落下させる第6ステップを有することを特徴とする請求項6に記載のトレー供給装置を用いたトレー供給方法。
  8. 上方狭持部は、固定する第1の上方狭持部と、幅方向に移動可能な第2の上方狭持部とを有し、
    下方狭持部は、幅方向に移動可能な第1の下方狭持部と第2の下方狭持部とを有し、
    第5ステップにおいて、前記第1の下方狭持部をトレーの狭持する状態を維持し、前記第2の下方狭持部を下降位置に到達すると離間させ、前記第1の下方狭持部を接近位置にある状態で前記供給移動部により供給位置に前記トレーを押し出して供給することを特徴とする請求項6または7に記載のトレー供給装置を用いたトレー供給方法。
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