JP2022002936A - 車両用空調装置 - Google Patents

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英之 桜井
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Abstract

【課題】空気流が着座乗員の顔に直接当たるのを抑えることができる車両用空調装置を得る。【解決手段】エアコンユニットの作動によって車室前側の吹出口から車室12内へ向けて空調風が吹き出され、車室12内の空気が吸排気装置30の吸込口36Aに吸い込まれる。ここで、吸込口36Aの位置は、リヤシート18に着座する乗員Pの位置に対してリヤシート18の正面側から見て座席幅方向にずれた位置でかつリヤシート18の側方側から見て座席前後方向後側にずれた位置に設定されている。【選択図】図1

Description

本発明は、車両用空調装置に関する。
下記特許文献1には、エアコンを備えた車両に関する技術が開示されている。簡単に説明すると、この先行技術では、車室内前側のエアコン吹き出し口から吹き出された冷風を、車室内後側の吸気口から吸い込んでバッテリの冷却を行っている。吸気口の位置については、後部座席のセンタの着座乗員の位置の真後ろに設定されている場合(下記特許文献1の図2参照)及び後部座席の各着座乗員の位置の真後ろにそれぞれ設定されている場合(下記特許文献1の図7参照)が開示されている。
特開2010−89569号公報
しかしながら、着座乗員の位置の真後ろに吸気口があると、空気の流線上に乗員が座ることになり、空気流が着座乗員の顔に直接当たってしまう。
本発明は、上記事実を考慮して、空気流が着座乗員の顔に直接当たるのを抑えることができる車両用空調装置を得ることが目的である。
請求項1に記載する本発明の車両用空調装置は、車室内へ向けて吹出口から空調風を吹き出す空調部と、前記車室内に設けられた座席に着座する乗員の位置に対して前記座席の正面側から見て座席幅方向にずれた位置でかつ前記座席の側方側から見て座席前後方向後側にずれた位置に設定された吸込口を備え、前記吸込口から前記車室内の空気を吸い込み可能な吸気部と、を有する。
上記構成によれば、空調部によって車室内へ向けて吹出口から空調風が吹き出され、車室内の空気が吸気部の吸込口に吸い込まれる。ここで、吸込口の位置は、車室内に設けられた座席に着座する乗員の位置に対して座席の正面側から見て座席幅方向にずれた位置でかつ座席の側方側から見て座席前後方向後側にずれた位置に設定されている。このため、車室内の空気は、座席に着座する乗員の側方を通って吸込口に吸い込まれる。
以上説明したように、本発明の車両用空調装置によれば、空気流が着座乗員の顔に直接当たるのを抑えることができるという優れた効果を有する。
本発明の第1の実施形態に係る車両用空調装置が搭載された車両の車室内後部を示す斜視図である。 図1の車両用空調装置が搭載された車両を車両側方側から見た状態で模式的に示す縦断面図である。 図1の車両用空調装置に適用される吸排気装置の一部を車両斜め後方側から見た状態で簡略化して示す斜視図である。 本発明の第2の実施形態に係る車両用空調装置が搭載された車両の車室内後部の一部を示す斜視図である。
本発明の第1の実施形態に係る車両用空調装置について図1〜図3を用いて説明する。なお、これらの図において適宜示される矢印FRは車両前方側を示しており、矢印UPは車両上方側を示しており、矢印Wは車両幅方向を示している。
図1には、本実施形態に係る車両用空調装置20が搭載された車両10の車室12内の後部が斜視図で示されている。また、図2には、本実施形態に係る車両用空調装置20が搭載された車両10を車両側方側から見た状態の模式的な縦断面図が示されている。
図2に示されるように、車室前部12Fにはインストルメントパネル14(以下、「インパネ14」と称する)が設けられている。インパネ14に対して車両後方側には、前側の座席(前部座席)であるフロントシート16が設けられている。また、車室12内においてフロントシート16よりも車両後方側には、後側の座席(後部座席)としてのリヤシート18が設けられている。リヤシート18の上部とバックウインドウ40の下端部との間には、平板状の内装材であるパッケージトレイトリム42が配置されている。
インパネ14における内側(車両前方側)には、空調部としてのエアコンユニット22の本体部を構成するエアコン本体24が配置されている。エアコンユニット22は、車両用空調装置20の一部を構成し、エアコン本体24は、温度調節された空気を供給するための装置である。なお、エアコン本体24の基本構成は、公知(例えば、特開2009−252688号公報等参照)であるため、詳細説明を省略する。
エアコン本体24の上部には、ダクト26、27が接続されている。ダクト26、27の先端側には吹出口26A、27Aが設けられている。吹出口26A、27Aは車室12の前側に設けられており、エアコンユニット22は、エアコン本体24で温度調節された空調風を車室12内へ向けて吹出口26A、27Aから吹き出すように構成されている。二つの吹出口26A、27Aのうち、より上側に位置する吹出口26Aは、インパネ14の上部側において上向きに開口され、空調風を車室12内の上側空間に流してリヤシート18側に到達させるように設定され、デフロスタ吹出口とも称される。図中では、吹出口26Aから吹き出された空調風が流れる方向を二点鎖線f1、f2、f3の矢印で示している。これに対して、吹出口26Aよりも下側に位置する吹出口27Aは、フロントシート16側に向けて空調風を流すように設定され、レジスタ吹出口とも称される。
また、フロントシート16の下端側には、吹出口28Aが設けられており、エアコンユニット22は、エアコン本体24で温度調節された空調風を車室12内へ向けて吹出口28Aからも吹き出すように構成されている。すなわち、吹出口28Aは、ダクト28の先端側に設けられ、ダクト28は、図中では図示を省略するが、エアコン本体24に接続されている。吹出口28Aは、リヤシート18に着座する乗員Pの足元側へ空調風を流すように設定され、ヒータ吹出口とも称される。
一方、車両10の後部には、吸気部としての吸排気装置30が設けられている。吸排気装置30は、車両用空調装置20の一部を構成している。この吸排気装置30は、リヤシート18に対して車両後方側に配置されたブロア32を含んで構成されている。ブロア32は、車室12内の空気を吸引して排気するための送風機とされ、バッテリ44の冷却用ともされている。
ブロア32の前部側には吸込切替部34を介して吸込用の三本のダクト35、36、37が接続されている。吸込切替部34は、ダクト35、36、37によって形成される各吸込ルートの切り替え用とされる。上側二本のダクト35、36の先端部は、パッケージトレイトリム42の貫通部に設けられた吸込口35A、36Aとされる。吸込口35A、36Aは、車両上方側に向けて開口している。吸込口35A、36Aの設定位置については詳細後述する。また、下側のダクト37の先端部は、リヤシート18の下端部側かつ前端部側に設けられた吸込口37Aとされる。吸込口37Aは、車両前方側に向けて開口している。そして、吸排気装置30は、ブロア32が作動することで吸込口35A、36A、37Aから車室12内の空気を吸い込み可能とされている。
ブロア32の後部側には排気用のダクト38が接続されている。ダクト38の先端側の排気口38Aは、車両後下部に搭載されたバッテリ44のケースに接続されている。バッテリ44は、車両10の走行用の駆動源である電動モータ(図示省略)に電力を供給するための蓄電池(バッテリ本体)がケース(バッテリケース)に収容されたものである。前記ケースは、ダクト38の排気口38Aに接続される部位を備えると共に、ケース内に供給された空気を排気するための排気口(図示省略)を備えている。
図3には、吸排気装置30の一部(下側の吸込用のダクト37(図2参照)を除く部分)が車両斜め後方側から見た状態の簡略化した斜視図で示されている。図3に示されるように、吸込口35Aは、パッケージトレイトリム42の後端部側に設けられて略車両幅方向を長手方向として配置されている。また、吸込口36Aは、パッケージトレイトリム42の前端部側に設けられて車両幅方向に間隔をあけて計四個設けられている。図1に示されるように、吸込口36Aの位置は、リヤシート18に着座する乗員Pの位置に対してリヤシート18の正面側から見て座席幅方向(本実施形態では矢印W方向と同じ方向)にずれた位置でかつリヤシート18の側方側から見て座席前後方向後側(本実施形態では矢印FR方向とは反対方向の側)にずれた位置に設定されている。
次に、本実施形態の作用及び効果について説明する。
本実施形態では、図2に示されるエアコンユニット22の作動によって吹出口26A、27A、28Aから車室12内へ向けて空調風が吹き出され、車室12内の空気が吸排気装置30の吸込口35A、36A、37Aに吸い込まれる。例えば、フロントシート16の下端側に設けられた吹出口28Aから空調風が吹き出されると、その空調風は、リヤシート18の着座乗員Pの足元を流れて(矢印f4参照)吸込口37Aに吸い込まれる。なお、吹出口28Aから吹き出される空調風が暖風で風速が遅い場合、吹き出された空気(暖かくて比重が軽い空気)がいったん上昇するが、そのような空気は、吸込口37Aへの吸い込み力によって着座乗員Pの足元に引き戻される。
また、インパネ14の上端側に設けられた吹出口26Aから空調風が吹き出されると、その空調風は、フロントウインドガラス46の内面からルーフ部48の内面に沿うように流れて(矢印f1,f2参照)吸込口35Aに吸い込まれると共に、それよりも若干下方側を流れて(矢印f3参照)吸込口36Aに吸い込まれる。なお、ブロア32を作動させて吸込口35Aから吸い込む力を発生させると、コアンダ効果を利用することができ、空調風を矢印f1、f2に示すように流すことができる。また、吸込口35A、36A、37Aに吸い込まれた空気は、吸込用のダクト35、36、37及び排気用のダクト38を通った後、バッテリ44のケース内を経て車外に排出される。
ここで、図1に示されるように、パッケージトレイトリム42の前端部側に設けられた吸込口36Aの位置は、リヤシート18に着座する乗員Pの位置に対してリヤシート18の正面側から見て座席幅方向にずれた位置でかつリヤシート18の側方側から見て座席前後方向後側にずれた位置に設定されている。このため、車室12内の空気は、リヤシート18に着座する乗員Pの側方を通って(風の流れが制御されて)吸込口36Aに吸い込まれる。
以上説明したように、本実施形態の車両用空調装置20によれば、空気流がリヤシート18の着座乗員Pの顔に直接当たるのを抑えることができる。これにより、着座乗員Pの快適性を高めることができ、例えば、くしゃみ等によって不衛生な状態となった空気を着座乗員Pが吸い込んでしまうといったことも抑えることができる。
また、本実施形態では、互いに隣り合う着座空間の上部空間同士は、吸込口36Aに吸い込まれる空調風によって仕切られるので、隣の着座乗員Pの臭いが伝わり難くなる。また、本実施形態では、空調風が吸込口36Aに吸い込まれることで、着座乗員Pの側方側を流れる空気の風速が上がるので、例えば空調風が冷風の場合、冷房効果を高めることができる。
次に、第2の実施形態に係る車両用空調装置60について、図4を参照しながら図2を援用して説明する。図4には、車両用空調装置60が搭載された車両50の車室52内の後部の一部が斜視図で示されている。この図に示されるように、この実施形態では、吸込口36Aを備えたダクト36(いずれも図2参照)に代えて、吸込口64、66、68、70を備えたダクト(図示省略)が設けられている点で第1の実施形態とは異なる。他の構成は、第1の実施形態と実質的に同様とされる。よって、第2実施形態において、第1の実施形態と実質的に同様の構成部は同一符号を付して説明を省略する。
図4に示される座席(より具体的には後部座席)としてのリヤシート54は、車室52内において、第1の実施形態のリヤシート18(図2参照)と同様にフロントシート16(図2参照)よりも車両後方側に設けられている。リヤシート54は、着座乗員Pの背部を支持するシートバック54Aを備えると共に、着座乗員Pの頭部を支持するヘッドレスト54Bを備える。シートバック54Aの上端側には、座席上方側を向く吸込口64が設けられ、シートバック54Aの前面側上部には、座席前後方向前側を向く吸込口66が設けられている。また、ヘッドレスト54Bの側面側には、座席幅方向を向く吸込口68が設けられている。
また、リヤシート54に対して車両幅方向外側かつ車両後方側にCピラー56が形成されており、このCピラー56は、略車両上下方向に沿って配置されている。Cピラー56には車室52内側からピラーガーニッシュ58が組み付けられている。ピラーガーニッシュ58の下部の貫通部には、車両前方側を向く吸込口70が設けられている。
上述した吸込口64、66、68、70は、吸込切替部(34(図2参照))に接続された図示しないダクトの開口とされ、車室12内の空気を吸い込むための部位とされる。すなわち、本実施形態の吸気部としての吸排気装置62は、吸込口64、66、68、70から車室52内の空気を吸い込み可能とされている。吸込口64、66、68、70の位置は、リヤシート54に着座する乗員Pの位置に対してリヤシート54の正面側から見て座席幅方向(本実施形態では矢印W方向と同じ方向)にずれた位置でかつリヤシート54の側方側から見て座席前後方向後側(本実施形態では矢印FR方向とは反対方向の側)にずれた位置に設定されている。
本実施形態によれば、車室52内の空気は、リヤシート54に着座する乗員Pの側方を通って吸込口64、66、68、70に吸い込まれる。このため、本実施形態によっても、空気流がリヤシート54の着座乗員Pの顔に直接当たるのを抑えることができる。
なお、第2の実施形態では、吸込口64、66、68、70が設けられているが、第2の実施形態の変形例として、これらの吸込口64、66、68、70の一部を省くような構成も採り得る。
また、上記実施形態の変形例として、吸気部としての吸排気装置(30、62)における排気用のダクト(38)は、車両前方側に延長されてエアコン本体(24、空調部としてのエアコンユニット(22)の本体部)の内気導入口に接続されてもよい。すなわち、吸気部としての吸排気装置(30、62)は、吸込口(35A、36A、37A、64、66、68、70)から吸い込んだ空気をエアコン本体(24)内に排出してもよい。
また、上記実施形態の変形例として、前部座席としてのフロントシート(16)のヘッドレストに図4に示される吸込口68と同様の吸込口が設けられて当該吸込口から車室内の空気を吸い込む構成としてもよい。
以上、本発明の一例について説明したが、本発明は、上記に限定されるものでなく、上記以外にも、その主旨を逸脱しない範囲内において種々変形して実施可能であることは勿論である。
12 車室
18 リヤシート(座席)
20 車両用空調装置
22 エアコンユニット(空調部)
26A、27A、28A 吹出口
30 吸排気装置(吸気部)
36A 吸込口
52 車室
54 リヤシート(座席)
60 車両用空調装置
62 吸排気装置(吸気部)
64、66、68、70 吸込口
P 乗員

Claims (1)

  1. 車室内へ向けて吹出口から空調風を吹き出す空調部と、
    前記車室内に設けられた座席に着座する乗員の位置に対して前記座席の正面側から見て座席幅方向にずれた位置でかつ前記座席の側方側から見て座席前後方向後側にずれた位置に設定された吸込口を備え、前記吸込口から前記車室内の空気を吸い込み可能な吸気部と、
    を有する車両用空調装置。
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