JP5129832B2 - 干渉波電力測定装置及び干渉波電力測定方法並びにsir測定装置及びsir測定方法 - Google Patents

干渉波電力測定装置及び干渉波電力測定方法並びにsir測定装置及びsir測定方法 Download PDF

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本発明は、OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing:直交周波数分割多重)信号を用いた移動通信システムにおいて干渉波信号の電力を測定する干渉波電力測定装置及び干渉波電力測定方法並びにSIR測定装置及びSIR測定方法に関する。
近年、携帯電話等の移動体通信網システムの通信方式として直交周波数変調方式が採用されている。例えば、3GPP(3rd Generation Partnership Project)のLTE(Long Term Evolution)規格では、下り方向、すなわち基地局から移動局に向かう方向の通信方式としてOFDM信号を用いたOFDMA(Orthogonal Frequency Division Multiplexing Access:直交周波数分割多元接続)方式が採用されている。
移動体通信網システムでは、電話サービス地域内に互いに近接して多数の基地局が設置されている。電話サービス地域内における各地点において、各基地局からの電波を測定して、該当地点の電波状態を評価することは、新規に基地局を設置したり、設置済みの基地局を維持管理したりする際に非常に重要なことである。具体的には、移動体通信網システムではマルチパス障害やフェージングの影響を受け易いので、実際に基地局から発射された電波を、例えば、車載の測定装置によって受信し、SIR(Signal to Interference Ratio:希望波電力対干渉波電力比)等を測定することにより、サービスエリアの特定や確認を行う作業が行われる。
一般に、OFDM信号を用いた移動体通信網システムにおいては、時間軸方向及び周波数軸方向に離散的に配置されたパイロットシンボルを用いてSIRを推定する手法がとられる。しかしながら、遅延波の存在するマルチパス環境下では、互いに異なる周波数に存在するパイロットシンボル間の複素振幅相関が低くなるため、SIRを正確に測定することができないという課題があった。
この課題の解決を図る手法としては、例えば、非特許文献1に開示されたSIR測定方法が知られている。このSIR測定法において、干渉波電力は以下の手順で求められる。
(1)FFT処理により復調した同一時間の周波数の信号をIFFT処理して時間領域の信号に変換し、遅延プロファイルに相当する信号を得る。
(2)遅延プロファイルに相当する信号を、ある一定の時間幅を持つ分割ウィンドウを用いて分割し、遅延波の影響が除去された信号を得る。
(3)遅延波の影響が除去された信号をFFT処理して周波数領域の信号を得る。
(4)上記(3)で得られた周波数領域の信号に対し、サブキャリア補正及び干渉波電力補正を適用して干渉波電力を求める。
鈴木基紹、他著「OFDMシステムにおけるマルチパス環境下の高精度SIR測定方法の検討」電子情報通信学会、信学技報、A・P2008−165、pp.91−96
しかしながら、非特許文献1に開示された従来の干渉波電力の測定方法では、前述のように比較的複雑な演算を行う構成となっているので、演算量が膨大となってしまうという課題があった。その結果、従来の測定方法を採用した測定装置では、干渉波電力の演算に多大な時間を要してしまい、リアルタイムでの測定が困難となるとともに、消費電力が増大してしまうこととなる。特に、携帯型の測定装置では、バッテリ駆動方式のため、消費電力の増大は回避すべき課題であった。
本発明は、前述のような事情に鑑みてなされたものであり、比較的少ない演算量で干渉波電力を求めることができる干渉波電力測定装置及び干渉波電力測定方法並びにSIR測定装置及びSIR測定方法を提供することを目的とする。
本発明の請求項1に係る干渉波電力測定装置は、既知のパイロットシンボルを含む希望波信号成分と、この希望波信号成分に対して干渉する干渉波信号成分と、を含む信号を受信して前記干渉波信号成分の電力を測定する干渉波電力測定装置において、受信した受信波信号を時間領域の信号から周波数領域の信号に変換するフーリエ変換手段(13)と、前記受信波信号に含まれる受信パイロットシンボルの信号値と前記既知のパイロットシンボルの信号値との相関値を前記受信パイロットシンボルの受信時刻順及び周波数の低い順に算出する相関値算出手段(22)と、前記相関値算出手段が算出した第1時刻における第1周波数の相関値と前記第1時刻の1つ前の第2時刻における前記第1周波数の相関値との差分である第1差分と、前記第1時刻における前記第1周波数の1つ前の第2周波数の相関値と前記第2時刻における前記第2周波数の相関値との差分である第2差分との差分を示す差分相関値を算出する差分相関値算出手段(15)と、前記差分相関値の絶対値の二乗を積算した結果に基づいて前記干渉波信号成分の電力を算出する干渉波電力算出手段(16)と、を備えた構成を有している。
この構成により、本発明の請求項1に係る干渉波電力測定装置は、差分相関値の絶対値の二乗を積算して干渉波信号成分の電力を算出することにより、比較的少ない演算量で干渉波電力を求めることができる。
また、本発明の請求項2に係る干渉波電力測定装置は、前記干渉波電力算出手段は、次式に基づいて前記干渉波信号成分の電力の平均値Pを算出するものであり、
Figure 0005129832
ここで、N(Nは0以上の整数)は前記時間軸方向の受信パイロットシンボルの番号、M(Mは0以上の整数)は前記周波数軸方向の受信パイロットシンボルの番号、Rnmはn(n=1〜N)とm(m=1〜M)とで表した受信パイロットシンボルの相関値を示す構成を有している。
この構成により、本発明の請求項2に係る干渉波電力測定装置は、上式[数1]に基づいて比較的少ない演算量で干渉波電力を求めることができる。
本発明の請求項3に係るSIR測定装置は、請求項1又は請求項2に記載の干渉波電力測定装置と、前記受信パイロットシンボルの受信電力を算出する受信電力算出手段(17)と、前記干渉波信号成分の電力と前記受信パイロットシンボルの受信電力との比に基づいて希望波電力と干渉波電力との比を算出するSIR算出手段(18)と、を備えた構成を有している。
この構成により、本発明の請求項3に係るSIR測定装置は、比較的少ない演算量でSIRを求めることができる。
本発明の請求項4に係る干渉波電力測定方法は、既知のパイロットシンボルを含む希望波信号成分と、この希望波信号成分に対して干渉する干渉波信号成分と、を含む信号を受信して前記干渉波信号成分の電力を測定する干渉波電力測定方法において、受信した受信波信号を時間領域の信号から周波数領域の信号に変換するフーリエ変換ステップと、前記受信波信号に含まれる受信パイロットシンボルの信号値と前記既知のパイロットシンボルの信号値との相関値を前記受信パイロットシンボルの受信時刻順及び周波数の低い順に算出する相関値算出ステップと、前記相関値算出ステップにおいて算出した第1時刻における第1周波数の相関値と前記第1時刻の1つ前の第2時刻における前記第1周波数の相関値との差分である第1差分と、前記第1時刻における前記第1周波数の1つ前の第2周波数の相関値と前記第2時刻における前記第2周波数の相関値との差分である第2差分との差分を示す差分相関値を算出する差分相関値算出ステップと、前記差分相関値の絶対値の二乗を積算した結果に基づいて前記干渉波信号成分の電力を算出する干渉波電力算出ステップと、を含む構成を有している。
この構成により、本発明の請求項4に係る干渉波電力測定方法は、差分相関値の絶対値の二乗を積算して干渉波信号成分の電力を算出することにより、比較的少ない演算量で干渉波電力を求めることができる。
また、本発明の請求項5に係る干渉波電力測定方法は、前記干渉波電力算出ステップにおいて、次式に基づいて前記干渉波信号成分の電力の平均値Pを算出し、
Figure 0005129832
ここで、N(Nは0以上の整数)は前記時間軸方向の受信パイロットシンボルの番号、M(Mは0以上の整数)は前記周波数軸方向の受信パイロットシンボルの番号、Rnmはn(n=1〜N)とm(m=1〜M)とで表した受信パイロットシンボルの相関値を示す構成を有している。
この構成により、本発明の請求項5に係る干渉波電力測定方法は、上式[数2]に基づいて比較的少ない演算量で干渉波電力を求めることができる。
本発明の請求項6に係るSIR測定方法は、請求項4又は請求項5に記載の干渉波電力測定方法における各ステップと、前記受信パイロットシンボルの受信電力を算出する受信電力算出ステップと、前記干渉波信号成分の電力と前記受信パイロットシンボルの受信電力との比に基づいて希望波電力と干渉波電力との比を算出するSIR算出ステップと、を含む構成を有している。
この構成により、本発明の請求項6に係るSIR測定方法は、比較的少ない演算量でSIRを求めることができる。
本発明は、比較的少ない演算量で干渉波電力を求めることができるという効果を有する干渉波電力測定装置及び干渉波電力測定方法並びにSIR測定装置及びSIR測定方法を提供することができるものである。
本発明に係るSIR測定装置の一実施形態における適用例の説明図である。 本発明に係るSIR測定装置の一実施形態において、受信したOFDM信号に含まれるパイロットシンボル及びデータシンボルの配置を模式的に表した図である。 本発明に係るSIR測定装置の一実施形態において、干渉波が無い環境で求めた相関値Rnmのレベル変動を示すグラフである。 本発明に係るSIR測定装置の一実施形態における構成を示すブロック図である。 本発明に係るSIR測定装置の一実施形態において、第1相関回路から差分積算部までの動作例の説明図である。
以下、本発明の実施形態について図面を用いて説明する。
図1に示すように、本実施形態におけるSIR測定装置10は、移動体通信網システム1におけるSIRを測定するものである。具体的には、測定者は、SIR測定装置10を測定車2に搭載して、複数の基地局3が設置された電話サービス地域内を移動しながら、各地点で各基地局3のアンテナ4からの電波5を受信し、該当地点におけるSIRを測定する。
次に、本実施形態におけるSIR測定装置10の構成を説明する前に、SIR測定装置10が算出する干渉波電力の算出原理について説明する。
図2は、受信した1フレームのOFDM信号に対し、FFT(Fast Fourier Transform:高速フーリエ変換)処理した後の信号を模式的に表したものであって、太線のブロックはパイロットシンボルを示し、その他のブロックはデータシンボルを示している。また、横軸方向は時間軸を示し、縦軸方向は周波数軸を示している。なお、OFDM信号を受信したSIR測定装置10側では、パイロットシンボルの配置位置、振幅及び位相は既知であるとする。
図2に示すように、受信したパイロットシンボルの信号値をSNMで表す。ここで、Nは、パイロットシンボルの受信時刻ごとに付与した"0"以上の整数であって、Nが大きいほど受信時刻が遅いことを示している。また、Mは、ある受信時刻における周波数軸上の位置を示す"0"以上の整数であって、Mが大きいほど周波数が高いことを示している。以下、Nの任意の位置をn(=0〜N)、Mの任意の位置をm(=0〜M)で表す。また、Snmのパイロットシンボルに対し、Sn−1mのパイロットシンボルを受信時刻が「1つ前」のパイロットシンボルという。また、Snmのパイロットシンボルに対し、Snm−1のパイロットシンボルを周波数が「1つ前」のパイロットシンボルという。
次に、受信したパイロットシンボルSNMの既知信号をCNMとし、SNMに対応させたデータとして予め用意しておく。時間軸n、周波数軸mの位置におけるパイロットシンボルSnmと、既知信号Cnmの複素共役との相関値Rnmは、次式[数3]により算出することができる。ここで、記号"*"は複素共役を示す。
Figure 0005129832
図3は、接続中の基地局以外の他の基地局からの干渉波が無い環境で移動しながらOFDM信号を受信した際の相関値Rnmのレベル変動を求めた結果を示すグラフであって、周波数軸m=1〜25、時間軸(n−1)及び(n)における相関値Rnmのレベル変動を示している。図3に示すように、実際のOFDM信号は、他の基地局からの干渉波が無い場合でもマルチパス障害やフェージングの影響を受けて、周波数軸、時間軸に沿って変動している。したがって、正しい干渉波電力を測定するためには、マルチパス障害やフェージングの影響を除去する必要がある。
本発明の発明者は、図3において、時間軸(n−1)の測定データと、時間軸(n)の測定データとでは、周波数軸(m)ごとに相関値Rnmのレベルは互いに異なっているが、両者とも同様な変動をしており、両者間の差がほぼ一定とみなせることに着目した。そして、干渉波が無い場合において、時間軸上及び周波数軸上で互いに隣接する相関値Rnm間の変化量、すなわち、Rn−1mからRnmまでの変化量と、Rn−1m−1からRnm−1までの変化量とが同じであると仮定することができれば、次式[数4]により平均干渉波電力Pを求める式が成立することを見出した。
Figure 0005129832
以下、平均干渉波電力Pが上式[数4]により求まることの証明を行う。
干渉波信号成分を考慮した場合の相関値Rnmは、次式[数5]に示すように、干渉波信号成分を含まない相関値Pnmと、干渉波信号Inmとの和で表すことができる。
Figure 0005129832
次に、Rn−1mからRnmまでの変化量と、Rn−1m−1からRnm−1までの変化量との差の絶対値を二乗した値は、上式[数5]を用いて次式[数6]で得られる。
Figure 0005129832
ここで、前述のように、Rn−1mからRnmまでの変化量と、Rn−1m−1からRnm−1までの変化量とが同じであると仮定しているので、次式[数7]が成立する。
Figure 0005129832
したがって、次式[数8]が得られる。
Figure 0005129832
ここで、右辺の絶対値の二乗を求めるには、右辺の||内の各項にその複素共役を掛け合わせればよいので、次式[数9]が得られる。
Figure 0005129832
上式[数9]の最終式において、第1項から第4項までは、時間軸(n)、時間軸(n−1)における干渉波信号成分とその複素共役とを乗算したものなので相関がとれ、干渉波信号成分の電力(干渉波電力)を表している。
一方、上式[数9]の最終式において、第5項以降は無相関な干渉波信号成分の積を足し合わせたものなので、ある程度足し合わせれば、第5項以降の合計は"0"に収束するため、第5項以降は無視することができる。よって、次式[数10]が得られる。
Figure 0005129832
前述のように、右辺は干渉波電力を表しているので、上式[数10]の左辺について、n=1〜N、m=1〜Mの範囲で積算して平均化すれば、平均干渉波電力Pを算出することができる。
ここで、上式[数10]で求まる干渉波電力は、右辺に示すように、パイロットシンボル4個分に相当する干渉波電力であるので、1個あたりの平均干渉波電力は1/4倍する必要がある。さらに、上式[数10]の左辺の値を、n=1〜N、m=1〜Mの範囲で積算するので、1個あたりの平均干渉波電力は1/(NM)倍する必要がある。すなわち、平均干渉波電力Pは、前述の式[数4]によって算出できることが証明された。
次に、本実施形態におけるSIR測定装置10の構成について説明する。
図4に示すように、本実施形態におけるSIR測定装置10は、受信アンテナ11、受信部12、FFT部13、相関部20、遅延部14、比較部15、差分積算部16、平均受信電力算出部17、SIR算出部18、表示部19を備えている。ここで、相関部20は、既知信号記憶回路21、第1相関回路22、第2相関回路23を備えている。なお、FFT部13、第1相関回路22、比較部15及び差分積算部16は、本発明に係る干渉波電力測定装置を構成する。また、前述の構成において、相関部20、比較部15、差分積算部16、平均受信電力算出部17、SIR算出部18は、CPU及びこのCPUを機能させるためのプログラムを記憶するROM、RAM等で構成できる。
受信アンテナ11は、基地局3(図1参照)から出射されたOFDM信号成分を含むRF(無線周波数)信号の電波を受信し、受信した電波信号を受信部12に出力するようになっている。
受信部12は、受信アンテナ11が受信したRF信号を予め定められた周波数のIF(中間周波数)信号に変換した後、IF信号をアナログ値からデジタル値に変換してFFT部13に出力するようになっている。
FFT部13は、受信部12から出力される時間領域の信号を周波数領域の信号に変換するようになっている。このFFT部13は、本発明に係るフーリエ変換手段を構成する。FFT部13から出力される信号は、前述した図2に示すように、データシンボルの信号成分と、パイロットシンボルの信号成分とを含む。
既知信号記憶回路21は、図2に示したパイロットシンボルSNMの既知信号であるCNMをSNMに対応させたパターンで予め記憶するようになっている。
相関部20において第1相関回路22は、時間軸n、周波数軸mの位置におけるパイロットシンボルSnmと、既知信号Cnmの複素共役との相関値Rnmを前述の式[数3]により算出するようになっている。この第1相関回路22は、本発明に係る相関値算出手段を構成する。
また、第1相関回路22は、算出した相関値Rnmを受信時刻順に比較部15及び遅延部14にそれぞれ出力するようになっている。図2を用いて具体的に説明すると、第1相関回路22は、時間軸n=0である"S00"の列での相関値R00、R01・・・R0Mを算出して出力し、時間軸n=1である"S10"の列での相関値R10、R11・・・R1Mを算出して出力し、時間軸n=2である"S20"の列での相関値R20、R21・・・R2Mを算出して出力し、というように受信時刻順に相関値Rnmを算出し、順次、比較部15及び遅延部14にそれぞれ出力する。
第2相関回路23は、パイロットシンボルSnmと、その複素共役Snm との相関を算出して、次式[数11]により受信電力Pnmを算出するようになっている。また、第2相関回路23は、算出した受信電力Pnmを受信時刻順に、すなわち、前述の第1相関回路22と同様に、平均受信電力算出部17に出力するようになっている。
Figure 0005129832
なお、次式[数12]により受信電力Pnmを求めてもよい。
Figure 0005129832
遅延部14は、第1相関回路22が算出した相関値Rnmを、比較部15と同時に入力し、1タイミング遅らせて比較部15に出力するようになっている。例えば、第1相関回路22が時間軸n=2の相関値R2mを出力したとき、遅延部14は相関値R2mを入力するとともに、受信時刻が1つ前のパイロットシンボルでの相関値R1mを比較部15に出力する。
比較部15は、第1相関回路22が算出した相関値Rnmと、遅延部14からの相関値Rn−1mとを比較して、両者間の差分Dを次式[数13]により算出するようになっている。この比較部15は、本発明に係る差分相関値算出手段を構成する。
Figure 0005129832
上式[数13]に示すように、差分Dは、時刻nにおける周波数mの相関値Rnmと時刻nの1つ前の時刻(n−1)における周波数mの相関値Rn−1mとの差分から、時刻nにおける周波数mの1つ前の周波数(m−1)の相関値Rnm−1と時刻(n−1)における周波数(m−1)の相関値Rn−1m−1との差分を減じたものである。
差分積算部16は、比較部15が算出した差分Dの絶対値を二乗した後、n=1〜N、m=1〜Mの範囲で積算するようになっている。また、差分積算部16は、差分Dの積算値から平均干渉波電力Pを前述の式[数4]により算出するようになっている。この差分積算部16は、本発明に係る干渉波電力算出手段を構成する。
平均受信電力算出部17は、第2相関回路23が算出した受信電力Pnmを受信時刻順に入力し、次式[数14]により平均受信電力Pを算出するようになっている。この平均受信電力算出部17は、本発明に係る受信電力算出手段を構成する。
Figure 0005129832
SIR算出部18は、差分積算部16が算出した平均干渉波電力Pと、平均受信電力算出部17が算出した平均受信電力Pとから次式[数15]により平均希望波受信電力Pを算出するようになっている。
Figure 0005129832
また、SIR算出部18は、平均希望波受信電力Pと平均干渉波電力Pとから次式[数16]によりSIRを算出するようになっている。すなわち、SIR算出部18は、本発明に係るSIR算出手段を構成する。
Figure 0005129832
表示部19は、例えば液晶ディスプレイを備え、SIR算出部18が算出したSIRを表示するようになっている。なお、表示部19に、平均干渉波電力P、平均受信電力P、平均希望波受信電力P等を表示させる構成としてもよい。
次に、本実施形態におけるSIR測定装置10の動作について図1〜図5に基づき説明する。
受信アンテナ11は、基地局3から出射されたOFDM信号成分を含むRF信号の電波を受信し、受信した電波信号を受信部12に出力する。
受信部12は、受信アンテナ11が受信したRF信号を予め定められた周波数のIF信号に変換した後、IF信号をアナログ値からデジタル値に変換してFFT部13に出力する。
FFT部13は、受信部12から出力される時間領域の信号を周波数領域の信号に変換する(フーリエ変換ステップ)。そして、FFT部13は、図2に示したデータシンボルの信号成分と、パイロットシンボルの信号成分とを含む受信信号を、受信時刻順に、相関部20の第1相関回路22及び第2相関回路23にそれぞれ出力する。
第1相関回路22は、受信時刻順に、データシンボルの信号成分と、パイロットシンボルの信号成分とを含む信号を入力するとともに、既知信号記憶回路21から既知信号Cnmを読み出す。そして、第1相関回路22は、パイロットシンボルSnmと、既知信号Cnmの複素共役との相関値Rnmを前述の式[数3]により算出し(相関値算出ステップ)、遅延部14及び比較部15に出力する。
以下、第1相関回路22から差分積算部16までの動作を具体的に説明するため、対象とするパイロットシンボルSnmが、n=0〜3、m=0〜2で構成されるものとする。この場合、第1相関回路22が算出した相関値Rnmは、図5に示すようになる。
すなわち、第1相関回路22は、時間軸(n=0)において、パイロットシンボル"S00、S01、S02"を入力し、既知信号Cnmの複素共役である"C00 、C01 、C02 "とのそれぞれの相関値Rnmを算出する。その結果、第1相関回路22は、時間軸(n=0)における相関値"R00、R01、R02"を得て、遅延部14及び比較部15に出力する。
同様に、第1相関回路22は、時間軸(n=1)における相関値"R10、R11、R12"、時間軸(n=2)における相関値"R20、R21、R22"、時間軸(n=3)における相関値"R30、R31、R32"を得て、遅延部14及び比較部15に出力する。
図5における遅延部14及び比較部15の説明図は、第1相関回路22が、時間軸(n=3)における相関値"R30、R31、R32"を出力した時点を示している。比較部15においては、時間軸(n=3)における相関値"R30、R31、R32"とともに、時間軸(n=3)の1つ前である時間軸(n=2)の相関値"R20、R21、R22"が入力されている。
前述のように、比較部15は、[数13]により差分Dを求めるようになっているので、時間軸(n=3)と(n=2)とにおける差分として[(R31−R21)−(R30−R20)]と、[(R32−R22)−(R31−R21)]とが得られる(差分相関値算出ステップ)。そして、比較部15は、これらの差分のデータを差分積算部16に出力する。
差分積算部16は、既に、比較部15から入力済みの、時間軸(n=1)と(n=0)とにおける差分データ31、時間軸(n=2)と(n=1)とにおける差分データ32を有している。さらに、差分積算部16は、今回、比較部15から入力する時間軸(n=3)と(n=2)とにおける差分データ33を有することとなる。そして、差分積算部16は、差分データ31、32、33に各2つずつ含まれる差分データの絶対値をそれぞれ二乗して積算し、積算値に1/(4NM)を乗じて平均化することによって、平均干渉波電力Pを算出する(干渉波電力算出ステップ)。
図4に戻り、第2相関回路23は、パイロットシンボルSnmと、その複素共役Snm との相関を算出して、前述の式[数11]により受信電力Pnmを算出する。また、第2相関回路23は、算出した受信電力Pnmを受信時刻順に平均受信電力算出部17に出力する。
平均受信電力算出部17は、第2相関回路23が算出した受信電力Pnmを受信時刻順に入力し、前述の式[数14]により平均受信電力Pを算出する。算出された平均受信電力Pのデータは、SIR算出部18に送られる。
SIR算出部18は、差分積算部16が算出した平均干渉波電力Pと、平均受信電力算出部17が算出した平均受信電力Pとから、前述の式[数15]により平均希望波受信電力Pを算出する(受信電力算出ステップ)。また、SIR算出部18は、平均希望波受信電力Pと平均干渉波電力Pとから前述の式[数16]によりSIRを算出する(SIR算出ステップ)。算出されたSIRのデータは、表示部19に送られ表示部19は、SIR算出部18が算出したSIRを表示する。
以上のように、本実施形態におけるSIR測定装置10によれば、比較部15は、[数13]により差分相関値を求め、差分積算部16は、差分相関値の絶対値の二乗を積算したのち干渉波信号成分の電力の平均値を算出する構成としたので、比較的少ない演算量で干渉波電力を求めることができる。
また、本実施形態におけるSIR測定装置10によれば、平均受信電力算出部17は、パイロットシンボルの受信電力の平均値を算出し、SIR算出部18は、干渉波信号成分の電力の平均値とパイロットシンボルの受信電力の平均値との比に基づいて希望波電力と干渉波電力との比であるSIRを算出する構成としたので、比較的少ない演算量でSIRを算出することができる。
また、本実施形態におけるSIR測定装置10は、比較的少ない演算量で干渉波電力及びSIRを求めることができるので、干渉波電力及びSIRの演算時間の短縮化を図ることができる。その結果、SIR測定装置10は、干渉波電力及びSIRのリアルタイム測定を容易に行うことができ、しかも消費電力の低減化を図ることができる。
なお、前述の実施形態において、SIR測定装置10を車載する構成として説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、電話サービス地域内を測定者が歩行移動しながらSIRを測定できる携帯タイプの構成としても同様の効果が得られる。
また、SIR測定装置10が、GPSの位置情報や車速パルス信号等に連動して、SIRを算出するようにしてもよい。
また、前述の実施形態では、受信したパイロットシンボルSnmと、既知信号Cnmの複素共役Cnm との積により、相関値Rnmを算出していたが、受信したパイロットシンボルSnmの複素共役Snm を求め、既知信号Cnmを予め用意しておき、このSnm とCnmとの積により、相関値Rnmを算出する構成としてもよい。
また、前述の実施形態では、差分相関値の絶対値の二乗を積算した後、積算値に1/(4NM)を乗じて算出した平均干渉波電力と、別途算出した平均受信電力との比によりSIRを算出していたが、これ以外の演算でもよい。例えば、差分相関値の絶対値の二乗を積算した値と、平均受信電力に4NMを乗じた値との比によりSIRを算出してもよい。つまり、SIRを求めるにあたっては、干渉波電力に対応する値と、受信電力に対応する値とが、比を算出できるような関係になっていればよい。
以上のように、本発明に係る干渉波電力測定装置及び干渉波電力測定方法並びにSIR測定装置及びSIR測定方法は、比較的少ない演算量で干渉波電力を求めることができるという効果を有し、OFDM信号を用いた移動通信システムにおいて干渉波信号の電力を測定する干渉波電力測定装置及び干渉波電力測定方法並びにSIR測定装置及びSIR測定方法等として有用である。
1 移動体通信網システム
2 測定車
3 基地局
4 アンテナ
5 電波
10 SIR測定装置
11 受信アンテナ
12 受信部
13 FFT部(フーリエ変換手段)
14 遅延部
15 比較部(差分相関値算出手段)
16 差分積算部(干渉波電力算出手段)
17 平均受信電力算出部(受信電力算出手段)
18 SIR算出部(SIR算出手段)
19 表示部
20 相関部
21 既知信号記憶回路
22 第1相関回路(相関値算出手段)
23 第2相関回路
31、32、33 差分データ

Claims (6)

  1. 既知のパイロットシンボルを含む希望波信号成分と、この希望波信号成分に対して干渉する干渉波信号成分と、を含む信号を受信して前記干渉波信号成分の電力を測定する干渉波電力測定装置において、
    受信した受信波信号を時間領域の信号から周波数領域の信号に変換するフーリエ変換手段(13)と、
    前記受信波信号に含まれる受信パイロットシンボルの信号値と前記既知のパイロットシンボルの信号値との相関値を前記受信パイロットシンボルの受信時刻順及び周波数の低い順に算出する相関値算出手段(22)と、
    前記相関値算出手段が算出した第1時刻における第1周波数の相関値と前記第1時刻の1つ前の第2時刻における前記第1周波数の相関値との差分である第1差分と、前記第1時刻における前記第1周波数の1つ前の第2周波数の相関値と前記第2時刻における前記第2周波数の相関値との差分である第2差分との差分を示す差分相関値を算出する差分相関値算出手段(15)と、
    前記差分相関値の絶対値の二乗を積算した結果に基づいて前記干渉波信号成分の電力を算出する干渉波電力算出手段(16)と、を備えたことを特徴とする干渉波電力測定装置。
  2. 前記干渉波電力算出手段は、次式に基づいて前記干渉波信号成分の電力の平均値Pを算出するものであり、
    Figure 0005129832
    ここで、N(Nは0以上の整数)は前記時間軸方向の受信パイロットシンボルの番号、M(Mは0以上の整数)は前記周波数軸方向の受信パイロットシンボルの番号、Rnmはn(n=1〜N)とm(m=1〜M)とで表した受信パイロットシンボルの相関値を示すことを特徴とする請求項1に記載の干渉波電力測定装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の干渉波電力測定装置と、前記受信パイロットシンボルの受信電力を算出する受信電力算出手段(17)と、前記干渉波信号成分の電力と前記受信パイロットシンボルの受信電力との比に基づいて希望波電力と干渉波電力との比を算出するSIR算出手段(18)と、を備えたことを特徴とするSIR測定装置。
  4. 既知のパイロットシンボルを含む希望波信号成分と、この希望波信号成分に対して干渉する干渉波信号成分と、を含む信号を受信して前記干渉波信号成分の電力を測定する干渉波電力測定方法において、
    受信した受信波信号を時間領域の信号から周波数領域の信号に変換するフーリエ変換ステップと、
    前記受信波信号に含まれる受信パイロットシンボルの信号値と前記既知のパイロットシンボルの信号値との相関値を前記受信パイロットシンボルの受信時刻順及び周波数の低い順に算出する相関値算出ステップと、
    前記相関値算出ステップにおいて算出した第1時刻における第1周波数の相関値と前記第1時刻の1つ前の第2時刻における前記第1周波数の相関値との差分である第1差分と、前記第1時刻における前記第1周波数の1つ前の第2周波数の相関値と前記第2時刻における前記第2周波数の相関値との差分である第2差分との差分を示す差分相関値を算出する差分相関値算出ステップと、
    前記差分相関値の絶対値の二乗を積算した結果に基づいて前記干渉波信号成分の電力を算出する干渉波電力算出ステップと、を含むことを特徴とする干渉波電力測定方法。
  5. 前記干渉波電力算出ステップにおいて、次式に基づいて前記干渉波信号成分の電力の平均値Pを算出し、
    Figure 0005129832
    ここで、N(Nは0以上の整数)は前記時間軸方向の受信パイロットシンボルの番号、M(Mは0以上の整数)は前記周波数軸方向の受信パイロットシンボルの番号、Rnmはn(n=1〜N)とm(m=1〜M)とで表した受信パイロットシンボルの相関値を示すことを特徴とする請求項に記載の干渉波電力測定方法。
  6. 請求項4又は請求項5に記載の干渉波電力測定方法における各ステップと、前記受信パイロットシンボルの受信電力を算出する受信電力算出ステップと、前記干渉波信号成分の電力と前記受信パイロットシンボルの受信電力との比に基づいて希望波電力と干渉波電力との比を算出するSIR算出ステップと、を含むことを特徴とするSIR測定方法。
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