JP2021529494A - 位相測定精度を向上させる方法及び装置 - Google Patents

位相測定精度を向上させる方法及び装置 Download PDF

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Abstract

位相測定精度を向上させる方法及び装置を提供する。前記方法は、測定信号を受信するステップと、前記測定信号に対して周波数領域変換を行い、周波数領域測定シーケンスを得るステップと、各周波数領域測定信号に対応する位相をそれぞれ決定し、隣接する2つの指定周波数点に対応する周波数領域測定信号間の位相差を決定するステップと、前記位相、位相差及びウィンドウ関数に基づいて、前記周波数領域測定シーケンスに対してスライディングウィンドウ式位相フィッティングを行い、各スライディングウィンドウに対応する位相フィッティング情報を得るステップと、各スライディングウィンドウの位相フィッティング情報に基づいて各スライディングウィンドウに対応する位相校正情報を決定し、各スライディングウィンドウの位相校正情報を使用して指定周波数帯域における位相校正情報を形成するステップと、を含み、それによってフィッティング誤差を減少させ、位相校正の精度を向上させることができる。【選択図】図1

Description

本願はデータ処理の技術分野に関し、特に位相測定精度を向上させる方法及び位相測定精度を向上させる装置に関する。
本願は2018年10月19日に中国特許局に提出された、出願番号が201811224077.1、発明名称が「位相測定精度を向上させる方法及び装置」である中国特許出願の優先権を主張し、その全内容が引用により本願に組み込まれている。
信号が送信機から送信されてから受信機により受信されるまでの過程では、チャネル環境の影響によって信号の損失やフェージング等の現象が発生し、その結果、受信機で受信される無線信号と送信機から送信される無線信号との間に位相シフトが生じる。従って、受信側で送信側からの送信信号を正確に復元するには、受信側では受信された信号に対して位相校正を行う必要がある。
受信側は通常、位相校正係数を使用して受信信号の位相を校正する。位相校正係数を決定する従来の方法は、通信システムの、周波数帯域全体に対応する位相を線形フィッティングし、フィッティング結果に応じて周波数帯域全体の位相校正係数を決定する。アナログデバイス又は伝送ネットワークの位相−周波数特性が完全に理想的ではなく、即ち、位相が周波数帯域全体で完全に線形ではないため、周波数帯域全体を線形フィッティングする場合、誤差を引き起こし、位相校正の精度を低下させてしまう。
本願の実施例は、位相測定精度を向上させるために、位相測定精度を向上させる方法を提供する。
これに対応して、本願の実施例はさらに、上記方法の実現及び使用を確保するための、位相測定精度を向上させる装置を提供する。
上記問題を解決するために、本願は、具体的には、測定信号を受信するステップであって、前記測定信号は周波数領域校正シーケンスに従って生成され、前記周波数領域校正シーケンスはN個の周波数領域校正信号を含み、各周波数領域校正信号は1つの指定周波数点に対応し、前記指定周波数点は指定周波数帯域に属し、Nは1よりも大きい整数であるステップと、前記測定信号に対して周波数領域変換を行い、周波数領域測定シーケンスを得るステップであって、前記周波数領域測定シーケンスはN個の周波数領域測定信号を含み、各周波数領域測定信号は1つの指定周波数点に対応するステップと、各周波数領域測定信号に対応する位相をそれぞれ決定し、隣接する2つの指定周波数点に対応する周波数領域測定信号間の位相差を決定するステップと、前記位相、位相差及びウィンドウ関数に基づいて、前記周波数領域測定シーケンスに対してスライディングウィンドウ式位相フィッティングを行い、各スライディングウィンドウに対応する位相フィッティング情報を得るステップと、各スライディングウィンドウの位相フィッティング情報に基づいて各スライディングウィンドウに対応する位相校正情報を決定し、各スライディングウィンドウの位相校正情報を使用して指定周波数帯域における位相校正情報を形成するステップと、を含む位相測定精度を向上させる方法を開示する。
オプションとして、前記位相、位相差及びウィンドウ関数に基づいて、前記周波数領域測定シーケンスに対してスライディングウィンドウ式位相フィッティングを行い、各スライディングウィンドウに対応する位相フィッティング情報を得る前記ステップは、ウィンドウ関数を使用して、設定されたスライディングステップで前記周波数領域測定シーケンスをスライディングするステップと、スライディングするたびに対応するスライディングウィンドウを得た後、前記位相及び位相差に基づいて前記スライディングウィンドウ内の各周波数領域測定信号の位相を線形フィッティングし、各スライディングウィンドウの位相フィッティング情報を得るステップと、を含む。
オプションとして、前記位相フィッティング情報は位相線形フィッティング関数を含み、前記位相及び位相差に基づいて前記スライディングウィンドウ内の各周波数領域測定信号の位相を線形フィッティングし、各スライディングウィンドウの位相フィッティング情報を得る前記ステップは、前記スライディングウィンドウ内の各周波数領域測定信号に対応する周波数領域測定信号の位相に基づいて、位相初期値を決定するステップと、前記スライディングウィンドウ内の隣接する2つの指定周波数点に対応する周波数領域測定信号の位相差に基づいて、フィッティング勾配を決定するステップと、前記位相初期値及びフィッティング勾配に基づいて、前記スライディングウィンドウに対応する位相線形フィッティング関数を決定するステップと、を含む。
オプションとして、各周波数領域測定信号に対応する位相をそれぞれ決定し、隣接する2つの指定周波数点に対応する周波数領域測定信号間の位相差を決定する前記ステップは、前記周波数領域測定シーケンスに対してチャネル推定を行い、各周波数領域測定信号に対応する周波数領域チャネル応答を得るステップであって、各周波数領域チャネル応答は1つの指定周波数点に対応するステップと、各周波数領域チャネル応答に対応する位相を決定するステップと、各周波数領域チャネル応答に対応する位相に基づいて、各周波数領域測定信号に対応する位相及び隣接する2つの指定周波数点に対応する周波数領域測定信号間の位相差を決定するステップと、を含む。
オプションとして、各周波数領域チャネル応答に対応する位相を決定する前記ステップは、各周波数領域チャネル応答に対してそれぞれ時間領域変換を行い、対応する時間領域関数を得るステップと、各時間領域関数に対してそれぞれウィンドウイングノイズ抑制処理を行うステップと、ウィンドウイングノイズ抑制処理後の各時間領域関数に対してそれぞれ周波数領域変換を行い、各周波数領域関数を得るステップと、各周波数領域関数に対応する位相を計算するステップと、を含む。
本願の実施例はさらに、具体的には、測定信号を受信するように構成される信号受信モジュールであって、前記測定信号は周波数領域校正シーケンスに従って生成され、前記周波数領域校正シーケンスはN個の周波数領域校正信号を含み、各周波数領域校正信号は1つの指定周波数点に対応し、前記指定周波数点は指定周波数帯域に属し、Nは1よりも大きい整数である信号受信モジュールと、前記測定信号に対して周波数領域変換を行い、周波数領域測定シーケンスを得るように構成される周波数領域変換モジュールであって、前記周波数領域測定シーケンスはN個の周波数領域測定信号を含み、各周波数領域測定信号は1つの指定周波数点に対応する周波数領域変換モジュールと、各周波数領域測定信号に対応する位相をそれぞれ決定し、隣接する2つの指定周波数点に対応する周波数領域測定信号間の位相差を決定するように構成される位相決定モジュールと、前記位相、位相差及びウィンドウ関数に基づいて、前記周波数領域測定シーケンスに対してスライディングウィンドウ式位相フィッティングを行い、各スライディングウィンドウに対応する位相フィッティング情報を得るように構成される位相フィッティングモジュールと、各スライディングウィンドウの位相フィッティング情報に基づいて各スライディングウィンドウに対応する位相校正情報を決定し、各スライディングウィンドウの位相校正情報を使用して指定周波数帯域における位相校正情報を形成するように構成される校正情報決定モジュールと、を含む位相測定精度を向上させる装置を提供する。
オプションとして、前記位相フィッティングモジュールは、ウィンドウ関数を使用して、設定されたスライディングステップで前記周波数領域測定シーケンスをスライディングするように構成されるスライディングモジュールと、スライディングするたびに対応するスライディングウィンドウを得た後、前記位相及び位相差に基づいて各スライディングウィンドウ内の各周波数領域測定信号の位相を線形フィッティングし、各スライディングウィンドウの位相フィッティング情報を得るように構成される位相フィッティングモジュールと、を含む。
オプションとして、前記位相フィッティング情報は位相線形フィッティング関数を含み、前記位相フィッティングモジュールは、具体的には、前記スライディングウィンドウ内の各周波数領域測定信号に対応する周波数領域測定信号の位相に基づいて、位相初期値を決定し、前記スライディングウィンドウ内の隣接する2つの指定周波数点に対応する周波数領域測定信号の位相差に基づいて、フィッティング勾配を決定し、前記位相初期値及びフィッティング勾配に基づいて、前記スライディングウィンドウに対応する位相線形フィッティング関数を決定するように構成される。
オプションとして、前記位相決定モジュールは、前記周波数領域測定シーケンスに対してチャネル推定を行い、各周波数領域測定信号に対応する周波数領域チャネル応答を得るように構成されるチャネル推定モジュールであって、各周波数領域チャネル応答は1つの指定周波数点に対応するチャネル推定モジュールと、各周波数領域チャネル応答に対応する位相を決定するように構成される応答位相モジュールと、各周波数領域チャネル応答に対応する位相に基づいて、各周波数領域測定信号に対応する位相及び隣接する2つの指定周波数点に対応する周波数領域測定信号間の位相差を決定するように構成される信号位相決定モジュールと、を含む。
オプションとして、前記応答位相モジュールは、具体的には、各周波数領域チャネル応答に対してそれぞれ時間領域変換を行い、対応する時間領域関数を得て、各時間領域関数に対してそれぞれウィンドウイングノイズ抑制処理を行い、ウィンドウイングノイズ抑制処理後の各時間領域関数に対してそれぞれ周波数領域変換を行い、各周波数領域関数を得て、各周波数領域関数に対応する位相を計算するように構成される。
従来技術に比べて、本願の実施例は以下の利点を含む。
本願の実施例では、受信機は測定信号を受信した後、まず、前記測定信号に対して周波数領域変換を行い、周波数領域測定シーケンスを得て、その後、各周波数領域測定信号に対応する位相をそれぞれ決定し、隣接する2つの指定周波数点に対応する周波数領域測定信号間の位相差を決定する。さらに、位相フィッティング過程では、前記位相、位相差及びウィンドウ関数に基づいて、前記周波数領域測定シーケンスに対してスライディングウィンドウ式位相フィッティングを行い、各スライディングウィンドウに対応する位相フィッティング情報を得る。ここで、各スライディングウィンドウは指定周波数帯域中の1つのサブ周波数帯域に対応し、それにより毎回サブ周波数帯域における位相に対して位相フィッティングを行うことを実現した。その後、さらに各スライディングウィンドウの位相フィッティング情報に基づいて各スライディングウィンドウに対応する位相校正情報を決定し、各スライディングウィンドウの位相校正情報を使用して指定周波数帯域における位相校正情報を形成する。即ち、各サブ周波数帯域の位相校正情報を使用して指定周波数帯域の位相校正情報を形成する。各サブ周波数帯域における位相が指定周波数帯域全体における位相よりも線形であるため、従来技術で指定周波数帯域全体を1回フィッティングすることに比べて、本願の実施例はフィッティング誤差を減少させ、位相校正の精度を向上させることができる。
上記説明は単に本願の技術案の概要であり、本願の技術的手段をより明確に理解して明細書の内容に従って実施でき、且つ本願の上記及びほかの目的、特徴や利点を分かりやすくするために、以下、本願の特定実施形態を例示する。
本願の実施例又は従来技術の技術案をより明確に説明するために、以下、実施例又は従来技術の説明に必要な図面を簡単に説明し、明らかなように、以下説明される図面は本願のいくつかの実施例であり、当業者であれば、創造的な労働をせずにこれらの図面に基づいてほかの図面を得ることができる。
本願における位相測定精度を向上させる方法の実施例のフローチャートである。 本願における位相測定精度を向上させる方法の選択的な実施例のフローチャートである。 本願の実施例における周波数領域校正シーケンス中の周波数領域校正信号に対応する周波数位置の模式図である。 本願の実施例における基準信号の模式図である。 本願の実施例における測定信号の模式図である。 本願の実施例における周波数領域測定シーケンス中の周波数領域測定信号に対応する周波数位置の模式図である。 本願の実施例におけるスライディングウィンドウの模式図である。 本願の実施例における周波数領域実際シーケンス中の各周波数点の位相校正係数を計算する模式図である。 本願における位相測定精度を向上させる装置の実施例の構造ブロック図である。 本願における別の位相測定精度を向上させる装置の実施例の構造ブロック図である。 本願に係る方法を実行するためのコンピューティング処理機器のブロック図を模式的に示す図である。 本願に係る方法を実現するプログラムコードを保存又は格納する記憶ユニットを模式的に示す図である。
本願の実施例の目的、技術案及び利点をより明確にするために、以下、本願の実施例の図面を参照しながら本願の実施例の技術案を明確かつ完全に説明し、明らかなように、説明される実施例は本願の一部の実施例であり、全部の実施例ではない。本願の実施例に基づいて、当業者が創造的な労働をせずに取得する別の実施例はすべての本願の保護範囲に属する。
本願の実施例の中核アイディアの1つとして、指定周波数帯域を複数のサブ周波数帯域に分割し、その後、各サブ周波数帯域における位相をそれぞれフィッティングし、各サブ周波数帯域に対応する位相校正情報を得て、さらに各サブ周波数帯域の位相校正情報を使用して該指定周波数帯域の位相校正情報を形成する。各サブ周波数帯域における位相が指定周波数帯域全体における位相よりも線形であるため、従来技術で指定周波数帯域全体を1回フィッティングすることに比べて、本願の実施例はフィッティング誤差を減少させ、位相校正の精度を向上させることができる。
図1に示すように、本願における位相測定精度を向上させる方法の実施例のフローチャートであり、具体的には、以下ステップ101〜105を含む。
ステップ101:測定信号を受信し、前記測定信号は周波数領域校正シーケンスに従って生成され、前記周波数領域校正シーケンスはN個の周波数領域校正信号を含み、各周波数領域校正信号は1つの指定周波数点に対応し、前記指定周波数点は指定周波数帯域に属し、Nは1よりも大きい整数である。
本願の実施例では、送信機から受信機に指定周波数帯域内の信号を送信し、受信機は受信した信号に基づいて指定周波数帯域における位相校正情報を決定することができ、送信機が送信した信号と受信機が受信した信号は時間領域信号であり、前記指定周波数帯域で指定できる周波数帯域は、必要に応じて設定でき、例えば、受信機と送信機はいずれも第4世代通信システム(the 4th Generation communication system、4G通信システム)において構成され、前記指定周波数帯域は4G通信システムに対応する周波数帯域であってもよい。送信機は周波数領域校正シーケンスに従って時間領域信号を生成することができ、前記周波数領域校正シーケンスは順に設定周波数の間隔をあけたN個の周波数領域校正信号からなってもよく、各周波数領域校正信号は指定周波数帯域内の1つの指定周波数点に対応してもよく、Nは1よりも大きい整数であり、前記設定周波数は必要に応じて設定できる。本願の実施例では、信号が伝送過程で伝送媒体の様々な要素による影響を受けて、受信機の受信した信号が送信機の送信した信号と完全に同じではないため、送信機により周波数領域校正シーケンスに基づいて生成される時間領域信号を基準信号と呼び、受信機の受信した時間領域信号を測定信号と呼ぶことができる。
ステップ102:前記測定信号に対して周波数領域変換を行い、周波数領域測定シーケンスを得て、前記周波数領域測定シーケンスはN個の周波数領域測定信号を含み、各周波数領域測定信号は1つの指定周波数点に対応する。
受信機は測定信号を受信した後、前記測定信号に対して周波数領域変換を行い、対応する周波数領域信号を得ることができ、前記測定信号に対応する周波数領域信号は周波数領域シーケンス(上記周波数領域校正シーケンスと区別するために、該周波数領域シーケンスを周波数領域測定シーケンスと呼ぶことができる)であってもよく、前記周波数領域測定シーケンスはN個の指定周波数点に対応する周波数領域測定信号からなってもよい。その後、前記周波数領域信号に対する分析処理によって、指定周波数帯域に対応する位相校正情報を決定することができる。
ステップ103:各周波数領域測定信号に対応する位相をそれぞれ決定し、隣接する2つの指定周波数点に対応する周波数領域測定信号間の位相差を決定する。
ステップ104:前記位相、位相差及びウィンドウ関数に基づいて、前記周波数領域測定シーケンスに対してスライディングウィンドウ式位相フィッティングを行い、各スライディングウィンドウに対応する位相フィッティング情報を得る。
本願の実施例では、測定信号に対応する周波数領域測定シーケンスを決定した後、まず、周波数領域測定シーケンス中の各周波数領域測定信号に対応する位相、及び隣接する2つの指定周波数点に対応する周波数領域測定信号間の位相差をそれぞれ決定し、その後、さらに前記位相及び位相差に基づいて、前記周波数領域測定シーケンスに対して位相フィッティングを行うことができる。例えば、前記周波数領域測定シーケンスに対してチャネル推定を行い、前記チャネル推定の結果に基づいて前記位相及び位相差を決定することができる。
本願の実施例では、スライディングウィンドウ式位相フィッティングの方法を使用して前記周波数領域測定シーケンスに対して位相フィッティングを行うことができ、前記スライディングウィンドウ式位相フィッティングとは、ウィンドウ関数を使用して周波数領域測定シーケンスをスライディングし、その後、ウィンドウ関数がスライディングするたびに得たスライディングウィンドウに対して、該スライディングウィンドウ内の周波数領域測定シーケンスの位相をフィッティングし、各スライディングウィンドウに対応する位相フィッティング情報を得る。各スライディングウィンドウ内の各周波数領域測定信号に対応する位相、及び隣接する2つの指定周波数点に対応する周波数領域測定信号間の位相差に基づいて、該スライディングウィンドウ内の周波数領域測定信号の位相をフィッティングすることができ、前記ウィンドウ関数のタイプは必要に応じて設定でき、例えば、ハミングウィンドウ、ハニングウィンドウ等が挙げられ、本願ではこれを制限しない。ウィンドウ関数が周波数領域測定シーケンスをスライディングするたびに、対応するスライディングウィンドウが1つのサブ周波数帯域に対応でき、即ち、ウィンドウ関数が周波数領域測定シーケンスをスライディングする過程では、指定周波数帯域を複数のサブ周波数帯域に分割することができ、従って、スライディングウィンドウに対応する位相フィッティング情報は、対応するサブ周波数帯域に対応する位相フィッティング情報でもあり、各位相フィッティング情報は1つのサブ周波数帯域に対応できる。
ステップ105:各スライディングウィンドウの位相フィッティング情報に基づいて各スライディングウィンドウに対応する位相校正情報を決定し、各スライディングウィンドウの位相校正情報を使用して指定周波数帯域における位相校正情報を形成する。
各スライディングウィンドウに対して、該スライディングウィンドウの位相フィッティング情報に基づいて、それに対応する位相校正情報を決定することができ、その後、各スライディングウィンドウの位相校正情報を組み合わせて、指定周波数帯域における位相校正情報を得ることができ、さらに実際の応用過程では、受信機は送信機から送信された指定周波数帯域の信号を受信した後、指定周波数帯域における位相校正情報に基づいて、受信した信号の位相を校正することができる。
本願の実施例では、受信機は測定信号を受信した後、まず、前記測定信号に対して周波数領域変換を行い、周波数領域測定シーケンスを得て、その後、各周波数領域測定信号に対応する位相をそれぞれ決定し、隣接する2つの指定周波数点に対応する周波数領域測定信号間の位相差を決定する。さらに、位相フィッティング過程では、前記位相、位相差及びウィンドウ関数に基づいて、前記周波数領域測定シーケンスに対してスライディングウィンドウ式位相フィッティングを行い、各スライディングウィンドウに対応する位相フィッティング情報を得る。ここで、各スライディングウィンドウは指定周波数帯域中の1つのサブ周波数帯域に対応し、それにより毎回サブ周波数帯域における位相に対して位相フィッティングを行うことを実現した。その後、さらに各スライディングウィンドウの位相フィッティング情報に基づいて各スライディングウィンドウに対応する位相校正情報を決定し、各スライディングウィンドウの位相校正情報を使用して指定周波数帯域における位相校正情報を形成する。即ち、各サブ周波数帯域の位相校正情報を使用して指定周波数帯域の位相校正情報を形成する。各サブ周波数帯域における位相が指定周波数帯域全体における位相よりも線形であるため、従来技術で指定周波数帯域全体を1回フィッティングすることに比べて、本願の実施例はフィッティング誤差を減少させ、位相校正の精度を向上させることができる。
本願の別の実施例では、指定周波数帯域中の各サブ周波数帯域を線形なものとみなすことができ、その後、さらに前記周波数領域測定シーケンスに対して位相フィッティングを行い、周波数領域測定シーケンスに対する位相フィッティングは位相の線形フィッティングであってもよい。
図2に示すように、本願の別の位相測定精度を向上させる方法の選択的な実施例のフローチャートであり、具体的には、以下のステップ201〜208を含む。
ステップ201:測定信号を受信する。
ステップ202:前記測定信号に対して周波数領域変換を行い、周波数領域測定シーケンスを得て、前記周波数領域測定シーケンスはN個の周波数領域測定信号を含む。
本願の実施例では、送信機は周波数領域校正シーケンスを決定し、前記周波数領域校正シーケンスに対して時間領域変換を行い、基準信号を得て送信することができ、さらに受信機は対応する測定信号を受信することができる。周波数領域校正シーケンス中の隣接する2つの周波数領域校正信号の周波数差を設定周波数として設定でき、周波数領域校正シーケンス中の各周波数領域校正信号に対応する周波数点の位置は図3aに示され、黒いブロックは周波数領域校正シーケンス中の周波数領域校正信号に対応する周波数点の位置であり、白いブロックはほかの周波数点の位置でありここで、△fは設定周波数であり、△f=4*△fresであり、△fresは実際応用における信号の周波数間隔である。図3aに対応する周波数領域校正シーケンスに対して時間領域変換を行い、3bに示される基準信号を得ることができ、送信機は図3bに示される基準信号を送信することができ、これに対応して、受信機が受信可能な測定信号は図3cに示され、図3bと図3c中の信号は違いがある。
その後、測定信号に対して周波数領域変換を行い、周波数領域信号を得ることができ、前記周波数領域信号は周波数領域測定シーケンスであってもよく、前記周波数領域測定シーケンスはN個の周波数領域測定信号を含んでもよく、さらに周波数領域シーケンス中の各周波数領域測定信号の位相をフィッティングすることができる。例えば、受信機は図3cの測定信号を受信した後、図3cの測定信号に対して周波数領域変換を行い、対応する周波数領域測定シーケンスを得ることができる。周波数領域測定シーケンス中の各周波数領域測定信号に対応する周波数点の位置は図3dに示され、図3d中の各周波数領域測定信号に対応する周波数点の位置は、図3a中の各周波数領域校正信号に対応する周波数点の位置と同じであるが、各周波数領域測定信号と対応する周波数の周波数領域校正信号は違いがある(未図示)。
周波数領域測定シーケンスに対して位相フィッティングを行う過程では、まず、周波数領域測定シーケンス中の各周波数領域測定信号の位相を決定し、さらに各周波数領域測定信号の位相に基づいて、周波数領域測定シーケンスに対してスライディングウィンドウ式位相フィッティングを行い、各スライディングウィンドウの位相フィッティング情報を決定することができる。周波数領域測定シーケンス中の各周波数領域測定信号の位相を決定するステップは、具体的には、ステップ203−ステップ205を参照できる。
ステップ203:前記周波数領域測定シーケンスに対してチャネル推定を行い、各周波数領域測定信号に対応する周波数領域チャネル応答を得る。
ステップ204:各周波数領域チャネル応答に対応する位相を決定する。
ステップ205:各周波数領域チャネル応答に対応する位相に基づいて、各周波数領域測定信号に対応する位相及び隣接する2つの指定周波数点に対応する周波数領域測定信号間の位相差を決定する。
本願の実施例では、前記周波数領域測定シーケンスに対してチャネル推定を行い、周波数領域測定シーケンス中の各周波数領域測定信号に対応する周波数領域チャネル応答を計算し、その後、さらに各周波数領域測定信号に対応する周波数領域チャネル応答に基づいて、各周波数領域測定信号の位相を決定することができる。周波数領域測定シーケンス中の各周波数領域測定信号と、周波数領域校正シーケンス中の対応する周波数の周波数領域校正信号とを乗算して、各周波数領域測定信号に対応する周波数領域チャネル応答を得ることができる。その後、各周波数領域チャネル応答に対応する位相を計算し、各周波数領域チャネル応答の位相を対応する周波数領域測定信号の位相とし、隣接する2つの指定周波数点に対応する周波数領域チャネル応答間の位相差を計算し、該位相差を該隣接する2つの指定周波数点に対応する周波数領域測定信号間の位相差とすることができる。
以下のサブステップを参照して、各周波数領域チャネル応答に対応する位相を決定することを実現できる。
ステップ41:各周波数領域チャネル応答に対してそれぞれ時間領域変換を行い、対応する時間領域関数を得る。
ステップ42:各時間領域関数に対してそれぞれウィンドウイングノイズ抑制処理を行う。
ステップ43:ウィンドウイングノイズ抑制処理後の各時間領域関数に対してそれぞれ周波数領域変換を行い、各周波数領域関数を得る。
ステップ44:各周波数領域関数に対応する位相を計算する。
周波数領域測定シーケンス中のi番目の周波数領域測定信号に対応する周波数領域チャネル応答をHest(i)とすることができ、2番目の周波数領域チャネル応答及びその後の各周波数領域チャネル応答について、対応する周波数は△f*i+finitであり、△fは設定周波数であり、finitは1番目の周波数領域チャネル応答の周波数であり、ここで、iは0超えN以下の整数である。その後、各周波数領域チャネル応答に対して時間領域変換を行い、各周波数領域チャネル応答に対応する時間領域関数を得て、hest(i)とすることができ、その後、各時間領域関数hest(i)に対してそれぞれウィンドウイングノイズ抑制処理を行い、ウィンドウイングノイズ抑制処理後の時間領域関数を得て、h’est(i)とすることができ、例えば、簡単な時間領域ウィンドウイング方法の1つとして、ピークの周囲のN/4個のサンプルポイントを保留し、ピークの前のN*1/16、及びピークの後のN*3/16を取り、残りのすべてを0にセットすることができる。本願の実施例ではウィンドウイングノイズ抑制処理のウィンドウ関数、及びウィンドウイングの方式を制限しない。その後、さらにウィンドウイングノイズ抑制処理後の各時間領域関数に対してそれぞれ周波数領域変換を行い、対応する周波数領域関数を得て、H’est(i)とし、その後、各周波数領域関数H’est(i)に対応する位相を計算し、φ(i)とし、隣接する2つの周波数点に対応する周波数領域関数間の位相差△φ(j)を計算することができ、ここで、jは0超えN−1以下の整数である。さらに各周波数領域測定信号に対応する位相φ(i)、及び隣接する2つの指定周波数点に対応する周波数領域測定信号間の位相差△φ(j)を得る。
ステップ206:ウィンドウ関数を使用して、設定されたスライディングステップで前記周波数領域測定シーケンスをスライディングする。
ステップ207:スライディングするたびに対応するスライディングウィンドウを得た後、前記位相及び位相差に基づいて前記スライディングウィンドウ内の各周波数領域測定信号の位相を線形フィッティングし、各スライディングウィンドウの位相フィッティング情報を得る。
本願の実施例では、ウィンドウ関数を使用して前記周波数領域測定シーケンスをスライディングすることができ、毎回ウィンドウ関数をスライディングした後、該スライディングウィンドウ内の各周波数領域測定信号の位相、及び隣接する2つの周波数点に対応する周波数領域測定信号の位相差に基づいて、該スライディングウィンドウ内の各周波数領域測定信号の位相をフィッティングし、該スライディングウィンドウに対応する位相フィッティング情報を決定することができる。ウィンドウ関数の長さは必要に応じて設定でき、例えばn*△fに設定し、ウィンドウ関数が周波数領域測定シーケンスをスライディングする距離はスライディング距離と呼ばれてもよく、同様に必要に応じて設定でき、例えば、m*△fに設定し、m及びnは0よりも大きい整数であり、m≦nであり、nはNよりも遥かに小さい。
各スライディングウィンドウ内の周波数領域測定信号の位相を線形なものとみなすことができ、従って、各スライディングウィンドウ内の周波数領域測定信号の位相を線形フィッティングし、対応する位相フィッティング情報を得ることができ、この位相フィッティング情報は位相線形フィッティング関数を含んでもよく、式φw((L/2)+△L)=φinit+kφ(△L)で示され、ここで、△L=(f−f)/△fres、L/2=f/△fresであり、fは周波数領域測定信号の周波数であり、fはウィンドウ関数の中心周波数であり、△fresは実際の応用における信号の周波数間隔であり、φinitは位相初期値であり、kφはフィッティング勾配であり、φinitとkφはいずれも定数である。従って、スライディングウィンドウ内の周波数領域測定信号の位相に基づいて、対応するφinit及びkφを決定することができ、該スライディングウィンドウに対応する位相フィッティング情報を得ることができる。
以下のサブステップを参照して、各スライディングウィンドウに対応する位相フィッティング情報を決定する。
サブステップ71:各スライディングウィンドウに対して、前記スライディングウィンドウ内の各周波数領域測定信号の位相に基づいて、位相初期値を決定する。
サブステップ72:前記スライディングウィンドウ内の隣接する2つの指定周波数点に対応する周波数領域測定信号の位相差に基づいて、フィッティング勾配を決定する。
サブステップ73:前記位相初期値及びフィッティング勾配に基づいて、前記スライディングウィンドウに対応する位相線形フィッティング関数を決定する。
本願の実施例では、各スライディングウィンドウに対して、前記スライディングウィンドウ内の各周波数領域測定信号の位相に基づいて、位相初期値を決定することができ、前記スライディングウィンドウ内の各周波数領域測定信号に対応する位相の平均値を計算でき、位相の平均値を位相初期値、即ち上記φinitとする。その後、前記スライディングウィンドウ内の隣接する2つの指定周波数点に対応する周波数領域測定信号の位相差に基づいて、フィッティング勾配を決定することができ、任意の隣接する2つの指定周波数点に対応する周波数領域測定信号の位相差の平均値を計算することができ、位相差の平均値をフィッティング勾配、即ち上記kφとする。
本願の一例では、ウィンドウ関数の長さがn*△fであり、スライディングステップがm*△fである場合、毎回ウィンドウをスライディングした後、スライディングウィンドウ内のn個の周波数領域測定信号の位相をフィッティングし、図3eに示すように、nは3、mは1であり、1番目のスライディングウィンドウは1番目の周波数領域測定信号、2番目の周波数領域測定信号及び3番目の周波数領域測定信号に対して位相フィッティングを行うことができ、φinit=(φ(1)+φ(2)+φ(3))/3、kφ=(△φ(1)+△φ(2))/2を得る。同様に、2番目のスライディングウィンドウは2番目の周波数領域測定信号、3番目の周波数領域測定信号及び4番目の周波数領域測定信号に対して位相フィッティングを行うことができ、φinit=(φ(2)+φ(3)+φ(4))/3、kφ=(△φ(2)+△φ(3))/2を得ることができ、以下、同様に、各スライディングウィンドウに対応する位相線形フィッティング関数を得る。
ステップ208:各スライディングウィンドウの位相フィッティング情報に基づいて各スライディングウィンドウに対応する位相校正情報を決定し、各スライディングウィンドウの位相校正情報を使用して指定周波数帯域における位相校正情報を形成する。
その後、ルックアップテーブル、座標回転デジタルコンピュータ(Coordinate Rotation Digital Computer、CORDIC)等の方式によって、各スライディングウィンドウの位相フィッティング情報を決定し、各スライディングウィンドウに対応する位相校正情報を決定し、例えば、p番目のスライディングウィンドウに対応する位相線形フィッティング関数φw((L/2)+△L)=φinit+kφ(△L)の場合、p番目のスライディングウィンドウに対応する位相校正情報はw((L/2)+△L)=exp(−j*φw((L/2)+△L))であってもよく、ここで、pは0超え(N−n)/m以下の整数である。その後、各スライディングウィンドウの位相校正情報を使用して指定周波数帯域における位相校正情報を形成し、例えば、指定周波数帯域における位相校正情報は{w((L/2)+△L)、w((L/2)+△L)、w((L/2)+△L)、…、w(N−n)/m((L/2)+△L)}を含む。
本願の1つの選択的な実施例では、送信機が指定周波数帯域内の実際信号を送信すると、受信機は指定周波数帯域に対応する位相校正情報に基づいて、指定周波数帯域内の各周波数点に対応する位相校正係数を計算し、さらに各周波数点に対応する位相校正係数に基づいて、受信した信号に対して位相校正を行うことができる。各周波数点に対応する位相校正係数を計算する過程では、指定周波数帯域の帯域幅の縁にあるスライディングウィンドウに対して、該スライディングウィンドウの上縁又は下縁に近い(n+m)/2*△f個の周波数点に対応する位相校正係数を計算する必要があり、指定周波数帯域の帯域幅の縁ではない部位にあるスライディングウィンドウに対して、該スライディングウィンドウの中間のm*△f個の周波数点に対応する位相校正係数を計算する。図3fに示すように、実際信号に対応する周波数領域実際シーケンスの各周波数点の位相校正係数を計算し、ここで、n=3、m=1であり、従って、1番目のスライディングウィンドウは上縁に近い2*△f=8*fres個の周波数点に対応する位相校正係数を計算し、2番目のスライディングウィンドウは中間の△f=4*fres個の周波数点に対応する位相校正係数を計算し、…、最後のスライディングウィンドウは下縁に近い2*△f=8*fres個の周波数点に対応する位相校正係数を計算する。
本願の実施例では、受信機は測定信号を受信した後、まず、前記測定信号に対して周波数領域変換を行い、周波数領域測定シーケンスを得て、その後、各周波数領域測定信号に対応する位相をそれぞれ決定し、隣接する2つの指定周波数点に対応する周波数領域測定信号間の位相差を決定する。さらに、位相フィッティング過程では、前記位相、位相差及びウィンドウ関数に基づいて、前記周波数領域測定シーケンスに対してスライディングウィンドウ式位相フィッティングを行い、各スライディングウィンドウに対応する位相フィッティング情報を得る。ここで、各スライディングウィンドウは指定周波数帯域中の1つのサブ周波数帯域に対応し、それにより毎回サブ周波数帯域における位相に対して位相フィッティングを行うことを実現した。その後、さらに各スライディングウィンドウの位相フィッティング情報に基づいて各スライディングウィンドウに対応する位相校正情報を決定し、各スライディングウィンドウの位相校正情報を使用して指定周波数帯域における位相校正情報を形成する。即ち、各サブ周波数帯域の位相校正情報を使用して指定周波数帯域の位相校正情報を形成する。各サブ周波数帯域における位相が指定周波数帯域全体における位相よりも線形であるため、従来技術で指定周波数帯域全体を1回フィッティングすることに比べて、本願の実施例はフィッティング誤差を減少させ、位相校正の精度を向上させることができる。
さらに、本願の実施例では、周波数領域測定シーケンス中の各周波数領域測定信号に対応する周波数領域チャネル応答の位相に基づいて、各周波数領域測定信号に対応する位相、及び隣接する2つの指定周波数点に対応する周波数領域測定信号間の位相差を決定することができ、各周波数領域測定信号に対応する周波数領域チャネル応答の位相を決定する過程では、各周波数領域チャネル応答に対してそれぞれ時間領域変換を行い、対応する時間領域関数を得て、各時間領域関数に対してそれぞれウィンドウイングノイズ抑制処理を行い、ウィンドウイングノイズ抑制処理後の各時間領域関数に対してそれぞれ周波数領域変換を行い、各周波数領域関数を得て、各周波数領域関数に対応する位相を計算することができる。さらに周波数領域チャネル応答関数に対してウィンドウイングノイズ抑制を行うことによって、各周波数領域チャネル応答に対応する位相の正確性を向上させ、それにより位相校正の精度をさらに向上させる。
なお、方法実施例について、簡単な説明のために、一連の動作の組合せとして説明されているが、当業者であれば、本願の実施例は説明される動作の順序に制限されるものではなく、本願の実施例に基づいて、いくつかのステップをほかの順序で又は同時に行ってもよいことを理解すべきである。また、当業者であれば、明細書に説明される実施例はいずれも好適実施例であり、係る動作は必ずしも本願の実施例に必須なものではないことも理解すべきである。
図4に示すように、本願における位相測定精度を向上させる装置の実施例の構造ブロック図であり、具体的には、
測定信号を受信するように構成される信号受信モジュール401であって、前記測定信号は周波数領域校正シーケンスに従って生成され、前記周波数領域校正シーケンスはN個の周波数領域校正信号を含み、各周波数領域校正信号は1つの指定周波数点に対応し、前記指定周波数点は指定周波数帯域に属し、Nは1よりも大きい整数である信号受信モジュール401と、
前記測定信号に対して周波数領域変換を行い、周波数領域測定シーケンスを得るように構成される周波数領域変換モジュール402であって、前記周波数領域測定シーケンスはN個の周波数領域測定信号を含み、各周波数領域測定信号は1つの指定周波数点に対応する周波数領域変換モジュール402と、
各周波数領域測定信号に対応する位相をそれぞれ決定し、隣接する2つの指定周波数点に対応する周波数領域測定信号間の位相差を決定するように構成される位相決定モジュール403と、
前記位相、位相差及びウィンドウ関数に基づいて、前記周波数領域測定シーケンスに対してスライディングウィンドウ式位相フィッティングを行い、各スライディングウィンドウに対応する位相フィッティング情報を得るように構成される位相フィッティングモジュール404と、
各スライディングウィンドウの位相フィッティング情報に基づいて各スライディングウィンドウに対応する位相校正情報を決定し、各スライディングウィンドウの位相校正情報を使用して指定周波数帯域における位相校正情報を形成するように構成される校正情報決定モジュール405と、を含んでもよい。
図5に示すように、本願における別の位相測定精度を向上させる装置の実施例の構造ブロック図である。
本願の別の実施例では、前記位相フィッティングモジュール404は、
ウィンドウ関数を使用して、設定されたスライディングステップで前記周波数領域測定シーケンスをスライディングするように構成されるスライディングモジュール4041と、
スライディングするたびに対応するスライディングウィンドウを得た後、前記位相及び位相差に基づいて各スライディングウィンドウ内の各周波数領域測定信号の位相を線形フィッティングし、各スライディングウィンドウの位相フィッティング情報を得るように構成される位相フィッティングモジュール4042と、を含む。
本願の別の実施例では、前記位相フィッティング情報は位相線形フィッティング関数を含み、
前記位相フィッティングモジュール4042は、具体的には、前記スライディングウィンドウ内の各周波数領域測定信号に対応する周波数領域測定信号の位相に基づいて、位相初期値を決定し、前記スライディングウィンドウ内の隣接する2つの指定周波数点に対応する周波数領域測定信号の位相差に基づいて、フィッティング勾配を決定し、前記位相初期値及びフィッティング勾配に基づいて、前記スライディングウィンドウに対応する位相線形フィッティング関数を決定するように構成される。
本願の別の実施例では、前記位相決定モジュール403は、
前記周波数領域測定シーケンスに対してチャネル推定を行い、各周波数領域測定信号に対応する周波数領域チャネル応答を得るように構成されるチャネル推定モジュール4031であって、各周波数領域チャネル応答は1つの指定周波数点に対応するチャネル推定モジュール4031と、
各周波数領域チャネル応答に対応する位相を決定するように構成される応答位相モジュール4032と、
各周波数領域チャネル応答に対応する位相に基づいて、各周波数領域測定信号に対応する位相及び隣接する2つの指定周波数点に対応する周波数領域測定信号間の位相差を決定するように構成される信号位相決定モジュール4033と、を含む。
本願の別の実施例では、前記応答位相モジュール4032は、具体的には、各周波数領域チャネル応答に対してそれぞれ時間領域変換を行い、対応する時間領域関数を得て、各時間領域関数に対してそれぞれウィンドウイングノイズ抑制処理を行い、ウィンドウイングノイズ抑制処理後の各時間領域関数に対してそれぞれ周波数領域変換を行い、各周波数領域関数を得て、各周波数領域関数に対応する位相を計算するように構成される。
本願の実施例では、受信機は測定信号を受信した後、まず、前記測定信号に対して周波数領域変換を行い、周波数領域測定シーケンスを得て、その後、各周波数領域測定信号に対応する位相をそれぞれ決定し、隣接する2つの指定周波数点に対応する周波数領域測定信号間の位相差を決定する。さらに、位相フィッティング過程では、前記位相、位相差及びウィンドウ関数に基づいて、前記周波数領域測定シーケンスに対してスライディングウィンドウ式位相フィッティングを行い、各スライディングウィンドウに対応する位相フィッティング情報を得る。各スライディングウィンドウは指定周波数帯域中の1つのサブ周波数帯域に対応し、それにより毎回サブ周波数帯域における位相に対して位相フィッティングを行うことを実現した。その後、さらに各スライディングウィンドウの位相フィッティング情報に基づいて各スライディングウィンドウに対応する位相校正情報を決定し、各スライディングウィンドウの位相校正情報を使用して指定周波数帯域における位相校正情報を形成する。即ち、各サブ周波数帯域の位相校正情報を使用して指定周波数帯域の位相校正情報を形成する。各サブ周波数帯域における位相が指定周波数帯域全体における位相よりも線形であるため、従来技術で指定周波数帯域全体を1回フィッティングすることに比べて、本願の実施例はフィッティング誤差を減少させ、位相校正の精度を向上させることができる。
装置実施例について、方法実施例とほぼ同様であるため、説明が簡単であり、関連部分は方法実施例の関連説明を参照すればよい。
以上説明された装置実施例は単に例示的なものであり、分離部材として説明されたユニットは物理的に分離しているものであってもよく、物理的に分離しているものでなくてもよく、ユニットとして表示される部材は物理ユニットであってもよく物理ユニットでなくてもよく、即ち、1つの場所に位置してもよく、複数のネットワークユニットに分散してもよい。実際の必要に応じて一部又は全部のモジュールを選択して本実施例の技術案の目的を実現することができる。当業者は創造的な労働をせずに理解して実施することができる。
本願の各部材の実施例はハードウェアによって実現されてもよく、1つ又は複数のプロセッサで実行されるソフトウェアモジュールによって実現されてもよく、それらの組み合わせによって実現されてもよい。当業者であれば、実践ではマイクロプロセッサ又はデジタル信号プロセッサ(DSP)を使用して本願の実施例に係るコンピューティング処理機器におけるいくつか又は全部の部材のいくつか又は全部の機能を実現できることを理解できる。本願はさらにここで説明された方法の一部又は全部を実行するための機器又は装置プログラム(例えば、コンピュータプログラム及びコンピュータプログラム製品)として実現されてもよい。このような実現では、本願のプログラムはコンピュータ読み取り可能な媒体に記憶され、又は1つ又は複数の信号の形態を有するようにしてもよい。このような信号はインターネットのウェブサイトからダウンロードされ、又はキャリア信号から提供され、又は任意のほかの形態で提供されるようにしてもよい。
例えば、図6は本願に係る方法を実現できるコンピューティング処理機器を示す。該コンピューティング処理機器は一般には、プロセッサ1010、及びメモリ1020の形態とするコンピュータプログラム製品又はコンピュータ読み取り可能な媒体を含む。メモリ1020は、例えばフラッシュメモリ、EEPROM(電気的消去可能プログラマブル読み出し専用メモリ)、EPROM、ハードディスク又はROMのような電子メモリであってもよい。メモリ1020は上記方法の任意のステップを実行するプログラムコード1031用の保存領域1030を有する。例えば、プログラムコード用の保存領域1030はそれぞれ上記方法の各種のステップを実現するための各プログラムコード1031を含んでもよい。これらのプログラムコードは1つ又は複数のコンピュータプログラム製品から読み出す又はこの1つ又は複数のコンピュータプログラム製品に書き込むことが可能である。これらのコンピュータプログラム製品は、例えば、ハードディスク、コンパクトディスク(CD)、メモリカード又はフロッピーディスクのようなプログラムコードキャリアを含む。このようなコンピュータプログラム製品は通常、図7に記載の携帯型又は固定型記憶ユニットである。該記憶ユニットは図6のコンピューティング処理機器のメモリ1020と同様に配置される記憶セグメント、保存領域等を有してもよい。プログラムコードは、例えば適切な形式で圧縮されてもよい。通常、記憶ユニットはコンピュータ読み取り可能なコード1031’、すなわち、例えば1010のようなプロセッサにより読み取り可能なコードを含み、これらのコードがコンピューティング処理機器で実行されると、該コンピューティング処理機器に上記方法の各ステップを実行させる。
本明細書に記載の「1つの実施例」、「実施例」又は「1つ又は複数の実施例」は、実施例を参照して説明される特定の特徴、構造又は特性が本願の少なくとも1つの実施例に含まれることを意味する。なお、ここで、「1つの実施例では」という例は必ずしも同一実施例を指さない。
ここで提供される明細書には、大量の詳細が説明されている。しかし、本願の実施例はこれらの詳細がなくても実施できることを理解すべきである。いくつかの例では、本明細書の理解を曖昧にすることを回避するために、公知の方法、構造及び技術が詳細に開示されていない。
請求の範囲では、括弧の間にある符号は請求項を制限するものではない。「含む」という単語は請求項にリストされていない要素又はステップを排除しない。要素の前にある「一」又は「1つ」という単語は複数の該当要素を含むことを排除しない。本願は、複数の異なる要素を含むハードウェア及び適切にプログラミングされたコンピュータを介して実現されてもよい。複数の装置のユニットを例示した請求の範囲では、これらの装置のうちの複数は同一のハードウェアアイテムによって具体的に具現化できる。第1、第2、及び第3等の単語の使用は順序を示すものではない。これらの単語は名称として理解できる。
なお、以上の実施例は単に本願の技術案を説明するものであり、それを制限しない。上記実施例を参照しながら本願を詳細に説明したが、当業者は、上記各実施例に記載の技術案に対して変更を行い、又はその技術的特徴の一部を同等置換することができ、これらの変更や置換は、対応する技術案の本質を本願の各実施例の技術案の精神及び範囲から逸脱させることがない。

Claims (12)

  1. 測定信号を受信するステップであって、前記測定信号は周波数領域校正シーケンスに従って生成され、前記周波数領域校正シーケンスはN個の周波数領域校正信号を含み、各周波数領域校正信号は1つの指定周波数点に対応し、前記指定周波数点は指定周波数帯域に属し、Nは1よりも大きい整数であるステップと、
    前記測定信号に対して周波数領域変換を行い、周波数領域測定シーケンスを得るステップであって、前記周波数領域測定シーケンスはN個の周波数領域測定信号を含み、各周波数領域測定信号は1つの指定周波数点に対応するステップと、
    各周波数領域測定信号に対応する位相をそれぞれ決定し、隣接する2つの指定周波数点に対応する周波数領域測定信号間の位相差を決定するステップと、
    前記位相、位相差及びウィンドウ関数に基づいて、前記周波数領域測定シーケンスに対してスライディングウィンドウ式位相フィッティングを行い、各スライディングウィンドウに対応する位相フィッティング情報を得るステップと、
    各スライディングウィンドウの位相フィッティング情報に基づいて各スライディングウィンドウに対応する位相校正情報を決定し、各スライディングウィンドウの位相校正情報を使用して指定周波数帯域における位相校正情報を形成するステップと、を含むことを特徴とする位相測定精度を向上させる方法。
  2. 前記位相、位相差及びウィンドウ関数に基づいて、前記周波数領域測定シーケンスに対してスライディングウィンドウ式位相フィッティングを行い、各スライディングウィンドウに対応する位相フィッティング情報を得る前記ステップは、
    ウィンドウ関数を使用して、設定されたスライディングステップで前記周波数領域測定シーケンスをスライディングするステップと、
    スライディングするたびに対応するスライディングウィンドウを得た後、前記位相及び位相差に基づいて前記スライディングウィンドウ内の各周波数領域測定信号の位相を線形フィッティングし、各スライディングウィンドウの位相フィッティング情報を得るステップと、を含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 前記位相フィッティング情報は位相線形フィッティング関数を含み、
    前記位相及び位相差に基づいて前記スライディングウィンドウ内の各周波数領域測定信号の位相を線形フィッティングし、各スライディングウィンドウの位相フィッティング情報を得る前記ステップは、
    前記スライディングウィンドウ内の各周波数領域測定信号に対応する周波数領域測定信号の位相に基づいて、位相初期値を決定するステップと、
    前記スライディングウィンドウ内の隣接する2つの指定周波数点に対応する周波数領域測定信号の位相差に基づいて、フィッティング勾配を決定するステップと、
    前記位相初期値及びフィッティング勾配に基づいて、前記スライディングウィンドウに対応する位相線形フィッティング関数を決定するステップと、を含むことを特徴とする請求項2に記載の方法。
  4. 各周波数領域測定信号に対応する位相をそれぞれ決定し、隣接する2つの指定周波数点に対応する周波数領域測定信号間の位相差を決定する前記ステップは、
    前記周波数領域測定シーケンスに対してチャネル推定を行い、各周波数領域測定信号に対応する周波数領域チャネル応答を得るステップであって、各周波数領域チャネル応答は1つの指定周波数点に対応するステップと、
    各周波数領域チャネル応答に対応する位相を決定するステップと、
    各周波数領域チャネル応答に対応する位相に基づいて、各周波数領域測定信号に対応する位相及び隣接する2つの指定周波数点に対応する周波数領域測定信号間の位相差を決定するステップと、を含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  5. 各周波数領域チャネル応答に対応する位相を決定する前記ステップは、
    各周波数領域チャネル応答に対してそれぞれ時間領域変換を行い、対応する時間領域関数を得るステップと、
    各時間領域関数に対してそれぞれウィンドウイングノイズ抑制処理を行うステップと、
    ウィンドウイングノイズ抑制処理後の各時間領域関数に対してそれぞれ周波数領域変換を行い、各周波数領域関数を得るステップと、
    各周波数領域関数に対応する位相を計算するステップと、を含むことを特徴とする請求項4に記載の方法。
  6. 測定信号を受信するように構成される信号受信モジュールであって、前記測定信号は周波数領域校正シーケンスに従って生成され、前記周波数領域校正シーケンスはN個の周波数領域校正信号を含み、各周波数領域校正信号は1つの指定周波数点に対応し、前記指定周波数点は指定周波数帯域に属し、Nは1よりも大きい整数である信号受信モジュールと、
    前記測定信号に対して周波数領域変換を行い、周波数領域測定シーケンスを得るように構成される周波数領域変換モジュールであって、前記周波数領域測定シーケンスはN個の周波数領域測定信号を含み、各周波数領域測定信号は1つの指定周波数点に対応する周波数領域変換モジュールと、
    各周波数領域測定信号に対応する位相をそれぞれ決定し、隣接する2つの指定周波数点に対応する周波数領域測定信号間の位相差を決定するように構成される位相決定モジュールと、
    前記位相、位相差及びウィンドウ関数に基づいて、前記周波数領域測定シーケンスに対してスライディングウィンドウ式位相フィッティングを行い、各スライディングウィンドウに対応する位相フィッティング情報を得るように構成される位相フィッティングモジュールと、
    各スライディングウィンドウの位相フィッティング情報に基づいて各スライディングウィンドウに対応する位相校正情報を決定し、各スライディングウィンドウの位相校正情報を使用して指定周波数帯域における位相校正情報を形成するように構成される校正情報決定モジュールと、を含むことを特徴とする位相測定精度を向上させる装置。
  7. 前記位相フィッティングモジュールは、
    ウィンドウ関数を使用して、設定されたスライディングステップで前記周波数領域測定シーケンスをスライディングするように構成されるスライディングモジュールと、
    スライディングするたびに対応するスライディングウィンドウを得た後、前記位相及び位相差に基づいて各スライディングウィンドウ内の各周波数領域測定信号の位相を線形フィッティングし、各スライディングウィンドウの位相フィッティング情報を得るように構成される位相フィッティングモジュールと、を含むことを特徴とする請求項6に記載の装置。
  8. 前記位相フィッティング情報は位相線形フィッティング関数を含み、
    前記位相フィッティングモジュールは、具体的には、前記スライディングウィンドウ内の各周波数領域測定信号に対応する周波数領域測定信号の位相に基づいて、位相初期値を決定し、前記スライディングウィンドウ内の隣接する2つの指定周波数点に対応する周波数領域測定信号の位相差に基づいて、フィッティング勾配を決定し、前記位相初期値及びフィッティング勾配に基づいて、前記スライディングウィンドウに対応する位相線形フィッティング関数を決定するように構成されることを特徴とする請求項7に記載の装置。
  9. 前記位相決定モジュールは、
    前記周波数領域測定シーケンスに対してチャネル推定を行い、各周波数領域測定信号に対応する周波数領域チャネル応答を得るように構成されるチャネル推定モジュールであって、各周波数領域チャネル応答は1つの指定周波数点に対応するチャネル推定モジュールと、
    各周波数領域チャネル応答に対応する位相を決定するように構成される応答位相モジュールと、
    各周波数領域チャネル応答に対応する位相に基づいて、各周波数領域測定信号に対応する位相及び隣接する2つの指定周波数点に対応する周波数領域測定信号間の位相差を決定するように構成される信号位相決定モジュールと、を含むことを特徴とする請求項6に記載の装置。
  10. 前記応答位相モジュールは、具体的には、各周波数領域チャネル応答に対してそれぞれ時間領域変換を行い、対応する時間領域関数を得て、各時間領域関数に対してそれぞれウィンドウイングノイズ抑制処理を行い、ウィンドウイングノイズ抑制処理後の各時間領域関数に対してそれぞれ周波数領域変換を行い、各周波数領域関数を得て、各周波数領域関数に対応する位相を計算するように構成されることを特徴とする請求項9に記載の装置。
  11. コンピューティング処理機器で実行されると、前記コンピューティング処理機器に、請求項1〜5のいずれか一項に記載の位相測定精度を向上させる方法を実行させるコンピュータ読み取り可能なコードを含むコンピュータプログラム。
  12. 請求項11に記載のコンピュータプログラムが記憶されるコンピュータ読み取り可能な媒体。
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