JP2022006690A - 金属配線の形成方法及び成膜装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】信頼性の高い金属配線を形成する方法、及び該金属配線を形成する成膜装置を提供する。【解決手段】上記目的を達成するため、本発明の一形態に係る金属配線の形成方法では、減圧雰囲気下で、アルミニウムを含む第1金属材料及び銅を含む第2金属材料をそれぞれ少なくとも1回、基板に入射させることにより、上記基板にCuAl2合金を含む金属配線が形成される。このような金属配線の形成方法によれば、アルミニウムを含む第1金属材料及び銅を含む第2金属材料をそれぞれ少なくとも1回、基板に入射されるので、基板に信頼性の高いCuAl2合金を含む金属配線が形成される。【選択図】図1

Description

本発明は、金属配線の形成方法及び成膜装置に関する。
半導体デバイスの微細化に伴い、金属配線パターンが微細化は益々進行している。従来のデュアルダマシン法を用いた、バリア膜形成、シード層形成、及びCu鍍金等の製造プロセスでは、微細配線パターンに対する良好なカバレッジ特性を得るのが難しくなっている。また、配線パターンが微細になるほど、金属配線中のバリア膜の体積割合が大きくなり、金属配線の抵抗が増加する場合がある。
このような状況の中、バリア層、シード層を必要とせず、微細な金属配線パターンの埋め込み特性に優れたCuとAlとを含む合金を用いる技術が注目されている(例えば、非特許文献参照)。
"CuAl2 thin films as a low-resistivity interconnect material for advanced semiconductor", Journal of Vacuum Science & Technology B 37, 031215 (2019)
しかしながら、CuとAlとを含む合金は、CuとAlとの比率に応じて、例えばα相を形成したり、あるいはη相を形成したりする。α相が金属配線に混在すると、エレクトロマイグレーション耐性が低いため、配線断線を引き起こす可能性がある。一方、η相が金属配線に混在すると、金属配線の抵抗増加を引き起こす可能性がある。従って、これらの相は極力、その形成を抑える必要がある。
以上のような事情に鑑み、本発明の目的は、上記の相の形成を抑制し、信頼性の高い金属配線を形成する方法、及び該金属配線を形成する成膜装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の一形態に係る金属配線の形成方法では、減圧雰囲気下で、CuAl合金でありAl含有率が化学量論組成CuAlのAl含有率よりも多い第1金属材料及びCuAl合金でありCu含有率が化学量論組成CuAlのCu含有率よりも多い第2金属材料をそれぞれ少なくとも1回、基板に入射させることにより、上記基板にCuAl合金を含む金属配線が形成される。
このような金属配線の形成方法によれば、アルミニウムを含む第1金属材料及び銅を含む第2金属材料をそれぞれ少なくとも1回、基板に入射されるので、基板に信頼性の高いCuAl合金を含む金属配線が形成される。
上記の金属配線の形成方法においては、上記第1金属材料と上記第2金属材料とを上記基板に交互に入射させることにより、上記金属配線を形成してもよい。
このような金属配線の形成方法によれば、第1金属材料と第2金属材料とを基板に交互に入射させるので、信頼性の高いCuAl合金を含む金属配線が形成される。
上記の金属配線の形成方法においては、上記基板を加熱しながら、スパッタリング法によって上記金属配線を形成してもよい。
このような金属配線の形成方法によれば、基板を加熱しながら、スパッタリング法によって金属配線を形成するので、信頼性の高いCuAl合金を含む金属配線が形成される。
上記の金属配線の形成方法においては、上記第1金属材料を第1圧力の減圧雰囲気下で上記基板に入射させ、上記第2金属材料を上記第1圧力とは異なる第2圧力の減圧雰囲気下で上記基板に入射させてもよい。
このような金属配線の形成方法によれば、第1金属材料を第1圧力の減圧雰囲気下で基板に入射させ、第2金属材料を第1圧力とは異なる第2圧力の減圧雰囲気下で基板に入射させるので、信頼性の高いCuAl合金を含む金属配線が形成される。
上記の金属配線の形成方法においては、上記第2圧力を上記第1圧力よりも高く設定してもよい。
このような金属配線の形成方法によれば、第2圧力を第1圧力よりも高く設定するので、信頼性の高いCuAl合金を含む金属配線が形成される。
上記の金属配線の形成方法においては、上記第1金属材料を第1のバイアス電力を上記基板に印加して成膜し、上記第2金属材料を上記第1のバイアス電力とは異なる第2のバイアス電力を前記基板に印加して成膜してもよい。
このような金属配線の形成方法によれば、第1金属材料が第1のバイアス電力を基板に印加して成膜され、第2金属材料が第1のバイアス電力とは異なる第2のバイアス電力を基板に印加して成膜されるので、信頼性の高いCuAl合金を含む金属配線が形成される。
上記の金属配線の形成方法においては、上記第1のバイアス電力を上記第2のバイアス電力よりもよりも高く設定してもよい。
このような金属配線の形成方法によれば、第1のバイアス電力が第2のバイアス電力よりもよりも高く設定されるので、信頼性の高いCuAl合金を含む金属配線が形成される。
上記の金属配線の形成方法においては、上記基板に形成される上記金属配線の成膜源として、CuAl合金ターゲットを用いてもよい。
このような金属配線の形成方法によれば、成膜源として、CuAl合金ターゲットを用いるので、信頼性の高いCuAl合金を含む金属配線が形成される。
上記目的を達成するため、本発明の一形態に係る成膜装置は、真空容器と、成膜源と、制御装置とを具備する。
上記真空容器は、減圧雰囲気を維持することができる。
上記成膜源は、アルミニウムと銅とを基板に向けて出射することができる。
上記制御装置は、成膜条件を変更することにより、アルミニウム及び銅を含む第1金属材料と、アルミニウム及び銅を含み上記第1金属材料に比べてアルミニウムの比率が低く銅の比率が高い第2金属材料とをそれぞれ少なくとも1回、上記基板に入射する制御を行う。
このような成膜装置によれば、アルミニウムを含む第1金属材料及び銅を含む第2金属材料をそれぞれ少なくとも1回、基板に入射されるので、基板に信頼性の高いCuAl合金を含む金属配線が形成される。
上記の成膜装置においては、上記制御装置は。上記第1金属材料と上記第2金属材料とを上記基板に交互に入射させる制御を行ってもよい。
このような成膜装置によれば、第1金属材料と第2金属材料とを基板に交互に入射させる制御を行うため、基板に信頼性の高いCuAl合金を含む金属配線が形成される。
以上述べたように、本発明によれば、信頼性の高い金属配線を形成する方法、及び該金属配線を形成する成膜装置が提供される。
本実施形態の金属配線を形成する成膜装置の一例を示す模式図である。 第1形成方法での金属配線の形成方法を示す模式的断面図である。 第1形成方法での金属配線の形成方法を示す模式的断面図である。 比較例に係る金属配線の形成方法を示す模式的断面図である。 本実施形態の金属配線を形成する成膜装置の別の例を示す模式図である。 第2形成方法での金属配線の形成方法を示す模式的断面図である。 図(a)は、膜Aを300℃で30分間、加熱処理した後の膜Aの表面SEM像であり、図(b)は、膜Bを300℃で30分間、加熱処理した後の膜Bの表面SEM像であり、図(c)は、膜Cの表面SEM像である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態を説明する。各図面には、XYZ軸座標が導入される場合がある。また、同一の部材または同一の機能を有する部材には同一の符号を付す場合があり、その部材を説明した後には適宜説明を省略する場合がある。また、以下に示す数値は例示であり、この例に限らない。
本実施形態の金属配線の形成では、大気圧よりも圧力が低い減圧雰囲気下で、アルミニウムを含む第1金属材料及び銅を含む第2金属材料をそれぞれ少なくとも1回、基板に入射させることにより、CuAl合金を含む金属配線が基板に形成される。
また、本実施形態に係るCuAl合金とは、主成分としてθ相のCuAl合金を有する合金であることを意味する。例えば、本実施形態で形成されたCuAl合金層を元素分析した場合、CuAl(1.7≦Z≦2.3)の銅アルミニウム合金層を意味する。
(第1実施形態)
図1は、本実施形態の金属配線を形成する成膜装置の一例を示す模式図である。
本実施形態で使用される成膜装置200Aとして、スパッタリング成膜装置が例示される。成膜装置200Aは、真空容器201と、ターゲット(スパッタリングターゲット)202と、電源203と、ステージ204と、圧力計205と、ガス供給系206と、ガス流量計207と、排気系208と、制御装置210とを具備する。ステージ204上には、ウェーハ状の基板220が設置されている。基板220は、シリコン等の半導体材を含む。
真空容器201は、排気系208によって減圧雰囲気を維持する。真空容器201は、ターゲット202、ステージ204、及び基板220等を収容する。真空容器201には、真空容器201内の圧力を計測する圧力計205が取り付けられる。また、真空容器201には、放電ガス(例えば、Ar)を供給するガス供給系206が取り付けられる。真空容器201内に供給されるガス流量は、ガス流量計207で調整される。
ターゲット202は、成膜装置200Aの成膜源である。ターゲット202は、アルミニウム銅合金で構成されている。例えば、ターゲット202が真空容器201内に形成されるプラズマによってスパッタリングされると、アルミニウムと銅とがターゲット202から基板220に向けて出射される。
電源203は、ターゲット202に放電電力を供給する。電源203は、DC電源でもよく、RF、VHF等の高周波電源でもよい。ターゲット202に電源203から放電電力が供給されると、ターゲット202のスパッタリング面の近傍にプラズマが形成される。
ステージ204は、ターゲット202に対向する。ステージ204は、基板220を支持する。ステージ204には、温調機構が設けられている。ステージ204には、バイアス電位を印加することが可能になっている。
制御装置210は、成膜装置200Aを制御する。例えば、制御装置210は、電源203の電力、ガス流量計207の開度、ステージ204に印加されるバイアス電力、ステージ204の温度等を制御する。圧力計205で計測された圧力は、制御装置210に送られる。
制御装置210が成膜条件を変更することにより、アルミニウム及び銅を含む第1金属材料と、アルミニウム及び銅を含む別の第2金属材料とを基板220に入射することができる。例えば、ターゲット202として、1つのCuAl合金ターゲットが成膜装置200A内に設置されたとしても、成膜条件を変更することにより、基板220上に第1金属材料と、第1金属材料とは組成比が異なる第2金属材料とを成膜することができる。
ここで、第1金属材料と、第2金属材料とは、基板220に堆積した層の組成比が異なる金属である。例えば、第2金属材料においては、第1金属材料に比べてアルミニウムの比率が低く銅の比率が高い。制御装置210は、第1金属材料及び第2金属材料をそれぞれ少なくとも1回、基板220に入射する制御を行う。
成膜中の真空容器201内の圧力は。例えば、制御装置210がガス流量計207の開度を調整したり、排気系208に設けられたバルブの開度を調整したりすることで、所定値に維持される。
以下、成膜装置200Aによって形成される金属配線の形成方法を説明する。基板220には、室温状態で成膜処理が施され、その後に加熱処理が施されたり、あるいは、成膜処理中に加熱されながら、成膜処理が施されたりする。金属配線の形成条件は、制御装置210によって自動的に制御される。また、第1実施形態では、成膜源として1つの銅アルミニウム合金ターゲットが用いられる。以下、銅アルミニウム合金は、CuAl合金とする。CuAl合金ターゲットとは、CuAl合金からなってもよく、CuAlと異なる組成をもつ合金からなってもよい。例えばCuの組成は30at%以上40at%以下の範囲でもよく、33.3at%以上38at%以下の範囲であってよい。
(第1形成方法)
第1形成方法では、基板220が200以上400℃以下に加熱されながらスパッタリング成膜処理がなされる。
図2(a)~図3(c)は、第1形成方法での金属配線の形成方法を示す模式的断面図である。図2(a)~図3(c)には、基板220の上層に設けられた開口102に金属配線が形成される様子が示されている。
図2(a)には、金属配線が埋設される絶縁層として、層間絶縁層10が例示されている。層間絶縁層10の表面101には、溝または孔で構成された開口102が形成されている。開口102が溝の場合、溝は、例えば、X軸方向に延在する。また、開口102が孔の場合、孔をZ軸方向から見た外形は、円形状または矩形状である。孔としては、ビアホール等が該当する。開口102は、層間絶縁層10において有底でもよく、無底でもよい。図2(a)では、無底の開口102が例示されている。すなわち、開口102は、層間絶縁層10をZ軸方向に貫通している。
開口102において、底部における幅w1は、例えば、3nm以上30nm以下である。開口端における幅w2は、例えば、5nm以上50nm以下である。開口102の深さは、例えば、10nm以上140nm以下である。開口102は、ストレート型でもよく、底に向かうにつれ幅が広くなったり、あるいは逆に狭くなったりするテーパ型でもよい。
層間絶縁層10の下には、層間絶縁層11が設けられる。層間絶縁層11の内部には、例えば、金属配線層12が設けられている。金属配線層12の一部は、開口102の底部において露出されている。金属配線層12は、例えば、層間絶縁層11の下方に設けられた、トランジスタ、抵抗、コンデンサ、メモリ等(不図示)のいずれかに電気的に接続される。または、金属配線層12の電位は、浮遊してもよい。なお、金属配線層12を取り除き、金属配線層12が層間絶縁層11で置き換えられた構造体も本実施形態に含まれる。この場合、開口102の底部では、層間絶縁層11が露出されることになる。
金属配線層12の材料は、Cu及びAlを含む金属間化合物である。例えば、金属配線層12の材料は、CuAl合金である。ここで、CuAl合金とは、主成分としてθ層のCuAl合金を有する合金であることを意味する。例えば、本実施形態で形成されたCuAl合金層を元素分析した場合、CuAl(1.7≦Z≦2.3)の銅アルミニウム合金層を意味する。また、金属配線層12の材料はコンタクト材料であるW及びCoであることもある。層間絶縁層10、11は、シリコン酸化物を含む。層間絶縁層10、11の材料は、例えば、シリコン酸化物、または、比誘電率3以下のLow-k材(CVD-SiOC、CVD-SiO等)である。
次に、制御装置210によってスパッタリング条件が設定されて、層間絶縁層10の表面101及び開口102に金属材料20A(第1金属材料)が形成される。この状態を図2(b)に示す。金属材料20Aとして、アルミニウム含有率が化学量論組成CuAlのアルミニウム含有率よりも多い金属材料が選定される。例えば、金属材料20Aの化学量論組成は、CuAl(2<x<2.82)で表される。
金属材料20Aは、基板220に成膜される際、例えば、スパッタリング粒子から運動エネルギーを得る。このため、基板220上での金属材料20Aのマイグレーションが促進されて、金属材料20Aの段差被覆性は良好になる。例えば、金属材料20Aは、表面101、開口102の内壁104、及び開口102の底部に沿って形成される。金属材料20Aの厚みは、5nm~50nmに設定される。
次に、制御装置210によって金属材料20Aの成膜条件とは異なるスパッタリング条件が設定され、図2(c)に示すように、層間絶縁層10の表面101及び開口102に金属材料20Aを介して金属材料20C(第2金属材料)が形成される。
例えば、金属材料20Aを第1圧力の減圧雰囲気下で基板220に入射させた場合、金属材料20Cについては、第1圧力とは異なる第2圧力の減圧雰囲気下で基板220に入射される。例えば、第2圧力は、第1圧力よりも高く設定され、第1圧力が、例えば、0.05Pa以上0.15Pa以下ならば、第2圧力は、0.25Pa以上0.35Pa以下に設定される。
ここで、金属材料20Cとしては、銅含有率が化学量論組成CuAlの銅含有率よりも多い金属材料が選定される。例えば、金属材料20Cの化学量論組成は、CuAl(0.6≦y<2)で表される。
また、金属材料20Cは、金属材料20A上に成膜される際、例えば、スパッタリング粒子から運動エネルギーを得る。このため、金属材料20A上での金属材料20Cのマイグレーションが促進されて、金属材料20Cの段差被覆性は良好になる。例えば、金属材料20Cは、金属材料20Aを介して、表面101、開口102の内壁104、及び開口102の底部に沿って形成される。金属材料20Cの厚みは、5nm~50nmに設定される。金属材料20Cの厚みは、金属材料20Aの厚みと異なってもよい。
このように、第1圧力で金属材料20Aのスパッタリング成膜がなされ、続いて、第2圧力で金属材料20Cのスパッタリング成膜がなされる。スパッタリング成膜では、加熱スパッタリングが採用されることから、金属材料20Aの成膜と、金属材料20Aのリフロー処理とが同時に進行し、金属材料20Cの成膜と、金属材料20Cのリフロー処理とが同時に進行する。
ここで、金属材料20A及び金属材料20Cはともに加熱されていることから、金属材料20A上に金属材料20Cが成膜されると、金属材料20Aと金属材料20Cとの反応が起き、安定したθ相であって、化学量論組成CuAlで構成された金属配線20が形成される。この状態を図3(a)に示す。
続いて、金属材料20Aの加熱スパッタリング成膜と金属材料20Cの加熱スパッタリング成膜とが交互になされて、図3(b)に示すように、CuAlで構成された金属配線20が表面101及び開口102に積層される。この後は、図3(c)に示すように、表面101から上方の金属配線20の余剰部分が化学的機械研磨法により除去される。このような方法によって、信頼性の高いθ相のCuAl層(金属配線20)を安定して形成することができる。
本実施形態では、加熱スパッタリングが採用されていることから、基板220上での金属材料20A、20Cのマイグレーションがさらに促進されて、金属配線20の段差被覆性がさらに良好になる。
金属配線20が開口102に形成された後、基板220がin-situによって、例えば、200℃~400℃、好ましくは250℃~350℃で、3分間~60分間、好ましくは20分間~40分間、リフロー処理される。この加熱は、真空容器201内で行われてもよく、真空容器201とは独立したアニール装置で行われてもよい。なお、金属配線20が開口102に形成された後のリフロー処理は、適宜省略することもできる。
上記の例では、成膜時の圧力を変えて金属材料20Aと金属材料20Cとを形成したが、ステージ204に印加するバイアス電力を変えて金属材料20Aと金属材料20Cとを形成してもよく、ステージ204の設定温度を変えて金属材料20Aと金属材料20Cとを形成してもよい。
例えば、ステージ204に第1のバイアス電力を印加して金属材料20Aを基板220に入射させた場合、金属材料20Cについては、第1のバイアス電力とは異なる第2のバイアス電力で基板220に入射させてもよい。例えば、第1のバイアス電力は、第2のバイアス電力よりも高く設定される。
また、金属材料20Aを成膜する成膜装置及び金属材料20Cを成膜する成膜装置のそれぞれのステージ温度は、異なる温度に設定されてよい。例えば、金属材料20Aを成膜する成膜装置のステージの温度は、金属材料20Cを成膜する成膜装置のステージの温度よりも高く設定される。
さらに、金属材料20Aを基板220に入射させる専用の成膜装置と、金属材料20Cを基板220に入射させる専用の成膜装置とをそれぞれ独立して用意してもよい。それぞれの成膜装置は、同様の構成でもよく、それぞれが成膜装置200Aと同様の構成でもよい。これら独立した成膜装置のそれぞれのステージ温度を異なる温度に設定することもできる。
(比較例)
ここで、図4(a)及び図4(b)は、比較例に係る金属配線の形成方法を示す模式的断面図である。
例えば、化学量論組成CuAlのターゲットを用いて、スパッタリング成膜を行う場合、基板に形成される膜の化学量論組成比がターゲットの組成比と同様にCuAl(θ相のCuAl)になるとは限らない。すなわち、減圧雰囲気での成膜プロセスでは、ターゲットの組成比と、膜の組成比とのずれが生じる場合がある。
例えば、CuAlターゲットを用いて所定の成膜条件で成膜を試みた場合、Al含有率が化学量論組成CuAlのAl含有率よりも多い合金層300が基板220に形成される場合がある。この状態を図4(a)に示す。合金層300は、単層である。
この後、合金層300にウェーハプロセスの進行によって熱履歴が施されると、合金層300はCuAl層に比べてAlを多く含むため、例えば、図4(b)に示すように、合金層300中にα相301が析出する可能性がある。このようなAl粒子301が金属配線中に析出すると、例えば、エレクトロマイグレーションによる断線が生じる可能性がある。
一方、合金層300として、Cu含有率が化学量論組成CuAlのCu含有率よりも多い合金層が形成された場合には、熱履歴によってη相のCuAl合金が金属配線中に析出し、配線抵抗の増加をもたらす。従って、比較例では、信頼性の高い金属配線が形成されない可能性がある。
このように、CuAlターゲットを用いて基板上にθ相のCuAl層を形成する最適化条件を探索することは難しく、その最適化条件に成膜条件が縛られることになる。換言すれば、この狭いマージンの条件から成膜条件が逸れた場合、θ相のCuAl層が得られないことになる。
また、θ相のCuAl層を形成する成膜条件ごとにターゲット組成比を変えたターゲットを複数準備する方法がある。しかし、この方法では、複数のターゲットを準備するための試行錯誤を繰り返すこととなり、ターゲットの高コスト化を招来する。
これに対して、本実施形態によれば、θ相のCuAl層を狙って形成する成膜条件に設定する必要がない。また、成膜条件ごとにターゲット組成比を変えたターゲットを準備することを要しない。本実施形態では、CuAlに比べてAlが比較的多い金属材料20Aと、CuAlに比べてCuが比較的多い金属材料20Cとを積層し、金属材料20Aと金属材料20Cとを加熱することで、信頼性の高いθ相のCuAl層(金属配線20)を安定して形成することができる。
また、成膜時のリフロー温度を200℃よりも低く設定すると、金属材料20Aと金属材料20Cとの反応が充分に進行しなくなるので好ましくない。また、リフロー温度を400℃よりも低く設定すると、金属配線20の結晶化が過剰に促進されて、金属配線20の表面粗さ(例えば、Ra)が大きくなるので好ましくない。あるいは、層間絶縁層10がLow-k材で構成されている場合、Low-k材が熱ダメージを受けやすくなるので好ましくない。
また、金属材料20Aと金属材料20Cとの反応を促進するには、金属材料20Aの厚み及び金属材料20Cの厚みが薄いほうが望ましい。例えば、金属材料20Aの厚み及び金属材料20Cの厚みを50nm以下とすることで、よりθ相のCuAlを多く含む金属配線20が形成される。
(第2実施形態)
図5は、本実施形態の金属配線を形成する成膜装置の別の例を示す模式図である。
成膜装置200Bにおいては、スパッタリングターゲットとして、ターゲット202Aと、ターゲット202Cとが設けられている。ターゲット202A、202Cのそれぞれの外周には、防着板211が設けられている。成膜装置200Bは、二元スパッタリング装置(コスパッタリング装置)である。
ターゲット202Aは、アルミニウムで構成されている。ターゲット202Cは、銅で構成されている。例えば、ターゲット202A、202Cが真空容器201内に形成されるプラズマによってスパッタリングされると、ターゲット202Aからは、アルミニウムが基板220に向けて出射され、ターゲット202Cからは、銅が基板220に向けて出射される。
電源203は、ターゲット202A、202Bのそれぞれに独立して放電電力を供給する。ターゲット202A、202Cのそれぞれに電源203から放電電力が供給されると、ターゲット202A、202Cのそれぞれのスパッタリング面の近傍にプラズマが形成される。制御装置210は、電源203が供給するターゲット202A、202BAのそれぞれの電力を制御する。
制御装置210が成膜条件を変更することにより、アルミニウムを含む金属材料と、銅を含む金属材料とを基板220に入射することができる。制御装置210は、アルミニウムを含む金属材料及び銅を含む金属材料をそれぞれ少なくとも1回、基板220に入射する制御を行う。以下、成膜装置200Bによって形成される金属配線の形成方法を説明する。
(第2形成方法)
図6(a)~図6(c)は、第2形成方法での金属配線の形成方法を示す模式的断面図である。第2形成方法では、基板220が200以上400℃以下に加熱されながらスパッタリング成膜処理がなされる。
図6(a)に示すように、制御装置210の制御により電源203によってターゲット202Aに放電電力が投入されて、層間絶縁層10の表面101及び開口102に金属材料21Aが形成される。金属材料21Aとして、アルミニウムを含む金属材料が選定される。例えば、金属材料21Aは、Al含有率が化学量論組成CuAlのAl含有率よりも多い金属材料である。例えば、金属材料20Aの化学量論組成は、CuAl(2<x<2.82)で表される。
金属材料21AのAl含有量は、電源203が供給するターゲット202A、202Cのそれぞれの電力を制御することによって調整される。例えば、金属材料21Aの厚みは、5nm~50nmに設定される。また、成膜時の圧力は、0.01Pa~0.15Paに設定される。
次に、制御装置210の制御により電源203によってターゲット202Cに放電電力が投入され、層間絶縁層10の表面101及び開口102に金属材料21Aを介して金属材料21Cが形成される。金属材料21Cとして、銅を含む金属材料が選定される。例えば、金属材料21Cは、Cu含有率が化学量論組成CuAlのCu含有率よりも多い金属材料である。例えば、金属材料20Cの化学量論組成は、CuAl(0.6≦y<2)で表される。金属材料21CのCu含有量は、電源203が供給するターゲット202A、202Cのそれぞれの電力を制御することによって調整される。
例えば、金属材料21Aを放出するときのターゲット202Aへの投入電力を第1電力、ターゲット202Cへの投入電力を第2電力とした場合、金属材料21Cを放出するときのターゲット202Aへの投入電力が第1電力よりも低く設定されてもよく、あるいは、ターゲット202Cへの投入電力が第2電力よりも高く設定されてもよい。金属材料21Cの厚みは、5nm~50nmに設定される。成膜時の圧力は、0.01Pa~0.15Paに設定される。
このような金属材料21Aの成膜と金属材料21Cの成膜とが交互になされて、金属材料21Aと金属材料21Cとが基板220に交互に入射される。これにより、金属材料21Aと金属材料21Cとが交互に積層した積層体21Lが表面101及び開口102に形成される。なお、金属材料21Aと金属材料21Cとは、どちらが先に形成されてもよい。
加熱スパッタリングが採用されることから、金属材料21A上に金属材料21Cが成膜されると、金属材料21Aと金属材料21Cとの反応が起き、化学量論組成CuAlで構成された金属配線20が形成される。この状態を図6(b)に示す。
続いて、金属材料21Aの加熱スパッタリング成膜と金属材料21Cの加熱スパッタリング成膜とが交互になされて、図6(c)に示すように、CuAlで構成された金属配線20が表面101及び開口102に積層される。このような方法によっても、信頼性の高いθ相のCuAl層(金属配線20)を形成することができる。
第2実施形態によれば、CuAlターゲットを用いることなく、より安価なAlターゲット及びCuターゲットでプロセスを進行させることができる。また、金属配線20の形成を金属材料21A、21Cのそれぞれの厚みの比率で制御できるのでプロセス条件が簡便になる。あるいは、組成の異なるCuAl合金ターゲットを組み合わせることもできる。
金属配線20が開口102に形成された後、基板220がin-situによって、例えば、200℃~400℃、好ましくは、250℃~350℃で、3分間~60分間、好ましくは、20分間~40分間、リフロー処理してもよい。これにより、信頼性の高いθ相のCuAl層(金属配線20)を形成することができる。
(実施例1)
スパッタリング成膜時の圧力を変えることにより、CuAl合金膜の組成比が変わることを確認した。サンプルとしては、Al含有率が化学量論組成CuAlのAl含有率よりも多いサンプルAと、化学量論組成CuAlに近似するサンプルBと、Cu含有率が化学量論組成CuAlのCu含有率よりも多いサンプルCとを準備した。なお、CuAlの化学量論組成比は、33.33%:66.66%である。基板は、Si基板である。
サンプルAのスパッタリング条件の一例を以下に示す。
ターゲット:CuAlターゲット
成膜圧力:0.033Pa
基板温度:室温
放電電力:0.48W/cm
放電ガス:Ar
サンプルBのスパッタリング条件の一例を以下に示す。
ターゲット:CuAlターゲット
成膜圧力:0.1Pa
基板温度:室温
放電電力:0.48W/cm
放電ガス:Ar
サンプルCのスパッタリング条件の一例を以下に示す。
ターゲット:CuAlターゲット
成膜圧力:0.3Pa
基板温度:室温
放電電力:0.48W/cm
放電ガス:Ar
それぞれの組成比の結果を表1に示す。濃度は、元素XRF分析手段(株式会社Rigaku社製AZX400)に従った。
Figure 2022006690000002
表1に示すように、CuAlターゲットを用いて成膜時の圧力を変えることにより、0.1Pa以下のサンプルA、Bでは、Al含有率が化学量論組成CuAlのAl含有率よりも多い膜が形成されることが分かる。また、圧力をサンプルA、Bに比べて高く設定したサンプルC(0.3Pa成膜)では、Cu含有率が化学量論組成CuAlのCu含有率よりも多い膜が形成されることが分かる。
次に、CuAl合金の組成比が異なる、膜Aと膜Bとを交互に積層し、積層体を加熱処理した後のCuとAlとの濃度の変化を調査した。膜Aの成膜条件は、サンプルBの成膜条件、膜Bの成膜条件は、サンプルCの成膜条件に従った。
約10nmの膜Aと、約10nm程度の膜Bとを同じ真空容器201内で交互に積層して積層膜を形成した。次いで、この積層膜を300℃で30分間、加熱処理した。加熱処理した後の膜Cの組成比を表2に示す。膜Aと膜Bとを積層中、膜Aを形成するときの圧力は、0.1Pa、膜Bを形成するときの圧力は、0.3Paである。
Figure 2022006690000003
表2に示すように、加熱処理した後の膜Cの組成比においては、いずれのサンプルにおいて、Al濃度が膜Aよりも下がり、Cu濃度が膜Bよりも下がることが確認された。これは、膜Cにおいて、膜Aと膜Bとの間での反応が起きたと考えられる。例えば、AlとCuとの組成比は、CuAl合金θ相の組成比(33.3%:66.6%)に近似している。
図7(a)は、膜Aを300℃で30分間、加熱処理した後の膜Aの表面SEM像であり、図7(b)は、膜Bを300℃で30分間、加熱処理した後の膜Bの表面SEM像であり、図7(c)は、膜Cの表面SEM像である。
図7(a)に示す膜Aにおいては、SEM像において比較的黒い部分25が散見された。膜Aの元素分析をしたところ、部分25のAl濃度が部分25以外のAl濃度に比べて高いことが分かった。
図7(b)に示す膜Bにおいては、SEM像において比較的白い部分26が散見された。膜Bの元素分析をしたところ、部分26のCu濃度が部分26以外のCu濃度に比べて高いことが分かった。
これに対して、図7(c)に示す膜Cにおいては、黒い部分25及び白い部分26がともに観測されなかった。
(実施例2)
スパッタリング成膜時のステージ204に印加するバイアス電力を変えることにより、CuAl合金膜の組成比が変わることを確認した。サンプルとしては、含有率が化学量論組成CuAlの含有率よりも多いサンプルDと、Cu含有率が化学量論組成CuAlのCu含有率よりも多いサンプルEとを準備した。なお、CuAlの化学量論組成比は、33.33%:66.66%である。基板は、Si基板である。
サンプルDのスパッタリング条件の一例を以下に示す。
ターゲット:CuAlターゲット
成膜圧力:0.1Pa
基板温度:室温
放電電力:0.48W/cm
ステージバイアス電力:0W
放電ガス:Ar
サンプルEのスパッタリング条件の一例を以下に示す。
ターゲット:CuAlターゲット
成膜圧力:0.1Pa
基板温度:室温
放電電力:0.48W/cm
ステージバイアス電力:50W
放電ガス:Ar
それぞれの組成比の結果を表3に示す。濃度は、元素XRF分析手段(株式会社Rigaku社製AZX400)に従った。
Figure 2022006690000004
表3に示すように、CuAlターゲットを用いてステージ204に印加するバイアス電力を変えることにより、低バイアス成膜(0W)では、Al含有率が化学量論組成CuAlのAl含有率よりも多い膜が形成され、高バイアス成膜(50W)では、Cu含有率が化学量論組成CuAlのCu含有率よりも多い膜が形成されることが分かる。
(実施例3)
Alターゲット及びCuターゲットのコスパッタリングにおいて各ターゲットに印加する電力を変えることにより、CuAl合金膜の組成比が変わることを確認した。サンプルとしては、Al含有率が化学量論組成CuAlのAl含有率よりも多いサンプルFと、Cu含有率が化学量論組成CuAlのCu含有率よりも多いサンプルGとを準備した。なお、CuAlの化学量論組成比は、33.33%:66.66%である。基板は、Si基板である。
サンプルFのスパッタリング条件の一例を以下に示す。
ターゲットサイズ:φ125mm
成膜時のガス圧:0.03Pa
Alターゲット投入電力:1000W
Cuターゲット投入電力:130W
サンプルGのスパッタリング条件の一例を以下に示す。
ターゲットサイズ:φ125mm
成膜時のガス圧:0.03Pa
Alターゲット投入電力:1000W
Cuターゲット投入電力:140W
それぞれの組成比の結果を表4に示す。濃度は、元素XRF分析手段(株式会社Rigaku社製AZX400)に従った。
Figure 2022006690000005
表4に示すように、Alターゲット及びCuターゲットのコスパッタにより、各ターゲットに印加する電力を調整することで、Al含有率が化学量論組成CuAlのAl含有率よりも多い膜及び、Cu含有率が化学量論組成CuAlのCu含有率よりも多い膜が形成されることが分かる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述の実施形態にのみ限定されるものではなく種々変更を加え得ることは勿論である。各実施形態は、独立の形態とは限らず、技術的に可能な限り複合することができる。
また、本実施形態に係るCuとAlとを含む合金とは、化学式CuAlで示される化学量論比の金属合金に限らず、CuとAlとの原子数の比が1:2から若干のずれが生じた合金も含まれる。このような若干のずれが生じた合金を金属配線に用いても、金属配線中に局部的なAl粒の形成が認められず、金属配線の抵抗の増加がなかった。
10…層間絶縁層
11…層間絶縁層
12…金属配線層
20…金属配線
20A、21A…金属材料
20C、21C…金属材料
20L、21L…積層体
101…表面
102…開口
104…内壁
200A、200B…成膜装置
201…真空容器
202、202A、202C…ターゲット
203…電源
204…ステージ
205…圧力計
206…ガス供給系
207…ガス流量計
208…排気系
210…制御装置
211…防着板
220…基板
300…合金層
301…α相

Claims (10)

  1. 減圧雰囲気下で、CuAl合金でありAl含有率が化学量論組成CuAlのAl含有率よりも多い第1金属材料及びCuAl合金でありCu含有率が化学量論組成CuAlのCu含有率よりも多い第2金属材料をそれぞれ少なくとも1回、基板に入射させることにより、前記基板にCuAl合金を含む金属配線を形成する
    金属配線の形成方法。
  2. 請求項1記載の金属配線の形成方法であって、
    前記第1金属材料と前記第2金属材料とを前記基板に交互に入射させることにより、前記金属配線を形成する
    金属配線の形成方法。
  3. 請求項1または2のいずれか1つに記載の金属配線の形成方法であって、
    前記基板を加熱しながら、スパッタリング法によって前記金属配線を形成する
    金属配線の形成方法。
  4. 請求項1~3のいずれか1つに記載の金属配線の形成方法であって、
    前記第1金属材料を第1圧力の減圧雰囲気下で前記基板に入射させ、前記第2金属材料を前記第1圧力とは異なる第2圧力の減圧雰囲気下で前記基板に入射させる
    金属配線の形成方法。
  5. 請求項4に記載の金属配線の形成方法であって、
    前記第2圧力を前記第1圧力よりも高く設定する
    金属配線の形成方法。
  6. 請求項1~5のいずれか1つに記載の金属配線の形成方法であって、
    前記第1金属材料を第1のバイアス電力を前記基板に印加して成膜し、前記第2金属材料を前記第1のバイアス電力とは異なる第2のバイアス電力を前記基板に印加して成膜する
    金属配線の形成方法。
  7. 請求項6に記載の金属配線の形成方法であって、
    前記第1のバイアス電力を前記第2のバイアス電力よりもよりも高く設定する
    金属配線の形成方法。
  8. 請求項1~7のいずれか1つに記載の金属配線の形成方法であって、
    前記基板に形成される前記金属配線の成膜源として、CuAl合金ターゲットを用いる
    金属配線の形成方法。
  9. 減圧雰囲気を維持することが可能な真空容器と、
    アルミニウムと銅とを基板に向けて出射することが可能な成膜源と、
    成膜条件を変更することにより、アルミニウム及び銅を含む第1金属材料と、アルミニウム及び銅を含み前記第1金属材料に比べてアルミニウムの比率が低く銅の比率が高い第2金属材料とをそれぞれ少なくとも1回、前記基板に入射する制御を行う制御装置と
    を具備する成膜装置。
  10. 請求項9に記載の成膜装置であって、
    前記制御装置は。前記第1金属材料と前記第2金属材料とを前記基板に交互に入射させる制御を行う成膜装置。
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