JP2022002862A - エアー打撃構造及びエアー打撃工具 - Google Patents

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【課題】簡易な構成で部材の消耗をできるだけ低く抑えることのできるエアー打撃構造を提供する。【解決手段】シリンダ部30の末端部における外周面と、工具本体2の内周面とで画定される環状通路75を含むシリンダ方向通路71が形成され、環状通路75に介装されており、シリンダ部30の筒軸方向に沿って、環状通路75と離間して環状通路を開通する開通位置と、環状通路75に位置して環状通路を閉塞する閉塞位置とに移動自在な蓋体80を備えてなるエアー打撃構造である。【選択図】図1

Description

本発明は、本体と、当該本体の先端に装着された先端具とを備えるエアー打撃構造、及び当該エアー打撃構造を備えるエアー打撃工具に関する。
従来、ハンドタイプの衝撃工具として、圧縮空気を駆動源としたエアーハンマー工具が知られている。このようなエアーハンマー工具はシリンダ内に前後摺動可能なハンマーが配置され、シリンダ内のハンマー後端側に圧縮空気が導入され、その圧力によってハンマーが前進してエアーハンマーに取り付けられたチゼルに、またはワークに直接衝撃を与える。また、かかるハンマーの動作を可能にすべく、該シリンダ内に導入される圧縮空気を制御するために、シリンダ末端に弾性部材(例えばOリング)が圧接する構成を有しているものが一般的である。
例えば特許文献1には、シリンダの末端にOリングが当接するエアーハンマー工具が開示されている。
特開2015−226976号公報
しかしながら、上記特許文献1に開示されているエアーハンマー工具にあっては、当該エアーハンマー工具が作動するたびにシリンダの末端にOリングが繰り返し圧接するため、当該Oリングの摩耗が激しく、Oリングの劣化によりシリンダ内部の気密を保つことができなくなってエアーハンマー工具の機能が低下してしまったり、作動しなくなってしまったりするという問題があった。
そこで本発明は、簡易な構成で部材の消耗をできるだけ低く抑えることのできるエアー打撃構造を提供することを目的とする。
また本発明は、簡易な構成で部材の消耗をできるだけ低く抑えることのできるエアー打撃工具を提供することを目的とする。
本発明は、本体と、前記本体の先端に配置された先端具とを備えるエアー打撃構造であって、前記本体内には、筒状のシリンダ部と、前記シリンダ部内を往復動して、前記シリンダの先端側に位置する前記先端具の端部に繰り返し衝突するハンマーと、を備え、前記本体内においては、前記シリンダ部の末端側に配された末端開口部を含み、かつ前記末端開口部を介して当該シリンダ部の内外を連通する空気流通路が形成されており、前記空気流通路は、前記シリンダ部の末端部における外周面と、前記本体の内周面とで画定される環状通路を含み、さらに、前記外周面と前記内周面との間に介装されており、前記シリンダ部の筒軸方向に沿って、前記環状通路と離間して当該環状通路を開通する所定の開通位置と、前記環状通路に位置して当該環状通路を閉塞する所定の閉塞位置とに移動自在な開閉体を備えてなることを特徴とするエアー打撃構造である。
かかる構成にあっては、前記空気流通路中の前記環状通路を前記開閉体によって閉塞することで空気の流通を制御する。したがって従来のような弾性部材が繰り返し圧接されることがなくなり、部品の磨耗を格段に少なくすることができる。
また、前記開閉体は、前記シリンダ部の末端開口部と対向する底部と、当該底部に対して一体的に成形されると共に前記環状通路側に向かって延出形成され、前記閉塞位置において前記環状通路に位置する環状周壁部と、を具備した蓋体であり、前記閉塞位置において、前記蓋体の環状周壁部の内周面と前記シリンダ部の末端部における外周面とが対向し、前記環状周壁部の外周面と前記本体の内周面とが対向する構成が提案される。
かかる構成とすることにより、簡易な構成で本発明のエアー打撃構造を構築することができる。
さらに、前記蓋体が前記閉塞位置に位置するとき、前記シリンダ部における末端と、前記蓋体の底部とが非接触となっている構成が提案される。
かかる構成とすることにより、前記蓋体と前記シリンダ部とが非接触となるため、部品の磨耗を防止することができる。
また本発明は、前記エアー打撃構造を備えるエアー打撃工具であって、前記本体が工具本体であり、前記工具本体の先端に配置された先端具が先端工具であり、工具本体内には、前記シリンダ部と、前記シリンダ部内を往復動して、前記先端工具の末端に繰り返し衝突する前記ハンマーと、を備えていることを特徴とするエアー打撃工具である。
かかる構成にあっては、部品の磨耗を格段に低く抑えることができる。
本発明のエアー打撃構造は、簡易な構成で部材の消耗をできるだけ少なく抑えることができる。
また本発明のエアー打撃工具は、簡易な構成で部材の消耗をできるだけ少なく抑えることができる。
実施例にあって、通常状態におけるエアーハンマー工具の縦断面図である。 通常状態におけるエアーハンマー工具であって、空気の流れを示す説明図である。 操作スイッチを操作したときの空気の流れを示す縦断面図である。 蓋体周辺の空気の流れを示す説明図であり、(a)はスイッチ操作前、(b)はスイッチ操作後を示している。 凹部と単発用弾性部材としてのCリングの係合状態を示す説明図である。 ハンマーが前進したときのエアーハンマー工具を示す縦断面図である。 操作スイッチを押し下げているときのハンマーの動きを示すエアーハンマー工具の縦断面図である。 操作スイッチの操作を解除した際のハンマーの動きを示すエアーハンマー工具の縦断面図である。 他の実施例のエアーハンマー工具を示す縦断面図である。
以下、本発明を具体化した実施例を詳細に説明する。なお、本発明は、下記に示す実施例に限定されることはなく、適宜、設計変更が可能である。また、説明の中で便宜上、上下左右前後方向を規定して説明するが、本発明は、かかる方向にのみ限定されて使用されるわけではない。
以下、図1〜図8に従って、エアー打撃工具としての単発式のエアーハンマー工具1(以下単に「エアーハンマー工具1」とも記載する)について説明する。なお、図中の矢印は、圧縮空気(エアー)の流れ(圧力の発生する方向)を示している。
図1に示すように、エアーハンマー工具1は、略円筒状の工具本体2を備えている。また、工具本体2の後端には、圧縮空気導入口5が設けられており、圧縮空気導入口5を介して、工具本体2に圧縮空気が導入可能となっている。
また、工具本体2内には、工具本体2の軸線方向に直交するように形成されたスイッチ孔6が形成されており、スイッチ孔6と圧縮空気導入口5とが連通している。また、スイッチ孔6は工具本体2の側壁に開口しており、スイッチ孔6内に配置されたピン形状の操作スイッチ10が、頭部を露出した状態で上下方向に出没自在に取り付けられている。
また、工具本体2の外表面には、杆状の操作レバー20が回動自在に取り付けられており、操作レバー20の下面と操作スイッチ10の頭部とが当接している。そして、操作レバー20を上下に回動させると、これに伴い操作スイッチ10が上下に動作する。
また、工具本体2内の前側位置には、前方に向けて開口した略円筒状のシリンダ部30が配設されている。これと共に、シリンダ部30の末端側も開口して末端開口部31が形成されている。
さらに、シリンダ部30内には、ハンマー35が前後摺動自在に配置されている。ハンマー35は、径大な本体部35aと、本体部35aから前方へ差し出された小径な先端工具としてのロッド部35bとを有している。ここで、ハンマー35の移動範囲について詳述すると、ハンマー35がシリンダ部30内において最後端位置にある位置を、図1に示すような停止位置αとし、該ハンマー35がワークに対して打撃力を与える位置を、図6に示すような衝突位置βとしている。
また、図1等に示すように、シリンダ部30の側壁には、第一通気孔41が設けられており、第一通気孔41が、シリンダ部30と工具本体2との間に形成されたシリンダ側室42と連通している。そして、第一通気孔41が開口している位置に、一方向バルブとして機能するOリング43が第一通気孔41を被覆するように取り付けられている。具体的には、第一通気孔41を介してシリンダ部30からシリンダ側室42側への空気の流通は可能であるが、逆にシリンダ側室42からシリンダ部30内への空気の流通は不通となっている。
さらに、シリンダ部30の側壁であって、第一通気孔41よりも前側位置には、第二通気孔45が設けられている。第二通気孔45も、第一通気孔41と同様に、シリンダ側室42と連通している。
さらに、シリンダ部30の前端部には、ストッパ部材51が取り付けられ、さらにシリンダ部30の前側であり、工具本体2の前端部となる位置には、閉塞部材52が取り付けられている。なお、ストッパ部材51及び閉塞部材52には、ハンマー35に設けられたロッド部35bが挿通可能なガイド孔51a,52aがそれぞれ形成されている。そして、ガイド孔51a,52aには、常時、ロッド部35bが挿通されていることで、シリンダ部30内の気密性が確保されている。
シリンダ部30の内周面であって、シリンダ部30の末端と第一通気孔41との間の位置には、シリンダ部30の円周方向に沿って単発用弾性部材(金属材料)としてのCリング60が取り付けられている。具体的には、シリンダ部30の内周面にはCリング60を取り付けるためのCリング収容凹溝61が形成されており、Cリング収容凹溝61にCリング60が配置された状態で、Cリング60の一部がシリンダ部30の内部に突出するような配置となっている。
これに対し、ハンマー35の外周面には、ハンマー35の円周方向に沿って凹部としての溝65が円環状に形成されている。そして、ハンマー35が停止位置αにある場合には、溝65内にCリング60の一部が入り込んでハンマー35がシリンダ部30に対して仮係合している。
操作スイッチ10は、スイッチ孔6の内径と略同一の外径を有する上下一対の径大部10a,10bと、径大部10a,10b間に形成された径小部10cとを備えている。さらに、上側の径大部10aから操作レバー20側に向かって突き出された操作部10dが形成されている。
また、工具本体2内には、スイッチ孔6からシリンダ部30の外周面部側へ向かう空気流通路であるシリンダ方向通路71が形成されていると共に、スイッチ孔6から後述する蓋体80の末端部側へ向かう蓋体方向通路72が形成されている。
さらに、シリンダ方向通路71は、シリンダ部30の末端部における外周面と、工具本体2の内周面とで画定される環状通路75と、シリンダ部30の末端開口部31を含み、スイッチ孔6から環状通路75を介して末端開口部31にわたり、通路が連通している。
シリンダ部30の後端と操作スイッチ10との間の内空部には、開閉体である蓋体80が前後動自在に装填されている。蓋体80は、シリンダ部30の末端開口部31と対向する底部81と、底部81に対して一体的に成形されると共に環状通路75側に向かって延出形成された環状周壁部82とを具備している。また蓋体80の外周には、前後方向に配向したスプリング8が配設されている。さらに蓋体80の中央には、前後方向に沿って形成された貫通孔85が配されており、貫通孔85は、工具本体2の側壁に形成されて外部空間に通じる通気路2aと連通している。
環状周壁部82を備えた蓋体80は、シリンダ部30の筒軸方向に沿って、環状通路75と離間して環状通路75を開通する開通位置γと、環状通路75に位置して環状通路75を閉塞する閉塞位置δとに移動自在とされている。
ここで、閉塞位置δにおいては、環状周壁部82はシリンダ部30の外周面と工具本体2の内周面との間に介装されている。また、閉塞位置δにおいては、環状周壁部82の内周面とシリンダ部30の末端部における外周面とが対向し、環状周壁部82の外周面と工具本体2の内周面とが対向している。
ところで、ここでいう対向とは、面同士が接しているものではなく、極めて小さい隙間を開けて向き合っている状態をさす。このため、シリンダ部30の外周面や工具本体2の内周面と環状周壁部82とは当接することがなく、互いにこすれあって磨耗することがない。なお、蓋体80の底部81は、閉塞位置γにあってもシリンダ部30の末端と接触することがないよう設定されている。これにより、シリンダ部30と蓋体80との間で磨耗が発生することを抑制している。
なお、工具本体2、シリンダ部30、ハンマー35、シリンダ方向通路71、及び蓋体80によってエアー打撃構造が構成されている。
上記構成にあって、図1,図2,図4(a)に示すように、操作レバー20を操作していない通常時にあっては、操作スイッチ10は操作レバー20側に付勢された基準位置に配置されていると共に、シリンダ方向通路71と蓋体方向通路72とが圧縮空気導入口5と連通している。一方、シリンダ方向通路71は、蓋体80の環状周壁部82が環状通路75を閉塞していることによってシリンダ部30内部への通気は遮断されている。また、蓋体方向通路72は、蓋体80の後側の空間に連通している。
そして、図3,図4(b)に示すように、操作レバー20を下向きに回動させて操作スイッチ10を押し込むと、操作部5dとスイッチ孔6との間の隙間と蓋体方向通路72とが連通して、蓋体方向通路72内の圧縮空気がスイッチ孔6を通って外部へ放出される。これにより、蓋体80の前後で圧力差が生じ、シリンダ方向通路71に内在する圧縮空気によって蓋体80がスプリング8を弾縮させながら後退し開通位置γに位置する。そして、蓋体80が後退することによって環状通路75が開通してシリンダ方向通路71とシリンダ部30とが連通し、シリンダ方向通路71内の圧縮空気がシリンダ部30内に導入される。このとき、蓋体80が後退することによって、蓋体80の貫通孔85と通気路2aとの連通が遮断され、通気不能となる。
また、シリンダ部30内に導入された圧縮空気によって、ハンマー35が前向きに付勢される。なお、ハンマー35は、ハンマー35の外周に形成された溝65がシリンダ部30のCリング60に係止していることで(図5(a)参照)、所定圧となるまで停止位置αにとどまっており、溝65とCリング60との係止力よりもハンマー35に作用する付勢力が大となった場合に、Cリング60が拡径して溝65から抜けでて(図5(b)参照)、ハンマー35がシリンダ部30内を前進開始する。このとき、ハンマー35がCリング60の位置を通過するまでは、ハンマー35の外周面とCリング60とが接触しているが、ハンマー35全体がCリング60の位置を通過すると、ハンマー35はCリング60による抵抗を一切受けることなく前進することになる。
ハンマー35が前進する過程において、シリンダ部30内におけるハンマー35よりも前側の圧縮空気は、図6に示すように、第一通気孔41及び第二通気孔45を通ってシリンダ側室42へ流入し、シリンダ側室42の内圧を高圧化させる。これに対し、圧縮空気導入口5から導入される圧縮空気はシリンダ側室42の内圧を上回る圧力値に設定されており、内圧差によってハンマー35の推進力が確保されている。そして、前進したハンマー35のロッド部9bの先端が、図示しないワーク(打撃対象物)に衝突し、ワークに打撃力を与える。
図6,図7に示すように、ハンマー35が衝突位置βに達すると、ハンマー35はストッパ部材51に当接し、この位置で第一通気孔41はシリンダ部30内と連通する。このとき、操作スイッチ10が押し込まれた状態においても、蓋体80はシリンダ部30内の圧縮空気の圧力によって後退した状態が維持され、蓋体80の貫通孔85と通気路2aとの遮断状態が維持される。また、シリンダ部30内の圧縮空気は、第一通気孔41を通じてシリンダ側室42に導入されるため、該ハンマー35の前後で圧力差が解消され、ハンマー35は衝突位置βで停止する(図7参照)。
そして、図8に示したように、操作レバー20を回動させて操作スイッチ10を突出させて初期の基準位置に復帰させると、圧縮空気導入口5が蓋体方向通路72と連通し、圧縮空気の圧力及びスプリング8のバネ力によって蓋体80が前進する。そうすると、蓋体80の貫通孔85と通気路2aとが連通し、シリンダ部30内の圧縮空気が貫通孔85及び通気路2aを介して外部に開放される。さらに、蓋体80が前進して閉塞位置δに位置することによって環状周壁部82が環状通路75を閉塞する。これによりシリンダ部30内におけるハンマー35後側の圧縮空気の圧力が低減され、シリンダ側室42に蓄えられた圧縮空気が第二通気孔45を介してシリンダ部30内に流入し、ハンマー35が後ろ向きに付勢される。なお、第一通気孔41には、一方向バルブとして機能するOリング43が取り付けられているため、シリンダ側室42から第一通気孔41を介してシリンダ部30内に圧縮空気が流入することは阻止されている。
なお、再度述べると、蓋体80が前進して閉塞位置δに位置することによって環状周壁部82が環状通路75を閉塞するときは、環状周壁部82の内周面とシリンダ部30の末端部における外周面とが、並びに、環状周壁部82の外周面と工具本体2の内周面とが極めて小さい隙間を開けて向き合っている状態となる。この状態では、各隙間でいわば空気の壁が形成されることとなり、環状通路75において相対的に空気の流通が不通となる。
そして、ハンマー35は、停止位置αに向かって後退し、ハンマー35の外周面とCリング60とが干渉し始めるところから、Cリング60による抵抗によって減速開始し、ハンマー35の溝65がCリング60の位置に到達したところで、溝65がCリング60に係止して、ハンマー35が再び停止位置αで停止する。
なお、実施の形態は適宜変更することが可能であり、作業者が適宜操作スイッチ10を直接操作することができる構成としてもよい。また、第一通気孔41や第二通気孔45の数や位置は、単発式を実現する機構を達成しうる範囲内で、適宜設定することができる。また、溝65やCリング60の形状寸法も適宜自由に設定可能である。
また、図9に示すように、閉塞部材52の前側に先端具取り付け部材90を配置し、そこにチゼル等の先端具91を取り付け、ハンマー35のロッド部35bで先端具91の後端91aを打撃するような構成としてもよい。かかる構成とすることにより、先端具91の先端91bでワークWに打撃力を与えるエアーハンマー工具100が実現可能となる。
本発明にかかる環状周壁部82は、他部材と接することがないため、部品が磨耗することがなく、長期間の使用に耐えることができる。また、従来構成は、エアー打撃工具に対して高圧の圧縮空気を導入すると、シリンダ部の末端開口部に装着されたOリングの製品寿命が短命化してしまう問題があったが、本発明では、このOリングが不要となるため、例えば従来に比して約10倍程度も高圧の圧縮空気を導入することが可能となり、従来に比して高出力のエアー打撃工具を提供することが可能となる。
なお、本発明にかかる環状通路75及び環状周壁部82は、完全な環状である必要はなく、例えば一部切欠された環状であっても、環状周壁部82が環状通路75を閉塞できる構成であれば構わない。
また、前記環状周壁部における移動方向に沿った壁高さを高さ調整することで、前記シリンダ部から前記シリンダ部内に流入する空気量を変更し、前記ハンマーが前記先端工具に与える打撃力を調整するようにしてもよい。
1 単発式のエアーハンマー工具(エアー打撃工具)
2 工具本体(本体)
5 圧縮空気導入口
6 スイッチ孔
10 操作スイッチ
10a,10b 径大部
10c 径小部
10d 操作部
20 操作レバー
30 シリンダ部
31 末端開口部
35 ハンマー
35a 本体部
35b ロッド部
41 第一通気孔
42 シリンダ側室
43 Oリング
45 第二通気孔
51 ストッパ部材
51a ガイド孔
52 閉塞部材
52a ガイド孔
60 Cリング
61 Cリング収容凹溝
65 溝
71 シリンダ方向通路(空気流通路)
72 蓋体方向通路
75 環状通路
80 蓋体(開閉体)
81 底部
82 環状周壁部
85 貫通孔
α 停止位置
β 衝突位置
γ 開通位置
δ 閉塞位置

Claims (4)

  1. 本体と、前記本体の先端に配置された先端具とを備えるエアー打撃構造であって、
    前記本体内には、
    筒状のシリンダ部と、
    前記シリンダ部内を往復動して、前記シリンダの先端側に位置する前記先端具の端部に繰り返し衝突するハンマーと、
    を備え、
    前記本体内においては、
    前記シリンダ部の末端側に配された末端開口部を含み、かつ前記末端開口部を介して当該シリンダ部の内外を連通する空気流通路が形成されており、
    前記空気流通路は、前記シリンダ部の末端部における外周面と、前記本体の内周面とで画定される環状通路を含み、
    さらに、前記外周面と前記内周面との間に介装されており、前記シリンダ部の筒軸方向に沿って、前記環状通路と離間して当該環状通路を開通する所定の開通位置と、前記環状通路に位置して当該環状通路を閉塞する所定の閉塞位置とに移動自在な開閉体を備えてなる
    ことを特徴とするエアー打撃構造。
  2. 前記開閉体は、前記シリンダ部の末端開口部と対向する底部と、当該底部に対して一体的に成形されると共に前記環状通路側に向かって延出形成され、前記閉塞位置において前記環状通路に位置する環状周壁部と、を具備した蓋体であり、
    前記閉塞位置において、前記蓋体の環状周壁部の内周面と前記シリンダ部の末端部における外周面とが対向し、前記環状周壁部の外周面と前記本体の内周面とが対向する
    請求項1に記載のエアー打撃構造。
  3. 前記蓋体が前記閉塞位置に位置するとき、前記シリンダ部における末端と、前記蓋体の底部とが非接触となっている
    請求項2に記載のエアー打撃構造。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載のエアー打撃構造を備えるエアー打撃工具であって、
    前記本体が工具本体であり、前記工具本体の先端に配置された先端具が先端工具であり、
    工具本体内には、前記シリンダ部と、前記シリンダ部内を往復動して、前記先端工具の末端に繰り返し衝突する前記ハンマーと、
    を備えている
    ことを特徴とするエアー打撃工具。
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