JP2022003474A - 情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】コンテンツ入稿側およびコンテンツ配信側の双方にとって有益なコンテンツ配信モデルを実現する情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラムを提供する。【解決手段】利用者装置と、広告装置と、情報処理装置とを含む情報処理システムにおいて、情報処理装置100は、受付部132と、推定部135と、費用制御部136とを有する。受付部132は、コンテンツの表示条件の候補のうち、設定対象の表示条件をコンテンツの入稿元それぞれから受け付ける。推定部135は、表示条件の候補のうち、入稿元により設定された表示条件に合わせて当該入稿元のコンテンツが表示されることに応じて、利用者が所定の行動を起こしたか否かに基づいて、表示条件の候補ごとに広告効果を推定する。費用制御部136は、表示条件の候補ごとに推定された広告効果に基づいて、表示条件の候補ごとに当該候補に対応付けられた広告費用を制御する。【選択図】図5

Description

本発明は、情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラムに関する。
近年、インターネットの飛躍的な普及に伴い、インターネットを介した広告配信が盛んに行われている。例えば、特許文献1には、タクシーに乗車した乗客の属性に応じた広告コンテンツを提供する仕組みが開示されている。
特許第6557434号公報
しかしながら、上記の従来技術では、コンテンツ入稿側およびコンテンツ配信側の双方にとって有益なコンテンツ配信モデルを実現することができるとは限らない。
例えば、上記の従来技術は、タクシーの座席の乗客を撮像した撮像画像から乗客の属性を特定し、特定した属性に基づく広告コンテンツをタクシーに設けられた表示部に表示させるものであるが、このように、単に、乗客の属性に応じた広告コンテンツを提供するだけの仕組みでは、コンテンツ入稿側およびコンテンツ配信側の双方にとって有益な広告配信が実現されているとはいい難い。
本願は、上記に鑑みてなされたものであって、コンテンツ入稿側およびコンテンツ配信側の双方にとって有益なコンテンツ配信モデルを実現することを目的とする。
本願に係る情報処理装置は、コンテンツの表示条件の候補のうち、設定対象の表示条件をコンテンツの入稿元それぞれから受け付ける受付部と、前記表示条件の候補のうち、前記入稿元により設定された表示条件に合わせて当該入稿元のコンテンツが表示されることに応じて、利用者が所定の行動を起こしたか否かに基づいて、前記表示条件の候補ごとに広告効果を推定する推定部と、前記表示条件の候補ごとに推定された前記広告効果に基づいて、前記表示条件の候補ごとに当該候補に対応付けられた広告費用を制御する費用制御部とを有することを特徴とする。
図1は、実施形態に係る受付処理の一例を示す図である。 図2は、実施形態に係る表示制御処理およびポイント付与処理の一例を示す図である。 図3は、実施形態に係る費用制御処理の一例を示す図である。 図4は、実施形態に係る情報処理システムの一例を示す図である。 図5は、実施形態に係る情報処理装置の構成例を示す図である。 図6は、実施形態に係る広告データ記憶部の一例を示す図である。 図7は、実施形態に係る受付処理手順を示すフローチャートである。 図8は、実施形態に係る表示制御処理手順を示すフローチャートである。 図9は、実施形態に係るポイント付与処理手順を示すフローチャートである。 図10は、実施形態に係る費用制御処理手順を示すフローチャートである。 図11は、情報処理装置の機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。
以下に、本願に係る情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラムを実施するための形態(以下、「実施形態」と呼ぶ)について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態により本願に係る情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラムが限定されるものではない。また、以下の各実施形態において同一の部位には同一の符号を付し、重複する説明は省略される。
[実施形態]
〔1.実施形態に係る情報処理の概要〕
まず、実施形態に係る情報処理の概要について説明する。従来、インターネットを介した広告配信が盛んに行われている。例えば、バス、タクシー、電車といった各種の交通機関において、その車両内に設置された広告装置(例えば、デジタルサイネ-ジ等の端末装置)を介して、乗客の属性に応じた広告コンテンツを提供する技術が知られている。
しかしながら、このような広告配信技術では、広告主は、自身がターゲットとする乗客に対して的確に広告コンテンツを接触させることが困難であり広告コンテンツによる収益を見込めない場合がある。また、広告主が望む広告配信ができない場合、この広告配信を仲介する広告配信業者にとっても適切に広告費を回収することができず収益を見込めない場合がある。
実施形態に係る情報処理は、このような課題に鑑みて、乗客の客層がより共通になりやすい、目的地や目的地への到着時間等から乗客の移動目的をより推測しやすい、乗客の周期性をより推測しやすい等といった特性を有する所定の交通サービスから着想を得て成されるものである。
例えば、実施形態に係る情報処理では、係る所定の交通サービスに対応する車両内において広告コンテンツを表示させる際の表示条件の設定を広告主から受け付けるが、上記特性に基づく表示条件の候補を広告主に販売することで、広告主により表示条件の内容の一部が任意に制御されたものを設定対象の表示条件として受け付ける。このような情報処理によれば、広告主は、自身がターゲットとする乗客に対してより的確に広告コンテンツを接触させることができるようになると考えられる。
また、実施形態に係る情報処理では、広告主により設定された表示条件に合わせてこの広告主による広告コンテンツが表示されることに応じて、乗客が所定の行動を起こしたか否かに基づいて、表示条件の候補ごとに広告効果を推定する。さらに、実施形態に係る情報処理では、表示条件の候補ごとに推定された広告効果に基づいて、表示条件の候補ごとに当該候補に対応付けられた広告費用を制御する。広告費用の制御として、例えば、より広告効果が高く価値あると判断される表示条件の候補ほど、価値があることによる相応の広告費用が適用される。
このような情報処理によれば、広告効果に応じて広告費用が最適化されるため、広告配信によって広告主から得られる収益を高められ、また、広告主にとっても効果的な集客につながることによる収益を見込めるようになる。この結果、コンテンツ入稿側(広告主)、および、広告配信側(広告配信業者)の双方にとって有益なコンテンツ配信モデルが実現されることになると考えられる。また、このような情報処理によれば、広告効果の観点からより信頼性の高い表示条件の候補を販売することができるようになるため、コンテンツ配信モデルの質を向上させることができるようになると考えられる。
〔2.所定の交通サービスについて〕
以下の実施形態では、所定の交通サービスはオンデマンドバスサービスであるものとする。これは、オンデマンドバスサービスは、乗客の客層がより共通になりやすい、目的地や目的地への到着時間等から乗客の移動目的をより推測しやすい、乗客の周期性をより推測しやすい等といった特性を有するために、実施形態に係るコンテンツ配信サービス(コンテンツ配信モデル)との親和性がより高いと考えられるためである。さらに、オンデマンドバスサービスでは、配車予約が行われる場合があるため、利用者に関する情報や、車両(この場合、バス車両)に関する情報が収集しやすいことも実施形態に係る情報処理が行われるうえで有利となる。
一方で、所定の交通サービスは、必ずしもオンデマンドバスサービスである必要はなく、上記のような特性を有すると考えられる交通サービス(交通機関)であれば、如何なるサービスも、実施形態に係る情報処理の対象とすることができる。例えば、所定の交通サービスは、一般的な路線バスであってもよい。
また、以下の実施形態では、オンデマンドバスサービスの一例として、オンデマンドバスサービスSA1(以下、「バスサービスSA1」と略す)を挙げることにする。また、このようなことから以下の実施形態では、「利用者」とは、バスサービスSA1に対応するバス車両を利用して移動しようとする「乗客」を指し示すものとする。
〔3.実施形態に係る情報処理システム〕
以下、図1〜図3を用いて実施形態に係る情報処理の一例について説明するが、これに先立って、実施形態に係る情報処理が行われるシステムについて図4を用いて説明する。図4は、実施形態に係る情報処理システムの一例を示す図である。図4は、実施形態に係る情報処理システム1の一例を示す図である。実施形態に係る情報処理システム1は、図4に示すように、利用者装置10と、広告装置30と、情報処理装置100とを含む。
利用者装置10、広告装置30、情報処理装置100は、ネットワークN(不図示)を介して有線または無線により通信可能に接続される。なお、図4に示す情報処理システム1には、複数台の利用者装置10や、複数台の広告装置30や、複数台の情報処理装置100が含まれてよい。
利用者装置10は、利用者によって利用される情報処理端末である。利用者装置10は、例えば、スマートフォンや、タブレット型端末や、ノート型PC(Personal Computer)や、デスクトップPCや、携帯電話機や、PDA(Personal Digital Assistant)等である。また、利用者装置10には、バスサービスSA1に対して乗車予約を行うためのアプリケーション(以下、「予約アプリAP」とする)が予め導入されているものとする。予約アプリAPを介して登録された各種の利用者情報は、例えば、予約アプリAPに対応する図示しない所定のサーバ装置(以下、「外部サーバ装置SV」とする)に蓄積されるものとする。もちろん、以下に説明する実施形態に係る情報処理装置100が、外部サーバ装置SVの役割を担うこともできる。
広告装置30は、バスサービスSA1で利用対象となっているバス車両の車両内に設置される情報処理端末である。広告装置30は、利用者装置10と同様に表示画面を有しており、各種の情報を表示することができる。広告装置30は、例えば、デジタルサイネ-ジであり、情報処理装置100から受信した広告コンテンツを表示する。また、広告装置30がバス車両一台につき設置される数は限定されないが、本実施形態では、単純な例として、バス車両一台につき1つ設置されるものとする。また、後述するが、広告装置30に表示中の広告コンテンツと、利用者装置10に表示される情報(例えば、クーポン)とは、その内容が情報処理装置100の制御によって連動させられる。
情報処理装置100は、実施形態に係る情報処理を行う。具体的には、情報処理装置100は、広告コンテンツ(コンテンツの一例)の表示条件の候補のうち、設定対象の表示条件を広告コンテンツの広告主(コンテンツの入稿元の一例)それぞれから受け付ける。例えば、情報処理装置100は、表示条件の候補を販売することで、表示条件の候補のうち広告主により購入された表示条件であって、その内容の一部が広告主によって制御された表示条件を設定対象の表示条件として受け付ける。
また、情報処理装置100は、表示条件が満たされた場合に、この表示条件を設定した広告主の広告コンテンツが広告装置30に表示されるよう表示制御する。また、情報処理装置100は、広告コンテンツを表示させている表示中において、この広告コンテンツの広告主に対応する特典情報(例えば、クーポン)を利用者が取得可能な状態で利用者装置10に表示させる。
このような状態において、情報処理装置100は、特典情報の表示に応じて、利用者が所定の行動(例えば、クーポンのダウンロード取得、取得したクーポンを利用した商品購入、広告主との間でのコンバージョン等)を起こしたか否かに基づいて、表示条件の候補ごとに広告効果を推定する。そして、情報処理装置100は、表示条件の候補ごとに推定した広告効果に基づいて、表示条件の候補ごとに当該候補に対応付けられた広告費用を制御する。
また、情報処理装置100は、広告配信業者である「事業者S」に管理されているものとする。
〔4.実施形態に係る情報処理の一例〕
ここからは、図1〜図3を用いて、実施形態に係る情報処理の一例について説明する。図1では、実施形態に係る情報処理のうち、前提となる処理から表示条件の受け付け(設定)までの一連処理である受付処理に焦点を当てて説明する。図2では、実施形態に係る情報処理のうち、設定された表示条件に基づく広告コンテンツの表示制御処理から、利用者の行動に基づきポイント付を付与するポイント付与処理までの一連処理に焦点を当てて説明する。図3では、実施形態に係る情報処理のうち、付与されたポイントに基づき推定された広告効果を用いて広告費用を制御する費用制御処理に焦点を当てて説明する。
〔4−1.実施形態に係る受付処理の一例〕
まず、図1を用いて、実施形態に係る情報処理のうち、受付処理の一例について説明する。図1は、実施形態に係る受付処理の一例を示す図である。
前提として、実施形態に係る情報処理装置100は、バスサービスSA1で利用対象となっているバス車両の移動に関する情報(車両情報)や、バスサービスSA1に対応するバス車両を利用して移動しようとする乗客である利用者に関する情報(利用者情報)を随時収集している。例えば、車両情報や利用者情報が上記外部サーバ装置SVによって吸い上げられ蓄積されているものとすると、情報処理装置100は、任意のタイミングで外部サーバ装置SVにアクセスし車両情報や利用者情報を取得(収集)する。なお、これらの情報は、情報処理装置100からのアクセスに関係なく外部サーバ装置SVから情報処理装置100に対して適宜送信されるものであってもよい。
情報処理装置100が取得する車両情報の一例としては、図1に示すように車両データが挙げられる。図1の例によると車両データには、バスサービスSA1で利用対象となっているバス車両(具体的には、運行業務に利用中のバス車両)それぞれの位置を示す位置情報、速度を示す速度情報、信号等により停車中であるのか・利用者が乗車中であるのか・走行中であるのかといった移動態様を示す態様情報等が含まれる。もちろん車両データは、図1に示されるものに限定されない。
また、対象がオンデマンドバスであることによれば、情報処理装置100は、他の交通機関と比較して、より精度の高い車両データを得ることができるため、実施形態に係るコンテンツ配信サービスとの高い親和性を生み出すことができる。また、車両データは、情報処理装置100が有する交通データ記憶部121に蓄積される。
また、情報処理装置100が取得する利用者情報の一例としては、図1に示すように予約データが挙げられる。予約データには、予約アプリAPを介して登録された各種の利用者情報が含まれる。図1の例によると、予約データには、出発地(利用者が設定した乗車地点)、目的地(利用者が設定した降車地点)、出発時間(出発地への到着を希望する希望時間)、到着予定時間(例えば、外部サーバ装置SVが推定したもの)、利用者(利用者が設定した個人情報)、人数(利用者が設定した乗車予定人数、あるいは、利用者が設定した乗車予定人数から推定された、1台のバス車両における乗客数)、を示す情報が含まれる。もちろん予約データは、図1に示されるものに限定されない。
また、対象がオンデマンドバスであることによれば、情報処理装置100は、他の交通機関と比較して予約データを取得することができるため、乗客の客層、移動目的、行動の周期性等を高精度に推定することができる。また、この結果、情報処理装置100は、実施形態に係るコンテンツ配信サービスとの高い親和性を生み出すことができる。また、予約データは、情報処理装置100が有する交通データ記憶部121に蓄積される。
また、情報処理装置100が取得する利用者情報の一例としては、図1に示すように乗客データが挙げられる。乗客データには、乗客の性別、年齢層(客層)、バス車両がどのような目的で利用される傾向にあるかを示す利用傾向、を示す情報が含まれる。例えば、情報処理装置100は、上記予約データを解析することにより、乗客データを得ることができる。また、例えば、バス車両に各種のセンサ(例えば、カメラやICカードを読み取るセンサ付きの清算端末)が搭載されている場合には、情報処理装置100は、係るセンサから得られたセンサ情報に基づき、乗客データを取得することができる。
また、対象がオンデマンドバスであることによれば、情報処理装置100は、乗客の客層、移動目的、行動の周期性等を示す乗客データを高精度に推定することができるため、実施形態に係るコンテンツ配信サービスとの高い親和性を生み出すことができる。また、乗客データは、情報処理装置100が有する交通データ記憶部121に蓄積される。
さらに、情報処理装置100は、車両情報や利用者情報以外にも、地図データを取得し交通データ記憶部121に格納しておくことができる。地図データには、各種の場所情報をはじめとして、店舗や観光地に関する情報が含まれる。
次に、実施形態に係る表示条件の候補について説明する。表示条件の候補は、広告コンテンツを表示させる表示条件の内容を示す条件文の一部を、広告主が任意に制御可能な態様を有する条件文のフォーマットという形で販売用に準備されている。また、条件文のフォーマットは、条件文データ記憶部123において販売用として格納されている。条件文データ記憶部123における「条件文ID」は、「条件文のフォーマット」を識別する識別情報を示す。また、条件文データ記憶部123における「条件文のフォーマット」は、条件文のフォーマットのデータそのものである。「広告掲載料」については後述する。
また、以下の実施形態では、条件文のフォーマットを区別して表記する場合には、条件文IDを用いる。例えば、条件文ID「CD1」で識別される「条件文のフォーマット」については、「条件文フォーマットCD1」と表記する場合がある。一方、条件文のフォーマットを区別して表記する必要のない場合には、「条件文フォーマット」と略して表記する場合がある。
以下では「条件文フォーマット」の一例をより詳細に説明するが、「条件文フォーマットで」示される条件文の内容は例えば事業者Sによって予め決められる。
例えば、「条件文フォーマット」としては、バスサービスSA1に対応するバス車両の移動に関する内容を示す条件文の一部を、広告主が任意に制御可能な態様を有するフォーマットが挙げられる。このような条件文のフォーマットは、「条件文フォーマットCD1」および「条件文フォーマットCD2」に対応する。
「条件文フォーマットCD1」は、「“時間”が“XX”」といったように、“XX”の部分に広告主が任意の情報を入力可能な態様となっている。例えば、広告主は、特定の時間帯(例えば、「15時台」)において自身の広告コンテンツを広告装置30に表示させたい場合には、条件文フォーマットCD1を購入したうえで、この特定の時間帯を示す情報を“XX”に入力する。
「条件文フォーマットCD2」は、「“車両の位置”が“XX”」といったように、“XX”の部分に広告主が任意の情報を入力可能な態様となっている。例えば、広告主は、バス車両が特定の位置(例えば、「ガソリンスタンド前の位置」)に位置した場合に自身の広告コンテンツを広告装置30に表示させたい場合には、条件文フォーマットCD2を購入したうえで、この特定の位置を示す情報を“XX”に入力する。
また、例えば、「条件文フォーマット」としては、バスサービスSA1に乗車した利用者に関する内容を示す条件文の一部を、広告主が任意に制御可能な態様を有するフォーマットが挙げられる。このような条件文のフォーマットは、「条件文フォーマットCD3」、「条件文フォーマットCD4」、「条件文フォーマットCD5」、「条件文フォーマットCD6」に対応する。
「条件文フォーマットCD3」は、「“目的地”が“XX”」といったように、“XX”の部分に広告主が任意の情報を入力可能な態様となっている。例えば、広告主は、特定の目的地(例えば、「店舗SH1」)を移動目的とする利用者が乗車しているときに自身の広告コンテンツを広告装置30に表示させたい場合には、条件文フォーマットCD3を購入したうえで、この特定の目的地を示す情報を“XX”に入力する。
「条件文フォーマットCD4」は、「“年齢層”が“XX”」といったように、“XX”の部分に広告主が任意の情報を入力可能な態様となっている。例えば、広告主は、特定の年齢層(例えば、「30代」)を属性として有する利用者が乗車しているときに自身の広告コンテンツを広告装置30に表示させたい場合には、条件文フォーマットCD4を購入したうえで、この特定の年齢層を示す情報を“XX”に入力する。
「条件文フォーマットCD5」は、「“性別”が“XX”」といったように、“XX”の部分に広告主が任意の情報を入力可能な態様となっている。例えば、広告主は、特定の性別(例えば、「女性」)を属性として有する利用者が乗車しているときに自身の広告コンテンツを広告装置30に表示させたい場合には、条件文フォーマットCD5を購入したうえで、この特定の性別を示す情報を“XX”に入力する。
「条件文フォーマットCD6」は、「“乗客数”が“XX”」といったように、“XX”の部分に広告主が任意の情報を入力可能な態様となっている。例えば、広告主は、乗客数が特定の数(例えば、「3人以上」)となったときに自身の広告コンテンツを広告装置30に表示させたい場合には、条件文フォーマットCD6を購入したうえで、乗客数を規定するこの特定の数を示す情報を“XX”に入力する。
なお、販売用として用意される条件文フォーマットの内容や数は、図1の例に限定されない。
また、図1に示す条件文データ記憶部123ように、表示条件の候補である「条件文フォーマット」それぞれには、広告主の広告コンテンツが1回表示されるごとに当該広告主に対して課金される料金である「広告掲載料」が広告費用として対応付けられている。図1に示す条件文データ記憶部123の例では、条件文フォーマットCD1には広告掲載料「10円/1回」が対応付けられ、条件文フォーマットCD2には広告掲載料「5円/1回」が対応付けられ、条件文フォーマットCD3には広告掲載料「20円/1回」が対応付けられ、条件文フォーマットCD4には広告掲載料「20円/1回」が対応付けられ、条件文フォーマットCD5には広告掲載料「20円/1回」が対応付けられ、条件文フォーマットCD6には広告掲載料「15円/1回」が対応付けられる例が示されている。
なお、図1に示す広告掲載料は一例でありこの値に限定されるものではない。広告掲載料は、例えば事業者Sによって予め決められる。
図1での前提について説明してきたが、ここからは、実際に、実施形態に係る受付処理の一例について説明する。図1の例によれば、情報処理装置100は、条件文フォーマットを、表示条件の候補として広告主に向けて販売している。例えば、情報処理装置100は、広告主用に用意された所定のコンテンツ内で条件文フォーマットを紹介するとともにこれを販売することができる。
図1の例では、スーパーマーケットである店舗SH1、百貨店である店舗SH2、家電量販店である店舗SH3がそれぞれ条件文フォーマットを購入することで、広告主としての立場になっている例が示される。そして、図1の例では、店舗SH1は、条件文フォーマットCD1〜CD6を購入している。また、図1の例では、店舗SH2は、条件文フォーマットCD1、CD3、CD4、CD5を購入している。また、図1の例では、店舗SH3は、条件文フォーマットCD1およびCD3を購入している。
そして、条件文フォーマットを購入した広告主は、自身が購入した条件文フォーマットに基づき、設定対象の表示条件を作成する(ステップS1)。
図1の例では、店舗SH1は、条件文フォーマットCD1の“XX”の部分に「15時台」を入力することで、自身の広告コンテンツが「15時台」に表示されるよう条件付ける表示条件(「表示条件♯11」とする)を作成している。また、店舗SH1は、条件文フォーマットCD2の“XX”の部分に「ガソリンスタンド」を入力することで、バス車両が「ガソリンスタンド付近」に位置した場合に自身の広告コンテンツが表示されるよう条件付ける表示条件(「表示条件♯12」とする)を作成している。
また、店舗SH1は、条件文フォーマットCD3の“XX”の部分に「店舗SH1周辺」を入力することで、「店舗SH1周辺」を移動目的とする利用者が乗車しているときに自身の広告コンテンツが表示されるよう条件付ける表示条件(「表示条件♯13」とする)を作成している。また、店舗SH1は、条件文フォーマットCD4の“XX”の部分に「30代」を入力することで、「30代」を属性として有する利用者が乗車しているときに自身の広告コンテンツが表示されるよう条件付ける表示条件(「表示条件♯14」とする)を作成している。
また、店舗SH1は、条件文フォーマットCD5の“XX”の部分に「女性」を入力することで、「女性」を属性として有する利用者が乗車しているときに自身の広告コンテンツが表示されるよう条件付ける表示条件(「表示条件♯15」とする)を作成している。また、店舗SH1は、条件文フォーマットCD6の“XX”の部分に「3人以上」を入力することで、乗客数が「3人以上」となったときに自身の広告コンテンツが表示されるよう条件付ける表示条件(「表示条件♯16」とする)を作成している。
このように、店舗SH1は、表示条件♯11〜♯16という6つの表示条件を作成しているため、店舗SH1について6つの表示条件が設定されることになる。係る場合、表示条件♯11〜♯16がそれぞれ「and」で接続されるため、情報処理装置100は、表示条件♯11〜♯16という6つの表示条件がすべて満たされた場合に、店舗SH1の広告コンテンツを広告装置30に表示させることになる。
また、ステップS1では、店舗SH1を例に表示条件の作成について説明したが、係る例に倣って店舗SH2およびSH3の例も説可能であるため詳細な説明を省略する。簡単には、ステップS1では、店舗SH2は、条件文フォーマットCD1、CD3、CD4、CD5を購入することで、「11時台」、「店舗SH2周辺」、「40代」、「女性」を規定するように表示条件を作成している。また、ステップS1では、店舗SH3は、条件文フォーマットCD1およびCD3を購入することで、「16時台」、「店舗SH3周辺」を規定するように表示条件を作成している。
また、ステップS1で設定対象の表示条件を作成した広告主は、この設定対象の表示条件が、広告配信における表示条件として設定されるよう自身の広告コンテンツとともに入稿する(ステップS2)。
図1の例では、広告主SH1は、条件文フォーマットCD1〜CD6それぞれに基づき作成した6つの設定対象の表示条件を、広告コンテンツADSH1とともに情報処理装置100に入稿している。また、広告主SH2は、条件文フォーマットCD1、CD3、CD4、CD5それぞれに基づき作成した4つの設定対象の表示条件を、広告コンテンツADSH2とともに情報処理装置100に入稿している。また、広告主SH3は、条件文フォーマットCD1およびCD3それぞれに基づき作成した2つの設定対象の表示条件を、広告コンテンツADSH3とともに情報処理装置100に入稿している。ここで入稿される広告コンテンツは、静止画像であってもよいし動画像であってもよい。
また、ステップS2に応じて、情報処理装置100は、設定対象の表示条件を各広告主から受け付けるとともに、広告コンテンツの入稿も各広告主から受け付ける(ステップS3)。
また、情報処理装置100は、設定対象の表示条件や広告コンテンツの入稿を受け付けると入稿元の広告主を対象に広告コンテンツの表示制御処理を行う(ステップS4)。また、情報処理装置100は、各広告主の広告コンテンツを表示させることに応じて、利用者が所定の行動を起こしたか否かに基づいて、当該広告主により設定された表示条件(条件文ID)ごとにポイントを付与するポイント付与処理を行う(ステップS5)。また、情報処理装置100は、付与したポイントに基づき広告効果を推定する。そして、情報処理装置100は、推定した広告効果に基づいて、条件文フォーマット(表示条件の候補)ごとに、当該フォーマットに対応付けられた広告掲載料(広告費用)を制御する費用制御処理を行う(ステップS6)。
〔4−2.実施形態に係る表示制御処理およびポイント付与処理の一例〕
次に、図2を用いて、実施形態に係る情報処理のうち、図1のステップS4における表示制御処理から、ステップS5におけるポイント付与処理までの一連処理についてより詳細に説明する。図2は、実施形態に係る表示制御処理およびポイント付与処理の一例を示す図である。また、このようなことから、図2に示すステップS4−1〜S4−2は、図1のステップS4をより詳細に説明するものである。また、図2に示すステップS5−1〜S5−2は、図1のステップS5をより詳細に説明するものである。
なお、図2では、説明を簡単にするために、広告主の1つである店舗SH1により入稿された広告コンテンツADSH1が表示制御される場面を一例として挙げるが、他の広告主(図1の例では、店舗SH2およびSH3)についても同様の表示制御処理が行われる。
ここで、図2には、利用者U1が、店舗SH1へ向かうことを目的として(目的地「店舗SH1」)、予約アプリAPを介して、バスサービスSA1に対してバス車両の予約を行った例が示されている。また、図2には、係る予約により利用者U1がバスOB1(バス車両の一例)に乗車し、店舗SH1に向かう場面が示されている。また、図2には、利用者U1が店舗SH1前で実際に下車し、店舗SH1で商品購入する場面が示されている。
情報処理装置100は、バスOB1を追跡することで、バスOB1が目的地へと到着するまでの間、店舗SH1から受け付けた6つの表示条件が全て満たされたか否かを判定している。そして、情報処理装置100は、6つの表示条件が全て満たされたと判定した場合には、満たされたと判定している間(期間)について、広告コンテンツADSH1を繰り返し表示するよう広告装置30に対して表示制御する(ステップS4−1)。また、図2では、広告装置30が、ステップS4−1での表示制御処理に応じて、店舗SH1に対応する生鮮食品セールの広告である広告コンテンツADSH1を画面表示させている例が示される。なお、表示条件が満たされている間に表示される広告コンテンツの表示回数を設定することができるようにしてもよい。
また、情報処理装置100は、広告コンテンツADSH1を表示中に、広告コンテンツADSH1に対応付けられる特典情報であるクーポンCSH1を表示するよう利用者装置10を制御する(ステップS4−2)。例えば、情報処理装置100は、予約アプリAPを介して取得できる情報(例えば、位置情報や利用者ID)に基づいて、バスOB1に乗車中の利用者に対応する利用者装置10を特定する。そして、情報処理装置100は、特定した利用者装置10に対して、クーポンCSH1を表示するよう表示制御する。図2の例では、情報処理装置100は、利用者U1に対応する利用者装置10を特定することで、係る利用者装置10に対してクーポンCSH1を表示するよう表示制御する。
また、より詳細には、情報処理装置100は、広告コンテンツADSH1が広告装置30に表示されている間だけ、この表示と連動するようにクーポンCSH1を利用者装置10に表示させる。クーポンCSH1は、広告コンテンツADSH1に対応付けられる特典情報であるとともに、店舗SH1に対応する特典情報である。したがって、クーポンCSH1も店舗SH1により予め入稿されている。また、図2では、利用者装置10が、ステップS4−2での表示制御処理に応じて、広告コンテンツADSH1に対応する特典情報であるクーポンCSH1を取り込み可能な状態で画面表示させている例が示される。
次に、情報処理装置100は、クーポンCSH1を表示させた利用者装置10の利用者(図2の例では、利用者U1)が所定の行動を起こしたか否かを判定する(ステップS5−1)。例えば、情報処理装置100は、利用者U1が利用者装置10を介してクーポンCSH1を取得(ダウンロード)したか否かを判定する。また、例えば、情報処理装置100は、取得したクーポンCSH1を利用して利用者U1が店舗SH1で商品購入したか否かを判定する。
例えば、利用者U1は、クーポンCSH1利用で商品購入したい場合、店舗SH1のPOS端末に接続される所定のリーダーにクーポンCSH1を読み取らせる。したがって、情報処理装置100は、店舗SH1のPOS端末から得られた情報に基づき、利用者U1が店舗SH1においてクーポンCSH1利用で商品購入したか否かを判定することができる。
次に、情報処理装置100は、ステップS5−1での判定結果に応じて、各広告主により設定された表示条件ごとに、利用者の行動に応じたポイントを付与する(ステップS5−2)。図2の例では、情報処理装置100は、ステップS5−1での判定結果に応じて、店舗SH1により設定された6つの表示条件ごとに、利用者U1の行動に応じた数のポイントを付与する。
例えば、情報処理装置100は、ステップS5−1において、利用者U1がクーポンSH1を取得するという行動(行動AC11)を行ったと判定したとする。係る場合、情報処理装置100は、行動AC11に応じたポイント(例えば「1pt」)を、表示条件♯11〜♯16それぞれに付与する。また、例えば、情報処理装置100は、ステップS5−1において、利用者U1がクーポンSH1利用で商品購入するという行動(行動AC12)を行ったと判定したとする。係る場合、情報処理装置100は、行動AC12に応じたポイント(例えば「9pt」)を、表示条件♯11〜♯16それぞれに付与する。
〔4−3.実施形態に係る表示制御処理およびポイント付与処理の一例〕
次に、図3を用いて、実施形態に係る情報処理のうち、図1のステップS6における費用制御処理についてより詳細に説明する。図3は、実施形態に係る費用制御処理の一例を示す図である。
実施形態に係る費用制御処理の一例を説明するにあたって、まず、図2のステップS5−2でのポイント付与処理をより詳細に説明する。図3では、広告主として店舗SH1だけでなく店舗SH2およびSH3も例示する。
また、図3(a)は、店舗SH1により設定された「表示条件」(図1より)と、「ポイント内容」との対応関係であって、広告データ記憶部122内での対応関係(図6)の一部を示すものである。また、図3(b)は、店舗SH2により設定された「表示条件」(図1より)と、「ポイント内容」との対応関係であって、広告データ記憶部122内での対応関係(図6)の一部を示すものである。また、図3(c)は、店舗SH3により設定された「表示条件」(図1より)と、「ポイント内容」との対応関係であって、広告データ記憶部122内での対応関係(図6)の一部を示すものである。また、「ポイント内容」とは、クーポン取得(行動AC11)、クーポン利用(行動AC12)に応じて、各表示条件にどれだけのポイントが付与されたかを示す情報である。
図3(a)は、図2の例に対応するもので、前述の通り情報処理装置100が、クーポCSH1が取得されることに応じて各表示条件に対して「1pt」を付与し、また、クーポCSH1が利用されることに応じて各表示条件に対して「9pt」を付与した例が示される。なお、情報処理装置100は、各表示条件に対して「1pt」を等分してもよい。同様に、情報処理装置100は、各表示条件に対して「9pt」を等分してもよい。
また、例えば、利用者U2(不図示)がクーポCSH1をさらに取得した場合には、図3(a)の例での各表示条件にさらに「1pt」が付与(加算)される。すなわち、各表示条件に対応する「クーポン取得」で規定される「ポイント内容」が全て「2pt」(合計2pt)となる。また、利用者U2がクーポCSH1をさらに利用した場合には、図3(a)の例での各表示条件にさらに「9pt」が付与(加算)される。すなわち、各表示条件に対応する「クーポン利用」で規定される「ポイント内容」が全て「18pt」(合計18pt)となる。要するに、より多くの利用者によって行動AC11が行われる程、行われた行動回数に応じて「1pt」が表示条件ごとに加算されてゆく。また、より多くの利用者によって行動AC12が行われる程、行われた行動回数に応じて「9pt」が表示条件ごとに加算されてゆく。
図3(b)でも同様に、情報処理装置100は、店舗SH2に対応するクーポンが取得されることに応じて、店舗SH2設定による各表示条件に対して「1pt」を付与し、また、係るクーポが利用されることに応じて各表示条件に対して「9pt」を付与する。図3(c)でも同様に、情報処理装置100は、店舗SH3に対応するクーポンが取得されることに応じて、店舗SH3設定による各表示条件に対して「1pt」を付与し、また、係るクーポが利用されることに応じて各表示条件に対して「9pt」を付与する。また、図3(b)および(c)でも、行動回数に応じて表示条件ごとにポイントが加算されてゆく。
また、情報処理装置100は、付与したポイントの集計を行うタイミングになったか否かを判定している。そして、情報処理装置100は、付与したポイントの集計を行うタイミングになったと判定した場合には、ポイントの集計を行う。すなわち、情報処理装置100は、費用制御処理を開始する。具体的には、情報処理装置100は、各広告主により設定された表示条件ごとに付与されたポイントであって、広告主間でのポイントを、当該表示条件に対応する条件文フォーマット(表示条件の候補)ごとに合計するという集計を行う(ステップS6−1)。
図3に示す広告データ記憶部122の例によれば、条件文フォーマットCD1を用いて店舗SH1が設定した表示条件には、合算ポイント「10pt」(1pt+9pt)が付されている。また、条件文フォーマットCD1を用いて店舗SH2が設定した表示条件には、合算ポイント「10pt」(1pt+9pt)が付されている。また、条件文フォーマットCD1を用いて店舗SH3が設定した表示条件には、合算ポイント「10pt」(1pt+9pt)が付されている。また、この他にも条件文フォーマットCD1を用いて表示条件を設定した広告主が存在すると仮定する。そうすると、情報処理装置100は、条件文フォーマットCD1を対象に、各広告主の表示条件に付された合算ポイントを合計するという集計を行う。また、図3に示す条件文データ記憶部123の例によれば、係る集計による集計結果として、情報処理装置100が「3,000pt」を算出した例が示される。
他の例についても説明する。例えば、図3に示す広告データ記憶部122の例によれば、条件文フォーマットCD4を用いて店舗SH1が設定した表示条件には、合算ポイント「10pt」(1pt+9pt)が付されている。また、条件文フォーマットCD4を用いて店舗SH2が設定した表示条件には、合算ポイント「10pt」(1pt+9pt)が付されている。また、この他にも条件文フォーマットCD4を用いて表示条件を設定した広告主が存在すると仮定する。そうすると、情報処理装置100は、条件文フォーマットCD4を対象に、各広告主の表示条件に付された合算ポイントを合計するという集計を行う。また、図3に示す条件文データ記憶部123の例によれば、係る集計による集計結果として、情報処理装置100が「10,000pt」を算出した例が示される。
次に、情報処理装置100は、条件文フォーマットごとに合算ポイントを集計して得られた合計ポイント(集計結果)を、当該条件文フォーマットに対応する広告効果を示す指標値として推定する(ステップS6−2)。
図3に示す広告データ記憶部122の例によれば、情報処理装置100は、例えば、条件文フォーマットCD1の合計ポイントが「3,000pt」であることから、条件文フォーマットCD1の広告効果を示す指標値として「3,000」を推定している。また、このため、ポイント付与処理で付与されるポイントは、広告効果の指標元となるポイントといえる。
次に、情報処理装置100は、条件文フォーマットごとに、当該条件文フォーマットの広告効果を示す指標値に基づき、広告掲載料を制御する(ステップS6−3)。例えば、情報処理装置100は、広告効果を示す指標値が所定の閾値を上回る条件文フォーマットに対応付けられた広告掲載料を増加させ、広告効果を示す指標値が所定の閾値を下回る条件文フォーマットに対応付けられた広告掲載料を減少させる、という制御を行う。また、所定の閾値は、条件文フォーマットごとに最適な値が採用されてもよいし、条件文フォーマットに拘わらず共通の値であってもよい。
例えば、情報処理装置100は、条件文フォーマットCD1の広告効果を示す指標値「3,000pt」が所定の閾値を下回っていると判定したとする。係る場合には、情報処理装置100は、例えば、所定の閾値から下回っている分に相当する金額を現在の広告掲載料「10円/回」から減算する。図3では、このような費用制御処理の結果、情報処理装置100が、広告掲載料「10円/回」から広告掲載料「3円/回」へと制御した例が示されている。
他の例についても説明する。例えば、情報処理装置100は、条件文フォーマットCD3の広告効果を示す指標値「20,000pt」が所定の閾値を上回っていると判定したとする。係る場合には、情報処理装置100は、例えば、所定の閾値から上回っている分に相当する金額を現在の広告掲載料「20円/回」に対して加算する。図3では、このような費用制御処理の結果、情報処理装置100が、広告掲載料「20円/回」から広告掲載料「30円/回」へと制御した例が示されている。
さて、これまで図1〜図3を用いて説明してきたように、実施形態に係る情報処理装置100は、広告コンテンツを表示させるための表示条件の候補のうち、設定対象の表示条件を広告主それぞれから受け付ける。そして、情報処理装置100は、表示条件の候補のうち、広告主により設定された表示条件に合わせて当該広告主の広告コンテンツが表示されることに応じて、利用者が所定の行動を起こしたか否かに基づいて、表示条件の候補ごとに広告効果を推定する。そして、情報処理装置100は、表示条件の候補ごとに推定された広告効果に基づいて、表示条件の候補ごとに当該候補に対応付けられた広告費用を制御する。
このような情報処理装置100によれば、広告効果に応じて広告費用が最適化されるため、信頼性の高いコンテンツ配信モデルを実現することができ、結果、広告配信によって広告主から得られる収益を高めることができるようになる。また、このような情報処理装置100によれば、広告主にとっても効果的な集客につながることによる収益を見込めるようになる。したがって、このような情報処理装置100によれば、広告主および広告配信業者の双方にとって有益なコンテンツ配信モデルを実現することができるようになる。
また、このような情報処理によれば、広告主は、自身がターゲットとする利用者に対してより的確に広告コンテンツを接触させることができるようになる。
〔5.情報処理装置の構成〕
次に、図5を用いて、実施形態に係る情報処理装置100について説明する。図5は、実施形態に係る情報処理装置100の構成例を示す図である。図5に示すように、情報処理装置100は、通信部110と、記憶部120と、制御部130とを有する。
(通信部110について)
通信部110は、例えば、NIC(Network Interface Card)等によって実現される。そして、通信部110は、ネットワークNと有線または無線で接続され、例えば、利用者装置10や広告装置30との間で情報の送受信を行う。
(記憶部120について)
記憶部120は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ等の半導体メモリ素子またはハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。記憶部120は、交通データ記憶部121と、広告データ記憶部122と、条件文データ記憶部123とを有する。
(交通データ記憶部121)
交通データ記憶部121は、図1で説明した車両データ、予約データ、乗客データ、地図データ等の情報を記憶する。交通データ記憶部121に記憶される車両データ、予約データ、乗客データ、地図データ等は、例えば、外部サーバSVから取得される。
(広告データ記憶部122)
広告データ記憶部122は、広告コンテンツに関する各種情報を記憶する。ここで、図6に実施形態に係る広告データ記憶部122の一例を示す。図6の例では、広告データ記憶部122は、「広告主ID(Identifier)」、「広告コンテンツ」、「クーポン」、「条件文ID(Identifier)」、「表示条件」、「ポイント内容」といった項目を有する。
「広告主ID(Identifier)」は、広告主を識別する識別情報を示す。「広告コンテンツ」は、広告コンテンツの内容そのものである広告データと、これを識別する識別情報である広告ID(Identifier)とによって構成される。広告データは、広告内容を示すテキスト、静止画像、動画像等である。
「クーポン」は、クーポン(特典情報)の内容そのものであるクーポンデータと、これを識別する識別情報であるクーポンID(Identifier)とによって構成される。クーポンデータは、クーポン内容を示すテキスト、静止画像、動画像等である。
「条件文ID」は、「条件文のフォーマット」を識別する識別情報を示す。「表示条件」は、「条件文ID」で識別される条件文フォーマットを用いて設定された表示条件を示す。図3の例によれば、広告主ID「SH1」に対して、条件文ID「CD1」および表示条件「“時間”が“15時台”」が対応付けられている。係る例は、広告主SH1(すなわち、図1の店舗SH1)が、「“時間”が“XX”」といったように、“XX”の部分に任意の情報を入力可能な態様の条件文フォーマットCD1を購入したうえで、“XX”に対して“15時台”を入力し、これを情報処理装置100に入稿することで、表示条件「“時間”が“15時台”」を設定させた例を示す。
「ポイント内容」は、利用者が所定の行動を行うことに応じて、各「表示条件」にどれだけのポイントが付与されたかを示す情報である。例えば、「ポイント内容」は、「クーポン」が提供された利用者が、このクーポンを取得するという「クーポン取得」行動を行うたびにポイントが付与されることによる累計ポイントを示す情報である。また、例えば、「ポイント内容」は、「クーポン」が提供された利用者が、このクーポンを利用するという「クーポン利用」行動を行うたびにポイントが付与されることによる累計ポイントを示す情報である。
(条件文データ記憶部123)
条件文データ記憶部123は、条件文フォーマットに関する各種情報を記憶する。図1および図3で説明したように、条件文データ記憶部123は、「条件文ID(Identifier)」、「条件文フォーマット」、「広告効果」、「広告掲載料」といった項目を有する。「広告掲載料」は、費用制御処理によって随時更新される。
(制御部130について)
図5に戻り、制御部130は、CPU(Central Processing Unit)、GPU(Graphics Processing Unit)、MPU(Micro Processing Unit)等によって、情報処理装置100内部の記憶装置に記憶されている各種プログラムがRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部130は、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路により実現される。
図5に示すように、制御部130は、管理部131と、受付部132と、表示制御部133と、付与部134と、推定部135と、費用制御部136とを有し、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現または実行する。なお、制御部130の内部構成は、図5に示した構成に限られず、後述する情報処理を行う構成であれば他の構成であってもよい。また、制御部130が有する各処理部の接続関係は、図5に示した接続関係に限られず、他の接続関係であってもよい。
(管理部131について)
管理部131は、条件文フォーマットを購入した購入者を管理する。例えば、管理部131は、条件文フォーマットを購入した購入元の広告主を管理する。例えば、管理部131は、条件文フォーマットが購入された場合には、購入した広告主を識別する「広告主ID」を払い出す。そして、管理部131は、払い出した「広告主ID」と、この広告主により購入された条件文フォーマットを識別する「条件文ID」とを対応付けて広告データ記憶部122に登録する。
(受付部132について)
受付部132は、コンテンツの表示条件の候補のうち、設定対象の表示条件をコンテンツの入稿元(例えば、広告主)それぞれから受け付ける。例えば、受付部132は、広告コンテンツの表示条件の候補のうち、設定対象の表示条件をコンテンツの入稿元それぞれから受け付ける。
図1で説明したように、表示条件の候補は、広告コンテンツを表示させる表示条件の内容を示す条件文の一部を、広告主が任意に制御可能な態様を有する条件文のフォーマットであり、受付部132は、この条件文フォーマットに対して広告主が任意の内容を入力したことによる条件文を、設定対象の表示条件として当該広告主から受け付ける。
例えば、受付部132は、条件文フォーマットに対して広告主が任意の内容を入力したことによる条件文として、所定の交通サービスに対応する車両の移動に関する内容を示す条件文を、設定対象の表示条件として受け付ける。また、例えば、受付部132は、条件文フォーマットに対して広告主が任意の内容を入力したことによる条件文として、所定の交通サービスに乗車した利用客に関する内容を示す条件文を、設定対象の表示条件として受け付ける。
また、例えば、受付部132は、条件文フォーマットのうち、購入された条件文フォーマットを用いて広告主により生成された表示条件を、設定対象の表示条件として受け付ける。また、受付部132は、設定対象の表示条件を入稿した広告主を識別する「広告主ID」に対応付けられる「条件文ID」に対して、この「条件文ID」が示す条件文フォーマットを用いて生成された「表示条件」を対応付けるようにして広告データ記憶部122に登録することで表示条件を設定する。すなわち、受付部132は、表示条件に合わせて、広告コンテンツを配信するよう配信設定する。
また、受付部132は、入稿元(広告主)から広告コンテンツやクーポンの入稿も受け付けることができる。
(表示制御部133について)
表示制御部133は、各種コンテンツの表示制御を行う。例えば、表示制御部133は、各広告主により設定された表示条件ごとに、当該表示条件が満たされたか否かを判定する。例えば、表示制御部133は、処理対象のバス車両を追跡することで、バス車両が目的地へと到着するまでの間、表示条件が満たされたか否かを判定する。
また、表示制御部133は、表示条件が満たされたと判定した場合には、この満たされた表示条件に対応付けられる広告コンテンツを、表示対象の広告コンテンツとして広告データ記憶部122から抽出する。そして、表示制御部133は、表示条件が満たされている間(期間)について、抽出した広告コンテンツを繰り返し表示するよう広告装置30(処理対象のバス車両に搭載される広告装置30)に対して表示制御する。また、表示制御部133は、複数の表示条件が同じタイミングで満たされることにより、異なる複数の広告コンテンツを抽出した場合には、これら広告コンテンツをローテションして表示するように表示制御する。
また、表示制御部133は、広告装置30において広告コンテンツを表示中に、当該広告コンテンツ(当該広告コンテンツに対応する広告主)に対応付けられる特典情報(例えば、クーポン)を表示するよう利用者装置10を制御する(ステップS4−2)。例えば、表示制御部133は、予約アプリAPを介して取得できる情報(例えば、位置情報や利用者ID)に基づいて、処理対象のバス車両に乗車中の利用者に対応する利用者装置10を特定する。そして、表示制御部133は、特定した利用者装置10に対して、特典情報を表示するよう表示制御する。
(付与部134について)
付与部134は、入稿元(例えば、広告主)により設定された表示条件に合わせて当該入稿元のコンテンツが表示されることに応じて、特典情報が提供された利用者が所定の行動を起こしたか否かに基づいて、当該入稿元により設定された表示条件ごとに、広告効果の指標元となる所定のポイントを当該表示条件に対して付与する。
例えば、付与部134は、広告主の広告コンテンツが表示されることに応じて、利用者が当該広告コンテンツに対応する特典情報(例えば、クーポン)を取得した場合には、当該広告主により設定された表示条件ごとに、この特典情報が取得されたことに応じたポイントを付与する。
また、例えば、付与部134は、特典情報を取得した利用者が、この取得した特典情報を利用した場合(例えば、特典情報を利用して、広告主の店舗で商品購入した場合)には、広告主により設定された表示条件ごとに、この特典情報が利用されたことに応じたポイントを付与する。
また、付与部134は、広告主の広告コンテンツが利用者装置10に表示されることに応じて、利用者と広告主との間でコンバージョン(例えば、広告主の店舗で商品の商品購入や、広告主のサイトで資料請求等)が成立した場合には、広告主により設定された表示条件ごとに、コンバージョン成立に応じたポイントを付与してもよい。
(推定部135について)
推定部135は、表示条件の候補のうち、入稿元(例えば、広告主)により設定された表示条件に合わせて当該入稿元のコンテンツが表示されることに応じて、利用者が所定の行動を起こしたか否かに基づいて、表示条件の候補ごとに広告効果を推定する。例えば、推定部135は、広告主により設定された表示条件ごとに付与されたポイントであって、広告主間でのポイントが、当該表示条件の候補ごとに合計された合計ポイントを、表示条件の候補ごとの広告効果として推定する。
図3の例によると、例えば、推定部135は、付与部134により付与されたポイントの集計を行うタイミングになったか否かを判定する。そして、推定部135は、付与されたポイントの集計を行うタイミングになったと判定した場合には、条件文フォーマットごとにポイントの集計を行う。具体的には、推定部135は、各広告主により設定された表示条件ごとに付与されたポイント(合算ポイント)を、当該表示条件に対応する条件文フォーマットごとに合計するという集計を行う。
そして、推定部135は、条件文フォーマットごとにポイントを集計して得られた合計ポイントを、当該条件文フォーマットの広告効果を示す指標値として推定する。
また、推定部135は、条件文フォーマットごとに推定した広告効果(指標値)を条件文データ記憶部123に格納する。例えば、推定部135は、条件文フォーマットごとに推定した「広告効果」を、当該条件文フォーマットを識別する「条件文ID」に対応付けて条件文データ記憶部123に格納する。
(費用制御部136について)
費用制御部136は、表示条件の候補ごとに推定された広告効果に基づいて、表示条件の候補ごとに対応付けられた広告費用(例えば、入稿元のコンテンツが1回表示されるごとに当該入稿元に対して課金される料金である広告掲載料)を制御する。例えば、費用制御部136は、表示条件の候補ごとに対応付けられた広告費用を制御する処理として、表示条件の候補のうち、推定部135により推定された広告効果を示す評価値が所定の閾値を上回る候補に対応付けられた広告費用を増加させ、推定部135により推定された広告効果を示す評価値が所定の閾値を下回る候補に対応付けられた広告費用を減少させる。
図3の例によると、例えば、費用制御部136は、条件文フォーマットごとに、当該条件文フォーマットの広告効果(広告効果を示す指標値)に基づき、広告掲載料を制御する。例えば、費用制御部136は、広告効果を示す指標値が所定の閾値を上回る条件文フォーマットに対応付けられた広告掲載料を増加させ、広告効果を示す指標値が所定の閾値を下回る条件文フォーマットに対応付けられた広告掲載料を減少させる、という費用制御処理を行う。
〔6.処理手順〕
次に、図7〜図10を用いて、情報処理装置100によって行われる実施形態に係る情報処理の手順について説明する。図7では、情報処理のうちコンテンツ配信の前提となる、広告コンテンツ受付処理の手順について説明する。図8では、情報処理のうち表示条件に基づく表示制御処理の手順について説明する。図9では、情報処理のうち利用者の行動に応じてポイントを付与するポイント付与処理の手順について説明する。図10では、情報処理のうち広告効果に基づく費用制御処理の手順について説明する。
〔6−1.処理手順(1)〕
まず、図7を用いて実施形態に係る広告コンテンツ受付処理の手順について説明する。図7は、実施形態に係る受付処理手順を示すフローチャートである。
図7に示すように、例えば、管理部131は、広告主に向けて条件文フォーマットを販売している(ステップS101)。
また、このような状態において、管理部131は、条件文フォーマットが購入されたか否かを判定している(ステップS102)。管理部131は、条件文フォーマットが購入されていないと判定している間は(ステップS102;No)、条件文フォーマットが購入されたと判定できるまで待機する。
一方、管理部131は、条件文フォーマットが購入されと判定した場合には(ステップS102;Yes)、条件文フォーマットを購入した広告主を広告データ記憶部122において管理する(ステップS103)。例えば、管理部131は、条件文フォーマットを購入した広告主を識別する「広告主ID」を払い出す。そして、管理部131は、払い出した「広告主ID」と、この広告主により購入された条件文フォーマットを識別する「条件文ID」とを対応付けて広告データ記憶部122に登録する。
次に、受付部132は、設定対象の表示条件と、係る表示条件が満たされた場合に配信されるべき広告コンテンツとを受け付けたか否かを判定する(ステップS104)。受付部132は、表示条件および広告コンテンツの入稿を受け付けていないと判定している間は(ステップS104;No)、表示条件および広告コンテンツの入稿を受け付けたと判定できるまで待機する。
一方、受付部132は、表示条件および広告コンテンツの入稿を受け付けたと判定した場合には(ステップS104;Yes)、表示条件に合わせて広告コンテンツを配信するよう配信設定する(ステップS105)。例えば、受付部132は、設定対象の表示条件を入稿した広告主を識別する「広告主ID」に対応付けられる「条件文ID」に対して、この「条件文ID」が示す条件文フォーマットを用いて生成された「表示条件」を対応付けるようにして広告データ記憶部122に登録することで表示条件を設定する。
〔6−2.処理手順(2)〕
次に、図8を用いて実施形態に係る表示制御処理の手順について説明する。図8は、実施形態に係る表示制御処理手順を示すフローチャートである。
まず、表示制御部133は、各広告主により設定された表示条件ごとに、当該表示条件が満たされたか否かを判定する(ステップS201)。表示制御部133は、表示条件が満たされていないと判定している間は(ステップS201;No)、表示条件が満たされたと判定できるまで待機する。
一方、表示条件が満たされたと判定した場合には、この満たされた表示条件に対応付けられる広告コンテンツを、表示対象の広告コンテンツとして広告データ記憶部122から抽出する(ステップS202)。
そして、表示制御部133は、表示条件が満たされている間(期間)について、抽出した広告コンテンツを繰り返し表示するよう広告装置30(処理対象のバス車両に搭載される広告装置30)に対して表示制御する(ステップS203)。
また、表示制御部133は、広告装置30において広告コンテンを表示中に、当該広告コンテンツ(当該広告コンテンツに対応する広告主)に対応付けられるクーポンを表示するよう利用者装置10を制御する(ステップS204)。例えば、表示制御部133は、予約アプリAPを介して取得できる情報(例えば、位置情報や利用者ID)に基づいて、処理対象のバス車両に乗車中の利用者に対応する利用者装置10を特定する。そして、表示制御部133は、特定した利用者装置10に対して、クーポンを表示するよう表示制御する。
なお、図5では不図示であるが、表示制御部133は、ステップS204によりクーポンが提供された利用者(または、係る利用者の利用者装置10)を識別する識別情報を所定の記憶部内で管理することができる。これにより付与部134は、クーポンが提供された利用者を追跡することができるようになるため、係る利用者を対象にクーポン取得やクーポン利用が行われたか否かを判定することができるようになる。
〔6−3.処理手順(3)〕
次に、図9を用いて実施形態に係るポイント付与処理の手順について説明する。図9は、実施形態に係るポイント付与処理手順を示すフローチャートである。
まず、付与部134は、表示制御部133による表示制御に応じて利用者装置10に表示されたクーポンが取得(例えば、ダウンロード)されたか否かを判定する(ステップS301)。付与部134は、クーポンが取得されていないと判定している間は(ステップS301;No)、クーポンが取得されたと判定できるまで待機する。
一方、付与部134は、クーポンが取得されたと判定した場合には(ステップS301;Yes)、取得されたクーポンに対応する広告主の表示条件ごとに、クーポン取得という行動に応じた数のポイントを付与する(ステップS302)。例えば、付与部134は、広告データ記憶部122を参照し、取得されたクーポンを識別する「クーポンID」に対応付けられる「広告主ID」を特定する。そして、付与部134は、特定した「広告主ID」で識別される広告主により設定された「表示条件」ごとに、「クーポン取得」に応じたポイント(例えば「1pt」)を登録する。
また、付与部134は、ステップS301で取得されたと判定したクーポンが、さらに利用されたか否かを判定する(ステップS303)。付与部134は、クーポンが利用されていないと判定している間は(ステップS303;No)、クーポンが利用されたと判定できるまで待機する。
一方、付与部134は、クーポンが利用されたと判定した場合には(ステップS303;Yes)、この利用されたクーポンに対応する広告主の表示条件ごとに、クーポン利用という行動に応じた数のポイントを付与する(ステップS304)。例えば、付与部134は、広告データ記憶部122を参照し、利用されたクーポンを識別する「クーポンID」に対応付けられる「広告主ID」を特定する。そして、付与部134は、特定した「広告主ID」で識別される広告主により設定された「表示条件」ごとに、「クーポン利用」に応じたポイント(例えば「9pt」)を登録する。
〔6−4.処理手順(4)〕
次に、図10を用いて実施形態に係る費用制御処理の手順について説明する。図10は、実施形態に係る費用制御処理手順を示すフローチャートである。
なず、推定部135は、付与部134によりこれまでに付与されたポイントの集計を行うタイミングになったか否かを判定する(ステップS401)。推定部135は、ポイントの集計を行うタイミングになっていないと判定している間は(ステップS401;No)、ポイントの集計を行うタイミングになったと判定できるまで待機する。
一方、推定部135は、ポイントの集計を行うタイミングになったと判定した場合には(ステップS401;Yes)、条件文データ記憶部123に記憶される条件文フォーマットごとにポイントの集計を行う(ステップS402)。具体的には、推定部135は、各広告主により設定された表示条件ごとに付与されたポイントを、当該表示条件に対応する条件文フォーマットごとに合計するという集計を行う。
次に、推定部135は、条件文フォーマットごとに合算ポイントを集計して得られた合計ポイント(集計結果)を、当該条件文フォーマットの広告効果を示す指標値として推定する(ステップS403)。
そして、費用制御部136は、条件文フォーマットごとに、当該条件文フォーマットの広告効果(広告効果を示す指標値)に基づき、当該条件文フォーマットに対応付けられる広告掲載料を制御する(ステップS404)。例えば、費用制御部136は、広告効果を示す指標値が所定の閾値を上回る条件文フォーマットに対応付けられた広告掲載料を増加させ、広告効果を示す指標値が所定の閾値を下回る条件文フォーマットに対応付けられた広告掲載料を減少させる、という費用制御処理を行う。
また、費用制御部136は、条件文データ記憶部123において現在登録されている「広告掲載料」を制御後の「広告掲載料」へと更新することで、翌月から適用される広告掲載料として設定する(ステップS405)。
〔7.変形例〕
上記実施形態に係る情報処理装置は、上記実施形態以外にも種々の異なる形態にて実施されてよい。
〔7−1.ポイント付与のバリエーション(1)〕
付与部134は、入稿元により設定された表示条件に合わせて当該入稿元のコンテンツが表示された回数である表示回数と、当該コンテンツが表示されることに応じて、利用者が所定の行動を行った回数である行動回数との関係性に基づいて、当該所定の行動を行ったことに応じて付与されるポイントを制御し、制御した後のポイントを付与してもよい。この点について、図1〜図3の例を適宜用いて説明する。
例えば、付与部134は、広告主により設定された表示条件に合わせて当該入稿元のコンテンツがバス車両OB1の広告装置30に表示された回数である表示回数を広告主ごとに計数しておく。図1〜図3の例では、付与部134は、バス車両OB1の広告装置30において、広告コンテンツが表示された表示回数を店舗SH1〜SH3ごとに計数しておく。また、付与部134は、店舗SH1〜SH3それぞれの広告コンテンツが表示されることに応じて、店舗SH1〜SH3それぞれのクーポンが取得された回数(行動回数)を店舗SH1〜SH3ごとに計数しておく。
ここで、上記の計数結果として、例えば、「店舗SH1の広告コンテンツが10回表示(表示回数10回)されたうち、店舗SH1のクーポンが乗客のうちの2人の利用者によって取得(行動回数2回)された」とする。係る場合、付与部134は、「行動回数2回/表示回数10回」に基づき、重み係数「0.2」を算出する。そして、付与部134は、クーポン取得という行動(行動AC11)に応じた標準ポイント(これまでの例では「1pt」)に対して重み係数「0.2」を乗じることにより、付与すべきポイントを当初の「1pt」から「0.2pt」へと制御する。そうすると、付与部134は、図3(a)の例のように店舗SH1により設定された表示条件ごとに「1pt」を付与するのではなく、制御後の「0.2pt」を付与する。
また、上記の計数結果として、例えば、「店舗SH2の広告コンテンツが6回表示(表示回数6回)されたうち、店舗SH2のクーポンが乗客のうちの3人の利用者によって取得(行動回数3回)された」とする。係る場合、付与部134は、「行動回数3回/表示回数6回」に基づき、重み係数「0.5」を算出する。そして、付与部134は、クーポン取得という行動(行動AC11)に応じた標準ポイント(これまでの例では「1pt」)に対して重み係数「0.5」を乗じることにより、付与すべきポイントを当初の「1pt」から「0.5pt」へと制御する。そうすると、付与部134は、図3(b)の例のように店舗SH2より設定された表示条件ごとに「1pt」を付与するのではなく、制御後の「0.5pt」を付与する。
また、上記の計数結果として、例えば、「店舗SH3の広告コンテンツが2回表示(表示回数2回)されたうち、店舗SH3のクーポンが乗客のうちの2人の利用者によって取得(行動回数2回)された」とする。係る場合、付与部134は、「行動回数2回/表示回数2回」に基づき、重み係数「1」を算出する。そして、付与部134は、クーポン取得という行動(行動AC11)に応じた標準ポイント(これまでの例では「1pt」)に対して重み係数「1」を乗じることにより、付与すべきポイントを当初の「1pt」のままとする。そうすると、付与部134は、図3(c)の例と同様に、店舗SH3より設定された表示条件ごとに「1pt」を付与する。
このような情報処理装置100によれば、例えば、利用者への影響力が高い条件文フォーマットほどより広告効果を高めるようにポイントを付与することができるため、広告効果を精度よく推定することができるようになる。
なお、上記例では、付与部134が、広告主ごとに計数結果を分けることで、広告主ごとに付与ポイントを制御する例を示した。しかしながら、付与部134は、計数結果を統一することで(例えば、広告主間で表示回数を合計し、広告主間で行動回数を合計する)、全体として1つの重み係数(「合計行動回数/合計表示回数」)を算出してもよい。
なお、付与すべきポイントを制御した場合であっても、推定部135および費用制御部136による費用制御処理は、これまでの例と同様である。
〔7−2.ポイント付与のバリエーション(2)〕
また、付与部134は、入稿元により設定された表示条件に合わせて当該入稿元のコンテンツが表示されることに応じて、利用者が所定の行動を行った回数である行動回数と、当該コンテンツが表示された車両であって、所定の交通サービスに対応する車両に乗車した利用客の人数である乗客数との関係性に基づいて、当該所定の行動を行ったことに応じて付与されるポイントを制御し、制御した後のポイントを付与してもよい。この点について、図1〜図3の例を適宜用いて説明する。
例えば、付与部134は、広告主により設定された表示条件に合わせて当該入稿元のコンテンツがバス車両OB1の広告装置30に表示された回数である表示回数を広告主ごとに計数しておく。図1〜図3の例では、付与部134は、バス車両OB1の広告装置30において広告コンテンツが表示された表示回数を店舗SH1〜SH3ごとに計数しておく。また、付与部134は、バス車両OB1に乗車した利用客の人数である乗客数を計数しておく。
ここで、上記の計数結果として、例えば、「バス車両OB1に10人が乗客として乗っていた場合において(乗客数10人)、店舗SH1のクーポンがこの乗客のうちの2人の利用者によって取得(行動回数2回)された」とする。係る場合、付与部134は、「行動回数2回/乗客数10人」に基づき、重み係数「0.2」を算出する。そして、付与部134は、クーポン取得という行動(行動AC11)に応じた標準ポイント(これまでの例では「1pt」)に対して重み係数「0.2」を乗じることにより、付与すべきポイントを当初の「1pt」から「0.2pt」へと制御する。そうすると、付与部134は、図3(a)の例のように店舗SH1により設定された表示条件ごとに「1pt」を付与するのではなく、制御後の「0.2pt」を付与する。
また、上記の計数結果として、例えば、「バス車両OB1に10人が乗客として乗っていた場合において(乗客数10人)、店舗SH2のクーポンがこの乗客のうちの5人の利用者によって取得(行動回数5回)された」とする。係る場合、付与部134は、「行動回数5回/乗客数10人」に基づき、重み係数「0.5」を算出する。そして、付与部134は、クーポン取得という行動(行動AC11)に応じた標準ポイント(これまでの例では「1pt」)に対して重み係数「0.5」を乗じることにより、付与すべきポイントを当初の「1pt」から「0.5pt」へと制御する。そうすると、付与部134は、図3(b)の例のように店舗SH2により設定された表示条件ごとに「1pt」を付与するのではなく、制御後の「0.5pt」を付与する。
また、上記の計数結果として、例えば、「バス車両OB1に10人が乗客として乗っていた場合において(乗客数10人)、店舗SH3のクーポンがこの乗客のうちの10人全員によって取得(行動回数10回)された」とする。係る場合、付与部134は、「行動回数10回/乗客数10人」に基づき、重み係数「1」を算出する。そして、付与部134は、クーポン取得という行動(行動AC11)に応じた標準ポイント(これまでの例では「1pt」)に対して重み係数「1」を乗じることにより、付与すべきポイントを当初の「1pt」のままとする。そうすると、付与部134は、図3(c)の例と同様に、店舗SH3により設定された表示条件ごとに「1pt」を付与する。
このような情報処理装置100によれば、例えば、利用者への影響力が高い条件文フォーマットほどより広告効果を高めるようにポイントを付与することができるため、広告効果を精度よく推定することができるようになる。また、このようなポイント制御は、特定の出発地から特定の目的地へ向かう処理対象の1の車両に対する乗客数を高精度に把握し易いオンデマンドバスサービスならではの処理であり、これが困難な電車や、乗車人数がおよそ一定人数以内におさまってしまうようなタクシーと比較して有効な差となり得ると考えられる。
〔8.ハードウェア構成〕
また、上記実施形態にかかる情報処理装置100は、例えば図11に示すような構成のコンピュータ1000によって実現される。図11は、情報処理装置100の機能を実現するコンピュータ1000の一例を示すハードウェア構成図である。コンピュータ1000は、CPU1100、RAM1200、ROM1300、HDD1400、通信インターフェイス(I/F)1500、入出力インターフェイス(I/F)1600、及びメディアインターフェイス(I/F)1700を有する。
CPU1100は、ROM1300又はHDD1400に格納されたプログラムに基づいて動作し、各部の制御を行う。ROM1300は、コンピュータ1000の起動時にCPU1100によって実行されるブートプログラムや、コンピュータ1000のハードウェアに依存するプログラム等を格納する。
HDD1400は、CPU1100によって実行されるプログラム、および、かかるプログラムによって使用されるデータ等を格納する。通信インターフェイス1500は、通信網50を介して他の機器からデータを受信してCPU1100へ送り、CPU1100が生成したデータを、通信網50を介して他の機器へ送信する。
CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、ディスプレイやプリンタ等の出力装置、及び、キーボードやマウス等の入力装置を制御する。CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、入力装置からデータを取得する。また、CPU1100は、生成したデータを、入出力インターフェイス1600を介して出力装置へ出力する。
メディアインターフェイス1700は、記録媒体1800に格納されたプログラム又はデータを読み取り、RAM1200を介してCPU1100に提供する。CPU1100は、かかるプログラムを、メディアインターフェイス1700を介して記録媒体1800からRAM1200上にロードし、ロードしたプログラムを実行する。記録媒体1800は、例えばDVD(Digital Versatile Disc)、PD(Phase change rewritable Disk)等の光学記録媒体、MO(Magneto-Optical disk)等の光磁気記録媒体、テープ媒体、磁気記録媒体、または半導体メモリ等である。
例えば、コンピュータ1000が実施形態にかかる情報処理装置100として機能する場合、コンピュータ1000のCPU1100は、RAM1200上にロードされたプログラムを実行することにより、制御部130の機能を実現する。また、HDD1400には、記憶部120内のデータが格納される。コンピュータ1000のCPU1100は、これらのプログラムを、記録媒体1800から読み取って実行するが、他の例として、他の装置から、通信網50を介してこれらのプログラムを取得してもよい。
〔9.その他〕
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。
以上、本願の実施形態をいくつかの図面に基づいて詳細に説明したが、これらは例示であり、発明の開示の欄に記載の態様を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した他の形態で本発明を実施することが可能である。
また、上述してきた「部(section、module、unit)」は、「手段」や「回路」などに読み替えることができる。例えば、受付部は、受付手段や受付回路に読み替えることができる。
1 情報処理システム
10 利用者装置
30 広告装置
100 情報処理装置
120 記憶部
121 交通データ記憶部
122 広告データ記憶部
123 条件文データ記憶部
130 制御部
131 管理部
132 受付部
133 表示制御部
134 付与部
135 推定部
136 費用制御部

Claims (15)

  1. コンテンツの表示条件の候補のうち、設定対象の表示条件をコンテンツの入稿元それぞれから受け付ける受付部と、
    前記表示条件の候補のうち、前記入稿元により設定された表示条件に合わせて当該入稿元のコンテンツが表示されることに応じて、利用者が所定の行動を起こしたか否かに基づいて、前記表示条件の候補ごとに広告効果を推定する推定部と、
    前記表示条件の候補ごとに推定された前記広告効果に基づいて、前記表示条件の候補ごとに当該候補に対応付けられた広告費用を制御する費用制御部と
    を有することを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記表示条件の候補は、コンテンツを表示させる表示条件の内容を示す条件文の一部を、前記入稿元が任意に制御可能な態様を有する条件文のフォーマットであり、
    前記受付部は、前記フォーマットに対して前記入稿元が任意の内容を入力したことによる条件文を、前記設定対象の表示条件として当該入稿元から受け付ける
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記受付部は、前記条件文として、所定の交通サービスに対応する車両の移動に関する内容を示す条件文を、前記設定対象の表示条件として受け付ける
    ことを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記受付部は、前記条件文として、所定の交通サービスに乗車した利用客に関する内容を示す条件文を、前記設定対象の表示条件として受け付ける
    ことを特徴とする請求項2または3に記載の情報処理装置。
  5. 前記入稿元により設定された表示条件に合わせて当該入稿元のコンテンツが表示されることに応じて、前記利用者が所定の行動を起こしたか否かに基づいて、当該入稿元により設定された表示条件ごとに、広告効果の指標元となる所定のポイントを当該表示条件に対して付与する付与部をさらに有し、
    前記推定部は、前記入稿元により設定された表示条件ごとに付与されたポイントであって、前記入稿元間でのポイントが当該表示条件の候補ごとに集計されたポイントの集計結果に基づいて、前記候補ごとに広告効果を推定する
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載の情報処理装置。
  6. 前記付与部は、前記入稿元のコンテンツが表示されることに応じて、前記利用者が当該コンテンツに対応する所定の特典情報を取得した場合には、当該入稿元により設定された表示条件ごとに、当該所定の特典情報が取得されたことに応じたポイントを付与する
    ことを特徴とする請求項5に記載の情報処理装置。
  7. 前記付与部は、前記利用者が、取得した所定の特典情報を利用した場合には、前記入稿元により設定された表示条件ごとに、当該所定の特典情報が利用されたことに応じたポイントを付与する
    ことを特徴とする請求項6に記載の情報処理装置。
  8. 前記付与部は、前記入稿元のコンテンツが表示されることに応じて、前記利用者と当該入稿元との間でコンバージョンが成立した場合には、前記入稿元により設定された表示条件ごとに、コンバージョン成立に応じたポイントを付与する
    ことを特徴とする請求項5〜7のいずれか1つに記載の情報処理装置。
  9. 前記付与部は、前記入稿元により設定された表示条件に合わせて当該入稿元のコンテンツが表示された回数である表示回数と、当該コンテンツが表示されることに応じて、前記利用者が前記所定の行動を行った回数である行動回数との関係性に基づいて、当該所定の行動を行ったことに応じて付与されるポイントを制御し、制御した後のポイントを付与する
    ことを特徴とする請求項5〜8のいずれか1つに記載の情報処理装置。
  10. 前記付与部は、前記入稿元により設定された表示条件に合わせて当該入稿元のコンテンツが表示されることに応じて、前記利用者が前記所定の行動を行った回数である行動回数と、当該コンテンツが表示された車両であって、所定の交通サービスに対応する車両に乗車した利用客の人数である乗客数との関係性に基づいて、当該所定の行動を行ったことに応じて付与されるポイントを制御し、制御した後のポイントを付与する
    ことを特徴とする請求項5〜9のいずれか1つに記載の情報処理装置。
  11. 前記所定の交通サービスは、オンデマンドバスサービスである
    ことを特徴とする請求項3、4または10に記載の情報処理装置。
  12. 前記費用制御部は、前記表示条件の候補のうち、前記推定部により推定された広告効果を示す値が所定の閾値を上回る候補に対応付けられた広告費用を増加させ、前記推定部により推定された広告効果を示す値が所定の閾値を下回る候補に対応付けられた広告費用を減少させる
    ことを特徴とする請求項1〜11のいずれか1つに記載の情報処理装置。
  13. 前記費用制御部は、前記広告費用として、前記入稿元のコンテンツが1回表示されるごとに当該入稿元に対して課金される料金である広告掲載料を制御する
    ことを特徴とする請求項1〜12のいずれか1つに記載の情報処理装置。
  14. 情報処理装置が実行する情報処理方法であって、
    コンテンツの表示条件の候補のうち、設定対象の表示条件をコンテンツの入稿元それぞれから受け付ける受付工程と、
    前記表示条件の候補のうち、前記入稿元により設定された表示条件に合わせて当該入稿元のコンテンツが表示されることに応じて、利用者が所定の行動を起こしたか否かに基づいて、前記表示条件の候補ごとに広告効果を推定する推定工程と、
    前記表示条件の候補ごとに推定された前記広告効果に基づいて、前記表示条件の候補ごとに当該候補に対応付けられた広告費用を制御する費用制御工程と
    を含むことを特徴とする情報処理方法。
  15. コンテンツの表示条件の候補のうち、設定対象の表示条件をコンテンツの入稿元それぞれから受け付ける受付手順と、
    前記表示条件の候補のうち、前記入稿元により設定された表示条件に合わせて当該入稿元のコンテンツが表示されることに応じて、利用者が所定の行動を起こしたか否かに基づいて、前記表示条件の候補ごとに広告効果を推定する推定手順と、
    前記表示条件の候補ごとに推定された前記広告効果に基づいて、前記表示条件の候補ごとに当該候補に対応付けられた広告費用を制御する費用制御手順と
    をコンピュータに実行させることを特徴とする情報処理プログラム。
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