JP4997361B2 - 真空バルブ - Google Patents

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Description

本発明は、半導体の製造装置等において、エッチング等の化学処理を行う真空チャンバと真空ポンプとを結ぶ流路の開閉に用いる真空バルブに関するものである。
特許文献1に開示されているゲートバルブでは、チェンバーポートからポンプポートに到る直進形排気流路にバルブ本体が配設され、該バルブ本体における主弁座を開閉する主弁体により上記流路が開閉されるが、開弁に際しては、主弁体が主弁座から排気流路の軸線に沿って離れる方向に移動したうえで,排気流路の軸線に対して垂直方向に移動して収納室に収納され、該収納室においては、主弁体の弁シールの周囲に収納室内面の環状突起が接触し、弁シールが流路を流れる通気ガス中のプラズマ、ラジカルから保護されるように構成している。
上記特許文献1のゲートバルブは、主に主弁体の両側が真空対真空である直進形排気流路において用いるものであり、開弁時に主弁体が排気流路の軸線に対して垂直方向に移動して主弁座を大きく開口させると同時に、該主弁体が収納室に収納されるので、その収納室内において弁シールを流路の通気ガスから遮蔽することにより、その弁シールを比較的容易に流路の通気ガス中のプラズマ、ラジカルから保護するように構成することができる。
しかしながら、筒状の弁ハウジングにおける軸線方向の一端に第1開口が開設されると共に、上記軸線と直交する向きに、上記第1開口と弁ハウジング内の流路によって連通する第2開口が開設され、上記第1開口の内周に設けられた弁座をハウジングの軸線方向に駆動される弁部材で開閉するようにしたL型弁と呼ばれている真空バルブにおいては、弁部材が弁座面に対して垂直方向のみに移動して開弁するので、開弁時に弁部材における弁シールを流路の通気ガスから遮蔽するのに困難性がある。
特開2004−286131号公報
本発明の技術的課題は、弁部材が弁座面に対して垂直方向に移動して開弁する真空バルブにおいて、簡単な構成により、開弁時に弁部材の弁シールを通気ガスから遮断して、弁シールが当該ガス中のプラズマ及びラジカルにより劣化するのを防止可能にすることにある。
上記課題を解決するため、本発明によれば、筒状の弁ハウジングにおける軸線方向の一端に第1開口が開設されると共に、上記軸線と直交する向きに、上記第1開口と上記弁ハウジング内の流路によって連通する第2開口が開設されてなる上記弁ハウジングと、上記第1開口の内周に設けられた弁座と、上記弁座に上記第2開口側から接離して上記弁座を開閉する弁シールを有する弁部材と、上記弁部材の背面から上記弁ハウジング内を上記軸線方向に延びる弁シャフトと、上記弁部材を上記軸線方向に駆動する弁駆動部とを備え、上記弁ハウジングの内周において、開弁位置にある上記弁部材及び上記弁シャフトを内在させる隔離室と上記第1開口及び上記第2開口が開設されている上記流路を備えた通気室とを区画する位置に、上記隔離室と上記通気室とを仕切るための仕切板を当接させる仕切座を備えた環状の仕切台を突設し、上記弁駆動部は、上記弁部材を、上記仕切台の内孔を通して上記弁座を閉じる閉弁位置と、上記隔離室に収容される開弁位置との間で移動させ得るストロークを有し、上記仕切板は、上記仕切座に対向する位置と上記流路から離れた収納位置との間で移動して上記仕切座を開閉し、上記隔離室に収容した上記弁部材の上記弁シールを上記流路を流れる通気ガス中のプラズマ、ラジカルから隔離可能にしたことを特徴とする真空バルブが提供される。
本発明に係る上記真空バルブの好ましい実施形態においては、上記仕切座が上記仕切台の上記隔離室側に設けられ、上記仕切板が、上記仕切座に沿って上記仕切台の上記内孔を閉じる仕切位置と上記流路から離れた上記収納位置との間で直線的に移動可能に配設されると共に、上記仕切板を上記仕切位置と上記収納位置との間で移動させる駆動機構に連結される。
また、上記弁部材に、上記弁部材を閉弁方向に付勢する付勢力により上記仕切板を上記仕切座に押し付ける押圧部を設け、上記仕切板の背面に上記付勢力を受ける受圧部を設けることができ、更に、上記仕切板の上記駆動機構における直線的に進退する駆動部材が、上記仕切板の背面に連結される場合には、上記仕切板を上記仕切座に押し付ける上記弁部材の上記押圧部が上記駆動部材を跨ぐように形成される。
本発明に係る上記真空バルブの他の好ましい実施形態においては、上記弁ハウジングに、上記仕切板が上記仕切座に対向する位置と上記流路から離れた上記収納位置との間で移動するのをガイドするガイド部を備え、上記仕切板の上記駆動機構が、上記弁ハウジングにおける上記仕切台の上記内孔から離れた位置に揺動中心を持って、揺動により上記仕切板を上記ガイド部に沿って移動させる揺動腕を備え、上記仕切板の中央に設けた突出軸を上記揺動腕に形成した長孔に摺動自在に嵌入させ、上記長孔に上記突出軸を嵌入した上記揺動腕の揺動により、上記ガイド部に沿って上記仕切板を上記仕切座に対向する位置と上記収納位置との間で移動可能に構成される。
この場合に、上記弁部材に、上記弁部材を閉弁方向に付勢する付勢力により上記仕切板を上記仕切座に押し付ける押圧部を設け、上記仕切板の背面に設けた突出軸を上記付勢力を受ける受圧部とすることができる。
また、上記真空バルブにおいては、弁部材を上記軸線方向に駆動する弁駆動部として、流体圧シリンダや電動モータを用いることができるが、当該弁駆動部を弁部材を開弁のために駆動するものとし、弁部材を閉弁方向に付勢する手段としては復帰ばねを用いることができる。この復帰ばねは、開弁時に弁部材を介して上記仕切板を仕切台の仕切座に圧接する付勢力を発生させるものとして有利なものであり、開弁時に弁シールを隔離室内に収容して通気ガス中のプラズマ、ラジカルから該弁シールを遮蔽状態に保持するに際し、上記仕切板を仕切座に圧接するための動力を必要としない点で経済的である。
上述した本発明によれば、弁部材が弁座面に対して垂直方向に移動して開弁する真空バルブにおいて、弁部材が弁座を開いた場合は、該弁部材が隔離室内に収容され、第1開口及び第2開口が開設された通気室と隔離室との間が仕切板により遮断されるので、該隔離室内に通気室内の通気ガスが入ることがなく、隔離室内の弁部材の弁シールが通気ガス中のプラズマ及びラジカルにより劣化されることがなく、簡単な構成により弁シールの寿命を長くすることができる。
本発明に係る真空バルブの第1実施例における弁部材が弁座を閉鎖した状態を示す縦断面図である。 同第1実施例における弁部材が弁座を全開した状態を示す縦断面図である。 同第1実施例における弁部材が弁座の全開位置にあり、仕切板が仕切台の内孔を閉じた状態を示す縦断面図である。 同第1実施例の弁部材が仕切板を仕切台に押し付けている状態を示す縦断面図である。 同第1実施例の弁主体部の上面図である。 図3の中心線を通る断面をA−A矢示方向に見た縦断面図である。 本発明に係る真空バルブの第2実施例における弁部材が弁座を閉鎖した状態を示す縦断面図である。 同第2実施例の弁部材が仕切板を仕切台に押し付けている状態を示す縦断面図である。 図10におけるB−C−D−E線で切った部分縦断面図である。 同第2実施例の水平断面図である。
図1〜図6は、本発明に係る真空バルブの第1実施例を示している。この第1実施例に係る真空バルブは、筒状の弁ハウジング10における軸線L方向の一端に第1開口11が開設されると共に、上記軸線Lと直交する向きに、上記第1開口11と弁ハウジング10内の流路13によって連通する第2開口12が開設され、上記第1開口11の内端に設けられた弁座14をポペット式の略円盤状をなす弁部材20で開閉するように構成された弁主体部1を備えている。また、該弁ハウジング10上には上記弁部材20を開閉動作させるための弁駆動部2を備えている。
上記弁部材20は、その表面の外周部に、上記弁座14に対し第2開口12側から接離してそれを開閉する環状の弁シール21を有し、この弁部材20の背面から弁ハウジング10内を上記軸線L方向に延び、筒状の弁ハウジング10における上記第1開口11とは反対側に位置する隔壁25を貫通して突出する弁シャフト22を備えるものである。
上記弁ハウジング10は、軸線L方向に延びる断面円形の筒状をなし、該弁ハウジング10の一端側に、上記第1開口11を形成する上記軸線Lと同軸の小径筒15を設けて、その内端に上記弁座14を形成し、図6に明瞭に示すように、弁ハウジング10内の上記弁座14が開口する部分の側面に上記第2開口12を開口させて、上記第1開口11と該第2開口12とを流路13により連通させている。また、上記弁ハウジング10の他端側には、弁駆動部2の主要部を構成するシリンダハウジング24が該弁ハウジング10と同軸に結合され、弁ハウジング10の内部と該シリンダハウジング24内のピストン室27とが、該シリンダハウジング24における上記隔壁25により区画されている。
一方、上記弁部材20の背面中央部に連結した弁シャフト22は、上記隔壁25にシール部材26を介して気密かつ摺動自在に貫通させて、上記シリンダハウジング24内のピストン室27に延出させ、その先端に上記ピストン室27内を摺動するピストン28が連結されている。そして、上記ピストン室27内におけるピストン28の上記隔壁25側に圧力室29が形成され、この圧力室29にシリンダハウジング24の側面に開口する操作ポート30を設けて、流体圧シリンダを構成させ、該操作ポート30を通して給排される流体圧によりピストン28が上記軸線L方向に駆動され、弁部材20が弁座14を開くように構成している。
図示の実施例においては、ピストン室27におけるピストン28の上記圧力室29と反対側の室は呼吸室であるが、当該室に操作ポートを設けて圧力室とし、弁駆動部2を複動形シリンダとして構成することもできる。
また、弁部材20の背面側にはばね座32が設けられ、このばね座32と上記隔壁25との間に、弁部材20を閉弁方向に付勢するコイル状の復帰ばね23が、上記軸線Lと同軸上において縮設されている。この復帰ばね23は、上記弁駆動部2を構成する図示の単動形流体圧シリンダにおける弁部材20を閉弁方向に付勢する手段として用いることもできるが、弁駆動部2を上述の複動形シリンダとして構成する場合においても、弁部材20を介して後述する仕切板40を仕切座42に押し付ける手段として設けておくことができる。
上記弁シャフト22の周囲には、弁部材20の最大開弁位置を規定するための円筒形をなすストッパ部材31が取付けられている。このストッパ部材31は、弁部材20の背面から弁シャフト22に沿って延び、弁部材20の最大開弁位置でその先端が隔壁25の当接部25aに当たるように形成したものである。また、該ストッパ部材31の弁部材20側端部により前記復帰ばね23のばね座32を形成させている。
上記弁ハウジング10の内周において、図1に示す閉弁位置にある弁部材20と、図2に示す最大開弁位置にある弁部材20との間で、しかも、弁部材20の開閉動作を妨げない周辺位置において、上記弁部材20及び弁シャフト22、並びにそれらに付随する部材(復帰ばね23、ストッパ部材31等)を内在させる隔離室34と、上記第1開口11及び第2開口12が開設されている流路13を備えた通気室35とを区画する部位に、上記両室34,35を仕切るための仕切板40を当接させる環状の仕切座42を備えた仕切台41を突設している。この仕切台41は、弁部材20の開閉動作を妨げないように、該弁部材20を通すための内孔43を有するものであり、上記仕切座42は仕切台41の隔離室34側に向けて設けられている。
上記仕切板40は、仕切台41に対向する位置と上記流路13から離れた収納位置との間で移動して上記仕切台41の内孔43を開閉し、隔離室34に収容した弁部材20の弁シール21を、上記流路13を流れる通気ガス中のプラズマ、ラジカルから隔離して、それらによる劣化を防止するものである。上記仕切板40によって仕切台41の内孔43を閉じる際には、上記弁部材20及び弁シャフト22等が仕切板40の動作を妨げないように、それらを隔離室34に収容する必要があり、そのため、上記弁駆動部2は、上記弁部材20を、上記仕切台41の内孔43を通して弁座14を閉じる閉弁位置と、上記隔離室34に収容される開弁位置との間で移動させ得るストロークを有するものとして構成している。
上記仕切板40の収納位置を形成するために、上記弁ハウジング10の側方には仕切板収納箱45を突設している。この仕切板収納箱45は、その内部に、仕切板40の移動を案内する案内通路46を形成すると共に、仕切板40を駆動する駆動機構47を一体化して設けたもので、上記案内通路46は、上記仕切板40における隔離室34側に向けられ仕切座42と面一に形成した該仕切板収納箱45内の移動面46a上に形成され、また、上記仕切板40の駆動機構47としてはここでは流体圧シリンダを用い、該駆動機構47における直線的に進退駆動される駆動部材(ピストンロッド)48を上記仕切板40の背面側に位置させて、該仕切板40の端部に接続具49により連結している。これにより、上記仕切板40が、上記仕切座42の座面に沿って仕切台41の内孔43を閉じる仕切位置と、流路13から外れた仕切板収納箱45内の収納位置との間で直線的に移動可能に配設され、それらの間で該仕切板40が駆動機構47により駆動されることになる。
一方、前記弁部材20の下面には、図4〜図6からわかるように、それを閉弁方向に付勢する弁駆動部2の付勢力により上記仕切板40を仕切座42に押し付ける押圧部50を設け、仕切板40の背面には上記付勢力を受ける受圧部51を設けている。上記弁駆動部2の閉弁方向の付勢力としては、前記復帰ばね23の付勢力を用いるのが望ましいが、弁駆動部2を構成する流体圧シリンダの付勢力を用いることもできる。そして、上記弁部材20の押圧部50は、仕切板40の背面に位置する上記駆動部材48を跨ぐように形成されている。
次に、上記第1実施例の真空バルブの操作について説明する。
図1に示すように、弁部材20により弁座14が閉鎖された状態において、弁駆動部2の操作ポート30を通して圧力室29に圧力流体を供給し、弁部材20により弁座14を開くと、第1開口11が弁座14及び流路13を通して第2開口12に連通し、この場合に、通気室35の流路13を流れる通気ガス中にプラズマ、ラジカルが存在していて、それが隔離室34に流入すると、それらにより弁部材20の弁シール21が劣化する。
上記真空バルブは、それを防止できるようにしたものであり、上記弁部材20の弁シール21等を通気室35の通気ガスから遮蔽するには、まず、弁部材20を図2に示す全開位置まで移動させることにより、弁部材20及び弁シャフト22等を仕切板40の駆動に支障がない位置まで後退させ、次に、仕切板40の駆動機構(流体圧シリンダ)47により駆動部材(ピストンロッド)48を駆動し、図3に示すように、仕切板40を仕切台41の内孔43に対面する仕切位置まで移動させる。そして、この状態で、弁駆動部2の操作ポート30を通して圧力室29の圧力流体を排出すると、復帰ばね23の付勢力が弁部材20の押圧部50を介して仕切板40の受圧部51に伝達され、図4に示すように、仕切板40が仕切座42に押し付けられる状態となる。
この状態では、通気室35の通気ガス中のプラズマ及びラジカルは仕切板40により完全に遮断されて隔離室34には入らないので、隔離室34内の弁シール21や、上記隔壁25を貫通する弁シャフト22のシール部材26等がプラズマ及びラジカルにより劣化するのが防止され、それらの部材の寿命が長くなるばかりでなく、上記弁シール21やシール部材26として安価なものを使用することが可能になる。
図4に示す状態から、図1に示すように弁部材20で弁座14を閉じるには、弁駆動部2の圧力室29に圧力流体を供給して弁部材20を全開位置(図3)に移動させ、次いで仕切板40の駆動機構47により駆動部材48を復帰させ、図2に示すように仕切板40を仕切板収納箱45内の収納位置まで移動させ、そのうえで、圧力室29を大気に連通させて復帰ばね23の付勢力により弁部材20を弁座14に圧接すればよい。
図7〜図10は、本発明に係る真空バルブの第2実施例を示している。この第2実施例は、上記第1実施例における仕切板40の駆動機構47とは具体的構成を異にする駆動機構67(図9及び図10)を用いたもので、この駆動機構67に関連する部分以外の構成及び作用は第1実施例と変わるところがないので、図中に第1実施例と同一の符号を付してそれらの説明は省略する。
この第2実施例における弁ハウジング60は、第1実施例における弁ハウジング10がその側方に仕切板収納箱45を一体に形成したものとして構成しているのに対し、別体の仕切板収納箱65をシール部材65aを介して気密に連結することにより構成している。この点を除いて、弁ハウジング60の構成は第1実施例の弁ハウジング10と変わるところがないが、第1実施例のように構成することもでき、また、逆に第1実施例においても第2実施例のような構成とすることもできる。
上記仕切板収納箱65は、その内部に、仕切板40の移動を案内する案内通路を形成しているが、この案内通路は、以下に説明する仕切板40の駆動機構67が、該仕切板40を保持して仕切座42に対向する位置と上記流路13から離れた収納位置との間で直線的に移動させる第1実施例のような機能を備えていないので、仕切板40を仕切座42に対向する位置と収納位置との間で移動するのを周壁によってガイドするガイド部66として構成している。したがって、この仕切板40のガイド部66は、その内部が隔離室34と連通し、該ガイド部66において仕切板40が載置される移動面66aは、仕切台41において隔離室34側に向けられた仕切座42と面一に形成されたものである。
上記仕切板40の駆動機構67は、図9及び図10に示すように、弁ハウジング60における上記仕切台41の内孔43から離れた位置、具体的には、該弁ハウジング60の仕切板収納箱65側の周壁内に、該弁ハウジング60の軸線と平行な揺動中心を持っている揺動軸68を備えると共に、該揺動軸68の下部に固定されて弁ハウジング60内から仕切板収納箱65内に至る範囲で回転揺動する仕切板駆動用の揺動腕69、及び上記揺動軸68の上部に連結して外方に突出する操作レバー70を備えたものである。
上記該揺動腕69は、その長手方向に形成した長孔69aを備え、仕切板40の中央に設けた突出軸71を該長孔69aの長手方向に摺動自在に嵌入させたものであり、該長孔69aに上記突出軸71を嵌入した揺動腕69の揺動により、上記ガイド部66に沿って仕切板40を上記仕切台41に対向する位置と収納位置との間で移動可能に構成している。上記長孔69aは、揺動腕69により仕切板40を移動させる範囲内において突出軸71が該長孔69aの内部を摺動できる長さを有するものである。
なお、図10においては、揺動腕69が、仕切台41に対向する位置(実線)と、収納位置及び中間位置(鎖線)にある状態を示している。
また、上記弁部材20の中心部に、該弁部材20を閉弁方向に付勢する付勢力により上記仕切板40を仕切座42に押し付ける押圧部80を設け、仕切板40の背面に設けた上記揺動腕69の長孔69aに嵌入する突出軸71の先端面を、上記付勢力を受ける受圧部81として構成している。
上記構成を有する第2実施例の真空バルブでは、図8に示すように、弁部材20が弁座14の全開位置にある状態において、上記操作レバー70によって揺動軸68に連結した揺動腕69を上記揺動中心の回りで回転させると、揺動腕69の長孔69aに嵌入する突出軸71を上面中央に突設した仕切板40を、上記ガイド部66に沿って仕切台41の内孔43を閉じる位置まで移動させることができる。したがって、この状態において、弁駆動部2の操作ポート30を通して圧力室29の圧力流体を排出すると、復帰ばね23の付勢力が弁部材20の押圧部80を介して仕切板40の中央に設けた突出軸71における先端面の受圧部81に伝達され、仕切板40が仕切座42に押し付けられる状態となる。
そして、この状態では、通気室35の通気ガス中におけるプラズマ及びラジカルが仕切板40により完全に遮断されて隔離室34に入らないので、隔離室34内の弁シール21や、上記隔壁25を貫通する弁シャフト22のシール部材26等がプラズマ及びラジカルにより劣化するのが防止される。
2 弁駆動部
10,60 弁ハウジング
11 第1開口
12 第2開口
13 流路
14 弁座
20 弁部材
21 弁シール
22 弁シャフト
23 復帰ばね
34 隔離室
35 通気室
40 仕切板
41 仕切台
42 仕切座
43 内孔
47,67 駆動機構
48 駆動部材
50,80 押圧部
51,81 受圧部
66 ガイド部
69 揺動腕
69a 長孔
71 突出軸

Claims (7)

  1. 筒状の弁ハウジングにおける軸線方向の一端に第1開口が開設されると共に、上記軸線と直交する向きに、上記第1開口と上記弁ハウジング内の流路によって連通する第2開口が開設されてなる上記弁ハウジングと、上記第1開口の内周に設けられた弁座と、上記弁座に上記第2開口側から接離して上記弁座を開閉する弁シールを有する弁部材と、上記弁部材の背面から上記弁ハウジング内を上記軸線方向に延びる弁シャフトと、上記弁部材を上記軸線方向に駆動する弁駆動部とを備え、
    上記弁ハウジングの内周において、開弁位置にある上記弁部材及び上記弁シャフトを内在させる隔離室と上記第1開口及び上記第2開口が開設されている上記流路を備えた通気室とを区画する位置に、上記隔離室と上記通気室とを仕切るための仕切板を当接させる仕切座を備えた環状の仕切台を突設し、
    上記弁駆動部は、上記弁部材を、上記仕切台の内孔を通して上記弁座を閉じる閉弁位置と、上記隔離室に収容される開弁位置との間で移動させ得るストロークを有し、
    上記仕切板は、上記仕切座に対向する位置と上記流路から離れた収納位置との間で移動して上記仕切座を開閉し、上記隔離室に収容した上記弁部材の上記弁シールを上記流路を流れる通気ガス中のプラズマ、ラジカルから隔離可能にした、
    ことを特徴とする真空バルブ。
  2. 上記仕切座が上記仕切台の上記隔離室側に設けられ、上記仕切板が、上記仕切座に沿って上記仕切台の上記内孔を閉じる仕切位置と上記流路から離れた上記収納位置との間で直線的に移動可能に配設されると共に、上記仕切板を上記仕切位置と上記収納位置との間で移動させる駆動機構に連結されている、
    ことを特徴とする請求項1に記載の真空バルブ。
  3. 上記弁部材に、上記弁部材を閉弁方向に付勢する付勢力により上記仕切板を上記仕切座に押し付ける押圧部を設け、上記仕切板の背面に上記付勢力を受ける受圧部を設けている、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の真空バルブ。
  4. 上記仕切板の上記駆動機構における直線的に進退する駆動部材が、上記仕切板の背面に連結され、上記仕切板を上記仕切座に押し付ける上記弁部材の上記押圧部が上記駆動部材を跨ぐように形成されている、
    ことを特徴とする請求項3に記載の真空バルブ。
  5. 上記弁ハウジングに、上記仕切板が上記仕切座に対向する位置と上記流路から離れた上記収納位置との間で移動するのをガイドするガイド部を備え、
    上記仕切板の上記駆動機構が、上記弁ハウジングにおける上記仕切台の上記内孔から離れた位置に揺動中心を持って、揺動により上記仕切板を上記ガイド部に沿って移動させる揺動腕を備え、上記仕切板の中央に設けた突出軸を上記揺動腕に形成した長孔に摺動自在に嵌入させ、上記長孔に上記突出軸を嵌入した上記揺動腕の揺動により、上記ガイド部に沿って上記仕切板を上記仕切座に対向する位置と上記収納位置との間で移動可能にした、
    ことを特徴とする請求項1に記載の真空バルブ。
  6. 上記弁部材に、上記弁部材を閉弁方向に付勢する付勢力により上記仕切板を上記仕切座に押し付ける押圧部を設け、上記仕切板の背面に設けた突出軸を上記付勢力を受ける受圧部とした、
    ことを特徴とする請求項5に記載の真空バルブ。
  7. 上記弁部材を閉弁方向に付勢する手段として復帰ばねを備えている、
    ことを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の真空バルブ。
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